JP3582232B2 - Sewing machine clutch mechanism - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ミシンにおける上軸とハンドホイールとの係脱を行うクラッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ミシンのクラッチ装置には、実公昭59−10417号公報に示されるごときものがある。これについて、図7及び図8を用いて説明する。図7及び図8に示すものは、ミシンの上軸とプーリーとの係脱装置であり、図7は上軸とプーリーが係合されたもの、図8は上軸とプーリーが離脱されたものである。図7に示す係合状態では、プーリー25の凹部25aとハンドホイール21の突起21aとが係合し、プーリ25ーの回転は上軸22に伝達されている。ここでハンドホイール21をコイルスプリング24に抗して押え板23に当たる程度に引き出すと、軸ピン26が弾性体29の溝29aより外れる。そこで少しハンドホイール21を回すと、軸ピン26はハンドホイール21のリブ部に当たり、スプリング24に押された状態で、ハンドホイール21の突起21aとプーリー25の凹部25aとの係合が外れ、図8に示すような離脱状態となる。この状態ではプーリー25の回転は上軸22に伝わらない。
【0003】
このようなミシンのクラッチ装置は、例えば駆動モータの回転を利用して下糸巻き作業を行う際、駆動モータの回転に伴い上軸に連結した針が上下動しないようにするため等の場合に使用され、駆動モータと上軸との連結を遮断するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のクラッチ装置において、下糸巻き等を行うために駆動モータと上軸との係脱を行う際には、使用者は、ハンドホイールを一度引っ張り、その後に回転させる。このため使用者が下糸巻き等を行うときに2動作必要であり、作業性が悪い。
【0005】
故に、本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、駆動モータと上軸との係脱を1動作で行うことを技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するために、本発明の請求項1において講じた技術的手段は、ミシンの上軸と、
前記上軸に同軸的に遊嵌され、駆動モータにより前記上軸上を回転するプーリと、
前記プーリと対面的に配置され、前記上軸と同軸回転可能なハンドホイールと、
前記プーリと前記ハンドホイールとを連結する連結手段と、
前記ハンドホイールの前記プーリとの対面側に形成されたハンドホイール側凹部と、
該ハンドホイール側凹部の前記プーリとの対面側に形成された有底溝と、
前記上軸に形成され前記有底溝に挿入可能な上軸側凸部と、
前記ハンドホイールを前記プーリ側に付勢する第1付勢手段と、
前記プーリの前記ハンドホイールが配置された側と反対側に配置された下糸巻き機構と、
を備え、
前記下糸巻き機構は、該下糸巻き機構を前記プーリ側に前記第1付勢手段による付勢力よりも強い力で付勢可能な第2付勢手段を有し、
前記第2付勢手段により前記下糸巻き機構が前記プーリ側に付勢されていない第1の状態のときは、前記上軸側凸部が前記有底溝内に挿入されて前記上軸と前記ハンドホイールが係合し、
前記第2付勢手段により前記下糸巻き機構が前記プーリ側に付勢されている第2の状態のときは、前記上軸側凸部が前記有底溝から突出して前記上軸が前記ハンドホイールから離脱する
ことを特徴とするミシンのクラッチ機構としたことである。
【0007】
上記技術的手段における作用は以下のようである。即ち、付勢開始手段により第2付勢手段による付勢力が下糸巻き機構に付与されていないとき(第1の状態)は、上軸側凸部がハンドホイールに形成された有底溝内に挿入されている。このため駆動モータを駆動させると、プーリが上軸上で回転し、連結手段によりプーリに連結されたハンドホイールも回転し、ハンドホイールに形成された有底溝が回転し、有底溝の回転に伴い、該有底溝に挿入された上軸側凸部、さらには上軸が回転する。一方、使用者が下糸巻き作業を行おうとするときは、付勢開始手段により第2付勢手段による付勢力を下糸巻き機構に付与する(第2の状態)。すると、上軸側凸部が有底溝から突出する。このため駆動モータを回転させると、その回転力は、プーリ及びハンドホイールには伝達されるが、有底溝と上軸側凸部が係合していないため、上軸は回転しない。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
【0009】
