JP3595032B2 - Waste disposal method - Google Patents

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    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/30Landfill technologies aiming to mitigate methane emissions

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば焼却場から排出される焼却灰、焼却できないゴミ等の廃棄物を埋め立てによって最終処分する廃棄物処分方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、焼却場から排出される焼却灰、焼却できないゴミ、あるいは特に自動車解体屑等の廃棄物の最終処分は、日本のみならず世界で、大きな環境問題の一つになっている。
【0003】
従来、これらの廃棄物の多くは、例えばシュレッダによって細かく粉砕される等して、安定型廃棄物処理施設に最終処分されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、廃棄物の処理及び清掃に関する法律および廃棄物処理基準の改正により、平成8年4月1日以降は、自動車解体屑等の所謂不燃ゴミは、廃棄物中に含まれる有害物質の土中への汚染防止の観点より、一律に管理型廃棄物処理施設に最終処分しなければならない。
【0005】
従って、今後の管理型廃棄物処理施設には、廃棄物中に含まれる有害物質から人間の健康又は生活環境を長期にわたって守る能力が要求される。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みて成されたものであり、管理型廃棄物処理施設の限られた処分スペースを有効に利用つつ、廃棄物からの有害物質による汚染の拡散を長期にわたって防止することのできる廃棄物処分方法を提供することを主目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る廃棄物処分方法は、上記目的を達成するために、コンクリート遮蔽壁で囲まれた密閉空間内部に、個々に密封された廃棄物成形体を収納し、密閉空間内部の空気を不活性ガスに置換した後、空気吸引排気及び不活性ガス導入用の各配管をコンクリート遮蔽壁の外側で密閉し、密閉空間上部のコンクリート遮蔽壁の上に盛土をするものである。
【0008】
この場合、前記不活性ガスとしては、窒素ガス、又は低温ガスを用いることが好ましい。
【0009】
また、本発明に係る廃棄物処分方法では、密閉空間内部の空気を不活性ガスに置換するに際して、密閉空間の底部から空気を吸引排気すると共に密閉空間の上部から不活性ガスとして窒素ガスを導入し、排気される空気の窒素濃度の上昇に基づいて置換作業を終了する。
【0010】
更に、本発明に係る廃棄物処分方法では、置換作業後に空気吸引排気及び不活性ガス導入用の各配管をコンクリート遮蔽壁の外側で密閉した後、この密閉部分を更にコンクリート詰めにする。
【0011】
【作用】
本発明による廃棄物処分方法では、第1に、廃棄物を密閉包装することにより、廃棄物中に含まれる有害物質が直接漏洩することを防止する。廃棄物を密閉包装する場合には、例えば安定なプラスチック材料等の包装材によって密封包装する。尚、この場合、前記廃棄物を一定の方形形状に圧縮成形し、更に廃棄物を密閉包装した包装体内部に残留する気体(例えば、空気)を吸引して排気すれば、単位あたりの廃棄物の体積を小さくすることができ、管理型廃棄物処理施設の限られたスペースを有効に利用することができるだけでなく、密閉包装された廃棄物自体の酸化による腐敗や有害ガス等の発生も長期にわたって防止できる。
【0012】
第2に、密閉包装された廃棄物をコンクリート遮蔽壁で囲まれた密閉空間内部に収納することにより、廃棄物中に含まれる有害物質の土中への漏洩を防止する。尚、密封包装された廃棄物を密閉空間内部に収納する際には、できるだけ、前記廃棄物を隙間なく敷き詰めて整列させて収納することにより、管理型廃棄物処理施設の限られたスペースを有効に利用することができるとともに、コンクリート遮蔽壁によって形成される空間内部の密閉性を高めることができる。
【0013】
第3に、コンクリート遮蔽壁で囲まれた密閉空間内部に存在する空気を不活性ガスに置換することにより、例えば個々の廃棄物の密閉包装が破れた場合であっても廃棄物中に存在する微生物の繁殖や、昆虫及び小動物の棲息、及び廃棄物の酸化・腐食を防止して、廃棄物中に含まれる有害物質の漏洩・拡散を防止する。
【0014】
即ち、密閉空間内部に空気が含まれていると、この空気によって微生物が繁殖したり、廃棄物が酸化・腐食し、ガスが発生することがある。一方、廃棄物は包装材によって密封包装されているが、前記包装材が絶対に破れないとは断言できず、何らかの影響で破れる恐れもある。
【0015】
従って、包装材が破れた場合には、密閉空間内部に有害物質が拡散し、密閉空間を形成するコンクリートにクラック等が生じた場合には、該クラック等から有害汚染物質が外部へ漏洩する可能性が生じる。
