JP3600018B2 - データ埋込み装置およびデータ生成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、たとえば画像データなどの主データに、副データを付加するための装置に関し、特に、画像データの一部分に、音声、テキストデータなどの副データを付加するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットのワールドワイドウェブと呼ばれる技術では、パーソナルコンピュータの表示面上に画像を表示しておき、この画像の一部を指定することにより、指定された画像の部位情報を取得し、予めその部位とリンクされていた別の情報を遠隔地または当該パーソナルコンピュータの持つデータファイルまたは当該パーソナルコンピュータの属するネットワークなどから得て、その情報を提示するというデータ検索の方法がある。提示される情報としては、別の画像、音声、動画、テキストデータなどがある。
【0003】
こうした技術を用いて、たとえば必要な情報のデータファイルを全てCD−ROM内に格納して流通させるという使い方もされており、インターネットに限らず、画像データと付加的なデータとを関係付ける技術が必要とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、こうした技術では画像と、その画像にリンク付けされているデータとが別々であるため、たとえば必要なデータファイルの数が増えるという問題がある。また、画像がコンピュータに表示されている場合には、コンピュータによって付加的な情報とのリンクが保持されているので付加的な情報をコンピュータを介して得ることができるが、こうした画像を一旦印刷した場合にはリンク情報が失われるので、付加的な情報を得ることができなくなってしまうという問題がある。
【0005】
それゆえに本発明の一つの目的は、ファイルの数を増加させずに主データと副データとを関連付けることが可能なデータ埋込み装置およびデータ生成装置を提供することである。
【0006】
本発明の他の目的は、ファイルの数を増加させずに主データと音声データまたは文字データとを関連付けることができるデータ埋込み装置およびデータ生成装置を提供することである。
【0007】
本発明のさらに別の目的は、ファイルの数を増加させずに主データと副データとを関連付けることができ、かつそうした主データが一旦電子的媒体以外の媒体に固定されたときにも副データを復元できるようなデータ埋込み装置およびデータ生成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のデータ埋込み装置は、主データを取込むための主データ取込み手段と、主データに付加されることによって主データに対して関連付けられる副データを取込むための副データ取込み手段と、取込まれた主データを所定の複数個のデータブロックに分割し、予め定められた信号処理を行いながら、副データを所定のビットごとに分割して複数個のデータブロックの一部のみに電子透かし情報としてそれぞれ埋込むための電子透かし埋込み手段とを含む。そしてデータブロック毎に、透かし情報として埋込まれる前記副データは異なっている。
【0009】
副データを所定ビットごとに分割して、主データのデータブロックにそれぞれ埋込むことで、全体として比較的大きな量の副データを電子透かしとして埋込むことができる。
【0011】
副データを所定ビットごとに分割して、主データのデータブロックのうちの一部のデータブロックに埋込むことができるので、主データの一部のみに副データを埋込んだり、別の領域に別の副データを埋込んだりすることが可能になる。
【0012】
請求項に記載の発明にかかるデータ埋込み装置は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、副データは音声データを含むことを特徴とする。
【0013】
請求項に記載の発明にかかるデータ埋込み装置は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、副データは文字データを含むことを特徴とする。
【0014】
請求項4に記載の発明にかかるデータ生成装置は、所定の処理がされた複数個のデータブロックを含み、かつ複数個のデータブロックの一部のみには所定のビットごとに分割された副データが電子透かし情報として埋込まれた電子透かし付きの主データを準備するための主データ準備手段と、電子透かし付の主データから副データを所定ビットごとに復号するための電子透かし復号手段と、所定の処理がされたデータブロックの各々に対して、所定の処理に対応して定められる処理をすることにより主データを復元するためのデータ処理手段とを含む。副データは、主データに付加されることによって主データに対して関連付けられるデータであって、主データ準備手段は、データブロック毎に、透かし情報として埋込まれる副データを異ならせる。
