JP3607803B2 - Method and apparatus for treating melting furnace exhaust gas - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、溶融炉から排出される排ガスの処理に関し、特に、焼却灰を溶融する溶融炉から排出される排ガス中の煤塵及び酸性ガスを除去する排ガス処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の溶融炉から排出される排ガスの処理装置を図2に示す。図2において、溶融炉1では、焼却灰を溶融し、煤塵を含む排ガス6を排出する。排ガス6をガス冷却室2等で冷却した後、排ガス中の酸性ガス等と反応させるために、排ガスに消石灰の粉体8を吹き込む。そして、バグフィルタ、電気集塵機等の集塵装置3が排ガス中の溶融飛灰10aを捕集する。この溶融飛灰10aには、溶融炉1で発生した煤塵と、消石灰の粉体8とが含まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
都市ゴミや都市ゴミを燃焼した焼却灰には、Pb、Zn等の非鉄重金属が含まれているので、溶融炉1から排出される排ガス6中の煤塵には、非鉄重金属が含まれることになる。そして、集塵装置3が捕集する溶融飛灰10aには、煤塵に起因する非鉄重金属も含まれている。
【0004】
従って、この溶融飛灰を廃棄物として処理する場合には、例えばキレート剤処理のように重金属の溶出を防止するための薬剤処理を行わなければならなかった。また、焼却炉の排ガス中に含まれている焼却飛灰と比較して、溶融炉の排ガス中に含まれている溶融飛灰は、重金属の濃度が高いため、多量の薬剤と多額の処理費用が必要とされていた。
【0005】
一方、この溶融飛灰を非鉄金属原料として使用する場合には、消石灰が含まれているため、溶融飛灰中の重金属濃度が低くなり、非鉄金属原料として使用することができなかった。例えば、都市ごみ中に多く含まれるPb、Znに代表すると、経済的に有価鉱産物を回収しうる最低濃度は、それぞれ3.0%、2.5%と言われている。しかし、溶融飛灰中のPb、Znの濃度は、消石灰が含まれているため、これよりも低く、酸や水洗による抽出処理又は高温揮散分離などの濃縮を行っても有価物として回収できない場合があった。なお、焼却炉で都市ゴミを燃焼した場合には、排ガス中に含まれている焼却飛灰の非鉄重金属の濃度は低いので、そもそも回収する価値がない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記従来技術の問題点を解消し、特別な濃縮過程を通さず、また、特別な薬品を使用することなく、非鉄金属原料として精錬可能な煤塵を得ることができる、溶融炉の排ガスの処理方法と装置を提供することを課題とする。
【0007】
本発明の第1の側面では、溶融炉から排出される排ガスを処理する方法であって、排ガス中に含まれ、かつ、非鉄重金属を含有する煤塵を第1集塵装置により除去する工程と、煤塵を除去した排ガス中に含まれる酸性ガスを除去するために、アルカリ性薬剤を添加する工程と、非鉄重金属が実質的に含まれていない、前記アルカリ性薬剤を除去する工程と、を有することを特徴とする溶融炉排ガスの処理方法。
【0008】
本発明において、前記第1集塵装置で捕集した煤塵には、3.0重量%以上のPb又は2.5重量%以上のZnが含まれていることが好ましい。
【0009】
更に、添加する前記アルカリ性薬剤が粉体であり、前記粉体を第2集塵装置で除去することが好ましい。
【0010】
更になお、前記第1集塵装置又は前記第2集塵装置が、バグフィルタ又は電気集塵機であることが好ましい。
【0011】
更に、前記アルカリ性薬剤が消石灰又は石灰を含有することが好ましい。
【0012】
本発明の第2の側面では、溶融炉と、前記溶融炉から排出される排ガス中に含まれ、かつ、非鉄重金属を含有する煤塵を除去する第1集塵装置と、煤塵を除去した排ガス中に含まれる酸性ガスを除去するために、粉体となっているアルカリ性薬剤を添加する供給機と、非鉄重金属が実質的に含まれていない、前記アルカリ性薬剤を除去する第2集塵装置と、有することを特徴とする溶融炉排ガスの処理装置が提供される。
【0013】
本発明において、前記第1集塵装置が、耐熱性エンジニアリングプラスチック、金属又はセラミックからなるろ布を有するバグフィルタであることが好ましい。
【0014】
本発明では、アルカリ性薬剤を添加する前に、集塵装置により排ガス中の煤塵を除去するので、この煤塵に含まれる非鉄金属の濃度を高くすることができ、この煤塵そのものが非鉄金属原料として有効に再利用することができる。
【0015】
また、煤塵を除去した後に、排ガス中の酸性ガスを除去するので、回収されたアルカリ性薬剤は、重金属を含まず、重金属に関する特別な中間処理が不要となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明の溶融炉から排出される排ガスの処理装置の構成図を示す。図1において、1は溶融炉、2はガス冷却装置、3は前段の集塵装置、4は後段の集塵装置である。
【0017】
