JP3611746B2

JP3611746B2 - Compression recovery sheet, method for producing the same, and absorbent article using the same

Info

Publication number: JP3611746B2
Application number: JP19097099A
Authority: JP
Inventors: 哲也舛木; 学松井; 亮彦郡司
Original assignee: Kao Corp
Current assignee: Kao Corp
Priority date: 1999-07-05
Filing date: 1999-07-05
Publication date: 2005-01-19
Anticipated expiration: 2019-07-05
Also published as: JP2001020168A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軽量で嵩高く且つ厚みが薄く、圧縮回復性が高いシート及びその製造方法並びにそれを用いた吸収性物品、詳しくは、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品等に用いた場合に、吸収性物品等の包装体内（ある荷重下）では厚みが薄く、包装体から取り出し使用する際（荷重が取り除かれた際）には、厚みが回復し、使用時に吸収性物品等に必要な（安心感を与える）厚みを発現させる圧縮回復性シート及びその製造方法並びにそれを用いた吸収性物品に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品は、構成や使用材料の改良により、その包装体がコンパクトになり、持ち運びが便利になった。
しかしながら、包装体をコンパクトにするために吸収性物品１枚１枚の厚みを薄くすると、吸収性物品がぺらぺらになり、使用時に漏れに対する不安感が生じる。
【０００３】
そこで、使用時の漏れに対する不安感を解消するために、吸収性物品に、ポリエステル繊維、熱融着繊維を用いた不織布や、これらの繊維とパルプとの混合シート等の繊維集合体をクッション層として導入することが提案されている。このような繊維集合体としては、例えば、特開昭６１−１０６１５１号公報及び特開平１−２８５２６５号公報等に記載のものがある。
しかし、これらの公報に記載の繊維集合体を吸収性物品のクッション層として導入した場合には、実際の使用場面や製品の包装体等の高圧縮された後に、クッション層としての機能が十分に達成できない。
【０００４】
また、家具、ベッド、座席等の吸収性物品以外の分野でも、特開平５−１６１５２５号公報及び特開平７−３１６９６３号公報において、これら家具等のクッション材として、エラストマー成分を含む繊維集合体が提案されている。
しかし、このクッション材としての繊維集合体は、その用途から、坪量が非常に高く、厚みも大きく（最低でも５ｍｍ以上、実質は５０ｍｍ以上である）、さらに、コスト等の点からも、吸収性物品に使用することはできない。
また、吸収性物品のクッション材として、ウレタンフォームを使用することも考えられるが、ウレタンフォームは、コストが高く、黄変や臭いの点で使用することはできない。
【０００５】
従って、本発明の目的は、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品等に用いた場合に、吸収性物品等の包装体内（ある荷重下）では厚みが薄く、包装体から取り出し使用する際（荷重が取り除かれた際）には、厚みが回復し、使用時に吸収性物品等に必要な（安心感を与える）厚みを発現させる圧縮回復性シート及びその製造方法並びにそれを用いた吸収性物品を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は、規則的に配列された多数の凸部が形成されている繊維集合体からなる、吸収性物品用の圧縮回復性シートであって、坪量が１５〜１００ｇ／ｍ²であり、無荷重厚みが１．２〜５ｍｍであり、圧縮回復率が６０％以上であり、前記繊維集合体は、該繊維集合体を構成する繊維同士が熱融着により接着されている不織布である圧縮回復性シートを提供することにより前記目的を達成したものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の圧縮回復性シートをその好ましい実施形態に基づいて詳細に説明する。
【０００８】
本実施形態の圧縮回復性シートは、図１に示すように、規則的に配列された多数の凸部が形成されている繊維集合体からなるものであり、該凸部の裏面は凹部となっているものである。即ち、この繊維集合体からなる本実施形態の圧縮回復性シートは、実質的に表裏面が同形状のものである。
【０００９】
前記凸部の数は、圧縮回復性シートの面積を基準として、好ましくは１〜１００個／ｃｍ^２、更に好ましくは１．５〜５０個／ｃｍ^２である。
また、前記各凸部間の距離Ｋ（図１参照）は、好ましくは１〜２０ｍｍ、更に好ましくは１〜１０ｍｍである。
【００１０】
このような多数の凸部からなる形状を形成するには、図２（ａ）及び（ｂ）に示すように、繊維集合体のシート１’を、スチールマッチエンボス加工等の２つの凸ロール２を用いてヒートロール加工する手段等により施され、多数の凸部からなる形状である本実施形態の圧縮回復性シート１が得られる。
多数の凸部からなる形状である本実施形態の圧縮回復性シートにおける凸部の高さＬ〔図２（ｂ）参照〕は、かかる圧縮回復性シートの無荷重厚みと略同一である。
【００１１】
また、前記凸部における表面と裏面との間の厚みＭ〔図２（ｂ）参照〕は、好ましくは０．０５〜１ｍｍ、更に好ましくは０．１〜０．８ｍｍである。尚、前記凸部における表面と裏面との間の厚みは、シート全体にわたってほぼ同様である。
【００１２】
本実施形態の圧縮回復性シートにおける繊維集合体は、エラストマー成分を１０〜９０重量％、特に１５〜６０重量％含むことが、繊維の融着交点を強固にするとともに、圧縮や引張りの変形に対する弾性回復性の向上の点で好ましい。
【００１３】
エラストマー成分としては、例えば、エステル系、ウレタン系、オレフィン系、スチレン系、アミド系の熱可塑性エラストマー等が挙げられ、中でも、ポリエステル及びメタロセン触媒により重合された低密度ポリエチレンが好ましく用いられる。
また、エラストマー成分の構成ポリマー中には、各種安定剤、紫外線吸収剤、増粘分岐剤、艶消剤、着色剤、その他の各種の改良剤等を配合することもできる。
【００１４】
本実施形態においては、特に、前記繊維集合体が、エラストマー成分及び非エラストマー成分からなる複合繊維を１０〜９０重量％、特に３０〜７０重量％含むことが、得られるシートの圧縮回復性及びシート成形時に繊維同士を熱で強固に融着できる点で好ましい。
【００１５】
前記複合繊維におけるエラストマー成分としては、前記の例が挙げられる。
また、前記複合繊維における非エラストマー成分としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系の成分、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系の成分、更には、ナイロン、アクリル等が挙げられる。
また、非エラストマー成分の構成ポリマー中には、各種安定剤、紫外線吸収剤、増粘分岐剤、艶消剤、着色剤、その他の各種の改良剤等を配合することもできる。
【００１６】
前記複合繊維におけるエラストマー成分と非エラストマー成分との重量比は、好ましくは８０／２０〜２０／８０、更に好ましくは６０／４０〜４０／６０である。
【００１７】
前記複合繊維は、例えば、サイドバイサイド型、芯鞘型、偏心芯鞘型、海島型等が挙げられ、中でも、図３に示すような、エラストマー成分が表面に露出する芯鞘型、偏心芯鞘型の複合形態が好ましい。また、前記繊維集合体を構成する繊維は、熱融着等により、繊維同士が接着している（図３参照）。
【００１８】
また、前記複合繊維を含む繊維集合体における該複合繊維以外の繊維は、前記エラストマー成分からなる繊維でも、前記非エラストマー成分からなる繊維でもよい。
【００１９】
前記繊維集合体を構成する繊維の形状は特に制限されず、例えば、機械的な２次元捲縮、コイル状の３次元捲縮、又はそれらの複合等が挙げられる。
【００２０】
また、前記繊維集合体を構成する繊維の断面形状は特に制限されず、例えば、円形、偏平、異型、中空等が挙げられる。
また、前記繊維集合体を構成する繊維の繊度（繊維太さ）は、好ましくは１〜１５デニール、更に好ましくは２〜１０デニールである。
【００２１】
また、前記繊維集合体は、コイル状に捲縮した繊維を１０重量％以上、特に３０重量％以上含む繊維集合体であることが、シートを嵩高にして、へたりにくくし、シートの圧縮回復性をより向上させる点で好ましい。
