JP3607700B1 - バックアップ・リカバリシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、バックアップ対象データの盗難による情報の漏えい、すり替えによる情報の改ざん、破壊による情報の消失等を防止するバックアップ・リカバリシステムを提供すること。
【解決手段】バックアップをとるデータSから、1個では復元できず、2個集めることによりデータSを復元可能で、かつ、暗号化された3個の分散データP1、P2、P3を作成するMPU21と、互いに異なる箇所に設けられ、分散データP1、P2、P3をそれぞれ個別に保管する保管部51、52,53とを有し、分散データP1、P2、P3は、それぞれ、PC2から搬送され、個別に記録媒体4に格納された状態で、保管部51、52、53に保管されることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、バックアップ・リカバリシステムに関するものである。
保管対象データ(電子データ)のバックアップをとり、必要に応じてそのデータの復元を行うシステムであるバックアップ・リカバリシステムが知られている(例えば、特許文献1、2および3参照)。
従来のバックアップ・リカバリシステムは、保管対象データを、そのまま1つのメディア(記録媒体)に格納し、そのメディアを倉庫等の保管場所まで移動し、必要に応じて保管、返却、廃棄などを行っていた。
しかしながら、このような従来のバックアップ・リカバリシステムでは、搬送の際や保管中に、盗難による情報の漏えいや消失、すり替えによるデータの改竄、破壊による消失等の恐れがあるためセキュリティを強化する必要がある。また、保管の対象が電子データであるため、第三者による複製が容易であり、返却や廃棄の際にも監視の元に行う必要があった。
特開2001−356945号公報 特開2003−532167号公報 特開平6−250906号公報
本発明の目的は、バックアップ対象データの盗難による情報の漏えい、すり替えによる情報の改ざん、破壊による情報の消失等を防止するバックアップ・リカバリシステムを提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(7)の本発明により達成される。
(1) バックアップをとるバックアップ対象データから、秘密分散法を用いて4つ以上の暗号化されたデータを作成し、該作成された4つ以上のデータのうちの異なるm個(2≦m≦n−1)のデータを組み合わせて、1個では復元できず、k個(2≦k≦n−1)集めることにより前記バックアップ対象データを復元可能で、かつ、暗号化されたn個(nは4以上の整数)の分散データを作成する分散データ作成手段と、
互いに異なる箇所に設けられ、前記各分散データを1個ずつ保管するn個の保管部とを有し、
前記各分散データは、それぞれ、ネットワークを介して個別に搬送元から搬送され、個別に所定の記録媒体に格納された状態で、前記各保管部に保管されることを特徴とするバックアップ・リカバリシステム。
(2) さらに、前記保管部に保管されている前記各分散データを少なくともk個用いて前記バックアップ対象データを復元する復元手段を有する上記(1)に記載のバックアップ・リカバリシステム。
(3) バックアップをとるバックアップ対象データから、秘密分散法を用いて4つ以上の暗号化されたデータを作成し、該作成された4つ以上のデータのうちの異なるm個(2≦m≦n−1)のデータを組み合わせて、1個では復元できず、k個(2≦k≦n−1)集めることにより前記バックアップ対象データを復元可能で、かつ、暗号化されたn個(nは4以上の整数)の分散データを作成する分散データ作成手段と、
互いに異なる箇所に設けられ、前記各分散データをk−1個以下の所定個保管するt個(4≦t≦n)の保管部とを有し、
前記各分散データは、それぞれ、搬送元から搬送され、個別に所定の記録媒体に格納された状態で、前記各保管部に保管されることを特徴とするバックアップ・リカバリシステム。
(4) さらに、前記保管部に保管されている前記各分散データを少なくともk個用いて前記バックアップ対象データを復元する復元手段を有する上記(3)に記載のバックアップ・リカバリシステム。
(5) 前記各分散データは、それぞれ、個別に搬送される上記(3)または(4)に記載のバックアップ・リカバリシステム。
(6) 前記各分散データは、それぞれ、k−1個以下の所定個毎に個別に搬送される上記(3)または(4)に記載のバックアップ・リカバリシステム。
(7) 前記各分散データは、それぞれ、前記各保管部に保管される分散データ毎に個別に搬送される上記(3)または(4)に記載のバックアップ・リカバリシステム。
本発明によれば、バックアップ対象データの盗難による情報の漏えい、すり替えによる情報の改ざん、破壊による情報の消失等を容易かつ確実に防止することができる。
以下、本発明のバックアップ・リカバリシステムを添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明のバックアップ・リカバリシステムの第1実施形態を模式的に示す図、図2は、図1に示すバックアップ・リカバリシステムのバックアップ動作を説明するフローチャート、図3は、図1におけるバックアップ・リカバリシステムのリカバリ動作を説明するフローチャート、図4は、第1実施形態の分散処理を示すフローチャート、図5は、第1実施形態の復元処理を示すフローチャートである。
図1に示すように、バックアップ・リカバリシステム1は、データS(バックアップ対象データ)に対して暗号化を行って複数の分散データを作成し、各分散データを個別に搬送して倉庫5に保管し、必要に応じて各分散データを個別に倉庫5から搬送し、復号化を行ってデータSを復元するシステムであり、搬送元に設けられたPC(パーソナルコンピュータ)2と、メディア(記録媒体)4と、倉庫5と、搬送手段7とを有している。以下、これらの各構成要素について順次説明する。
PC2は、MPU(制御手段)21と、データSや、分散データP1、P2、P3等各種のデータを格納する機能を備える記憶部22とを有している。なお、分散データに関しては後述する。
MPU21は、データSを記憶部22から読み出す機能およびデータSを記憶部22に書き込む機能や、データSから各分散データを作成する機能や、作成された各分散データを、それぞれ、別個のメディア4に書き込んだり、メディア4から各分散データを読み込んだりする機能や、作成された分散データからデータSを復元する機能等を備えるものである。このMPU21により、分散データ作成手段および復元手段の主要部が構成される。
メディア4は、作成された各分散データが個別に格納されるものである。このメディア4としては、特に限定されないが、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク(CD−ROM/R/RW、DVD−ROM、DVD−R/RW、DVD−RAM等)、光磁気ディスク(MO,MD等)、磁気記憶媒体(HDD、FD、磁気テープ等)、半導体メモリ(MS、SDカード等のフラッシュメモリ、FeRAM等)などの可搬型記録媒体、あるいはこれらの組み合わせによるコンピュータ読み取り、書き込み可能な記録媒体等が挙げられる。
搬送手段7は、メディア4をPC2から倉庫5に搬送する(移動させる)ものである。搬送手段7としては、特に限定されないが、例えば、電車、トラック、飛行機、船、バイク等が挙げられ、これらのうちの1つを用いてもよく、または2つ以上を組み合わせて用いても良い。
倉庫5は、メディア4を保管する保管部51、52、53を有している。
保管部51、52、53は、それぞれ倉庫5内の互いに異なる箇所に設けられており、搬送された各メディア4は、保管部51、52、53に個別に(1個ずつ)保管される。 なお、保管にあたっては、第三者が、どのメディア4にどの分散データが含まれているのかがわからないように保管する、または、どのメディア4と、どのメディア4とを組み合わせれば復元可能かわからないように保管するのが好ましい。
次に、本実施形態のバックアップ・リカバリシステム1の動作(作用)を図2および図3を用いて説明する。
データSのバックアップをとる際には、MPU21が、まず、記憶部22からデータSを読み出す(ステップS11)。次に、MPU21は、分散処理を行いデータSから分散データP1、P2、P3を作成する(ステップS12)。次に、作成された分散データP1、P2、P3は、それぞれ個別のメディア4、4、4に記録(保存)される(ステップS13)。次に、これらの各メディア4は、搬送手段7により、それぞれ個別に倉庫5に搬送される(ステップS14)。倉庫5に搬送された各メディア4は、それぞれ、保管部51、52、53に個別に保管される(ステップS15)。以上でバックアップの動作が完了する。
そして、データSのリカバリの際には、倉庫5に保管されている3つのメディア4(分散データP1、P2、P3)のうちのいずれか2つが取り出され、搬送手段7によりPC2に搬送される(ステップS21)。次に、MPU21が、各メディア4の読み込みを行う(ステップS22)。その後、MPU21が、復元処理を行い分散データP1、P2、P3からデータSを作成(復元)する(ステップS23)。次に、作成されたデータSをPC2の記憶部22に格納する(ステップS24)。以上でリカバリの動作が完了する。なお、分散処理および復元処理に関しては後に詳述する。
<分散データの説明>
本実施形態においては、分散データの作成方法として秘密分散法を用いている。ここで秘密分散法とは、1つの秘密情報(secret)(本実施形態ではデータS)を複数の分散データ(シェア)に分散して管理する方法である。
