JP3619985B2 - Voice input device of injection molding machine and control method thereof - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、射出成形機に関するもので、特に、成形機制御装置に音声認識装置を装備した射出成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、制御装置にタッチパネルを有した射出成形機が知られており、このような射出成形機では、オペレータが指でタッチパネルを操作することにより、階層的に構成された画面および設定項目の中から所望の画面および設定項目を選択すると共に、必要に応じて設定値を手動操作で入力することが行われていた。また、射出成形機のバルブ、アンプ等の調整を行う場合には、一方の作業者が制御装置のタッチパネルの操作を行い所定の動作部を動作させると共に、他方の作業者がバルブおよびアンプの調整を行うというように調整作業が複数の作業者により行われていた。さらに、従来の射出成形機の制御装置では、貴重な成形条件等のデータを保護するのに、タッチパネルで設定が選択された際に、オペレータにID番号をキー入力させることで該オペレータを特定するようにして、特定のオペレータ以外に設定値の変更が可能な設定項目を規制することが行われていた。
【0003】
しかしながら、従来の射出成形機では、オペレータは、階層的に構成された画面および設定項目の中から指でタッチパネルを数回操作することにより、所望の画面および設定項目を制御装置の表示器上に呼び出すので、タッチパネルを数回操作しなくてはならず操作が面倒であり、特に、手が塞がっている場合には操作しづらいものであった。また、不慣れなオペレータが操作する場合には、所望の画面および設定項目を呼び出す操作手順がわからず、所望の画面および設定項目を制御装置の表示器上に表示させるのに時間が掛かり、作業の効率を低下させてしまうことがあった。さらに、タッチパネルを操作してID番号をキー入力するのは面倒な作業であり、また、自分のID番号が他のオペレータに知られてしまった場合には、重要な成形条件等のデータを変更されてしまうことがある。また、バルブ、アンプ等の調整の作業は、複数の作業者が必要であるのに加えて、特に大型の射出成形機では、それぞれの作業者の距離が大きくなり、互いの声が聞き取りずらくなるため効率の悪い作業であった。さらに、都合によりバルブおよびアンプの調整を一人で行わなくてはならない場合には、一人の作業者がタッチパネルとバルブおよびアンプとの間を行き来しなくてはならず、効率が悪く、かつ、作業者の負担が大きい作業であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、成形機制御装置を音声入力可能とすることで、入力操作を容易にして作業効率を向上させる射出成形機の音声入力装置および音声入力方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、音声入力部に入力された音声を認識して該認識された音声認識結果を認識結果出力部から出力する音声認識手段と、射出成形機を制御すると共に、音声認識手段の音声認識結果に基づいて所定の処理を行う成形機制御手段と、音声認識手段の音声の取り込みを開始するオペレータスイッチと、音声入力部に入力された設定項目音声を設定項目音声辞書に格納された設定項目音声データと照合して認識する設定項目音声認識部と、オペレータが射出成形機操作盤の表示器の前に位置することを検知するオペレータ検知手段とを具備し、設定項目音声認識部は、オペレータ検知手段によりオペレータが表示器の前に位置することを検知することで、音声入力部に入力された設定項目音声からキーワードを抽出して該抽出されたキーワードに基づいて設定項目音声辞書の設定項目音声データを絞り込んで絞込み型辞書を構成することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、音声入力部に入力された音声を認識して該認識された音声認識結果を認識結果出力部から出力する音声認識手段と、射出成形機を制御すると共に、音声認識手段の音声認識結果に基づいて所定の処理を行う成形機制御手段と、音声認識手段の音声の取り込みを開始するオペレータスイッチとを具備し、音声認識手段は、音声入力部に入力された数値音声を数値音声辞書に格納された数値音声データに基づいて認識する数値音声認識部を備え、該数値音声認識部で認識された数値音声認識結果の桁数と成形機制御手段が要求する設定値の要求桁数とが一致することで認識結果出力部から確認音声が出力されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上記請求項1に記載の射出成形機の音声入力装置を用いる射出成形機の音声入力制御方法であって、オペレータ検知手段によりオペレータが射出成形機操作盤の表示器の前に位置することが検知されると、音声入力部に入力された設定項目音声からキーワードを抽出して該抽出されたキーワードに基づいて設定項目音声辞書の設定項目音声データを絞り込んで絞込み型辞書を構成して音声入力部に入力された設定項目音声と絞込み型辞書の音声データとを照合し、該認識された音声認識結果を認識結果出力部から出力することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上記請求項2に記載の射出成形機の音声入力装置を用いる射出成形機の音声入力制御方法であって、音声認識手段により設定値の要求桁数が認識されると、音声入力部に入力された数値音声を数値音声認識部の数値音声辞書に格納された数値音声データと照合し、該認識された数値音声認識結果の桁数と要求桁数とが一致することで、認識結果出力部から確認音声を出力することを特徴とする。
【0006】
従って、請求項1に記載の発明では、オペレータ検知手段によりオペレータが表示器の前に位置することが検知されると、音声入力部に入力された設定項目音声からキーワードを抽出して該抽出されたキーワードに基づいて設定項目音声辞書の設定項目音声データを絞り込んで絞込み型辞書を構成する。
請求項2に記載の発明では、数値音声認識部で認識された数値音声認識結果の桁数と成形機制御手段が要求する設定値の要求桁数とが一致した場合に認識結果出力部から確認音声が出力される。
