JP3612028B2 - Coil parts manufacturing method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種民生機器等に用いるコイル部品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来のコイル部品について図面を参照しながら説明する。
【0003】
図9は従来のコイル部品の斜視図、図10は同コイル部品の断面図、図11は同コイル部品の製造工程の一部を示す断面図である。
【0004】
図9〜図11において、従来のコイル部品は、コイル部52と、このコイル部52を内包した磁性体からなる外装部53と、コイル部52に接続するとともに、外装部53から突出した端子54とを備え、外装部53は、コイル部52を被覆するように磁性粉末55を加圧成形して成形した構成である。
【0005】
外装部53を成形する際は、上下の金型59によって、コイル部52を挟むように磁性粉末55を加圧して所定の形状を形成するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の構成では、外装部53がコイル部52を被覆するように磁性粉末55を加圧成形して成形したものなので、金型59とコイル部52との間に充填される磁性粉末55の量が加圧成形時に金型59の動きによって変動したりしやすい。
【0007】
そのために、外装部53の被覆厚さがコイル部52の周囲全体に渡って不均一になりやすく、成形密度をコントロールできずに特性バラツキを生じたり、磁性粉末55自体は全体として流動性があるので、コイル部52を支持することができずにコイル部52を傾斜した状態で成形して外装部53の不良成形を生じたりするという問題点を有していた。
【0008】
本発明は上記問題点を解決するもので、外装部の被覆厚さがコイル部の周囲全体に渡って不均一になりにくく、特性バラツキを抑制するとともに、コイル部の位置決めを的確にして外装部の不良成形を防止したコイル部品の製造方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を有する。
【0010】
本発明の請求項1記載の発明は、特に、外装部形成工程は、熱硬化性樹脂を含有した結合剤と磁性粉末とを前記熱硬化性樹脂が完全硬化しない非加熱状態で混合するとともに加圧成形して2個の圧粉体を成形する工程と、前記圧粉体で前記コイル部を挟み込むように再加圧成形して前記コイル部を被覆するとともに、加熱して前記熱硬化性樹脂を完全硬化させて前記外装部を形成する工程とし、前記圧粉体の形状は背面部に中脚部と外脚部とを有したE字形状にし、前記圧粉体には再加圧成形する際に前記圧粉体の形状がくずれない硬度の強硬度部と前記再加圧成形する際に前記圧粉体の形状がくずれる硬度の弱硬度部とを設けるとともに、前記背面部を強硬度部にし、前記中脚部および前記外脚部を弱硬度部にし、前記外装部は少なくとも一方の前記圧粉体の前記強硬度部が前記コイル部の一面を支持するとともに、前記弱硬度部が前記コイル部の他面を被覆するように前記圧粉体を再加圧成形した構成である。
【0011】
上記構成により、一般的に加圧成形には通常金型を用いて成形するが、圧粉体が固形物となるので、金型とコイル部との間で圧粉体の量が再加圧成形時に変動しにくく、外装部の被覆厚さがコイル部の周囲全体に渡って均一になりやすく、特性バラツキを抑制できるとともに、圧粉体自体によってコイル部を支持できるのでコイル部の位置決めが的確になり外装部の不良成形を防止できる。
【0012】
特に、圧粉体には再加圧成形する際に圧粉体の形状がくずれる硬度の弱硬度部を設けて、この弱硬度部がコイル部を被覆するように圧粉体を再加圧成形しているので、コイル部を的確に被覆することができ、圧粉体とコイル部との間を隙間なく充填することもでき、磁気ギャップを減少させて磁気効率を向上することができる。
【0013】
また、圧粉体の強硬度部はコイル部の一面を強固に支持するので、再加圧成形時にコイル部の位置ずれが生じにくく、コイル部の位置決めが的確にできるとともに、圧粉体の弱硬度部はその形をくずしながらコイル部の他面を容易に被覆することができ、外装部の被覆厚さをコイル部の周囲全体に渡って均一にさせやすく、特性バラツキを抑制できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態において、請求項1記載の発明について図面を参照しながら説明する。
【0015】
図1は本発明の一実施の形態におけるコイル部品の断面図、図2は同コイル部品の斜視図、図3は同コイル部品の製造工程の一部を示す図、図4は同コイル部品の圧粉体の斜視図、図5は同コイル部品の端子を接続したコイル部の斜視図、図6は端子形成前における同コイル部品の斜視図である。
【0016】
図1〜図6において、本発明の一実施の形態におけるコイル部品は、高さ2〜5mmで10mm角形状の大きさであって、貫通孔である空芯1を有したコイル部2と、このコイル部2を内包した磁性体からなる外装部3と、コイル部2に接続するとともに、外装部3から突出した端子4とを備えている。
【0017】