以下具体的に説明すると、この秘密情報をg個(但し、gは2以上の整数)の分散データ(シェア)に分散符号化し、任意の分散データをk(2≦k≦n−1)個集めると、元の秘密情報を復元することができるが、分散データをk−1個以下集めても元の秘密情報を復元することができない。また、分散データ(シェア)の1つ1つをみても秘密情報の部分的な情報はわからないようになっている。このとき分散データPi(i=1,2,...,g)は、秘密情報Cと素数qおよび乱数r(j=1,2,...,k−1)を用いてk−1次の、下記の多項式(1)から式(2)のように表せる。また、このときxは、同じ値を含まない。
Pi=f(x) (i=1,2,...,g) (1)
f(x)=C+rx+r+...+rk−1k−1 (mod q) (2)
ここでmodは剰余を示す。
これらの式を用いて秘密分散法の原理を説明すると以下のようになる。
式(1)において、y=f(x)とすると、秘密情報Cは、y軸切片を示している。式(1)は、k−1次の多項式なので、分散データPi(i=1,2,...,g)が、k個集まると、k個の座標点から多項式y=f(x)が一意に求まる。しかし、分散データをk−1個集めただけでは、k−1個の座標点しかわからず、多項式が一意に求まらないので、全てのy軸切片を通る可能性がある。そのため秘密情報Cが分からない。
従って、データSから1個では復元できず、k個(2≦k≦n−1)集めることによりデータSを復元可能で、かつ、暗号化されたn個(nは3以上の整数)の分散データを作成し、保管することができる。
また、以上の秘密分散法を用いることにより、作成された各分散データそれぞれによる、部分的な情報の漏えいを好適に防止することができる。
以下、図4および図5を用いて、本実施形態の分散処理および復元処理について説明する。
分散処理では、MPU21が、まず、3つの分散データのうち2つの分散データが集まると一意に求まる多項式を作成するため、切片C(データS)を通る1次式
y=C+ax (3)
を決定する(ステップSA1)。次に、式(3)のなす直線を通る(直線上の)3点P1、P2、P3を決定する(ステップSA2)。この3点を、分散データP1、P2、P3とする(ステップSA3)。以降、ステップS13に戻って引き続き処理を行う。
次に、復元処理では、MPU21が、メディア4から読み込まれた分散データP1、P2、P3のうちのいずれか2つを用いて式(3)を求める演算を行う(ステップSA4)。
これにより、式(3)が一意に求まり、切片C(データS)が求める。
以上説明したように、このバックアップ・リカバリシステム1によれば、搬送中または保管中に分散データP1、P2、P3のうちの、いずれか1つが消失したり、改ざんされたりして場合においても、残りの2つの分散データを用いてデータSを作成(復元)することが可能であるため、データSの改ざんや、消失等を好適に防止することができる。
また、搬送中または保管中に分散データP1、分散データP2および分散データP3のうちの、いずれか1つが盗難にあった場合においても、情報の漏えいを確実に防止することができる。
また、分散データ自体が高いセキュリティ性を保持するため、搬送や保管を簡易に行うことができ、コストを低減することができる。
また、例えば、倉庫5にて保管している分散データP1、P2、P3を廃棄するときにも、第三者に内容を確認されることなく容易かつ確実に廃棄を行うことができる。
また、本実施形態では、分散データP1、P2、P3を、それぞれ1つの倉庫5に保管したが、それに限られず、例えば、それぞれ別個の倉庫に保管してもよい。
また、本実施形態では、データSのリカバリの際に倉庫5に保管されている3つのメディア4(分散データP1、P2、P3)のうちのいずれか2つが取り出され、搬送手段7によりPC2に搬送されたが、それに限られず、例えば、3つのメディア4、4、4全てが取り出され、搬送手段7によりPC2に搬送されてもよい。
次に、本発明のバックアップ・リカバリシステムの第2実施形態について説明する。
図6は、第2実施形態の仮データと分散データとの関係を示す図、図7は、第2実施形態の分散データを作成するための式を示す図、図8は、第2実施形態の分散処理を示すフローチャート、図9は、第2実施形態の復元処理を示すフローチャートである。
以下、第2実施形態のバックアップ・リカバリシステム1について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第2実施形態のバックアップ・リカバリシステム1は、分散処理および復元処理が異なっていること以外は、前述した第1実施形態と同様である。
本実施形態では、第1実施形態で述べた秘密分散法を用いて、データSから仮データw1、w2、w3を作成し、仮データw1、w2、w3うちの異なる2つを集積して(組み合わせて)互いに異なる分散データP1、P2、P3を作成する。
このような、組み合わせのパターンの一例として、本実施形態では図6に示すように、仮データw1およびw2を組み合わせて分散データP1を作成し、仮データw2およびw3を組み合わせて分散データP2を作成し、仮データw1およびw3を組み合わせて分散データP3を作成する。
以下、仮データw1、w2、w3の作成方法について説明する。
まず、第1実施形態にて述べた式(2)に基づいて、図7に示すように、本実施形態では切片C(データS)を通る2次式
f(x)=C+ax+bx(b≠0) (4)
を決定し、式(4)のなす曲線を通る(曲線上の)3点w1(x1、y1)、w2(x2、y2)、w3(x3、y3)を決定する。そして、決定したw1、w2、w3を各々仮データとする。
これにより、いずれか2つでは、2次式を特定することができず、3つ集まることにより、2次式(5)の解が求まる仮データw1、w2、w3が決定される。
次に、本実施形態の分散処理および復元処理を図8および図9を用いて説明する。
分散処理では、まず、データSから3つの仮データw1、w2、w3を作成する(ステップS31)。次に、仮データw1、w2、w3うちの異なる2つを集積して分散データP1、P2、P3を作成する(ステップS32)。以降、ステップS13に戻って引き続き処理を行う。
そして、復元処理では、MPU21が、各メディア4から読み込まれた分散データP1、P2、P3のうちの2つを用いて仮データw1、w2、w3を作成する(ステップS33)。次に、仮データw1、w2、w3からデータSを作成する(ステップS34)。以降、ステップS24に戻って引き続き処理を行う。
このバックアップ・リカバリシステム1によれば、前述した第1実施形態のバックアップ・リカバリシステム1と同様の効果が得られる。
次に、本発明のバックアップ・リカバリシステムの第3実施形態について説明する。
図10は、第3実施形態の分散処理を示すフローチャート、図11は、第3実施形態の復元処理を示すフローチャートである。
以下、第3実施形態のバックアップ・リカバリシステム1について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第3実施形態のバックアップ・リカバリシステム1は、分散処理および復元処理において、共通鍵暗号方式を用いてデータSの暗号化および復号化を行っている点が異なっている。
ここで、共通鍵暗号方式とは、暗号化と復号化とに同じ鍵(共通鍵)を使う方式をいう。
以下、本実施形態の分散処理および復元処理を図10および図11を用いて説明する。
分散処理では、まず、データSを3つに分割して分割データS1、S2、S3を作成する(ステップS41)。次に、第2実施形態にて述べたように、分割データS1、S2、S3のうちの異なる2つを集積して集積データD1、D2、D3を作成する(ステップS42)。次に、集積データD1、D2、D3をそれぞれ異なる共通鍵(K1、K2、K3)で暗号化して分散データP1、P2、P3を作成する(ステップS43)。以降、ステップS13に戻って引き続き処理を行う。
なお、本実施形態の各分割データから各集積データを、それぞれ作成するときの集積のパターンは、第2実施形態の各仮データから各分散データを、それぞれ作成するときの集積のパターンと同様である。
そして、復元処理では、各メディア4から読み込まれた分散データP1、P2、P3のうちのいずれか2つを、それぞれに対応する共通鍵K1、K2、K3で復号化して集積データD1、D2、D3を作成する(ステップS44)。次に、復号された集積データD1、D2、D3からデータSを作成(復元)する(ステップS45)。以降、ステップS24に戻って引き続き処理を行う。
このバックアップ・リカバリシステム1によれば、前述した第1実施形態のバックアップ・リカバリシステム1と同様の効果が得られる。
そして、このバックアップ・リカバリシステム1では、暗号化と復号化とに共通鍵を用いるため、高速な処理が可能となる。
次に、本発明のバックアップ・リカバリシステムの第4実施形態について説明する。
図12は、第4実施形態の分散処理を示すフローチャート、図13は、第4実施形態の復元処理を示すフローチャートである。
以下、第4実施形態のバックアップ・リカバリシステム1について、前述した第3実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第4実施形態のバックアップ・リカバリシステム1は、分散処理および復元処理において公開鍵(秘密鍵)暗号方式を用いてデータSの暗号化および復号化を行っている点が異なっている。
ここで、公開鍵暗号方式とは、鍵作成者はペアになる鍵を1組作る。そして1つを公開(公開鍵)し、もう1つ(秘密鍵)は自分で保管する。この公開鍵暗号方式には次のような特徴がある。
(1)秘密鍵で暗号化したものは公開鍵で復号化できる。
