JP3595943B2 - Apparatus for forming axial break lines in container lids - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、容器蓋のスカート壁に配設されているタンパーエビデント裾部に軸線方向に延びる破断ラインを形成するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
飲料等のための容器に適用される容器蓋として、当業者には周知の如く、タンパーエビデント特性(容器の不正開封がなされた場合にはその痕跡が残留する特性)を有する合成樹脂製容器蓋が広く使用されている。かかる容器蓋の典型例は、天面壁とこの天面壁の周縁から垂下するスカート壁とを有する。スカート壁には周方向に延在する周方向破断ラインが形成されており、スカート壁は周方向破断ラインよりも上方の主部と周方向破断ラインよりも下方のタンパーエビデント裾部とに区画されている。周方向破断ラインは周方向に間隔をおいて配設された複数個の橋絡部を含み、タンパーエビデント裾部は複数個の橋絡部を介してスカート壁の主部に接続されている。スカート壁の主部の内周面には、容器の開口部の外周面に形成されている雄螺条に螺合せしめられる雌螺条が形成され、タンパーエビデント裾部の内周面には、容器の開口部の外周面に形成されている係止あご部に係止せしめられる係止手段、例えば周方向に間隔をおいてタンパーエビデント裾部の内周面から半径方向内方に突出する係止フラップ片、が形成されている。周方向破断ラインにおける複数個の橋絡部の内の少なくとも1個は他の橋絡部に比べて強度が大きい非破断橋絡部であり、タンパーエビデント裾部には軸線方向に延びる軸線方向破断ラインが形成されている。容器を開封するために開口部から容器蓋を離脱せしめる際には、周方向破断ラインにおける複数個の橋絡部が非破断橋絡部のみを残して破断されると共に、タンパーエビデント裾部に形成されている軸線方向破断ラインが破断されて、タンパーエビデント裾部が無端環状から有端帯状に展開され、これによって開口部の係止あご部に対するタンパーエビデント裾部の係止手段の係止が解除される。
【0003】
上述した形態の容器蓋は、通常、周方向破断ライン及び軸線方向破断ラインが形成されていない状態の容器蓋を適宜の合成樹脂から射出成形或いは圧縮成形によって形成し、しかる後にかかる容器蓋に切断刃を作用せしめて所要切断を遂行して周方向破断ライン及び軸線方向破断ラインを形成することによって製造される。周方向破断ライン及び軸線方向破断ラインの形成に使用されている装置は、円形公転軌道を通して公転せしめられると共に自転せしめられる支持軸と、この支持軸に装着された内側受具と、静止支持基台と、この静止支持基台に固定された切断刃とを具備している。支持軸に装着された内側受具が容器蓋内に挿入され、容器蓋は支持軸の公転及び自転に付随して連続的に公転及び自転される。この際に、円形公転軌道に沿って延びる切断刃が容器蓋のスカート壁に作用して周方向に切断し、かくして周方向破断ラインが形成される。円形公転軌道に対して実質上垂直乃至これから幾分傾斜した方向に延びる切断刃も配設されており、かかる切断刃が容器蓋のタンパーエビデント裾部に作用して軸線方向に少なくとも部分的に切断し、かくして軸線方向破断ラインが形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
而して、上述したとおりの従来の装置には、軸線方向破断ラインの形成に関して次のとおりの解決すべき問題が存在する。周方向破断ラインを形成するための切断刃は容器蓋の公転方向に延びているので、切断刃によって容器蓋のスカート壁を切断する際には、切断刃に対して容器蓋が切断刃の延在方向に移動せしめられ、それ故に特に問題を生成せしめることなく、容器蓋のスカート壁に所要とおりの切断を施すことができる。しかしながら、軸線方向破断ラインを形成するための切断刃は、容器蓋の公転方向及び自転方向に対して実質上垂直乃至これから幾分傾斜した方向に延びていることが必要である。従って、かかる切断刃によって容器蓋のタンパーエビデント裾部を切断する際には、切断刃と容器蓋のタンパーエビデント裾部との間の相対的な移動は、切断刃の延在方向に対して垂直乃至これから幾分傾斜した横方向のみであり、切断刃の延在方向及び切断刃による切り込み方向においては切断刃と容器蓋のタンパーエビデント裾部との間には相対的移動は生成されない。それ故に、タンパーエビデント裾部に対する切断刃の切断作用には本来的に無理があり、特にタンパーエビデント裾部の肉厚が大きい場合には、切断深さが過剰に浅くなり、そしてまた鋭利な切断が実現されない。
【0005】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その技術的課題は、上述したとおりの従来の装置に改良を加え、軸線方向破断ラインを形成するための切断刃が容器蓋のタンパーエビデント裾部に作用する際に、切断刃による切り込み方向及びその反対方向における切断刃の移動を生成せしめ、かくして所要切断深さで充分鋭利に容器蓋のタンパーエビデント裾部に切断を施し、所要形態の軸線方向破断ラインを形成することを可能にすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するために、本発明においては、内側受具が装着されている支持軸にカム部材を装着し、切断刃を装着するための静止支持基台には支持軸の円形公転軌道の中心に向かう方向及びこれから離れる方向に移動自在に滑動体を装着すると共に、この滑動体を円形公転軌道の中心に向かう方向に弾性的に偏倚する弾性偏倚手段を配設し、上記滑動体に切断刃を装着すると共にカム従動部材を装着し、切断刃が容器蓋のタンパーエビデント裾部に作用する際にはカム部材がカム従動部材の被当接面に当接せしめられて、滑動体を、弾性偏倚手段の偏倚作用に抗して上記円形公転軌道の中心から離れる方向に、及びこれに向かう方向に移動せしめ、これによって内側受具に対する切断刃の位置が規定されるようになす。
【0007】
即ち、本発明によれば、上記技術的課題を解決する装置として、円形公転軌道を通して公転せしめられると共に自転せしめられる支持軸と、該支持軸に装着された内側受具と、静止支持基台と、該静止支持基台に装着された切断刃とを具備し、該内側受具に支持された容器蓋が該支持軸の公転及び自転に付随して公転及び自転される際に、該切断刃が容器蓋のタンパーエビデント裾部に作用して軸線方向に延びる破断ラインを形成する形態の装置において、