【0016】
そこで、本発明では、このような事態を回避するために、密閉空間内部に存在する空気を不活性ガスに置換する。従って、密閉空間内部の空気を不活性ガスによって置換すれば、例え廃棄物の密封包装体の包装材が破れて廃棄物が露出した場合でも、廃棄物中に存在する微生物の繁殖や、紛れ込んだ昆虫や小動物の棲息、廃棄物の酸化を防止することができ、廃棄物中に含まれる有害物質の拡散・漏洩を防止することができる。尚、前記不活性ガスとしては、例えば窒素ガスや二酸化炭素ガスあるいはそれらの低温ガスなどを用いることができる。
【0017】
不活性ガスは、一般に安定であり、長期にわたって変質しない。特に、窒素ガスは安価に入手できると共に、約50〜100年位は変質しないため、廃棄物から有害物質による汚染の拡散を長期にわたって防止することができる。
【0018】
また、市場で入手される不活性ガスは一般に液化低温ガスの形態(窒素ガスの沸点は−195.8℃、二酸化炭素ガスの沸点は−78.5℃)であり、これを導入系で気化させながら密閉空間に導入することにより、密閉空間内部は冷却されるため、廃棄物から発酵等によって熱が生じてもそれを除去することができる。加えて、密閉空間内部が冷却されるため、微生物の繁殖や、廃棄物の酸化・腐食が阻止され、それらによる密閉空間の内圧の上昇も防止することができ、密閉空間を形成するコンクリートにクラックが発生することを防止することができる。
【0019】
尚、密閉空間内部の空気を不活性ガスに置換する具体的な方法としては、不活性ガスとして空気より軽い窒素ガスを用いる場合は、密閉空間の底部から空気を吸引排気しつつ、密閉空間の上部に不活性ガスを導入する。この場合、導入される不活性ガスは密閉空間内の上部のほうから下方へ向けて満たされてゆく。
【0020】
一方、不活性ガスとして空気よりも重い二酸化炭素ガスを用いる場合は、密閉空間の上部から空気を吸引排気しつつ、密閉空間の底部に不活性ガスを導入する。この場合、導入される不活性ガスは密閉空間の底部のほうから上方へ向けて満たされてゆく。
【0021】
密閉空間内部の空気が不活性ガスに充分に置換されたか否かは、密閉空間から排気される空気中における不活性ガスの濃度を測定することによって判別することができる。本発明では、不活性ガスとして、例えば窒素ガスや二酸化炭素ガスを用いており、排気される空気中の窒素ガスや二酸化炭素ガスの濃度を監視することにより、これらの濃度が大気中の濃度よりも充分に高くなったことを検出して密閉空間内部の置換が行われたか否かを容易に検出することができる。
【0022】
本発明では、第4に、前記コンクリート遮蔽壁の上に土を盛ることにより、長期にわたってコンクリートの劣化を防ぎ、密閉空間からの有害物質の漏洩を防止する。即ち、コンクリート遮蔽壁は、盛土により土中に埋められると、土の水分によって保湿され、また日射による紫外線の影響や、外気の温度変化の影響も受けなくなるので、クラック等が発生し難くなる。従って、密閉空間の上部のコンクリート遮蔽壁の上に盛土をすれば、長期にわたってコンクリート遮蔽壁を健全な状態に保つことができ、有害物質の漏洩を防止することができる。
【0023】
好ましくは、前記コンクリート遮蔽壁を耐震構造にすれば、地震が起きた場合でも、クラックの発生を阻止して有害物質の漏洩を防止することができる。更に、盛土の上方区域は、公園、運動場、遊戯施設をはじめとする種々の公共施設又は田畑に利用することができる。
【0024】
また、本発明では、第5に、密閉空間内部の空気を不活性ガスに置換した後に、密閉空間内部の空気を吸引して排出するための配管及び不活性ガスを密閉空間内部に導入するための配管を密閉し、更にこの密閉部分をコンクリート詰めにすることにより、密閉空間からの有害物質の漏洩を防止する。
【0025】
即ち、密閉空間内部の空気を吸引して排出するための配管及び不活性ガスを密閉空間内部に導入するための配管は、密閉空間を形成するコンクリート遮蔽壁を貫通し、コンクリート遮蔽壁の内外を連通している。
【0026】
従って、これらの配管から密閉空間内のガスが漏洩したり、逆に密閉空間内に外部の空気が混入したりすると本来の密閉最終処分の機能が損なわれるので、密閉空間内部の空気を不活性ガスに置換した後は、コンクリート遮蔽壁の外部でこれらの配管を密閉し、更に、この密閉部分をコンクリート詰めにする。例えばコンクリート遮蔽壁の外部に突き出た配管の端部に開閉バルブが取付けられている場合、不活性ガスによる置換作業の終了後にこのバルブを閉じ、バルブより外方の配管を取り外してからバルブを含めて残っている配管露出部をコンクリートでブロック状に包み込む。
【0027】
尚、例えば5〜10年に1度位の間隔で、密閉空間内部のガスをサンプリング検査する場合は、配管端部を包み込んでいるコンクリートブロックを崩し、密閉空間内部のガスをサンプリングして、不活性ガス濃度が低下していれば、不活性ガスを再充槇し、その後、もとの通りにコンクリート詰めでブロックを形成すれば良い。この場合、コンクリートブロックを盛土によって覆土すれば、コンクリートブロックの変質等によるクラック等の発生を予防することもできる。
【0028】
