JP3591119B2 - Rubber bearing device - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水平力（反力）分散型のゴム支承装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
近年、橋梁技術の進歩がめざましく、橋梁規模が年々大形化し、これに伴って長大橋が多く設計されている。このような長大橋の支承方式として、従来から、図９に示すように、長スパンの橋桁５１を用い、これを多数の橋脚５２に固定されたゴム支承体５３で固定支持することが行われている。このような支承方式の橋梁は、水平力（図９の矢印Ａ参照）分散型の橋梁と言われるもので、ゴム支承の水平剛性を有効に利用し、橋桁５１の慣性力を各橋脚５２に任意に分配することで、橋脚５２の断面形状の均等化を図り、橋梁全体のバランスをよくしている。このようなゴム支承体５３は通常、図１０に示すような構造をしている。すなわち、橋桁５１の下部に固定される鉄板製の上沓５４と、橋脚５２の上部に固定される鉄板製の下沓５５と、両沓５４，５５間に配設され外れ止め状に固定されるゴム本体５６（図１１参照）とからなり、上記上沓５４の下面および下沓５５の上面には、それぞれ凹部５４ａ，５５ａが形成されている。一方、ゴム本体５６は、図１２に示すように、ゴム板５９と鉄板６０が交互に積層されて構成されており、その上面および下面に鉄板製の取付け板６１，６２が接着固定されている。そして、上側取付け板６１の上面に、上記上沓５４の凹部５４ａに嵌合する外れ止め用の凸部６１ａが形成され、下側取付け板６２の下面に、上記下沓５５の凹部５５ａに嵌合する外れ止め用の凸部６２ａが形成されている。図において、５７は上沓５４の上面から立設される多数のアンカーボルト（図面では、２本しか示されていない）であり、その下側ねじ部５７ａが上沓５４に穿設された多数のねじ孔５４ｂにねじ止めされている。また、５８は下沓５５の４隅から垂下するアンカーボルト（図面では、２本しか示されていない）であり、下沓５５の４隅に穿設されたボルト挿通孔５５ａに挿通されて取付けられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ゴム支承体５３は、全体の８割以上がゴム材料以外の金具部品（上下両沓５４，５５、上下両取付け板６１，６２等）で占められているため、重量が重く、製品価格，輸送コスト，工事コストが割高になるという問題がある。特に、上記水平力に耐えうる強度を持たせるため、上記各凹部５４ａ，５５ａと各凸部６１ａ，６２ａの嵌合深さを深くすると、上下両沓５４，５５の厚みが増加し、さらに重量が重くなる。
【０００４】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、軽量化，小形化を図ることのできるゴム支承装置の提供をその目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明のゴム支承装置は、コンクリート製橋桁と橋脚との間に配設され上記コンクリート製橋桁を支受するゴム支承体と、上記ゴム支承体をコンクリート製橋桁および橋脚の少なくともコンクリート製橋桁の取付面に固定するために上記コンクリート製橋桁に埋設されるアンカー部材を備え、上記ゴム支承体の内部に剛性プレートが、上記取付面と略平行に埋設され、上記剛性プレートのプレート面に、上記アンカー部材の先端を嵌合させる嵌合凹部が形成され、この嵌合凹部に上記アンカー部材の先端を嵌合させることにより、上記剛性プレートに上記アンカー部材が連結されているゴム支承装置であって、上記アンカー部材が、上記嵌合凹部に着脱自在とされた固定部材を一体的に備えているという構成をとる。
【０００６】
すなわち、本発明のゴム支承装置は、コンクリート製橋桁と橋脚との間に配設されるゴム支承体の内部に剛性プレートを、上記取付面と略平行に埋設し、上記剛性プレートのプレート面に、上記アンカー部材の先端を嵌合させる嵌合凹部を形成し、この嵌合凹部に上記アンカー部材の先端を嵌合させる構造である。このように、本発明のゴム支承装置では、ゴム支承体の内部に埋設された剛性プレートをアンカー部材の連結用部材および補強部材として利用しているため、従来例における上下両沓５４，５５や上下両取付け板６１，６２等の金具部品を省略することができ、軽量化，小形化が図れる。また、上記アンカー部材が、上記嵌合凹部に着脱自在とされた固定部材を一体的に備えている場合には、コンクリート製橋桁を持ち上げることにより、ゴム支承体をコンクリート製橋桁，橋脚から簡単に取外すことができるうえ、固定部材によりアンカー部材と剛性プレートとの連結部分が強度アップされるという利点もある。また、上記固定部材に複数のねじ孔が形成され、これら各ねじ孔に上記アンカー部材の先端の外周面に形成されたねじ部がら合している場合には、１つの固定部材を剛性プレートに取付けるだけで複数のアンカー部材を取付けることができ、施工が簡単になる。
【０００７】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態を図面にもとづいて説明する。
【０００８】
