JP3614662B2 - 時空間パターン検出方法及び装置ならびに記録媒体 - Google Patents

時空間パターン検出方法及び装置ならびに記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ニューラルネット中の時空間ノイズによる確率共振現象を利用した時空間ノイズ中の微弱な時空間パターン検出方法及び装置に関するものであり、画像解析、信号検出などの産業分野に利用できる。
【0002】
【従来の技術】
従来の時空間ノイズ中の微弱な時空間パターンを検出する際には、入力する時空間パターンに対してしきい値を設けているため、微弱な時空間パターンはしきい値以下になってしまい、検出することができなかった。また、微弱な時空間パターンそのまま解析しても、時空間ノイズに埋もれてどのような成分が存在するか判断できなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の時空間パターン検出方法では、ノイズに埋もれた微弱な時空間パターンを検出することができないという問題点があった。
【0004】
本発明の目的は、上記従来の技術に述べた問題点の解決を狙ったものであり、ノイズに埋もれた微弱な時空間パターンを検出することができる時空間パターン検出方法および装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の時空間パターン検出方法は、時間、空間ともノイズを含んだ時空間パターン中の振幅の微弱な時間周期性のある時空間パターンを検出するための時空間パターン検出方法であって、
空間離散化回路により、ノイズを含んでいない検出したい複数の時空間パターンを空間離散化し、
2値化回路により、前記空間離散化された時空間パターンを2値に量子化し、
ニューラルネット学習回路により、ある時間における前記2値化された空間パターンを使用してニューラルネットを相関学習させ、
空間離散化回路により、時間、空間ともにノイズを含んだ時空間パターンを空間離散化し、
信号入力回路により、該ニューラルネットに時間、空間ともノイズを含んだ時空間パターンを空間離散化した多次元時系列を入力し、
ニューラルネットで起こる確率共振現象を使って、前記多次元時系列信号の時間周期性を増幅し、
多次元変数計算回路、時系列記憶回路、周波数解析回路およびピーク検出回路により、前記ニューラルネットの状態と学習させたノイズを含んでいない空間パターンとの距離を示す多次元変数の時系列を周波数解析して周波数分布のピークを調べ、ノイズの中から振幅の微弱な時間周期性のある時空間パターンを検出する。
【0006】
本発明の時空間パターン検出方法では、確率共振現象を使って、振幅の微弱な時間周期性のある時空間パターンの時間周期性を増幅させ、学習させた空間パターンとの距離を示す多次元変数の時系列を周波数解析して、その周波数分布のピークを検出することにより画像信号の空間周期性を検出しているので、振幅の微弱な時間周期性のある時空間パターンを検出することができる。
【0007】
また、本発明の時空間パターン検出装置は、時空間パターンを空間離散化する空間離散化回路と、
空間離散化された前記時空間パターンを2値化する2値化回路と、
ニューラルネットの状態と学習させた空間パターンとの距離を示す多次元変数を計算する回路と、
検出したい複数の時空間パターンを空間離散化する空間離散化回路と、
空間離散化した時空間パターンの多次元時系列を2値化する2値化回路と、
振幅の微弱な空間離散化した多次元時系列に駆動されながら、ネットワークのダイナミクスに従い、多次元時系列を生成するニューラルネット回路と、
検出したい複数の離散化した2値化時空間パターンのある時間での空間パターンを前記ニューラルネット回路の荷重に相関学習させるニューラルネット学習回路と、
前記空間離散化回路からの出力を前記ニューラルネット回路に入力する信号入力回路と、
前記多次元時系列を学習空間パターンとの距離を示す多次元変数に変換して次元を小さくする多次元変数計算回路と、
前記多次元変数の時系列を記憶する時系列記憶回路と、
距離を示す多次元変数の時系列の周波数解析を行い、周波数分布を計算する周波数解析回路と、
前記周波数分布のピークを検出し、検出したい時空間パターンのどれと一致するか否かを判定するピーク検出回路とを有している。