このように、本発明では、廃棄物から生じる有害物質の漏洩・拡散を防止するために、1重、2重、3重以上の予防策を施し、最終処分のための廃棄物処理施設に要求される充分な機能をもたせている。
【0029】
【実施例】
図1に、本発明の一実施例に係る廃棄物処分方法の工程を示す。尚、図1においては、(a),(b),(c),(d),(e),(f),(g)の順にその工程が進むものとして以下に説明する。
【0030】
図1(a)においては、例えばシュレッダー等によって破砕済みの廃棄物3がベルトコンベア2によって搬送され、油圧駆動によるプレス装置4内に連続的に投入される。投入された廃棄物3はプレス装置4によって押し固められ、方形の圧縮成形体(以下、「廃棄物キューブ」という。)5にされる。尚、廃棄物キューブ5は、その後、プレス装置4から排出され、プラスチック製防水シート6上に載置される。
【0031】
次に、図1(b)に示すように、防水シート6が、図示しない自動包装装置等によって、廃棄物キューブ5を覆うように折りたたまれ、その後、図1(c)に示すように、防水シート6の互いに対向する端縁が熱溶着装置7によって熱溶着され、図1(d)に示すバキュームコンプレッサー8のノズル挿入部分を除き、廃棄物キューブ5が防水シート6によって密封包装される。尚、密封包装の仕方は、熱溶着に限らず、接着剤によって接着しても良い。
【0032】
次に、図1(d)においては、廃棄物キューブ5を密封包装してなる包装体の内部の気体がバキュームコンプレッサー8によって吸引・排気され、ほぼ真空状態にされる。
【0033】
これは、包装体の内部に気体(例えば、空気)が残っている場合、例えば微生物の繁殖によって又は腐食によって包装体内部にガスが発生することがあるから、これを防ぐためである。
【0034】
図1(d)に示すように、バキュームコンプレッサー8によって包装体内部の気体を吸引・排気しておくことにより、最終処分後の内部ガスの発生を回避することができる。
【0035】
尚、バキュームコンプレッサー8によって包装体内部をほぼ真空状態にした後は、バキュームコンプレッサー8のノズルが引き抜かれ、その後、図1(c)において説明したのと同様に、ノズルが挿入されていた部分の防水シート6の端縁が熱溶着され、完全密封状態にされることは述べるまでもない。
【0036】
次に、図1(e)においては、密封包装体(図1(d)参照。)が図示しない自動梱包機等によって結束材9aで梱包され、密封包装体が梱包廃棄物キューブ9にされる。
【0037】
これは、廃棄物を圧縮成形し、ほぼ真空な状態に密封包装しても、その後に、クレーンやフォークリフト等により処分スペースに納めるまでの間、ハンドリングによって包装体の形状が崩れることが考えられ、これを防止するためである。従って、前記排気工程の後に包装体を結束材で梱包することにより、ハンドリングを容易にすると共に包装体の形状を保持することができ、包装体はしっかりと梱包された状態で処分スペース内に納めることができる。この結果、限られた廃棄物最終処分スペースを有効に利用することができる。
【0038】
処分スペースとしては、コンクリート遮蔽壁で囲まれた密閉空間10を利用する。このような密閉空間は、適当な立地条件の場所に当初は上部を開放したプール状(凹状)の施設として建設される。このプール内に梱包廃棄物キュー部9が配列・積み重ねられた後、上部開口がコンクリートパネルで閉じられ、例えばモルタル処理やコンクリート流し込み作業によって密閉される。
【0039】
次に、図1(f)においては、梱包廃棄物キューブ9が、コンクリート遮蔽壁で囲まれた密閉空間10内に複数個積み重ねられた状態で収納されている。ここで、図1(f)に示すように、密閉空間10の底部には、空気排気用配管11aの一端がコンクリート遮蔽壁を貫通して配管され、この配管の外部端には開閉バルブ12aを介してバキュームコンプレッサー13と窒素濃度検出装置14が接続されている。
【0040】
また、前記密閉空間10の上部には、窒素ガス導入用配管11bがコンクリート遮蔽壁を貫通して配管され、その外部端には開閉バルブ12bを介して液化窒素ボンベ15のレギュレータ出口が接続できるようになっている。
【0041】
図1(f)においては、バキュームコンプレッサー13によって密閉空間内の空気が配管11aを介して吸引・排気されつつ、ボンベ15から気化した窒素ガスが配管11bを介して密閉空間内に導入される。
【0042】
このようにして、密閉空間10内の空気を配管11aから吸引・排気しつつ、配管11bから窒素ガスを導入して、密閉空間内の空気を窒素ガスに置換する。この結果、昆虫や小動物の棲息を不可能とし、廃棄物を密封包装する防水シート6が破損・破れたりした場合でも、微生物が繁殖したり、廃棄物が酸化・腐食し、ガスが発生するという事態を回避することができる。
【0043】
尚、密閉空間10の内部の空気が窒素ガスに充分に置換されたか否かは、バキュームコンプレッサー13に接続された窒素濃度検出装置14によって、前記バキュームコンプレッサー13から排出される空気の窒素濃度を監視することにより判別することができる。即ち、排出される空気中の窒素濃度がほぼ100%になれば置換が完了したと判別できる。
