JP3609763B2 - 経路制御システム、経路制御方法及びそれをコンピュータに実行させるためのプログラム - Google Patents

経路制御システム、経路制御方法及びそれをコンピュータに実行させるためのプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はマルチキャスト通信で送信元から複数の送信先へ情報を配信するシステムにおいて、特定の送信先への経路で特定の事象が発生したとき、その特定の送信先への経路を切り替えユニキャスト通信で情報を配信する経路制御システム、経路制御方法及びそれをコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のIPネットワークの経路変更は、ルーティングプロトコルによって制御されている。ルーティングプロトコルによる制御では経路障害時にはルータ同士が情報をやりとりすることにより経路を切り替えることはできるが、特定の事象が発生したときに経路変更をすることはできない。
【0003】
また、特開2000−261488号公報には、衛星回線を双方向伝送であるように設定し、衛星回線を経由する伝送系の伝送感度が悪化したときに、自動的に地上回線に切り換える衛星ルータ装置が開示されている。この特開2000−261488号公報に開示された技術は、UDLR(Uni−Directional Link Routing)を実装したものである。衛星回線及び地上回線の双方向通信であるかの様にルーティングプロトコルを動作させることにより、衛星回線の障害時に地上回線に切り替えて送信するようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のマルチキャスト通信では、経路障害以外の特定の事象が発生したときに、経路を切り替えることができなかった。
【0005】
また、従来の衛星ルータ装置では、衛星回線の障害が発生したときに、地上の帯域を考慮せずに地上回線に切り替え、ユニキャスト通信で情報を配信しようとするため、地上回線を用いている通常の通信を圧迫してしまうことがあった。
【0006】
本発明は上述のような問題点を解決するためになされたものであり、マルチキャスト通信で送信元から複数の送信先へ情報を配信するシステムにおいて、特定の事象が発生したときに経路を切り替える経路制御システム、経路制御方法及びそれをコンピュータに実行させるためのプログラムを得ることを目的としている。
【0007】
また、特定の送信先への経路を切り替えユニキャスト通信で情報を配信したときに、切り替えた経路上の通常の通信に対する圧迫を抑圧できる経路制御システム、経路制御方法及びそれをコンピュータに実行させるためのプログラムを得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る経路制御システムは、送信先に対する情報配信の経路を切り替えることを予め定めた事象が、予め定めたネットワーク上に存在する監視対象に発生しているか否かを監視することにより、前記経路の切り替え判定情報を収集する監視手段、前記経路切り替え判定情報と前記特定の事象の発生を判定するために予め定めた判定条件とに基づいて、前記経路をマルチキャスト通信経路である第1の経路からユニキャスト通信経路である第2の経路へ変更するか否かを判定する判定手段、前記判定手段の判定に基づき、第2の経路へ変更するとき、現在動作しているユニキャスト経路の数が、予め記憶している同時に有効とするユニキャスト経路数より少ないとき、この同時に有効とするユニキャスト経路数の範囲内で第2の経路へのインターフェースをON状態にして、第2の経路の条件に基づきパケット種別および帯域の上限を定めた中継条件により、中継条件に合致するマルチキャストパケットは第2の経路へ中継し、中継条件に合致しないマルチキャストパケットは破棄する送信元トンネルルータを備え、ユニキャスト通信経路である第2の経路を用いて、マルチキャストパケットを送信先に配信することを特徴とするものである。
【0011】
また、前記判定手段の判定結果を制御情報として出力する制御手段を備え、この制御手段は、ネットワーク管理プロトコルにて収集された前記経路切り替え判定情報により、前記送信元トンネルルータまたは前記LANスイッチにネットワーク管理プロトコルによる制御情報を受渡すことを特徴とするものである。
【0012】
また、前記判定手段は、前記判定条件の中に予め定められた判定しきい値を有し前記判定しきい値を超えるとき、前記経路を前記第1の経路から前記第2の経路へ変更する旨の判定をすることを特徴とするものである。
【0013】
