JP3619627B2 - Adhesive tape - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、段ボール箱等の封緘用粘着テープに関する。さらに詳しくは、封緘後、容易に開封することのできる粘着テープに関する。
【０００２】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】
従来の梱包用プラスチック粘着テープは、段ボール箱等の封緘に用いた後開封する場合、特に段ボール箱等の側面における粘着力が強い為に、粘着テープを剥がすのにかなりの力が必要であった。また、このため、カッターナイフ等のような鋭利な刃物で切れ目を入れ、そこから指を入れる等して開封する方法も行われているが、指を入れて開封する際に粘着テープが斜めに切れたり、刃物によって内容物が損傷する等の問題があった。
【０００３】
本発明は、開封時にカッターナイフのような鋭利な刃物を使用せずとも、粘着テープが斜めに切れたりすることなく、容易に剥がすことのできる粘着テープを提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、特定の引張強度および引裂強さを有する支持体を用いることにより、開封の際、封緘部の当該粘着テープに指先を押しあてることにより該テープの流れ方向に容易に亀裂を発生させ、そこから指を入れ粘着テープの斜め裂け等を起こさずに容易に開封できることを見出し、また粘着剤層が設けられていない領域を設けた粘着テープとすることによって容易に開封でき、さらに開封時の手指の汚染も防げることを見出し、本発明を完成するに至った。
【０００５】
即ち、本発明は以下の通りである。
（１）支持体の片面に粘着剤層が設けられてなり、該支持体の流れ方向の引張強度が２０ｋｇ／ｍｍ２以上であり、かつ流れ方向の引裂強さが１．５〜４ｋｇ／ｃｍであり、さらに流れ方向の伸びが２５〜７０％であることを特徴とする粘着テープ。
【０００６】
（２）上記粘着剤層が当該粘着テープの両側縁に設けられ、粘着剤層が設けられていない領域が当該粘着テープの中央部に該テープの流れ方向に沿って帯状に存在するものである（１）記載の粘着テープ。
【０００７】
（３）粘着剤層が設けられていない領域の幅が、当該粘着テープの幅の１〜６０％である（２）記載の粘着テープ。
【０００８】
（４）粘着剤層の厚さが０．０１〜０．０５ｍｍである（１）〜（３）のいずれかに記載の粘着テープ。
【０００９】
（５）支持体の厚さが０．０２〜０．２ｍｍである（１）〜（４）のいずれかに記載の粘着テープ。
【００１０】
【発明の実施の形態】
本発明に用いられる粘着剤は特に限定されず、アクリル系、天然ゴム系等の公知の粘着剤が使用できる。中でも、被着体の選択性、使用環境の点から、天然ゴム系粘着剤が好ましい。
【００１１】
本発明に用いられる粘着剤層の厚さは、０．０１〜０．０５ｍｍの範囲であることが好ましい。
厚さが０．０１ｍｍ未満であると、接着力が不足して段ボール等の封緘性が劣る傾向があり、０．０５ｍｍを超えると、巻物にした時の側面からの糊のはみだしにより製品価値が低下する傾向がある。より好ましくは０．０１５〜０．０３ｍｍである。
【００１２】
本発明に用いられる粘着剤層には、粘着付与剤、顔料、安定化剤、充填剤、架橋剤等の公知の添加剤が配合されていてもよい。
【００１３】
本発明に用いられる支持体の材料は、特に限定されず、例えばポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン等が挙げられる。
【００１４】
本発明に用いられる支持体は、その流れ方向の引張強度が２０ｋｇ／ｍｍ２ 以上であり、かつ流れ方向の引裂強さが４ｋｇ／ｃｍ以下であり、さらに流れ方向の伸びが７０％以下であることを特徴とする。
本発明において流れ方向とは、支持体の製造において支持体フィルムの流れる方向であり、かつ粘着テープとして巻き取られる方向を意味する。
【００１５】
支持体の流れ方向の引張強度が２０ｋｇ／ｍｍ２ 未満であると、開封時に、粘着テープが斜めに裂け易くなる。好ましくは２３ｋｇ／ｍｍ２ 以上、より好ましくは３０〜５０ｋｇ／ｍｍ２ の範囲である。
【００１６】
本発明において、流れ方向の引張強度とは、ＪＩＳ Ｚ １７０２に準じ、引張速度５００ｍｍ／ｍｉｎで測定されたものである。
【００１７】
該引張強度は、公知の技術により調整することができ、例えば製膜時の延伸倍率等を変えることにより調整される。
【００１８】
また、流れ方向の引裂強さ（支持体が流れ方向に引裂ける際の抵抗）が４ｋｇ／ｃｍを超えると、開封するため粘着テープに指先等を押し当てた際に亀裂が発生し難くなる。好ましくは３ｋｇ／ｃｍ以下、より好ましくは１．５〜３ｋｇ／ｃｍの範囲である。
【００１９】