図1は本実施形態例におけるミシンのクラッチ機構を示す図である。図1において、駆動モータ1の出力軸1aは、モータ側プーリ2と同軸的に連結されている。モータ側プーリ2はベルト3を介して中間ギア側プーリ4と連結されている。中間ギア側プーリ4は中間ギア5と同軸回転可能に嵌合しており、中間ギア5はさらにプーリ6に嵌合している。従って、駆動モータ1が駆動すると、その回転駆動力は出力軸1a、モータ側プーリ2、ベルト3、中間ギア側プーリ4、中間ギア5を経てプーリ6に伝達され、プーリ6が回転するように構成される。
【0010】
プーリ6は、ミシンの上軸7に同軸的に遊嵌されている。このため駆動モータ1が駆動すると、プーリ6は上軸7廻りを回転する。
【0011】
プーリ6の図示右側には、ハンドホイール8がプーリ6と対面的に配置されており、上軸7がハンドホイール8の中心部分に挿入されている。
【0012】
プーリ6には、ハンドホイール8との対面側であり且つ上軸7を含んだ位置にプーリ側連結凸部6cが形成される。一方ハンドホイール8にも、プーリ6との対面側であり且つ上軸7を含んだ位置にハンドホイール側連結凸部8cが形成される。本実施形態例においてプーリ側連結凸部6c及びハンドホイール側連結凸部8cは、共に外径が同径となっており、上軸7と同心的に構成される。そして、両連結凸部6c及び8cは突き合わされたように構成される。ハンドホイール側連結凸部8cには、第1凹部8fが、プーリ6との対向面に開口して形成される。また上軸7にはピン9が圧入されており、該ピン9の両端部は上軸7から突出した状態となっている。一方ハンドホイール8は、第1凹部8fの底部に有底溝8aが形成されており、通常時はピン9の突出部が有底溝8a内に挿入された状態となっている。このような状態でハンドホイール8を回すと、その回転駆動力が有底溝8aからピン9へ、ピン9から上軸7へと伝達され、ハンドホイール8と上軸7とが一体回転するように構成される。
【0013】
プーリ側連結凸部6c及びハンドホイール側連結凸部8cの外周には、螺旋状に形成された板バネ10が巻回される。板バネ10は、本実施形態例においてはステンレス製であり、自然状態における螺旋径は、プーリ側連結凸部6c及びハンドホイール側連結凸部8cの外径よりも小さく設定される。このため板バネ10が両連結凸部6c及び8cに巻回された状態では、両連結凸部6c及び8cは板バネ10に締めつけられる。また板バネ10の巻付け方向は、駆動モータ1が正転駆動されたときのプーリ6の回転方向と同一である。これは、プーリ6とその連結凸部6c及び板バネを概念的に示した図2よりわかるように、図示矢印A方向で示されるプーリ6の回転方向に対し、板バネ10が図のように矢印A方向と同一方向に巻かれているということである。このように巻き付けてあると、プーリ6が図示A方向に回転した場合、板バネ10はさらに連結凸部6cに巻きつこうとし、その結果、板バネ10による締めつけ力が強くなる。一方、プーリ6を図示A方向と逆方向に回転させると、板バネ10は連結凸部6cへの巻きつきをほどこうとし、その結果、板バネ10による締めつけ力が弱くなる。
【0014】
図2に示す板バネ10の巻付け方向を、ハンドホイール側からみた場合は、図3に示すような巻付け方向となる。この場合、プーリ6における図示A方向と同一方向(図示B方向)にミシンホイール8を回転させると、板バネ10は連結凸部8cへの巻きつきをほどこうとし、その結果、板バネ10による締めつけ力が弱くなる。これとは逆方向にミシンホイールを回転させると、板バネ10はさらに連結凸部8cへ巻きつこうとし、その結果、板バネ10による締めつけ力が強くなる。従って、プーリ6を図2の矢印A方向に回転させると、板バネ10による締めつけ力が強くなり、その回転力がミシンホイール8に伝達され(係合状態)、一方ミシンホイール8を図3の矢印B方向に回転させると、板バネ10による締めつけ力が弱まり、ミシンホイール8の回転はプーリ6には伝達されない。
【0015】
板バネ10は、図4に示すように、その一端部10aが折り曲げられ、ハンドホイール8に形成された板バネ用凹部8dに挿入された状態であり、一端部10aはハンドホイール8と一体的に回転するようになっている。このように、板バネ10の一端を固定することにより、プーリ6とハンドホイール8との係脱がより確実に行われる。
【0016】
また、プーリ6には図1に示すように、溝6aが数箇所形成され、該溝6a内に、ハンドホイールに形成された爪8dが引っ掛かっており、これによりハンドホイール8が単独で上軸方向に移動するのを防止している。
【0017】
