JP3592166B2 - Capsule type filter device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧ショベル等の油圧アクチュエータを備えた各種作業機械に設けられるフィルタ装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、油圧アクチュエータを備えた作業機械において、油圧アクチュエータから油タンクに戻る戻り油を濾過するためのフィルタ装置が設けられることがあるが、この様なフィルタ装置として、例えば、濾過材が組込まれたエレメントと、該エレメントが着脱自在に装着され、且つ油の流入出口が設けられたフィルタ本体とを用いて構成したものがある。しかるにこのものは、使用済のエレメントを交換すべくフィルタ本体から取外した際に、エレメントに付着している油等が周辺部にこぼれ落ちてしまうという問題がある。そこで従来、封止可能なカプセル内にエレメントを内蔵し、該カプセルをフィルタ本体に着脱自在に装着せしめて、エレメントを交換するときにはカプセルごとフィルタ本体から取出すように構成した所謂カプセル型のフィルタ装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで前記従来のカプセル型フィルタ装置49は、図16に示す如く、油タンク1の外面側に支持部材48を介して外付けされるものであり、このため、油タンク1の周辺部にフィルタ装置の配設スペースを確保する必要があって、スペース上の制約を受けるという問題がある。また、作業機械に搭載する前の油タンク保管時において、外付けされるフィルタ装置のために油タンクの重心バランスが悪く、保管性に劣るという問題もある。さらに、このカプセル型フィルタ装置を、例えば油圧ショベル等の建設機械に搭載するような場合には、飛散する土砂等の外的衝撃要素からフィルタ装置を保護する必要があり、このため、フィルタ装置の外殻をなすフィルタ本体の剛性を高くしたり、塗装を施したりしなければならず、コストダウンの妨げになるという問題もあって、これらに本発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、油タンクへの戻り油を濾過するためのカプセル型フィルタ装置であって、該カプセル型フィルタ装置は、封止可能なカプセル内にエレメントが内蔵されたカプセルエレメントと、該カプセルエレメントが挿脱自在に内嵌されるカプセル装着部、および油が流入、流出する流入口、流出口を有したフィルタ本体と、該フィルタ本体の流入口、流出口と前記カプセル内とを断続可能に連通するための弁体とを備えて構成され、且つ該カプセル型フィルタ装置を前記油タンクに内蔵組付けするものにおいて、油タンク外部の配管に接続される外部接続用管は、フィルタ本体の流入口側管にバルブケースを介して連通状に連結されるものとし、外部接続用管が組付けられていない状態のカプセル型フィルタ装置を、油タンクに開設される上面開口から挿入して油タンク内に組付ける一方、外部接続用管を、油タンクに開設される側面開口1cから挿入して前記油タンク内のカプセル型フィルタ装置の流入口側管に連結するように構成するにあたり、前記外部接続用管は、基端側がO−リングにより液密的に外嵌取付けされた状態のフランジを、挿入先端側が前記バルブケースにO−リングを介して連結された状態で前記油タンク側面に緊締することで、管両端がO−リングを介してバルブケースおよびフランジに自由度を有する状態に支持される構成にしてあることを特徴とするカプセル型フィルタ装置である。そして、この様にすることにより、カプセルエレメントを封止状態でフィルタ本体から取出すことができ、これによりエレメントの交換作業を容易に行うことができる一方、該カプセル型フィルタ装置は油タンクに内蔵されるため、油タンクの周辺部にフィルタ装置の配設スペースを確保する必要もなく、またフィルタ装置の支持部材も不要となる。さらに、油タンクによって外的障害要素から保護されることになるから、カプセル型フィルタ装置の外殻部材を、剛性のあまり高くない鉄薄板等で形成することができ、コストダウンにも寄与できる。また、カプセル型フィルタ装置を油タンク内に簡単に組み付けることができ、フィルタ本体と外部接続用管とのあいだに自由度を持たすことができ、振動や組付け誤差等を吸収できる。
請求項2の発明は、請求項1において、カプセル型フィルタ装置は、油流入側の圧力上昇を検出するための検出手段と、該検出結果を報知するための報知手段とを備えていることを特徴とするカプセル型フィルタ装置である。そしてエレメントの適切な交換時期を容易に知ることができる。
