JP3592905B2 - チェンジャ付ディスクオルゴール装置及びからくり時計装置 - Google Patents

チェンジャ付ディスクオルゴール装置及びからくり時計装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスクを自動的に交換して様々な曲を演奏できるチェンジャ付ディスクオルゴール装置、及び、設定時間になると装飾体を作動させるからくり時計装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディスクの表面に形成された複数の演奏爪に応じて回転するスターホイールを介して音階板を爪弾くことにより、ディスクに刻まれた曲目を演奏するディスクオルゴール装置は、従来から良く知られている。
このようなディスクオルゴール装置を、例えば、時計装置と組合わせて使用する場合、設定時間毎に単一の曲目のみを演奏するものが一般的である。
【0003】
しかしながら、最近では、季節や、設置環境、若しくは、設定時間等に対応して、それぞれの雰囲気に応じて演奏する曲目を様々に変化させたいという要望が多くなっていた。そこで、そのような要望に基づき、複数のディスクを自動的に、しかも確実に交換できるディスクチェンジャ装置を備えたディスクオルゴール装置の登場が待たれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
チェンジャ付ディスクオルゴール装置では、通常、電源投入時若しくはリセットスイッチをオンすることによって、その装置内部のCPUやIC等がリセットされるのが一般的である。
一旦CPUやIC等がリセットされると、従来のチェンジャ付ディスクオルゴール装置のディスク搬送装置においては、動作を始める前の初期の状態、例えば、スライド装置であれば前進端から後退端まで移動し、また昇降装置であれば上昇端から下降端まで移動するという初期状態への戻り動作が必然的に行われていた。
【0005】
チェンジャ付ディスクオルゴール装置は、自動的にディスクを交換することができるが、ディスクを新しく追加したり、ディスクを嗜好に合わせた異なるディスクと交換したりする場合には、それらの行為は、当然のことながら、ユーザーに頼らざるを得ない。
このとき、ユーザーによるディスク交換中に誤ってリセットスイッチがオンされた場合、ディスク搬送装置が急に作動し始めることが考えられ、ユーザーにとって、そのような装置は、必ずしも安全性が高い装置であるとはいいがたい。
【0006】
また、ユーザーがディスクを誤った状態にセットしていた場合において、リセットスイッチがオンされるとディスク搬送装置が強引に初期状態に戻ろうとするから、ディスク搬送装置等に無理な力が加わり、装置が故障したり、破損したりすることが考えられる。
【0007】
からくり時計装置は、設定時間になると装置内部の装飾体、例えば人形体等を駆動して時計装置に嗜好性や装飾性を付加した時計装置であるが、装飾体は電池駆動されるのが一般的である。電池交換後若しくはリセットスイッチがオンされると、装飾体は電池切れで停止していた状態から初期状態へ戻されるため、装飾体が不意に動くことになり、ユーザーを驚かせる結果になることもある。
また装飾体の停止状態によっては、不意の動きによってかえって装飾体を破損する恐れもある。
【0008】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、最初の起動信号の入力後、初期動作状態へ復帰させることにより、安全性の高い、故障や破損の恐れを排除したチェンジャ付ディスクオルゴール装置及びからくり時計装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のチェンジャ付ディスクオルゴール装置は、ディスクを回転駆動して演奏を行うディスクオルゴール駆動手段と、前記ディスクを複数枚収納可能なディスク収納手段とを有し、前記ディスクオルゴール駆動手段と前記ディスク収納手段との間でディスクの搬送を行うディスク搬送手段と、初期動作時に前記ディスクオルゴール駆動手段、ディスク収納手段及びディスク搬送手段におけるディスクの有無を検出するディスク検出手段と、前記ディスク検出手段による検出の結果、ディスクが前記ディスクオルゴール駆動手段に装着されていない場合には、ディスクを前記ディスク搬送手段に搬送させ、前記ディスクオルゴール駆動手段に装着させる初期動作制御手段とを有する。
【0010】
また本発明のチェンジャ付ディスクオルゴール装置は、ディスクを回転駆動して演奏を行うディスクオルゴール駆動手段と、前記ディスクを複数枚収納可能なディスク収納手段とを有し、初期化フラグをセットするフラグセット手段と、前記フラグセット手段によってセットされたフラグの有無を検査するフラグ検査手段と、前記ディスクオルゴール駆動手段と前記ディスク収納手段との間でディスクの搬送を行うディスク搬送手段と、前記フラグ検査手段によってフラグが確認された場合、前記ディスク検出手段によって検出されたディスクの在籍位置に応じてディスクを前記ディスク搬送手段に搬送させ、前記ディスクオルゴール駆動手段に装着させる初期動作制御手段とを有する。
【0011】
本発明のからくり時計装置は、装飾体を作動させるからくり時計装置であり、電源投入時又はリセットスイッチ投入時に初期化フラグをセットするフラグセット手段と、前記装飾体の動作指示信号の入力により、前記フラグセット手段によってセットされたフラグの有無を検査するフラグ検査手段と、前記フラグ検査後、前記装飾体の可動体の位置を検出する検出手段と、前記フラグ検査手段によってフラグが確認された場合、前記検出手段の検出結果に基づいて前記装飾体を初期動作させる制御手段とを有する。
【0012】
本発明のチェンジャ付ディスクオルゴール装置によれば、初期動作時に、ディスク検出手段によって前記ディスクオルゴール駆動手段、ディスク収納手段及びディスク搬送手段におけるディスクの有無が検出される。前記ディスク検出手段によって前記ディスクオルゴール駆動手段におけるディスクが検出されない場合には、ディスク検出手段によってディスク収納手段、又は、ディスク搬送手段におけるディスクが検出される。いずれかにディスクが検出された場合、初期動作制御手段は、ディスク搬送手段を制御し、検出されたディスクをディスクオルゴール駆動手段まで搬送させ、装着させる。
【0013】
また本発明のチェンジャ付ディスクオルゴール装置によれば、フラグセット手段によって初期化フラグがセットされる。初期化フラグセット後、フラグ検査手段によってフラグの有無が検査される。前記フラグ検査手段によってフラグが確認された場合、ディスク検出手段によって前記ディスクオルゴール駆動手段、ディスク収納手段及びディスク搬送手段におけるディスクの有無が検出される。その検出位置に応じて、初期動作制御手段は、ディスク搬送手段を制御し、ディスク検出手段によって検出されたディスクをディスクオルゴール駆動手段まで搬送させ、装着させる。
【0014】
本発明のからくり時計装置によれば、電源投入時又はリセットスイッチ投入時にフラグセット手段によってフラグがセットされる。初期化フラグセット後、装飾体の動作指示信号の入力により、フラグ検査手段によってフラグの有無が検査される。前記フラグ検査手段によってフラグが確認された場合、検出手段によって装飾体の位置が検出され、さらに前記フラグ検査手段によってフラグが確認された場合、制御手段は、前記検出手段の結果に基づいて前記装飾体を初期動作させる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明のチェンジャ付ディスクオルゴール装置の一実施の形態について図面に基づいて説明する。
最初に、本チェンジャ付ディスクオルゴール装置1について図1及び図2に基づいて説明する。なお、図1は本発明のチェンジャ付ディスクオルゴール装置の一実施の形態を示す正面図であり、図2は図1に示すチェンジャ付ディスクオルゴール装置の一実施の形態の内部を説明するための側面図である。
【0016】
本チェンジャ付ディスクオルゴール装置1は、図1及び図2に示すように、筐体2の外部からディスク3の演奏状態や交換動作が視認できるように筐体正面部2aに透明カバー2bが設けられている。
また本チェンジャ付ディスクオルゴール装置1は、筐体2内部の上側に配置され、ディスク3を駆動して曲を演奏するディスクオルゴール駆動装置5と、ディスク3の演奏終了後、ディスクオルゴール駆動装置5からディスク3を取り出してディスク収納装置6内に収納し、次に演奏するディスク3をディスク収納装置6から取り出してディスクオルゴール駆動装置5まで搬送するディスクチェンジャ装置7とを有している。
【0017】
本チェンジャ付ディスクオルゴール装置1は、図示しない時計装置と組み合わせて用いられ、チェンジャ付ディスクオルゴール装置1の筐体2の上面には時計装置が設置され、固定されている。後に詳述するが、チェンジャ付ディスクオルゴール装置1は、図示しない時計装置からの正時信号の入力やモニター信号の入力によって、ディスクオルゴール駆動装置5に装着されたディスク3の演奏が開始される。
【0018】
ディスクオルゴール駆動装置5について、さらに図3〜図6を用いて説明する。なお、図3は本チェンジャ付ディスクオルゴール装置に使用されるディスクオルゴール装置を示す正面図であり、図4は図3に示すディスクオルゴール装置の側面図であり、図5は本ディスクオルゴール駆動装置のマイクロスイッチの取付け位置を説明するための斜視図であり、図6は本ディスクオルゴール装置のディスクを駆動する歯車列を説明するための分解斜視図である。
