JP3592012B2

JP3592012B2 - Gabion structure

Info

Publication number: JP3592012B2
Application number: JP33450796A
Authority: JP
Inventors: 孝邦小林; 憲司長澤
Original assignee: Takiron Co Ltd
Current assignee: Takiron Co Ltd
Priority date: 1996-11-29
Filing date: 1996-11-29
Publication date: 2004-11-24
Anticipated expiration: 2016-11-29
Also published as: JPH10159101A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、堤防や道路の法面等（以下、単に「法面」という。）を保護するために、法面に沿って設置される蛇篭構造体に関し、特に、蛇篭を安定して設置できるようにした蛇篭構造体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、堤防や道路の法面等を造成する場合、法面を保護するために、法面に沿ってコンクリートを打設したり、コンクリート製ブロックを設置するようにしている。
しかしながら、近年の環境保護の気運の高まりとともに、上記従来のコンクリートを使用する工法の見直しが進められ、自然環境に適合した工法の開発が要請されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この環境保護の要請に応えるものとして、砕石等の充填材を充填した蛇篭を法面に沿って設置する工法が実用化されているが、この工法の場合、蛇篭を単独で積み重ねて使用することは、安定性の点で問題があった。
このため、従来、蛇篭を設置する場合には、蛇篭をコンクリート製保護枠や杭等からなる定着部材や土中に略水平に埋設する網体に固定したり、蛇篭同士を固定することにより、蛇篭の設置状態が安定化するようにしていた。
【０００４】
しかしながら、蛇篭と定着部材又は網体との固定作業は、基本的に現場作業となり、また、この作業は極めて煩雑なものとなることから、作業効率が著しく低下するとともに、信頼性の点でも問題があった。
【０００５】
本発明は、上記従来の蛇篭を用いる工法の有する問題点に鑑み、水平埋設部材を併用することにより、簡易に蛇篭を安定して設置できるようにした蛇篭構造体を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の蛇篭構造体は、砕石等の充填材を充填して用いる網状部材から構成した蛇篭の背面から、端部に透孔を形成した多数の棒状部材を平行に配列して構成した水平埋設部材を挿入するとともに、前記透孔に連結棒を挿通して蛇篭と水平埋設部材の一端側とを連結するとともに、水平埋設部材の他端側には、土中に略水平に埋設される網体を連結したことを特徴とする。
【０００７】
本発明の蛇篭構造体は、蛇篭の背面から挿入した、水平埋設部材を構成する棒状部材の端部に形成した透孔に連結棒を挿通することにより、蛇篭の背面側と水平埋設部材の一端側とを、簡易に、かつ、確実に連結することができ、土中に略水平に埋設される水平埋設部材が定着部材となり、また、この水平埋設部材の他端側に網体を簡易に、かつ、確実に連結することができ、これにより、蛇篭を安定して設置することができる。
【０００８】
この場合において、蛇篭の網状部材は、その耐久性等を考慮して、引張強さ５００Ｎ／ｍｍ^２以上で、かつ直径３ｍｍ以上の心線を用いた線材により形成することが望ましい。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の蛇篭構造体の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【００１０】
図１〜図２は、本発明の蛇篭構造体の一実施例を示す。
この蛇篭構造体は、砕石等の充填材９を充填して用いる網状部材１２から構成した蛇篭１と、多数の棒状部材２１を平行に配列して構成した水平埋設部材２とからその主要部を構成し、蛇篭１の背面から網状部材１２の網目を通して、水平埋設部材２の端部に透孔２１ａを形成した棒状部材２１を挿入するとともに、透孔２１ａに連結棒３を挿通して蛇篭１と水平埋設部材２の一端側とを連結するようにする。
【００１１】
蛇篭１は、線材からなる枠部材１１と、この枠部材１１に張設した網状部材１２とからなり、通常、図３に示すように、本体１ａと蓋体１ｂとに分割して工事現場まで移送する。そして、工事現場において、コイル状の閉じ線材（図示省略）を使用して、本体１ａを上方が開口した箱形状に形成し、その背面に水平埋設部材２を連結するとともに、所定の位置に設置し、砕石等の充填材９を充填した後、コイル状の閉じ線材を使用して本体１ａの開口を蓋体１ｂにより閉鎖するようにする。
【００１２】
蛇篭１の大きさ及び形状は、蛇篭１の使用形態によって任意に設定することができるが、例えば、蛇篭１は、横幅Ｗ1が１００〜５００ｃｍ、高さＨが２５〜１００ｃｍ、奥行きＷ2が５０〜２００ｃｍ程度の大きさの直方体形状のものが、取扱性がよく、好ましく使用される。
また、同様に、網状部材１２の網目の大きさ、砕石等の充填材９の粒径は、蛇篭１の使用形態によって任意に設定することができるが、例えば、網状部材１２の網目は、５〜１５．０ｃｍ程度の大きさのものが、好ましく使用される。
【００１３】
