JP3610227B2 - Rubbing cloth and liquid crystal display device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は配向膜の配向処理用のラビング布ならびにこのラビング布を使用して配向膜をラビング処理してなる液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置には、液晶と当たる面に配向膜を設けている。この配向膜は液晶を配向させるためものであって、ラビング布を用いてラビングすることで、配向処理がおこなわれている。
【0003】
上記ラビング布に使用する単糸材料には、ナイロン・レーヨン等の化学繊維、綿などがある。
【0004】
しかしながら、このような非導電性の単糸からなるラビング布を使用すると、ラビング時にラビング布に静電気が発生するとともに、基板上のパターニングした透明電極にも静電気が蓄積され、そして、電極間などで放電し、これによって配向膜の一部が損傷をうけ、点灯検査にて白抜けとなるような配向不良(センタースパーク不良)が生じていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記課題に対し、ラビング布を導電性の単糸である炭素成分を含有させた導電性レーヨンで構成したものが使用され、これにより、基板上のパターニングされた透明電極にラビング中、静電気が蓄積されないようにする技術が提案されている。
【0006】
しかしながら、かかる導電性レーヨンからなるラビング布を使用しても、配向処理工程に起因した表示特性不良が発生し、これによって製造歩留りが低下していた。たとえば、斜め縞やラビング筋が液晶表示画面上に発生していた。
【0007】
図4は斜め縞を示し、ラビングローラーの回転軸の平行方向に発生する線状の配向異常であり、中間調表示で観察すると表示領域の全域でラビングローラーの進行方向に3mm前後の等間隔で線状の配向異常が発生する。本発明者はラビングローラー表面の毛長のバラツキが大きかったり、ラビングローラーのバランスが狂うなどして真円度が悪くなったことに起因すると考える。
【0008】
図5はラビング筋不良を示し、ラビングローラーの回転方向と同一方向に発生する傷状の配向異常であり、中間調表示で観察すると黒い線状に見える。たとえば、ラビングローラーのある一か所にパイルの固まりがある場合、もしくはローラー表面に異物が付着しているとラビング筋がローラーの進行方向に数個連続発生している。他方、ラビングローラーにランダムにパイルの堅い部分があった場合や基板表面に異物が存在していた場合などに起因して、表示領域内にアトランダムに発生する場合もある。
【0009】
本発明者は上記事情に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、導電糸レーヨンの単糸の加工方法に着目し、精錬工程にておこなわれる油剤処理において、それにともなう油剤付着量が大きく影響を及ぼすことがわかり、その量によって曲げ剛性と曲げヒステリシスの各範囲を限定することで、斜め縞やラビング筋の各不良が発生しなくなることを見出した。
【0010】
本発明は上記知見に基づいて完成されたものであり、その目的は液晶表示装置などの配向膜を備えた製品に対する製造歩留まりを向上させ、さらに表示品位を高めることができたラビング布を提供することにある。
【0011】
また、本発明の他の目的は本発明のラビング布を使用して製造歩留りを上げ、これによって製造コストを低減させ、さらに優れた表示品位を達成した液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のラビング布は、レーヨン単糸を四つ目状に織った基布に、油剤付着量が1.0〜2.0重量%であり、かつ起毛の毛長が2.0mm〜3.0mm、起毛密度が20000本/cm2 〜50000本/cm2の導電糸レーヨンからなる単糸を織り込んで構成したことを特徴とする。
【0013】
本発明の液晶表示装置は、透明基板上に透明電極パターンと配向膜とを積層し、この配向膜を本発明のラビング布を使用してラビングし、この配向膜上に液晶を配したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
ラビング布
図1は本発明のラビング布1の斜視図であって、2はたとえば非導電性のレーヨン単糸を四つ目状に織った基布、3は導電糸レーヨンからなる単糸により構成したパイルである。このパイル3はW法もしくはV法により打ち込む。
【0015】
本発明はパイル3を導電糸レーヨンからなる単糸により構成することが特徴であるが、基布2についても、導電糸レーヨンにより構成してもよく、それ以外にナイロン、レーヨン等の化学繊維からなる単糸により作成してもよい。
【0016】
上記パイル3を構成する導電糸レーヨンは下記のように製造する。
まず、原料のパルプにNaOH・CS2 を添加し、これによってビスコースをつくる。このビスコースにH2 SO4 、ZnSO4 、顔料(カーボンなど)を添加し、そして、紡糸する。つぎの精錬工程にて脱硫・漂白・油剤処理をおこない、つづけて脱水・乾燥工程を経て、ケークと称する製品をつくる。
【0017】
上記の精錬工程においては、カチオン性やノニオン性の油剤を用いて油剤処理をおこなうが、この油剤処理によって油剤が付着し、そのような油剤付着量によって曲げ剛性・曲げヒステリシス・動摩擦係数などの単糸特性を決めることができる。通常、油剤付着量が少ないと曲げ剛性が大きくなる傾向があり、逆に油剤付着量が多くなると柔らかくなる。