また、外装部3は、エポキシ系またはシリコン系の熱硬化性樹脂を含有した結合剤と磁性粉末とを熱硬化性樹脂が完全硬化しない非加熱状態で混合するとともに1.0〜2.0t/cm2で加圧成形した圧粉体5を、コイル部2を被覆するように3.0〜4.0t/cm2で再加圧成形するとともに熱硬化性樹脂が完全硬化するように100〜150℃で加熱して形成している。
【0018】
さらに、圧粉体5は2個用いており、この圧粉体5には再加圧成形する際に圧粉体5の形状がくずれない硬度の強硬度部と再加圧成形する際に圧粉体5の形状がくずれる硬度の弱硬度部とを設け、圧粉体5の形状を背面部6に中脚部7と外脚部8とを有したE字形状にし、背面部6を強硬度部にするとともに、中脚部7と外脚部8を弱硬度部にしている。この弱硬度部および強硬度部は、圧粉体の密度を小さくした部分(弱硬度部)と密度を大きくした部分(強硬度部)とにより形成している。弱硬度部は数kg/cm2の加圧により形状がくずれる硬度にしている。
【0019】
ここで、圧粉体5の形状がくずれる硬度とは、磁性粉末の粒子サイズでくずれることであり、圧粉体5の形状がくずれない硬度の強硬度部において、ブロック的(団塊になって)にくずれた状態は、磁性粉末の粒子サイズでくずれてないので、くずれる硬度の範囲には含まないものとしている。
【0020】
そして、外装部3は一方の圧粉体5および他方の圧粉体5の両方の圧粉体5の強硬度部がコイル部2の一面(上下面)を互いに支持するとともに、弱硬度部がコイル部2の他面(側面および空芯面)を被覆するように圧粉体を再加圧成形し、かつ熱硬化性樹脂が完全硬化するように加熱したものである。
【0021】
上記コイル部品の製造方法では、端子4が接続されたコイル部2を、端子4が突出するように磁性体からなる外装部3で内包する外装部形成工程と、外装部3に沿うように端子4を折曲加工する端子形成工程とを備えている。
【0022】
外装部形成工程では、まず、熱硬化性樹脂を含有した結合剤と磁性粉末とを熱硬化性樹脂が完全硬化しないように非加熱状態で混合するとともに加圧成形して2個の圧粉体5を成形する。
【0023】
このとき、圧粉体5は、その形状を背面部6に中脚部7と外脚部8とを有したE字形状にし、さらに、背面部6は再加圧成形する際に圧粉体5の形状がくずれない硬度の強硬度部にするとともに、中脚部および外脚部は再加圧成形する際に圧粉体の形状がくずれる硬度の弱硬度部にしている。
【0024】
次に、2個の圧粉体5の強硬度部がコイル部2の一面(上下面)を互いに支持するとともに、弱硬度部がコイル部2の他面(側面および空芯面)を被覆するように、2個の圧粉体5でコイル部2を挟み込むように再加圧成形し、かつ熱硬化性樹脂が完全硬化するように加熱成形して外装部3を成形する。
【0025】
このとき、2個の圧粉体5の背面部6がコイル部2を支持しつつ、2つの金型9が圧粉体5の弱硬度部の中脚部7と外脚部8を押圧して、圧粉体5の弱硬度部をくずしつつコイル部2の他面(側面および空芯面)を被覆させて加圧している。
【0026】
特に、この場合では、コイル部2の他面(空芯面)に対向した圧粉体5の背面部6(強硬度部)が、コイル部2の空芯1の中にブロック的に埋没するとともに、端子4に対向した圧粉体5の背面部6(強硬度部)が、端子4に向かってブロック的に埋没しつつ、圧粉体5の中脚部7(弱硬度部)および外脚部8(弱硬度部)がくずれて、コイル部2の他面(側面および空芯面)を被覆している。
【0027】
上記構成および方法により、一般的に加圧成形には通常金型を用いて成形するが、圧粉体5が固形物となるので、金型9とコイル部2との間で圧粉体5の量が再加圧成形時に変動しにくく、外装部3の被覆厚さがコイル部2の周囲全体に渡って均一になりやすく、インダクタンス値およびインダクタンス値の直流重畳時の飽和特性および磁気損失等の特性バラツキを抑制できるとともに、圧粉体5自体によってコイル部2を支持できるのでコイル部2の位置決めが的確になり外装部3の不良成形を防止できる。
【0028】
特に、圧粉体5は再加圧成形してコイル部2を被覆するので、コイル部2を的確に被覆することができ、圧粉体5とコイル部2との間を隙間なく充填することもでき、磁気ギャップを減少させて磁気効率を向上することができる。
【0029】
また、圧粉体5の強硬度部はコイル部2の一面を強固に支持するので、再加圧成形時にコイル部2の位置ずれが生じにくく、圧粉体5の弱硬度部がその形をくずしながらコイル部2の他面を容易に被覆することができ、外装部3の被覆厚さをコイル部2の周囲全体に渡って均一にさせやすく、特性バラツキを抑制できる。
【0030】
さらに、圧粉体5の形状は背面部6に中脚部7と外脚部8とを有したE字形状にし、背面部6を強硬度部にするとともに、中脚部7および外脚部8を弱硬度部にしているので、より一層、圧粉体5の強硬度部に対して位置ずれが生じにくく、コイル部2の他面を容易に被覆することができ、特性バラツキを抑制できる。
【0031】
このように本発明の実施の形態によれば、外装部3の被覆厚さがコイル部2の周囲全体に渡って均一になりやすく、特性バラツキを抑制できる。
【0032】
