JP3599093B2

JP3599093B2 - Endoscope air and water supply valve structure

Info

Publication number: JP3599093B2
Application number: JP26074499A
Authority: JP
Inventors: 薫荒井; 洋窪谷; 光夫近藤
Original assignee: Fujinon Corp
Current assignee: Fujinon Corp
Priority date: 1999-02-01
Filing date: 1999-09-14
Publication date: 2004-12-08
Anticipated expiration: 2019-09-14
Also published as: JP2000287917A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は内視鏡の送気送水バルブ構造に係り、特に医療用として用いられる内視鏡において、体腔等の内部に空気と水とを切り換えて供給するための内視鏡の送気送水バルブの構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
医療用の内視鏡は、その手元操作部に送気送水バルブが取り付けられ、この送気送水バルブを術者の指で操作することにより、空気と水とを切り換えて体腔内に供給するように構成されている。
【０００３】
従来の送気送水バルブは、シリンダ、ピストン、及び操作部材（ボタン）等から構成されている。前記シリンダは、手元操作部の所定の位置に固定され、このシリンダにピストンが摺動自在に嵌挿され、このピストンの上部に送水ボタンが取り付けられている。このような構造の送気送水バルブによれば、術者が送気ボタンの空気リーク孔を閉塞させると、シリンダ内に供給されている空気が送気管を介して体腔内に供給される。また、送水ボタンでピストンを押下操作すると、送気が停止されるとともに、シリンダ内に供給されている水が送水管を介して体腔内に供給される。
【０００４】
ところで、従来の送気送水バルブは、前記送気管に逆止弁が設けられている。この逆止弁によって、体腔内の液体が送気管を介してシリンダ内に逆流するのが防止され、前記液体によるシリンダ等の汚染が防止されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の送気送水バルブ構造は、送気管に設けられている逆止弁の弁抵抗によって送気の圧力損失が大きくなるので、その弁抵抗に打ち勝つ能力を有する空気供給源が必要になり、これによって、消費エネルギが不必要に増大していたという欠点があった。
【０００６】
また、従来の送気送水バルブ構造は、送気管の洗浄時に逆止弁が邪魔になるので、送気管の洗浄が難しいという欠点があった。
【０００７】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、専用の逆止弁を設けることなく、かつ、送気の圧力損失を最小限に抑えて逆止弁の機能を発揮することができる内視鏡の送気送水バルブ構造を提供することを目的とする。
【０００８】
【発明を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために、内視鏡の手元操作部に設けられた送気送水バルブのシリンダであって、該シリンダ内に空気を供給する給気管及び水を供給する給水管と、該シリンダ内に供給された前記空気を内視鏡の挿入部先端に形成された送気送水口に導く送気管及びシリンダ内に供給された前記水を前記送気送水口に導く送水管とが接続されたシリンダと、前記シリンダに摺動自在に嵌挿され、その内部空間と前記給気管と連通させる連通口、及び前記給水管と送水管とを連通させる連通路が形成された筒状の第１ピストンと、前記第１ピストンの内側に配置され、下端部が前記第１ピストンの下端部に固定されるとともに、その内部空間が前記送気管に連通された筒状の第２ピストンと、前記第２ピストンの上端部に設けられるとともに１段押し操作及び２段押し操作可能に構成され、１段押し操作されると前記第１ピストンの内部空間と第２ピストンの内部空間とを連通させることができ、押し操作されない時には第１ピストンの内部空間と第２ピストンの内部空間とを遮断させる第１操作部材と、前記第１ピストンの上端部に連結され、前記第１操作部材の２段押し操作で押動されるとともに、第１操作部材が２段押し操作されると、第１ピストンの前記連通口が前記給気管から退避し、第１ピストンの前記連通路が前記給水管と送水管とを連通させる位置に第１ピストンを位置させる第２操作部材と、からなり、前記第１操作部材が押し操作されない時には、前記第１操作部材によって前記第１ピストンの内部空間と前記第２ピストンの内部空間とが遮断されるとともに、前記第１ピストンの連通路が前記給水管から退避されて前記給水管と前記送水管が遮断され、前記第１操作部材を１段押し操作すると、前記第１ピストンの内部空間と前記第２ピストンの内部空間とが連通され、前記第１ピストンの内部空間に供給されている前記給気管からの空気が前記第２ピストンの内部空間を介して前記送気管に導かれ、前記第１操作部材を２段押し操作すると、前記第２操作部材を介して前記第１ピストンが押動され、前記第１ピストンの連通口が前記給気管から退避して前記給気管と前記送気管とが遮断されるとともに、前記第１ピストンの連通路によって前記給水管と前記送水管とが連通されることを特徴とする。
【０００９】
本発明によれば、第１操作部材を１段押し操作すると、第１ピストンの内部空間と第２ピストンの内部空間とが連通するので、第１ピストンの内部空間に供給されている給気管からの空気が第２ピストンの内部空間を介して送気管に導かれる。これによって、体腔内に空気が供給される。
【００１０】
次に、前記第１操作部材を２段押し操作すると、この操作によって押動される第２操作部材を介して、第１ピストンの連通口が給気管から退避する位置に第１ピストンが位置するので、空気の供給が停止され、そして、第１ピストンの連通路が給水管と送水管とを連通させる位置に第１ピストンが位置するので、体腔内に水が供給される。これによって、空気から水に切り換えられる。即ち、第１ピストンの連通口が給気管から退避すると、この給気管に流れていた空気が水タンク側に供給され、これによって水タンク内の内圧が高まり、水タンク内の水が給水管に供給されるからである。
【００１１】
ところで、前記第１操作部材を１段押し操作して空気を供給している時には、送気管内の圧力が体腔内の圧力よりも高いので、体腔内の液体が送気管を介して送気送水バルブに流れるという逆流現象は生じない。しかし、第１操作部材を押し操作しない時に、体腔内の圧力が送気管内の圧力よりも高くなると、前記逆流現象が発生する。この場合、送気管を介して逆流してきた前記液体は、第２ピストンの内部空間に流れる。しかし、この時には、第１操作部材が押し操作されていないので、第１ピストンの内部空間と第２ピストンの内部空間とは遮断されている状態にある。したがって、前記液体は、第１ピストンの内部空間に流出しないので、第１ピストンやシリンダが前記液体で汚染されることはない。要するに、本発明の送気送水バルブ構造は、第１操作部材に逆止弁の機能を持たせたので、専用の逆止弁を設けることなく、かつ、送気の圧力損失を最小限に抑えて逆止弁の機能を発揮することができる。
【００１２】
前記第１操作部材としてボタンを採用すると、このボタンを１段押し操作した時に、第１ピストンの内部空間と第２ピストンの内部空間とが、ボタンに形成された連通孔を介して連通される。これにより、空気は送気管に抵抗を受けることなく流れるので、送気の圧力損失を最小限に抑えることができる。
【００１３】
また、前記第１操作部材として弾性部材を採用すると、この弾性部材を押し潰した時に、弾性部材に形成されている切溝が開口するので、第１ピストンの内部空間と第２ピストンの内部空間とが、前記開口した切溝を介して連通される。これにより、空気は送気管に抵抗を受けることなく流れるので、送気の圧力損失を最小限に抑えることができる。
【００１４】
また、前記第１の操作部材として、隣り合うコイル同士が密着したコイルばねを採用すると、このコイルばねを座屈させた時に、隣り合うコイル同士の隙間を介して第１ピストンの内部空間と第２ピストンの内部空間とが連通される。これにより、空気は送気管に抵抗を受けることなく流れるので、送気の圧力損失を最小限に抑えることができる。
【００１５】
更に、前記第１操作部材としてシャッタ板を採用すると、このシャッタ板を押動部材によって付勢部材の付勢力に抗して押動操作した時に、第１ピストンの内部空間と第２ピストンの内部空間とを連通させる開口部が開放されるので、双方の内部空間が連通される。これにより、空気は送気管に抵抗を受けることなく流れるので、送気の圧力損失を最小限に抑えることができる。
【００１６】
一方、送気管及び送水管をストレート管で構成すると、送気管及び送水管に洗浄用ブラシが挿入し易くなるので、送気管及び送水管の洗浄が簡単になる。また、送気管をシリンダ内径内の範囲において、シリンダ軸の長手平行方向に所定長さ配置すれば、シリンダから送水管に洗浄用ブラシが挿入し易くなるので、送気管の洗浄が簡単になる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係る内視鏡の送気送水バルブ構造の好ましい実施の形態を詳述する。
【００１８】
図１は、本発明の第１の実施の形態に係る送気送水バルブ構造が適用された内視鏡手元操作部１０の外観を示す斜視図であり、図２は手元操作部１０の断面図である。
【００１９】
図１、図２に示す手元操作部１０の本体ケース１２の上部には、第１の実施の形態の送気送水バルブを構成する送気ボタン（第１操作部材に相当）１４が設けられ、この送気ボタン１４に隣接して吸引ボタン１６、及びシャッタボタン１８が並設されている。また、本体ケース１２の後端部には図１に示すように、接眼部２０が設けられる。更に、本体ケース１２の下部にはコネクタ２２が連結され、コネクタ２２には連結チューブ３０が連結されている。この連結チューブ３０内に図２に示す給気管２４、給水管２６、吸引管２８、及び図示しないライトガイドケーブル等が収納されている。なお、図１上符号３２は鉗子孔であり、符号３４はアングルノブである。
【００２０】
