JP3619164B2 - Centrifuge and operating method thereof - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バスケットの回転により生じる遠心力を利用して原液を液分と固形物とに分離する遠心分離機及びその運転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
原液を液分と固形物(結晶)とに分離する処理を行うために遠心分離機が用いられている。
【0003】
図7は、従来の遠心分離機の要部の構造の一例を示したものである。同図において1は円筒状に形成された本体101と、その上端の開口部を閉じる蓋板102とを備えたケーシング、2はケーシング1内に配置されて回転自在に支持された籠型のバスケットである。バスケット2は、無数の透過孔2aを有する円筒状の周壁部201と、該周壁部の軸線方向の一端に取り付けられた環状の端板202と、周壁部201の軸線方向の他端を閉じる底板(図示せず。)とを備えていて、端板202の内周部がバスケットの開口部2bとなっている。
【0004】
バスケット2は、その軸線をケーシング1の軸線と同じ方向に向け、かつ開口部2bをケーシング1の蓋板102側に向けた状態でケーシング1内に配置され、その底板に取り付けられた図示しない回転軸がケーシング1に固定された軸受装置により回転自在に支持されている。
【0005】
ケーシング1には、電動機や油圧モータ等を駆動源としてバスケット2を回転駆動するバスケット駆動装置が設けられていて、該駆動装置によりバスケット2が回転駆動される。バスケット2の周壁部201の内周には、ろ布、金網、多孔板などからなるフィルタ3が適宜の手段により固定されている。
【0006】
遠心分離機にはまた、バスケット2の周壁部の内周に堆積する固形物を掻き取る固形物掻取装置4が設けられる。図示の固形物掻取装置4は、掻取軸401と、該掻取軸401の先端に旋回アーム402を介して取り付けられた掻取刃403と、掻取軸401を駆動する掻取軸駆動装置404とにより構成されている。掻取軸401は、バスケット2の軸線と平行な方向に軸線を向け、中心軸線の回りに回転可能な状態で、かつバスケット2の軸線方向に変位可能な状態で、フレーム405を介してケーシング1に支持されていて、その先端部側がバスケット2の開口部2bを通して該バスケット2内に挿入されている。旋回アーム402は掻取軸401の軸線と直角な方向に向けた状態で配置され、その後端部に設けられた円筒状のボス部402aが掻取軸401の下端に嵌合されて、ボルト408により掻取軸401に固定されている。旋回アーム402の先端部に掻取刃403が取り付けられている。
【0007】
図7には詳細に図示してないが、掻取軸駆動機構404は、掻取刃403をバスケット2の軸線方向に直線移動させるべく掻取軸401を軸線方向に駆動する軸方向駆動機構と、掻取刃403をバスケット内で旋回させるべく掻取軸401を一定の角度範囲で往復回転駆動する回転駆動機構とにより構成されている。
【0008】
掻取軸401を支持するフレーム405内の下端に掻取軸401をスライド自在に貫通させたフランジ406が取り付けられ、このフランジ406に設けられた溝内にオイルシール407が収容されている。フレーム405は下端にフランジ405aを有して、該フランジ405aがフランジ板10を介してケーシングの上蓋102に当接され、フランジ405aとフランジ板10とがボルト6及びナット7により上蓋102に締結されている。
【0009】
またフランジ板10と旋回アーム402の後端部のボス部402aとの間に掻取軸401のバスケット2内に挿入される部分を覆うベローズ11が取り付けられている。フランジ板10の下面にはまた、ベローズ11を周囲から囲むベローズカバー12が取り付けられている。
【0010】
図示してないが、この種の遠心分離機には更に、バスケット2内に挿入された給液パイプと該給液パイプにバルブを介して接続された原液供給源とを備えた給液装置と、バスケット2内に挿入された洗浄液供給パイプと該洗浄液供給パイプにバルブを介して接続された洗浄液供給源とを備えた洗浄液供給装置とが設けられる。
【0011】
図示の遠心分離機を用いて原液を液分と固形物とに分離する処理を行なう際には、先ずバスケット2を所定の給液速度で回転させて、図示しない給液パイプを通してバスケット2内に原液を供給する給液過程を行う。次いでバスケットを高速回転させることにより、原液を液分と固形物とに分離する固液分離過程を行って、原液中の液分をバスケットの内周に配置されたフィルタ3とバスケット2の周壁部201に設けられた透過孔2aとを通してバスケット外に排出する。
【0012】
上記給液過程と固液分離過程とを繰り返すことによりバスケットの内周に固形物の層を形成していく。バスケットの内周に形成された固形物層の厚みが所定値を超えたときに固液分離過程を終了し、次いで図示しない洗浄液供給装置から回転しているバスケット内の固形物層に洗浄液(通常は清水)を供給して固形物を洗浄する固形物洗浄過程を行う。
【0013】
固形物洗浄過程が終了した後、バスケットを所定時間高速回転させて遠心脱水を行うことにより固形物中の水分を除去する。次いで必要に応じてバスケット内の固形物を乾燥させる固形物乾燥過程を行った後、固形物掻取過程を行う。
【0014】
なお固形物乾燥過程は、例えばケーシング内を真空引きして減圧した状態でバスケット内の温度を上昇させることにより行う。
【0015】
固形物掻取過程では、バスケットを低速回転させた状態で、先ず掻取刃403をバスケット2の開口部2b寄りの限界位置に設定した初期位置で掻取軸401を回転させて掻取刃をバスケットの外径側に旋回させることにより、掻取刃403をバスケットの内周に形成された固形物層中に進入させながら固形物を掻き落とす進入掻落し動作を行わせる。掻取刃403がバスケットの内周に配置されたフィルタ3に近接した状態になる進入限界位置に達したときに掻取刃の旋回動作を停止させる。次いで、進入限界位置まで進入した掻取刃403をバスケットの開口部2bと反対側の端部に向けて下降させながら固形物を掻き落とす下降掻落し動作を行わせ、掻取刃403がバスケット2の開口部2bと反対側の端部(底壁部)に近接した状態になる最終位置に達したところで掻取刃403をバスケットの内径側に旋回させて引き戻す旋回引き戻し動作を行わせる。次いで、掻取刃403を上昇させてバスケットの開口部2b側の初期位置に引き戻す上昇引き戻し動作を行わせる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上記の遠心分離機において、掻取軸401のバスケット内に挿入された部分がむき出しになっていると、掻取軸401の外面に固形物が付着して固まることがある。掻取軸を上昇させた際に、その外面に付着した固形物が軸受装置405側に進入すると、軸受メタルが破損したり、掻取軸の上昇が妨げられたりする。そのため、オイルシール407よりも下方の位置に、掻取軸の外面に摺動接触する環状のダスターシールを取り付けて、掻取軸を上昇させる際にこのダスターシールにより、掻取軸に付着した固形物を除去することが行われていたが、このようなダスターシールでは掻取軸の外面に付着した固形物を完全に除去することができないため、掻取軸の外面に付着した固形部が軸受装置405側に進入するのを完全に防ぐことはできなかった。
【0017】
そのため従来の遠心分離機では、図7に示したように、掻取軸401のバスケット2内に挿入される部分を完全に覆うようベローズ11を取り付けて、掻取軸401の外面に固形物が付着するのを防止していた。
【0018】