該支持軸にはカム部材が装着されており、
該静止支持基台には該円形公転軌道の中心に向かう方向及びこれから離れる方向に移動自在に滑動体が装着され、該滑動体を該円形公転軌道の中心に向かう方向に弾性的に偏倚する弾性偏倚手段が配設されており、該切断刃は該滑動体に装着されており、
該滑動体には更にカム従動部材が装着されており、該切断刃が容器蓋のタンパーエビデント裾部に作用する際には該カム部材が該カム従動部材の被当接面に当接せしめられて、該滑動体を、該弾性偏倚手段の偏倚作用に抗して該円形公転軌道の中心から離れる方向に、及びこれに向かう方向に移動せしめ、これによって該内側受具に対する該切断刃の位置が規定される、
ことを特徴とする装置が提供される。
【0008】
該カム部材は該支持軸に回転自在に装着され且つ該支持軸と共通の軸線を有する円筒形外周面を備えたローラから構成されており、該カム従動部材の該被当接面の少なくとも主部は該円形公転軌道に沿って延びる円弧状凹面によって規定されており、該円弧状凹面の半径Rと該ローラの半径rとはr≦Rの関係を有するのが好適である。好ましくは、該円弧状凹面の半径Rと該ローラの半径rとの関係は1.3r≦R≦1.6rである。該カム従動部材の該被当接面は該円形公転軌道の外側に位置し該円形公転軌道の該中心方向に面しており、該弾性偏倚手段は該滑動体を該円形公転軌道の該中心に向かう方向に弾性的に偏倚するのが好適である。
【0009】
【作用】
本発明に従って構成された装置においては、容器蓋のタンパーエビデント裾部に切断刃が作用する際には、滑動体に装着されているカム従動部材の被当接面に対して支持軸に装着されたカム部材が作用することによって、切断刃が装着されている滑動体は、支持軸の円形公転軌道の中心に向かう方向及びこれから離れる方向に、即ち切断刃による切り込み方向及びこれに対して反対方向に、移動せしめられる。それ故に、容器蓋が支持軸の公転及び自転に付随して連続的に自転及び公転されている間に、所要切断深さで充分鋭利に容器蓋のタンパーエビデント裾部に切断を施し、所要形態の軸線方向破断ラインを形成することができる。
【0010】
カム従動部材の被当接面における主部が直線状に延びる平面である場合には、容器蓋の円形公転軌道の中心に向かう方向及びこれから離れる方向への切断刃の移動距離は、円形公転軌道の曲率のみによって一義的に規定される。従って、タンパーエビデント裾部に対する切断刃の切り込み深さを所定値にせしめるためには、切断刃がタンパーエビデント裾部に作用し始めた時点から切断刃がタンパーエビデント裾部から離隔する時点までの間における、容器蓋の公転及び自転移動距離を相当な長さにせしめることが必要である。そして、かかる場合には、切断刃による切断作用が鈍くなると共に、容器蓋のタンパーエビデント裾部に対する切断刃の横方向への摺動によってタンパーエビデント裾部の表面において切断部が幅方向に拡張される傾向がある。しかしながら、支持軸に回転自在に装着され且つ支持軸と共通の軸線を有する円筒形外周面を備えたローラからカム部材を構成すると共に、カム従動部材の被当接面の少なくとも主部を円形公転軌道に沿って延びる円弧状凹面にせしめ、この円弧状凹面の半径Rをローラの半径rよりも大きくせしめた場合には、容器蓋の円形公転軌道の中心に向かう方向及びこれから離れる方向への切断刃の移動距離は、円形公転軌道の曲率の影響と円弧状凹面の曲率の影響とが加算される。従って、タンパーエビデント裾部に対する切断刃の切り込み深さを所定値にせしめるために必要な、切断刃がタンパーエビデント裾部に作用し始めた時点から切断刃がタンパーエビデント裾部から離隔する時点までの間における、容器蓋の公転及び自転移動長さを可及的に短くすることができ、かくして充分鋭利な切断を実現することができると共に、軸線方向破断ラインにおける不体裁な切断幅拡張を充分に抑制乃至回避することができる。
【0011】
【実施例】
以下、図1〜図4を参照して、本発明に従って構成された、容器蓋に軸線方向破断ラインを形成するための装置、の一実施例を説明する。先ず、主として図1及び図2を参照して、その一部のみが示されている回転支持体2は、静止基盤1上に鉛直方向に延びるよう固定された図示しない支持軸のまわりに回転自在に支持されている。支持軸は図2の左方に位置している。回転支持体2は図示しない電動モータの如き駆動源に駆動連結され、図1及び図4の矢印A方向、図2を上方から見て反時計方向、に所定の速度で回転駆動せしめられる。回転支持体2の下方周縁部には支持部材2aが固着され、支持部材2aには、軸受2c及び2dを介して支持軸体32が軸方向に移動自在に支持されている。
【0012】
支持軸体32は鉛直軸線を有している。支持軸体32の下端部には水平部及び垂直部からなるブラケット32aが固着されている。ブラケット32aの垂直部には水平軸が設けられ、この水平軸にはローラ32bが回転自在に支持されている。他方、静止基盤1上には静止環状体3が設けられている。静止環状体3は、回転支持体2の前記支持軸の軸線と共通の軸線に沿った無端円形をなし、その外周部には、全周にわたって半径方向外方に開放されたチャンネル形の環状カム溝3aが形成されている。支持軸体32のローラ32bは環状カム溝3aに係合されている。したがって支持軸体32はローラ32bを介して環状カム溝3aに支持されている。ローラ32bは環状カム溝3aに係合されることにより、カム従動部材として機能する。環状カム溝3aは、図示はされていないが、周方向に水平に延在する低部域と、周方向に水平に延在する高部域と、それらを接続する傾斜域とを備えている。ローラ32bが環状カム溝3aの低部域にあるときには、支持軸体32は最下降位置に位置付けられ、ローラ32bが環状カム溝3aの高部域にあるときには、支持軸体32は最上昇位置に位置付けられる。かくして、支持軸体32が回転支持体2の回転に付随して回転せしめられる際に、支持軸体32は環状カム溝3aの軌跡にしたがって、昇降動せしめられる。かかるカム機構は昇降動手段を構成する。かような昇降動については後に言及する。
【0013】
支持軸体32の上端部にはブロック状の支持体4が支持されている。支持体4は支持軸体32の上端部に形成されたフランジ部34を介して支持軸体32に固着されている。前記回転支持体2の外周部には一つの鉛直側面2dが形成され、支持体4の、回転支持体2の鉛直側面2dに対向した部位には一つの鉛直側面4aが形成され、支持体4の鉛直側面4aは、回転支持体2の鉛直側面2dに対し、鉛直方向に摺動自在に当接されている。支持体4の上端部にはストリッパ8が固着されている。ストリッパ8の水平部10には貫通孔12が形成されている。ストリッパ8の機能については後述する。