なお、本発明の実施の形態では、圧粉体5の形状をE字形状にしたが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、中脚部7の長さを外脚部8の長さよりも長くしたり、短くしたり、それ以外の形状でもよい。特に、背面部6に中脚部7のみを形成したT字形状や外脚部8のみを形成したコ字形状は略E字形状とみなしている。
【0033】
また、コイル部2と圧粉体5との位置関係も、2個の圧粉体5の強硬度部がコイル部2の一面を支持しなくても、少なくとも一方の圧粉体5の強硬度部がコイル部2の一面を支持するようになっていればよい。
【0034】
他の例としては、図7、図8に示すように、一方の圧粉体5は強硬度部の背面部6がコイル部2の一面を支持するようにし、他方の圧粉体5はコイル部2の貫通孔の空芯面1に中脚部7を挿入するようにして、再加圧成形したり、2つの圧粉体5の中脚部7および外脚部8の先端に微小凹凸部10を設けるとともに、2つの圧粉体5の中脚部7および外脚部8が互いに対向するようにして、再加圧成形したり、圧粉体5の背面部6に分割用の分割溝を設けて、再加圧成形したりしてもよく、ともに、より一層、コイル部2の他面を容易に被覆することができ、特性バラツキを抑制できる。
【0035】
この際、本発明の実施の形態では、再加圧成形前、または再加圧成形中において、圧粉体5の強硬度部がコイル部2の一面を支持しているが、再加圧成形後においても、圧粉体の強硬度部がコイル部2の一面を支持するようにすることが望ましい。
【0036】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、一般的に加圧成形には通常金型を用いて成形するが、圧粉体が固形物となるので、金型とコイル部との間で圧粉体の量が再加圧成形時に変動しにくく、外装部の被覆厚さがコイル部の周囲全体に渡って均一になりやすく、特性バラツキを抑制できるとともに、圧粉体自体によってコイル部を支持できるのでコイル部の位置決めが的確になり外装部の不良成形も防止したコイル部品の製造方法を提供できる。
【0037】
特に、圧粉体には再加圧成形する際に圧粉体の形状がくずれる硬度の弱硬度部を設けて、この弱硬度部がコイル部を被覆するように圧粉体を再加圧成形しているので、コイル部を的確に被覆することができ、圧粉体とコイル部との間を隙間なく充填することもでき、磁気ギャップを減少させて磁気効率を向上することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるコイル部品の断面図
【図2】同コイル部品の斜視図
【図3】(a)〜(e)はそれぞれ同コイル部品の製造工程の一部を示す図
【図4】同コイル部品の圧粉体の斜視図
【図5】同コイル部品の端子を接続したコイル部の斜視図
【図6】端子形成前における同コイル部品の斜視図
【図7】(a)〜(e)はそれぞれ他のコイル部品の製造工程の一部を示す図
【図8】(a)〜(d)はそれぞれさらに他のコイル部品の製造工程の一部を示す図
【図9】従来のコイル部品の斜視図
【図10】同コイル部品の断面図
【図11】同コイル部品の製造工程の一部を示す断面図
【符号の説明】
1 空芯
2 コイル部
3 外装部
4 端子
5 圧粉体
6 背面部
7 中脚部
8 外脚部
9 金型
10 微小凹凸部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method of manufacturing a coil component used for various consumer devices.
[0002]
[Prior art]
Hereinafter, conventional coil components will be described with reference to the drawings.
[0003]
9 is a perspective view of a conventional coil component, FIG. 10 is a sectional view of the coil component, and FIG. 11 is a sectional view showing a part of the manufacturing process of the coil component.
[0004]
9 to 11, the conventional coil component includes a
[0005]
When molding the
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-described conventional configuration, the
[0007]
Therefore, the coating thickness of the
[0008]
The present invention solves the above-mentioned problems, and the coating thickness of the exterior part is less likely to be uneven over the entire periphery of the coil part, suppresses variation in characteristics, and accurately positions the coil part to ensure the exterior part. An object of the present invention is to provide a method of manufacturing a coil component that prevents the defective molding of the coil .