本発明に係る経路制御方法は、マルチキャスト通信経路の通信を制御する定常経路ルータと、ユニキャスト通信を制御するトンネルルータと、前記定常経路ルータ及び前記トンネルルータを制御する経路制御手段とを備えた通信システムの経路制御方法であって、前記経路制御手段が送信先に対する情報配信の経路を切り替えることを予め定めた事象が、予め定めたネットワーク上に存在する監視対象に発生しているか否かを監視することにより、前記経路の切り替え判定情報を収集するステップ、前記経路制御手段が前記経路切り替え判定情報と前記特定の事象の発生を判定するために予め定めた判定条件とに基づいて、前記経路としてマルチキャスト通信経路またはユニキャスト通信経路を選択する経路選択ステップ、前記経路選択ステップの選択結果に基づいて、前記経路選択ステップで前記第1の経路が選択されたときは、前記経路制御手段が前記トンネルルータからのパケットを遮断するとともに、前記定常経路ルータからのパケットを中継し、前記経路選択ステップで前記第2の経路が選択されたときは、前記トンネルルータが予め定められたパケットの種別または帯域の上限の範囲に合致するパケットを、予め定められた有効とするユニキャスト経路の数の範囲内で中継し、また前記経路制御手段が前記定常経路ルータからのパケットを遮断するステップを備えたものである。
【0014】
本発明に係る経路制御方法をコンピュータに実行されるプログラムは、マルチキャスト通信経路の通信を制御する定常経路ルータと、ユニキャスト通信を制御するトンネルルータと、前記定常経路ルータ及び前記トンネルルータを制御する経路制御手段とを備えた通信システムの経路制御方法を実行させるためのプログラムであって、前記経路制御手段が送信先に対する情報配信の経路を切り替えることを予め定めた事象が、予め定めたネットワーク上に存在する監視対象に発生しているか否かを監視することにより、前記経路の切り替え判定情報を収集するステップ、前記経路制御手段が前記経路切り替え判定情報と前記特定の事象の発生を判定するために予め定めた判定条件とに基づいて、前記経路としてマルチキャスト通信経路またはユニキャスト通信経路を選択する経路選択ステップ、前記経路選択ステップの選択結果に基づいて、前記経路選択ステップで前記第1の経路が選択されたときは、前記経路制御手段が前記トンネルルータからのパケットを遮断するとともに、前記定常経路ルータからのパケットを中継し、前記経路選択ステップで前記第2の経路が選択されたときは、前記トンネルルータが予め定められたパケットの種別または帯域の上限の範囲に合致するパケットを、予め定められた有効とするユニキャスト経路の数の範囲内で中継し、また前記経路制御手段が前記定常経路ルータからのパケットを遮断するステップを実行させるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
本発明の実施の形態1について図を参照して説明する。
【0016】
図1は、本発明の実施の形態1において経路制御を実現するためのシステム構成図である。マルチキャスト通信で送信元から複数の送信先へ情報を配信するシステムにおいて、特定の送信先への経路で特定の事象が発生したときに、その特定の送信先への経路を切り替えユニキャスト通信で情報を配信する方法について、図1を用いて説明する。なお判定条件とは、回線速度や回線コスト、信頼性、通信量などによりシステム管理者が予め定めたものである。
【0017】
また本実施の形態においては、特定の送信先への経路を切り替えユニキャスト通信で情報を配信するときに、トンネリング手法を用いることとする。つまり後述するユニキャスト経路の数とは、トンネルの数を意味する。
【0018】
まず構成について説明する。図1において、1は経路制御コンピュータ、2は送信元、3は送信先である。送信元2から複数ある送信先ネットワーク13内の送信先3へ情報のパッケージであるパケットを配信するとき、マルチキャスト通信が用いられる。
【0019】
また、4は経路切り替えを制御する制御手段、5は経路切り替えの判定を行う判定手段であり、予めシステム管理者から定められた判定間隔及び判定しきい値の情報を記憶している。6は経路切り替えの経路切り替え判定情報を収集する監視手段である。経路制御コンピュータ1は、SNMP(Simple Network Management Protocol) Manager 及びICMP(Internet Control Message Protocol)の機能を持ち経路切り替えを制御するコンピュータで、制御手段4、判定手段5、監視手段6を備える。また経路制御手段は、経路制御コンピュータ1のことである。経路制御コンピュータ1での制御手順は、図4を用いて後述する。
【0020】
次に、7は送信元2から送信先3へパケットを配信するとき定常経路として用いられる第1の経路、8は第1の経路7でパケットを中継する定常経路側ルータ、9は第1の経路7に繋がっているネットワーク群である。また、10は第1の経路7から切り換えられたときに用いられる第2の経路、11は第2の経路10でパケットを中継する送信元トンネルルータである。送信元トンネルルータ11は、第2の経路10の条件に基づき、送信するパケットの種別、帯域の上限を定め、記憶し、同時に有効とするユニキャスト経路の数の範囲内でパケットを中継する。このとき帯域とは、単位時間当たりのデータ転送量 bit/second(bps)のことを示し、第2の経路10で許容できる帯域の上限を定めることにより、中継するパケットを選別し、条件に合致しないパケットは送信元トンネルルータ11で廃棄する。12は第2の経路10に繋がっているネットワーク群である。
