JP3585199B2 - Substrate processing equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウエハや液晶表示装置用ガラス基板のような各種の被処理基板に対してガスを用いた処理を施すための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の製造工程では、複数枚の半導体ウエハ(以下単に「ウエハ」という。 )を一括して処理するバッチ式のウエハ処理装置が用いられる場合がある。この種のウエハ処理装置は、複数枚のウエハを一括して薬液などに浸漬させ、これによりウエハ表面を洗浄したりウエハ表面に形成された薄膜を除去したりするために用いられ、たとえばこのような薬液処理を行うための複数の薬液処理部と、薬液処理後のウエハを水洗いし、さらに減圧乾燥させる減圧乾燥部とを備えている。
【0003】
図5は、従来の減圧乾燥部の全体構成を示す概念図である。減圧乾燥部900は、純水によってウエハWを水洗いするとともに、処理用IPA(イソプロピルアルコール)ベーパを利用してウエハWを乾燥させるものである。さらに詳述すると、減圧乾燥部900は、複数枚のウエハWを整列保持する昇降可能なウエハガイド901を備えている。減圧乾燥部900は、ウエハガイド901を下降させてウエハWを貯留槽902内の純水に浸漬させ、ウエハWを貯留槽902に貯留されている純水にて水洗いした後、細長いIPA管903に形成された複数のIPA吐出孔904から処理用IPAベーパを吐出させるとともに、ウエハガイド901を上昇させる。この上昇過程において、ウエハWに付着している水滴はIPAベーパと置換され、その結果水滴がウエハWから除去されるとともにウエハW表面がIPAベーパによって覆われる。さらに、この状態において減圧乾燥部900内を減圧させる。その結果、ウエハW表面を覆っていたIPAベーパが蒸発する。これにより、ウエハWが乾燥される。
【0004】
処理用IPAベーパは、IPAベーパ供給機構910からIPA管903に供給されるようになっている。IPAベーパ供給機構910は、IPA管903に接続されたガス吐出路911、ガス吐出路911のIPA管903とは反対側に接続されたガス供給路912、およびガス供給路912のガス吐出路911とは反対側に接続されたIPAベーパ生成部913を有し、IPAベーパ生成部913で生成された処理用IPAベーパをガス供給路912およびガス吐出路911を介してIPA管903に供給する。
【0005】
IPAベーパ生成部913は、IPAベーパとN2 ガスとを混合し、比較的高温の処理用IPAベーパを発生させる。N2 ガスは、N2 タンク920からN2 供給路921を介して供給されるようになっている。N2 供給路921の途中部には、ごみなどの異物を除去するフィルタ922、N2 ガスの供給量を検出する流量計923、およびN2 供給弁924が介装されている。
【0006】
ガス供給路912は、IPAベーパ生成部913の側面に接続されており、その途中部には、IPAベーパ供給弁914が介装されている。
ガス吐出路911の途中部には、ヒータ915が介装されており、さらに、ヒータ915の下流側には、ヒータ915の出口付近のガス吐出路911の表面温度を検出する温度センサ916、およびごみなどの異物除去のためのフィルタ917が介装されている。
【0007】
処理が行われる際には、N2 供給弁924およびIPAベーパ供給弁914が開成される。これに伴って、N2 タンク920内のN2 ガスは、フィルタ922により異物が除去された後、IPAベーパ生成部913に供給される。この場合におけるN2 ガスの供給量は、流量計923の検出値に基づいて調整されている。IPAベーパ生成部913で生成された処理用IPAベーパは、ガス供給路912を介してガス吐出路911に導かれ、ヒータ915により加熱される。ヒータ915の発熱量は、温度センサ916の検出値に基づいてヒータ915の出口付近のガス吐出路911の表面温度がほぼ一定になるように調整されている。その後、処理用IPAベーパは、フィルタ917により異物が除去された後、IPA管903に供給される。
【0008】
ところで、処理が行われていない場合、ガス吐出路911およびIPA管903の表面温度は低くなる。この状態において高温の処理用IPAベーパをガス吐出路911およびIPA管903に供給すると、処理用IPAベーパは通過中に冷やされ、その温度が結露点T0℃(たとえばT0=40)に達したときに、ガス吐出路911およびIPA管903内において結露する。この結露は、ヒータ915から離れているIPA管903の先端において特に顕著に発生する。この場合、その後に導かれてくる処理用IPAベーパに結露した液が混入する。その結果、ウエハWの表面に液が付着し、パーティクルとなる。
【0009】
そこで、IPA供給機構910は、処理が行われていない期間においてガス吐出路911およびIPA管903を温めておくために、N2 ガスをガス吐出路911およびIPA管903に常時リークするようにしている。すなわち、IPA供給機構910は、N2 供給路921とガス吐出路911とを直接接続するN2 分岐路930を備えている。N2 分岐路930の途中部には、N2 リーク弁931が介装されている。また、N2 分岐路930の途中部には、N2 リーク弁931の上流側と下流側とを直接接続し、流量調整弁933が介装されたバイパス路932が備えられている。
【0010】
処理が行われていない期間においては、N2 供給弁924およびIPAベーパ供給弁914、ならびにN2 リーク弁931は閉成されている。この場合、N2 タンク920内のN2 ガスは、N2 供給路921からN2 分岐路930にいったん導かれ、さらに、バイパス路932を通ってN2 分岐路930に再度導かれた後、ガス吐出路911に導かれる。そして、ガス吐出路911においてヒータ915により加熱され、IPA管903に導かれる。このようにして、ガス吐出路911およびIPA管903を常時温めるようにしている。