請求項3の発明は、請求項1または2において、カプセル型フィルタ装置は、油流入側の圧力が予め設定される設定圧力以上となったとき、油流入側の油をエレメントを通過することなく油タンク内に逃がすリリーフ弁を備えていることを特徴とするカプセル型フィルタ装置である。そして、過大圧力に起因するエレメント等の破損を回避できる。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図面において、1は油圧ショベル等の油圧式作業機械に搭載される油タンクであって、該油圧タンク1内には、油圧モータ2やコントロールバルブ3、ラジエータ4等から油タンク1に戻る戻り油を濾過するためのカプセル型フィルタ装置5が内蔵されている。
【0006】
前記カプセル型フィルタ装置5は、後述するカプセルエレメント6、フィルタ本体7、カバー8、上下一対のスライドディスク弁9A、9B、リリーフバルブ10、バルブケース11、外部接続用パイプ12、フランジ13、差圧センサ14、流入用パイプ15、流出用パイプ16等の各種部材装置を用いて構成されている。
【0007】
前記カプセルエレメント6は、有底円筒形状のカプセル17内にエレメント18が内蔵されたものであって、該エレメント18は、多数の孔19aを有した内筒19と、プリーツ状に多数折曲した状態で上記内筒19の外周側に囲設された濾材20と、該濾材20の外周に配される多数の孔21aを有した外筒21等から構成されている。また、前記カプセル17の底面部には、内筒19の内周側に連通する導入口17a、および外筒21の外周側に連通する導出口17bが開設されている。さらに、カプセル17の上側は、着脱自在な蓋体22によって閉鎖されており、該蓋体22を取外すことで、カプセル17内にエレメント18を着脱することができるようになっている。
【0008】
一方、フィルタ本体7は、前記カプセルエレメント6が挿脱自在に内嵌される有底円筒形状のカプセル装着部23、該カプセル装着部23の底面部23a上側にボルト24を介して一体的に取付けられる円柱盤状のベース25等から構成されているが、上記カプセル装着部23の上端部には、外周側に張出したフランジ部23bが一体的に取り付けられている。そして、該フランジ部23bは、油タンク1の上面部に開設された上面開口1aの周縁部に取付けられる第一取付け座1bに、ボルト26を介して着脱自在に止着されるようになっている。さらに、カプセル装着部23の上方は、フランジ部23bにボルト27を介して着脱自在に取付けられるカバー8によって塞がれるように構成されている。尚、28は第一取付け座1bとフランジ部23bとのあいだを液密的にシールするO−リングである。
【0009】
また、前記ベース25には、パイプ形状の流入口25aおよび流出口25bが形成されているが、これら流入口25a、流出口25bの上部は、後述する上下のスライドディスク弁9A、9Bを介して、前記カプセル装着部23に内嵌されたカプセル17の導入口17a、導出口17bにそれぞれ断続自在に連通されるようになっている。さらに、この流入口25aおよび流出口25bの下部は、前記カプセル装着部23の底面部23aを貫通して下方に突出している。そして、上記流入口25aの下部には、該流入口25aと連通する状態で円筒状の流入用パイプ15の上部が螺入され、ボルト25cにより固定されているが、さらにこの流入用パイプ15の下部には、後述するバルブケース11の上部が連結されている。また、流出口25bの下部には、該流出口25bと連通する状態で円筒状の流出用パイプ16の上部が螺入され、ボルト25dにより固定されているが、この流出用パイプ16の下部は油タンク1内に連通している。ここで、前記流入用パイプ15および流出用パイプ16の長さは、油タンク1の形状、大きさ等に対応して、適宜選定することができる。
【0010】
さらにまた、前記上下のスライドディスク弁9A、9Bは各々円板状のものであって、上側スライドディスク弁9Aは、前記カプセル17の底面部の下側に軸回り方向回転可能な状態で組み付けられ、また下側スライドディスク弁9Bは、前記ベース25の上側に軸回り方向回転可能な状態で組み付けられている。さらに、これら上下のスライドディスク弁9A、9Bには、それぞれ導入側連通孔9Aa、9Baおよび導出側連通孔9Ab、9Bbが開設されると共に、上下のスライドディスク弁9A、9B同志は、回転方向には一体回転し、軸線方向には離接可能に嵌合組付けされている。
【0011】