枠部材１１及び網状部材１２並びに閉じ線材を形成する線材１０には、引張強さの大きな鉄線等を心線に用い、さらに、防錆処理を施すことにより耐久性を高めた線材を使用するようにする。
特に限定されるものではないが、本実施例においては、図４に示すように、鉄線からなる心線１０ａの表面に亜鉛めっき層１０ｂ、接着剤層１０ｃ及び塩化ビニル樹脂層を積層した線材１０を使用するようにしている。
また、心線１０ａには、引張強さ３００Ｎ／ｍｍ^２以上、好ましくは、５００Ｎ／ｍｍ^２以上で、かつ直径３ｍｍ以上の鉄線を用い、より具体的には、枠部材１１には直径５ｍｍの鉄線を、また、網状部材１２には直径４ｍｍの鉄線を用いるようにする。
【００１４】
水平埋設部材２は、図５に示すように、多数の細板状の棒状部材２１を平行に配列し、これを所定の間隔をあけて配設した連結部材２２により連結して、全体として格子形状に形成するとともに、棒状部材２１の一端部（蛇篭１との連結部）に透孔２１ａを形成し、他端部に適当な間隔をあけて複数個の透孔２１ｂ，２１ｂを形成するようにする。
この水平埋設部材２は、鋼材等の金属で以て構成し、さらに、防錆処理を施すことにより耐久性を高めるようにする。
水平埋設部材２の棒状部材２１の長さは、蛇篭１の使用形態によって任意に設定することができるが、蛇篭１の設置安定性等を考慮して、２０〜３００ｃｍ程度のものが、好ましく使用される。
【００１５】
ところで、水平埋設部材２の他端側（蛇篭１との連結部の反対側）には、通常、図６に示すように、蛇篭１の設置安定性を向上させるために、土中に略水平に埋設される網体４を連結するようにする。
【００１６】
この網体４は、一般的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリアミド、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂又は合成樹脂繊維から構成されるもので、軽量で、かつ、取り扱いが容易であり、さらに、耐腐食性を有するものを使用する。
【００１７】
盛土補強部材の水平埋設部材２と網体４との連結構造としては、本例においては、図７に示すように網体４の端部を巻き付けた固定棒５の両端部を、図６に示すように、水平埋設部材２の棒状部材２１の他端部に形成した透孔２１ｂ，２１ｂに脚部６ａ，６ａを挿入して配設した図９に示す門形固定具６に挿入することにより固定する方式を採用するようにしている。
これにより、水平埋設部材２の細板状の棒状部材２１に網体４を簡易かつ強固に連結することができるが、連結構造はこれに限定されず、任意の連結構造を採用することができる。
この場合において、固定棒５には、図８に示すように、両端にフランジ５ａを形成した曲げ強度の大きな形鋼を使用することが望ましい。
また、図９（ｄ）に示すように、門形固定具６の脚部６ａ，６ａの少なくとも一方を他方側に延設することにより脚部６ｂを形成し、この脚部６ｂを脚部６ａ，６ａが挿入される水平埋設部材２の棒状部材２１に隣接する水平埋設部材２の棒状部材２１の透孔２１ｂに挿入することにより、門形固定具６の固定状態を安定させることができる。
【００１８】
また、網体には、図１０〜図１１に示すような、一軸延伸したポリプロピレン、超高分子ポリエチレン等の大きい引張強度を有する合成樹脂製の芯テープの表面にエチレンー酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂製の被覆層を形成した被覆テープを縦糸７１及び横糸７２とし、これら縦糸７１と横糸７２の交点を高周波溶着して全体として格子状に形成したものを使用することができる。
なお、網体７の格子形状は、図１０に示すような長方形のほか、正方形にすることもできる。
【００１９】
芯テープには、延伸倍率が５〜２０倍で、厚さが０．０５〜１．０ｍｍ、幅が５〜２０ｍｍのポリプロピレン又は超高分子ポリエチレンからなるテープ体を使用することが望ましい。
これにより、大きい引張強度を有する網体を得ることができる。
また、この芯テープは、上記のテープ体を複数本重ねたものを使用することもでき、これにより、引張強度を維持しながら、剛性を低減することができ、巻回性がよく、取扱い易い網体を得ることができる。
【００２０】
被覆層には、誘電率の高いエチレンー酢酸ビニル共重合体又は塩化ビニル樹脂、特に、高周波溶着性の良好な酢酸ビニル含有率が５〜３５重量％のエチレンー酢酸ビニル共重合体を使用することが望ましい。
これにより、縦糸７１と横糸７２の交点に高周波電界を印加することにより、被覆層を構成する誘電率の高い熱可塑性樹脂に分子歪みと分子摩擦を起こさせて急速に誘電加熱し、縦糸７１と横糸７２の交点を強固に溶着することができる。なお、このとき、誘電率の低いポリプロピレン又は超高分子ポリエチレンからなる芯テープは、誘電加熱されにくいため、熱によって劣化することがない。
【００２１】
このようなテープ状体からなる縦糸７１と横糸７２の交点を固着して得た網体７を使用する場合の水平埋設部材２と網体７との連結構造は、図１０〜図１１に示すように、網体７の端部を折り返して重ね、折り返した側の網体７の端部の横糸７２ａより折り返し側に位置する網体７の上下の縦糸７１を縫って第１連結棒８ａを挿通するとともに、それより折り返し側に位置する網体７の上下の縦糸７１の一方側に水平埋設部材２の棒状部材２１の端部に配設した連結部材２２を配置し、水平埋設部材２の棒状部材２１の一方側に位置するように網体７の折り返し部の縦糸７１に第２連結棒８ｂを挿通するものである。
【００２２】
なお、第１連結棒８ａ及び第２連結棒８ｂには、網体７を介して作用する引張力によって折曲したり、破断しない程度の剛性及び強度を有する鉄等の金属製の棒状体を使用することが望ましく（本例においては、丸棒鋼を使用している。）、さらに、必要に応じて、めっき等による防錆処理を施すようにする。