ハンドホイール8には、ハンドホイール側連結凸部8cが形成された部分の反対側に、第2凹部8eが形成されている。上軸7は、ハンドホイール8を貫通してこの第2凹部8eにまで延出されている。上軸7の端部は、かしめ等の締結手段によりストップリング11と締結されている。またストップリング11は、座金12と当接しており、座金12とハンドホイール8との間にはスプリング13が配されている。このため座金12は、スプリング13により常にストップリング11の方向に付勢されていると共に、ハンドホイール8が図示左方向に付勢され、この付勢力によりピン10が有底溝8a内に確実に挿入された状態となる。
【0018】
図1においてプーリ6の左側には、下糸巻き機構14が配置している。下糸巻き機構14は、その側面図を示す図5及びその上面図を示す図6から分かるように、支点部13a、支点部13aから延設された下糸巻き腕13b、下糸巻き腕13bに連結された下糸巻き棒13c、下糸巻き棒13cの下部外周に連結されたリング状のゴム部材13d、下糸巻き腕13bの一端部に連結されたコイルバネ13eからなる。コイルバネ13eは、一端が下糸巻き腕13bの一端に連結されていると共に、他端が図示せぬミシンアームに連結固定されている。
【0019】
上記構成のミシンのクラッチ機構において、以下にその作動について説明する。
【0020】
(モータ駆動時)
まず、駆動モータ1が駆動しているとき、その回転駆動力は、出力軸1aからモータ側プーリ2、ベルト3、中間ギア側プーリ4、中間ギア5を経て、プーリ6に伝達され、プーリ6が回転する。このとき、プーリ6に形成されたプーリ側連結凸部6cも回転するが、該プーリ側連結凸部6cは、その外周に配置された板バネ10によって、ハンドホイール側連結凸部8cと一体的に巻回されており、且つ板バネ9により両連結凸部には締めつけ力が付与されている。従って、プーリ6が回転すると、板バネ10もプーリ6の回転にひきづられるように回転しようとする。板バネ10がさらに回転しようとすると、板バネ10による両連結部への締めつけ力がより強くなる。このためプーリ6とハンドホイール8との連結が強固になり、プーリ6の回転がハンドホイール8に伝達されるため、プーリ6の回転に伴ってハンドホイール8も回転する。ハンドホイール8が回転すると、その有底溝8cに挿入されたピン9も回転力を受け、ピン9及び、ピン9が圧入されている上軸7が回転する。このようにして、駆動モータ1の回転力が上軸へ伝達される。
【0021】
(手動操作時)
次に、作業者が手動操作により上軸7を操作する場合、駆動モータ1は停止させておく。そして、作業者は、ハンドホイール8を、駆動モータ1が正回転したときにプーリ6が回転する方向と同方向に回すだけでよい。すると、両連結凸部に巻回された板バネ10は、モータ駆動時とは逆の方向に回転力を受ける。そのため板バネ10による両連結部材の締めつけ力が弱まり、ハンドホイール8の回転力はプーリ6には伝わらない。このためプーリ6に連結された駆動モータ1も動かず、作業者は、ハンドホイール8と上軸7のみを回すことができる。このためハンドホイール8を手動操作するときの駆動トルクが低減される。
【0022】
(下糸巻き時)
次に、下糸巻き時の操作について説明する。
【0023】
下糸巻き時には、まず駆動モータ1を停止させておく。この状態において、下糸巻き機構14は、図6の実線で示される状態となっている(第1の状態)。そして、下糸巻き棒14cにボビンを挿入し、支点部14aを支点として下糸巻き腕14bをプーリ側に揺動させる。このとき、下糸巻き腕14bの揺動初期にはコイルバネ 4eの端部間距離が(図6における距離Aから距離Bへと)縮められ、それによる反発力が下糸巻き腕14bの揺動方向と反対方向に働くために多少の揺動駆動力が必要であるが、途中まで揺動させると、その後はコイルバネ14eの端部間距離が(図6における距離Bから距離Cへと)伸ばされ、この伸長力が下糸巻き腕14bの揺動方向とほぼ同一方向に働くために、自動的に下糸巻き腕14eが揺動する。そして、ゴム部材14dがプーリ6に衝突した時点で停止する。この停止状態においては、コイルバネ14eの伸長力により下糸巻き機構14はプーリ6側に付勢された状態となる。この状態は、図6の点線で示される状態である(第2の状態)。
【0024】
上記下糸巻き腕14bの揺動動作によりプーリ6に加わる付勢力の方向は、スプリング13によりミシンホイール8及びプーリ6に加わる付勢力の方向と反対方向である。従って、コイルバネ14eによる伸長力をスプリング13による付勢力よりも大きく設定しておけば、プーリ6及びハンドホイール8が図1において右方向に移動する。プーリ6及びハンドホイール8が図示右方向に移動すると、上軸7に圧入されたピン9は、ハンドホイール8の有底溝8aから移動して凹部8f内に位置する。これにより、上軸7とハンドホイール8との係合が解除される。この状態のまま、駆動モータ1を回転させれば、プーリ6及びハンドホイール8は回転するが、上軸7は回転せず、プーリ6の回転がゴム部材14dに伝達されて下糸巻き棒14cが回転し、下糸巻き動作が行われる。