ところが、ベローズ11を取り付けた場合には、ベローズ11の外面に固形物が付着して固まるため、掻取軸401を上昇させてベローズ11を収縮させた際に、ベローズのひだの間に固形物が挟まり、そのままベローズを更に収縮させるとベローズが破れるという問題があった。
【0019】
本発明の目的は、ベローズを用いることなく、掻取軸の外面に付着した固形物が軸受装置側に進入するおそれをなくすことができるようにした遠心分離機を提供することにある。
【0020】
本発明の他の目的は、固形物を掻き取った後、掻取軸の外面に付着した固形物を軸受装置側に進入させることなく、掻取軸を上昇させて引き戻すことができるようにした遠心分離機の運転方法を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ケーシング内に配置されて回転自在に支持されたバスケットと、バスケットを回転駆動するバスケット駆動装置と、バスケットの軸線と平行な方向に軸線を向け、中心軸線の回りに回転可能な状態で、かつバスケットの軸線方向に変位可能な状態でケーシングに支持されて先端部側がバスケットの開口部を通して該バスケット内に挿入される掻取軸と、掻取軸の先端部に取り付けられた旋回アームと、旋回アームの先端に取り付けられた掻取刃と、掻取刃をバスケットの軸線方向に直線移動させるべく掻取軸を軸線方向に駆動する軸方向駆動機構と掻取刃をバスケット内で旋回させるべく掻取軸を一定の角度範囲で往復回転駆動する回転駆動機構とを有する掻取軸駆動機構とを備えて、バスケットの内周に堆積した固形物を掻取刃の旋回運動と直線移動とにより掻き取るようにした遠心分離機を対象とする。
【0022】
本発明においては、バスケット内に開口した開口部を先端に有し、ケーシング内で掻取軸を取り囲むように配置されてケーシングに対して固定されたワイパ保持フレームと、ワイパ保持フレームの内側で掻取軸の周方向に並ぶように配置されて、掻取軸の外周面に押し付けられた状態でワイパ保持フレームに保持された複数のワイパブレードと、掻取軸に付着した固形物を除去するために、掻取刃の直線移動と旋回運動とからなるクリーニング動作を行わせるように掻取軸駆動機構を制御する掻取軸駆動機構制御装置とを設けて、クリーニング動作時に掻取軸とワイパブレードとの間に生じる相対的な変位により掻取軸に付着した固形物を剥ぎ取って除去するようにした。
【0023】
上記のようにワイパブレードを設けて、掻取刃の直線運動と旋回運動とを組み合わせたクリーニング動作を行わせるようにすると、掻取軸とワイパブレードとの間に相対的な回動運動と軸線方向運動との双方を生じさせることができるため、掻取軸の外面に付着した固形物を完全に除去することができる。そのため、掻取軸のバスケット内に挿入される部分を覆うベローズを省略してコストの低減を図ることができる。またワイパブレードはベローズのように固形物の付着により破損することがなく、しかもワイパブレードはベローズに比べて安価に製作できるため、ベローズを用いる場合に比べてメンテナンスに要する費用を安くすることができる。
【0024】
複数のワイパブレードは、各ワイパブレードに対して設けたバネの付勢力により掻取軸の外面に押し付けるようにしてもよく、各ワイパブレードを弾力性を有する合成樹脂により製作して、複数のワイパブレードをそれぞれが有する弾性により掻取軸の外面に押し付けるようにしてもよい。
【0025】
また複数のワイパブレードを金属により形成することもできる。この場合、掻取軸は、少なくともワイパブレードと接触する部分の表面がワイパブレードよりも大きな硬度を有するように形成する。
【0026】
このように、ワイパブレードを金属により形成すると、固まった固形物が掻取軸に強固に付着している場合でも、該固形物を確実に剥ぎ取って除去することができるため、掻取軸のクリーニングを更に確実に行わせることができる。
【0027】
掻取軸の外面に付着した固形物の除去をより効果的に行わせるためには、ワイパ保持フレームを筒状に形成するとともに、ワイパ保持フレームの後端部側から該ワイパ保持フレーム内に圧縮ガスを供給する圧縮ガス供給用ノズルを設けて、ワイパ保持フレーム内を通過してその先端の開口部からバスケット内に流出するガス流を生じさせるようにするのが好ましい。
【0028】
本発明は、特にバスケットの中心軸線を垂直方向に向けた状態で配置して、掻取軸を上下方向に移動させるように軸方向駆動機構を設け、掻取刃を水平方向に旋回させるように掻取軸の回転駆動機構を設ける竪形の遠心分離機に適用した場合に顕著な効果を得ることができるが、バスケットの回転軸を横向きに配置する横形の遠心分離機にも本発明を適用できるのはもちろんである。
【0029】
本発明に係わる運転方法は、バスケットの中心軸線を垂直方向に向けた状態にして、バスケット内に供給した原液を固形物と液分とに分離する固液分離処理と、該固液分離処理によりバスケットの内周に堆積した固形物の洗浄及び脱液処理とを行った後、バスケットを低速回転させた状態でバスケットの開口部側に設定した初期位置で掻取刃をバスケットの外径側に旋回させてバスケットの内周に堆積した固形物中に進入させることにより固形物を掻き落とす進入掻落し動作と固形物中に進入させた掻取刃をバスケットの開口部と反対側の端部に向けて下降させながら固形物を掻き落す下降掻落し動作と掻取刃がバスケットの開口部と反対側の端部に近接した状態になる最終位置に達した後掻取刃をバスケットの内径側に旋回させて引き戻す旋回引き戻し動作と掻取刃を上昇させて初期位置側に引き戻す上昇引き戻し動作とを行うことによりバスケットの内周に堆積された固形物を掻き取る固形物掻取過程と、バスケット内から固形物を排出する固形物排出過程とを行う遠心分離機の運転方法であって、本発明においては、バスケット内に開口した開口部を先端に有し、ケーシング内で掻取軸を取り囲むように配置されてケーシングに対して固定されたワイパ保持フレームと、ワイパ保持フレームの内側で掻取軸の周方向に並ぶように配置されて掻取軸の外周面に押し付けられた状態でワイパ保持フレームに保持された複数のワイパブレードとを設けておき、固形物掻取過程で上昇引き戻し動作を行なわせる際に、掻取刃を上昇させながら該掻取刃の往復旋回運動を行わせて、掻取軸に付着した固形物をワイパブレードにより剥ぎ取って除去するクリーニング動作を行なわせる。
【0030】
クリーニング動作を行なわせる際には、ワイパ保持フレームの後端部側から該ワイパ保持フレーム内に圧縮空気を供給してワイパブレードにより剥ぎ取られた固形物を吹き飛ばすようにするのが好ましい。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下図1ないし図6を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明に係わる遠心分離機の要部の構造の一例を示した断面図、図2は同要部の上面図、図3(A)は、図1の遠心分離機で用いるワイパ保持フレームとワイパブレードとをその周辺部分とともに詳細に示した縦断面図、図3(B)は、同図(A)のB−B線に沿って断面して示した横断面図、図4は、ワイパ保持フレームの保持構造の変形例を示した図3(B)と同様な横断面図である。また図5は、本発明に係わる遠心分離機を運転する際に用いる制御装置の構成を概略的に示したブロック図、図6は、固形物掻取過程の制御アルゴリズムを示したフローチャートである。
【0032】
図1ないし図3において、図7に示した従来の遠心分離機の各部と同等の部分には同一の符号を付してある。図1ないし図3において、1は軸線を垂直方向に向けた円筒状の本体101と、上蓋102とを備えたケーシング、2は軸線を垂直方向に向けた状態でケーシング1内に配置されてケーシングに回転自在に支持された籠型のバスケットであり、これらは図7に示した従来の遠心分離機と同様に構成されている。後記する掻取軸をバスケット2内に挿入するため、ケーシング1の上蓋102には、バスケット2の開口部2bの内周縁よりも内径側に開口した孔102aが形成されている。