【0008】
本発明の時空間パターン検出回路では、空間離散化回路により検出したい複数の時空間パターンを空間離散化し、2値化回路により空間離散化した時空間パターンの多次元時系列を2値化し、ニューラルネット学習回路により検出したい複数の離散化した2値化時空間パターンのある時間での空間パターンをニューラルネット回路の荷重に相関学習させ、信号入力回路により時空間パターンを空間離散化する回路からの出力をニューラルネット回路に入力し、ニューラルネット回路は振幅の微弱な空間離散化した多次元時系列に駆動されながら、ネットワークのダイナミクスに従い、多次元時系列を生成する。
【0009】
そして、多次元変数計算回路により、その多次元時系列を学習空間パターンとの距離を示す多次元変数に変換して次元を小さくし、時系列記憶回路でその距離を示す多次元変数の時系列を記憶し、周波数解析回路により距離を示す多次元変数の時系列の周波数解析を行い、周波数分布を計算し、ピーク検出回路により、周波数のピークを検出し、検出したい時空間パターンのどれと一致するか否かを判定する。したがって、振幅の微弱な時間周期性のある時空間パターンを検出することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施形態の時空間パターン検出方法について図面を参照して詳細に説明する。
【0011】
本実施形態の時空間パターン検出方法は、ニューラルネットを用いて、時空間ノイズ中の微弱な時空間パターンを検出する。
【0012】
ニューラルネットとは、生物の神経回路網をモデルにしたネットワークシステムであり、神経細胞にあたるニューロン素子を、ネットワーク状に多数結合した構造になっている。各ニューロン素子は、結合された他のニューロン素子からの入力の総和に応じて、出力を発生させる。この際に、各ニューロン素子間の結合の強さ(重み付け)を調整することにより、システム全体の入力に対して最善の出力が得られるようにニューラルネットを学習させることができる。
【0013】
このニューラルネットは、従来のコンピュータでは膨大な時間がかかる、組合わせをしらみつぶしに探索しなければならないような問題でも、比較的短時間に最適解を探し出すことができるという利点を有している。また、情報がニューロン素子や結合関係の形でシステム全体に分散されて表現されているため、一部が故障してもシステム全体としてはある程度正常な動作を続けるできるという利点も有している。
【0014】
図1に本実施形態の時空間パターン検出方法のフローチャートを示す。
【0015】
先ず、ノイズを含んでいない検出したい複数の時空間パターンを空間離散化し、空間離散化された前記時空間パターンを2値に量子化する(ステップ101)。そして、ある時間における2値化された空間パターンを使用してニューラルネットを相関学習させ(ステップ102)、そのニューラルネットに時間、空間ともノイズを含んだ時空間パターンを空間離散化した多次元時系列を入力する(ステップ103)。そして、確率共振現象を使って、空間離散化された前記時空間パターンの時間周期性を増幅し(ステップ104)、ニューラルネットの状態と学習させた空間パターンとの距離を示す多次元変数の時系列を計算する(ステップ105)。そして、計算によって得られた時系列を周波数解析して周波数分布のピークを調べることにより時間周期性のある時空間パターンを検出する(ステップ106、107)。
【0016】
ここでは、説明を簡単にするために具体的な例として、次の単純な場合を考える。
【0017】
時空間パターンをφ(u,t)として、説明を簡単にするため1次元の場合を考える。この時空間パターンを空間のみ離散化する。そのパターンをφ(t)、i=1,…,Nとする。このパターンのある時刻tの空間パターンを2値化して、ニューラルネットの学習パターンξ、i=1,…,Nとする。この説明では、ξ=−1or1、用いる学習パターンはP個とする。これらの過程を図2に示す。
【0018】
図2(a)は、ある時間での1次元パターンであり、図2(b)は図2(a)の1次元パターンを2値化したものである。
【0019】
ニューラルネットとして、個々のニューロン素子が以下の方程式に従うものを考える。このようなニューラルネットの構成を図3に示す。
【0020】
【数1】
Figure 0003614662