請求項3に記載の発明では、オペレータ検知手段によりオペレータが射出成形機操作盤の表示器の前に位置することが検知されると、音声入力部に入力された設定項目音声からキーワードを抽出して該抽出されたキーワードに基づいて設定項目音声辞書の設定項目音声データを絞り込んで絞込み型辞書を構成し、次に、音声入力部から入力された設定項目音声と絞込み型辞書の音声データとを照合して認識された音声認識結果を認識結果出力部から出力する。
請求項4に記載の発明では、音声認識手段により設定値の要求桁数が認識されると、音声入力部に入力された数値音声を数値音声認識部の数値音声辞書に格納された数値音声データと照合し、該認識された数値音声認識結果の桁数と要求桁数とが一致した場合に、認識結果出力部から確認音声を出力する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の射出成形機を図1ないし図6に基づいて説明する。まず、本実施の形態の射出成形機の概略について説明する。本実施の形態の射出成形機は、図1に示すように、射出成形機を制御する成形機制御手段としての成形機制御装置1と、音声による指令を取り込んで認識する音声認識手段としての音声認識装置2と、成形機制御装置1に設けられたオペレータスイッチ3とを具備しており、オペレータスイッチ3がオンされることにより、音声認識装置2が音声認識を開始して、音声認識装置2の認識結果に基づいて成形機制御装置1が所定の処理を行うよう構成されている。
【0008】
次に、成形機制御装置1について説明する。成形機制御装置1は、運転状況、成形条件等を表示する表示器を操作盤(共に図示せず)に装備しており、表示器に表示されたタッチパネル17を操作して設定項目の選択および数値の入力を行う手動入力モードと、音声認識装置2の認識結果に基づいて設定項目の選択および数値の入力を行う音声入力モードとの2つの入力モードを有している。また、成形機制御装置1は、オペレータスイッチ3をオン操作することにより、音声認識装置2に音声入力モードであることを通知するコマンドを送信して、音声認識装置2に音声認識を開始させるよう構成されている。また、オペレータスイッチ3としては、成形機制御装置1に接続されて踏みつけることでスイッチがオンされるフットスイッチおよび/または、有線または無線式で持ち歩き可能に形成されたボタンスイッチが用いられており、フットスイッチおよびボタンスイッチのどちらか一方のスイッチをオン操作することにより、成形機制御装置1を音声入力モードに設定するよう構成されている。さらに、成形機制御装置1は、入力されたパスワードでオペレータを特定して、特定のオペレータ以外に対して設定変更可能な設定項目を規制するパスワード設定の機能を有しており、該パスワード設定の有無をシステムパラメータの設定により選択する。そして、パスワード設定の有が設定されている場合には、成形機制御装置1を設定モードにすることによりパスワード設定モードに設定して、音声認識装置2にパスワード設定モードであることを通知するコマンドを送信するよう構成されている。
【0009】
なお、成形機制御装置1には、図示しない表示器の前方におけるオペレータの存在を検知するオペレータ検知手段としてのオペレータ検知センサ19(図2参照)が設けられており、該オペレータ検知センサ19は、成形機制御装置1が表示器の前方におけるオペレータの存在を検知できる手段であればよく、例えば、表示器の前方に設置したマット型スイッチのようなものでもよい。さらに、成形機制御装置1と音声認識装置2とのインターフェイスは、RS−232C通信形式で接続して構成したが、その他、ISAバスおよびPCIバス等のバス接続であってもよい。また、成形機制御装置1には、設定の可否を選択するためのキーが設けられており、成形機制御装置1の所定の位置に設けられたキーシリンダにキーを挿入して所定の方向に回すことで、所望の設定が可能な設定モードになるよう構成されている。
【0010】
次に、音声認識装置2について説明する。音声認識装置2は、図2に示すように、オペレータスイッチ3をオン操作することにより、マイク5から取り込まれた音声が入力される音声入力部6と、音声入力部6に入力された音声を認識する音声認識部7と、音声認識部7で認識した認識結果を出力する認識結果出力部8と、マイクロコンピュータにより構成され音声認識装置2を制御する制御部9とがバスにより接続されて構成されている。また、音声認識装置2は、制御部9が成形機制御装置1から送信された音声入力モード設定のコマンドを認識することにより、マイク5からの音声の取り込みを開始して、マイク5から取り込んだ音声のアナログ信号に音声入力部6で所定の処理を施し、音声入力部6で加工された音声データを音声認識部7に予め登録された音声データと照合して認識する、いわゆる、音声パターン認識により音声を認識する構成になっている。さらに、音声認識装置2は、音声入力部6に入力された設定項目音声を認識する設定項目音声認識モードと、数値音声を認識する数値音声認識モードと、音声入力部6に入力された発声音の声紋を認識する声紋認識モードの3つの音声認識モードを有しており、成形機制御装置1の信号に基づいて、制御部9によりこれら3つのモードが切り替えられている。また、認識結果出力部8には、音声認識部7の認識結果を音声により出力するためのスピーカ16が接続されており、音声認識装置2は、認識結果出力部8により所定の処理が施された認識結果をスピーカ16により音声で出力して、オペレータに確認するよう構成されている。また、音声認識装置2には、マイク5とスピーカ16とを一体で装備したヘッドセットが接続されており、オペレータは、ヘッドセットを装着することにより、音声認識装置2と対話しながら成形機制御装置1に遠隔から入力することができる。なお、ヘッドセットは、音声認識装置2に接続されるような有線式であることに限らず、無線式のヘッドセットであってもよい。
【0011】
次に、音声認識部7について説明する。音声認識部7は、図2に示すように、音声入力部6に入力された設定項目音声を設定項目音声辞書10の設定項目音声データに基づいて認識する設定項目音声認識部11と、音声入力部6に入力された数値音声を数値音声辞書12の数値音声データに基づいて認識する数値音声認識部13と、音声入力部6に入力された発声音の声紋を声紋リスト14の声紋データに基づいて認識する声紋認識部15と、音声入力部6に入力された音声データを登録する音声データ登録部18とで構成されている。また、音声認識部7における設定項目音声認識部11、数値音声認識部13、声紋認識部15および音声データ登録部18の選択は、制御部9により制御されており、制御部9の選択により設定項目音声認識モード、数値音声認識モード、声紋認識モードおよび音声データ登録モードからなる音声認識部7の音声認識モードが切り替えられている。