(2)公開鍵で暗号化したものは秘密鍵によってのみ復号化できる。
従って、公開鍵にて暗号化された各分散データは、秘密鍵によってのみ復号化が可能となるというものである。
以下、本実施形態の分散処理および復元処理を図12および図13を用いて説明する。
分散処理では、まず、データSを3つに分割して分割データS1、S2、S3を作成する(ステップS51)。次に、分割データS1、S2、S3のうちの異なる2つを集積して3つの集積データD1、D2、D3を作成する(ステップS52)。次に、その集積データD1、D2、D3をそれぞれ異なる公開鍵(PK1、PK3、PK3)で暗号化して分散データP1、P2、P3を作成する(ステップS53)。以降、ステップS13に戻って引き続き処理を行う。
そして、復元処理では、各メディア4から読み込まれた分散データP1、P2、P3のうちのいずれか2つを、それぞれ対応する秘密鍵SK1、SK2、SK3で復号化して分散データD1、D2、D3を作成する(ステップS54)。次に、復号された集積データD1、D2、D3からデータSを作成する(ステップS55)。以降、ステップS24に戻って引き続き処理を行う。
このバックアップ・リカバリシステム1によれば、前述した第3実施形態のバックアップ・リカバリシステム1と同様の効果が得られる。
そして、このバックアップ・リカバリシステム1では、一方の鍵で暗号化したものは,もう一方の鍵でしか復号化出来ないため、より確実にデータSの漏えいを防止することができる。
次に、本発明のバックアップ・リカバリシステムの第5実施形態について説明する。
図14は、第5実施形態の分散処理を示すフローチャート、図15は、第5実施形態の復元処理を示すフローチャートである。
以下、第5実施形態のバックアップ・リカバリシステム1について、前述した第3実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第5実施形態のバックアップ・リカバリシステム1は、分散処理および復元処理が異なっていること以外は、前述した第3実施形態と同様である。
以下、本実施形態の分散処理および復元処理を図14および図15を用いて説明する。
分散処理では、まず、データSを3つに分割して分割データS1、S2、S3を作成する(ステップS61)。次に、その分割データS1、S2、S3を共通鍵K1、K2、K3で暗号化して中間データF1、F2、F3を作成する(ステップS62)。次に、中間データF1、F2、F3のうちの異なる2つを集積して3つの分散データP1、P2、P3を作成する(ステップS63)。以降、ステップS13に戻って引き続き処理を行う。
なお、本実施形態の各中間データから各分散データを、それぞれ作成するときの集積のパターンは、第2実施形態の各仮データから各分散データを、それぞれ作成するときの集積のパターンと同様である。
そして、復元処理では、各メディア4から読み込まれた分散データP1、P2、P3のうちの2つを用いて、中間データF1、F2、F3を作成する(ステップS64)。その後、作成された中間データF1、F2、F3を、それぞれに対応する共通鍵K1、K2、K3で復号化して分割データS1、S2、S3を作成する(ステップS65)。次に、復号された分割データS1、S2、S3からデータSを作成する(ステップS66)。以降、ステップS24に戻って引き続き処理を行う。
このバックアップ・リカバリシステム1によれば、前述した第3実施形態のバックアップ・リカバリシステム1と同様の効果が得られる。
次に、本発明のバックアップ・リカバリシステムの第6実施形態について説明する。
図16は、第6実施形態の分散処理を示すフローチャート、図17は、第6実施形態の復元処理を示すフローチャートである。
以下、第6実施形態のバックアップ・リカバリシステム1について、前述した第5実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第6実施形態のバックアップ・リカバリシステム1は、分散処理および復元処理において公開鍵(秘密鍵)暗号方式を用いてデータSの暗号化および復号化を行っている点が異なっていること以外は、前述した第5実施形態と同様である。
以下、本実施形態の分散処理および復元処理を図16および図17を用いて説明する。
分散処理では、まず、データSを3つに分割して分割データS1、S2、S3を作成する(ステップS71)。次に、その分割データS1、S2、S3を公開鍵(PK1、PK2、PK3)で暗号化して中間データF1、F2、F3を作成する(ステップS72)。次に、中間データF1、F2、F3うちの異なる2つを集積して3つの分散データP1、P2、P3を作成する(ステップS73)。以降、ステップS13に戻って引き続き処理を行う。
そして、復元処理では、各メディア4から読み込まれた分散データP1、P2、P3のうちの2つを用いて、中間データF1、F2、F3を作成する(ステップS74)。その後、作成された中間データF1、F2、F3を、それぞれに対応する秘密鍵(SK1、SK2、SK3)で復号化して分割データS1、S2、S3を作成する(ステップS75)。次に、復号された分割データS1、S2、S3からデータSを作成する(ステップS76)。以降、ステップS24に戻って、引き続き処理を行う。
このバックアップ・リカバリシステム1によれば、前述した第5実施形態のバックアップ・リカバリシステム1と同様の効果が得られる。
次に、本発明のバックアップ・リカバリシステムの第7実施形態について説明する。
図18は、第7実施形態の分散処理を示すフローチャート、図19は、第7実施形態の復元処理を示すフローチャートである。
以下、第7実施形態のバックアップ・リカバリシステム1について、前述した第5実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第7実施形態のバックアップ・リカバリシステム1は、分散処理および復元処理が異なっていること以外は、前述した第5実施形態と同様である。
以下、本実施形態の分散処理および復元処理を図18および図19を用いて説明する。
分散処理では、まず、データSを共通鍵K1で暗号化して暗号化データE1を作成する(ステップS161)。次に、暗号化データE1を3つに分割して暗号化分割データES1、ES2、ES3を作成する(ステップS162)。次に、暗号化分割データE1、E2、E3のうちの異なる2つを集積して3つの分散データP1、P2、P3を作成する(ステップS163)。以降、ステップS13に戻って引き続き処理を行う。
なお、本実施形態の各暗号化分割データから各分散データを、それぞれ作成するときの集積のパターンは、第2実施形態の各仮データから各分散データを、それぞれ作成するときの集積のパターンと同様である。
そして、復元処理では、各メディア4から読み込まれた分散データP1、P2、P3のうちの2つを用いて、暗号化分割データES1、ES2、ES3を作成する(ステップS164)。次に、作成された暗号化分割データES1、ES2、ES3から暗号化データE1を作成する(ステップS165)その後、暗号化データE1を共通鍵K1で復号化してデータSを作成する(ステップS166)。以降、ステップS24に戻って引き続き処理を行う。
このバックアップ・リカバリシステム1によれば、前述した第5実施形態のバックアップ・リカバリシステム1と同様の効果が得られる。
次に、本発明のバックアップ・リカバリシステムの第8実施形態について説明する。
図20は、第8実施形態の分散処理を示すフローチャート、図21は、第8実施形態の復元処理を示すフローチャートである。
以下、第8実施形態のバックアップ・リカバリシステム1について、前述した第7実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第8実施形態のバックアップ・リカバリシステム1は、分散処理および復元処理が異なっていること以外は、前述した第7実施形態と同様である。
以下、本実施形態の分散処理および復元処理を図20および図21を用いて説明する。
分散処理では、まず、データSを公開鍵PK1で暗号化して暗号化データE1を作成する(ステップS171)。次に、暗号化データE1を3つに分割して暗号化分割データES1、ES2、ES3を作成する(ステップS172)。次に、暗号化分割データE1、E2、E3のうちの異なる2つを集積して3つの分散データP1、P2、P3を作成する(ステップS173)。以降、ステップS13に戻って引き続き処理を行う。
そして、復元処理では、各メディア4から読み込まれた分散データP1、P2、P3のうちの2つを用いて、暗号化分割データES1、ES2、ES3を作成する(ステップS174)。次に、作成された暗号化分割データES1、ES2、ES3から暗号化データE1を作成する(ステップS175)。その後、暗号化データE1を秘密鍵SK1で復号化してデータSを作成する(ステップS176)。以降、ステップS24に戻って引き続き処理を行う。
このバックアップ・リカバリシステム1によれば、前述した第7実施形態のバックアップ・リカバリシステム1と同様の効果が得られる。
次に、本発明のバックアップ・リカバリシステムの第9実施形態について説明する。
図22は、本発明のバックアップ・リカバリシステムの第9実施形態を模式的に示す図、図23は、図22に示すバックアップ・リカバリシステムのバックアップ動作を示すフローチャート、図24は、図22に示すバックアップ・リカバリシステムのリカバリ動作を示すフローチャート、図25は、第9実施形態の分散処理を示すフローチャート、図26は、第9実施形態の復元処理を示すフローチャートである。
