JP3621506B2 - Fire catching piece - Google Patents

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JP3621506B2
JP3621506B2 JP09964896A JP9964896A JP3621506B2 JP 3621506 B2 JP3621506 B2 JP 3621506B2 JP 09964896 A JP09964896 A JP 09964896A JP 9964896 A JP9964896 A JP 9964896A JP 3621506 B2 JP3621506 B2 JP 3621506B2
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和弘 東
玲 佐々木
真一 澤田
智明 西村
伸 伊藤
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、山止め支保工現場で使用される火打受けピースに係り、特に左右兼用で使用することができ、且つ着脱の作業を能率的に行うことのできる火打受けピースに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、山止め支保工においては、掘削現場の周囲に矢板(シートパイル)を打ち込み、各矢板に沿ってほぼ水平に腹起材(H型鋼等の鋼材)を添設し、更に、切梁材、火打材等を用いて腹起材を支持することにより、矢板の倒壊を防止している。このような施工において、腹起材と火打材との間には火打受けピースと称する冶具を介置して荷重を支持するようにしている。通常、腹起材と切梁材とは直交し、火打材と腹起材とは60°または45°の角度をもって結合されるので、火打受けピースは、60°用、45°用、30°用が標準的に用いられている。ところが、作業現場の状況によっては、常に一定の角度で火打材を取り付けられるとは限らず、任意の角度で取り付けなければならない場合がある。そこで、従来よりこのような場合には、取り付け角度自在の火打受けピースが使用されている。
【0003】
取り付け角度自在の火打受けピースの従来例として、例えば、実公平7−513号公報に記載されたものが知られている。図11は、該公報に記載された内容を示す説明図であり、図示のように、この火打受けピース101は、多数のボルト孔103が穿設された矩形状の取付プレート102の側辺に直交するように台形状の底板104が固定されており、更に、該台形状底板104の切欠部側には仕切板105が配設される。また、仕切板105の外側にはやはり台形状の補強用リブ106が3枚取り付けられ、該リブ106には部材の重心位置に吊り上げ用のフック107が設置されている。
【0004】
更に、当該火打受け金具101を腹起材に仮止めするためにフック部108が溶接により固定されており、この火打受け金具101を腹起材に固定する際には、一旦フック部108を用いて腹起材のフランジ部に仮止めし、取付位置が決定した後にボルト孔103にボルトを通して腹起材に固定する作業を行う。その後、図12に示されるように、底板104に火打材109、切梁材110を載置し、コンクリート111を流し込んで固定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来における火打受けピース101においては、図11から明かなように、左向きのものと右向きのものとを用意しなければならない。つまり、図11に示した火打受けピースにおいては左右兼用では無いので、汎用性に乏しいという欠点がある。また、フック部108が溶接にて固定されているので、取り付けの際にフック部108が邪魔になる場合には、これを切り取る作業が必要になるので、多くの労力を必要としてしまう。
この発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、左右兼用に用いることができ且つ容易に取り付けることのできる火打受けピースを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、山止め支保工にて、腹起材と火打との間に介置され荷重を支える火打受けピースにおいて、一方の長辺側にて略直角に接続固定されて断面L字形状を成し、多数のボルト孔が穿設された2枚の矩形状プレートと、前記各矩形状プレートの他方の長辺側の縁部に形成される突起片と、鍵型形状を成し、前記各突起片にボルト・ナットにて着脱自在に固定されるフック部と、前記2枚の矩形状プレートの中間部に直交配置され、L字状空間を2スペースに仕切る仕切板と、前記分割された2スペースのうち一方のスペースの側部を覆装するように取り付けられる補強板材と、を有することが特徴である。
【0007】