【００２２】
前記のコイル状に捲縮した繊維としては、前記複合繊維がコイル状に捲縮されたものでも、前記エラストマー成分からなる繊維がコイル状に捲縮されたものでも、前記非エラストマー成分からなる繊維がコイル状に捲縮されたものでもよい。
【００２３】
前記のコイル状に捲縮した繊維は、その捲縮数（ＪＩＳＬ１０１５により測定）が好ましくは３〜２０ケ／ｉｎｃｈ、更に好ましくは５〜１５ケ／ｉｎｃｈである。
前記のコイル状に捲縮した繊維は、例えば、熱収縮率の異なる２成分からなる偏心芯鞘型複合繊維に熱処理等を施す等、公知の手法にて得ることができる。
【００２４】
また、前記のコイル状に捲縮した繊維を含む繊維集合体における該コイル状に捲縮した繊維以外の繊維は、機械的な２次元捲縮状の繊維であってもよい。
【００２５】
前記繊維集合体は、前述の通り、エラストマー成分及び非エラストマー成分からなる複合繊維、特に芯鞘型、偏心芯鞘型の該複合繊維を含む繊維集合体であることが好ましいが、単一の繊維、即ち、前述のエラストマー成分からなる繊維及び非エラストマー成分からなる繊維から構成される繊維集合体であってもよく、また、これらの複合繊維及び単一の繊維の混合体である繊維集合体であってもよい。
【００２６】
前記繊維集合体の形態としては、その構成繊維からなる乾式不織布、湿式不織布が挙げられる。
【００２７】
また、前記繊維集合体は、その構成繊維のみからなる不織布等の他、繊維にパルプを混合したパルプシートであってもよい。該パルプとしては、綿状パルプ、粉砕パルプ等の木材パルプの他、木綿等の天然繊維、レーヨン等の再生繊維等が挙げられる。
パルプの含有量は、繊維集合体中、好ましくは５〜７０重量％、更に好ましくは１０〜５０重量％である。
【００２８】
更に、前記繊維集合体は、パルプシート、フィルム、発泡シート等との複合シートとして用いることもできる。
【００２９】
前記繊維集合体からなる本実施形態の圧縮回復性シートは、その坪量が１５〜１００ｇ／ｍ^２、好ましくは２０〜８０ｇ／ｍ^２である。該坪量が１５ｇ／ｍ^２未満であると、シートの繊維密度が得られないため、十分な圧縮回復率の発現が困難であり、１００ｇ／ｍ^２を超えると、コストが高くなり、吸収性物品での使用は困難である。
【００３０】
本実施形態の圧縮回復性シートは、その無荷重厚みが１．２〜５ｍｍである。該無荷重厚みが１ｍｍ未満であると、充分な厚み感及びクッション性が得られなくなり、１０ｍｍを超えると、厚すぎて、おむつに使用した場合、１枚の厚みが厚くなり装着性が悪くなったり、包装体が大きくなり持ち運びに不便となる。ここで、圧縮回復性シートの無荷重厚みとは、測定前にシートを無荷重の状態で２４時間放置して、シートに加えられている歪みをを取り除いた時点の厚みをいう。また、前記無荷重厚みは、レーザー変位計（キーエンス社製、商品名「ＰＡ−１８３０」）を用い、常法に準じて測定された平均厚みを意味する。
【００３１】
本実施形態の圧縮回復性シートは、その圧縮回復率が６０％以上、好ましくは７０〜１００％である。該圧縮回復率が６０％未満であると、おむつに使用した場合、パッケージ内で充分な薄さを保ちながら、おむつ着用時に充分な安心感のある厚みが得られない。
ここで、圧縮回復率は下記測定法にて測定される。
圧縮回復率測定法；測定前にシートを２４時間放置し、測定前にシートに加えられている歪みを取り除く。歪みを取り除いた時点の厚み（シートを圧縮する前の厚み）をａｍｍ、１８０ｇｆ／ｃｍ^２の圧力で２４時間圧縮した後、圧力を取り除き３０分間放置した時の厚みをｂｍｍとした時に、圧縮回復率＝ｂ／ａと定義し、各厚みを測定する。ここで、厚みは、レーザー変位計（キーエンス社製、商品名「ＰＡ−１８３０」）を用い、常法に準じて測定された平均厚みを意味する。
【００３２】
本実施形態の圧縮回復性シートの製造に際しては、溶融紡糸及びゲル紡糸等の常法により紡糸した、エラストマー成分及び非エラストマー成分からなる複合繊維、エラストマー成分からなる繊維、非エラストマー成分からなる繊維、又はこれらの混合繊維を混綿し、必要に応じてパルプ等を加えて、カード等により開繊し、ウエブ化してウエブ状の繊維集合体とし、これに熱処理（好ましくは１４０〜２４０℃、更に好ましくは１６０〜２２０℃）等を施すことにより、繊維集合体のシートを形成する。この際、シートの製法としては、例えば、スパンボンド、エアースルー、ヒートロール、スパンレース等が用いられる。次いで、該繊維集合体のシートを、凸ロールを用いてヒートロール加工（好ましくは１００〜２００℃、更に好ましくは１１０〜１８０℃）する等により、規則的に配列された多数の凸部が形成されている繊維集合体からなる本実施形態の圧縮回復性シートとする。
【００３３】
本発明の圧縮回復性シートは、前述の好ましい実施形態に基づき説明したが、かかる実施形態に限定されず、種々の変更形態が可能であり、他の好ましい実施形態としては、図６に示す圧縮回復性シートが挙げられる。また、表面が凸形状のみで裏面が凹形状のみからなるシートであってもよい。
【００３４】
本発明の圧縮回復性シートは、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品等におけるクッション材として用いることが好ましい。
例えば、本発明の圧縮回復性シートを吸収性物品におけるクッション材として用いた場合について図４を参照して説明すると、図４は本発明の圧縮回復性シートを用いた吸収性物品の要部を模式的に示す断面図で、本発明の圧縮回復性シート４４は、吸収性物品の包装体内（ある荷重下）では厚みが薄く〔図４（ａ）参照；矢印は荷重方向を表す〕、包装体から取り出し使用する際（荷重が取り除かれた際）には、厚みが回復し、使用時に吸収性物品に必要な（安心感を与える）厚みを発現させる〔図４（ｂ）参照〕ものである。
【００３６】
次に、本発明の吸収性物品の１実施形態について、その要部の断面図を示す図５を参照して説明する。
図５は、展開型の使い捨ておむつの長手方向の断面を模式的に示す断面図で、本実施形態の使い捨ておむつ１０は、図５に示すように、液透過性の表面シート２０、液不透過性の裏面シート３０、両シート２０，３０間に介在された液保持性の吸収体４０、及びクッション材として前述の本発明の圧縮回復性シート４４を具備するものであり、該圧縮回復性シート４４が、吸収体４０の下部（吸収体４０における裏面シート３０側の面）に配置されているものである。
【００３７】
このように、本実施形態の使い捨ておむつ１０は、クッション材として圧縮回復性シート４４を具備するため、包装体内（ある荷重下）では厚みが薄く〔図４（ａ）参照；矢印は荷重方向を表す〕、包装体から取り出し使用する際（荷重が取り除かれた際）には、厚みが回復し、使用時に必要な（安心感を与える）厚みを発現する〔図４（ｂ）参照〕ものである。
【００３８】
尚、圧縮回復性シート４４は、吸収体４０の上部（吸収体４０における表面シート２０側の面）又は内部に配することもでき、また、使い捨ておむつ１０の他の適宜な箇所に配することもでき、更に、これらの複数箇所に配することもできる。
また、吸収体４０における他の構成部材は、吸収性ポリマー４２をその繊維間隙に保持してなる嵩高不織布４１、及び該嵩高不織布４１を包装する台紙４３である。
【００３９】
本実施形態の使い捨ておむつは、包装体に入れる際には、通常通り、適宜折り畳まれ、積層され、圧縮されて収納包装される。そして、前述した本発明の圧縮回復性シートは、このように包装されたときの厚みが本発明に係る前記圧縮回復率を有していないシートを用いた場合と同程度であるが、前記使い捨ておむつを包装袋から取り出して使用する際には、本発明の圧縮回復性シートは前記圧縮回復率を満たす厚みに回復する。
【００４０】
本実施形態の使い捨ておむつは、前述の如く構成されているので、包装体とした場合には、厚みが薄く、コンパクトにでき、しかも、包装体から取り出して使用する際には厚みが回復して適度な厚みを有するようになるため、使用者等に薄さからくる不安感を与えることなく安心して使用できる。
【００４１】
【実施例】
実施例１〜４
表１又は表２に示す繊維を使用し、表２に示す不織布製法により、ウエブ状の繊維集合体に熱処理（２００℃）を施して、繊維集合体のシート（不織布）を形成した。このシートを両面から２つの凸ロールを用いて１３０℃でスチールマッチエンボス加工することにより、表２に示す繊維組成、坪量、厚み（無荷重厚み）及び圧縮回復率を有する、図６に示す規則的に配列された多数の凸部〔凸部の数；５個／ｃｍ^２（圧縮回復性シートの面積基準）、各凸部間の距離；４．５ｍｍ、凸部における表面と裏面との間の厚み；０．５ｍｍ〕が形成されている繊維集合体からなる圧縮回復性シートを得た。
【００４２】
比較例１、２
スチールマッチエンボス加工を施さない以外は前記実施例と同様にして、表２に示す繊維組成、坪量、厚み（無荷重厚み）及び圧縮回復率を有する、平板状の繊維集合体からなる圧縮回復性シートを得た。
【００４３】
【表１】