【0033】
ケーシング1には、電動機や油圧モータ等を駆動源としてバスケット2を回転駆動するバスケット駆動装置が設けられ、バスケット2の周壁部201の内周には、ろ布、金網、多孔板などからなるフィルタ3が適宜の手段により固定されている。
【0034】
図1及び図2において、固形物掻取装置4は、基本的には従来の遠心分離機に設けられていたものと同様に構成されていて、ケーシング1の上蓋102に固定されたフレーム405に支持されて、先端部側がケーシングの上蓋102の孔102aとバスケット2の開口部2bを通してバスケット2内に挿入された掻取軸401と、掻取軸401の先端に旋回アーム402を介して取り付けられた掻取刃403と、掻取軸401を駆動する掻取軸駆動装置404とを備えている。
【0035】
また5は本発明において新たに設けられた掻取軸クリーニング装置で、このクリーニング装置は、ワイパ保持フレーム501と、該ワイパ保持フレームに保持された複数のワイパブレード502とにより構成されている。
【0036】
更に詳細に説明すると、ワイパ保持フレーム501は、フレーム本体503と、該フレーム本体に固定された外筒504とからなっている。図3(A),(B)にも示したように、フレーム本体503は、ケーシング1に取り付けられた状態で掻取軸401を隙間を介して同心的に取り囲むように円筒状に形成された筒状部503aと、該筒状部の上端に形成されたフランジ部503bとからなっていて、その筒状部503aをケーシングの上蓋102の孔102aを通してケーシング内に挿入し、かつそのフランジ部503bを孔102aの周辺部の外面に当接させた状態で配置されている。
【0037】
また外筒504は、フレーム本体503の筒状部503aを同心的に取り囲むように配置された円筒部504aと、該円筒部504aの上端に形成されたフランジ部504bとを有する部材からなっていて、そのフランジ部504bが本体503のフランジ部503bの下面にボルト505により締結されている。
【0038】
フレーム本体503の筒状部503aには、掻取軸401の軸線方向に長く伸びる複数のスリット503a1が形成され、これら複数のスリットにそれぞれ複数個(図示の例では4個)の矩形板状に形成されたワイパブレード502がスライド自在に嵌合されている。4個のワイパブレード502は、例えばポリテトラフルオロエチレン(商品名テフロン)等の弾力性を有する合成樹脂からなっていて、図3(B)に示したように、それぞれの板面を掻取軸401の中心軸線を含む平面上に位置させた状態で放射状に配置されている。
【0039】
また外筒504の円筒部504aの内周には、4本のスリット503a1にそれぞれ整合する4つの溝504a1が形成されていて、これらの溝504a1内に嵌合保持された板バネ506が対応するワイパブレード502に当接され、各板バネ506により、ワイパブレード502が掻取軸の径方向の内側に付勢されて、掻取軸401の外面に押し付けられている。
【0040】
クリーニング装置5のフレーム本体のフランジ部503b内には、掻取軸401を同心的に取り囲む環状の空気室507が形成され、フランジ部503bの内径寄りの部分の内部には、一端が空気室507に連通し、他端が筒状部503aの内側に向けて斜め下方に開口した複数のノズル508が、掻取軸401の周方向に等角度間隔をもって設けられている。空気室507内には、図示しない圧縮空気供給源からパイプ509を通して圧縮空気が供給され、空気室509から各ノズル508を通して、ワイパ保持フレーム501内に圧縮空気が供給されるようになっている。
【0041】
固形物掻取装置4のフレーム405は、その下端にフランジ部405aを備えていて、該フランジ部405aがワイパ保持フレーム501のフランジ部503bの上面に当接されて、フランジ部503bとフランジ部405aとがボルト6及びナット7によりケーシングの上蓋102に締結されている。
【0042】
フレーム405内には、垂直方向に伸びる孔405bが、ケーシングの上蓋の孔102a及びワイパ保持フレーム501と中心軸線を共有した状態で設けられていて、この孔405b内に掻取軸401を支持するスリーブ状の軸受メタル406及び407が上下に間隔をあけて保持されている。掻取軸401は、その中心軸線を垂直方向(バスケットの軸線と平行な方向)に向けた状態で、軸受メタル406及び407に嵌合されて、その中心軸線の回りに回転可能な状態で、かつバスケット2の軸線方向に変位可能な状態で、ケーシング1に対して支持されている。
【0043】
旋回アーム402はその軸線を掻取軸401の軸線と直角な方向(水平方向)に向けた状態で配置され、その後端部に設けられた円筒状のボス部402aが掻取軸401の下端に嵌合されて、ボルト408により掻取軸に固定されいる。
【0044】
旋回アーム402の先端部には掻取刃403が取り付けられている。掻取刃403は、掻取軸401の回転により、バスケット2の開口部2bに相応する位置よりも更に径方向の内側に設定された退避位置と、図1及び図2に示した進入限界位置との間を水平方向に往復旋回させられる。
【0045】
掻取軸駆動機構404は、掻取刃403をバスケット2の軸線方向に直線移動させるべく掻取軸401を軸線方向に駆動する軸方向駆動機構404Aと、掻取刃403をバスケット2内で旋回させるべく掻取軸401を一定の角度範囲で往復回転駆動する回転駆動機構404Bとからなっている。
【0046】
図示の軸方向駆動機構404Aは、軸線を垂直方向に向け、かつピストンロッド420aを上方に向けた状態でフレーム405に対して固定された油圧シリンダ420を軸方向駆動用駆動源として備えていて、該油圧シリンダ420のピストンロッド420aの上端に連結具421の一端が固定されている。連結具421の他端には、掻取軸401の上端が回転自在に結合され、油圧シリンダ420のピストンロッド420aの前進及び後退に伴って、掻取軸401がその回転を妨げられることなく、上方及び下方に直線駆動されるようになっている。フレーム405の上端には、掻取軸401の後端部側(上端部側)を覆うカバー422が取り付けられ、該カバー422の側壁に上限検出用リミットスイッチLS1 及び下限検出用リミットスイッチLS2 が上下に所定の間隔をあけて取り付けられている。
【0047】
上限検出用リミットスイッチLS1 及び下限検出用リミットスイッチLS2 は、掻取軸401が上限位置及び下限位置にそれぞれ達した時に、連結具421に固定された突子423により駆動されて検出動作を行う。これらのリミットスイッチは油圧シリンダ420を制御するために用いられる。即ち、油圧シリンダ420は、駆動軸401を上昇させている過程でリミットスイッチLS1 が検出動作を行った時にその動作が停止させられ、掻取軸401を下方に移動させている過程でリミットスイッチLS2 が検出動作を行った時にその動作が停止させられる。これにより、掻取軸401の移動範囲(バスケットの軸線方向への掻取刃403の移動範囲)が所定の範囲内に規制される。
【0048】
油圧シリンダ420(軸方向駆動用駆動源)と、連結具421と、リミットスイッチLS1 及びLS2 と、図1及び図2には図示しない制御装置から与えられる駆動指令とリミットスイッチLS1 ,LS2 の検出動作とに応じて油圧シリンダ420を制御する制御手段とにより、掻取軸401を軸線方向に駆動する軸方向駆動機構404Aが構成されている。
【0049】
