JP3585777B2 - Magnetic recording / reproducing device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、標準記録モードに対し4倍以上の長時間記録モードを有する磁気記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、磁気記録再生装置は低価格化が進み磁気テープのランニングコストの低下も求められている。しかしながら記録時間の長時間化は標準モードとその2倍、3倍の長時間記録が可能な記録モード(以下標準モードの2倍の長時間記録できるモードを2倍モード、3倍長時間記録を3倍モード、同様に4倍モード、5倍モード、6倍モードと称する。)までしか市場に導入されていなかった。
【0003】
以下に従来の磁気記録再生装置について説明する。
【0004】
従来、4倍以上の長時間記録として6倍モードの記録再生を可能にした磁気記録再生装置は特開平7−73405号公報に記載されたものが知られている。その磁気記録再生装置を図3と図4に示す。図3及び図4は従来の磁気記録再生装置の回転ヘッドの構成を示す概略説明図である。大きな円周にある小さな○は取り付けられたヘッドを示す。図3において、3倍モードにおけるトラックピッチの2倍より若干狭いヘッド幅を有する標準モード用シングルヘッド対5(5R,5L)と3倍モードにおけるトラックピッチとほぼ等しいヘッド幅を有する3倍モード用ヘッド対7(7R,7L)、及び6倍モードにおけるトラックピッチの2倍より若干狭いヘッド幅を有する6倍モード用ヘッド対6(6R,6L)からなるダブルアジマス方式の4ヘッドと全てのモードに用いられる音声用ヘッド4(4R,4L)を設けているものである。
【0005】
以上のように構成された従来の磁気記録再生装置について、以下その動作については、特開平7−73405号公報に記載されたものに準じて説明する。
【0006】
まず、シングルヘッド対5にて、標準モードの記録・再生、及び3倍モードの互換再生を行う。またヘッド対7にて3倍モードの記録・再生を行い、6倍モードにおける記録トラックピッチの2倍より若干狭いトラック幅を有し、アジマス角を±0度から±20度の間に設定した6倍モード用ヘッド対6にて、6倍モードの記録再生を行う。
【0007】
標準モード、3倍モード、6倍モードの特殊再生についてはフィールドメモリを用いたデジタル回路により補完している。
【0008】
次に図4において示すヘッドの構成について説明する。1R,1L、9R,9Lで構成されているダブルアジマス方式4ヘッドのなかで1Rと1Lは標準モードの記録再生に用いられるヘッド対でヘッド対Eとする。9Rと9Lは3倍モードの記録再生に用いられるヘッド対でヘッド対Fとする。一般的に各ヘッドのヘッド幅は、ヘッド対Eで49μm、ヘッド対Fで26μm程度が選ばれる。また6倍モード用の記録再生用に8Rと8Lを設けており、これをヘッド対Gとする。ヘッド対Gのヘッド幅は6倍のトラックピッチの2倍より若干狭いヘッド幅に設定されている。さらに4Rと4Lからなるヘッド対をヘッド対Bとし、ヘッド対BはHiFiオーディオ用のヘッド対で標準、3倍、6倍の3モードの記録再生に共用して用いられる。一般的に互換再生を考え26μm〜30μmのトラック幅が選ばれる。ヘッド対Eとヘッド対Fにて標準モードと3倍モードの互換再生、標準モード記録再生及び両モードの特殊再生を行う。また3倍モードの通常再生時には、隣接トラックからのクロストークが発生しないようにヘッド対Gを用いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら図3の構成では、特開平7−73405号公報にも述べられているように全てのモードにおいて特殊再生時には、再生信号出力をFM復調した後のビデオ信号と低域変換色信号とを1フィールド記憶するフィールドメモリを持つデジタル回路が必要となりコスト的な負担が大きいという問題点を有していた。
【0010】
またアジマス角が従来のものと違うヘッドのついた4ヘッドや標準モード用に従来よりトラックピッチの狭いノーマルヘッドなどを新たに製造せねばならず、工場設備投資と数量のバランスからみてもコスト的な負担が大きいという問題点が予想される。
【0011】
さらに図4の構成時には3倍モード記録再生時にクロストークを防ぐために再生ヘッドとして6倍モード用ヘッド対Gを用いるが反面、フルトラック再生に比べて出力が低下するという問題点がある。
【0012】
また図3、図4に共通する点であるが、6倍のトラックピッチの2倍より若干狭いヘッド幅に設定されたヘッドにて6倍モードの記録再生専用を行っている。これは同一のヘッドで記録と再生をするので記録時にはHiFi音声の消し残しを無くすという面でヘッド幅はトラックピッチよりも広くする必要があり、一方再生時には隣接トラックからのクロストークを除くためにはトラックピッチより狭くする必要があるというジレンマを有する。また同時にHiFiオーディオの音質を著しく劣化させるか、あるいは標準モードあるいは3倍モードにおいてHiFiオーディオ信号の互換再生に対する余裕が著しく削られるという問題点も有していた。この点に関しては、特開平7−73405号公報には論じられていない。
【0013】
この点を図5をもって6倍モードで説明する。図5は従来の磁気記録再生装置のヘッドがどのように記録トラックをトレースするかを概念的に示す図である。P1、P2、P3、P4は6倍モードのHiFi音声と映像信号のトラックでありそのピッチをは9.6μmでP1とP3、P2とP4はそれぞれ同アジマスである。
【0014】
また必ずしもHiFi音声トラックと映像トラックは一致しないがここでは説明を簡略化するため一致していることとする。ヘッドBは標準、3倍、6倍モードの記録再生を行うHiFiヘッド対で図3、図4での4Lと4Rからなるヘッド対Bであり、そのヘッド幅は特開平7−73405号公報に記されているように一般的に互換再生を考え26μm〜30μmが選ばれる。ここでは26μmとして説明する。Gヘッドは6倍モードの記録再生を行う映像ヘッドで図3では7Lと7Rのヘッド対であり、図4では8Lと8Rからなるヘッド対Gである。
【0015】
ヘッド対Gのヘッド幅(Twg)は6倍のトラックピッチの2倍より若干狭い幅(19.2μm未満)に設定されている。
【0016】
図5において音声の記録はヘッドBにより行われる。ヘッドBのヘッド幅は6倍モードの記録トラック9.6μmより広いので図5のようなヘッドと記録トラックとの関係になる。同様にトラックピッチより広いヘッド幅を持つヘッドGにより映像信号を記録していくので図5に示すようなヘッドGと記録トラックの位置関係になる。次に再生時には音声用ヘッドBがP2トラックをトレースする際にはP2に対して同アジマスの関係にあるP4のトラックをトレースすると著しい音質劣化を招くので例えばB’の位置に制御される。P2に対し2つ向こうの記録トラックが同アジマス(以下隣々接トラックと称する。図5においてP2の隣々接トラックはP4となる。また隣の記録トラックのことを隣接トラックと称する。P2の隣接トラックはP1とP3)。隣々接トラックをトレースしない最も余裕の取れる位置、つまりP2トラックの中心とヘッドBのセンターの中心が重なるように記録の位置から(26μm−9.6μm)/2=8.2μmだけずらして制御した結果がB’となる。これにより隣々接トラックからの強烈なクロストークの影響を受けずにすむことになる。しかしヘッドBを8.2μmずらすと同じように映像のGヘッドも8.2μmだけずれるので本来P2のトラックをGヘッドはトレースしたいのだから8.2μmだけGヘッドのヘッド幅を広くする必要が生じる。するとGヘッドは9.6μmの正規の信号をP2トラックから再生すると同時に8.2μmもの隣接トラックP1からのクロストークを受けることになる。これはアジマス角を変えたヘッド対7でも画質劣化の影響は受けざるを得ない。逆にヘッドB幅を狭くすることでヘッドBが同アジマストラックP4の影響を受けないようにしようとすると特に標準モードでのFM音声の互換保証が難しくなる。