【0044】
また、密閉空間10内に導入される不活性ガスは、本実施例においては、液化窒素から気化した直後の窒素ガスであり、従って配管11から密閉空間10内に導入される窒素ガスは非常に低温である。コンクリート遮蔽壁は断熱性が高く、このため、窒素ガスによる冷却効果は長期にわたって廃棄物を冷却し、例えば発酵によって熱が発生しても内部温度の上昇を防止することができる。加えて、密閉空間10内部が保冷されるため、微生物が繁殖したり、廃棄物が酸化・腐食することがなく、従って、廃棄物からのガスの発生も防止され、密閉空間10の内圧の上昇も長期にわたって防止することができ、コンクリート遮蔽壁にクラック等が発生することがない。
【0045】
更に、密閉空間10内に導入される窒素ガスは約50〜100年位にわたって変質しないため、長期にわたって、廃棄物の発酵、昆虫・小動物、微生物等の繁殖や廃棄物の酸化・腐食を防止することができる。
【0046】
尚、上記説明においては、密閉空間10の内部の空気を窒素ガスに置換した場合を説明したが、密閉空間10の内部の空気を二酸化炭素ガスに置換しても同様の効果を得ることができる。但し、この場合には、密閉空間10内から空気を吸引・排気するための配管11aを密閉空間10内の上部に設け、二酸化炭素ガスを導入するための配管11bを密閉空間10内の底部に設けることは先に述べた通りである。
【0047】
以上のようにして密閉空間10内を不活性ガスに置換した後コンクリート遮蔽壁の外部で開閉バルブ12a,12b及び露出配管をコンクリート詰めにする。図1(g)には、開閉バルブ12a,12bとその下部の配管露出部がコンクリートブロック16中に埋められている状態が示されている。
【0048】
その後、前記コンクリートブロック16及び上部のコンクリート遮蔽壁の上に覆土17を被せ、廃棄物処理施設が土中に埋められた状態とする。
【0049】
尚、5〜10年に1度位の間隔で、密閉空間10の内部のガスをサンプリングすることが好ましい。この場合には、盛土を掘って前記コンクリートブロック16をハンマー等で砕き、図1(f)に示す要領で窒素濃度検出装置14によって密閉空間上部のガスの窒素濃度を検出し、窒素濃度が100%から低下していた場合には、再び窒素ガスを充槇すれば良い。勿論、不活性ガスとして二酸化炭素ガスを用いた場合には、内部ガスのサンプリングは密閉空間10の底部から行う。
【0050】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したとおり、コンクリート遮蔽壁によって形成される密閉空間の内部に、個々に圧縮成形して密封包装された廃棄物を収納するため、限られた廃棄物処分スペースを有効に利用することができ、更に、廃棄物を収納した密閉空間内部の空気を不活性ガスに置換するため、昆虫や小動物の棲息を不可能とし、廃棄物中に存在する微生物の繁殖や、廃棄物の酸化をも防止することができ、廃棄物中に含まれる有害物質の拡散・漏洩を長期にわたって安定に防止することができる。
【0051】
また、不活性ガスは長期にわたって変質しないため、廃棄物からの有害物質による汚染の拡散を長期にわたって防止することができ、しかも、低温の不活性ガスとの置換により、廃棄物から生じる熱等による内圧上昇も防止することができる。
【0052】
更に、本発明では、密閉空間を形成するコンクリート遮蔽壁を盛土によって覆土するため、コンクリート遮蔽壁は日射及び外気から遮断されて保湿状態にあり、従ってコンクリートの劣化やクラックの発生等を防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る廃棄物処分方法の工程を示す説明図である。
【符号の説明】
2…ベルトコンベア
3…廃棄物
4…プレス装置
5…廃棄物キューブ
6…防水シート
7…熱溶着装置
8…バキュームコンプレッサー
9…梱包廃棄物キューブ
10…密閉空間
11a,11b…配管
12a,12b…開閉バルブ
13…バキュームコンプレッサー
14…窒素濃度検出装置
15…液化窒素ボンベ
16a,16b…コンクリートブロック
17…覆土
[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a waste disposal method for finally disposing of waste such as incinerated ash discharged from an incineration plant and unburnable garbage by landfill.
[0002]
[Prior art]
In recent years, the final disposal of waste such as incineration ash discharged from incineration plants, garbage that cannot be incinerated, or especially car scraps has become a major environmental problem not only in Japan but also in the world.