図１は本発明のゴム支承装置の一実施の形態を示している。この実施の形態では、上記ゴム支承装置は、コンクリート製橋桁４を構成するコンクリート材料に埋設された多数の上側アンカーボルト２（図面では、２本しか示されていない）と、コンクリート製橋脚５を構成するコンクリート材料に埋設された４本の下側アンカーボルト３（図面では、２本しか示されていない）と、橋桁４と橋脚５間に配設されたゴム支承体１を備えている。
【０００９】
上記ゴム支承体１は、加硫成形により成形されており、図２に示すように、２枚の長方形平板状の天然ゴム製ゴム板１ａと、３枚の長方形平板状の鉄製プレート６〜８とが交互に（橋桁４の下面，橋脚５の上面と略平行状態に）積層されて構成されている（上下のゴム層は耐食性を良くするために形成された薄層である）。そして、上記３枚のプレート６〜８のうち、上側剛性プレート６には、その上面に多数の四角孔１７（図面では、２つしか示されていない）が形成されており、これら各四角孔１７に四角形の固定具１８が着脱自在に嵌合されている。これら固定具１８には、その上面中央にねじ孔１８ａが形成されており、このねじ孔１８ａに上側アンカーボルト２の下側ねじ部２ｂがら合し、これにより、上側剛性プレート６から多数のアンカーボルト２が立設している。一方、下側剛性プレート７には、その下面の４隅にも四角孔１９（図面では、２つしか示されていない）が形成されており、これら各四角孔１９に固定具２０が着脱自在に固定されている。これら固定具２０には、その下面中央にねじ孔２０ａが形成されており、このねじ孔２０ａに下側アンカーボルト３の上側ねじ部３ｂがら合しており、これにより、下側剛性プレート７から４本のアンカーボルト３が垂下している。図において、８は中間プレートである。
【００１０】
この実施の形態では、ゴム支承体１の内部に埋設された各プレート６，７をアンカーボルト２，３の連結用部材および補強部材として利用しているため、従来例と比べて、上下両沓５４，５５や上下両取付け板６１，６２を省略することができ、軽量化，小形化を図ることができる。さらに、ゴム支承体１の各凹部１７，１９と各固定具１８，２０を取付けたアンカーボルト２，３とを分離することができるため、橋桁４をジャッキで持ち上げ、ゴム支承体１の交換作業が行える。なお、上記実施の形態では、アンカーボルト２，３を固定具１８，２０にねじ止めしているが、単なる嵌合により、もしくは溶接による一体化により、両者を固定してもよい。
【００１１】
図３は本発明の他の実施の形態を示している。この実施の形態では、ゴム支承体１の上側剛性プレート６には、図４および図５に示すように、その上面に多数の六角形の凹部１７ａ（図面では、２つしか示されていない）が形成されており、これら各凹部１７ａに六角ナット１８ｂが着脱自在に固定されている。そして、これら各ナット１８ｂのねじ孔１８ｃに上側アンカーボルト２の下側ねじ部２ｂがら合しており、これにより、上側剛性プレート６から多数のアンカーボルト２が立設している。一方、下側剛性プレート７には、その下面の４隅に六角形の凹部１９ａ（図面では、２つしか示されていない）が形成されており、これら各凹部１９ａに六角ナット２０ｂが着脱自在に固定されている。そして、これら各ナット２０ｂのねじ孔２０ｃに下側アンカーボルト３の上側ねじ部３ｂがら合しており、これにより、下側剛性プレート７から４本のアンカーボルト３が垂下している。それ以外は、図１に示す実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
【００１２】
この実施の形態では、ゴム支承体１の内部に埋設された各プレート６，７をアンカーボルト２，３の連結用部材および補強部材として利用しているため、従来例と比べて、上下両沓５４，５５や上下両取付け板６１，６２を省略することができ、軽量化，小形化を図ることができる。さらに、ゴム支承体１の各凹部１７ａ，１９ａと各ナット１８ｂ，２０ｂを取付けたアンカーボルト２，３とを分離することができるため、橋桁４をジャッキで持ち上げ、ゴム支承体１の交換作業が行える。
【００１３】
図６は本発明のさらに他の実施の形態を示している。この実施の形態では、図３の実施の形態において、ナット１８ｂ，２０ｂに代えて、複数のねじ孔２１ａ，２１ｂを穿設した円盤状固定具２１ｃ，２１ｄを用いている。そして、各ねじ孔２１ａ，２１ｂにそれぞれ上下のアンカーボルト２，３のねじ部２ｂ，３ｂがら合している。それ以外は、図３に示す実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
【００１４】
この実施の形態では、ゴム支承体１の内部に埋設された上側剛性プレート６，７を上側アンカーボルト２の連結用部材および補強部材として利用しているため、従来例と比べて、上沓５４，５５や上側取付け板６１，６２を省略することができ、軽量化，小形化を図ることができる。しかも、１個の固定具２１ｃ，２１ｄを取付けるだけで、複数のアンカーボルト２，３を取付けることができ、施工が簡単になる。
【００１５】
図７は本発明のさらに他の実施の形態を示している。この実施の形態では、図３の実施の形態において、下側アンカーボルト３をゴム支承体１の下側剛性プレート７に直接連結する代わりに、上記下側剛性プレート７の下面に下沓２３（従来例の上沓５４に相当する）を、加硫成形により直接に接着している。このものでも、下側剛性プレート７は必要でなく、この下側剛性プレート７の代わりに中間プレート８が設けられている。図において、２４は下沓２３に取付けたアンカーボルトである。それ以外は、図３および図４に示す実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