【0012】
設定項目音声認識部11は、画面および項目選択音声、成形条件設定項目音声、監視値設定項目音声、画面表示選択設定項目音声、手動運転操作指令音声、制御選択指令音声、実測値出力指令音声等の設定項目音声データが予め設定項目音声辞書10に登録されており、音声認識装置2が設定項目音声認識モードの際に、音声入力部6から入力された設定項目音声と設定項目音声辞書10の設定項目音声データとを照合して、1つの認識結果を認識結果出力部8に送信するよう構成されている。なお、設定項目音声認識部11は、図4に示すように、成形機制御装置1のオペレータ検知センサ19の検知により、音声入力部6に入力された設定項目音声からキーワードを抽出して、該キーワードに基づいて、設定項目音声辞書10の設定項目音声データを絞り込むことで絞込み型辞書を構成し、音声入力部6から入力された設定項目音声と絞込み型辞書の設定項目音声データとを照合して、1つの認識結果を認識結果出力部8に送信するよう制御部9により制御されている。
【0013】
また、数値音声認識部13は、数値音声データが予め数値音声辞書12に登録されており、音声認識装置2が数値音声認識モードの際に、音声入力部6から入力された数値音声と数値音声辞書12の数値音声データとを照合して、1つの認識結果を認識結果出力部8に送信するよう制御部9により制御されている。また、数値音声認識部13は、成形機制御装置1から予め要求される設定値の桁数が送信されることにより、数値音声認識の精度を向上させる構造になっている。
【0014】
また、声紋認識部15は、オペレータの声紋データが予め声紋リスト14に音声登録されており、音声認識装置2が声紋認識モードの際に、音声入力部6から入力された発声音の声紋と声紋リスト14の声紋データとを照合して、1つの認識結果を認識結果出力部8に送信するよう制御部9により制御されている。また、音声認識装置2は、成形機制御装置1からのパスワード設定モードを通知するコマンドを認知することで声紋認識モードに設定され、オペレータスイッチ3がオン操作されることで声紋認識部15による声紋認識を開始するよう構成されている。
【0015】
また、音声データ登録部18は、音声認識装置2が音声データ登録モードの際に、音声入力部6に入力された音声データを登録して、該音声データを必要に応じて再生できるよう制御部9により制御されている。
【0016】
このような構成において、本実施の形態の射出成形機の音声入力装置および音声入力方法における作用について説明する。まず、成形機制御装置1に音声入力する際の音声認識装置2における処理の流れを図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、オペレータスイッチ3をオン操作することにより、成形機制御装置1が音声入力モードに設定され、成形機制御装置1から音声認識装置2に音声入力モードを通知するコマンドが送信される(スタート)。そして、成形機制御装置1は、成形機制御装置1が設定モードに設定されているかを判別して(S1)、設定モードに設定されていない場合(S1のN)には、成形機制御装置1から音声認識装置2に設定モード未設定のコマンドが送信されて(S9)、音声認識装置2は、設定モード未設定のコマンドを認知すると、設定モード未設定処理を行いスピーカ16から設定モード未設定であることのメッセージを発して(S10)、音声認識処理を終了する。また、成形機制御装置1が設定モードに設定されている場合(S1のY)には、成形機制御装置1は、成形機制御装置1の表示器に設定値を設定する設定ウィンドが表示されているか否かを判別して(S2)、表示器に設定ウィンドが表示されている場合(S2のY)には、設定値の桁数の確認をして(S3)、音声認識装置2へ設定値の要求桁数を送信する(S4)。音声認識装置2は、設定値の要求桁数を認知すると、音声入力部6に入力された数値音声を数値音声認識部13の数値音声辞書12と照合することで数値音声を認識して、認識された数値音声認識結果が要求桁数と一致していれば、認識結果出力部8により確認音声がスピーカ16から出力されて、オペレータの「はい/いいえ」の後で成形機制御装置1に出力される(S5)。
【0017】
なお、スタートでオペレータスイッチ3がダブルクリックされた場合には、成形機制御装置1は、ステップ3(S3)において、設定値に増減する数値の桁数の確認をして、音声認識装置2に要求桁数を送信する(S4)。そして、音声認識装置2は、設定値に増減する数値の要求桁数を認知すると、音声入力部6に入力された数値音声を数値音声認識部13の数値音声辞書12と照合することで数値音声を認識して、認識された数値音声認識結果が要求桁数と一致していれば、認識結果出力部8により確認音声がスピーカ16から出力されて、オペレータの「はい/いいえ」の後で成形機制御装置1に出力され(S5)、成形機制御装置1において、例えば、数値音声認識部13で「プラス2」と認識された場合には既存の設定値に2を加える処理がなされて、数値音声認識部13で「マイナス3」と認識された場合には既存の設定値から3を引き算する処理がなされる。
【0018】
また、成形機制御装置1は、数値音声認識部13の数値音声認識結果を認知すると(S6のY)、該認識結果の設定値が設定範囲内の値であるかを判別して(S7)、設定値が設定範囲内であれば(S7のY)設定値を変更して(S8)、音声認識処理を終了する。また、設定値が設定範囲外であれば(S7のN)設定範囲外のコマンドを音声認識装置2に送信して(S11)、スピーカ16から設定範囲外を伝えるメッセージが発せられて(S12)、音声認識処理を終了する。なお、所定時間の経過後においても音声認識装置2が数値音声認識結果を認知しない場合には、スピーカ16により数値の入力を要求するメッセージが発せられる。
【0019】