そして、前述したように、カプセル装着部23にはカプセルエレメント6が挿脱自在に内嵌されるが、該カプセルエレメント6をカプセル装着部23に内嵌セットしてカバー8をボルト27で締結した状態では、カプセル17の導入口17aと、上側スライドディスク弁9Aの導入側連通孔9Aaと、下側スライドディスク弁9Bの導入側連通孔9Baと、ベース25の流入口25aとが連通し、且つカプセル17の導出口17bと、上側スライドディスク弁9Aの導出側連通孔9Aaと、下側スライドディスク弁9Bの導出側連通孔9Bbと、ベース25の流出口25bとが連通するように構成されている。これにより、後述するように外部接続用パイプ12からバルブケース11を経由して流入用パイプ15に流入した油が、ベース25の流入口25a、下側スライドディスク弁9Bの導入側連通孔9Ba、上側スライドディスク弁9Aの導入側連通孔9Aa、カプセル17の導入口17aを経由して外筒21の外周側に導入され、該外筒21の孔21aから内周側に流入して濾材20により濾過された後、さらに内筒19の孔19aから内筒内周側に流入し、カプセル17の導出口17b、上側スライドディスク弁9Aの導出側連通孔9Ab、下側スライドディスク弁9Bの導出側連通孔9Bb、ベース25の流出口25bを経由して、流出用パイプ16から油タンク1内に流出するように構成されている。
【0012】
ここで、前記カプセル装着部23に内嵌セットされたカプセルエレメント6を取出す場合には、カプセル装着部23からカバー8を取外した状態で、蓋体22の上部に形成される把手22aを把持して蓋体22ごとカプセルエレメント6を所定方向に回転させる。この場合、カプセルエレメント6が所定角度だけ回転するあいだは、カプセルエレメント6だけが回転して上下のスライドディスク弁9A、9Bは回転しないように設定されている。これにより、カプセル17の導入口17a、導出口17bと上側スライドディスク弁9Aの導入側連通孔9Aa、導出側連通孔9Abとが位置ずれして、カプセル17の導入口17aおよび導出口17bは上側スライドディスク弁9Aにより閉塞された状態となる。この状態からさらにカプセルエレメント6を同方向に所定角度だけ回転させると、図示しない連繋機構により、カプセルエレメント6の回転に伴って上下のスライドディスク弁9A、9Bも一体的に回転する。これにより、ベース25の流入口25a、流出口25bと下側スライドディスク弁9Bの導入側連通孔9Ba、導出側連通孔9Bbとが位置ずれして、ベース25の流入口25aおよび流出口25は下側スライドディスク弁9Bにより閉塞された状態となる。つまり、カプセルエレメント6を回転させることで、カプセル17の導入口17a、導出口17b、ベース25の流入口25a、流出口25bは各々閉塞された状態となり、この状態でカプセルエレメント6を上方に引き出すと、上下のスライドディスク弁9A、9B間が離間して、カプセルエレメント6を密閉状態でカプセル装着部23から取外すことができるように構成されている。またこのとき、ベース25の流入口25aおよび流出口25bも閉じているため、カプセルエレメント6を取外した状態でカプセル装着部23内に油が流入してしまうことを防止できるようになっている。
また、カプセルエレメント6をカプセル装着部23にセットする場合には、カプセル装着部23に内嵌せしめたカプセルエレメント6を逆方向に回転させることにより、前述した取外し時とは逆のプロセスで、カプセル17の導入口17a、導出口17bと、上側スライドディスク弁9Aの導入側連通孔9Aa、導出側連通孔9Abと、下側スライドディスク弁9Bの導入側連通孔9Ba、導出側連通孔9Bbと、ベース25の流入口25a、流出口25bとが連通するようになっている。
【0013】
一方、前記バルブケース11は円筒形状のものであって、その上部は前記流入用パイプ15に連通状に連結され、中間部は外部接続用パイプ12に連通状に連結され、さらに下部にはリリーフバルブ10が装着されている。
【0014】
つまり、前記バルブケース11の上部は、流入用パイプ15の下部外周面部に外嵌固定されているが、該バルブケース11と流入用パイプ15との固定は、バルブケース11に穿設された螺子孔11aに螺入せしめたボルト29の先端部を、流入用パイプ15の外周面部に凹設された環状の嵌合溝15aに嵌合せしめることでなされるように構成されている。