【００４４】
【表２】

【００４５】
実施例５〜８及び比較例３、４
吸収体として、吸収性ポリマーとそれを繊維間隙に担持してなる繊維集合体としての嵩高不織布とを台紙で包装したものを用い、該吸収体における裏面シート側の面に、実施例１〜４及び比較例１、２の各圧縮回復性シートをクッション材として配置し、それ以外の部材は、公知の部材を用いて、図５に示す使い捨ておむつを作成した。
得られたおむつの荷重下厚みと無荷重厚みとを下記測定法に準じて測定した。また、このおむつを通常の方法で包装体内で２４時間放置した後、該包装体からおむつを取り出し、その安心感について下記基準に従い評価した。それらの結果を表３に示す。
【００４６】
＜おむつ荷重下厚みと無荷重厚み測定法＞
まず、吸収性物品を平面状に広げ、吸収性物品をその長手方向に２等分する線と幅方向に２等分する線との交点を中心に長手方向１００ｍｍ×幅方向１００ｍｍの寸法で切り出して試験片を得る。なお、吸収性物品の長手方向または幅方向の寸法が１００ｍｍに満たない場合、吸収性物品の寸法を試験片の寸法とする。
試験片を水平な台上に静置し、無荷重の状態で２４時間置く。次いで、試験片の上におもりとアクリル板とを載置し、荷重をかけた状態で２４時間放置する。ここで、おもりは、試験片にアクリル板と合わせて１８０ｇｆ／ｃｍ^２の荷重がかかる様な重さ及び大きさのものを用いた。また、アクリル板は、長さ１００ｍｍ×幅１００ｍｍ×厚み５ｍｍのものを用いた。
荷重を２４時間かけた後、そのままの状態で試験片４隅の厚みを測定し（測定法１）、この測定値の平均をとって１８０ｇｆ／ｃｍ^２の荷重をかけた場合の荷重下厚みとする。
次いで、おもりとアクリル板を取り除き、無荷重の状態で３０分置く。３０分経過後、試験片に反りや歪みがあると厚みを正確に測定できないため、試験片に１ｇｆ／ｃｍ^２の荷重がかかるようにおもり及びアクリル板を載置し、試験片を平坦な状態に保つ。
ここで、おもりは、試験片にアクリル板と合わせて１ｇｆ／ｃｍ^２の荷重がかかる様な重さ及び大きさのものを用い、アクリル板は、長さ１００ｍｍ×幅１００ｍｍ×厚み５ｍｍのものを用いた。
そして、アクリル板とおもりを載せ、直ちに前記測定法１と同様に試験片の厚みを測定し、この測定値の平均をとって、無荷重厚みとする。
【００４７】
＜安心感の評価基準＞
◎；包装体から取り出した時厚み感があり、安心感が非常に良好。
○；包装体から取り出した時厚み感があり、安心感が良好。
△；包装体から取り出した時厚み感がややなく、安心感がやや悪い。
×；包装体から取り出した時厚み感がなく、安心感が悪い。
【００４８】
【表３】