【0011】
なお、N2 リーク弁931は、主として、減圧処理部10内の酸素濃度を低下させる目的で、減圧乾燥処理が開始される際に一時的に開成されるようになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような構成のIPA供給機構910においても、処理用IPAベーパはガス吐出路911およびIPA管903内において結露し、その結果上述のようなパーティクルのウエハWへの付着などの不具合の発生が避けられなかった。
【0013】
さらに具体的に説明すると、IPA供給機構910では、ヒータ915に供給される前のN2 ガスの温度は低いために、ヒータ915においてN2 ガスを十分に温めることが困難であった。したがって、ガス吐出路911およびIPA管903の表面を十分に温めることができず、結露の発生を防止することができなかった。
【0014】
また、IPA供給機構910では、ヒータ915の出口からIPA管903までが比較的遠いために、処理用IPAベーパはIPA管903に達するまでの間に冷やされ、その結果ガス吐出路911およびIPA管903の表面を十分に温めることができなかった。そのため、結露の発生を防止することができなかった。特に、IPA管903の先端はヒータ915の出口から最も遠いから、処理用IPAベーパが結露しやすくなっていた。
【0015】
さらに、IPA供給機構910では、断面積が大きなフィルタ917がヒータ915の下流側に配置されているから、ヒータ915によっていったん温められたN2 ガスは、フィルタ917を通過することによって温度が低下していた。その結果、ガス吐出路911およびIPA管903を十分に温めることができず、結露の発生を防止することができなかった。
【0016】
そこで、本発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、ウエハなどの基板にガスを供給して処理する場合に、ガスの結露を防止できる基板処理装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板に対して処理ガスを吐出するための吐出口を一方端側に有する処理ガス吐出路と、上記処理ガスとしての処理用イソプロピルアルコールベーパを発生するイソプロピルアルコールベーパ発生部と、上記処理ガス吐出路の他方端側に接続され、上記イソプロピルアルコールベーパ発生部で発生した処理用イソプロピルアルコールベーパを上記処理ガス吐出路に供給する処理ガス供給路と、上記処理ガス吐出路の他方端側に接続され、配管加熱用ガスを上記処理ガス吐出路に供給する配管加熱用ガス供給路と、上記配管加熱用ガスを上記処理ガス吐出路に供給されるよりも以前に加熱するためのガス加熱手段とを含み、上記イソプロピルアルコールベーパ発生部は、ヒータを有し、このヒータによって加熱されたイソプロピルアルコール液を貯留する加熱槽と、上面が開口されたイソプロピルアルコールベーパ発生槽を内部に有し、このイソプロピルアルコールベーパ発生槽に貯留されたイソプロピルアルコール液からの蒸発によって発生したイソプロピルアルコールベーパと不活性ガスとを内部空間で混合して処理用イソプロピルアルコールベーパを生成し、この処理用イソプロピルアルコールベーパを上記処理ガス供給路に供給するガス混合室と、上記加熱槽内のイソプロピルアルコール液を上記イソプロピルアルコールベーパ発生槽へと取り込む取込部と有するものであることを特徴とする基板処理装置である。
【0018】
本発明によれば、処理ガス吐出路に供給する前に前もって配管加熱用ガスを加熱するようにしているから、処理ガス吐出路の全体を十分に温めることができる。したがって、たとえば処理前に当該配管加熱用ガスを処理ガス吐出路にリークさせておけば、処理時には処理ガス吐出路は十分に温まっているから、処理ガス吐出路に供給される処理ガスが冷めることはない。そのため、処理ガスが結露するのを防止できるから、パーティクルの基板への付着を防ぐことができる。よって、高品質な基板を提供することができる。
【0019】
請求項2記載の発明は、上記配管加熱用ガスは、不活性ガスであることを特徴とする請求項1記載の基板処理装置である。
本発明によれば、配管加熱用ガスは化学的に安定な不活性ガスであるから、基板処理に与える影響を最小限に抑えることができる。
請求項3記載の発明は、上記処理ガス吐出路を加熱するための吐出路加熱手段をさらに含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の基板処理装置である。
【0020】
本発明によれば、配管加熱用ガスだけでなく、処理ガス吐出路が温められるから、処理ガス吐出路を効率的に、かつ十分に温めることができる。したがって、処理ガスの結露を一層確実に防止できる。
請求項4記載の発明は、上記処理ガス吐出路および処理ガス供給路のうち少なくとも一方の周囲に断熱材を周設したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の基板処理装置である。
【0021】
本発明によれば、処理ガス吐出路および処理ガス供給路のうち少なくとも一方の周囲に周設した断熱材によって、通過する処理ガスが冷えるのをさらに確実に防止できるから、処理ガスの結露をより一層確実に防止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下では、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態の基板処理装置である減圧乾燥部が適用されるウエットステーションの全体構成を示す斜視図である。このウエットステーション1は、カセットCに収納されている複数枚(たとえば26枚)のウエハWに対して薬液処理を施すためのものである。