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention has the following configuration.
[0010]
In the invention described in claim 1 of the present invention, in particular, in the exterior portion forming step, the binder containing the thermosetting resin and the magnetic powder are mixed and mixed in an unheated state where the thermosetting resin is not completely cured. The step of forming two green compacts by pressure molding, and re-press molding so as to sandwich the coil portion between the green compacts to cover the coil portion and heating the thermosetting resin was a step of forming the outer portion by completely cured, the shape of the green compact is in E-shape and a center leg and the outer leg portion to the rear portion, the the green compact re pressing Providing a high hardness portion having a hardness that does not cause the green compact shape to collapse and a weak hardness portion having a hardness that causes the green compact shape to collapse in the re-press molding, and providing the back portion with a high hardness. The middle leg part and the outer leg part are weakly hardened parts, and the exterior part is at least The green compact is formed by repressurizing the green compact so that the strong hardness portion of the green compact supports one surface of the coil portion and the weak hardness portion covers the other surface of the coil portion. is there.
[0011]
Due to the above configuration, generally molding is usually performed using a mold for pressure molding, but since the green compact becomes a solid material, the amount of green compact is re-pressurized between the mold and the coil part. It is difficult to change at the time of molding, and the coating thickness of the exterior part is likely to be uniform over the entire periphery of the coil part, and it is possible to suppress the characteristic variation and to support the coil part by the green compact itself, so that the coil part can be positioned accurately. Therefore, defective molding of the exterior part can be prevented.
