JP3604646B2 - Middle clasp structure of accessories - Google Patents

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、身体に巻回されて装着される装身具の構造に関し、特に、腕時計、ブレスレッド等の手首に巻回される装身具、ネックレス等の首に巻回される装身具、または、ズボンのベルト等の腰に巻回される装身具に適し、しかも、朝夕で僅かに異なる手首、首、または、腰の微妙な太さの変化にも追従して、その長さを微調整することができる装身具の中留構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、装身具としての時計バンド構造の中留構造におけるバンド長さを調整する機構としては、図１６に示したように、時計バンドの各駒１７０のアジャストピン１７１を抜き、駒１７０の着脱でバンド長さの調整を行っている。
しかしながら、この長さ調整機構では、着脱される駒１７０の長さ分しかバンド長さを調整できないので、ユーザーが腕時計を装着した際に、個々のユーザーが有するバンドの緩詰の好みに合ったバンド長さの微調整ができず、腕時計の装着感が良好ではなかった。
【０００３】
また、別の時計バンド構造の中留構造におけるバンド長さを調整する機構として、図１７に示したように、長さ調整板１８３の端部に設けたバネ棒１８９を、長さ調整板１８３の調整孔１８５に係脱可能に係止することでバンド長さの調整を行っている。
しかしながら、この長さ調整機構では、微かな長さ調整ができるものの、バンド長さの調整の都度、ばね棒１８９を外し、他の調整孔１８５に係止しなければならず、この作業にはピンセットのような工具と作業の熟練が必要であり、ユーザーが簡単に行えるものではなかった。また、調整孔１８５の間のピッチを小さくすることは、加工上限界があり、極くわずかな長さ調整ができるものではなかった。
【０００４】
また、朝夕で手首の太さが微妙に変化するため、ユーザーが十分な装着感を得るためには、ユーザー自身で簡単に朝夕で長さ調整が行われることが望まれるが、これらのいずれの長さ調整機構でも、バンド長さを調整するにはピンセットのような工具と、作業の熟練が必要であり、ユーザーが簡単に行えるものではなかった。
【０００５】
このため、従来より、バンド長さの微調整機構を備えた時計バンド構造が要望されており、特開平８−３０８６１６号公報においては、朝夕で僅かに異なる手首等の微妙な太さの変化にも追従して、その長さを容易に微調整できる装身具の中留構造が提案されている。
すなわち、このバンド長さの微調整機構を備えた時計バンド構造では、図１８に示したように、バンド短手方向に突出したプッシュボタン１１９、１２０の係合部１４０と中折れ部材１０５に設けた係合爪１０９との係合により時計バンドを所定の長さに設定するとともに、プッシュボタン１１９、１２０の押圧操作により係合部１４０と係合爪１０９との係合を解除する中留構造１０６を備えている。
【０００６】
そして、この中留構造１０６に、時計バンドの長さの微調整を行うバンド長さ微調整手段を設けており、このバンド長さ微調整手段を、時計バンドの一端が固定されるとともに、時計バンドの長手方向に滑動可能なスライド板１１８を備え、このスライド板１１８に、プッシュボタン１１９、１２０の係合突起１４１が係脱可能に係合するラチェット歯１３７を設けて構成している。
【０００７】
このように構成することによって、プッシュボタン１１９、１２０を操作して、または操作することなしに、係合突起１４１をラチェット歯１３７より外して、スライド板１１８を移動して所定の長さの調整後に、プッシュボタン１１９、１２０の係合突起１４１をラチェット歯１３７に係合して、バンド長さの微調整を行なうことができるようになっている。
【０００８】
すなわち、手首の太さが僅かに変化した時は、プッシュボタン１１９、１２０を押圧して段階的に微調整を行い、腕時計を手首から外すこと無く、最も適当な装着感を得ることができるように構成されている。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなバンド長さの微調整機構を備えた時計バンド構造では、プッシュボタン１１９、１２０に係合突起１４１を形成するには、例えば、プッシュボタン１１９、１２０を折り曲げたり、係合突起１４１を溶接で固着したり、コイニング加工、係合突起１４１を螺子ピンに加工するなどの特殊な加工をしなければならず、煩雑でコストが高くなることになる。
【００１０】
また、プッシュボタン１１９、１２０の係合突起１４１には、このような折曲、溶接螺子ピンなどの加工によって形成しているので、長年の繰り返し使用や、衝撃などによって、係合突起１４１が破損、損傷して、腕時計が使用者の手首から抜け落ちてしまうおそれもある。
さらに、図１８に示したように、中留枠１１６にプッシュボタン保持部材１１７を取り付ける際には、プッシュボタン保持部材１１７の折曲げ部１２９ａ、１２９ｂを、中留枠１１６の端壁部１２２ａ、１２２ｂ間に挿入して、取付部１３０、１３１を、座面部１２４、１２５に当接し、これらの座面部１２４、１２５に設けたかしめ用ピン１２６ａを取付部１３０、１３１の孔部１３２に挿入した後、かしめることにより固着する必要がある。
【００１１】
従って、中留枠１１６にプッシュボタン保持部材１１７を取り付けるには、かしめ用ピン１２６ａの挿入、かしめなどの煩雑な作業が必要であり、コストも高くなる。しかも、中留枠１１６の仕上げ加工などの加工が完了した後に、このようなかしめ作業によるプッシュボタン保持部材１１７を取り付ける作業を必要とするので、取り付け作業の際に、加工治具などによって中留枠１１６を傷つけて、外観品質に影響を及ぼすおそれもある。
【００１２】
本発明は、このような現状を考慮して、朝夕で僅かに異なる手首等の微妙な太さの変化にも追従して、その長さを容易に微調整できるとともに、繰り返しの使用、衝撃などにも耐久性を備え、しかも、組み立てが容易で、外観品質も良好で、コストも低減した装身具の中留構造を提供することを目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述したような従来技術における課題および目的を達成するために発明なされたものであって、本発明の装身具の中留構造は、装身具の一方の端部に連結されるとともに、前記装身具の短手方向に突出したプッシュボタンのボタン側係合部と、
前記装身具の他方の端部に連結された係合部とを備え、
前記プッシュボタンのボタン側係合部と、前記装身具の他方の端部に連結された係合部との係合により、前記装身具を所定の長さに設定するとともに、
前記プッシュボタンの押圧操作により、前記ボタン側係合部と前記装身具の他方の端部に連結された係合部との係合を解除する中留構造を備え、
前記中留構造に、装身具の長さの微調整を行う装身具長さ微調整手段を設けた装身具の中留構造であって、
前記中留構造が、
前記一対のプッシュボタンを、その装身具の短手方向に形成されたプッシュボタン開口部から、プッシュボタンを出没可能に収容するプッシュボタン保持部材と、
前記プッシュボタンが、前記プッシュボタン保持部材から抜け落ちるのを防止する抜け止め手段とを備え、
前記装身具長さ微調整手段が、
前記プッシュボタンの操作と連動して、前記装身具の短手方向に摺動可能なボタン側係合手段と、
前記ボタン側係合手段と係合可能なスライド板とを備え、
前記中留構造と前記装身具長さ微調整手段とを、装身具の中留本体に取り付けたことを特徴とする。
【００１４】
また、本発明の装身具の中留構造は、装身具の一方の端部に連結されるとともに、前記装身具の短手方向に突出したプッシュボタンのボタン側係合部と、
前記装身具の他方の端部に形成された係止孔と、
前記プッシュボタンを収容する中留枠と、
前記中留枠とともに前記装身具の他方の端部を挿通する開口部を形成するとともに、この開口部に挿入された前記装身具の他方の端部の係止孔に係脱可能に係止する突棒を有する表板とを備え、
前記プッシュボタンのボタン側係合部と、前記突棒との係合により、前記装身具を所定の長さに設定するとともに、
前記プッシュボタンの押圧操作により、前記ボタン側係合部と前記突棒との係合を解除する中留構造を備え、
前記中留構造に、装身具の長さの微調整を行う装身具長さ微調整手段を設けた装身具の中留構造であって、
前記中留構造が、
前記一対のプッシュボタンを、その装身具の短手方向に形成されたプッシュボタン開口部から、プッシュボタンを出没可能に収容するプッシュボタン保持部材と、
前記プッシュボタンが、前記プッシュボタン保持部材から抜け落ちるのを防止する抜け止め手段とを備え、
前記装身具長さ微調整手段が、
前記プッシュボタンの操作と連動して、前記装身具の短手方向に摺動可能なボタン側係合手段と、
前記ボタン側係合手段と係合可能なスライド板とを備え、
前記中留構造と前記装身具長さ微調整手段とを、装身具の中留本体に取り付けたことを特徴とする。
【００１５】
このように構成することによって、プッシュボタン操作による中留構造と装身具長さ微調整手段の一体化を図ることが可能になる。そして、プッシュボタンを操作して、または操作することなしに、ボタン側係合手段をスライド板より外して、スライド板を移動して所定の長さの調整後に、プッシュボタンのボタン側係合手段をスライド板に係合して、装身具長さの微調整を行なうことで、朝夕で僅かに異なる手首等の微妙な太さの変化にも追従して、装身具の長さを容易に微調整できる。
【００１６】
しかも、中留構造が、一対のプッシュボタンと、その装身具の短手方向に形成されたプッシュボタン開口部から、プッシュボタンを出没可能に収容するプッシュボタン保持部材と、プッシュボタンがプッシュボタン保持部材から抜け落ちるのを防止する抜け止め手段とを備えており、一体化されているので、繰り返しの使用、衝撃などにも耐久性を備え、しかも、中留本体への取り付け、組み立てが容易である。また、従来のようにピンなどのかしめによる中留本体への取り付け作業が不要であり、中留本体を傷つけることがなく、外観品質も良好で、コストも低減する。
【００１７】
また、本発明の装身具の中留構造は、前記スライド板が、前記装身具の一端に連結されるとともに、装身具の長手方向に摺動可能に構成され、
前記スライド板が、前記ボタン側係合手段が係脱可能に係合するスライド板側係合手段を備えることを特徴とする。
これにより、プッシュボタンを操作して、または操作することなしに、ボタン側係合手段をスライド板側係合手段より外して、スライド板を移動して所定の長さの調整後に、プッシュボタンのボタン側係合手段をスライド板側係合手段に係合し装身具長さの微調整を行なうことで、朝夕で僅かに異なる手首等の微妙な太さの変化にも追従して、装身具の長さを容易に微調整できる。
【００１８】
また、本発明の装身具の中留構造は、前記スライド板が、前記プッシュボタンと重なり合うように配置されていることを特徴とする。
このように構成することによって、中留構造の装身具短手方向の幅、装身具長手方向の長さを短くすることができて、中留構造の小型化を図ることができる。また、本発明の装身具の中留構造は、前記プッシュボタンのボタン側係合手段が、スライド板側に突出する係合突出部であり、
前記スライド板側係合手段が、前記スライド板に設けた開口部の装身具長手方向に沿った少なくとも一辺の縁部に形成されるとともに、前記プッシュボタンの係合突出部が係脱可能に係合する係合歯部であることを特徴とする。
【００１９】
これにより、プッシュボタンの係合突出部とスライド板の係合歯部との係合が、プッシュボタンとスライド板の中留構造からの抜け止めと、装身具長さ微調整における係合を兼ねるようになり、スライド板以外に何ら部品点数を増やすことなく、安価に、プッシュボタン操作による中留構造に装身具長さ微調整手段を一体化することができる。
【００２０】
また、スライド板の係合歯部の歯形状を細かくすればするほど、スライド板をわずかに動かしても、その都度、係合歯部に係合できるので、より微妙な装身具長さ微調整ができる。そして、スライド板の係合歯部の歯形状は、機械加工の限界内でいくらでも細かくすることができるので、プッシュボタン操作による中留構造に一体化された装身具長さ微調整手段は、朝夕でわずかに変わるユーザーの手首等の太さの変化にも追従する、極めてわずかな微調整が可能となる。
【００２１】
また、本発明の装身具の中留構造は、前記スライド板の係合歯部の歯形状が、平面視でラチェット歯、山歯、谷歯、方形歯のいずれか１つであることを特徴とする。
このように構成することにより、歯形状を選択することにより、ユーザーの用途に応じて装身具長さ微調整手段を種々様々に変化させることができる。
【００２２】
すなわち、係合歯部の歯形状をラチェット歯にすると、スライド板は、プッシュボタンの係合突出部との係合により一方向にはロックされるが、他方向には自由に動けるようになる。
従って、例えば、装身具を伸ばしたい場合には、プッシュボタンを押圧して、スライド板の係合歯部のラチェット歯とプッシュボタンの係合突出部との係合を解除しながら装身具を引っ張り、スライド板を移動させて装身具を伸ばすことができる。また、装身具を縮めたい場合には、プッシュボタンを操作することなく、装身具を押し込んで縮めることができるように設定することができる。
【００２３】
また、ユーザーがプッシュボタンを操作しない限り、スライド板の係合歯部のラチェット歯とプッシュボタンの係合突出部との係合が解除されず、装身具は伸びることがないので、ユーザーの意図に反して不用意に装身具が伸びて手首より脱落することがない。しかも、装身具を縮めたい場合は、装身具を押し込むだけで、スライド板の係合歯部のラチェット歯とプッシュボタンの係合突出部との係合が解除されて、簡単に縮めることができるようになる。
【００２４】
また、係合歯部の歯形状を山歯、谷歯のいずれかにすると、装身具を引っ張る、または押し込むことにより、プッシュボタンを何ら操作することなくスライド板を移動させることができるので、装身具を伸ばす、または縮める場合双方とも、容易に装身具長さの微調整ができるようになる。
また、係合歯部の歯形状を方形歯にすると、装身具を伸ばす、または縮める場合双方とも、プッシュボタンを押圧させるように設定することができる。
【００２５】
また、本発明の装身具の中留構造は、前記スライド板の係合歯部の歯形状が、互いに向きが逆のラチェット歯をそれぞれ装身具長手方向に複数並べて構成したことを特徴とする。
このように、ラチェット歯の歯の向きを逆にすれば、装身具を縮めたい場合にのみ、プッシュボタンを押圧させるように設定することができる。
【００２６】
また、係合歯部を、互いに向きが逆のラチェット歯をそれぞれ装身具長手方向に複数並べて構成すれば、一方のプッシュボタンを押圧すれば、装身具を伸ばす（または縮める）ことができ、他方のプッシュボタンを押圧すれば、装身具を縮める（または伸ばす）ことができるようになり、ユーザーが、プッシュボタンのいずれかを選んで押圧し、装身具を伸ばしたり縮めたりするように設定することができる。
【００２７】
また、本発明の装身具の中留構造は、前記プッシュボタンのボタン側係合手段が、前記プッシュボタン保持部材の前記スライド板側に形成されたスリット開口部を介して、その上方係合部が突出するととともに、相互に離間する方向に付勢部材によって付勢された一対の断面略Ｌ字形状の係合突出部であることを特徴とする。
【００２８】
このように構成することによって、プッシュボタンのボタン側係合手段が、プッシュボタンとは別体の係合突出部で形成されているので、従来のように、プッシュボタンを折曲加工、溶接など特殊な加工が不要で、コストも低減できる。
しかも、断面略Ｌ字形状の係合突出部の下方部が、スリット開口部内に位置して、相互に離間する方向に付勢部材によって付勢されていることになるので、この係合突出部が、プッシュボタン保持部材のスリット開口部から抜け落ちることがない。
【００２９】
従って、長年の繰り返し使用や、衝撃などによっても、係合突出部が破損、損傷して、腕時計が使用者の手首から抜け落ちてしまうおそれがない。
また、本発明の装身具の中留構造は、前記プッシュボタンの係合突出部の下方係合部が、前記プッシュボタンの前記スリット開口部側に装身具の長手方向に突出したボタン側係合手段保持用突出部の内端側に当接し、
前記プッシュボタンの押圧操作と連動して、前記プッシュボタンの係合突出部が、前記プッシュボタン保持部材のスリット開口部内を、装身具の短手方向に摺動するように構成されていることを特徴とする。
【００３０】
このように構成することによって、プッシュボタンの係合突出部の下方係合部が、プッシュボタンのスリット開口部側に装身具の長手方向に突出したボタン側係合手段保持用突出部の内端側に当接する。
従って、プッシュボタンの押圧操作によって、相互に離間する方向に付勢部材によって付勢された一対の断面略Ｌ字形状の係合突出部を、この付勢部材の付勢力に抗して、プッシュボタン保持部材のスリット開口部内を、装身具の短手方向に摺動させることができ、スライド板との係合を解除して、装身具の長さを微調整することができる。
【００３１】
また、本発明の装身具の中留構造は、前記装身具の中留本体が、断面が略コの字形状で、前記装身具の長手方向の両側壁に、前記プッシュボタンのボタン操作部が突出するボタン用窓部が形成されており、
前記プッシュボタンのボタン操作部を、前記プッシュボタン保持部材のプッシュボタン開口部内に押し込んだ状態で、前記ボタン用窓部内に前記プッシュボタンのボタン操作部を取り付けることによって、前記中留構造を前記装身具の中留本体に取り付けるように構成したことを特徴とする。
【００３２】
このように構成することによって、プッシュボタンのボタン操作部を、プッシュボタン保持部材のプッシュボタン開口部内に押し込んだ状態で、ボタン用窓部に位置するように配置して、プッシュボタンのボタン操作部の押圧を解除するだけで、ボタン用窓部内にプッシュボタンのボタン操作部を取り付けることができるので、組み立てが容易で、従来のようにピンなどのかしめによる中留本体への取り付け作業が不要であり、中留本体を傷つけることがなく、外観品質も良好で、コストも低減する。
【００３３】
また、本発明の装身具の中留構造は、前記抜け止め手段が、前記プッシュボタン保持部材内に、前記一対のプッシュボタンと重ね合わせて装着された抜け止め板であり、
前記抜け止め板が、前記スリット開口部と反対側に板厚方向に前記プッシュボタン側に突設した一対の係止突設片を備え、
前記プッシュボタンが、前記プッシュボタンの前記スリット開口部と反対側に、装身具の長手方向に突出した突設部を備え、
前記抜け止め板の係止突設片の内側端が、前記プッシュボタンの突設部の外端に当接することによって、前記プッシュボタンが、前記プッシュボタン保持部材から抜け落ちるのを防止するように構成されていることを特徴とする。
【００３４】
このように構成することによって、抜け止め板の係止突設片の内側端が、プッシュボタンの突設部の外端に当接することによって、プッシュボタンが、プッシュボタン保持部材から抜け落ちるのを防止でき、プッシュボタン保持部材との一体化を保持することができる。従って、繰り返しの使用、衝撃などにも耐久性を備え、しかも、中留本体への取り付け、組み立てが容易となる。
【００３５】
また、本発明の装身具の中留構造は、前記装身具の他方の端部に連結された係合部が、係合突起部であり、
前記プッシュボタン保持部材に、前記装身具の他方の端部に連結された係合部の係合突起が嵌入する嵌入孔が形成され、
前記抜き止め板に、前記装身具の他方の端部に連結された係合部の係合突起が嵌入する嵌入孔が形成されるとともに、