【0018】
そこで、本発明者は、上記油剤付着量を幾とおりにも変えて、曲げ剛性・曲げヒステリシスも変えたところ、導電糸レーヨンの曲げ剛性が0.005〜0.07g・cm2 /cm、好適には0.01〜0.05g・cm2 /cmに、さらに曲げヒステリシスが0.03g・cm/cm以下にすると配向膜の配向処理用のラビング布として相応しくなることを知見した。
【0019】
すなわち、導電糸レーヨンの曲げ剛性が上記の範囲から外れると斜め縞が発生し、さらに曲げ剛性が0.07g・cm2 /cmを越えるとラビング筋が発生する。また、曲げヒステリシスが0.03g・cm/cmを越えると斜め縞が発生する。なお、曲げヒステリシスの下限については、測定可能な0.01g・cm/cmまでは良好な結果が得られている。
【0020】
そして、このように限定するには上記油剤付着量を、たとえば1.0〜2.0重量%、好適には1.6〜1.8重量%にするとよく、この量が1.0重量%未満の場合には曲げ剛性・曲げヒステリシスともに大きくなり、これによって斜め縞やラビング筋の不良が発生し、2.0重量%を越えた場合にも斜め縞が発生し易くなる。
【0021】
ラビング
図2は液晶表示装置を製造する際の配向処理工程のモデル図である。
4は配向膜が塗布形成された基板、5は上記ラビング布1が巻き付けられたローラーである。ローラー5が基板4上、具体的には配向膜上で当接状態にあり、基板4が矢印A方向に移動しながらも、ローラー5が矢印B方向に回転することで、かかる配向膜に対する配向方向が矢印Cとなる。また、ローラー5の回転方向を矢印B方向とは逆にして、さらにローラー5の回転数が1000rpmであり、基板4の移動速度が50mm/秒である場合、配向膜に対する配向方向は矢印Cと逆になる。
【0022】
カラー液晶表示装置
図3はSTN型単純マトリックスタイプのカラー液晶表示装置6の細部構造を示す。
ガラス基板7には、多数平行に配列したITOからなる透明電極8と、SiO2 からなる平滑膜9と、ポリイミド樹脂からなる配向膜10とを順次形成する。なお、この平滑膜9は設けなくてもよい。
【0023】
また、ガラス基板11上には画素ごとに配した多数個の着色樹脂層12と樹脂遮光膜(もしくはクロム金属でもよい)を配した遮光膜13を配している。着色樹脂層12は、顔料分散方式、すなわちあらかじめ顔料により調合された感光性レジストを基板上に塗布し、フォトリソグラフイにより形成している。図中のR・G・Bの各表示はそれぞれ赤・緑・青に着色した感光性レジストであることを示す。そして、アクリル系樹脂からなる平滑化膜14と、多数平行に配列したITOからなる透明電極15とを形成している。この透明電極15は上記透明電極8と直交している。そして、透明電極15上にポリイミド樹脂からなる配向膜16を形成している。
【0024】
さらにまた、両配向膜10、16との間に液晶17(たとえば250°の角度でツイストされたカイラルネマチック液晶)を封入し、さらにスペーサ18を多数個配して、貼り合わせる。また、各ガラス基板7、11上に、それぞれポリカーボネイトからなる位相差フィルム19、20とヨウ素系の偏光子21、22とを設けている。
【0025】
そして、上記構成のカラー液晶表示装置6によれば、各配向膜10、16を本発明のラビング布1を使用して一定方向にラビング処理したことで、斜め縞やラビング筋の各不良が発生しなくなり、さらに製造歩留まりが向上した。
【0026】
実施例
本発明者は表1に示すように油剤付着量を幾とおりにも変えた導電糸レーヨンからなる単糸を作製し(試料No.1〜試料No.6)、これらの曲げ剛性および曲げヒステリシスを測定したところ、同表に示すような結果が得られた。いずれの試料も毛長を2.5mmにした。油剤付着量は製造条件によって決定されるが、曲げ剛性および曲げヒステリシスはKES法により測定した。ただし、試料No.4と試料No.5とは同じ油剤付着量であるが、テストロット間に製造上差異があるために、特性上に差異が生じる。
【0027】
【表1】
【0028】
つぎに、非導電性のレーヨン単糸を四つ目状に織った基布に、各試料の単糸を用いて、図1に示すようにW法により打ち込んでパイルとなし、これによって各種ラビング布を作成した。いずれのラビング布も起毛密度を25000本/cm2 にした。そして、これら各ラビング布でもって前記カラー液晶表示装置6の両配向膜10、16に対しラビングし、そして、配向表示特性を調べた。
【0029】
本発明の試料No.3〜試料No.5を使用したラビング布の場合には、導電糸レーヨン単糸の油剤付着量が1.00〜2.00重量%であることで、曲げ剛性が0.05g・cm2 /cm以下になり、さらに曲げヒステリシスが0.02g・cm/cm以下になり、これによって斜め縞やラビング筋の各不良が発生しなくなった。
【0030】
これに対する試料No.1および試料No.2では、油剤付着量が少ないことで、曲げヒステリシスが大きくなって、ラビング筋が発生した。とくに試料No.1では曲げ剛性が0.39g・cm2 /cmにまで大きくなったことで、強いラビング筋が発生した。また、試料No.1と試料No.2は単糸の曲げに対する反力が強いので、斜め縞が発生した。
【0031】
試料No.6については、試料No.5と比べ導電糸レーヨン単糸の製法上に差異があることで(テストロット間の製造上差異)、油剤付着量が多くなり、その結果、単糸の曲げに対する反力が弱くなりすぎて、回転中のラビングローラーの真円度を悪化させ、そのために斜め縞が発生した。
