JP3612395B2 - Container forming apparatus and container forming method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は容器の成形装置及び容器の成形方法に関し、特にプリフォームを保持する搬送部材によりプリフォームを搬送して加熱した後ブロー成形することで容器を形成する容器の成形装置及び容器の成形方法に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】
筒状のプリフォーム(パリソン)より容器をブロー成形する方法として、コールドパリソン方式あるいは2ステージ方式と称される方法と、ホットパリソン方式あるいは1ステージ方式と称される方法とがある。コールドパリソン方式(2ステージ方式)では、常温のプリフォーム(パリソン)をブロー成形が可能な温度、いわゆるブロー成形適温以上に加熱する
必要があり、また、ホットパリソン方式(1ステージ方式)では、プリフォーム(パリソン)が射出成形時の熱を保有しているため、コールドパリソン方式(2ステージ方式)ほど長い時間加熱する必要はないが、ブロー成形適温以上に加熱する必要がある。
【0003】
これら何れの方式においても、ブロー成形適温にするまでの昇温加熱は、プリフォームを周方向で均一に加熱するものである。
【0004】
これに対し、偏平容器等のような特殊形状の容器をブロー成形する場合、前述の昇温加熱を行っただけのプリフォームでは、大きく延伸される部分とそれほど延伸されない部分とがあるため、容器に薄肉の部分と厚肉の部分とが生じてしまうこととなる。
【0005】
このような状態を避けるためには、プリフォームの大きく延伸される部分を他の部分より温度が低くなるような温度分布を付与する必要がある。このような温度分布を付与するには、プリフォームに対し局所温調を施さなければならない。
【0006】
そして、このようなプリフォームに局所温調を施す温調装置を追加すると、成形装置が大型となり、省スペース化を図ることができない上に、コスト高になってしまうものである。
【0007】
また、前述の昇温加熱を施されたプリフォームをブロー成形により安定して所望の成形品質を得るために、プリフォームの内外温度差を緩和させ、あるいは、プリフォーム温度の均衡を得る目的で、待機位置を配置するようなことも行われている。
【0008】
本発明の目的は、装置を大型化されることなくプリフォームに対し局所温調を行うことができ、省スペース化及びコストの低減が成しうる容器の成形装置及び容器の成形方法を提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、簡略な構成で、正確な局所温調を行うことができる容器の成形装置及び容器の成形方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1の発明は、合成樹脂製のプリフォームをブロー成形適温以上に加熱する加熱部と、前記加熱部で加熱した前記プリフォームをブロー成形するブロー成形部と、前記加熱部と前記ブロー成形部との間で加熱した前記プリフォームを待機させる待機部と、前記加熱部から前記待機部を経て前記ブロー成形部へと前記プリフォームを搬送部材に保持して搬送する搬送手段とを有する容器の成形装置であって、
前記待機部は、前記加熱部から搬送された前記プリフォームに局所温度調節を施す温調手段と、前記搬送部材を位置決めする位置決め手段と、前記温調手段及び前記位置決め手段を前記プリフォーム及び搬送部材に対して個別又は一体に進退駆動する進退駆動手段とを有し、
前記位置決め手段は、前記搬送部材と接触して搬送部材を位置決めすることを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、加熱部とブロー成形部との間に配置した待機部に温調手段を設け、待機部におけるプリフォームの温度緩和中にプリフォームに局所温度調節を施すことで、待機部の空きスペースを有効に活用して、別途温調部を設けることなく、プリフォームを温調することができ、容器の成形装置を大型化させることなく、省スペース化を図り、かつ、コストの低減をも行うことができる。
【0012】
また、プリフォームを搬送する搬送部材を位置決めする位置決め手段を有することで、搬送部材を位置決めした状態で温調を行うことができ、正確な温調を行えると共に、温調手段と位置決め手段とが簡略な動作の進退駆動手段にて進退駆動されることで装置の簡略化を達成することができる。
【0013】
請求項2の発明は、請求項1において、
前記温調手段は、前記プリフォームを冷却する冷却手段であることを特徴とする。
【0014】
本発明によれば、プリフォームを局所冷却する場合に有効である。
【0015】
特に、偏平容器などの特殊形状の容器を成形する場合に効果が大きいものである。
【0016】
請求項3の発明は、請求項1において、
前記温調手段は、前記プリフォームを加熱する加熱手段であることを特徴とする。
【0017】
本発明によれば、プリフォームを局所加熱する場合に有効である。
【0018】
特に、容器の肩部に相当するプリフォームの胴部部分を加熱して延伸し易い状態としたり、加熱部での加熱で不十分な厚肉部分などを加熱する場合に効果が大きいものである。
【0019】
請求項4の発明は、請求項1において、
前記温調手段は、前記プリフォームの被温調面に接触して局所温度調節する温調部材であることを特徴とする。
【0020】
本発明によれば、例えば冷却ブロック、加熱ブロック等の接触式の温調部材を用いることにより、プリフォームを目的に応じて温調することができる。特に、接触式の場合、温調エリアを明確にしたい場合に有効である。
【0021】
請求項5の発明は、請求項1において、
前記温調手段は、前記プリフォームの被温調面と非接触で局所温度調節する温調部材であることを特徴とする。
【0022】
本発明によれば、例えば冷却エア、加熱エア、輻射熱源等を用いる非接触式の温調部材によってプリフォームを目的に応じて温調することができる。特に、非接触式の場合、プリフォームに機械的圧力を加えずに温調できる点及び温調部分と非温調部分の境界が明確にならないことで商品の外観を良好とする点で有利である。
【0023】
請求項6の発明は、請求項1において、
前記搬送部材は、搬送手段によって循環搬送される循環搬送路を形成し、
前記温調手段、位置決め手段及び進退駆動手段は、前記循環搬送路の外側に配置されることを特徴とする。
【0024】
本発明によれば、循環搬送路の外側は比較的装置類が少なく、この空きスペースを用いて温調手段、位置決め手段及び進退駆動手段等を設置することで、空きスペースを有効利用して設置が容易に行えることとなる。
【0025】
請求項7の発明は、請求項1において、
前記プリフォームは、前記プリフォームの搬送方向に位置する面が温調面とされ、
前記温調手段は、前記プリフォームの搬送方向と交差する方向に進退動可能にされることを特徴とする。
【0026】