ここで、前記ボルト29は、バルブケース11の軸芯に対して対称となる二箇所(180度等配位置)に螺入されるが、該ボルト29の嵌合溝15aに嵌合する先端部は、図9に示す如く、螺子山が切られておらず円柱形状をしている。これにより、バルブケース11に油の圧力により下向き(図8の矢印方向)の力が働いた場合に、螺子山が嵌合溝15aの側面に当たって亀裂が生じてしまうことを回避できるようになっている。また、流入用パイプ15に形成される嵌合溝15aは環状のものであるため、バルブケース11は流入用パイプ15に対して軸回り方向に自由度を有した状態で固定されることになり、組付け性の向上に貢献できる。尚、図中、30、31は流入用パイプ15の外周面部とバルブケース11の内周面部とのあいだを液密的にシールするためのO−リングである。
【0015】
また、バルブケース11の中間部には、前記外部接続用パイプ12の先端側が嵌入される連結用孔11bが開設されており、該連結用孔11bの周縁部に凹設されたシール溝11cには、O−リング32が嵌め込まれている。そして、該O−リング32を嵌め込んだ状態の連結用孔11bに、外部接続用パイプ12の先端側を嵌入せしめることで、バルブケース11と外部接続用パイプ12とが液密的に連結されるようになっている。
【0016】
さらに、バルブケース11の下側内周面部には螺子溝11dが刻設されており、該螺子溝11dには、リリーフバルブ10の本体10aが内嵌螺入されて止め螺子33により固定されている。また、リリーフバルブ10の弁体10bは、本体10a側の弁座10cにシール状に当接してバルブケース11の下側開口を塞ぐ閉鎖位置と、弁座10cから離間してバルブケース11の下側開口を開放する開放位置とに上下移動自在に本体10aに支持されていると共に、弾機10dにより上記閉鎖位置側に常時付勢されている。そしてこの弁体10bは、前記外部接続用パイプ12からバルブケース11に流入する油の圧力が予め設定される設定圧以下の場合には、弾機10dの付勢力により閉鎖位置に位置しているが、設定圧以上の圧力が流入すると、弾機10dの付勢力に抗して開放位置となって、外部接続用パイプ12から流入した油をバルブケース11の下側開口から油タンク1内に逃がすように設定されている。
【0017】
一方、前記外部接続用パイプ12の基端側には、フランジ13がシール溝13aに嵌め込まれたO−リング34により液密的にシールされた状態で外嵌取付けされている。そして外部接続用パイプ12は、予めフランジ13を取り付けた状態で、油タンク1の側面部に開設される側面開口1cから挿入し、その挿入先端側を、前述したようにバルブケース11の連結用孔11bに嵌入してバルブケース11に連結する一方、基端側に取付けられたフランジ13を、上記側面開口1cの周縁部に溶接等の固着手段により固着された第二取付け座1dに外部側から当てがって、ボルト35で緊締することにより油タンク1に止着されるようになっている。尚、38は第二取付け座1dとフランジ13とのあいだを液密的にシールするO−リングである。
ここで、前記外部接続用パイプ12は、バルブケース11およびフランジ13に対しO−リング32、34を介して連結されているため、若干の自由度を有している。これにより、外部接続用パイプ12から流入する油の過大圧力や流量大等に起因するカプセルフィルタ装置5の(特に横方向の)移動、あるいは組立て誤差等を吸収できるようになっている。
【0018】
さらに、前記フランジ13の外側面部には、逆流防止用のチェック弁36が取り付けられるが、該チェック弁36には、油圧モータ2やコントロールバルブ3、ラジエータ4等から油タンク1に戻る戻り油用のリターン配管37が接続されている。そして、該リターン配管37からの戻り油は、上記チェック弁36を経由して外部接続用パイプ12からバルブケース11、流入用パイプ15に流入するようになっている。
ところで、上記フランジ13は、前述したようにボルト35により第二取付け座1dに緊締されるが、この場合、ボルト35は、六角穴付きボルトが用いられている一方、フランジ13の外側面部には、ボルト頭35aが没入する座ぐり13bが凹設されている。これにより、ボルト頭35aがフランジ13の外側面より外方に突出することがなく、而してフランジ13の外側面部に前記チェック弁36を簡単にボルトアップできるようになっている。
【0019】
さらにまた、前記フランジ13には、外部接続用パイプ12の入口側の油が入力されるリターン用油路13cと、油タンク1内の圧油が入力されるタンク用油路13dとが形成されていると共に、これら両油路13c、13dcから入力された油の差圧を検出する差圧センサ14が取り付けられている。そして、該差圧センサ14より検出される差圧は、エレメント18が長時間の使用により目詰りした場合等に高くなるが、予め設定される圧力以上の差圧が所定時間(例えば1.5×105Pa以上の差圧が10秒間)継続して検出された場合、エレメント18が目詰りしていて交換する必要があるとして、例えば運転席部のモニタ(図示せず)に表示されるように構成されており、これによりオペレータはエレメント18の交換時期を知ることができるようになっている。