【0032】
また、本発明の導電糸レーヨン単糸については、毛長が長くなると剛性が小さくなるので、配向膜に対する圧力が小さくなる傾向にあり、また、起毛密度が大きくなると、単位面積当たりの単糸数が増すことで、配向膜に対する圧力が大きくなる傾向にある。そこで、本発明のラビング布に設ける導電糸レーヨンについては、毛長が2.0mm〜3.0mmにすること、さらに起毛密度が20000本/cm2 〜50000本/cm2 にすることが望ましく、これによってもっとも優位に斜め縞やラビング筋の発生を防ぐことができた。
【0033】
なお、本発明は上記の実施形態例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更や改善等は何ら差し支えない。たとえば本発明の実施形態例ではSTN型単純マトリックスタイプのカラー液晶表示装置をあげたが、これに代えてTFT液晶表示装置やTN型単純マトリックスタイプの液晶表示装置にも適用できる。
【0034】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明のラビング布においては、レーヨン単糸を四つ目状に織った基布に、油剤付着量が1.0〜2.0重量%であり、且つ起毛の毛長が2.0mm〜3.0mm、起毛密度が20000本/cm2 〜50000本/cm2の導電糸レーヨンからなる単糸を織り込んで構成したことで、配向膜に損傷を与えず、また、劣化もさせることもなく、これにより、液晶表示画面に斜め縞やラビング筋の各不良が発生しなくなった。
【0035】
また、本発明によれば、本発明のラビング布を使用することで、液晶表示装置の製造歩留りを上げ、これによって製造コストが低減でき、さらに優れた表示品位も達成できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラビング布の細部を示す拡大斜視図である。
【図2】配向処理工程を示す概略図である。
【図3】本発明のカラー液晶表示装置の細部構造を示す断面図である。
【図4】液晶表示画面にあらわれた斜め縞を示す概略図である。
【図5】液晶表示画面にあらわれたラビング筋を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ラビング布
2 基布
3 パイル
4 基板
5 ローラー
6 カラー液晶表示装置
7、11 ガラス基板
8、15 透明電極
9、14 平滑膜
10、16 配向膜
12 着色樹脂層
13 遮光膜
17 液晶
18 スペーサ
19、20 位相差フィルム
21、22 偏光子[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rubbing cloth for alignment treatment of an alignment film and a liquid crystal display device obtained by rubbing an alignment film using this rubbing cloth.
[0002]
[Prior art]
In the liquid crystal display device, an alignment film is provided on a surface that contacts the liquid crystal. This alignment film is for aligning the liquid crystal, and the alignment treatment is performed by rubbing using a rubbing cloth.
[0003]
Examples of the single yarn material used for the rubbing cloth include chemical fibers such as nylon and rayon, and cotton.
[0004]
However, when such a rubbing cloth made of non-conductive single yarn is used, static electricity is generated in the rubbing cloth during rubbing, and static electricity is accumulated in the patterned transparent electrodes on the substrate. As a result of the discharge, a part of the alignment film was damaged, and an alignment failure (center spark failure) was caused to be white in the lighting inspection.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In response to the above problems, a rubbing cloth made of conductive rayon containing a carbon component, which is a conductive single yarn, is used, so that static electricity accumulates during rubbing on the patterned transparent electrode on the substrate. Techniques have been proposed to prevent this from happening.