本発明によれば、温調面に対し温調手段をまっすぐ進退させるだけで温調を行うことができ、装置の簡略化が成しうるものである。
【0027】
請求項8の発明は、請求項1において、
前記待機部は、前記プリフォームを前記ブロー成形部におけるブロー成形時の向きにあわせるプリフォーム回転手段を有することを特徴とする。
【0028】
本発明によれば、プリフォームをブロー成形部の向きにあわせて回転させることで、温調手段をブロー成形部の向きにあわせて移動させることなく温調することができ、それだけ駆動装置を簡略にすることができる。
【0029】
請求項9の発明は、請求項8において、
前記搬送部材は加熱部での加熱時に自転するためのスプロケットを有し、前記プリフォーム回転手段は、前記搬送部材のスプロケットと噛合するラックを進退動可能に有することを特徴とする。
【0030】
本発明によれば、搬送部材に設けられている自転用のスプロケットを利用して、このスプロケットに噛合するラックを進退動させるという簡単な構成で、プリフォームを確実かつ正確に回転させることができる。
【0031】
請求項10の発明は、搬送手段に設けた搬送部材によりプリフォームを保持して、加熱部からブロー成形部に搬送する際に、前記加熱部と前記ブロー成形部との間に配した待機部で前記プリフォームを温度調節した後にブロー成形して容器を得る容器の成形方法であって、
前記待機部で、前記プリフォームの搬送領域外の位置に温調手段を待機させる工程と、
前記搬送手段によりプリフォームを保持した前記搬送部材を前記加熱部から前記待機部へ移動させる工程と、
前記待機部に前記搬送部材を停止させ、前記温調手段を前記プリフォーム側へ前進移動させ、前記搬送部材を位置決めした後、一定時間前記プリフォームの被温調面を温調手段によって局所温度調節する工程と、
前記局所温度調節後、前記温調手段を前記プリフォームの搬送領域外の位置に退避後退させる工程と、
前記搬送手段により前記プリフォームを保持した前記搬送部材で前記ブロー成形部へ移動させる工程と、
前記ブロー成形部で、前記プリフォームを高圧エアによってブロー成形する工程と、
を含むことを特徴とする。
【0032】
本発明によれば、プリフォームの搬送領域外の位置に温調手段を待機させ、プリフォームが搬送されてきたら搬送部材を位置決めした後、温調手段により局所温度調節し、その後プリフォームの搬送領域外の位置に退避後退させることにより、搬送部材の搬送に支障がない状態で局所温度調節を行うことができ、この局所温度調節したプリフォームをブロー成形部でブロー成形することで、目的の形状、肉厚の容器を成形することができる。
【0033】
請求項11の発明は、請求項10において、
前記温調手段によって局所温度調節する工程の後、プリフォームをブロー成形部におけるブロー成形時の向きにあわせて回転させる工程を有することを特徴とする。
【0034】
本発明によれば、プリフォームをブロー成形部の向きにあわせて回転させることで、ブロー成形部において最適な状態でブロー成形を行うことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0036】
図1〜図4は、本発明の一実施の形態にかかる容器の成形装置を示す図である。
【0037】
図1は、容器の成形装置の平面図である。
【0038】
この容器38の成形装置は、機台10上に、大別して、プリフォーム成形ステーション12と、ブロー成形ステーション14と、プリフォーム成形ステーション12とブロー成形ステーション14との間に位置する受渡し部16とが設けられている。
【0039】
プリフォーム成形ステーション12は、回転角で180度離れた2カ所にそれぞれ射出コア型(図示せず)を有し、回転搬送路に沿って射出コア型を間欠的に循環搬送する回転盤18を有する。そして、射出コア型の各停止位置には、それぞれ、射出装置20と対向する位置に射出成形部22が設けられ、この射出成形部22と対向して取出部24が設けられている。射出成形部22は、射出コア型に対して相対的に型締め駆動される射出キャビティ型26を有し、例えば6個のプリフォーム28を同時に射出成形する。
【0040】
一方、取出部24では、射出コア型をプリフォーム28に対して相対的に離型駆動して、射出コア型よりプリフォーム28を取り出し可能である。
【0041】
なお、本実施例では、プリフォーム28のネック部を、ネックキャビティ型(図示せず)により成形しており、プリフォーム28は、このネックキャビティ型及び射出コア型により保持されて回転盤18により取出部24に搬送される。
【0042】
そして、取出部24では、射出コア型の部分的な離型後に、ネックキャビティ型からプリフォーム28を離型させることで、プリフォーム28が取り出されるようになっている。
【0043】
ブロー成形ステーション14は、4つのスプロケット30と、これらに掛け渡された搬送用チェーン32及びこのスプロケットを駆動させる図示しない装置、たとえば1つのスプロケットを回転させる電動モータや、油圧シリンダに取り付けられたラックとスプロケットに取り付けられたピニオン等によって構成される循環搬送用の搬送手段34を有する。
【0044】
この搬送用チェーン32には、所定距離を隔てて複数、例えば、24個の搬送部材36が固定され、各搬送部材36にプリフォーム28または容器38が支持されるようになっている。この搬送部材36の搬送経路には、受渡し部16からプリフォーム28を受け取る受取部40と、受取部40で受け取ったプリフォーム28をブロー成形適温以上に加熱する加熱部42と、加熱部42で加熱したプリフォーム28を延伸ブロー成形して容器38を得るブロー成形部44と、ブロー成形部44でブロー成形した容器38を装置外部に取り出す容器取出部46とが設けられている。
【0045】
加熱部42には、加熱装置43が配置され、加熱装置43は例えば搬送路に沿って延びる赤外線ヒータを複数本プリフォームの高さ方向に並べて配置され、この加熱装置43を通過する際、搬送部材36に設けられたスプロケットが自転用チェーンと噛合してプリフォームを自転させながら周方向が均等に加熱されるようになっている。
【0046】
ブロー成形部44は、ブロー型締め機構45によりプリフォーム28に対して型締めされるブローキャビティ型48を有し、例えば、2個のプリフォーム28をブロー成形するようにしている。
【0047】
容器取出部46は、取出装置47により、容器38を反転させ、正立状態で取り出すようになっている。
【0048】
受渡し部16は、プリフォーム成形ステーション12の取出部24より取り出されたプリフォーム28を、ブロー成形ステーション14の受取部40に受け渡すものである。
【0049】
プリフォーム成形ステーション12の取出部24では、射出成形部22での同時成形個数のプリフォーム28が取り出されるが、受渡し部16では、取出部24にて、例えば、6個同時に取り出されたプリフォーム28を、2個ずつ受取部40に受け渡している。
【0050】
また、プリフォーム成形ステーション12では、プリフォーム28が正立状態にて射出成形されるのに対し、受渡し部16では、プリフォーム28の上下を反転し、ブロー成形ステーション14にプリフォーム28を倒立状態で受け渡している。