【0019】
ディスクオルゴール装置駆動5は、図2に示すように、筐体2内部の上側に配置され、筐体裏面部2cの内壁に固定されている。そして、図3及び図4に示すように、平板状に形成された基台8と、基台8上に立設され、ディスク3の中心孔を位置決めし、ディスク3を回転可能に支持するディスク回転軸9と、ディスク3を回転駆動するモータM1と、モータM1からの回転駆動力を伝達する伝達軸10と、伝達軸10を介してモータM1の回転軸の回転速度を所定の速度に減速してディスク3を回転させる図6に示す複数の減速歯車11〜14と、ディスク3のディスクオルゴール駆動装置5からの脱落を防止し、さらにディスク3を基台8方向に押しつけることによりディスク3の湾曲等を修正して演奏を安定させるディスク固定装置15と、爪部が周方向に沿って等間隔に形成されているスターホイール16と、スターホイール16を軸支する図示しないスターホイール軸に対向配置され、ディスク3上に形成された演奏用爪部17の位置に対応して、スターホイール16を介して駆動され、音を発生させるオルゴール発音体18とを有している。
【0020】
基台8上には、図3及び図5に示すように、ディスク3に装着されたアダプタ19の基台8に対向する面に当接するようにマイクロスイッチ20,21が取り付けられている。
マイクロスイッチ20は、アダプタ19に形成された切り欠き部19aを感知してディスク3の1回転による演奏完了を検出する。
マイクロスイッチ21は、ディスクオルゴール駆動装置5内のディスク3の検出、即ち、ディスク3の有無を検出する。
【0021】
基台8は、高剛性鋼板からなり、図3に示すように、基台8上には、その長手方向一端部にディスク回転軸9が立設して固定され、他端部にはモータM1が配置されている。モータM1には、例えばDCモータ等が使用され、モータM1は、図示しないモータ駆動制御回路から供給される正転若しくは逆転用駆動信号によって、正転・逆転動作が容易に可能になっている。またモータM1は、図示しないチェンジャ付ディスクオルゴール装置1のメインスイッチのオン動作等、所定の動作信号の入力により起動される。
【0022】
基台8上のディスク回転軸9とモータM1の回転軸は、図6に示すように、伝達軸10を介して連結している。モータM1の回転駆動力は、伝達軸10を介して複数の減速歯車11〜14bによって所定の速度に減速される。
伝達軸10のモータM1側の端部には、モータM1の回転軸に装着されたウォームギア11と歯合する第1の減速歯車12が取り付けられている。
また伝達軸10のディスク回転軸9側の端部には、第2の減速歯車13が取り付けられ、第2の減速歯車13はディスク回転軸9近傍の基台8上に配置された第3の減速歯車14aと歯合する。
【0023】
第1の減速歯車12は、モータM1の回転軸と伝達軸10とが直交するようにウォームギア11と歯合し、第2の減速歯車13は伝達軸10とディスク回転軸9の方向とが直交するように第3の減速歯車14aと歯合している。
第3の減速歯車14aに一体形成された第4の減速歯車14bは、図6に示すように、伝達軸10とディスク回転軸9の回転方向を変更するため歯車の回転方向が互いに直交するように構成され、ディスク3に装着されたアダプタ19の歯車部19bと歯合している。
【0024】
第1の減速歯車12〜第4の減速歯車14bには、モータM1の回転速度を最終的に所定の速度まで減速して取り出せるように、それぞれに所定の減速比が設定されている。なお、減速比は、それぞれの歯車の歯数を変更することにより自在に変更できる。
モータM1からの回転駆動力は、伝達軸10及び第1の減速歯車12〜第4の減速歯車14bを経由して減速され、アダプタ19を介してディスク3に伝達される。その結果、ディスク3が曲のテンポに合った最適な速度で回転することが可能となる。
【0025】
保持アーム装置15は、図3及び図4に示すように、ディスク3の半径より長い略長板形状に形成されたアーム22と、アーム22をスイング動作させるモータM2と、基台8に直交して設けられ、アーム22の一側に固着されてアームのスイング動作の中心軸となるアーム回転軸23と、モータM2の回転駆動力を減速してアーム22に伝達する減速歯車24とを有する。
またディスク固定装置15には、アーム22のスイングの出端及び戻り端を検出する図示しない2つのマイクロスイッチが取り付けられている。
【0026】
アーム22の他端側の先端部には、図3に示すように、アーム22のスイング動作時、ディスク回転軸9と係合してアーム22のオーバランを防止する係合部22aが形成されている。またアーム22の裏面22bには、図4に示すように、フェルト状の押圧部材25が取り付けられ、ディスク3の演奏時、ディスク3の上面をオルゴール発音体18の方向に適当な圧力で押さえつけるようになっている。
【0027】
また保持アーム装置15は、ディスク3のディスクオルゴール装置5からの脱着時、モータM2を駆動させてアーム22を図3に示す矢印A1方向にスイングさせ、ディスク3の交換作業を妨げない構成となっている。
ディスク3の交換が終了し、ディスクオルゴール駆動装置5に新たなディスク3がセットされると、保持アーム装置15は、モータM2を逆回転させてアーム22を図3に示す矢印A2方向にスイングさせ、アーム背面部22bに設けられた押圧部材25にてディスク3を押さえつける。このとき、アーム22は、アーム22先端部に形成された係合部22aをディスク回転軸9の頂部付近に係合させる。これにより、アーム22のスイングが停止し、アーム22のオーバランが防止される。
【0028】
本保持アーム装置15によれば、ディスク3がディスクオルゴール駆動装置5から脱落することを防止でき、また、アーム22がディスク3の上面をオルゴール発音体18方向に適当な圧力で押さえつけるから、ディスク3が多少変形していても良好な演奏を行うことができる。
【0029】
オルゴール発音体18は、ディスク3に形成された演奏用爪部26の位置に応じてスターホイール16を介して音を発する。オルゴール発音体18の一側には、図3に示すように、音階数に応じて設けられたクシ歯状のオルゴール弁部27が形成されている。
【0030】
オルゴール発音体18は、オルゴール弁部27のクシ歯状の先端方向がディスク3の接線方向となるように配置され、基台8上に設けられた台座部28にビス止めされている。なお、それらのビスを緩めることにより、オルゴール弁部27のクシ歯状の先端部の向きの微調整が可能である。
オルゴール発音体18のクシ歯状のオルゴール弁部27は、発音の必要な音階数に応じて設けられるが、それらは、オルゴール弁部27の厚さや長さを変更することによって音階や音程を自在に変えることができる。
【0031】
保持アーム装置15のアーム22が、図3に示す矢印A2側にスイングした状態にある場合、アーム背面部22b側には、図3及び図4に示すように、音階数に応じた複数のスターホイール16が基台8上の図示しないスターホイール軸に回転可能に軸支されている。
スターホイール16は、金属材料で形成され、図7(1)に示すように、スターホイール16外周には、周方向に沿って等間隔に、先端部を外側に向けた複数の爪部29が形成されている。なお、図7は本ディスクオルゴール装置のスターホイールとオルゴール発音体との係合関係を説明するための図である。
【0032】
爪部29は、図7(1)に示すように、順回転方向には、鋭角的なスロープ状の曲面が形成され、逆回転方向側には、外周面と直交する方向に平面が形成されている。
各々のスターホイール16は、それぞれの爪部29がそれぞれのオルゴール発音体18のオルゴール弁部27に対応するように配置され、さらに、ディスク3に形成された演奏用爪部17にもスターホイール16の爪部29がそれぞれ対応可能に配置されている。
【0033】
ディスクに刻まれた曲が演奏される時のスターホイール16及びオルゴール発音体18の動きについて、図7(1)〜(4)に基づいて詳細に説明する。
ディスクオルゴール駆動装置5にディスク3がセットされ、マイクロスイッチ21がオンし、ディスクの在籍が確認された状態で正時信号若しくはモニタ信号が入力された場合、モータM1が駆動され、ディスク3が図7(1)に示す矢印Bの(+)方向(順方向)に回転する(図7(1))。
ディスク3に形成された演奏用爪部17aがスターホイール16の爪部29aと係合したとすると(図7(2))、爪部29aは、演奏用爪部17aによってディスク3の面内方向に沿って強制的に移動させられ、それによりスターホイール16が回転する。
【0034】
スターホイール16の回転に伴って、爪部29aに後続する爪部29gがオルゴール弁部27と当接するようになり、スターホイール16の回転が進行すると、爪部29gはオルゴール弁部27をディスク3方向に持ち上げ始める(図7(3))。
さらにスターホイール16の回転が進行すると、オルゴール弁部27の先端部が爪部29gから滑り落ちて弾かれ、振動する(図7(4))。
その結果、オルゴール弁部27固有の音階の音が発生し、ディスク3に刻まれた曲の演奏が行われる。
【0035】
次に、本チェンジャ付ディスクオルゴール装置1に使用されるディスク3について図8に基づいて説明する。なお、図8は本ディスクオルゴール装置に使用されるディスクプレート及びアダプタを説明するための斜視図である。
ディスク3は、図8に示すように、ディスクプレート3aとアダプタ19とで構成され、ディスクプレート3aに形成されたアダプタ装着孔3bにアダプタ19を挿入することにより1枚のディスク3が完成する。