図２に示す前記吸引管２８は、吸引ボタン１６のバルブを構成するシリンダ３６に接続され、このシリンダ３６には吸引チューブ３８が接続されている。前記吸引チューブ３８は、図１に示す挿入部４０に挿通され、挿入部４０の先端に設けられた図示しない先端硬質部の吸引口に接続されている。また、図２の前記シリンダ３６には、前記吸引管２８と吸引チューブ３８とを連通／遮断させる図示しないピストンが嵌挿され、このピストンの上端部に前記吸引ボタン１６が取り付けられている。前記吸引ボタン１６又は前記ピストンは、吸引管２８と吸引チューブ３８とを遮断させる方向に、図示しない付勢部材によって付勢されている。この付勢部材の付勢力に抗して吸引ボタン１６が押動操作されることにより、吸引管２８と吸引チューブ３８とが連通される。これによって、体腔内の汚物等が先端硬質部の吸引口から吸引され、吸引チューブ３８及び吸引管２８を介して手元操作部１０の外部に排出される。
【００２１】
前記給気管２４、及び給水管２６の各々の先端部は、送気ボタン１４のバルブを構成するシリンダ４２の所定の位置に接続され、このシリンダ４２には送気管４４及び送水管４６の各々の基端部が所定の位置に接続されている。前記給気管２４の基端部は、図示しないブロア等の空気供給装置に接続され、この空気供給装置が駆動されることにより、空気が給気管２４を介してシリンダ４２内に供給される。また、前記給水管２６の基端部は、図示しない給水タンクに接続されている。そして、送水ボタン５２が押下操作されると、給気管２４が閉塞され、給気管２４に流れていた空気が給水タンクに供給されるので、これによって給水タンク内の内圧が高まり、給水タンク内の水が給水管２６を介してシリンダ４２内に供給される。
【００２２】
更に、前記送気管４４及び送水管４６は、洗浄用ブラシで洗浄し易いように所定の長さ分だけストレート管で構成されている。また、前記送気管４４は、シリンダ４２と同軸上に所定の長さ分だけストレート管で構成され、シリンダ４２から挿入された洗浄用ブラシで洗浄し易いように構成されている。なお、送気管４４は、シリンダ４２の同軸上に配置する必要はなく、シリンダ４２の内径内においてシリンダ４２の軸と長手平行方向であればよい。
【００２３】
前記送気管４４及び送水管４６の各々の先端部は、手元操作部１０の内部において１本の送気・送水管（不図示）に連結される。この送気・送水管は、図１の挿入部４０に挿通配置され、先端硬質部に形成された送気・送水口（不図示）に接続されている。
【００２４】
前記送気ボタン１４のバルブ構造は図３に示すように、シリンダ４２、送水切換ピストン（第１ピストンに相当）４８、送気切換ピストン（第２ピストンに相当）５０、送気ボタン（第１操作部材に相当）１４、及び送水ボタン（第２操作部材に相当）５２等から構成されている。
【００２５】
前記シリンダ４２は、図２に示した本体ケース１２の所定の位置に固定される。また、シリンダ４２の外周部及び底部には、図３に示すように４つのポート５４、５６、５８、６０が形成され、前記ポート５４には給気管２４が接続され、前記ポート５６には給水管２６が接続され、前記ポート５８には送気管４４が接続され、そして、前記ポート６０には送水管４６がそれぞれ接続されている。
【００２６】
前記送水切換ピストン４８は筒状に形成され、前記シリンダ４２に複数のＯリング６２、６２…を介して上下方向に摺動自在及び着脱自在に嵌挿されている。また、送水切換ピストン４８の下部には連通口６４が形成されており、この連通口６４は、送水切換ピストン４８の外周に亘って溝状に形成される。この連通口６４を介して送水切換ピストン４８の内部空間４９と前記ポート５４とが図３、図４の如く連通される。これにより、給気管２４から供給されてきた空気は、前記連通口６４を介して前記内部空間４９に吹き出される。
【００２７】
送水切換ピストン４８の略中央外周部には、連通溝（連通路に相当）６６が全周に亘って形成されている。この連通溝６６を介してポート５６とポート６０とが図５の如く連通されると、給水管２６から供給されてきた水が、前記連通溝６６を介して送水管４６に供給される。
【００２８】
前記送気切換ピストン５０は筒状に形成されるとともに、送水切換ピストン４８の内部空間４９に送水切換ピストン４８と同軸上に挿入配置されている。送気切換ピストン５０の下端部は、送水切換ピストン４８の下端部に固定され、送気切換ピストン５０の上端部には、前述した送気ボタン１４が嵌挿されている。
【００２９】
前記送気ボタン１４は図３に示すように、送気切換ピストン５０の外周に配置されたスプリング６８の付勢力によって上方に向けて付勢されている。また、送気ボタン１４の外周部にはフランジ１５が形成され、このフランジ１５がキャップ７０に当接されることによって、前記スプリング６８の付勢力による送気ボタン１４の飛び出しが防止されている。更に、前記フランジ１５には空気抜き孔１５Ａが形成され、この空気抜き孔１５Ａから、前記内部空間４９に吹き出された空気が外部に放出される。
【００３０】
前記キャップ７０は、送水ボタン５２に螺合連結され、この送水ボタン５２は送水切換ピストン４８に螺合連結されている。また、送水ボタン５２は、略筒状に形成されたボタン受け部材７６にスプリング７８を介して挿入配置されている。前記ボタン受け部材７６には、送水切換ピストン４８が貫通される開口部７７が形成されるとともに、シリンダ４２の上部開口部４３に弾性をもって係合される爪８０が形成されている。また、送水切換ピストン４８の外周部にはストッパ片８２が形成されている。このストッパ片８２は図５に示すように、送水切換ピストン４８が押し操作された時に、シリンダ４２の上部開口部４３の底部４３Ａに当接される。これによって、送水切換ピストン４８の押下量が規制される。また、図３、図４に示す状態において前記ストッパ片８２は、前記スプリング７８の付勢力によって、ボタン受け部材７６の底部７６Ａに押圧当接される。これによって、前記スプリング７８の付勢力による送水切換ピストン４８の飛び出しが防止されている。
【００３１】
このような構造によって、送水切換ピストン４８、送気切換ピストン５０、送気ボタン１４、キャップ７０、送水ボタン５２、及びボタン受け部材７６は一体化されたボタンユニットとして取り扱われる。したがって、ボタン受け部材７６（この場合、キャップ７０でも送水ボタン５２でもよい）を指で摘んでシリンダ４２から引き抜けば、前記ボタンユニット全体を一度の引き抜き操作でシリンダ４２から引き抜くことができる。これにより、シリンダ４２の内部を迅速に露出させることができるので、シリンダ４２の内部を直ちに洗浄することができる。
【００３２】
一方、前記送気ボタン１４の下部筒状部の周囲には、複数の連通孔７２、７２…が形成されている。前記連通孔７２は送気ボタン１４の押し操作によって図４、図５に示す如く、送気切換ピストン５０の上部に形成された貫通孔７４、７４…に合わされる。これにより、送水切換ピストン４８の内部空間４９と送気切換ピストン５０の内部空間５１とが連通される。
【００３３】
ところで、送気ボタン１４が図３の状態（送気ボタン１４が押し操作されていない状態）にある場合には、前記連通孔７２は、前記貫通孔７４に対して上方にズレた位置に位置される。このため、双方の内部空間４９、５１は遮断された状態にある。しかし、送気ボタン１４が図４の状態（送気ボタン１４が１段押し操作されている状態）、及び図５の状態（送気ボタン１４が２段押し操作されている状態）では、前記連通孔７２は、前記貫通孔７４に合わされ、双方の内部空間４９、５１が連通される。
【００３４】
送気ボタン１４が１段押し操作された図４の状態において、送気ボタン１４のフランジ１５は、送水ボタン５２の内部フランジ５３に押し付けられ、これによって、空気抜き孔１５Ａが内部フランジ５３によって閉塞される。したがって、送水切換ピストン４８の内部空間４９に吹き出された空気は、空気抜き孔１５Ａから漏れることなく、連通孔７２、貫通孔７４を介して送気切換ピストン５０の内部空間５１に導入され、ポート５８から送気管４４に導かれる。即ち、第１の実施の形態のバルブ構造によれば、送気ボタン１４を１段押し操作することによって、空気が挿入部の先端硬質部に供給される。
【００３５】
また、送気ボタン１４が２段押し操作された図５の状態において、空気抜き孔１５Ａは、図４の状態と同様に内部フランジ５３によって閉塞されるが、図５の状態では、送水切換ピストン４８が送気ボタン１４によって下方に押動されているため、ポート５４が送水切換ピストン４８の外周面によって閉塞され、そして、ポート５６とポート６０とが連通溝６６で連通された状態にある。したがって、空気の供給が停止され、そして、給水管２６からの水が連通溝６６を介して送水管４６に導かれる。即ち、第１の実施の形態のバルブ構造によれば、送気ボタン１４を２段押し操作することによって、水が挿入部の先端硬質部に供給される。
【００３６】
次に、前記の如く構成された送気ボタン１４のバルブ構造の作用について説明する。
【００３７】
まず、図４に示したように、送気ボタン１４を術者の指９０で１段押し操作すると、送水切換ピストン４８の内部空間４９と送気切換ピストン５０の内部空間５１とが連通孔７２、貫通孔７４を介して連通するので、前記内部空間４９に供給されている給気管２４からの空気が、送気切換ピストン５０の内部空間５１を介して送気管４４に流れる。これによって、体腔内に空気を供給することができる。
【００３８】
次に、図５に示したように、送気ボタン１４を２段押し操作すると、この操作によって押下される送水ボタン５２を介して、送水切換ピストン４８の連通口６４がポート５４から退避する位置に、送水切換ピストン４８が押下されるので、空気の供給が停止される。そして、送水切換ピストン４８の連通溝６６がポート５６とポート６０とを連通させる位置に、送水切換ピストン４８が位置するので、送水管４６に水が流れる。これによって、体腔内に水を供給することができる。
【００３９】
ところで、送気ボタン１４が押し操作されない図３の状態において、体腔内の圧力が送気管４４内の圧力よりも高くなると、前記体腔内の液体が送気管４４を介してシリンダ４２に流れるという逆流現象が発生する。この場合、送気管４４を介して逆流してきた前記液体は、送気切換ピストン５０の内部空間５１に流れる。しかし、この時には、送気ボタン１４が押し操作されていないので、送水切換ピストン４８の内部空間４９と送気切換ピストン５０の内部空間５１とは遮断されている状態にある。
【００４０】
したがって、前記液体は、送水切換ピストン４８の内部空間４９に流出しないので、送水切換ピストン４８やシリンダ４２が前記液体で汚染されることはない。要するに、第１の実施の形態のバルブ構造では、送気ボタン１４が逆止弁の機能を発揮するので、専用の逆止弁が不要になり、これによって、送気の圧力損失を最小限に抑えることができる。なお、送気ボタン１４には、前記逆流現象で生じた圧力によって送気切換ピストン５０から外れる方向の力が加わるが、送気ボタン１４はキャップ７０によって支持されているので、外れることはない。これにより、双方の内部空間４９、５１が完全に遮断される。