また、本例においては、第１連結棒８ａにより、折り返した側の網体７の端部の横糸７２ａより折り返し側に位置する網体７の上下の縦糸７１が、第１連結棒８ａの上側又は下側に交互に位置するように縫うことにより、網体７の上下の縦糸７１間に大きな摩擦力を生じさせ、この摩擦力により、網体７に作用した引張力が縦糸７１全体に均一に分散するようにしているが、第１連結棒８ａによる縦糸７１の縫い方は、本例のものに限定されず、例えば、縦糸７１を２本置きに縫うようにして第１連結棒８ａを挿通することもできる。
【００２３】
次に、上記のように構成した蛇篭構造体の設置方法について説明する。
本体１ａと蓋体１ｂとに分割して工事現場まで移送した蛇篭１を、工事現場において、コイル状の閉じ線材（図示省略）を使用して、本体１ａを上方が開口した箱形状に形成し、蛇篭１の背面から網状部材１２の網目を通して、水平埋設部材２の端部に透孔２１ａを形成した棒状部材２１を挿入するとともに、透孔２１ａに連結棒３を挿通して蛇篭１と水平埋設部材２の一端側とを連結するとともに、これを地盤Ｄ１上の所定の位置に設置し、砕石等の充填材９を充填した後、コイル状の閉じ線材を使用して本体１ａの開口を蓋体１ｂにより閉鎖するようにする。
【００２４】
そして、水平埋設部材２の他端側（蛇篭１との連結部の反対側）に、網体５，７を連結するようにする。
なお、この網体の連結方式としては、網体の端部を巻き付けた固定棒５の両端部を、図６（ｂ）に示すように、水平埋設部材２の棒状部材２１の他端部に形成した透孔２１ｂ，２１ｂに門形固定具６に挿入することにより固定する方式や、図１０〜図１１に記載した方式を採用することができる。
【００２５】
そして、図１２に示すように、蛇篭１の背面の水平埋設部材２及び網体５，７の上面に、蛇篭１の上面の高さ位置まで土砂Ｄ２を充填する。
以下、同様の手順に従って、順次蛇篭１を積み重ねることにより、堤防や道路の法面等を保護することができる。
なお、蛇篭１は、図１２（ａ）に示すように下方に位置する蛇篭１の上に次の蛇篭１をずらして積み重さねても、図１２（ｂ）に示すように下方に位置する蛇篭１の真上に次の蛇篭１を積み重さねることもできる。
【００２６】
【発明の効果】
本発明の蛇篭構造体によれば、蛇篭の背面側と水平埋設部材の一端側とを、簡易に、かつ、確実に連結することができ、土中に略水平に埋設される水平埋設部材が定着部材となり、また、この水平埋設部材の他端側に網体を簡易に、かつ、確実に連結することができ、これにより、蛇篭を高い信頼性を以て安定して設置することができるとともに、蛇篭の設置作業の作業効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の蛇篭構造体の一実施例を示す外観斜視図である。
【図２】本発明の蛇篭構造体の一実施例を示し、（ａ）は側面図、（ｂ）は平面図である。
【図３】蛇篭を示し、（ａ）は本体の展開図、（ｂ）は蓋体の平面図である。
【図４】蛇篭を構成する線材を示す説明図である。
【図５】水平埋設部材を示し、（ａ）は側面図、（ｂ）は平面図である。
【図６】水平埋設部材と網体との連結構造を示す側面図である。
【図７】網体の端部を固定棒に巻き付けた状態を示す外観斜視図である。
【図８】固定棒を示し、（ａ）は平面図、（ｂ）は側面図である。
【図９】門形固定具を示し、（ａ）は側面図、（ｂ）は背面図、（ｃ）は外観斜視図、（ｄ）はその変形例の外観斜視図である。
【図１０】水平埋設部材と網体との連結構造を示す外観斜視図である。
【図１１】水平埋設部材と網体との連結構造を示し、（ａ）は平面図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ線断面図、（ｃ）は（ａ）のＢ−Ｂ線断面図である。
【図１２】本発明の蛇篭構造体の使用例を示す説明図である。
【符号の説明】
１蛇篭
１０線材
１０ａ心線
１１枠部材
１２網状部材
２水平埋設部材
２１棒状部材
２１ａ透孔
２１ｂ透孔
２２連結部材
３連結棒
４網体
５固定棒
６門形固定具
７網体
８ａ第１連結棒
８ｂ第２連結棒
９充填材[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a gabion structure installed along a slope in order to protect a dike, a slope of a road, and the like (hereinafter, simply referred to as “slope”), and in particular, a gabion can be stably installed. The present invention relates to a gabion structure as described above.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, when a slope or a road slope is formed, concrete is poured along the slope or a concrete block is installed along the slope to protect the slope.
