JP3610965B2

JP3610965B2 - Electric rice cooker

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Publication number: JP3610965B2
Application number: JP2002141139A
Authority: JP
Inventors: 逸美長谷川
Original assignee: Tiger Corp
Current assignee: Tiger Corp
Priority date: 2002-05-16
Filing date: 2002-05-16
Publication date: 2005-01-19
Anticipated expiration: 2022-05-16
Also published as: JP2003325332A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、適切な少量炊飯を行えるようにした電気炊飯器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般にマイコン制御式の電気炊飯器では、例えば白米炊飯、白米の早炊き炊飯等のメニューで御飯を炊く場合であって、炊飯量判定の結果、その時の炊飯量が所定炊飯量以下の少量炊飯時（例えば１升炊きの１〜３合時等）の場合には、同炊飯量に応じた安定した沸とう状態の維持を図る見地から、例えば図７のタイムチャートに示すように、特に炊き上げ加熱工程においては低加熱量（ワークコイル等加熱手段の出力６０％、デューティー比８／１６程度の低電力）で１３５℃程度の高温まで炊き上げる低加熱量炊飯方式が採用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような炊飯方式の場合、高温の炊き上げ検知温度になるまでに時間がかかり、特に水分が減少した状態の炊き上げ加熱終了段階においても比較的長い時間内加熱されるために（沸とうが終了し、内鍋温度が１００℃を超え始めてから最終的に炊き上げ終了検知温度に到るまでの時間ｔ_１が長い）、内鍋内の御飯の底部が硬くなり、食べにくい御飯になってしまう欠点がある。
【０００４】
本願発明は、このような問題を解決するためになされたもので、上述のような所定炊飯量以下の少量炊飯時には、本来の炊き上げ終了検知温度よりも所定値低い温度で炊き上げ加熱工程の終了が近いことを判定させ、その後、加熱量を増大させて十分な加熱量で最終的な本来の炊き上げ終了検知温度まで炊き上げるようにすることにより、特に炊き上げ加熱工程終了段階において内鍋内の御飯の底部に有効な加熱力を与えるようにして、上記従来の欠点を解決した電気炊飯器を提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項１〜５の発明は、上記の目的を達成するために、それぞれ次のような課題解決手段を備えて構成されている。
【０００６】
（１）請求項１の発明
この発明では、内鍋と、該内鍋を加熱する加熱手段と、炊飯工程中の炊き上げ加熱工程終了時における炊き上げ終了検知温度を設定する炊き上げ終了検知温度設定手段と、上記内鍋内の炊飯量を判定する炊飯量判定手段と、上記内鍋の温度を検知する内鍋温度検知手段と、該内鍋温度検知手段によって検知された内鍋の温度が、上記炊き上げ終了検知温度設定手段によって設定された炊き上げ終了検知温度以上になった時に、上記加熱手段をＯＦＦにしてむらし工程に移行させる炊飯制御手段とを備えてなる電気炊飯器において、上記炊き上げ終了検知温度設定手段は、炊き上げ加熱工程の終了が近いことを判定する第１の炊き上げ終了検知温度と最終的に炊き上げ加熱工程が終了したことを判定する第２の炊き上げ終了検知温度との２つの炊き上げ終了検知温度を備え、上記炊飯制御手段は、上記炊飯量判定手段が上記内鍋内の炊飯量を所定炊飯量以下の少量炊飯量であると判定した場合において、上記内鍋温度検知手段が上記第１の炊き上げ終了検知温度以上の温度を検知した時に当該炊き上げ加熱工程の終了が近いことを判定して上記加熱手段の加熱量を増大させるとともに、さらに上記内鍋温度検知手段が上記第２の炊き上げ終了検知温度以上の温度を検知した時に上記加熱手段をＯＦＦにして最終的にむらし工程に移行させるように構成されていることを特徴としている。
【０００７】
このような構成によると、炊飯工程中の炊き上げ加熱工程終了段階において、最終的に当該炊き上げ加熱工程が適度な時間内に終了され、少量のごはんの底部が余分に加熱される事なくごはんが炊き上がる。その結果、同底部の御飯も上方部と同様に軟らかく美味しい御飯となる。
【０００８】
（２）請求項２の発明
この発明では、上記請求項１の発明の構成において、所定炊飯量以下の少量炊飯量は、当該電気炊飯器の最大炊飯量の中間量以下の炊飯量であることを特徴としている。
【０００９】
上記請求項１の発明の作用は、比較的炊き上げ加熱工程における加熱量が小さい最大炊飯量の中間量以下の少量炊飯量の場合に有効に作用する。
【００１０】
（３）請求項３の発明
この発明では、上記請求項１又は２の発明の構成において、炊飯制御手段により増大制御される加熱手段の加熱量は、当該少量炊飯量よりも１ランク上の炊飯量に対応した加熱量であることを特徴としている。
【００１１】
上記のように炊き上げ加熱工程の終了段階において増大される加熱量は、その炊飯量に対応した本来の加熱量よりも１ランク上、例えば２〜３合の場合だと４〜５合、４〜５合の場合だと６〜７合等の加熱量で有効に加熱される。
【００１２】
（４）請求項４の発明
この発明では、上記請求項１，２又は３の発明の構成において、その時の炊飯メニューが、白米炊飯であることを特徴としている。
【００１３】
上述した少量炊飯時の御飯の硬化現象は、特に白米炊飯メニュー（無洗米を含む）の時に生じ易いので、同メニューが選択されている時に有効となる。
【００１４】
（５）請求項５の発明
この発明では、上記請求項１，２又は３の発明の構成において、その時の炊飯メニューが、白米の早炊き炊飯であることを特徴としている。
【００１５】
上述した少量炊飯時の御飯の硬化現象は、特に白米の早炊き炊飯メニュー（無洗米を含む）の時に生じ易いので、同メニューが選択されている時に有効となる。
【００１６】
【発明の効果】
以上の結果、本願発明によると、例えば中間量等所定炊飯量以下の少量炊飯時においても、御飯が硬くならず、美味しく炊き上げることができる高性能の電気炊飯器を提供することができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
図１〜図６は、本願発明の実施の形態に係る電気炊飯器の炊飯器本体の全体的な構成および同炊飯器本体の要部の構成、並びに白米炊飯制御（無洗米を含む）の内容をそれぞれ示している。
【００１８】
（全体の特徴：図１〜図３，図６参照）
先ず本実施の形態の電気炊飯器は、その炊飯器本体側において例えば内鍋３として好ましくは電磁誘導の容易な磁性金属板よりなるものが採用されている一方、当該内鍋３に対する炊飯時の加熱手段として、例えば合成樹脂製の保護枠（内ケース）４を介して当該内鍋３の底壁部３ａから側壁部３ｂの略全体を包み込むように当該内鍋３の底壁部３ａの中央部側と側方部側、および側壁部３ｂの下方側の３ケ所の全周に対応する３組のワークコイルＣ_１，Ｃ_２，Ｃ_３より誘導加熱手段が設けられ、また当該内鍋３に対する保温時の加熱手段として、当該内鍋３の側壁部３ｂの上方側全周に対応する保温ヒータＨ_１が設けられている。そして、それらをマイコン制御ユニット３２によって適切に駆動制御することによって適切な炊飯機能と保温機能とを実現できるようになっている。なお、上記ワークコイルは、例えば内鍋３の底壁部３ａの中央部側のものＣ_１と側方部のものＣ_２のみでもよい。
【００１９】
一方、それらの各機能に対するタイマー予約や各種炊飯および蒸し、保温等の各メニューの選択、それら各メニューに対応した加熱出力、加熱パターンの操作設定は、当該電気炊飯器本体の前面側操作パネル部２０に設けられた各種入力スイッチ群（操作キー群）２２ａ〜２２ｉを介してユーザーにより行われ、その設定内容に応じて最終的に上記ワークコイルＣ_１〜Ｃ_３および保温ヒータＨ_１が制御されるようになっている。
【００２０】