前記一対のプッシュボタンの装身具の短手方向の内端にそれぞれ形成された係合端の間で、前記装身具の他方の端部に連結された係合部の係合突起を、着脱自在に係止するように構成したことを特徴とする。
【００３６】
また、本発明の装身具の中留構造は、前記プッシュボタン保持部材に、前記表板の突棒が嵌入する嵌入孔が形成され、
前記抜き止め板に、前記表板の突棒が嵌入する嵌入孔が形成されるとともに、前記一対のプッシュボタンの装身具の短手方向の内端にそれぞれ形成された係合端の間で、前記表板の突棒を、着脱自在に係止するように構成したことを特徴とする。
【００３７】
このように構成することによって、装身具の他方の端部に連結された係合部の係合突起部、または、前記表板の突棒を、プッシュボタン保持部材の嵌入孔、抜き止め板の嵌入孔を介して、一対のプッシュボタンの装身具の短手方向の内端にそれぞれ形成された係合端の間で着脱自在に係止できる。
従って、プッシュボタンのボタン側係合部と、装身具の他方の端部に連結された係合部の係合突起との係合により、例えば、時計バンドを手首に装着して、装身具を所定の長さに設定することができる。
【００３８】
また、本発明の装身具の中留構造は、前記中留構造が、両プッシュ中留構成または片プッシュ中留構成であることを特徴とする。
また、本発明の装身具の中留構造は、前記装身具の他方の端部に連結された係合部が、中折れ部材に設けた中折れ部材側係合部であることを特徴とする。
また、本発明の装身具の中留構造は、 前記中折れ部材が、複数折れ構成であることを特徴とする。
【００３９】
また、本発明の装身具の中留構造は、前記中折れ部材が、観音開き構成であることを特徴とする。
また、本発明の装身具の中留構造は、前記中留構造をシングル・ロックタイプの装身具構成に設けたことを特徴とする。
このように構成することによって、プッシュボタン操作による中留構造に装身具長さ微調整手段を一体化することができ、装身具長さの微調整を容易に行うことができる。
【００４０】
また、本発明の装身具の中留構造は前記装身具の中留本体の前記装身具の長手方向の両側壁に形成されたボタン用窓部の周辺部が、内側に傾斜して形成したさらい部が形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、さらい部によって、ボタン用窓部から突出するプッシュボタンのボタン操作部が外部から見えにくくなり、外観の品質が向上するとともに、プッシュボタンの押圧操作の操作性が向上する。
【００４１】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態（実施例）について説明する。本発明の装身具の中留構造を、時計バンド構造の中留構造に適用した実施例について、図１から図１１を参照して以下に詳細に説明する。
図１は、本発明の第１の実施例の装身具の中留構造の一部省略した斜視図、図２は、図１の中留構造の分解状態の斜視図、図３は、図１の中留構造の装身具長手方向の縦断面図、図４は、図３のＡ−Ａ線に沿う断面図、図５（Ａ）は、中留枠の表側から見た斜視図、図５（Ｂ）は、中留枠の裏側から見た斜視図、図６は、プッシュボタン保持部材の斜視図、図７は、スライド板の斜視図、図８は、プッシュボタンの斜視図、図９は、抜け止め板の斜視図、図１０は、係合突出部の斜視図、図１１は、本発明のプッシュボタン保持体１７ａを一体化する状態を説明する斜視図である。
【００４２】
装身具である時計バンド構造は、図１に示したように、腕時計（図示せず）の一方のバンド取付部（図示せず）に連結された時計バンド１と、腕時計の他方のバンド取付部（図示せず）に連結された時計バンド２と、中折れ部材５と、バンド長さ微調整手段（装身具長さ微調整手段）を備えた中留構造６とから構成されている。
【００４３】
そして、中折れ部材５は、中板３と、この中板３の端部に回動可能に連結された外板４とから構成されている。中板３の端部には、連結ピン保持部７、８が形成されており、中板３の表側には、中折れ部材側係合部である係合爪９が植設されている。この係合爪９は、図２および図３に示したように、軸部９ａの端部に傘部９ｂを形成して、この軸部９ａの部分が係止部にされているとともに、傘部９ｂが抜け止め防止部となっている。
【００４４】
また、外板４は、中板３が挿入される挿入孔部１０を有する枠状体であり、その一端部に一対の連結片部１１を、他端部に連結ピン保持部１２をそれぞれ備えており、連結片部１１の対向面には係止孔１１ａが形成されている。
そして、中板３は、その連結ピン保持部７が保持した連結ピン１３を、時計バンド１の端部の連かん駒１４に回転可能に係合して、この時計バンド１に連結されている。また、中板３の他端部は、その連結ピン保持部８が保持した連結ピン１５を、外板４の連結片部１１の係止孔１１ａに回転可能に係合して、この外板４に連結されている。
【００４５】
一方、中留構造６は、図２に示したように、中留枠１６と、プッシュボタン保持部材１７と、スライド板１８と、プッシュボタン１９、２０と、２個のスプリングからなる付勢部材３１ａ、３１ｂとから構成されている。
そして、中留枠１６は、図２および図５に示したように、表面部１６ａが曲面に成された枠本体２２を備えており、この枠本体２２のバンド短手方向の両端部には、互いに対向する端壁部２２ａ、２２ｂが形成されている。
【００４６】
これらの端壁部２２ａ、２２ｂの中央部には、ボタン用窓部２３が形成されている。また、端壁部２２ａ、２２ｂの一端側には、それぞれピン孔２７が形成されている。
また、プッシュボタン保持部材１７は、図２および図６に示したように、略矩形筒状の部材本体２８を備えている。
【００４７】
すなわち、この部材本体２８は、底面部２８ａのバンド長手方向の一方の端部を立ち上げた後に、底面部２８ａと平行に折り曲げられて、折曲げ部２９ａが形成されている。また、部材本体２８は、底面部２８ａのバンド長手方向の他方の端部２９ｂの両端部２９ｃを立ち上げた後に、その先端部２９ｄが、底面部２８ａと平行に折り曲げられている。これらの折曲げ部２９ａ、２９ｄで、プッシュボタン保持部材１７の上面２８ｂを形成している。
これによって、図６に示したように、プッシュボタン保持部材１７には、そのスライド板側の上面の２８ｂには、スリット開口部２８ｃが形成されている。また、これらの底面部２８ａと、折曲げ部２９ａ、２９ｃ、２９ｄとで囲まれており、これによって、バンド短手方向に沿った断面略矩形の空間としてのボタン挿入孔Ｈが形成されている。また、部材本体２８の底面部２８ａの中央部には孔部３３が形成され、折曲げ部２９ａの中央部には、嵌入孔３０が形成されており、それぞれ中折れ部材５の中板３の係合爪９が嵌入するようになっている。
【００４８】
また、スライド板１８は、図２および図７に示したように、板本体３５を備えており、この板本体３５には開口部３６が形成されており、この開口部３６の両側縁部には、バンド長手方向に、係合歯部を構成する複数のラチェット歯３７が形成されており、これらのラチェット歯３７がスライド板側係合手段を構成している。この場合、ラチェット歯３７は、その係止側部３７ａが、時計バンド２側に向けて形成されている。また、板本体３５の右端部には、ピン孔３６ａを有するピン連結部３６ｂが一対形成されている。
【００４９】
一方、プッシュボタン１９、２０は、図２および図８に示したように、端部にボタン操作部３８ａを形成したボタン本体３８を備えている。
このボタン本体３８の先部の一側には、切欠き部３９が形成されており、この切欠き部３９の先側に、円弧形状の係合部４０が形成されている。このプッシュボタン１９、２０の係合部４０は互いに対向していて、これらでボタン側係合部を構成している。
【００５０】
また、ボタン本体３８には、その基端側に、プッシュボタン保持部材１７のスリット開口部２８ｃの側に、装身具の長手方向に突出したボタン側係合手段保持用突出部であるばね受け部３９ａが形成されている。
また、プッシュボタン１９のボタン本体３８の基端側には、ばね受け部３９ｂが形成されるとともに、プッシュボタン２０のボタン本体３８の先端側には、ばね受け部３９ｃが形成されている。そして、これらのばね受け部３９ｂとばね受け部３９ｃとの間に、コイルスプリングなどの付勢部材３１ａが介装されており、これによって、プッシュボタン１９とプッシュボタン２０が相互に離間する方向に付勢されている。
【００５１】
さらに、プッシュボタン１９、２０のばね受け部３９ａの間には、一対の断面略Ｌ字形状の係合突出部３２、３２が、プッシュボタン保持部材１７のスリット開口部２８ｃ内に、その下方係合部３２ａが、ばね受け部３９ａの内端に当接するように配設されている。そして、これらの係合突出部３２、３２の間に、コイルスプリングなどの付勢部材３１ｂが、係合突出部３２の下方係合部３２ａに形成された付勢部材用小孔３２ｂに介装されている。これにより、これらの係合突出部３２、３２が、相互に離間する方向に付勢されているとともに、プッシュボタン１９とプッシュボタン２０が、相互に離間する方向に付勢されている。
【００５２】
また、この係合突出部３２は、プッシュボタン保持部材１７のスリット開口部２８ｃを介して、その上方係合部３２ｃが突出しており、これがプッシュボタンの係合突出部であるボタン側係合手段を構成している。
このように構成することによって、プッシュボタン１９、２０の押圧操作と連動して、プッシュボタンの係合突出部３２が、プッシュボタン保持部材１７のスリット開口部２８ｃ内を、装身具の短手方向に摺動するように構成されている。また、プッシュボタン１９、２０のボタン本体３８にはそれぞれ、プッシュボタン保持部材１７のスリット開口部２８ｃと反対側に、装身具の長手方向に突出した抜け止め防止用の突設部３４ａ、３４ｂを備えている。
【００５３】
一方、図２および図３に示したように、プッシュボタン１９、２０のボタン本体３８の下面、すなわち、プッシュボタン保持部材１７の底面部２８ａ側には、抜け止め手段としての抜け止め板４１が、プッシュボタン保持部材１７内に、一対のプッシュボタン１９、２０と重ね合わせて装着されている。
この抜け止め板４１は、図９に示したように、略矩形状であり、プッシュボタン保持部材１７のスリット開口部２８ｃ側と反対側に、板厚方向にプッシュボタン１９、２０側に突設した一対の抜け止め防止用の係止突設片４１ａを備えている。
【００５４】
すなわち、これらの係止突設片４１ａの内側端が、プッシュボタン１９、２０の抜け止め防止用の突設部３４ａ、３４ｂの外端に当接することによって、プッシュボタン１９、２０が、プッシュボタン保持部材１７のボタン挿入孔Ｈから抜け落ちるのを防止するように構成されている。
また、この抜け止め板４１には、図９に示したように、プッシュボタン保持部材１７のスリット開口部２８ｃ側に、このスリット開口部２８ｃに対応して、切欠部４１ｂが形成されている。この抜け止め板４１の切欠部４１ｂは、プッシュボタン１９、２０のばね受け部３９ａとともに、コイルスプリングなどの付勢部材３１ｂによって相互に離間する方向に付勢された係合突出部３２の下方係合部３２ａが当接するように構成されている。
【００５５】
そして、プッシュボタン保持部材１７の折曲げ部２９ａ、２９ｂが、中留枠１６の端壁部２２ａ、２２ｂ間に挿入されていて、ボタン挿入孔Ｈの開口部とボタン用窓部２３が一致するようになっている。プッシュボタン保持部材１７の折曲げ部２９ａ、２９ｄと、中留枠１６の枠本体２２との間に隙間４２が形成されている。
【００５６】
そして、この隙間４２に、スライド板１８がバンド長手方向に移動可能に挿入されている。また、プッシュボタン保持部材１７のボタン挿入孔Ｈには、一端側から一方のプッシュボタン１９が、他端側から他方のプッシュボタン２０がそれぞれ挿入されている。
また、係合突出部３２の上方係合部３２ｃが、プッシュボタン保持部材１７のスリット開口部２８ｃから突出して、スライド板１８の係合用開口部３６内に突入している。
【００５７】
そして、プッシュボタン１９、２０は、そのボタン本体３８には、ばね受け部３９ｂとばね受け部３９ｃとの間に介装された付勢部材３１ａによって、プッシュボタン１９、２０は互いに離間する方向に付勢されている。また、係合突出部３２、３２の間に介装された付勢部材３１ｂの付勢力により、この係合突出部３２、３２から、プッシュボタン１９、２０のばね受け部３９ａを介して、プッシュボタン１９、２０は互いに離間する方向に付勢されている。
【００５８】
また、係合突出部３２、３２の間に介装された付勢部材３１ｂの付勢力によって、これらの係合突出部３２、３２はそれぞれ、スライド板１８のラチェット歯３７に係合している。従って、スライド板１８は、隙間４２内に抜けないように係止される。
また、プッシュボタン２０のボタン操作部３８ａが、ボタン用窓部２３より外方に突出している。この場合、図５に示したように、中留枠１６の枠本体２２の端壁部２２ａ、２２ｂのボタン用窓部２３の周辺部が、内側に傾斜して形成したさらい部２３ａが形成されている。このようにさらい部２３ａを設けることによって、さらい部２３ａによって、ボタン用窓部２３から突出するプッシュボタン１９、２０のボタン操作部３８ａが外部から見えにくくなり、外観の品質が向上するとともに、プッシュボタンの押圧操作の操作性が向上する。
【００５９】
このように構成される中留構造６では、プッシュボタン保持部材１７は、例えば、図１１の一点鎖線に示したように、プッシュボタン保持部材１７の部材本体２８の一方の折曲げ部２９ｄを開いた状態で、スライド板１８、プッシュボタン１９、２０、付勢部材３１ａ、３１ｂ、係合突出部３２、３２を、プッシュボタン保持部材１７に組み込んで、開いた状態の折曲げ部２９ｄを折り曲げることによって一体化して、プッシュボタン保持体１７ａを形成することができる。
【００６０】
このように一体化したプッシュボタン保持体１７ａは、プッシュボタン１９、２０のボタン操作部３８ａを、プッシュボタン保持部材１７のボタン挿入孔Ｈ内に押し込んだ状態で、中留枠１６のボタン用窓部２３内にプッシュボタン１９、２０のボタン操作部３８ａを取り付けることによって、装身具の中留枠１６に取り付けることができるようになっている。
【００６１】
このように構成された中留構造６は、中留枠１６の端壁部２２ａ、２２ｂのピン孔２７に、外板４の連結ピン保持部１２に保持された連結ピン４３を係止して外板４に連結されている。また、中留構造６は、スライド板１８のピン連結部３６ｂのピン孔３６ａに、時計バンド２の端部の連かん駒４４が保持した連結ピン４５を係止して時計バンド２に連結されている。
【００６２】
次に、このように構成された本発明の時計バンド構造の装着およびこの装着の解除とバンド長さの微調整操作を説明する。
まず、時計バンドに手首を通した後に、中板３を外板４側に折り畳んで、この中板３を外板４の挿入孔部１０に挿入する。この際、中板３に設けた中折れ部材側係合部である係合爪９を、プッシュボタン保持部材１７の底面部２８ａの孔部３３に挿入して、この係合爪９を、ボタン側係合部、すなわち、プッシュボタン１９、２０の互いに対向する係合部４０、４０に係合して、時計バンドを手首に装着する。
【００６３】
この場合、係合爪９の係合部４０への係合は、この係合爪９の端部の傘部９ｂで、プッシュボタン１９、２０の係合部４０間を、バンド短手方向に互いに離間するように押開き、係合爪９の軸部９ａが挿入されると、プッシュボタン１９、２０の係合部４０が、付勢部材３１ａ、３１ｂの付勢力により閉じて、係合爪９の軸部９ａに係止することで行われる。
【００６４】
また、時計バンドを手首から外す場合には、プッシュボタン１９、２０のボタン操作部３８ａを、親指と人差し指で挟んで内側に押すことにより、プッシュボタン１９、２０を、付勢部材３１ａ、３１ｂに抗して移動させる。これにより、係合部４０間を開いて係合を解除し、中板３を外に開いて、外板４の挿入孔部１０より抜き出し、時計バンドを拡開すればよい。
【００６５】
また、スライド板１８にラチェット歯３７が、その係止側部３７ａを、時計バンド２側に向けて形成されているために、時計バンドを縮める方向に、すなわち、時計バンド１側に向けてスライド板１８を移動させることができるように構成されている。
すなわち、スライド板１８は、時計バンドを縮める方向に移動して、ラチェット歯３７が、係合突出部３２、３２の上方係合部３２ｃ上を滑り、スライド板１８の移動を止めると、ラチェット歯３７に係合突出部３２、３２の上方係合部３２ｃが係合して、時計バンドを縮める方向にバンド長さの微調整（例えば、約１．３ｍｍピッチで５ｍｍ程度）を行うことができるようになっている。
【００６６】
また、時計バンドを伸ばす方向にバンド長さの微調整（例えば、約１．３ｍｍピッチで５ｍｍ程度）を行う場合には、プッシュボタン１９、２０のボタン操作部３８ａを親指と人差し指で挟んで内側に押さなければならない。これは、ラチェット歯３７の係止側部３７ａが、時計バンド２側に向けて形成されているために、時計バンド１と離間する方向に時計バンド２を引っ張っても、係止側部３７ａと係合突出部３２、３２の上方係合部３２ｃとの係合が維持されたままであり、スライド板１８が移動しないためである。
【００６７】
従って、時計バンドを伸ばす方向にバンド長さの微調整を行う場合には、プッシュボタン１９、２０のボタン操作部３８ａを押すことにより、プッシュボタン１９、２０を、付勢部材３１ａ、３１ｂに抗して相互に接近する方向に移動させて、係合突出部３２、３２をプッシュボタン保持部材１７のスリット開口部２８ｃ内を相互に接近する方向に移動させる。
【００６８】
これにより、係合突出部３２、３２を、スライド板１８のラチェット歯３７から外し、この状態を保持したままで、時計バンド１と離間する方向に時計バンド２を引っ張って、スライド板１８を移動させる。そして、所定の微調整後にプッシュボタン１９、２０のボタン操作部３８ａの押えを解除して、プッシュボタン１９、２０を、付勢部材３１ａ、３１ｂの付勢力により外方に移動して、係合突出部３２、３２の上方係合部３２ｃを、スライド板１８のラチェット歯３７に係合させて固定すればよい。
【００６９】
このように構成される本発明の実施例の装身具の中留構造によれば、プッシュボタン操作による中留構造６とバンド長さ微調整手段の一体化を図ることが可能になる。そして、バンド長さ微調整手段を、時計バンドの一端が固定され、バンド長手方向に滑動可能なスライド板１８を備え、このスライド板１８に、係合突出部３２、３２が係脱可能に係合するラチェット歯３７を設けて構成している。
【００７０】
これによって、プッシュボタン１９、２０を操作して、または操作することなしに、係合突出部３２、３２をラチェット歯３７より外して、スライド板１８を移動して所定の長さの調整後に、係合突出部３２、３２をラチェット歯３７に係合しバンド長さの微調整を行なうことができる。
すなわち、手首の太さが僅かに変化した時は、プッシュボタン１９、２０を押圧して段階的に微調整を行い、腕時計を手首から外すこと無く、最も適当な装着感を得ることができる。
【００７１】
また、スライド板１８、プッシュボタン１９、２０、付勢部材３１ａ、３１ｂ、係合突出部３２、３２を、プッシュボタン保持部材１７に組み込んで一体化して、プッシュボタン保持体１７ａを形成することができる。そして、このように一体化したプッシュボタン保持体１７ａを、プッシュボタン１９、２０のボタン操作部３８ａを、プッシュボタン保持部材１７のボタン挿入孔Ｈ内に押し込んだ状態で、中留枠１６のボタン用窓部２３内にプッシュボタン１９、２０のボタン操作部３８ａを取り付けることによって、装身具の中留枠１６に簡単に取り付けることができる。
【００７２】