【0015】
副データを所定ビットごとに分割して、主データのデータブロックにそれぞれ埋込んでおき、これを復号することで、全体として比較的大きな量の副データを復元することができる。
【0016】
請求項に記載の発明にかかるデータ生成装置は、請求項に記載の発明の構成に加えて、電子透かし復号手段は、複数個のデータブロックの内の一部のデータブロックから副データを所定ビットごとに復号するための手段を含むことを特徴とする。
【0017】
副データを所定ビットごとに分割して、主データのデータブロックのうちの一部のデータブロックに埋込んでおくことで、主データの一部のみから副データを復号したり、別の領域から別の副データを復号したりすることが可能になる。
【0018】
請求項に記載の発明にかかるデータ生成装置は、請求項またはに記載の発明の構成に加えて、副データは音声データを含むことを特徴とする。
【0019】
請求項に記載の発明にかかるデータ生成装置は、請求項またはに記載の発明の構成に加えて、副データは文字データを含むことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
上述した問題を解決するために、いわゆる電子透かし技術を利用することが考えられる。電子透かしとは、近年のデータのデジタル化という趨勢にしたがってデジタル化された写真などの美術作品の画像データが不正にコピーされ流用または流通されることを防止するための技術である。
【0021】
電子透かし技術では、著作権保護のために、小さなデータ量の透かし情報を画像全体に埋込む。埋込み後の画像を見ただけでは、そこにこうした透かし情報が埋込まれていることは認識できないが、電子的な処理を行うことにより透かし情報が復元できる。したがって付加的な情報を電子透かし技術を用いて画像に埋込むという利用法が考えられる。
【0022】
ところが、電子透かし技術は主として著作権保護のために用いられるため、小さなデータ量の透かし情報を画面全体に埋込んで、画像のどこを取出しても透かし情報が取出せるようにしている。そのため、付加的な情報がたとえば音声データなどのように比較的データ量の大きいものである場合には、画像データにそうした付加的な情報を埋込むことは難しい。仮に埋込むことができたとしても、付加的な情報の量が多いため、画像データに対するノイズが増大し画像が劣化してしまう。
【0023】
そこで、本願発明では、JPEG(Joint Photographic Experts Group)規格に代表される画像圧縮などの画像処理技術の内で、データに対してDCT(離散コサイン変換)などの直交変換処理が行われる方式において、データが多数のブロック(DCTの場合にはDCTブロックと呼ばれる)に分割されることに着目して、次のようにこの問題を解決した。なお直交変換処理としてDCT以外にFFT(高速フーリエ変換)などもよく使用されるが、本発明はFFTを使用する方式でも適用可能である。
【0024】
図1を参照して、音声データ20を画像データ22に埋込む場合を考える。画像データ22は複数個のDCTブロックに分割される。音声データ20も、一定のビット単位のブロックA,B,Cなどに分割し、これらをブロック単位で画像データ22のDCTブロックに透かしデータa,b,c等として順番に埋込んでいく。
【0025】
図2を参照して、復元時には次のようにする。画像データ22は複数個のDCTブロックに分割されている。そこで、これらDCTブロックの各々から、透かしデータとして埋込まれていた音声データの各ブロックa,b,c等を取出し、元の順番にブロックA、B、C、…と並べて元の音声データ20を復元する。なお、埋込む順番は必ずしも先頭から順でなくともよい。メモリなどの資源に制約されなければ、副データの各ブロックを所定の順番に入れ替えてから主データに埋込んでもよい。この場合、復元時には埋込み時とは逆に副データの順番を入れ替える必要がある。
【0026】
図3に、本願発明の一実施の形態にかかるデータ埋込み装置30のブロック図を示す。なお以下の説明では、画像データに音声データを埋込む場合を例として説明するが、本願発明はそうした組合わせのみに適用可能なだけでなく、一般的に主データに対して副となるデータを付加するもので、かつ主データの符号化にあたって主データを所定のブロックに分割するものであればどのようなものにも適用可能である。たとえば副データは文字データであってもよく、また主データの画像とは別の画像データであってもよい。ただし、埋込めるデータ量は主データのデータ量に比して少ないので、副データの大きさには自ずから制限がある。
【0027】
図3を参照してこのデータ埋込み装置30は、画像データへの音声データの埋込みを行うためのデータ埋込み部32と、音声データが埋込まれた画像データを記憶するためのメモリ装置36と、メモリ装置36に記憶された画像データから、元の画像と、付加データである音声データとを復元する処理を行うためのデータ復元部34とを含む。