上述の如く構成された本発明によれば、2枚の矩形状プレートのいずれか一方を取り付け面側とし、他方を底面側とすることにより、左側及び右側の各火打材を支持する際のいずれについても使用することができる。また、フック部が当該火打受けピースから着脱自在に取り付けられるので、フック部が取り付けの邪魔になるような場合には、切断する等の作業は必要無くボルト・ナットを緩めることにより容易に取り外すことができるようになる。また、フック部の取り付けを皿ボルトにて行うようにすれば、矩形状プレートの内面がフラットになるので、底面側に取り付けられたフック部(実際には不要なもの)を取り付けたままでも底面側に鋼材をフラットに載置することができるようになる。また、矩形状プレートの内面がフラットになることにより、搬送する際には複数個の火打受けピースを安定に重ね合わせることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明が適用された火打受けピースの一実施形態の構成を示す斜視図であり、図2は同平面図、図3は同正面図、図4は同側面図、図5は梁材構成をそれぞれ示している。図示のようにこの火打受けピース14は、多数のボルト孔8が穿設された平板形状の矩形状プレート1(1a,1b)を2枚有しており、各矩形状プレート1a,1bの長辺側がほぼ直角に溶接にて接続固定されている。そして、こうして形成される断面L字状プレートの内側を仕切るように、仕切板2が2枚の矩形状プレート1a,1bに対してほぼ直角に設置されており、該仕切板2によりL字で囲まれた空間が2つのスペース3a,3bに分割されることになる。
【0009】
仕切板2により分割された一方のスペース3aは、台形状の補強板材4により周囲が覆装されており、この内部には図5に示されるように、十字形状の平板にて構成された梁材5が配設されている。そして、この梁材5により腹起材12に対して斜交して配置される火打材から受ける荷重を支えることができるようになる。また、仕切板2及び補強板材4の適所には、吊り上げ時に吊りフックを取り付けるための貫通孔11が穿設されている。
各矩形状プレート1a,1bの長辺側の両端部には台形状の突起片6が各プレート1a,1bと一体構成として形成されており、各突起片6にはボルト孔7が2箇所に穿設されており、鍵型形状を成すフック部9(後述)に穿設されたボルト孔10にボルトを連通させることにより、フック部9の着脱が可能となっている。この際、着脱に使用するボルトは頭部がフラットに形成された皿ボルトを用いることが望ましい。
【0010】
図6はフック部9の斜視図、図7はフック部9の正面図(a)及び側部断面図(b)を示している。図示のように、フック部9は厚肉部9aと薄肉部9bとがL字状に結合した構成をなしており、厚肉部9a内部を貫通して2箇所にボルト孔10が穿設されている。また、圧肉部9aと薄肉部9bとにより形成される鍵形状の幅tは、腹起材を構成するH型鋼(図1に示す符号12)の板厚よりもやや広い幅とされている。
【0011】
次に、上記の如く構成された本実施形態の作用について説明する。まず、工場出荷時には、通常図1に示した火打受けピース14の4箇所の突起片6それぞれに皿ボルトにてフック部9が取り付けられた状態で出荷され、前記したように、フック部9の取付に皿ボルトを使用しているので、矩形状プレート1a,1bの内側面はフラットとなり、複数の火打受けピース14を重ね合わせて輸送用トラックに積み込むことができる。
そして、腹起材に取り付ける際には、まず、この火打受けピース14を左右どちらに使用するかを決定し、2枚の矩形状プレート1a,1bのうち一方を底面とし、他方を取付面とする。図1に示した例では、右側用の火打受けピース14として使用したときの例であり、プレート1aが底面、1bが取付面とされている。なお、左側用として使用する場合には反対に、プレート1aが取付面、1bが底面となる。この際、フック部9が皿ボルトにより固定されているので、底面側となる方のプレート内面側は余分な突起が無くフラットであり、従って、底面側となる方のプレートに取り付けられているフック部9は実際には必要ないものであるが、取り付けたままの状態でも鋼材をフラットに載置することができる。
【0012】
その後、貫通孔11にシャックルを取り付け、シャックルにワイヤーを通し、これにクレーンやレッカーのフックを引っかけて吊持し、所定の腹起材部位まで移送し、フック部9を腹起材12のフランジ部分に係合させて仮置きする。そして、仮置きした火打受けピース14を金テコやバール等を使用して所定位置まで移動させ、位置を合わせる。次いで、この位置にて取付面側となる矩形状プレートのボルト孔8にボルト13を挿通し、ナットを用いて腹起材に固定した後、底面側のプレート1a上に火打材、切梁材を載置し、この周囲にコンクリートを打設して堅固に固定する。こうして、火打受けピース14を容易に固定することができるのである。また、フック部9と突起片6とがボルト・ナットにて着脱可能となっているので、例えば、図8に示すように2本のH型鋼12a,12bが重ねて配置された腹起材に対して取り付ける際に、フック部9が取り付けられていると該フック部9による突起が邪魔になり腹起材に固定することができなくなる。そこで、本実施形態ではフック部9が着脱可能となっているので、ボルト・ナットを緩めることによりフック部9を取り外せば火打受けピース14を容易にH型鋼に固定することができるようになる。