【0017】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、HiFiヘッドのトラックピッチを狭くすることなく4倍以上の長時間記録モードにおいてHiFiヘッドが隣々接トラックを拾うことを防ぎ良好な音質を提供、また映像についても隣接トラックからのクロストークのない良好な画質を提供し、かつ標準モード、3倍モードの特殊再生も従来通りフィールドメモリを使用せずに成立させる磁気記録再生装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明の磁気記録再生装置は、標準記録モードと前記標準記録モードに対し2倍あるいは3倍の長時間記録を可能とする2倍あるいは3倍記録モードに対応し、主に映像信号の記録再生および特殊再生に使用すると共に、前記標準モードに対し4倍以上の長時間記録を可能とする4倍以上の長時間記録モードに対応し、映像信号の記録に使用する1組以上のヘッド対によって構成されるヘッド群Aと、主に音声信号の記録再生に使用するヘッド対Bと、4倍以上の長時間記録モードの映像信号を再生するために使用するヘッド対Cとを備え、前記ヘッド群Aは、4倍以上の長時間記録モードのトラックピッチPxに対してTwd≦2×Pxの関係にあるヘッド幅Twdを有する4倍以上の長時間記録モードでの記録に使用するヘッド対Dを含み、前記ヘッド対Bは、3倍記録モードのトラックピッチP3および前記トラックピッチPxに対してP3<Twb<3×Pxの関係にあるトラック幅Twbを有し、前記ヘッド対Cは、前記トラックピッチPxに対してTwc≦Pxの関係にあるトラック幅Twcを有し、4倍以上の長時間記録モードの再生時には、前記ヘッド対Cのトラック幅中心が前記ヘッド対Dにより記録された映像トラックの中心をトレースする場合に、前記ヘッド対Bが、前記ヘッド対Bにより記録された音声トラックをトレースする際に隣々接トラックをトレースしない関係に、前記ヘッド対Cを前記ヘッド対Bに対して配置した構成を有している。
【0019】
この構成によって、従来のダブルアジマス方式の4ヘッドとHiFiヘッドを使用できる。従って標準モード及び2倍あるいは3倍モードの記録・再生と特殊再生が従来通り可能となるので、再生信号出力をFM復調した後のビデオ信号と低域変換色信号とを1フィールド記憶するフィールドメモリを持つデジタル回路は不要でありコスト的な負担が少ない。
【0020】
また、新たに追加するヘッド対Cも従来と同じアジマス角で構成しているため、工場設備投資も少なくてすむ。
【0021】
さらに、4倍以上の長時間記録モードの再生時には専用のヘッド対Cを設けており、3倍モード記録再生時には従来と同じフルトラック再生を行うので出力が低下することがない。
【0022】
このようにして、4倍以上の長時間記録モードの再生時において隣々接トラックの影響のない良好な音声と隣接トラックからのクロストークのない良好な画質を提供することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、標準記録モードと前記標準記録モードに対し2倍あるいは3倍の長時間記録を可能とする2倍あるいは3倍記録モードに対応し、主に映像信号の記録再生および特殊再生に使用すると共に、前記標準モードに対し4倍以上の長時間記録を可能とする4倍以上の長時間記録モードに対応し、映像信号の記録に使用する1組以上のヘッド対によって構成されるヘッド群Aと、主に音声信号の記録再生に使用するヘッド対Bと、4倍以上の長時間記録モードの映像信号を再生するために使用するヘッド対Cとを備え、前記ヘッド群Aは、4倍以上の長時間記録モードのトラックピッチPxに対してTwd≦2×Pxの関係にあるヘッド幅Twdを有する4倍以上の長時間記録モードでの記録に使用するヘッド対Dを含み、前記ヘッド対Bは、3倍記録モードのトラックピッチP3および前記トラックピッチPxに対してP3<Twb<3×Pxの関係にあるトラック幅Twbを有し、前記ヘッド対Cは、前記トラックピッチPxに対してTwc≦Pxの関係にあるトラック幅Twcを有し、4倍以上の長時間記録モードの再生時には、前記ヘッド対Cのトラック幅中心が前記ヘッド対Dにより記録された映像トラックの中心をトレースする場合に、前記ヘッド対Bが、前記ヘッド対Bにより記録された音声トラックをトレースする際に隣々接トラックをトレースしない関係に、前記ヘッド対Cを前記ヘッド対Bに対して配置したことを特徴としたものであり、4倍以上の長時間記録時にはヘッド幅が確実に4倍以上の長時間記録時のトラックピッチより広いヘッド幅をもつヘッド群Aの1対のヘッド(ヘッド対D)で映像を、またヘッド対BでFM音声を記録してFM音声の映像信号による消し残しを防ぎヘッド対Cを4倍以上の長時間記録モードでの映像信号の再生専用ヘッドとして使用することにより、4倍以上の長時間記録モードを持たない従来の磁気記録再生装置と同じヘッド群Aの構成をもつことが可能になり、標準、2倍あるいは3倍の特殊再生が可能となるという作用を有する。
また、4倍以上の長時間記録モードの再生時には映像信号の再生専用に設けられたヘッドCのヘッド幅中心がそのヘッド幅に関わらず記録されている映像トラックの中心に一致させてトレースする場合にヘッド対Bのトラックの中心が記録されているFM音声のトラックの中心に対しほぼ一致するようにあるいは少しずらしてヘッド対Bをトレースさせ、ヘッド対Bが隣々接トラックをトレースしないようにすることにより、4倍モード以上の長時間記録再生において隣々接トラックの影響のない良好な音声を得ることができるという作用を有する。
さらに、標準と2倍あるいは3倍モードの互換再生を保証しながら、しかも4倍以上の長時間記録モードの再生時には隣々接トラックをトレースしないようにヘッド対Bを制御することが可能となるという作用を有する。
また、4倍以上の長時間記録モードの再生時に隣接トラックからのクロストーク影響の少ない映像信号を得ることができるという作用を有する。
【0027】
以下、本発明の磁気記録再生装置の実施の形態について、図1乃至図3を用いて説明する。
【0028】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における磁気記録再生装置のヘッド構成を示す図である。大きな円周にある小さな○(1R,1L,2R,2L,3R,3L,4R,4L)はそれぞれヘッドを示す。まず1R,1L,2R,2Lで構成されているのがヘッド群Aでこれはダブルアジマス方式の4ヘッドである。そのヘッド群Aの中の2Rと2Lのヘッド対をヘッド対Dと呼ぶ。ヘッド対Dのヘッド幅(Twd)はTwd≦2×Pxの関係に設定されている。ここでPxは4倍以上の長時間記録モードのトラックピッチである。