[0003]
Conventionally, most of these wastes have been finally disposed of in a stable waste treatment facility, for example, by being finely crushed by a shredder.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, since April 1, 1996, so-called non-combustible garbage such as car scraps has been removed from the harmful substances contained in waste due to the revision of the law on waste treatment and cleaning and the waste treatment standards. From the viewpoint of preventing pollution, waste must be uniformly disposed of in a managed waste treatment facility.
[0005]
Therefore, future managed waste treatment facilities are required to have the ability to protect human health or living environment from harmful substances contained in waste over a long period of time.
[0006]
The present invention has been made in view of the above problems, and aims to prevent the spread of contamination by harmful substances from waste for a long period of time while effectively using the limited disposal space of a managed waste treatment facility. The main purpose is to provide a waste disposal method that can be used.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the waste disposal method according to the present invention accommodates individually sealed waste compacts in an enclosed space surrounded by a concrete shielding wall, and prevents air in the enclosed space from being enclosed. After the replacement with the active gas, each pipe for air suction / exhaust and introduction of the inert gas is sealed outside the concrete shielding wall, and embankment is filled on the concrete shielding wall above the closed space.
[0008]
In this case, it is preferable to use a nitrogen gas or a low-temperature gas as the inert gas.
[0009]
Further, in the waste disposal method according to the present invention, when replacing the air inside the closed space with the inert gas, the air is sucked and exhausted from the bottom of the closed space, and nitrogen gas is introduced as the inert gas from the top of the closed space. Then, the replacement operation is terminated based on the increase in the nitrogen concentration of the exhausted air.
[0010]
Moreover, the waste disposal method according to the present invention, after sealing the respective pipes for air suction evacuation and inert gas introduction outside the concrete shield wall after the replacement work, further concrete filling the sealing portions.
[0011]
[Action]
In the waste disposal method according to the present invention, first, the waste is hermetically packaged to prevent direct leakage of harmful substances contained in the waste. When the waste is hermetically packaged, it is hermetically packaged with a packaging material such as a stable plastic material. In this case, if the waste is compression-molded into a certain rectangular shape, and the gas (for example, air) remaining in the package in which the waste is hermetically sealed is suctioned and exhausted, the waste per unit is obtained. The volume of waste can be reduced, and not only can the limited space of the managed waste treatment facility be used effectively, but also the long-term generation of rotting and harmful gas due to oxidation of the hermetically sealed waste itself Can be prevented.
[0012]
Second, by storing the hermetically sealed waste in an enclosed space surrounded by a concrete shielding wall, leakage of harmful substances contained in the waste into the soil is prevented. When storing hermetically sealed waste in an enclosed space, the limited waste of the managed waste treatment facility can be effectively used by laying out and arranging the waste without gaps and storing as much as possible. In addition to the above, the airtightness of the space formed by the concrete shielding wall can be enhanced.
[0013]
Third, by replacing the air present inside the enclosed space surrounded by the concrete shielding wall with an inert gas, for example, even if the hermetically sealed packaging of individual waste is broken, it is present in the waste. It prevents the propagation of microorganisms, the inhabitation of insects and small animals, and the oxidation and corrosion of waste, thereby preventing the leakage and diffusion of harmful substances contained in waste.
[0014]
That is, if air is contained in the enclosed space, microorganisms may propagate by this air, or waste may be oxidized and corroded, and gas may be generated. On the other hand, the waste is hermetically packaged by a packaging material, but it cannot be declared that the packaging material will never be broken, and there is a possibility that the waste will be broken by some influence.
[0015]
Therefore, when the packaging material is broken, the harmful substance diffuses inside the enclosed space, and when cracks or the like occur in the concrete forming the enclosed space, the harmful pollutants may leak from the cracks or the like to the outside. Nature occurs.
[0016]
Therefore, in the present invention, in order to avoid such a situation, the air present inside the closed space is replaced with an inert gas. Therefore, if the air inside the enclosed space is replaced with an inert gas, even if the packaging material of the sealed package of the waste is broken and the waste is exposed, the propagation of microorganisms present in the waste or the penetration of the waste can be achieved. Inhabitation of insects and small animals and oxidation of waste can be prevented, and diffusion and leakage of harmful substances contained in waste can be prevented. As the inert gas, for example, a nitrogen gas, a carbon dioxide gas, or a low-temperature gas thereof can be used.
[0017]
Inert gases are generally stable and do not change over time. In particular, nitrogen gas can be obtained at a low price and does not deteriorate for about 50 to 100 years, so that diffusion of harmful substances from waste can be prevented for a long time.
[0018]
The inert gas obtained on the market is generally in the form of a liquefied low-temperature gas (nitrogen gas has a boiling point of -195.8 ° C. and carbon dioxide gas has a boiling point of -78.5 ° C.). Since the inside of the closed space is cooled by introducing the waste into the closed space, even if heat is generated from the waste by fermentation or the like, it can be removed. In addition, since the inside of the enclosed space is cooled, the growth of microorganisms and the oxidation and corrosion of waste are prevented, and the internal pressure of the enclosed space can be prevented from rising due to these, and cracks occur in the concrete that forms the enclosed space. Can be prevented from occurring.