しかも、中留構造６が、一対のプッシュボタン１９、２０と、その装身具の短手方向に形成されたボタン挿入孔Ｈから、プッシュボタン１９、２０を出没可能に収容するプッシュボタン保持部材１７と、プッシュボタン１９、２０がプッシュボタン保持部材１７から抜け落ちるのを防止する抜け止め板４１を備えており、一体化されているので、繰り返しの使用、衝撃などにも耐久性を備え、しかも、中留本体への取り付け、組み立てが容易である。また、従来のようにピンなどのかしめによる中留本体への取り付け作業が不要であり、中留本体を傷つけることがなく、外観品質も良好で、コストも低減する。
【００７３】
なお、この実施例では、スライド板１８の係合歯部をラチェット歯３７の歯形状にしたが、図１２に示したように、この歯形状を、平面視で、図１２（Ａ）に示すように、山歯３７ｂの形状、図１２（Ｂ）に示したように、谷歯３７ｃの形状、図１２（Ｃ）に示したように、方形歯３７ｄの形状とすることができる。 このように、歯形状を選択することにより、ユーザーの用途に応じて装身具長さ微調整手段を種々様々に変化させることができる。
【００７４】
すなわち、係合歯部の歯形状を山歯、谷歯のいずれかにすると、装身具を引っ張る、または押し込むことにより、プッシュボタンを何ら操作することなくスライド板を移動させることができるので、装身具を伸ばす、または縮める場合双方とも、容易に装身具長さの微調整ができるようになる。
また、係合歯部の歯形状を方形歯にすると、装身具を伸ばす、または縮める場合双方とも、プッシュボタンを押圧させるように設定することができる。
【００７５】
さらに、図１２（Ｂ）に示したように、スライド板１８の先端部に開口部３７ｆを設けることによって、スライド板１８にバネ性（弾力性）を持たせることができ、中留枠１６の内壁とスライド板１８とのガタツキなどを防止することができる。これによって、スライド板１８をスムーズに摺動させることができる。
なお、この実施例では、図１２（Ｂ）のスライド板１８の先端部に開口部３７ｆを設けたが、いずれのスライド板１８にも、先端部に開口部３７ｆを設けることができる。
【００７６】
また、特に、装身具の長さを短くする方向には、スライド板１８をプッシュボタンを何ら押圧することなく操作でき、装身具の長さを長くするためにプッシュボタンを押圧操作する必要があるタイプの構造のスライド板１８に、このような開口部３７ｆを設けることによって、スライド操作がより安定的に行なうことができる。
【００７７】
また、この場合、図１２（Ｄ）に示したように、スライド板１８の係合歯部の歯形状が、互いに向きが逆のラチェット歯３７ｅをそれぞれ装身具長手方向に複数並べて構成してもよい。
このように、ラチェット歯の歯の向きを逆にすれば、装身具を縮めたい場合にのみ、プッシュボタンを押圧させるように設定することができる。
【００７８】
また、係合歯部を、互いに向きが逆のラチェット歯をそれぞれ装身具長手方向に複数並べて構成すれば、一方のプッシュボタンを押圧すれば、装身具を伸ばす（または縮める）ことができ、他方のプッシュボタンを押圧すれば、装身具を縮める（または伸ばす）ことができるようになり、ユーザーが、プッシュボタンのいずれかを選んで押圧し、装身具を伸ばしたり縮めたりするように設定することができる。
【００７９】
図１３は、本発明の第２の実施例の装身具の中留構造の分解状態の斜視図である。
この実施例の中留構造６は、基本的には、上記の第１の実施例の中留構造６と基本的には、同様な構成であり、同じ構成部材には同じ参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
【００８０】
上記の第１の実施例の中留構造６では、三つ折り構成の中折れ部材５に装着されているが、この実施例の中留構造６では、図１３に示したように、観音開き構成である中折れ部材５に装着している。
すなわち、この観音開き構成である中折れ部材５は、中折れ部材側係合部である係合爪９を有する中間板５０の一端部に、一方の開閉板５１の一端部を、中間板５０の他端部に、他方の開閉板５２の一端部をそれぞれ枢着して構成してある。
【００８１】
このような観音開き構成の中折れ部材５に、中留構造６および時計バンド１、２を連結するには、一方の開閉板５１の他端部を、中留構造６の中留枠１６のピン孔５７Ａにピン５８により枢着している。また、この中留構造６のスライド板１８の接続端部に、時計バンド１の端部の連かん駒１４を連結し、他方の開閉板５２の他端部を、時計バンド２に端部の連かん駒４４を連結することによって行われる。
【００８２】
このような構造の時計バンド構造の装着およびこの装着の解除とバンド長さの微調整操作は、手首に装着およびこの装着の解除する操作以外は、上記の第１の実施例とほぼ同様に行うことができるとともに、同様な作用効果を奏することができる。
すなわち、手首に装着する際には、時計バンド構造に手首を通した後に、他方の開閉板５２を中間板５０側に折り畳み、次に、一方の開閉板５１を中間板５０側に折り畳んで、係合爪９を、プッシュボタン保持部材１７の底面部２８ａの孔部３３に挿入して、この係合爪９をボタン側係合部、すなわち、プッシュボタン１９、２０に対向する係合部４０、４０に係合して、計バンド構造を手首に装着すればよく、この装着の解除は、この操作を逆にすればよい。
【００８３】
図１４は、本発明の第３の実施例の装身具の中留構造の分解状態の斜視図である。
この実施例の中留構造６は、基本的には、上記の第１の実施例の中留構造６と基本的には、同様な構成であり、同じ構成部材には同じ参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
【００８４】
この実施例の中留構造６では、時計バンド構造にシングル・ロックタイプの中留構造を使用している。
すなわち、中留枠６０は、枠本体６０Ａを有しており、この枠本体６０Ａのバンド短手方向の両端部には、互いに対向する端壁部６０Ｂ、６０Ｃが形成してある。これらの端壁部６０Ｂ、６０Ｃには、その中央部に、ボタン用窓部６２が形成されており、端壁部６０Ｂ、６０Ｃ間がプッシュボタン保持部材装着部にしてある。また、枠本体６０Ａの表面部には凹部６１が形成されており、この凹部６１には孔部６３が設けられている。
【００８５】
また、中留枠６０の端部には、表板７２が枢着されており、この表板７２に、中折れ部材側係合部である係合爪７３が設けられている。スライド板１８の連結部６７Ｃには、時計バンド１の端部の連かん駒１４が連結されており、時計バンド２の端部の連かん駒４４には、連結用バー部材７４が設けられている。
このような構造の時計バンド構造の装着およびこの装着の解除とバンド長さの微調整操作は、手首に装着およびこの装着の解除する操作以外は、上記の第１の実施例とほぼ同様に行うことができるとともに、同様な作用効果を奏することができる。
【００８６】
すなわち、手首に装着する際には、時計バンド構造を手首に沿わせた後に、連結用バー部材７４を表板７２に引っ掛けて、この表板７２を、その枢着部７２ａで折り畳んで、この表板７２の係合爪７３を、中留枠１６の上面に形成された孔部６３を介してプッシュボタン１９、２０の係合部４０に係合して、中留構造６を介して、時計バンド１と時計バンド２とを連結して、時計バンド構造を手首に装着すればよく、この装着の解除は、この操作を逆にすればよい。
【００８７】
図１５は、本発明の第４の実施例の装身具の中留構造の斜視図である。
この実施例の中留構造６は、基本的には、上記の第３の実施例の中留構造６と基本的には、同様な構成であり、同じ構成部材には同じ参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
この実施例の中留構造６では、中留構造を装身具としてのブレスレッドタイプ、または皮バンドタイプの時計に組み込んだものである。この場合、上記第３の実施例と同様に、シングル・ロックタイプの中留構造を、装身具としてのベルトのバックル部８０に組み込んである。
【００８８】
このような構造の時計バンド構造の装着およびこの装着の解除とバンド長さの微調整操作は、上記の第３の実施例とほぼ同様に行なうことができるとともに、同様な作用効果を奏することができる。
すなわち、ベルト１を腰回りに装着する場合（ズボンをはく場合等）は、ベルト１を腰回りに沿わせて、ベルト１の先部を、表板８４と中留枠１６との間に形成されたベルト開口部８２に挿通する。そして、表板８４を中留枠１６に重ねることにより、表板８４に形成された突棒８６を、ベルト１の先部に形成された係止孔８８に挿入するとともに、中留枠１６の上面に形成された孔部６３を介してプッシュボタン１９、２０の係合部４０に係合してベルト１を中留機構６に連結すればよく、この装着の解除は、この操作を逆にすればよい。
【００８９】
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、上記実施例では、本発明の装身具の中留構造を、時計バンド構造の中留構造に適用した実施例を示したが、ブレスレッド等の手首に巻回される装身具、ネックレス等の首に巻回される装身具、ズボンのベルト等の腰に巻回される装身具、バック、鞄などのベルト部などその他の装身具にも適用できるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【００９０】
【発明の効果】
本発明によれば、プッシュボタン操作による中留構造と装身具長さ微調整手段の一体化を図ることが可能になる。そして、プッシュボタンを操作して、または操作することなしに、ボタン側係合手段をスライド板より外して、スライド板を移動して所定の長さの調整後に、プッシュボタンのボタン側係合手段をスライド板に係合して、装身具長さの微調整を行なうことで、朝夕で僅かに異なる手首等の微妙な太さの変化にも追従して、装身具の長さを容易に微調整できる。
【００９１】
しかも、中留構造が、一対のプッシュボタンと、その装身具の短手方向に形成されたプッシュボタン開口部から、プッシュボタンを出没可能に収容するプッシュボタン保持部材と、プッシュボタンがプッシュボタン保持部材から抜け落ちるのを防止する抜け止め手段とを備えており、一体化されているので、繰り返しの使用、衝撃などにも耐久性を備え、しかも、中留本体への取り付け、組み立てが容易である。また、従来のようにピンなどのかしめによる中留本体への取り付け作業が不要であり、中留本体を傷つけることがなく、外観品質も良好で、コストも低減する。
【００９２】
また、本発明によれば、プッシュボタンのボタン側係合手段が、プッシュボタンとは別体の係合突出部で形成されているので、従来のように、プッシュボタンを折曲加工、溶接など特殊な加工が不要で、コストも低減できる。
しかも、断面略Ｌ字形状の係合突出部の下方部が、スリット開口部内に位置して、相互に離間する方向に付勢部材によって付勢されていることになるので、この係合突出部が、プッシュボタン保持部材のスリット開口部から抜け落ちることがない。
【００９３】
従って、長年の繰り返し使用や、衝撃などによっても、係合突出部が破損、損傷して、腕時計が使用者の手首から抜け落ちてしまうおそれがない。
また、本発明によれば、プッシュボタンのボタン操作部を、プッシュボタン保持部材のプッシュボタン開口部内に押し込んだ状態で、ボタン用窓部に位置するように配置して、プッシュボタンのボタン操作部の押圧を解除するだけで、ボタン用窓部内にプッシュボタンのボタン操作部を取り付けることができるので、組み立てが容易で、従来のようにピンなどのかしめによる中留本体への取り付け作業が不要であり、中留本体を傷つけることがなく、外観品質も良好で、コストも低減する。
【００９４】
さらに、本発明によれば、さらい部によって、ボタン用窓部から突出するプッシュボタンのボタン操作部が外部から見えにくくなり、外観の品質が向上するとともに、プッシュボタンの押圧操作の操作性が向上するなどの幾多の作用効果を奏する極めて優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明の第１の実施例の装身具の中留構造の一部省略した斜視図である。
【図２】図２は、図１の中留構造の分解状態の斜視図である。
【図３】図３は、図１の中留構造の装身具長手方向の縦断面図である。
【図４】図４は、図３のＡ−Ａ線に沿う断面図である。
【図５】図５は、中留枠の表側から見た斜視図である。
【図６】図６は、プッシュボタン保持部材の斜視図ある。
【図７】図７は、スライド板の斜視図である。
【図８】図８は、プッシュボタンの斜視図である。
【図９】図９は、抜け止め板の斜視図である。
【図１０】図１０は、係合突出部の斜視図である。
【図１１】図１１は、本発明のプッシュボタン保持体１７ａを一体化する状態を説明する斜視図である。
【図１２】図１２は、スライド板の別の実施例を示す上面図である。
【図１３】図１３は、本発明の第２の実施例の装身具の中留構造の分解状態の斜視図である。
【図１４】図１４は、本発明の第３の実施例の装身具の中留構造の分解状態の斜視図である。
【図１５】図１５は、本発明の第４の実施例の装身具の中留構造の斜視図である。
【図１６】図１６は、従来の装身具における長さ調整の説明のためのバンドの斜視図である。
【図１７】図１７は、従来の装身具における長さ調整の説明のためのバンドの斜視図である。
【図１８】図１８は、従来の装身具の中留構造の一部省略した斜視図である。
【符号の説明】
１ 時計バンド
２ 時計バンド
４ 外板
５ 中折れ部材
６ 中留構造
７ 連結ピン保持部
８ 連結ピン保持部
９ 係合爪
９ａ 軸部
９ｂ 傘部
１０ 挿入孔部
１１ａ 係止孔
１１ 連結片部
１２ 連結ピン保持部
１３ 連結ピン
１４ 駒
１５ 連結ピン
１６ 中留枠
１６ａ 表面部
１７ａ プッシュボタン保持体
１７ プッシュボタン保持部材
１８ スライド板
１９ プッシュボタン
２０ プッシュボタン
２１ スプリング
２２ 枠本体
２２ａ 端壁部
２３ ボタン用窓部
２３ａ さらい部
２４ 座面部
２８ｃ スリット開口部
２８ 部材本体
２８ａ 底面部
２８ｂ 上面
２９ａ、２９ｂ、２９ｄ 折曲げ部
３０ 嵌入孔
３１ａ 付勢部材
３１ｂ 付勢部材
３２ａ 下方係合部
３２ｂ 付勢部材用小孔
３２ｃ 上方係合部
３２ 係合突出部
３３ 孔部
３４ａ 突設部
３５ 板本体
３６ 係合用開口部
３６ａ ピン孔
３６ｂ ピン連結部
３７ ラチェット歯
３７ｅ ラチェット歯
３７ａ 係止側部
３７ｂ 山歯
３７ｃ 谷歯
３７ｄ 方形歯
３８ａ ボタン操作部
３８ ボタン本体
３９ 切欠き部
３９ａ〜３９ｃ ばね受け部
４０ 係合部
４１ａ 係止突設片
４１ｂ 切欠部
４１ 抜け止め板
４２ 隙間
４３ 連結ピン
４４ 連かん駒
４５ 連結ピン
５０ 中間板
５１ 開閉板
５２ 開閉板
５７Ａ ピン孔
５８ ピン
６０ 中留枠
６０Ａ 枠本体
６０Ｂ 端壁部
６１ 凹部
６２ ボタン用窓部
６３ 孔部
６４ プッシュボタン
６７Ｃ 連結部
７２ 表板
７２ａ 枢着部
７３ 係合爪
７４ 連結用バー部材
７５ 係合部
８０ ブレスレッド部
Ｈ ボタン挿入孔[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a structure of an accessory worn and wound around a body, in particular, an accessory worn around a wrist such as a wristwatch or a bracelet, an accessory worn around a neck such as a necklace, a belt of pants, and the like. It is suitable for jewelry that is wound around the waist, and can also adjust the length finely, following slight changes in wrist, neck, or waist thickness in the morning and evening. Regarding Nakadome structure.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a mechanism for adjusting the band length in a clasp structure of a watch band structure as an accessory, as shown in FIG. 16, an adjust pin 171 of each piece 170 of the watch band is pulled out, and Adjusting the length.
However, with this length adjusting mechanism, the band length can be adjusted only by the length of the piece 170 to be detached, so that when the user wears the wristwatch, the band that matches the looseness of the band that each user has is preferred. The fine adjustment of the length was not possible, and the wearing feeling of the wristwatch was not good.
[0003]
As a mechanism for adjusting the band length in the clasp structure of another watch band structure, a spring bar 189 provided at an end of the length adjusting plate 183 is provided as shown in FIG. The length of the band is adjusted by engaging and disengaging the adjustment hole 185.
However, with this length adjustment mechanism, although the length can be finely adjusted, the spring bar 189 must be removed and locked in another adjustment hole 185 each time the band length is adjusted. It requires tools such as tweezers and skill in work, and it is not easy for the user. Further, reducing the pitch between the adjustment holes 185 has a limit in processing, and it has not been possible to adjust the length very slightly.
[0004]
In addition, since the thickness of the wrist changes slightly in the morning and evening, it is desirable that the user can easily adjust the length in the morning and evening in order to obtain a sufficient feeling of wearing. Even with the length adjusting mechanism, adjusting the band length requires tools such as tweezers and skill in work, and it is not easy for the user to perform.