本発明において、流れ方向の引裂強さとは、ＪＩＳ Ｐ ８１１６に準じ、厚さによる換算にて測定されたものである。
【００２０】
該引裂強さは、公知の技術により調整することができ、例えばフィルム製膜時の延伸倍率等を変えることにより調整される。
【００２１】
さらに、流れ方向の伸びを７０％以下にすることにより、例えば段ボール箱を封緘する際、その側面における粘着テープの伸びが抑制され、開封し易くなる。好ましくは６０％以下、より好ましくは２５〜５０％の範囲である。
【００２２】
本発明において、流れ方向の伸びとは、ＪＩＳ Ｚ １７０２に準じ、引張速度５００ｍｍ／ｍｉｎで測定されたものである。
【００２３】
該伸びは、公知の技術により調整することができ、例えばフィルム製膜時の延伸倍率等を変えることにより調整される。
【００２４】
本発明に用いられる支持体の厚さは、０．０２〜０．２ｍｍの範囲であることが好ましい。
厚さが０．０２ｍｍ未満であると、本発明に必要な適切な引張強度を維持することが困難になる傾向があり、０．２ｍｍを超えると、段ボール梱包時のコーナー部の反発力が上昇し、梱包性が低下する傾向がある。より好ましくは０．０２５〜０．１ｍｍであり、さらに好ましくは０．０４〜０．０７ｍｍである。
【００２５】
本発明に用いられる支持体には、顔料、安定化剤、充填剤、架橋剤等の公知の添加剤が配合されていてもよい。
【００２６】
このような支持体の片面に、前記粘着剤層を設けることにより、本発明の粘着テープが得られる。
粘着剤層を、該支持体上に設けるに当たって、該粘着剤層は支持体の片面全体に設けられてもよいが、粘着剤層が当該粘着テープの両側縁に設けられて、粘着剤層が設けられていない領域が当該粘着テープの中央部に該テープの流れ方向に沿って帯状に存在するように設けられることが好ましい。
粘着テープに、このような粘着剤層が設けられていない領域を持たせることによって粘着剤層での応力緩和を防ぎ、支持体への応力を集中させることにより亀裂を発生させやすくし、容易に開封でき、内容物の破損や開封時の手指の汚染も防ぐことができる。
【００２７】
該領域の幅は、粘着テープの幅の１〜６０％が好ましい。
粘着剤層が設けられていない領域の幅が１％未満であると、易開封性が損なわれる傾向があり、６０％を超えると、段ボール箱落下時にテープ末端が剥がれ易くなる傾向がある。より好ましくは１０〜３０％である。
また、当該粘着テープの両側縁に粘着剤層が設けられておれば、両粘着剤層の幅は異なっていてもよいが、封緘性の点から同幅であることが好ましい。
【００２８】
本発明の粘着テープは、自体既知の方法で製造することができる。例えば、支持体の片面にロールコーター、押出カレンダー等を用いて粘着剤を塗布する方法、予め粘着剤層を剥離紙上に形成し、これを支持体と貼り合わせる方法等が挙げられる。
【００２９】
本発明の粘着テープは、いずれの幅、長さであってもよいが、通常、紙管、合成樹脂管等に粘着剤層を内側にしてロール上に捲回して使用に供される。
【００３０】
本発明の粘着テープには、必要に応じて背面処理剤、下塗り剤等による処理等の公知の処理が施されていてもよい。
また当該粘着テープは、その粘着剤層を保護するために、剥離紙がさらに積層されていてもよい。
【００３１】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【００３２】
実施例１
支持体として、流れ方向の引張強度が４７ｋｇ／ｍｍ２ 、流れ方向の引裂強さが１．５ｋｇ／ｃｍ、流れ方向の伸びが２６％であり、厚さ０．０６０ｍｍのポリプロピレン（ＰＰ）フィルム（ノーブレンフィルム ＫＳＴ−１Ｗ＃６０，三井東圧プラステック株式会社製）を使用した。該支持体の一方の面に天然ゴム系粘着剤を、厚さが０．０３０ｍｍ／ｄｒｙ、粘着剤層が設けられていない領域の幅が当該粘着テープの幅の５％となるように塗布し、乾燥した。次いで、支持体の他方の面にシリコーン系の背面剥離剤を塗布、乾燥し、本発明の粘着テープを得た。
【００３３】
実施例２
支持体として、流れ方向の引張強度が２９ｋｇ／ｍｍ２ 、流れ方向の引裂強さが３．０ｋｇ／ｃｍ、流れ方向の伸びが３９％であり、厚さ０．１００ｍｍのＰＰフィルム（ノーブレンフィルム ＫＳＴ−２Ｗ＃１００，三井東圧プラステック株式会社製）を使用した。該支持体の一方の面に天然ゴム系粘着剤を、厚さが０．０３０ｍｍ／ｄｒｙ、粘着剤層が設けられていない領域の幅が当該粘着テープの幅の５％となるように塗布し、乾燥した。次いで、支持体の他方の面にシリコーン系の背面剥離剤を塗布、乾燥し、本発明の粘着テープを得た。
【００３４】
実施例３