また、ステップ1(S1)において音声認識装置2が設定モードで有り(S1のY)、表示器に設定値を設定する設定ウィンドが表示されていない場合には(S2のN)、成形機制御装置1は、設定項目認識モードを認識し、音声認識装置2に画面、項目、操作を要求するコマンドを送信して(S13)、音声認識装置2はマイク5からの設定項目音声の取り込みを開始する。音声認識装置2は、音声入力部6で取り込まれた設定項目音声に所定の処理を施して設定項目音声データに加工し、該設定項目音声データを設定項目音声認識部11により設定項目音声辞書10の設定項目音声データと照合して1つの認識結果を得て(S14)、該設定項目認識結果を成形機制御装置1に送信する(S15のY)。成形機制御装置1は、受信した設定項目認識結果が項目設定アドレスか否かを判別して(S16)、設定項目認識結果が項目設定アドレスの場合(S16のY)には、表示画面項目、つまり、表示器に表示されている画面の設定項目であるか否かの判別を行う(S17)。そして、表示画面の設定項目でない場合(S17のN)には、成形機制御装置1は、音声認識装置2に表示画面外項目選択のコマンドを送信して(S24)、スピーカ16から、表示画面外項目が選択されたので表示器の画面を変更するか否かの判断を要求するメッセージを発して(S25)、回答により画面変更するとの判断がなされると(S25AのY)画面表示して(S25B)次のステップに進む。また、ステップ17(S17)において、表示画面、つまり、表示器に表示されている画面の設定項目である場合(S17のY)には、成形機制御装置1は、該設定項目がパスワード設定機能により設定変更規制されている設定項目であるか否かを判別して(S18)、規制外の項目であることを認知することにより(S18のY)、表示器に設定項目選択設定ウィンドを表示して(S19)音声認識処理を終了し、また、設定変更規制されている項目であることを認識すると(S18のN)、成形機制御装置1に規制項目が選択されたことを通知するコマンドを送信して(S26)、スピーカ16から規制項目が選択されたことを通知するメッセージを発して(S27)音声認識処理を終了する。
【0020】
また、ステップS16(S16)において、設定項目認識結果が項目設定アドレスでない場合(S16のN)には、成形機制御装置1は、該設定項目認識結果が画面設定アドレスであるか否かを判別して(S20)、設定項目認識結果が画面設定アドレスである場合(S20のY)には、対応するアドレスの画面を表示器に表示して音声認識処理を終了する。また、ステップ20(S20)において、設定項目認識結果が画面設定アドレスでない場合(S20のN)には、成形機制御装置1は、該設定項目認識結果が操作設定アドレスであることを認識して、該操作設定アドレスに対応するシーケンスアドレスをオンして(S23)、音声認識処理を終了する。なお、成形機制御装置1は、シーケンスアドレスをオンすることで、所望のアクチュエータを動作させる。
【0021】
次に、成形機制御装置1に設けられたオペレータ検知センサ19および絞り込み型辞書の作用を図4のフローチャートに基づいて説明する。まず、オペレータスイッチ3(図2参照)をオン操作することにより、成形機制御装置1が音声入力モードに設定され、成形機制御装置1から音声認識装置2に音声入力モードを通知するコマンドが送信される(S31)。そして、成形機制御装置1は、オペレータ検知センサ19(図2参照)の検知信号の有無を判別して(S32)、検知信号が無い場合、つまり、オペレータが操作盤の表示器を目視していないと判断した場合には(S32のN)、音声認識部7において、音声入力部6から入力された設定項目音声を設定項目音声辞書10の全ての音声データと照合することで認識して(S36ないしS40)、設定項目の変更を実行して(S35)音声認識処理を終了する。
【0022】
また、ステップ32において、成形機制御装置1がオペレータ検知センサ19(図2参照)の検知を認知した場合、つまり、オペレータが操作盤の表示器の表示を目視していると判断した場合には(S32のY)、成形機制御装置1は、音声認識装置2に絞り込み型辞書使用の信号を送信する(S33)。すると、音声認識装置2は、設定項目音声認識部11により音声入力部6に入力された設定項目音声からキーワードを抽出して、該キーワードに基づいて設定項目音声辞書10の音声データを分類することにより絞り込み型辞書に編集し、設定項目音声を該絞り込み型辞書の音声データと照合して認識することにより(S34)、設定項目の変更を実行して(S35)音声認識処理を終了する。なお、絞り込み型辞書は、設定項目音声から抽出したキーワードが画面名であった場合には、指定された画面内にのみ存在する設定項目に音声データを絞り込み、また、キーワードが制御または動作に関連する事項であった場合には、該事項に関連する音声データに絞り込む。
【0023】
次に、音声認識装置2に設けられたヘッドセットの作用について説明する。ヘッドセットは、音声による指令を音声認識装置2に取り込むためのマイク5と、音声認識装置2の認識結果を確認するための音声が出力されるスピーカ16とを一体で装備するので、ヘッドセットを装着すると共にオペレータスイッチ3としてのボタンスイッチを持ち歩くことで、オペレータは、成形機制御装置1から離れた位置から音声入力により成形機制御装置1への設定項目の選択および設定値の数値入力することができ、また、スピーカ16から出力される音声により音声認識装置2の認識結果を確認することができる。例えば、射出成形機のバルブおよびアンプを調整する際には、作業者は、ヘッドセットを装着してオペレータスイッチ3としてのボタンスイッチを持ち歩くことにより、成形機制御装置1から離れた位置でバルブおよびアンプの設定を変えながらアクチュエータを動作させることができ、調整作業を1人で行うことができる。また、成形機制御装置1は、スピーカ16により音声認識装置2の認識結果を音声で確認して、認識結果が正しいことを判断してからアクチュエータを動作させるので、作業者が意図しないアクチュエータを動作させてしまうようなことがなく、安全に作業することができる。
【0024】
また、本実施の形態の射出成形機は、図2に示すように、音声認識部7に実測値出力指令音声の音声データが予め設定項目音声辞書10に音声登録されており、音声入力部6に実測値出力指令音声が入力されることにより、設定項目音声認識部11が実測値出力指令音声を認識して、該認識された実測値を音声出力する。これにより、オペレータは、ヘッドセットを装着することで、成形機制御装置1から離れた位置で、ヘッドセットのマイク5で実測値出力指令音声を音声により指令して、該実測値をスピーカにより確認することができるので、成形機の動作中に刻々と変化する実測値をチェックしながら、成形条件や成形機の細微な調整を行うことができる。
【0025】
