JP3591255B2 - Magnet roll warpage correction method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やファクシミリ、プリンタ等の電子写真方式の現像装置に用いられるマグネットロールや、その他の用途に用いられるマグネットロールを製造した後、成形されたマグネットロールの反りを矯正するためのマグネットロールの反り矯正方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マグネットロールを製造する場合には、一般的に固定側金型とこの固定側金型に離間可能な可動側金型とからなる分割金型内に、樹脂磁石組成物を注入してマグネットロールを形成する射出成形法を用いている。
しかし、この方法では、長手方向での磁気特性の安定化及び反りの低減のため、金型温度が110〜130°Cに設定され、金型内で時間をかけて除冷している。このように時間をかけて除冷しているにも係わらず、各成形体毎の反り量に差が発生し、高画質化のために必要な長手方向の磁力(ゾーン磁力)の安定化、反り減少には効果不十分であり、後工程での反り矯正を行うのが一般的である。
【0003】
また、成形品を取り出した直後(成形品表面温度80〜150°C)に2つ割りの矯正用型で一本ずつ挟み込んで、矯正する方法もあるが、大掛かりな後工程(矯正工程)を別に必要としないものの、一本ずつ挟み込む方法は手間のかかる煩わしいものである。更に、前記分割金型にはパーティングラインを有するものであるため、経時変化と共にパーティングラインを通してバリが発生し、そのバリの大きさ、形状、発生箇所等が成形品毎に変化することにより矯正の安定性に問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、大掛かりな後工程(矯正工程)を必要とすることなく、容易に反り矯正が行えるとともに、バリの発生を抑制することによって安定した反り矯正を行えるマグネットロールの反り矯正方法を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題解決のために、金型にて形成される成形空間内に射出注入される磁性粉末とバインダーを主成分とする樹脂磁石組成物に、金型内に備えさせた磁場配向手段により2極以上の磁場を印加した後、金型から取り出しをするマグネットロールの製造方法において、前記金型として、マグネットロールのロール本体部を形成するためのメイン成形型と、マグネットロールの両端に形成される軸部のうちの一方の軸部を形成するために該メイン成形型の一端部に配置した端部成形型と、前記他方の軸部を形成するために該メイン成形型内に摺動自在に配置したスライド型とからなるものを用いてマグネットロールを成形し、この成形後スライド型を成形空間内に突出させることによりマグネットロールを金型外に取り出し、取り出したマグネットロールの複数を、それら自身の磁気吸引力で吸着させることにより束ね、この束ねた状態を保持させることにより反りの矯正を行うことを特徴としている。
従って、形成されたマグネットロールを長手方向に移動させて取り出す構成にすることによって、分割金型の場合のようなパーティングラインが存在しないから、形成されたマグネットロールにそれの長手方向にバリが発生することを無くすことができるとともに、真円度を高めることができる。そして、このようにして形成されたマグネットロールに備えられている磁気吸引力を利用して複数のマグネットロールを束ねるのである。この束ねた状態では、各マグネットロールの持つ磁力で相互に引き合うことから、各マグネットロールに反りが矯正される力が働くのである。
【0006】
成形されたマグネットロールを金型から取り出したときの成形体表面温度を80〜150°Cとし、10〜40本を束ねた状態で冷却することを特徴としている。
成形されたマグネットロールの反りを前記のように相互に作用する吸引力を利用して矯正することができる最低成形体表面温度を80°Cとし、磁気吸引力以外の機械的外力が加わって容易に変形することができない程度に固化している最高成形体表面温度を150°Cとしている。つまり、金型内での成形体表面温度が80〜150°Cにまで冷却された時点でマグネットロールを取り出して、10〜40本を束ねた状態で冷却する場合が反り矯正に最適な温度である。
【0007】
10本以上に束ねた成形体を80〜150°Cの環境下で3〜10時間の熱処理を行い、5時間以上かけて除冷することを特徴としている。
30°C以下にまで除冷された成形品の反りを矯正する場合には、10本以上束ねて80〜150°Cに再度加熱してからその状態を3〜10時間保持し、5時間以上、好ましくは10時間以上かけて除冷すると更に高い矯正効果を得ることができる。