支持体として、流れ方向の引張強度が３６ｋｇ／ｍｍ２ 、流れ方向の引裂強さが１．５ｋｇ／ｃｍ、流れ方向の伸びが３９％であり、厚さ０．０６０ｍｍのＰＰフィルム（ノーブレンフィルム ＫＳＴ−２Ｗ＃６０，三井東圧プラステック株式会社製）を使用した。該支持体の一方の面に天然ゴム系粘着剤を、厚さが０．０３０ｍｍ／ｄｒｙ、粘着剤層が設けられていない領域の幅が当該粘着テープの幅の５０％となるように塗布し、乾燥した。次いで、支持体の他方の面にシリコーン系の背面剥離剤を塗布、乾燥し、本発明の粘着テープを得た。
【００３５】
実施例４
支持体として、流れ方向の引張強度が２０ｋｇ／ｍｍ２ 、流れ方向の引裂強さが１．５ｋｇ／ｃｍ、流れ方向の伸びが３４％であり、厚さ０．０６０ｍｍのＰＰフィルム（ノーブレンフィルム ＫＳＴ−２Ｗ＃６０，三井東圧プラステック株式会社製）を使用した。該支持体の一方の面に合成ゴム系粘着剤を、厚さが０．０４０ｍｍ／ｄｒｙ、粘着剤層が設けられていない領域の幅が当該粘着テープの幅の５０％となるように塗布し、乾燥した。次いで、支持体の他方の面にシリコーン系の背面剥離剤を塗布、乾燥し、本発明の粘着テープを得た。
【００３６】
比較例１
支持体として、流れ方向の引張強度が１２ｋｇ／ｍｍ２ 、流れ方向の引裂強さが５ｋｇ／ｃｍ、流れ方向の伸びが１４０％であり、厚さ０．０４０ｍｍのＰＰフィルム（トレファンＢＯ ＃４０ ２５４５，東レ株式会社製）を使用した。該支持体の一方の面に天然ゴム系粘着剤を、厚さが０．０３０ｍｍ／ｄｒｙ、粘着剤層が設けられていない領域の幅が当該粘着テープの幅の５％となるように塗布し、乾燥した。次いで、支持体の他方の面にシリコーン系の背面剥離剤を塗布、乾燥し、粘着テープを得た。
【００３７】
比較例２
支持体として、流れ方向の引張強度が９．５ｋｇ／ｍｍ２ 、流れ方向の引裂強さが４ｋｇ／ｃｍ、流れ方向の伸びが３０％であり、厚さ０．０４０ｍｍのセロハンフィルム（二村化学工業株式会社製）を使用した。該支持体の一方の面に天然ゴム系粘着剤を、厚さが０．０３０ｍｍ／ｄｒｙ、粘着剤層が設けられていない領域の幅が当該粘着テープの幅の５％となるように塗布し、乾燥した。次いで、支持体の他方の面にシリコーン系の背面剥離剤を塗布、乾燥し、粘着テープを得た。
【００３８】
比較例３
支持体として、流れ方向の引張強度が２２ｋｇ／ｍｍ２ 、流れ方向の引裂強さが１０ｋｇ／ｃｍ、流れ方向の伸びが１６０％であり、厚さ０．０３８ｍｍのポリエステルフィルム（東レ株式会社製）を使用した。該支持体の一方の面に天然ゴム系粘着剤を、厚さが０．０３０ｍｍ／ｄｒｙ、粘着剤層が設けられていない領域の幅が当該粘着テープの幅の５％となるように塗布し、乾燥した。次いで、支持体の他方の面にシリコーン系の背面剥離剤を塗布、乾燥し、粘着テープを得た。
【００３９】
以上のようにして得られた実施例および比較例の粘着テープを用いて、以下の実験を行った。
【００４０】
〔落下テスト〕
ＪＩＳ Ｚ ０２０２に準じ、落下高さ１ｍで試験を行い、落下させた後のテープの損傷状態を観察した。
○：損傷なし。
×：損傷あり。
【００４１】
〔易開封性〕
上記実施例及び比較例の粘着テープを用いて段ボール箱を封緘し、段ボール箱上面に貼付している粘着テープに（段ボール箱の合わせ部分、粘着テープの長さ方向に）指先又はカッターナイフで切れ目を入れ、該切れ目に両手を入れて開封した。評価は以下の通りである。
○：粘着テープに伸び等を発生させずに、容易に開封できる。
×：粘着テープに伸び等を発生させずには、開封できない。
【００４２】
〔指先での切り易さ〕
上記実施例及び比較例の粘着テープを用いて段ボール箱を封緘し、段ボール箱上面に貼付している粘着テープに（段ボール箱の合わせ部分に）指先のみで切れ目を入れることが可能か否かを評価した。
○：粘着テープに切れ目を入れることができる。
×：粘着テープに切れ目を入れることができない。
以上の結果を表１に示す。
【００４３】
【表１】
【発明の効果】
本発明によれば、段ボール箱等を封緘した後、粘着テープの斜め裂け等を起こさず、容易に開封でき得る粘着テープを提供できる。従って、開封時にカッターナイフのような鋭利な刃物を使用しなくてよいため、刃物によって内容物が損傷する等の問題が生じない。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an adhesive tape for sealing such as a cardboard box. More specifically, the present invention relates to an adhesive tape that can be easily opened after sealing.
[0002]
[Prior art / problems to be solved by the invention]