【0021】
13は送信先3が含まれる送信先ネットワーク、14は第1の経路7が用いられるときに送信先3へパケットを送信する定常送信先ルータ、15は状態監視をするために予め決めたネットワーク装置あるいはコンピュータである監視対象装置、16は遠隔からネットワーク経由でインタフェースをON/OFFできる機能を有するLANスイッチである。さらに、17は第2の経路10で中継されたパケットを送信先3へ送信する送信先トンネルルータである。また、18は経路制御コンピュータ1と送信先ネットワーク13の間で構成される第3の経路である。第3の経路18は、LANスイッチ16をON/OFFするとき、また監視対象装置15の状態監視をするときに用いられる。
【0022】
本実施の形態では、マルチキャスト通信で送信元から複数の送信先へ情報を配信する構成であるため、1つの送信元2に対して、送信先3が含まれる複数の送信先ネットワーク13が存在し、複数の送信先ネットワーク13へパケットが同時に配信されることになる。つまり図1に示した送信先ネットワーク13は、複数になる。
【0023】
また、第1の経路7は、物理的に構成される経路である。第2の経路10は、送信元トンネルルータ11と送信先ネットワーク13との間で、ポイントツウポイント(1対1)のユニキャスト経路として構成される論理的な経路である。さらに、第3の経路18は、物理的に構成される経路である。またこのとき、第2の経路10は、第3の経路18の上に論理的に構成することもできる。
【0024】
図2は、送信元トンネルルータ11のインターフェースの一例を示した構成図である。21は、送信されたパケットの入り口となるインターフェースである。22はLAN中継インターフェースであり、LAN1〜LAN4の4つのインタフェースを有するとする。また、23はWAN中継インターフェースであり、WAN1のインタフェースを有するとする。24はユニキャスト経路中継インターフェースであり、TUN1〜TUN3のインタフェースを有し、ユニキャスト経路として構成された第2の経路10が接続されているとする。
【0025】
またこの例では、ユニキャスト経路中継インターフェース24は、TUN1〜TUN3となるため、同時に有効とするユニキャスト経路の数は、3となる。つまり、同時に有効とするユニキャスト経路の数は、ユニキャスト経路中継インターフェース24の数と同一となる。
【0026】
入り口となるインターフェース21は、ユニキャストパケットと、マルチキャストパケットを受信することができる。送信元2以外の送信元(図示せず)からユニキャストパケットが送信されたときは、そのパケット内に指定されているアドレスによりLAN中継インターフェース22のLAN1〜LAN4またはWAN中継インターフェース23のWAN1のインタフェースからパケットを中継する。
【0027】
また、送信元2からマルチキャストパケットが送信されたときは、ユニキャスト経路中継インターフェース24のTUN1〜TUN3のインタフェースから第2の経路10へ中継する。このときユニキャスト経路中継インターフェース24のTUN1〜TUN3のインタフェースは、制御手段4が出力した制御情報によりON/OFFされる。
【0028】
表1は、パケットの種別42とそのパケットが使用する帯域43との組み合わせの一例を示すテーブル41である。送信元2は、パケットの種別42ごとに使用する帯域43を設定し、送信元2から送信するパケットが使用する帯域43の上限を超えないように制御している。
【0029】
【表1】
Figure 0003609763
【0030】
また、送信元トンネルルータ11は、第2の経路10の条件に基づき、送信するパケットの種別、帯域の上限を定め、記憶している。表2は送信元トンネルルータ11内で記憶している、送信するパケットの種別52と、帯域53との組み合わせの一例を示す記憶テーブル51である。
【0031】
【表2】
Figure 0003609763
【0032】
例えば第2の経路10が10Mbpsの伝送速度を有する経路であり、1Mbpsが第1の経路7からの経路切り替え時に使用が許容できる帯域であるとする。送信元トンネルルータ11は、1Mbpsを上限としてパケットを送信できるように、パケットの種別52と使用する帯域53とを定め、記憶テーブル51に記憶する。このとき、図2に示したようにユニキャスト経路中継インターフェース24は、TUN1〜TUN3であるとしているため、TUN1〜TUN3のインタフェースを全てON状態として、全てのパケットを同時に送信したとしても、1Mbpsの上限を超えないように定義する。つまり記憶テーブル51には、パケットの種別52にテキスト1、テキスト2、静止画の3種類が定義されているが、3種類が同時にTUN1〜TUN3のインタフェースへ送信されたときに、使用する帯域を以下のように0.9Mbpsと求め、上限の1Mbpsを超えないように定める。