【００４１】
また、第１の実施の形態では、送気管４４及び送水管４６をストレート管で構成したので、送気管４４及び送水管４６に洗浄用ブラシが挿入し易くなり、送気管４４及び送水管４６の洗浄が簡単になる。
【００４２】
図６〜図８は、第２の実施の形態のバルブ構造を示す断面図であり、図３〜図５に示した第１の実施の形態のバルブ構造と同一又は類似の部材については同一の符号を付してその説明は省略する。
【００４３】
第１の実施の形態のバルブ構造に対する第２の実施の形態のバルブ構造の相違点は、送気ボタン１４に代えて、袋状の弾性部材（第１操作部材に相当）９２を設けた点である。
【００４４】
前記弾性部材９２の周囲には、弾性部材９２の内部空間と連通される切溝９４、９４…が形成されている。この切溝９４は図７、図８に示すように、弾性部材９２が押し潰されると開口される特性を有しており、これによって、送水切換ピストン４８の内部空間４９と送気切換ピストン５０の内部空間５１とが連通される。
【００４５】
このように構成された第２の実施の形態のバルブ構造によれば、図７に示したように、弾性部材９２を術者の指９０で押し潰す（１段押し操作に相当）と、切溝９４、９４…が開口されるので、送水切換ピストン４８の内部空間４９と送気切換ピストン５０の内部空間５１とが連通される。同時に、送水ボタン５２の空気リーク孔９５が術者の指９０で閉塞されるので、前記内部空間４９に吹き出されている給気管２４からの空気は、空気リーク孔９５から漏れることなく、送気切換ピストン５０の内部空間５１を介して送気管４４に流れる。これによって、体腔内に空気を供給することができる。
【００４６】
次に、図８に示したように、送水ボタン５２を押下する（２段押し操作に相当）と、送水切換ピストン４８の連通口６４がポート５４から退避する位置に送水切換ピストン４８が押下されるので、空気の供給が停止される。そして、送水切換ピストン４８の連通溝６６がポート５６とポート６０とを連通させる位置に、送水切換ピストン４８が位置するので、送水管４６に水が流れる。これによって、体腔内に水を供給することができる。
【００４７】
ところで、弾性部材９２が潰されていない図６の状態において、前述した逆流現象が発生すると、逆流してきた前記液体は、送気切換ピストン５０の内部空間５１に流れるが、この時、弾性部材９２は潰されていないので、即ち、切溝９４は開口されていないので、送水切換ピストン４８の内部空間４９と送気切換ピストン５０の内部空間５１とは遮断されている状態にある。
【００４８】
したがって、前記液体は、送水切換ピストン４８の内部空間４９に流出しない。要するに、第２の実施の形態のバルブ構造では、弾性部材９２が逆止弁の機能を発揮するので、専用の逆止弁が不要になり、これによって、送気の圧力損失を最小限に抑えることができる。
【００４９】
図９〜図１３は、第３の実施の形態のバルブ構造を示す断面図であり、図３〜図５に示した第１の実施の形態のバルブ構造と同一又は類似の部材については同一の符号を付してその説明は省略する。
【００５０】
第１の実施の形態のバルブ構造に対する第３の実施の形態のバルブ構造の相違点は、送気ボタン１４に代えて、コイルばね（第１操作部材に相当）１１４を設けた点である。
【００５１】
前記コイルばね１１４は、図１０に示すように、送気切換ピストン５０の先端に外嵌されて取り付けられ、このコイルばね１１４の先端に円柱状の蓋１１６が取り付けられている。また、コイルばね１１４は、隣り合うコイル同士が密着するように形成され、これによって、図９、図１０に示したように、送水切換ピストン４８の内部空間４９と送気切換ピストン５０の内部空間５１とが遮断されている。また、コイルばね１１４は、図１１〜図１３に示すように圧縮されると曲げ変形して座屈し、隣り合うコイル同士の間に隙間が形成される。これによって、送水切換ピストン４８の内部空間４９と送気切換ピストン５０の内部空間５１とが前記隙間を介して連通される。
【００５２】
このように構成された第３の実施の形態のバルブ構造によれば、図１１、図１２に示したように、蓋１１６を術者の指９０で押下する（１段押し操作に相当）と、コイルばね１１４が座屈して、隣り合うコイル同士の間に隙間が形成されるので、送水切換ピストン４８の内部空間４９と送気切換ピストン５０の内部空間５１とが連通される。同時に、送水ボタン５２の空気リーク孔９５が術者の指９０で閉塞されるので、前記内部空間４９に吹き出されている給気管２４からの空気は、空気リーク孔９５から漏れることなく、送気切換ピストン５０の内部空間５１を介して送気管４４に流れる。これによって、体腔内に空気を供給することができる。
【００５３】
次に、図１３に示したように、送水ボタン５２を押下する（２段押し操作に相当）と、送水切換ピストン４８の連通口６４がポート５４から退避する位置に送水切換ピストン４８が押下されるので、空気の供給が停止される。そして、送水切換ピストン４８の連通溝６６がポート５６とポート６０とを連通させる位置に、送水切換ピストン４８が位置するので、送水管４６に水が流れる。これによって、体腔内に水を供給することができる。
【００５４】
ところで、コイルばね１１４が座屈されていない図９、図１０の状態において、前述した逆流現象が発生すると、逆流してきた前記液体は、送気切換ピストン５０の内部空間５１に流れるが、この時、コイルばね１１４の隣り合うコイル同士は密着しているので、送水切換ピストン４８の内部空間４９と送気切換ピストン５０の内部空間５１とは遮断されている状態にある。
【００５５】
したがって、前記液体は、送水切換ピストン４８の内部空間４９に流出しない。要するに、第３の実施の形態のバルブ構造では、コイルばね１１４が逆止弁の機能を発揮するので、専用の逆止弁が不要になり、これによって、送気の圧力損失を最小限に抑えることができる。また、第３の実施の形態のバルブ構造は、コイルばね１１４によって弁部材を構成しているので、設計及び製造が容易である。
【００５６】
なお、図９、図１０は、蓋１１６が送気切換ピストン５０と同軸上に配置された例であるが、図１４に示すように、蓋１１６の軸１１７が送気切換ピストン５０の軸１１８に対して平行にずれた位置になるように蓋１１６を配置してもよい。この場合、蓋１１６を押下操作した際にコイルばね１１４のコイル同士の隙間が形成され易くなり、蓋１１６を押下操作した際の送気動作の反応が速くなる。また、図１５に示すように、蓋１１６の軸１１７と送気切換ピストン５０の軸１１８とを所定の角度をもって配置した場合も同様に、コイルばね１１４のコイル同士の隙間が形成され易く、蓋１１６を押下操作した際の反応性が向上する。
【００５７】
図１６〜図１９は、第４の実施の形態のバルブ構造を示す断面図であり、図３〜図５に示した第１の実施の形態のバルブ構造と同一又は類似の部材については同一の符号を付してその説明は省略する。
【００５８】
第１の実施の形態のバルブ構造に対する第４の実施の形態のバルブ構造の相違点は、送気ボタン１４に代えて、シャッタ板９６、スプリング（付勢部材に相当）９８、及びボタン（押動部材に相当）１００からなる操作部材（第１操作部材に相当）を設けた点である。
【００５９】
前記シャッタ板９６は、送気切換ピストン５０の上端部に連結された連結管１０２内に上下移動自在に配置されるとともに、前記スプリング９８の付勢力によって上方に付勢された状態で取り付けられている。また、シャッタ板９６には図１７に示すように、連通孔９７、９７…が形成されている。図１６、図１７の状態において前記連通孔９７は、連結管１０２の上面に当接されているので、閉塞された状態にある。よって、内部空間４９と内部空間５１とはシャッタ板９６によって遮断されている。一方、シャッタ板９６が図１８、図１９に示すようにボタン１００によって押下されると、前記内部空間４９と内部空間５１とはシャッタ板９６の連通孔９７を介して連通される。
【００６０】
このように構成された第４の実施の形態のバルブ構造によれば、図１８に示したように、ボタン１００を術者の指９０で１段押し操作すると、シャッタ板９６が押下されるので、前記内部空間４９と内部空間５１とが連通される。同時に、送水ボタン５２の空気リーク孔９５が術者の指９０で閉塞されるので、前記内部空間４９に吹き出されている給気管２４からの空気は、空気リーク孔９５から漏れることなく、送気切換ピストン５０の内部空間５１を介して送気管４４に流れる。これによって、体腔内に空気を供給することができる。
【００６１】
次に、図１９に示したように、送水ボタン５２を押下する（２段押し操作に相当）と、送水切換ピストン４８の連通口６４がポート５４から退避する位置に送水切換ピストン４８が押下されるので、空気の供給が停止される。そして、送水切換ピストン４８の連通溝６６がポート５６とポート６０とを連通させる位置に、送水切換ピストン４８が位置するので、送水管４６に水が流れる。これによって、体腔内に水を供給することができる。
【００６２】
ところで、シャッタ板９６が押下されていない図１６、図１７の状態において、前述した逆流現象が発生すると、逆流してきた液体は、送気切換ピストン５０の内部空間５１に流れるが、この時、シャッタ板９６は押下されていないので、内部空間４９と内部空間５１とは遮断されている状態にある。
【００６３】
したがって、前記液体は、内部空間５１に流出しない。要するに、第４の実施の形態のバルブ構造では、シャッタ板９６を有する操作部材が逆止弁の機能を発揮するので、専用の逆止弁が不要になり、これによって、送気の圧力損失を最小限に抑えることができる。
【００６４】
図２０〜図２３は、第５の実施の形態のバルブ構造を示す断面図であり、図３〜図５に示した第１の実施の形態のバルブ構造と同一又は類似の部材については同一の符号を付してその説明は省略する。
【００６５】
第１の実施の形態のバルブ構造に対する第５の実施の形態のバルブ構造の相違点は、送気ボタン１４に代えて、シャッタ板１０４、板ばね（付勢部材に相当）１０６、及びボタン（押動部材に相当）１０８からなる操作部材（第１操作部材に相当）を設けた点である。
【００６６】