Conventional plastic adhesive tape for packing, when used to seal a cardboard box, etc., when opening, especially because the adhesive strength on the side of the cardboard box etc. is strong, a considerable force was required to peel off the adhesive tape . For this reason, there is also a method of cutting with a sharp knife such as a cutter knife and then opening the finger by inserting a finger from there, but the adhesive tape is slanted when the finger is inserted and opened. There was a problem that the contents were damaged by cutting or the blade.
[0003]
An object of the present invention is to provide an adhesive tape that can be easily peeled off without being cut obliquely without using a sharp blade such as a cutter knife at the time of opening.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to achieve the above-mentioned object, the present inventors use a support having a specific tensile strength and tear strength to press the fingertip against the adhesive tape in the sealed portion at the time of opening. It is found that a crack can be easily generated in the flow direction of the tape, and that it can be easily opened without inserting a finger and causing an oblique tear of the adhesive tape, etc., and an adhesive provided with an area where no adhesive layer is provided It has been found that the tape can be easily opened, and contamination of the fingers during opening can be prevented, and the present invention has been completed.
[0005]
That is, the present invention is as follows.
(1) A pressure-sensitive adhesive layer is provided on one side of the support, the tensile strength in the flow direction of the support is 20 kg / mm 2 or more, and the tear strength in the flow direction is 1.5 to 4 kg / cm. The pressure-sensitive adhesive tape further has an elongation in the flow direction of 25 to 70% .
[0006]
(2) The pressure-sensitive adhesive layer is provided on both side edges of the pressure-sensitive adhesive tape, and a region where the pressure-sensitive adhesive layer is not provided is present in a strip shape along the flow direction of the tape at the center of the pressure-sensitive adhesive tape. (1) The adhesive tape as described.