以下、第9実施形態のバックアップ・リカバリシステム1について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第9実施形態のバックアップ・リカバリシステム1は、2個集めることによりデータSを復元可能で、かつ、暗号化された4個の分散データを作成する点が異なっている。
本実施形態の倉庫5は、4つの保管部51、52、53、54を有している。
以下、本実施形態のバックアップ・リカバリシステム1の動作(作用)を図23および図24を用いて説明する。
データSのバックアップをとる際には、MPU21が、まず、記憶部22からデータSを読み出す(ステップS211)。次に、MPU21は、分散処理を行い分散データP1、P2、P3、P4を作成する(ステップS212)。次に、図22に示すように、作成された分散データP1、P2、P3、P4は、それぞれ個別のメディア4、4、4、4に記録(保存)される(ステップS213)。次に、これらの各メディア4は、搬送手段7により、それぞれ個別に倉庫5に搬送される(ステップS214)。倉庫5に搬送された各メディア4は、それぞれ、保管部51、52、53、54に個別に保管される(ステップS215)。以上でバックアップの動作が完了する。
そして、データSのリカバリの際には、倉庫5に保管されている各メディア4(分散データP1、P2、P3、P4)のうちのいずれか2つが取り出され、搬送手段7によりPC2に搬送される(ステップS221)。次に、MPU21が、搬送されたメディア4、4の読み込みを行う(ステップS222)。その後、MPU21は、復元処理を行ってデータSを作成(復元)する(ステップS223)。次に、作成されたデータSをPC2の記憶部22に格納する(ステップS224)。以上でリカバリの動作が完了する。
以下、前述した秘密分散法を用いた本実施形態の分散処理および復元処理について図25および図26を用いて説明する。
分散処理では、MPU21が、まず、切片C(データS)を通る1次式
y=C+ax (5)
を決定する(ステップSC1)。次に、式(5)のなす直線を通る4点P1、P2、P3、P4を決定する(ステップSC2)。この4点を、分散データP1、P2、P3、P4とする(ステップSC3)。以降、ステップS213に戻って引き続き処理を行う。
そして、復元処理では、MPU21が、分散データP1、P2、P3、P4のうちのいずれか2つを用いて式(5)を求める演算を行う(ステップSC4)。以降、ステップS224に戻って引き続き処理を行う。
これにより式(5)が一意に求まり、切片C(データS)が求まる。
このバックアップ・リカバリシステム1によれば、前述した第1実施形態のバックアップ・リカバリシステム1と同様の効果が得られる。
次に、本発明のバックアップ・リカバリシステムの第10実施形態について説明する。
図27は、本実施形態の分散データと仮データとの関係を示す図、図28は、第10実施形態の分散データを作成するための式を示す図、図29は、第10実施形態の分散処理を示すフローチャート、図30は、第10実施形態の復元処理を示すフローチャートである。
以下、第10実施形態のバックアップ・リカバリシステム1について、前述した第9実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第10実施形態のバックアップ・リカバリシステム1は、分散処理および復元処理が異なっていること以外は、前述した第9実施形態と同様である。
本実施形態の分散処理では、第1実施形態で述べた秘密分散法を用いて、データSから仮データw1、w2、w3、w4を作成し、仮データw1、w2、w3、w4のうちの異なる3つを集積して分散データP1、P2、P3、P4を作成する。
前述した集積のパターンの一例として、本実施形態では図27に示すように、仮データw2、w3、w4を集積して分散データP1を作成し、仮データw1、w3、w4を集積して分散データP2を作成し、仮データw1、w2、w4を集積して分散データP3を作成し、仮データw1、w2、w3を作成する。
以下、仮データw1、w2、w3、w4の作成方法について説明する。
MPU21は、第1実施形態にて述べた式(2)に基づいて、図28に示すように、本実施形態では切片C(データS)を通る3次式
y=C+ax+bx+dx(d≠0) (6)
を決定し、式(6)のなす曲線を通る4点w1(x1、y1)、w2(x2、y2)、w3(x3、y3)、w4(x4、y4)を決定する。そして、決定したw1、w2、w3、w4を各々仮データとする。これにより、いずれか3つでは、3次式を特定することができず、4つ集まることにより、3次式(6)の解が求まる仮データw1、w2、w3、w4が決定される。
次に、本実施形態の分散処理および復元処理を図29および図30を用いて説明する。
分散処理では、まず、データSから4つの仮データw1、w2、w3、w4を作成する(ステップS131)。次に、仮データw1、w2、w3、w4うちの異なる2つを集積して分散データP1、P2、P3、P4を作成する(ステップS132)。以降、ステップS213に戻って引き続き処理を行う。
そして、復元処理では、各メディア4から読み込まれた分散データP1、P2、P3、P4のうちの2つを用いて仮データw1、w2、w3、w4を作成する(ステップS133)。次に、仮データw1、w2、w3、w4からデータSを作成する(ステップS134)。以降、ステップS224に戻って引き続き処理を行う。
このバックアップ・リカバリシステム1によれば、前述した第9実施形態のバックアップ・リカバリシステム1と同様の効果が得られる。
次に、本発明のバックアップ・リカバリシステムの第11実施形態について説明する。
図31は、第11実施形態の分散処理を示すフローチャート、図32は、第11実施形態の復元処理を示すフローチャートである。
以下、第11実施形態のバックアップ・リカバリシステム1について、前述した第9実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第11実施形態のバックアップ・リカバリシステム1は、分散処理および復元処理において、共通鍵暗号方式を用いてデータSの暗号化および復号化を行っている点が異なっている。
以下、本実施形態の分散処理および復元処理を図31および図32を用いて説明する。
分散処理では、まず、データSを4つに分割して分割データS1、S2、S3、S4を作成する(ステップS81)。次に、分割データS1、S2、S3、S4うちの異なる3つを集積して集積データD1、D2、D3、D4を作成する(ステップS82)。次に、その集積データD1、D2、D3、D4に対して、それぞれ異なる共通鍵暗号方式を用いて作成した共通鍵(K1、K2、K3、K4)で暗号化して分散データP1、P2、P3、P4を作成する(ステップS83)。以降、ステップS213に戻って引き続き処理を行う。
なお、本実施形態の各分割データから各集積データを作成するときの集積のパターンは、第10実施形態の各仮データから各分散データを作成するときの集積のパターンと同様である。
そして、復元処理では、各メディア4から読み込まれた分散データP1、P2、P3、P4のうちのいずれか2つを、それぞれ対応する共通鍵(K1、K2、K3、K4)で復号化して集積データD1、D2、D3、D4を作成する(ステップS84)。次に、復号された集積データD1、D2、D3、D4からデータSを作成する(ステップS85)。以降、ステップS224に戻って引き続き処理を行う。
このバックアップ・リカバリシステム1によれば、前述した第9実施形態のバックアップ・リカバリシステム1と同様の効果が得られる。
そして、このバックアップ・リカバリシステム1では、暗号化と復号化とに共通鍵を用いるため、高速な処理が可能となる。
次に、本発明のバックアップ・リカバリシステムの第12実施形態について説明する。
図33は、第12実施形態の分散処理を示すフローチャート、図34は、第12実施形態の復元処理を示すフローチャートである。
以下、第12実施形態のバックアップ・リカバリシステム1について、前述した第11実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第12実施形態のバックアップ・リカバリシステム1は、分散処理および復元処理において公開鍵(秘密鍵)暗号方式を用いてデータSの暗号化および復号化を行っている点が異なっている。
以下、本実施形態の分散処理および復元処理を図33および図34を用いて説明する。
分散処理では、まず、データSを4つに分割して分割データS1、S2、S3、S4を作成する(ステップS91)。次に、分割データS1、S2、S3、S4うちのいずれか3つの異なる組み合わせを集積して集積データD1、D2、D3、D4を作成する(ステップS82)。次に、その分割データD1、D2、D3、D4に対して、それぞれ公開鍵(PK1、PK3、PK3、PK4)で暗号化して分散データP1、P2、P3を作成する(ステップS93)。以降、ステップS213に戻って引き続き処理を行う。
そして、復元処理では、各メディア4から読み込まれた分散データP1、P2、P3、P4のうちのいずれか2つを、それぞれ対応する秘密鍵SK1、SK2、SK3、SK4で復号化して集積データD1、D2、D3、D4を作成する(ステップS94)。次に、復号された集積データD1、D2、D3、D4からデータSを作成する(ステップS95)。以降、ステップS224に戻って引き続き処理を行う。
このバックアップ・リカバリシステム1によれば、前述した第11実施形態のバックアップ・リカバリシステム1と同様の効果が得られる。
そして、このバックアップ・リカバリシステム1では、一方の鍵で暗号化したものは,もう一方の鍵でしか復号化出来ないため、より確実にデータSを保護することができる。