However, with the recent rise in environmental protection, the above-mentioned conventional method using concrete is being reviewed, and the development of a method suitable for the natural environment has been demanded.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in response to this request for environmental protection, a method of installing a gabion filled with a filler such as crushed stone along the slope has been put to practical use, but in this method, the gabions are stacked and used alone. Doing so was problematic in terms of stability.
For this reason, conventionally, when a gabion is installed, the gabion is fixed to a fixing member made of a concrete protective frame or a pile or a net buried substantially horizontally in the soil, or by fixing the gabions to each other. The installation state of the gabion was stabilized.
[0004]
However, the work of fixing the gabion to the fixing member or the net is basically an on-site work, and since this work is extremely complicated, the work efficiency is significantly reduced, and there is a problem in reliability. was there.
[0005]
An object of the present invention is to provide a gabion structure in which a gabion can be easily and stably installed by using a horizontal embedding member in combination in view of the problems of the above-described conventional gabion method. .
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the gabion structure of the present invention comprises a plurality of bar-shaped members having through holes formed at their ends in parallel from the back of a gabion composed of a mesh member used by filling a filler such as crushed stone. While inserting the horizontal buried members arranged and connected, connecting the gabion and one end side of the horizontal buried member by inserting a connecting rod into the through hole, and at the other end side of the horizontal buried member, in the soil It is characterized by connecting nets buried substantially horizontally .
[0007]
The gabion structure of the present invention is configured such that a connecting rod is inserted into a through hole formed at an end of a bar-shaped member constituting a horizontal buried member, which is inserted from a back surface of the gabion, so that the back side of the gabion and one end of the horizontal buried member are provided. The horizontal buried member buried substantially horizontally in the soil serves as a fixing member, and a net can be easily attached to the other end side of the horizontal buried member. In addition, the gabion can be stably installed.