[0007]
(3) The adhesive tape according to (2) , wherein the width of the region where the adhesive layer is not provided is 1 to 60% of the width of the adhesive tape.
[0008]
(4) The adhesive tape in any one of (1)-(3) whose thickness of an adhesive layer is 0.01-0.05 mm.
[0009]
(5) The adhesive tape according to any one of (1) to (4) , wherein the support has a thickness of 0.02 to 0.2 mm.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The pressure-sensitive adhesive used in the present invention is not particularly limited, and known pressure-sensitive adhesives such as acrylic and natural rubber can be used. Of these, a natural rubber-based pressure-sensitive adhesive is preferable from the viewpoint of the selectivity of the adherend and the usage environment.
[0011]
The thickness of the pressure-sensitive adhesive layer used in the present invention is preferably in the range of 0.01 to 0.05 mm.
If the thickness is less than 0.01 mm, the adhesive strength tends to be insufficient and the sealing performance of corrugated cardboard or the like tends to be inferior. If it exceeds 0.05 mm, the product value is increased due to the sticking out of the side surface when it is rolled up. There is a tendency to decrease. More preferably, it is 0.015-0.03 mm.
[0012]
The pressure-sensitive adhesive layer used in the present invention may contain known additives such as tackifiers, pigments, stabilizers, fillers, and crosslinking agents.
[0013]
The material for the support used in the present invention is not particularly limited, and examples thereof include polyolefins such as polypropylene and polyethylene.
[0014]
The support used in the present invention has a tensile strength in the flow direction of 20 kg / mm 2 or more, a tear strength in the flow direction of 4 kg / cm or less, and an elongation in the flow direction of 70% or less. It is characterized by that.
In the present invention, the flow direction means the direction in which the support film flows in the production of the support and the direction in which the support film is wound up as an adhesive tape.
[0015]
When the tensile strength in the flow direction of the support is less than 20 kg / mm 2 , the pressure-sensitive adhesive tape easily tears obliquely when opened. Preferably it is 23 kg / mm < 2 > or more, More preferably, it is the range of 30-50 kg / mm < 2 >.
[0016]
In the present invention, the tensile strength in the flow direction is measured at a tensile speed of 500 mm / min according to JIS Z 1702.
[0017]
The tensile strength can be adjusted by a known technique. For example, the tensile strength is adjusted by changing the draw ratio during film formation.
[0018]
Further, if the tear strength in the flow direction (resistance when the support is torn in the flow direction) exceeds 4 kg / cm, cracking hardly occurs when a fingertip or the like is pressed against the adhesive tape for opening. Preferably it is 3 kg / cm or less, More preferably, it is the range of 1.5-3 kg / cm.
[0019]
In the present invention, the tear strength in the flow direction is measured in terms of thickness according to JIS P 8116.
[0020]
The tear strength can be adjusted by a known technique, for example, by changing the draw ratio during film formation.
[0021]
Further, by setting the elongation in the flow direction to 70% or less, for example, when sealing a cardboard box, the expansion of the pressure-sensitive adhesive tape on the side surface is suppressed, and the cardboard box is easily opened. Preferably it is 60% or less, More preferably, it is the range of 25-50%.
[0022]
In the present invention, the elongation in the flow direction is measured at a tensile speed of 500 mm / min according to JIS Z 1702.
[0023]
The elongation can be adjusted by a known technique, for example, by changing the draw ratio during film formation.
[0024]
The thickness of the support used in the present invention is preferably in the range of 0.02 to 0.2 mm.
If the thickness is less than 0.02 mm, it tends to be difficult to maintain the appropriate tensile strength required for the present invention. If the thickness exceeds 0.2 mm, the repulsion force of the corner portion during corrugated cardboard packaging increases. However, the packing property tends to be lowered. More preferably, it is 0.025-0.1 mm, More preferably, it is 0.04-0.07 mm.
[0025]
The support used in the present invention may contain known additives such as pigments, stabilizers, fillers, and crosslinking agents.
[0026]
By providing the pressure-sensitive adhesive layer on one side of such a support, the pressure-sensitive adhesive tape of the present invention is obtained.