【0014】
支持体4には貫通孔22が形成されている。貫通孔22の上部及び下部にはそれぞれ大径部が形成されている。各大径部には上スラスト軸受24及び下スラスト軸受26が配置され、これらのスラスト軸受24及び26を介して受け軸28が回転自在にかつ軸方向に移動自在に支持されている。受け軸28の上端には、それより大径であって円板状の受部30が一体に形成されている。受部30は上スラスト軸受24の上側に位置付けられている。下スラスト軸受26は、支持体4の下側に固着された支持軸体32の上端により軸方向へ移動できないよう大径部内に保持されている。
【0015】
支持軸体32の上端部にはその軸線に沿った所定の深さを有する孔36が形成されている。受け軸28の下端部は、孔36内に突出するよう位置付けられている。受け軸28の下端部と孔36の底部に配設されたスラスト軸受37との間には圧縮コイルばね38が介在されている。したがって、受部30を含む受け軸28は、圧縮コイルばね38によって鉛直方向上方に常時付勢されている。受け軸28の下端部にはまた、受け軸28より大径のワッシャが2個のナットに締め付け固定されている。このワッシャは下スラスト軸受26の下側に面して配置されている。したがって受け軸28の上方への移動は、ワッシャが下スラスト軸受26に当接することにより規制される。また受け軸28の下方への移動は、受部30が上スラスト軸受24に当接することにより規制される。受け軸28の受部30上には、後に言及するように、容器蓋20がその開口部を上にして倒立状態で載置される。
【0016】
図2には明確に示されていないが、回転支持体2の上方には上部支持体6がそれと一体に設けられている。上部支持体6はストリッパ8の上方に所定の間隔をもって配置されている。上部支持体6には、鉛直方向に延在する支持軸14が回転自在にかつ軸方向(鉛直方向)には移動できないように支持されている。支持軸14、ストリッパ8の貫通孔12、受け軸28及び支持軸体32は一つの共通の鉛直軸線を有している。支持軸14は上部支持体6の鉛直方向下方に延び、その下端部は貫通孔12を貫通した下方位置に位置付けられている。図示はしていないが、上部支持体6の上方には回転支持体2の回転に付随して支持軸14を自転せしめる自転手段が配設されている。図示しない自転手段は、支持軸14の上方に固着された遊星ギヤと、回転支持体2と共通の軸線を有する静止リングギヤとを含んでいる。遊星ギヤは静止リングギヤに噛み合わされている。このような構成は、例えば特開昭61−287560号公報に開示されており、当業者には周知の技術である。回転支持体2が回転すると支持軸14は、円形公転軌道を通して図1及び図4の矢印A方向に公転せしめられると共に、前記自転手段の作用によって図1及び図4の矢印B方向に自転せしめられる。なお、図1及び図4の1点鎖線Lは、支持軸14(の軸心)の円形公転軌道を示している。円形公転軌道Lの中心は回転支持体2の支持軸の軸心である。
【0017】
支持軸14にはカム部材であるローラ16が回転自在に装着されている。ローラ16は支持軸14と同軸状の、すなわち支持軸14と共通の軸線を有する円筒形外周面(カム面)を備えたローラベアリングから構成されている。支持軸14の下端部には内側受具18が装着されている。なお、ストリッパ8の貫通孔12の内径は、内側受具18の最大外径よりは大きく形成されているが、内側受具18に保持された容器蓋20の最大外径よりは幾分小さく形成されている。受け軸28の受部30上に容器蓋20がその開口部を上に向けて載置された状態で、前記昇降動手段により、支持軸体32が上昇せしめられると、それと一体的に、支持体4、ストリッパ8、受け軸28の受部30及び容器蓋20も上昇せしめられる。軸方向には移動しない支持軸14に装着された内側受具18も同方向には移動しない。したがって、前記上昇により内側受具18が相対的に先ずストリッパ8の貫通孔12を通過し、次いで容器蓋20の開口部からその内部に挿入されるので、容器蓋20は内側受具18により支持軸14に離脱自在に保持される。内側受具18が容器蓋20内に挿入された状態(図2参照)において、回転支持体2が回転すると、支持軸14は公転しながら自転せしめられるので、容器蓋20は内側受具18を介して支持軸14と一体に公転しながら自転せしめられる。すなわち内側受具18に支持された容器蓋20は、支持軸14の公転及び自転に付随して公転及び自転される。また前記昇降動手段により支持軸体32が降下せしめられると、それと一体的にストリッパ8も降下するので、容器蓋20は内側受具18から確実に離脱せしめられ、受部30上に載置される。
【0018】
前記静止基盤1上にはまた、静止支持基台40が設けられている。静止支持基台40は、支持軸14の円形公転軌道Lより半径方向外側に位置付けられ、下端が静止基盤1に固着された直立フレーム42、直立フレーム42の上端に設けられた支持基盤44とを備えている。支持基盤44は、円形公転軌道Lに沿って円弧状に且つ水平に延びるよう形成されている。支持基盤44上には、上面から見て実質上矩形の受け台46が、ボルト48、49により固着されている。受け台46上には、滑動体50が装着されている。滑動体50は、滑動部材52と、滑動部材52上にボルト54、56により固着されたブロック部材58とを備えている。滑動部材52は、円形公転軌道Lの中心に向かう方向及びこれから離れる方向に移動自在に、周知の滑動手段により受け台46に装着されている。滑動手段は、図示はされていないが、例えば、受け台46上に「あり溝」を形成し、滑動部材52に「あり」を形成し、これらを嵌合することにより容易に構成することができる。
【0019】