また回転駆動機構404Bは、図2にも示されているように、軸線を水平方向に向けた状態でフレーム405にピン431を介して取り付けられた油圧シリンダ430を回転駆動用駆動源として備え、そのピストンロッド430aの先端にアーム432の一端が固定されている。アーム432の他端は、掻取軸401の外周にスライド自在に嵌合された環状の駆動部材433に一端が固定されたアーム434の他端にピン435を介して連結されている。掻取軸401の外周には、該駆動軸の軸線方向に伸びる溝401aが形成され、駆動部材433の内周に形成された突起433aが溝401aにスライド自在に嵌合されている。したがって、油圧シリンダ430が駆動されてそのロッド430aが前進させられると、アーム434が図2において時計方向に回動させられる。このアームの回動により駆動部材432が時計方向に回転させられて、掻取軸401が図2において時計方向に回転させられ、これにより掻取刃403が図2において時計方向に旋回させられる。
【0050】
図示してないが、掻取刃403の先端がバスケット2の開口部2bの内周縁に相応する位置よりも更に内径側に寄った位置に設定された退避位置(内径側の限界位置)に達した時、及びバスケット2の内周に配置されたフィルタ3の内周に近接した位置に設定された進入巻回位置に掻取刃403の先端が到達した時にそれぞれ駆動部材433により駆動されて検出動作を行う対のリミットスイッチが設けられていて、これらのリミットスイッチにより油圧シリンダ430を制御することにより、掻取軸401の回転範囲(掻取刃403の旋回範囲)が規制されるようになっている。
【0051】
油圧シリンダ430(回転駆動用駆動源)と、アーム432及び434と、駆動部材433と、油圧シリンダ430を制御するリミットスイッチと、図示しない制御装置から与えられる駆動指令と上記リミットスイッチの検出動作とに応じて油圧シリンダ430を制御する制御手段とにより、掻取刃430をバスケット2内で旋回させるべく、掻取軸401を一定の角度範囲で往復回転駆動する回転駆動機構404Bが構成されている。
【0052】
掻取軸401を支持するフレーム405の下端付近に設けられた空所に掻取軸401をスライド自在に貫通させたフランジ板410が配置され、このフランジ板410に設けられた溝内にオイルシール411が収容されている。オイルシールを保持したフランジ板410は、掻取軸401を貫通させたスペーサ412を介してフレーム405内の空所の内周に形成された段部に当接されて位置決めされている。フランジ板410の下方には、掻取軸401の外周に摺動接触してその外周に付着した異物を除去するダスタシール413が配置されている。このダスタシール413は、環状の板状部材の中央部の孔の周辺部をバスケット側に斜めに突出させるように変形させることにより、掻取軸401の外面に摺動接触する円錐形の膨出部413aを形成したもので、フランジ板410とワイパ保持フレームのフランジ部503bとの間に挟み込まれた状態で保持されている。
【0053】
なお図1ないし図3に示した例では、ワイパブレード502を掻取軸401に押し付けるための付勢手段として板バネ506を用いているが、図4に示したように、外筒504の内周に設けたバネ保持部504a2により保持したコイルスプリング506´により、各ワイパブレード502を掻取軸401側に付勢するようにしてもよい。
【0054】
また各ワイパブレード502が弾力性を有する樹脂材料により形成される場合には、バネを特に設けずに、外筒504の内周面で各ワイパブレード502を掻取軸401側に押圧する構造にして、各ワイパブレード自身の弾性により、各ワイヤブレードを掻取軸401側に付勢するようにしてもよい。
【0055】
本発明においては、上記のように、ワイパ保持フレーム501にワイパブレード502を保持させた上で、更に、掻取刃402の直線移動と旋回運動とからなるクリーニング動作を行わせるように、掻取軸駆動機構404を制御する掻取軸駆動機構制御手段を設ける。
【0056】
上記の遠心分離機を運転する際に、バスケット駆動装置や掻取軸駆動機構を制御する制御装置の構成例を図5に示した。図5において20は、マイクロコンピュータを備えた制御装置で、この制御装置は、マイクロコンピュータに所定のプログラムを実行させることにより、バスケット回転制御手段21と、給液動作制御手段22と、洗浄動作制御手段23と、掻取軸駆動機構制御手段24とを実現する。
【0057】
バスケット回転制御手段21は、給液過程、脱液過程、固形物掻取過程、固形物排出過程などの各過程において最適の回転速度でバスケット2を回転させるようにバスケット駆動装置を制御する。
【0058】
給液動作制御手段22は、バスケット2内に挿入された図示しない給液パイプを通して行われるバスケット内への原液の供給動作を制御する手段で、バスケット内に形成される液面のレベルが設定レベルに達したときに検出動作を行う図示しない液面レベル検出手段と共働して、バスケット内への原液の供給を制御する。
【0059】
洗浄動作制御手段23は、バスケット内に供給された原液を固形物と液分とに分離する固液分離過程が終了したときに、バスケット2内に洗浄液を供給する洗浄液供給装置を制御して、固形物の洗浄を行わせる。
【0060】
また掻取軸駆動機構制御手段24は、掻取軸駆動機構404を制御するもので、固形物の洗浄が終了した後に、掻取軸401を軸線方向に駆動する軸方向駆動用駆動源(図1に示した例では油圧シリンダ420)と、掻取軸を回転駆動する回転駆動用駆動源(油圧シリンダ430)とを制御して、固形物の掻取りを行う固形物掻取過程を行わせるとともに、掻取刃の直線移動と旋回運動とからなるクリーニング動作を行わせる。
【0061】
上記遠心分離機の動作の一例を示すと下記の通りである。
【0062】
原液を固形物と液分とに分離する固液分離処理を行うに当たっては先ずバスケット2を起動し、加速する。バスケット2の回転速度が予め設定した給液速度に達したときに、給液動作制御手段22による給液動作の制御を開始し、原液供給源と給液パイプとの間に設けられた給液バルブを開いて、原液を給液パイプを通してバスケット2内に供給する。
【0063】
回転しているバスケット内に原液が供給されると、バスケットの内周に液層が形成され、その液面レベルが上昇していく(液面がバスケットの内径側に移動していく)。バスケット内に形成された液面が所定のレベルに達して、液面検出手段が検出動作を行ったときに給液バルブを閉じ、バスケットの回転速度を上昇させて脱液過程を行わせる。原液はバスケットの回転により生じる遠心力により固形物と液分とに分離され、バスケットの内周のフィルタの上に固形物が堆積していく。液分は、固形物層とフィルタとを通してバスケットの周壁部に設けられた透過孔2aから外部に排出される。
【0064】
液面レベルが所定のレベルまで低下したときに、バスケットの回転速度を給液速度まで低下させて、再び給液バルブを開き、バスケット内に原液を供給する。バスケット2内の液面が所定のレベルに達したときに給液動作を停止して、バスケットを再び加速し、脱液過程を行わせる。これらの動作を繰り返すことにより、バスケットの内周に固形物を形成していく。バスケット内に所定量の固形物層が形成されたときに、給液を終了し、バスケットを増速して脱液を行う。
【0065】
その後、バスケットを所定の速度で回転させた状態で洗浄動作制御手段23を働かせ、バスケット内に洗浄液を供給して固形物の洗浄を行う。
【0066】
固形物の洗浄が終了した後、掻取軸駆動機構制御手段24を動作させて、クリーニング動作を含む固形物掻取過程を行う。
【0067】
掻取軸駆動機構制御手段24を実現するためにマイクロコンピュータに実行させるプログラムのアルゴリズムの一例を図6に示した。