溶融炉1は、灰等の比重が小さいものを溶融させることにより、その体積を減少させるものである。典型的には、焼却炉の焼却灰、焼却炉の排ガス中に含まれる焼却飛灰等が処理される。図1では、灰5が供給孔から溶融炉1に導入され、熱源により加熱されることにより、溶融炉1の内部で順次溶融される。熱源としては、例えば、電力であり、プラズマ式の溶融炉を用いることができる。また、焼却炉で発生する不完全燃焼ガスを燃焼させる方式もある。溶融炉1の内部の溶融物は、例えば、図示されていない排出口より排出され、次いで、冷却することにより、固化する。この固化物の体積が、供給された灰の体積と比べて減少しているのである。
【0018】
溶融炉1から排出される排ガス6は、ガス冷却装置2により、集塵装置3に導入される温度まで冷却される。排ガス6は、150℃〜550℃まで冷却されることが好ましい。一実施態様では、160℃〜230℃まで冷却されることが好ましく、他の実施態様では、400℃〜550℃まで冷却されることが好ましい。以下、何れの実施態様であっても、共通する事項について説明する。
【0019】
集塵装置3により、排ガス中に含まれる煤塵7を除去する。集塵装置3としては、バグフィルタ又は電気集塵機が好ましく、バグフィルタが更に好ましい。煤塵7には、非鉄重金属が多く含まれており、捕集された煤塵7は煤塵貯留設備にて貯蔵され、適宜精錬を行う設備に送られる。集塵装置3で捕集した煤塵には、3.0重量%以上のPb又は2.5重量%以上のZnが含まれていることが好ましい。また、この煤塵には、4.0重量%以上のPb又は3.5重量%以上のZnが含まれていることが更に好ましく、5.0重量%以上のPb又は4.0重量%以上のZnが含まれていることが更になお好ましい。
【0020】
その後、煤塵を除去した排ガス中に含まれる酸性ガスが更に除去される。まず、アルカリ性薬剤8、好ましくは粉体となっているアルカリ性薬剤を排ガスに添加する。例えば、市販されている粉体等の供給機を用いることができる。そして、このアルカリ性薬剤を除去する。アルカリ性薬剤が粉体の場合には、この粉体を集塵装置4で除去することが好ましい。集塵装置4としては、バグフィルター、電気集塵機を好適に用いることができる。
【0021】
集塵装置4により回収された粉体10には、重金属が含まれていないので、特別の処理をすることなく再利用することができる。例えば、消石灰(主成分はCa(OH)である。)、石灰(主成分はCaOである)等のアルカリ性カルシウム化合物を粉体として添加した場合には、回収された粉体は、セメント原料として再利用することができる。
【0022】
後段の集塵装置4から排出される排ガス9は、誘引送風機又は更に他の酸性ガス除去装置を通り排出される。
【0023】
以下、ガス冷却装置2が、排ガス6を400℃〜550℃まで冷却する実施態様について説明する。かかる場合には、集塵装置3が、耐熱性エンジニアリングプラスチック、金属又はセラミックからなるろ布を有するバグフィルタであることが好ましい。これらの材料からなるろ布は、排ガス6の温度が400℃〜550℃、好ましくは、400℃〜500℃であっても、充分な機械的強度、耐久性等を有するからである。金属質のろ布としては、例えば、メッシュ状のステンレス鋼が用いられる。セラミック質のろ布としては、例えば、多孔質アルミナが用いられる。排ガスの温度がこのような高温の場合には、集塵機がコンパクトになる。
【0024】
集塵装置3から排出された排ガスに対して、導入孔より冷却空気11が導入され、排ガスを冷却する。好ましくは、排ガスを160℃〜230℃まで冷却する。これにより、後段の集塵装置4には、特別の耐熱性が要求されず、コストを低減することができる。
【0025】
なお、導入孔より冷却空気11を導入する代わりに、ガス冷却装置を用いてもよい。また、ガス冷却装置2で排ガス6の温度を200℃前後まで冷却している場合などには、導入孔を設けなくてもよい。
【0026】
【実施例】
以下、本発明を実施例により説明する。ただし、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
【0027】
実施例では、図1の本発明の溶融炉から排出される排ガスの処理装置を用いた。また、比較例として、図2の従来の溶融炉から排出される排ガスの処理装置を用いた。実施例及び比較例では、後段のバグフィルタ4の有無のみが異なり、それ以外の要素は同じものを用いた。なお、実施例でも比較例でも、冷却空気11は導入されていない。
【0028】
溶融炉1としては、プラズマ式灰溶融炉(設備出力150kW、最大処理量150kg/h)を用いた。
【0029】
灰5としては、都市ゴミを焼却炉で燃焼させた後の焼却灰を100kg/hrで溶融炉1に供給した。この焼却灰の成分は、表1に示す通りである。
【0030】
【表1】

Figure 0003607803
【0031】
また、電力を溶融炉に供給し、空気中でアーク放電させることにより、10000K以上の高温のプラズマガス流を発生させた。このプラズマガス流により、1400℃の炉内温度で、焼却灰を溶融した。
【0032】
ガス冷却装置2では、冷却空気によって、排ガス6を約200℃に冷却した。
【0033】
前段の集塵装置3としては、耐熱温度550℃の耐熱性ろ布のバグフィルタを使用した。一方、後段の集塵装置4としては、耐熱温度250℃のバグフィルタを使用した。