前記シャッタ板１０４は逆Ｌ字状に形成され、送気切換ピストン５０の上端部に連結された連結管１１０の上部に、図２１に示すピン１１２を介して揺動自在に連結されている。また、シャッタ板１０４は、シャッタ板１０４と連結管１１０との間に配置された前記板ばね１０６の付勢力によって、連結管１１０の側面に形成された連通孔１１１を閉成する方向に付勢されている。この状態において、内部空間４９と内部空間５１とはシャッタ板１０４によって遮断されている。一方、シャッタ板１０４が図２２、図２３に示すようにボタン１０８によって揺動されると、シャッタ板１０４が前記連通孔１１１から退避するので、前記内部空間４９と内部空間５１とが連通孔１１１を介して連通される。
【００６７】
このように構成された第５の実施の形態のバルブ構造によれば、図２２に示したように、ボタン１０８を術者の指９０で１段押し操作すると、シャッタ板１０４が揺動されるので、前記内部空間４９と内部空間５１とが連通孔１１１を介して連通される。同時に、送水ボタン５２の空気リーク孔９５が術者の指９０で閉塞されるので、前記内部空間４９に吹き出されている給気管２４からの空気は、空気リーク孔９５から漏れることなく、送気切換ピストン５０の内部空間５１を介して送気管４４に流れる。これによって、体腔内に空気を供給することができる。
【００６８】
次に、図２３に示したように、送水ボタン５２を押下する（２段押し操作に相当）と、送水切換ピストン４８の連通口６４がポート５４から退避する位置に送水切換ピストン４８が押下されるので、空気の供給が停止される。そして、送水切換ピストン４８の連通溝６６がポート５６とポート６０とを連通させる位置に、送水切換ピストン４８が位置するので、送水管４６に水が流れる。これによって、体腔内に水を供給することができる。
【００６９】
ところで、シャッタ板１０４が揺動操作されていない図２０の状態において、前述した逆流現象が発生すると、逆流してきた液体は、送気切換ピストン５０の内部空間５１に流れるが、この時、シャッタ板１０４は揺動操作されていないので、連通孔１１１はシャッタ板１０４で閉成され、内部空間４９と内部空間５１とは遮断されている状態にある。
【００７０】
したがって、前記液体は、内部空間５１に流出しない。要するに、第５の実施の形態のバルブ構造では、シャッタ板１０４を有する操作部材が逆止弁の機能を発揮するので、専用の逆止弁が不要になり、これによって、送気の圧力損失を最小限に抑えることができる。なお、前記板ばね１０６は、前記逆流現象で生じた圧力でシャッタ板１０４が揺動（連通孔１１１を開放）させないような、比較的大きいばね定数のものが使用されている。
【００７１】
本実施の形態では、第１操作部材として送気ボタン１４、弾性部材９２、コイルばね１１４、シャッタ板９６、１０４を例示したが、これに限られるものではなく、これらの第１操作部材と同様な機能を有するものであれば、如何なる構造のものでも適用することができる。
【００７２】
また、本実施の形態では図１に示すように、手元操作部１０に接眼部２０が設けられた直視用の内視鏡について説明したが、電子内視鏡に本実施の形態の送気送水バルブ構造を適用できることはいうまでもない。
【００７３】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る内視鏡の送気送水バルブ構造によれば、第１操作部材に逆止弁の機能を持たせたので、専用の逆止弁が不要になり、これによって、送気の圧力損失を最小限に抑えることができる。
【００７４】
また、本発明は、前記第１操作部材としてボタン、弾性部材、又はシャッタ板を採用したので、空気は送気管に抵抗を受けることなく流れるようになり、送気の圧力損失を最小限に抑えることができる。
【００７５】
また、本発明は、送気管及び送水管をストレート管で構成したので、送気管及び送水管に洗浄用ブラシが挿入し易くなり、送気管及び送水管の洗浄が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態に係る送気送水バルブ構造が適用された内視鏡手元操作部の斜視図
【図２】図１に示した内視鏡手元操作部の断面図
【図３】第１の実施の形態に係る送気送水バルブ構造を示す断面図
【図４】図３に示した送気送水バルブ構造の操作部材が１段押し操作された状態を示す断面図
【図５】図３に示した送気送水バルブ構造の操作部材が２段押し操作された状態を示す断面図
【図６】第２の実施の形態に係る送気送水バルブ構造を示す断面図
【図７】図６に示した送気送水バルブ構造の操作部材が１段押し操作された状態を示す断面図
【図８】図６に示した送気送水バルブ構造の操作部材が２段押し操作された状態を示す断面図
【図９】第３の実施の形態に係る送気送水バルブ構造を示す断面図
【図１０】図９に示した送気送水バルブ構造の要部拡大断面図
【図１１】図９に示した送気送水バルブ構造の操作部材が１段押し操作された状態を示す断面図
【図１２】図１１に示した送気送水バルブ構造の要部拡大断面図
【図１３】図９に示した送気送水バルブ構造の操作部材が２段押し操作された状態を示す断面図
【図１４】図１０と別形状のバルブ構造を示す要部拡大断面図
【図１５】図１０と別形状のバルブ構造を示す要部拡大断面図
【図１６】第４の実施の形態に係る送気送水バルブ構造を示す断面図
【図１７】図１６に示した送気送水バルブ構造の要部拡大断面図
【図１８】図１６に示した送気送水バルブ構造の操作部材が１段押し操作された状態を示す断面図
【図１９】図１６に示した送気送水バルブ構造の操作部材が２段押し操作された状態を示す断面図
【図２０】第５の実施の形態に係る送気送水バルブ構造を示す断面図
【図２１】図２０に示した送気送水バルブ構造の要部拡大断面図
【図２２】図２０に示した送気送水バルブ構造の操作部材が１段押し操作された状態を示す断面図
【図２３】図２０に示した送気送水バルブ構造の操作部材が２段押し操作された状態を示す断面図
【符号の説明】
１０…手元操作部、１４…送気ボタン、２６…給水管、４２…シリンダ、４４…送気管、４６…送水管、４８…送水切換ピストン、５０…送気切換ピストン、５２…送水ボタン、９２…弾性部材、９４…切溝、９６、１０４…シャッタ板、１１４…コイルばね[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an air / water supply valve structure of an endoscope, and particularly to an endoscope used for medical use, in which an air / water supply valve of an endoscope for switching and supplying air and water to a body cavity or the like. Related to the structure.
[0002]
[Prior art]
The medical endoscope is provided with an air supply / water supply valve attached to its hand operation unit, and by operating this air supply / water supply valve with an operator's finger, air and water are switched and supplied into the body cavity. Is configured.
[0003]
A conventional air supply / water supply valve includes a cylinder, a piston, an operation member (button), and the like. The cylinder is fixed to a predetermined position of a hand operation unit, a piston is slidably fitted into the cylinder, and a water feed button is attached to an upper portion of the piston. According to the air supply / water supply valve having such a structure, when the operator closes the air leak hole of the air supply button, the air supplied to the cylinder is supplied into the body cavity through the air supply tube. Further, when the piston is pressed with the water supply button, the air supply is stopped, and the water supplied to the cylinder is supplied into the body cavity through the water supply pipe.
[0004]
By the way, in the conventional air supply / water supply valve, a check valve is provided in the air supply pipe. This check valve prevents the liquid in the body cavity from flowing back into the cylinder via the air supply pipe, thereby preventing the liquid from contaminating the cylinder and the like.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional air supply / water supply valve structure, the pressure loss of the air supply increases due to the valve resistance of the check valve provided in the air supply pipe, so that an air supply source capable of overcoming the valve resistance is required. As a result, there is a disadvantage that energy consumption is unnecessarily increased.