次に、本発明のバックアップ・リカバリシステムの第13実施形態について説明する。
図35は、第13実施形態の分散処理を示すフローチャート、図36は、第13実施形態の復元処理を示すフローチャートである。
以下、第13実施形態のバックアップ・リカバリシステム1について、前述した第11実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第13実施形態のバックアップ・リカバリシステム1は、分散処理および復元処理が異なっていること以外は、前述した第11実施形態と同様である。
以下、本実施形態の分散処理および復元処理を図35および図36を用いて説明する。
分散処理では、まず、データSから4つの分割データS1、S2、S3、S4を作成する(ステップS101)。次に、その分割データS1、S2、S3、S4をそれぞれ異なる共通鍵(K1、K2、K3、K4)で暗号化して中間データF1、F2、F3、F4を作成する(ステップS102)。次に、中間データF1、F2、F3、F4のうちの異なる2つを集積して3つの分散データP1、P2、P3、P4を作成する(ステップS103)。以降、ステップS213に戻って引き続き処理を行う。
なお、本実施形態の各中間データから各分散データを作成するときの集積のパターンは、第10実施形態の各仮データから各分散データを作成するときの集積のパターンと同様である。
そして、復元処理では、各メディア4から読み込まれた分散データP1、P2、P3、P4のうちの2つを用いて、中間データF1、F2、F3、F4を作成する(ステップS104)。その後、作成された中間データF1、F2、F3、F4を、それぞれに対応する共通鍵K1、K2、K3、K4で復号化してデータS1、S2、S3、S4を作成する(ステップS105)。次に、復号された分割データS1、S2、S3、S4からデータSを作成する(ステップS106)。以降、ステップS224に戻って引き続き処理を行う。
このバックアップ・リカバリシステム1によれば、前述した第11実施形態のバックアップ・リカバリシステム1と同様の効果が得られる。
次に、本発明のバックアップ・リカバリシステムの第14実施形態について説明する。
図37は、第14実施形態の分散処理を示すフローチャート、図38は、第14実施形態の復元処理を示すフローチャートである。
以下、第14実施形態のバックアップ・リカバリシステム1について、前述した第12実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第14実施形態のバックアップ・リカバリシステム1は、分散処理および復元処理が異なっていること以外は、前述した第12実施形態と同様である。
以下、本実施形態の分散処理および復元処理を図37および図38を用いて説明する。
分散処理では、まず、データSから4つの分割データS1、S2、S3、S4を作成する(ステップS111)、次に、分割データS1、S2、S3、S4を、それぞれ異なる公開鍵暗号方式を用いて作成した公開鍵(PK1、PK2、PK3、PK4)で暗号化して中間データF1、F2、F3、F4を作成する(ステップS112)。次に、中間データF1、F2、F3、F4のうちの異なる2つを集積して3つの分散データP1、P2、P3、P4を作成する(ステップS113)。以降、ステップS213に戻って引き続き処理を行う。
そして、復元処理では、各メディア4から読み込まれた分散データP1、P2、P3、P4のうちの2つを用いて、中間データF1、F2、F3、F4を作成する(ステップS114)。その後、作成された中間データF1、F2、F3、F4を、それぞれに対応する秘密鍵(SK1、SK2、SK3、SK4)で復号化して分割データS1、S2、S3、S4を作成する(ステップS115)。次に、復号された分割データS1、S2、S3、S4からデータSを作成する(ステップS116)。以降、ステップS224に戻って引き続き処理を行う。
このバックアップ・リカバリシステム1によれば、前述した第12実施形態のバックアップ・リカバリシステム1と同様の効果が得られる。
次に、本発明のバックアップ・リカバリシステムの第15実施形態について説明する。
図39は、第15実施形態の分散処理を示すフローチャート、図40は、第15実施形態の復元処理を示すフローチャートである。
以下、第15実施形態のバックアップ・リカバリシステム1について、前述した第13実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第15実施形態のバックアップ・リカバリシステム1は、分散処理および復元処理が異なっていること以外は、前述した第13実施形態と同様である。
以下、本実施形態の分散処理および復元処理を図39および図40を用いて説明する。
分散処理では、まず、データSを共通鍵K1で暗号化して暗号化データE1を作成する(ステップS261)。次に、暗号化データE1を4つに分割して暗号化分割データES1、ES2、ES3、ES4を作成する(ステップS262)。次に、暗号化分割データES1、ES2、ES3、ES4のうちの異なる3つを集積して4つの分散データP1、P2、P3、P4を作成する(ステップS263)。以降、ステップS213に戻って引き続き処理を行う。
なお、本実施形態の各暗号化分割データから各分散データを作成するときの集積のパターンは、第10実施形態の各仮データから各分散データを作成するときの集積のパターンと同様である。
そして、復元処理では、各メディア4から読み込まれた分散データP1、P2、P3、P4のうちの2つを用いて、暗号化分割データES1、ES2、ES3、ES4を作成する(ステップS264)。次に、作成された暗号化分割データES1、ES2、ES3、ES4から暗号化データE1を作成する(ステップS265)。その後、暗号化データE1を秘密鍵SK1で復号化してデータSを作成する(ステップS266)。以降、ステップS224に戻って引き続き処理を行う。
このバックアップ・リカバリシステム1によれば、前述した第13実施形態のバックアップ・リカバリシステム1と同様の効果が得られる。
次に、本発明のバックアップ・リカバリシステムの第16実施形態について説明する。
図41は、第16実施形態の分散処理を示すフローチャート、図42は、第16実施形態の復元処理を示すフローチャートである。
以下、第16実施形態のバックアップ・リカバリシステム1について、前述した第15実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第16実施形態のバックアップ・リカバリシステム1は、分散処理および復元処理において公開鍵(秘密鍵)暗号方式を用いてデータSの暗号化および復号化を行っている点以外は、前述した第15実施形態と同様である。
以下、本実施形態の分散処理および復元処理を図41および図42を用いて説明する。
分散処理では、まず、データSを公開鍵PK1で暗号化して暗号化データE1を作成する(ステップS271)。次に、暗号化データE1を4つに分割して暗号化分割データES1、ES2、ES3、ES4を作成する(ステップS272)。次に、暗号化分割データES1、ES2、ES3、ES4のうちの異なる2つを集積して4つの分散データP1、P2、P3を作成する(ステップS273)。以降、ステップS213に戻って引き続き処理を行う。
そして、復元処理では、各メディア4から読み込まれた分散データP1、P2、P3、P4のうちの2つを用いて、暗号化分割データES1、ES2、ES3、ES4を作成する(ステップS274)。次に、作成された暗号化分割データES1、ES2、ES3、ES4から暗号化データE1を作成する(ステップS275)。その後、暗号化データE1を秘密鍵SK1で復号化してデータSを作成する(ステップS276)。以降、ステップS224に戻って引き続き処理を行う。
このバックアップ・リカバリシステム1によれば、前述した第15実施形態のバックアップ・リカバリシステム1と同様の効果が得られる。
次に、本発明のバックアップ・リカバリシステムの第17実施形態について説明する。
図43は、本発明のバックアップ・リカバリシステムの第17実施形態を模式的に示す図、図44は、図43に示すバックアップ・リカバリシステムのバックアップ動作を示すフローチャート、図45は、図43に示すバックアップ・リカバリシステムのリカバリ動作を示すフローチャート、図46は、第17実施形態の分散処理を示すフローチャート、図47は、第17実施形態の復元処理を示すフローチャートである。
以下、第17実施形態のバックアップ・リカバリシステム1について、前述した第9実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第17実施形態のバックアップ・リカバリシステム1は、3個集めることによりデータSを復元可能で、かつ、暗号化された4個の分散データを作成する点が異なっている。
以下、本実施形態のバックアップ・リカバリシステム1の動作(作用)を図44および図45を用いて説明する。
データSのバックアップをとる際には、MPU21が、まず、記憶部22からデータSを読み出す(ステップS311)。次に、MPU21は、分散処理を行い分散データP1、P2、P3、P4を作成する(ステップS312)。次に、図43に示すように、作成された分散データP1、P2、P3、P4は、それぞれ個別のメディア4、4、4、4に記録(保存)される(ステップS313)。次に、これらの各メディア4は、搬送手段7により、それぞれ個別に倉庫5に搬送される(ステップS314)。倉庫5に搬送された各メディア4は、それぞれ、保管部51、52、53、54に個別に保管される(ステップS315)。以上でバックアップの動作が完了する。