【0013】
次に、補強板材4にて覆装されたスペース3a内に十字型梁材5(図5参照)を配設した理由について説明する。通常、仕切板2には火打材、切梁材から斜め方向に力が加えられることになるので、この荷重を支えるために、従来例にて示した図11の火打受けピースでは底板104に対して平行に配置される補強用リブ106が取り付けられることになる。これに対して、図1に示すように本実施形態の火打受けピース14では、左右兼用とされ、使用状況により矩形状プレート1a,1bは取付面側あるいは底面側となるので、どちらにも対応できるように補強用リブは十字状に形成する必要がある。ところが、単に図11に示した如くの補強用リブ106を十字状に配置すると内部空間が狭くなってしまい、当該火打受けピース14と腹起材12との間でボルト・ナットによる固定が著しく困難になるか、或いは固定ができなくなってしまう。また、内部空間が狭くなると当該火打受けピース14の製作そのものが困難となり、生産性が低下する不具合が発生してしまう。
そこで、本実施形態では、図5に示す如く、補強板材4にて覆装された空間内に十字状を成す梁材5を配設することにより、当該梁材5による曲げ、剪断抵抗力にて荷重を支えることにより、火打材、切梁材から受ける荷重に耐えられるように構成している。このような構成によれば、補強板材4にて覆装された空間内が広くなり製造が容易であり、腹起材12との間でのボルト・ナットによる固定も容易になる。
【0014】
このようにして、本実施形態の火打受けピース14では、2枚の矩形状プレート1a,1bのいずれか一方を取付面側とし他方を底面側とすることにより、左右どちらの火打受けピース14としても使用することができるので、左側、右側の区別をする必要が無くなり汎用性が向上する。また、突起片6にフック部9を皿ボルトにて着脱可能に固定する構成とされているので、例えば、H型鋼が2重に重ねられている腹起材に固定する際にはフック部9を取り外すことができ、取付が容易となる。更に、皿ボルトを使用しているので、プレート1a,1bの内側がフラットになり、底面側となるプレートにフック部9を取り付けたままにしても鋼材をフラットに載置することができ、また、輸送の際には複数の製品を安定に積み重ねることができるようになる。更に、十字形状の梁材5を用いて仕切板2に加えられる荷重を支持しているので、製造が容易となり、且つ腹起材とのボルト・ナットによる固定が著しく簡易化されるようになる。
【0015】
次に、本実施形態の変形例について説明する。図9は該変形例を示す説明図であり、前記実施形態では、台形状の突起片6が矩形状プレート1a,1bと一体化して形成される構成としていたが、この変形例では必要に応じて溶接にて固定するようにしている。即ち、台形状を成し下面部に溶接代となる切欠15aが形成された突起片15を用意しておき、工事現場にて必要となる方のプレート1a,1bにのみ溶接Wにて突起片12を固定するようにすることも可能である。このような構成とすれば、矩形状プレート1a,1bの製造が容易となるばかりでなく、取り付け面となる方のプレート1a,1bにのみ突起片12を取り付ければ良いので、材料の削減を図ることができる。また、従来より使用されている既存の火打受けピースに対してフック部9を取り付けることも可能であるので、従来のものを有効に利用することができるようになる。
なお、上記実施形態においては、十字状の梁材5を用いる例について示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、施工性や製造の容易性を勘案して任意に決定することができる。即ち、図10(a)〜(c)に示す如くの形状とすることもできる。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、2枚の矩形状プレートのうち一方を取付面側とし他方を底面側とすることで、左右兼用の火打受けピースとすることができる。従って、製造の段階で左側用と右側用の2種類の火打受けピースを用意する必要が無く、生産性が向上する。また、腹起材に固定するためのフック部がボルト・ナットにて取り外しが可能であるので、当該フック部の突起が邪魔になるときには容易に取り外すことができるようになる。
【0017】
更に、突起片とフック部との取り付けに皿ボルトを使用すると、矩形状プレートの内側がフラットになるので、底面側となるプレート上にフラットに鋼材を載置することができ、また、搬送時には複数個の当該火打受けピースを重ねることができるので、取扱いが容易となる。