【0025】
【発明の効果】
請求項1の発明は、以下の如く効果を有する。
【0026】
下糸巻き等を行う際に、使用者は、第2付勢手段で下糸巻き機構に付勢力を付与するだけで、上軸とハンドホイールとの係合が解除されるため、1動作の簡単な操作で上軸とハンドホイールとを脱離させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における、ミシンのクラッチ機構を示す部分断面図である。
【図2】本発明の実施形態例における、プーリの回転方向と板バネの巻付け方向との関係を示す概略図である。
【図3】本発明の実施形態例における、ハンドホイールの回転方向と板バネの巻付け方向との関係を示す概略図である。
【図4】図1におけるB−B断面図である。
【図5】本発明の実施形態例における、下糸巻き機構の側面図である。
【図6】本発明の実施形態例における、下糸巻き機構の上面図である。
【図7】従来技術におけるミシンのクラッチ機構を示す図であり、上軸とプーリが係合している状態を示す図である。
【図8】従来技術におけるミシンのクラッチ機構を示す図であり、上軸とプーリが離脱している状態を示す図である。
【符号の説明】
1 駆動モータ
6 プーリ
7 上軸
8 ハンドホイール、 8a 有底溝、 8f 第1凹部(ハンドホイール側凹部)
9 ピン(上軸側凸部)
10 板バネ(連結手段)
13 スプリング(第1付勢手段)
14 下糸巻き機構、 14e コイルスプリング(第2付勢手段)[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a clutch device for engaging and disengaging an upper shaft and a handwheel in a sewing machine.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there is a clutch device of a sewing machine as disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 59-10417. This will be described with reference to FIGS. 7 and 8 show a device for engaging and disengaging the upper shaft of the sewing machine and the pulley, and FIG. 7 shows a device in which the upper shaft and the pulley are engaged, and FIG. 8 shows a device in which the upper shaft and the pulley are disengaged. It is. In the engaged state shown in FIG. 7, the
[0003]
Such a clutch device of a sewing machine is used, for example, when performing bobbin winding work using the rotation of a drive motor, for example, in order to prevent the needle connected to the upper shaft from moving up and down with the rotation of the drive motor. And disconnects the connection between the drive motor and the upper shaft.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In a conventional clutch device, when engaging and disengaging a drive motor and an upper shaft in order to perform bobbin thread winding and the like, a user pulls a hand wheel once and then rotates the hand wheel. Therefore, when the user performs bobbin thread winding or the like, two operations are required, and workability is poor.