そして、データSのリカバリの際には、倉庫5に保管されている各メディア4(分散データP1、P2、P3、P4)のうちのいずれか2つが取り出され、搬送手段7によりPC2に搬送される(ステップS321)。次に、MPU21が、搬送されたメディア4、4の読み込みを行う(ステップS322)。その後、MPU21は、復元処理を行ってデータSを作成(復元)する(ステップS323)。次に、作成されたデータSをPC2の記憶部22に格納する(ステップS324)。以上でリカバリの動作が完了する。
以下、前述した秘密分散法を用いた本実施形態の分散処理および復元処理について図46および図47を用いて説明する。
分散処理では、MPU21が、まず、切片C(データS)を通る2次式
y=C+ax+bx(b≠0) (7)
を決定する(ステップSE1)。次に、式(7)のなす曲線を通る4点P1、P2、P3、P4を決定する(ステップSE2)。この4点を、分散データP1、P2、P3、P4とする(ステップSE3)。以降、ステップS313に戻って引き続き処理を行う。
そして、復元処理では、MPU21が、分散データP1、P2、P3、P4のうちのいずれか3つを用いて、式(7)を求める演算を行う(ステップSE4)。
これにより式(7)が一意に求まり、切片C(データS)が求まる。
このバックアップ・リカバリシステム1によれば、前述した第9実施形態のバックアップ・リカバリシステム1と同様の効果が得られる。
そして、このバックアップ・リカバリシステム1では、作成された分散データP1、P2、P3、P4は、いずれか3つを集めなければデータSが復元されないので、1つ、または2つの分散データ毎に搬送、保管することができる。特に、2つの分散データ毎に搬送した場合には、PC2から倉庫5に搬送する回数を少なくすることによる搬送コストの削減等が図れる。また、2つの分散データ毎に保管した場合には、保管部の数を削減することによる倉庫の省スペース化が図れる。
次に、本発明のバックアップ・リカバリシステムの第18実施形態について説明する。
図48は、本実施形態の分散データと仮データとの関係を示す図、図49は、本実施形態の分散処理を説明するフローチャート、図50は、本実施形態の復元処理を説明するフローチャートである。なお、図48では、各集積データは、チェックが入っている部分の分割データを含んでいる。
以下、第18実施形態のバックアップ・リカバリシステム1について、前述した第17実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第18実施形態のバックアップ・リカバリシステム1は、分散処理および復元処理が異なっている。
本実施形態の分散処理では、第1実施形態で述べた秘密分散法を用いて、データSから仮データw1、w2、w3、w4、w5、w6を作成し、仮データw1、w2、w3、w4、w5、w6のうちの異なる3つを集積して(組み合わせて)分散データP1、P2、P3、P4を作成する。
このような集積のパターンの一例として、本実施形態では図48に示すように、仮データw1、w2、w4を集積して分散データP1を作成し、仮データw2、w3、w5を集積して分散データP2を作成し、仮データw1、w3、w6を集積して分散データP3を作成し、仮データw4、w5、w6を集積して分散データP4を作成する。
以下、仮データw1、w2、w3、w4、w5、w6の作成方法について説明する。
MPU21は、第1実施形態にて述べた式(2)に基づいて、本実施形態では切片c(データS)を通る5次式(図示せず)
y=C+ax+bx+dx+ex+fx(f≠0) (8)
を決定し、式(8)のなす曲線を通る6点w1(x1、y1)、w2(x2、y2)、w3(x3、y3)、w4(x4、y4)、w5(x5、y5)、w6(x6、y6)を決定する。そして、決定した仮データw1、w2、w3、w4、w5、w6を各々仮データとする。これにより、いずれか5つでは、5次式を特定することができず、6つ集まることにより、式(8)の解が求まる仮データw1、w2、w3、w4、w5、w6が得られる。
次に、本実施形態の分散処理および復元処理を図49および図50を用いて説明する。
分散処理では、まず、データSから6つの仮データw1、w2、w3、w4、w5、w6を作成する(ステップS231)。次に、仮データw1、w2、w3、w4、w5、w6うちの異なる3つを集積して分散データP1、P2、P3、P4を作成する(ステップS232)。以降、ステップS313に戻って引き続き処理を行う。
そして、復元処理では、各メディア4から読み込まれた分散データP1、P2、P3、P4のうちのいずれか3つを用いて仮データw1、w2、w3、w4、w5、w6を作成する(ステップS233)。次に、仮データw1、w2、w3、w4、w5、w6を用いてデータSを作成する(ステップS234)。以降、ステップS324に戻って引き続き処理を行う。
このバックアップ・リカバリシステム1によれば、前述した第17実施形態のバックアップ・リカバリシステム1と同様の効果が得られる。
次に、本発明のバックアップ・リカバリシステムの第19実施形態について説明する。
図51は、第19実施形態の分散処理を示すフローチャート、図52は、第19実施形態の復元処理を示すフローチャートである。
以下、第19実施形態のバックアップ・リカバリシステム1について、前述した第17実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第19実施形態のバックアップ・リカバリシステム1は、分散処理および復元処理において、共通鍵暗号方式を用いてデータSの暗号化および復号化を行っている点が異なっている。
以下、本実施形態の分散処理および復元処理を図51および図52を用いて説明する。
分散処理では、まず、データSを6つに分割して分割データS1、S2、S3、S4、S5、S6を作成する(ステップS121)。次に、図48に示すように、分割データS1、S2、S3、S4、S5、S6のうちの異なる3つを集積して集積データD1、D2、D3、D4を作成する(ステップS122)。次に、その集積データD1、D2、D3、D4に対して、それぞれ共通鍵(K1、K2、K3、K4)で暗号化して分散データP1、P2、P3、P4を作成する(ステップS123)。以降、ステップS313に戻って引き続き処理を行う。
なお、本実施形態の各分割データから各集積データを作成するときの集積のパターンは、第18実施形態の各仮データから各分散データを作成するときの集積のパターンと同様である。
そして、復元処理では、各メディア4から読み込まれた分散データP1、P2、P3、P4のうちのいずれか3つを、それぞれに対応する共通鍵(K1、K2、K3、K4)で復号化して、集積データD1、D2、D3、D4を作成する(ステップS124)。次に、復号された集積データD1、D2、D3、D4を用いてデータSを作成する(ステップS125)。以降、ステップS324に戻って引き続き処理を行う。
このバックアップ・リカバリシステム1によれば、前述した第17実施形態のバックアップ・リカバリシステム1と同様の効果が得られる。
次に、本発明のバックアップ・リカバリシステムの第20実施形態について説明する。
図53は、第20実施形態の分散処理を示すフローチャート、図54は、第20実施形態の復元処理を示すフローチャートである。
以下、第20実施形態のバックアップ・リカバリシステム1について、前述した第19実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第20実施形態のバックアップ・リカバリシステム1は、分散処理および復元処理において公開鍵(秘密鍵)暗号方式を用いてデータSの暗号化および復号化を行っている点が異なっていること以外は、前述した第19実施形態と同様である。
以下、本実施形態の分散処理および復元処理を図53および図54を用いて説明する。
分散処理では、まず、データSを6つに分割して分割データS1、S2、S3、S4、S5、S6を作成する(ステップS131)。次に、分割データS1、S2、S3、S4、S5、S6のうちの異なる3つを集積して4つの集積データD1、D2、D3、D4を作成する(ステップS132)。次に、その集積データD1、D2、D3、D4に対して、それぞれ異なる公開鍵(PK1、PK2、PK3、PK4)で暗号化して分散データP1、P2、P3、P4を作成する(ステップS133)。以降、ステップS313に戻って引き続き処理を行う。
そして、復元処理では、各メディア4から読み込まれた分散データP1、P2、P3、P4のうちのいずれか3つを、それぞれに対応する秘密鍵(SK1、SK2、SK3、SK4)で復号化して、分散データD1、D2、D3、D4を作成する(ステップS134)。次に、復号された分散データD1、D2、D3、D4からデータSを作成する(ステップS135)。以降、ステップS324に戻って引き続き処理を行う。
このバックアップ・リカバリシステム1によれば、前述した第19実施形態のバックアップ・リカバリシステム1と同様の効果が得られる。
そして、このバックアップ・リカバリシステム1では、一方の鍵で暗号化したものは,もう一方の鍵でしか復号化出来ないため、より確実にデータSの漏えいを防止することができる。
次に、本発明のバックアップ・リカバリシステムの第21実施形態について説明する。
図55は、第21実施形態の分散処理を示すフローチャート、図56は、第21実施形態の復元処理を示すフローチャートである。
以下、第21実施形態のバックアップ・リカバリシステム1について、前述した第19実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第21実施形態のバックアップ・リカバリシステム1は、分散処理および復元処理が異なっていること以外は、前述した第19実施形態と同様である。