【0008】
束ねた成形体をそれの長手方向が水平となる横置きにして反り矯正を行うことによって、縦置きにする場合の成形体の支持の難しさや軸部に重量が加わり軸部の振れにつながることを一挙に解消することができる。しかも、成形体を最も設置面積を多く取ることができる横置きにするから、自身の重量が成形体の長手方向に均一に作用して、安定した反りの矯正効果を得やすい。
【0009】
【発明の実施の形態】
図2(イ)、(ロ)に、樹脂磁石組成物を金型内に注入して成形されたマグネットロールを示し、このマグネットロール1は、断面形状円形のロール本体部2の両端に縮径した軸部3、4を突出形成したもので、樹脂磁石を用いて一体成形されている。図示していないが、前記一方の軸部3又は4あるいは両軸部3,4に位置決め或いは駆動力伝達用の切欠部を形成して実施してもよい。尚、マグネットロール1として、ロール部2が円柱でなく多角柱であるものや、ロール部2の軸中心と軸部3、4の軸中心を故意に偏心させたものなどに対しても本発明を同様に適用できる。
【0010】
マグネットロール1を構成する樹脂磁石組成物としては、磁性粉末と当該磁性粉末同士を結合させるためのバインダーを主体とし、それらの結合を強固にするためのシラン系またはチタネート系のカップリング剤、流動性を良くするための滑剤、バインダーの熱分解を防止する安定剤等を微量配合した混合物であり、必要により難燃剤、補強剤等を配合することも可能で、磁性粉としては、フェライト系、希土類系(SmCo系、NdFeB系)、MnAIC系、アルニコ系、SmFeN系等のものから選択でき、またバインダーとしては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、低融点合金等を用いることができる。
【0011】
このマグネットロール1は、複写機やファクシミリ、プリンタ等の電子写真方式の現像装置における現像ロールやクリーニングロールとして用いられているものであるが、他の用途にも勿論利用できる。
【0012】
次に、マグネットロール1の製造装置について説明すれば、図1(イ),(ロ)及び図2(イ),(ロ)に示すように、マグネットロール1のロール本体部2を形成するための円筒状の固定側のメイン成形型5と、このメイン成形型5の一端部に配置され、且つ、マグネットロール1の軸部4を形成するための端部成形型6と、前記メイン成形型5内に出退自在に配設され、且つ、該メイン成形型5にて形成される成形空間8内への溶融樹脂磁石の注入に伴い、後退側に移動してマグネットロール1の端部、つまり前記軸部3を形成するためのスライド型7とからマグネットロールの成形金型を構成している。前記メイン成形型5内に備えられるとともに図1(ロ)に示すように成形空間8内に溶融樹脂磁石が完全に注入された後、その溶融樹脂磁石が固化するまでの期間において、磁性粒子の着磁及び配向を行うための磁場配向手段9とを備えている。前記磁場配向手段9の個数は何個でもよく、又、磁場配向手段9としては、電磁石等、既存の種々の構成のものを採用することができる。前記溶融樹脂磁石は、図外の射出シリンダ等から図に示した注入口10を介して成形空間8内へ供給されるのである。尚、前記磁場配向手段9による着磁及び配向を溶融樹脂磁石の注入が開始されると同時に行うようにしてもよく、開始時期はいつでもよい。
【0013】
次に、マグネットロール1の成形方法について説明する。
図1(イ)に示すように、スライド型7を移動操作するためのアクチュエータ11を駆動してスライド型7を前進位置まで移動させた後、注入口10を介して金型内への溶融樹脂磁石の射出注入を開始する。前記アクチュエータ11としては、例えばエアコンプレッサー、油圧シリンダ、空気圧シリンダ、スクリューネジ、ラックピニオンギア、リニアモータ等を用いることができる。次に、図1(ロ)に示すように、溶融樹脂磁石の注入圧とアクチュエータ11による駆動力との合力でスライド型7を後退位置まで後退させながら、成形空間8内を溶融樹脂磁石で充填するのである。前記アクチュエータ11として油圧シリンダを用いる場合には、作動油を絞りながらリークさせることで、スライド型7の後退移動に制動力を付与することによって、成形空間8内に溶融樹脂磁石を隙間なく充填していくことが可能になる。但し、摩擦等により制動力を付与する制動力付与手段を設けて、スライド型7の後退移動時に制動力を付与してもよい。また、溶融樹脂磁石の射出注入速度に応じてアクチュエータ11により制動力を付与しながらスライド型7を後退させてもよい。又、溶融樹脂磁石の充填時には、アクチュエータ11による駆動を停止するようにしてもよい。そして、溶融樹脂磁石の注入が完了すると、溶融樹脂磁石が固化するまで前記磁場配向手段9により、磁性粒子の着磁及び配向を行うのである。
