JP3581381B2 - Image processing method and image processing apparatus - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は情報を出力する画像処理方法及び画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に入力されたカラー画像データに基づいて画像形成を行う出力装置において、色再現を行う際の問題として、入力側の色再現範囲と出力装置の色再現範囲との差異が挙げられる。CRTモニタ装置等は発光性のデバイスであり、光源色RGBを加法混色して色再現を行ない、一方、プリンタ装置等はYMCKのインクを減法混色して色再現を行なうデバイスである。これらの色再現方法の違いによりモニタ、プリンタの色再現範囲は異なり、通常モニタの色再現範囲のほうが大きい。
【0003】
図8の(a)にその色再現範囲画異なる様子を示す。すなわち図8の(a)に示す80はLa 均等色空間においてNTSC等の規格に従って論理上考えられうる色空間であり、ホストコンピュータからの入力データとして採り得る色空間である。81はモニタの色再現範囲であり、82はプリンタの色再現範囲である。
【0004】
入力カラー画像を出力装置で出力する際、出力装置の色再現域の外にある色に関しては再現域内の適当な色に対応づけを行う必要がある。これを一般に色空間圧縮と呼ぶ。従来の出力装置では、該色空間圧縮の方法を1種類しか搭載していないか、もしくは全く搭載しておらず、ホストコンピュータ側で色空間圧縮を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一般に前記色空間圧縮の方法は複数個存在し、目的に応じて使い分けが行われている。図8にその様子を示す。ここではモニタの再現範囲をプリンタの再現範囲に色空間圧縮する場合について考える。
(a)において、83,84はそれぞれモニタ、プリンタの再現範囲内の最も明るい色(ホワイトポイント)であり、85,86は最も暗い色(ブラックポイント)である。
【0006】
第一の圧縮方法は、(b)の点線部に示すようにモニタのホワイトポイントとブラックポイントをそれぞれプリンタのホワイトポイントとブラックポイントへマッピングし、他の色をホワイトポイント,ブラックポイントとの相関関係が保たれるように変換するものである。即ち、(b)の破線の図形は81と相似形となるように変換されている。これは色数の多い写真等のイメージデータの処理に向く。
【0007】
第二の圧縮方法は、(c)に示すようにL*(明度)を変えずにプリンタの再現範囲の外縁にマッピングするものである。これはロゴマーク等(スポットカラー)、色を忠実に再現する場合に向く。
第三の圧縮方法は(d)に示すように明度を多少犠牲にして極力彩度を変えずに圧縮する。Computer Garphics (CG)などに向く。
【0008】
上述のごとくイメージデータ、スポットカラー、CGといった画像データの種類によって最適な色空間圧縮の方法は異なっているため、目的に応じて該圧縮方法を使い分けるのが望ましい。
しかし上記従来例では、出力装置による色空間圧縮法は一つしか用意しておらず、上述した画像データの種類に応じた圧縮方法の使い分けはできない。したがって最適な色再現が難しいという欠点がある。
【0009】
またホストコンピュータ側で色空間圧縮方法を切り分けて圧縮処理を行なう場合、該処理に係るホストコンピュータの負担が大きく、システム全体のパフォーマンスが落ちるという欠点がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の課題を解決することを目的としてなされたもので、上記の課題を解決するための一手段として以下の工程を備える。即ち、
外部装置から複数のオブジェクトで構成される画像を入力する入力工程と、
前記オブジェクトを示すコマンドデータを解析し、前記オブジェクトの画像種類を判定する判定工程と、
判定された画像種類に基づき、異なる複数の色空間圧縮処理方法から1つを選択し、該選択された色空間圧縮方法を用いて前記オブジェクトの色データに対して色空間圧縮処理を行う色処理工程と、
前記色空間圧縮処理されたオブジェクトの色データに基づき展開処理を行う展開処理工程と、
前記展開工程により展開された出力用のデータを出力する出力工程とを備え
前記複数の色空間圧縮方法は、少なくとも彩度を保存する色空間圧縮方法、明度を保存する色空間圧縮方法を含むことを特徴とする
【0011】
また、本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、
外部装置から複数のオブジェクトで構成される画像を入力する入力手段と、
前記オブジェクトを示すコマンドデータを解析し、前記オブジェクトの画像種類を判定する判定手段と、
判定された画像種類に基づき、異なる複数の色空間圧縮処理方法から1つを選択し、該選択された色空間圧縮方法を用いて前記オブジェクトの色データに対して色空間圧縮処理を行う色処理手段と、
前記色空間圧縮処理されたオブジェクトの色データに基づき展開処理を行う展開処理手段と、
前記展開手段で展開された出力用のデータを出力する出力手段とを備え