[0006]
In addition, the conventional air supply / water supply valve structure has a drawback that cleaning the air supply pipe is difficult because the check valve hinders the cleaning of the air supply pipe.
[0007]
The present invention has been made in view of such circumstances, and can provide the function of a check valve without providing a dedicated check valve and minimizing the pressure loss of air supply. An object of the present invention is to provide an air / water supply valve structure for an endoscope.
[0008]
[Means for Solving the Invention]
In order to achieve the above object, the present invention provides a cylinder of an air supply / water supply valve provided in a hand operation unit of an endoscope, wherein an air supply pipe for supplying air into the cylinder and a water supply pipe for supplying water. An air supply pipe that guides the air supplied into the cylinder to an air supply / water supply port formed at the distal end of the insertion portion of the endoscope; and a water supply pipe that guides the water supplied to the cylinder to the air supply / water supply port. A cylinder connected to the cylinder, a communication port slidably fitted into the cylinder, a communication port communicating the internal space with the air supply pipe, and a communication path communicating the water supply pipe with the water supply pipe. A first piston, which is arranged inside the first piston, A lower end is fixed to a lower end of the first piston, A cylindrical second piston whose internal space communicates with the air supply pipe, and the second piston Top edge of And a first-stage push operation and a two-stage push operation can be performed. When the first-stage push operation is performed, the internal space of the first piston and the internal space of the second piston can be communicated, and the push operation is not performed. A first operating member that sometimes blocks the internal space of the first piston and the internal space of the second piston; Connected to the upper end of the first piston, The first operating member is pushed by a two-step pushing operation and To When the first operating member is pressed twice, the communication port of the first piston retracts from the air supply pipe. And A second operating member for positioning the first piston at a position where the communication passage of the first piston communicates the water supply pipe with the water supply pipe. Therefore, when the first operating member is not pressed, the internal space of the first piston and the internal space of the second piston are shut off by the first operating member, and the communication passage of the first piston is closed. The evacuation from the water supply pipe, the water supply pipe and the water supply pipe are shut off, and when the first operation member is pushed one step, the internal space of the first piston and the internal space of the second piston communicate with each other, When air from the air supply pipe supplied to the internal space of the first piston is guided to the air supply pipe through the internal space of the second piston and the first operation member is pushed in two steps, the second operation is performed. The first piston is pushed through the operating member, the communication port of the first piston is retracted from the air supply pipe, the air supply pipe and the air supply pipe are cut off, and the communication path of the first piston is opened. To Wherein the water supply pipe is communicated with the water supply pipe I It is characterized by the following.
[0009]
According to the present invention, when the first operating member is pushed one step, the internal space of the first piston and the internal space of the second piston communicate with each other. Is led to the air supply pipe through the internal space of the second piston. As a result, air is supplied into the body cavity.
[0010]
Next, when the first operating member is pushed in two steps, the first piston is located at a position where the communication port of the first piston is retracted from the air supply pipe via the second operating member pushed by this operation. Therefore, the supply of air is stopped, and since the first piston is located at a position where the communication passage of the first piston connects the water supply pipe and the water supply pipe, water is supplied into the body cavity. This switches from air to water. That is, when the communication port of the first piston retreats from the air supply pipe, the air flowing in the air supply pipe is supplied to the water tank side, whereby the internal pressure in the water tank increases, and the water in the water tank flows to the water supply pipe. This is because they are supplied.
[0011]
By the way, when air is supplied by pushing the first operating member one step, the pressure in the air supply pipe is higher than the pressure in the body cavity, so that the liquid in the body cavity is supplied through the air supply pipe. The backflow phenomenon of flowing through the valve does not occur. However, when the pressure in the body cavity becomes higher than the pressure in the air supply pipe when the first operation member is not pushed, the backflow phenomenon occurs. In this case, the liquid flowing backward through the air supply pipe flows into the internal space of the second piston. However, at this time, since the first operating member is not pushed, the internal space of the first piston and the internal space of the second piston are in a state of being shut off. Therefore, the liquid does not flow into the internal space of the first piston, so that the first piston and the cylinder are not contaminated with the liquid. In short, the air supply / water supply valve structure of the present invention has the function of a check valve in the first operating member, so that a dedicated check valve is not provided and the pressure loss of the air supply is minimized. Thus, the function of the check valve can be exhibited.
[0012]
When a button is employed as the first operation member, when the button is pressed one step, the internal space of the first piston and the internal space of the second piston are communicated via a communication hole formed in the button. . Thus, the air flows without receiving resistance in the air supply pipe, so that the pressure loss of the air supply can be minimized.
[0013]
Further, when an elastic member is employed as the first operating member, when the elastic member is crushed, a kerf formed in the elastic member opens, so that the internal space of the first piston and the internal space of the second piston are opened. Are communicated with each other through the open incision. Thus, the air flows without receiving resistance in the air supply pipe, so that the pressure loss of the air supply can be minimized.
[0014]
Further, when a coil spring in which adjacent coils are in close contact with each other is employed as the first operation member, when the coil spring is buckled, the internal space of the first piston and the second space are separated through a gap between the adjacent coils. The interior space of the two pistons is communicated. Thus, the air flows without receiving resistance in the air supply pipe, so that the pressure loss of the air supply can be minimized.
[0015]
Further, when a shutter plate is employed as the first operation member, when the shutter plate is pushed by the pushing member against the urging force of the urging member, the internal space of the first piston and the inside of the second piston are pushed. Since the opening for communicating with the space is opened, both internal spaces are communicated. Thus, the air flows without receiving resistance in the air supply pipe, so that the pressure loss of the air supply can be minimized.
[0016]
On the other hand, when the air supply pipe and the water supply pipe are constituted by straight pipes, the cleaning brush can be easily inserted into the air supply pipe and the water supply pipe, so that the cleaning of the air supply pipe and the water supply pipe is simplified. In addition, if the air supply pipe is disposed within the cylinder inner diameter within a predetermined length in the direction parallel to the longitudinal direction of the cylinder axis, the cleaning brush can be easily inserted from the cylinder into the water supply pipe, thereby simplifying the cleaning of the air supply pipe.
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of an air / water supply valve structure for an endoscope according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0018]
FIG. 1 is a perspective view showing an appearance of an endoscope hand operation unit 10 to which the air / water supply valve structure according to the first embodiment of the present invention is applied, and FIG. 2 is a cross-sectional view of the hand operation unit 10. It is.
[0019]
An air supply button (corresponding to a first operation member) 14 that constitutes the air supply / water supply valve of the first embodiment is provided on an upper portion of the main body case 12 of the hand operation unit 10 shown in FIGS. 1 and 2, A suction button 16 and a shutter button 18 are provided adjacent to the air supply button 14. An eyepiece 20 is provided at the rear end of the main body case 12, as shown in FIG. Further, a connector 22 is connected to a lower portion of the main body case 12, and a connection tube 30 is connected to the connector 22. An air supply pipe 24, a water supply pipe 26, a suction pipe 28, a light guide cable (not shown) and the like shown in FIG. 1 is a forceps hole, and reference numeral 34 is an angle knob.
[0020]
The suction tube 28 shown in FIG. 2 is connected to a cylinder 36 constituting a valve of the suction button 16, and a suction tube 38 is connected to the cylinder 36. The suction tube 38 is inserted through the insertion portion 40 shown in FIG. 1 and is connected to a suction port of a not-shown hard tip portion provided at the tip of the insertion portion 40. 2, a piston (not shown) for connecting / disconnecting the suction tube 28 and the suction tube 38 is inserted into the cylinder 36, and the suction button 16 is attached to an upper end of the piston. The suction button 16 or the piston is urged by an urging member (not shown) in a direction to shut off the suction tube 28 and the suction tube 38. When the suction button 16 is pushed against the urging force of the urging member, the suction tube 28 and the suction tube 38 are communicated. As a result, dirt and the like in the body cavity are sucked from the suction port of the hard distal end portion and discharged to the outside of the hand operation unit 10 through the suction tube 38 and the suction tube 28.
[0021]
The distal end of each of the air supply pipe 24 and the water supply pipe 26 is connected to a predetermined position of a cylinder 42 constituting a valve of the air supply button 14, and each of the air supply pipe 44 and the water supply pipe 46 is connected to the cylinder 42. The base end is connected to a predetermined position. The base end of the air supply pipe 24 is connected to an air supply device such as a blower (not shown). When the air supply device is driven, air is supplied into the cylinder 42 via the air supply pipe 24. The base end of the water supply pipe 26 is connected to a water supply tank (not shown). Then, when the water supply button 52 is pressed, the air supply pipe 24 is closed, and the air flowing through the air supply pipe 24 is supplied to the water supply tank, whereby the internal pressure in the water supply tank increases, and the water inside the water supply tank increases. Water is supplied into the cylinder 42 through the water supply pipe 26.
[0022]
Further, the air supply pipe 44 and the water supply pipe 46 are constituted by straight pipes of a predetermined length so as to be easily cleaned with a cleaning brush. The air supply pipe 44 is formed of a straight pipe of a predetermined length coaxially with the cylinder 42, and is configured to be easily cleaned by a cleaning brush inserted from the cylinder 42. Note that the air supply pipe 44 does not need to be arranged coaxially with the cylinder 42, and may be in the longitudinal direction parallel to the axis of the cylinder 42 within the inner diameter of the cylinder 42.