また、上記操作パネル部２０の中央部には、各種炊飯、蒸し、保温等の各メニュー、並びに現在時刻および炊飯完了までの残時間その他の必要事項を表示する液晶表示部２１が設けられている。この液晶表示部２１は、上記操作パネル部２０の内側にあるマイコン基板６Ｂ上に設けられている液晶ディスプレイ３１のディスプレイ面によって構成されている。
【００２１】
そして、上記マイコン制御ユニット３２内には、例えば炊飯工程中の炊き上げ加熱工程終了時における炊き上げ終了検知温度を設定する炊き上げ終了検知温度設定手段と、上記内鍋３内の炊飯量を判定する炊飯量判定手段と、上記内鍋３の温度を検知する内鍋温度検知手段と、該内鍋温度検知手段によって検知された上記内鍋３の温度が、上記炊き上げ終了検知温度設定手段によって設定された炊き上げ終了検知温度以上になった時に、上記加熱手段としてのワークコイルＣ_１〜Ｃ_３をＯＦＦにしてむらし工程に移行させる炊飯制御手段とを有している一方、その内の上記炊き上げ終了検知温度設定手段は、炊き上げ加熱工程の終了が近いことを判定する第１の炊き上げ終了検知温度Ａ（Ａ＝１１０℃）と最終的に同炊き上げ加熱工程が終了したことを判定する第２の炊き上げ終了検知温度Ｂ（Ｂ＝１３５℃）との２つの炊き上げ終了検知温度を備え、上記炊飯制御手段は、上記炊飯量判定手段が上記内鍋３内の炊飯量を所定炊飯量以下の少量炊飯量であると判定した場合において、上記内鍋温度検知手段が上記第１の炊き上げ終了検知温度Ａ以上の温度を検知した時に当該炊き上げ加熱工程の終了が近いことを判定して上記加熱手段としてのワークコイルＣ_１〜Ｃ_３の加熱量を増大させるとともに、さらに上記内鍋温度検知手段が上記第２の炊き上げ終了検知温度Ｂ以上の温度を検知した時に上記加熱手段としてのワークコイルＣ_１〜Ｃ_３をＯＦＦにして最終的にむらし工程に移行させるように構成されている。
【００２２】
（炊飯器本体部分の構成：図１および図２参照）
すなわち、先ず該電気炊飯器の炊飯器本体は、例えば図１に示すように、内部に誘起されるうず電流によって自己発熱が可能な例えばステンレス鋼板等よりなる内鍋（飯器ないし保温容器）３と、該内鍋３を任意にセットし得るように形成された可及的に耐熱性の高い合成樹脂製の有底筒状の保護枠（内ケース）４と、該保護枠（内ケース）４を保持する外部筺体である有底筒状の外ケース１と、該外ケース１と上記保護枠（内ケース）４とを一体化して形成された炊飯器器体Ａの上部に開閉可能に設けられた蓋ユニット（蓋）２とから構成されている。
【００２３】
上記保護枠（内ケース）４の底壁部（底部）４ａの下方側にはコイル台７が設けられ、その上部には、フェライトコアを介し、上記内鍋３の底壁部（底部）３ａの中央部と側方部および内鍋３の側壁部３ｂの各位置に対応して各々リッツ線が同心状に巻成された３組のワークコイルＣ_１，Ｃ_２，Ｃ_３が、それぞれ内鍋３の底壁部３ａから側壁部３ｂに到る略全体を包み込むように設けられており、それらにより通電時には内鍋３の略全体に均一にうず電流を誘起して、その全体を略均一に加熱するようになっている。該ワークコイルＣ_１，Ｃ_２，Ｃ_３は、それぞれ相互に直列に接続されている。そして、その一端は、後述するように整流回路および平滑回路を介したワークコイル駆動回路の電源ラインに、また他端は同回路中のＩＧＢＴ（パワートランジスタ）にそれぞれ接続されている。
【００２４】
また、上記側壁部側ワークコイルＣ_３の上方部には、保温時において加熱手段として機能する保温ヒータＨ_１が設けられており、保温時において上記内鍋３の全体を有効かつ均一に加熱するようになっている。
【００２５】
また、上記保護枠（内ケース）４およびコイル台７の前方部側には、上記ワークコイルＣ_１，Ｃ_２，Ｃ_３、保温ヒータＨ_１、肩ヒータＨ_２等を駆動制御する上記ＩＧＢＴやヒータ駆動回路、マイコン制御ユニット、電源電圧整流用のダイオードブリッジよりなる整流回路、平滑回路などを備えた制御基板６Ａおよび制御基板収納ボックス５Ａが上下立設状態で設けられている。
【００２６】
また上記外ケース１は、例えば耐熱性の合成樹脂材で形成された上下方向に筒状のカバー部材１ａと、該カバー部材１ａの上端部に結合された耐熱合成樹脂製の肩部材１１と、上記カバー部材１ａの下端部に一体化された耐熱合成樹脂製の底部材１ｂとからなり、かつ上記保護枠（内ケース）４の底壁部４ａとの間に所定の広さの断熱および通風空間部を形成した全体として有底の筒状体に構成されている。そして、該外ケース１の前面部上方には、例えば図２に示すような略Ｖ字面形状の操作パネル部２０が設けられている。該操作パネル部２０面には、十分に広く大きな表示面積をもつ液晶表示部２１と炊飯スイッチ２２ａ、タイマー予約スイッチ２２ｂ、取消スイッチ２２ｃ、保温スイッチ２２ｄ、再加熱スイッチ２２ｅ、メニュー選択スイッチ２２ｆ、時スイッチ２２ｇ、分スイッチ２２ｈ等の各種入力スイッチ（タッチキースイッチのタッチキー部）が設けられている。また、必要に応じ、上記肩部材１１の肩部内周側には、肩ヒータＨ_２が設けられている。
【００２７】
また、上記外ケース１内の上記操作パネル部２０の内側部分（裏側空間）には、上記制御基板６Ａの上端側位置から斜め前方に下降する格好で、例えばマイコン基板６Ｂが傾斜設置されている。このマイコン基板６Ｂは、液晶ディスプレイ３１、液晶ディスプレイ支持部材３０、炊飯スイッチ２２ａ、タイマー予約スイッチ２２ｂ、取消スイッチ２２ｃ、保温スイッチ２２ｄ、再加熱スイッチ２２ｅ、メニュー選択スイッチ２２ｆ、時スイッチ２２ｇ、分スイッチ２２ｈ等の各種入力スイッチ（タッチキースイッチのＯＮ，ＯＦＦ動作機構部）が設けられた操作基板部と、その下方側にあって、マイコンのバックアップ用電源電池の設置部（ランド部）、ワークコイルの定格出力（定格加熱出力）調節設定用の可変抵抗等を有するマイコン用電源基板部とからなっている。
【００２８】
さらに、図示はしないが、上記保護枠（内ケース）４下方側のコイル台７の中央部には、上下方向に同心状に貫通したセンタセンサ収納空間部が形成されており、該センタセンサ収納空間部中に上下方向に昇降自在な状態で、かつ常時コイルスプリングにより上方に上昇付勢された状態で上記内鍋温度検知手段の内鍋温度検知センサおよび内鍋の有無を検出する内鍋検知スイッチの２つのセンサを備えたセンタセンサが設けられている。
【００２９】
一方、符号２は蓋ユニットであり、該蓋ユニット２は、その外周面を構成する合成樹脂製の外カバー１２と、該外カバー１２と内枠１４との間に設けられた金属製の断熱構造体１３と、該断熱構造体１３の内側にパッキン１７を介して設けられた金属製の内カバー１５と、該内カバー１５の下方に設けられた金属製の放熱板１６とによって内側が中空の断熱構造体に形成されている。また、上記断熱構造体１３は上下２枚の金属板１３ａ，１３ｂを閉断面構造に対向させて一体化することにより形成されている。
【００３０】
この蓋ユニット２は、上記外ケース１上部の肩部材１１に対してヒンジ機構を介して回動自在に取付けられており、その開放端側には、該蓋ユニット２の所定位置に係合して該蓋ユニット２の上下方向への開閉を行うロック機構１８が設けられている。
【００３１】
したがって、該構成では、先ず炊飯時には、上記内鍋３は、上記３組のワークコイルＣ_１，Ｃ_２，Ｃ_３の駆動によりその底壁部３ａから側壁部３ｂ側にかけて略全体が均一に発熱し、例えば内鍋３内の水に浸された飯米が断熱部として作用する吸水工程などにおいても内鍋３の上部側をもムラなく加熱して略全体に均一な吸水性能を可能にするとともに、炊飯量が多い時などにも内鍋３の全体を略均一に加熱して加熱ムラなく効率良く炊き上げることができる。また、沸騰工程以降の水分がなくなった状態における内鍋３の底壁部３ａの局部的な熱の集中を防止して焦げ付きの発生を防止することができる。次に、保温時には、上記内鍋３の側壁部３ｂに対応して設けられた上記保温ヒータＨ_１および肩ヒータＨ_２の駆動により、内鍋３の底壁部３ａから側壁部３ｂおよび上方部の全体が適切な加熱量で均一に加熱されて加熱ムラのない保温が実現される。
【００３２】
一方、上記制御基板６Ａのマイコン制御ユニット３２には、さらに上記各入力スイッチ２２ａ〜２２ｈを介して入力されたユーザーの指示内容を判断する所望の認識手段が設けられており、該認識手段で認識されたユーザーの指示内容に応じて、所望の炊飯、保温等各メニュー、それら炊飯、保温等各メニューに対応した所定の加熱出力、加熱パターンを設定して、当該マイコン制御ユニット３２内の炊飯制御手段又は保温制御手段を適切に作動させて、対応する所望の炊飯、保温の各加熱制御を行うようになっている。