【0036】
ディスクプレート3aは、ステンレス等の軽金属材料で形成され、図8に示すように、円盤状に加工された材料に各曲目に応じて演奏用爪部17を形成させたものである。ディスクプレート3aには、その中心部付近に所定の内径を有する装着孔3bが形成され、さらに装着孔3b近傍には、演奏用爪部17として形成された曲目パターンの演奏開始位置を認識させる略四角形の位置決め孔3cが形成されている。
【0037】
アダプタ19は、合成樹脂等にて形成され、図8に示すように、ディスク3の回転位置を検出するための切り欠き部19aと、ディスクオルゴール駆動装置5の第4減速歯車14bと係合する図6に図示する歯車部19bと、ディスクオルゴール駆動装置5のディスク回転軸9に装着される軸孔19cと、ディスクプレート3aの装着孔3bに装着されるディスク装着部19dと、ディスクプレート3aと面密着する平面部19eと、平面部19e上に形成され、ディスクプレート3aの位置決め孔3cに挿入される突起部19fとを有し、それらを一体で形成したものである。
【0038】
切り欠き部19aと突起部19fとは、どのアダプタ19であっても軸孔19cの中心位置に対して、一定の角度を保つように設けられている。したがって、ディスク3の曲目の演奏開始位置、及び、演奏終了位置が、どのディスク3であっても常に一定になり、図5に示すように、アダプタ19に形成された切り欠き部19aを前述したマイクロスイッチ20やセンサ等を用いて検出すれば、ディスク3の演奏開始位置や演奏終了位置を容易に判別可能となる。
【0039】
次に、ディスク3を自動交換するディスクチェンジャ装置7について、図面に基づいて詳細に説明する。
本ディスクチェンジャ装置7は、図1及び図2に示すように、所定枚数のディスク3を立てた状態で保持するディスク収納装置6と、ディスク収納装置6に収納されたディスク3をディスクオルゴール駆動装置5に搬送し、演奏終了後、ディスク3をディスクオルゴール駆動装置5から抜き取ってディスク収納装置6に搬送するディスク搬送装置30とを有する。
【0040】
まず、ディスク収納装置6について詳細に説明する。
ディスク収納装置6は、図1及び図2に示すように、筐体2内部の下側に配置されており、複数枚のディスク3を筐体正面部2aから筐体裏面部2c方向に立てた状態で、しかも、等間隔に収納できるように構成されている。
具体的には、ディスク収納装置6には、図9に示すように、ディスク3を各々差し込んで収納できる所定の深さの切り込み部31を有し、各切り込み部31は各々のディスク3が互いに干渉しないように等間隔に形成されている。なお、図9は本チェンジャ付ディスクオルゴール装置1のディスク収納装置6を示す斜視図である。また各切り込み部31は、ディスク3を差し込んだとき、ディスク3に段差が生じることなく、差し込まれた各々のディスク3の回転中心が直線上に整列されるように形成されている。
【0041】
さらにディスク収納装置6の側面部の一側には、図9に示すように、後述するスライド装置37に装着された2つマイクロスイッチ47,48を、図9に示す矢印X方向へスライドさせた場合にオン・オフできる溝部32が形成されている。
【0042】
溝部32aは、切り込み部31aに対応して設けられ、切り込み部31aの位置を指示すると共に、後述するスライド装置37のスライド動作範囲における前進端をも検出できるように形成されている。溝部32aは、それらを一体で形成したので、上下方向に長い長溝型となっている。これにより、マイクロスイッチ47,48の両方とも同時にオンできる構成となっている。
【0043】
溝部32b、32c及び32dはそれぞれ、切り込み部31b、31c及び31dに対応しており、切り込み部31b、31c及び31dの位置を指示できるように形成されている。溝部32b、32c及び32dは、図9に示すように、溝部32a及び32e間に形成され、スライド装置37の動作範囲、即ち前進端位置及び後退端位置を規制する必要が無い。したがって、溝部32b、32c及び32dは、下端部を溝部32aに合わせた短溝型となっている。
【0044】
溝部32eは、ディスクオルゴール駆動装置5へのディスク3装着時、及び、ディスク3の取り出し時におけるスライド装置37の待機位置を指示するために設けられている。溝部32eは、いずれの切り込み部31も指示しないから、上端部を溝部32aに合わせた短溝型となっている。
【0045】
本実施の形態では、図9に示すように、後述するスライド装置37に装着されるマイクロスイッチ47,48は、上下に重ねた状態で使用される。
上段側の待機位置検出用マイクロスイッチ47は、ディスク収納装置6に形成された溝部32a及び32eを検出して、それぞれスライド装置37の前進端及び後退端とし、スライド装置37のオーバーランを防止させる。
【0046】
下段側のディスク収納位置検出用マイクロスイッチ48は、ディスク収納装置6に形成された溝部32a、32b、32c及び32dを検出して、各々の切り込み部(以下、「ディスク収納位置」という)31を検出する。
したがって、溝部32aは、ディスク収納位置31aの位置をマイクロスイッチ47で、またスライド装置37の前進端の位置をマイクロスイッチ48でそれぞれ同時に検出させる。
【0047】
またディスク収納装置6の他端の側面部には、図10に示すように、マイクロスイッチ33が、ディスク3の収納時若しくは取り出し時にオン・オフできるように各ディスク収納位置31に埋め込まれている。なお、図10は図9に示すディスクホルダ装置のC−C、及び、図11に示すディスク把持装置のD−Dに沿う断面図である。
【0048】
マイクロスイッチ33を設けたことにより、ディスク収納装置6内の各ディスク収納位置31毎にディスク3が有るか否かが検出できるようになり、ディスク収納装置6におけるディスク3が収納されていない空スペースが容易に捜し出せるようになっている。
【0049】
本ディスク収納装置6によれば、ディスク3を立てた状態で収納するので、筐体正面部2a方向からの外観性、及び、ディスクの識別性を良好に確保できる。また、筐体2内部にさらに大きなスペースが確保できれば、ディスク収納装置6に筐体背面部2cに向かって上昇する段差を設けることが可能となり、これにより、ディスク3の視認性が一層向上し、所望の曲が容易に検索できるようになる。
【0050】
次に、ディスク搬送装置30について詳細に説明する。
ディスク搬送装置30は、図1及び図2に示すように、ディスク3搬送時にディスク3を保持するディスク把持装置35と、ディスク把持装置35を上下動させてディスク3をディスク収納装置6から取り出し、若しくは、ディスク収納装置6に収納するピックアップ装置36と、ピックアップ装置36を筐体正面部2a側及び筐体裏面部2c側方向(以下、「前後方向」という)にスライドさせてディスク3をディスクオルゴール駆動装置5にセットし、若しくは、ディスクオルゴール駆動装置5から取り出すスライド装置37とを有している。
【0051】
スライド装置37を図11及び図12に基づいて詳細に説明する。なお、図11は本チェンジャ付ディスクオルゴール装置のスライド装置を説明するための正面図であり、図12は図11に示すスライド装置を説明するための側面図である。
【0052】
スライド装置37は、図11及び図12に示すように、筐体2内部に収納され、筐体2内壁に固定された枠体状の固定フレーム38と、固定フレーム38の枠体内部に配置され、固定フレーム38内を前後方向にスライドする可動フレーム39と、固定フレーム38内部の上下端に配置され、可動フレーム39のスライド方向をガイドするガイドレール40と、可動フレーム39をスライドさせる駆動力を与えるスライド駆動装置41と、中央部近傍にスライド駆動装置41が装着され、両側の固定フレーム38a,38bに連結固定された水平フレーム42と、スライド駆動装置41により回転駆動され、上下の固定フレーム38c,38d間の中央部近傍に回転可能に軸支された伝達シャフト43と、伝達シャフト43の両端に軸支され、上下の固定フレーム38c,38dの内側に配置された原動プーリ44と、上下の固定フレーム38c,38dの筐体正面部2a側端部に設けられた従動プーリ45と、原動プーリ44の回転力を従動プーリ45に伝達し、所定位置に可動フレーム39の一部が固着されている伝達ベルト46とで構成されている。
【0053】
またスライド装置37は、先に述べたように、図示しないスライド基台上に上下に重ねた状態で配置され、図11及び図12に示すように、ディスク収納装置6の側面に形成された溝部32を検出する2つのマイクロスイッチ47,48を有している。
【0054】
本スライド装置37によれば、スライド駆動装置41に駆動電圧が印加されると、伝達シャフト43が回転する。伝達シャフト43が回転すると伝達シャフト43の両端に配置された原動プーリ44が回転し、それに応じて従動プーリ45も伝達ベルト46を介して回転する。伝達ベルト46には、所定位置に可動フレーム39の一部が固着されているから、伝達ベルト46の作動に応じて可動フレーム39がスライドする。
【0055】
可動フレーム39はガイドレール40を介して固定フレーム38と内接しており、またガイドレール40は、図11に示すように、筐体2中心部の上下端に配置されている。そのため、筐体2の左右のバランスを最適化できる。したがって、比較的少ない駆動力で、高精度に、しかも、スムーズに可動フレーム39をスライド動作をさせることができる。
【0056】