[0019]
In addition, as a specific method of replacing the air inside the enclosed space with an inert gas, when a nitrogen gas lighter than air is used as the inert gas, the air in the enclosed space is sucked and exhausted from the bottom of the enclosed space, and An inert gas is introduced into the upper part. In this case, the inert gas to be introduced is filled downward from the upper part in the closed space.
[0020]
On the other hand, when carbon dioxide gas heavier than air is used as the inert gas, the inert gas is introduced into the bottom of the closed space while sucking and exhausting air from the upper portion of the closed space. In this case, the inert gas to be introduced is filled upward from the bottom of the closed space.
[0021]
Whether or not the air inside the closed space has been sufficiently replaced with the inert gas can be determined by measuring the concentration of the inert gas in the air exhausted from the closed space. In the present invention, for example, nitrogen gas or carbon dioxide gas is used as the inert gas, and by monitoring the concentration of nitrogen gas or carbon dioxide gas in the exhausted air, these concentrations are more than those in the atmosphere. It can be easily detected whether the inside of the sealed space has been replaced by detecting that the height has become sufficiently high.
[0022]
Fourth, in the present invention, by laying soil on the concrete shielding wall, concrete is prevented from being deteriorated for a long time, and leakage of harmful substances from a closed space is prevented. That is, when the concrete shielding wall is buried in the soil by embankment, it is moisturized by the moisture of the soil, and is not affected by ultraviolet rays due to solar radiation or a temperature change of the outside air, so that cracks and the like hardly occur. Therefore, if the embankment is laid on the concrete shielding wall above the enclosed space, the concrete shielding wall can be kept in a healthy state for a long time, and leakage of harmful substances can be prevented.
[0023]
Preferably, if the concrete shielding wall has an earthquake-resistant structure, even if an earthquake occurs, the occurrence of cracks can be prevented and leakage of harmful substances can be prevented. Further, the upper area of the embankment can be used for various public facilities or fields, including parks, playgrounds, and amusement facilities.
[0024]
Fifth, in the present invention, after replacing the air inside the sealed space with the inert gas, a pipe for sucking and discharging the air inside the sealed space and introducing the inert gas into the inside of the sealed space are provided. By sealing the pipes, and filling the sealed portion with concrete, leakage of harmful substances from the sealed space is prevented.
[0025]
That is, the pipe for sucking and discharging the air inside the enclosed space and the pipe for introducing the inert gas into the enclosed space penetrate the concrete shielding wall forming the enclosed space, and pass through the inside and outside of the concrete shielding wall. Communicating.
[0026]
Therefore, if the gas in the enclosed space leaks from these pipes, or if the outside air is mixed into the enclosed space, the function of the final sealed final disposal is impaired, and the air inside the enclosed space is inerted. After replacement with gas, these pipes are sealed outside the concrete shielding wall, and the sealed portion is filled with concrete. For example, if an open / close valve is installed at the end of the pipe that protrudes outside the concrete shielding wall, close this valve after the replacement work with the inert gas is completed, remove the pipe outside the valve, and include the valve. Wrap the remaining exposed pipe in concrete in a block shape.
[0027]
For example, when sampling the gas inside the closed space at intervals of about once every 5 to 10 years, the concrete block surrounding the pipe end is broken, and the gas inside the closed space is sampled. If the active gas concentration has decreased, the inert gas may be refilled, and then the blocks may be formed by filling with concrete as before. In this case, if the concrete block is covered with the embankment, it is possible to prevent the occurrence of cracks or the like due to the deterioration of the concrete block.
[0028]
As described above, in the present invention, in order to prevent leakage and diffusion of harmful substances generated from waste, single, double, and triple preventive measures are taken, and a request is made to a waste treatment facility for final disposal. It has enough functions to be performed.
[0029]
【Example】
FIG. 1 shows steps of a waste disposal method according to one embodiment of the present invention. In FIG. 1, the steps will be described below assuming that the process proceeds in the order of (a), (b), (c), (d), (e), (f), and (g).
[0030]
In FIG. 1A, for example, waste 3 crushed by a shredder or the like is conveyed by a belt conveyor 2, and is continuously charged into a press device 4 driven by hydraulic pressure. The input waste 3 is compacted by a pressing device 4 to form a rectangular compression molded body (hereinafter referred to as “waste cube”) 5. After that, the waste cube 5 is discharged from the press device 4 and placed on the plastic waterproof sheet 6.
[0031]
Next, as shown in FIG. 1B, the waterproof sheet 6 is folded by an automatic wrapping device or the like (not shown) so as to cover the waste cube 5, and thereafter, as shown in FIG. Opposite edges of the sheet 6 are heat-welded by a heat welding device 7, and the waste cube 5 is hermetically sealed by the waterproof sheet 6 except for a nozzle insertion portion of the vacuum compressor 8 shown in FIG. In addition, the method of hermetic packaging is not limited to the heat welding, and may be bonded by an adhesive.
