JP3603161B2 - Drilling method of perforated plate for aircraft engine nacelle sound absorbing panel - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、航空機エンジンナセル吸音パネル用多孔板の孔明け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
航空機にはエンジンが発する騒音を防止するために、エンジンをカバーするエンジンナセルと称する部分に、吸音パネルという吸音性能を有するハニカムサンドイッチ構造体が用いられている。このハニカムサンドイッチ構造体の面板には、多数の孔を有する多孔板が使用されており、この多孔板は従来アルミニウム合金製であった。このアルミニウム合金製多孔板は、パンチング加工やドリル加工等により孔明けした後、エンジンナセル形状にプレス成形、ストレッチ成形、バーソン成形等により製作している。
【0003】
ところで、以前から飛行場が臨海地区にある場合や海上に頻繁に飛行する航空機の場合、エンジンは塩分を多量に含んだ風を受けることが多く、金属製エンジンナセルは塩害による腐食が問題視されてきた。そこで近年では、軽量化と耐腐食性の向上を目的に、金属(アルミニウム合金)に代わり複合材製エンジンナセルの開発が進められている。しかし、複合材製多孔板を製造する工程が難しく、これまで複合材素材をナセル形状に成形硬化後にドリルで孔明けする方法(未だ世界の主流)や、多数の孔明け用ピンの付いたプラスチック製ピンプレートを硬化前の複合材素材に突き刺した後に加熱硬化させた多孔板とする方法が採用されてきた。(特開昭47−2131号)また、最近では、未硬化複合材素材(プリプレグ)を樹脂流れが悪くなるまで予備加熱後に平板状態でパンチにより孔明けし、その後曲面成形型に賦型して加熱硬化する方法も紹介されている。(特開平成10−128778号)
【0004】
然し乍ら、前記の複合材素材をナセル形状に成形硬化後にドリルで孔明けする方法は、加工に時間と費用がかかり、成形品形状が三次元コンター品だと加工が難しく、NC制御ドリルマシンを必要とし、その導入・維持管理が大変なものとなる。また、プラスチック製ピンプレートを硬化前の複合材素材を突き刺した後に加熱硬化させ多孔板とする方法は、ピンプレートを三次元コンターに合せて製作する必要があり、そのプレートの製作に多くの時間と費用がかかる。さらに、プリプレグを予備加熱後に平板状態でパンチにより孔明けし、その後曲面成形型に賦型して加熱硬化する方法は、プリプレグ全体が固く粘着力が無くなり、曲面成形型に賦型し貼付けするのが困難となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、上記従来技術のような問題点が無く、孔明けを簡単な装置構成で正確且つ高速にしかも容易に行うことができ、また孔明け時熱が孔周りにしかかからないようにしてプリプレグ全体を柔く粘着力を持った状態に保つことができ、さらに明けた孔に加熱硬化中にプリプレグの樹脂が流れないようにして孔塞ぎを防ぐことができるようにした航空機エンジンナセル吸音パネル用多孔板の孔明け方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明による航空機エンジンナセル吸音パネル用多孔板の孔明け方法は、未硬化繊維強化樹脂プリプレグ面板に、多数の孔を超音波振動を付加した刃具、又は熱を付加した刃具、若しくはレーザにて、孔周りのプリプレグ中の樹脂を半硬化させながら孔明けすることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明による航空機エンジンナセル吸音パネル用多孔板の孔明け方法の実施形態について説明すると、本孔明け方法は、未硬化繊維強化樹脂プリプレグ面板に、多数の孔を、各々孔周りのプリプレグ中の樹脂を半硬化させながら孔明けするもので、孔明けの手段は、超音波振動を付加した刃具、熱を付加した刃具、レーザのいずれかによる。以下これらの孔明け手段による各々の孔明け方法を図によって説明する。超音波振動を付加した刃具による孔明け方法について説明すると、図1に示すように未硬化繊維強化樹脂プリプレグシート材1を所要の寸法に裁断して面板2とし、この面板2を部品図面により所要枚数積層する。次にこの積層した未硬化繊維強化樹脂プリプレグ面板2を図2に示すように多数の孔3を明けた上側のプリプレグ押え板4と下側の受刃兼プリプレグ押え板5とにより挟んで固定した後、超音波発信ホーン6により超音波振動を付加した刃具7をプレス機8にて下降すると、図3のaに示すように未硬化繊維強化樹脂プリプレグ面板2に接触した刃具7の刃先で超音波摩擦熱が発生し、この状態の刃先と受刃兼プリプレグ押え板5との剪断作用により図3のbに示すように上記面板2に孔9が明けられると同時に刃具7の超音波摩擦熱により孔周りが加熱されてその孔周りのプリプレグ中の樹脂は半硬化される。従って、後のオートクレーブでのプリプレグの硬化工程において、明けられた孔9内にプリプレグ中の樹脂が流れることがない。しかも得られた積層未硬化繊維樹脂プリプレグ多孔面板10は柔らかく粘着力を保持している。そして図3のcにように孔明けによって抜かれたプリプレグ11は、図2に示される真空ポンプ12に吸引されてタンク13に貯められる。
【0008】