In providing the pressure-sensitive adhesive layer on the support, the pressure-sensitive adhesive layer may be provided on the entire surface of the support, but the pressure-sensitive adhesive layer is provided on both side edges of the pressure-sensitive adhesive tape, It is preferable that the area not provided is provided in the central part of the pressure-sensitive adhesive tape so as to exist in a strip shape along the flow direction of the tape.
By giving the adhesive tape a region where such an adhesive layer is not provided, stress relaxation in the adhesive layer is prevented, and by concentrating the stress on the support, cracks are easily generated, and easily It can be opened, preventing damage to the contents and contamination of the fingers during opening.
[0027]
The width of the region is preferably 1 to 60% of the width of the adhesive tape.
If the width of the region where the pressure-sensitive adhesive layer is not provided is less than 1%, the easy-openability tends to be impaired, and if it exceeds 60%, the end of the tape tends to be peeled off when the cardboard box is dropped. More preferably, it is 10 to 30%.
Moreover, if the adhesive layer is provided in the both-sides edge of the said adhesive tape, although the width | variety of both adhesive layers may differ, it is preferable that it is the same width from the point of sealing property.
[0028]
The pressure-sensitive adhesive tape of the present invention can be produced by a method known per se. For example, a method in which a pressure-sensitive adhesive is applied to one side of a support using a roll coater, an extrusion calender, or the like, a method in which a pressure-sensitive adhesive layer is previously formed on a release paper, and this is bonded to a support are included.
[0029]
The pressure-sensitive adhesive tape of the present invention may have any width and length, but is usually used by being wound on a roll with a pressure-sensitive adhesive layer inside a paper tube, a synthetic resin tube or the like.
[0030]
The pressure-sensitive adhesive tape of the present invention may be subjected to a known treatment such as treatment with a back surface treatment agent, an undercoat agent or the like as necessary.
The adhesive tape may be further laminated with a release paper in order to protect the adhesive layer.
[0031]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example is given and this invention is demonstrated more concretely, this invention is not limited to these.
[0032]
Example 1
As a support, a polypropylene (PP) film having a tensile strength in the flow direction of 47 kg / mm 2 , a tear strength in the flow direction of 1.5 kg / cm, an elongation in the flow direction of 26%, and a thickness of 0.060 mm ( Noblen film KST-1W # 60, manufactured by Mitsui Toatsu Plustech Co., Ltd.) was used. A natural rubber-based adhesive is applied to one side of the support so that the thickness is 0.030 mm / dry and the width of the area where the adhesive layer is not provided is 5% of the width of the adhesive tape. , Dried. Next, a silicone-based back release agent was applied to the other surface of the support and dried to obtain the pressure-sensitive adhesive tape of the present invention.
[0033]
Example 2
As a support, a PP film (nobrene film) having a tensile strength in the flow direction of 29 kg / mm 2 , a tear strength in the flow direction of 3.0 kg / cm, an elongation in the flow direction of 39%, and a thickness of 0.100 mm KST-2W # 100, manufactured by Mitsui Toatsu Plustech Co., Ltd.) was used. A natural rubber-based adhesive is applied to one side of the support so that the thickness is 0.030 mm / dry and the width of the area where the adhesive layer is not provided is 5% of the width of the adhesive tape. , Dried. Next, a silicone-based back release agent was applied to the other surface of the support and dried to obtain the pressure-sensitive adhesive tape of the present invention.
[0034]
Example 3
As a support, a PP film (nobrene film) having a tensile strength in the flow direction of 36 kg / mm 2 , a tear strength in the flow direction of 1.5 kg / cm, an elongation in the flow direction of 39%, and a thickness of 0.060 mm. KST-2W # 60, manufactured by Mitsui Toatsu Plustech Co., Ltd.) was used. A natural rubber-based adhesive is applied to one side of the support so that the thickness is 0.030 mm / dry and the width of the area where the adhesive layer is not provided is 50% of the width of the adhesive tape. , Dried. Next, a silicone-based back release agent was applied to the other surface of the support and dried to obtain the pressure-sensitive adhesive tape of the present invention.