【0014】
前記射出注入した溶融樹脂磁石が固化した後は、図2(イ)に示すように、端部成形型6をメイン成形型5から離間移動させた後、スライド型7を前進させて図2(ロ)に示すように、マグネットロール1を離脱させるのである。尚、メイン成形型5を端部成形型6から離間移動してもよい。
【0015】
上記のように成形されたマグネットロール1の複数本(図では18本)を向きを揃えて一箇所に集めることにより、図3(イ),(ロ)に示すように相互の磁気吸引力を利用して無作為に束ねた後、上端に水平面を有する置台12上に置いて除冷し、各マグネットロール1の反りを矯正することができるようにしている。
この反りを矯正することができる原理を、図4(イ),(ロ)に示している。つまり、図4(イ)では、マグネットロール1に形成された2種類の磁極(N極とS極)同士の吸引力により、反りが発生した両端の部分を互いに接近する側に引き寄せて反りを矯正することができ、又、図4(ロ)では、逆に反りが発生した中央部分を互いに接近する側に引き寄せて反りを矯正することができるようにしている。尚、図4(イ),(ロ)では、分かり易くするために反り度合いを大きくした状態で描いたが、実際には非常に小さいものである。又、図4(イ),(ロ)では、説明を簡単にするために2極の場合を示したが、図3(イ),(ロ)のように4極の場合でもよいし、3極又は5極以上の場合でもよい。
【0016】
上記のようにして形成されたマグネットロール1を複数本(16本、30本、40本、60本、70本)束ねたものと、比較例として1本のものとを、それぞれ反り平均及び長手方向の磁力バラツキ(ゾーン値)を測定し、表1に示した。測定は、無作為に所定本数のマグネットロール1を抽出して、各本数の測定を10回行い、それら10回の平均値をそれぞれ表にしたものである。特に、比較例の一本の場合には、測定誤差が大きいことから、3つの例を挙げている。表中の反り量平均の右横のバラツキは、反り量の最大値と最小値の差を示し、ゾーン値平均の右横のバラツキは、ゾーン値の最大値と最小値の差を示している。
又、表1を基にして図5及び図6のグラフを作成した。
【0017】
【表1】
【0018】
図5では、比較品1及び本発明品1〜5までのデータをaの実線で示し、10本〜40本までの間の本数が反りの矯正効果が大きく、40本を超えると、矯正効果が低下することがわかる。そして、図中bは、所定本数に束ねた後、80〜150°Cの環境下で3〜10時間熱処理を行い10時間をかけて除冷したマグネットロール1を測定した結果を示し、本数が多くなればなるほど反り量が減っていることがわかる。
図6によれば、反り量が大きいほどゾーン値も大きくなっていることがわかる。
又、図7に、加熱温度と反り量を示すグラフが示され、加熱温度が高く、しかも加熱時間が多いほど反り量が小さいことがわかるが、図8に示すように、加熱温度が150°C以上で且つ加熱時間が5時間以上になると、軸強度低下を引き起こし、加熱温度及び加熱時間を配慮する必要がある。
表1及び図5から明らかなように反り量平均が300μm以下で、ゾーン値平均が4.0mT以下が好ましい。
【0019】
又、前記実施例では、軸部とロール部とを一体形成するようにしたが、金属製または合成樹脂製のシャフトをインサートしたシャフトインサート型マグネットロールを形成したものにおいても本発明は適応することができる。
【0020】
【発明の効果】
請求項1によれば、形成されたマグネットロールを長手方向に移動させて取り出す構成にすることによって、分割金型の場合のようなパーティングラインが存在しないから、形成されたマグネットロールにそれの長手方向にバリが発生することを無くすことができるとともに、真円度を高めることができ、完成度の高いマグネットロールを提供することができる。そして、このようにして形成されたマグネットロールに備えられている磁気吸引力を利用して複数のマグネットロールを束ねることにより、各マグネットロールの持つ磁力で相互に引き合う力を利用して、各マグネットロールに発生した反りを矯正することができるから、大掛かりな反り矯正用の機構等を設けることなく、反りの矯正が行え、コスト面において有利となる。
【0021】
請求項2によれば、金型内での成形体表面温度が80〜150°Cにまで冷却された時点でマグネットロールを取り出して、10〜40本を束ねた状態で冷却する場合が反り矯正に最適であることが測定結果からも明確である。
【0022】