【００１６】
この実施の形態では、ゴム支承体１の内部に埋設された上側剛性プレート６を上側アンカーボルト２の連結用部材および補強部材として利用しているため、従来例と比べて、上沓５４や上側取付け板６１を省略することができ、軽量化，小形化を図ることができる。また、ゴム支承体１の交換が可能になる。また、この実施の形態において、下側剛性プレート７に下沓２３を接着する代わりに、上側剛性プレート６に上沓を加硫成形により直接に接着してもよい。
【００１７】
図８は本発明のさらに他の実施の形態を示している。この実施の形態では、橋脚４の上面に形成された沓座受け凹部５ａにゴム支承体１より大径の円盤状の固定板２５が埋設され、この固定板２５の上面中央に凹部２５ａが形成されている。一方、ゴム支承体１の下側剛性プレート７に下面中央に、上記固定板２５の凹部２５ａに着脱自在に嵌合する凸部１３が形成されている。
【００１８】
この実施の形態では、下側アンカーボルト３を省略することができるうえ、従来例と比べて、上沓５４や上側取付け板６１を省略することができ、軽量化，小形化を図ることができる。
【００１９】
また、上記各実施の形態では、ゴム支承体１のゴム材料として、天然ゴム（ＮＲ）を用いているが、これに限定するものではなく、合成ゴム（ＳＢＲ，ＢＲ，ＩＲ，ＣＲ，ＩＩＲ，ＮＢＲ，ＥＰＤＭ等）並びにウレタン樹脂等の弾性合成樹脂を用いてもよい。
【００２０】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ゴム支承体の内部に埋設された剛性プレートをアンカー部材の連結用部材および補強部材として利用しているため、従来例における上下両沓５４，５５や上下両取付け板６１，６２等の金具部品を省略することができ、軽量化，小形化が図れる。また、上記嵌合凹部に固定部材が着脱自在に固定され、この固定部材にねじ孔が形成され、このねじ孔にら合するねじ部が上記アンカー部材の先端の外周面に形成されている場合には、コンクリート製橋桁を持ち上げることよにり、ゴム支承体をコンクリート製橋桁，橋脚から簡単に取外すことができるうえ、固定部材によりアンカー部材と剛性プレートとの連結部分が強度アップされるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のゴム支承装置の一実施の形態を用いた橋梁の要部断面図である。
【図２】これに用いるゴム支承装置の断面図である。
【図３】本発明のゴム支承装置の他の実施の形態を用いた橋梁の要部断面図である。
【図４】これに用いるゴム支承装置の断面図である。
【図５】ゴム支承体の断面図である。
【図６】本発明のゴム支承装置のさらに他の実施の形態を用いた橋梁の要部断面図である。
【図７】本発明のゴム支承装置のさらに他の実施の形態を用いた橋梁の要部断面図である。
【図８】本発明のゴム支承装置のさらに他の実施の形態を用いた橋梁の要部断面図である。
【図９】橋梁の構造を示す説明図である。
【図１０】従来例の説明図である。
【図１１】上記従来例に用いるゴム支承体の側面図である。
【図１２】このゴム支承体の拡大断面図である。
【符号の説明】
１ ゴム支承体
２，３ アンカーボルト
４ 橋桁
５ 橋脚
６ 上側剛性プレート
７ 下側剛性プレート[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a horizontal force (reaction force) dispersion type rubber bearing device.
[0002]
[Prior art]
In recent years, bridge technology has been remarkably advanced, and the scale of the bridge has been increasing year by year. Accordingly, many long-sized bridges have been designed. Conventionally, as a supporting method for such a long bridge, as shown in FIG. 9 , a long span bridge girder 51 is used, and this is fixedly supported by rubber bearings 53 fixed to a number of piers 52. ing. A bridge of such a bearing type is referred to as a bridge of a horizontal force (see arrow A in FIG. 9 ), in which the horizontal rigidity of the rubber bearing is effectively used, and the inertial force of the bridge girder 51 is applied to each pier 52. By arbitrarily distributing, the cross-sectional shape of the