以下、本実施形態の分散処理および復元処理を図55および図56を用いて説明する。
分散処理では、まず、データSから6つの分割データS1、S2、S3、S4、S5、S6を作成する(ステップS141)。次に、その分割データS1、S2、S3、S4、S5、S6をそれぞれ異なる共通鍵(K1、K2、K3、K4、K5、K6)で暗号化して中間データF1、F2、F3、F4、F5、F6を作成する(ステップS142)。次に、中間データF1、F2、F3、F4、F5、F6のうちの異なる3つを集積して4つの分散データP1、P2、P3、P4を作成する(ステップS143)。以降、ステップS313に戻って引き続き処理を行う。
なお、本実施形態の各中間データから各分散データを作成するときの集積のパターンは、第18実施形態の各仮データから各分散データを作成するときの集積のパターンと同様である。
そして、復元処理では、各メディア4から読み込まれた分散データP1、P2、P3、P4のうちのいずれか3つを集め、中間データF1、F2、F3、F4、F5、F6を作成する(ステップS144)。次に、前記中間データF1、F2、F3、F4、F5、F6を、それぞれに対応した共通鍵(K1、K2、K3、K4、K5、K6)で復号化して、分割データS1、S2、S3、S4、S5、S6を作成する(ステップS145)。次に、復号された分割データS1、S2、S3、S4、S5、S6からデータSを作成する(ステップS146)。以降、ステップS324に戻って引き続き処理を行う。
このバックアップ・リカバリシステム1によれば、前述した第19実施形態のバックアップ・リカバリシステム1と同様の効果が得られる。
次に、本発明のバックアップ・リカバリシステムの第22実施形態について説明する。
図57は、第22実施形態の分散処理を示すフローチャート、図58は、第22実施形態の復元処理を示すフローチャートである。
以下、第22実施形態のバックアップ・リカバリシステム1について、前述した第21実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第22実施形態のバックアップ・リカバリシステム1は、分散処理および復元処理おいて公開鍵(秘密鍵)暗号方式を用いてデータSの暗号化および復号化を行っている点が異なっていること以外は、前述した第21実施形態と同様である。
以下、本実施形態の分散処理および復元処理を図57および図58を用いて説明する。
分散処理では、まず、データSから6つの分割データS1、S2、S3、S4、S5、S6を作成する(ステップS151)。次に、その分割データS1、S2、S3、S4、S5、S6をそれぞれ異なる公開鍵(PK1、PK2、PK3、PK4、PK5、PK6)で暗号化して中間データF1、F2、F3、F4、F5、F6を作成する(ステップS152)。次に、中間データF1、F2、F3、F4、F5、F6のうちの異なる3つを集積して4つの分散データP1、P2、P3、P4を作成する(ステップS153)。以降、ステップS313に戻って引き続き処理を行う。
そして、復元処理では、各メディア4から読み込まれた分散データP1、P2、P3、P4のうちのいずれか3つを集め、中間データF1、F2、F3、F4、F5、F6を作成する(ステップS154)。次に、中間データF1、F2、F3、F4、F5、F6を、それぞれに対応した秘密鍵(SK1、SK2、SK3、SK4、SK5、SK6)で復号化して、分割データS1、S2、S3、S4、S5、S6を作成する(ステップS155)。次に、復号された分割データS1、S2、S3、S4、S5、S6からデータSを作成する(ステップS156)。以降、ステップS324に戻って引き続き処理を行う。
このバックアップ・リカバリシステム1によれば、前述した第21実施形態のバックアップ・リカバリシステム1と同様の効果が得られる。
次に、本発明のバックアップ・リカバリシステムの第23実施形態について説明する。
図59は、第23実施形態の分散処理を示すフローチャート、図60は、第23実施形態の復元処理を示すフローチャートである。
以下、第23実施形態のバックアップ・リカバリシステム1について、前述した第19実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第23実施形態のバックアップ・リカバリシステム1は、分散処理および復元処理が異なっていること以外は、前述した第19実施形態と同様である。
以下、本実施形態の分散処理および復元処理を図59および図60を用いて説明する。
分散処理では、まず、データSを共通鍵K1で暗号化して暗号化データE1を作成する(ステップS361)。次に、暗号化データE1を6つに分割して暗号化分割データES1、ES2、ES3、ES4、ES5、ES6を作成する(ステップS362)。次に、暗号化分割データES1、ES2、ES3、ES4、ES5、ES6のうちの異なる3つを集積して4つの分散データP1、P2、P3、P4を作成する(ステップS363)。 以降、ステップS313に戻って引き続き処理を行う。
なお、本実施形態の各暗号化分割データから各分散データを作成するときの集積のパターンは、第18実施形態の各仮データから各分散データを作成するときの集積のパターンと同様である。
そして、復元処理では、各メディア4から読み込まれた分散データP1、P2、P3、P4のうちのいずれか3つを集め、暗号化分割データES1、ES2、ES3、ES4、ES5、ES6を作成する(ステップS364)。次に、暗号化分割データES1、ES2、ES3、ES4、ES5、ES6から暗号化データE1を作成する(ステップS365)その後、暗号化データE1を共通鍵K1で復号化してデータSを作成する(ステップS366)。以降、ステップS324に戻って引き続き処理を行う。
このバックアップ・リカバリシステム1によれば、前述した第19実施形態のバックアップ・リカバリシステム1と同様の効果が得られる。
次に、本発明のバックアップ・リカバリシステムの第24実施形態について説明する。
図61は、第24実施形態の分散処理を示すフローチャート、図62は、第24実施形態の復元処理を示すフローチャートである。
以下、第24実施形態のバックアップ・リカバリシステム1について、前述した第23実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第24実施形態のバックアップ・リカバリシステム1は、分散処理および復元処理において公開鍵(秘密鍵)暗号方式を用いてデータSの暗号化および復号化を行っている点が異なっていること以外は、前述した第23実施形態と同様である。
以下、本実施形態の分散処理および復元処理を図61および図62を用いて説明する。
分散処理では、まず、データSを公開鍵PK1で暗号化して暗号化データE1を作成する(ステップS271)。次に、暗号化データE1を6つに分割して暗号化分割データES1、ES2、ES3、ES4、ES5、ES6を作成する(ステップS372)。次に、暗号化分割データES1、ES2、ES3、ES4、ES5、ES6のうちの異なる3つを集積して4つの分散データP1、P2、P3、P4を作成する(ステップS373)。以降、ステップS313に戻って引き続き処理を行う。
そして、復元処理では、各メディア4から読み込まれた分散データP1、P2、P3、P4のうちのいずれか3つを集め、暗号化分割データES1、ES2、ES3、ES4、ES5、ES6を作成する(ステップS374)。次に、暗号化分割データES1、ES2、ES3、ES4、ES5、ES6から暗号化データE1を作成する(ステップS375)。その後、暗号化データE1を秘密鍵SK1で復号化してデータSを作成する(ステップS376)。以降、ステップS324に戻って引き続き処理を行う。
このバックアップ・リカバリシステム1によれば、前述した第23実施形態のバックアップ・リカバリシステム1と同様の効果が得られる。
以上で説明したように、前記第9〜第24実施形態によれば、データSから2つ、または3つ集めることにより、復元可能な4つの分散データを作成して、バックアップおよびリカバリを行ったが、同様にして、データSから、k個(2≦k≦n−1)を集めることにより復元可能なn個(nは4以上の整数)の分散データを作成してバックアップおよびリカバリを行うことができる。
その際、各分散データは、(k−1)個以下の所定個数毎に個別に搬送、保管することができる。
これにより、例えば、6つの分散データを作成したときには、2〜5個集めることによりデータSを復元できるような分散データを、それぞれ、作成することができる。従って、例えば、5個(k個)集まることにより復元できるような6つの分散データを作成した場合には、1つのメディア4で、分散データを1個、2個、3個、4個((k−1)個以下)のうちのどの個数でも搬送、保管することが可能となる。特に、2個以上の分散データを1つのメディア4で搬送、保管する場合には、個別に搬送、保管する場合と比べて、搬送コストの削減や、倉庫の省スペース化等が図れる。
次に、本発明のバックアップ・リカバリシステムの第25実施形態について説明する。
図63は、本実施形態のバックアップ・リカバリシステムを模式的に示す図、図64および図65は、本実施形態のバックアップを説明するフローチャートである。
以下、第25実施形態のバックアップ・リカバリシステム1について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第25実施形態のバックアップ・リカバリシステム1は、分散データの搬送手段が異なっていること以外は、前述した第1実施形態と同様である。