【0034】
アルカリ性薬剤として、粉体の特号消石灰を300g/hで添加した。
【0035】
この結果を表2に示す。
【0036】
【表2】
Figure 0003607803
【0037】
表1で、実施例では、図1の前段の集塵装置3で捕集された溶融飛灰7中の濃度を示す。比較例では、図2の集塵装置3で捕集された溶融飛灰中10aの濃度を示す。
【0038】
本発明では、溶融飛灰中のPb及びZn濃度が顕著に向上し、再利用することができるようになった。
【0039】
このように、本発明によれば、これまで薬剤処理し最終処分場に廃棄していた溶融飛灰を再利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶融炉から排出される排ガスの処理装置の一実施態様を示す全体構成図である。
【図2】従来の溶融炉から排出される排ガスの処理装置の全体構成図である。
【符号の説明】
1:溶融炉、2:ガス冷却装置、3:前段の集塵装置としてのバグフィルタ、4:後段の集塵装置としてのバグフィルタ、5:灰、6:排ガス、7:溶融煤塵、8:粉体アルカリ性薬剤、9:処理ガス、10:回収された粉体アルカリ性薬剤、11:冷却空気[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to treatment of exhaust gas discharged from a melting furnace, and more particularly to an exhaust gas treatment method and apparatus for removing soot and acid gas in exhaust gas discharged from a melting furnace for melting incineration ash.
[0002]
[Prior art]
An apparatus for treating exhaust gas discharged from a conventional melting furnace is shown in FIG. In FIG. 2, in the melting furnace 1, the incineration ash is melted and exhaust gas 6 containing dust is discharged. After the exhaust gas 6 is cooled in the gas cooling chamber 2 or the like, slaked lime powder 8 is blown into the exhaust gas in order to react with the acid gas or the like in the exhaust gas. And dust collectors 3, such as a bag filter and an electric dust collector, collect molten fly ash 10a in exhaust gas. The molten fly ash 10 a contains dust generated in the melting furnace 1 and slaked lime powder 8.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Since municipal waste and incinerated ash that burns municipal waste contain non-ferrous heavy metals such as Pb and Zn, soot in the exhaust gas 6 discharged from the melting furnace 1 contains non-ferrous heavy metals. . And the molten fly ash 10a which the dust collector 3 collects also contains the nonferrous heavy metal resulting from soot dust.
[0004]
Therefore, when this molten fly ash is treated as waste, a chemical treatment for preventing elution of heavy metals, such as chelating agent treatment, has to be performed. Compared with incineration fly ash contained in incinerator exhaust gas, molten fly ash contained in melting furnace exhaust gas has a high concentration of heavy metals, so a large amount of chemicals and large processing costs Was needed.