請求項3によれば、30°C以下にまで除冷された成形品の反りを矯正する場合には、10本以上束ねて80〜150°Cに再度加熱してからその状態を3〜10時間保持し、5時間以上かけて除冷すると更に高い矯正効果を得ることができ、一層精度の高いマグネットロールを得ることができる。
【0023】
請求項4によれば、束ねた成形体をそれの長手方向が水平となる横置きにして反り矯正を行うことによって、縦置きにする場合の成形体の支持の難しさや軸部に重量が加わり軸部の振れにつながることを一挙に解消することができる。しかも、成形体を最も設置面積を多く取ることができる横置きにするから、自身の重量が成形体の長手方向に均一に作用して、安定した反りの矯正効果を得やすく、成形方法としては、最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は溶融樹脂磁石の注入開始状態を示す金型の断面図、(ロ)は溶融樹脂磁石の注入完了状態を示す金型の断面図。
【図2】(イ)は端部成形型をメイン成形型に対して離間させた状態を示す金型の断面図、(ロ)は形成されたマグネットロールを離脱させた状態を示す金型の断面図。
【図3】(イ)は多数のマグネットロールをそれ自身の磁気吸引力により適当に束ねて置台上に載置した状態を示す正面図、(ロ)はその側面図。
【図4】(イ)はマグネットロールの両端を磁気吸引力により矯正しようとする説明図、(ロ)はマグネットロールの中央部を磁気吸引力により矯正しようとする説明図。
【図5】束の本数と反り量平均との関係を示すグラフ。
【図6】反り量平均とゾーン値平均との関係を示すグラフ。
【図7】加熱処理時間と反り量とを示すグラフ。
【図8】加熱温度と軸折れ強度とを示すグラフ。
【符号の説明】
1 マグネットロール 2 ロール本体部
3,4 軸部 5 メイン成形型
6 端部成形型 7 スライド型
8 成形空間 9 磁場配向手段
10 注入口 11 アクチュエータ
12 置台[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention is for manufacturing a magnet roll used in an electrophotographic developing device such as a copying machine, a facsimile, and a printer, and a magnet roll used for other purposes, and then correcting a warpage of a formed magnet roll. The present invention relates to a method for straightening a magnet roll.
[0002]
[Prior art]
When manufacturing a magnet roll, generally, a resin magnet composition is injected into a split mold composed of a fixed mold and a movable mold that can be separated from the fixed mold, and the magnet roll is formed. An injection molding method is used.
However, in this method, in order to stabilize the magnetic properties in the longitudinal direction and reduce the warpage, the mold temperature is set to 110 to 130 ° C., and the inside of the mold is slowly cooled. Despite the fact that the cooling is performed over a long period of time in this way, a difference occurs in the amount of warpage of each molded body, stabilizing the longitudinal magnetic force (zone magnetic force) necessary for high image quality, The effect is not sufficient to reduce the warpage, and it is general to perform the warp correction in a later step.