ここで、実測値音声出力する処理の流れを図5に基づいて説明する。まず、実測値の音声出力を音声により指令すると(S51)、該実測値出力指令音声が音声認識部7(図2参照)で認識されて、該認識した実測値音声の確認のためのメッセージがスピーカ16から出力される(S52)。次に、該実測値音声を繰り返し出力するのか否かを確認し(S53)、繰り返ししない場合には(S53のN)、実測値音声をスピーカ16から出力して(S57)、実測値音声出力処理を終了する。また、ステップ53において、音声または携帯式のスイッチ等で実測値音声出力を繰り返すことを指令すると(S53のY)、まず、実測値音声をスピーカ16から出力して(S54)、繰り返しの指令を待ち(S55)、音声またはスイッチ等で繰り返しが指令されると(S55のY)再び実測値音声をスピーカ16から出力する(S54)。また、ステップS55において繰り返しの指令がない場合(S55のN)、音声により実測値音声出力の中止の指令を待ち(S56)、音声により実測値音声出力の中止が指令されなければ(S56のN)、繰り返しの指令を待ち(S55)、音声またはスイッチ等で繰り返しが指令されると(S55のY)再び実測値音声をスピーカ16から出力する(S54)。また、ステップ56において、音声により実測値音声出力の中止が指令されると(S56のY)、実測値音声出力の処理を終了する。
【0026】
次に、本実施の形態の射出成形機における音声によるパスワード設定の作用について説明する。音声認識装置2は、成形機制御装置1でパスワード設定モードが設定されると、声紋認識モードに設定されて、オペレータスイッチ3をオン操作することにより声紋認識部15の音声認識を開始する。そして、音声認識装置2は、オペレータから発声された音声をマイク5から取り込んで音声入力部6により所定の処理を施して、音声入力部6により加工された音声データの声紋を声紋リスト14の声紋データと照合して1つの認識結果を認識することにより、該認識結果に基づいてオペレータを特定して、特定のオペレータ以外に対して設定変更可能な設定項目を規制することにより、重要な成形条件のデータを保護することができる。
【0027】
次に、本実施の形態の射出成形機における音声データ登録手段としての音声データ登録部18に音声データを登録する処理の流れを図6に基づいて説明する。まず、オペレータにより音声で音声データ登録が指示されると(S61)、音声認識部7は、音声データ登録モードに設定されて、これから登録する音声データを成形条件に関連づけるか、またはバックアップであるのかを確認する(S62)。そして、音声データがバックアップである場合には(S62のN)、添付ファイルが有るか無いかを確認して(S63)、添付ファイルが有る場合には(S63のY)、添付ファイルを入力する入力ポートを指示して(S64)、次に、添付ファイルをステップ64で指示した入力ポートから取り込んで(S65)、音声データ登録部18(図2参照)に音声データを登録して(S66)、音声データ登録処理を終了する。なお、ステップ63において、音声データに添付するファイルが無い場合には(S63のN)、音声データを取り込んで音声データ登録部18に登録することにより、音声データ登録処理を終了する。また、ステップ62において、音声データを成形条件に関連づける場合には(S62のY)、音声により成形条件登録番号を指示して(S67)、次の処理(S63)に進むことになる。さらに、音声データ登録部18に音声データが登録されている場合には、図示しない操作盤の表示器に、音声データが登録されていることを喚起する「音声データ1」等が表示される。
【0028】
また、音声データ登録部18(図2参照)に登録された音声データを再生する場合には、オペレータが図示しない表示器に表示された条件画面の再生スイッチをオン操作するか、或いは、音声入力にて「音声データ1再生」を指示することにより、音声データ登録部18に登録された音声データを再生することができる。
【0029】
したがって、本実施の形態の射出成形機の音声入力装置および音声入力装置の制御方法では、成形機制御装置1に接続されたオペレータスイッチ3をオン操作することにより、音声認識装置2でマイク5から取り込まれた音声の指令が認識されて該認識結果が成形機制御装置1に入力されるので、手が塞がっている場合でも、オペレータスイッチ3としてのフットスイッチを踏むことで、成形機制御装置1の設定項目の選択および設定値の数値入力を音声により容易に行うことができ、入力作業を効率化することができる。また、オペレータ検知センサ19の検知、つまり、オペレータが表示器の表示を目視していることを検知することで、音声入力部6に入力された設定項目音声のキーワードを抽出して、該キーワードに基づいて、設定項目音声を照合する辞書データを絞り込み、また、オペレータ検知センサ19の検知が無い、つまり、オペレータが表示器の表示を目視していない場合には、入力された音声データを全辞書データと照合するので、音声認識装置2の認識率および認識効率を向上させることができる。また、オペレータは、音声認識装置2の認識結果をスピーカ16からの音声により確認できるので、音声認識装置2の誤認識による成形機制御装置1への誤入力を防止して、音声認識装置2の信頼性を向上させることができる。
【0030】
また、オペレータは、音声により所望の実測値の音声出力を指令して、該実測値をスピーカ16からの音声により確認でき、さらに、音声により既存の設定値を増減することができるので、成形条件の条件出しの際には、成形機制御装置1から離れた位置で、刻々と変化する実測値を音声で確認しながら、既存の設定値を音声により細微に増減させることが可能になり、作業を効率化することができる。
【0031】
また、音声認識装置2に声紋認識部15を設けたことで、音声認識装置2は、オペレータの声紋を認識して該認識結果によりオペレータを特定することができるので、パスワードをタッチパネル17に入力するような煩雑な入力操作することなく、容易な操作でオペレータを特定することができ、特定のオペレータ以外の設定項目を規制することで重要な成形条件のデータを保護することができる。
【0032】
また、音声認識装置2にマイク5とスピーカ16とを一体で装備したヘッドセットを設けたので、オペレータがヘッドセットを装着すると共にオペレータスイッチ3としてのボタンスイッチを持ち歩くことで、成形機制御装置1から離れた位置で成形機制御装置1に音声入力することができると共に、音声認識装置2の認識結果を音声により確認することができるので、射出成形機のバルブおよびアンプ等の調整を行う際には、作業者は、成形機制御装置1から離れた位置で、バルブおよびアンプ等を調整しながら所望のアクチュエータを動作させることができ、大型の射出成形機の場合においても1人で調整することが可能となり、作業を効率化することができる。
【0033】
また、音声認識装置2に音声データを登録する音声データ登録部18を設けることで、音声データおよび添付ファイルを登録しておいて、必要に応じて再生することができるので、オペレータが交代制をとっているような場合には、伝達事項を、例えば、操作盤の表示器に動画を表示しながら音声を再生することで、より的確な情報を伝達することができる。