スライド駆動装置41についても、図11に示すように、筐体2中央部近傍に配置されている。そのため、筐体2の左右のバランスを良好に維持でき、チェンジャ付ディスクオルゴール装置1の動作が安定する。またスライド駆動装置41は、ディスク3がディスク収納装置6に収納されている場合、ディスク3の後方側に存在するので、外部から視認されることがなく美観が向上する。
【0057】
ピックアップ装置36について、図13及び図14に基づいて詳細に説明する。なお、図13は本チェンジャ付ディスクオルゴール装置のピックアップ装置を説明するための正面図であり、図14は図13に示すピックアップ装置を説明するための側面図である。
【0058】
ピックアップ装置36は、図13及び図14に示すように、下側可動フレーム39aに装着され、ディスク把持装置35を上下動させるピックアップ駆動装置49と、ピックアップ駆動装置49により回転駆動され、両側の可動フレーム39b,39cの下端部間に水平、且つ、回転可能に軸支された伝達シャフト50と、伝達シャフト50両端に軸支され、両側の可動フレーム39b,39cより外側に配置された原動プーリ51と、両側の可動フレーム39b,39cの所定位置に固定された従動プーリ52と、原動プーリ51の回転力を従動プーリ52に伝達し、筐体正面部2a側の所定位置にディスク把持装置35が固着されている伝達ベルト53とで構成されている。
【0059】
またピックアップ装置36は、図13に示すように、ピックアップ装置36の上昇端及び下降端を検出するマイクロスイッチ54,55を有している。マイクロスイッチ54は、ディスク把持装置35aに取り付けられ、ピックアップ装置36の上昇端を検出する。マイクロスイッチ55は、ディスク把持装置35bに取り付けられ、ピックアップ装置36の下降端を検出する。
【0060】
本ピックアップ装置36によれば、ピックアップ駆動装置49に駆動電圧が印加されると、伝達シャフト50が回転する。伝達シャフト50が回転すると伝達シャフト50の両端に配置された原動プーリ51が回転し、それに応じて従動プーリ52も伝達ベルト53を介して回転する。伝達ベルト53には、筐体正面部2a側の所定位置にディスク把持装置35が固着されているから、伝達ベルト53の作動に応じてディスク把持装置35が上下動する。
【0061】
本ピックアップ装置36によれば、左右のディスク把持装置35a及び35bが1本の伝達シャフト50で結合され、駆動源も共有している。このため、ディスク把持装置35は、ディスク3を水平な状態を維持したまま上下動する。
また本ピックアップ装置36によれば、スライド装置37の可動フレーム39内にディスク把持装置35を含むピックアップ装置36が形成されているので、ディスク把持装置35の位置を前後方向、並びに、上下方向に2次元的に移動させることができる。
【0062】
ディスク把持装置35は、図15に示すように、2枚の薄板にディスク3の両端を保持するディスク収納位置351が形成され、ディスク把持装置35にディスク3の検出をするマイクロスイッチ56が埋め込まれている。なお、図15は本チェンジャ付ディスクオルゴール装置のディスク把持装置を示す斜視図である。
マイクロスイッチ56は、筐体正面部2a側からみた場合の左側のディスク把持装置35bに装着されている。
【0063】
左右のディスク把持装置35a及び35bとディスク収納装置6との間には、所定のクリアランスが設けられている。これにより、ディスク把持装置35a及び35bのスライド動作、若しくは、昇降動作時におけるディスク把持装置35a及び35bとディスク収納装置6との干渉が回避される。
【0064】
次に、本チェンジャ付ディスクオルゴール装置1の制御回路について図16に基づいて説明する。なお、図16は本チェンジャ付ディスクオルゴール装置の制御回路を説明するためのブロック図である。
図16に示すように、チェンジャ付ディスクオルゴール装置1(以下、単に「オルゴール装置1」と呼ぶ)は、オルゴール装置1を起動させる起動入力部61と、外部からの入力に基づいてオルゴール装置1の動作を制御させる動作制御入力部62と、オルゴール装置1の動作を初期状態にリセットさせる初期化入力部63と、ディスク3の在籍位置及びチェンジャ装置7等の動作状態の検出結果に基づいて制御させるオルゴール装置1を制御させる装置制御入力部64とを有する入力部と、既に述べたディスクオルゴール駆動装置5及びディスク搬送装置30とを有する出力部と、各入力部からの入力結果に基づいて各出力部を制御する制御回路65とで構成される。
【0065】
図示しない時計装置に設けられ、予め設定された時刻になると接点がオンする正時接点61a、及び、強制的にオルゴール装置1を作動させるモニタスイッチ61bからの入力信号は、起動入力部61によって制御回路65に出力される。正時接点61aが入力されてもオルゴール装置1を作動させない作動停止スイッチ62a、時計装置に設けられ、外部の明るさを検出してオルゴール装置1を作動させ又は停止させるCdSセンサ62bからの入力信号は、動作制御入力部62によって制御回路65に出力される。
オルゴール装置1の動作を初期の状態にリセットさせるリセットスイッチ63aからの入力信号は、初期化入力部63によって制御回路65に出力される。
【0066】
図13に示すピックアップ装置36の上昇端及び下降端を検出する上昇端検出マイクロスイッチ54及び下降端検出マイクロスイッチ55、図11及び12に示すスライド装置37の前進・後退端を検出する待機位置検出用マイクロスイッチ47及びディスク収納装置6内のホルダの位置を検出するホルダ位置検出用マイクロスイッチ48、図10及び図13に示すディスク収納装置6の各ディスク収納位置に配置され、各ディスク収納位置のディスク3の有無を検出するディスク検出用マイクロスイッチ33a〜33d、図3及び図5に示すディスクオルゴール駆動装置5内のディスク3の有無を検出するディスク検出用マイクロスイッチ21、及び、図10及び図13に示すディスク把持装置35bに配置され、ディスク把持装置35内のディスク3の有無を検出するディスク検出用マイクロスイッチ56からの入力信号は、装置制御入力部64によって制御回路65に出力される。
【0067】
制御回路65は、図11に示すスライド駆動装置41内の駆動モータM3、及び、図13に示すピックアップ駆動装置49内の駆動モータM4をそれぞれ制御する。なお、駆動モータM3及び駆動モータM4は、正転及び逆転のいずれの方向にも駆動される。また制御回路65は、ディスクオルゴール駆動装置5のディスク3を回転駆動する図3に示す駆動モータM1を制御する。なお、駆動モータM1は、正転方向にのみ駆動される。
【0068】
制御回路65は、起動入力部61からの入力があった場合、装置制御入力部64内の入力状態を確認した後、ディスクオルゴール駆動装置5内にディスク3が存在しなければ、駆動モータM1,M3を駆動してディスク搬送装置30を作動させ、ディスク3をディスクオルゴール駆動装置5にセットさせ、駆動モータM4を駆動してディスク3を演奏させる。演奏終了後、再び装置制御入力部64内の入力状態を確認してディスク3を収納する位置を決め、ディスク搬送装置30を作動させてディスク収納装置6内の空のディスク収納位置にディスク3を収納させる。
【0069】
また制御回路65は、初期化入力部63からの入力があった場合、制御回路65を初期化し、初期化フラグをセットさせる。このあと、起動入力部61からの入力があった場合、初期化フラグの有無の検査を行い、初期化フラグが存在しない場合には、制御回路65は上述した動作と同様の動きをする。
【0070】
初期化フラグが存在する場合、制御回路65は、装置制御入力部64内の入力状態を確認した後、ディスクオルゴール駆動装置5内にディスク3が存在しなければ、駆動モータM1,M3を駆動してディスク搬送装置30を作動させ、ディスク3をディスクオルゴール駆動装置5にセットさせる。さらに、スライド装置37を作動させてディスク収納装置6の収納可能枚数を検出させる。その後、制御回路は、駆動モータM4を駆動してディスク3を演奏させ、上述したディスク交換動作を行う。
【0071】
なお、ディスクオルゴール駆動装置5内にディスク3が存在していれば、駆動モータM1,M3を駆動してディスク搬送装置30を一旦原位置に復帰させ、再び装置制御入力部64内の入力状態を確認した後、駆動モータM4を駆動してディスク3を演奏する。演奏終了後の動作は、上記と同様である。
【0072】
また制御回路65は、動作制御入力部62から作動停止スイッチ62a「オン」及びCdSセンサ62b「暗」の入力があった場合、オルゴール装置1の作動を一切停止させる。なお、作動停止状態のとき、起動入力部61のモニタスイッチ61bから「オン」入力があれば、オルゴール装置1のモニタは可能である。さらに制御回路65は、初期化入力部63からリセットスイッチ「オン」の入力があった場合、装置制御入力部64内の入力状態を確認した後、駆動モータM3,M4を駆動してディスクオルゴール駆動装置5内を空にし、ディスク搬送装置30を原位置に復帰させる。
【0073】
次に、本オルゴール装置1の動作を図17〜20のフローチャートに基づいて詳細に説明する。なお、図17及び18は、本チェンジャ付ディスクオルゴール装置の動作方法を示すフローチャートである。また図19は、本チェンジャ付ディスクオルゴール装置のディスクオルゴール装置にディスクを装着する動作を示すフローチャートであり、図20は、本チェンジャ付ディスクオルゴール装置のディスクオルゴール装置からディスク収納装置にディスクを収納する動作を示すフローチャートである。