【0020】
扨、前述のカプセル型フィルタ装置5を油タンク1に組付けるにあたり、予めフィルタ本体7に、下側スライドディスク弁9B、流入用パイプ15、流出用パイプ16を組付けておく。この場合、上記流入用パイプ15には、リリーフバルブ10が装着されたバルブケース11を組付ける一方、該バルブケース11の連結用孔11bにはO−リング31を嵌め込んでおく。さらに、フィルタ本体7のカプセル装着部23に、上側スライドディスク9Aが組み付けられ、且つエレメント18が内蔵されたカプセルエレメント6を内嵌セットした後、該カプセル装着部23の上方をカバー8で塞ぐ。そしてこのものを、上面開口1aから油タンク1内に挿入して、フランジ部23bを油タンク1の第一取付け座1bに外側から当てがう。しかる後、フランジ部23bを第一取付け座1bにボルト26で固定する。
一方、外部接続用パイプ12の基端部には、予めフランジ13をO−リング34を介して取付け、このものを、側面開口1cから油タンク1内に挿入し、該挿入先端部を、前記油タンク1内のバルブケース11の連結用孔11bに嵌入連結する。さらに、上記フランジ13を、油タンク1側の第二取付け座1dにボルト35で固定することで、カプセル型フィルタ装置5の油タンク1への取付けがなされる。この場合、第二取付け座1dの内径寸法Aを大きく採ることにより、外部接続用パイプ12の組付け性が向上する。そして、前記第二取付け座1dに固定されたフランジ13にチェック弁36を取り付けることにより、外部接続用パイプ12は、チェック弁36を介してリターン配管37に接続されるように構成されている。
【0021】
また、前記油タンク1に組み付けられたカプセル型フィルタ装置5において、長期間の使用等により目詰りした場合にはエレメント18を交換する必要があるが、この場合には、前述したように、カバー8をフランジ部23bから取外した後、カプセルエレメント6を所定方向に回転せしめて上方に引き出すことによりカプセルエレメント6をフィルタ本体7から取出すことができる一方、エレメント18を交換した後には、カプセルエレメント6をカプセル装着部23に内嵌して逆方向に回転せしめてから、カバー8をフランジ部23bに緊締固定することによりカプセルエレメント6をフィルタ本体7にセットすることができるようになっている。因みに、フィルタ本体7から取出されたカプセルエレメント6は、エレメント18のみが交換されて、カプセル17等の他の部材は再利用される。
【0022】
叙述の如く構成されたカプセル型フィルタ装置5において、エレメント18の交換時にはカプセルエレメント6をフィルタ本体7から取出すことになるが、この場合、前述したように、カプセルエレメント6を密閉状態で取出すことができ、これにより該カプセルエレメント6内の残油が外にこぼれて周囲や作業員の手や衣服を汚したりすることを防止できると共に、フィルタ本体7側においては、前記カプセルエレメント6の取出し作業に連繋して流入口25aおよび流出口25bが閉じることになって、別途バルブを閉じたりする必要がなく、エレメント18の交換作業を簡便に行うことができるが、さらにこのカプセル型フィルタ装置5は、油タンク1内に内蔵されている。
この結果、油タンク1の周辺部に、カプセル型フィルタ装置5の配設スペースを確保する必要がなくなって、油タンク1周辺部のスペースを有効利用できると共に、従来の外付けタイプのものに必要であったフィルタ装置を支持するための支持部材も不要となる。
さらにこのものにおいて、カプセル型フィルタ装置5は、油タンク1によって土砂等の外的障害要素から保護されることになるから、カプセル型フィルタ装置5の外殻をなすフィルタ本体7を、剛性のあまり高くない鉄薄板等で形成することができ、コストダウンに寄与できる。
【0023】
また、前記カプセル型フィルタ装置5を油タンク1内に組付けるにあたり、前述したように、カプセルエレメント6、スライドディスク弁9A、9B、リリーフバルブ10、バルブケース11、流入用パイプ15、流出用パイプ16、カバー8等が予め組付けられたフィルタ本体7を、上面開口1aから油タンク1内に挿入して第一取付け座1bにボルト26固定する一方、フランジ13が取付けられた外部接続用パイプ12を、側面開口1cから油タンク1内に挿入して、前記油タンク1内のバルブケース11に連結し、さらにフランジ13を、第二取付け座1dにボルト35固定することにより、カプセル型フィルタ装置5を油タンク1に簡単に組み付けることができる。