0.1Mbps×3+0.1Mbps×3+0.1Mbps×3=0.9Mbps
このように送信元トンネルルータ11は、制御手段4が出力する制御情報によりユニキャスト経路中継インターフェース24をON/OFFすると共に、ユニキャスト経路中継インターフェース24をONとしたときは、記憶テーブル51のように記憶されている種別52かつ帯域の上限53内で送信できるパケットを、第2の経路10へ送信する。つまり送信元トンネルルータ11は、同時に有効とするユニキャスト経路の数の範囲内で、特定の送信先3への中継を有効にし、マルチキャスト通信をユニキャスト通信に切り替える機能を有する。
【0033】
動作について、最初に、通常のマルチキャスト通信でパケットを配信する方法について説明する。図1において、送信元2から配信されるパケットは、マルチキャストパケットであるため、定常経路側ルータ8及び送信元トンネルルータ11へ同報通信される。通常、第1の経路7を定常経路としたとき、送信元トンネルルータ11のユニキャスト経路中継インターフェース24をOFF状態にしておくため、送信元トンネルルータ11からパケットが配信されることはなく、定常経路側ルータ8から送信先ネットワーク13へ配信される。
【0034】
また送信先ネットワーク13まで配信されたパケットは、図1に示した定常経路側ルータ8からネットワーク群9を中継し送信先ネットワーク13まで到達し、定常送信先ルータ14からLANスイッチ16を経由して送信先3へ配信される。通常、LANスイッチ16の定常送信先ルータ14側にあるインタフェースはONの状態であるため、上述のような経路となる。
【0035】
次に、特定の送信先3への経路で特定の事象が発生し、予め定められた判定条件に基づき、その特定の送信先3への経路を切り替え、ユニキャスト通信でパケットを配信する方法について図1を用いて説明する。送信元2から配信されるパケットは、送信元トンネルルータ11、第2の経路10からネットワーク群12を中継し送信先ネットワーク13まで到達し、送信先トンネルルータ17からLANスイッチ16を経由して、送信先3へ配信される。また同時に、定常経路側ルータ8に送信されたパケットも、ネットワーク群9を中継し送信先ネットワーク13まで到着し、定常送信先ルータ14からLANスイッチ16まで配信される可能性があるが、LANスイッチ16の定常送信先ルータ14側にあるインターフェースがOFF状態のため、それより先にパケットが配信されることはない。つまりこのときは、第2の経路10を用いて送信元2から特定の送信先3へパケットが配信される。
【0036】
なお第2の経路10が地上回線であり定常的に通信が中継されているとき、第1の経路7で中継されるパケットをそのまま第2の経路10へ切替えると、第2の経路10の通常の通信を圧迫してしまうことがある。図3は、図1に示したシステム構成図を送信元2と複数ある送信先ネットワーク13に注目して示した構成図である。図2及び図3を用いて、第2の経路10の通常の通信を圧迫せずに経路を切り替える方法を説明する。
【0037】
図3において、送信元2から配信されるパケットは、マルチキャストパケットであるため、定常経路側ルータ8及び送信元トンネルルータ11へ同報通信される。通常、第1の経路7を定常経路としたとき、制御手段4が出力した制御情報により、送信元トンネルルータ11のユニキャスト経路中継インターフェース24、TUN1〜TUN3はOFF状態になる。そのため、送信元トンネルルータ11からパケットが配信されることはなく、定常経路側ルータ8から送信先ネットワーク13のA、B、C、Dの4拠点へ配信される。
【0038】
次に、特定の送信先ネットワーク13への送信経路を第1の経路7から第2の経路10へ経路を切替えるときは、制御手段4が出力した制御情報によりLANスイッチ16の定常送信先ルータ14側にあるインタフェースがOFF状態となる。このとき制御手段4が出力した制御情報は、第3の経路18を用いてLANスイッチ16に受け渡される。
【0039】
その後制御手段4が出力した制御情報により、送信元トンネルルータ11は、配信する送信先ネットワーク13の拠点のアドレスを得て、またユニキャスト経路中継インターフェース24、TUN1〜TUN3のいずれかをON状態とする。その後送信元トンネルルータ11は、記憶しているパケットの種別52かつ帯域53内で送信できるパケットを、上述した送信先ネットワーク13の拠点のアドレスに基づき、送信先ネットワーク13のA、B、C、Dのいずれかの拠点へ配信する。つまり送信元トンネルルータ11は、ユニキャスト経路中継インターフェース24をON状態にするとき、送信先ネットワーク13の拠点のアドレスを用いて、ユニキャスト経路である第2の経路10を有効にするように動作する。