[0035]
Example 4
As a support, a PP film (nobrene film) having a tensile strength in the flow direction of 20 kg / mm 2 , a tear strength in the flow direction of 1.5 kg / cm, an elongation in the flow direction of 34%, and a thickness of 0.060 mm. KST-2W # 60, manufactured by Mitsui Toatsu Plustech Co., Ltd.) was used. A synthetic rubber adhesive is applied to one surface of the support so that the thickness is 0.040 mm / dry and the width of the area where the adhesive layer is not provided is 50% of the width of the adhesive tape. , Dried. Next, a silicone-based back release agent was applied to the other surface of the support and dried to obtain the pressure-sensitive adhesive tape of the present invention.
[0036]
Comparative Example 1
As a support, a PP film (Trephan BO # 40 with a tensile strength in the flow direction of 12 kg / mm 2 , a tear strength in the flow direction of 5 kg / cm, an elongation in the flow direction of 140%, and a thickness of 0.040 mm. 2545, manufactured by Toray Industries, Inc.). A natural rubber-based adhesive is applied to one side of the support so that the thickness is 0.030 mm / dry and the width of the area where the adhesive layer is not provided is 5% of the width of the adhesive tape. , Dried. Next, a silicone-based back release agent was applied to the other surface of the support and dried to obtain an adhesive tape.
[0037]
Comparative Example 2
As a support, a cellophane film having a tensile strength in the flow direction of 9.5 kg / mm 2 , a tear strength in the flow direction of 4 kg / cm, an elongation in the flow direction of 30%, and a thickness of 0.040 mm (Nimura Chemical Industry) Used). A natural rubber-based adhesive is applied to one side of the support so that the thickness is 0.030 mm / dry and the width of the area where the adhesive layer is not provided is 5% of the width of the adhesive tape. , Dried. Next, a silicone-based back release agent was applied to the other surface of the support and dried to obtain an adhesive tape.
[0038]
Comparative Example 3
As a support, a polyester film (made by Toray Industries, Inc.) having a tensile strength in the flow direction of 22 kg / mm 2 , a tear strength in the flow direction of 10 kg / cm, an elongation in the flow direction of 160%, and a thickness of 0.038 mm. It was used. A natural rubber-based adhesive is applied to one side of the support so that the thickness is 0.030 mm / dry and the width of the area where the adhesive layer is not provided is 5% of the width of the adhesive tape. , Dried. Next, a silicone-based back release agent was applied to the other surface of the support and dried to obtain an adhesive tape.
[0039]
The following experiments were conducted using the adhesive tapes of Examples and Comparative Examples obtained as described above.
[0040]
[Drop test]
According to JIS Z 0202, the test was conducted at a drop height of 1 m, and the damaged state of the tape after dropping was observed.
○: No damage.
×: Damaged.
[0041]
[Easy opening]
The cardboard box is sealed using the adhesive tapes of the above examples and comparative examples, and the adhesive tape affixed to the upper surface of the cardboard box is cut with a fingertip or a cutter knife (in the direction of the length of the adhesive tape) And both hands were opened in the cut. The evaluation is as follows.
○: The adhesive tape can be easily opened without causing elongation or the like.
X: Cannot be opened without causing elongation or the like in the adhesive tape.
[0042]
[Ease of cutting with fingertips]
Whether the cardboard box is sealed with the adhesive tapes of the above-mentioned examples and comparative examples, and whether or not it is possible to make a cut with only the fingertips (on the mating portion of the cardboard box) attached to the upper surface of the cardboard box evaluated.
○: A cut can be made in the adhesive tape.
X: The adhesive tape cannot be cut.
The results are shown in Table 1.
[0043]
[Table 1]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, after sealing a cardboard box etc., the adhesive tape which can be opened easily without raise | generating the diagonal tear of an adhesive tape etc. can be provided. Therefore, since it is not necessary to use a sharp blade such as a cutter knife when opening, there is no problem that the contents are damaged by the blade.
Claims (5)
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP33949396A JP3619627B2 (en) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | Adhesive tape |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33949396A JP3619627B2 (en) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | Adhesive tape |
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| JPH10175660A JPH10175660A (en) | 1998-06-30 |
| JP3619627B2 true JP3619627B2 (en) | 2005-02-09 |
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Family Applications (1)
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-
1996
- 1996-12-19 JP JP33949396A patent/JP3619627B2/en not_active Expired - Fee Related
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| JPH10175660A (en) | 1998-06-30 |
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