【0068】
図6は固形物の洗浄が終了し、脱液過程が終了した後に実行されるルーチンで、図6に示したアルゴリズムに従う場合には、先ずステップ1において、掻取刃403を図1に示したように、バスケットの開口部2b側の端部に近接した初期位置に位置させた状態で、掻取軸401を回転させて、掻取刃403をバスケットの外径側に旋回させる旋回進入動作を行わせる。これにより掻取刃403をバスケットの内周に堆積している固形物層中に進入させ、該固形物をバスケットの底部側に掻き落としていく。ステップ2において掻取刃403がバスケットの外径側の限界位置(掻取刃がフィルタ3に許容限界まで近接した状態になる位置)に達したか否かを判定し、その結果、外径側限界位置に達したと判定された時に掻取刃403の外径側への旋回動作を停止させる。次いで掻取軸401を下降させて掻取刃403をバスケットの底部側に下降させ、ステップ4において掻取刃403がバスケットの底部側の端部に近接した状態になる最終位置に到達したか否かを判定する。その結果、掻取刃403が最終位置まで下降したと判定されたときに(リミットスイッチLS2 が検出動作を行ったときに)、ステップ5に移行して、掻取刃の下降を停止させ、掻取刃403をバスケットの内径側の限界位置(バスケットの開口部2aに相応する位置よりも更に内径側に設定された位置)まで旋回させる。ステップ6において掻取刃403が内径側の限界位置に達したと判定されたときにステップ7に移行して掻取刃の旋回動作を停止させ、掻取刃7の上昇を開始する。この掻取刃7の上昇過程でステップ8を実行して、掻取刃403をバスケットの外径側に旋回させる動作(旋回進入動作)と、掻取刃403を内径側に旋回させる動作(旋回引き戻し動作)とを交互に行わせる。これらの旋回動作の繰り返しが掻取軸のクリーニング動作となる。
【0069】
このクリーニング動作を行わせる過程では、空気室507に圧縮空気を供給して、ノズル508からワイパ保持フレーム501の内側に圧縮空気を噴出させてフレーム501内を通してバスケット側に流出する空気流を生じさせることにより、ワイパブレード及び掻取軸の外面に空気を吹き付けて、ワイパブレードにより剥ぎ取られた固形物を吹き飛ばすようにするのが好ましい。このようにワイパブレード及び掻取軸の外面に圧縮空気を吹き付けるようにすると、固形物の除去を更に確実にすることができる。
【0070】
ステップ9において掻取刃403が初期位置に到達したか否かを判定し、初期位置に到達したと判定されたときに(リミットスイッチLS1 が動作したときに)、掻取刃を停止させる。
【0071】
上記のように、掻取刃403を初期位置に戻すために上昇させる過程で、掻取刃403の外径側への旋回動作と、内径側への旋回動作とを行わせると、掻取軸401とワイパブレード502との間に生じる相対的な回動変位により、掻取軸401の外面に付着している固形物が剥ぎ取られるため、掻取軸401の外面のクリーニングを確実に行わせることができ、掻取軸に付着した固形物が軸受側に進入するのを防ぐことができる。従って、掻取軸の先端を覆うベローズが不要になり、コストの低減を図ることができる。
【0072】
上記の説明では、固形物を掻き取る過程の終期において、掻取刃を初期位置に戻す過程で、掻取刃の往復旋回動作を繰り返し行わせることによりクリーニング動作を行わせるとしたが、掻取軸のクリーニング動作は、掻取刃の直線移動と、旋回運動とを組み合わせであればよく、このクリーニング動作を行う時期は固形物掻取過程の終期でなくてもよい。例えば、掻取刃を最終位置から初期位置まで戻して固形物掻取過程を終了した後に、改めて掻取刃を下降及び上昇させながら往復旋回運動を繰り返し行わせることにより、クリーニング動作を行わせるようにしてもよい。
【0073】
また掻取軸の外面に付着している固形物が固まっていて除去しにくい場合には、バスケット内から固形物を排出した後に、掻取軸に洗浄液を吹き付けながら、上記クリーニング動作を行わせるようにしてもよい。
【0074】
上記の説明では、ワイパブレード502を樹脂により形成するとしたが、ワイパブレード502をステンレス鋼などの金属板により形成することもできる。このように金属板によりワイパブレードを形成する場合には、掻取軸401の少なくともワイパブレードに接触する部分の表面の硬度をワイパブレードの硬度よりも大きくする処理(例えば焼き入れなどの熱処理)を掻取軸に対して施しておく。
【0075】
上記のように、ワイパブレードを金属により形成すると、固まった固形物が掻取軸の表面に接着されたような状態で強固に付着している場合でも、該固形物を確実に剥ぎ取って除去することができるため、掻取軸のクリーニングを更に確実に行わせることができる。
【0076】
上記の例では、バスケットの回転軸を垂直方向に向けた状態で配置する竪形の遠心分離機に本発明を適用したが、本発明は、バスケットの回転軸をほぼ横方向(水平方向または水平方向に対して傾斜した方向)に向けた状態で配置する横形の遠心分離機にも適用することができるのはもちろんである。
【0077】
図1に示した例において、ダスータシール313は、万一ワイパブレード502により固形物を除去できなかった場合に備えて設けられているが、このダスターシールは省略することもできる。
【0078】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、掻取軸の外面に押し付けられた状態に保持されるワイパブレードを設けて、掻取刃の直線運動と旋回運動とを組み合わせたクリーニング動作を行わせるようにしたので、掻取軸とワイパブレードとの間に相対的に回動運動と軸線方向運動との双方を生じさせて、掻取軸の外面に付着した固形物を剥ぎ取って完全に除去することができる。そのため、掻取軸のバスケット内に挿入される部分を覆うベローズを省略してコストの低減を図ることができる。
【0079】
またワイパブレードはベローズのように固形物の付着により破損することがなく、しかもワイパブレードはベローズに比べて安価に製作できるため、ベローズを用いる場合に比べてメンテナンスに要する費用を安くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる遠心分離機の要部の構成を示す縦断面図である。
【図2】図1に示した要部の上面図である。
【図3】(A)は、図1の遠心分離機で用いるワイパ保持フレームと該フレームに保持されたワイパブレードとを示した縦断面図である。(B)は(A)のB−B線に沿って断面して示した横断面図である。
【図4】図1の遠心分離機で用いるワイパブレードの支持構造の変形例を示した横断面図である。
【図5】本発明に係わる遠心分離機を運転するために用いる制御装置の構成例を示したブロック図である。
【図6】図5に示した制御装置により行われる固形物掻取過程の制御アルゴリズムの一例を示したフローチャートである。
【図7】従来の遠心分離機の要部の構成を示した縦断面図である。
【符号の説明】
1…ケーシング、2…バスケット、201…周壁部、202…端板、2a…透過孔、2b…バスケットの開口部、3…フィルタ、4…固形物掻取装置、401…掻取軸、402…旋回アーム、403…掻取刃、405…フレーム。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a centrifugal separator that separates a stock solution into a liquid and a solid using a centrifugal force generated by rotation of a basket and an operation method thereof.