i番目ニューロン素子の時間tでの内部状態をy(t)、出力をx(t)、入力をs(t)、しきい値をhとし、τを時定数、kをtanhの傾き、Nをニューロン素子の数、wi,jをjからi番目のニューロン素子への荷重とする。荷重wi,jは、以下の相関学習によって決まる。
【0021】
【数2】
Figure 0003614662
学習パターンを
【0022】
【外1】
Figure 0003614662
、μ=1,…,P、検出したいパターンの数をP、その学習パターンの平均活性度をaとする。
【0023】
この相関学習によって、検出したい2値化空間パターンが、前述のニューラルネットの評価関数の極小値をとるパターンとなる。つまり、評価関数がポテンシャルと見なせるニューラルネットが多安定系となり、確率共振が起こる条件が得られる。
【0024】
確率共振現象のメカニズムは、例えば、図4のように説明することができる。ここでは簡単に説明するために図4(a)に示すような双安定系を考える。双安定のポテンシャル中の摩擦が大きい質点30を弱い周期信号だけで駆動すると、もう一つのポテンシャルのくぼみに移ることはできない。この状況は、測定器のしきい値で弱い周期信号を検出することができない状況と同じである。しかし、この弱い周期信号に雑音(N)が足されていると確率的にもう一つのポテンシャルのくぼみに移ることがある。つまり、測定器のしきい値を越えるわけであるが、この時間的なタイミングは弱い周期信号の振幅のピークに同期することが多い。このことにより、弱い周期信号の周波数成分が増幅されることになる。質点の位置の時系列x(t)のパワースペクトルは図4(b)のようになり、弱い周期信号の周波数にピークが見えるようになる。また、図4(c)は、雑音が足されたことにより周期信号S(f)と雑音(N)の比であるSNRが変化する様子を示したものである。
【0025】
例えば、時空間パターンφ(u,t)として以下の二つを考える。
【0026】
【数3】
Figure 0003614662
【0027】
【数4】
Figure 0003614662
これを空間i=1,2に離散化すると式(3)はφ(t)=sin(ωt)、φ(t)=sin(ωt)、式(4)はφ(t)=sin(ωt)、φ(t)=−sin(ωt)となる。ここから相関学習に用いる2値化空間パターンは式(3)がξ=1、ξ=1、式(4)がξ=1、ξ=−1となる。これらの過程を図5に示す。図5(a)および図5(b)はある時間での空間パターンを示した図であり、図5(c)および図5(d)は図5(a)、図5(b)の空間パターンを2値化したものである。
【0028】
入力s(t)として式(3)、式(4)の2つのうち1つがノイズに埋もれたものを考える。以下の式では式(3)はφ(t)=sin(ωt)、φ(t)=sin(ωt)を想定し、入力s(t)として以下のものを考える。
【0029】
【数5】
Figure 0003614662
Aは非常に小さい値をとり、N(t)はニューロン素子に独立なノイズである。相関学習を行ったニューラルネットは、学習パターンだけが評価関数の極小になるのではなく、その反転パターンも同じく極小になる。このことを利用して、双安定系を形成する(図6)。つまり、式(5)の入力は、学習パターン式(3)とその反転パターンの間で駆動が起こっているので、学習パターン式(3)、式(4)の各々に対して、ニューラルネットの状態と学習させた空間パターンとの距離を示す多次元変数の時系列を計算し、その時系列を周波数解析すると学習パターン式(3)に対する時系列の周波数分布にはωにピークを観測することができ、反対に学習パターン式(4)に対する時系列の周波数分布には駆動の方向が直交しているのでピークを観測することができない。また、反対に入力s(t)として以下のものを考える。
【0030】
【数6】
Figure 0003614662
この場合は、逆に学習パターン式(4)に対する時系列の周波数分布にはピークを観測することができ、学習パターン式(3)に対する時系列の周波数分布にはピークを観測することができない。
【0031】
もし、検出したい時空間パターンから直交パターンが学習パターンとして得られない場合には、以下のように直交パターンを形成するように相関学習を行なう。
【0032】
【数7】
Figure 0003614662
入力にも非直交パターンが含まれたノイズに対して同様に前処理をする。