また、突起片と矩形状プレートとを別体として構成し、必要な時に溶接にて固定するようにすれば、製造が容易となり、且つ材料の削減を図ることが可能になる。加えて、突起片を溶接にて取り付けることができるので、既存の火打受けピースに取り付けることも可能であり、従来より使用されているものを有効に利用することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る火打受けピースの構成を示す斜視図。
【図2】本実施形態に係る火打受けピースの平面図。
【図3】本実施形態に係る火打受けピースの正面図。
【図4】本実施形態に係る火打受けピースの側面図。
【図5】本実施形態に係る火打受けピースの梁材を示す説明図。
【図6】フック部の構成を示す斜視図。
【図7】フック部の正面図及び側面図。
【図8】H型鋼が2本重ねられた腹起材に火打受けピースを取り付ける様子を示す説明図。
【図9】本発明の変形例に係る突起片の構成図であり、(a)は斜視図、(b)は側面図をそれぞれ示す。
【図10】梁材の形状の変形例を示す説明図。
【図11】従来における火打受けピースの構成を示す斜視図。
【図12】従来における火打受けピースを腹起材に固定する様子を示す説明図。
【符号の説明】
1a,1b 矩形状プレート
2 仕切板
3a,3b スペース
4 補強板材
5 梁材
6,15 突起片
7,8,10 ボルト孔
9 フック部
11 貫通孔
12 腹起材
13 ボルト
14,101 火打受けピース
102 取付プレート
103 ボルト孔
104 底板
105 仕切板
106 補強用リブ
107 フック
108 フック部
109 火打材
110 切梁材
111 コンクリート
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fire catching piece used at a mountain-stop support construction site, and more particularly to a fire catching piece that can be used for both left and right and can be efficiently attached and detached.
[0002]
[Prior art]
In general, in pile support work, sheet piles (sheet piles) are driven around the excavation site, and abdominal materials (steel materials such as H-shaped steel) are attached almost horizontally along each sheet pile. The sheet piles are prevented from collapsing by supporting the abdomen using a fire hitting material or the like. In such construction, a load called a fire receiving piece is interposed between the belly material and the fire hitting material to support the load. Usually, the flank material and the beam material are orthogonal to each other, and the fire striking material and the flank material are joined at an angle of 60 ° or 45 °, so the fire receiving piece is for 60 °, 45 °, or 30 °. Is used as standard. However, depending on the situation at the work site, it is not always possible to attach the hitting material at a fixed angle, and it may be necessary to attach it at an arbitrary angle. Therefore, conventionally, in such a case, a fire receiving piece with an arbitrary mounting angle has been used.