[0003]
Immediately after the molded product is taken out (molded product surface temperature: 80 to 150 ° C.), there is also a method in which the molded product is sandwiched one by one with a two-part straightening mold and straightened, but a large-scale post-process (straightening process) is required. Although it is not necessary separately, the method of sandwiching one by one is troublesome and troublesome. Further, since the split mold has a parting line, burrs are generated through the parting line with the passage of time, and the size, shape, location, and the like of the burrs change for each molded product. There was a problem with the stability of the correction.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In view of the above situation, the present invention is intended to solve the problem that the warpage can be easily corrected without requiring a large-scale post-process (correction process), and the warpage is stabilized by suppressing the occurrence of burrs. It is an object of the present invention to provide a method of straightening a magnet roll that can perform straightening.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, the present invention provides a resin magnet composition containing a magnetic powder and a binder as main components, which is injected and injected into a molding space formed by a mold, and a magnetic field provided in the mold. After applying a magnetic field of two or more poles by an orientation means, in a method of manufacturing a magnet roll that takes out from a mold, a main molding die for forming a roll body of the magnet roll is used as the mold, An end mold disposed at one end of the main mold to form one of the shafts formed at both ends, and an inner mold formed within the main mold to form the other shaft. A magnet roll is formed by using a slide die slidably disposed in the mold, and after this molding, the slide die is protruded into a molding space to take the magnet roll out of the die and take it out. Was plurality of magnet roll, bundled by adsorbing the magnetic attraction force of their own, is characterized by performing the correction of warpage by holding the bundled state.
Therefore, by forming the magnet roll formed to be moved in the longitudinal direction and taking it out, there is no parting line as in the case of the split mold, so that the formed magnet roll has burrs in the longitudinal direction thereof. Occurrence can be eliminated, and roundness can be increased. Then, a plurality of magnet rolls are bundled using the magnetic attraction provided in the magnet roll formed in this way. In this bundled state, the magnets are attracted to each other by the magnetic force of each magnet roll, so that a force for correcting the warp acts on each magnet roll.
[0006]
It is characterized in that the surface temperature of the formed body when the formed magnet roll is taken out of the mold is set to 80 to 150 ° C., and cooling is performed in a state where 10 to 40 pieces are bundled.
The minimum surface temperature of the molded body that can correct the warpage of the formed magnet roll by using the attraction force interacting with each other as described above is set at 80 ° C, and mechanical external force other than magnetic attraction force is applied. The maximum temperature of the surface of the compact which is solidified to such an extent that it cannot be deformed to 150 ° C. That is, when the surface temperature of the molded body in the mold is cooled to 80 to 150 ° C., the magnet roll is taken out and cooled in a state where 10 to 40 rolls are bundled. is there.
[0007]
It is characterized in that heat treatment is performed on the compacts bundled into 10 or more bundles in an environment of 80 to 150 ° C. for 3 to 10 hours, and the cooling is performed over 5 hours or more.
When correcting the warpage of the molded article which has been cooled down to 30 ° C or less, bundle 10 or more pieces, reheat to 80 to 150 ° C, hold the state for 3 to 10 hours, and hold for 5 hours or more If the cooling is carried out preferably for 10 hours or more, a higher correction effect can be obtained.
[0008]
By performing the warp correction by placing the bundled compacts horizontally so that their longitudinal direction is horizontal, it is difficult to support the compacts when placing them vertically, and the weight is added to the shaft, which leads to the deflection of the shaft Can be eliminated at once. In addition, since the molded body is placed horizontally so as to take the largest installation area, its own weight acts uniformly in the longitudinal direction of the molded body, and it is easy to obtain a stable warpage correcting effect.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIGS. 2A and 2B show a magnet roll formed by injecting a resin magnet composition into a mold. The
[0010]
The resin magnet composition constituting the
[0011]
The
[0012]
Next, the manufacturing apparatus of the
[0013]
Next, a method of forming the
As shown in FIG. 1A, after driving the
[0014]
After the injection-fused molten resin magnet is solidified, the
[0015]
By gathering a plurality of the magnet rolls 1 (18 in the figure) at one place in the same direction as described above, as shown in FIGS. 3A and 3B, the mutual magnetic attractive force is reduced. After being bundled at random by using, it is placed on a mounting table 12 having a horizontal surface at the upper end, and is cooled, so that the warpage of each
The principle by which this warpage can be corrected is shown in FIGS. That is, in FIG. 4A, the two ends of the magnetic poles (N-pole and S-pole) formed on the
[0016]
A bundle of a plurality (16, 30, 40, 60, 70) of the magnet rolls 1 formed as described above, and a single one as a comparative example were respectively warped average and longitudinal. The magnetic force variations (zone values) in the directions were measured and are shown in Table 1. In the measurement, a predetermined number of magnet rolls 1 were randomly extracted, the number of each measurement was measured 10 times, and the average value of the 10 times was tabulated. In particular, in the case of one comparative example, three examples are given because the measurement error is large. The variation on the right side of the average warpage amount in the table indicates the difference between the maximum value and the minimum value of the warpage amount, and the variation on the right side of the average zone value indicates the difference between the maximum value and the minimum value of the zone value. .