[0005]
Therefore, the present invention has been made in view of the above-described circumstances, and has as its technical object to perform engagement and disengagement between a drive motor and an upper shaft in one operation.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above technical problem, the technical measures taken in
A pulley that is coaxially loosely fitted to the upper shaft and rotates on the upper shaft by a drive motor;
A handwheel disposed facing the pulley and rotatable coaxially with the upper shaft;
Connecting means for connecting the pulley and the handwheel,
A handwheel-side recess formed on the side of the handwheel facing the pulley,
A bottomed groove formed on the side of the handwheel side recess facing the pulley,
An upper shaft side protrusion formed on the upper shaft and insertable into the bottomed groove,
First urging means for urging the handwheel toward the pulley;
A lower thread winding mechanism disposed on a side of the pulley opposite to a side on which the handwheel is disposed;
With
The lower bobbin winding mechanism has a second urging means capable of urging the lower bobbin winding mechanism toward the pulley with a stronger force than the urging force of the first urging means,
When the lower thread winding mechanism is not urged toward the pulley by the second urging means in the first state, the upper shaft side convex portion is inserted into the bottomed groove, and the upper shaft and the upper shaft are connected to each other. The handwheel engages,
In a second state in which the lower thread winding mechanism is urged toward the pulley by the second urging means, the upper shaft-side protrusion projects from the bottomed groove and the upper shaft is connected to the handwheel. From the clutch mechanism of the sewing machine.
[0007]
The operation of the above technical means is as follows. That is, when the urging force of the second urging means is not applied to the lower thread winding mechanism by the urging start means (first state), the upper shaft-side convex portion is located in the bottomed groove formed in the handwheel. Has been inserted. For this reason, when the drive motor is driven, the pulley rotates on the upper shaft, the handwheel connected to the pulley by the connecting means also rotates, the bottomed groove formed in the handwheel rotates, and the rotation of the bottomed groove As a result, the upper shaft-side protrusion inserted into the bottomed groove and further the upper shaft rotate. On the other hand, when the user intends to perform the bobbin winding operation, the urging force by the second urging unit is applied to the bobbin winding mechanism by the urging start unit (second state). Then, the upper shaft side convex portion protrudes from the bottomed groove. Therefore, when the drive motor is rotated, the rotational force is transmitted to the pulley and the hand wheel, but the upper shaft does not rotate because the bottomed groove and the upper shaft side protrusion are not engaged.
[0008]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0009]
FIG. 1 is a diagram illustrating a clutch mechanism of a sewing machine according to the embodiment. In FIG. 1, an
[0010]
The
[0011]
On the right side of the
[0012]
The
[0013]
A
[0014]
When the winding direction of the
[0015]
As shown in FIG. 4, the
[0016]
As shown in FIG. 1, the
[0017]
In the
[0018]
In FIG. 1, a lower
[0019]
The operation of the clutch mechanism of the sewing machine having the above configuration will be described below.
[0020]
(When driving motor)
First, when the driving
[0021]
(During manual operation)
Next, when the operator operates the
[0022]
(At the time of bobbin winding)
Next, an operation at the time of bobbin thread winding will be described.