【0023】
ウエットステーション1は、2カセット分の枚数(たとえば52枚)のウエハWの向きを整えるための整列部2と、向きが整えられた後のウエハWをカセットCから一括して取り出すための取出部3と、取出部3によってカセットから取り出されたウエハWに対して薬液処理を施すための複数の薬液処理部4、5、6、7、8および9と、薬液処理後の複数枚のウエハWを一括して水洗いし、かつ減圧乾燥させる減圧乾燥部10とを備えている。整列部2、取出部3、薬液処理部4〜9および減圧乾燥部10は、所定の処理部配列方向aに沿って直線状に配置されている。
【0024】
薬液処理部4〜9は、複数枚のウエハWを一括して所定の薬液に浸漬させることによってウエハWを処理するものである。すなわち、各薬液処理部4〜9の内部には、たとえばアンモニア、フッ酸、硫酸などの薬液を貯留できる貯留槽(図示せず)が配置されており、薬液が貯留されている貯留槽内にウエハWを浸漬させることによって、ウエハWの表面が洗浄されたりウエハWの表面に形成されている薄膜が除去されたりするようになっている。
【0025】
また、このウエットステーション1は、取出部3から減圧乾燥部10までの間において、複数枚のウエハWを一括して搬送するためのウエハ搬送ロボット11を備えている。ウエハ搬送ロボット11は、処理部配列方向aに沿って移動可能なもので、処理部配列方向aに関して開閉可能なウエハ保持チャック12を有している。ウエハ保持チャック12は、ウエハ搬送ロボット11に対して昇降自在に取り付けられている。この構成により、薬液処理部4〜9および減圧乾燥部10の内部にまで下降してウエハWの受け渡しを行うことができるようになっている。
【0026】
図2は、減圧乾燥部10の全体構成を示す概念図である。減圧乾燥部10は、純水によってウエハWを水洗いするとともに、処理ガスとしての処理用IPA(イソプロピルアルコール)ベーパを利用してウエハWを乾燥させるものである。さらに詳述すると、減圧乾燥部10は、チャンバ20と、チャンバ20内に設けられ、ウエハWを保持するための昇降可能なウエハガイド40と、チャンバ20内に設けられ、純水洗浄処理に必要な純水が貯留される貯留槽80と、処理用IPAベーパをチャンバ20内に供給するためのIPA管140と、チャンバ20を減圧するための減圧ポンプ31とを備えている。
【0027】
IPA管140は、PFA(Tetra−fluoro−ethylene ・ perfluoro−alkyl−vinylether copolymer)などの樹脂によって構成された細長いもので、処理用IPAベーパが吐出される複数のIPA吐出孔(吐出口)141を有している。
また、減圧乾燥部10は、処理用IPAベーパをIPA管140に供給するためのIPA供給機構800を備えている。IPA供給機構800は、IPA管140に接続されたガス吐出路810、ガス吐出路810のIPA管140とは反対側の接続端810aに接続されたガス供給路(処理ガス供給路)820、およびガス供給路820のガス吐出路810とは反対側に接続されたIPAベーパ生成部830を有し、IPAベーパ生成部830で生成された処理用IPAベーパをガス供給路820およびガス吐出路810を介してIPA管140に供給する。
【0028】
なお、この実施形態では、ガス吐出路810およびIPA管140が処理ガス吐出路に相当する。
IPAベーパ生成部830は、IPAベーパとN2 ガスとを混合し、比較的高温の処理用IPAベーパを生成するものである。すなわち、IPAベーパ生成部830は、加熱されたIPA液が貯留されるとともに、N2 ガスが供給される2つのガス混合室831を備えている。ガス混合室831では、貯留されているIPA液が蒸発することで発生したIPAベーパとN2 ガスとが混合され、処理用IPAベーパが生成される。
【0029】
ガス混合室831に供給されるN2 ガスは、N2 タンク840からN2 供給路841を介して供給されるようになっている。N2 供給路841の途中部には、N2 ガスの供給量を検出する流量計842、N2 供給弁843、およびごみなどの異物を除去するフィルタ844が、N2 タンク840からIPAベーパ生成部830に向けてこの順に介装されている。
【0030】
ガス供給路820は、IPAベーパ生成部830のガス混合室831の上面に接続されている。ガス供給路820の途中部には、IPAベーパ供給弁821が介装されている。
ガス吐出路810の途中部には、ごみなどの異物除去のためのフィルタ811が介装されている。フィルタ811の下流側であって、フィルタ811の近傍位置とIPA管140の近傍位置との間には、ガス吐出路810に導かれるガスを温めるための第1ヒータ(吐出路加熱手段)812が配置されている。第1ヒータ812の最大発熱量は、W1(W)(たとえばW1=600)に設定されている。第1ヒータ812の下流近傍には、ガス吐出路810の表面温度を検出するための第1温度センサ813が配置されている。
【0031】
このように、断面積の大きなフィルタ811を第1ヒータ812の上流側に配置しているから、第1ヒータ812における加熱効率を向上できる。すなわち、第1ヒータ812の下流側にフィルタを配置するようにすれば、第1ヒータ812で温められたガスの温度がフィルタを通過することによって低下するのに対して、第1ヒータ812の上流側にフィルタ811を配置すれば、そのようなことはない。また、フィルタ811を第1ヒータ812の上流側に配置することによって、第1ヒータ812をIPA管140に近づけることができる。すなわち、第1ヒータ812とIPA管140との間を極短くすることができる。たとえば20cm程度にすることが可能である。