[0002]
[Prior art]
A centrifuge is used to separate the stock solution into a liquid component and a solid (crystal).
[0003]
FIG. 7 shows an example of the structure of the main part of a conventional centrifuge. In the figure, reference numeral 1 denotes a casing having a cylindrical
[0004]
The
[0005]
The casing 1 is provided with a basket drive device that rotationally drives the
[0006]
The centrifuge is also provided with a solid
[0007]
Although not shown in detail in FIG. 7, the scraping
[0008]
A
[0009]
A
[0010]
Although not shown, this type of centrifuge further includes a liquid supply device provided with a liquid supply pipe inserted into the
[0011]
When performing the process of separating the undiluted solution into liquid and solid using the illustrated centrifugal separator, first, the
[0012]
By repeating the liquid supply process and the solid-liquid separation process, a solid layer is formed on the inner periphery of the basket. The solid-liquid separation process is terminated when the thickness of the solid layer formed on the inner periphery of the basket exceeds a predetermined value, and then the cleaning liquid (usually from the cleaning liquid supply device (not shown) is applied to the rotating solid layer in the basket. Is a solid washing process in which the solid is washed by supplying fresh water.
[0013]
After the solid washing process is completed, the water in the solid is removed by rotating the basket at a high speed for a predetermined time and performing centrifugal dehydration. Next, a solid material drying process for drying the solid material in the basket is performed as necessary, and then a solid material scraping process is performed.
[0014]
The solid material drying process is performed, for example, by raising the temperature in the basket in a state where the inside of the casing is evacuated and decompressed.
[0015]
In the solid material scraping process, with the basket rotated at a low speed, the
[0016]
[Problems to be solved by the invention]
In the above centrifugal separator, if the portion of the
[0017]
Therefore, in the conventional centrifuge, as shown in FIG. 7, the
[0018]
However, when the bellows 11 is attached, solid matter adheres to the outer surface of the
[0019]
An object of the present invention is to provide a centrifuge capable of eliminating the possibility of solid matter adhering to the outer surface of the scraping shaft entering the bearing device without using a bellows.
[0020]
Another object of the present invention is to allow the scraping shaft to be raised and pulled back without causing the solid matter adhering to the outer surface of the scraping shaft to enter the bearing device side after scraping the solid matter. The object is to provide a method of operating a centrifuge.
[0021]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a basket that is disposed in a casing and is rotatably supported, a basket driving device that rotationally drives the basket, a state in which the axis is directed in a direction parallel to the axis of the basket and is rotatable about a central axis And a scraping shaft that is supported by the casing so as to be displaceable in the axial direction of the basket and whose tip side is inserted into the basket through the opening of the basket, and a swing arm attached to the tip of the scraping shaft A scraping blade attached to the tip of the swivel arm, an axial drive mechanism for driving the scraping shaft in the axial direction so as to move the scraping blade linearly in the axial direction of the basket, and a scraping blade in the basket. A scraping shaft driving mechanism having a rotation driving mechanism for reciprocatingly driving the scraping shaft within a certain angle range, and scraping blades for solid matter accumulated on the inner periphery of the basket The centrifuge was set to scrape the pivoting movement and the linear movement of interest.
[0022]
In the present invention, a wiper holding frame that has an opening portion opened in the basket at the tip, is arranged so as to surround the scraping shaft in the casing and is fixed to the casing, and a scraper inside the wiper holding frame. To remove a plurality of wiper blades that are arranged in the circumferential direction of the take-up shaft and are held on the wiper holding frame in a state of being pressed against the outer peripheral surface of the take-up shaft, and solid matter attached to the take-up shaft. And a scraping shaft drive mechanism control device for controlling the scraping shaft drive mechanism so as to perform a cleaning operation including a linear movement and a turning motion of the scraping blade, and the scraping shaft and the wiper blade during the cleaning operation. The solid matter adhering to the scraping shaft was peeled off and removed by the relative displacement generated between the two.
[0023]
When the wiper blade is provided as described above to perform the cleaning operation combining the linear motion and the swivel motion of the scraping blade, the relative rotational motion and the axis line between the scraping shaft and the wiper blade are performed. Since both the directional motion can be generated, the solid matter attached to the outer surface of the scraping shaft can be completely removed. Therefore, the cost can be reduced by omitting the bellows that covers the portion of the scraping shaft inserted into the basket. In addition, the wiper blade does not break due to adhesion of solid materials unlike the bellows, and the wiper blade can be manufactured at a lower cost than the bellows, so that the maintenance cost can be reduced compared to the case where the bellows is used. .
[0024]
The plurality of wiper blades may be pressed against the outer surface of the scraping shaft by a biasing force of a spring provided for each wiper blade. Each wiper blade is made of a synthetic resin having elasticity, and a plurality of wiper blades are manufactured. You may make it press a blade against the outer surface of a scraping axis | shaft by the elasticity which each has.
[0025]
A plurality of wiper blades can be formed of metal. In this case, the scraping shaft is formed so that at least the surface of the portion that comes into contact with the wiper blade has a higher hardness than the wiper blade.
[0026]
In this way, when the wiper blade is made of metal, the solid matter can be reliably peeled off and removed even when the solid matter is firmly attached to the scraping shaft. Cleaning can be performed more reliably.
[0027]
In order to more effectively remove the solid matter adhering to the outer surface of the scraping shaft, the wiper holding frame is formed into a cylindrical shape and compressed into the wiper holding frame from the rear end side of the wiper holding frame. It is preferable to provide a compressed gas supply nozzle for supplying gas so as to generate a gas flow that passes through the wiper holding frame and flows out of the opening at the tip thereof into the basket.
[0028]
The present invention is particularly arranged so that the central axis of the basket is oriented in the vertical direction, an axial drive mechanism is provided to move the scraping shaft in the vertical direction, and the scraping blade is turned in the horizontal direction. A remarkable effect can be obtained when applied to a bowl-shaped centrifuge provided with a rotary drive mechanism for the scraping shaft, but the present invention is also applied to a horizontal centrifuge in which the rotation shaft of the basket is disposed sideways. Of course you can.