[0023]
The distal end of each of the air supply pipe 44 and the water supply pipe 46 is connected to one air supply / water supply pipe (not shown) inside the hand operation unit 10. This air supply / water supply pipe is inserted through the insertion portion 40 of FIG. 1 and connected to an air supply / water supply port (not shown) formed in the distal end hard portion.
[0024]
As shown in FIG. 3, the valve structure of the air supply button 14 includes a cylinder 42, a water supply switching piston (equivalent to a first piston) 48, an air supply switching piston (equivalent to a second piston) 50, and an air supply button (first piston). It comprises an operation member 14 and a water supply button 52 (equivalent to a second operation member).
[0025]
The cylinder 42 is fixed to a predetermined position of the main body case 12 shown in FIG. As shown in FIG. 3, four ports 54, 56, 58, and 60 are formed on the outer periphery and the bottom of the cylinder 42, and the air supply pipe 24 is connected to the port 54. The pipe 26 is connected, the air supply pipe 44 is connected to the port 58, and the water supply pipe 46 is connected to the port 60.
[0026]
The water supply switching piston 48 is formed in a cylindrical shape, and is fitted to the cylinder 42 via a plurality of O-rings 62 so as to be slidable and detachable in a vertical direction. A communication port 64 is formed at a lower portion of the water supply switching piston 48, and the communication port 64 is formed in a groove shape over the outer periphery of the water supply switching piston 48. Through this communication port 64, the internal space 49 of the water supply switching piston 48 and the port 54 are communicated as shown in FIGS. Thereby, the air supplied from the air supply pipe 24 is blown out to the internal space 49 via the communication port 64.
[0027]
A communication groove (corresponding to a communication passage) 66 is formed over the entire circumference at a substantially central outer peripheral portion of the water supply switching piston 48. When the port 56 and the port 60 communicate with each other through the communication groove 66 as shown in FIG. 5, the water supplied from the water supply pipe 26 is supplied to the water supply pipe 46 through the communication groove 66.
[0028]
The air supply switching piston 50 is formed in a cylindrical shape, and is inserted and disposed coaxially with the water supply switching piston 48 in an internal space 49 of the water supply switching piston 48. The lower end of the air supply switching piston 50 is fixed to the lower end of the water supply switching piston 48, and the above-described air supply button 14 is fitted into the upper end of the air supply switching piston 50.
[0029]
As shown in FIG. 3, the air supply button 14 is urged upward by the urging force of a spring 68 arranged on the outer periphery of the air supply switching piston 50. Further, a flange 15 is formed on an outer peripheral portion of the air supply button 14, and the flange 15 abuts on the cap 70, thereby preventing the air supply button 14 from jumping out due to the urging force of the spring 68. Further, an air vent hole 15A is formed in the flange 15, and the air blown into the internal space 49 is discharged from the air vent hole 15A to the outside.
[0030]
The cap 70 is threadedly connected to the water supply button 52, and the water supply button 52 is threadedly connected to the water supply switching piston 48. Further, the water supply button 52 is inserted and arranged via a spring 78 in a button receiving member 76 formed in a substantially cylindrical shape. The button receiving member 76 is formed with an opening 77 through which the water supply switching piston 48 penetrates, and a claw 80 which is elastically engaged with the upper opening 43 of the cylinder 42. A stopper piece 82 is formed on the outer peripheral portion of the water supply switching piston 48. As shown in FIG. 5, the stopper piece 82 comes into contact with the bottom 43A of the upper opening 43 of the cylinder 42 when the water supply switching piston 48 is pushed. As a result, the amount of depression of the water supply switching piston 48 is regulated. In the state shown in FIGS. 3 and 4, the stopper piece 82 is pressed against the bottom portion 76 </ b> A of the button receiving member 76 by the urging force of the spring 78. This prevents the water supply switching piston 48 from jumping out due to the urging force of the spring 78.
[0031]
With such a structure, the water supply switching piston 48, the gas supply switching piston 50, the gas supply button 14, the cap 70, the water supply button 52, and the button receiving member 76 are handled as an integrated button unit. Therefore, if the button receiving member 76 (in this case, either the cap 70 or the water supply button 52) is pinched with a finger and pulled out from the cylinder 42, the entire button unit can be pulled out from the cylinder 42 by a single pulling-out operation. Thus, the inside of the cylinder 42 can be quickly exposed, so that the inside of the cylinder 42 can be immediately cleaned.
[0032]
On the other hand, a plurality of communication holes 72 are formed around the lower cylindrical portion of the air supply button 14. As shown in FIGS. 4 and 5, the communication hole 72 is aligned with the through holes 74 formed in the upper part of the air supply switching piston 50 by pressing the air supply button 14. Thereby, the internal space 49 of the water supply switching piston 48 and the internal space 51 of the air supply switching piston 50 are communicated.
[0033]
By the way, when the air supply button 14 is in the state of FIG. 3 (a state in which the air supply button 14 is not pressed), the communication hole 72 is located at a position displaced upward with respect to the through hole 74. Is done. Therefore, both internal spaces 49 and 51 are in a closed state. However, in the state of the air supply button 14 shown in FIG. 4 (the state where the air supply button 14 is pressed one step) and the state of FIG. 5 (the state where the air supply button 14 is pressed twice), The communication hole 72 is aligned with the through hole 74, and both internal spaces 49 and 51 are connected.
[0034]
In the state of FIG. 4 in which the air supply button 14 is pressed one step, the flange 15 of the air supply button 14 is pressed against the internal flange 53 of the water supply button 52, whereby the air vent hole 15 </ b> A is closed by the internal flange 53. You. Therefore, the air blown into the internal space 49 of the water supply switching piston 48 is introduced into the internal space 51 of the gas supply switching piston 50 through the communication hole 72 and the through hole 74 without leaking from the air vent hole 15A, and the port 58 From the air supply pipe 44. That is, according to the valve structure of the first embodiment, the air is supplied to the distal end hard portion of the insertion portion by pressing the air supply button 14 one step.
[0035]
Further, in the state of FIG. 5 in which the air supply button 14 is pressed twice, the air vent hole 15A is closed by the internal flange 53 as in the state of FIG. 4, but in the state of FIG. Is pushed downward by the air supply button 14, the port 54 is closed by the outer peripheral surface of the water supply switching piston 48, and the port 56 and the port 60 are in communication with each other through the communication groove 66. Therefore, the supply of air is stopped, and water from the water supply pipe 26 is guided to the water supply pipe 46 through the communication groove 66. That is, according to the valve structure of the first embodiment, the water is supplied to the distal end hard portion of the insertion portion by pressing the air supply button 14 in two steps.
[0036]
Next, the operation of the valve structure of the air supply button 14 configured as described above will be described.
[0037]
First, as shown in FIG. 4, when the air supply button 14 is pressed one step with the operator's finger 90, the internal space 49 of the water supply switching piston 48 and the internal space 51 of the gas supply switching piston 50 are connected to the communication hole 72. The air from the air supply pipe 24 supplied to the internal space 49 flows through the internal space 51 of the air supply switching piston 50 to the air supply pipe 44 because the air supply pipes communicate with each other through the through holes 74. Thus, air can be supplied into the body cavity.
[0038]
Next, as shown in FIG. 5, when the air supply button 14 is pressed twice, the communication port 64 of the water supply switching piston 48 is retracted from the port 54 via the water supply button 52 pressed by this operation. Then, since the water supply switching piston 48 is pressed down, the supply of air is stopped. Then, since the water supply switching piston 48 is located at a position where the communication groove 66 of the water supply switching piston 48 connects the port 56 and the port 60, water flows through the water supply pipe 46. Thus, water can be supplied into the body cavity.
[0039]
By the way, in the state of FIG. 3 in which the air supply button 14 is not pressed, when the pressure in the body cavity becomes higher than the pressure in the air supply pipe 44, the liquid in the body cavity flows to the cylinder 42 via the air supply pipe 44. The phenomenon occurs. In this case, the liquid flowing backward through the air supply pipe 44 flows into the internal space 51 of the air supply switching piston 50. However, at this time, since the air supply button 14 is not pressed, the internal space 49 of the water supply switching piston 48 and the internal space 51 of the air supply switching piston 50 are in a state of being cut off.
[0040]
Therefore, the liquid does not flow into the internal space 49 of the water supply switching piston 48, so that the water supply switching piston 48 and the cylinder 42 are not contaminated with the liquid. In short, in the valve structure of the first embodiment, since the air supply button 14 functions as a check valve, a dedicated check valve is not required, thereby minimizing the pressure loss of the air supply. Can be suppressed. The air supply button 14 is applied with a force in a direction away from the air supply switching piston 50 by the pressure generated by the backflow phenomenon, but does not come off because the air supply button 14 is supported by the cap 70. Thereby, both internal spaces 49 and 51 are completely shut off.
[0041]
Further, in the first embodiment, since the air supply pipe 44 and the water supply pipe 46 are formed of straight pipes, the cleaning brush can be easily inserted into the air supply pipe 44 and the water supply pipe 46, and the air supply pipe 44 and the water supply pipe 46 Cleaning is simplified.
[0042]
6 to 8 are sectional views showing the valve structure of the second embodiment. The same or similar members as those of the valve structure of the first embodiment shown in FIGS. 3 to 5 are the same. The reference numerals are used and the description is omitted.
[0043]
The valve structure of the second embodiment differs from the valve structure of the first embodiment in that a bag-shaped elastic member (corresponding to a first operation member) 92 is provided instead of the air supply button 14. It is.