【００４９】
【発明の効果】
本発明の圧縮回復性シートは、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品等に用いた場合に、吸収性物品等の包装体内（ある荷重下）では厚みが薄く、包装体から取り出し使用する際（荷重が取り除かれた際）には、厚みが回復し、使用時に吸収性物品等に必要な（安心感を与える）厚みを発現させるものである。
また、本発明の吸収性物品は、包装体とした場合にはコンパクトであるが、包装体から取り出し使用する際には、厚みが回復し、使用時における安心感が高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明の圧縮回復性シートの１実施形態を示す斜視図である。
【図２】図２（ａ）は、図１の圧縮回復性シートを製造するための製造装置の一部を示す概略斜視図であり、図２（ｂ）は、図２（ａ）のＪ−Ｊ拡大断面図である。
【図３】図３は、本発明の圧縮回復性シートにおける繊維集合体を構成する繊維の一形態である複合繊維の一部を断面として模式的に示す斜視図である。
【図４】図４（ａ）は、本発明の圧縮回復性シートを具備する吸収体のある荷重下での状態を模式的に示す断面図であり、図４（ｂ）は、本発明の圧縮回復性シートを具備する吸収体の使用時の（荷重が取り除かれた際の）状態を模式的に示す断面図である。
【図５】図５は、本発明の吸収性物品としての使い捨ておむつの１実施形態を模式的に示す断面図である。
【図６】図６は、本発明の圧縮回復性シートの他の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
１圧縮回復性シート
１’ 繊維集合体のシート
２凸ロール
３複合繊維
４エラストマー成分
５非エラストマー成分
１０使い捨ておむつ
２０表面シート
３０裏面シート
４０吸収体
４１ポリマー固定不織布
４２吸収性ポリマー
４３台紙
４４圧縮回復性シート[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention is used for a lightweight, bulky and thin sheet having a high compression recovery property, a method for producing the same, and an absorbent article using the same, and more specifically, an absorbent article such as a disposable diaper and a sanitary napkin. In some cases, the thickness of the absorbent article or the like in the package (under a certain load) is thin, and the thickness recovers when the product is taken out from the package (when the load is removed). The present invention relates to a compression recoverable sheet that expresses a necessary (giving a sense of security) thickness, a manufacturing method thereof, and an absorbent article using the same.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
Absorbent articles such as disposable diapers and sanitary napkins have become compact and easy to carry due to improvements in construction and materials used.
However, if the thickness of each absorbent article is reduced in order to make the package compact, the absorbent article becomes loose, and anxiety about leakage occurs during use.
[0003]
Therefore, in order to eliminate anxiety about leakage during use, the absorbent article is made of a nonwoven fabric using polyester fibers, heat-sealing fibers, or a fiber aggregate such as a mixed sheet of these fibers and pulp. It has been proposed to be introduced as Examples of such fiber assemblies include those described in JP-A-61-106151 and JP-A-1-285265.
However, when the fiber assembly described in these publications is introduced as a cushion layer of an absorbent article, the function as a cushion layer is sufficiently obtained after high compression of the actual use scene, product packaging, etc. Cannot be achieved.
[0004]
Also, in fields other than absorbent articles such as furniture, beds, seats, etc., in JP-A-5-161525 and JP-A-7-316963, a fiber aggregate containing an elastomer component is used as a cushioning material for these furniture and the like. Proposed.
However, the fiber aggregate as the cushion material has a very high basis weight and a large thickness (at least 5 mm or more, and substantially 50 mm or more), and further absorbs from the viewpoint of cost. Cannot be used for sex goods.
In addition, although urethane foam may be used as a cushioning material for absorbent articles, urethane foam is expensive and cannot be used in terms of yellowing or odor.
[0005]
Accordingly, an object of the present invention is that when used in an absorbent article such as a disposable diaper or a sanitary napkin, the thickness of the absorbent article or the like in a package (under a certain load) is thin, and when used after being taken out from the package. When the load is removed, the thickness recovers, and the compression recoverable sheet that produces the necessary thickness (provides a sense of security) for the absorbent article and the like during use, the manufacturing method thereof, and the absorbency using the same To provide an article.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is a compression recoverable sheet for absorbent articles comprising a fiber assembly in which a number of regularly arranged convex portions are formed, and has a basis weight of 15 to 100 g / m ² . no-load thickness is 1.2～5Mm, der compression recovery rate of 60% or more is, the fiber aggregate is a nonwoven fabric fibers constituting the fiber aggregate are bonded by thermal fusion The object is achieved by providing a compression recoverable sheet.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the compression recoverable sheet of the present invention will be described in detail based on preferred embodiments thereof.
[0008]
As shown in FIG. 1, the compression recoverable sheet of this embodiment is composed of a fiber assembly in which a large number of regularly arranged convex portions are formed, and the back surface of the convex portions is a concave portion. It is what. That is, the compression recoverable sheet of this embodiment made of this fiber assembly has substantially the same shape on the front and back surfaces.
[0009]
The number of the convex portions is preferably 1 to 100 / cm ² , more preferably 1.5 to 50 / cm ² on the basis of the area of the compression recoverable sheet.
Moreover, the distance K (refer FIG. 1) between each said convex part becomes like this. Preferably it is 1-20 mm, More preferably, it is 1-10 mm.
[0010]
In order to form a shape composed of such a large number of convex portions, as shown in FIGS. 2 (a) and (b), a fiber aggregate sheet 1 'is formed into two convex rolls 2 such as steel match embossing. The compression recoverable sheet 1 according to the present embodiment having a shape composed of a large number of convex portions is obtained by means of heat roll processing using the like.
The height L (see FIG. 2B) of the convex portion in the compression recoverable sheet of the present embodiment having a shape composed of a large number of convex portions is substantially the same as the no-load thickness of the compression recoverable sheet.
[0011]
The thickness M between the front surface and the back surface of the convex portion (see FIG. 2B) is preferably 0.05 to 1 mm, and more preferably 0.1 to 0.8 mm. In addition, the thickness between the front surface and back surface in the said convex part is substantially the same over the whole sheet | seat.
[0012]
The fiber assembly in the compression recoverable sheet according to the present embodiment contains 10 to 90% by weight, particularly 15 to 60% by weight of the elastomer component, to strengthen the fusion intersection of the fibers, and to the deformation of compression and tension. This is preferable from the viewpoint of improvement in elastic recovery.
[0013]
Examples of the elastomer component include ester-based, urethane-based, olefin-based, styrene-based, and amide-based thermoplastic elastomers. Among them, low-density polyethylene polymerized with a polyester and a metallocene catalyst is preferably used.