静止支持基台40に設けられた受け台46と滑動体50との間には、滑動体50を円形公転軌道Lの中心に向かう方向に弾性的に偏倚する弾性偏倚手段60が配設されている。弾性偏倚手段60は、受け台46にボルト62により固着された直立壁部材64とブロック部材58との間に配設された2個の圧縮コイルばね66から構成されている。直立壁部材64は図2に示す方向から見てL型をなし、その水平部が受け台46にボルト62により固着されている。直立壁部材64及びブロック部材58の相互に対向する2か所には断面円形の凹部が形成され、各対向する凹部間に圧縮コイルばね66が挿入されている。各圧縮コイルばね66の配置位置、したがって対向する凹部の形成位置は、円形公転軌道Lに沿った方向に間隔を置いた同じ高さ位置である。番号68は、ブロック部材58にねじ結合されたねじロッドであって、図1に示すように各圧縮コイルばね66の中間位置に配置されている。ねじロッド68は、直立壁部材64の対応する部位に形成された図示しない貫通孔(ねじロッド68より大径)を通って外方に突出している。ねじロッド68の突出部にはストッパである2個のナット69が所定の位置にロックされている。ナット69は、圧縮コイルばね66の各々により付勢されている滑動体50の移動を規制する機能を有している。
【0020】
図1〜図4を参照して、滑動体50には切断刃70が装着されている。具体的に説明すると、実質上矩形のベース72の中央部には保持部材74がボルト75により固着されている。ベース72の両端部には取付用の孔78が形成されている。保持部材74には溝76が形成され、この溝76に切断刃70が挿入、保持されている。切断刃70は相互に隣接して溝76内に挿入、保持された2枚の切断刃70a及び70bからなる。図示はしていないが、2枚の切断刃70a及び70bは、保持部材74の側面74aから溝76内に貫通するよう形成されたねじ孔にボルトをねじ込むことにより溝76内に保持することができる。なお側面74aは溝76と平行に形成されている。以上のようにして切断刃ユニット(図3に示す組立体)が組み立てられる。この切断刃ユニットは滑動体50に装着される。すなわち、この装着は、ベース72が、滑動部材52の、円形公転軌道L側の端部に2本のボルト79により固着されることにより遂行される。各ボルト79は、ベース72の取付用の孔78を利用して滑動部材52に形成された図示しないねじ孔に係合される。切断刃70は、容器蓋20の公転及び自転の方向に対して実質上垂直な方向に延在し、且つ上面から見て円形公転軌道Lに向かって下流側(矢印A方向)に幾分傾斜している。
【0021】
滑動体50には更にカム従動部材80が装着されている。カム従動部材80は上面から見て実質上矩形をなし、滑動体50のブロック部材58の、円形公転軌道L側の端部に2本のボルト82により固着されている。カム従動部材80は前記切断刃ユニットの直上方に間隔を置いて位置付けられている。なお番号86はカム従動部材80に形成された貫通孔を示している。貫通孔86の各々は、ベース72の取付用のボルト79の各々と同軸線上に位置付けられており、したがって、各ボルト79締め付け作業用の孔である。カム従動部材80には、支持軸14に支持されて、円形公転軌道Lに沿って矢印A方向に公転してくるローラ16のカム面に当接せしめられる被当接面84が形成されている。被当接面84は、円形公転軌道Lの半径方向外側に位置して実質上その接線方向に延在し、且つ円形公転軌道Lの中心方向に面している。被当接面84は、前記接線方向中央部に位置する主部84aとその両側に位置する補助部84b及び84cとからなる。補助部84b及び84cは前記接線方向に沿って延びる直線状平面により規定され、主部84aは円形公転軌道Lに沿って延びる円弧状凹面によって規定されている。直線状平面84b及び84cは同一平面上に位置付けられている。円弧状凹面84aの半径Rとローラ16(のカム面)の半径rとは、図示の実施例においては、R=1.6rの関係を有している。なお、円弧状凹面84aの、直線状平面84b及び84cからの深さtは、後の説明から明らかになるように、容器蓋20に対する切断刃70の切込み深さに相当する。
【0022】
次に前記装置の作用について説明する。本発明における前記装置は、図示はされていないが、いずれも当業者には周知である、容器蓋供給装置と、容器蓋排出装置との間に位置付けられ、各装置と協動して作動せしめられる。容器蓋供給装置の作用によって、容器蓋20がその開口部を上に向けた倒立状態で、回転支持体2に設けられた受け軸28の受部30上に供給される。この容器蓋供給位置では、前記昇降動手段によって支持軸体32は最下降位置に位置せしめられ、ストリッパ8は内側受具18の下方に位置している。回転支持体2の矢印A方向への回転に付随して支持軸体32(及びこれと一体的に支持体4、ストリッパ8)が昇降動手段により漸次上昇せしめられ、ストリッパ8の貫通孔12が内側受部18を通過し、容器蓋20の開口部が内側受具18をその内部に受け入れる形態でそれに向かって移動せしめられる。支持軸体32が最上端まで上昇せしめられると、容器蓋20の天面壁の内面が内側受具18の下端に当接し、受部30はコイルばね38の弾性偏倚力に抗して下方に移動せしめられ、上スラスト軸受24の上面に押し当てられる。かくして上スラスト軸受24、受部30、容器蓋20及び内側受具18が密接せしめられ、受部30が容器蓋20を内側受具18に押し付ける。支持軸14及び内側受具18は回転支持体2の矢印A方向への回転に付随して、円形公転軌道Lを通して公転(矢印A方向)及び自転(矢印B方向)せしめられる。容器蓋20及び受部30もこれらと一体的に公転及び自転せしめられる。
【0023】
切断刃70は、円形公転軌道Lの所定の周方向位置に配置されているが、その位置は、容器蓋20が内側受具18に前記のように保持される位置より下流側にある。そして切断刃70が容器蓋20のタンパーエビデント裾部に作用する際には、ローラ16がカム従動部材80の被当接面84に当接せしめられて、滑動体50を、コイルばね66の弾性偏倚作用に抗して円形公転軌道Lの中心から離れる方向に移動せしめ、及びこれに向かう方向に移動せしめる。これによって内側受具18に対する切断刃70の位置が規定される。
【0024】
すなわち、容器蓋20が公転及び自転しながら前記切断刃70の装着位置を通過する際には、先ず支持軸14に支持されたローラ16がカム従動部材80の被当接面である直線状平面84bに当接せしめられる(図4の位置A1参照)。この状態でローラ16が円形公転軌道Lに沿って矢印A方向に移動するにつれて、滑動体50と一体のカム従動部材80は、コイルばね66の偏倚作用に抗して円形公転軌道Lの中心から離れる方向(図1及び図2の右方、図4の下方)に移動せしめられる。ローラ16が直線状平面84bと円弧状凹面84aとの境界に当接する位置A2に移動すると、カム従動部材80は円形公転軌道Lの中心から最大離隔位置(図4の2点鎖線で示す位置)に移動せしめられる。ローラ16が更に移動すると直線状平面84bから円弧状凹面84aに当接せしめられる。この状態でローラ16が移動するにつれて、カム従動部材80は円形公転軌道Lの中心に向かう方向に移動せしめられる。ローラ16が円弧状凹面84aの底部に当接する位置A3に移動すると、カム従動部材80は円形公転軌道Lの中心から最大接近位置(図4の実線で示す位置)に移動せしめられる。ローラ16が円弧状凹面84aと直線状平面84cとの境界に当接する位置(図示せず)に移動すると、カム従動部材80は再び円形公転軌道Lの中心から最大離隔位置に移動せしめられる。ローラ16が更に移動すると円弧状凹面84aから直線状平面84cに当接せしめられ、位置A4(図4の2点鎖線で示す位置)を経てカム従動部材80から離隔する。