熱を付加した刃具による孔明け方法について説明すると、図1に示すように未硬化繊維強化樹脂プリプレグシート材1を所要の寸法に裁断して面板2とし、この面板2を所要枚数積層する。次にこの積層した未硬化繊維強化樹脂プリプレグ面板2を図4に示すように多数の孔3を明けた上側のプリプレグ押え板4と下側の受刃兼プリプレグ押え板5とにより挟んで固定した後、加熱器14より加熱した刃具15をプレス機16にて下降すると、刃具15の刃先と受刃兼プリプレグ押え板5との剪断作用により上記面板2に前記と同様に孔9が明けられると同時に刃具15の熱により孔周りが加熱されてその孔周りのプリプレグ中の樹脂が半硬化される。従って、後のオートクレーブでのプリプレグの硬化工程において、明けられた孔9内にプリプレグ中の樹脂が流れることがない。しかも得られた積層未硬化繊維強化樹脂プリプレグ多孔面板10は柔かく粘着力を保持している。そして孔明けによって抜かれたプリプレグは、真空ポンプ12に吸引されてタンク13に貯められる。
【0009】
上記2つの孔明け方法は、特に同時に多数孔の加工ができる点で製作性に優れれている。そしてこれらの孔明け方法における超音波振動を付加した刃具7及び加熱した刃具15は、共に打抜き用刃具で、その円形の刃先は図5に示すように断面薄刃状で円周方向で波形状に上下しているが、これを図6に示す押切り用刃具に代えてもよい。これは超硬より成る中空の下刃17とアルミニウム製の上側の受台(押し切り台)18との間に図7のaに示すように未硬化繊維強化樹脂プリプレグ面板2を配し、上側の受台(押し切り台)18に超音波振動を付加するか、或いはこの受台(押し切り台)18を加熱するかした後、受台(押し切り台)18を図7のbに示すように下降し、上記面板2を中空の下刃17に押え付けて孔9を明けると同時に受台(押し切り台)18の超音波摩擦熱或いは加熱された受台(押し切り台)18の熱により孔周りを加熱してその孔周りのプリプレグ中の樹脂を半硬化する。従って、明けられた孔9内にプリプレグ中の樹脂が流れることがなく、しかも得られた積層未硬化繊維強化樹脂プリプレグ多孔面板10は柔かく粘着力が保持している。そして孔明けによって抜かれたプリプレグ11は前記と同様真空ポンプに吸引されてタンクに貯められる。
【0010】
レーザによる孔明け方法について説明すると、図1に示すように未硬化樹脂プリプレグ帯板1を所要の寸法に裁断して面板2とし、この面板2を部品図面により所要枚数積層する。次にこの積層した未硬化繊維強化樹脂プリプレグ面板2に図8に示すようにレーザ19による熱加工で多数の孔9を逐次明けると同時に孔周りを加熱してその孔周りのプリプレグ中の樹脂を半硬化する。従って、後のオートクレーブでのプリプレグの硬化工程において、明けられた孔9内にプリプレグ中の樹脂が流れることがない。しかも得られた積層未硬化繊維強化樹脂プリプレグ多孔面板10は柔かく粘着力を保持している。そして孔明けによって抜かれたプリプレグは、前記と同様真空ポンプに吸引されてタンクに貯められる。
【0011】
上記の本発明による孔明け方法により図9のaに示すように所要枚数積層した平面状態の所要寸法の未硬化繊維強化樹脂プリプレグ面板2に、図9のbに示すように多数の孔9を、孔周りのプリプレグ中の樹脂を半硬化させながら孔明けした積層未硬化繊維強化プリプレグ多孔面板10により航空機エンジンナセル吸音パネル用多孔板を製造するには、先ず積層未硬化繊維強化樹脂プリプレグ多孔面板10を図9のcに示すように曲面成形型20に賦型し貼付けし、次に図9のdに示すように伸び率の高い離型フィルム21を被い、さらにその上から伸び率の高いバッグフィルム22をかぶせて曲面成形型20の周縁にシール材23を介して取り付け、次いでバッグフィルム22内を真空引きして離型フィルム21及びバッグフィルム22を大気との差圧で積層未硬化繊維強化樹脂プリプレグ多孔面板10に沿わせ、然る後曲面成形型20ごと図9のeに示すオートクレーブ24中に入れ、加熱・加圧して硬化し、図9のfに示す曲面形状の航空機エンジンナセル吸音パネル用多孔板25を得た。
【0012】
本発明の孔明け方法により孔明けした積層未硬化繊維強化樹脂プリプレグ多孔面板10は多数の孔9の孔周りだけに高い温度が付与されてその部分のプリプレグ中の樹脂が半硬化されて硬くなっているため、オートクレーブ24中でのプリプレグの硬化中に孔9内にプリプレグ中の樹脂が流れず、孔9の寸法,形状が維持される。しかも積層未硬化繊維強化樹脂プリプレグ多孔面板10全体としては柔軟で粘着力を保持しているので、これを曲面成形型20に賦型し貼付けすることは至って簡単である。また、これに離型フィルム21を被い、さらにその上からバッグフィルム22をかぶせてシール材23にてシールの上真空引きした後、曲面成形型20ごとオートクレーブ24中に入れ、加熱・加圧して硬化した際、プリプレグ中の樹脂が孔9内に流れず、孔9を塞ぐことがないので、寸法,精度の高い曲面形状の航空機エンジンナセル吸音パネル用多孔板22が容易に得られる。
【0013】
【発明の効果】
以上の説明で判るように本発明の航空機エンジンナセル吸音パネル用多孔板の孔明け方法は、未硬化繊維強化樹脂プリプレグ面板に、多数の孔を超音波振動を付加した刃具、又は熱を付加した刃具、若しくはレーザにて、孔周りのプリプレグ中の樹脂を半硬化させながら孔明けするのであるから、後のオートクレーブでのプリプレグの硬化工程において、明けられた孔内にプリプレグ中の樹脂が流れることはなく、孔の寸法,形状が維持される。また、得られた未硬化繊維強化樹脂プリプレグ多孔面板は、孔周りにしか熱がかかっていないため全体として柔軟で粘着力を保持している。そして、上記の孔明け方法は平面状態の未硬化繊維強化樹脂プリプレグ面板に孔明けするのであるから、簡単な装置構成で、未硬化繊維強化樹脂プリプレグ面板に、多数の孔を正確に且つ高速にしかも容易に孔明けすることができる。
【0014】