[0008]
In this case, it is desirable that the net-like member of the gabion be formed of a wire using a core wire having a tensile strength of 500 N / mm ² or more and a diameter of 3 mm or more in consideration of its durability and the like.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the gabion structure of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0010]
1 and 2 show an embodiment of the gabion structure of the present invention.
This gabion structure comprises a gabion 1 composed of a net-like member 12 filled with a filler 9 such as crushed stone, and a horizontal buried member 2 composed of a large number of rod-shaped members 21 arranged in parallel. The bar-shaped member 21 having the through hole 21a formed at the end of the horizontal buried member 2 is inserted through the mesh of the mesh member 12 from the back of the gabion 1 and the connecting rod 3 is inserted through the through-hole 21a. And one end of the horizontal buried member 2.
[0011]
The gabion 1 is composed of a frame member 11 made of a wire and a mesh member 12 stretched on the frame member 11, and is usually divided into a main body 1a and a lid 1b to reach a construction site as shown in FIG. Transfer. Then, at the construction site, the main body 1a is formed in a box shape having an open top using a coil-shaped closed wire (not shown), and the horizontal buried member 2 is connected to the back surface thereof and installed at a predetermined position. After the filler 9 such as crushed stone is filled, the opening of the main body 1a is closed by the lid 1b using a coil-shaped closing wire.
[0012]
The size and shape of the gabion 1 can be arbitrarily set depending on the usage form of the gabion 1. For example, the gabion 1 has a width W1 of 100 to 500 cm, a height H of 25 to 100 cm, and a depth W2 of 50 to 50. A rectangular parallelepiped having a size of about 200 cm has good handleability and is preferably used.
Similarly, the size of the mesh of the mesh member 12 and the particle size of the filler 9 such as crushed stone can be arbitrarily set depending on the use form of the gabion 1. For example, the mesh of the mesh member 12 is 5 Those having a size of about 15.0 cm are preferably used.
[0013]
As the frame member 11, the mesh member 12, and the wire 10 forming the closed wire, an iron wire or the like having a large tensile strength is used as a core wire, and a wire having improved durability by performing a rust-proof treatment is used. To
Although not particularly limited, in the present embodiment, as shown in FIG. 4, a wire 10 in which a zinc plating layer 10b, an adhesive layer 10c, and a vinyl chloride resin layer are laminated on the surface of a core wire 10a made of an iron wire. I'm trying to use
An iron wire having a tensile strength of 300 N / mm ² or more, preferably 500 N / mm ² or more, and a diameter of 3 mm or more is used for the core wire 10 a. More specifically, the frame member 11 has a diameter of 5 mm. An iron wire is used, and an iron wire having a diameter of 4 mm is used for the mesh member 12.
[0014]
As shown in FIG. 5, the horizontal buried member 2 has a large number of thin plate-like rod members 21 arranged in parallel, and these are connected by connecting members 22 arranged at predetermined intervals to form a grid as a whole. The rod-shaped member 21 is formed in a shape, and a through-hole 21a is formed at one end of the rod-shaped member 21 (connection portion with the gabion 1), and a plurality of through-holes 21b, 21b are formed at an appropriate interval at the other end. To
The horizontal buried member 2 is made of a metal such as a steel material, and is further subjected to a rust preventive treatment so as to enhance durability.
The length of the bar-shaped member 21 of the horizontal buried member 2 can be arbitrarily set depending on the use form of the gabion 1. However, in consideration of the installation stability of the gabion 1, a length of about 20 to 300 cm is preferably used. Is done.
[0015]
By the way, the other end of the horizontal buried member 2 (the side opposite to the connecting portion with the gabion 1) is generally substantially horizontal in the soil to improve the installation stability of the gabion 1, as shown in FIG. To be buried in the net 4.
[0016]
The net 4 is generally made of synthetic resin or synthetic resin fiber such as polyethylene, polypropylene, polyester, polyvinyl alcohol, polyamide, polyvinyl chloride, etc., and is lightweight and easy to handle. Further, a material having corrosion resistance is used.
[0017]
As a connection structure between the horizontal buried member 2 of the embankment reinforcing member and the net 4, in this example, as shown in FIG. 7, both ends of the fixing rod 5 around which the end of the net 4 is wound are shown in FIG. 6. As shown, the legs 6a, 6a are inserted into the through holes 21b, 21b formed in the other end of the rod-shaped member 21 of the horizontal buried member 2 and inserted into the portal fixture 6 shown in FIG. The method of fixing by using is adopted.