[0044]
On the periphery of the elastic member 92, cut grooves 94, 94... Communicating with the internal space of the elastic member 92 are formed. As shown in FIGS. 7 and 8, the incision 94 has a characteristic that it is opened when the elastic member 92 is crushed, whereby the internal space 49 of the water supply switching piston 48 and the air supply switching piston 50 are Is communicated with the internal space 51.
[0045]
According to the valve structure of the second embodiment configured as described above, as shown in FIG. 7, when the elastic member 92 is crushed by the operator's finger 90 (corresponding to a single-step pushing operation), the cut-off is performed. Since the grooves 94 are opened, the internal space 49 of the water supply switching piston 48 communicates with the internal space 51 of the air supply switching piston 50. At the same time, the air leak hole 95 of the water supply button 52 is closed by the operator's finger 90, so that the air from the air supply pipe 24 blown into the internal space 49 does not leak from the air leak hole 95, The air flows into the air supply pipe 44 via the internal space 51 of the switching piston 50. Thus, air can be supplied into the body cavity.
[0046]
Next, as shown in FIG. 8, when the water supply button 52 is pressed (corresponding to a two-step pressing operation), the water supply switching piston 48 is pressed to a position where the communication port 64 of the water supply switching piston 48 is retracted from the port 54. Therefore, the supply of air is stopped. Then, since the water supply switching piston 48 is located at a position where the communication groove 66 of the water supply switching piston 48 connects the port 56 and the port 60, water flows through the water supply pipe 46. Thus, water can be supplied into the body cavity.
[0047]
When the above-described backflow phenomenon occurs in the state of FIG. 6 in which the elastic member 92 is not crushed, the liquid flowing backward flows into the internal space 51 of the air supply switching piston 50. Is not crushed, that is, since the cut groove 94 is not opened, the internal space 49 of the water supply switching piston 48 and the internal space 51 of the air supply switching piston 50 are in a state of being cut off.
[0048]
Therefore, the liquid does not flow into the internal space 49 of the water supply switching piston 48. In short, in the valve structure according to the second embodiment, since the elastic member 92 functions as a check valve, a dedicated check valve is not required, thereby minimizing the pressure loss of air supply. be able to.
[0049]
9 to 13 are sectional views showing the valve structure of the third embodiment. The same or similar members as those of the valve structure of the first embodiment shown in FIGS. 3 to 5 are the same. The reference numerals are used and the description is omitted.
[0050]
The valve structure of the third embodiment differs from the valve structure of the first embodiment in that a coil spring (corresponding to a first operation member) 114 is provided instead of the air supply button 14.
[0051]
As shown in FIG. 10, the coil spring 114 is externally fitted and attached to the tip of the air supply switching piston 50, and a cylindrical lid 116 is attached to the tip of the coil spring 114. Further, the coil spring 114 is formed such that adjacent coils are in close contact with each other, thereby, as shown in FIGS. 9 and 10, the internal space 49 of the water supply switching piston 48 and the internal space of the air supply switching piston 50. 51 are shut off. Further, the coil spring 114 is bent and deformed and buckled when compressed as shown in FIGS. 11 to 13, and a gap is formed between adjacent coils. Thereby, the internal space 49 of the water supply switching piston 48 and the internal space 51 of the air supply switching piston 50 are communicated through the gap.
[0052]
According to the valve structure of the third embodiment configured as described above, as shown in FIGS. 11 and 12, when the lid 116 is pressed with the operator's finger 90 (corresponding to a single-step pressing operation). Since the coil spring 114 buckles and a gap is formed between adjacent coils, the internal space 49 of the water supply switching piston 48 and the internal space 51 of the air supply switching piston 50 are communicated. At the same time, the air leak hole 95 of the water supply button 52 is closed by the operator's finger 90, so that the air from the air supply pipe 24 blown into the internal space 49 does not leak from the air leak hole 95, It flows to the air supply pipe 44 via the internal space 51 of the switching piston 50. Thus, air can be supplied into the body cavity.
[0053]
Next, as shown in FIG. 13, when the water supply button 52 is pressed down (corresponding to a two-step pressing operation), the water supply switching piston 48 is pressed down to a position where the communication port 64 of the water supply switching piston 48 is retracted from the port 54. Therefore, the supply of air is stopped. Then, since the water supply switching piston 48 is located at a position where the communication groove 66 of the water supply switching piston 48 connects the port 56 and the port 60, water flows through the water supply pipe 46. Thus, water can be supplied into the body cavity.
[0054]
9 and 10 in which the coil spring 114 is not buckled, if the above-described backflow phenomenon occurs, the liquid flowing backward flows into the internal space 51 of the air supply switching piston 50. Since the adjacent coils of the coil spring 114 are in close contact with each other, the internal space 49 of the water supply switching piston 48 and the internal space 51 of the air supply switching piston 50 are in a state of being cut off.
[0055]
Therefore, the liquid does not flow into the internal space 49 of the water supply switching piston 48. In short, in the valve structure of the third embodiment, since the coil spring 114 functions as a check valve, a dedicated check valve is not required, thereby minimizing the pressure loss of air supply. be able to. In the valve structure of the third embodiment, the valve member is constituted by the coil spring 114, so that design and manufacture are easy.
[0056]
9 and 10 show an example in which the lid 116 is arranged coaxially with the air supply switching piston 50. As shown in FIG. 14, the shaft 117 of the lid 116 is connected to the shaft 118 of the air supply switching piston 50. The lid 116 may be arranged so as to be displaced in parallel with respect to. In this case, when the lid 116 is pressed, a gap between the coils of the coil spring 114 is easily formed, and the response of the air supply operation when the lid 116 is pressed is increased. Also, as shown in FIG. 15, similarly, when the shaft 117 of the lid 116 and the shaft 118 of the air supply switching piston 50 are arranged at a predetermined angle, a gap between the coils of the coil spring 114 is easily formed. The responsiveness when the button 116 is pressed is improved.
[0057]
16 to 19 are cross-sectional views showing the valve structure of the fourth embodiment, and the same or similar members as those of the valve structure of the first embodiment shown in FIGS. The reference numerals are used and the description is omitted.
[0058]
The difference between the valve structure of the first embodiment and the valve structure of the fourth embodiment is that a shutter plate 96, a spring (corresponding to an urging member) 98, and a button (press An operating member (corresponding to a first operating member) including 100 (corresponding to a moving member) is provided.
[0059]
The shutter plate 96 is disposed movably up and down in a connecting pipe 102 connected to the upper end of the air supply switching piston 50, and is attached in a state of being urged upward by the urging force of the spring 98. I have. Also, as shown in FIG. 17, communication holes 97 are formed in the shutter plate 96. In the state of FIGS. 16 and 17, the communication hole 97 is in a closed state because it is in contact with the upper surface of the connection pipe 102. Therefore, the internal space 49 and the internal space 51 are shut off by the shutter plate 96. On the other hand, when the shutter plate 96 is pressed by the button 100 as shown in FIGS. 18 and 19, the internal space 49 and the internal space 51 are communicated via the communication hole 97 of the shutter plate 96.
[0060]
According to the valve structure of the fourth embodiment configured as described above, as shown in FIG. 18, when the button 100 is pressed one step with the operator's finger 90, the shutter plate 96 is pressed down. The internal space 49 communicates with the internal space 51. At the same time, the air leak hole 95 of the water supply button 52 is closed by the operator's finger 90, so that the air from the air supply pipe 24 blown into the internal space 49 does not leak from the air leak hole 95, The air flows into the air supply pipe 44 via the internal space 51 of the switching piston 50. Thus, air can be supplied into the body cavity.
[0061]
Next, as shown in FIG. 19, when the water supply button 52 is pressed down (corresponding to a two-step pressing operation), the water supply switching piston 48 is pressed down to a position where the communication port 64 of the water supply switching piston 48 is retracted from the port 54. Therefore, the supply of air is stopped. Then, since the water supply switching piston 48 is located at a position where the communication groove 66 of the water supply switching piston 48 connects the port 56 and the port 60, water flows through the water supply pipe 46. Thus, water can be supplied into the body cavity.
[0062]
16 and 17 in which the shutter plate 96 is not pressed down, if the above-described backflow phenomenon occurs, the backflowing liquid flows into the internal space 51 of the air supply switching piston 50. Since the plate 96 is not pressed, the internal space 49 and the internal space 51 are in a state of being shut off.
[0063]
Therefore, the liquid does not flow into the internal space 51. In short, in the valve structure of the fourth embodiment, the operating member having the shutter plate 96 functions as a check valve, so that a special check valve is not required, thereby reducing the pressure loss of air supply. Can be minimized.
[0064]
20 to 23 are sectional views showing the valve structure of the fifth embodiment. The same or similar members as those of the valve structure of the first embodiment shown in FIGS. The reference numerals are used and the description is omitted.
[0065]
The difference of the valve structure of the fifth embodiment from the valve structure of the first embodiment is that a shutter plate 104, a leaf spring (corresponding to an urging member) 106, and a button ( This is the point that an operation member (corresponding to a first operation member) including a pressing member 108 is provided.
[0066]
The shutter plate 104 is formed in an inverted L-shape, and is swingably connected to an upper part of a connection pipe 110 connected to an upper end of the air supply switching piston 50 via a pin 112 shown in FIG. The shutter plate 104 is urged in a direction to close a communication hole 111 formed on a side surface of the connection pipe 110 by the urging force of the leaf spring 106 disposed between the shutter plate 104 and the connection pipe 110. Have been. In this state, the internal space 49 and the internal space 51 are shut off by the shutter plate 104. On the other hand, when the shutter plate 104 is swung by the button 108 as shown in FIGS. 22 and 23, the shutter plate 104 retreats from the communication hole 111, so that the internal space 49 and the internal space 51 are connected to the communication hole 111. Is communicated through.