pier 52 is equalized, and the balance of the entire bridge is improved. Such rubber bearing member 53 typically has a structure as shown in FIG. 10. That is, an iron plate upper shoe 54 fixed to the lower part of the bridge girder 51, an iron plate lower shoe 55 fixed to the upper part of the pier 52, and fixed between the two shoes 54, 55 so as not to come off. that it from the rubber body 56 (see FIG. 11), the upper surface of the bottom and Shitakutsu 55 of the upper shoe 54 are respectively recess 54a, 55a is formed. On the other hand, as shown in FIG. 12 , the rubber main body 56 is configured by alternately stacking rubber plates 59 and iron plates 60, and iron plate mounting plates 61 and 62 are adhesively fixed to the upper and lower surfaces thereof. . On the upper surface of the upper mounting plate 61, a protrusion 61 a for preventing slipping is formed to fit into the concave portion 54 a of the upper shoe 54, and fits on the lower surface of the lower mounting plate 62 in the concave portion 55 a of the lower shoe 55. A matching projection 62a is formed. In the drawing, reference numeral 57 denotes a number of anchor bolts (only two bolts are shown in the drawing) standing upright from the upper surface of the upper shoe 54, and a lower screw portion 57 a of which is drilled in the upper shoe 54. Is screwed into the screw hole 54b. Reference numeral 58 denotes anchor bolts (only two bolts are shown in the drawing) that hang down from the four corners of the lower shoe 55. The anchor bolts are inserted through bolt insertion holes 55a formed in the four corners of the lower shoe 55 and attached. Has been.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the rubber bearing 53 is occupied by metal parts (upper and lower shoes 54, 55, upper and lower mounting plates 61, 62, etc.) other than the rubber material, 80% or more of the entire rubber bearing 53 is heavy and the product is heavy. There is a problem that prices, transportation costs, and construction costs are relatively high. In particular, when the fitting depth of each of the concave portions 54a, 55a and each of the convex portions 61a, 62a is increased in order to have strength that can withstand the horizontal force, the thickness of the upper and lower shoes 54, 55 increases, and the weight further increases. Becomes heavier.