Thereby, the net body 4 can be easily and firmly connected to the thin plate-like rod-shaped member 21 of the horizontal embedded member 2, but the connection structure is not limited to this, and any connection structure can be adopted. .
In this case, as shown in FIG. 8, it is desirable to use, as the fixing rod 5, a section steel having flanges 5 a formed at both ends and having high bending strength.
As shown in FIG. 9D, at least one of the legs 6a of the portal fixture 6 is extended to the other side to form a leg 6b, and the leg 6b is connected to the leg 6a. , 6a can be inserted into the through-holes 21b of the rod-shaped member 21 of the horizontal buried member 2 adjacent to the rod-shaped member 21 of the horizontal buried member 2 to stabilize the fixed state of the portal fixture 6.
[0018]
Further, as shown in FIGS. 10 to 11, the net body has a core tape made of a synthetic resin having high tensile strength such as uniaxially stretched polypropylene or ultra-high-molecular-weight polyethylene, and an ethylene-vinyl acetate copolymer, A coating tape formed with a coating layer made of a thermoplastic resin such as a vinyl resin is used as a warp 71 and a weft 72, and the intersection of the warp 71 and the weft 72 is welded by high frequency to form a lattice as a whole. it can.
Note that the grid shape of the net 7 can be a square as well as a rectangle as shown in FIG.
[0019]
As the core tape, it is desirable to use a tape body made of polypropylene or ultra-high-molecular-weight polyethylene having a draw ratio of 5 to 20 times, a thickness of 0.05 to 1.0 mm, and a width of 5 to 20 mm.
Thereby, a net having a large tensile strength can be obtained.
In addition, the core tape may be formed by stacking a plurality of the above-described tape bodies, whereby the rigidity can be reduced while maintaining the tensile strength, the winding property is good, and the handling is easy. A net can be obtained.
[0020]
For the coating layer, use may be made of an ethylene-vinyl acetate copolymer or a vinyl chloride resin having a high dielectric constant, particularly an ethylene-vinyl acetate copolymer having a high frequency welding property and a vinyl acetate content of 5 to 35% by weight. desirable.
Thus, by applying a high-frequency electric field to the intersection of the warp 71 and the weft 72, a thermoplastic resin having a high dielectric constant, which constitutes the coating layer, causes molecular distortion and molecular friction to rapidly dielectrically heat the thermoplastic resin. The intersection of the weft yarns 72 can be welded firmly. At this time, the core tape made of polypropylene or ultra-high-molecular-weight polyethylene having a low dielectric constant is not easily heated by dielectric heating and does not deteriorate due to heat.
[0021]
FIGS. 10 to 11 show a connection structure between the horizontal burying member 2 and the net 7 when the net 7 obtained by fixing the intersections of the warp 71 and the weft 72 made of such a tape-like body is used. In this way, the end of the net 7 is folded back and overlapped, and the first connecting rod 8a is sewn by sewing the upper and lower warp threads 71 of the net 7 located on the turn-back side from the weft 72a at the end of the net 7 on the turned side. A connecting member 22 disposed at one end of the upper and lower warp threads 71 of the mesh body 7 located on the folded side thereof is disposed at one end of the rod member 21 of the horizontal burying member 2. The second connecting rod 8b is inserted into the warp 71 of the folded portion of the net 7 so as to be located on one side of the rod-shaped member 21.
[0022]
The first connecting rod 8a and the second connecting rod 8b are made of a metal rod such as iron having rigidity and strength not to be bent or broken by the tensile force acting via the mesh body 7. It is desirable to use it (in this example, a round bar is used), and if necessary, a rust-proof treatment such as plating is performed.
Further, in this example, the first connecting rod 8a causes the upper and lower warp threads 71 of the net 7 positioned on the turn-back side from the weft 72a at the end of the net 7 on the turn-up side to be on the upper side of the first connecting rod 8a. Alternatively, the sewing is performed so as to be alternately positioned on the lower side, so that a large frictional force is generated between the upper and lower warp yarns 71 of the mesh body 7, and the tensile force applied to the mesh body 7 is uniformly applied to the entire warp yarn 71 by the frictional force. However, the method of sewing the warp thread 71 with the first connecting rod 8a is not limited to the one in this example. For example, the first connecting rod 8a may be sewn so that every two warp threads 71 are sewn. It can be inserted.
[0023]
Next, a method of installing the gabion structure configured as described above will be described.