【0032】
また、IPA供給機構800は、N2 ガス(配管加熱用ガス)をチャンバ20内にリークさせるためのN2 分岐路(配管加熱用ガス供給路)850を備えている。N2 分岐路850は、ガス吐出路810およびIPA管140を常時温めておくためのものである。N2 分岐路850は、その一端がN2 供給路841のフィルタ844に対して上流側に接続され、かつその他端がフィルタ811に対して上流側のガス吐出路810の接続端810aに接続されている。N2 分岐路850は、所定の第1供給量K1(リットル/分)(たとえばK1=50)のN2 ガスを通過させることができるものである。
【0033】
N2 分岐路850の途中部には、N2 リーク弁851が介装されている。また、N2 分岐路850の途中部には、N2 リーク弁581の上流側と下流側とを直接接続するバイパス路852が備えられている。バイパス路852には、流量調整部弁853が介装されており、この流量調整弁853によって、バイパス路852を通るN2 ガスの供給量を調整することができるようになっている。具体的には、第1供給量K1よりも少ない第2供給量K2(リットル/分)(たとえばK2=10)のN2 ガスを通過させるように調整されている。
【0034】
さらに、バイパス路852の下流側には、N2 分岐路850内を通るN2 ガスを温めるための第2ヒータ(ガス加熱手段)854が介装されている。第2ヒータ854の最大発熱量は、第1ヒータ812の最大発熱量W1よりも低いW2(W)(たとえばW2=200)である。第2ヒータ854の下流近傍には、第2ヒータ854の下流近傍のN2 分岐路850の表面温度を検出するための第2温度センサ855が配置されている。
【0035】
図3は、減圧乾燥部10の主要な電気的構成を示すブロック図である。減圧乾燥部10は、この減圧乾燥部10の制御中枢として機能する制御部860を備えている。制御部860は、マイクロコンピュータなどで構成されたもので、ROM861に格納された制御プログラムに従って種々の処理を実行する。
制御部860は、ROM861に格納されている制御プログラムに従って、リフタ60および減圧ポンプ31の駆動を制御する。
【0036】
制御部860には、入力信号として、流量計842の出力が与えられるようになっている。制御部860は、この流量計842の出力に基づいて、N2 タンク840からのN2 ガスの供給量を制御する。
また、制御部860には、第1および第2温度センサ813および855の出力が与えられるようになっている。制御部860は、この与えられる入力信号に基づいて、第1および第2ヒータ812および854の発熱量を制御する。
【0037】
さらに、制御部860は、ROM861に格納されている制御プログラムに従って、N2 供給弁843、IPAベーパ供給弁821およびN2 リーク弁851の開閉を制御する。
次に、減圧乾燥部10の動作の流れについて、図2および図3を参照して説明する。制御部860は、減圧乾燥部10に処理対象のウエハWが搬送されてくる以前においては、N2 供給弁843、IPAベーパ供給弁821およびN2 リーク弁851を閉成させる。また、第1および第2ヒータ812および854を動作させる。この場合、制御部860は、第1温度センサ813の出力を監視し、当該第1温度センサ813の出力に基づいて、第1ヒータ812の出口付近の配管温度が所定の第1温度T1℃(T1>125;たとえばT1=135±10)になるように、第1ヒータ812の発熱量を制御する。また、第2温度センサ855の出力を監視し、当該第2温度センサ855の出力に基づいて、第2ヒータ854の出口付近の配管温度が所定の第2温度T2℃(たとえばT2=90)になるように、第2ヒータ854の発熱量を制御する。
【0038】
以上の構成により、N2 タンク840内のN2 ガスは、N2 供給路841からN2 分岐路850に導かれ、バイパス路852を通る。この場合、N2 ガスの供給量は第2供給量K2となっている。バイパス路852を通ったN2 ガスは、その後、第2ヒータ854により加熱される。その結果、第2ヒータ854を通過した直後のN2 ガスの温度は、ほぼ第2温度T2となっている。その後、当該第2温度T2のN2 ガスは、ガス吐出路810に導かれる。なお、この場合、IPAベーパ供給弁821は閉成されているから、N2 ガスはIPAベーパ供給路820には導かれない。
【0039】
ガス吐出路810に導かれたN2 ガスは、フィルタ811を通って第1ヒータ812に向けて導かれ、第1ヒータ812を通過する。ここで、N2 ガスがフィルタ811を通過する際、N2 ガスの温度はいったん低下する。しかし、その後に第1ヒータ812によって第1温度T1まで上昇させられる。
第1ヒータ812を通過した後の第1温度T1のN2 ガスは、IPA管140に導かれ、IPA吐出孔141からチャンバ20内に吐出される。この場合、第1ヒータ812はIPA管140の近傍位置に配置されているから、第1温度T1のN2 ガスはほとんど冷えることなく、IPA管140の先端まで導かれる。これにより、ガス吐出路810はもちろん、IPA管140の先端の表面温度までをも十分に温めることができる。
【0040】
処理対象のウエハWがウエハ搬送ロボット11によって搬送されてくると、ウエハ搬送ロボット11は、ウエハ保持チャック12をチャンバ20に挿入させ、ウエハWをウエハガイド40に渡す。その後、制御部860は、リフタ60を駆動してウエハガイド40を下降させ、純水が貯留されている貯留槽80に収容させる。そして、この状態において貯留槽80内の純水をオーバーフローさせる。これにより、ウエハWに純水洗浄処理が施される。
【0041】