[0004]
The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to provide a rubber bearing device that can be reduced in weight and size.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a rubber bearing device of the present invention is provided between a concrete bridge girder and a pier, a rubber bearing for receiving the concrete bridge girder, and a concrete bridge girder comprising the rubber bearing body. An anchor member embedded in the concrete bridge girder for fixing to at least the mounting surface of the concrete bridge girder of the pier, a rigid plate is embedded inside the rubber bearing body substantially parallel to the mounting surface, A fitting recess for fitting the tip of the anchor member is formed on the plate surface of the plate. By fitting the tip of the anchor member to the fitting recess, the anchor member is connected to the rigid plate. a rubber bearing device are, the anchoring member, and a structure that integrally includes a fixing member that is detachably attached to the fitting recess .
[0006]
That is, in the rubber bearing device of the present invention, a rigid plate is buried in a rubber bearing body disposed between a concrete bridge girder and a pier, substantially in parallel with the mounting surface, and is provided on a plate surface of the rigid plate. A fitting recess for fitting the tip of the anchor member is formed, and the tip of the anchor member is fitted to the fitting recess. As described above, in the rubber bearing device of the present invention, since the rigid plate buried inside the rubber bearing body is used as a connecting member and a reinforcing member of the anchor member, the upper and lower two-sided shoes 54 and 55 in the conventional example are used. Hardware parts such as the upper and lower mounting plates 61 and 62 can be omitted, and the weight and size can be reduced . Also, the anchor member, when integrally includes a fixing member that is detachably attached to the fitting recess, by lifting the concrete bridge beam, simple rubber bearings body concrete girder, the bridge pier And the strength of the connecting portion between the anchor member and the rigid plate is increased by the fixing member. Further, when a plurality of screw holes are formed in the fixing member and a screw portion formed on the outer peripheral surface of the distal end of the anchor member is engaged with each of the screw holes, one fixing member is connected to the rigid plate. A plurality of anchor members can be mounted simply by mounting, which simplifies construction.
[0007]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0008]
FIG. 1 shows an embodiment of the rubber bearing device of the present invention. In this embodiment, the rubber bearing device includes a plurality of upper anchor bolts 2 (only two are shown in the drawing) embedded in a concrete material constituting a concrete bridge girder 4 and a concrete pier 5. It comprises four lower anchor bolts 3 (only two are shown in the drawing) embedded in the concrete material to be constituted, and a rubber bearing 1 disposed between the bridge girder 4 and the pier 5.
[0009]
The rubber support 1 is formed by vulcanization molding. As shown in FIG. 2, two rectangular flat rubber plates 1a and three rectangular flat iron plates 6 to 8 are formed. (In a state substantially parallel to the lower surface of the bridge girder 4 and the upper surface of the pier 5) (the upper and lower rubber layers are thin layers formed to improve corrosion resistance). Of the three plates 6 to 8, the upper rigid plate 6 has a large number of square holes 17 (only two are shown in the drawing) formed on the upper surface thereof. A rectangular fixture 18 is removably fitted to 17. These fasteners 18, the center of the upper surface is formed a screw hole 18a is, and the lower thread portion 2b Garago upper anchor bolt 2 into the screw hole 18a, thereby, a number of anchor from the upper rigid plate 6 Bolt 2 is standing. On the other hand, the lower rigid plate 7 is also formed with square holes 19 (only two are shown in the drawing) at the four corners on the lower surface thereof , and the fixture 20 is detachably attached to each of the square holes 19. Fixed to. A screw hole 20a is formed in the center of the lower surface of each of the fixing devices 20, and the upper screw portion 3b of the lower anchor bolt 3 is fitted to the screw hole 20a. four a Nkaboruto 3 is suspended. In the figure, reference numeral 8 denotes an intermediate plate .