【0034】
【発明の効果】
本射出成形機の音声入力装置によれば、オペレータスイッチをオンすることで、成形機制御装置が音声入力モードに設定され、音声入力装置が音声入力部に入力された音声による指令を認識して、該音声認識結果が認識結果出力部から成形機制御装置に出力されることにより成形機制御装置に設定項目の選択および設定値の入力ができるので、オペレータスイッチをフットスイッチとすることで、オペレータの手が塞がっている場合においても容易に入力操作することができ、入力作業を効率化することができる。
また、音声認識装置は、設定項目音声認識部が音声入力部に入力された設定項目音声を設定項目辞書に予め音声登録された設定項目音声データと照合することで認識することができるので、煩雑なタッチパネル操作をすることなく表示器に所望の画面や設定項目等を表示させることができ、入力作業を効率化することができる。
また、音声認識装置は、数値音声認識部により音声入力部に入力された数値音声を数値音声辞書に予め音声登録された数値音声データと照合して認識することができるので、煩雑なタッチパネル操作をすることなく容易に設定値を入力することができ、数値入力作業を効率化することができる。
また、音声認識装置の音声認識結果をスピーカから出力して音声確認するので、オペレータは、音声認識装置が正しく音声認識したことを確認してから設定を実行させることができ、音声認識装置の誤認識による誤入力を防止して、音声入力装置の信頼性を向上させることができる。
さらに、本射出成形機の音声入力制御方法によれば、音声認識装置は、音声で設定項目および設定値を指令することで、設定項目および設定値を認識して該認識結果に基づいて設定項目および設定値を設定するので、音声により入力して、入力作業および設定作業を効率化することができる。
また、オペレータは、実測値を音声により確認できるので、操作盤の表示器から離れた位置で、刻々と変化する実測値を音声で確認しながら、成形条件や成形機の調整をすることができる。
また、オペレータ検知手段によりオペレータが操作盤の表示器の前に位置することを検知、つまり、オペレータが表示器の表示を目視していることを判断することで、音声入力部に入力された音声のキーワードを抽出して、該キーワードに基づいて、音声認識部が音声入力部に入力された音声データを照合する辞書データを絞り込み、また、オペレータ検知手段の検知が無い、つまり、オペレータが表示器の表示を目視していないことを判断することで、音声入力部に入力された音声データを全辞書データと照合するので、音声認識部の認識率および認識効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の射出成形機における音声入力の制御系の概略を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態の射出成形機における音声入力の制御系を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態の成形機制御装置における音声認識の処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】本実施の形態の成形機制御装置におけるオペレータ検知センサの検知信号の有無による処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】本実施の形態の成形機制御装置における実測値の音声出力の処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】本実施の形態の成形機制御装置における音声データ登録の処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 成形機制御装置(成形機制御手段)、2 音声認識装置(音声認識手段)、3 オペレータスイッチ、5 マイク、6 音声入力部、7 音声認識部、8 認識結果出力部、9 制御部、10 設定項目音声辞書、11 設定項目音声認識部、12 数値音声辞書、13 数値音声認識部、14 声紋リスト、15 声紋認識部、16 スピーカ、18 音声データ登録部、19 オペレータ検知センサ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an injection molding machine, and more particularly to an injection molding machine equipped with a voice recognition device in a molding machine control device.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, an injection molding machine having a touch panel as a control device is known. In such an injection molding machine, an operator operates a touch panel with a finger so that a hierarchically configured screen and setting items are included. A desired screen and setting items are selected from the above, and setting values are manually input as necessary. Also, when adjusting the valves, amplifiers, etc. of an injection molding machine, one operator operates the touch panel of the control device to operate a predetermined operation unit, and the other operator adjusts the valves and amplifiers. Adjustment work was performed by a plurality of workers. Furthermore, in a conventional control device for an injection molding machine, in order to protect data such as precious molding conditions, the operator is specified by keying an ID number when a setting is selected on the touch panel. In this way, setting items that can be changed in setting values other than a specific operator are regulated.
