JP3609601B2 - Timer circuit with self-diagnosis function - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部でタイマーの値の異常を検出する自己診断機能付きタイマー回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、マイコン等に内蔵されているタイマー回路にあっては、異常動作が発生した場合に、それを検出してそのときの状態を保存するような機能を備えていなかった。このため、タイマー回路が異常動作を起こした場合には、タイマー回路の異常の検出が遅れてマイコンが誤動作するおそれがあった。一方、タイマー回路の異常が判明した場合であっても、外部からタイマー回路の異常の原因を究明するのが極めて困難であり、また、多大な時間と労力が必要になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように、マイコン等に内蔵された従来のタイマー回路にあっては、タイマー回路を含んだ装置の内部においてタイマー回路のカウント値の異常を検出して外部に知らせる機能を備えていなかった。このため、タイマー回路の異常を検出して原因を解析するのに、多大な時間と労力がかかるという不具合を招いていた。
【0004】
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、タイマー回路の異常を検出して外部に知らせる機能を内部に備えた自己診断機能付きタイマー回路を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、課題を解決する手段は、タイマーカウンタ用クロック信号に基づいてタイマーカウント動作を行うタイマーカウンタ回路と、前記タイマーカウンタ回路のカウント値を受けて保持し、自己診断機能テスト時には前記タイマーカウンタ回路の時刻(tn+1)のカウント値の正転値を保持出力する第1のインプットキャプチャ回路と、前記第1のインプットキャプチャ回路の出力を受けて、自己診断機能テスト時には前記タイマーカウンタ回路の時刻tnのカウント値の正転値を保持し反転値を出力する第2のインプットキャプチャ回路と、前記第1のインプットキャプチャ回路の時刻(tn+1)の正転値と前記第2のインプットキャプチャ回路の時刻tnの反転値を入力し、両入力の論理加算処理を行い、論理加算結果が全て“0”又は否かを検出する検出回路と、前記検出回路の検出結果が、少なくとも1ビットでも“1”がある場合に前記タイマーカウンタ回路のカウント動作が異常であることを検出し、異常が検出されると異常検出を外部に報知し、前記タイマーカウンタ回路のカウント動作を停止させ、かつ異常検出時の前記タイマーカウンタ回路の時刻(tn+1)のカウント値を前記第1のインプットキャプチャ回路に保持させ、前記タイマーカウンタ回路の時刻tnのカウント値を前記第2のインプットキャプチャ回路に保持させる制御回路とを有することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いてこの発明の一実施形態を説明する。
【0007】
図1はこの発明の一実施形態に係る自己診断機能付きタイマー回路の構成を示すブロック図である。
【0008】
図1において、この実施形態の自己診断機能付きタイマー回路は、マイコンに内蔵された例えば16ビットのタイマー回路であり、システムバス12へ読み出し又は書き込み機能を有し、タイマーカウント値をタイマーバス13に出力し、タイマーカウンタ用クロック信号(TCK)を入力する16ビットのプログラマブルタイマーカウンタ回路1と、タイマーバス12を介してプログラマブルタイマーカウンタ回路1の出力を入力データとし、キャプチャトリガ信号(ICK)を入力し、システムバス12へ読み出し可能であり、内部のキャプチャレジスタの正転データを出力する16ビットのインプットキャプチャ回路2と、インプットキャプチャ回路2の出力データを入力とし、上記と同一のキャプチャトリガ信号(ICK)を入力し、システムバス12へ読み出し可能であり、内部のキャプチャレジスタの反転データを出力する16ビットのインプットキャプチャ回路3と、インプットキャプチャ回路2の出力(時刻(tn+1)の正転データ)とインプットキャプチャ回路3の出力(時刻tnの反転データ)を入力とし、2入力論理加算処理及び加算結果を出力する16ビットの論理和ALL“0”検出回路4と、論理和ALL“0”検出回路4の出力データ(S)とシステムクロック信号の反転信号(φ1V)を入力するワイヤードNAND回路5と、ワイヤードNAND回路5の出力(CNT)のプリチャージ用のPchトランジスタ6と、ワイヤードNAND回路5の出力データ(CNT)の保持又は“1”固定出力を自己診断機能テスト信号(CNTTST)により選択可能とするFDラッチ回路7と、FDラッチ回路7の出力を入力とするセット優先のR/Sフリップフロップ(F/F)回路8と、R/Sフリップフロップ回路8の出力とメインのタイマーカウンタ用クロック信号(TCLK)のAND出力により、プログラマブルタイマーカウンタ回路1のタイマーカウンタ用クロック信号(TCK)を発生するタイマーカウンタ用クロック信号発生回路9と、セット優先のR/Sフリップフロップ回路8の出力(FFOUT)の立ち下がりエッジによりタイマー回路の異常を知らせる割込み要因(INTERR)を発生する1ショットパルス発生回路10と、メインのタイマーカウンタ用クロック信号(TCLK)又はメインのキャプチャトリガ信号(IC)を自己診断機能テスト信号(CNTTST)により選択可能なキャプチャトリガ発生回路(セレクタ回路)11を具備して構成される。
【0009】
図1に示すそれぞれの回路は、例えば図2に示すように具体的に構成される。
【0010】
また、図2に示すプログラマブルタイマーカウンタ回路1は例えば図3に示すように論理ゲートの組み合わせにより構成され、インプットキャプチャ回路2は例えば図4に示すように論理ゲートの組み合わせにより構成され、インプットキャプチャ回路3は例えば図5に示すように論理ゲートの組み合わせにより構成され、論理和ALL“0”検出回路4は例えば図6に示すように論理ゲートの組み合わせにより構成されて図7に示す真理値表(X,Y:入力、CIN:キャリー入力、S:出力、COUT:キャリー出力)にしたがって動作し、1ショットパルス発生回路10は例えば図8に示すように論理ゲートの組み合わせにより構成される。
【0011】
次に、このような構成において、図9に示す正常動作時のタイミングチャートならびに図10に示す異常動作時のタイミングチャートを参照して、自己診断動作を説明する。