【0074】
本オルゴール装置1では、図21に示すように、スライド装置37が筐体裏面部2c側にスライドした状態、即ちスライド装置37が後退端(図9に示す溝部32eの位置)で、ピックアップ装置36が下降端で、しかもディスク把持装置がディスクを保持していない状態、さらに図示しない保持アーム装置15のスイングが戻り端の状態(以下、ディスク搬送装置30の「原位置」と呼ぶ)を初期状態とする。なお、図21は本チェンジャ付ディスクオルゴール装置の動作前の初期状態を示す側面図である。
【0075】
上述した初期状態において、電源投入後、初期化入力部63のリセットスイッチ63aがオン状態にある(S1)と、制御回路65が初期化され、初期化フラグがセットされる(S2)。
初期化フラグセット後、各装置と制御回路65とのI/Oチェック等のテストが必要かどうか判断され(S3)、オルゴール装置1購入後初めて使用する場合等(S3「YES」選択)、テストルーチンプログラムが実行される(S4)。それ以外の場合(S3「NO」選択)、起動入力部62のモニタスイッチ61bの入力状態が判断される(S5)。
【0076】
モニタスイッチ61bがオン状態であれば(S5「YES」選択)、後述する一連のディスク3の演奏作業(以下、「主動作」と呼ぶ)が行われる(S11)。モニタスイッチ61bがオフ状態あれば(S5「NO」選択)、起動入力部62の正時接点61aの入力状態が判断される(S6)。
正時接点61aがオン状態であれば(S6「YES」選択)、動作制御入力部62の動作停止スイッチ62aの入力状態が判断される(S9)。
【0077】
作動停止スイッチ62aがオン状態であれば(S9「YES」選択)、上述したようにオルゴール装置1は作動されず、モニタスイッチ61bの入力状態が再び判断される(S5)。
作動停止スイッチ62aがオフ状態であれば(S9「NO」選択)、さらに同じ動作制御入力部62内のCdSセンサ62bの入力状態が判断される(S10)。
【0078】
CdSセンサ62bの明暗判断において、外部が暗い状態である場合(S10「YES」選択)、オルゴール装置1の主動作は実行されず、モニタスイッチ61bの入力状態が再び判断される(S5)。
CdSセンサ62bの明暗判断において、外部が明るい状態である場合(S10「NO」選択)、オルゴール装置1の主動作が実行され、ディスク3が演奏される(S11)。
【0079】
モニタスイッチ61bがオフ状態(S5「NO」選択)で、正時接点61aがオフ状態であれば(S6「NO」選択)、モニタスイッチ61b及び正時接点61aがオフ状態であることの確認が行われる(S7)。
このとき、モニタスイッチ61b及び正時接点61aがともにオフ状態であれば(S7「YES」選択)、制御回路65は、スタンバイモードに入り、オルゴール装置1の作動準備状態が維持される(S8)。
【0080】
モニタスイッチ61b及び正時接点61aがともに、若しくは、何れかがオン状態であれば(S7「NO」選択)、制御回路65が運転準備状態を維持しないままモニタスイッチ61bの入力状態が判断され(S5)、モニタスイッチ61b、若しくは、正時接点61aの入力待ちの状態となる。
なお、一連の主動作が完了した場合、モニタスイッチ61b、及び、正時接点61aの入力状態の確認が行われる。
【0081】
次に、オルゴール装置1の主動作について説明する。
既に述べたように、主動作が行われる条件としては、起動入力部61のモニタスイッチ61aがオン状態であること、及び、起動入力部61の正時接点61bがオン状態にあり、動作制御入力部62の作動停止スイッチ62aがオン状態ではなく、しかも動作制御入力部62のCdSセンサ62bによって外部が明るいと判断されていること、の以上2通りがある。
【0082】
上記条件をクリアした場合、まず最初に、リセットスイッチ63aがオン状態のときに(S1)セットされた初期化フラグの有無が確認される(S21)。
初期化フラグが存在しない場合(S21「NO」選択)、即ちリセットスイッチ63aのオン状態後既に1回以上動作している場合、初期化に伴うディスク3の存在位置や各装置の作動状態のチェックを行い、各装置を原位置復帰させる動作(以下、「初期動作」と呼ぶ)のフローがバイパスされ、ディスクオルゴール駆動装置5内にディスク3が存在するかどうかがマイクロスイッチ21によって確認される(S37)。
【0083】
なお、本実施の形態のオルゴール装置1では、上述した初期動作は、リセットスイッチ63aをオン状態にしても直ちに行われない構成となっている。上述した主動作が行われる条件に適合した場合、即ち、オルゴール装置1を動作させる信号の入力によって始めて初期動作が行われる。
【0084】
初期化フラグが存在する場合(S21「YES」選択)、まず、ディスク3の存在位置を明確にする必要性から、ディスクオルゴール駆動装置5内にディスク3が存在するかどうかがマイクロスイッチ21によって確認される(S22)。マイクロスイッチ21がオン状態、即ちディスクオルゴール駆動装置5内にディスク3が存在する場合(S22「YES」選択)、次に、ディスク把持装置35がディスク3を保持しているかどうかマイクロスイッチ56によって確認される(S23)。
【0085】
マイクロスイッチ56がオフ状態、即ちディスク把持装置35にディスク3が存在しない場合(S23「NO」選択)、スライド装置37が後退端かどうか待機位置検出用マイクロスイッチ47によって確認される(S24)。
このとき、待機位置検出用マイクロスイッチ47がオフ状態、即ちスライド装置37が後退端でない場合(S24「NO」選択)、制御回路65によってオルゴール装置1が異常動作状態であると判断され、初期動作をバイパスしてディスク3の演奏を行う動作(以下、「通常動作」と呼ぶ)がバイパスされ、主動作が終了する。
【0086】
マイクロスイッチ47がオン状態、即ちスライド装置37が後退端である場合(S24「YES」選択)、スライド装置37は、筐体正面部2a方向に待機位置検出用マイクロスイッチ47が再びオン状態になるまでスライドを始める。このとき、ホルダ位置検出用マイクロスイッチ48のオン・オフ回数をカウントすることにより、ディスクホルダ装置6のディスク3の収納可能枚数が検出される(S30)。前進端到達後、スライド装置37は再び後退端に戻り、オルゴール装置1の原位置に復帰する(S31)。
【0087】
マイクロスイッチ56がオン状態、即ちディスク把持装置35にディスク3が存在する場合(S23「YES」選択)、ピックアップ装置36はディスク把持装置35の保持しているディスク3をディスク収納装置6に収納し、さらにスライド装置37は後退端まで後退し、原位置復帰動作が行われる(S29)。その後、上述したホルダ数カウント(S30)に続いて、原位置復帰動作が行われる(S31)。
【0088】
初期化フラグは存在するが(S21「YES」選択)、マイクロスイッチ21がオン状態ではなく、ディスクオルゴール駆動装置5にディスク3が存在しない場合(S22「NO」選択)、ディスク把持装置35がディスク3を保持しているかどうかマイクロスイッチ56によって確認される(S25)。
マイクロスイッチ56がオン状態、即ちディスク把持装置35にディスク3が存在する場合(S25「YES」選択)、スライド装置37がディスク収納装置6のどのホルダ位置にいるのかホルダ位置検出用マイクロスイッチ48によって検索される(S26)。
【0089】
ホルダ位置検出用マイクロスイッチ48がオン状態でない場合(S26「NO」選択)、図9に示すように、ディスク収納装置6の側面部に形成された溝部32の構成上、スライド装置37は溝部32eの位置、即ち後退端に存在している判断され、次に、ディスク把持装置35の存在位置がピックアップ装置36に設けられた上昇端検出用マイクロスイッチ54、及び、下降端検出用マイクロスイッチ55によって検出される(S27)。
【0090】
下降端検出用マイクロスイッチ55がオン状態である場合(S27「YES」選択)、ピックアップ装置36は下降端であり、またスライド装置37は後退端であり、さらにディスク把持装置35にはディスクが装着された状態である。このとき、各装置をどのように動かしても原位置に復帰させることは不可能であるから、制御回路65によってオルゴール装置1は異常動作状態であると判断され、ステップS27以降の初期動作のフロー、及び、通常動作のフローがバイパスされ、主動作が終了する。
【0091】
上昇端検出用マイクロスイッチ54がオン状態である場合(S27「NO」選択)、ディスク把持装置35は上昇端であり、スライド装置37は後退端であるから、ディスク3の装着動作を行う状態であると判断され、ディスク3のディスクオルゴール駆動装置5への装着動作が行われる(S28)。
なお、ディスク収納装置6内のディスク3のディスクオルゴール駆動装置5への装着動作、ディスク3のディスクオルゴール駆動装置5からの取り出し動作、及び、ディスク3のディスク収納装置6への収納動作については、後で詳述する。
【0092】
ディスク3の装着動作終了後、原位置復帰動作が行われ(S29)、さらにディスク収納装置6のディスク3の収納可能枚数がスライド装置37を用いてカウントされる(S30)。再び各装置が原位置に復帰されると(S31)、初期動作(S22〜S36)のフローはすべて終了し、続いてディスク3を演奏する通常動作が実行される。
【0093】