【００３３】
したがって、ユーザーは、上記各入力スイッチ２２ａ〜２２ｈを使って炊飯、保温、タイマー予約、予約時刻設定、白米、早炊き、玄米、おかゆ、炊き込み、おこわ、無洗米、雑炊、ピラフ、等各種メニューの炊き分け、通常保温又は低温保温、その他の各種の炊飯および保温機能の選択設定内容を入力すれば、それに対応した機能内容が当該マイコン制御ユニット３２内の上記認識手段を介して炊飯および保温加熱パターン等設定部に自動的に設定入力され、対応する炊飯又は保温加熱制御が所望の制御パターンで適切になされるようになる。
【００３４】
（炊飯器本体側制御回路部分の構成：図３参照）
次に、図３は、上述のように構成された炊飯器本体側の炊飯および保温制御用のマイコン制御ユニット３２を中心とする制御回路部分の構成を示す。
【００３５】
図中、符号３２が上述のような炊飯加熱制御手段および蒸し、保温加熱制御手段、残時間設定表示手段に加え、内鍋温度判定手段、内鍋検知手段、ブザー報知手段等を備えた炊飯・保温制御用のマイコン制御ユニット（ＣＰＵ）であり、該マイコン制御ユニット３２はマイクロコンピュータを中心として構成され、例えば内鍋３の温度検知回路部、ワークコイル駆動制御回路部、内鍋３の検知回路部、発振回路部、リセット回路部、保温ヒータおよび肩ヒータ等駆動制御回路部、残時間設定表示制御回路部、ブザー報知部、電源回路部等を各々有して構成されている。
【００３６】
そして、先ず上記内鍋３の底壁部３ａ側センタセンサ部の内鍋温度検知センサＳ、内鍋検知スイッチＬＳに対応して設けられた温度検知回路４３および鍋検知回路４４には、例えば上記内鍋温度検知センサＳによる内鍋３の底壁部３ａの温度検知信号、内鍋検知スイッチＬＳによる鍋検知信号がそれぞれ入力されるようになっている。
【００３７】
また、上記ワークコイル駆動制御回路部は、例えばパルス幅変調回路４１、同期トリガー回路４０、ＩＧＢＴ駆動回路４２、ＩＧＢＴ３７、共振コンデンサ３８によって形成されている。そして、上記マイコン制御ユニット３２のワークコイル駆動制御回路部により、上記パルス幅変調回路４１を制御することにより、例えば炊飯工程に応じて上記ワークコイルＣ_１，Ｃ_２，Ｃ_３の出力値（％）および同出力値でのＯＮデューティー比（ｎ秒／１６秒）をそれぞれ適切に変えることによって、図６のタイムチャートに示すように、炊飯工程の各加熱工程における内鍋３の加熱温度と加熱パターンを炊飯量を考慮して適切に可変コントロールし、均一な吸水作用と加熱ムラのない御飯の炊き上げを実現するための適切な出力制御が行われるようになっている。
【００３８】
また同マイコン制御ユニット３２の保温ヒータ駆動制御回路部および肩ヒータ駆動制御回路部により、それぞれ保温ヒータ駆動回路３３および肩ヒータ駆動回路３４を制御することにより、例えば保温又は炊飯、蒸し加熱工程に応じて上記保温ヒータＨ_１、肩ヒータＨ_２の出力値（％）および同出力値でのＯＮデューティー比（ｎ秒／１６秒）をそれぞれ適切に変えることによって、保温又は炊飯、蒸し加熱工程の各工程における内鍋３の加熱温度と加熱パターンとを実際の炊飯量を考慮して適切に可変コントロールするための適切な出力制御が行われるようになっている。
【００３９】
また、符号２２ａ〜２２ｈは上述した各種入力スイッチ部であり、同スイッチの必要なものが適切に操作されると、上記マイコン制御ユニット３２側の認識手段によってユーザーの指示内容が認識され、その認識内容に応じて所望の炊飯又は保温加熱パターンを設定して上記炊飯制御手段又は保温制御手段を適切に作動させて所望の炊飯又は保温を行うようになっている。
【００４０】
したがって、ユーザーは、同入力スイッチ２２ａ〜２２ｈを使用して炊飯、タイマー予約、予約時刻設定、白米又は玄米、早炊き、おかゆ、かため又はやわらかめ、すしめし、炊き込み等の炊き分け、蒸し、通常保温又は低温保温等の各種の炊飯および保温機能の選択設定内容を入力すれば、それに対応した機能内容が当該マイコン制御ユニット３２の上述した認識手段を介して炊飯又は保温加熱パターン設定部に自動的に設定入力され、対応する炊飯又は保温加熱制御が適切になされる。
【００４１】
さらに、符号１７は炊飯完了を知らせるブザー報知部、１６はリセット回路、２１は液晶表示部である。この実施の形態の場合、上記液晶表示部２１には、上記入力スイッチ２２ａ〜２２ｈのＯＮ操作に対応して所望のメニューや時刻等の必要事項が表示され、以後設定内容に応じた必要な表示がなされて行くようになっている。
【００４２】
（炊飯加熱および少量炊飯時の加熱制御：図４〜図６参照）
次に図４のメインフローチャート、図５のサブルーチンのフローチャートおよび図６のタイムチャートは、それぞれ本実施の形態の基本となる炊飯加熱制御および少量炊飯時の加熱制御の内容を示すものである。
【００４３】
すなわち、該制御では、先ず上述のメニュースイッチ２２ｆにより例えば「白米」炊飯メニューが選択され、さらに、その上で上述の炊飯スイッチ２２ａが押されることによって、当該選択された「白米」炊飯メニューに対応した炊飯加熱制御が開始されるようになっている。
【００４４】
（炊飯加熱制御）
先ず、図４のフローチャートは、上述のようにメニュースイッチ２２ｆにより例えば「白米」炊飯メニューが選択された場合における少量炊飯時の加熱制御を含む本願発明の実施の形態に係る基本的な炊飯加熱制御の内容を示している。
【００４５】
すなわち、該炊飯加熱制御は、上記のように先ずメニュースイッチ２２ｆにより「白米」炊飯メニューが選択され、続いて炊飯スイッチ２２ａが押されたことを条件としてスタートする。
【００４６】
そして、同制御開始後、先ずステップＳ_１で、例えばＩＧＢＴ、ダイオードブリッジ等を冷却する冷却ファンを駆動し、さらにステップＳ_２に進んで、現在の工程が図６のタイムチャートに示す吸水工程であるか否かを判定し、ＹＥＳの時はステップＳ_３を経て同吸水工程を継続する。一方、ＮＯの吸水工程が完了している時は、そのままステップＳ_４に進み同吸水工程完了後、合数判定（炊飯量の判定）を目的として最初にフルパワー（ワークコイルＣ_１〜Ｃ_３の出力１００％、デューティー比１６／１６）で炊き上げ加熱を実行する図６のタイムチャートに示す昇温１工程であるか否かを判定する。そして、その結果、同昇温１工程であるＹＥＳの場合には、ステップＳ_５に進んで、上記フルパワー（１００％、１６／１６）での昇温１加熱を実行し、さらにステップＳ_６で合数判定中であるか否かを判定する。
【００４７】
他方、上記ステップＳ_４の判定でＮＯの昇温１工程（１００％、１６／１６）中でない昇温１工程が終了している時は、そのままステップＳ_６に進んで、同様に合数判定中であるか否かの判定を行う。
【００４８】
ステップＳ_６では、現在合数判定中であるか否かを判定し、ＹＥＳの時は、ステップＳ_７を経て合数判定処理を継続する一方、ＮＯの合数判定が終了している時は、ステップＳ_８に進んで、現在の工程がワークコイルＣ_１〜Ｃ_３の出力８０％、デューティー比１６／１６の図６のタイムチャートに示す昇温２工程（合数判定後、沸とう状態までの加熱昇温工程）にあるか否かを判定する。
【００４９】
その結果、ＹＥＳの昇温２工程中の場合には、ステップＳ_９を経て同ワークコイルＣ_１〜Ｃ_３の出力８０％、デューティー比１６／１６の昇温２工程を継続する一方、ＮＯの昇温２工程が終了している時は、そのままステップＳ_１０に進んで、現在の炊飯工程が炊き上げ加熱工程中であるか否かを判定する。
【００５０】
そして、同ステップＳ_１０の炊き上げ加熱工程中であるか否かの判定において、ＹＥＳの場合にはステップＳ_１１を経て、その時の炊飯量に応じた適切な炊き上げ加熱（少量炊飯時であれば、ワークコイルＣ_１〜Ｃ_３の出力６０％、デューティー比８／１６の低加熱量での加熱）を継続する一方、ＮＯの炊き上げ加熱工程が終了している場合には、次にステップＳ_１２のむらし工程であるか否かの判定動作に進む。
【００５１】
そして、上記ステップＳ_１２のむらし工程判定でＹＥＳと判定された時は、ステップＳ_１３にに進んで図６のタイムチャートに示すむらし工程を実行する。また上記ステップＳ_１２でＮＯと判定されたむらし工程が終了している時は、さらにステップＳ_１４に進んで、全ての炊飯制御が終了しているか否かを判断し、ＹＥＳの時にはステップＳ_１５に進んで最終的に保温工程に移行する一方、他方、ＮＯの時には、再び上述のステップＳ_１にリターンして上述の制御を繰り返す。