【0033】
図7に本発明の時空間ノイズ中の振幅の微弱な時間周期性のある時空間パターン検出装置の一実施形態構成図を示す。
【0034】
この時空間パターン検出装置は、空間離散化回路71と、2値化回路72と、ニューラルネットワーク学習回路73と、ニューラルネット回路74と、多次元変数計算回路75と、時系列記憶回路76と、周波数解析回路77と、ピーク検出回路78と、信号入力回路79から構成されている。
【0035】
空間離散化回路71は、検出したい複数の時空間パターンを空間離散化するものである。
【0036】
2値化回路72は、空間離散化した時空間パターンの多次元時系列を2値化するものである。
【0037】
信号入力回路79は、空間離散化回路71からの出力をニューラルネット回路74に入力するものである。
【0038】
ニューラルネットワーク学習回路73は、検出したい複数の離散化した2値化された時空間パターンのある時間における空間パターンをニューラルネット回路の荷重に相関学習させるものである。
【0039】
ニューラルネット回路74は、振幅の微弱な空間離散化した多次元時系列に駆動されながら、ネットワークのダイナミクスに従い、多次元時系列を生成するものである。
【0040】
多次元変数計算回路75は、その多次元時系列を学習空間パターンとの距離を示す多次元変数に変換して次元を小さくするものである。
【0041】
時系列記憶回路76は、その距離を示す多次元変数の時系列を記憶するものである。
【0042】
周波数解析回路77は、距離を示す多次元変数の時系列の周波数解析を行い、周波数分布を計算するものである。そして、この周波数解析回路77は、周波数分布を計算する回路で、FFT(Fast Fourier Transform)で実現することができる。
【0043】
ピーク検出回路78は、周波数のピークを検出し、検出したい時空間パターンのどれと一致するか否かを判定するものである。
【0044】
本実施形態の時空間パターン検出装置により、図1のフローチャートを用いて説明した空間周期性検出方法を実現することができる。
【0045】
本実施形態は、説明を簡単にするために時空間パターンが1次元の場合について説明したが、本発明はこの場合に限定されるものではなく、時空間パターンが2次元等の場合にも同様に適用することができるものである。
【0046】
また、図には示されれていないが、本実施形態の時空間パターン検出装置は、時空間パターン検出方法を実行するためのプログラムを記録した記録媒体を備えている。この記録媒体は磁気ディスク、半導体メモリまたはその他の記録媒体であってもよい。
【0047】
このプログラムは、記録媒体から時空間パターン検出装置に読み込まれ、時空間パターン検出装置の動作を制御する。時空間パターン検出装置はこのプログラムの制御により上記の処理を実行する。
【0048】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、検出したい時空間パターンから得た2値化空間パターンを使って相関学習させたニューラルネットに時間、空間ともノイズを含んだ時空間パターンを空間離散化した多次元時系列を入力し、確率共振現象を使って、振幅の微弱な時間周期性のある時空間パターンの時間周期性を増幅し、ニューラルネットの状態と学習させた空間パターンとの距離を示す多次元変数の時系列を周波数解析し、周波数分布のピークを調べ、振幅の微弱な時間周期性のある時空間パターンを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の時空間パターン検出方法を示したフローチャートである。
【図2】1次元時空間パターンから学習パターンを生成する過程を示した図である。
【図3】ニューラルネットの構成を示した図である。
【図4】確率共振のメカニズムの説明をするための図である。
【図5】1次元時空間パターンから学習パターンを生成する過程の簡単な例を示した図である。
【図6】ニューラルネットへの入力を2次元平面で見たときの図である。
【図7】本発明の一実施形態の時空間パターン検出装置の構成を示したブロック図である。
【符号の説明】
30 質点
71 空間離散化回路
72 2値化回路
73 ニューラルネットワーク学習回路
74 ニューラルネット回路
75 多次元変数計算回路
76 時系列記憶回路