[0003]
As a conventional example of a fire receiving piece that can be freely mounted, for example, one described in Japanese Utility Model Publication No. 7-513 is known. FIG. 11 is an explanatory view showing the contents described in the publication. As shown in the figure, the fire receiving piece 101 is provided on the side of a rectangular mounting plate 102 in which a large number of bolt holes 103 are formed. A trapezoidal bottom plate 104 is fixed so as to be orthogonal to each other, and a partition plate 105 is disposed on the notch portion side of the trapezoidal bottom plate 104. Also, three trapezoidal reinforcing ribs 106 are attached to the outside of the partition plate 105, and a hook 107 for lifting is installed on the rib 106 at the center of gravity of the member.
[0004]
Further, a hook portion 108 is fixed by welding in order to temporarily fix the fire striking metal fitting 101 to the belly raising material, and the hook portion 108 is once used to fix the fire striking metal fitting 101 to the belly raising material. Then, the work is temporarily fixed to the flange portion of the belly raising material, and after the attachment position is determined, the bolt hole 103 is passed through the bolt and fixed to the belly raising material. Then, as shown in FIG. 12, the fire striking material 109 and the beam member 110 are placed on the bottom plate 104, and the concrete 111 is poured and fixed.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in this conventional fire catching piece 101, it is necessary to prepare a left-facing piece and a right-facing piece 101 as is apparent from FIG. In other words, the fire receiving piece shown in FIG. 11 has a drawback that it is not versatile because it is not used for both right and left. In addition, since the hook portion 108 is fixed by welding, when the hook portion 108 becomes an obstacle at the time of attachment, it is necessary to cut off the hook portion 108, which requires much labor.
The present invention has been made to solve such conventional problems, and an object of the present invention is to provide a fire receiving piece that can be used for both left and right and can be easily attached. .
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a support for supporting a load that is interposed between an abdominal material and a fire hammer, and is fixed and connected at a substantially right angle on one long side. Two rectangular plates each having an L-shaped cross section and having a large number of bolt holes, a protruding piece formed on the other long side edge of each rectangular plate, and a key shape A hook part that is shaped and detachably fixed to each projection piece with bolts and nuts and a middle part between the two rectangular plates, and is a partition that divides the L-shaped space into two spaces It has the characteristic that it has a board and the reinforcement board | plate material attached so that the side part of one space may be covered among two said divided | segmented spaces.
[0007]
According to the present invention configured as described above, any one of the two rectangular plates is used as the attachment surface side, and the other is used as the bottom surface side. Can also be used. In addition, since the hook part is detachably attached from the fire receiving piece, if the hook part interferes with the attachment, it is not necessary to cut it off and it can be easily removed by loosening the bolts and nuts. Will be able to. In addition, if the hook part is attached with a countersunk bolt, the inner surface of the rectangular plate becomes flat, so even if the hook part (which is actually unnecessary) attached to the bottom side is still attached, The steel material can be placed flat on the side. In addition, since the inner surface of the rectangular plate is flat, a plurality of fire receiving pieces can be stably stacked when transported.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a perspective view showing a configuration of an embodiment of a fire receiving piece to which the present invention is applied. FIG. 2 is a plan view thereof, FIG. 3 is a front view thereof, FIG. 4 is a side view thereof, and FIG. Each beam structure is shown. As shown in the figure, the fire catching piece 14 has two flat rectangular plates 1 (1a, 1b) each having a large number of bolt holes 8, and the length of each rectangular plate 1a, 1b. The sides are connected and fixed at almost right angles by welding. And the partition plate 2 is installed substantially perpendicularly with respect to the two rectangular plates 1a and 1b so as to partition the inside of the L-shaped plate formed in this way. The enclosed space is divided into two spaces 3a and 3b.