【0025】
以上の説明から明らかなように、ローラ16が円弧状凹面84aを通過する過程において、カム従動部材80は、円形公転軌道Lの中心に向かう方向に移動せしめられ、次いで、この中心から離れる方向に移動せしめられる。この移動量は円弧状凹面84aの深さtに相当する。カム従動部材80に装着された切断刃70もカム従動部材80と一体に移動せしめられる。したがってローラ16が円弧状凹面84aを通過する過程において、内側受具18に支持された容器蓋20が支持軸14の公転及び自転に付随して公転及び自転される際に、切断刃70は容器蓋20のタンパーエビデント裾部に対し作用する(切り込む)。そしてかくの如く作用し始めた時点から離隔する時点までの間に、タンパーエビデント裾部に、軸線方向に延びる破断ラインを2本、その周方向に間隔を置いて所定の如く形成せしめる。
【0026】
なお、図示はしていないが、回転支持体2には、前記したと実質上同一の構成を有する、複数個の支持軸14及びこれに関連した部材(支持軸体32等)が、周方向に所定の間隔を置いて設けられている。そして、前記のようにしてある支持軸14に支持されたローラ16がカム従動部材80から離隔する前に、次の支持軸14に支持されたローラ16がカム従動部材80の直線状平面84bに当接せしめられるよう、各支持軸14の周方向間隔が規定されることが好ましい。かような配置によって、滑動体50の往復移動量を最小とすることができ、また移動も円滑に行なわれる。
【0027】
回転支持体2の回転に付随して、ローラ16がカム従動部材80から離隔した後、支持軸体32は、前記昇降動手段によって再び最降下位置に位置せしめられる。ストリッパ8の降下により、容器蓋20は内側受具18から離脱せしめられ、受部30上に載置される。受部30は上方への押し付け作用が解除されることに起因して、コイルばね38の弾性偏倚作用により図2に示す位置から若干上昇した所定の位置に位置付けられる。容器蓋20はかようにして下流方向に移送され、容器蓋排出装置の作用によって受部30から排出される。
【0028】
なお、前記切断刃70は容器蓋20に軸線方向破断ラインを形成するためのものであるが、切断刃70の周方向上流側に、容器蓋20に周方向破断ラインを形成するための切断刃を一つ又は複数個配置することが好ましい。かように配置することにより、容器蓋20が自転しながら公転する過程において、先ず容器蓋20のタンパーエビデント裾部に所定の周方向破断ラインが形成され、次いで、切断刃70によって前記した如く軸線方向破断ラインが形成される。かくして、容器蓋供給装置から送給された容器蓋20が、前記装置を経て容器蓋排出装置に送給される間に、そのタンパーエビデント裾部に所定の周方向破断ライン及び軸線方向破断ラインが形成される。
【0029】
円弧状凹面84aの半径Rとローラ16の半径rとはr≦Rの関係を有するのが好適である。好ましくは、円弧状凹面の半径Rと該ローラの半径rとの関係は1.3r≦R≦1.6rである。円弧状凹面84aの半径Rとローラ16の半径rとをかように関係付けることにより、容器蓋20のタンパーエビデント裾部に対する切断刃70の切り込み深さを所定値にせしめるために必要な、切断刃70がタンパーエビデント裾部に作用し始めた時点から切断刃70がタンパーエビデント裾部から離隔する時点までの間における、容器蓋20の公転及び自転移動長さを可及的に短くすることができる。かくして充分鋭利な切断を実現することができると共に、軸線方向破断ラインにおける不体裁な切断幅拡張を充分に抑制乃至回避することができる。r=Rとした場合には、前記移動長さを最短にすることができる。しかしながら、容器蓋20の公転及び自転の速度をより高速にしたい場合には、カム従動部材80をローラ16に弾性的に当接せしめるコイルばね66の追従性を考慮して、1.3r≦R≦1.6rの関係とすることが、前記効果(的確に所定の軸線方向破断ラインを形成すること)を達成するためには一層好ましい。この意味で、R=1.3rの関係は比較的低速加工の場合に適している。また前記実施例におけるR=1.6rの関係は比較的高速加工の場合に適しており、生産性を向上せしめるものである。
【0030】
以上、添付図面を参照して本発明の実施例について説明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形あるいは修正が可能である。例えば、前記実施例においては、カム従動部材80の被当接面84は、主部84aとその両側に位置する補助部84b及び84cとからなり、補助部84b及び84cは直線状平面により規定され、主部84aは円形公転軌道Lに沿って延びる円弧状凹面によって規定されている。しかしながら補助部84b及び84cを直線状平面により規定することなく、円形公転軌道Lと平行な円弧状凹面によって規定せしめてもよい。この構成によれば、カム従動部材80とローラ16との当接が一層円滑に行なわれ、カム従動部材80及びローラ16の偏磨耗を確実に防止することができ、加工精度を向上せしめることができる。更に、滑動体50の往復移動も一層円滑に行なわれるので、高速加工に一層充分に対応せしめることができる。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、軸線方向破断ラインを形成するための切断刃が公転及び自転する容器蓋のタンパーエビデント裾部に作用する際に、切断刃による切り込み方向及びその反対方向における切断刃の移動を生成せしめ、かくして所要切断深さで充分鋭利に容器蓋のタンパーエビデント裾部に切断を施し、所要形態の軸線方向破断ラインを形成せしめることができる。しかも、軸線方向破断ラインにおける不体裁な切断幅拡張を充分に抑制乃至回避することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に従って構成された装置の一実施例の要部を示す上面図。