ホルダ位置検出用マイクロスイッチ48がオン状態である場合(S26「YES」選択)、ディスクホルダ装置6のいずれかのホルダ位置にピックアップ装置36が存在し、またこのとき、ディスク把持装置35にはディスク3が存在しているから、ディスク把持装置35の存在位置を、上昇端検出用マイクロスイッチ54及び下降端検出用マイクロスイッチ55によって検出する動作(S27)は実行されず、バイパスされる。その後、ディスク3がディスクオルゴール駆動装置5へ装着され(S28)、上述したステップS29〜S31の動作を経て初期動作(S22〜S36)が完了する。
【0094】
ディスク検出用マイクロスイッチ56がオフ状態、即ちディスク把持装置35にディスク3が存在しない場合(S25「NO」選択)、原位置復帰動作が実行され(S32)、先に述べたステップS30と同様に、ホルダ位置検出用マイクロスイッチ48を有するスライド装置37を使用して、ディスク収納装置6のディスク収納枚数がカウントされる(S33)。
収納枚数カウント後、ディスク収納装置6の各ホルダディスク収納位置31a〜31dに埋設されたディスク検出用マイクロスイッチ33a〜33dによって各収納位置毎にディスク検索が行われる(S34)。
【0095】
ディスク検出用マイクロスイッチ33a〜33dによってディスク検索された結果、マイクロスイッチ33a〜33dのいずれかがオン状態にあり、いずれかの収納位置にディスク3が在籍すると判断された場合(S34「YES」選択)、スライド装置37は、ディスク収納装置6上に在籍しているディスク3の内、最も筐体正面部2a側のディスク3をピックアップできる位置に移動する(S35)。それから、上記最前列のディスク3をピックアップ装置36によってピックアップし、ディスクオルゴール駆動装置5にディスク3を装着する(S36)。その後、各装置を原位置に復帰させ(S31)、初期動作(S22〜S36)は完了する。
【0096】
ディスク検出用マイクロスイッチ33a〜33dによってディスク検索された結果、マイクロスイッチ33a〜33dのすべてがオフ状態であり、いずれの収納位置にもディスク3が在籍しないと判断された場合(S34「NO」選択)、各装置を原位置に復帰させ(S45)、初期化入力部63のリセットスイッチがオン状態のときにセットされた初期化済みのフラグがクリアされる(S46)。これにより、主動作が終了し、オルゴール装置1はディスク3の装着待ちの状態になる。
【0097】
なお、一旦初期化フラグがクリアされると、正時接点61a若しくはモニタスイッチ61bがオン状態になっても、初期化フラグの有無の確認が主動作の最初のステップで実行されるから(S21)、初期動作(S22〜S36)は常時バイパスされることになる。
【0098】
次に、主動作の中の通常動作(S37〜S46)について説明する。
初期動作終了後、ディスクオルゴール駆動装置5、及び、ディスク搬送装置30は、ともに原位置状態である。
通常動作においても同様に、最初に、ディスクオルゴール駆動装置5内にディスク3が存在するかどうかがマイクロスイッチ21によって確認される(S37)。
【0099】
ディスク検出用マイクロスイッチ21がオフ状態、即ちディスクオルゴール駆動装置5内にディスク3が存在しない場合(S22「NO」選択)、ディスクホルダ装置6の各ホルダディスク収納位置31a〜31dに埋設されたディスク検出用マイクロスイッチ33a〜33dによって、各収納位置毎にディスク3が在籍するかどうかの検索が行われる(S34)。
【0100】
既に述べたように、ディスク検出用マイクロスイッチ33a〜33dのいずれかがオン状態にあり、ディスク収納装置6上にディスク3が在籍すると判断された場合(S34「YES」選択)、スライド装置37は、ディスク収納装置6上に在籍しているディスク3の内、最も筐体正面部2a側のディスク3をピックアップできる位置に移動する(S35)。それから、上記最前列のディスク3をピックアップ装置36によってピックアップし、ディスクオルゴール駆動装置5にディスク3を装着し(S36)、各装置を原位置に復帰させる(S31)。これにより、でディスク検出用マイクロスイッチ21がオン状態になり(S37「YES」選択)、通常動作のフローが進行する。
【0101】
また既に述べたように、ディスク検出用マイクロスイッチ33a〜33dのすべてがオフ状態であり、いずれのホルダ位置もディスク3が在籍しないと判断された場合(S34「NO」選択)、各装置を原位置に復帰させ(S45)、初期化入力部63のリセットスイッチ63aがオン状態のときにセットされた初期化済みのフラグがクリアされる(S46)。
これにより、主動作が終了し、オルゴール装置1はディスク3の装着待ちの状態になる。
【0102】
ディスク検出用マイクロスイッチ21がオン状態、即ちディスクオルゴール駆動装置5内にディスク3が存在する場合(S22「YES」選択)、ディスク3が駆動モータM1によって回転駆動され、オルゴール演奏される(S38)。演奏終了後、ディスク収納装置6の各ホルダディスク収納位置31a〜31dに埋設されたディスク検出用マイクロスイッチ33a〜33dによって、各収納位置毎に、ディスク3が在籍するかどうか検索される(S39)。
【0103】
ディスク検出用マイクロスイッチ33a〜33dがすべてオフ状態であり、いずれの収納位置にもディスク3が在籍しないと判断された場合(S39「NO」選択)、ディスクオルゴール駆動装置5に装着されているディスク3しかオルゴール装置1内に存在していないから、ディスクオルゴール駆動装置5からディスク3を抜き取る動作は行われず、ディスク収納装置6の空ホルダの位置も検索されない。したがって、起動入力部61の正時接点61a若しくはモニタスイッチ61bがオン状態となっても、常に同じディスク3が演奏される。
【0104】
ディスク検出用マイクロスイッチ33a〜33dのいずれかがオン状態にあり、ディスク収納装置6上にディスク3が在籍すると判断された場合(S39「YES」選択)、ディスク収納装置6上のどの位置のホルダが空いているか、ディスク検出用マイクロスイッチ33a〜33dのいずれがオン状態であるのかを検索することによって行われる(S40)。
【0105】
ディスク検出用マイクロスイッチ33a〜33dのすべてがオン状態である、即ちディスク収納装置6上に空ホルダが1つも存在しない場合(S40「NO」選択)、ディスクオルゴール駆動装置5上のディスク3を収納する場所が存在しないため、ディスク3の交換動作を行うことは不可能となる。
【0106】
ディスク3の収納場所が存在しない場合、各装置を原位置に復帰させ(S45)、初期化入力部63のリセットスイッチ63aがオン状態のときにセットされた初期化済みのフラグがクリアされる(S46)。
これにより、主動作が終了し、オルゴール装置1はディスクホルダ装置6上のディスク3抜き取り待ちの状態となる。
【0107】
ディスク検出用マイクロスイッチ33a〜33dのいずれか1つ以上がオフ状態、即ちディスク収納装置6上に空ホルダが1つ以上存在する場合(S40「YES」選択)、ディスクオルゴール駆動装置5上のディスク3の空ホルダへの収納作業が行われる(S41)。
ディスク3のディスク収納装置6への収納作業終了後、再び、ディスク検出用マイクロスイッチ33a〜33dによって、各ホルダ位置毎にディスク収納装置6上のディスク3の検出が検索される(S42)。
【0108】
ディスク検出用マイクロスイッチ33a〜33dがすべてオフ状態であり、いずれのホルダ位置にもディスク3が在籍しないと判断された場合(S42「NO」選択)、ディスク3をオルゴール装置1の使用者がディスク収納装置6から故意に抜き取ったものと判断し、上述したように、各装置を原位置に復帰させ(S45)、リセットスイッチ63aがオン状態のときにセットされた初期化済みのフラグがクリアされる(S46)。
これにより、主動作が終了し、オルゴール装置1はディスク3のディスク収納装置6への装着待ち状態となる。
【0109】
ディスク検出用マイクロスイッチ33a〜33dのいずれかがオン状態にあり、ディスク収納装置6上にディスク3が在籍すると判断された場合(S42「YES」選択)、スライド装置37が、次にディスクオルゴール駆動装置5に装着されるディスク3の位置にスライドする(S43)。
このとき、ディスク収納装置6上に複数のディスク3が在籍している場合、次に装着されるディスク3は、筐体正面部2aに近いほうが優先される。即ち、図19を用いて説明すると、ディスク3aからディスク3dの方向に順番に演奏される。
【0110】
スライド装置37が次に装着されるディスク3の位置まで到達した後、ピックアップ装置36がディスク把持装置35にそのディスク3を保持したまま上昇し、スライド装置37が再び後退してディスクオルゴール駆動装置5にディスク3がセットされる(S44)。
ディスク3セット後、各装置を原位置に復帰させ(S45)、初期化済みのフラグがクリアされ(S46)、オルゴール装置1の主動作が終了する。
これにより、オルゴール装置1は、正時接点61a若しくはモニタスイッチ61bのオン状態待ちの状態となる。
【0111】
次に、本オルゴール装置1のディスク3のディスクオルゴール駆動装置5への装着動作、及び、ディスクオルゴール駆動装置5からディスク収納装置6への収納動作について図19及び20に示すフローチャート及び図21〜25に基づいて説明する。なお、図22は本チェンジャ付ディスクオルゴール装置が第1番目のディスクをピックアップする状態を示す側面図、図23は第1番目のディスクをピックアップしたピックアップ装置が上昇端に到達した状態を示す側面図、図24は第1番目のディスクをディスクオルゴール装置にセットした状態を示す側面図、図25は図24に示す状態にある本チェンジャ付ディスクオルゴール装置の正面図である。