【0028】
データ埋込み部32は、画像を電気信号として取込むための、スキャナ、カメラなどからなる画像取込み装置40と、この電気信号に対して所定の信号処理を行うための信号処理装置42と、JPEG規格にしたがった画像圧縮処理を行うためのJPEG圧縮部44と、圧縮された画像データをメモリ装置36に書込むためのメモリ書込み装置46と、後述するように機能を切り替えるためのスイッチ54とを含む。データ埋込み部32はさらに、マイクなどからなる音声取込み装置48と、音声取込み装置48の出力する電気信号をA/D(アナログ/デジタル)変換するためのA/D装置50と、こうしてデジタル化された音声データを電子透かしとして画像データに埋込むための電子透かし書込み装置52とを含む。
【0029】
JPEG圧縮部44は、データブロック(DCTブロック)に対してDCT演算を行うためのDCT演算装置60と、DCT処理されたデータブロックに対して量子化処理を行うための量子化装置62と、機能に応じて接続を切り替えるためのスイッチ66と、DCT処理されたデータブロックに対してハフマン符号化処理を行うためのハフマン符号化装置64とを含む。
【0030】
データ復元部34は、メモリ装置36からデータを読出すためのメモリ読出し装置70と、読出された画像データに対してJPEG伸長処理を行うためのJPEG伸長部72と、復元された画像を表示するためのデータ処理を行う画像表示装置74と、画像表示装置74より出力される画像信号を表示するためのモニタ装置76と、機能に応じて接続を切り替えるためのスイッチ84と、メモリ装置36から読出された画像データから、透かし情報を抽出し復元するための電子透かし読出し装置78と、復元された透かし情報(音声データ)をデジタル/アナログ(D/A)変換するためのD/A装置80と、D/A装置の出力するアナログ信号を音声として再生する、スピーカなどからなる音声出力装置82とを含む。
【0031】
JPEG伸長部72は、読出された画像のデータブロックに対してハフマン復号化処理を行うためのハフマン復号化装置90と、機能に応じて接続を切り替えるためのスイッチ96と、ハフマン復号化されたデータに対して逆量子化処理を行うための逆量子化装置92と、逆量子化処理されたデータブロックに対してIDCT(逆離散コサイン変換)処理を行うためのIDCT演算装置94とを含む。
【0032】
図4および図5を参照しながら、図3に示されるデータ埋込み装置30の動作について説明する。まず、画像取込み装置40によって画像の取込みを行う(100)。続いて、信号処理装置42によって、これら画像信号に対する画像処理を行い(102)、JPEGのヘッダに、電子透かしに関する付加情報の書込みを行う(104)。さらにデータをDCTブロック単位に分割してJPEG圧縮部44に転送する(106)。
【0033】
以後はJPEG圧縮に関する処理であるがこれについては後述する。
画像取込みの処理と並行して、音声取込み装置48による音声の取込みも行う(114)。なお、音声と画像とは、たとえば電子スチルカメラで画像と音声とを同時に取込む場合のように同時に準備されたものでもよいし、市販の画像データに使用者の音声によるメモを付加する場合のように、別個に準備されたものでもよい。この場合、画像の取込みと音声の画像とを並行して行う必要はない。
【0034】
取込まれた音声データをA/D装置50によってデジタルデータに変換し(116)、デジタル化された音声データをnビット単位(nは予め定められた定数である。たとえばn=8)で電子透かし書込み装置52に転送する。このデータは、以下に述べるJPEG圧縮処理で使用され、画像データに埋込まれる。
【0035】
JPEG圧縮部44による処理では、まずDCT演算装置60が、転送されたDCTブロックに対してDCT演算を行う(108)。DCT演算後のデータは量子化装置62によって量子化され、スイッチ66に与えられる。スイッチ66は、電子透かしの埋込み処理を行う場合には量子化装置62の出力を端子66Cを介して電子透かし書込み装置52に与え(図4のステップ112で「ON」)、埋込み処理を行わない場合には端子66aを介してハフマン符号化装置64に与える(図4のステップ112で「OFF」)。埋込み処理を行わない場合は通常の処理と同様であるので、以下では特に埋込み処理を行う場合について説明する。
【0036】
この場合、電子透かし書込み装置52が、量子化装置62から出力された1DCTブロック分の画像データに対して、A/D装置50から転送されてきたnビット分の音声データを透かし情報として埋込む(120)。こうして透かし情報として埋込まれた音声データを含む画像データに対してさらにハフマン符号化装置64によりハフマン符号化処理が行われ(122)、ハフマン符号化された画像データはメモリ書込み装置46によってメモリ装置36に書込まれる。処理されたDCTブロックが最後のブロックか否かを判定し(124)、最後のブロックであれば処理を終了する。処理されたDCTブロックが最後のブロックでなければ制御をステップ108に戻して後続のDCTブロックに対して上述した処理を繰返す。