【0029】
次に4Lと4Rからなるヘッド対をヘッド対Bと呼ぶ。ヘッド対Bのヘッド幅(Twb)はP3<Twb<3×Pxの関係に設定されている。ここでP3は2倍あるいは3倍モードにおけるトラックピッチである。
【0030】
次に3Rと3Lからなるヘッド対をヘッド対Cと呼ぶ。ヘッド対Cのヘッド幅(Twc)はTwc≦Pxに設定されている。
【0031】
以上のように構成されたヘッド構成を持つ磁気記録再生装置についてその動作を説明する。ヘッド群Aは標準モードと2倍あるいは3倍モードの映像の記録再生及び特殊再生ならびに4倍以上の長時間モードの映像の記録に用いられるヘッドであり、4倍以上の長時間モードの映像の記録にはヘッド群Aのヘッド対Dが用いられる。また、ヘッド対Bは標準、2倍、3倍、4倍以上の全てのモードのFM音声の記録再生および特殊再生に用いられるヘッドであり、ヘッド対Cは4倍以上の長時間モードの映像信号の再生のみに用いられるヘッドである。ここで、ヘッド群Aはダブルアジマス方式の4ヘッドを構成するので、標準、2倍、3倍の映像と音声の記録再生と特殊再生については従来公知の技術であるので、ここでは論じない。
【0032】
次に図2を用いて4倍以上の長時間記録時の動作について説明を行う。図2は本発明の実施の形態1における磁気記録再生装置のヘッドが4倍以上の長時間モードの記録トラックに対してどのようにトレースするかを概念的に示す図である。Q1、Q2、Q3、Q4は4倍以上の長時間モードのHiFi音声と映像信号のトラックでありそのピッチをPxとする。またQ1とQ3、Q2とQ4はそれぞれ同アジマスの関係にある。同様にQ2に対してはQ1とQ3が逆アジマスの関係にある。
【0033】
また必ずしもHiFi音声トラックと映像トラックは一致しないがここでは説明を簡易的に行うため一致していることとする。
【0034】
図中BとB’は図1における4Rと4Lからなるヘッド対BでFM音声の記録再生を行う。Bはその記録時の位置を示し、4倍以上の長時間記録モードの再生時にはB’の位置に制御される。同様にDとD’は図1における2Lと2Rから成るヘッド対Dで4倍以上の長時間記録時には映像の記録を行う。4倍以上の長時間記録モードの再生時にはそのヘッド出力は用いられない。図中CとC’は図1における3Rと3Lからなるヘッド対Cであり4倍以上の長時間記録モードの記録時には用いられない映像の再生専用ヘッドである。
【0035】
図2において音声の記録はヘッドBにより行われる。ヘッドBのヘッド幅はPxより広いので図2のようなヘッドと記録トラックとの関係になる。同様にトラックピッチより広いヘッド幅を持つヘッドDにより映像信号を記録していくので図2に示すようなヘッドDと記録トラックの位置関係になる。ただしヘッドDのヘッド幅は2×Px以下であるのでQ2トラックを記録しているときには同アジマスであるQ4トラックに対しては影響を与えない。つまり同アジマスの重ね書きは行われない。
【0036】
次に4倍以上の長時間記録モードの再生時には例えばヘッド対Cの再生出力が最大となるようにオートトラッキングを働かせる。このヘッドCはヘッド幅Twc≦Pxに設定されているので、Q2トラックの信号だけをトレースすることができ、隣接トラックであるQ1とQ3の映像からのクロストークを全く受けない再生映像信号を得ることができる。これにより4倍以上の長時間記録モードの再生時にヘッドCの中心とQ2トラックの中心が重なるようにすることができる。音声については、以下の様に再生される。音声用ヘッドBがQ2トラックをトレースする際にはB’の位置にずれる。これは同アジマスであるQ4をトレースすることのないようにこの場合は最も余裕の取れる位置、すなわちQ2トラックの中心とヘッドBの中心が重なるようにするために記録の位置から(Twb−Px)/2だけずらしたものである。このずらす距離はヘッドBに対するヘッドCのヘッド高さ、あるいは回転ヘッドシリンダー上の位置を調整することにより得ることができ、ヘッドCの中心とヘッドBの中心が共にQ2トラックの中心と一致する。これによりヘッドBは同アジマスからの強烈なクロストークの影響を受けずにすむことになる。映像については上述の様にヘッド対Cによるオートトラッキングを用いることにより、4倍以上の長時間記録モードの再生時にヘッドCの中心とQ2トラックの中心が重なるようにすることができる。この結果、ヘッドBを(Twb−Px)/2ずらすと同じようにヘッドDもヘッドCも(Twb−Px)/2だけずれ、それぞれD’とC’の位置になる。このずらす距離はヘッドDに対するヘッドCのヘッド高さ、あるいは回転ヘッドシリンダー上の位置を調整することにより得ることができる。尚、ヘッドCは記録には用いられない。
【0037】
この構成によって、従来のダブルアジマス方式の4ヘッドとHiFiヘッドを使用できる。従って標準モード及び2倍あるいは3倍モードの記録・再生と特殊再生が従来通り可能となるので、再生信号出力をFM復調した後のビデオ信号と低域変換色信号とを1フィールド記憶するフィールドメモリを持つデジタル回路は不要でありコスト的な負担が少ない。
【0038】
また、新たに追加するヘッド対Cも従来と同じアジマス角で構成しているため、工場設備投資も少なくてすむ。
【0039】
さらに、4倍以上の長時間記録モードの再生時には専用のヘッド対Cを設けており、3倍モード記録再生時には従来と同じフルトラック再生を行うので出力が低下することがない。
【0040】
4倍以上の長時間記録モードとして5倍モードが実際的であるがこれについて説明する。5倍モードが実際的であるのは次の理由による。VHS方式(日本ビクター株式会社の商標)ではNTSC方式の標準モードのトラックピッチは58μmである。ヘッドDは3倍モード及びN倍モードにおいて共に記録時に使用するものである。3倍モードにおけるトラックピッチP3は58μm/3=19.3μmである。従ってヘッドDのヘッド幅Twdは19.3μm以上でなければならない。一方、N倍モードにおけるトラックピッチは58μm/Nである。映像信号の重ね書きによる画質劣化を抑圧しN倍モード記録時にヘッド対Dによる同アジマスの重ね書きを避けるためにはヘッドDのヘッド幅TwdはTwd≦2×58/Nでなければならない。
【0041】
従って19.3μm≦Twd≦2×58μm/Nを満たす整数Nは6以下となる。機械的バラツキを考慮すれば整数Nの最大値は5となる。すなわち、5倍モードが実際的である。
【0042】
以上のように本実施の形態1によれば、4倍以上の長時間記録モードの記録時にはヘッド幅が確実に4倍以上の長時間記録モードの記録時のトラックピッチよりも広いヘッド幅をもつヘッド群Aの1対のヘッドで映像を、またヘッド対BでFM音声を記録してFM音声の映像信号による消し残しを防ぎヘッド対Cを4倍以上の長時間記録モードでの映像信号の再生専用ヘッドとして使用することにより、4倍以上の長時間記録モードを持たない従来磁気記録再生装置と同じヘッド群Aの構成をもつことが可能になり、標準、2倍あるいは3倍の特殊再生が可能となる。
【0043】