【0012】
上記構成において、自己診断機能テストモード(CNTTST=“1”)時に、通常モードで使用されるインプットキャプチャ回路2、3は、タイマーカウンタ回路1の出力の(tn+1)時のカウンタ値とtn時のカウンタ値を保持する。自己診断機能テストモード時のキャプチャトリガー信号(ICK)は、セレクタ回路11により選択されたメインのタイマーカウンタ用クロック信号(TCLK)を使用する。更に、上記(tn+1)時の正転値とtn時の反転値の論理加算を論理和ALL“0”検出回路4で行い、16ビットの論理和=ALL“0”であれば、正常+1カウント動作と判断し、一方16ビットの論理和が1ビットでも“1”有り時は、異常カウンタ動作と判断する。
【0013】
下記に、論理和ALL“0”検出回路4の一動作例を示す。
【表1】
【表2】
【0014】
上記の判断結果に基づいて、セット優先のR/Sフリップフロップ回路8の出力(FFOUT)レベルを決定する。ワイヤードNAND回路5の出力CNT=“1”時は、FFOUT=“1”となりタイマーカウンタ正常動作であることを示し、一方CNT=“0”時は、FFOUT=“0”となりタイマーカウンタ異常動作であることを示す。セット優先R/Sのフリップフロップ回路8の出力レベルによりクロックの動作/停止の判断を行い、FFOUT=“1”時はタイマーカウンタクロックの動作イネーブル(Eable)となり、FFOUT=
“0”時はタイマーカウンタクロックの動作ディセーブル(Disable)となる。
【0015】
タイマーカウンタクロックの動作ディセーブル時は、図10のタイミングチャートに示す如くタイマーカウンタ用クロック信号は停止すると共に、インプットキャプチャ回路2、3には、異常動作カウント前後のカウンタ値が保持される。また、異常動作発生時には、異常動作を外部(CPU等)に知らせるために、割込み要因(INTERR)が1ショットパルス発生回路10から発生される。
【0016】
このような構成を採用することにより、タイマーカウンタ動作の正常動作/異常動作が容易に確認できる。また、タイマーカウンタ回路1の異常動作時には、タイマーカウンタ用クロック信号が停止すると共に、割込み要因が発生するため、CPUにタイマーカウンタ異常動作を知らせることができる。更に、タイマーカウンタ異常動作時のカウンタ値を保持しているため、タイマーカウンタ異常動作解析が容易となり、高信頼性のタイマー回路を提供できる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、タイマーカウンタ回路の時刻tnと(tn+1)の値を論理演算した結果に基づいてカウンタ動作の異常を検出する機能を内蔵するようにしたので、タイマーカウンタ動作の正常動作/異常動作が容易に確認できる。又、タイマーカウンタ回路の異常動作時には、タイマーカウンタクロックが停止すると共に、外部にタイマーカウンタ異常動作を知らせることができる。更に、タイマーカウンタ異常動作時のカウンタ値を保持しているため、タイマーカウンタ異常動作解析が容易となり、高信頼性なタイマー回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る自己診断機能付きタイマー回路の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すタイマー回路の具体的な回路構成を示す図である。
【図3】図2に示す回路の具体的な回路構成を示す図である。
【図4】図2に示す回路の具体的な回路構成を示す図である。
【図5】図2に示す回路の具体的な回路構成を示す図である。
【図6】図2に示す回路の具体的な回路構成を示す図である。
【図7】図6に示す回路の真理値表を示す図である。
【図8】図2に示す回路の具体的な回路構成を示す図である。
【図9】タイマー回路の正常動作時のタイミングチャートを示す図である。
【図10】タイマー回路の異常動作時のタイミングチャートを示す図である。
【符号の説明】
1 プログラマブルタイマーカウンタ回路
2,3 インプットキャプチャ回路
4 論理和ALL“0”検出回路
5 ワイヤードNAND回路
6 トランジスタ
7 FDラッチ回路
8 RSF/F回路
9 タイマーカウンタ用クロック信号発生回路
10 1ショットパルス発生回路
11 キャプチャトリガ発生回路
12 システムバス
13 タイマーバス[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a timer circuit with a self-diagnosis function that internally detects an abnormality in a timer value.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a timer circuit built in a microcomputer or the like does not have a function of detecting an abnormal operation and storing the state at that time when an abnormal operation occurs. For this reason, when the timer circuit malfunctions, the detection of the malfunction of the timer circuit may be delayed and the microcomputer may malfunction. On the other hand, even when the abnormality of the timer circuit is found, it is extremely difficult to investigate the cause of the abnormality of the timer circuit from the outside, and much time and labor are required.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, the conventional timer circuit built in the microcomputer or the like did not have a function of detecting an abnormality in the count value of the timer circuit and notifying the outside inside the apparatus including the timer circuit. . For this reason, it has caused a problem that it takes a lot of time and labor to detect the abnormality of the timer circuit and analyze the cause.