また、本発明の航空機エンジンナセル吸音パネル用多孔板の孔明け方法により得た未硬化繊維強化樹脂プリプレグ多孔面板は、全体として柔軟で粘着力を有するので、曲面成形型に賦型し貼付けするのは至って簡単で、またこれをバッグフィルムによる真空引き工程後曲面成形型ごとオートクレーブ中に入れ、加熱・加圧して硬化した際、プリプレグ中の樹脂が孔内に流れず、孔を塞ぐことがないので、寸法,精度の高い曲面形状の航空機エンジンナセル吸音パネル用多孔板を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】未硬化繊維強化樹脂プリプレグ帯板を所要寸法に裁断して面板を得る状態を示す図である。
【図2】図1で得た未硬化繊維強化樹脂プリプレグ面板を所要枚数積層し、これに超音波振動を付加した刃具により孔明けする本発明の航空機エンジンナセル吸音パネル用多孔板の孔明け方法の1つを示す図である。
【図3】a〜cは図2の孔明け方法により未硬化繊維強化樹脂プリプレグ面板に孔明けする工程を示す図である。
【図4】図1で得られた未硬化繊維強化樹脂プリプレグ面板を所要枚数積層し、これに加熱した刃具により孔明けする本発明の航空機エンジンナセル吸音パネル用多孔板の孔明け方法の他の1つを示す図である。
【図5】図2及び図4の孔明け方法において用いられる刃具の断面形状を示すもので、aは斜視図、bは断面図である。
【図6】図2,図4における刃具に代わる押切り用刃具を示す図である。
【図7】a,bは図6の押切り用刃具により未硬化繊維強化樹脂プリプレグ面板に孔明けする工程を示す図である。
【図8】図1で得た未硬化繊維強化樹脂プリプレグ面板に、レーザにより孔明けする本発明の航空機エンジンナセル吸音パネル用多孔板の孔明け方法のさらに他の1つを示す図である。
【図9】a〜fは本発明の孔明け方法により孔明けして積層未硬化繊維強化樹脂プリプレグ多孔面板を作った上、航空機エンジンナセル吸音パネル用多孔板を製造する工程を示す図である。
【符号の説明】
1 未硬化繊維強化樹脂プリプレグシート材
2 未硬化繊維強化樹脂プリプレグ面板
3 押え板の孔
4 上側のプリプレグ押え板
5 下側の受刃兼プリプレグ押え板
6 超音波発信ホーン
7 超音波振動を付加した刃具
8 プレス機
9 面板の孔
10 積層未硬化繊維強化樹脂プリプレグ多孔面板
11 孔明けによって抜かれたプリプレグ
12 真空ポンプ
13 孔明けによって抜かれたプリプレグを貯めるタンク
14 加熱器
15 加熱した刃具
16 プレス機
17 中空の下刃
18 受台(押し切り台)
19 レーザ
20 曲面成形型
21 離型フィルム
22 バッグフィルム
23 シール材
24 オートクレーブ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for punching a perforated plate for an aircraft engine nacelle sound absorbing panel.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In an aircraft, a honeycomb sandwich structure having a sound absorbing performance called a sound absorbing panel is used in a portion called an engine nacelle that covers an engine in order to prevent noise generated by the engine. As the face plate of the honeycomb sandwich structure, a perforated plate having a large number of holes has been used, and this perforated plate has conventionally been made of an aluminum alloy. This perforated plate made of aluminum alloy is manufactured by punching, drilling, or the like, followed by press forming, stretch forming, burson forming, or the like into an engine nacelle shape.
[0003]
By the way, when the airfield has been in the seafront area or in the case of aircraft that flies frequently on the sea, engines often receive winds containing a lot of salt, and corrosion of metal engine nacelles due to salt damage has been regarded as a problem. Was. Therefore, in recent years, a composite engine nacelle has been developed instead of metal (aluminum alloy) for the purpose of weight reduction and improvement of corrosion resistance. However, the process of manufacturing a composite perforated plate is difficult, so far it has been difficult to form a composite material into a nacelle shape and harden it by drilling (still mainstream in the