【0040】
前述したように、ユニキャスト経路中継インターフェース24の数により、同時に有効とするユニキャスト経路の数が定められるため、送信元トンネルルータ11はその範囲内でパケットを配信するように制御する。そのため、第2の経路10の通常の通信を圧迫することを防ぐことができる。
【0041】
一例として送信先ネットワーク13のA、B、C、Dの4拠点のうち、A、Cへの配信を第2の経路10に切り替えようとしたときの動作について説明する。同時に有効とするユニキャスト経路の数が2以上に定義され、現在動作しているユニキャスト経路の数が0であれば、A、Cへの配信は第2の経路10に切り替えられる。同時に有効とするユニキャスト経路の数が2に定義され、現在動作しているユニキャスト経路の数が2であれば、A、Cへの配信はどちらも第2の経路10に切り替えられない。また、同時に有効とするユニキャスト経路の数が1に定義され、現在動作しているユニキャスト経路の数が0であれば、AあるいはCのどちらか一方のみ第2の経路10に切り替えられる。つまり、AあるいはCのどちらか一方への配信は、定められた同時に有効とするユニキャスト経路の数により送信元トンネルルータ11から中継されないことになる。
【0042】
上述した制御により、送信元2から配信されたパケットは、特定の事象が発生した特定の送信先3へは、第2の経路10の条件に基づき第2の経路10を経由してユニキャスト通信で配信される。
【0043】
次に、図4を用いて経路制御コンピュータ1及び送信元トンネルルータ11での制御手順を説明する。ステップS0からスタートし、ステップS1において監視手段6は、監視対象装置15の状態を監視し、経路切り替え判定情報を収集するために、監視対象装置15に対してSNMPのGETリクエスト及びICMP Echo(ping)を送信する。経路切り替え判定情報とは、一例として単位時間当たりの受信パケット量などである。
【0044】
その後ステップS2において、監視対象装置15からSNMP GETレスポンス及びICMP Echoリプライにより回収された経路切り替え判定情報は、判定手段5に渡される。また、監視対象装置15のTrap送信機能により予め設定された送信要件に伴うTrap送信が発生したときは、ステップS3にて経路切り替え判定情報を収集する。監視対象装置15でのTrap送信機能については、図5を用いて後述する。
【0045】
ステップS4において、判定手段5は経路切り替えのための判定を行う。判定手段5は、判定条件として予めシステム管理者から定められた判定間隔及び判定しきい値の情報を記憶している。その判定間隔に応じて、判定しきい値の情報と、監視手段6から渡された経路切り替え判定情報とを比較することにより、経路を切り替えるかどうかの判定を行う。経路を切り替える必要があるときは、その判定結果が制御手段4に渡される。経路を切り替える必要がないと判定したときは、ステップS0に処理が戻る。
上述したように、判定条件とは、回線速度、信頼性、通信量または回線コストなどによりシステム管理者が予め定めたものである。一例として、常時パケットを受信しているルータを監視対象装置15としたとき、単位時間当たりの受信パケット量を測定し、ある値を判定しきい値として定める。判定間隔で受信パケット量を測定し、判定しきい値に満たないときは、その経路を利用不可と判定して経路を切り替えるなどが考えられる。
【0046】
その後ステップS5において、第2の経路10に切り替えるために、制御手段4は判定手段5の判定に基づき送信元トンネルルータ11とLANスイッチ16の制御を実施する。具体的には、第1の経路7から第2の経路10へ切替えるとき、まず現在動作しているユニキャスト経路の数を確認する。その数が、送信元トンネルルータ11が記憶している同時に有効とするユニキャスト経路の範囲内であるとき、送信元トンネルルータ11のユニキャスト経路中継インターフェース24をON状態とする。また同時に、第3の経路18を用いてLANスイッチ16に制御情報を受け渡し、LANスイッチ16の定常送信先ルータ14側にあるインタフェースをOFF状態とする。
【0047】
このとき制御手段4は、第2の経路10からパケットを配信する送信先ネットワーク13の拠点のアドレスを制御情報として送信元トンネルルータ11へ受け渡す。なお現在動作しているユニキャスト経路の数が、同時に有効とするユニキャスト経路の数と同数のときは、送信元トンネルルータ11のユニキャスト経路中継インターフェース24をON状態にしない。また現在動作しているユニキャスト経路の数に、第2の経路10に切り替えようとする送信先ネットワーク13の数を加算した値が、同時に有効とするユニキャスト経路の数を超えるときは、その範囲内で送信先ネットワーク13へ中継される。詳しくは、上述したとおりである。
【0048】