【図2】図2は、図1の縦断面縮小図。
【図3】図3は、切断刃の装着状態を示す斜視図。
【図4】図4は、本発明の要部を示す上面概略図。
【符号の説明】
1 静止基盤
2 回転支持体
3 静止環状体
3a 環状カム溝
4 支持体
8 ストリッパ
14 支持軸
16 ローラ
18 内側受具
20 容器蓋
28 受け軸
30 受部
32 支持軸体
32a ローラ
40 静止支持基台
50 滑動体
60 弾性偏倚手段
70 切断刃
80 カム従動部材
84 被当接面
84a 主部(円弧状凹面)
84b及び84c 補助部(直線状平面)
L 円形公転軌道[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to an apparatus for forming an axially extending break line at a tamper-evident skirt disposed on a skirt wall of a container lid.
[0002]
[Prior art]
As a container lid applied to a container for beverages and the like, as is well known to those skilled in the art, a synthetic resin container having a tamper-evident characteristic (a characteristic in which a trace is left if the container is opened improperly). Lids are widely used. A typical example of such a container lid has a top wall and a skirt wall hanging from the periphery of the top wall. A circumferential break line extending in the circumferential direction is formed on the skirt wall, and the skirt wall is divided into a main portion above the circumferential break line and a tamper-evident hem below the circumferential break line. Have been. The circumferential break line includes a plurality of bridging portions arranged at intervals in the circumferential direction, and the tamper-evident hem portion is connected to the main portion of the skirt wall via the plurality of bridging portions. . On the inner peripheral surface of the main part of the skirt wall, there is formed a female screw thread to be screwed into a male screw thread formed on the outer peripheral surface of the opening of the container, and on the inner peripheral surface of the tamper-evident hem part. A locking means to be locked to a locking jaw formed on an outer peripheral surface of an opening of the container, for example, projecting radially inward from an inner peripheral surface of a tamper evidence hem at a circumferential interval. Locking flap pieces are formed. At least one of the plurality of bridging portions in the circumferential breaking line is a non-breaking bridging portion having greater strength than other bridging portions, and an axial direction extending in the axial direction is provided at a tamper-evident foot portion. A break line is formed. When removing the container lid from the opening to open the container, the plurality of bridging portions in the circumferential breaking line are broken leaving only the non-broken bridging portion, and the tamper-evident hem The formed axial rupture line is broken, and the tamper-evident hem is expanded from an endless annular shape to an end strip, whereby the engagement means of the tamper-evident hem locking means to the locking jaw of the opening is engaged. The suspension is released.