【００５２】
（少量炊飯制御：図５および図６参照）
次に図５のフローチャートは、上記ステップＳ_１１の炊飯量に応じた「炊き上げ制御」の具体的な内容を示すサブルーチンのフローチャートである。
【００５３】
本実施の形態における「炊き上げ制御」では、例えば図６のタイムチャートに示すように、最終的にむらし工程に移行させるための本来の炊き上げ加熱工程の終了検知温度Ｂ（第２の炊き上げ終了検知温度１３５℃）に加えて、同温度Ｂ（１３５℃）よりも所定温度低い予備的な炊き上げ終了検知温度Ａ（第１の炊き上げ終了検知温度１１０℃）を設定し、それぞれの検知温度Ａ，Ｂを検知して初めて、むらし工程に移行させるようにし、検知温度Ａの時点で一旦ワークコイル（加熱量）出力を所定出力分だけ大きくすることによって、特に炊き上げ加熱工程終了段階での内鍋３底部の温度を有効に向上させ、それによって底部側の御飯の火通し状態を良好ににして、十分な軟らかさを実現できるようにしたことを特徴としている。
【００５４】
すなわち、該「少量炊飯制御」では、先ずステップＳ_１で、上述した現在の炊き上げ加熱工程中であることの判定結果が初めてのもの、つまり初回のものであるか否かの判定を行う。その結果、ＹＥＳの時はステップＳ_２に進んで、前述の合数判定結果から合数判定されたランクデータを読み出してセットした上で、さらにステップＳ_３に進んで、上記ワークコイルＣ_１〜Ｃ_３の出力を６０％、デューティー比８／１６、保温ヒータＨ_１のデューティー比を１０／１６、肩ヒータＨ_２のデューティー比を６／１６の低出力に各々設定制御して炊き上げ加熱を行う（安定した沸とう状態の維持：図６のタイムチャート中の炊き上げ加熱工程▲１▼）。他方、上記ステップＳ_１の判定でＮＯ、すなわち現在の炊き上げ加熱工程中の判定が初回ではない時は、そのまま上記ステップＳ_３に進んで同様の安定した沸とう状態の維持による炊き上げ加熱を継続する。
【００５５】
そして、それら何れの場合にも続いてステップＳ_３からステップＳ_４に進み、同炊き上げ加熱を継続した結果、先ず上記第１の炊き上げ終了検知温度Ａ（１１０℃）以上となったか否かを判定する。その結果、ＮＯの時は以上の制御をＹＥＳとなるまで繰り返す。他方、ＹＥＳの時は、ステップＳ_５に進んで、ワークコイルＣ_１〜Ｃ_３の出力を８０％、デューティー比を８／１６、保温ヒータＨ_１のデューティー比を１０／１６、肩ヒータＨ_２のデューティー比を６／１６に、それぞれセットすることによって内鍋３の加熱出力を増大させる（図６のタイムチャート中の炊き上げ加熱工程▲２▼）。この結果、上記第１の炊き上げ終了検知温度Ａ（１１０℃）になった時点からの温度上昇勾配は、先の図７に示した従来例のものよりも大きくなり、内鍋３の温度が１００℃を超え始めてから最終的に第２の炊き上げ終了検知温度Ｂ（１３５℃）に到るまでの時間ｔ_２も同従来例の場合よりも相当に短かいものとなる（ｔ_２＜ｔ_１）。そして、それによって当該少量炊飯時の炊き上げ加熱終了段階（ｔ_３期間）における御飯底部に良く火力を通し、軟らかく炊き上がるようにする。
【００５６】
そして、その後、さらにステップＳ_６で、最終的に上記第２の炊き上げ終了検知温度Ｂ（１３５℃）以上となったか否かを判定し、ＮＯの場合は同高出力状態（大加熱量状態）での炊き上げ加熱制御を繰り返す一方、ＹＥＳになると、初めてステップＳ_７のむらし工程（ワークコイル出力７０％、デューティー比８／１６）に進む。
【００５７】
以上のように、本実施の形態の少量炊飯制御では、内鍋と、該内鍋を加熱する加熱手段と、炊飯工程中の炊き上げ加熱工程終了時における炊き上げ終了検知温度を設定する炊き上げ終了検知温度設定手段と、上記内鍋内の炊飯量を判定する炊飯量判定手段と、上記内鍋の温度を検知する内鍋温度検知手段と、該内鍋温度検知手段によって検知された内鍋の温度が、上記炊き上げ終了検知温度設定手段によって設定された炊き上げ終了検知温度以上になった時に、上記加熱手段をＯＦＦにしてむらし工程に移行させる炊飯制御手段とを備えてなる電気炊飯器において、上記炊き上げ終了検知温度設定手段は、炊き上げ加熱工程の終了が近いことを判定する第１の炊き上げ終了検知温度と最終的に炊き上げ加熱工程が終了したことを判定する第２の炊き上げ終了検知温度との２つの炊き上げ終了検知温度を備え、上記炊飯制御手段は、上記炊飯量判定手段が上記内鍋内の炊飯量を所定炊飯量以下の少量炊飯量であると判定した場合において、上記内鍋温度検知手段が上記第１の炊き上げ終了検知温度以上の温度を検知した時に当該炊き上げ加熱工程の終了が近いことを判定して上記加熱手段の加熱量を増大させるとともに、さらに上記内鍋温度検知手段が上記第２の炊き上げ終了検知温度以上の温度を検知した時に上記加熱手段をＯＦＦにして最終的にむらし工程に移行させるように構成されている。
【００５８】
このような構成によると、炊飯工程中の炊き上げ加熱工程終了段階において、最終的に同炊き上げ加熱工程の終了が検知されるまでの適度な時間内、内鍋底部の加熱温度が有効に上昇し、内部の少量の御飯の底部にも良く火力が通るようになる。その結果、同底部の御飯も上方部と同様に軟らかく美味しい御飯となる。
【００５９】
また、同構成では、上記構成において、上記所定炊飯量以下の少量炊飯量が、例えば当該電気炊飯器の最大炊飯量の中間量以下の炊飯量とされる。
【００６０】
上記作用は、比較的炊き上げ加熱工程における加熱量が小さい最大炊飯量の中間量以下の少量炊飯量の場合に有効に作用する。
【００６１】
なお、上記の構成において、上記炊飯制御手段により増大制御される加熱手段の加熱量は、例えば所定の炊飯量毎に適切に区分された当該少量炊飯量ランクよりも１ランク上の炊飯量ランクに対応した加熱量としてもよい。
【００６２】
そのようにすると、上記炊き上げ加熱工程の終了段階において増大される加熱量は、その炊飯量に対応した本来の加熱量のランクよりも１ランク上、例えば２〜３合の場合だと４〜５合ランク、４〜５合の場合だと６〜７合ランクの加熱量となり、同加熱量で有効に加熱される。もちろん、このランクは、さらに細かく１合毎に区分したものでもよい。
【００６３】
また、以上の構成では、その炊飯メニューが、例えば白米炊飯であることを特徴としている。
【００６４】
上述した少量炊飯時の御飯の硬化現象は、先にも述べたように、特に白米炊飯メニューの時に生じ易いので、同メニューが選択されている時に有効となる。
【００６５】
さらに、同炊飯メニューは、また例えば白米の早炊き炊飯メニューの場合でもよい。
【００６６】
上述した少量炊飯時の御飯の硬化現象は、また白米の早炊き炊飯メニューの時にも生じ易いので、同メニューが選択されている時にも有効となる。
【００６７】
以上の結果、同構成によると、例えば当該電気炊飯器の最大炊飯量の中間量等所定炊飯量以下の少量炊飯時においても、御飯が硬くならず、美味しく炊き上げることができる高性能の電気炊飯器を提供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本願発明の実施の形態に係る電気炊飯器本体の全体的な構成を示す一部切欠側面図である。
【図２】同電気炊飯器本体の要部である操作パネル部分の拡大正面図である。
【図３】同電気炊飯器本体内の要部であるマイコン制御ユニットを中心とする制御回路部分のブロック図である。
【図４】同電気炊飯器の炊飯制御の内容を示すフローチャートである。
【図５】同電気炊飯器の少量炊飯制御の内容を示すフローチャートである。
【図６】同少量炊飯制御の内容を示すタイムチャートである。
【図７】従来の電気炊飯器の少量炊飯制御の内容を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
１は外ケース、２は蓋ユニット、３は内鍋、４は内ケース、６Ａは制御基板、６Ｂはマイコン基板、２１は液晶表示部、３１は液晶ディスプレイ、３２はマイコン制御ユニット、Ｃ_１〜Ｃ_３はワークコイル、Ｈ_１は保温ヒータ、Ｈ_２は肩ヒータである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an electric rice cooker that can perform appropriate small-scale rice cooking.