Moreover, various stabilizers, ultraviolet absorbers, thickening and branching agents, matting agents, coloring agents, and other various improving agents can be blended in the constituent polymer of the elastomer component.
[0014]
In this embodiment, in particular, the fiber assembly contains 10 to 90% by weight, particularly 30 to 70% by weight, of a composite fiber composed of an elastomer component and a non-elastomeric component. It is preferable in that the fibers can be firmly fused with heat during molding.
[0015]
Examples of the elastomer component in the composite fiber include the above examples.
In addition, examples of the non-elastomer component in the composite fiber include polyester-based components such as polyethylene terephthalate and polybutylene terephthalate, olefin-based components such as polyethylene and polypropylene, and nylon and acrylic.
In addition, various stabilizers, ultraviolet absorbers, thickening and branching agents, matting agents, coloring agents, and other various improving agents can be blended in the constituent polymer of the non-elastomeric component.
[0016]
The weight ratio of the elastomer component to the non-elastomeric component in the composite fiber is preferably 80/20 to 20/80, more preferably 60/40 to 40/60.
[0017]
Examples of the composite fiber include a side-by-side type, a core-sheath type, an eccentric core-sheath type, and a sea-island type. Among these, as shown in FIG. 3, a core-sheath type in which an elastomer component is exposed on the surface, an eccentric core-sheath type The composite form is preferred. Further, the fibers constituting the fiber aggregate, by thermal fusion or the like, fibers are you are bonded (see Fig. 3).
[0018]
The fibers other than the composite fiber in the fiber assembly including the composite fiber may be a fiber made of the elastomer component or a fiber made of the non-elastomeric component.
[0019]
The shape of the fibers constituting the fiber assembly is not particularly limited, and examples thereof include mechanical two-dimensional crimps, coiled three-dimensional crimps, and composites thereof.
[0020]
Moreover, the cross-sectional shape of the fibers constituting the fiber assembly is not particularly limited, and examples thereof include a circle, a flat shape, an irregular shape, and a hollow shape.
The fineness (fiber thickness) of the fibers constituting the fiber assembly is preferably 1 to 15 denier, more preferably 2 to 10 denier.
[0021]
Further, the fiber aggregate is a fiber aggregate containing 10% by weight or more, particularly 30% by weight or more of the fibers crimped in a coil shape, which makes the sheet bulky and difficult to sag, and compresses and restores the sheet. It is preferable at the point which improves more.
[0022]
The fiber crimped in the coil shape may be a fiber made of the non-elastomeric component, whether the composite fiber is crimped in a coil shape, or the fiber made of the elastomer component is crimped in a coil shape. May be crimped into a coil shape.
[0023]
The number of crimped fibers (measured according to JIS L1015) of the above-described crimped fibers is preferably 3 to 20 / inch, more preferably 5 to 15 / inch.
The fiber crimped to the above-mentioned coil shape can be obtained by a known method, for example, by subjecting an eccentric core-sheath composite fiber composed of two components having different heat shrinkage rates to a heat treatment.
[0024]
Further, the fibers other than the fibers crimped to the coil shape in the fiber assembly including the fibers crimped to the coil shape may be mechanical two-dimensional crimped fibers.
[0025]
As described above, the fiber aggregate is preferably a fiber aggregate including a composite fiber composed of an elastomer component and a non-elastomeric component, particularly a core-sheath type or an eccentric core-sheath type composite fiber. That is, it may be a fiber assembly composed of fibers composed of the aforementioned elastomer component and fibers composed of a non-elastomeric component, or a fiber assembly that is a mixture of these composite fibers and a single fiber. There may be.
[0026]
The form of the fiber aggregate, dry nonwoven fabric made of the constituent fibers, and wet nonwoven fabrics.
[0027]
Further, the fiber assembly may be a pulp sheet in which pulp is mixed with fibers, in addition to a nonwoven fabric made only of its constituent fibers. Examples of the pulp include wood pulp such as cotton-like pulp and pulverized pulp, natural fibers such as cotton, and regenerated fibers such as rayon.
The pulp content is preferably 5 to 70% by weight, more preferably 10 to 50% by weight, in the fiber assembly.
[0028]
Furthermore, the fiber assembly can also be used as a composite sheet with a pulp sheet, a film, a foamed sheet and the like.
[0029]
The compression recoverable sheet of this embodiment comprising the fiber assembly has a basis weight of 15 to 100 g / m ² , preferably 20 to 80 g / m ² . If the basis weight is less than 15 g / m ² , the fiber density of the sheet cannot be obtained, so that it is difficult to develop a sufficient compression recovery rate. If the basis weight exceeds 100 g / m ² , the cost increases and absorbability is increased. Use with goods is difficult.
[0030]
The compression-recoverable sheet of this embodiment has an unloaded thickness of 1 . 2-5 mm. When the unloaded thickness is less than 1 mm, sufficient thickness feeling and cushioning properties cannot be obtained, and when it exceeds 10 mm, it is too thick, and when used in a diaper, the thickness of one sheet becomes thick and the wearability becomes worse. Or the package becomes large and inconvenient to carry. Here, the unloaded thickness of the compression recoverable sheet refers to the thickness at the time when the sheet is left unloaded for 24 hours before measurement to remove the strain applied to the sheet. Moreover, the said no-load thickness means the average thickness measured according to the conventional method using the laser displacement meter (the Keyence company make, brand name "PA-1830").
[0031]
The compression recovery rate of the compression recovery sheet of this embodiment is 60% or more, preferably 70 to 100%. When the compression recovery rate is less than 60%, when it is used for a diaper, it is not possible to obtain a sufficient thickness when the diaper is worn while maintaining a sufficient thinness in the package.
Here, the compression recovery rate is measured by the following measurement method.