[0005]
For this reason, there has been a demand for a watch band structure provided with a mechanism for finely adjusting the band length. In Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-308616, a slight change in the thickness of the wrist etc., which differs slightly between morning and evening, has been demanded. A middle clasp structure of an accessory that can easily fine-tune its length has been proposed.
That is, in the watch band structure provided with the fine adjustment mechanism of the band length, as shown in FIG. 18, the watch band structure is provided on the engagement portion 140 of the push buttons 119 and 120 and the center folding member 105 protruding in the band short direction. The watch band is set to a predetermined length by engaging with the engaging claw 109, and the latch between the engaging portion 140 and the engaging claw 109 is released by pressing the push buttons 119 and 120. 106 is provided.
[0006]
The clasp structure 106 is provided with band length fine adjustment means for finely adjusting the length of the watch band. A slide plate 118 slidable in the longitudinal direction of the band is provided, and the slide plate 118 is provided with ratchet teeth 137 with which the engaging projections 141 of the push buttons 119 and 120 are removably engaged.
[0007]
With this configuration, the engagement protrusion 141 is detached from the ratchet teeth 137 with or without operating the push buttons 119 and 120, and the slide plate 118 is moved to adjust the predetermined length. Later, the engagement protrusions 141 of the push buttons 119 and 120 are engaged with the ratchet teeth 137 so that the band length can be finely adjusted.
[0008]
That is, when the thickness of the wrist changes slightly, the push buttons 119 and 120 are pressed to make fine adjustments in a stepwise manner, so that the most appropriate wearing feeling can be obtained without removing the wristwatch from the wrist. Is configured.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the watch band structure provided with such a fine adjustment mechanism of the band length, in order to form the engagement protrusion 141 on the push buttons 119 and 120, for example, the push buttons 119 and 120 may be bent, Special processing, such as fixing the 141 by welding, coining, and forming the engaging projection 141 into a screw pin, must be performed, which is complicated and increases the cost.
[0010]
In addition, since the engaging projections 141 of the push buttons 119 and 120 are formed by processing such bending, welding screw pins, or the like, the engaging projections 141 may be damaged due to repeated use or impacts for many years. The wristwatch may fall off the user's wrist due to damage.
Further, as shown in FIG. 18, when attaching the push button holding member 117 to the middle clasp frame 116, the bent portions 129 a and 129 b of the push button holding member 117 are attached to the end wall 122 a of the middle clasp frame 116. 122b After being inserted in between, the mounting portions 130 and 131 are brought into contact with the seating surfaces 124 and 125, and the caulking pins 126a provided on these seating surfaces 124 and 125 are inserted into the holes 132 of the mounting portions 130 and 131. It is necessary to fix by caulking.
[0011]
Therefore, attaching the push button holding member 117 to the intermediate clasp 116 requires complicated work such as insertion and swaging of the swaging pin 126a, and increases the cost. In addition, since the work of attaching the push button holding member 117 by such a caulking operation after the completion of the finishing operation of the middle clasp frame 116 and the like is required, the middle jig is used by a processing jig or the like at the time of attachment work. The frame 116 may be damaged, which may affect the appearance quality.
[0012]
The present invention, in consideration of such a current situation, can follow a slight change in the thickness of a wrist or the like that is slightly different in the morning and evening, and can easily fine-tune the length thereof, and can be used repeatedly, subjected to impact, etc. It is an object of the present invention to provide a clasp structure of an accessory that is durable, easy to assemble, has good appearance quality, and reduces costs.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made in order to achieve the problems and objects in the prior art as described above, and the clasp structure of the present invention is connected to one end of the accessory, and A button-side engaging portion of a push button protruding in the transverse direction of the accessory,
An engagement portion connected to the other end of the accessory,
The button-side engaging portion of the push button, and the engagement of the engaging portion connected to the other end of the accessory, by setting the accessory to a predetermined length,
A push-button operation of the push button includes a clasp structure for releasing the engagement between the button-side engaging portion and the engaging portion connected to the other end of the accessory.
The clasp structure, the clasp structure of the accessory provided with a accessory length fine adjustment means for fine adjustment of the length of the accessory,
The clasp structure,
A push button holding member for accommodating the pair of push buttons so that the push button can be protruded and retracted from a push button opening formed in a short direction of the accessory.
The push button includes a retaining means for preventing the push button from falling off from the push button holding member,
The accessory accessory length fine adjustment means,
In conjunction with the operation of the push button, button-side engaging means slidable in the short direction of the accessory,
A slide plate engageable with the button-side engagement means,
The clasp structure and the accessory fine length adjusting means are attached to a clasp main body of the accessory.
[0014]
In addition, the clasp structure of the accessory of the present invention is connected to one end of the accessory, and a button-side engaging portion of a push button protruding in a short direction of the accessory,
A locking hole formed at the other end of the accessory,
An intermediate frame for housing the push button,
A protruding bar that forms an opening through which the other end of the accessory is inserted together with the intermediate frame, and is detachably engaged with a locking hole at the other end of the accessory inserted into the opening. And a top plate having
By setting the accessory to a predetermined length by engaging the button-side engaging portion of the push button with the protruding bar,
A push-button operation of the push button includes a clasp structure for releasing the engagement between the button-side engaging portion and the protruding bar,
The clasp structure, the clasp structure of the accessory provided with a accessory length fine adjustment means for fine adjustment of the length of the accessory,
The clasp structure,
A push button holding member for accommodating the pair of push buttons so that the push button can be protruded and retracted from a push button opening formed in a short direction of the accessory.
The push button includes a retaining means for preventing the push button from falling off from the push button holding member,
The accessory accessory length fine adjustment means,
In conjunction with the operation of the push button, button-side engaging means slidable in the short direction of the accessory,
A slide plate engageable with the button-side engagement means,
The clasp structure and the accessory fine length adjusting means are attached to a clasp main body of the accessory.
[0015]
With this configuration, it is possible to integrate the clasp structure by the push button operation and the accessory length fine adjustment means. Then, with or without operating the push button, the button-side engaging means is detached from the slide plate, the slide plate is moved to adjust the predetermined length, and then the button-side engaging means of the push button is adjusted. By engaging with the slide plate and fine-adjusting the length of the jewelry, the length of the jewelry can be easily fine-tuned by following a slight change in the thickness of the wrist etc., which differs slightly in the morning and evening. .