[0004]
Accordingly, the present invention has been made in view of the above, and an object of the present invention is to provide a timer circuit with a self-diagnosis function having a function of detecting an abnormality of the timer circuit and notifying the outside of the timer circuit. It is in.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, means for solving the problems includes a timer counter circuit that performs a timer count operation based on a clock signal for a timer counter, receives and holds the count value of the timer counter circuit, and performs a self-diagnostic function test. Sometimes the timer counter circuit receives a first input capture circuit that holds and outputs the normal rotation value of the count value at time (tn + 1) and the output of the first input capture circuit, and the timer counter is used during a self-diagnostic function test. A second input capture circuit that holds the normal value of the count value at the time tn of the circuit and outputs an inverted value; the normal value at the time (tn + 1) of the first input capture circuit; and the second input capture. Input the inverted value of the time tn of the circuit, perform logical addition processing of both inputs, A detection circuit that detects whether the calculation results are all “0” or not, and if the detection result of the detection circuit is “1” even at least 1 bit, it is detected that the count operation of the timer counter circuit is abnormal When an abnormality is detected, the abnormality detection is notified to the outside, the count operation of the timer counter circuit is stopped, and the count value at the time (tn + 1) of the timer counter circuit at the time of abnormality detection is the first input. And a control circuit for holding the count value at the time tn of the timer counter circuit in the second input capture circuit.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0007]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a timer circuit with a self-diagnosis function according to an embodiment of the present invention.
[0008]
In FIG. 1, the timer circuit with a self-diagnosis function of this embodiment is a 16-bit timer circuit built in the microcomputer, for example, has a read or write function to the
[0009]
Each circuit shown in FIG. 1 is specifically configured, for example, as shown in FIG.
[0010]
Further, the programmable
[0011]
Next, in such a configuration, the self-diagnosis operation will be described with reference to the timing chart during normal operation shown in FIG. 9 and the timing chart during abnormal operation shown in FIG.