【0051】
さらに、ブロー成形ステーション14では、搬送手段34が搬送部材36を間欠搬送する状態となっており、加熱部42とブロー成形部44との間が加熱されたプリフォーム28を間欠停止させて一時的に待機させる待機部50として設定されている。
【0052】
そして、この待機部50で加熱部42の加熱装置43を通過して加熱されたプリフォーム28が一定時間待機されることで、プリフォーム28の外面及び内面の温度差を緩和し得るようになっている。
【0053】
また、待機部50には、加熱部42から搬送されたプリフォーム28に温度調節を施す温調手段としての冷却手段52と、搬送部材36を位置決めする位置決め手段としての位置決めプレート54と、これら冷却手段52及び位置決めプレート54をプリフォーム28及び搬送部材36に対して進退駆動する進退駆動手段56とが設けられている。
【0054】
これら冷却手段52、位置決めプレート54及び進退駆動手段56は、搬送部材36の循環搬送経路の外側に配置され、比較的装置類の少ない循環搬送路の外側のスペースを有効利用するようにしている。
【0055】
図2〜図4は待機部の温調手段について示している。
【0056】
冷却手段52は、開閉可能な一対の冷却ブロック58a、58bを2組有し、各組の一対の冷却ブロック58a、58bは、それぞれ上下平行に配設した一対の開閉ロッド60a、60bに支持された状態となっている。
【0057】
また、各組の一方の冷却ブロック58aは、それぞれ一方の開閉ロッド60aに固定され他方の開閉ロッド60bを貫通させた状態となっており、他方の冷却ブロック58bは、他方の開閉ロッド60bにそれぞれ固定され、一方の開閉ロッド60aを貫通させた状態となっている。
【0058】
さらに、一対の開閉ロッド60a、60bは、それぞれ軸方向にスライド可能に配設されると共に、各開閉ロッド60a、60bの対向面位置には、ラック62が形成されこれら各開閉ロッド60a、60bのラック62間には、それぞれラック62と噛合するピニオン64が設けられている。
【0059】
そして、他方の開閉ロッド60bの一端には、開閉シリンダ66の駆動ロッド68が接続された状態となっている。
【0060】
従って、開閉シリンダ66の駆動ロッド68を図4の矢印A方向に駆動させると、他方の開閉ロッド60bが矢印A方向にスライドして各冷却ブロック58bをA方向に移動させ、これと共にラック62及びピニオン64を介して一方の開閉ロッド60aが矢印B方向にスライドし、一方の冷却ブロック58aを矢印B方向に移動させて冷却ブロック58a、58bを閉じる状態とし、この状態で冷却ブロック58a、58b間にプリフォーム28を挟んで冷却ブロック58a、58bがプリフォーム28の胴部両側面にのみ接触して冷却し得るようになっている。
【0061】
また、この場合、冷却ブロック58a、58bは、プリフォーム28の胴部ほぼ全長にわたる長さとされ、プリフォーム28との接触面はプリフォーム28の両側面の一部外形状に相応させた形状とされている。
【0062】
さらに、ここでは、プリフォーム28の被温調面である被冷却面はプリフォーム28の搬送方向に位置する両側面とされており、この冷却によりブロー成形時に偏平容器としてほぼ均一な肉厚の容器38を形成できるようになっている。
【0063】
なお、ブローキャビティ型48は、割面側が長軸となる偏平容器形状のキャビティを有し、プリフォーム28が、冷却部分が長軸方向に位置するようにブローキャビティ型48内に収納されるようになっている。
【0064】
位置決めプレート54は、冷却手段52が取り付けられる取付板70の下部に一体に取り付けられ、そこから2つの搬送部材36に向けてL字状に曲折した状態となっており、その先端部には、2つの搬送部材36と係合する2つの係合凹部72が形成された状態となっている。
【0065】
進退駆動手段56は、取付板70の背面に水平方向に突出して設けられた平行な一対のガイドロッド74と、支持フレーム76の上部で一対のガイドロッド74をスライド可能に受け入れる一対のガイド受部材78と、支持フレーム76のガイド受部材78間に取り付けられ、駆動ロッド80を取付板70に接続した進退駆動シリンダ82とから構成される。そして、この進退駆動シリンダ82により駆動ロッド80を介し取付板70を進退移動させることで、冷却ブロック58a、58b及び位置決めプレート54を同時にプリフォーム28及び搬送部材36に対し進退駆動し得るようになっている。
【0066】
従って、開閉シリンダ66により冷却ブロック58a、58bを開いた状態で、進退駆動シリンダ82により取付板70を介し冷却ブロック58a、58b及び位置決めプレート54を後退させて待機し、開閉シリンダ66により冷却ブロック58a、58bを開いた状態で待機し、搬送部材36がプリフォーム28を保持して加熱部42から搬送され、停止した状態で、進退駆動シリンダ82により取付板70を介し冷却ブロック58a、58b及び位置決めプレート54を前進させると、位置決めプレート54の係合凹部72が搬送部材36の側面に係合して搬送部材36を位置決めすると共に、冷却ブロック58a、58bがプリフォーム28の搬送方向に位置する面と対向する状態となる。
【0067】
この状態で、開閉シリンダ66により冷却ブロック58a、58bを閉じ、一定時間プリフォーム28を冷却する。
【0068】
そして、一定時間経過後、開閉シリンダ66により冷却ブロック58a、58bを開き、進退駆動シリンダ82により冷却ブロック58a、58b及び位置決めプレート54を後退させれば、搬送部材36及びプリフォーム28が解放されて搬送可能な状態となる。
【0069】
次に前述の容器38の成形装置を用いた容器38の成形方法について説明する。
【0070】
まず、プリフォーム成形ステーション12では、射出成形部22において複数個、例えば6個のプリフォーム28を射出成形し、このプリフォーム28を図示せぬネックキャビティ型及び射出コア型により保持して回転盤18により取出部24に搬送する。
【0071】
取出部24では、射出コア型及びネックキャビティ型からプリフォーム28を離型させて複数個、例えば6個のプリフォーム28を取り出す。
【0072】
受渡し部16では、取出部24にて同時に取り出されたプリフォーム28を、2個ずつ反転してブロー成形ステーション14の受取部40に位置する搬送部材36に倒立状態で受け渡す。
【0073】
ブロー成形ステーション14では、搬送部材36に倒立状態で支持されたプリフォーム28が搬送手段34によって間欠搬送され、加熱部42に設けた加熱装置内を通過してプリフォーム28をブロー成形適温以上に加熱した後、ブロー成形部44に搬送される前に待機部50に間欠停止される。
【0074】
ここでいうブロー成形適温は、プリフォームのどの場所であるかとか、容器に求められている仕様(肉厚分布、強度等)によって異なるものである。
【0075】