さらに、前記外部接続用パイプ12は、両端がO−リング32、34を介してバルブケース11およびフランジ13に支持される構成であるため自由度を有しており、これによりカプセル型フィルタ装置5の(特に横方向の)振動や、組付け誤差を吸収することができて、都合が良い。
【0024】
しかもこのものは、カプセル型フィルタ装置5の流入側と油タンク1内との差圧を検出する差圧センサ14が設けられていて、該差圧センサ14の検出値に基づいてエレメント18の交換時期を表示するように構成されているから、エレメント18の適切な交換時期を、オペレータが運転席部にいながら確実に知ることができる。そのうえ、カプセル型フィルタ装置5の流入側圧力が設定圧力以上となった場合には、リリーフバルブ10が開いて流入油を油タンク1内に逃がす構成となっているため、過大圧力に起因するエレメント18やパイプ接続部等の破損を回避できる。
さらに、このカプセル型フィルタ装置5において、カプセルエレメント6については、従来の外付けタイプのカプセル型フィルタ装置のものと共通化できるという利点もある。
【0025】
尚、図12〜図15に参考となる形態を示す。この参考となる実施の形態のカプセル型フィルタ装置40は、第一の実施の形態の場合と同様に、油タンク1内に内蔵されるものであるが、このものは、バルブケースを設けることなく、リリーフバルブ41を流入用パイプ42に直接組付けるように構成されている。またこのものにおいて、外部接続用パイプ43は、L字形状に折曲形成されていると共に、その上端部は流入用パイプ42の下端部にパッキン44を介して液密的に連結されるようになっている。そして、このカプセル型フィルタ装置40を油タンク1に組付ける場合には、予めフランジ45が溶着された外部接続用パイプ43を、側面開口1cから油タンク1内に挿入してセットした後、流入用パイプ42が組み付けられたフィルタ本体46を、上面開口1aから油タンク1内に挿入して、上記油タンク1内の外部接続用パイプ43の上端部と流入用パイプ42の下端部とを、パッキン44を介して連結する。この様に構成された参考の形態のものでは、流入用パイプ42と外部接続用パイプ43とがパッキン44を介して上下方向に連結される構成になっているため、上下方向の振動に対して優位であるという利点がある。尚、この参考の形態のものにおいても、油タンク1の形状、大きさ等に対応して、流入用パイプ42および流出用パイプ47の長さや、外部接続用パイプ43の長さ、形状等を任意に設定することができることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】油タンクの内部を示す正面図である。
【図2】油タンクの周辺部を示す平面図である。
【図3】カプセル型フィルタ装置の断面正面図である。
【図4】カプセル型フィルタ装置の側面図である。
【図5】カプセル型フィルタ装置の平面図である。
【図6】カプセル型フィルタ装置の底面図である。
【図7】(X)は図3のX−X断面拡大図、(Y)は図3のY−Y断面拡大図である。
【図8】流入用パイプおよびバルブケース部の断面正面図である。
【図9】図8のX部の拡大図である。
【図10】流入用パイプおよびバルブケース部の側面図である。
【図11】フランジの断面図である。
【図12】参考の形態を示すカプセル型フィルタ装置の断面正面図である。
【図13】参考の形態を示すカプセル型フィルタ装置の外部接続用パイプを除いた側面図である。
【図14】参考の形態を示すカプセル型フィルタ装置の底面図である。
【図15】参考の形態を示すカプセル型フィルタ装置のフランジの図である。
【図16】従来のフィルタ装置を示す図である。
【符号の説明】
1 油タンク
1a 上面開口
1c 側面開口
5 カプセル型フィルタ装置
6 カプセルエレメント
7 フィルタ本体
9A 上側スライドディスク弁
9B 下側スライドディスク弁
10 リリーフ弁
12 外部接続用パイプ
14 差圧センサ
15 流入用パイプ
17 カプセル
18 エレメント
23 カプセル装着部
25 ベース
25a 流入口
25b 流出口[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention belongs to a technical field of a filter device provided in various work machines including a hydraulic actuator such as a hydraulic excavator.