[0029]
The operation method according to the present invention includes a solid-liquid separation process in which the stock solution supplied in the basket is separated into a solid and a liquid with the central axis of the basket directed vertically, and the solid-liquid separation process. After cleaning and draining the solid matter accumulated on the inner periphery of the basket, the scraping blade is moved to the outer diameter side of the basket at the initial position set on the opening side of the basket with the basket rotated at a low speed. Swinging and swaging into the solid matter accumulated on the inner periphery of the basket to scrape off the solid matter and the scraping blade that has entered the solid matter at the end opposite the basket opening The scraping blade is moved to the inner diameter side of the basket after reaching the final position where the scraping blade comes close to the end opposite to the opening of the basket. Swivel back The solid material scraping process for scraping the solid matter accumulated on the inner periphery of the basket by performing the retraction operation and the raising and retraction operation for raising the scraping blade and returning it to the initial position side, and removing the solid matter from the basket. In the present invention, the centrifuge is operated to discharge the solid matter to be discharged.In the present invention, the centrifuge has an opening at the tip and is disposed so as to surround the scraping shaft in the casing. A wiper holding frame fixed to the casing, and arranged on the inner side of the wiper holding frame so as to be aligned in the circumferential direction of the scraping shaft and held by the wiper holding frame in a state of being pressed against the outer peripheral surface of the scraping shaft. A plurality of wiper blades are provided, and when the ascending / retracting operation is performed during the solid material scraping process, the scraping blade is reciprocally swung while the scraping blade is lifted, and scraping is performed. The solid adhering to perform a cleaning operation for removing stripped off by the wiper blade.
[0030]
When performing the cleaning operation, it is preferable that compressed air is supplied into the wiper holding frame from the rear end side of the wiper holding frame to blow off the solid material peeled off by the wiper blade.
[0031]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to FIGS. 1 is a cross-sectional view showing an example of the structure of a main part of a centrifuge according to the present invention, FIG. 2 is a top view of the main part, and FIG. 3A is a wiper used in the centrifuge of FIG. FIG. 3B is a longitudinal sectional view showing the holding frame and the wiper blade in detail together with their peripheral portions, and FIG. 3B is a transverse sectional view taken along the line BB of FIG. These are the same cross-sectional views as FIG. 3 (B) which showed the modification of the holding structure of a wiper holding frame. FIG. 5 is a block diagram schematically showing the configuration of a control device used when operating the centrifugal separator according to the present invention, and FIG. 6 is a flowchart showing a control algorithm of the solid material scraping process.
[0032]
1 to 3, parts that are the same as the parts of the conventional centrifuge shown in FIG. 7 are given the same reference numerals. 1 to 3, reference numeral 1 denotes a casing provided with a cylindrical
[0033]
The casing 1 is provided with a basket driving device that rotationally drives the
[0034]
1 and 2, the solid
[0035]
[0036]
More specifically, the wiper holding frame 501 includes a frame
[0037]
The
[0038]
A plurality of slits 503a1 extending in the axial direction of the scraping
[0039]
Also, four grooves 504a1 that are respectively aligned with the four slits 503a1 are formed on the inner periphery of the
[0040]
An
[0041]
The
[0042]
In the
[0043]
The
[0044]
A
[0045]
The scraping
[0046]
The illustrated axial drive mechanism 404A includes, as an axial drive source, a
[0047]
The upper limit detection limit switch LS1 and the lower limit detection limit switch LS2 are driven by a
[0048]
Detection operation of a hydraulic cylinder 420 (axial driving source), a
[0049]
Further, as shown in FIG. 2, the
[0050]
Although not shown, the
[0051]
Hydraulic cylinder 430 (rotation drive drive source),
[0052]
A flange plate 410 slidably passing through the scraping
[0053]
In the example shown in FIGS. 1 to 3, the
[0054]
Further, when each
[0055]
In the present invention, as described above, the
[0056]
FIG. 5 shows a configuration example of a control device that controls the basket driving device and the scraping shaft driving mechanism when the centrifuge is operated. In FIG. 5, reference numeral 20 denotes a control device provided with a microcomputer. This control device causes the microcomputer to execute a predetermined program, thereby controlling the basket rotation control means 21, the liquid supply operation control means 22, and the washing operation control. Means 23 and scraping shaft drive mechanism control means 24 are realized.
[0057]
The basket rotation control means 21 controls the basket driving device so as to rotate the
[0058]
The liquid supply operation control means 22 is a means for controlling the supply operation of the stock solution into the basket performed through a liquid supply pipe (not shown) inserted in the
[0059]
The cleaning operation control means 23 controls the cleaning liquid supply device that supplies the cleaning liquid into the
[0060]
Further, the scraping shaft drive mechanism control means 24 controls the scraping
[0061]
An example of the operation of the centrifuge is as follows.
[0062]
In performing the solid-liquid separation process for separating the stock solution into the solid and liquid components, the
[0063]
When the stock solution is supplied into the rotating basket, a liquid layer is formed on the inner periphery of the basket, and the liquid level rises (the liquid level moves toward the inner diameter side of the basket). When the liquid level formed in the basket reaches a predetermined level and the liquid level detection means performs the detection operation, the liquid supply valve is closed, and the rotation speed of the basket is increased to perform the liquid removal process. The stock solution is separated into solids and liquids by centrifugal force generated by the rotation of the basket, and the solids accumulate on the filter on the inner periphery of the basket. The liquid component is discharged to the outside through the
[0064]
When the liquid level decreases to a predetermined level, the rotation speed of the basket is decreased to the liquid supply speed, the liquid supply valve is opened again, and the stock solution is supplied into the basket. When the liquid level in the
[0065]
Thereafter, the washing operation control means 23 is operated with the basket rotated at a predetermined speed, and the washing liquid is supplied into the basket to wash the solid matter.
[0066]
After the solid cleaning is completed, the scraping shaft driving mechanism control means 24 is operated to perform a solid scraping process including a cleaning operation.
[0067]
An example of the algorithm of a program executed by the microcomputer to realize the scraping shaft drive mechanism control means 24 is shown in FIG.
[0068]
FIG. 6 is a routine that is executed after the solid washing is completed and the liquid removal process is completed. When the algorithm shown in FIG. 6 is followed, the
[0069]
In the process of performing this cleaning operation, compressed air is supplied to the
[0070]
In step 9, it is determined whether or not the
[0071]
As described above, in the process of raising the
[0072]
In the above description, at the end of the process of scraping the solid, the cleaning operation is performed by repeatedly performing the reciprocating swivel operation of the scraping blade in the process of returning the scraping blade to the initial position. The cleaning operation of the shaft may be a combination of the linear movement of the scraping blade and the turning motion, and the timing for performing the cleaning operation may not be the final stage of the solid material scraping process. For example, after the scraping blade is returned from the final position to the initial position and the solid material scraping process is completed, the cleaning operation is performed by repeatedly performing a reciprocating revolving motion while lowering and raising the scraping blade again. It may be.
[0073]
Also, if the solid matter adhering to the outer surface of the scraping shaft is hardened and difficult to remove, the cleaning operation is performed while spraying the cleaning liquid onto the scraping shaft after discharging the solid matter from the basket. It may be.
[0074]
In the above description, the
[0075]
As mentioned above, when the wiper blade is made of metal, even if the solid matter is firmly adhered to the surface of the scraping shaft, the solid matter is surely peeled off and removed. Therefore, the scraping shaft can be more reliably cleaned.
[0076]
In the above example, the present invention is applied to a bowl-shaped centrifuge in which the rotation axis of the basket is oriented in the vertical direction. However, the present invention is substantially horizontal (horizontal or horizontal). Of course, the present invention can also be applied to a horizontal centrifuge arranged in a state of being oriented in a direction inclined with respect to the direction.