また、4倍以上の長時間記録モードの再生時には映像信号の再生専用に設けられたヘッドCのヘッド幅中心がそのヘッド幅に関わらず記録されている映像トラックの中心に一致させてトレースする場合にヘッド対Bのトラックの中心が記録されているFM音声のトラックの中心に対しほぼ一致するようにあるいは少しずらせてヘッド対Bをトレースさせ、ヘッド対Bが隣々接トラックをトレースしないようにすることにより、4倍以上の長時間記録モードの再生時において隣々接トラックの影響のない良好な音声を得ることができる。
【0044】
また、再生信号出力をFM復調した後のビデオ信号と低域変換色信号とを1フィールド記憶するフィールドメモリを持つデジタル回路は不要でありコスト的な負担が少ない。
【0045】
また、新たに追加するヘッド対Cも従来と同じアジマス角で構成しているため、工場設備投資も少なくてすむ。
【0046】
さらに、4倍以上の長時間記録モードの再生時には専用のヘッド対Cを設けており、3倍モード記録再生時には従来と同じフルトラック再生を行うので出力が低下することがない。
【0047】
また、ヘッド群Aの中で4倍以上の長時間記録モードでの記録に使用するヘッド対Dのヘッド幅Twdが4倍以上の長時間記録モードのトラックピッチPxに対してTwd≦2×Pxの関係にしたことにより4倍以上の長時間記録時にヘッドDによる同アジマスの重ね書きをしないことになるため映像信号の重ね書きによる画質劣化を抑圧することができる。
【0048】
また、ヘッド対Bのヘッド幅Twbが3倍の長時間記録モードのトラックピッチP3および4倍以上の長時間記録モードのトラックピッチPxに対してP3<Twb<3×Pxの関係にあるとしたことにより標準と2倍あるいは3倍モードの互換再生を保証しながら、しかも4倍以上の長時間記録モードの再生時には隣々接トラックをトレースしないようにヘッド対Bを制御することが可能となる。
【0049】
また、ヘッド対Cのヘッド幅Twcが4倍以上の長時間記録モードのトラックピッチPxに対しTwc≦Pxの関係にしたことにより4倍以上の長時間記録モード再生時に隣接トラックからのクロストーク影響の少ない映像信号を得て良好な画質を提供することができる。
【0050】
尚、本実施の形態1として、説明を簡略化するために映像記録トラックと音声記録トラックが重なった場合について述べたが、重なっていない場合はQ2トラックの中心とヘッドBのセンターの中心が重なるように制御することがベストでない場合もある。この時は最もいい位置に少しずらす必要が生じる。
【0051】
【発明の効果】
以上のように本発明は、4倍以上の長時間記録モードの記録時にはヘッド幅が確実に4倍以上の長時間記録モードの記録時のトラックピッチよりも広いヘッド幅をもつヘッド群Aの1対のヘッドで映像を、またヘッド対BでFM音声を記録してFM音声の映像信号による消し残しを防ぎヘッド対Cを4倍以上の長時間記録モードでの映像信号の再生専用ヘッドとして使用することにより、4倍以上の長時間記録モードを持たない従来磁気記録再生装置と同じヘッド群Aの構成をもつことが可能になり、標準、2倍あるいは3倍の特殊再生が可能となるという優れた効果が得られる。また、4倍以上の長時間記録モードの再生時には映像信号の再生専用に設けられたヘッドCのヘッド幅中心がそのヘッド幅に関わらず記録されている映像トラックの中心に一致させてトレースする場合にヘッド対Bのトラックの中心が記録されているFM音声のトラックの中心に対しほぼ一致するようにあるいは少しずらせてヘッド対Bをトレースさせ、ヘッド対Bが隣々接トラックをトレースしないようにすることにより、4倍以上の長時間記録モードの再生時において隣々接トラックの影響の少ない良好な音声を得ることができるという優れた効果が得られる。
【0052】
また、再生信号出力をFM復調した後のビデオ信号と低域変換色信号とを1フィールド記憶するフィールドメモリを持つデジタル回路は不要でありコスト的な負担が少ないという優れた効果が得られる。
【0053】
また、新たに追加するヘッド対Cも従来と同じアジマス角で構成しているため、工場設備投資も少なくてすむという優れた効果が得られる。
【0054】
さらに、4倍以上の長時間記録モードの再生時には専用のヘッド対Cを設けており、3倍モード記録再生時には従来と同じフルトラック再生を行うので出力が低下することがないという優れた効果が得られる。
【0055】
また、ヘッド群Aの中で4倍以上の長時間記録モードでの記録に使用するヘッド対Dのヘッド幅Twdが4倍以上の長時間記録モードのトラックピッチPxに対してTwd≦2×Pxの関係にしたことにより4倍以上の長時間記録時にヘッドDによる同アジマスの重ね書きをしないことになるため映像信号の重ね書きによる画質劣化を抑圧することができるという優れた効果が得られる。
【0056】
また、ヘッド対Bのヘッド幅Twbが3倍の長時間記録モードのトラックピッチP3および4倍以上の長時間記録モードのトラックピッチPxに対してP3<Twb<3×Pxの関係にあるとしたことにより標準と2倍あるいは3倍モードの互換再生を保証しながら、しかも4倍以上の長時間記録モードの再生時には隣々接トラックをトレースしないようにヘッド対Bを制御することが可能となるという優れた効果が得られる。
【0057】
また、ヘッド対Cのヘッド幅Twcが4倍以上の長時間記録モードのトラックピッチPxに対しTwc≦Pxの関係にしたことにより4倍以上の長時間記録モード再生時に隣接トラックからのクロストーク影響の少ない映像信号を得て良好な画質を提供することができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における磁気記録再生装置のヘッド構成を示す図
【図2】本発明の実施の形態1における磁気記録再生装置のヘッドがどのように記録トラックをトレースするかを概念的に示す図
【図3】従来の磁気記録再生装置のヘッド構成を示す概略説明図
【図4】従来の磁気記録再生装置のヘッド構成を示す概略説明図
【図5】従来の磁気記録再生装置のヘッドがどのように記録トラックをトレースするかを概念的に示す図
【符号の説明】
1 標準モード用ヘッド
2 2倍あるいは3倍モード用ヘッド
3 4倍以上の長時間記録モードでの再生専用ヘッド
4 全モード用FM音声用ヘッド
5 従来の標準モード用ヘッド
6 従来の6倍モード用ヘッド
7 従来の3倍モード用ヘッド
8 従来の6倍モード用ヘッド
9 従来の3倍モード用ヘッド
P 6倍モード時の記録トラック
Q 4倍以上の長時間記録モードでの記録トラック
A 標準モード用ヘッドと2倍あるいは3倍モードと4倍以上の長時間記録モードの記録にのみ用いるヘッドで構成されるダブルアジマス方式のヘッド群
B 全モード用FMオーディオヘッド対
C 4倍以上の長時間記録モードでの再生専用ヘッド対
D ヘッド群Aの中で2倍あるいは3倍モードと4倍以上の長時間記録モードの記録にのみ用いるヘッド対
E 従来の標準モード用ヘッド対
F 従来の3倍モード用ヘッド対
G 従来の6倍モードの記録再生に用いられるヘッド対[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a magnetic recording / reproducing apparatus having a long-time recording mode four times or more that of a standard recording mode.