[0003]
The container lid of the above-described embodiment is usually formed by injection molding or compression molding of a container lid in a state where the circumferential break line and the axial break line are not formed from an appropriate synthetic resin, and then cut into such a container cover. It is manufactured by applying a blade to perform a required cutting to form a circumferential breaking line and an axial breaking line. The device used for forming the circumferential breaking line and the axial breaking line includes a support shaft which is revolved and rotated by a circular orbit, an inner support mounted on the support shaft, and a stationary support base. And a cutting blade fixed to the stationary support base. The inner support mounted on the support shaft is inserted into the container lid, and the container lid is continuously revolved and rotated in conjunction with the revolving and rotating of the support shaft. At this time, the cutting blade extending along the circular orbit acts on the skirt wall of the container lid to cut in the circumferential direction, thus forming a circumferential breaking line. There is also provided a cutting blade extending substantially perpendicular to or slightly inclined from the circular orbit, the cutting blade acting on the tamper-evidence skirt of the container lid to at least partially extend in the axial direction. Cut, thus forming an axial break line.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Thus, the conventional apparatus as described above has the following problems to be solved regarding the formation of the axial breaking line. Since the cutting blade for forming the circumferential breaking line extends in the revolving direction of the container lid, when the cutting blade cuts the skirt wall of the container lid, the container lid extends with respect to the cutting blade. The skirt wall of the container lid can be cut as required without being displaced in the direction in which it lies, thus creating a particular problem. However, it is necessary that the cutting blade for forming the axial breaking line extends in a direction substantially perpendicular to or slightly inclined from the direction of rotation and rotation of the container lid. Therefore, when cutting the tamper-evident hem of the container lid with such a cutting blade, the relative movement between the cutting blade and the tamper-evident hem of the container lid is relative to the extending direction of the cutting blade. And only in the transverse direction, which is vertical or slightly inclined from this, no relative movement is generated between the cutting blade and the tamper-evident hem of the container lid in the direction of extension of the cutting blade and in the cutting direction by the cutting blade. . Therefore, the cutting action of the cutting blade on the tamper-evident hem is inherently unreasonable, especially when the tamper-evident hem has a large wall thickness, the cutting depth becomes excessively shallow, and the sharpness also decreases. Cutting is not realized.
[0005]
The present invention has been made in view of the above-mentioned facts, and a technical problem of the present invention is to improve the conventional device as described above, and to provide a cutting blade for forming an axial breaking line, wherein a tamper-evident When acting on the hem, the cutting blade moves the cutting blade in the cutting direction and in the opposite direction, and thus the tamper-evident hem of the container lid is cut sufficiently sharply at the required cutting depth to obtain the required form. To form an axial breaking line of
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above technical problem, in the present invention, a cam member is mounted on a support shaft on which an inner support is mounted, and a stationary support base for mounting a cutting blade has a circular revolution of the support shaft. The sliding body is mounted movably in a direction toward and away from the center of the track, and elastic biasing means for resiliently biasing the sliding body in a direction toward the center of the circular orbit is provided. When the cutting blade is attached to the tamper-evident hem of the container lid, the cam member is brought into contact with the abutted surface of the cam driven member and slides. The body is moved in a direction away from and toward the center of the circular orbit, against the biasing action of the elastic biasing means, so that the position of the cutting blade relative to the inner receptacle is defined. .
[0007]
That is, according to the present invention, as a device for solving the above technical problem, a support shaft that is revolved and rotated through a circular orbit, an inner support mounted on the support shaft, a stationary support base, A cutting blade mounted on the stationary support base, and the cutting blade is rotated when the container lid supported by the inner support is revolved and rotated along with the revolving and rotating of the support shaft. In the apparatus of the form in which a rupture line extends in the axial direction by acting on the tamper-evidence skirt of the container lid
A cam member is mounted on the support shaft,
A sliding body is mounted on the stationary support base so as to be movable in a direction toward and away from the center of the circular orbit, and an elastic member that elastically biases the sliding body in a direction toward the center of the circular orbit. Biasing means is provided, the cutting blade is mounted on the slide,
The sliding body is further provided with a cam follower member, and when the cutting blade acts on the tamper-evident foot of the container lid, the cam member contacts the contact surface of the cam follower member. And causing the sliding body to move in a direction away from and toward the center of the circular orbit, against the biasing action of the elastic biasing means, whereby the cutting blade with respect to the inner receiving member is moved. The position is defined,
An apparatus is provided.
[0008]
The cam member includes a roller rotatably mounted on the support shaft and having a cylindrical outer peripheral surface having a common axis with the support shaft, and at least a main portion of the contact surface of the cam driven member is provided. The portion is defined by an arcuate concave surface extending along the circular orbit, and the radius R of the arcuate concave surface and the radius r of the roller preferably have a relationship of r ≦ R. Preferably, the relationship between the radius R of the arc-shaped concave surface and the radius r of the roller is 1.3r ≦ R ≦ 1.6r. The abutted surface of the cam follower is located outside the circular orbit and faces toward the center of the circular orbit, and the elastic biasing means causes the sliding body to move the center of the circular orbit. Is preferably elastically biased in the direction toward.
[0009]
[Action]
In the device configured according to the present invention, when the cutting blade acts on the tamper-evident hem of the container lid, the device is mounted on the support shaft with respect to the contact surface of the cam driven member mounted on the slide. The sliding member on which the cutting blade is mounted moves in the direction toward and away from the center of the circular orbit of the support shaft, that is, the cutting direction by the cutting blade and the direction opposite thereto. Moved in the direction. Therefore, while the container lid is continuously rotating and revolving along with the revolving and rotating of the support shaft, the tamper-evident hem of the container lid is cut sufficiently sharply at a required cutting depth, and An axial break line of the form can be formed.
[0010]
When the main portion of the contact surface of the cam driven member is a plane extending linearly, the moving distance of the cutting blade in the direction toward and away from the center of the circular orbit of the container lid is the circular orbit. Is uniquely defined only by the curvature of. Therefore, in order to reduce the cutting depth of the cutting blade to the tamper-evidence hem to a predetermined value, the time when the cutting blade starts to act on the tamper-evidence hem and the time when the cutting blade separates from the tamper-evidence hem It is necessary to make the revolving and rotating movement distances of the container lid in the period up to a considerable length. In such a case, the cutting action of the cutting blade becomes dull, and the cutting portion slides in the lateral direction with respect to the tamper-evident hem of the container lid so that the cut portion is formed in the width direction on the surface of the tamper-evident hem. Tends to be extended. However, the cam member is composed of a roller having a cylindrical outer peripheral surface rotatably mounted on the support shaft and having a common axis with the support shaft, and at least a main portion of the contact surface of the cam driven member is circularly revolved. If the radius R of the arc-shaped concave surface extends along the track and the radius R of the arc-shaped concave surface is made larger than the radius r of the roller, cutting in a direction toward and away from the center of the circular orbit of the container lid is performed. The effect of the curvature of the circular orbit and the effect of the curvature of the arcuate concave surface are added to the moving distance of the blade. Therefore, the cutting blade separates from the tamper-evident hem from the time when the cutting blade begins to act on the tamper-evident hem, which is necessary to reduce the cutting depth of the cutting blade with respect to the tamper-evidence hem. Until the time point, the revolving and rotating movement lengths of the container lid can be shortened as much as possible, so that a sufficiently sharp cutting can be realized, and an unnatural cutting width expansion in the axial breaking line. Can be sufficiently suppressed or avoided.