純水洗浄処理が終了すると、制御部860は、N2 リーク弁851を開成させる。その結果、N2 ガスは、バイパス路852に加えて、N2 リーク弁851を通過する。これにより、第2ヒータ854および第1ヒータ812で加熱され、さらにガス吐出路810およびIPA管140を介してチャンバ20内に供給されるN2 ガスの供給量は、第2供給量K2よりも多い第1供給量K1となる。すなわち、チャンバ20内に多量のN2 ガスが一気に供給されるから、チャンバ20内の酸素濃度が急激に低下する。これにより、減圧乾燥処理が開始された後にチャンバ20内にIPAベーパが供給されても、当該IPAベーパが酸素と化学反応するのを防止できる。また、第2ヒータ854で加熱された多量のN2 ガスがガス吐出路810およびIPA管140を通過するから、ガス吐出路810およびIPA管140をさらに温めることができる。
【0042】
その後、制御部860は、N2 リーク弁851を閉成させるとともに、N2 供給弁843およびIPAベーパ供給弁821を開成させる。その結果、N2 タンク840内のN2 ガスはN2 供給路841を介してIPAベーパ生成部830のガス混合室831に供給される。そして、ガス混合室831で発生されているIPAベーパとN2 ガスとが混合され、処理用IPAベーパが生成される。生成された処理用IPAベーパは、ガス供給路820を介してガス吐出路810に導かれる。このとき、処理用IPAベーパは、N2 分岐路850からガス供給路820に導かれる第2供給量K2のN2 ガスと混合される。その後、処理用IPAベーパは、第1ヒータ812によって温められた後、IPA管140に導かれ、IPA吐出孔141からチャンバ20内に供給される。
【0043】
この場合、ガス吐出路810およびIPA管140は処理前に予め十分に温められている。また、断面積の大きなフィルタ811を第1ヒータ812の上流側に配置している。さらに、これに関連して、第1ヒータ812がIPA管140の近傍位置に配置されている。したがって、処理用IPAベーパが通過中に冷えることはない。すなわち、処理用IPAベーパの温度が結露点T0℃にまで低下することはないから、処理用IPAベーパがガス吐出路810およびIPA管140において結露することはない。
【0044】
一方、制御部860は、処理用IPAベーパの供給を開始してから所定時間経過後に、リフタ60を駆動してウエハガイド40を上昇させ、ウエハWを貯留槽80内の純水から引き上げる。その結果、この上昇過程において、ウエハWの表面に付着している水滴が処理用IPAベーパと置換する。すなわち、ウエハW表面の水滴が除去されるとともにウエハWの表面が処理用IPAベーパによって覆われる。
【0045】
その後、制御部860は、N2 リーク弁851を閉成させ、第2供給量K2のN2 ガスをチャンバ20内にリークさせつつ、減圧ポンプ31を駆動させる。その結果、チャンバ20内の空気が減圧ポンプ31に吸引され、チャンバ20内が減圧される。このとき、ウエハWの表面を覆っている処理用IPAベーパが蒸発する。これにより、ウエハWの表面が乾燥される。
【0046】
減圧乾燥処理が終了すると、制御部860は、N2 リーク弁851のみを開成させる。これにより、チャンバ20内が大気圧に戻される。
図4は、IPAベーパ生成部830の外観構成を一部を切り欠いて示す正面図である。IPAベーパ生成部830は、底部に第3ヒータ870が取り付けられ、この第3ヒータ870によって第3温度T3℃(たとえばT3=50)に加熱されたIPA液が貯留されている加熱槽871と、2つのガス混合室831と、加熱槽871に貯留されているIPA液をガス混合室831に導くためのIPA取込部872とを備えている。
【0047】
ガス混合室831は、内部空間を有し、この内部空間内に、上面が開口されたIPAベーパ発生槽832をそれぞれ備えている。ガス混合室831の幅方向jに関する一方の端部には、N2 供給路841が接続されている。また、ガス混合室831の幅方向jに関する他方の端部付近の上面には、ガス供給路820が接続されている。
【0048】
IPA取込部872は、加熱槽871に接続され、加熱槽871の上方に向けて延びたIPA汲上路873を備えている。IPA汲上路873の加熱槽871の反対側は、ベローズポンプ874の吸込口875に接続されている。ベローズポンプ874の吐出口876には、IPA分配路877が接続されている。IPA分配路877は、正面から見た場合に、ベローズポンプ874に隠れるように配置され、かつ下方に延びている。IPA分配路877のベローズポンプ874の吐出口876とは反対側は、幅方向jにほぼ直交する奥行方向kに関して2つに分岐しており、各々の先端はそれぞれIPAベーパ発生槽832に達している。
【0049】
ベローズポンプ874が駆動されると、加熱槽871に貯留されているIPA液がIPA汲上路873を介してベローズポンプ874に吸い込まれる。このIPA液は、その後、ベローズポンプ874の吐出口876からIPA分配路877を介してIPAベーパ発生槽832に導かれ、このIPAベーパ発生槽832に貯留される。IPA液は、上述のように、加熱されたものであるから、IPAベーパ発生槽832において蒸発する。その結果、ガス混合室831の内部空間内にIPAベーパが発生する。この状態においてN2 供給路841からN2 ガスがガス混合室831に供給されると、当該N2 ガスとIPAベーパとが混合され、処理用IPAベーパが生成される。生成された処理用IPAベーパは、そのままN2 ガスの流れに伴って移動し、ガス混合室831の上面に接続されているガス供給路820に導かれる。
【0050】