[0032]
Next, in FIG. 1 (d), the gas inside the package body in which the waste cube 5 is hermetically sealed is sucked and evacuated by the vacuum compressor 8 to make it almost in a vacuum state.
[0033]
This is to prevent a gas (for example, air) remaining inside the package from being generated due to, for example, propagation of microorganisms or corrosion, which may generate gas inside the package.
[0034]
As shown in FIG. 1D, by generating and exhausting the gas inside the package by the vacuum compressor 8, it is possible to avoid the generation of the internal gas after the final disposal.
[0035]
After the inside of the package is almost evacuated by the vacuum compressor 8, the nozzle of the vacuum compressor 8 is pulled out, and then, as described with reference to FIG. It goes without saying that the edge of the waterproof sheet 6 is heat-welded to be completely sealed.
[0036]
Next, in FIG. 1E, the sealed package (see FIG. 1D) is packed with the binding material 9a by an unillustrated automatic packing machine or the like, and the sealed package is made into the packing waste cube 9. .
[0037]
This is because even if the waste is compression-molded and hermetically packaged in a substantially vacuum state, the shape of the package may be broken by handling until it is put into the disposal space by a crane or forklift, etc. This is to prevent this. Therefore, by packing the package with the binding material after the evacuation step, handling can be facilitated and the shape of the package can be maintained, and the package is placed in the disposal space in a state of being securely packed. be able to. As a result, the limited waste final disposal space can be effectively used.
[0038]
A closed space 10 surrounded by a concrete shielding wall is used as a disposal space. Such an enclosed space is initially constructed as a pool-like (concave) facility with an open top at a location with appropriate location conditions. After the packaging waste cue sections 9 are arranged and stacked in the pool, the upper opening is closed with a concrete panel, and sealed by, for example, mortar treatment or concrete pouring work.
[0039]
Next, in FIG. 1 (f), a plurality of packing waste cubes 9 are stored in a closed state in a closed space 10 surrounded by a concrete shielding wall. Here, as shown in FIG. 1 (f), one end of an air exhaust pipe 11 a is piped through a concrete shielding wall at the bottom of the closed space 10, and an open / close valve 12 a is provided at an outer end of the pipe. The vacuum compressor 13 and the nitrogen concentration detecting device 14 are connected via the unit.
[0040]
In addition, a nitrogen gas introduction pipe 11b is piped through the concrete shielding wall at the upper part of the closed space 10, and a regulator outlet of the liquefied nitrogen cylinder 15 can be connected to an outer end of the pipe 11b through an opening / closing valve 12b. It has become.
[0041]
In FIG. 1F, while the air in the closed space is sucked and exhausted by the vacuum compressor 13 through the pipe 11a, the vaporized nitrogen gas is introduced from the cylinder 15 into the closed space through the pipe 11b.
[0042]
In this manner, nitrogen gas is introduced from the pipe 11b while the air in the sealed space 10 is sucked and exhausted from the pipe 11a, and the air in the sealed space is replaced with nitrogen gas. As a result, it becomes impossible for insects and small animals to inhabit, and even if the waterproof sheet 6 for sealing and packaging the waste is damaged or broken, microorganisms can propagate, and the waste is oxidized and corroded to generate gas. Things can be avoided.
[0043]
It should be noted that whether or not the air inside the enclosed space 10 has been sufficiently replaced with nitrogen gas is monitored by the nitrogen concentration detector 14 connected to the vacuum compressor 13 for monitoring the nitrogen concentration of the air discharged from the vacuum compressor 13. Can be determined. That is, when the nitrogen concentration in the discharged air becomes almost 100%, it can be determined that the replacement is completed.
[0044]
In this embodiment, the inert gas introduced into the closed space 10 is nitrogen gas immediately after vaporization from liquefied nitrogen. Therefore, the nitrogen gas introduced into the closed space 10 from the pipe 11 is very low. It is low temperature. The concrete shielding wall has a high heat insulating property, and therefore, the cooling effect by the nitrogen gas can cool the waste for a long period of time, and can prevent an increase in the internal temperature even if heat is generated by, for example, fermentation. In addition, since the inside of the closed space 10 is kept cool, there is no propagation of microorganisms and no oxidization and corrosion of the waste. Therefore, generation of gas from the waste is also prevented, and the internal pressure of the closed space 10 rises. Can be prevented for a long time, and no cracks or the like occur on the concrete shielding wall.
[0045]
Furthermore, since the nitrogen gas introduced into the closed space 10 does not deteriorate for about 50 to 100 years, it prevents fermentation of waste, propagation of insects / small animals, microorganisms, etc., and oxidation / corrosion of waste over a long period of time. be able to.