【0112】
まず、オルゴール装置1のディスク3のディスクオルゴール駆動装置5への装着動作について説明する。
図18に示すフローチャートにおいて、例えば、図21に示すように、ディスクオルゴール駆動装置5及びディスク把持装置35にディスク3が存在せず、ディスク収納装置6にのみディスク3が存在し、また保持アーム装置15のスイングが戻っている場合、本オルゴール装置1は、ディスク装着動作の段階(S28、又は、S36)に入る。
【0113】
最初に、スライド装置37を図21に示す矢印のXプラス方向に、ディスク3a〜ディスク3dのうちディスクオルゴール駆動装置5への装着が最も優先されるディスク3aの位置(前進端位置)まで前進させる(S101)。
【0114】
図22に示すように、スライド装置37が前進端に到達すると(待機位置検出用マイクロスイッチ47オン、ホルダ位置検出用マイクロスイッチ48オン)、ピックアップ装置36が図22に示す矢印のZプラス方向に上昇する(S102)。ピックアップ装置36が所定の距離だけ上昇すると、ディスク把持装置35はディスク3aをディスク収納装置6から受け取り保持するが、このとき、ディスク検出用マイクロスイッチ56によってディスク3aが保持されているかどうか確認される(S103)。
【0115】
その結果、ディスク把持装置35にディスク3aが保持されていなければ(S103「NO」選択)、ピックアップ装置36は再び下降し(S104)、ディスク3aの一連の受け取り動作を行う。
ディスク把持装置35にディスク3aが保持されていれば(S103「YES」選択)、ピックアップ装置36は上昇端まで上昇する(上昇端検出用マイクロスイッチ54オン)。
【0116】
図23に示すように、ピックアップ装置36が上昇端に到達すると、次に、スライド装置37が図23に示す矢印のXマイナス方向に後退する(S105)。図24に示すように、スライド装置37が後退端に到達(図9に示す溝部32eの位置で待機位置検出用マイクロスイッチ47オン)したとき、ディスク3aがディスクオルゴール駆動装置5に装着される。このとき、ディスク検出用マイクロスイッチ21によって、ディスクオルゴール駆動装置5上にディスク3aが存在するかどうか確認される(S106)。
【0117】
その結果、ディスクオルゴール駆動装置5にディスク3aが在籍していなければ(S106「NO」選択)、スライド装置37は再び前進し(S107)、ディスク3aのディスクオルゴール駆動装置5への一連の装着動作を行う。
ディスクオルゴール駆動装置5にディスク3aが在籍していれば(S106「YES」選択)、図25に示すように、ディスクオルゴール駆動装置5に取り付けられた保持アーム装置15のスイングが出て(S108)、ディスク3aを保持する。その後、ピックアップ装置36は下降し(S109)、下降端到達後(下降端検出用マイクロスイッチ55オン)、ディスク3aのオルゴール演奏が開始される。
【0118】
次に、ディスク3aのディスクオルゴール駆動装置5からディスク収納装置6への収納動作について説明する。
図18に示すフローチャートにおいて、オルゴール演奏が終了し、ディスク収納装置6の空ホルダ位置の検索が終了した段階で、ディスクの収納動作の段階に入る(S41)。
【0119】
最初に、下降端に待機しているピックアップ装置36を、例えば図24に示す矢印のZプラス方向に上昇させる(S201)。上昇端到達後(上昇端検出用マイクロスイッチ54オン)、ディスク把持装置35のディスク検出用マイクロスイッチ56によってディスク3aが保持されているかどうか確認される(S202)。
その結果、ディスク把持装置35にディスク3aが保持されていなければ(S202「NO」選択)、ピックアップ装置36は再び下降し(S203)、ディスク3aの一連の受け取り動作を行う。
【0120】
ディスク把持装置35にディスク3aが保持されていれば(S202「YES」選択)、図25に示すように、保持アーム装置15のアーム22のスイングが戻され(S204)、ディスク3aをディスクオルゴール駆動装置5から取り出し可能となる。
次に、スライド装置37があらかじめ検索された空ホルダ位置、例えば図23に示すディスク収納位置31aの位置まで前進する(S205)。
【0121】
空ホルダ位置まで到達後(図9に示す溝部32aの位置で待機位置検出用マイクロスイッチ47オン、ホルダ位置検出用マイクロスイッチ48オン)、ピックアップ装置36はそのまま下降し(S206)、ディスクホルダ装置36にディスク3aを収納する。このとき、ディスク収納装置6に装着されたディスク検出マイクロスイッチ33aによってディスク3aの検出が行われる(S207)。
【0122】
その結果、ディスク収納装置6にディスク3aが在籍していなければ(S207「NO」選択)、ピックアップ装置36は再び上昇し(S208)、一連の収納動作を行う。
ディスク収納装置6にディスク3aが在籍していれば(S207「YES」選択)、ピックアップ装置36は、そのままの下降端位置で、次のディスク3bの取り出し命令を受けるまで待機する(S209)。
【0123】
本実施の形態では、各装置の前進及び後退端、上昇及び後退端、ディスク検出用等すべてマイクロスイッチを使用したが、これに換えてフォトセンサ、ファイバセンサ、若しくは、近接スイッチ等を使用しても良い。なお、オルゴール装置1は精密な機械であるから、高感度で、衝撃や繰り返し動作に強く、また、小型で信頼性が高いスイッチを使用する必要がある。
また本実施の形態のディスク収納装置6は、4枚のディスクを一度に収納できる4枚収納型のものを使用しているが、筐体2の幅方向のスペースに応じてその枚数を少なくしたり、また6枚収納型等大型のものを用いても良い。
【0124】
以上説明したように、本実施の形態によれば、ディスク収納装置6には、各ホルダディスク収納位置31にディスク3の有無を検出するマイクロスイッチ33と、それらの各ホルダディスク収納位置31に対応して形成された溝部32を有しているため、ディスク収納装置6に何枚のディスク3が収納可能か、また、現在何枚のディスク3が収納されているのかを容易に認識できる。これにより、演奏が終了したディスク3を速やかに、的確にディスク収納装置6に収納できる。
【0125】
また本実施の形態によれば、ディスク収納装置6の収納可能枚数を、その側面部に形成された溝部32とスライド装置37に配置されたマイクロスイッチ48とを係合させることによって読み取ることができる。これにより、収納可能枚数が異なるディスク収納装置6に交換しても容易にその収納可能枚数を知ることができるから、速やかなディスク3の交換動作を行うことができる。
【0126】
また本実施の形態によれば、ディスク把持装置35、及び、ディスクオルゴール駆動装置5にディスク3の検出用マイクロスイッチ56、及び、検出用マイクロスイッチ21が配置されているから、ディスク3が現在どの位置に存在するのか容易に認識でき、それに基づいてディスク搬送装置30が制御される。これにより、ユーザーがディスク3を追加後リセットスイッチ63aをオン状態にしても、ディスク3の二重搭載等を防止でき、その結果、装置の故障や破損を防止できる。
【0127】
また本実施の形態によれば、リセットスイッチ63aをオン状態にしても、制御回路65の初期化動作後、ディスク搬送装置30の原位置復帰動作は行われず、初期化フラグのみがセットされる。よって、正時接点61aやモニタスイッチ61bがオン状態となって始めて、ディスク3の存在位置やディスク搬送装置30の動作状態が確認され、ディスク搬送装置30の原位置復帰動作が行われる。これにより、電源投入時やリセットスイッチ投入時のディスク搬送装置30の不意の動きが防止される。その結果、オルゴール装置1の安全性が高まり、また装置に不用意な付加がかからず故障や破損を防止できる。
【0128】
また本実施の形態によれば、正時接点61a入力前にディスク3が必ずディスクオルゴール駆動装置5にセットされた状態に維持されるから、正時接点61aのオン状態と同時にディスク3を演奏できる。これにより、より正確に時刻を報知できる。
またこのとき、ディスク3がディスクオルゴール駆動装置5に常にセットされた状態に維持されるから、ディスク3に曲名や模様等を印刷しておけば、次の曲名を外部から認識できるとともに、装飾的効果も高めることが可能となる。
【0129】
さらに本実施の形態によれば、本オルゴール装置1では、ディスク3の演奏終了後、ディスク収納装置6のディスク3の在籍状況、及び、空ホルダ位置状況を確認してからディスク3の収納動作が開始される。これにより、ユーザーが自分の好みに応じてディスク収納装置6上のディスク3を入れ換えておけば、好みの設定時間に好みの曲を演奏させることができる。
【0130】
【発明の効果】
本発明のチェンジャ付ディスクオルゴール装置によれば、電源を投入したり、リセットスイッチを押しても、ディスク搬送装置が直ちに原位置復帰動作を行わない。これにより、装置の不意な動きが排除されるから、常時ユーザーの安全が維持される。
また、ユーザーがディスクを誤って装着していることに気付かないで、リセットスイッチを押した場合でも、ディスク搬送装置が強引に原位置復帰動作することがないから、装置の故障や破損を未然に防止できる。
【0131】
本発明のからくり時計装置によれば、電源を投入したり、リセットスイッチを押しても、からくり時計装置の装飾体が直ちに原位置復帰動作をすることがない。これにより、ユーザーが装置の不意な動きに驚くこともなく、ユーザーの安全が維持される。