[0009]
One space 3a divided by the partition plate 2 is covered with a trapezoidal reinforcing plate member 4, and inside thereof, as shown in FIG. A material 5 is disposed. The beam 5 can support the load received from the fired material disposed obliquely with respect to the raised member 12. Further, through holes 11 for attaching a hanging hook at the time of lifting are formed at appropriate positions of the partition plate 2 and the reinforcing plate member 4.
Trapezoidal projection pieces 6 are formed integrally with the plates 1a and 1b at both ends on the long side of each rectangular plate 1a and 1b, and each projection piece 6 has bolt holes 7 at two locations. The hook portion 9 can be attached and detached by allowing a bolt to communicate with a bolt hole 10 formed in the hook portion 9 (described later) formed in a key shape. At this time, it is desirable to use a countersunk bolt having a flat head as a bolt used for attachment and detachment.
[0010]
FIG. 6 is a perspective view of the hook portion 9, and FIG. 7 is a front view (a) and a side sectional view (b) of the hook portion 9. As shown in the figure, the hook portion 9 has a structure in which a thick portion 9a and a thin portion 9b are coupled in an L shape, and bolt holes 10 are formed in two locations through the thick portion 9a. ing. Further, the key-shaped width t formed by the compacted portion 9a and the thin-walled portion 9b is slightly wider than the plate thickness of the H-shaped steel (reference numeral 12 shown in FIG. 1) that constitutes the abdominal material. .
[0011]
Next, the operation of the present embodiment configured as described above will be described. First, at the time of shipment from the factory, the hook part 9 is usually shipped with a flat bolt attached to each of the four projecting pieces 6 of the fire receiving piece 14 shown in FIG. Since the countersunk bolts are used for attachment, the inner surfaces of the rectangular plates 1a and 1b are flat, and a plurality of fire receiving pieces 14 can be stacked and loaded on the transportation truck.
And when attaching to an abdominal material, first, it decides whether this fire catching piece 14 is used for right and left, one of the two rectangular plates 1a and 1b is a bottom surface, and the other is an attachment surface. To do. In the example shown in FIG. 1, it is an example when it is used as the fire receiving piece 14 for the right side, and the plate 1a is the bottom surface and 1b is the mounting surface. On the other hand, when used for the left side, the plate 1a is the mounting surface and 1b is the bottom surface. At this time, since the hook portion 9 is fixed by the countersunk bolt, the inner surface of the plate on the bottom surface side is flat with no extra protrusions, and is therefore attached to the plate on the bottom surface side. Although the portion 9 is not actually required, the steel material can be placed flat even when attached.
[0012]
After that, a shackle is attached to the through-hole 11, a wire is passed through the shackle, a hook of a crane or a wrecker is hooked on the shackle, and the hook portion 9 is transferred to a predetermined abdominal material part. Engage with the part and place temporarily. Then, the temporarily placed fire receiving piece 14 is moved to a predetermined position by using a gold lever, a bar or the like, and the position is adjusted. Next, the bolt 13 is inserted into the bolt hole 8 of the rectangular plate on the mounting surface side at this position and fixed to the abdomen using a nut, and then the fired material and the beam material are placed on the plate 1a on the bottom side. Is placed, and concrete is placed around this and firmly fixed. Thus, the fire catching piece 14 can be easily fixed. In addition, since the hook portion 9 and the protruding piece 6 can be attached and detached with bolts and nuts, for example, as shown in FIG. 8, an abdominal material in which two H-shaped steels 12a and 12b are arranged in an overlapping manner is used. On the other hand, when the hook portion 9 is attached, the protrusion by the hook portion 9 becomes an obstacle and cannot be fixed to the abdomen. Therefore, in this embodiment, since the hook portion 9 is detachable, the fire receiving piece 14 can be easily fixed to the H-shaped steel by removing the hook portion 9 by loosening the bolts and nuts.