[0010]
In this embodiment, since the plates 6 and 7 buried inside the rubber support 1 are used as a connecting member and a reinforcing member for the anchor bolts 2 and 3, both upper and lower shoes are used as compared with the conventional example. 54 and 55 and the upper and lower mounting plates 61 and 62 can be omitted, and the weight and size can be reduced. Further, since the respective recesses 17 and 19 of the rubber support 1 can be separated from the anchor bolts 2 and 3 to which the fixtures 18 and 20 are attached, the bridge girder 4 is jacked up and the rubber support 1 is replaced. Can be performed. In the above-described embodiment, the anchor bolts 2 and 3 are screwed to the fixtures 18 and 20. However, both may be fixed by simple fitting or by integration by welding.
[0011]
FIG. 3 shows another embodiment of the present invention. In this embodiment, as shown in FIGS. 4 and 5 , the upper rigid plate 6 of the rubber bearing 1 has a large number of hexagonal recesses 17a on its upper surface (only two are shown in the drawings). A hexagon nut 18b is detachably fixed to each of the recesses 17a. The lower screw portion 2b of the upper anchor bolt 2 fits into the screw hole 18c of each of the nuts 18b, whereby a large number of anchor bolts 2 stand from the upper rigid plate 6. On the other hand, the lower rigid plate 7 is formed with hexagonal concave portions 19a (only two are shown in the drawing) at four corners on the lower surface thereof, and hexagonal nuts 20b are detachably mounted in these concave portions 19a. Fixed to. The upper screw portion 3b of the lower anchor bolt 3 fits into the screw hole 20c of each of the nuts 20b, whereby the four anchor bolts 3 hang down from the lower rigid plate 7. Otherwise, the embodiment is the same as the embodiment shown in FIG. 1 , and the same parts are denoted by the same reference numerals.
[0012]
In this embodiment, since the plates 6 and 7 buried inside the rubber support 1 are used as a connecting member and a reinforcing member for the anchor bolts 2 and 3, both upper and lower shoes are used as compared with the conventional example. 54 and 55 and the upper and lower mounting plates 61 and 62 can be omitted, and the weight and size can be reduced. Further, since each of the recesses 17a, 19a of the rubber support 1 can be separated from the anchor bolts 2, 3 to which the respective nuts 18b, 20b are attached, the bridge girder 4 is jacked up, and the replacement of the rubber support 1 can be performed. I can do it.
[0013]
FIG. 6 shows still another embodiment of the present invention. In this embodiment, in the embodiment of FIG. 3, the nut 18b, in place of 20b, a plurality of screw holes 21a, disc-shaped fixture 21c bored to 21b, it is used 21d. The screw portions 2b and 3b of the upper and lower anchor bolts 2 and 3 are fitted in the screw holes 21a and 21b, respectively. Otherwise, the embodiment is the same as the embodiment shown in FIG. 3 , and the same parts are denoted by the same reference numerals.
[0014]
In this embodiment, since the upper rigid plates 6 and 7 buried inside the rubber bearing 1 are used as a connecting member and a reinforcing member for the upper anchor bolt 2, the upper shoe 54 is compared with the conventional example. , 55 and the upper mounting plates 61, 62 can be omitted, and the weight and size can be reduced. Moreover, a plurality of anchor bolts 2 and 3 can be attached only by attaching one fixing tool 21c and 21d, and the construction is simplified.