[0006]
However, even when a rubbing cloth made of such conductive rayon is used, a display characteristic defect due to the alignment treatment process occurs, thereby reducing the manufacturing yield. For example, diagonal stripes and rubbing streaks have occurred on the liquid crystal display screen.
[0007]
FIG. 4 shows diagonal stripes, which are linear alignment anomalies that occur in the direction parallel to the rotation axis of the rubbing roller. When observed in a halftone display, the rubbing roller travels at an equal interval of about 3 mm in the traveling direction of the entire display area. A linear alignment abnormality occurs. The present inventor considers that the roundness is deteriorated due to a large variation in hair length on the surface of the rubbing roller or an imbalance in the rubbing roller.
[0008]
FIG. 5 shows a rubbing streak defect, which is a scratch-like orientation abnormality that occurs in the same direction as the rotation direction of the rubbing roller, and looks black when viewed in a halftone display. For example, when there is a pile of piles at a certain position of the rubbing roller, or when foreign matter adheres to the roller surface, several rubbing streaks are continuously generated in the moving direction of the roller. On the other hand, the rubbing roller may be randomly generated in the display area due to a case where the pile is randomly hard or a foreign substance exists on the surface of the substrate.
[0009]
As a result of intensive research in view of the above circumstances, the present inventor pays attention to a method for processing a single yarn of conductive yarn rayon, and in the oil agent treatment performed in the refining process, the amount of oil agent adhering to it greatly influences. It was found that by limiting the range of bending rigidity and bending hysteresis depending on the amount, each defect of diagonal stripes and rubbing streaks does not occur.
[0010]
The present invention has been completed on the basis of the above findings, and an object thereof is to provide a rubbing cloth that can improve the manufacturing yield of a product having an alignment film such as a liquid crystal display device and can further improve the display quality. There is.