[0023]
At the time of bobbin thread winding, first, the
[0024]
The direction of the urging force applied to the
[0025]
【The invention's effect】
The invention of
[0026]
When lower bobbin winding or the like is performed, the user simply applies an urging force to the lower bobbin winding mechanism with the second urging means, and the engagement between the upper shaft and the handwheel is released. The upper shaft and the handwheel can be detached by the operation.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial sectional view illustrating a clutch mechanism of a sewing machine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic diagram showing a relationship between a rotation direction of a pulley and a winding direction of a leaf spring in an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a schematic diagram showing a relationship between a rotation direction of a handwheel and a winding direction of a leaf spring in an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a sectional view taken along line BB in FIG. 1;
FIG. 5 is a side view of the lower thread winding mechanism in the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a top view of the lower thread winding mechanism in the embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a diagram illustrating a clutch mechanism of a sewing machine according to the related art, and is a diagram illustrating a state where an upper shaft and a pulley are engaged.
FIG. 8 is a diagram illustrating a clutch mechanism of a sewing machine according to the related art, and is a diagram illustrating a state where an upper shaft and a pulley are disengaged.
[Explanation of symbols]
9 pin (upper part on upper shaft side)
10 leaf spring (connection means)
13 Spring (first biasing means)
14 lower bobbin winding mechanism, 14e coil spring (second biasing means)
Claims (1)
前記上軸に同軸的に遊嵌され、駆動モータにより前記上軸上を回転するプーリと、
前記プーリと対面的に配置され、前記上軸と同軸回転可能なハンドホイールと、
前記プーリと前記ハンドホイールとを連結する連結手段と、
前記ハンドホイールの前記プーリとの対面側に形成されたハンドホイール側凹部と、
該ハンドホイール側凹部の前記プーリとの対面側に形成された有底溝と、
前記上軸に形成され前記有底溝に挿入可能な上軸側凸部と、
前記ハンドホイールを前記プーリ側に付勢する第1付勢手段と、
前記プーリの前記ハンドホイールが配置された側と反対側に配置された下糸巻き機構と、
を備え、
前記下糸巻き機構は、該下糸巻き機構を前記プーリ側に前記第1付勢手段による付勢力よりも強い力で付勢可能な第2付勢手段を有し、
前記第2付勢手段により前記下糸巻き機構が前記プーリ側に付勢されていない第1の状態のときは、前記上軸側凸部が前記有底溝内に挿入されて前記上軸と前記ハンドホイールが係合し、
前記第2付勢手段により前記下糸巻き機構が前記プーリ側に付勢されている第2の状態のときは、前記上軸側凸部が前記有底溝から突出して前記上軸が前記ハンドホイールから離脱する
ことを特徴とするミシンのクラッチ機構。The upper shaft of the sewing machine,
A pulley that is coaxially loosely fitted to the upper shaft and rotates on the upper shaft by a drive motor;
A handwheel disposed facing the pulley and rotatable coaxially with the upper shaft;
Connecting means for connecting the pulley and the handwheel,
A handwheel-side recess formed on the side of the handwheel facing the pulley,
A bottomed groove formed on the side of the handwheel side recess facing the pulley,
An upper shaft side protrusion formed on the upper shaft and insertable into the bottomed groove,
First urging means for urging the handwheel toward the pulley;
A lower thread winding mechanism disposed on a side of the pulley opposite to a side on which the handwheel is disposed;
With
The lower bobbin winding mechanism has a second urging means capable of urging the lower bobbin winding mechanism toward the pulley with a stronger force than the urging force of the first urging means,
When the lower thread winding mechanism is not urged toward the pulley by the second urging means in the first state, the upper shaft side convex portion is inserted into the bottomed groove, and the upper shaft and the upper shaft are connected to each other. The handwheel engages,
In a second state in which the lower thread winding mechanism is urged toward the pulley by the second urging means, the upper shaft-side protrusion projects from the bottomed groove and the upper shaft is connected to the handwheel. A clutch mechanism for a sewing machine, which is disengaged from the clutch.
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