[0002]
[Prior art]
In general, with a microcomputer-controlled electric rice cooker, for example, when cooking rice with a menu such as white rice rice, white rice quick-cooking rice, etc., as a result of rice amount judgment, the amount of rice cooked at that time is less than the predetermined rice amount In the case of (for example, 1 to 3 at the time of cooking 1 kg), especially from the viewpoint of maintaining a stable boiling state according to the amount of cooked rice, for example, as shown in the time chart of FIG. In the heating process, a low heating amount rice cooking method is adopted in which the cooking is performed to a high temperature of about 135 ° C. with a low heating amount (output of heating means such as a work coil, 60%, low power with a duty ratio of about 8/16).
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of such a rice cooking method, it takes time to reach a high temperature detection temperature, and since it is heated within a relatively long time even in the stage where the cooking heating is finished in a state where moisture is reduced (boiling) Time t from the end of cooking until the temperature of the inner pan starts to exceed 100 ° C and finally reaches the end-of-cooking detection temperature. ₁ However, there is a drawback that the bottom of the rice in the inner pot becomes hard, making it difficult to eat.
[0004]
This invention was made in order to solve such a problem, and when cooking a small amount of rice less than a predetermined amount of rice as described above, the cooking heating process is performed at a temperature lower by a predetermined value than the original cooking end detection temperature. By determining that the end is near, and then increasing the amount of heating so that it is cooked to a final original cooking end detection temperature with a sufficient amount of heating, especially at the end of the cooking heating process, An object of the present invention is to provide an electric rice cooker that solves the above-mentioned conventional drawbacks by applying an effective heating force to the bottom of the rice.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the inventions according to claims 1 to 5 of the present application are each provided with the following problem solving means.
[0006]
(1) Invention of Claim 1
In this invention, an inner pot, a heating means for heating the inner pot, a cooking end detection temperature setting means for setting a cooking end detection temperature at the end of the cooking heating process in the rice cooking process, and the inner pot The rice cooking amount determination means for determining the amount of rice cooking, the inner pot temperature detection means for detecting the temperature of the inner pot, and the temperature of the inner pot detected by the inner pot temperature detection means are set to the above-mentioned cooking end detection temperature setting. In the electric rice cooker comprising the rice cooking control means for turning off the heating means and shifting to the unevenness process when the cooking end detection temperature set by the means is reached or higher, the cooking end detection temperature setting means Are the first cooking end detection temperature for determining that the end of the cooking heating step is near and the second cooking end detection temperature for determining that the cooking heating step is finally ended. When the rice cooking control means determines that the rice cooking amount in the inner pot is a small amount of rice cooking less than or equal to a predetermined rice cooking amount, When the temperature is equal to or higher than the first cooking end detection temperature, it is determined that the end of the cooking heating process is close and the heating amount of the heating means is increased. When the temperature equal to or higher than the second cooking completion detection temperature is detected, the heating means is turned off and finally the process is shifted to the unevenness process.
[0007]
According to such a configuration, at the end of the cooking and heating process in the rice cooking process, the cooking and heating process is finally finished within an appropriate time, and the bottom of a small amount of rice is not heated excessively. Cooked up. As a result, the rice at the bottom becomes soft and delicious as well as the upper part.
[0008]
(2) Invention of Claim 2
In this invention, in the structure of the said invention of Claim 1, the small amount of rice cooking below a predetermined amount of rice cooking is the amount of rice cooking below the intermediate amount of the maximum rice cooking amount of the said electric rice cooker, It is characterized by the above-mentioned.
[0009]
The effect | action of the invention of the said Claim 1 acts effectively in the case of the small amount of rice cooking below the intermediate amount of the maximum rice cooking amount with the comparatively small heating amount in a cooking heating process.
[0010]
(3) Invention of Claim 3
In this invention, in the structure of the said invention of Claim 1 or 2, the heating amount of the heating means increased-controlled by the rice cooking control means is a heating amount corresponding to the rice cooking amount one rank higher than the small amount rice cooking amount. It is characterized by that.
[0011]
The amount of heating increased at the end of the cooking and heating step as described above is one rank higher than the original amount of heating corresponding to the amount of rice cooked, for example, 2 to 3 go, 4 to 5 go, 4 In the case of ˜5 go, it is heated effectively with a heating amount of 6˜7 go.
[0012]
(4) Invention of Claim 4
In this invention, in the structure of the said invention of Claim 1, 2, or 3, the rice cooking menu at that time is white rice rice cooking, It is characterized by the above-mentioned.
[0013]
Since the above-mentioned rice curing phenomenon during small-scale rice cooking is likely to occur particularly in the white rice cooking menu (including non-washed rice), it is effective when the menu is selected.
[0014]
(5) Invention of Claim 5
In this invention, in the structure of the said invention of Claim 1, 2, or 3, the rice cooking menu at that time is the quick-cooking rice of white rice, It is characterized by the above-mentioned.
[0015]
The above-described phenomenon of rice curing at the time of cooking a small amount of rice tends to occur particularly when the rice is cooked quickly with white rice (including unwashed rice), and is therefore effective when the menu is selected.
[0016]
【The invention's effect】
As a result, according to the present invention, it is possible to provide a high-performance electric rice cooker that can be cooked deliciously, for example, even when cooking a small amount of rice such as an intermediate amount or less, such as an intermediate amount.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1-6 is the content of the whole structure of the rice cooker main body of the electric rice cooker which concerns on embodiment of this invention, the structure of the principal part of the same rice cooker main body, and white rice rice control (including unwashed rice). Respectively.
[0018]
(Overall features: see FIGS. 1 to 3 and 6)
First, as for the electric rice cooker of this Embodiment, while the rice cooker main body side is preferably made of a magnetic metal plate that is preferably easy to induce electromagnetic induction, for example, as the inner pot 3, As the heating means, for example, the center of the bottom wall portion 3a of the inner pot 3 so as to wrap substantially the entire side wall portion 3b from the bottom wall portion 3a of the inner pot 3 through a protective frame (inner case) 4 made of synthetic resin. Three sets of work coils C corresponding to the entire circumference of three locations on the side and side portions and on the lower side of the side wall portion 3b ₁ , C ₂ , C ₃ Insulating heating means is provided, and as a heating means for keeping the inner pot 3 warm, a heat retaining heater H corresponding to the entire upper side of the side wall 3b of the inner pot 3 is provided. ₁ Is provided. Then, by appropriately driving and controlling them by the microcomputer control unit 32, an appropriate rice cooking function and a heat retaining function can be realized. In addition, the said work coil is the thing C of the center part side of the bottom wall part 3a of the inner pot 3, for example. ₁ And side stuff C ₂ It may be only.
[0019]
On the other hand, timer reservation for each of these functions, selection of various menus such as rice cooking and steaming, heat insulation, etc., heating output corresponding to each menu, operation setting of heating pattern, the front side operation panel part of the electric rice cooker body 20 is performed by a user via various input switch groups (operation key groups) 22a to 22i provided in the control unit 20, and finally the work coil C is selected according to the set contents. ₁ ~ C ₃ And insulation heater H ₁ Is to be controlled.
[0020]
Moreover, the liquid crystal display part 21 which displays various menus, such as various rice cooking, steaming, and heat retention, the remaining time until cooking completion, and other required items is provided in the center part of the operation panel part 20. . The liquid crystal display unit 21 is configured by a display surface of a liquid crystal display 31 provided on the microcomputer substrate 6B inside the operation panel unit 20.