[0012]
In the above configuration, in the self-diagnostic function test mode (CNTTST = “1”), the
[0013]
An example of the operation of the logical sum ALL “0”
[Table 1]
[Table 2]
[0014]
Based on the determination result, the output (FFOUT) level of the set priority R / S flip-
When “0”, the timer counter clock operation is disabled.
[0015]
When the operation of the timer counter clock is disabled, the timer counter clock signal is stopped as shown in the timing chart of FIG. 10, and the
[0016]
By adopting such a configuration, normal / abnormal operation of the timer counter operation can be easily confirmed. Further, when the
[0017]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, since the function of detecting an abnormality in the counter operation based on the result of logical operation of the values of the time tn and (tn + 1) of the timer counter circuit is incorporated, the timer counter Normal operation / abnormal operation can be easily confirmed. When the timer counter circuit operates abnormally, the timer counter clock is stopped and the timer counter abnormal operation can be notified to the outside. Further, since the counter value at the time of abnormal operation of the timer counter is held, it is easy to analyze the abnormal operation of the timer counter, and it is possible to provide a highly reliable timer circuit.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a timer circuit with a self-diagnosis function according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a specific circuit configuration of the timer circuit shown in FIG. 1;
FIG. 3 is a diagram showing a specific circuit configuration of the circuit shown in FIG. 2;
4 is a diagram showing a specific circuit configuration of the circuit shown in FIG. 2;
FIG. 5 is a diagram showing a specific circuit configuration of the circuit shown in FIG. 2;
6 is a diagram showing a specific circuit configuration of the circuit shown in FIG. 2. FIG.
7 is a diagram showing a truth table of the circuit shown in FIG. 6; FIG.
FIG. 8 is a diagram showing a specific circuit configuration of the circuit shown in FIG. 2;
FIG. 9 is a timing chart during normal operation of the timer circuit.
FIG. 10 is a timing chart during abnormal operation of the timer circuit.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記タイマーカウンタ回路のカウント値を受けて保持し、自己診断機能テスト時には前記タイマーカウンタ回路の時刻(tn+1)のカウント値の正転値を保持出力する第1のインプットキャプチャ回路と、
前記第1のインプットキャプチャ回路の出力を受けて、自己診断機能テスト時には前記タイマーカウンタ回路の時刻tnのカウント値の正転値を保持し反転値を出力する第2のインプットキャプチャ回路と、
前記第1のインプットキャプチャ回路の時刻(tn+1)の正転値と前記第2のインプットキャプチャ回路の時刻tnの反転値を入力し、両入力の論理加算処理を行い、論理加算結果が全て“0”又は否かを検出する検出回路と、
前記検出回路の検出結果が、少なくとも1ビットでも“1”がある場合に前記タイマーカウンタ回路のカウント動作が異常であることを検出し、異常が検出されると異常検出を外部に報知し、前記タイマーカウンタ回路のカウント動作を停止させ、かつ異常検出時の前記タイマーカウンタ回路の時刻(tn+1)のカウント値を前記第1のインプットキャプチャ回路に保持させ、前記タイマーカウンタ回路の時刻tnのカウント値を前記第2のインプットキャプチャ回路に保持させる制御回路と
を有することを特徴とする自己診断機能付きタイマー回路。A timer counter circuit for performing a timer count operation based on the timer counter clock signal;
A first input capture circuit that receives and holds the count value of the timer counter circuit and holds and outputs the normal rotation value of the count value at the time (tn + 1) of the timer counter circuit during a self-diagnostic function test;
A second input capture circuit that receives the output of the first input capture circuit, holds a normal rotation value of the count value at the time tn of the timer counter circuit and outputs an inverted value during a self-diagnostic function test;
The normal value at the time (tn + 1) of the first input capture circuit and the inverted value of the time tn of the second input capture circuit are input, and logical addition processing of both inputs is performed. A detection circuit for detecting whether or not,
When the detection result of the detection circuit is “1” even at least 1 bit, it is detected that the count operation of the timer counter circuit is abnormal, and when abnormality is detected, the abnormality detection is notified to the outside, The count operation of the timer counter circuit is stopped, and the count value at the time (tn + 1) of the timer counter circuit at the time of abnormality detection is held in the first input capture circuit, and the count value at the time tn of the timer counter circuit is set. A timer circuit with a self-diagnosis function, comprising: a control circuit held by the second input capture circuit.
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JPH11239055A JPH11239055A (en) | 1999-08-31 |
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