また、第2の経路10から第1の経路7へ切替えるときは、送信元トンネルルータ11のユニキャスト経路中継インターフェース24をOFF状態とし、その後LANスイッチ16の定常送信先ルータ14側にあるインタフェースをON状態とする。このときは、第3の経路18が用いられる。
【0049】
なおステップS5において、制御手段4は、送信元トンネルルータ11のユニキャスト経路中継インターフェース24をON/OFF状態とするとき、制御情報として受け渡された送信先ネットワーク13の拠点のアドレスの数に基づき、TUN1〜TUN3をON/OFF状態とする。
【0050】
次にステップS6において、送信元トンネルルータ11は、記憶テーブル51で定めた条件に合致するパケットのみを中継し、条件に合致しないパケットは廃棄する。それにより、第2の経路10の通常の通信に影響を及ぼすことなく、条件に合致するパケットのみを中継することができる。ステップS7で、終了する。
【0051】
このように、送信元トンネルルータ11は中継するパケットの種別と帯域とを記憶テーブル51に記憶することで、パケットを選別し、パケットの優先度を付けることができる。
【0052】
なお、図5においては、SNMPとICMPの組み合わせの監視による経路制御を示しているが、監視対象装置15の経路切り替え判定情報、監視対象装置15が対応しているネットワーク管理プロトコルと最適な収集方法との選定によりSNMPのみあるいはICMPのみによる監視にて経路制御を行うこともできる。
【0053】
次に、監視対象装置15の動作について説明する。監視対象装置15は、経路制御コンピュータ1のネットワーク管理クライアントという関係になっている。つまりサーバである経路制御コンピュータ1からのSNMP GETリクエストに対して、ネットワーク管理クライアントである監視対象装置15はSNMP GETレスポンスを返し、ICMP Echoに対して、ICMP Echo リプライを返す。また、監視対象装置15に予めSNMP Trap送信機能を設定しておくとネットワーク管理クライアント側で送信要件が発生したとき、Trapにより経路切り替え判定情報を収集することができる。
【0054】
図5を用いて監視対象装置15でのSNMP Trap送信機能の処理手順を説明する。ステップS10からスタートし、ステップS11においてTrap送信機能の初期設定を行う。設定する内容は、監視する項目、判定しきい値、検出周期、Trapの送信先であり、このときはTrapの送信先を経路制御コンピュータ1と定義しておく。この監視する項目が経路切り替え判定情報となるが、一例としては、監視対象装置15が接続されている経路の通信量、物理的な状態、経路のエラー検出回数がある。
【0055】
その後、ステップS12において監視対象装置15は、設定された検出周期あるいは報告周期で監視対象装置15自体と接続されている経路を監視する。ステップS13で監視の結果、Trap送信要件が発生したと判定したときは、ステップS14に処理が移りTrapに要件を記述して、経路制御コンピュータ1へTrapを送信する。また、ステップS13においてTrap送信要件がないときは、ステップS12に戻り、検出周期に応じた監視を行う。
【0056】
なお、図4及び図5で説明した経路切り替え判定情報を収集するためのネットワーク管理プロトコルは、第1の経路7及び第3の経路18を用いて送受信される。具体的には、ICMP Echo及びICMP Echoに対するICMP Echo リプライは、第1の経路7を用いる。また、SNMP GETリクエスト及びSNMP GETリクエストに対するSNMP GETレスポンスと、Trap送信機能は、第3の経路18を用いる。
【0057】
以上説明したように、監視手段6は予め監視対象装置15としたネットワーク装置あるいはコンピュータを監視することにより、隣接関係がなくとも論理的に到達可能なネットワーク群の状態を監視することができる。
【0058】
このように本実施の形態では、回線速度、信頼性、通信量または回線コストなどが異なる第1の経路と第2の経路とにおいて、通常の経路を第1の経路とし、経路障害や予め定めた判定条件に合致する事象が発生したときに、第2の経路に切り替えるシステムを提供することができる。
【0059】
また、第2の経路に切り替えるときに、第2の経路の条件を考慮し、配信するパケットの種別、帯域の上限及び同時に有効とするユニキャスト経路の数を定め、その範囲に合致するパケットを配信するようにするため、第2の経路の通常の通信を圧迫することを抑制できる。
【0060】
さらに、経路制御コンピュータ1が監視対象装置15から経路切り替え判定情報を収集するときには、SNMP、ICMPを用いているため、汎用的なネットワーク管理プロトコルで構築することができる。
【0061】
また本実施の形態では、特定の送信先への経路を切り替えユニキャスト通信で情報を配信するときに、トンネリング手法を用いることとしたが、手法についてはこの限りではない。
【0062】
実施の形態2.