[0067]
According to the valve structure of the fifth embodiment configured as described above, as shown in FIG. 22, when the button 108 is pressed one step with the operator's finger 90, the shutter plate 104 is swung. Therefore, the internal space 49 and the internal space 51 are communicated via the communication hole 111. At the same time, the air leak hole 95 of the water supply button 52 is closed by the operator's finger 90, so that the air from the air supply pipe 24 blown into the internal space 49 does not leak from the air leak hole 95, The air flows into the air supply pipe 44 via the internal space 51 of the switching piston 50. Thus, air can be supplied into the body cavity.
[0068]
Next, as shown in FIG. 23, when the water supply button 52 is pressed down (corresponding to a two-step pressing operation), the water supply switching piston 48 is pressed down to a position where the communication port 64 of the water supply switching piston 48 is retracted from the port 54. Therefore, the supply of air is stopped. Then, since the water supply switching piston 48 is located at a position where the communication groove 66 of the water supply switching piston 48 connects the port 56 and the port 60, water flows through the water supply pipe 46. Thus, water can be supplied into the body cavity.
[0069]
By the way, if the above-described backflow phenomenon occurs in the state of FIG. 20 in which the shutter plate 104 is not swinging, the backflowing liquid flows into the internal space 51 of the air supply switching piston 50. Since the rocking operation of 104 is not performed, the communication hole 111 is closed by the shutter plate 104, and the internal space 49 and the internal space 51 are in a state of being shut off.
[0070]
Therefore, the liquid does not flow into the internal space 51. In short, in the valve structure of the fifth embodiment, since the operating member having the shutter plate 104 exhibits the function of a check valve, a dedicated check valve is not required, thereby reducing the pressure loss of air supply. Can be minimized. The leaf spring 106 has a relatively large spring constant so that the shutter plate 104 does not swing (open the communication hole 111) due to the pressure generated by the backflow phenomenon.
[0071]
In the present embodiment, the air supply button 14, the elastic member 92, the coil spring 114, and the shutter plates 96 and 104 have been exemplified as the first operation members. However, the present invention is not limited thereto, and is similar to the first operation members. Any structure can be applied as long as the structure has various functions.
[0072]
Also, in this embodiment, as shown in FIG. 1, the endoscope for direct viewing in which the eyepiece unit 20 is provided in the hand operation unit 10 has been described. It goes without saying that a water supply valve structure can be applied.
[0073]
【The invention's effect】
As described above, according to the air supply / water supply valve structure of the endoscope according to the present invention, the first operating member has the function of the check valve, so that a dedicated check valve is not required, thereby In addition, the pressure loss of the air supply can be minimized.
[0074]
Further, in the present invention, since a button, an elastic member, or a shutter plate is employed as the first operation member, the air flows without receiving resistance in the air supply pipe, and the pressure loss of the air supply is minimized. be able to.
[0075]
Further, in the present invention, since the air supply pipe and the water supply pipe are constituted by straight pipes, the cleaning brush can be easily inserted into the air supply pipe and the water supply pipe, and the cleaning of the air supply pipe and the water supply pipe is simplified.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of an endoscope hand operation unit to which an air / water supply valve structure according to a first embodiment of the present invention is applied;
FIG. 2 is a cross-sectional view of the endoscope hand operation unit shown in FIG. 1;
FIG. 3 is a sectional view showing an air / water supply valve structure according to the first embodiment;
4 is a cross-sectional view showing a state in which the operating member of the air / water supply valve structure shown in FIG.
5 is a cross-sectional view showing a state where the operating member of the air / water supply valve structure shown in FIG.
FIG. 6 is a sectional view showing an air / water supply valve structure according to a second embodiment.
FIG. 7 is a sectional view showing a state where the operating member of the air / water supply valve structure shown in FIG.
8 is a cross-sectional view showing a state where the operating member of the air / water supply valve structure shown in FIG.
FIG. 9 is a sectional view showing an air / water supply valve structure according to a third embodiment.
FIG. 10 is an enlarged sectional view of a main part of the air / water supply valve structure shown in FIG. 9;
11 is a cross-sectional view showing a state where the operating member of the air / water supply valve structure shown in FIG.
FIG. 12 is an enlarged sectional view of a main part of the air / water supply valve structure shown in FIG. 11;
FIG. 13 is a sectional view showing a state where the operating member of the air / water supply valve structure shown in FIG.
FIG. 14 is an enlarged sectional view of a main part showing a valve structure having a shape different from that of FIG. 10;
FIG. 15 is an enlarged sectional view of a main part showing a valve structure having a shape different from that of FIG. 10;
FIG. 16 is a sectional view showing an air / water supply valve structure according to a fourth embodiment.
17 is an enlarged sectional view of a main part of the air / water supply valve structure shown in FIG. 16;
18 is a cross-sectional view showing a state where the operating member of the air / water supply valve structure shown in FIG.
FIG. 19 is a sectional view showing a state in which the operating member of the air / water supply valve structure shown in FIG. 16 has been pushed in two steps;
FIG. 20 is a sectional view showing an air / water supply valve structure according to a fifth embodiment;
21 is an enlarged sectional view of a main part of the air / water supply valve structure shown in FIG. 20;
FIG. 22 is a sectional view showing a state where the operating member of the air / water supply valve structure shown in FIG.
FIG. 23 is a sectional view showing a state where the operating member of the air / water supply valve structure shown in FIG. 20 has been pushed in two steps;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... hand operation part, 14 ... air supply button, 26 ... water supply pipe, 42 ... cylinder, 44 ... air supply pipe, 46 ... water supply pipe, 48 ... water supply switching piston, 50 ... air supply switching piston, 52 ... water supply button, 92 ... Elastic member, 94, kerf, 96, 104, shutter plate, 114, coil spring

Claims

A cylinder of an air supply / water supply valve provided in a hand operation unit of the endoscope, wherein an air supply pipe for supplying air into the cylinder and a water supply pipe for supplying water, and the air supplied to the cylinder is provided. A cylinder connected to an air supply pipe that guides the air supply pipe and an air supply pipe that guides the water supplied to the cylinder to the air supply and water supply port formed at the distal end of the insertion portion of the endoscope,
A cylindrical first piston slidably fitted into the cylinder and formed with a communication port for communicating the internal space with the air supply pipe, and a communication path for communicating the water supply pipe with the water supply pipe;
A second cylindrical piston disposed inside the first piston and having a lower end fixed to a lower end of the first piston and having an internal space communicated with the air supply pipe;
It is provided at the upper end of the second piston and is configured to be able to perform a one-stage push operation and a two-stage push operation. When the one-stage push operation is performed, the internal space of the first piston communicates with the internal space of the second piston. A first operating member that can shut off the internal space of the first piston and the internal space of the second piston when the push operation is not performed;
Is connected to an upper end portion of the first piston, wherein the together when pushed by the two-stage depression of the first operating member, when the first operating member is pressed two-stage operation, the communication opening of the first piston There retracted from the supply pipe, and a second operating member in which the communication path of the first piston to position the first piston to a position for communicating the said water supply pipe and water supply pipes, Ri Tona,
When the first operating member is not pushed, the internal space of the first piston and the internal space of the second piston are shut off by the first operating member, and the communication passage of the first piston is connected to the water supply pipe. And the water supply pipe and the water supply pipe are shut off,
When the first operating member is pushed one step, the internal space of the first piston communicates with the internal space of the second piston, and the air from the air supply pipe supplied to the internal space of the first piston Is led to the air supply pipe through the internal space of the second piston,
When the first operation member is pushed in two steps, the first piston is pushed through the second operation member, and the communication port of the first piston is retracted from the air supply pipe, and the air supply pipe and the air supply pipe are moved. An air / water supply valve structure for an endoscope , wherein a trachea is shut off, and the water supply pipe and the water supply pipe are connected by a communication passage of the first piston .

2. The endoscope according to claim 1, wherein the first operation member is a button having a communication hole that connects the internal space of the first piston and the internal space of the second piston. 3. Pneumatic water valve structure.

The first operating member is a bag-shaped elastic member having a cut groove formed around the first piston and an inner space of the second piston for communicating with and intercepting the inner space of the second piston. The air / water supply valve structure for an endoscope according to claim 1, wherein the incision is opened when the elastic member is elastically deformed in a direction in which the elastic member is squashed, and connects the two internal spaces.

The first operating member is a coil spring in which adjacent coils are in close contact with each other, and the coil spring is configured such that an inner space of the first piston and an inner space of the second piston are in close contact with each other by adjacent coils. And a gap is formed between the adjacent coils by compressing and buckling, and the internal space of the first piston and the internal space of the second piston are communicated through the gap. The air / water supply valve structure for an endoscope according to claim 1, wherein:

The first operation member is provided in an opening that communicates the internal space of the first piston and the internal space of the second piston, and a shutter plate that opens or closes the opening by being operated, An urging member for urging the shutter plate in a direction to close the opening, and a pusher for urging the shutter plate in a direction to open the opening against the urging force of the urging member. The air / water supply valve structure for an endoscope according to claim 1, comprising a member.

The air / water supply valve structure for an endoscope according to claim 1, wherein the air / water supply pipe and the water / water supply pipe are straight pipes.

2. The air / water supply valve structure for an endoscope according to claim 1, wherein the air supply pipe is disposed within a range of the inside diameter of the cylinder and a predetermined length in a direction parallel to a longitudinal direction of the cylinder axis.