また、装飾体が途中停止の状態に関わらず強引に原位置に戻されないから、装置の故障や破損が未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチェンジャ付ディスクオルゴール装置の一実施の形態を示す正面図である。
【図2】図1に示すチェンジャ付ディスクオルゴール装置の一実施の形態の内部を説明するための側面図である。
【図3】本チェンジャ付ディスクオルゴール装置に使用されるディスクオルゴール駆動装置を示す正面図である。
【図4】図3に示すディスクオルゴール駆動装置の側面図である。
【図5】本ディスクオルゴール駆動装置のマイクロスイッチの取付け位置を説明するための斜視図である。
【図6】本ディスクオルゴール駆動装置のディスクを駆動する歯車列を説明するための分解斜視図である。
【図7】本ディスクオルゴール駆動装置のスターホイールとオルゴール発音体との係合関係を説明するための図である。
【図8】本ディスクオルゴール駆動装置に使用されるディスクプレート及びアダプタを説明するための斜視図である。
【図9】本チェンジャ付ディスクオルゴール装置のディスクホルダ装置を示す斜視図である。
【図10】図9に示すディスクホルダ装置のC−C、及び、図11に示すディスク把持装置のD−Dに沿う断面図である。
【図11】本チェンジャ付ディスクオルゴール装置のスライド装置を説明するための正面図である。
【図12】図11に示すスライド装置を説明するための側面図である。
【図13】本チェンジャ付ディスクオルゴール装置のピックアップ装置を説明するための正面図である。
【図14】図13に示すピックアップ装置を説明するための側面図である。
【図15】本チェンジャ付ディスクオルゴール装置のディスク把持装置を示す斜視図である。
【図16】本チェンジャ付ディスクオルゴール装置の制御回路を説明するためのブロック図である。
【図17】本チェンジャ付ディスクオルゴール装置の動作方法を示すフローチャートである。
【図18】本チェンジャ付ディスクオルゴール装置の動作方法を示すフローチャートである。
【図19】本チェンジャ付ディスクオルゴール装置のディスクオルゴール装置にディスクを装着する動作を示すフローチャートである。
【図20】本チェンジャ付ディスクオルゴール装置のディスクオルゴール装置からディスク収納装置にディスクを収納する動作を示すフローチャートである。
【図21】本チェンジャ付ディスクオルゴール装置の動作前の初期状態を示す側面図である。
【図22】本チェンジャ付ディスクオルゴール装置が第1番目のディスクをピックアップする状態を示す側面図である。
【図23】第1番目のディスクをピックアップしたピックアップ装置が上昇端に到達した状態を示す側面図である。
【図24】第1番目のディスクをディスクオルゴール装置にセットした状態を示す側面図である。
【図25】図24に示す状態にある本チェンジャ付ディスクオルゴール装置の正面図である。
【符号の説明】
1…チェンジャ付ディスクオルゴール装置
2…筐体
3…ディスク
5…ディスクオルゴール駆動装置
6…ディスク収納装置
7…ディスクチェンジャ装置
8…基台
9…ディスク回転軸
10…伝達軸
11…ウォームギア
12…第1の減速歯車
13…第2の減速歯車
14a…第3の減速歯車
14b…第4の減速歯車
15…保持アーム装置
16…スターホイール
17…演奏用爪部
18…オルゴール発音体
19…アダプタ
20…演奏完了検出用マイクロスイッチ
21…ディスク検出用マイクロスイッチ
22…アーム
23…アーム回転軸
24…スイング減速歯車
25…押圧部材
26…演奏用爪部
27…オルゴール弁部
28…台座部
29…スターホイール爪部
30…ディスク搬送装置
31…切り込み部
32…溝部
33a〜33d…ディスク検出用マイクロスイッチ
35…ディスク把持装置
36…ピックアップ装置
37…スライド装置
38…固定フレーム
39…可動フレーム
40…ガイドレール
41…スライド駆動装置
42…水平フレーム
43…伝達シャフト
44…原動プーリ
45…従動プーリ
46…伝達ベルト
47…待機位置検出用マイクロスイッチ
48…ホルダ位置検出用マイクロスイッチ
49…ピックアップ駆動装置
50…伝達シャフト
51…原動プーリ
52…従動プーリ
53…伝達ベルト
54…上昇端検出用マイクロスイッチ
55…下降端検出用マイクロスイッチ
56…ディスク検出用マイクロスイッチ
61…起動入力部
62…動作制御入力部
63…初期化入力部
64…装置制御入力部
65…制御回路
M1…ディスク回転駆動モータ
M2…アームスイング駆動モータ
M3…スライド駆動モータ
M4…ピックアップ駆動モータ

Claims (8)

  1. ディスクを回転駆動して演奏を行うディスクオルゴール駆動手段と、前記ディスクを複数枚収納可能なディスク収納手段とを有するチェンジャ付ディスクオルゴール装置であって、
    前記ディスクオルゴール駆動手段と前記ディスク収納手段との間でディスクの搬送を行うディスク搬送手段と、
    初期動作時に前記ディスクオルゴール駆動手段、ディスク収納手段及びディスク搬送手段におけるディスクの有無を検出するディスク検出手段と、
    前記ディスク検出手段による検出の結果、ディスクが前記ディスクオルゴール駆動手段に装着されていない場合には、ディスクを前記ディスク搬送手段に搬送させ、前記ディスクオルゴール駆動手段に装着させる初期動作制御手段とを有する
    チェンジャ付ディスクオルゴール装置。
  2. ディスクを回転駆動して演奏を行うディスクオルゴール駆動手段と、前記ディスクを複数枚収納可能なディスク収納手段とを有するチェンジャ付ディスクオルゴール装置であって、
    初期化フラグをセットするフラグセット手段と、
    前記フラグセット手段によってセットされたフラグの有無を検査するフラグ検査手段と、
    前記フラグ検査後、ディスクの在籍位置を検出するディスク検出手段と、
    前記ディスクオルゴール駆動手段と前記ディスク収納手段との間でディスクの搬送を行うディスク搬送手段と、
    前記フラグ検査手段によってフラグが確認された場合、前記ディスク検出手段によって検出されたディスクの在籍位置に応じてディスクを前記ディスク搬送手段に搬送させ、前記ディスクオルゴール駆動手段に装着させる初期動作制御手段とを有する
    チェンジャ付ディスクオルゴール装置。
  3. 前記ディスク搬送手段は、
    前記ディスク収納手段と前記ディスクオルゴール駆動手段との間でディスクを搬送するとき、前記ディスクを把持するディスク把持手段と、
    前記ディスク把持手段を少なくとも前記ディスクオルゴール駆動手段と前記ディスク収納手段との間で昇降させる第1のディスク移送手段と、
    前記第1のディスク移送手段を前記ディスク収納手段におけるディスクの配列方向にスライドさせる第2のディスク移送手段とを有する
    請求項1又は2記載のチェンジャ付ディスクオルゴール装置。
  4. 前記ディスク収納手段は、
    前記ディスク収納手段に形成された各ディスク収納位置と対応して設けられ、前記第2のディスク移送手段のスライド方向における前記各々のディスク収納位置を指示する収納位置指示手段を有する
    請求項1〜3のいずれか記載のチェンジャ付ディスクオルゴール装置。
  5. 前記第2のディスク移送手段は、
    スライド動作時、前記収納位置指示手段と係合することにより、前記ディスク収納手段における各ディスク収納位置を検出する収納位置検出手段を有する
    請求項4記載のチェンジャ付ディスクオルゴール装置。
  6. 前記初期動作制御手段は、
    ディスク演奏開始前に、前記収納位置指示手段と収納位置検出手段との係合回数をカウントすることにより、前記ディスク収納手段のディスク収納可能枚数を検出する収納枚数検出手段を有する
    請求項5記載のチェンジャ付ディスクオルゴール装置。
  7. 装飾体を作動させるからくり時計装置であって、
    電源投入時又はリセットスイッチ投入時に初期化フラグをセットするフラグセット手段と、
    前記装飾体の動作指示信号の入力により、前記フラグセット手段によってセットされたフラグの有無を検査するフラグ検査手段と、
    前記フラグ検査後、前記装飾体の可動体の位置を検出する検出手段と、
    前記フラグ検査手段によってフラグが確認された場合、前記検出手段の検出結果に基づいて前記装飾体を初期動作させる制御手段とを有する
    からくり時計装置。
  8. 前記装飾体は、
    ディスクを回転駆動して演奏を行うディスクオルゴール駆動手段と、
    前記ディスクを複数枚収納可能なディスク収納手段と、
    前記ディスクオルゴール駆動手段と前記ディスク収納手段との間でディスクの搬送を行うディスク搬送手段とを有し、
    前記ディスク検出手段は、初期動作時に前記ディスクオルゴール駆動手段、ディスク収納手段及びディスク搬送手段におけるディスクの有無を検出し、
    前記制御手段は、前記ディスク検出手段による検出の結果、ディスクが前記ディスクオルゴール駆動手段に装着されていない場合には、ディスクを前記ディスク搬送手段に搬送させ、前記ディスクオルゴール駆動手段に装着させる
    請求項7記載のからくり時計装置。
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