[0005]
On the other hand, when this molten fly ash is used as a non-ferrous metal raw material, since slaked lime is contained, the concentration of heavy metals in the molten fly ash is low, and cannot be used as a non-ferrous metal raw material. For example, when represented by Pb and Zn contained in a large amount in municipal waste, the minimum concentrations at which valuable mineral products can be recovered economically are said to be 3.0% and 2.5%, respectively. However, the concentration of Pb and Zn in the molten fly ash contains slaked lime, so it is lower than this, and it cannot be recovered as a valuable resource even after concentration such as extraction by acid or water washing or high-temperature volatilization separation. was there. In addition, when municipal waste is burned in an incinerator, the concentration of nonferrous heavy metals in the incineration fly ash contained in the exhaust gas is low, so it is not worth collecting in the first place.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention solves the above-mentioned problems of the prior art, does not go through a special concentration process, and can use a special chemical to obtain fine dust that can be refined as a non-ferrous metal raw material. It is an object to provide an exhaust gas treatment method and apparatus.
[0007]
According to a first aspect of the present invention, there is provided a method for treating exhaust gas discharged from a melting furnace, the step of removing dust contained in the exhaust gas and containing non-ferrous heavy metals with a first dust collector, In order to remove the acid gas contained in the exhaust gas from which the dust has been removed, the method has a step of adding an alkaline agent and a step of removing the alkaline agent that is substantially free of non-ferrous heavy metals. A melting furnace exhaust gas treatment method.
[0008]
In the present invention, it is preferable that the dust collected by the first dust collector contains 3.0% by weight or more of Pb or 2.5% by weight or more of Zn.
[0009]
Furthermore, it is preferable that the alkaline chemical to be added is a powder, and the powder is removed by a second dust collector.
[0010]
Furthermore, it is preferable that the first dust collector or the second dust collector is a bag filter or an electric dust collector.
[0011]
Furthermore, it is preferable that the said alkaline chemical | medical agent contains slaked lime or lime.
[0012]
In the second aspect of the present invention, a melting furnace, a first dust collector that removes soot and dust contained in the exhaust gas discharged from the melting furnace and containing non-ferrous heavy metals, and in the exhaust gas from which soot is removed In order to remove the acidic gas contained in the feeder, a feeder for adding the alkaline chemical in powder form, a second dust collector for removing the alkaline chemical that is substantially free of non-ferrous heavy metals, An apparatus for treating exhaust gas from a melting furnace is provided.
[0013]
In the present invention, the first dust collector is preferably a bag filter having a filter cloth made of heat resistant engineering plastic, metal or ceramic.
[0014]
In the present invention, the dust in the exhaust gas is removed by the dust collector before the alkaline chemical is added. Therefore, the concentration of the nonferrous metal contained in the dust can be increased, and the dust itself is effective as a nonferrous metal raw material. Can be reused.
[0015]
In addition, since the acidic gas in the exhaust gas is removed after removing the dust, the recovered alkaline chemical does not contain heavy metal, and a special intermediate treatment for heavy metal is not necessary.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In FIG. 1, the block diagram of the processing apparatus of the waste gas discharged | emitted from the melting furnace of this invention is shown. In FIG. 1, 1 is a melting furnace, 2 is a gas cooling device, 3 is a pre-stage dust collector, and 4 is a post-stage dust collector.
[0017]
The melting furnace 1 reduces the volume by melting a thing with small specific gravity, such as ash. Typically, the incineration ash of the incinerator, the incineration fly ash contained in the exhaust gas of the incinerator, and the like are processed. In FIG. 1, the ash 5 is introduced into the melting furnace 1 from the supply hole and heated by a heat source to be sequentially melted inside the melting furnace 1. The heat source is, for example, electric power, and a plasma melting furnace can be used. There is also a method of burning incomplete combustion gas generated in an incinerator. The melt in the melting furnace 1 is discharged from, for example, a discharge port (not shown), and then solidified by cooling. This volume of solidified material is reduced compared to the volume of ash supplied.
[0018]
The exhaust gas 6 discharged from the melting furnace 1 is cooled by the gas cooling device 2 to a temperature introduced into the dust collector 3. The exhaust gas 6 is preferably cooled to 150 ° C. to 550 ° C. In one embodiment, it is preferably cooled to 160 ° C to 230 ° C, and in another embodiment, it is preferably cooled to 400 ° C to 550 ° C. Hereinafter, common matters will be described in any of the embodiments.
[0019]
The dust collector 3 removes the dust 7 contained in the exhaust gas. As the dust collector 3, a bag filter or an electric dust collector is preferable, and a bag filter is more preferable. The dust 7 contains a lot of non-ferrous heavy metals, and the collected dust 7 is stored in a dust storage facility and sent to a facility for refining as appropriate. The dust collected by the dust collector 3 preferably contains 3.0% by weight or more of Pb or 2.5% by weight or more of Zn. Further, it is more preferable that 4.0% by weight or more of Pb or 3.5% by weight or more of Zn is contained in this soot, and 5.0% by weight or more of Pb or 4.0% by weight or more of Zn. It is still more preferable that Zn is contained.