待機部50では、進退駆動シリンダ82により冷却ブロック58a、58b及び位置決めプレート54が後退し、かつ、開閉シリンダ66により冷却ブロック58a、58bを開いた状態で待機している。この状態で冷却ブロック58a、58b及び位置決めプレート54はプリフォーム28の搬送領域外の位置にあり、プリフォーム28の搬送に支障のない状態となっている。
【0076】
次に、搬送手段34の駆動によってプリフォーム28を保持した搬送部材36が加熱部42から待機部50へ移動停止した状態で、進退駆動シリンダ82により冷却ブロック58a、58b及び位置決めプレート54をプリフォーム28及び搬送部材36側へ前進させ、位置決めプレート54により搬送部材36を位置決めした後、開閉シリンダ66により冷却ブロック58a、58bを閉じ、一定時間プリフォーム28の搬送方向に位置する被冷却面を冷却ブロック58a、58bによって冷却する。
【0077】
この冷却ブロックの温度及び接触時間は、プリフォームの肉厚や、所望の温度差、容器に求められる仕様に従って、任意に調整、設定可能である。
【0078】
次いで、一定時間冷却した後、冷却ブロック58a、58b及び位置決めプレート54を進退駆動シリンダ82によりプリフォーム28の搬送領域外の位置に退避後退させる。
【0079】
この状態で搬送部材36及びプリフォーム28は搬送可能な状態となり、その後搬送手段34を駆動して、プリフォーム28を保持した搬送部材36をブロー成形部44へ移動させる。
【0080】
そして、ブロー成形部44で、プリフォーム28を高圧エアによってブロー成形すれば、ほぼ均一な肉厚の偏平容器38が成形されることとなる。
【0081】
尚、当然のことであるが、容器の形状は偏平に限らず、多角形のもの等、その横断面でプリフォーム壁からの距離が著しく異なる容器にも適応可能である。
【0082】
図5〜図9は、上述の容器壁を均一にするための実施の形態ではなく、所望の部分を厚肉に形成するもしくは、厚肉の状態を維持するための実施の形態を示す図である。
【0083】
この実施の形態では、ブロー成形ステーションで1個のプリフォーム28ずつ間欠搬送してブロー成形搬送部材36に倒立保持されたプリフォーム28が加熱部(図示せず)から待機部50へと搬送されて停止した状態で、プリフォーム28に把手86をインサートするようになっている。
【0084】
そして、この把手86のインサートに際して、位置決め手段94により搬送部材36を位置決めし、把手86のインサート後に把手86の容器胴部との係合部88に相当するプリフォーム28の胴部を冷却手段96により冷却し、さらに、その後、プリフォーム28を回転手段98により回転させてブロー成形時の方向にあわせるようにしている。
【0085】
位置決め手段94は、搬送部材36対向位置に設けられた搬送部材36と係合する位置決めプレート114と、この位置決めプレート114を搬送部材36に対し進退動させる位置決めシリンダ116とから構成されている。
【0086】
冷却手段96は、位置決めプレート114と共に位置決めシリンダ116によって進退動可能にされたエアノズル118を有している。
【0087】
このエアノズル118は、ブロー成形時に把手86の係合部88と係合する容器38の係合部に相当するプリフォーム28の胴部に相当する高さ位置で支持され、かつ、位置決めプレート114の進退動時に、エアノズル118がプリフォーム28に差し込まれた把手86と干渉しないように位置決めプレート114の進退動方向と交差する方向に移動可能とされている。具体的には、図9に示すように、エアノズル118を所定高さで保持する支持ロッド120の取付部材122に駆動シリンダ124の駆動ロッド126が取り付けられ、かつ、取付部材122が駆動シリンダ124の取付ブラケット128をガイドとするガイドロッド130に案内された状態となっており、駆動シリンダ124によって駆動ロッド126が駆動することでエアノズル118が把手86からの退避位置と、把手86とプリフォーム28の間でノズル先端がプリフォーム28の胴部と対向する位置との間を移動できるようにされている。
【0088】
回転手段98は、位置決めプレート114の進退方向に沿って配置されたラック132が位置決めプレート114と一体に設けられており、このラック132が搬送部材36に設けられた加熱部42での加熱時にプリフォーム28を自転させるためのスプロケット134の歯部と噛合し得るようになっている。
【0089】
また、位置決めプレート114は、プリフォーム回転シリンダ136により、ラック132が搬送部材36を90度回転させる距離分、搬送部材36から離れる方向に移動し得るようになっている。
【0090】
なお、位置決め手段94及び回転手段98は、昇降シリンダ100により若干昇降可能にされている。
【0091】
次に、動作状態について説明する。
【0092】
まず、搬送部材36に倒立状態で保持されたプリフォーム28が待機部50に搬送されて停止すると、位置決めプレート114が位置決めシリンダ116によって搬送部材36と係合し、搬送部材36を位置決めする。
【0093】
この状態で、把手86が下降して把手86のリング部84をプリフォーム28の胴部に挿通する。
【0094】
次に、昇降シリンダ100によってラック132を下降させると、搬送部材36に取り付けられたスプロケット134と噛合し、スプロケット134を介して搬送部材36を回転可能な状態とする。
【0095】
この状態で、駆動シリンダ124によりエアノズル118を移動させて、プリフォーム28と把手86との間にノズル先端を位置させ、ブロー成形時に把手86の係合部88と係合する容器の胴部に相当するプリフォーム28の胴部を冷却する。
【0096】
次いで、プリフォーム回転シリンダ136により位置決めプレート114及びラック132を後退させて、搬送部材36を90度回転させ把手86の位置をブロー成形部のブローキャビティ型の把手受け入れ凹部の向きに合わせる。
【0097】
さらにこの状態から、昇降シリンダ100によりラック132を上昇させ、位置決めシリンダ116により位置決めプレート114及びラック132を搬送部材36から退避させれば、把手86付きのプリフォーム28を保持する搬送部材36を搬送可能な状態とする。
【0098】
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の実施の形態に変更可能である。
【0099】
例えば、前記実施の形態では、1ステージの容器の成形装置について説明したが、この例に限定されるものではなく、2ステージの容器の成形装置にも適用し得るものである。
【0100】
また、前記実施の形態では、射出成形部で6個のプリフォームを射出成形し、ブロー成形部で2個のプリフォームをブロー成形する場合について説明したが、射出成形個数及びブロー成形個数は適宜変更可能なものである。
【0101】
さらに、前記実施の形態では、温調手段として、冷却手段を用いる場合について説明したが、この例に限らず、加熱手段を採用することも可能である。
【0102】
また、エアノズルを複数設けたり、エアノズルとプリフォーム外壁の間に多孔部材、例えばフィルターなどを配して、上述の実施の形態よりも広範囲に、しかも均等にエアが行き渡るように冷却してもよい。