[0016]
In addition, the middle clasp structure has a pair of push buttons, a push button holding member for accommodating the push button from the push button opening formed in the short direction of the accessory, and a push button holding member. It is provided with a retaining means for preventing it from falling off, and since it is integrated, it has durability against repeated use, impact and the like, and is easily attached to the clasp body and assembled. Further, the work of attaching to the clasp body by caulking a pin or the like as in the related art is unnecessary, and the clasp body is not damaged, the appearance quality is good, and the cost is reduced.
[0017]
Further, the clasp structure of the accessory of the present invention is configured such that the slide plate is connected to one end of the accessory and is slidable in the longitudinal direction of the accessory.
The slide plate includes a slide plate side engagement unit with which the button side engagement unit is disengageably engaged.
By operating the push button or without operating the push button, the button side engaging means is disengaged from the slide plate side engaging means, and the slide plate is moved to adjust the predetermined length. The button-side engaging means is engaged with the slide plate-side engaging means to finely adjust the length of the accessory, so that it can follow slight changes in the thickness of the wrist, etc., which differ slightly in the morning and evening, and adjust the length of the accessory. Fineness can be easily adjusted.
[0018]
Further, the clasp structure of the accessory according to the present invention is characterized in that the slide plate is arranged so as to overlap the push button.
With this configuration, the width of the clasp structure in the width direction of the accessory and the length in the longitudinal direction of the accessory can be reduced, and the clasp structure can be downsized. Also, the clasp structure of the accessory of the present invention, the button-side engaging means of the push button is an engaging projection that projects toward the slide plate,
The slide plate-side engaging means is formed on at least one edge of the opening provided in the slide plate along the longitudinal direction of the accessory, and the engagement protrusion of the push button is removably engaged. It is characterized in that it is an engaging tooth portion.
[0019]
Thus, the engagement between the engagement protrusion of the push button and the engagement tooth portion of the slide plate serves to prevent the push button and the slide plate from coming off from the buckle structure and to engage in fine adjustment of the accessory length. Thus, the accessory length fine adjustment means can be integrated inexpensively with the clasp structure by the push button operation without increasing the number of parts other than the slide plate.
[0020]
In addition, the finer the tooth shape of the engaging teeth of the slide plate, the more slightly the slide plate can be moved, the more the teeth can be engaged with the engaging teeth each time. it can. Since the tooth shape of the engaging teeth of the slide plate can be made as fine as possible within the limits of machining, the accessory length fine adjustment means integrated with the clasp structure by the push button operation can be used in the morning and evening. Extremely slight fine adjustment is possible, which follows a slight change in the thickness of the user's wrist or the like.
[0021]
Further, the clasp structure of the accessory according to the present invention is characterized in that the tooth shape of the engaging teeth of the slide plate is any one of ratchet teeth, mountain teeth, valley teeth, and square teeth in plan view. I do.
With this configuration, by selecting the tooth shape, it is possible to variously change the jewelry length fine adjustment means in accordance with the use of the user.
[0022]
That is, when the tooth shape of the engagement tooth portion is a ratchet tooth, the slide plate is locked in one direction by engagement with the engagement protrusion of the push button, but can freely move in the other direction. .
Therefore, for example, when it is desired to extend the accessory, the push button is pressed to pull the accessory while releasing the engagement between the ratchet teeth of the engagement teeth of the slide plate and the engagement protrusions of the push button, and slide the accessory. The jewelry can be stretched by moving the board. If the user wants to shrink the accessory, it can be set so that the accessory can be pushed in and shrunk without operating the push button.
[0023]
Also, unless the user operates the push button, the engagement between the ratchet teeth of the engagement teeth of the slide plate and the engagement protrusions of the push button is not released, and the jewelry does not extend. On the contrary, the jewelry does not inadvertently stretch and fall off the wrist. In addition, if the user wants to shrink the accessory, just push in the accessory so that the engagement between the ratchet teeth of the engaging teeth of the slide plate and the engaging protrusions of the push button is released, so that the accessory can be easily contracted. Become.
[0024]
Further, when the tooth shape of the engaging tooth portion is any one of a mountain tooth and a valley tooth, the slide plate can be moved without operating the push button by pulling or pushing the accessory, so that the accessory can be used. In both cases of extension or contraction, fine adjustment of the jewelry length can be easily performed.
Further, when the tooth shape of the engaging tooth portion is a square tooth, it can be set so that the push button is pressed both when the accessory is extended or contracted.
[0025]
Further, the clasp structure of the accessory according to the present invention is characterized in that the tooth shape of the engaging teeth of the slide plate is configured by arranging a plurality of ratchet teeth whose directions are opposite to each other in the longitudinal direction of the accessory.
In this way, by reversing the direction of the ratchet teeth, it is possible to set the push button to be pressed only when it is desired to shrink the accessory.
[0026]
Also, if the engaging teeth are formed by arranging a plurality of ratchet teeth having opposite directions in the longitudinal direction of the accessory, the accessory can be extended (or contracted) by pressing one push button, and the other push button can be pushed. When the button is pressed, the accessory can be contracted (or stretched), and the user can select and push any of the push buttons to set the accessory to be extended or contracted.
[0027]
In the clasp structure of the accessory of the present invention, the button-side engaging means of the push button has an upper engaging portion through a slit opening formed on the slide plate side of the push button holding member. It is characterized by being a pair of engaging projections having a substantially L-shaped cross section which are urged by an urging member in a direction in which they project and are separated from each other.
[0028]
With this configuration, the button-side engagement means of the push button is formed by an engagement protrusion separate from the push button. No special processing is required, and costs can be reduced.
In addition, since the lower part of the engaging protrusion having a substantially L-shaped cross section is located in the slit opening and is urged by the urging member in a direction away from each other, the engaging protrusion is However, it does not fall out of the slit opening of the push button holding member.
[0029]
Therefore, there is no danger that the wristwatch will fall out of the user's wrist even if the engagement projection is damaged or damaged by repeated use or impact, etc. for many years.
Further, the clasp structure of the accessory according to the present invention may be configured such that a lower engaging portion of the engaging protrusion of the push button projects in a longitudinal direction of the accessory toward the slit opening side of the push button. Abuts on the inner end side of the
In conjunction with the pressing operation of the push button, the engaging protrusion of the push button is configured to slide in the short direction of the accessory through the inside of the slit opening of the push button holding member. And
[0030]
With this configuration, the lower engagement portion of the engagement protrusion of the push button is provided on the inner end side of the button-side engagement means holding projection that projects in the longitudinal direction of the accessory toward the slit opening of the push button. Abut.
Therefore, the pair of substantially L-shaped cross-section engaging projections urged by the urging member in the direction away from each other by the pressing operation of the push button pushes the pair of engaging protrusions against the urging force of the urging member. The inside of the slit opening of the button holding member can be slid in the short direction of the accessory, and the engagement with the slide plate can be released to finely adjust the length of the accessory.
[0031]
Also, the clasp structure of the jewelry according to the present invention may be configured such that the clasp main body of the jewelry has a substantially U-shaped cross section, and a button operating portion of the push button protrudes on both side walls in a longitudinal direction of the jewelry. Window is formed,
By attaching the button operation part of the push button in the button window in a state where the button operation part of the push button is pushed into the push button opening of the push button holding member, the clasp structure is attached to the accessory. Characterized in that it is configured to be attached to a clasp main body.
[0032]
With such a configuration, the button operation unit of the push button is disposed so as to be positioned in the button window while being pushed into the push button opening of the push button holding member. By simply releasing the pressure, the button operation part of the push button can be installed in the button window, making it easy to assemble, eliminating the need for mounting work on the clasp body by caulking pins as in the past There is no damage to the clasp body, good appearance quality, and low cost.
[0033]
Further, the clasp structure of the accessory of the present invention is a retaining plate in which the retaining means is mounted in the push button holding member so as to overlap with the pair of push buttons,
The retaining plate includes a pair of locking protrusions protruding toward the push button in a plate thickness direction on a side opposite to the slit opening.
The push button, on the opposite side of the slit opening of the push button, provided with a projecting portion projecting in the longitudinal direction of the accessory,
The inner end of the locking projection of the retaining plate abuts on the outer end of the projection of the push button to prevent the push button from falling off the push button holding member. It is characterized by having been done.
[0034]
With this configuration, the push button is prevented from falling out of the push button holding member by the inner end of the locking projecting piece of the retaining plate coming into contact with the outer end of the projecting portion of the push button. Thus, integration with the push button holding member can be maintained. Accordingly, durability is ensured against repeated use and impact, and attachment to the clasp body and assembly are facilitated.
[0035]
Further, in the clasp structure of the accessory of the present invention, the engaging portion connected to the other end of the accessory is an engaging protrusion,
The push button holding member is formed with an insertion hole into which an engagement protrusion of an engagement portion connected to the other end of the accessory is fitted.
An insertion hole into which the engagement protrusion of the engagement portion connected to the other end of the accessory is formed in the stopper plate,
The engaging projection of the engaging portion connected to the other end of the accessory is detachably engaged between the engaging ends formed on the inner ends of the accessory of the pair of push buttons in the short direction. It is configured to stop.
[0036]
In the clasp structure of the present invention, the push button holding member is formed with an insertion hole into which the projecting bar of the front plate is inserted.
The retaining plate is formed with an insertion hole into which the protruding bar of the front plate is inserted, and between the engagement ends respectively formed at the short-side inner ends of the accessory of the pair of push buttons, The protruding bar of the front plate is configured to be detachably locked.
[0037]
With this configuration, the engaging protrusion of the engaging portion connected to the other end of the accessory or the protruding bar of the front plate can be inserted into the fitting hole of the push button holding member or the fitting of the retaining plate. Through the holes, the push buttons can be detachably locked between the engagement ends formed on the inner ends in the short direction of the accessory.
Therefore, by engaging the button-side engaging portion of the push button with the engaging projection of the engaging portion connected to the other end of the accessory, for example, a watch band is attached to the wrist, and the accessory is moved to a predetermined position. Can be set to length.
[0038]
The clasp structure of the accessory according to the present invention is characterized in that the clasp structure has a double push clasp structure or a single push clasp structure.
Further, the clasp structure of the accessory according to the present invention is characterized in that the engaging portion connected to the other end of the accessory is a folding member-side engaging portion provided on the folding member.
Further, the clasp structure of the accessory according to the present invention is characterized in that the middle folding member has a plurality of folding structures.
[0039]
Further, the clasp structure of the accessory according to the present invention is characterized in that the middle folding member has a double-leafed configuration.
Further, the clasp structure of the accessory according to the present invention is characterized in that the clasp structure is provided in a single lock type accessory configuration.
With this configuration, the accessory length fine-adjustment means can be integrated with the clasp structure by the push button operation, and fine adjustment of the accessory length can be easily performed.
[0040]
In the clasp structure of the present invention, the clasp structure of the clasp main body includes a button portion formed on both side walls of the clasp in the longitudinal direction of the accessory, and a flank portion formed by inclining inward. It is characterized by having been done.
With this configuration, the button operating portion of the push button protruding from the button window is hardly visible from the outside due to the wiping portion, and the appearance quality is improved, and the operability of the push button pressing operation is improved. I do.
[0041]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments (examples) of the present invention will be described with reference to the drawings. An embodiment in which the clasp structure of the present invention is applied to a clasp structure of a watch band structure will be described in detail below with reference to FIGS.
1 is a partially omitted perspective view of the clasp structure of the accessory according to the first embodiment of the present invention. FIG. 2 is a perspective view of the disassembled state of the clasp structure of FIG. 1. FIG. FIG. 4 is a cross-sectional view taken along line AA of FIG. 3, FIG. 5A is a perspective view of the clasp frame viewed from the front side, and FIG. ) Is a perspective view from the back side of the clasp, FIG. 6 is a perspective view of the push button holding member, FIG. 7 is a perspective view of the slide plate, FIG. 8 is a perspective view of the push button, and FIG. FIG. 10 is a perspective view of a retaining plate, FIG. 10 is a perspective view of an engagement protrusion, and FIG. 11 is a perspective view illustrating a state in which the push button holder 17a of the present invention is integrated.
[0042]
As shown in FIG. 1, the watch band structure, which is an accessory, includes a watch band 1 connected to one band mounting portion (not shown) of a wristwatch (not shown) and a watch band 1 (other band mounting portion). (Not shown), a center band member 5 and a clasp structure 6 provided with band length fine adjustment means (accessory length fine adjustment means).
[0043]
The middle folding member 5 includes the middle plate 3 and an outer plate 4 rotatably connected to an end of the middle plate 3. Connection pin holding portions 7 and 8 are formed at an end of the middle plate 3, and an engagement claw 9 serving as a middle folding member side engagement portion is planted on the front side of the middle plate 3. As shown in FIGS. 2 and 3, the engaging claw 9 has an umbrella portion 9b formed at an end of a shaft portion 9a, and the portion of the shaft portion 9a serves as a locking portion. The part 9b is a retaining prevention part.
[0044]
The outer plate 4 is a frame having an insertion hole 10 into which the middle plate 3 is inserted. The outer plate 4 includes a pair of connecting pieces 11 at one end and a connecting pin holder 12 at the other end. A locking hole 11a is formed in the facing surface of the connecting piece 11.
The intermediate plate 3 is connected to the watch band 1 by rotatably engaging the connecting pin 13 held by the connecting pin holding portion 7 with the connecting piece 14 at the end of the watch band 1. . The other end of the middle plate 3 rotatably engages the connection pin 15 held by the connection pin holding portion 8 with the locking hole 11 a of the connection piece 11 of the outer plate 4. 4.
[0045]
On the other hand, as shown in FIG. 2, the clasp structure 6 includes a clasp frame 16, a push button holding member 17, a slide plate 18, push buttons 19 and 20, and a biasing member including two springs. 31a and 31b.
As shown in FIGS. 2 and 5, the clasp frame 16 includes a frame body 22 having a curved surface 16a. , End wall portions 22a and 22b facing each other are formed.
[0046]
A button window 23 is formed in the center of these end walls 22a and 22b. Further, pin holes 27 are formed on one end sides of the end wall portions 22a and 22b, respectively.
The push button holding member 17 includes a substantially rectangular tubular member main body 28 as shown in FIGS.
[0047]
That is, the member main body 28 is bent in parallel with the bottom surface portion 28a after raising one end of the bottom surface portion 28a in the band longitudinal direction, thereby forming a bent portion 29a. The member body 28 has its front end 29d bent parallel to the bottom surface 28a after rising both ends 29c of the other end 29b in the band longitudinal direction of the bottom surface 28a. The bent portions 29a and 29d form the upper surface 28b of the push button holding member 17.
Thus, as shown in FIG. 6, the push button holding member 17 has a slit opening 28c formed in the upper surface 28b on the slide plate side. In addition, the button insertion hole H is formed as a space having a substantially rectangular cross section along the width direction of the band by being surrounded by the bottom surface portion 28a and the bent portions 29a, 29c, and 29d. . A hole 33 is formed in the center of the bottom surface 28a of the member main body 28, and a fitting hole 30 is formed in the center of the bent portion 29a. The engaging claw 9 is fitted.
[0048]
The slide plate 18 has a plate body 35 as shown in FIGS. 2 and 7, and the plate body 35 has an opening 36 formed therein. Has a plurality of ratchet teeth 37 forming an engaging tooth portion in the longitudinal direction of the band, and these ratchet teeth 37 constitute a slide plate side engaging means. In this case, the locking side 37a of the ratchet tooth 37 is formed toward the watch band 2 side. A pair of pin connecting portions 36b having pin holes 36a is formed at the right end of the plate body 35.
[0049]
On the other hand, as shown in FIGS. 2 and 8, the push buttons 19 and 20 include a button body 38 having a button operation portion 38a formed at an end.