[0020]
Thereafter, the acidic gas contained in the exhaust gas from which the dust is removed is further removed. First, the alkaline chemical 8, preferably an alkaline chemical in powder form, is added to the exhaust gas. For example, a commercially available powder feeder can be used. And this alkaline chemical | medical agent is removed. When the alkaline chemical is a powder, it is preferable to remove the powder with the dust collector 4. As the dust collector 4, a bag filter or an electric dust collector can be suitably used.
[0021]
Since the powder 10 collected by the dust collector 4 does not contain heavy metal, it can be reused without any special treatment. For example, when an alkaline calcium compound such as slaked lime (main component is Ca (OH) 2 ) or lime (main component is CaO) is added as a powder, the recovered powder is used as a cement raw material. Can be reused as
[0022]
The exhaust gas 9 discharged from the subsequent dust collector 4 is discharged through an induction blower or another acid gas removing device.
[0023]
Hereinafter, an embodiment in which the gas cooling device 2 cools the exhaust gas 6 to 400 ° C. to 550 ° C. will be described. In such a case, the dust collector 3 is preferably a bag filter having a filter cloth made of heat resistant engineering plastic, metal or ceramic. This is because the filter cloth made of these materials has sufficient mechanical strength and durability even when the temperature of the exhaust gas 6 is 400 ° C. to 550 ° C., preferably 400 ° C. to 500 ° C. As the metallic filter cloth, for example, mesh-like stainless steel is used. As the ceramic filter cloth, for example, porous alumina is used. When the temperature of the exhaust gas is such a high temperature, the dust collector becomes compact.
[0024]
With respect to the exhaust gas discharged from the dust collector 3, the cooling air 11 is introduced from the introduction hole to cool the exhaust gas. Preferably, the exhaust gas is cooled to 160 ° C to 230 ° C. Thereby, special heat resistance is not requested | required of the dust collector 4 of a back | latter stage, and cost can be reduced.
[0025]
A gas cooling device may be used instead of introducing the cooling air 11 from the introduction hole. Moreover, when the temperature of the exhaust gas 6 is cooled to around 200 ° C. by the gas cooling device 2, the introduction hole may not be provided.
[0026]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described with reference to examples. However, the present invention is not limited to the following examples.
[0027]
In the examples, the treatment apparatus for exhaust gas discharged from the melting furnace of the present invention shown in FIG. 1 was used. Further, as a comparative example, a treatment apparatus for exhaust gas discharged from the conventional melting furnace of FIG. 2 was used. In the example and the comparative example, only the presence or absence of the post-stage bag filter 4 is different, and the other elements are the same. Note that the cooling air 11 is not introduced in either the example or the comparative example.
[0028]
As the melting furnace 1, a plasma ash melting furnace (equipment output 150 kW, maximum throughput 150 kg / h) was used.
[0029]
As the ash 5, the incineration ash after burning municipal waste in the incinerator was supplied to the melting furnace 1 at 100 kg / hr. The components of this incineration ash are as shown in Table 1.
[0030]
[Table 1]
Figure 0003607803
[0031]
Moreover, electric power was supplied to the melting furnace and arc discharge was performed in the air to generate a high-temperature plasma gas flow of 10,000 K or more. The incinerated ash was melted at a furnace temperature of 1400 ° C. by this plasma gas flow.
[0032]
In the gas cooling device 2, the exhaust gas 6 was cooled to about 200 ° C. by cooling air.
[0033]
As the pre-stage dust collector 3, a bag filter of heat resistant filter cloth having a heat resistant temperature of 550 ° C. was used. On the other hand, a bag filter having a heat resistant temperature of 250 ° C. was used as the subsequent dust collector 4.
[0034]
As an alkaline agent, powdered special slaked lime was added at 300 g / h.
[0035]
The results are shown in Table 2.
[0036]
[Table 2]
Figure 0003607803
[0037]
In Table 1, in an Example, the density | concentration in the molten fly ash 7 collected with the dust collector 3 of the front | former stage of FIG. 1 is shown. In a comparative example, the density | concentration of 10a in the molten fly ash collected with the dust collector 3 of FIG. 2 is shown.