[0002]
[Prior art]
In recent years, the cost of magnetic recording / reproducing devices has been reduced and the running cost of magnetic tapes has been required to be reduced. However, to increase the recording time, a standard mode and a recording mode that can record twice or three times as long as the standard mode (hereinafter, a mode that can record twice as long as the standard mode, a double mode, and a triple time recording) Only the 3 × mode, also called the 4 × mode, the 5 × mode and the 6 × mode) have been introduced on the market.
[0003]
Hereinafter, a conventional magnetic recording / reproducing apparatus will be described.
[0004]
Conventionally, a magnetic recording / reproducing apparatus capable of performing recording / reproducing in a 6-times mode as long-time recording of 4 times or more is disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-73405. The magnetic recording / reproducing apparatus is shown in FIG. 3 and FIG. 3 and 4 are schematic explanatory views showing the configuration of a rotary head of a conventional magnetic recording / reproducing apparatus. A small circle on a large circle indicates a mounted head. In FIG. 3, a single head pair 5 (5R, 5L) for the standard mode having a head width slightly smaller than twice the track pitch in the triple mode and a triple mode having a head width substantially equal to the track pitch in the triple mode. Four heads of a double azimuth system including a head pair 7 (7R, 7L) and a 6 × mode head pair 6 (6R, 6L) having a head width slightly smaller than twice the track pitch in the 6 × mode and all modes Is provided with an audio head 4 (4R, 4L) used for the above.
[0005]
The operation of the conventional magnetic recording / reproducing apparatus configured as described above will be described below in accordance with that described in JP-A-7-73405.
[0006]
First, the single head pair 5 performs recording / reproduction in the standard mode and compatible reproduction in the triple mode. The head pair 7 performs recording / reproduction in the triple mode, has a track width slightly smaller than twice the recording track pitch in the six times mode, and sets the azimuth angle between ± 0 degrees and ± 20 degrees. Recording / reproduction in the 6 × mode is performed by the 6 × mode head pair 6.
[0007]
The special reproduction in the standard mode, the 3x mode, and the 6x mode is complemented by a digital circuit using a field memory.
[0008]
Next, the configuration of the head shown in FIG. 4 will be described. Of the four heads of the double azimuth system composed of 1R, 1L, 9R and 9L, 1R and 1L are head pairs used for recording and reproduction in the standard mode, and are referred to as head pair
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the configuration of FIG. 3, as described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-73405, in special playback in all modes, the video signal after the FM demodulation of the playback signal output and the low-frequency conversion chrominance signal are one. There is a problem that a digital circuit having a field memory for storing fields is required, and the cost burden is large.
[0010]
In addition, it is necessary to newly manufacture four heads with heads with different azimuth angles from the conventional ones and normal heads with a narrower track pitch for the standard mode, which is cost-effective in view of the balance between plant equipment investment and quantity. The problem of heavy burden is expected.
[0011]
Further, in the configuration shown in FIG. 4, a 6 × mode head pair G is used as a reproducing head in order to prevent crosstalk during 3 × mode recording / reproduction, but on the other hand, there is a problem that the output is lower than in full track reproduction.
[0012]
3 and FIG. 4, the recording / reproduction in the 6 × mode is performed by a head set to a head width slightly smaller than twice the track pitch of 6 times. This is because recording and reproduction are performed with the same head, so that the head width must be wider than the track pitch in order to eliminate the unerased HiFi sound during recording. On the other hand, in order to eliminate crosstalk from adjacent tracks during reproduction. Has the dilemma that it needs to be narrower than the track pitch. At the same time, there is also a problem that the sound quality of the HiFi audio is remarkably deteriorated, or a margin for compatible reproduction of the HiFi audio signal in the standard mode or the triple mode is significantly reduced. This point is not discussed in JP-A-7-73405.
[0013]
This point will be described with reference to FIG. FIG. 5 is a diagram conceptually showing how a head of a conventional magnetic recording / reproducing apparatus traces a recording track. P1, P2, P3 and P4 are HiFi audio and video signal tracks in the 6-times mode, and have a pitch of 9.6 μm. P1 and P3 and P2 and P4 have the same azimuth.
[0014]
Although the HiFi audio track and the video track do not always match, it is assumed here that they match to simplify the description. The head B is a pair of HiFi heads for performing recording and reproduction in a standard triple and six times mode, and is a head pair B composed of 4L and 4R in FIGS. 3 and 4. The head width is disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-73405. As described, in general, 26 μm to 30 μm is selected in consideration of compatible reproduction. Here, description will be made assuming that the thickness is 26 μm. The G head is a video head that performs recording and reproduction in a 6 × mode, and is a head pair G of 7L and 7R in FIG. 3, and a head pair G composed of 8L and 8R in FIG.
[0015]
The head width (Twg) of the head pair G is set to a width (less than 19.2 μm) slightly smaller than twice the track pitch of six times.
[0016]
In FIG. 5, the recording of the sound is performed by the head B. Since the head width of the head B is wider than the recording track of 9.6 μm in the 6 × mode, the relationship between the head and the recording track as shown in FIG. 5 is obtained. Similarly, since the video signal is recorded by the head G having a head width wider than the track pitch, the positional relationship between the head G and the recording track as shown in FIG. 5 is obtained. Next, at the time of reproduction, when the audio head B traces the track P2 when tracing the track P4 having the same azimuth with respect to the track P2, remarkable deterioration of sound quality is caused. Two recording tracks beyond P2 have the same azimuth (hereinafter referred to as adjacent tracks. In FIG. 5, the adjacent track of P2 is P4. The adjacent recording tracks are also referred to as adjacent tracks. The adjacent tracks are P1 and P3). Control is performed by shifting the recording position by (26 μm−9.6 μm) /2=8.2 μm from the recording position such that the center of the P2 track and the center of the center of the head B overlap each other, ie, the position where the margin is not traced. The result is B '. This eliminates the influence of intense crosstalk from adjacent tracks. However, when the head B is displaced by 8.2 μm, the G head of the image is also displaced by 8.2 μm. Therefore, since the G head originally wants to trace the track of P2, the head width of the G head needs to be increased by 8.2 μm. . Then, the G head reproduces a normal signal of 9.6 μm from the track P2 and simultaneously receives crosstalk from the adjacent track P1 of 8.2 μm. This means that the head pair 7 having a different azimuth angle must be affected by the image quality deterioration. Conversely, if the width of the head B is narrowed so that the head B is not affected by the azimuth track P4, it is difficult to guarantee the compatibility of the FM sound especially in the standard mode.