実施の形態2におけるシステム構成図は、実施の形態1で示した図1と同様である。
【0063】
本実施の形態において、判定手段5が経路切り替えのための判定を行うとき、システム管理者が回線速度により判定条件を定めたある値を判定しきい値とし、判定手段5はその判定条件を記憶している。一例として、常時パケットを受信しているルータを監視対象装置15としたとき、監視手段6がそのルータが接続されている経路の回線速度を監視し、その判定しきい値に満たないときは、判定手段5がその経路を利用不可と判定する。
【0064】
同様に、信頼性、回線コストなどを判定条件に定めたときも、ある値を判定しきい値として、その判定しきい値に満たないときは、判定手段5がその経路を利用不可とし経路を切り替える判定をすることができる。
【0065】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0066】
本発明の経路制御システムにおいては、送信先に対する情報配信の経路を切り替えることを予め定めた事象が予め定めたネットワーク上に存在する監視対象に発生しているか否かを監視することにより、経路の切り替え判定情報を収集する監視手段、経路切り替え判定情報と特定の事象の発生を判定するために予め定めた判定条件とに基づいて、経路を第1の経路から第2の経路へ変更するか否かを判定する判定手段、この判定手段で判定した経路に基づき第2の経路に情報を配信する送信元トンネルルータを備えたため、特定の事象が発生したときに経路を切り替えることができる。
【0067】
また、第1の経路はマルチキャスト通信経路であり、第2の経路はユニキャスト通信経路であって、送信元トンネルルータは、判定手段で判定した経路に基づき第2の経路にパケットを送信するとき、送信するパケットを選別し、また有効とするユニキャスト経路の数を制限するため、特定の送信先への経路を切り替えユニキャスト通信で情報を配信したときに、切り替えた経路上の通常の通信に対する圧迫を抑圧できる。
【0068】
また、判定手段の判定結果に基づき、経路を変更すると判定されたときは、第1の経路からのパケットを遮断し、変更しないと判定されたときは、第1の経路からのパケットを中継するLANスイッチを備えたため、第2の経路に切り替えるときに、第1の経路からパケットが送信されることを抑制できる。
【0069】
また、判定手段の判定結果を制御情報として出力する制御手段を備え、この制御手段は、ネットワーク管理プロトコルにて収集された経路切り替え判定情報により、送信元トンネルルータまたはLANスイッチにネットワーク管理プロトコルによる制御情報を受渡すため、汎用的なネットワーク管理プロトコルで構築することができる。
【0070】
また、判定手段は、判定条件の中に予め定められた判定しきい値を有し判定しきい値を超えるとき、経路を第1の経路から第2の経路へ変更する旨の判定をするため、第2の経路の条件に応じて、判定しきい値を定め、変更することができる。
【0071】
本発明の経路制御方法においては、経路制御手段が送信先に対する情報配信の経路を切り替えることを予め定めた事象が、予め定めたネットワーク上に存在する監視対象に発生しているか否かを監視することにより、経路の切り替え判定情報を収集するステップ、経路制御手段が経路切り替え判定情報と特定の事象の発生を判定するために予め定めた判定条件とに基づいて、経路としてマルチキャスト通信経路またはユニキャスト通信経路を選択する経路選択ステップ、経路選択ステップの選択結果に基づいて、経路選択ステップで第1の経路が選択されたときは、経路制御手段がトンネルルータからのパケットを遮断するとともに、定常経路ルータからのパケットを中継し、経路選択ステップで第2の経路が選択されたときは、トンネルルータが予め定められたパケットの種別または帯域の上限の範囲に合致するパケットを、予め定められた有効とするユニキャスト経路の数の範囲内で中継し、また経路制御手段が定常経路ルータからのパケットを遮断するステップを備えたため、特定の事象が発生したときに経路を切り替えることができる。
【0072】
本発明の経路制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムにおいては、経路制御手段が送信先に対する情報配信の経路を切り替えることを予め定めた事象が、予め定めたネットワーク上に存在する監視対象に発生しているか否かを監視することにより、経路の切り替え判定情報を収集するステップ、経路制御手段が経路切り替え判定情報と特定の事象の発生を判定するために予め定めた判定条件とに基づいて、経路としてマルチキャスト通信経路またはユニキャスト通信経路を選択する経路選択ステップ、経路選択ステップの選択結果に基づいて、経路選択ステップで第1の経路が選択されたときは、経路制御手段がトンネルルータからのパケットを遮断するとともに、定常経路ルータからのパケットを中継し、経路選択ステップで第2の経路が選択されたときは、トンネルルータが予め定められたパケットの種別または帯域の上限の範囲に合致するパケットを、予め定められた有効とするユニキャスト経路の数の範囲内で中継し、また経路制御手段が前記定常経路ルータからのパケットを遮断するステップを備えたため、特定の事象が発生したときに経路を切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の全体構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1における送信元トンネルルータ11を示す機能ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態1のシステムを示す機能ブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態1における経路制御コンピュータ1の制御処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態1における監視対象装置15でのSNMP Trap送信処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3 送信先、4 制御手段、5 判定手段、6 監視手段、7 第1の経路、10 第2の経路、11 送信元トンネルルータ、16 LANスイッチ。