[0002]
[Prior art]
In general, in a working machine equipped with a hydraulic actuator, a filter device for filtering the return oil that returns from the hydraulic actuator to the oil tank may be provided. For example, a filter medium is incorporated as such a filter device. There is an element configured using an element and a filter main body on which the element is detachably mounted and an oil inflow / outlet is provided. However, when this element is removed from the filter body in order to replace a used element, there is a problem that oil or the like adhering to the element spills out to the peripheral portion. Therefore, a so-called capsule-type filter device has been conventionally constructed in which an element is incorporated in a sealable capsule, the capsule is detachably attached to the filter body, and the capsule is taken out from the filter body when the element is replaced. Are known.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The conventional
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been created in view of the above-mentioned circumstances and has been created for the purpose of solving these problems. The invention of
The invention of
The invention of claim 3 is claimed in
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the drawings,
[0006]
The
[0007]
The
[0008]
On the other hand, the
[0009]
The
[0010]
Furthermore, the upper and lower
[0011]
As described above, the
[0012]
Here, when taking out the
Further, when the
[0013]
On the other hand, the
[0014]
That is, the upper portion of the
Here, the
[0015]
Further, a connecting
[0016]
Further, a
[0017]
On the other hand, the
Here, since the
[0018]
Further, a
By the way, as described above, the
[0019]
Furthermore, the
[0020]
When assembling the capsule-
On the other hand, the
[0021]
Further, in the
[0022]
In the
As a result, it is no longer necessary to secure a space for disposing the
Furthermore, in this, since the
[0023]
Further, when the
Further, the
[0024]
Moreover, this device is provided with a
Further, in the
[0025]
12 to 15 The form used as a reference is shown. This will be helpful The
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing the inside of an oil tank.
FIG. 2 is a plan view showing a peripheral portion of an oil tank.
FIG. 3 is a cross-sectional front view of a capsule filter device.
FIG. 4 is a side view of the capsule filter device.
FIG. 5 is a plan view of the capsule filter device.
FIG. 6 is a bottom view of the capsule filter device.
7 is an enlarged cross-sectional view taken along the line XX of FIG. 3, and FIG. 7Y is an enlarged cross-sectional view taken along the line YY of FIG.
FIG. 8 is a cross-sectional front view of an inflow pipe and a valve case part.
9 is an enlarged view of a portion X in FIG.
FIG. 10 is a side view of the inflow pipe and the valve case part.
FIG. 11 is a cross-sectional view of a flange.
FIG. reference It is a cross-sectional front view of the capsule type filter apparatus which shows this form.
FIG. 13 reference It is the side view except the pipe for external connection of the capsule type filter apparatus which shows this form.
FIG. 14 reference It is a bottom view of the capsule type filter apparatus which shows the form.
FIG. 15 reference It is a figure of the flange of the capsule type filter apparatus which shows this form.
FIG. 16 is a diagram showing a conventional filter device.
[Explanation of symbols]
1 Oil tank
1a Top opening
1c Side opening
5 Capsule type filter device
6 Capsule elements
7 Filter body
9A Upper slide disc valve
9B Lower slide disc valve
10 Relief valve
12 Pipe for external connection
14 Differential pressure sensor
15 Inflow pipe
17 capsules
18 elements
23 Capsule mounting part
25 base
25a inlet
25b outlet
Claims (3)
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