[0015]
FIG. 7 shows still another embodiment of the present invention. In this embodiment, instead of directly connecting the lower anchor bolt 3 to the lower rigid plate 7 of the rubber support 1 in the embodiment of FIG. 3 , a lower shoe 23 ( (Corresponding to the upper shoe 54 of the conventional example) is directly bonded by vulcanization molding. Also in this case, the lower rigid plate 7 is not necessary, and an intermediate plate 8 is provided instead of the lower rigid plate 7. In the figure, reference numeral 24 denotes an anchor bolt attached to the lower shoe 23. Otherwise, it is the same as the embodiment shown in FIGS. 3 and 4 , and the same parts are denoted by the same reference numerals.
[0016]
In this embodiment, the upper rigid plate 6 embedded in the rubber support 1 is used as a connecting member and a reinforcing member for the upper anchor bolt 2, so that the upper shoe 54 and the upper The mounting plate 61 can be omitted, and the weight and size can be reduced. Further, the rubber bearing 1 can be replaced. In this embodiment, the upper shoe may be directly bonded to the upper rigid plate 6 by vulcanization instead of bonding the lower shoe 23 to the lower rigid plate 7.
[0017]
FIG. 8 shows still another embodiment of the present invention. In this embodiment, a disc-shaped fixing plate 25 having a diameter larger than that of the rubber support 1 is embedded in a shoe seat receiving recess 5 a formed on the upper surface of the pier 4, and a concave portion 25 a is formed in the center of the upper surface of the fixing plate 25. Have been. On the other hand, the lower rigid plate 7 of the rubber support 1 is formed at the center of the lower surface thereof with a convex portion 13 which is detachably fitted into the concave portion 25a of the fixing plate 25.
[0018]
In this embodiment, the lower anchor bolt 3 can be omitted, and the upper shoe 54 and the upper mounting plate 61 can be omitted as compared with the conventional example, so that the weight and size can be reduced. .
[0019]
Further, in each of the above embodiments, the natural rubber (NR) is used as the rubber material of the rubber support 1, but the present invention is not limited to this, and the synthetic rubber (SBR, BR, IR, CR, IIR, NBR, EPDM, etc.) and elastic synthetic resins such as urethane resins may be used.
[0020]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, since the rigid plate buried inside the rubber bearing is used as the connecting member and the reinforcing member of the anchor member, the upper and lower shoe 54, 55 and the upper and lower Hardware parts such as the mounting plates 61 and 62 can be omitted, and the weight and size can be reduced . Also, the fixing member in the fitting recess is detachably fixed, the screw hole is formed in the fixed member, a screw portion for al if this screw hole is formed on the outer peripheral surface of the distal end of the anchor member In this case, by lifting the concrete bridge girder, the rubber bearing body can be easily removed from the concrete bridge girder and the pier, and the connecting part between the anchor member and the rigid plate is strengthened by the fixing member. There are benefits too.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a main part of a bridge using an embodiment of a rubber bearing device of the present invention.
FIG. 2 is a sectional view of a rubber bearing device used for this.
FIG. 3 is a sectional view of a main part of a bridge using a rubber bearing device according to another embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a sectional view of a rubber bearing device used for this.
FIG. 5 is a cross-sectional view of a rubber bearing .
FIG. 6 is a cross-sectional view of a main part of a bridge using a rubber bearing device according to still another embodiment of the present invention .
FIG. 7 is a cross-sectional view of a main part of a bridge using a rubber bearing device according to still another embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a sectional view of a main part of a bridge using a rubber bearing device according to still another embodiment of the present invention .
FIG. 9 is an explanatory view showing a structure of a bridge .
FIG. 10 is an explanatory diagram of a conventional example .
FIG. 11 is a side view of a rubber bearing used in the conventional example .
FIG. 12 is an enlarged sectional view of the rubber bearing .
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Rubber bearing body 2, 3 Anchor bolt 4 Bridge girder 5 Bridge pier 6 Upper rigid plate 7 Lower rigid plate
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