【0103】
いずれにしろ、ブロー成形直前の待機部で、プリフォームを部分的に温調することが重要である。
【0104】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる容器の成形装置を示す平面図である。
【図2】図1の待機部の側面図である。
【図3】図2の一部を省略した平面図である。
【図4】図2の冷却ブロック側から見た正面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示す部分側面図である。
【図6】図5の逆側からみた平面図である。
【図7】図6の状態から搬送部材を位置決めして冷却を行っている状態を示す平面図である。
【図8】図7の状態からプリフォームを回転させた状態を示す平面図である。
【図9】冷却手段の正面図である。
【符号の説明】
28 プリフォーム
34 搬送手段
36 搬送部材
38 容器
42 加熱部
44 ブロー成形部
50 待機部
52 冷却手段
54 位置決めプレート
56 進退駆動手段
58a、58b 冷却ブロック
72 係合凹部
82 進退駆動シリンダ
94 位置決め手段
96 冷却手段
98 回転手段
114 位置決めプレート
118 エアノズル
132 ラック
134 スプロケット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a container forming apparatus and a container forming method, and more particularly, to a container forming apparatus and a container forming method for forming a container by carrying out blow molding after the preform is conveyed by a conveying member that holds the preform and heated. About.
[0002]
[Background Art and Problems to be Solved by the Invention]
As a method for blow-molding a container from a cylindrical preform (parison), there are a method called a cold parison method or a two-stage method, and a method called a hot parison method or a one-stage method. In the cold parison method (two-stage method), a normal temperature preform (parison) is heated to a temperature at which blow molding can be performed, that is, a so-called blow molding suitable temperature or higher.
In addition, in the hot parison method (one stage method), since the preform (parison) retains the heat during injection molding, it does not need to be heated as long as the cold parison method (two stage method). However, it is necessary to heat it above the blow molding optimum temperature.
[0003]
In any of these methods, the temperature raising and heating until reaching the appropriate temperature for blow molding is to uniformly heat the preform in the circumferential direction.
[0004]
On the other hand, in the case of blow molding a specially shaped container such as a flat container, the preform that has just been heated and heated has a portion that is largely stretched and a portion that is not stretched so much. Therefore, a thin portion and a thick portion are generated.
[0005]
In order to avoid such a state, it is necessary to provide a temperature distribution such that the temperature of the part of the preform that is largely stretched is lower than that of the other part. In order to provide such a temperature distribution, local temperature control must be performed on the preform.
[0006]
If a temperature control device that performs local temperature control on such a preform is added, the molding device becomes large in size, and space cannot be saved, and the cost increases.
[0007]
In addition, in order to obtain the desired molding quality stably by blow molding the preform that has been heated and heated, the purpose is to reduce the temperature difference between the inside and outside of the preform, or to obtain a balance of the preform temperature. In some cases, a standby position is arranged.