Compression recovery rate measurement method: The sheet is allowed to stand for 24 hours before measurement, and the distortion applied to the sheet before measurement is removed. When the thickness after removing the strain (thickness before compressing the sheet) is amm and compressed at a pressure of 180 gf / cm ² for 24 hours, then the pressure is removed and the thickness when left to stand for 30 minutes is bmm. The rate is defined as b / a, and each thickness is measured. Here, the thickness means an average thickness measured according to a conventional method using a laser displacement meter (manufactured by Keyence Corporation, trade name “PA-1830”).
[0032]
In producing the compression recoverable sheet of the present embodiment, a composite fiber composed of an elastomer component and a non-elastomeric component, a fiber composed of an elastomer component, a fiber composed of a non-elastomeric component, which is spun by a conventional method such as melt spinning and gel spinning. Alternatively, these mixed fibers are blended, and pulp is added as necessary, opened with a card or the like, formed into a web to form a web-like fiber aggregate, and heat treated (preferably 140 to 240 ° C., more preferably 160 to 220 ° C.) to form a fiber aggregate sheet. At this time, for example, a spun bond, an air through, a heat roll, a spun lace or the like is used as a method for producing the sheet. Subsequently, the sheet | seat of this fiber assembly is heat-roll-processed using a convex roll (preferably 100-200 degreeC, More preferably, it is 110-180 degreeC) etc., and many convex parts arranged regularly are formed. It is set as the compression recoverable sheet | seat of this embodiment which consists of the fiber assembly currently performed.
[0033]
The compression recoverable sheet of the present invention has been described based on the above-described preferred embodiment. However, the present invention is not limited to this embodiment, and various modifications are possible. As another preferred embodiment, the compression shown in FIG. A recoverable sheet may be mentioned. Moreover, the sheet | seat which a front surface consists only of convex shape and a back surface consists only of concave shape may be sufficient.
[0034]
The compression recoverable sheet of the present invention is preferably used as a cushion material in absorbent articles such as disposable diapers and sanitary napkins.
For example, the case where the compression recoverable sheet of the present invention is used as a cushion material in an absorbent article will be described with reference to FIG. 4. FIG. 4 shows the main part of the absorbent article using the compression recoverable sheet of the present invention. In the cross-sectional view schematically shown, the compression recoverable sheet 44 of the present invention is thin in the package of the absorbent article (under a certain load) (see FIG. 4 (a); the arrow indicates the load direction), and the packaging. When it is taken out from the body and used (when the load is removed), the thickness is recovered, and the thickness necessary for the absorbent article (giving a sense of security) is expressed during use (see FIG. 4B). is there.
[0036]
Next, one embodiment of the absorbent article of the present invention will be described with reference to FIG.
FIG. 5 is a cross-sectional view schematically showing a longitudinal section of the unfolded disposable diaper. The disposable diaper 10 of the present embodiment includes a liquid-permeable surface sheet 20 and a liquid impervious as shown in FIG. Comprising the above-mentioned compression recoverable sheet 44 of the present invention as a cushioning material, and the compression recoverable sheet 44 of the present invention as a cushioning material. 44 is arrange | positioned under the absorber 40 (surface by the side of the back surface sheet 30 in the absorber 40).
[0037]
Thus, since the disposable diaper 10 of this embodiment comprises the compression recovery sheet | seat 44 as a cushioning material, thickness is thin in a package (under a certain load) [refer Fig.4 (a); the arrow shows a load direction. In the case of taking out from the package and using it (when the load is removed), the thickness is restored, and the thickness necessary for use (giving a sense of security) is expressed (see FIG. 4B). is there.
[0038]
In addition, the compression recoverable sheet | seat 44 can also be distribute | arranged to the upper part (surface by the side of the surface sheet 20 in the absorber 40) or the inside of the absorber 40, and is distribute | arranged to the other appropriate location of the disposable diaper 10. Further, it can be arranged at a plurality of these locations.
Other constituent members in the absorbent body 40 are a bulky nonwoven fabric 41 formed by holding the absorbent polymer 42 in the fiber gap, and a mount 43 for packaging the bulky nonwoven fabric 41.
[0039]
When the disposable diaper of this embodiment is put into a package, it is normally folded, laminated, compressed and stored and packaged as usual. And, the compression recoverable sheet of the present invention described above has the same thickness as that of the case where the sheet having such a compression recovery rate according to the present invention is used, but is disposable. When the diaper is taken out from the packaging bag and used, the compression recoverable sheet of the present invention recovers to a thickness that satisfies the compression recovery rate.
[0040]
Since the disposable diaper of the present embodiment is configured as described above, when it is used as a package, it can be made thin and compact, and when it is taken out from the package and used, the thickness is restored. Since it has an appropriate thickness, it can be used with peace of mind without giving the user an uneasy feeling due to its thinness.
[0041]
【Example】
Examples 1-4
The fibers shown in Table 1 or Table 2 were used, and the web-like fiber assembly was subjected to heat treatment (200 ° C.) by the nonwoven fabric manufacturing method shown in Table 2 to form a fiber assembly sheet (nonwoven fabric). This sheet has the fiber composition, basis weight, thickness (no load thickness) and compression recovery rate shown in Table 2 by steel embossing at 130 ° C. using two convex rolls from both sides, as shown in FIG. A large number of regularly arranged convex portions [number of convex portions; 5 / cm ² (on the basis of the area of the compression recoverable sheet), distance between the convex portions; 4.5 mm, between the front and back surfaces of the convex portions A compression recoverable sheet made of a fiber assembly having a thickness of 0.5 mm] was obtained.
[0042]
Comparative Examples 1 and 2
Compression recovery consisting of a flat fiber assembly having the fiber composition, basis weight, thickness (no load thickness) and compression recovery rate shown in Table 2 in the same manner as in the above example except that steel match embossing is not performed. Sex sheet was obtained.
[0043]
[Table 1]