A notch 39 is formed at one end of the button body 38, and an arc-shaped engaging portion 40 is formed at the tip of the notch 39. The engaging portions 40 of the push buttons 19 and 20 are opposed to each other, and constitute a button-side engaging portion.
[0050]
Further, the button body 38 has a spring receiving portion 39a which is a button-side engaging means holding protrusion protruding in the longitudinal direction of the accessory at a base end side thereof and on a side of the slit opening 28c of the push button holding member 17 in a longitudinal direction of the accessory. Is formed.
A spring receiving portion 39b is formed on the base end side of the button body 38 of the push button 19, and a spring receiving portion 39c is formed on the distal end side of the button body 38 of the push button 20. An urging member 31a such as a coil spring is interposed between the spring receiving portion 39b and the spring receiving portion 39c, so that the push button 19 and the push button 20 are separated from each other. Being energized.
[0051]
Further, between the spring receiving portions 39a of the push buttons 19, 20, a pair of engaging projections 32, 32 each having a substantially L-shaped cross section are inserted into the slit opening 28c of the push button holding member 17 in a downward engagement. The joining portion 32a is disposed so as to abut the inner end of the spring receiving portion 39a. A biasing member 31b such as a coil spring is interposed between the engaging protrusions 32, 32 in a small hole 32b for the biasing member formed in a lower engaging portion 32a of the engaging protrusion 32. Have been. As a result, the engagement protrusions 32 are urged in a direction away from each other, and the push button 19 and the push button 20 are urged in a direction away from each other.
[0052]
The engagement projection 32 has an upper engagement portion 32c projecting through a slit opening 28c of the push button holding member 17, and this is a button-side engagement means which is an engagement projection of the push button. Is composed.
With this configuration, in conjunction with the pressing operation of the push buttons 19 and 20, the push button engaging protrusion 32 moves the inside of the slit opening 28c of the push button holding member 17 in the short direction of the accessory. It is configured to slide. The button bodies 38 of the push buttons 19 and 20 are provided with protrusions 34a and 34b for preventing the detachment from coming off in the longitudinal direction of the accessory on the opposite side of the slit opening 28c of the push button holding member 17, respectively. ing.
[0053]
On the other hand, as shown in FIGS. 2 and 3, on the lower surface of the button body 38 of the push buttons 19 and 20, that is, on the bottom surface 28 a side of the push button holding member 17, a retaining plate 41 as retaining means is provided. , Are mounted in the push button holding member 17 so as to overlap with the pair of push buttons 19 and 20.
As shown in FIG. 9, the retaining plate 41 has a substantially rectangular shape and protrudes from the push button holding member 17 on the side opposite to the slit opening 28c side and toward the push buttons 19 and 20 in the plate thickness direction. And a pair of locking projections 41a for preventing the falling off.
[0054]
That is, the inner ends of the locking projections 41a abut against the outer ends of the projections 34a, 34b for preventing the push buttons 19, 20 from coming off, so that the push buttons 19, 20 can be pushed. It is configured to prevent the holding member 17 from dropping out of the button insertion hole H.
As shown in FIG. 9, the retaining plate 41 has a notch 41b formed on the push button holding member 17 on the slit opening 28c side corresponding to the slit opening 28c. The notch 41b of the retaining plate 41 is engaged with the spring receiving portions 39a of the push buttons 19 and 20 by a lower engaging portion of the engaging projection 32 urged in a direction away from each other by an urging member 31b such as a coil spring. The joint 32a is configured to abut.
[0055]
The bent portions 29a and 29b of the push button holding member 17 are inserted between the end walls 22a and 22b of the clasp frame 16, and the opening of the button insertion hole H and the button window 23 match. It has become. A gap 42 is formed between the bent portions 29 a and 29 d of the push button holding member 17 and the frame main body 22 of the clasp frame 16.
[0056]
The slide plate 18 is inserted into the gap 42 so as to be movable in the longitudinal direction of the band. One push button 19 is inserted from one end into the button insertion hole H of the push button holding member 17, and the other push button 20 is inserted from the other end.
The upper engagement portion 32c of the engagement projection 32 projects from the slit opening 28c of the push button holding member 17 and protrudes into the engagement opening 36 of the slide plate 18.
[0057]
The push buttons 19 and 20 are provided on the button body 38 by a biasing member 31a interposed between a spring receiving portion 39b and a spring receiving portion 39c so that the push buttons 19 and 20 are separated from each other. Being energized. Further, by the urging force of the urging member 31b interposed between the engagement protrusions 32, 32, the push is performed from the engagement protrusions 32, 32 via the spring receiving portions 39a of the push buttons 19, 20. The buttons 19 and 20 are biased in a direction away from each other.
[0058]
In addition, due to the urging force of the urging member 31b interposed between the engagement protrusions 32, 32, the engagement protrusions 32, 32 are respectively engaged with the ratchet teeth 37 of the slide plate 18. . Therefore, the slide plate 18 is locked so as not to fall into the gap 42.
Further, the button operation section 38 a of the push button 20 projects outward from the button window 23. In this case, as shown in FIG. 5, a peripheral portion of the button window 23 of the end wall portions 22a and 22b of the frame main body 22 of the intermediate clasp 16 is formed with a flared portion 23a formed to be inclined inward. ing. By providing the rubbing portion 23a in this manner, the lashing portion 23a makes it difficult for the button operating portions 38a of the push buttons 19 and 20 projecting from the button window portion 23 to be seen from the outside, thereby improving the quality of the external appearance and improving the pushability. The operability of the button pressing operation is improved.
[0059]
In the clasp structure 6 configured as described above, the push button holding member 17 opens the one bent portion 29d of the member main body 28 of the push button holding member 17, for example, as shown by the dashed line in FIG. In this state, the slide plate 18, the push buttons 19 and 20, the urging members 31a and 31b, and the engaging protrusions 32 and 32 are assembled into the push button holding member 17, and the opened bent portion 29d is bent. To form the push button holder 17a.
[0060]
The push button holder 17a integrated as described above pushes the button operating portion 38a of the push buttons 19 and 20 into the button insertion hole H of the push button holding member 17, and pushes the button window of the clasp frame 16. By attaching the button operation portions 38a of the push buttons 19 and 20 in the portion 23, the accessory can be attached to the clasp 16 of the accessory.
[0061]
The clasp structure 6 thus configured locks the connecting pin 43 held by the connecting pin holding portion 12 of the outer plate 4 into the pin holes 27 of the end walls 22a and 22b of the clasp frame 16. It is connected to the outer panel 4. The clasp structure 6 is connected to the watch band 2 by engaging a connection pin 45 held by a connecting piece 44 at an end of the watch band 2 with a pin hole 36a of a pin connection portion 36b of the slide plate 18. ing.
[0062]
Next, the mounting of the watch band structure of the present invention thus configured, the release of the mounting, and the fine adjustment operation of the band length will be described.
First, after passing the wrist through the watch band, the intermediate plate 3 is folded toward the outer plate 4, and the intermediate plate 3 is inserted into the insertion hole 10 of the outer plate 4. At this time, the engaging claw 9, which is an engaging portion provided on the middle plate 3, is inserted into the hole 33 of the bottom surface 28 a of the push button holding member 17, and the engaging claw 9 is inserted into the button. The watch band is attached to the wrist by engaging the side engaging portions, that is, the engaging portions 40 and 40 of the push buttons 19 and 20 facing each other.
[0063]
In this case, the engagement of the engagement claw 9 with the engagement portion 40 is performed by using the umbrella portion 9b at the end of the engagement claw 9 so that the engagement between the engagement portions 40 of the push buttons 19 and 20 in the band short direction. When the shaft portion 9a of the engaging claw 9 is inserted and pushed open so as to be separated from each other, the engaging portion 40 of the push buttons 19, 20 is closed by the urging force of the urging members 31a, 31b, and This is performed by engaging with the shaft portion 9a.
[0064]
When removing the watch band from the wrist, the push buttons 19, 20 are pressed to the urging members 31a, 31b by pressing the button operation portion 38a of the push buttons 19, 20 between the thumb and the index finger and pressing inward. Move against. Thus, the engagement between the engagement portions 40 is released to release the engagement, the middle plate 3 is opened outward, and is withdrawn from the insertion hole portion 10 of the outer plate 4, and the watch band may be expanded.
[0065]
Further, since the ratchet teeth 37 of the slide plate 18 are formed with the locking side portions 37a facing the watch band 2 side, the ratchet teeth 37 slide in the direction of contracting the watch band, that is, toward the watch band 1 side. It is configured so that the plate 18 can be moved.
That is, when the slide plate 18 moves in the direction of contracting the watch band and the ratchet teeth 37 slide on the upper engagement portions 32c of the engagement protrusions 32, 32, and stop the movement of the slide plate 18, the ratchet teeth 37 37 engages with the upper engaging portions 32c of the engaging protrusions 32, 32, so that fine adjustment of the band length (for example, about 5 mm at a pitch of about 1.3 mm) can be performed in the direction of shrinking the watch band. It has become.
[0066]
When fine adjustment of the band length is performed in the direction in which the watch band is extended (for example, about 5 mm at a pitch of about 1.3 mm), the button operation portion 38a of the push buttons 19 and 20 is sandwiched between the thumb and the index finger to make the inner side. Must be pressed. This is because the locking side 37a of the ratchet tooth 37 is formed toward the watch band 2 so that even if the watch band 2 is pulled in a direction away from the watch band 1, the locking side 37a This is because the engagement of the engaging projections 32, 32 with the upper engaging portion 32c is maintained, and the slide plate 18 does not move.
[0067]
Therefore, when performing fine adjustment of the band length in the direction in which the watch band is extended, the push buttons 19, 20 are pressed against the urging members 31a, 31b by pressing the button operation portion 38a of the push buttons 19, 20. Then, the engaging protrusions 32, 32 are moved in the slit opening 28c of the push button holding member 17 in the direction approaching each other.
[0068]
Thereby, the engagement protrusions 32, 32 are disengaged from the ratchet teeth 37 of the slide plate 18, and the watch band 2 is pulled in a direction away from the watch band 1 while keeping this state, and the slide plate 18 is moved. Let it. Then, after the predetermined fine adjustment, the pressing of the button operation portions 38a of the push buttons 19, 20 is released, and the push buttons 19, 20 are moved outward by the urging forces of the urging members 31a, 31b to engage. The upper engaging portions 32c of the projecting portions 32, 32 may be fixed by engaging with the ratchet teeth 37 of the slide plate 18.
[0069]
According to the clasp structure of the embodiment of the present invention configured as described above, the clasp structure 6 and the band length fine adjustment means can be integrated by push button operation. The band length fine adjusting means is provided with a slide plate 18 to which one end of the watch band is fixed and which is slidable in the longitudinal direction of the band, and the engagement protrusions 32, 32 are detachably engaged with the slide plate 18. The ratchet teeth 37 are provided.
[0070]
Thereby, with or without operating the push buttons 19, 20, the engaging projections 32, 32 are disengaged from the ratchet teeth 37, and the slide plate 18 is moved to adjust the predetermined length. The engagement protrusions 32, 32 are engaged with the ratchet teeth 37 to allow fine adjustment of the band length.
That is, when the thickness of the wrist slightly changes, the push buttons 19 and 20 are pressed to perform fine adjustment step by step, and the most appropriate wearing feeling can be obtained without removing the wristwatch from the wrist.
[0071]
Further, the slide plate 18, the push buttons 19 and 20, the urging members 31a and 31b, and the engagement protrusions 32 and To The push-button holding body 17a can be formed by being incorporated and integrated. The push button holding body 17a thus integrated is pushed into the button insertion hole H of the push button holding member 17 with the button operating portion 38a of the push buttons 19 and 20 pushed in. By attaching the button operation portions 38a of the push buttons 19 and 20 in the window portion 23, the accessory can be easily attached to the clasp 16 of the accessory.
[0072]
In addition, the clasp structure 6 includes a pair of push buttons 19 and 20 and a push button holding member 17 that accommodates the push buttons 19 and 20 so that the push buttons 19 and 20 can protrude and retract from the button insertion hole H formed in the short direction of the accessory. , The push buttons 19 and 20 are prevented from falling off from the push button holding member 17 and are integrated, so that they are durable against repeated use, impact and the like. It is easy to attach to the clasp body and assemble. Further, the work of attaching to the clasp body by caulking a pin or the like as in the related art is unnecessary, and the clasp body is not damaged, the appearance quality is good, and the cost is reduced.
[0073]
In this embodiment, the engaging teeth of the slide plate 18 are formed in the shape of the ratchet teeth 37. However, as shown in FIG. 12, this tooth shape is shown in FIG. Thus, the shape of the mountain tooth 37b, the shape of the valley tooth 37c as shown in FIG. 12B, and the shape of the square tooth 37d as shown in FIG. In this way, by selecting the tooth shape, it is possible to variously change the accessory length fine adjustment means in accordance with the use of the user.
[0074]
That is, when the tooth shape of the engaging tooth portion is any one of a mountain tooth and a valley tooth, the slide plate can be moved without operating the push button by pulling or pushing the accessory, so that the accessory can be moved. In both cases of extension or contraction, fine adjustment of the jewelry length can be easily performed.
Further, when the tooth shape of the engaging tooth portion is a square tooth, it can be set so that the push button is pressed both when the accessory is extended or contracted.
[0075]
Further, as shown in FIG. 12B, by providing an opening 37f at the tip of the slide plate 18, the slide plate 18 can be provided with a spring property (elasticity). The rattling between the inner wall and the slide plate 18 can be prevented. Thereby, the slide plate 18 can be slid smoothly.
In this embodiment, the opening 37f is provided at the tip of the slide plate 18 in FIG. 12B, but any slide plate 18 can be provided with the opening 37f at the tip.
[0076]
In particular, in the direction in which the length of the accessory is shortened, the slide plate 18 can be operated without pressing the push button at all, and it is necessary to press the push button in order to increase the length of the accessory. By providing such an opening 37f in the slide plate 18 having the structure, the slide operation can be performed more stably.
[0077]
Further, in this case, as shown in FIG. 12 (D), a plurality of ratchet teeth 37e whose tooth shapes of the engaging teeth of the slide plate 18 are opposite to each other may be arranged in the longitudinal direction of the accessory. .
In this way, by reversing the direction of the ratchet teeth, it is possible to set the push button to be pressed only when it is desired to shrink the accessory.
[0078]
Also, if the engaging teeth are formed by arranging a plurality of ratchet teeth having opposite directions in the longitudinal direction of the accessory, the accessory can be extended (or contracted) by pressing one push button, and the other push button can be pushed. When the button is pressed, the accessory can be contracted (or stretched), and the user can select and push any of the push buttons to set the accessory to be extended or contracted.
[0079]
FIG. 13 is a disassembled perspective view of the clasp structure of the accessory according to the second embodiment of the present invention.
The clasp structure 6 of this embodiment has basically the same configuration as the clasp structure 6 of the first embodiment, and the same components are denoted by the same reference numerals. The detailed description is omitted.
[0080]
In the clasp structure 6 of the first embodiment described above, the clasp structure 5 is attached to the middle folding member 5 in a three-fold configuration. In the clasp structure 6 of this embodiment, as shown in FIG. It is attached to a certain folding member 5.
That is, the middle folding member 5 having the double-folded configuration is configured such that one end of the one opening / closing plate 51 is attached to one end of the intermediate plate 50 having the engaging claw 9 which is the middle folding member side engaging portion. One end of the other opening / closing plate 52 is pivotally connected to the other end.