[0046]
In the above description, the case where the air inside the closed space 10 is replaced with nitrogen gas has been described, but the same effect can be obtained even if the air inside the closed space 10 is replaced with carbon dioxide gas. . However, in this case, a pipe 11a for sucking / exhausting air from the closed space 10 is provided at an upper portion in the closed space 10, and a pipe 11b for introducing carbon dioxide gas is provided at a bottom portion in the closed space 10. The provision is as described above.
[0047]
After replacing the inside of the closed space 10 with the inert gas as described above, the open / close valves 12a and 12b and the exposed piping are filled with concrete outside the concrete shielding wall. FIG. 1 (g) shows a state in which the open / close valves 12a and 12b and the exposed portion of the pipe below the open / close valves 12a and 12b are buried in the concrete block 16.
[0048]
Then, the soil covering 17 is put on the concrete block 16 and the upper concrete shielding wall, and the waste treatment facility is buried in the soil.
[0049]
Note that it is preferable to sample the gas inside the closed space 10 at intervals of about once every 5 to 10 years. In this case, the concrete block 16 is crushed with a hammer or the like by digging an embankment, and the nitrogen concentration of the gas in the upper part of the enclosed space is detected by the nitrogen concentration detector 14 in the manner shown in FIG. If it has fallen from%, the nitrogen gas may be charged again. Of course, when carbon dioxide gas is used as the inert gas, sampling of the internal gas is performed from the bottom of the closed space 10.
[0050]
【The invention's effect】
INDUSTRIAL APPLICABILITY As described above, the present invention effectively utilizes a limited waste disposal space in order to store individually compression molded and hermetically sealed waste in an enclosed space formed by a concrete shielding wall. In addition, the air inside the enclosed space containing the waste is replaced with inert gas, making it impossible for insects and small animals to inhabit. Oxidation can be prevented, and diffusion and leakage of harmful substances contained in waste can be stably prevented over a long period of time.
[0051]
In addition, since the inert gas does not deteriorate for a long period of time, the diffusion of contamination by harmful substances from the waste can be prevented for a long time. An increase in internal pressure can also be prevented.
[0052]
Further, in the present invention, since the concrete shielding wall forming the closed space is covered with the embankment, the concrete shielding wall is shielded from solar radiation and the outside air and kept in a moist state, and therefore, it is possible to prevent deterioration of the concrete and occurrence of cracks. You can also.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view showing steps of a waste disposal method according to one embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
2 belt conveyor 3 waste 4 pressing device 5 waste cube 6 waterproof sheet 7 heat welding device 8 vacuum compressor 9 packing waste cube 10 closed space 11a, 11b piping 12a, 12b opening and closing Valve 13 Vacuum compressor 14 Nitrogen concentration detecting device 15 Liquefied nitrogen cylinder 16a, 16b Concrete block 17 Covering soil

Claims (5)

コンクリート遮蔽壁で囲まれた密閉空間内部に、個々に密封された廃棄物成形体を収納し、密閉空間内部の空気を不活性ガスに置換した後、空気吸引排気及び不活性ガス導入用の各配管をコンクリート遮蔽壁の外側で密閉し、密閉空間上部のコンクリート遮蔽壁の上に盛土をすることを特徴とする廃棄物処分方法。Individually sealed waste compacts are stored inside the enclosed space surrounded by concrete shielding walls, and the air inside the enclosed space is replaced with an inert gas. A waste disposal method comprising sealing a pipe outside a concrete shielding wall and embankment on the concrete shielding wall above the enclosed space. 不活性ガスとして窒素ガスを用いることを特徴とする請求項1に記載の廃棄物処分方法。The waste disposal method according to claim 1, wherein nitrogen gas is used as the inert gas. 不活性ガスとして低温ガスを用いることを特徴とする請求項1に記載の廃棄物処分方法。The waste disposal method according to claim 1, wherein a low-temperature gas is used as the inert gas. 密閉空間内部の空気を不活性ガスに置換するに際して、密閉空間の底部から空気を吸引排気すると共に密閉空間の上部から不活性ガスとして窒素ガスを導入し、排気される空気の窒素濃度の上昇に基づいて置換作業を終了することを特徴とする請求項1に記載の廃棄物処分方法。When replacing the air inside the enclosed space with an inert gas, the air is sucked and exhausted from the bottom of the enclosed space, and nitrogen gas is introduced as an inert gas from the top of the enclosed space to increase the nitrogen concentration of the exhausted air. The waste disposal method according to claim 1, wherein the replacement operation is terminated based on the information. 置換作業後に空気吸引排気及び不活性ガス導入用の各配管をコンクリート遮蔽壁の外側で密閉した後、この密閉部分を更にコンクリート詰めにすることを特徴とする請求項1に記載の廃棄物処分方法。 After each piping for air suction evacuation and inert gas introduction after the replacement work sealed outside the concrete shielding wall, waste disposal according to claim 1, characterized in that to the sealing portion further concrete filling Method.
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