[0011]
【Example】
Hereinafter, an embodiment of an apparatus for forming an axial breaking line in a container lid configured according to the present invention will be described with reference to FIGS. First, referring mainly to FIGS. 1 and 2, a rotary support 2, only a part of which is shown, is rotatable around a support shaft (not shown) fixed on a stationary base 1 so as to extend in a vertical direction. It is supported by. The support shaft is located to the left in FIG. The rotary support 2 is drivingly connected to a drive source such as an electric motor (not shown), and is driven to rotate at a predetermined speed in a direction indicated by an arrow A in FIGS. 1 and 4 and in a counterclockwise direction when viewed from above in FIG. A
[0012]
The support shaft 32 has a vertical axis. A
[0013]
A block-shaped support 4 is supported on the upper end of the support shaft 32. The support 4 is fixed to the support shaft 32 via a
[0014]
A through hole 22 is formed in the support 4. A large diameter portion is formed at each of the upper and lower portions of the through hole 22. An upper thrust bearing 24 and a lower thrust bearing 26 are arranged at each large diameter portion, and a receiving
[0015]
A
[0016]
Although not explicitly shown in FIG. 2, an upper support 6 is provided integrally with the rotary support 2 above the rotary support 2. The upper support 6 is arranged above the
[0017]
A
[0018]
A
[0019]
An elastic biasing means 60 for elastically biasing the sliding
[0020]
Referring to FIGS. 1 to 4, a
[0021]
A
[0022]
Next, the operation of the device will be described. The above-mentioned devices in the present invention are located between a container lid supplying device and a container lid discharging device, which are not shown, but are all well known to those skilled in the art, and operate in cooperation with each device. Can be By the operation of the container lid supply device, the
[0023]
The
[0024]
That is, when the
[0025]
As is clear from the above description, in the process in which the
[0026]
Although not shown, the rotating support 2 includes a plurality of
[0027]
After the
[0028]
The
[0029]
It is preferable that the radius R of the arcuate
[0030]
As described above, the embodiments of the present invention have been described with reference to the accompanying drawings. However, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various changes or modifications can be made without departing from the scope of the present invention. . For example, in the above embodiment, the abutted
[0031]
【The invention's effect】
According to the present invention, when the cutting blade for forming the axial breaking line acts on the tamper-evident foot of the revolving and rotating container lid, the cutting blade moves in the cutting direction by the cutting blade and in the opposite direction. Thus, the tamper-evident hem of the container lid can be cut sufficiently sharply at the required cutting depth to form the axial fracture line of the required form. In addition, it is possible to sufficiently suppress or avoid unnatural expansion of the cutting width in the axial breaking line.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a top view showing a main part of an embodiment of an apparatus configured according to the present invention.
FIG. 2 is a longitudinal sectional reduced view of FIG. 1;
FIG. 3 is a perspective view showing a mounted state of a cutting blade.
FIG. 4 is a schematic top view showing a main part of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Stationary base
2 Rotary support
3 static ring
3a annular cam groove
4 Support
8 Stripper
14 Support shaft
16 rollers
18 Inside support
20 Container lid
28 Bearing
30 Receiving part
32 Support shaft
32a roller
40 Stationary support base
50 sliding body
60 Elastic biasing means
70 Cutting blade
80 Cam follower
84 Contact surface
84a main part (arc-shaped concave surface)
84b and 84c auxiliary part (linear plane)
L circular orbit
Claims (3)
該支持軸にはカム部材が装着されており、
該静止支持基台には該円形公転軌道の中心に向かう方向及びこれから離れる方向に移動自在に滑動体が装着され、該滑動体を該円形公転軌道の中心に向かう方向に弾性的に偏倚する弾性偏倚手段が配設されており、該切断刃は該滑動体に装着されており、
該滑動体には更にカム従動部材が装着されており、該切断刃が容器蓋のタンパーエビデント裾部に作用する際には該カム部材が該カム従動部材の被当接面に当接せしめられて、該滑動体を、該弾性偏倚手段の偏倚作用に抗して該円形公転軌道の中心から離れる方向に、及びこれに向かう方向に移動せしめ、これによって該内側受具に対する該切断刃の位置が規定される、
ことを特徴とする装置。It has a support shaft that is revolved and rotated through a circular orbit, an inner support mounted on the support shaft, a stationary support base, and a cutting blade mounted on the stationary support base. When the container lid supported by the inner holder is revolved and revolved in association with the revolving and revolving of the support shaft, the cutting blade acts on the tamper-evident foot of the container lid to extend in the axial direction. In an apparatus for forming a line,
A cam member is mounted on the support shaft,
A sliding body is mounted on the stationary support base so as to be movable in a direction toward and away from the center of the circular orbit, and an elastic member that elastically biases the sliding body in a direction toward the center of the circular orbit. Biasing means is provided, the cutting blade is mounted on the slide,
The sliding body is further provided with a cam follower member, and when the cutting blade acts on the tamper-evident foot of the container lid, the cam member contacts the contact surface of the cam follower member. And causing the sliding body to move in a direction away from and toward the center of the circular orbit, against the biasing action of the elastic biasing means, whereby the cutting blade with respect to the inner receiving member is moved. The position is defined,
An apparatus characterized in that:
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