[0081]
In order to connect the middle clasp structure 6 and the watch bands 1 and 2 to the middle folding member 5 having such a double-folded structure, the other end of the one opening / closing plate 51 is connected to the pin of the middle clasp 16 of the middle clasp structure 6. It is pivotally connected to the hole 57A by a pin 58. The connecting piece 14 at the end of the watch band 1 is connected to the connection end of the slide plate 18 of the clasp structure 6, and the other end of the other opening / closing plate 52 is connected to the end of the watch band 2. This is performed by connecting the connecting pieces 44.
[0082]
The mounting of the watch band structure having such a structure, the release of the mounting and the fine adjustment operation of the band length are performed in substantially the same manner as in the first embodiment except for the operation of mounting on the wrist and the releasing of the mounting. And the same operation and effect can be obtained.
That is, when worn on the wrist, after passing the wrist through the watch band structure, the other open / close plate 52 is folded toward the intermediate plate 50, and then one open / close plate 51 is folded toward the intermediate plate 50, The engaging claw 9 is inserted into the hole 33 of the bottom portion 28 a of the push button holding member 17, and the engaging claw 9 is engaged with the button-side engaging portion, that is, the engaging portion 40 facing the push buttons 19 and 20. , 40, the band structure may be mounted on the wrist, and the operation of releasing the band may be reversed.
[0083]
FIG. 14 is an exploded perspective view of the clasp structure of the accessory according to the third embodiment of the present invention.
The clasp structure 6 of this embodiment has basically the same configuration as the clasp structure 6 of the first embodiment, and the same components are denoted by the same reference numerals. The detailed description is omitted.
[0084]
In the clasp structure 6 of this embodiment, a single lock type clasp structure is used for the watch band structure.
That is, the clasp frame 60 has a frame main body 60A, and end walls 60B and 60C facing each other are formed at both ends of the frame main body 60A in the lateral direction of the band. A button window 62 is formed at the center of each of the end walls 60B and 60C, and a portion between the end walls 60B and 60C is a push button holding member mounting portion. A concave portion 61 is formed on the surface of the frame main body 60A, and a hole 63 is provided in the concave portion 61.
[0085]
A front plate 72 is pivotally attached to an end of the middle clasp frame 60, and the front plate 72 is provided with an engagement claw 73 serving as a center-bending member-side engagement portion. The connecting piece 14 at the end of the watch band 1 is connected to the connecting portion 67C of the slide plate 18, and the connecting bar member 74 is provided at the connecting piece 44 at the end of the watch band 2. I have.
The mounting of the watch band structure having such a structure, the release of the mounting and the fine adjustment operation of the band length are performed in substantially the same manner as in the first embodiment except for the operation of mounting on the wrist and the releasing of the mounting. And the same operation and effect can be obtained.
[0086]
That is, when the watch band structure is worn on the wrist, the connecting bar member 74 is hooked on the front plate 72 after the watch band structure is moved along the wrist. The engaging claws 73 of the front plate 72 are engaged with the engaging portions 40 of the push buttons 19 and 20 through the holes 63 formed on the upper surface of the clasp frame 16, and The watch band 1 and the watch band 2 may be connected to each other, and the watch band structure may be mounted on the wrist. To release the mounting, the operation may be reversed.
[0087]
FIG. 15 is a perspective view of a clasp structure of an accessory according to a fourth embodiment of the present invention.
The clasp structure 6 of this embodiment has basically the same configuration as the clasp structure 6 of the third embodiment, and the same components are denoted by the same reference numerals. The detailed description is omitted.
In the clasp structure 6 of this embodiment, the clasp structure is incorporated in a bracelet type or leather band type timepiece as an accessory. In this case, as in the third embodiment, a single lock type clasp structure is incorporated in a buckle portion 80 of a belt as an accessory.
[0088]
The mounting of the watch band structure having such a structure, the release of the mounting and the fine adjustment operation of the band length can be performed in substantially the same manner as in the third embodiment, and the same operation and effect can be obtained. it can.
That is, when the belt 1 is worn around the waist (for example, when trousers are worn), the belt 1 is moved along the waist, and the front end of the belt 1 is moved between the front plate 84 and the clasp 16. It is inserted into the formed belt opening 82. Then, by superimposing the front plate 84 on the middle clasp 16, the protruding rod 86 formed on the front plate 84 is inserted into the locking hole 88 formed at the tip of the belt 1, and The belt 1 may be connected to the clasp mechanism 6 by engaging the engaging portions 40 of the push buttons 19 and 20 via the holes 63 formed on the upper surface. do it.
[0089]
Although the preferred embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited thereto. For example, in the above-described embodiment, the clasp structure of the accessory of the present invention is replaced with the clasp structure of a watch band structure. Although the embodiment was applied to, accessories worn around the wrist such as bracelets, accessories worn around the neck such as necklaces, accessories worn around the waist such as pants belts, bags, bags, etc. Various changes can be made without departing from the purpose of the present invention, such as being applicable to other accessories such as a belt portion.
[0090]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, it becomes possible to aim at integration of the clasp structure and fine accessory length adjustment means by push button operation. Then, with or without operating the push button, the button-side engaging means is detached from the slide plate, the slide plate is moved to adjust the predetermined length, and then the button-side engaging means of the push button is adjusted. By engaging with the slide plate and fine-adjusting the length of the jewelry, the length of the jewelry can be easily fine-tuned by following a slight change in the thickness of the wrist etc., which differs slightly in the morning and evening. .
[0091]
In addition, the middle clasp structure has a pair of push buttons, a push button holding member for accommodating the push button from the push button opening formed in the short direction of the accessory, and a push button holding member. It is provided with a retaining means for preventing it from falling off, and since it is integrated, it has durability against repeated use, impact and the like, and is easily attached to the clasp body and assembled. Further, the work of attaching to the clasp body by caulking a pin or the like as in the related art is unnecessary, and the clasp body is not damaged, the appearance quality is good, and the cost is reduced.
[0092]
Further, according to the present invention, since the button-side engaging means of the push button is formed by an engaging projection separate from the push button, the push button is bent, welded, etc. as in the conventional case. No special processing is required, and costs can be reduced.
In addition, since the lower part of the engaging protrusion having a substantially L-shaped cross section is located in the slit opening and is urged by the urging member in a direction away from each other, the engaging protrusion is However, it does not fall out of the slit opening of the push button holding member.
[0093]
Therefore, there is no danger that the wristwatch will fall out of the user's wrist even if the engagement projection is damaged or damaged by repeated use or impact, etc. for many years.
Further, according to the present invention, the button operation unit of the push button is arranged so as to be located in the button window while being pushed into the push button opening of the push button holding member. By simply releasing the pressure, the button operation part of the push button can be installed in the button window, making it easy to assemble, eliminating the need for mounting work on the clasp body by caulking pins as in the past. There is no damage to the clasp body, good appearance quality, and low cost.
[0094]
Furthermore, according to the present invention, the wiping portion makes it difficult for the button operation portion of the push button projecting from the button window portion to be seen from the outside, thereby improving the quality of the appearance and improving the operability of the push operation of the push button. This is an extremely excellent invention that has many functions and effects.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially omitted perspective view of a clasp structure of an accessory according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of the clasp structure of FIG. 1 in an exploded state.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view in the longitudinal direction of the accessory of the clasp structure of FIG. 1;
FIG. 4 is a sectional view taken along the line AA in FIG. 3;
FIG. 5 is a perspective view seen from the front side of the clasp frame.
FIG. 6 is a perspective view of a push button holding member.
FIG. 7 is a perspective view of a slide plate.
FIG. 8 is a perspective view of a push button.
FIG. 9 is a perspective view of a retaining plate.
FIG. 10 is a perspective view of an engagement protrusion.
FIG. 11 is a perspective view illustrating a state where the push button holder 17a of the present invention is integrated.
FIG. 12 is a top view showing another embodiment of the slide plate.
FIG. 13 is a perspective view of a disassembled state of the clasp structure of the accessory according to the second embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a perspective view of a disassembled state of the clasp structure of the accessory according to the third embodiment of the present invention.
FIG. 15 is a perspective view of a clasp structure of an accessory according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 16 is a perspective view of a band for explaining length adjustment in a conventional accessory.
FIG. 17 is a perspective view of a band for explaining length adjustment in a conventional accessory.
FIG. 18 is a partially omitted perspective view of a conventional clasp structure of a personal accessory.
[Explanation of symbols]
1 watch band
2 watch band
4 Skin
5 Folded members
6 Nakadome structure
7 Connecting pin holding part
8 Connecting pin holder
9 Engaging claw
9a Shaft
9b Umbrella part
10 insertion hole
11a Lock hole
11 Connecting piece
12 Connecting pin holding part
13 Connecting pin
14 pieces
15 Connecting pins
16 Middle clasp
16a Surface
17a Push button holder
17 Push button holding member
18 slide plate
19 push button
20 push buttons
21 Spring
22 Frame body
22a End wall
23 Button window
23a hood
24 Seat
28c slit opening
28 Member body
28a Bottom part
28b upper surface
29a, 29b, 29d bending part
30 insertion hole
31a biasing member
31b urging member
32a Lower engaging part
32b Small hole for urging member
32c upper engaging part
32 engagement projection
33 hole
34a Projection
35 Board body
36 Engagement opening
36a pin hole
36b Pin connection
37 ratchet teeth
37e ratchet teeth
37a Lock side
37b mountain tooth
37c valley tooth
37d square tooth
38a Button operation unit
38 Button body
39 Notch
39a-39c Spring receiving part
40 Engagement part
41a locking projection
41b notch
41 retaining plate
42 gap
43 Connecting pin
44 consecutive pieces
45 Connecting pin
50 Intermediate plate
51 Opening / closing plate
52 Closing plate
57A pin hole
58 pins
60 Middle clasp
60A frame body
60B end wall
61 recess
62 Button window
63 holes
64 push buttons
67C connection part
72 Front plate
72a pivot point
73 engaging claw
74 Connecting bar member
75 Engagement part
80 Bracelet
H button insertion hole

Claims (28)

装身具の一方の端部に連結されるとともに、前記装身具の短手方向に突出したプッシュボタンのボタン側係合部と、
前記装身具の他方の端部に連結された係合部とを備え、
前記プッシュボタンのボタン側係合部と、前記装身具の他方の端部に連結された係合部との係合により、前記装身具を所定の長さに設定するとともに、
前記プッシュボタンの押圧操作により、前記ボタン側係合部と前記装身具の他方の端部に連結された係合部との係合を解除する中留構造を備え、
前記中留構造に、装身具の長さの微調整を行う装身具長さ微調整手段を設けた装身具の中留構造であって、
前記中留構造が、
前記一対のプッシュボタンを、その装身具の短手方向に形成されたプッシュボタン開口部から、プッシュボタンを出没可能に収容するプッシュボタン保持部材と、
前記プッシュボタンが、前記プッシュボタン保持部材から抜け落ちるのを防止する抜け止め手段とを備え、
前記装身具長さ微調整手段が、
前記プッシュボタンの操作と連動して、前記装身具の短手方向に摺動可能なボタン側係合手段と、
前記ボタン側係合手段と係合可能なスライド板とを備え、
前記プッシュボタンのボタン側係合手段が、前記プッシュボタン保持部材の前記スライド板側に形成されたスリット開口部を介して、その上方係合部が突出するととともに、相互に離間する方向に付勢部材によって付勢された一対の断面略Ｌ字形状の係合突出部であり、
前記中留構造と前記装身具長さ微調整手段とを、装身具の中留本体に取り付けたことを特徴とする装身具の中留構造。A button-side engaging portion of a push button that is connected to one end of the accessory and protrudes in the short direction of the accessory,
An engagement portion connected to the other end of the accessory,
The button-side engaging portion of the push button, and the engagement of the engaging portion connected to the other end of the accessory, by setting the accessory to a predetermined length,
A push-button operation of the push button includes a clasp structure for releasing the engagement between the button-side engaging portion and the engaging portion connected to the other end of the accessory.
The clasp structure, the clasp structure of the accessory provided with a accessory length fine adjustment means for fine adjustment of the length of the accessory,
The clasp structure,
A push button holding member for accommodating the pair of push buttons so that the push button can be protruded and retracted from a push button opening formed in a short direction of the accessory.
The push button includes a retaining means for preventing the push button from falling off from the push button holding member,
The accessory accessory length fine adjustment means,
In conjunction with the operation of the push button, button-side engaging means slidable in the short direction of the accessory,
A slide plate engageable with the button-side engagement means,
The button-side engaging means of the push button is urged in a direction in which the upper engaging portion protrudes through a slit opening formed on the slide plate side of the push button holding member and is separated from each other. A pair of substantially L-shaped engaging protrusions urged by the member,
A clasp structure for an accessory, wherein the clasp structure and the accessory length fine adjustment means are attached to a clasp body of the accessory. 前記スライド板が、前記装身具の一端に連結されるとともに、装身具の長手方向に摺動可能に構成され、
前記スライド板が、前記ボタン側係合手段が係脱可能に係合するスライド板側係合手段を備えることを特徴とする請求項１に記載の装身具の中留構造。The slide plate is connected to one end of the accessory, and is configured to be slidable in the longitudinal direction of the accessory,
2. The clasp structure according to claim 1, wherein the slide plate includes a slide plate-side engagement unit with which the button-side engagement unit is removably engaged. 3. 前記スライド板が、前記プッシュボタンと重なり合うように配置されていることを特徴とする請求項１から２のいずれかに記載の装身具の中留構造。The clasp structure according to any one of claims 1 to 2, wherein the slide plate is arranged so as to overlap the push button. 前記プッシュボタンのボタン側係合手段が、スライド板側に突出する係合突出部であり、
前記スライド板側係合手段が、前記スライド板に設けた開口部の装身具長手方向に沿った少なくとも一辺の縁部に形成されるとともに、前記プッシュボタンの係合突出部が係脱可能に係合する係合歯部であることを特徴とする請求項１から３のいずれかに記載の装身具の中留構造。The button-side engagement means of the push button is an engagement projection that projects toward the slide plate,
The slide plate-side engaging means is formed on at least one edge of the opening provided in the slide plate along the longitudinal direction of the accessory, and the engagement protrusion of the push button is removably engaged. The clasp structure according to any one of claims 1 to 3, characterized in that the clasp is an engaging tooth portion. 前記スライド板の係合歯部の歯形状が、平面視でラチェット歯、山歯、谷歯、方形歯のいずれか１つであることを特徴とする請求項４に記載の装身具の中留構造。5. The clasp structure according to claim 4, wherein the tooth shape of the engaging teeth of the slide plate is one of ratchet teeth, mountain teeth, valley teeth, and square teeth in plan view. 6. . 前記スライド板の係合歯部の歯形状が、互いに向きが逆のラチェット歯をそれぞれ装身具長手方向に複数並べて構成したことを特徴とする請求項４から５のいずれかに記載の装身具の中留構造。6. The clasp of any one of claims 4 to 5, wherein the tooth shape of the engaging teeth of the slide plate is configured by arranging a plurality of ratchet teeth having opposite directions in the longitudinal direction of the accessory. Construction. 前記プッシュボタンの係合突出部の下方係合部が、前記プッシュボタンの前記スリット開口部側に装身具の長手方向に突出したボタン側係合手段保持用突出部の内端側に当接し、  The lower engagement portion of the engagement protrusion of the push button abuts on the inner end side of the button-side engagement means holding projection that protrudes in the longitudinal direction of the accessory to the slit opening side of the push button,
前記プッシュボタンの押圧操作と連動して、前記プッシュボタンの係合突出部が、前記プッシュボタン保持部材のスリット開口部内を、装身具の短手方向に摺動するように構成されていることを特徴とする請求項１から６のいずれかに記載の装身具の中留構造。In conjunction with the pressing operation of the push button, the engaging protrusion of the push button is configured to slide in the short direction of the accessory through the inside of the slit opening of the push button holding member. The clasp structure of the accessory according to any one of claims 1 to 6. 前記装身具の中留本体が、断面が略コの字形状で、前記装身具の長手方向の両側壁に、前記プッシュボタンのボタン操作部が突出するボタン用窓部が形成されており、
前記プッシュボタンのボタン操作部を、前記プッシュボタン保持部材のプッシュボタン開口部内に押し込んだ状態で、前記ボタン用窓部内に前記プッシュボタンのボタン操作部を取り付けることによって、前記中留構造を前記装身具の中留本体に取り付けるように構成したことを特徴とする請求項２から７のいずれかに記載の装身具の中留構造。The clasp body of the accessory has a substantially U-shaped cross section, and a button window for projecting a button operating portion of the push button is formed on both side walls in the longitudinal direction of the accessory,
By attaching the button operation part of the push button in the button window in a state where the button operation part of the push button is pushed into the push button opening of the push button holding member, the clasp structure is attached to the accessory. The clasp structure of an ornament according to any one of claims 2 to 7 , wherein the clasp structure is configured to be attached to a clasp main body. 前記抜け止め手段が、前記プッシュボタン保持部材内に、前記一対のプッシュボタンと重ね合わせて装着された抜け止め板であり、
前記抜け止め板が、前記スリット開口部と反対側に板厚方向に前記プッシュボタン側に突設した一対の係止突設片を備え、
前記プッシュボタンが、前記プッシュボタンの前記スリット開口部と反対側に、装身具の長手方向に突出した突設部を備え、
前記抜け止め板の係止突設片の内側端が、前記プッシュボタンの突設部の外端に当接することによって、前記プッシュボタンが、前記プッシュボタン保持部材から抜け落ちるのを防止するように構成されていることを特徴とする請求項１から８のいずれかに記載の装身具の中留構造。The retaining means is a retaining plate mounted in the push button holding member so as to overlap with the pair of push buttons,
The retaining plate includes a pair of locking protrusions protruding toward the push button in a plate thickness direction on a side opposite to the slit opening.