[0044]
[Table 2]

[0045]
Examples 5 to 8 and Comparative Examples 3 and 4
As the absorbent body, an absorbent polymer and a bulky nonwoven fabric as a fiber aggregate formed by supporting the absorbent polymer in a fiber gap are packaged with a backing sheet. And each compression recovery sheet | seat of Comparative Examples 1 and 2 was arrange | positioned as a cushioning material, and the other member produced the disposable diaper shown in FIG. 5 using a well-known member.
The thickness under load and unloaded thickness of the obtained diaper were measured according to the following measurement method. Moreover, after leaving this diaper in a package for 24 hours by a normal method, the diaper was taken out from the package, and the sense of security was evaluated according to the following criteria. The results are shown in Table 3.
[0046]
<Diaper-loaded thickness and no-load thickness measurement method>
First, the absorbent article is spread in a flat shape, and the absorbent article is cut out with a dimension of 100 mm in the longitudinal direction × 100 mm in the width direction around the intersection of a line that bisects the absorbent article in the longitudinal direction and a line that bisects in the width direction. To obtain a test piece. In addition, when the dimension of the longitudinal direction or the width direction of an absorbent article is less than 100 mm, let the dimension of an absorbent article be the dimension of a test piece.
The test piece is left on a horizontal table and placed under no load for 24 hours. Next, a weight and an acrylic plate are placed on the test piece, and left for 24 hours under a load. Here, a weight having a weight and a size such that a load of 180 gf / cm ² is applied to the test piece together with the acrylic plate was used. The acrylic plate used was 100 mm long × 100 mm wide × 5 mm thick.
After applying the load for 24 hours, the thickness of the four corners of the test piece is measured as it is (measurement method 1), and the average thickness of the measured values is taken and the thickness under load when a load of 180 gf / cm ² is applied. To do.
Next, the weight and the acrylic plate are removed and placed under no load for 30 minutes. After 30 minutes, if the specimen is warped or distorted, the thickness cannot be measured accurately. Therefore, a weight and an acrylic plate are placed on the specimen so that a load of 1 gf / cm ² is applied, and the specimen is flat. Keep on.
Here, a weight having a weight and a size such that a load of 1 gf / cm ² is applied to the test piece together with the acrylic plate is used, and the acrylic plate is 100 mm long × 100 mm wide × 5 mm thick. Using.
Then, an acrylic plate and a weight are placed, and the thickness of the test piece is immediately measured in the same manner as in the measurement method 1, and the average of the measured values is taken as the no-load thickness.
[0047]
<Evaluation criteria for security>
◎; There is a feeling of thickness when taken out from the package, and the feeling of security is very good.
○: There is a sense of thickness when taken out from the package, and a good sense of security.
Δ: When taken out from the package, there is little thickness and the feeling of security is slightly bad.
X: There is no feeling of thickness when taking out from a package, and a sense of security is bad.
[0048]
[Table 3]