[0017]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention solves the above-mentioned conventional problems, and provides good sound quality by preventing a HiFi head from picking up adjacent tracks in a long-time recording mode of four times or more without reducing the track pitch of the HiFi head. Also, to provide a magnetic recording / reproducing apparatus which provides good image quality without crosstalk from adjacent tracks for video and also enables special reproduction in standard mode and triple mode without using a field memory as before. With the goal.
[0018]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, the magnetic recording / reproducing apparatus according to the present invention is compatible with a standard recording mode and a double or triple recording mode capable of recording twice or three times as long as the standard recording mode. Mainly used for video signal recording and playback and special playback In addition, it corresponds to a long time recording mode that is four times or more longer than that of the standard mode and is used for recording a video signal. A head group A composed of one or more head pairs, mainly Head pair B used for recording and playback of audio signals When, Head pair C used to reproduce a video signal in a long-time recording mode of 4 times or more The head group A has a head width Twd in a relationship of Twd ≦ 2 × Px with respect to a track pitch Px in a long-time recording mode of four times or more, and performs recording in a long-time recording mode of four times or more. The head pair B has a track pitch Tw in a relationship of P3 <Twb <3 × Px with respect to the track pitch P3 in the triple recording mode and the track pitch Px, The head pair C has a track width Twc in a relationship of Twc ≦ Px with respect to the track pitch Px, At the time of reproduction in the long time recording mode of 4 times or more, the track width center of the head pair C is Recorded by the head pair D When tracing the center of a video track, the head pair B Recorded Trace audio tracks Occasionally Do not trace adjacent tracks In a relationship, The head pair C For the head pair B It has a configuration in which it is arranged.
[0019]
With this configuration, it is possible to use a conventional double azimuth type four head and a HiFi head. Therefore, the recording / reproduction and the special reproduction in the standard mode and the double or triple mode can be conventionally performed. Therefore, a field memory for storing one field of the video signal after the demodulation of the reproduction signal output and the low-frequency conversion color signal in one field. The digital circuit having is unnecessary and the cost burden is small.
[0020]
Further, since the newly added head pair C is also formed at the same azimuth angle as the conventional one, the investment in plant equipment can be reduced.
[0021]
Further, a dedicated head pair C is provided during reproduction in the long-time recording mode of 4 times or more, and the same full-track reproduction as in the related art is performed in the 3 times mode recording / reproduction, so that the output does not decrease.
[0022]
In this way, it is possible to provide good sound without the influence of tracks adjacent to each other and good image quality without crosstalk from adjacent tracks during reproduction in the long-time recording mode that is four times or more.
[0023]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The invention according to claim 1 of the present invention corresponds to a standard recording mode and a double or triple recording mode capable of recording twice or three times as long as the standard recording mode, and mainly comprises a video signal. Used for recording / playback and special playback In addition, it corresponds to a long time recording mode that is four times or more longer than that of the standard mode and is used for recording a video signal. A head group A composed of one or more head pairs, mainly Head pair B used for recording and playback of audio signals When, Head pair C used to reproduce a video signal in a long-time recording mode of 4 times or more The head group A has a head width Twd in a relationship of Twd ≦ 2 × Px with respect to a track pitch Px in a long-time recording mode of four times or more, and performs recording in a long-time recording mode of four times or more. The head pair B has a track pitch Tw in a relationship of P3 <Twb <3 × Px with respect to the track pitch P3 in the triple recording mode and the track pitch Px, The head pair C has a track width Twc in a relationship of Twc ≦ Px with respect to the track pitch Px, At the time of reproduction in the long time recording mode of 4 times or more, the track width center of the head pair C is Recorded by the head pair D When tracing the center of a video track, the head pair B Recorded Trace audio tracks Occasionally Do not trace adjacent tracks In a relationship, The head pair C For the head pair B A pair of heads of a head group A having a head width surely wider than a track pitch during long-time recording four times or more during long-time recording four times or more. (Head vs. D) By using the head pair B as a dedicated head for reproducing video signals in the long-time recording mode of 4 times or more, the head pair B is used to record FM video and the FM audio is prevented from being erased by the video signal. It is possible to have the same configuration of the head group A as that of a conventional magnetic recording / reproducing apparatus which does not have a long time recording mode of 4 times or more, and it is possible to perform standard, double or triple times special reproduction. Have.
In the case of tracing in which the center of the head width of the head C provided exclusively for the reproduction of the video signal coincides with the center of the recorded video track regardless of the head width at the time of reproduction in the long time recording mode of 4 times or more. The head pair B is traced so that the center of the track of the head pair B substantially coincides with or slightly shifts from the center of the track of the recorded FM sound so that the head pair B does not trace adjacent tracks. By doing so, it is possible to obtain an excellent sound free from the influence of adjacent tracks in long-time recording / reproduction in the quadruple mode or longer.
Further, it is possible to control the head pair B so as to ensure compatible reproduction of the standard or double or triple mode, and not to trace adjacent tracks when reproducing in the long-time recording mode of four times or more. It has the action of:
In addition, there is an effect that a video signal with little influence of crosstalk from an adjacent track can be obtained during reproduction in a long time recording mode of 4 times or more.
[0027]
Hereinafter, embodiments of the magnetic recording / reproducing apparatus of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0028]
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a diagram showing a head configuration of a magnetic recording / reproducing apparatus according to Embodiment 1 of the present invention. Small circles (1R, 1L, 2R, 2L, 3R, 3L, 4R, 4L) on a large circumference indicate heads, respectively. First, a head group A is composed of 1R, 1L, 2R, and 2L, which are four heads of a double azimuth system. The
[0029]
Next, a head pair composed of 4L and 4R is referred to as a head pair B. The head width (Twb) of the head pair B is set in a relationship of P3 <Twb <3 × Px. Here, P3 is the track pitch in the double or triple mode.
[0030]
Next, a head pair composed of 3R and 3L is referred to as a head pair C. The head width (Twc) of the head pair C is set to Twc ≦ Px.
[0031]
The operation of the magnetic recording / reproducing apparatus having the head configuration as described above will be described. Head group A records and reproduces video in standard mode and double or triple mode and special reproduction And a head used for recording a video in a long time mode of 4 times or more, and a head pair D of a head group A is used for recording a video in a long time mode of 4 times or more. Also, Head pair B is a head used for recording / reproducing and special reproduction of FM audio in all modes of standard, 2 times, 3 times, 4 times or more. , The head pair C is a head used only for reproducing a video signal in a long time mode of 4 times or more. here, Since the head group A comprises four heads of the double azimuth system, Standard and double and triple video and audio recording and playback and special playback are well-known technologies. , Not discussed here.