[0003]
However, in the conventional injection molding machine, the operator operates the touch panel several times with a finger from the hierarchically configured screens and setting items, so that the desired screens and setting items are displayed on the display of the control device. Since it is called, the touch panel has to be operated several times, and the operation is troublesome, especially when the hand is blocked. In addition, when an unfamiliar operator operates, the operation procedure for calling a desired screen and setting items is not known, and it takes time to display the desired screen and setting items on the display of the control device. The efficiency may be reduced. Furthermore, operating the touch panel to key in the ID number is a cumbersome task, and if your ID number is known to other operators, change data such as important molding conditions. It may be done. In addition to the need for multiple operators to adjust valves, amplifiers, etc., especially for large injection molding machines, the distance between the workers increases, making it difficult to hear each other's voice. Therefore, it was an inefficient work. Furthermore, if it is necessary to adjust the valve and amplifier alone for the sake of convenience, one worker must go back and forth between the touch panel and the valve and amplifier. It was a heavy work for the workers.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Accordingly, the present invention has been made in view of the above circumstances, and by enabling the voice input to the molding machine control device, the voice input device and voice input method for an injection molding machine that facilitate input operation and improve work efficiency. The purpose is to provide.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to
The invention according to
Claim 4 The invention described in
[0006]
Therefore, according to the first aspect of the present invention, when the operator detecting means detects that the operator is positioned in front of the display, the keyword is extracted from the setting item voice input to the voice input unit and extracted. Based on the keyword, the setting item voice data of the setting item voice dictionary is narrowed down to form a narrowed-down dictionary.
According to the second aspect of the present invention, when the number of digits of the numerical speech recognition result recognized by the numerical speech recognition unit matches the requested number of set values requested by the molding machine control means, confirmation is made from the recognition result output unit. Audio is output.