Claims (5)

  1. 送信先に対する情報配信の経路を切り替えることを予め定めた事象が、予め定めたネットワーク上に存在する監視対象に発生しているか否かを監視することにより、前記経路の切り替え判定情報を収集する監視手段、
    前記経路切り替え判定情報と前記特定の事象の発生を判定するために予め定めた判定条件とに基づいて、前記経路をマルチキャスト通信経路である第1の経路からユニキャスト通信経路である第2の経路へ変更するか否かを判定する判定手段、
    前記判定手段の判定に基づき、第2の経路へ変更するとき、現在動作しているユニキャスト経路の数が、予め記憶している同時に有効とするユニキャスト経路数より少ないとき、この同時に有効とするユニキャスト経路数の範囲内で第2の経路へのインターフェースをON状態にして、第2の経路の条件に基づきパケット種別および帯域の上限を定めた中継条件により、中継条件に合致するマルチキャストパケットは第2の経路へ中継し、中継条件に合致しないマルチキャストパケットは破棄する送信元トンネルルータを備え
    ユニキャスト通信経路である第2の経路を用いて、マルチキャストパケットを送信先に配信することを特徴とする経路制御システム。
  2. 前記判定手段の判定結果を制御情報として出力する制御手段を備え、
    この制御手段は、ネットワーク管理プロトコルにて収集された前記経路切り替え判定情報により、前記送信元トンネルルータまたは前記LANスイッチにネットワーク管理プロトコルによる制御情報を受渡すことを特徴とする請求項1に記載の経路制御システム。
  3. 前記判定手段は、前記判定条件の中に予め定められた判定しきい値を有し前記判定しきい値を超えるとき、前記経路を前記第1の経路から前記第2の経路へ変更する旨の判定をすることを特徴とする請求項1又は2に記載の経路制御システム。
  4. マルチキャスト通信経路の通信を制御する定常経路ルータと、ユニキャスト通信を制御するトンネルルータと、前記定常経路ルータ及び前記トンネルルータを制御する経路制御手段とを備えた通信システムの経路制御方法であって、
    前記経路制御手段が送信先に対する情報配信の経路を切り替えることを予め定めた事象が、予め定めたネットワーク上に存在する監視対象に発生しているか否かを監視することにより、前記経路の切り替え判定情報を収集するステップ、
    前記経路制御手段が前記経路切り替え判定情報と前記特定の事象の発生を判定するために予め定めた判定条件とに基づいて、前記経路としてマルチキャスト通信経路またはユニキャスト通信経路を選択する経路選択ステップ、
    前記経路選択ステップの選択結果に基づいて、前記経路選択ステップで前記第1の経路が選択されたときは、前記経路制御手段が前記トンネルルータからのパケットを遮断するとともに、前記定常経路ルータからのパケットを中継し、前記経路選択ステップで前記第2の経路が選択されたときは、前記トンネルルータが予め定められたパケットの種別または帯域の上限の範囲に合致するパケットを、予め定められた有効とするユニキャスト経路の数の範囲内で中継し、また前記経路制御手段が前記定常経路ルータからのパケットを遮断するステップ、
    を備えたことを特徴とする経路制御方法。
  5. コンピュータに、マルチキャスト通信経路の通信を制御する定常経路ルータと、ユニキャスト通信を制御するトンネルルータと、前記定常経路ルータ及び前記トンネルルータを制御する経路制御手段とを備えた通信システムの経路制御方法を実行させるためのプログラムであって、
    前記経路制御手段が送信先に対する情報配信の経路を切り替えることを予め定めた事象が、予め定めたネットワーク上に存在する監視対象に発生しているか否かを監視することにより、前記経路の切り替え判定情報を収集するステップ、
    前記経路制御手段が前記経路切り替え判定情報と前記特定の事象の発生を判定するために予め定めた判定条件とに基づいて、前記経路としてマルチキャスト通信経路またはユニキャスト通信経路を選択する経路選択ステップ、
    前記経路選択ステップの選択結果に基づいて、前記経路選択ステップで前記第1の経路が選択されたときは、前記経路制御手段が前記トンネルルータからのパケットを遮断するとともに、前記定常経路ルータからのパケットを中継し、前記経路選択ステップで前記第2の経路が選択されたときは、前記トンネルルータが予め定められたパケットの種別または帯域の上限の範囲に合致するパケットを、予め定められた有効とするユニキャスト経路の数の範囲内で中継し、また前記経路制御手段が前記定常経路ルータからのパケットを遮断するステップ、
    を実行させるためのプログラム。
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