world), plastics with a large number of drilling pins A method has been adopted in which a pin plate made of a porous material is stabbed in a composite material before curing and then heated and cured. Recently, uncured composite material (prepreg) has been preheated until the resin flow deteriorates, and then punched in a flat plate state by punching, and then formed into a curved mold. A method of heat curing is also introduced. (Japanese Patent Laid-Open No. Hei 10-128778)
[0004]
However, the method of drilling the composite material into a nacelle shape after hardening it into a nacelle shape is time-consuming and expensive. If the shape of the molded product is a three-dimensional contour product, it is difficult to process, and an NC control drill machine is required. The introduction and maintenance of the system will be very difficult. In addition, a method in which a plastic pin plate is pierced with a pre-cured composite material and then heat-cured to form a perforated plate requires that the pin plate be manufactured in accordance with a three-dimensional contour. And costly. Furthermore, a method in which the prepreg is preheated, punched in a flat plate state with a punch, and then formed into a curved surface forming die and heat-cured is performed in such a manner that the entire prepreg becomes hard and has no adhesive force, and is formed into a curved surface forming die and attached. Becomes difficult.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, the present invention does not have the problems of the prior art described above, and can perform drilling accurately, at high speed, and easily with a simple device configuration, and heat is not applied only around the holes at the time of drilling. Aircraft engine nacelle sound-absorbing panel that can keep the entire prepreg in a soft and sticky state, and also prevent the resin of the prepreg from flowing into the drilled holes during heat curing to prevent clogging of the holes It is intended to provide a method for perforating a perforated plate for use.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, a method of perforating a perforated plate for an aircraft engine nacelle sound-absorbing panel according to the present invention is a method in which an uncured fiber reinforced resin prepreg face plate is provided with a blade having a number of holes subjected to ultrasonic vibration or heat. Drilling is performed while the resin in the prepreg around the hole is semi-cured with a cutting tool or laser.