[0032]
Next, the operation at the time of long time recording of four times or more will be described with reference to FIG. FIG. 2 is a diagram conceptually showing how the head of the magnetic recording / reproducing apparatus according to Embodiment 1 of the present invention traces a recording track in a long time mode of four times or more. Q1, Q2, Q3, and Q4 are tracks of HiFi audio and video signals in the long time mode of 4 times or more, and the pitch thereof is Px. Q1 and Q3 and Q2 and Q4 have the same azimuth relationship. Similarly, with respect to Q2, Q1 and Q3 have an inverse azimuth relationship.
[0033]
Although the HiFi audio track and the video track do not always match, it is assumed here that they match for the sake of simplicity.
[0034]
In the figure, B and B 'record and reproduce FM sound by a head pair B composed of 4R and 4L in FIG. B indicates the position at the time of recording, and is controlled to the position of B 'during reproduction in the long time recording mode of 4 times or more. Similarly, D and D 'are a head pair D composed of 2L and 2R in FIG. 1 and perform video recording during long-time recording of 4 times or more. The head output is not used during reproduction in the long time recording mode of 4 times or more. In the figure, C and C ′ are head pairs C composed of 3R and 3L in FIG. 1, and are heads dedicated to reproducing video that are not used during recording in the long-time recording mode of 4 times or more.
[0035]
In FIG. 2, sound recording is performed by the head B. Since the head width of the head B is wider than Px, the relationship between the head and the recording track as shown in FIG. 2 is obtained. Similarly, since the video signal is recorded by the head D having a head width wider than the track pitch, the positional relationship between the head D and the recording track as shown in FIG. 2 is obtained. However, since the head width of the head D is 2 × Px or less, when the Q2 track is recorded, the Q4 track having the same azimuth is not affected. That is, the azimuth is not overwritten.
[0036]
Next, at the time of reproduction in the long time recording mode of 4 times or more, for example, the auto tracking is operated so that the reproduction output of the head pair C is maximized. Since the head C is set so that the head width Twc ≦ Px, only the signal of the track Q2 can be traced, and a reproduced video signal which does not receive any crosstalk from the images of the adjacent tracks Q1 and Q3 is obtained. be able to. As a result, the center of the head C and the center of the Q2 track can be overlapped during reproduction in the long-time recording mode four times or more. The sound is reproduced as follows. When the audio head B traces the Q2 track, it shifts to the position of B '. In this case, in order to avoid tracing the azimuth Q4, in this case, the position having the most room, that is, from the recording position (Twb-Px) from the recording position so that the center of the Q2 track and the center of the head B overlap each other. / 2 shifted. This shift distance can be obtained by adjusting the head height of the head C with respect to the head B or the position on the rotary head cylinder, and both the center of the head C and the center of the head B coincide with the center of the Q2 track. As a result, the head B does not need to be affected by intense crosstalk from the azimuth. As described above, the center of the head C and the center of the Q2 track can be overlapped during reproduction in the long-time recording mode of four times or more by using the auto tracking by the head pair C as described above. As a result, similarly to the case where the head B is shifted by (Twb-Px) / 2, both the head D and the head C are shifted by (Twb-Px) / 2, and the positions are D 'and C', respectively. This shift distance can be obtained by adjusting the head height of the head C with respect to the head D or the position on the rotary head cylinder. The head C is not used for recording.
[0037]
With this configuration, it is possible to use a conventional double azimuth type four head and a HiFi head. Therefore, the recording / reproduction and the special reproduction in the standard mode and the double or triple mode can be conventionally performed. Therefore, a field memory for storing one field of the video signal after the demodulation of the reproduction signal output and the low-frequency conversion color signal in one field. The digital circuit having is unnecessary and the cost burden is small.
[0038]
Further, since the newly added head pair C is also formed at the same azimuth angle as the conventional one, the investment in plant equipment can be reduced.
[0039]
Further, a dedicated head pair C is provided during reproduction in the long-time recording mode of 4 times or more, and the same full-track reproduction as in the related art is performed in the 3 times mode recording / reproduction, so that the output does not decrease.
[0040]
The 5 × mode is practical as a long time recording mode of 4 × or more, but this will be described. The five-fold mode is practical for the following reasons. In the VHS system (trademark of Victor Company of Japan), the track pitch in the standard mode of the NTSC system is 58 μm. The head D is used for recording in both the 3 × mode and the N × mode. The track pitch P3 in the triple mode is 58 μm / 3 = 19.3 μm. Therefore, the head width Twd of the head D must be 19.3 μm or more. On the other hand, the track pitch in the N-times mode is 58 μm / N. The head width Twd of the head D must be Twd ≦ 2 × 58 / N in order to suppress the image quality deterioration due to the overwriting of the video signal and to avoid the overwriting of the same azimuth by the head pair D during the N-times mode recording.
[0041]
Therefore, the integer N satisfying 19.3 μm ≦ Twd ≦ 2 × 58 μm / N is 6 or less. The maximum value of the integer N is 5 in consideration of mechanical variations. That is, the 5 × mode is practical.
[0042]
As described above, according to the first embodiment, when recording in the long-time recording mode of 4 times or more, the head width surely has a head width wider than the track pitch in recording in the long-time recording mode of 4 times or more. The video is recorded by a pair of heads of the head group A, and the FM audio is recorded by the head pair B to prevent uncleared by the video signal of the FM audio. By using as a read-only head, it becomes possible to have the same head group A configuration as a conventional magnetic recording / reproducing apparatus which does not have a quadruple or more long-time recording mode. Becomes possible.
[0043]
In the case of tracing in which the center of the head width of the head C provided exclusively for the reproduction of the video signal coincides with the center of the recorded video track regardless of the head width at the time of reproduction in the long time recording mode of 4 times or more. The head pair B is traced such that the center of the track of the head pair B substantially coincides with or slightly deviates from the center of the track of the recorded FM sound so that the head pair B does not trace the adjacent tracks. By doing so, it is possible to obtain good sound which is not affected by adjacent tracks during reproduction in a long time recording mode that is four times or more.
[0044]
Further, a digital circuit having a field memory for storing one field of the video signal after the reproduction signal output is FM-demodulated and the low-frequency conversion color signal is unnecessary, and the cost burden is small.
[0045]
Further, since the newly added head pair C is also formed at the same azimuth angle as the conventional one, the investment in plant equipment can be reduced.
[0046]
Further, a dedicated head pair C is provided during reproduction in the long-time recording mode of 4 times or more, and the same full-track reproduction as in the related art is performed in the 3 times mode recording / reproduction, so that the output does not decrease.
[0047]
Further, in the head group A, the head width Twd of the head pair D used for recording in the long-time recording mode of 4 times or more is longer than the track pitch Px of the long time recording mode of 4 times or more. With this relationship, overwriting of the same azimuth by the head D is not performed during recording for a long time of four times or more, so that image quality deterioration due to overwriting of video signals can be suppressed.
[0048]
Further, it is assumed that P3 <Twb <3 × Px with respect to the track pitch P3 in the long-time recording mode in which the head width Twb of the head pair B is three times and the track pitch Px in the long-time recording mode in which the head width B is four times or more. This makes it possible to control the head pair B so as not to trace adjacent tracks during reproduction in the long-time recording mode of 4 times or more while guaranteeing compatible reproduction of the standard or double or triple mode. .