[0049]
【The invention's effect】
When used in absorbent articles such as disposable diapers and sanitary napkins, the compression recoverable sheet of the present invention is thin in a package (under a certain load) such as absorbent articles, and is taken out from the package and used. At the time (when the load is removed), the thickness is recovered, and the thickness necessary for the absorbent article or the like (giving a sense of security) is expressed at the time of use.
In addition, the absorbent article of the present invention is compact when used as a package, but when it is taken out from the package and used, the thickness is restored, and the sense of security during use is high.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of a compression recoverable sheet of the present invention.
2 (a) is a schematic perspective view showing a part of a manufacturing apparatus for manufacturing the compression recoverable sheet of FIG. 1, and FIG. 2 (b) is a view of J in FIG. 2 (a). -J is an enlarged sectional view.
FIG. 3 is a perspective view schematically showing, as a cross section, a part of a composite fiber that is one form of fibers constituting the fiber assembly in the compression recoverable sheet of the present invention.
FIG. 4 (a) is a cross-sectional view schematically showing a state of the absorbent body comprising the compression recoverable sheet of the present invention under a certain load, and FIG. 4 (b) is a diagram of the present invention. It is sectional drawing which shows typically the state at the time of use of the absorber which comprises a compression recovery sheet | seat (when a load is removed).
FIG. 5 is a cross-sectional view schematically showing one embodiment of a disposable diaper as an absorbent article of the present invention.
FIG. 6 is a perspective view showing another embodiment of the compression recoverable sheet of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Compression recovery sheet | seat 1 'Sheet | seat of fiber assembly 2 Convex roll 3 Composite fiber 4 Elastomer component 5 Non-elastomeric component 10 Disposable diaper 20 Top sheet 30 Back sheet 40 Absorber 41 Polymer fixed nonwoven fabric 42 Absorbent polymer 43 Mount 44 Compression recovery Sex sheet

Claims

A compression recoverable sheet for absorbent articles comprising a fiber assembly in which a number of regularly arranged convex portions are formed,
Basis weight of 15 to 100 / m ^2, no load thickness is 1.2～5Mm, Ri der compression recovery rate of 60% or more,
The fiber assembly is a compression recoverable sheet , which is a nonwoven fabric in which fibers constituting the fiber assembly are bonded to each other by heat fusion .

2. The compression recoverable sheet according to claim 1, wherein the number of the convex portions is 1 to 100 / cm ^{2 based} on the area of the compression recoverable sheet, and the distance between the convex portions is 1 to 20 mm.

The compression recoverable sheet of Claim 1 or 2 formed by carrying out the heat roll process of the sheet | seat of a fiber assembly using a convex roll.

The compression recoverable sheet according to any one of claims 1 to 3, wherein the fiber assembly is a fiber assembly containing 10 to 90% by weight of a composite fiber composed of an elastomer component and a non-elastomeric component.

The method for producing a compression recoverable sheet according to any one of claims 1 to 4, wherein the web-like fiber aggregate is heat-treated to form a fiber aggregate sheet, and the fiber aggregate sheet is A method for producing a compression recoverable sheet, which is heat-rolled using a convex roll.

A liquid-permeable top sheet, a liquid-impermeable back sheet, a liquid-retaining absorbent interposed between both sheets, and a compression-recoverable sheet according to any one of claims 1 to 4 as a cushioning material Absorbent article.