[0008]
An object of the present invention is to provide a container molding apparatus and a container molding method that can perform local temperature control on a preform without increasing the size of the apparatus, and can save space and reduce costs. There is.
[0009]
Another object of the present invention is to provide a container forming apparatus and a container forming method capable of performing accurate local temperature control with a simple configuration.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the object, the invention of claim 1 includes a heating part that heats a preform made of synthetic resin to a temperature appropriate for blow molding, a blow molding part that blow-molds the preform heated by the heating part, A standby unit that waits for the preform heated between the heating unit and the blow molding unit, and a carrier member that holds the preform from the heating unit through the standby unit to the blow molding unit for conveyance A container forming device having a conveying means for
The standby unit is attached to the preform conveyed from the heating unit. Local temperature control Temperature control means for performing the above, positioning means for positioning the transport member, and advance / retreat drive means for driving the temperature control means and the positioning means individually or integrally with respect to the preform and the transport member,
The positioning means contacts the transport member and positions the transport member.
[0011]
According to the present invention, the temperature adjusting means is provided in the standby part disposed between the heating part and the blow molding part, and the preform is relaxed during the temperature relaxation of the preform in the standby part. Local temperature control By making use of the empty space in the standby section, it is possible to control the temperature of the preform without providing a separate temperature control section, and to save space without increasing the size of the container molding device. In addition, the cost can be reduced.
[0012]
In addition, by having positioning means for positioning the conveying member that conveys the preform, it is possible to adjust the temperature in a state where the conveying member is positioned, perform accurate temperature adjustment, and the temperature adjusting means and the positioning means include Simplification of the apparatus can be achieved by being driven forward and backward by the forward and backward driving means having a simple operation.
[0013]
The invention of claim 2 is the invention according to claim 1,
The temperature control means is a cooling means for cooling the preform.
[0014]
The present invention is effective when the preform is locally cooled.
[0015]
This is particularly effective when a specially shaped container such as a flat container is formed.
[0016]
The invention of claim 3 is the invention according to claim 1,
The temperature control means is a heating means for heating the preform.
[0017]
The present invention is effective when the preform is locally heated.
[0018]
It is particularly effective when the body portion of the preform corresponding to the shoulder portion of the container is heated to make it easy to stretch, or when heating a thick portion that is insufficient by heating at the heating portion. .
[0019]
The invention of claim 4 is the invention according to claim 1,
The temperature control means is in contact with the temperature control surface of the preform. Local temperature control It is the temperature control member to be characterized.
[0020]
According to the present invention, the temperature of the preform can be adjusted according to the purpose by using a contact-type temperature adjusting member such as a cooling block or a heating block. In particular, the contact type is effective when it is desired to clarify the temperature control area.
[0021]
The invention of claim 5 is the invention according to claim 1,
The temperature control means is not in contact with the temperature control surface of the preform. Local temperature control It is the temperature control member to be characterized.
[0022]
According to the present invention, for example, the temperature of a preform can be adjusted according to the purpose by a non-contact type temperature adjustment member using cooling air, heating air, a radiant heat source, or the like. In particular, the non-contact type is advantageous in that the temperature can be controlled without applying mechanical pressure to the preform, and that the appearance of the product is good because the boundary between the temperature control part and the non-temperature control part is not clear. is there.
[0023]
The invention of claim 6 is directed to claim 1,
The conveying member forms a circulating conveying path that is circulated and conveyed by the conveying means;
The temperature adjusting means, the positioning means, and the advance / retreat driving means are arranged outside the circulation conveyance path.
[0024]
According to the present invention, there are relatively few devices on the outside of the circulation conveyance path, and the empty space is effectively used by installing the temperature control means, the positioning means, the advance / retreat driving means, etc. using this empty space. Can be easily performed.
[0025]
The invention of claim 7 is the invention according to claim 1,
In the preform, the surface located in the transport direction of the preform is a temperature control surface,
The temperature adjusting means is configured to be capable of moving back and forth in a direction intersecting with the conveying direction of the preform.
[0026]
According to the present invention, the temperature can be controlled simply by moving the temperature control means straight forward and backward with respect to the temperature control surface, and the apparatus can be simplified.
[0027]
The invention of claim 8 is the invention according to claim 1,
The standby section has a preform rotating means for aligning the preform with a direction at the time of blow molding in the blow molding section.
[0028]
According to the present invention, by rotating the preform in accordance with the direction of the blow molding part, it is possible to control the temperature without moving the temperature adjustment means in accordance with the direction of the blow molding part, and the drive device is simplified accordingly. Can be.
[0029]
The invention of claim 9 is the invention according to claim 8,
The conveying member has a sprocket for rotating when heated by a heating unit, and the preform rotating means has a rack that meshes with the sprocket of the conveying member so as to be able to advance and retreat.
[0030]
According to the present invention, the preform can be reliably and accurately rotated with a simple configuration in which the rack that meshes with the sprocket is moved forward and backward using the sprocket for rotation provided on the conveying member. .
[0031]
In a tenth aspect of the present invention, when the preform is held by the conveying member provided in the conveying means and conveyed from the heating unit to the blow molding unit, the standby unit is arranged between the heating unit and the blow molding unit. A method for forming a container to obtain a container by blow molding after adjusting the temperature of the preform,
A step of waiting the temperature adjusting means at a position outside the conveyance region of the preform in the standby unit;
Moving the conveying member holding the preform by the conveying means from the heating unit to the standby unit;
After the conveying member is stopped by the standby unit, the temperature adjusting means is moved forward to the preform side, and the conveying member is positioned, and then the temperature adjustment surface of the preform is fixed by the temperature adjusting means for a predetermined time. Local temperature control And a process of
Above Local temperature control Thereafter, the step of retracting and retracting the temperature control means to a position outside the conveyance region of the preform,
A step of moving the blow member to the blow molding unit with the carrying member holding the preform by the carrying means;
A step of blow molding the preform with high-pressure air in the blow molding section;
It is characterized by including.