[0013]
Next, the reason why the cross beam 5 (see FIG. 5) is disposed in the space 3a covered with the reinforcing plate 4 will be described. Usually, a force is applied to the partition plate 2 in an oblique direction from the fire hitting material and the beam material. In order to support this load, the fire receiving piece shown in FIG. The reinforcing ribs 106 arranged in parallel with each other are attached. On the other hand, as shown in FIG. 1, in the fire catching piece 14 of this embodiment, it is used for both left and right, and the rectangular plates 1a and 1b are on the mounting surface side or the bottom surface side depending on the use situation. It is necessary to form the reinforcing ribs in a cross shape so that they can be formed. However, if the reinforcing ribs 106 as shown in FIG. 11 are simply arranged in a cross shape, the internal space becomes narrow, and it is extremely difficult to fix the fire receiving piece 14 and the abdomen 12 with bolts and nuts. Or it cannot be fixed. Further, if the internal space becomes narrow, it becomes difficult to manufacture the fire receiving piece 14 itself, which causes a problem that productivity decreases.
Therefore, in the present embodiment, as shown in FIG. 5, by arranging the cross-shaped beam material 5 in the space covered with the reinforcing plate material 4, the bending and shear resistance due to the beam material 5 is reduced. By supporting the load, it is configured to withstand the load received from the fire hitting material and the beam material. According to such a configuration, the space covered with the reinforcing plate 4 is widened, and manufacturing is easy, and fixing with the abdomen 12 by bolts and nuts is also facilitated.
[0014]
In this manner, in the fire receiving piece 14 of the present embodiment, either one of the two rectangular plates 1a and 1b is set as the mounting surface side and the other is set as the bottom surface side. Can also be used, so there is no need to distinguish between the left side and the right side, and versatility is improved. Moreover, since it is set as the structure which fixes the hook part 9 to the projection piece 6 with a flat head bolt so that attachment or detachment is possible, for example, when fixing to the abdominal material with which the H-shaped steel is piled up double, the hook part 9 Can be removed, and attachment becomes easy. Furthermore, since the countersunk bolt is used, the inside of the plates 1a and 1b is flat, and the steel material can be placed flat even if the hook portion 9 is left attached to the bottom plate. During transportation, a plurality of products can be stacked stably. Further, since the load applied to the partition plate 2 is supported by using the cross-shaped beam member 5, the manufacture becomes easy and the fixing with the bolt and nut to the belly member is greatly simplified. .
[0015]
Next, a modification of this embodiment will be described. FIG. 9 is an explanatory view showing the modified example. In the embodiment, the trapezoidal protruding piece 6 is formed integrally with the rectangular plates 1a and 1b. And fixed by welding. That is, a protruding piece 15 having a trapezoidal shape and having a notch 15a as a welding allowance formed on the lower surface portion is prepared, and the protruding piece is formed by welding W only on the plates 1a and 1b that are required at the construction site. It is also possible to fix 12. With such a configuration, not only the manufacture of the rectangular plates 1a and 1b is facilitated, but also the protrusions 12 need only be attached to the plates 1a and 1b that are the attachment surfaces, so that the material can be reduced. be able to. Moreover, since it is also possible to attach the hook part 9 with respect to the existing fire catching piece currently used conventionally, it becomes possible to utilize a conventional thing effectively.
In the above embodiment, an example using the cross-shaped beam member 5 has been described. However, the present invention is not limited to this, and may be arbitrarily determined in consideration of workability and ease of manufacture. Can do. In other words, the shape as shown in FIGS.
[0016]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, one of the two rectangular plates can be used as a left and right fire-receiving piece by setting one to the mounting surface side and the other to the bottom surface side. Therefore, it is not necessary to prepare two types of fire receiving pieces for the left side and the right side at the manufacturing stage, and productivity is improved. Moreover, since the hook part for fixing to a belly material can be removed with a volt | bolt and a nut, when the protrusion of the said hook part gets in the way, it can remove now easily.