[0011]
Another object of the present invention is to provide a liquid crystal display device that uses the rubbing cloth of the present invention to increase the manufacturing yield, thereby reducing the manufacturing cost and achieving an excellent display quality. .
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The rubbing cloth according to the present invention has an oil agent adhesion amount of 1.0 to 2.0% by weight and a raised hair length of 2.0 mm to 3. It is characterized in that it is constructed by weaving a single yarn made of a conductive yarn rayon having 0 mm and a raised density of 20000 pieces / cm 2 to 50000 pieces / cm 2 .
[0013]
The liquid crystal display device of the present invention is obtained by laminating a transparent electrode pattern and an alignment film on a transparent substrate, rubbing the alignment film using the rubbing cloth of the present invention, and arranging a liquid crystal on the alignment film. Features.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Rubbing cloth <br/> Figure 1 is a perspective view of a rubbing
[0015]
The present invention is characterized in that the
[0016]
The conductive yarn rayon constituting the
First, NaOH · CS 2 is added to the raw material pulp to make viscose. H 2 SO 4 , ZnSO 4 , a pigment (such as carbon) is added to the viscose, and spinning is performed. In the next refining process, desulfurization, bleaching, and oil treatment are performed, followed by dehydration and drying processes to produce a product called cake.
[0017]
In the above refining process, the oil agent treatment is performed using a cationic or nonionic oil agent. The oil agent adheres due to the oil agent treatment, and the amount of the oil agent adhering causes simple bending rigidity, bending hysteresis, dynamic friction coefficient, and the like. Yarn characteristics can be determined. Usually, when the oil agent adhesion amount is small, the bending rigidity tends to increase, and conversely, when the oil agent adhesion amount increases, the bending agent becomes soft.
[0018]
Therefore, the present inventor changed the amount of oil agent attached in various ways and also changed the bending rigidity and bending hysteresis. As a result, the bending rigidity of the conductive yarn rayon was 0.005 to 0.07 g · cm 2 / cm, preferably Has been found to be suitable as a rubbing cloth for alignment treatment of the alignment film when the bending hysteresis is set to 0.01 to 0.05 g · cm 2 / cm and the bending hysteresis is 0.03 g · cm / cm or less.
[0019]
That is, when the bending stiffness of the conductive yarn rayon is out of the above range, diagonal stripes are generated, and when the bending stiffness exceeds 0.07 g · cm 2 / cm, rubbing streaks are generated. Further, when the bending hysteresis exceeds 0.03 g · cm / cm, diagonal stripes are generated. As for the lower limit of the bending hysteresis, good results are obtained up to measurable 0.01 g · cm / cm.
[0020]
And in order to limit in this way, it is good to make the said oil agent adhesion amount into 1.0 to 2.0 weight%, for example, preferably 1.6 to 1.8 weight%, and this amount is 1.0 weight%. If it is less than the range, both the bending rigidity and the bending hysteresis are increased, thereby causing oblique stripes and defective rubbing streaks, and even if the amount exceeds 2.0% by weight, oblique stripes are likely to be generated.
[0021]
Rubbing FIG. 2 is a model diagram of an alignment process in manufacturing a liquid crystal display device.
4 is a substrate on which an alignment film is applied and formed, and 5 is a roller around which the rubbing
[0022]
Color liquid crystal display device FIG. 3 shows a detailed structure of a color liquid crystal display device 6 of STN type simple matrix type.
A
[0023]
Further, on the glass substrate 11, a
[0024]
Furthermore, liquid crystal 17 (for example, chiral nematic liquid crystal twisted at an angle of 250 °) is sealed between the
[0025]
According to the color liquid crystal display device 6 having the above-described configuration, the
[0026]
Examples As shown in Table 1, the present inventor produced single yarns made of conductive yarn rayon with various amounts of oil agent adhering (Sample No. 1 to Sample No. 6). When the bending rigidity and bending hysteresis were measured, the results shown in the same table were obtained. All samples had a hair length of 2.5 mm. The oil adhesion amount is determined by the production conditions, but the bending stiffness and bending hysteresis were measured by the KES method. However, Sample No. 4 and sample no. Although 5 is the same oil agent adhesion amount, there is a difference in characteristics due to a manufacturing difference between test lots.