[0049]
In addition, the relationship of Twc ≦ Px with respect to the track pitch Px in the long-time recording mode in which the head width Twc of the head pair C is four times or more enables the influence of crosstalk from an adjacent track at the time of reproduction in the long-time recording mode four times or more. And a good image quality can be provided.
[0050]
In the first embodiment, the case where the video recording track and the audio recording track overlap is described for the sake of simplicity. However, if they do not overlap, the center of the Q2 track and the center of the center of the head B overlap. May not be the best. In this case, it is necessary to shift the position slightly to the best position.
[0051]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the head group A having a head width wider than the track pitch during recording in the long-time recording mode of four times or more is surely used in the long-time recording mode of four times or more. Use a pair of heads to record video, and a head pair B to record FM audio to prevent undesired deletion of the FM audio video signal, and use a head pair C as a head dedicated to reproducing video signals in a long-time recording mode that is four times or more. By doing so, it is possible to have the same configuration of the head group A as the conventional magnetic recording / reproducing apparatus which does not have the long-time recording mode of 4 times or more, and it is possible to perform the standard, double or triple special reproduction. Excellent effects can be obtained. Also, in the case of tracing in which the center of the head width of the head C provided exclusively for the reproduction of the video signal coincides with the center of the recorded video track irrespective of the head width at the time of reproduction in the long time recording mode of 4 times or more. The head pair B is traced such that the center of the track of the head pair B substantially coincides with or slightly deviates from the center of the track of the recorded FM sound so that the head pair B does not trace the adjacent tracks. By doing so, it is possible to obtain an excellent effect that it is possible to obtain good sound with little influence of adjacent tracks during reproduction in a long time recording mode that is four times or more.
[0052]
In addition, a digital circuit having a field memory for storing one field of the video signal and the low-frequency conversion color signal after the reproduction signal output is subjected to FM demodulation is unnecessary, and an excellent effect that the cost burden is reduced is obtained.
[0053]
Also, since the newly added head pair C has the same azimuth angle as the conventional one, an excellent effect that the investment in the plant equipment is small can be obtained.
[0054]
Furthermore, a special head pair C is provided for reproduction in a long-time recording mode of 4 times or more, and the same full-track reproduction as in the related art is performed in a 3 times mode recording / reproduction. can get.
[0055]
Further, in the head group A, the head width Twd of the head pair D used for recording in the long-time recording mode of 4 times or more is longer than the track pitch Px of the long time recording mode of 4 times or more. With this relationship, overwriting of the same azimuth by the head D is not performed during long-time recording of four times or more, so that an excellent effect that image quality deterioration due to overwriting of video signals can be suppressed can be obtained.
[0056]
It is assumed that P3 <Twb <3 × Px with respect to the track pitch P3 in the long-time recording mode in which the head width Twb of the head pair B is three times and the track pitch Px in the long-time recording mode in which the head width B is four times or more. This makes it possible to control the head pair B so as not to trace adjacent tracks during reproduction in the long-time recording mode of 4 times or more while guaranteeing compatible reproduction of the standard or double or triple mode. This is an excellent effect.
[0057]
In addition, the relationship of Twc ≦ Px with respect to the track pitch Px in the long-time recording mode in which the head width Twc of the head pair C is four times or more enables the influence of crosstalk from an adjacent track at the time of reproduction in the long-time recording mode four times or more. An excellent effect that a good image quality can be provided by obtaining a video signal with little noise can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a head configuration of a magnetic recording and reproducing device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram conceptually showing how a head of the magnetic recording / reproducing apparatus according to Embodiment 1 of the present invention traces a recording track.
FIG. 3 is a schematic explanatory view showing a head configuration of a conventional magnetic recording / reproducing apparatus.
FIG. 4 is a schematic explanatory view showing a head configuration of a conventional magnetic recording / reproducing apparatus.
FIG. 5 is a diagram conceptually showing how a head of a conventional magnetic recording / reproducing apparatus traces a recording track.
[Explanation of symbols]
1 Standard mode head
2 Head for 2x or 3x mode
A read-only head in a long recording mode of more than 34 times
4 FM sound head for all modes
5 Conventional standard mode head
6 Conventional 6x mode head
7 Conventional 3x mode head
8 Conventional 6x mode head
9 Conventional 3x mode head
Recording track in P 6x mode
Q: Recording tracks in long-time recording mode of 4 times or more
A Double azimuth type head group composed of a standard mode head and a head used only for long-time recording mode of 2 times or 3 times mode and 4 times or more
B FM audio head pair for all modes
C Read-only head pair in long-time recording mode of 4 times or more
D A pair of heads used only in the double or triple mode and in the long time recording mode of 4 times or more in the head group A.
E Conventional standard mode head pair
F Conventional 3x mode head pair
G Head pair used for conventional 6x mode recording and reproduction
Claims (1)
前記ヘッド群Aは、4倍以上の長時間記録モードのトラックピッチPxに対してTwd≦2×Pxの関係にあるヘッド幅Twdを有する4倍以上の長時間記録モードでの記録に使用するヘッド対Dを含み、前記ヘッド対Bは、3倍記録モードのトラックピッチP3および前記トラックピッチPxに対してP3<Twb<3×Pxの関係にあるトラック幅Twbを有し、前記ヘッド対Cは、前記トラックピッチPxに対してTwc≦Pxの関係にあるトラック幅Twcを有し、
4倍以上の長時間記録モードの再生時には、前記ヘッド対Cのトラック幅中心が前記ヘッド対Dにより記録された映像トラックの中心をトレースする場合に、前記ヘッド対Bが、前記ヘッド対Bにより記録された音声トラックをトレースする際に隣々接トラックをトレースしない関係に、前記ヘッド対Cを前記ヘッド対Bに対して配置したことを特徴とする磁気記録再生装置。Corresponding to twice or three times the recording mode to the standard recording mode and the standard recording mode to enable 2-fold or 3-fold long-time recording, mainly with use in recording and reproduction and the special reproduction of the video signal, the corresponding to long-time recording mode more than 4 times that enable long-time recording of more than 4 times the standard mode, the head group a composed of one or more sets of head pairs to be used for recording of the video signal, the main comprising a pair of heads B to be used for recording and reproduction of audio signals, and a head-to-C to be used to reproduce the video signal of the long-time recording mode at least four times,
The head group A has a head width Twd that satisfies a relationship of Twd ≦ 2 × Px with respect to a track pitch Px in a long-time recording mode of four times or more, and is used for recording in a long-time recording mode of four times or more. The head pair B includes a pair D, a track pitch Tw in a relationship of P3 <Twb <3xPx with respect to the track pitch P3 in the triple recording mode and the track pitch Px, and the head pair C , A track width Twc having a relationship of Twc ≦ Px with respect to the track pitch Px,
At the time of reproduction in the long-time recording mode of 4 times or more, when the track width center of the head pair C traces the center of the video track recorded by the head pair D , the head pair B is moved by the head pair B. A magnetic recording / reproducing apparatus , wherein the head pair C is arranged with respect to the head pair B in such a manner that adjacent tracks are not traced when a recorded audio track is traced.
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