以上のように本実施形態によれば、チャンバ20内に常時リークすべきN2 ガスをガス吐出路810に導く前に第2ヒータ854によって前もって温めている。また、断面積の大きなフィルタ811を第1ヒータ812の上流側に配置しており、さらにこれに関連して、第1ヒータ812をIPA管140の近傍位置に配置している。したがって、ガス吐出路810およびIPA管140を十分に温めることができる。そのため、処理用IPAベーパがガス吐出路810およびIPA管140を通過する間に冷めるのを防止できる。よって、処理用IPAベーパがガス吐出路810およびIPA管140において結露するのを防止できる。そのため、ウエハWにパーティクルが付着するのを防止できる。しかも、化学的に安定したN2 ガスを用いているから、当該N2 ガスをチャンバ20内に常時リークさせても、ウエハWに与える影響を最小限に抑えることができる。よって、処理を良好に行うことができる。そのため、高品質なウエハWを提供することができる。
【0051】
また、ガス混合室831の上面から処理用IPAベーパを取り出すようにしているから、従来のように側面から処理用IPAベーパを取り出すようにする場合と比較して、ガス供給路820内において処理用IPAベーパがたとえ結露した場合であっても、IPAベーパ生成部830に流下させることができる。よって、パーティクルの発生を防止することができる。
【0052】
本発明の実施の一形態の説明は以上のとおりであるが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。たとえば上記実施形態では、ガス吐出路810およびIPA管140を常時温めておくために使用する配管加熱用ガスとしてN2 ガスを用いているが、たとえばN2 ガス以外の不活性ガスを用いるようにしてもよく、また、ウエハWに施すべき処理に影響のないガスであれば、不活性ガス以外のガスを用いてもよい。
【0053】
また、上記実施形態にかかるIPA供給機構800において、ガス吐出路810の周囲に、たとえばシリコンなどのスポンジ状の断熱材を周設してもよい。この構成によれば、ガス吐出路810をさらに十分に温めることができるから、結局、処理用IPAベーパが通過中に冷えるのをさらに抑えることができる。そのため、処理用IPAベーパが結露するのを一層確実に防止できる。また、ガス吐出路810の代わりに、またはガス吐出路810とともに、断熱材をガス供給路820に周設するようにしてもよい。ガス吐出路810およびガス供給路820の両方に断熱材を周設する場合には、処理用IPAベーパが冷えるのを一層確実に抑えることができる。
【0054】
さらに、第2ヒータ854をN2 分岐路850ではなく、たとえばN2 供給路841に配置するようにしてもよい。要は、N2 ガスがガス吐出路810に供給されるよりも以前においてN2 ガスを加熱することができる位置に配置すればよい。
さらにまた、上記実施形態では、ウエハWを処理対象にした装置を例にとって説明しているが、液晶表示装置用ガラス基板など各種の被処理基板を処理対象にした装置に対しても、本発明は適用できる。
【0055】
その他、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の基板処理装置である減圧乾燥部が適用されるウエットステーションの全体構成を示す斜視図である。
【図2】減圧乾燥部の全体構成を示す概念図である。
【図3】減圧乾燥部の主要な電気的構成を示すブロック図である。
【図4】IPAベーパ生成部の外観構成を一部を切り欠いて示す正面図である。
【図5】従来の減圧乾燥部の全体構成を示す概念図である。
【符号の説明】
10 減圧乾燥部
140 IPA管(処理ガス吐出路)
141 IPA吐出孔(吐出口)
800 IPA供給機構
810 ガス吐出路(処理ガス吐出路)
812 第1ヒータ(吐出路加熱手段)
820 ガス供給路(処理ガス供給路)
841 N2 供給路(配管加熱用ガス供給路)
850 N2 分岐路(配管加熱用ガス供給路)
854 第2ヒータ(ガス加熱手段)
W ウエハ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an apparatus for performing a process using a gas on various substrates to be processed such as a semiconductor wafer and a glass substrate for a liquid crystal display device.
[0002]
[Prior art]
BACKGROUND In a semiconductor device manufacturing process, a batch-type wafer processing apparatus that collectively processes a plurality of semiconductor wafers (hereinafter, simply referred to as “wafers”) may be used. This type of wafer processing apparatus is used to collectively immerse a plurality of wafers in a chemical solution or the like, thereby cleaning the wafer surface or removing a thin film formed on the wafer surface. A plurality of chemical processing sections for performing a chemical processing, and a reduced-pressure drying section for washing the wafer after the chemical processing with water and further drying under reduced pressure.