[0012]
In particular, the green compact is provided with a weak hardness part that is hard enough to deform the shape of the green compact during re-press molding, and the green compact is re-press molded so that the weak hardness part covers the coil part. Therefore, the coil portion can be accurately covered, the gap between the green compact and the coil portion can be filled without any gap, and the magnetic gap can be reduced to improve the magnetic efficiency.
[0013]
In addition, since the strong hardness part of the green compact firmly supports one surface of the coil part, it is difficult for the coil part to be displaced during re-press molding, so that the coil part can be positioned accurately and the green compact is weak. The hardness part can easily cover the other surface of the coil part while breaking its shape, and it is easy to make the coating thickness of the exterior part uniform over the entire periphery of the coil part, thereby suppressing variation in characteristics.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(Embodiment)
Hereinafter, in an embodiment of the present invention, the invention described in claim 1 will be described with reference to the drawings.
[0015]
1 is a cross-sectional view of a coil component according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is a perspective view of the coil component, FIG. 3 is a diagram showing a part of the manufacturing process of the coil component, and FIG. Fig. 5 is a perspective view of the green compact, Fig. 5 is a perspective view of a coil portion to which terminals of the coil component are connected, and Fig. 6 is a perspective view of the coil component before terminal formation.
[0016]
1 to 6, the coil component in one embodiment of the present invention has a
[0017]
In addition, the
[0018]
In addition, two
[0019]
Here, the hardness at which the shape of the green compact 5 breaks down means that it breaks down with the particle size of the magnetic powder. Since the broken state is not broken by the particle size of the magnetic powder, it is not included in the range of broken hardness.
[0020]
And the
[0021]
In the coil component manufacturing method, the
[0022]
In the exterior part forming step, first, a binder containing a thermosetting resin and a magnetic powder are mixed in a non-heated state so that the thermosetting resin is not completely cured, and then pressed to form two green compacts. 5 molded.
[0023]
At this time, the
[0024]
Next, the strong hardness portions of the two
[0025]
At this time, two
[0026]
In particular, in this case, the back surface portion 6 (strong hardness portion) of the
[0027]
According to the above-described configuration and method, generally, pressure molding is usually performed using a mold. However, since the
[0028]
In particular, since the
[0029]
In addition, since the strong hardness part of the
[0030]
Further, the
[0031]
As described above, according to the embodiment of the present invention, the coating thickness of the
[0032]
In the embodiment of the present invention, the shape of the
[0033]
Further, the positional relationship between the
[0034]
As another example, as shown in FIGS. 7 and 8, one
[0035]
At this time, in the embodiment of the present invention, the strong hardness part of the
[0036]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, generally, pressure molding is usually performed using a mold, but since the green compact becomes a solid, the green compact is formed between the mold and the coil portion. The amount of coating is less likely to fluctuate during re-press molding, and the coating thickness of the exterior part is likely to be uniform over the entire circumference of the coil part, so that variation in characteristics can be suppressed and the coil part can be supported by the green compact itself. It is possible to provide a method for manufacturing a coil component in which the positioning of the coil portion is accurate and defective molding of the exterior portion is prevented.
[0037]
In particular, the green compact is provided with a weak hardness part that is hard enough to deform the shape of the green compact during re-press molding, and the green compact is re-press molded so that the weak hardness part covers the coil part. Therefore, the coil portion can be accurately covered, the gap between the green compact and the coil portion can be filled without any gap, and the magnetic gap can be reduced to improve the magnetic efficiency.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a coil component in an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a perspective view of the coil component. FIGS. 3 (a) to 3 (e) show part of the manufacturing process of the coil component. Fig. 4 is a perspective view of a green compact of the coil component. Fig. 5 is a perspective view of a coil portion where terminals of the coil component are connected. Fig. 6 is a perspective view of the coil component before terminal formation. FIGS. 8A to 8E are diagrams showing a part of the manufacturing process of another coil component. FIGS. 8A to 8D are views showing a part of the manufacturing process of another coil component. 9 is a perspective view of a conventional coil component. FIG. 10 is a cross-sectional view of the coil component. FIG. 11 is a cross-sectional view showing a part of the manufacturing process of the coil component.
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