The gabion 1 which is divided into the main body 1a and the lid 1b and transferred to the construction site is formed into a box shape having an open top at the construction site by using a coiled closed wire (not shown) at the construction site. A bar-like member 21 having a through hole 21a formed at the end of the horizontal buried member 2 is inserted through the mesh of the mesh member 12 from the back of the gabion 1 and the connecting rod 3 is inserted into the through hole 21a to be horizontal with the gabion 1. After connecting one end side of the buried member 2 and installing it at a predetermined position on the ground D1 and filling the filler 9 such as crushed stone, the opening of the main body 1a is closed using a coil-shaped closed wire. The cover is closed by the lid 1b.
[0024]
Then, the nets 5 and 7 are connected to the other end of the horizontal buried member 2 (the side opposite to the connecting portion with the gabion 1).
As a method of connecting the nets, both ends of the fixing rod 5 around which the ends of the nets are wound are connected to the other end of the rod-shaped member 21 of the horizontal buried member 2 as shown in FIG. It is possible to adopt a method of fixing by inserting into the portal-shaped fixing tool 6 into the formed through holes 21b, 21b, or a method described in FIGS.
[0025]
Then, as shown in FIG. 12, earth and sand D2 is filled up to the level of the upper surface of the gabion 1 on the upper surface of the horizontal buried member 2 and the nets 5 and 7 on the back surface of the gabion 1.
In the following, the gabions 1 are sequentially stacked in accordance with the same procedure to protect the embankment and the slope of the road.
The gabion 1 is located at a lower position as shown in FIG. 12B even if the next gabion 1 is shifted and stacked on the lower gabion 1 as shown in FIG. The next gabion 1 can also be stacked right above the gabion 1 to be made.
[0026]
【The invention's effect】
According to the gabion structure of the present invention, the back side of the gabion and one end of the horizontal embedding member can be easily and reliably connected to each other, and the horizontal embedding member buried substantially horizontally in the soil is provided. It becomes a fixing member, and the net body can be easily and reliably connected to the other end side of the horizontal buried member, whereby the gabion can be stably installed with high reliability, The work efficiency of the gabion installation work can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external perspective view showing one embodiment of a gabion structure of the present invention.
FIG. 2 shows an embodiment of the gabion structure of the present invention, wherein (a) is a side view and (b) is a plan view.
3A and 3B show a gabion, wherein FIG. 3A is a development view of a main body, and FIG. 3B is a plan view of a lid.
FIG. 4 is an explanatory view showing a wire constituting a gabion;
5A and 5B show a horizontal embedded member, wherein FIG. 5A is a side view and FIG. 5B is a plan view.
FIG. 6 is a side view showing a connection structure between a horizontal burying member and a net body.
FIG. 7 is an external perspective view showing a state where the end of the net is wound around a fixing rod.
8A and 8B show a fixing rod, wherein FIG. 8A is a plan view and FIG. 8B is a side view.
9A and 9B show a portal fixture, wherein FIG. 9A is a side view, FIG. 9B is a rear view, FIG. 9C is an external perspective view, and FIG. 9D is an external perspective view of a modified example thereof.
FIG. 10 is an external perspective view showing a connection structure between a horizontal buried member and a net body.
11 (a) is a plan view, FIG. 11 (b) is a sectional view taken along the line AA of FIG. 11 (a), and FIG. 11 (c) is a sectional view of the line BB of FIG. It is a line sectional view.
FIG. 12 is an explanatory view showing an example of use of the gabion structure of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Gabion 10 Wire rod 10a Core wire 11 Frame member 12 Net-like member 2 Horizontally buried member 21 Bar-like member 21a Through-hole 21b Through-hole 22 Connecting member 3 Connecting rod 4 Net 5 Fixing rod 6 Portal fixture 7 Net 8a First connection Rod 8b Second connecting rod 9 Filler

Claims

From the back of a gabion composed of a net-like member filled with a filler such as crushed stone, a horizontal buried member constituted by arranging in parallel a number of rod-shaped members having through holes at their ends is inserted. A connecting rod is inserted into the hole to connect the gabion to one end of the horizontal buried member, and the other end of the horizontal buried member is connected to a net buried substantially horizontally in the soil. Gabion structure.

^2. The gabion structure according to claim 1, wherein the mesh member of the gabion is formed of a wire having a tensile strength of not less than 500 N / mm ² and a diameter of not less than 3 mm. 3.