【0037】
こうして、nビットのブロックに分割された音声データが、画像データの各DCTブロックに埋込まれて、付加データを有する画像データが作成されメモリ装置36に格納される。
【0038】
次に、こうして音声データを付加データ(電子透かし)として持つ画像データから音声を復元する処理について説明する。図3および図5を参照して、まずメモリ読出し装置70がメモリ装置36から画像データを取込む(140)。この画像データは前述のように音声データを付加データ(電子透かし)として含んでいる。
【0039】
ハフマン復号化装置90が、このデータのヘッダを読込んで(142)以下の処理を行う。スイッチ84はハフマン復号化装置90の出力を電子透かし読出し装置78に与えるよう端子84aを選択している。ヘッダに電子透かしに関する付加情報が含まれていれば、ハフマン復号化装置90は1ブロックごとに画像データに対してハフマン復号化処理を行い(144)、ハフマン復号化されたデータは電子透かし読出し装置78に与えられる。
【0040】
電子透かし読出し装置78は与えられたDCTブロックのデータから、付加されていた音声データを抽出する(148)。この音声データはnビットごとに転送されて(156)D/A装置80に与えられ、アナログ信号に変換された後(158)音声出力装置82によって音声として再生される(160)。
【0041】
一方、電子透かし読出し装置78は画像データをスイッチ96を介して逆量子化装置92に与える。逆量子化装置92はこの画像データに対して逆量子化処理を行う(150)。逆量子化された画像データはIDCT演算装置94に与えられ、IDCT処理が行われる(152)。こうして得られた画像データは画像表示装置74を介してモニタ装置76に与えられ表示される。
【0042】
こうして処理されたDCTブロックが最後のブロックか否かを判定し(154)、最後のブロックであれば処理を終了する。最後のブロックでなければ制御はステップ148に戻り、DCTブロックごとの画像データと音声データとの復元が、全てのDCTブロックを処理するまで繰返される。
【0043】
このようにして画像データに音声データを電子透かしとして埋込むことができる。音声データは、画像の全体に埋込むこともできるし、画像の一部のみに埋込むこともできる。たとえば2メガビットの大きさの画像データにデータを埋込む場合を考える。各DCTブロックに8ビットデータ単位で付加データを埋込むものとする。1DCTブロックを8×8の64ビットとして、DCTブロックの数は2000000/64=31250となる。したがって、付加データとして31250×8=25000(ビット)=31.25(Kバイト)のデータを埋込むことができる。
【0044】
付加データが音声の場合、サンプリングレートが8kHzの場合であれば約4秒の音声を埋込むことができる。また付加データが文字データであれば約30000文字の埋込みを行うことができる(1文字を1バイトとする)。
【0045】
図3に示すデータ埋込み装置30は、図6および図7に示すように、画像170の一部分にのみ付加データを電子透かし172、174、176として埋込み、図7に示すようにポインタ178で指示することにより付加データを再生する場合にも利用できる。その場合の動作を図8を参照して説明する。
【0046】
まず、画像データを読出し、ヘッダの情報を読出す(190)。そして、ヘッダに含まれる電子透かしに関する付加情報を読取り、前述した図5 の動作と同様の動作によって画像を復元する。ただし本実施の形態では、この画像の復元処理では付加データの復元は行わず、付加情報の読取りのみ行う。JPEG伸長部72によって圧縮画像を伸長する(192)。伸長された画像を画像表示装置74およびモニタ装置76によって表示する(194)。
【0047】
こうして表示された画像のうち、電子透かし情報が埋込まれた領域を図7に示されるようにポインタ178によって指定する(196)。以下、電子透かし情報の復元処理が開始される。まず指定領域のDCTブロックを検索する(198)。検索されたDCTブロックに対してDCT処理を行い(200)、さらに量子化処理を行って(202)透かし情報の復号を行い(204)、復号された透かし情報から音声データをデコードする(206)。さらに、指定された領域のブロックがまだあるかどうかを判断し(208)まだあれば再びステップ198に制御を戻して音声情報のデコードを繰返す。指定された領域に含まれる全てのDCTブロックを処理し終えたら、デコードされた音声を再生して(210)処理を終了する。
【0048】