[0021]
In the microcomputer control unit 32, for example, the cooking end detection temperature setting means for setting the cooking end detection temperature at the end of the cooking heating process in the rice cooking process, and the amount of rice cooking in the inner pot 3 are determined. The rice cooking amount determination means, the inner pot temperature detecting means for detecting the temperature of the inner pot 3, and the temperature of the inner pot 3 detected by the inner pot temperature detecting means are detected by the cooking end detection temperature setting means. The work coil C as the heating means when the cooked cooking end detection temperature is exceeded. ₁ ~ C ₃ And the rice cooking control means for shifting to the unevenness process, while the cooking end detection temperature setting means is the first cooking for determining that the cooking heating process is almost finished. Two end-of-cooking detections with end-of-cooking detection temperature A (A = 110 ° C.) and a second end-of-cooking detection temperature B (B = 135 ° C.) for determining that the same cooking and heating process has ended. And the rice cooking control means determines that the rice cooking amount determination means determines that the rice cooking amount in the inner pot 3 is a small amount of rice cooking less than or equal to the predetermined rice cooking amount. When the temperature equal to or higher than the cooking end detection temperature A of 1 is detected, it is determined that the end of the cooking heating step is near and the work coil C as the heating means is used. ₁ ~ C ₃ When the inner pot temperature detection means detects a temperature equal to or higher than the second cooking end detection temperature B, the work coil C as the heating means is increased. ₁ ~ C ₃ It is configured to turn OFF and finally shift to the unevenness process.
[0022]
(Composition of the rice cooker body: see FIG. 1 and FIG. 2)
That is, first, the rice cooker body of the electric rice cooker is, for example, as shown in FIG. 1, an inner pot (rice cooker or heat-retaining container) 3 made of, for example, a stainless steel plate capable of self-heating by an eddy current induced therein. And a bottomed cylindrical protective frame (inner case) 4 made of a synthetic resin having the highest possible heat resistance formed so that the inner pot 3 can be arbitrarily set, and the protective frame (inner case) 4 can be opened and closed at the top of a rice cooker body A formed by integrating the outer case 1 and the outer case 1 and the protective frame (inner case) 4, which is an outer casing 1 that holds the outer casing 4. It comprises a lid unit (lid) 2 provided.
[0023]
A coil base 7 is provided below the bottom wall portion (bottom portion) 4a of the protective frame (inner case) 4, and the bottom wall portion (bottom portion) 3a of the inner pot 3 is interposed on the upper portion thereof via a ferrite core. Three sets of work coils C in which litz wires are wound concentrically in correspondence with the positions of the central and side portions of the steel and the side wall portion 3b of the inner pot 3 ₁ , C ₂ , C ₃ Are provided so as to wrap substantially the whole from the bottom wall portion 3a of the inner pot 3 to the side wall portion 3b, thereby inducing an eddy current uniformly throughout the inner pot 3 when energized, The whole is heated substantially uniformly. Work coil C ₁ , C ₂ , C ₃ Are connected in series with each other. One end thereof is connected to a power line of a work coil drive circuit via a rectifier circuit and a smoothing circuit as will be described later, and the other end is connected to an IGBT (power transistor) in the circuit.
[0024]
Also, the side wall side work coil C ₃ In the upper part of the heat insulation heater H that functions as a heating means at the time of heat insulation ₁ Is provided, and the entire inner pot 3 is effectively and uniformly heated during heat insulation.
[0025]
Further, the work coil C is provided on the front side of the protective frame (inner case) 4 and the coil base 7. ₁ , C ₂ , C ₃ , Insulation heater H ₁ , Shoulder heater H ₂ The control board 6A and the control board storage box 5A provided with the IGBT, heater drive circuit, microcomputer control unit, rectifier circuit comprising a diode bridge for power supply voltage rectification, smoothing circuit, etc. It has been.
[0026]
The outer case 1 includes, for example, a cylindrical cover member 1a formed of a heat-resistant synthetic resin material in the vertical direction, and a shoulder member 11 made of heat-resistant synthetic resin coupled to the upper end of the cover member 1a. Heat insulation and ventilation of a predetermined width between the bottom wall 1a of the protective frame (inner case) 4 and a bottom member 1b made of heat-resistant synthetic resin integrated with the lower end of the cover member 1a The entire space portion is formed into a bottomed cylindrical body. An operation panel portion 20 having a substantially V-shaped shape as shown in FIG. 2 is provided above the front portion of the outer case 1. On the operation panel 20, the liquid crystal display 21 having a sufficiently large display area, the rice cooking switch 22a, the timer reservation switch 22b, the cancel switch 22c, the heat retention switch 22d, the reheating switch 22e, the menu selection switch 22f, Various input switches (touch key part of the touch key switch) such as the switch 22g and the minute switch 22h are provided. If necessary, a shoulder heater H is provided on the inner peripheral side of the shoulder member 11. ₂ Is provided.
[0027]
Further, in the inner part (back space) of the operation panel 20 in the outer case 1, for example, a microcomputer board 6 </ b> B is inclined and installed so as to descend obliquely forward from the upper end side position of the control board 6 </ b> A. . The microcomputer board 6B includes a liquid crystal display 31, a liquid crystal display support member 30, a rice cooking switch 22a, a timer reservation switch 22b, a cancel switch 22c, a heat retention switch 22d, a reheating switch 22e, a menu selection switch 22f, an hour switch 22g, and a minute switch 22h. Etc. The operation board part provided with various input switches (ON / OFF operation mechanism part of the touch key switch), the installation part (land part) of the backup battery for the microcomputer on the lower side, the work coil It consists of a microcomputer power supply board having a variable resistance for setting the rated output (rated heating output).
[0028]
Further, although not shown in the figure, a center sensor storage space portion that is concentrically penetrated in the vertical direction is formed in the central portion of the coil base 7 below the protective frame (inner case) 4. Inner pot temperature detection sensor of the inner pot temperature detecting means and inner pot detection for detecting the presence or absence of the inner pot in a state where the space can be moved up and down in a vertical direction and is always upwardly biased by a coil spring. A center sensor having two sensors of a switch is provided.
[0029]
On the other hand, reference numeral 2 denotes a lid unit. The lid unit 2 is composed of an outer cover 12 made of synthetic resin that constitutes the outer peripheral surface thereof, and a heat insulating metal made between the outer cover 12 and the inner frame 14. The inside is hollow by the structure 13, the metal inner cover 15 provided inside the heat insulating structure 13 via the packing 17, and the metal heat radiating plate 16 provided below the inner cover 15. It is formed in the heat insulation structure. The heat insulating structure 13 is formed by integrating two upper and lower metal plates 13a and 13b so as to face a closed cross-sectional structure.
[0030]
The lid unit 2 is rotatably attached to the shoulder member 11 on the upper part of the outer case 1 via a hinge mechanism, and is engaged with a predetermined position of the lid unit 2 on its open end side. Thus, a lock mechanism 18 that opens and closes the lid unit 2 in the vertical direction is provided.
[0031]
Therefore, in this structure, at the time of rice cooking, the inner pot 3 is composed of the three sets of work coils C. ₁ , C ₂ , C ₃ In the water absorption process where the rice cooked in the water in the inner pot 3 acts as a heat insulating part, for example, the upper part of the inner pot 3 is heated substantially uniformly from the bottom wall part 3a to the side wall part 3b side by driving The side can be heated evenly to enable uniform water absorption performance throughout the entire area, and the entire inner pot 3 can be heated almost uniformly even when the amount of cooked rice is large, for efficient cooking without uneven heating. it can. In addition, it is possible to prevent local heat concentration on the bottom wall portion 3a of the inner pot 3 in the state where moisture after the boiling process is lost, thereby preventing the occurrence of scorching. Next, at the time of heat insulation, the heat insulation heater H provided corresponding to the side wall portion 3b of the inner pot 3 is provided. ₁ And shoulder heater H ₂ As a result of this driving, the entire side wall 3b and the upper part of the inner pot 3 are uniformly heated with an appropriate heating amount, and heat insulation without heating unevenness is realized.
[0032]
On the other hand, the microcomputer control unit 32 of the control board 6A is further provided with a desired recognizing means for judging the contents of the user's instruction input via the input switches 22a to 22h. Depending on the user's instructions, each menu such as desired rice cooking and heat retention, predetermined heating output and heating pattern corresponding to each menu such as rice cooking and heat retention are set, and rice cooking control in the microcomputer control unit 32 is performed. Each heating control of the corresponding desired rice cooking and heat insulation is performed by appropriately operating the means or the heat insulation control means.
[0033]
Therefore, the user can use the above-mentioned input switches 22a to 22h for various menus such as rice cooking, heat insulation, timer reservation, reservation time setting, white rice, quick cooking, brown rice, porridge, rice cooking, rice cake, no washing rice, rice cooking, pilaf, etc. If the selection setting contents of various types of rice cooking, normal warming or low temperature warming, and other various rice cooking and warming functions are input, the corresponding function contents are cooked and warming heating patterns via the recognition means in the microcomputer control unit 32 The setting is automatically input to the equal setting unit, and the corresponding rice cooking or heat insulation heating control is appropriately performed with a desired control pattern.