[0032]
According to the present invention, the temperature adjusting means is put on standby at a position outside the preform conveying area, and when the preform is conveyed, the conveying member is positioned, and then the temperature adjusting means Local temperature control Then, by retracting and retreating to a position outside the preform conveyance area, there is no problem in conveying the conveyance members. Local temperature control Can do this Local temperature control The preform having the desired shape and thickness can be formed by blow-molding the preform in the blow-molding section.
[0033]
The invention of claim 11 is directed to claim 10,
By the temperature control means Local temperature control It is characterized by having the process of rotating a preform according to the direction at the time of blow molding in a blow molding part after the process to perform.
[0034]
According to the present invention, the preform can be rotated in accordance with the direction of the blow molding part, so that the blow molding can be performed in an optimum state in the blow molding part.
[0035]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0036]
1-4 is a figure which shows the shaping | molding apparatus of the container concerning one embodiment of this invention.
[0037]
FIG. 1 is a plan view of a container forming apparatus.
[0038]
The apparatus for forming the
[0039]
The
[0040]
On the other hand, in the take-out
[0041]
In this embodiment, the neck portion of the
[0042]
And in the
[0043]
The
[0044]
A plurality of, for example, 24 conveying
[0045]
A
[0046]
The
[0047]
The container take-out
[0048]
The
[0049]
In the take-out
[0050]
In the
[0051]
Further, in the
[0052]
Then, the
[0053]
The
[0054]
The cooling means 52, the
[0055]
2 to 4 show the temperature control means of the standby unit.
[0056]
The cooling means 52 includes two pairs of openable and
[0057]
One
[0058]
Further, the pair of opening /
[0059]
The
[0060]
Therefore, when the
[0061]
Further, in this case, the cooling blocks 58a and 58b have a length extending over almost the entire length of the body portion of the
[0062]
Further, here, the surfaces to be cooled, which are the temperature-controlled surfaces of the
[0063]
The blow cavity mold 48 has a flat container-shaped cavity having a major axis on the split surface side, and the
[0064]
The
[0065]
The advancing / retracting drive means 56 includes a pair of
[0066]
Therefore, in a state where the
[0067]
In this state, the cooling blocks 58a and 58b are closed by the opening /
[0068]
Then, after a predetermined time has passed, the cooling blocks 58a and 58b are opened by the open /
[0069]
Next, a method for forming the
[0070]
First, in the
[0071]
In the take-out
[0072]
In the
[0073]
At the
[0074]
The appropriate temperature for blow molding here varies depending on the location of the preform and the specifications (thickness distribution, strength, etc.) required for the container.
[0075]
In the
[0076]
Next, the
[0077]
The temperature and contact time of the cooling block can be arbitrarily adjusted and set according to the thickness of the preform, the desired temperature difference, and the specifications required for the container.
[0078]
Next, after cooling for a certain time, the cooling blocks 58 a and 58 b and the
[0079]
In this state, the
[0080]
If the
[0081]
As a matter of course, the shape of the container is not limited to a flat shape, but can be applied to containers such as polygonal ones whose distance from the preform wall is remarkably different in cross section.
[0082]
FIG. 5 to FIG. 9 are diagrams showing an embodiment for forming a desired portion thick or maintaining a thick state, not the embodiment for making the container wall uniform. is there.
[0083]
In this embodiment, the
[0084]
When inserting the
[0085]
The positioning means 94 includes a
[0086]
The cooling means 96 includes an
[0087]
The
[0088]
In the rotating
[0089]
The
[0090]
Note that the positioning means 94 and the rotating
[0091]
Next, the operation state will be described.
[0092]
First, when the
[0093]
In this state, the
[0094]
Next, when the
[0095]
In this state, the
[0096]
Next, the
[0097]
Further, from this state, if the
[0098]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be changed to various embodiments within the scope of the gist of the present invention.
[0099]
For example, in the above-described embodiment, the one-stage container forming apparatus has been described. However, the present invention is not limited to this example, and can be applied to a two-stage container forming apparatus.
[0100]
In the above embodiment, the case where six preforms are injection-molded in the injection molding part and two preforms are blow-molded in the blow molding part has been described. It can be changed.
[0101]
Furthermore, although the case where the cooling unit is used as the temperature control unit has been described in the above embodiment, the present invention is not limited to this example, and a heating unit may be employed.
[0102]
In addition, a plurality of air nozzles may be provided, or a porous member such as a filter may be disposed between the air nozzles and the outer wall of the preform to cool the air more widely than in the above-described embodiment and evenly. .
[0103]
In any case, it is important to partially control the temperature of the preform at the standby part immediately before blow molding.
[0104]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing a container forming apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view of the standby unit in FIG. 1;
FIG. 3 is a plan view in which a part of FIG. 2 is omitted.
4 is a front view as seen from the cooling block side of FIG. 2;
FIG. 5 is a partial side view showing another embodiment of the present invention.
6 is a plan view seen from the opposite side of FIG. 5. FIG.
7 is a plan view showing a state in which the conveying member is positioned and cooled from the state of FIG.
FIG. 8 is a plan view showing a state in which a preform is rotated from the state shown in FIG.
FIG. 9 is a front view of a cooling unit.