本実施形態のバックアップ・リカバリシステム1では、搬送手段7として、図63に示すように、作成した各分散データをイントラネットや、インターネット等のネットワーク7を用いている。
以後の説明では、搬送手段7の代わりにネットワーク7として説明する。
以下、図64および図65を参照してバックアップ・リカバリシステム1の動作(作用)を説明する。
分散処理では、MPU21が、まず、記憶部22からデータSを読み出す(ステップS201)。次に、データSから、前述の秘密分散法を用いて3つの分散データP1、分散データP2、分散データP3を作成する(ステップS202)。
次に、作成された各分散データP1、P2、P3は、それぞれ個別にネットワーク7を介して倉庫5に搬送される(ステップS203)。次に、搬送された各分散データP1、P2、P3は、倉庫5のPC3にてそれぞれ別個のメディア4、4,4に記録(保存)される(ステップS204)。その後、メディア4、4、4は、倉庫5内の互いに異なる箇所に設けられた保管部51、52、53に個別に(1つずつ)保管される(ステップS205)。以上でバックアップの動作が完了する。
そして、データSのリカバリの際には、倉庫5に保管されている3つのメディア4、4、4のうちのいずれか2つが取り出され、PC3がメディア4、4の読み込みを行い、分散データP1、P2、P3を読み込まれた後に、その分散データP1、P2、P3をネットワーク7を介してPC2に送信(搬送)する(ステップS206)。次に、PC2が分散データP1、P2、P3を受信し、PC2に読み込む(ステップS207)。その後、MPU21は、復元処理を行う(ステップS208)。次に、復元されたデータSをPC2の記憶部22に格納する(ステップS209)。以上でリカバリの動作が完了する。
このバックアップ・リカバリシステム1によれば、前述した第1実施形態のバックアップ・リカバリシステム1と同様の効果が得られる。
そして、このバックアップ・リカバリシステム1では、ネットワークを介して分散データの搬送を行うため、搬送コストを更に低減することが可能となる。
以上、本発明のバックアップ・リカバリシステムを、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
本発明のバックアップ・リカバリシステムの第1実施形態を模式的に示す図である。 図1に示すバックアップ・リカバリシステムのバックアップ動作を示すフローチャートである。 図1に示すバックアップ・リカバリシステムのリカバリ動作を示すフローチャートである。 第1実施形態の分散処理を示すフローチャートである。 第1実施形態の復元処理を示すフローチャートである。 第2実施形態の仮データと分散データとの関係を示す図である。 第2実施形態の分散データを作成するための式を示す図である。 第2実施形態の分散処理を示すフローチャートである。 第2実施形態の復元処理を示すフローチャートである。 第3実施形態の分散処理を示すフローチャートである。 第3実施形態の復元処理を示すフローチャートである。 第4実施形態の分散処理を示すフローチャートである。 第4実施形態の復元処理を示すフローチャートである。 第5実施形態の分散処理を示すフローチャートである。 第5実施形態の復元処理を示すフローチャートである。 第6実施形態の分散処理を示すフローチャートである。 第6実施形態の復元処理を示すフローチャートである。 第7実施形態の分散処理を示すフローチャートである。 第7実施形態の復元処理を示すフローチャートである。 第8実施形態の分散処理を示すフローチャートである。 第8実施形態の復元処理を示すフローチャートである。 本発明のバックアップ・リカバリシステムの第9実施形態を模式的に示す図である。 図22に示すバックアップ・リカバリシステムのバックアップ動作を示すフローチャートである。 図22に示すバックアップ・リカバリシステムのリカバリ動作を示すフローチャートである。 第9実施形態の分散処理を示すフローチャートである。 第9実施形態の復元処理を示すフローチャートである。 第10実施形態の仮データと分散データとの関係を示す図である。 第10実施形態の分散データを作成するための式を示す図である。 第10実施形態の分散処理を示すフローチャートである。 第10実施形態の復元処理を示すフローチャートである。 第11実施形態の分散処理を示すフローチャートである。 第11実施形態の復元処理を示すフローチャートである。 第12実施形態の分散処理を示すフローチャートである。 第12実施形態の復元処理を示すフローチャートである。 第13実施形態の分散処理を示すフローチャートである。 第13実施形態の復元処理を示すフローチャートである。 第14実施形態の分散処理を示すフローチャートである。 第14実施形態の復元処理を示すフローチャートである。 第15実施形態の分散処理を示すフローチャートである。 第15実施形態の復元処理を示すフローチャートである。 第16実施形態の分散処理を示すフローチャートである。 第16実施形態の復元処理を示すフローチャートである。 本発明のバックアップ・リカバリシステムの第17実施形態を模式的に示す図である。 図43に示すバックアップ・リカバリシステムのバックアップ動作を示すフローチャートである。 図43に示すバックアップ・リカバリシステムのリカバリ動作を示すフローチャートである。 第17実施形態の分散処理を示すフローチャートである。 第17実施形態の復元処理を示すフローチャートである。 第18実施形態の分割データと集積データとの関係を示す図である。 第18実施形態の分散処理を示すフローチャートである。 第18実施形態の復元処理を示すフローチャートである。 第19実施形態の分散処理を示すフローチャートである。 第19実施形態の復元処理を示すフローチャートである。 第20実施形態の分散処理を示すフローチャートである。 第20実施形態の復元処理を示すフローチャートである。 第21実施形態の分散処理を示すフローチャートである。 第21実施形態の復元処理を示すフローチャートである。 第22実施形態の分散処理を示すフローチャートである。 第22実施形態の復元処理を示すフローチャートである。 第23実施形態の分散処理を示すフローチャートである。 第23実施形態の復元処理を示すフローチャートである。 第24実施形態の分散処理を示すフローチャートである。 第24実施形態の復元処理を示すフローチャートである。 本発明のバックアップ・リカバリシステムの第25実施形態を模式的に示す図である。 第25実施形態の分散処理を示すフローチャートである。 第25実施形態の分散処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1……バックアップ・リカバリシステム
2……PC
21……MPU
22……記憶部
3……PC
4……メディア
5……倉庫
51、52、53、54……保管部
7……搬送手段(ネットワーク)
S1〜S6……分割データ
D1〜D4……集積データ
F1〜F6……中間データ
E1……暗号化データ
ES1〜ES6……暗号化分割データ
W1〜W6……仮データ
P1〜P4……分散データ

Claims (7)

  1. バックアップをとるバックアップ対象データから、秘密分散法を用いて4つ以上の暗号化されたデータを作成し、該作成された4つ以上のデータのうちの異なるm個(2≦m≦n−1)のデータを組み合わせて、1個では復元できず、k個(2≦k≦n−1)集めることにより前記バックアップ対象データを復元可能で、かつ、暗号化されたn個(nは4以上の整数)の分散データを作成する分散データ作成手段と、
    互いに異なる箇所に設けられ、前記各分散データを1個ずつ保管するn個の保管部とを有し、
    前記各分散データは、それぞれ、ネットワークを介して個別に搬送元から搬送され、個別に所定の記録媒体に格納された状態で、前記各保管部に保管されることを特徴とするバックアップ・リカバリシステム。
  2. さらに、前記保管部に保管されている前記各分散データを少なくともk個用いて前記バックアップ対象データを復元する復元手段を有する請求項1に記載のバックアップ・リカバリシステム。
  3. バックアップをとるバックアップ対象データから、秘密分散法を用いて4つ以上の暗号化されたデータを作成し、該作成された4つ以上のデータのうちの異なるm個(2≦m≦n−1)のデータを組み合わせて、1個では復元できず、k個(2≦k≦n−1)集めることにより前記バックアップ対象データを復元可能で、かつ、暗号化されたn個(nは4以上の整数)の分散データを作成する分散データ作成手段と、
    互いに異なる箇所に設けられ、前記各分散データをk−1個以下の所定個保管するt個(4≦t≦n)の保管部とを有し、
    前記各分散データは、それぞれ、搬送元から搬送され、個別に所定の記録媒体に格納された状態で、前記各保管部に保管されることを特徴とするバックアップ・リカバリシステム。
  4. さらに、前記保管部に保管されている前記各分散データを少なくともk個用いて前記バックアップ対象データを復元する復元手段を有する請求項3に記載のバックアップ・リカバリシステム。
  5. 前記各分散データは、それぞれ、個別に搬送される請求項3または4に記載のバックアップ・リカバリシステム。
  6. 前記各分散データは、それぞれ、k−1個以下の所定個毎に個別に搬送される請求項3または4に記載のバックアップ・リカバリシステム。
  7. 前記各分散データは、それぞれ、前記各保管部に保管される分散データ毎に個別に搬送される請求項3または4に記載のバックアップ・リカバリシステム。
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