[0034]
(Configuration of the rice cooker body side control circuit: see Fig. 3)
Next, FIG. 3 shows the structure of the control circuit part centering on the rice cooker main body side rice cooking and the heat retention control microcomputer control unit 32 comprised as mentioned above.
[0035]
In the figure, in addition to the rice cooking heating control means and steaming, heat insulation heating control means, and remaining time setting display means as described above, the rice cooker with the inner pot temperature determination means, the inner pot detection means, the buzzer notification means, etc. It is a microcomputer control unit (CPU) for heat insulation control, and this microcomputer control unit 32 is comprised centering on the microcomputer, for example, the temperature detection circuit part of the inner pot 3, the work coil drive control circuit part, the detection circuit of the inner pot 3 , An oscillation circuit unit, a reset circuit unit, a drive control circuit unit such as a heat retaining heater and a shoulder heater, a remaining time setting display control circuit unit, a buzzer notification unit, a power supply circuit unit, and the like.
[0036]
And first, the temperature detection circuit 43 and the pot detection circuit 44 provided corresponding to the inner pot temperature detection sensor S, the inner pot detection switch LS of the bottom wall 3a side center sensor part of the inner pot 3 include, for example, the above-mentioned A temperature detection signal of the bottom wall 3a of the inner pot 3 by the inner pot temperature detection sensor S and a pot detection signal by the inner pot detection switch LS are input.
[0037]
The work coil drive control circuit unit is formed by, for example, a pulse width modulation circuit 41, a synchronization trigger circuit 40, an IGBT drive circuit 42, an IGBT 37, and a resonance capacitor 38. Then, the work coil drive control circuit unit of the microcomputer control unit 32 controls the pulse width modulation circuit 41, for example, the work coil C according to the rice cooking process. ₁ , C ₂ , C ₃ As shown in the time chart of FIG. 6, by appropriately changing the output value (%) and the ON duty ratio (n seconds / 16 seconds) at the same output value, the inner pot 3 in each heating step of the rice cooking step The heating temperature and the heating pattern are appropriately variably controlled in consideration of the amount of rice cooked, and appropriate output control is performed to achieve uniform water absorption and cooking of rice without uneven heating.
[0038]
Further, by controlling the heat retaining heater drive circuit 33 and the shoulder heater drive circuit 34 by the heat retaining heater drive control circuit section and the shoulder heater drive control circuit section of the microcomputer control unit 32, respectively, for example, according to the heat retaining or rice cooking, steaming and heating processes. Heat insulation heater H ₁ , Shoulder heater H ₂ By appropriately changing the output value (%) and the ON duty ratio (n seconds / 16 seconds) at the same output value, the heating temperature and heating pattern of the inner pot 3 in each step of heat insulation or rice cooking, steaming heating process Appropriate output control for appropriately variable control is performed in consideration of the actual amount of cooked rice.
[0039]
Reference numerals 22a to 22h denote the above-described various input switch units. When necessary ones of the switches are appropriately operated, the contents of the user's instruction are recognized by the recognition means on the microcomputer control unit 32 side, and the recognition is performed. A desired rice cooking or heat insulation heating pattern is set according to the contents, and the rice cooking control means or the heat insulation control means is appropriately operated to perform desired rice cooking or heat insulation.
[0040]
Therefore, the user can use the input switches 22a to 22h to cook rice, timer reservation, reservation time setting, white rice or brown rice, early cooking, rice porridge, cauldron or soft rice, sushi, rice cooking, steaming, If the selection setting contents of various rice cooking and heat retention functions such as normal heat retention or low temperature heat retention are input, the corresponding function contents are automatically transmitted to the rice cooking or heat insulation heating pattern setting unit via the above-described recognition means of the microcomputer control unit 32. Therefore, the corresponding set rice is input, and the corresponding cooked rice or warming and heating control is appropriately performed.
[0041]
Furthermore, the code | symbol 17 is a buzzer alerting | reporting part which notifies completion of rice cooking, 16 is a reset circuit, 21 is a liquid crystal display part. In the case of this embodiment, the liquid crystal display unit 21 displays necessary items such as a desired menu and time corresponding to the ON operation of the input switches 22a to 22h, and thereafter necessary display corresponding to the set contents. Is going to be made.
[0042]
(Heating control when cooking rice and cooking a small amount of rice: see Figs. 4 to 6)
Next, the main flowchart of FIG. 4, the flowchart of the subroutine of FIG. 5, and the time chart of FIG. 6 show the contents of the rice cooking heating control and the heating control at the time of small-scale rice cooking, which are the basis of this embodiment, respectively.
[0043]
That is, in the control, first, for example, the “white rice” rice cooking menu is selected by the above-described menu switch 22f, and further, the above-mentioned rice cooking switch 22a is pressed to correspond to the selected “white rice” rice cooking menu. Cooking rice heating control is started.
[0044]
(Cooking rice heating control)
First, the flowchart of FIG. 4 is the basic rice cooking heating control according to the embodiment of the present invention including the heating control at the time of small-scale rice cooking when the “white rice” rice cooking menu is selected by the menu switch 22f as described above. The contents are shown.
[0045]
That is, the rice cooking heating control starts on the condition that the “white rice” rice cooking menu is first selected by the menu switch 22f and then the rice cooking switch 22a is pressed as described above.
[0046]
After the control starts, first, step S ₁ Then, for example, a cooling fan for cooling the IGBT, the diode bridge, etc. is driven, and further step S ₂ To determine whether the current process is the water absorption process shown in the time chart of FIG. ₃ After that, the water absorption process is continued. On the other hand, when the NO water absorption process is completed, the step S is performed as it is. ₄ After completing the same water absorption process, the first full power (work coil C) for the purpose of determining the total number (determination of the amount of rice cooked) ₁ ~ C ₃ It is determined whether or not it is one step of temperature increase shown in the time chart of FIG. 6 in which cooking and heating is performed with an output of 100% and a duty ratio of 16/16. As a result, in the case of YES, which is one step of temperature increase, step S ₅ Then, the heating at the full power (100%, 16/16) is performed, and heating is further performed. ₆ It is determined whether or not the total number determination is in progress.
[0047]
On the other hand, the above step S ₄ When the temperature rising 1 step which is not in the NO temperature rising 1 step (100%, 16/16) is completed in the determination of step S, ₆ Then, it is determined whether or not the total number is being determined.
[0048]
Step S ₆ Then, it is determined whether the total number is currently being determined. If YES, step S ₇ When the total number determination process is continued through NO, while the total number determination process of NO is completed, step S ₈ The current process is work coil C ₁ ~ C ₃ It is determined whether or not it is in the two temperature raising steps (heating temperature raising step up to boiling after determining the total number) shown in the time chart of FIG. 6 with an output of 80% and a duty ratio of 16/16.
[0049]
As a result, in the case where the temperature rising process is YES, step S ₉ After that, the work coil C ₁ ~ C ₃ While the temperature rising 2 process of 80% of the output and duty ratio 16/16 is continued, when the temperature rising 2 process of NO is completed, step S is performed as it is. ₁₀ It progresses to and it is determined whether the present rice cooking process is in the cooking and heating process.
[0050]
And the same step S ₁₀ In the determination of whether or not the cooking and heating process is in progress, if YES, step S ₁₁ After that, the appropriate cooking and heating according to the amount of rice cooked at that time (if it is a small amount of rice, work coil C ₁ ~ C ₃ If the NO cooking and heating process has been completed, the next step S ₁₂ The process proceeds to a determination operation as to whether or not the process is uneven.
[0051]
And the above step S ₁₂ When it is determined YES in the unevenness process determination, step S ₁₃ Then, the unevenness process shown in the time chart of FIG. 6 is performed. Step S ₁₂ When the unevenness process determined to be NO is completed, step S ₁₄ To determine whether all rice cooking control has been completed, and if YES, step S ₁₅ On the other hand, in the case of NO, the above-mentioned step S is resumed. ₁ And the above control is repeated.
[0052]
(Small amount rice cooking control: see FIG. 5 and FIG. 6)
Next, the flowchart of FIG. ₁₁ It is a flowchart of the subroutine which shows the specific content of "cooking control" according to the amount of rice cooking.
[0053]
In the “cooking control” in the present embodiment, for example, as shown in the time chart of FIG. 6, an end detection temperature B (second cooking) of the original cooking heating process for finally shifting to the unevenness process. In addition to the same temperature B (135 ° C.), a preliminary cooking end detection temperature A (first cooking end detection temperature 110 ° C.) lower than the temperature B (135 ° C.) is set. Only when the detected temperatures A and B are detected, the process is shifted to the unevenness process, and when the detected temperature A is reached, the work coil (heating amount) output is once increased by a predetermined output, thereby particularly finishing the cooking heating process. It is characterized in that the temperature of the bottom of the inner pot 3 in the stage is effectively improved, thereby making the cooked state of the rice on the bottom side good and realizing a sufficient softness.