[0003]
FIG. 5 is a conceptual diagram showing the entire configuration of a conventional reduced-pressure drying unit. The reduced-
[0004]
The processing IPA vapor is supplied from the IPA
[0005]
The IPA
[0006]
The
A
[0007]
When processing is performed, N 2 The
[0008]
By the way, when the processing is not performed, the surface temperatures of the
[0009]
Therefore, the IPA
[0010]
In the period when no processing is performed, N 2 Supply valve 924 and IPA
[0011]
Note that N 2 The
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
However, even in the IPA
[0013]
More specifically, in the IPA
[0014]
In the
[0015]
Further, in the
[0016]
Therefore, an object of the present invention is to solve the above-mentioned technical problem and to provide a substrate processing apparatus capable of preventing dew condensation of a gas when processing by supplying a gas to a substrate such as a wafer.
[0017]
Means for Solving the Problems and Effects of the Invention
The invention according to claim 1 for achieving the above object has a processing gas discharge passage having a discharge port on one end side for discharging a processing gas to a substrate, An isopropyl alcohol vapor generation unit that generates isopropyl alcohol vapor for processing as the processing gas; Connected to the other end of the processing gas discharge path, The isopropyl alcohol vapor for processing generated in the isopropyl alcohol vapor generation section is A processing gas supply path for supplying the processing gas discharge path, a pipe heating gas supply path connected to the other end of the processing gas discharge path, and supplying a pipe heating gas to the processing gas discharge path; Gas heating means for heating the heating gas before it is supplied to the processing gas discharge path. The isopropyl alcohol vapor generation section has a heater, which stores therein an isopropyl alcohol liquid heated by the heater, and an isopropyl alcohol vapor generation tank having an open upper surface. The isopropyl alcohol vapor generated by evaporation from the isopropyl alcohol liquid stored in the vapor generation tank and an inert gas are mixed in an internal space to generate isopropyl alcohol vapor for processing, and the isopropyl alcohol vapor for processing is treated with the above processing gas. A gas mixing chamber to be supplied to the supply path, and a take-in section for taking the isopropyl alcohol liquid in the heating tank into the isopropyl alcohol vapor generation tank. A substrate processing apparatus characterized in that:
[0018]
According to the present invention, since the pipe heating gas is heated in advance before being supplied to the processing gas discharge path, the entire processing gas discharge path can be sufficiently warmed. Therefore, for example, if the pipe heating gas is leaked to the processing gas discharge path before processing, the processing gas discharge path is sufficiently warmed during processing, so that the processing gas supplied to the processing gas discharge path is cooled. There is no. Therefore, dew condensation of the processing gas can be prevented, so that particles can be prevented from adhering to the substrate. Therefore, a high-quality substrate can be provided.
[0019]
The invention according to
According to the present invention, since the pipe heating gas is an inert gas that is chemically stable, the influence on the substrate processing can be minimized.
The invention according to claim 3 is the substrate processing apparatus according to
[0020]
According to the present invention, not only the pipe heating gas but also the processing gas discharge path is warmed, so that the processing gas discharge path can be efficiently and sufficiently heated. Therefore, dew condensation of the processing gas can be more reliably prevented.
4. The substrate processing apparatus according to claim 1, wherein a heat insulating material is provided around at least one of the processing gas discharge path and the processing gas supply path. It is.
[0021]
According to the present invention, the heat insulating material provided around at least one of the processing gas discharge path and the processing gas supply path can more reliably prevent the passing of the processing gas from cooling, so that the dew condensation of the processing gas can be reduced. This can be prevented more reliably.
[0022]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is a perspective view showing the overall configuration of a wet station to which a reduced-pressure drying unit as a substrate processing apparatus according to an embodiment of the present invention is applied. The wet station 1 is for performing a chemical treatment on a plurality of (for example, 26) wafers W stored in a cassette C.
[0023]
The wet station 1 includes an aligning
[0024]
The chemical processing units 4 to 9 process the wafers W by immersing a plurality of wafers W in a predetermined chemical at a time. That is, a storage tank (not shown) capable of storing a chemical such as ammonia, hydrofluoric acid, or sulfuric acid is disposed inside each of the chemical processing units 4 to 9, and is provided in the storage tank in which the chemical is stored. By immersing the wafer W, the surface of the wafer W is cleaned or a thin film formed on the surface of the wafer W is removed.