5 and 6 were prepared based on Table 1.
[0017]
[Table 1]
[0018]
In FIG. 5, the data of the
FIG. 6 shows that the zone value increases as the amount of warpage increases.
FIG. 7 is a graph showing the heating temperature and the amount of warpage. It can be seen that the higher the heating temperature and the longer the heating time, the smaller the amount of warpage. However, as shown in FIG. If the heating temperature is C or more and the heating time is 5 hours or more, the axial strength is reduced, and it is necessary to consider the heating temperature and the heating time.
As is clear from Table 1 and FIG. 5, the average warpage is preferably 300 μm or less, and the average zone value is preferably 4.0 mT or less.
[0019]
Further, in the above embodiment, the shaft portion and the roll portion are integrally formed, but the present invention is applicable to a shaft insert type magnet roll in which a metal or synthetic resin shaft is inserted. Can be.
[0020]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the formed magnet roll is moved in the longitudinal direction and taken out, so that there is no parting line as in the case of the split mold. The generation of burrs in the longitudinal direction can be eliminated, the roundness can be increased, and a highly completed magnet roll can be provided. Then, by bundling a plurality of magnet rolls using the magnetic attraction force provided on the magnet roll formed in this way, each magnet roll is attracted to each other using the magnetic force of each magnet roll. Since the warpage generated in the roll can be corrected, the warpage can be corrected without providing a large-scale warpage correction mechanism or the like, which is advantageous in cost.
[0021]
According to the second aspect, when the surface temperature of the molded body in the mold is cooled to 80 to 150 ° C., the magnet roll is taken out and cooled in a state where 10 to 40 magnet rolls are bundled. It is clear from the measurement results that this is optimal.
[0022]
According to the third aspect, when correcting the warpage of the molded article which has been cooled down to 30 ° C. or less, bundle 10 or more pieces and heat them again to 80 to 150 ° C., and then change the state to 3 to 10 ° C. If the temperature is maintained and the cooling is performed for 5 hours or more, a higher correction effect can be obtained, and a more accurate magnet roll can be obtained.
[0023]
According to the fourth aspect, the bundled compacts are placed horizontally so that the longitudinal direction thereof is horizontal, and the warp is corrected. This makes it difficult to support the compacts in the case of placing them vertically and adds weight to the shaft. It can be eliminated at a stroke that the shaft portion runs. Moreover, since the molded body is placed horizontally so that it can take the largest installation area, its own weight acts uniformly in the longitudinal direction of the molded body, and it is easy to obtain a stable warping correction effect. Is the best.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a cross-sectional view of a mold showing a start state of injection of a molten resin magnet, and FIG. 1B is a cross-sectional view of a die showing a completion state of injection of a molten resin magnet.
FIG. 2A is a cross-sectional view of a mold showing a state in which an end mold is separated from a main mold, and FIG. 2B is a mold showing a state in which a formed magnet roll is detached. Sectional view.
3A is a front view showing a state in which a number of magnet rolls are appropriately bundled by their own magnetic attraction and mounted on a mounting table, and FIG. 3B is a side view thereof.
4A is an explanatory view of correcting both ends of a magnet roll by magnetic attraction, and FIG. 4B is an explanatory view of trying to correct the center of the magnet roll by magnetic attraction.
FIG. 5 is a graph showing the relationship between the number of bundles and the average amount of warpage.
FIG. 6 is a graph showing a relationship between a warpage amount average and a zone value average.
FIG. 7 is a graph showing heat treatment time and warpage.
FIG. 8 is a graph showing heating temperature and shaft breaking strength.
[Explanation of symbols]
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