[0054]
That is, in the “small rice cooking control”, first, step S ₁ Then, it is determined whether or not the determination result that the current cooking and heating process is in progress is the first one, that is, the first one. As a result, if YES, step S ₂ Then, after reading and setting rank data determined to be combined from the above-described combined determination result, step S is further performed. ₃ To the work coil C ₁ ~ C ₃ Output 60%, duty ratio 8/16, heat insulation heater H ₁ Duty ratio of 10/16, shoulder heater H ₂ Is heated to a low output of 6/16, respectively, and cooked and heated (maintaining a stable boiling state: cooked and heated step (1) in the time chart of FIG. 6). On the other hand, the above step S ₁ If NO, i.e., the determination during the current cooking and heating process is not the first time, the above step S ₃ Continue to boil and heat by maintaining the same stable boiling state.
[0055]
Then, in either case, step S is followed. ₃ To step S ₄ As a result of continuing to the cooking and heating, it is first determined whether or not the first cooking completion temperature A (110 ° C.) or higher has been reached. As a result, when NO, the above control is repeated until YES. On the other hand, if YES, step S ₅ To work coil C ₁ ~ C ₃ Output 80%, duty ratio 8/16, heat insulation heater H ₁ Duty ratio of 10/16, shoulder heater H ₂ Is set to 6/16 to increase the heating output of the inner pot 3 (cooking heating step (2) in the time chart of FIG. 6). As a result, the temperature rise gradient from the time when the first cooking end detection temperature A (110 ° C.) is reached is greater than that of the conventional example shown in FIG. Time t from the start of exceeding 100 ° C. until finally reaching the second cooking end detection temperature B (135 ° C.) ₂ Is considerably shorter than that of the conventional example (t ₂ <T ₁ ). And thereby, the cooking and heating end stage (t ₃ During the period), heat is thoroughly applied to the bottom of the rice so that it is cooked softly.
[0056]
And after that, further step S ₆ Thus, it is determined whether or not the temperature finally reaches the second cooking end detection temperature B (135 ° C.) or more, and in the case of NO, the cooking heating control in the same high output state (large heating amount state) is performed. On the other hand, if YES, step S will be the first time ₇ The unevenness process (work coil output 70%, duty ratio 8/16) is performed.
[0057]
As described above, in the small-scale rice cooking control of the present embodiment, the inner pot, the heating means for heating the inner pot, and the cooking for setting the cooking end detection temperature at the end of the cooking heating process during the rice cooking process. End detection temperature setting means, rice cooking amount determination means for determining the amount of cooked rice in the inner pot, inner pot temperature detection means for detecting the temperature of the inner pot, and inner pot detected by the inner pot temperature detection means When the temperature becomes equal to or higher than the cooking end detection temperature set by the cooking end detection temperature setting means, the rice cooking control means for turning off the heating means and shifting to the unevenness process is provided. In the cooker, the cooking end detection temperature setting means is a first cooking end detection temperature for determining that the end of the cooking heating step is near, and a second for determining that the cooking heating step has ended. The rice cooking control means determines that the amount of cooked rice in the inner pot is a small amount of cooked rice less than or equal to a predetermined amount of cooked rice. In the case, when the inner pot temperature detecting means detects a temperature equal to or higher than the first cooking end detection temperature, it is determined that the end of the cooking heating step is near and increasing the heating amount of the heating means. Furthermore, when the inner pan temperature detecting means detects a temperature equal to or higher than the second cooking end detection temperature, the heating means is turned off and finally the process is shifted to the unevenness process.
[0058]
According to such a configuration, at the end of the cooking and heating process during the rice cooking process, the heating temperature at the bottom of the inner pot effectively increases within a reasonable time until the end of the cooking and heating process is finally detected. However, the thermal power can pass through the bottom of a small amount of rice. As a result, the rice at the bottom becomes soft and delicious as well as the upper part.
[0059]
Moreover, in the said structure, in the said structure, let the amount of small rice cooking below the said predetermined rice cooking amount be the amount of rice cooking below the intermediate amount of the maximum rice cooking amount of the said electric rice cooker, for example.
[0060]
The said effect | action acts effectively in the case of the small amount of rice cooking amounts below the intermediate amount of the maximum rice cooking amount with the comparatively small heating amount in a cooking heating process.
[0061]
In addition, in said structure, the heating amount of the heating means increased-controlled by the said rice cooking control means is set to the rice cooking amount rank one rank higher than the said small rice cooking amount rank appropriately divided, for example for every predetermined rice cooking amount. It is good also as a corresponding heating amount.
[0062]
If it does so, the heating amount increased in the completion | finish stage of the said cooking heating process will be 4 to 1 rank above the rank of the original heating amount corresponding to the amount of cooked rice, for example in the case of 2-3 go. In the case of 5th rank, 4th to 5th, the heating amount is 6th to 7th rank, and the heating amount is effectively increased by the same heating amount. Of course, this rank may be further finely divided for each case.
[0063]
Moreover, in the above structure, the rice cooking menu is characterized by, for example, white rice cooking.
[0064]
As described above, the hardening phenomenon of rice during small-scale rice cooking is likely to occur particularly in the case of the white rice rice cooking menu, and is thus effective when the menu is selected.
[0065]
Further, the cooked rice menu may be, for example, a quick cooked rice menu of white rice.
[0066]
Since the above-described phenomenon of rice curing at the time of cooking a small amount of rice is also likely to occur when the rice is cooked quickly with white rice, it is also effective when the menu is selected.
[0067]
As a result of the above, according to the same configuration, for example, even when cooking a small amount of rice less than a predetermined amount such as the intermediate amount of the maximum amount of rice cooked, the rice does not become hard and can be cooked deliciously Can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially cutaway side view showing an overall configuration of an electric rice cooker body according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged front view of an operation panel portion which is a main part of the electric rice cooker body.
FIG. 3 is a block diagram of a control circuit portion centering on a microcomputer control unit which is a main part in the electric rice cooker body.
FIG. 4 is a flowchart showing the contents of rice cooking control of the electric rice cooker.
FIG. 5 is a flowchart showing the contents of small-scale rice cooking control of the electric rice cooker.
FIG. 6 is a time chart showing the contents of the small amount rice cooking control.
FIG. 7 is a time chart showing the contents of small-scale rice cooking control of a conventional electric rice cooker.
[Explanation of symbols]
1 is an outer case, 2 is a lid unit, 3 is an inner pot, 4 is an inner case, 6A is a control board, 6B is a microcomputer board, 21 is a liquid crystal display, 31 is a liquid crystal display, 32 is a microcomputer control unit, C ₁ ~ C ₃ Is the work coil, H ₁ Is a warming heater, H ₂ Is a shoulder heater.

Claims

Inner pot, heating means for heating the inner pot, cooking end detection temperature setting means for setting the cooking end detection temperature at the end of the cooking heating process in the rice cooking process, and the amount of rice cooked in the inner pot The rice cooking amount determination means for determining, the temperature of the inner pot for detecting the temperature of the inner pot, and the temperature of the inner pot detected by the inner pot temperature detecting means are set by the cooking end detection temperature setting means. In the electric rice cooker comprising the rice cooking control means for turning off the heating means and shifting to the unevenness process when the cooking end temperature is higher than the cooking end detection temperature, the cooking end detection temperature setting means is cooked Two cooking end detections of the first cooking end detection temperature for determining that the end of the heating process is near and the second cooking end detection temperature for determining that the cooking heating process has ended finally And the rice cooking control means determines that the rice cooking amount determination means determines that the rice cooking amount in the inner pot is a small amount of rice cooking less than or equal to a predetermined rice cooking amount. When the temperature equal to or higher than the end-of-cooking detection temperature is detected, it is determined that the end of the cook-up heating process is close, and the heating amount of the heating means is increased. An electric rice cooker configured to turn off the heating means and finally shift to the unevenness process when a temperature equal to or higher than the end-of-cooking detection temperature is detected.

2. The electric rice cooker according to claim 1, wherein the amount of the small amount of rice cooked below the predetermined amount of cooked rice is the amount of rice cooked below the intermediate amount of the maximum amount of rice cooked by the electric rice cooker.

The electric rice cooker according to claim 1 or 2, wherein the heating amount of the heating means that is increased and controlled by the rice cooking control means is a heating amount corresponding to a rice cooking amount that is one rank higher than the small amount rice cooking amount.

The electric rice cooker according to claim 1, 2 or 3, wherein the rice cooking menu at that time is white rice rice cooking.

4. The electric rice cooker according to claim 1, 2 or 3, wherein the rice cooking menu at that time is white rice quick-cooking rice.