[0025]
In addition, the wet station 1 includes a wafer transfer robot 11 for transferring a plurality of wafers W collectively from the unloading unit 3 to the reduced-
[0026]
FIG. 2 is a conceptual diagram illustrating the entire configuration of the reduced-
[0027]
The
Further, the reduced-
[0028]
In this embodiment, the
The IPA
[0029]
N supplied to the
[0030]
The
A
[0031]
Thus, since the
[0032]
In addition, the IPA supply mechanism 800 2 N for letting gas (gas for piping heating) leak into chamber 20 2 A branch path (gas supply path for pipe heating) 850 is provided. N 2 The
[0033]
N 2 In the middle of the
[0034]
Further, on the downstream side of the
[0035]
FIG. 3 is a block diagram illustrating a main electrical configuration of the reduced-
The
[0036]
The output of the
Further, the outputs of the first and
[0037]
Further,
Next, an operation flow of the reduced-
[0038]
With the above configuration, N 2 N in
[0039]
N guided to
N of the first temperature T1 after passing through the
[0040]
When the wafer W to be processed is transferred by the wafer transfer robot 11, the wafer transfer robot 11 inserts the
[0041]
When the pure water cleaning process ends, the
[0042]
After that, the
[0043]
In this case, the
[0044]
On the other hand, the
[0045]
After that, the
[0046]
When the reduced-pressure drying process ends, the
Fig. 4 shows the
[0047]
The
[0048]
The
[0049]
When the bellows pump 874 is driven, the IPA liquid stored in the
[0050]
As described above, according to the present embodiment, N which should always leak into the
[0051]
Further, since the processing IPA vapor is taken out from the upper surface of the
[0052]
Although the description of one embodiment of the present invention is as described above, the present invention is not limited to the above embodiment. For example, in the above embodiment, N is used as a pipe heating gas used to keep the
[0053]
Further, in the
[0054]
Further, the
Furthermore, in the above-described embodiment, an apparatus in which a wafer W is processed is described as an example. However, the present invention is also applicable to an apparatus in which various substrates to be processed such as a glass substrate for a liquid crystal display device are processed. Is applicable.
[0055]
In addition, various design changes can be made within the scope described in the claims.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an overall configuration of a wet station to which a reduced-pressure drying unit as a substrate processing apparatus according to an embodiment of the present invention is applied.
FIG. 2 is a conceptual diagram illustrating an entire configuration of a reduced-pressure drying unit.
FIG. 3 is a block diagram illustrating a main electrical configuration of a reduced-pressure drying unit.
FIG. 4 is a front view showing an external configuration of the IPA vapor generation unit with a part thereof cut away;
FIG. 5 is a conceptual diagram showing an entire configuration of a conventional reduced-pressure drying unit.
[Explanation of symbols]
10 Vacuum drying section
140 IPA pipe (process gas discharge path)
141 IPA discharge port (discharge port)
800 IPA supply mechanism
810 Gas discharge path (process gas discharge path)
812 First heater (discharge path heating means)
820 gas supply path (processing gas supply path)
841 N 2 Supply path (Pipe heating gas supply path)
850 N 2 Branch path (Pipe heating gas supply path)
854 second heater (gas heating means)
W wafer
Claims (4)
上記処理ガスとしての処理用イソプロピルアルコールベーパを発生するイソプロピルアルコールベーパ発生部と、
上記処理ガス吐出路の他方端側に接続され、上記イソプロピルアルコールベーパ発生部で発生した処理用イソプロピルアルコールベーパを上記処理ガス吐出路に供給する処理ガス供給路と、
上記処理ガス吐出路の他方端側に接続され、配管加熱用ガスを上記処理ガス吐出路に供給する配管加熱用ガス供給路と、
上記配管加熱用ガスを上記処理ガス吐出路に供給されるよりも以前に加熱するためのガス加熱手段とを含み、
上記イソプロピルアルコールベーパ発生部は、
ヒータを有し、このヒータによって加熱されたイソプロピルアルコール液を貯留する加熱槽と、
上面が開口されたイソプロピルアルコールベーパ発生槽を内部に有し、このイソプロピルアルコールベーパ発生槽に貯留されたイソプロピルアルコール液からの蒸発によって発生したイソプロピルアルコールベーパと不活性ガスとを内部空間で混合して処理用イソプロピルアルコールベーパを生成し、この処理用イソプロピルアルコールベーパを上記処理ガス供給路に供給するガス混合室と、
上記加熱槽内のイソプロピルアルコール液を上記イソプロピルアルコールベーパ発生槽へと取り込む取込部と有するものである
ことを特徴とする基板処理装置。A processing gas discharge path having a discharge port on one end side for discharging the processing gas to the substrate,
An isopropyl alcohol vapor generating unit that generates isopropyl alcohol vapor for processing as the processing gas,
A processing gas supply path connected to the other end of the processing gas discharge path and supplying the processing isopropyl alcohol vapor generated in the isopropyl alcohol vapor generation section to the processing gas discharge path;
A pipe heating gas supply path connected to the other end of the processing gas discharge path and supplying a pipe heating gas to the processing gas discharge path,
Look containing a gas heating means for heating the piping heating gas before than supplied to the processing gas discharge passage,
The isopropyl alcohol vapor generating section,
A heating tank having a heater and storing an isopropyl alcohol liquid heated by the heater;
An isopropyl alcohol vapor generation tank having an open upper surface is provided inside, and isopropyl alcohol vapor generated by evaporation from the isopropyl alcohol liquid stored in the isopropyl alcohol vapor generation tank and an inert gas are mixed in the internal space. A gas mixing chamber for generating processing isopropyl alcohol vapor and supplying the processing isopropyl alcohol vapor to the processing gas supply path;
A substrate processing apparatus , comprising: an intake section for taking the isopropyl alcohol liquid in the heating tank into the isopropyl alcohol vapor generation tank .
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