この機能を使用すると、例えば、以下に示すような事項を実現することができる。図9を参照して、画像170のうちのいくつかの範囲に別々の音声を電子透かし172、174、176として埋込んでおく。例えば電子透かし172の範囲には「あ」という音声を、電子透かし174の範囲には「い」という音声を、電子透かし176の範囲には「う」という音声を、それぞれ電子透かしとして埋込んでおく。そしてパーソナルコンピュータ画面上にこの画像を表示し、ポインタ178で任意の範囲を指定すれば、その範囲に埋込まれている透かし情報を復号し、埋込まれていた音声を出力することができる。これにより、画像の各範囲に、その画像部分に対応した音声を埋込み、使用者の指定に応じて種々の音声を出力することが一つの画像データを用いて可能になる。
【0049】
このように、本願発明によれば、画像データなどの主データに付加される、音声データなどの付加データが画像データ内に埋込まれる。したがってこれらのデータファイルを別にする場合と比較してファイル数が削減できる。また、電子的透かしの技術を用いるので、付加データを埋込んでもファイルのデータ量の増加はほとんど無い。また、画像に対して適用された電子透かしの特性として、一旦プリントアウトされた画像であっても、スキャナ等で取込めば再度透かし情報が取出せると言う特徴がある。この特性により、印刷された画像を送るだけで、その画像に埋込まれた音声などのデータを復元することができる。また、画像の任意の部分に透かし情報を埋込むとにより、複数種類の付加データを一つの画像データに埋込むことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の原理を説明するための、画像データへの、音声データの埋込み方法を示す模式図である。
【図2】図2は、本願発明の原理を説明するための、画像データからの、音声データの復元方法を示す模式図である。
【図3】図3は、本願発明の一実施の形態にかかるデータ埋込み装置のブロック図である。
【図4】図4は、音声データ埋込み処理のフローチャートである。
【図5】図5は、音声データ取出し処理のフローチャートである。
【図6】図6は、画像の一部に埋込まれた音声データを模式的に示す図である。
【図7】図7は、画像の一部に埋込まれた音声データを取出す処理を模式的に示す図である。
【図8】図8は、画像の一部に埋込まれた音声データを取出す処理のフローチャートである。
【図9】図9は、画像の一部に埋込まれた音声データを取出す処理の具体例を示す模式図である。
【符号の説明】
30 データ埋込み装置
36 メモリ装置
40 画像取込み装置
44 JPEG圧縮部
48 音声取込み装置
52 電子透かし書込装置
72 JPEG伸長部
74 画像表示装置
76 モニタ装置
78 電子透かし読出装置
82 音声出力装置

Claims (7)

  1. 主データを取込むための主データ取込み手段と、
    前記主データに付加されることによって前記主データに対して関連付けられる副データを取込むための副データ取込み手段と、
    取込まれた主データを所定の複数個のデータブロックに分割し、予め定められた信号処理を行いながら、前記副データを所定のビットごとに分割して前記複数個のデータブロックの一部のみに電子透かし情報としてそれぞれ埋込むための電子透かし埋込み手段とを含み、
    前記データブロック毎に、前記透かし情報として埋込まれる前記副データは異なることを特徴とする、データ埋込み装置。
  2. 前記副データは音声データを含む、請求項1に記載のデータ埋込み装置。
  3. 前記副データは文字データを含む、請求項1に記載のデータ埋込み装置。
  4. 所定の処理がされた複数個のデータブロックを含み、かつ前記複数個のデータブロックの一部のみには所定のビットごとに分割された副データが電子透かし情報として埋込まれた電子透かし付きの主データを準備するための主データ準備手段と、
    前記電子透かし付の主データから副データを前記所定ビットごとに復号するための電子透かし復号手段と、
    前記所定の処理がされたデータブロックの各々に対して、前記所定の処理に対応して定められる処理をすることにより主データを復元するためのデータ処理手段とを含み、
    前記副データは、前記主データに付加されることによって前記主データに対して関連付けられるデータであって、前記主データ準備手段は、前記データブロック毎に、前記透かし情報として埋込まれる前記副データを異ならせることを特徴とする、データ生成装置。
  5. 前記電子透かし復号手段は、前記複数個のデータブロックの内の前記一部のデータブロックから前記副データを前記所定ビットごとに復号するための手段を含む、請求項4に記載のデータ生成装置。
  6. 前記副データは音声データを含む、請求項4または5に記載のデータ生成装置。
  7. 前記副データは文字データを含む、請求項4または5に記載のデータ生成装置。
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