[0038]
In the present invention, the Pb and Zn concentrations in the molten fly ash are remarkably improved and can be reused.
[0039]
Thus, according to the present invention, the molten fly ash that has been treated with chemicals and discarded at the final disposal site can be reused.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall configuration diagram showing an embodiment of an apparatus for treating exhaust gas discharged from a melting furnace according to the present invention.
FIG. 2 is an overall configuration diagram of a treatment apparatus for exhaust gas discharged from a conventional melting furnace.
[Explanation of symbols]
1: melting furnace, 2: gas cooling device, 3: bag filter as a pre-stage dust collector, 4: bag filter as a post-stage dust collector, 5: ash, 6: exhaust gas, 7: molten dust, 8: Powder alkaline chemical, 9: treatment gas, 10: recovered powder alkaline chemical, 11: cooling air

Claims (4)

溶融炉から排出される溶融炉排ガスを処理する方法であって、
該溶融炉排ガスを第1集塵装置に通過させて、該溶融炉排ガス中の非鉄重金属を含有する煤塵を第1集塵装置に捕集させて、該溶融炉排ガスから非鉄重金属を含有する煤塵を除去し、
非鉄重金属を含有する煤塵を除去した後の溶融炉排ガスに、アルカリ性薬剤を添加して、該溶融炉排ガス中の酸性ガスを除去し、
非鉄重金属を含有する煤塵及び酸性ガスを除去した後の該溶融炉排ガスを第2集塵装置に通過させて、該溶融炉排ガス中の残存アルカリ性薬剤を捕集させて、該溶融炉排ガスからアルカリ性薬剤を除去し、
第1集塵装置に捕集させた非鉄重金属を回収して精錬し、
第2集塵装置に捕集させたアルカリ性薬剤を回収して再利用することを特徴とする方法。
A method for treating a melting furnace exhaust gas discharged from a melting furnace,
The melting furnace exhaust gas is passed through a first dust collector, soot dust containing non-ferrous heavy metals in the melting furnace exhaust gas is collected by the first dust collector, soot dust containing non-ferrous heavy metals from the melting furnace exhaust gas Remove
To the melting furnace exhaust gas after removing dust containing non-ferrous heavy metals, an alkaline chemical is added to remove acid gas in the melting furnace exhaust gas,
The melting furnace exhaust gas after removal of soot and acid gas containing nonferrous heavy metals is passed through a second dust collector to collect residual alkaline chemicals in the melting furnace exhaust gas, Remove the drug,
Nonferrous heavy metals collected by the first dust collector are collected and refined,
A method of collecting and reusing the alkaline chemicals collected by the second dust collector.
前記アルカリ性薬剤が粉体である請求項1に記載の方法。The method of claim 1, wherein the alkaline agent is a powder. 溶融炉と、
溶融炉の下流側に位置づけられ、溶融炉から排出される排ガス中の非鉄重金属を含有する煤塵を捕集する第1集塵装置と、
第1集塵装置の下流側に位置づけられ、第1集塵装置により非鉄重金属が除去された排ガスに、粉体アルカリ性薬剤を添加する粉体アルカリ性薬剤供給機と、
粉体アルカリ性薬剤供給機の下流側に位置づけられ、粉体アルカリ性薬剤を捕集する第2集塵装置と、
を備え、第1集塵装置に捕集させた非鉄重金属を回収し、第2集塵装置に捕集させた粉体アルカリ性薬剤を回収することを特徴とする溶融炉排ガス処理装置。
A melting furnace,
A first dust collector that is positioned downstream of the melting furnace and collects dust containing non-ferrous heavy metals in the exhaust gas discharged from the melting furnace;
A powder alkaline chemical feeder for adding a powder alkaline chemical to the exhaust gas that is positioned downstream of the first dust collector and from which the nonferrous heavy metals have been removed by the first dust collector;
A second dust collecting device, which is positioned downstream of the powder alkaline chemical supply machine and collects the powder alkaline chemical;
And a non-ferrous heavy metal collected by the first dust collector and recovering the powder alkaline chemicals collected by the second dust collector.
前記第1集塵装置が、耐熱性エンジニアリングプラスチック、金属またはセラミックからなるろ布を有するバグフィルタであることを特徴とする請求項3に記載の溶融炉排ガス処理装置。The melting furnace exhaust gas treatment apparatus according to claim 3, wherein the first dust collector is a bag filter having a filter cloth made of heat-resistant engineering plastic, metal, or ceramic.
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