The push button, on the opposite side of the slit opening of the push button, provided with a projecting portion projecting in the longitudinal direction of the accessory,
The inner end of the locking projection of the retaining plate abuts on the outer end of the projection of the push button to prevent the push button from falling off the push button holding member. The clasp structure of an accessory according to any one of claims 1 to 8 , wherein the clasp structure is provided. 前記装身具の他方の端部に連結された係合部が、係合突起部であり、
前記プッシュボタン保持部材に、前記装身具の他方の端部に連結された係合部の係合突起が嵌入する嵌入孔が形成され、
前記抜き止め板に、前記装身具の他方の端部に連結された係合部の係合突起が嵌入する嵌入孔が形成されるとともに、
前記一対のプッシュボタンの装身具の短手方向の内端にそれぞれ形成された係合端の間で、前記装身具の他方の端部に連結された係合部の係合突起を、着脱自在に係止するように構成したことを特徴とする請求項 9に記載の装身具の中留構造。An engagement portion connected to the other end of the accessory is an engagement protrusion,
The push button holding member is formed with an insertion hole into which an engagement protrusion of an engagement portion connected to the other end of the accessory is fitted.
An insertion hole into which the engagement protrusion of the engagement portion connected to the other end of the accessory is formed in the stopper plate,
The engaging projection of the engaging portion connected to the other end of the accessory is detachably engaged between the engaging ends formed on the inner ends of the accessory of the pair of push buttons in the short direction. 10. The clasp structure for an accessory according to claim 9 , wherein the clasp structure is configured to stop. 前記中留構造が、両プッシュ中留構成または片プッシュ中留構成であることを特徴とする請求項１から１０のいずれかに記載の装身具の中留構造。The clasp structure of an ornament according to any one of claims 1 to 10 , wherein the clasp structure is a double push clasp structure or a single push clasp structure. 前記装身具の他方の端部に連結された係合部が、中折れ部材に設けた中折れ部材側係合部であることを特徴とする請求項１から１１のいずれかに記載の装身具の中留構造。Engaging portion connected to the other end of the accessory is in the jewelry according to any of claims 1 to 11, characterized in that the member side engagement portions broken in that provided in the seat back tilting member Anchor structure. 前記中折れ部材が、複数折れ構成であることを特徴とする請求項１２に記載の装身具の中留構造。13. The clasp structure according to claim 12 , wherein the middle folding member has a plurality of folding structures. 前記中折れ部材が、観音開き構成であることを特徴とする請求項１２に記載の装身具の中留構造。13. The clasp structure according to claim 12 , wherein the middle folding member has a double-folded configuration. 前記中留構造をシングル・ロックタイプの装身具構成に設けたことを特徴とする請求項１から１ 1のいずれかに記載の装身具の中留構造。Clasp structure trinkets according to any one of claims 1 1 1, characterized in that a said clasp structure trinkets construction of single lock type. 前記装身具の中留本体の前記装身具の長手方向の両側壁に形成されたボタン用窓部の周辺部が、内側に傾斜して形成したさらい部が形成されていることを特徴とする請求項１から１５のいずれかに記載の装身具の中留構造。2. The peripheral portion of the button window formed on both side walls in the longitudinal direction of the accessory of the clasp main body of the accessory is formed with an inwardly inclined lip portion. 3. 16. The clasp structure for an accessory according to any one of items 15 to 15 . 装身具の一方の端部に連結されるとともに、前記装身具の短手方向に突出したプッシュボタンのボタン側係合部と、
前記装身具の他方の端部に形成された係止孔と、
前記プッシュボタンを収容する中留枠と、
前記中留枠とともに前記装身具の他方の端部を挿通する開口部を形成するとともに、この開口部に挿入された前記装身具の他方の端部の係止孔に係脱可能に係止する突棒を有する表板とを備え、
前記プッシュボタンのボタン側係合部と、前記突棒との係合により、前記装身具を所定の長さに設定するとともに、
前記プッシュボタンの押圧操作により、前記ボタン側係合部と前記突棒との係合を解除する中留構造を備え、
前記中留構造に、装身具の長さの微調整を行う装身具長さ微調整手段を設けた装身具の中留構造であって、
前記中留構造が、
前記一対のプッシュボタンを、その装身具の短手方向に形成されたプッシュボタン開口部から、プッシュボタンを出没可能に収容するプッシュボタン保持部材と、
前記プッシュボタンが、前記プッシュボタン保持部材から抜け落ちるのを防止する抜け止め手段とを備え、
前記装身具長さ微調整手段が、
前記プッシュボタンの操作と連動して、前記装身具の短手方向に摺動可能なボタン側係合手段と、
前記ボタン側係合手段と係合可能なスライド板とを備え、
前記プッシュボタンのボタン側係合手段が、前記プッシュボタン保持部材の前記スライド板側に形成されたスリット開口部を介して、その上方係合部が突出するととともに、相互に離間する方向に付勢部材によって付勢された一対の断面略Ｌ字形状の係合突出部であり、
前記中留構造と前記装身具長さ微調整手段とを、装身具の中留本体に取り付けたことを特徴とする装身具の中留構造。A button-side engaging portion of a push button that is connected to one end of the accessory and protrudes in the short direction of the accessory,
A locking hole formed at the other end of the accessory,
An intermediate frame for housing the push button,
A protruding bar that forms an opening through which the other end of the accessory is inserted together with the intermediate frame, and is detachably engaged with a locking hole at the other end of the accessory inserted into the opening. And a top plate having
By setting the accessory to a predetermined length by engaging the button-side engaging portion of the push button with the protruding bar,
A push-button operation of the push button includes a clasp structure for releasing the engagement between the button-side engaging portion and the protruding bar,
The clasp structure, the clasp structure of the accessory provided with a accessory length fine adjustment means for fine adjustment of the length of the accessory,
The clasp structure,
A push button holding member for accommodating the pair of push buttons so that the push button can be protruded and retracted from a push button opening formed in a short direction of the accessory.
The push button includes a retaining means for preventing the push button from falling off from the push button holding member,
The accessory accessory length fine adjustment means,
In conjunction with the operation of the push button, button-side engaging means slidable in the short direction of the accessory,
A slide plate engageable with the button-side engagement means,
The button-side engaging means of the push button is urged in a direction in which the upper engaging portion protrudes through a slit opening formed on the slide plate side of the push button holding member and is separated from each other. A pair of substantially L-shaped engaging protrusions urged by the member,
A clasp structure for an accessory, wherein the clasp structure and the accessory length fine adjustment means are attached to a clasp body of the accessory. 前記スライド板が、前記装身具の一端に連結されるとともに、装身具の長手方向に摺動可能に構成され、
前記スライド板が、前記ボタン側係合手段が係脱可能に係合するスライド板側係合手段を備えることを特徴とする請求項１７に記載の装身具の中留構造。The slide plate is connected to one end of the accessory, and is configured to be slidable in the longitudinal direction of the accessory,
18. The clasp structure according to claim 17 , wherein the slide plate includes a slide plate-side engagement unit with which the button-side engagement unit is removably engaged. 前記スライド板が、前記プッシュボタンと重なり合うように配置されていることを特徴とする請求項１７から１８のいずれかに記載の装身具の中留構造。The clasp structure according to any one of claims 17 to 18 , wherein the slide plate is arranged so as to overlap the push button. 前記プッシュボタンのボタン側係合手段が、スライド板側に突出する係合突出部であり、
前記スライド板側係合手段が、前記スライド板に設けた開口部の装身具長手方向に沿った少なくとも一辺の縁部に形成されるとともに、前記プッシュボタンの係合突出部が係脱可能に係合する係合歯部であることを特徴とする請求項１７から１９のいずれかに記載の装身具の中留構造。The button-side engagement means of the push button is an engagement projection that projects toward the slide plate,
The slide plate-side engaging means is formed on at least one edge of the opening provided in the slide plate along the longitudinal direction of the accessory, and the engagement protrusion of the push button is removably engaged. 20. The clasp structure according to any one of claims 17 to 19 , which is an engaging tooth portion. 前記スライド板の係合歯部の歯形状が、平面視でラチェット歯、山歯、谷歯、方形歯のいずれか１つであることを特徴とする請求項２０に記載の装身具の中留構造。21. The clasp structure according to claim 20 , wherein the tooth shape of the engaging teeth of the slide plate is one of ratchet teeth, mountain teeth, valley teeth, and square teeth in plan view. . 前記スライド板の係合歯部の歯形状が、互いに向きが逆のラチェット歯をそれぞれ装身具長手方向に複数並べて構成したことを特徴とする請求項２０から２１のいずれかに記載の装身具の中留構造。22. The clasp of an ornament according to claim 20 , wherein a plurality of ratchet teeth having mutually opposite directions are arranged in the longitudinal direction of the accessory in a tooth shape of the engaging teeth of the slide plate. Construction. 前記プッシュボタンの係合突出部の下方係合部が、前記プッシュボタンの前記スリット開口部側に装身具の長手方向に突出したボタン側係合手段保持用突出部の内端側に当接し、  The lower engagement portion of the engagement protrusion of the push button abuts on the inner end side of the button-side engagement means holding projection that protrudes in the longitudinal direction of the accessory to the slit opening side of the push button,
前記プッシュボタンの押圧操作と連動して、前記プッシュボタンの係合突出部が、前記プッシュボタン保持部材のスリット開口部内を、装身具の短手方向に摺動するように構成されていることを特徴とする請求項１７から２２のいずれかに記載の装身具の中留構造。In conjunction with the pressing operation of the push button, the engaging protrusion of the push button is configured to slide in the short direction of the accessory through the inside of the slit opening of the push button holding member. The clasp structure of an accessory according to any one of claims 17 to 22. 前記装身具の中留本体が、断面が略コの字形状で、前記装身具の長手方向の両側壁に、前記プッシュボタンのボタン操作部が突出するボタン用窓部が形成されており、
前記プッシュボタンのボタン操作部を、前記プッシュボタン保持部材のプッシュボタン開口部内に押し込んだ状態で、前記ボタン用窓部内に前記プッシュボタンのボタン操作部を取り付けることによって、前記中留構造を前記装身具の中留本体に取り付けるように構成したことを特徴とする請求項１７から２３のいずれかに記載の装身具の中留構造。The clasp body of the accessory has a substantially U-shaped cross section, and a button window for projecting a button operating portion of the push button is formed on both side walls in the longitudinal direction of the accessory,
By attaching the button operation part of the push button in the button window in a state where the button operation part of the push button is pushed into the push button opening of the push button holding member, the clasp structure is attached to the accessory. 24. The clasp structure of an accessory according to claim 17 , wherein the clasp structure is configured to be attached to a clasp main body. 前記抜け止め手段が、前記プッシュボタン保持部材内に、前記一対のプッシュボタンと重ね合わせて装着された抜け止め板であり、
前記抜け止め板が、前記スリット開口部と反対側に板厚方向に前記プッシュボタン側に突設した一対の係止突設片を備え、
前記プッシュボタンが、前記プッシュボタンの前記スリット開口部と反対側に、装身具の長手方向に突出した突設部を備え、
前記抜け止め板の係止突設片の内側端が、前記プッシュボタンの突設部の外端に当接することによって、前記プッシュボタンが、前記プッシュボタン保持部材から抜け落ちるのを防止するように構成されていることを特徴とする請求項１７から２４のいずれかに記載の装身具の中留構造。The retaining means is a retaining plate mounted in the push button holding member so as to overlap with the pair of push buttons,
The retaining plate includes a pair of locking protrusions protruding toward the push button in a plate thickness direction on a side opposite to the slit opening.
The push button, on the opposite side of the slit opening of the push button, provided with a projecting portion projecting in the longitudinal direction of the accessory,
The inner end of the locking projection of the retaining plate abuts on the outer end of the projection of the push button to prevent the push button from falling off the push button holding member. 25. The clasp structure according to any one of claims 17 to 24 , wherein the clasp structure is provided. 前記プッシュボタン保持部材に、前記表板の突棒が嵌入する嵌入孔が形成され、
前記抜き止め板に、前記表板の突棒が嵌入する嵌入孔が形成されるとともに、
前記一対のプッシュボタンの装身具の短手方向の内端にそれぞれ形成された係合端の間で、前記表板の突棒を、着脱自在に係止するように構成したことを特徴とする請求項２５に記載の装身具の中留構造。The push button holding member has an insertion hole into which the protrusion of the front plate is inserted,
An insertion hole into which the protruding bar of the front plate is inserted is formed in the retaining plate,
Claims between the short direction of the inner engaging end respectively formed on the end of jewelry of the pair push button, the projecting rod of the table plate, characterized by being configured to detachably locking Item 30. A clasp structure for an accessory according to item 25 . 前記中留構造が、両プッシュ中留構成または片プッシュ中留構成であることを特徴とする請求項１７から２６のいずれかに記載の装身具の中留構造。27. The clasp structure of an ornament according to claim 17 , wherein the clasp structure is a double push clasp structure or a single push clasp structure. 前記装身具の中留本体の前記装身具の長手方向の両側壁に形成されたボタン用窓部の周辺部が、内側に傾斜して形成したさらい部が形成されていることを特徴とする請求項１７から２７のいずれかに記載の装身具の中留構造。 17. a peripheral portion of said longitudinal window button formed on both sidewalls of the jewelry clasp body of the accessory, characterized in that recap portion formed inclined inwardly are formed 28. The clasp structure of the accessory according to any one of to 27 .
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