77 周波数解析回路
78 ピーク検出回路
79 信号入力回路
101〜107 ステップ

Claims (4)

  1. 時間、空間ともノイズを含んだ時空間パターン中の振幅の微弱な時間周期性のある時空間パターンを検出するための時空間パターン検出方法であって、
    空間離散化回路により、ノイズを含んでいない検出したい複数の時空間パターンを空間離散化し、
    2値化回路により、前記空間離散化された時空間パターンを2値に量子化し、
    ニューラルネット学習回路により、ある時間における前記2値化された空間パターンを使用してニューラルネットを相関学習させ、
    空間離散化回路により、時間、空間ともにノイズを含んだ時空間パターンを空間離散化し、
    信号入力回路により、該ニューラルネットに時間、空間ともノイズを含んだ時空間パターンを空間離散化した多次元時系列を入力し、
    ニューラルネットで起こる確率共振現象を使って、前記多次元時系列信号の時間周期性を増幅し、
    多次元変数計算回路、時系列記憶回路、周波数解析回路およびピーク検出回路により、前記ニューラルネットの状態と学習させたノイズを含んでいない空間パターンとの距離を示す多次元変数の時系列を周波数解析して周波数分布のピークを調べ、ノイズの中から振幅の微弱な時間周期性のある時空間パターンを検出する時空間パターン検出方法。
  2. 時間、空間ともノイズを含んだ時空間パターン中の振幅の微弱な時間周期性のある時空間パターンを検出する処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体であって、
    空間離散化回路により、ノイズを含んでいない検出したい複数の時空間パターンを空間離散化し、
    2値化回路により、前記空間離散化された時空間パターンを2値に量子化する処理と、
    ニューラルネット学習回路により、ある時間における前記2値化された空間パターンを使用してニューラルネットを相関学習させる処理と、
    空間離散化回路により、時間、空間ともにノイズを含んだ時空間パターンを空間離散化する処理と、
    信号入力回路により、該ニューラルネットに時間、空間ともノイズを含んだ時空間パターンを空間離散化した多次元時系列を入力する処理と、
    ニューラルネットで起こる確率共振現象を使って、前記多次元時系列信号の時間周期性を増幅する処理と、
    多次元変数計算回路、時系列記憶回路、周波数解析回路およびピーク検出回路により、前記ニューラルネットの状態と学習させたノイズを含んでいない空間パターンとの距離を示す多次元変数の時系列を周波数解析して周波数分布のピークを調べ、ノイズの中から振幅の微弱な時間周期性のある時空間パターンを検出する処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体。
  3. 時間、空間ともノイズを含んだ時空間パターン中の振幅の微弱な時間周期性のある時空間パターンを検出するための時空間パターン検出装置であって、
    検出したい複数のノイズを含んでいない時空間パターンあるいはノイズを含んだ時空間パターンを空間離散化する空間離散化回路と、
    空間離散化された前記時空間パターンを2値化する2値化回路と、
    ネットワークのダイナミクスに従い、多次元時系列を生成するニューラルネット回路と、
    2値化された時空間パターンを前記ニューラルネット回路の荷重に相関学習させるニューラルネット学習回路と、
    前記空間離散化回路からの出力を前記ニューラルネット回路に入力する信号入力回路と、
    前記多次元時系列信号を学習空間パターンとの距離を示す多次元変数に変換して次元を小さくする多次元変数計算回路と、
    前記多次元変数の時系列を記憶する時系列記憶回路と、
    距離を示す多次元変数の時系列の周波数解析を行い、周波数分布を計算する周波数解析回路と、
    前記周波数分布のピークを検出し、検出したいノイズを含んでいない時空間パターンのどれと一致するか否かを判定するピーク検出回路とを有する時空間パターン検出装置。
  4. 前記周波数解析回路が、FFTである請求項3記載の時空間パターン検出装置。
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