[0077]
In the example shown in FIG. 1, the duster seal 313 is provided in case the solid matter cannot be removed by the
[0078]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the wiper blade that is held in a state of being pressed against the outer surface of the scraping shaft is provided, and the cleaning operation that combines the linear motion and the turning motion of the scraping blade is performed. As a result, both the rotational movement and the axial movement are caused between the scraping shaft and the wiper blade, and the solid matter adhering to the outer surface of the scraping shaft is peeled off and completely removed. be able to. Therefore, the cost can be reduced by omitting the bellows that covers the portion of the scraping shaft inserted into the basket.
[0079]
In addition, the wiper blade does not break due to adhesion of solid materials unlike the bellows, and the wiper blade can be manufactured at a lower cost than the bellows, so that the maintenance cost can be reduced compared to the case where the bellows is used. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing a configuration of a main part of a centrifuge according to the present invention.
FIG. 2 is a top view of a main part shown in FIG.
3A is a longitudinal sectional view showing a wiper holding frame used in the centrifuge of FIG. 1 and a wiper blade held by the frame. FIG. (B) is the cross-sectional view shown cut along the BB line of (A).
4 is a cross-sectional view showing a modified example of a support structure for a wiper blade used in the centrifuge of FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is a block diagram showing a configuration example of a control device used for operating a centrifuge according to the present invention.
6 is a flowchart showing an example of a control algorithm of a solid material scraping process performed by the control device shown in FIG. 5;
FIG. 7 is a longitudinal sectional view showing a configuration of a main part of a conventional centrifuge.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Casing, 2 ... Basket, 201 ... Perimeter wall part, 202 ... End plate, 2a ... Permeation hole, 2b ... Opening part of basket, 3 ... Filter, 4 ... Solid substance scraping apparatus, 401 ... Scraping shaft, 402 ... Swivel arm, 403 ... scraping blade, 405 ... frame.
Claims (7)
前記バスケット内に開口した開口部を先端に有し、前記ケーシング内で前記掻取軸を取り囲むように配置されて前記ケーシングに対して固定されたワイパ保持フレームと、
前記ワイパ保持フレームの内側で前記掻取軸の周方向に並ぶように配置されて、前記掻取軸の外周面に押し付けられた状態で前記ワイパ保持フレームに保持された複数のワイパブレードと、
前記掻取軸に付着した固形物を除去するために、前記掻取刃の直線移動と旋回運動とからなるクリーニング動作を行わせるように前記掻取軸駆動機構を制御する掻取軸駆動機構制御装置と、
を具備し、
前記クリーニング動作時に前記掻取軸とワイパブレードとの間に生じる相対的な変位により前記掻取軸に付着した固形物を除去することを特徴とする遠心分離機。A basket disposed in a casing and rotatably supported; a basket driving device that rotationally drives the basket; and an axis directed in a direction parallel to the axis of the basket and being rotatable about a central axis, And a scraping shaft that is supported by the casing in a state of being displaceable in the axial direction of the basket and whose tip end side is inserted into the basket through the opening of the basket, and attached to the tip end portion of the scraping shaft. A swivel arm, a scraping blade attached to the tip of the swivel arm, an axial drive mechanism for driving the scraping shaft in the axial direction to linearly move the scraping blade in the axial direction of the basket, and the scraping A scraping shaft drive mechanism having a rotational drive mechanism for reciprocatingly driving the scraping shaft within a certain angular range to rotate the blade in the basket, In the centrifuge the inner periphery deposited solid was to take off by the turning motion and the linear movement of the scraper blade gasket,
A wiper holding frame that has an opening at the tip of the basket and is disposed so as to surround the scraping shaft in the casing and is fixed to the casing;
A plurality of wiper blades arranged on the inner side of the wiper holding frame and arranged in the circumferential direction of the scraping shaft, and held by the wiper holding frame in a state of being pressed against the outer peripheral surface of the scraping shaft;
Scraping shaft drive mechanism control for controlling the scraping shaft drive mechanism to perform a cleaning operation consisting of a linear movement and a turning motion of the scraping blade in order to remove solid matter adhering to the scraping shaft. Equipment,
Comprising
A centrifugal separator characterized by removing solid matter adhering to the scraping shaft by a relative displacement generated between the scraping shaft and a wiper blade during the cleaning operation.
前記バスケット内に開口した開口部を先端に有し、ケーシング内で前記掻取軸を取り囲むように配置されて前記ケーシングに対して固定されたワイパ保持フレームと、前記ワイパ保持フレームの内側で前記掻取軸の周方向に並ぶように配置されて前記掻取軸の外周面に押し付けられた状態で前記ワイパ保持フレームに保持された複数のワイパブレードとを設けておき、
前記固形物掻取過程で、前記上昇引き戻し動作を行なわせる際に、前記掻取刃を上昇させながら該掻取刃の往復旋回運動を行わせて、前記掻取軸に付着した固形物を前記ワイパブレードにより剥ぎ取って除去するクリーニング動作を行なわせることを特徴とする遠心分離機の運転方法。A basket disposed in a state where the axis is oriented vertically in the casing and the opening is directed upward, and is rotatably supported, a basket driving device for rotating the basket, and a direction parallel to the axis of the basket The lower end side is inserted into the basket through the opening of the basket and is supported by the casing in a state in which the axis is directed toward the center and is rotatable around the central axis and is displaceable along the axial direction of the basket. A scraping shaft attached to the lower end of the scraping shaft, a scraping blade attached to the tip of the pivoting arm, and the scraping shaft to move the scraping blade in the vertical direction. An axial drive mechanism that drives in an axial direction, and a rotary drive mechanism that drives the scraping shaft to reciprocate in a certain angular range in order to rotate the scraping blade within the basket. A solid-liquid separation process for separating the stock solution supplied into the basket into a solid and a liquid using a centrifuge equipped with a scraping shaft drive mechanism, and an inner periphery of the basket by the solid-liquid separation process. After the solid matter accumulated on the surface is washed and drained, the scraping blade is turned to the outer diameter side of the basket at the initial position set on the opening side of the basket with the basket rotated at a low speed. The entrance scraping operation for scraping the solid by entering the solid accumulated in the inner periphery of the basket and the end portion on the opposite side of the opening of the basket from the scraping blade entered into the solid The scraping blade scrapes the scraping blade after reaching the final position where the scraping blade comes close to the end opposite to the opening of the basket. Swivel to the inner diameter side of A solid material scraping process for scraping off the solid matter accumulated on the inner periphery of the basket by performing a pull back operation for pulling back and an upward pull back operation for raising the scraping blade and returning it to the initial position side, and the basket A centrifuge operating method for performing a solid matter discharging process for discharging the solid matter from within,
A wiper holding frame that has an opening at the tip of the basket and is disposed so as to surround the scraping shaft in the casing and is fixed to the casing; and the scraper inside the wiper holding frame. A plurality of wiper blades arranged in a circumferential direction of the take-up shaft and held by the wiper holding frame in a state of being pressed against the outer peripheral surface of the scraping shaft;
In the solid material scraping process, when performing the ascending and retracting operation, the scraping blade is reciprocally swung while the scraping blade is lifted, and the solid matter attached to the scraping shaft is removed. A method of operating a centrifuge, wherein a cleaning operation is performed by removing the wafer with a wiper blade.
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