[0017]
Furthermore, if a flat head bolt is used to attach the protruding piece and the hook portion, the inside of the rectangular plate becomes flat, so that the steel material can be placed flat on the bottom plate, and during transport Since a plurality of fire receiving pieces can be stacked, handling becomes easy.
Further, if the protruding piece and the rectangular plate are configured as separate bodies and are fixed by welding when necessary, the manufacturing becomes easy and the material can be reduced. In addition, since the projecting piece can be attached by welding, it can also be attached to an existing fire receiving piece, and what has been used conventionally can be used effectively.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a configuration of a fire-receiving piece according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of a fire receiving piece according to the present embodiment.
FIG. 3 is a front view of a fire catching piece according to the present embodiment.
FIG. 4 is a side view of a fire receiving piece according to the present embodiment.
FIG. 5 is an explanatory view showing a beam material of a fire-receiving piece according to the present embodiment.
FIG. 6 is a perspective view showing a configuration of a hook portion.
FIG. 7 is a front view and a side view of a hook portion.
FIG. 8 is an explanatory view showing a state in which a fire receiving piece is attached to an abdominal material in which two H-shaped steels are stacked.
FIGS. 9A and 9B are configuration diagrams of a projecting piece according to a modification of the present invention, where FIG. 9A is a perspective view and FIG. 9B is a side view.
FIG. 10 is an explanatory diagram showing a modification of the shape of the beam material.
FIG. 11 is a perspective view showing a configuration of a conventional fire receiving piece.
FIG. 12 is an explanatory view showing a state in which a conventional hitting piece is fixed to an abdomen.
[Explanation of symbols]
1a, 1b Rectangular plate 2 Partition plate 3a, 3b Space 4 Reinforcement plate material 5 Beam material 6, 15 Protruding piece 7, 8, 10 Bolt hole 9 Hook part 11 Through hole 12 Raised material 13 Bolt 14, 101 Fire receiving piece 102 Mounting plate 103 Bolt hole 104 Bottom plate 105 Partition plate 106 Reinforcing rib 107 Hook 108 Hook part 109 Fire hitting material 110 Cross beam material 111 Concrete

Claims (3)

山止め支保工にて、腹起材と火打との間に介置され荷重を支える火打受けピースにおいて、
一方の長辺側にて略直角に接続固定されて断面L字形状を成し、多数のボルト孔が穿設された2枚の矩形状プレートと、
前記各矩形状プレートの他方の長辺側の縁部に形成される突起片と、
鍵型形状を成し、前記各突起片にボルト・ナットにて着脱自在に固定されるフック部と、
前記2枚の矩形状プレートの中間部に直交配置され、L字状空間を2スペースに仕切る仕切板と、
前記分割された2スペースのうち一方のスペースの側部を覆装するように取り付けられる補強板材と、
を有することを特徴とする火打受けピース。
In the fire-stopping piece that is interposed between the flank material and the fire hammer and supports the load,
Two rectangular plates that are connected and fixed at substantially right angles on one long side to form an L-shaped cross section and in which a large number of bolt holes are formed;
A protruding piece formed on the edge of the other long side of each rectangular plate;
A hook portion that has a key shape and is detachably fixed to each projection piece with bolts and nuts;
A partition plate arranged orthogonally to the middle part of the two rectangular plates and partitioning the L-shaped space into two spaces;
A reinforcing plate that is attached so as to cover a side portion of one of the two divided spaces;
A fire catching piece characterized by comprising:
前記突起片とフック部とは、皿ボルトにて結合されることを特徴とする請求項1に記載の火打受けピース。The fire receiving piece according to claim 1, wherein the protruding piece and the hook portion are coupled by a countersunk bolt. 前記矩形状プレートと突起片とは、別体として構成され、使用時には溶接にて取り付けることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の火打受けピース。The fire receiving piece according to claim 1, wherein the rectangular plate and the projecting piece are configured as separate bodies and are attached by welding during use.
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