Claim 4 In the invention described in the above, when the required number of digits of the set value is recognized by the voice recognition unit, the numerical voice input to the voice input unit is collated with the numerical voice data stored in the numerical voice dictionary of the numerical voice recognition unit. When the number of digits of the recognized numerical voice recognition result matches the required number of digits, a confirmation voice is output from the recognition result output unit.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An injection molding machine according to an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. First, an outline of the injection molding machine according to the present embodiment will be described. As shown in FIG. 1, the injection molding machine of this embodiment includes a molding
[0008]
Next, the molding
[0009]
The molding
[0010]
Next, the
[0011]
Next, the
[0012]
The setting item
[0013]
The numerical
[0014]
Further, the
[0015]
The voice
[0016]
In such a configuration, the operation of the voice input device and voice input method of the injection molding machine according to the present embodiment will be described. First, the flow of processing in the
First, when the
[0017]
When the
[0018]
Further, when the molding
[0019]
In step 1 (S1), when the
[0020]
Also step S16 In (S16), when the setting item recognition result is not the item setting address (N in S16), the molding
[0021]
Next, the operation of the operator detection sensor 19 and the narrow-down dictionary provided in the molding
[0022]
In step 32, when the molding
[0023]
Next, the operation of the headset provided in the
[0024]
In the injection molding machine according to the present embodiment, as shown in FIG. 2, the voice data of the actual measurement value output command voice is registered in the
[0025]
Here, the flow of processing for outputting the actually measured value sound will be described with reference to FIG. First, when the voice output of the actual measurement value is instructed by voice (S51), the actual measurement value output command voice is recognized by the voice recognition unit 7 (see FIG. 2), and a message for confirming the recognized actual measurement voice is displayed. The sound is output from the speaker 16 (S52). Next, it is confirmed whether or not the actual measurement value sound is repeatedly output (S53). If not repeatedly (N in S53), the actual measurement value sound is output from the speaker 16 (S57), and the actual measurement value sound is output. The process ends. In step 53, when it is instructed to repeat the actual value voice output by voice or a portable switch or the like (Y in S53), first, the actual value voice is output from the speaker 16 (S54). Waiting for a repeat command (S55), when a repeat command is issued by voice or a switch (Y in S55), the actual measurement value voice is output again from the speaker 16 (S54). If there is no repetitive command in step S55 (N in S55), the command waits for a command to stop the actual value voice output by voice (S56). If it is not instructed to stop the actual value voice output by voice (N in S56), it waits for a repeat command (S55), and if repeat is commanded by voice or a switch (Y in S55), the actual value voice is again sent to the speaker. 16 (S5 4 ). In step 56, when the stop of the actual value voice output is instructed by voice (Y in S56), the process of the actual value voice output is ended.
[0026]
Next, the action of password setting by voice in the injection molding machine of the present embodiment will be described. When the password setting mode is set by the molding
[0027]
Next, voice as voice data registration means in the injection molding machine of the present embodiment data The flow of processing for registering audio data in the
[0028]
In addition, when reproducing the audio data registered in the audio data registration unit 18 (see FIG. 2), the operator turns on a reproduction switch on a condition screen displayed on a display (not shown), or inputs audio. The voice data registered in the voice
[0029]
Therefore, in the voice input device of the injection molding machine and the control method of the voice input device according to the present embodiment, the
[0030]
Further, the operator can instruct voice output of a desired actual measurement value by voice, and can confirm the actual measurement value by voice from the
[0031]
Further, since the
[0032]
Further, since the headset that is integrally provided with the
[0033]
In addition, by providing the voice
[0034]
【The invention's effect】
According to the voice input device of this injection molding machine, by turning on the operator switch, the molding machine control device is set to the voice input mode, and the voice input device recognizes the voice command input to the voice input unit. Since the voice recognition result is output from the recognition result output unit to the molding machine control device, the setting item can be selected and the set value can be input to the molding machine control device. Even when the hand is closed, the input operation can be easily performed, and the input operation can be made more efficient.
In addition, the voice recognition device can recognize the setting item voice recognition unit by comparing the setting item voice input to the voice input unit with the setting item voice data previously registered in the setting item dictionary. A desired screen, setting items, and the like can be displayed on the display unit without performing a touch panel operation, and the input work can be made efficient.
In addition, since the voice recognition device can recognize and recognize the numerical voice input to the voice input unit by the numerical voice recognition unit with the numerical voice data previously registered in the voice dictionary, the complicated touch panel operation can be performed. Therefore, it is possible to easily input the set value without performing the process, and the numerical input operation can be made efficient.
Also, Since the voice recognition result of the voice recognition device is output from the speaker to check the voice, the operator can confirm that the voice recognition device has correctly recognized the voice and execute the setting. It is possible to prevent erroneous input and improve the reliability of the voice input device.
Further, according to the voice input control method of the present injection molding machine, the voice recognition device recognizes the setting item and the setting value by instructing the setting item and the setting value by voice, and sets the setting item based on the recognition result. Since the setting value is set, the input work and the setting work can be made efficient by inputting by voice.
In addition, since the operator can confirm the actual measurement value by voice, the operator can adjust the molding conditions and the molding machine while confirming the actual measurement value changing every moment at a position away from the display on the operation panel. .
Further, by detecting that the operator is positioned in front of the display on the operation panel by the operator detection means, that is, determining that the operator is viewing the display on the display, the voice input to the voice input unit The keyword is extracted, and based on the keyword, the voice recognition unit narrows down the dictionary data for collating the voice data input to the voice input unit, and there is no detection by the operator detection means. Since the voice data input to the voice input unit is collated with all dictionary data by determining that the display is not viewed, the recognition rate and the recognition efficiency of the voice recognition unit can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing an outline of a voice input control system in an injection molding machine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing a voice input control system in the injection molding machine of the present embodiment.
FIG. 3 is a flowchart showing a flow of speech recognition processing in the molding machine control device of the present embodiment.
FIG. 4 is a flowchart showing a processing flow depending on the presence / absence of a detection signal of an operator detection sensor in the molding machine control apparatus of the present embodiment.
FIG. 5 is a flowchart showing a flow of a process for outputting a voice of an actual measurement value in the molding machine control device of the present embodiment.
FIG. 6 is a flowchart showing a flow of processing of voice data registration in the molding machine control device of the present embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
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