[0007]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of a method for perforating a perforated panel for an aircraft engine nacelle sound absorbing panel according to the present invention will be described. Drilling is performed while semi-curing the material. The means for drilling is any of a cutting tool with ultrasonic vibration, a cutting tool with heat, and a laser. In the following, the respective drilling methods by these drilling means will be described with reference to the drawings. A method of drilling with a cutting tool to which ultrasonic vibration is added will be described. As shown in FIG. 1, an uncured fiber reinforced resin prepreg sheet material 1 is cut into a required size to form a
[0008]
Explaining a method of making a hole by using a blade to which heat is applied. As shown in FIG. 1, an uncured fiber reinforced resin prepreg sheet material 1 is cut into a required size to form a
[0009]
The above two drilling methods are excellent in manufacturability, particularly in that many holes can be processed simultaneously. The
[0010]
The method of drilling by laser will be described. As shown in FIG. 1, an uncured resin prepreg strip 1 is cut into a required size to form a
[0011]
As shown in FIG. 9B, a large number of
[0012]
Drilling method drilling the laminated uncured fiber-reinforced resin prepreg
[0013]
【The invention's effect】
As can be understood from the above description, the method of perforating a perforated plate for an aircraft engine nacelle sound absorbing panel of the present invention is based on the uncured fiber reinforced resin prepreg face plate, in which a number of holes are subjected to ultrasonic vibration or a blade, or heat is added. Drilling is performed while the resin in the prepreg around the hole is semi-cured with a cutting tool or laser, so the resin in the prepreg flows into the drilled hole in the subsequent prepreg curing process in an autoclave. However, the size and shape of the hole are maintained. In addition, the obtained uncured fiber reinforced resin prepreg porous face plate is flexible and retains adhesive strength as a whole because heat is applied only around the holes. And, since the above-mentioned hole making method makes holes in the uncured fiber reinforced resin prepreg face plate in a flat state, a large number of holes can be accurately and rapidly formed in the uncured fiber reinforced resin prepreg face plate with a simple device configuration. Moreover, the holes can be easily formed.
[0014]
Further, uncured fiber-reinforced resin prepreg porous surface plate obtained by punching method of an aircraft engine nacelle acoustical panel perforated plate of the present invention has a flexible and adhesive force as a whole, adhered to shaping the curve mold It is very easy to do, and after putting it in an autoclave together with the curved mold after the evacuation process with a bag film and curing by heating and pressing, the resin in the prepreg does not flow into the holes and closes the holes. Therefore, it is possible to easily obtain a perforated plate for an aircraft engine nacelle sound absorbing panel having a curved shape with high dimensions and accuracy.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view showing a state in which an uncured fiber reinforced resin prepreg strip is cut into required dimensions to obtain a face plate.
FIG. 2 is a diagram illustrating a method for punching a perforated panel for an aircraft engine nacelle sound absorbing panel according to the present invention, in which a required number of uncured fiber reinforced resin prepreg face plates obtained in FIG. FIG.
3 (a) to 3 (c) are views showing a process of perforating an uncured fiber reinforced resin prepreg face plate by the perforation method of FIG. 2;
FIG. 4 shows another example of the method of perforating a perforated panel for an aircraft engine nacelle sound absorbing panel of the present invention in which a required number of uncured fiber reinforced resin prepreg face plates obtained in FIG. It is a figure showing one.
5 shows a cross-sectional shape of a cutting tool used in the drilling method shown in FIGS. 2 and 4, wherein a is a perspective view and b is a cross-sectional view.
FIG. 6 is a view showing a cutting tool for pressing in place of the cutting tool in FIGS. 2 and 4;
7 (a) and 7 (b) are views showing a step of punching holes in an uncured fiber-reinforced resin prepreg face plate by the cutting blade for cutting in FIG. 6;
FIG. 8 is a view showing still another method of perforating the perforated plate for an aircraft engine nacelle sound absorbing panel of the present invention, which perforates the uncured fiber reinforced resin prepreg face plate obtained in FIG. 1 by laser.
[9] a~f On that made by drilling the drilling process laminating uncured fiber-reinforced resin prepreg porous faceplate of the present invention, showing a process of manufacturing the aircraft engine nacelle acoustical panel perforated plate It is.
[Explanation of symbols]
Reference Signs List 1 Uncured fiber reinforced resin
19
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