[Explanation of symbols]
28 preform
34 Conveying means
36 Conveying member
38 containers
42 Heating section
44 Blow molding part
50 standby section
52 Cooling means
54 Positioning plate
56 Advance / Retreat Drive
58a, 58b Cooling block
72 Engaging recess
82 Forward / backward drive cylinder
94 Positioning means
96 Cooling means
98 Rotating means
114 Positioning plate
118 Air nozzle
132 racks
134 Sprocket
Claims (11)
前記待機部は、前記加熱部から搬送された前記プリフォームに局所温度調節を施す温調手段と、前記搬送部材を位置決めする位置決め手段と、前記温調手段及び前記位置決め手段を前記プリフォーム及び搬送部材に対して個別又は一体に進退駆動する進退駆動手段とを有し、
前記位置決め手段は、前記搬送部材と接触して搬送部材を位置決めすることを特徴とする容器の成形装置。A heating part for heating the preform made of synthetic resin to a temperature appropriate for blow molding, a blow molding part for blow molding the preform heated by the heating part, and heating between the heating part and the blow molding part A container molding apparatus comprising: a standby unit that waits for the preform; and a transport unit that transports the preform while holding the preform on a transport member from the heating unit through the standby unit to the blow molding unit,
The standby unit includes a temperature adjusting unit that performs local temperature adjustment on the preform conveyed from the heating unit, a positioning unit that positions the conveying member, and the temperature adjusting unit and the positioning unit that are transferred to the preform and the conveying unit. Advancing / retreating drive means for advancing / retreating the member individually or integrally,
The said positioning means contacts the said conveyance member, and positions the conveyance member, The shaping | molding apparatus of the container characterized by the above-mentioned.
前記温調手段は、前記プリフォームを冷却する冷却手段であることを特徴とする容器の成形装置。In claim 1,
The container forming apparatus, wherein the temperature adjusting means is a cooling means for cooling the preform.
前記温調手段は、前記プリフォームを加熱する加熱手段であることを特徴とする容器の成形装置。In claim 1,
The container forming apparatus, wherein the temperature adjusting means is a heating means for heating the preform.
前記温調手段は、前記プリフォームの被温調面に接触して局所温度調節する温調部材であることを特徴とする容器の成形装置。In claim 1,
The container forming apparatus according to claim 1, wherein the temperature adjustment means is a temperature adjustment member that adjusts a local temperature by contacting a temperature adjustment surface of the preform.
前記温調手段は、前記プリフォームの被温調面と非接触で局所温度調節する温調部材であることを特徴とする容器の成形装置。In claim 1,
The container forming apparatus according to claim 1, wherein the temperature adjusting means is a temperature adjusting member that adjusts the local temperature in a non-contact manner with the temperature adjustment surface of the preform.
前記搬送部材は、搬送手段によって循環搬送される循環搬送路を形成し、
前記温調手段、位置決め手段及び進退駆動手段は、前記循環搬送路の外側に配置されることを特徴とする容器の成形装置。In claim 1,
The transport member forms a circulation transport path that is circulated and transported by the transport means;
The container forming apparatus, wherein the temperature adjusting means, the positioning means, and the advance / retreat driving means are arranged outside the circulation conveyance path.
前記プリフォームは、前記プリフォームの搬送方向に位置する面が温調面とされ、
前記温調手段は、前記プリフォームの搬送方向と交差する方向に進退動可能にされることを特徴とする容器の成形装置。In claim 1,
In the preform, the surface located in the transport direction of the preform is a temperature control surface,
The container forming apparatus according to claim 1, wherein the temperature adjusting means is movable back and forth in a direction crossing a conveying direction of the preform.
前記待機部は、前記プリフォームを前記ブロー成形部におけるブロー成形時の向きにあわせるプリフォーム回転手段を有することを特徴とする容器の成形装置。In claim 1,
The container forming apparatus according to claim 1, wherein the standby section includes a preform rotating means for aligning the preform with a direction at the time of blow molding in the blow molding section.
前記搬送部材は加熱部での加熱時に自転するためのスプロケットを有し、前記プリフォーム回転手段は、前記搬送部材のスプロケットと噛合するラックを進退動可能に有することを特徴とする容器の成形装置。In claim 8,
The container forming apparatus, wherein the conveying member has a sprocket for rotating when heated by a heating unit, and the preform rotating means has a rack that meshes with the sprocket of the conveying member so as to be movable back and forth. .
前記待機部で、前記プリフォームの搬送領域外の位置に温調手段を待機させる工程と、
前記搬送手段によりプリフォームを保持した前記搬送部材を前記加熱部から前記待機部へ移動させる工程と、
前記待機部に前記搬送部材を停止させ、前記温調手段を前記プリフォーム側へ前進移動させ、前記搬送部材を位置決めした後、一定時間前記プリフォームの被温調面を温調手段によって局所温度調節する工程と、
前記局所温度調節後、前記温調手段を前記プリフォームの搬送領域外の位置に退避後退させる工程と、
前記搬送手段により前記プリフォームを保持した前記搬送部材で前記ブロー成形部へ移動させる工程と、
前記ブロー成形部で、前記プリフォームを高圧エアによってブロー成形する工程と、
を含むことを特徴とする容器の成形方法。When conveying the preform from the heating unit to the blow molding unit with the conveyance member holding the preform by the conveying means, the temperature of the preform is adjusted by the standby unit arranged between the heating unit and the blow molding unit and then blown. A container molding method for forming a container by molding,
A step of waiting the temperature adjusting means at a position outside the transport area of the preform in the standby unit;
Moving the conveying member holding the preform by the conveying means from the heating unit to the standby unit;
Said stopping the conveying member to the standby unit, the temperature control means is moved forward to the preform side, after positioning the transport member, the local temperature by temperature control means to be temperature control surface of a fixed time the preform Adjusting , and
After the local temperature adjustment , the step of retracting and retreating the temperature adjustment means to a position outside the conveyance region of the preform,
A step of moving the blow member to the blow molding unit with the transport member holding the preform by the transport unit;
A step of blow molding the preform with high-pressure air in the blow molding section;
A method for forming a container, comprising:
前記温調手段によって局所温度調節する工程の後、プリフォームをブロー成形部におけるブロー成形時の向きにあわせて回転させる工程を有することを特徴とする容器の成形方法。In claim 10,
A method for forming a container, comprising a step of rotating a preform in accordance with a direction at the time of blow molding in a blow molding portion after the step of adjusting the local temperature by the temperature adjusting means.
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