[0027]
[Table 1]
[0028]
Next, using a single yarn of each sample on a base fabric woven with a non-conductive rayon single yarn in the shape of a fourth, as shown in FIG. Made cloth. All the rubbing cloths had a raised density of 25,000 / cm 2 . Then, each of the
[0029]
Sample No. of the present invention. 3-Sample No. In the case of the rubbing cloth using No. 5, the bending rigidity becomes 0.05 g · cm 2 / cm or less because the oil agent adhesion amount of the conductive yarn rayon single yarn is 1.00 to 2.00% by weight, Furthermore, the bending hysteresis became 0.02 g · cm / cm or less, and thereby, each defect of oblique stripes and rubbing streaks did not occur.
[0030]
Sample no. 1 and sample no. In No. 2, the amount of oil agent adhered was small, so that bending hysteresis was increased and rubbing streaks were generated. In particular, sample no. In No. 1, the bending stiffness increased to 0.39 g · cm 2 / cm, and strong rubbing streaks were generated. Sample No. 1 and sample no. Since No. 2 had a strong reaction force against the bending of a single yarn, diagonal stripes were generated.
[0031]
Sample No. For sample 6, sample no. Compared to 5, the difference in the manufacturing method of the conductive yarn rayon single yarn (manufacturing difference between test lots), the amount of oil agent adhesion increases, and as a result, the reaction force against bending of the single yarn becomes too weak, The roundness of the rotating rubbing roller was deteriorated, and as a result, diagonal stripes were generated.
[0032]
In addition, the conductive yarn rayon single yarn of the present invention has a tendency that the pressure on the alignment film decreases as the hair length increases, and the number of single yarns per unit area tends to decrease as the raising density increases. By increasing, the pressure on the alignment film tends to increase. Therefore, for the conductive yarn rayon provided on the rubbing cloth of the present invention, it is desirable that the hair length is 2.0 mm to 3.0 mm, and further that the raising density is 20000 / cm 2 to 50000 / cm 2 , As a result, the generation of diagonal stripes and rubbing streaks could be prevented most preferentially.
[0033]
It should be noted that the present invention is not limited to the above embodiment, and various changes and improvements may be made without departing from the scope of the present invention. For example, in the embodiment of the present invention, the STN type simple matrix type color liquid crystal display device is described, but it can be applied to a TFT liquid crystal display device or a TN type simple matrix type liquid crystal display device instead.
[0034]
【The invention's effect】
As described above, in the rubbing cloth of the present invention, the oil agent adhesion amount is 1.0 to 2.0% by weight and the raised hair length is 2 on the base cloth in which the rayon single yarn is woven in a fourth shape. By woven a single yarn made of conductive yarn rayon having a thickness of 0.03 to 3.0 mm and a raised density of 20000 / cm 2 to 50000 / cm 2 , the alignment film is not damaged and deteriorated. As a result, slant stripes and rubbing streaks do not occur on the liquid crystal display screen.
[0035]
In addition, according to the present invention, by using the rubbing cloth of the present invention, the manufacturing yield of the liquid crystal display device can be increased, thereby reducing the manufacturing cost and achieving an excellent display quality.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an enlarged perspective view showing details of a rubbing cloth of the present invention.
FIG. 2 is a schematic view showing an alignment treatment process.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a detailed structure of a color liquid crystal display device of the present invention.
FIG. 4 is a schematic diagram showing diagonal stripes appearing on a liquid crystal display screen.
FIG. 5 is a schematic view showing rubbing lines appearing on a liquid crystal display screen.
[Explanation of symbols]
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