前記複数の色空間圧縮方法は、少なくとも彩度を保存する色空間圧縮方法、明度を保存する色空間圧縮方法を含むことを特徴とする
【0012】
【実施例】
以下添付図面を参照して、本発明に係る一実施例を詳細に説明する。
本実施例ではバブルジェット(BJ)方式のカラープリンタを例に用いるが、他の方式のカラープリンタやカラーモニタ等の他の出力装置に関しても同様に実施可能であることは言うまでもない。
【0013】
本実施例では、外部装置から送出される出力制御用のコマンド形式のデータやイメージデータといった画像データを入力する入力手段と、当該入力データを解析する解析手段と、該解析手段によって解析した結果に従って前記入力データを出力用のデータに展開する展開手段と、該展開手段での展開の際に入力データに対して色空間圧縮等の色処理を行う展開手段の一部を構成する色処理手段と、該色処理の方法を複数個格納する格納手段と、該格納手段に格納される複数個の色処理の方法から一つを選択する選択手段とを設けることにより、展開手段によって出力用のデータへの展開を行う際に、外部装置から入力された入力データを解析手段によって解析した結果に従って、色処理法格納手段に格納される複数の色処理法の中から選択手段によって一つを選択し、色処理手段は該選択された色処理の方法に従った色処理を行う。これにより、出力装置内で入力画像データに応じて色空間圧縮方法を使い分けることが可能となるため、ホストコンピュータの負担を伴うことなく最適な色再現が可能となる。
【0014】
以下この具体例を説明する。
図1は本発明に係る一実施例の出力装置の一部を構成する制御回路の一例を示すブロック図である。図1において、1は本実施例であるところの出力装置、2はホストコンピュータや端末装置といった外部装置である。
出力装置1において、11はホストコンピュータ2から転送されるデータを受信する入力手段を形成する入力部である。12は入力部11での入力データを解析し後述する展開部13で使用する中間形式のデータを形成する解析手段を形成する解析部12である。中間形式のデータに関しては後述する。
【0015】
13は前記解析部12によって作成された中間形式データに従って様々な処理を行い、後述する出力部が出力する際に用いる出力データに変換する展開手段を形成する展開部である。14は該展開部の中にあって特に色処理を行うための色処理手段を形成する色処理部である。ここでいう色処理とは例えば入力値であるモニタのRGB表記の入力データを最終的にプリンタの出力用色信号であるCMYK表記のデータに変換する処理等をいい、その際に生じる前述したモニタとプリンタの色再現範囲の際を補うための色空間圧縮処理も含まれる。
【0016】
15は該色処理部14が色処理を行う際の色処理方法を後述する色処理法格納部から選出するための選択手段を形成する選択部である。16は前記色処理部14が色処理を行う際の色処理方法を複数種格納するための格納手段を形成する色処理法格納部である。17は展開部13よりの出力データを用いて出力画像を形成する出力手段を形成する出力部である。該出力データはここでは1頁分のビットマップ形式のデータであり、CMYK4色用にそれぞれ用意される。出力部17は該出力データをBJヘッドへ送出し、印刷用紙へC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各インクを用いて出力を行う。
【0017】
以上の構成より成る本実施例における制御回路の処理手順を、図2、図3に示すフローチャートに従って以下に説明する。図2は出力装置1がホストコンピュータ2から1頁分のデータを入力し出力用のデータを形成する際の処理手順を示す図である。
先ずステップS20において、入力部11によってホストコンピュータ2より1頁分のデータを入力する。この処理時の出力対象となる1頁の画像の例を図5に示す。図5において、50は文字列からなるテキスト部、51は写真をスキャンしたフルカラーのイメージデータ、52はロゴマーク等の登録文字に登録番号すなわちスポットカラーで色指定して色づけしたもの、53は色分けされたパイチャート等のCGデータである。
【0018】
すなわち、ホストコンピュータ2は、図5に示す様なモニタ上の様々な形態からなる画像を出力装置2で出力するための入力画像データに変換して送出する。この時の入力データは文字コードや文字フォントの種類を指定するコマンド、またはフルカラーのイメージデータのコマンドやそのデータ部分、または色指定を含めたCG用のコマンド、さらにはスポットカラー用のコマンド等の、出力データを形成するための様々なコマンドやデータである。
【0019】
これらのコマンドの例を図6に示す。図6において、60はイメージデータのコマンドの例である。ここで先頭の1バイトである「イメージコマンド」は各コマンドの種別を示すバイト、次の「CMM(color matching method) 」は該コマンド列を処理する際の色処理の方法(以下CMM)を指定するバイト、「座標」は該イメージを描画する際の頁の中における位置を指定するバイト(複数バイト)である。以下、必要なバイト列が続いた後イメージのデータが最後に送られる。
【0020】
同様に、61,62にそれぞれCGコマンド、文字色指定コマンドの例を示す。ここで「色指定」バイトにおいてはRGB表記で記述してもよいし、登録番号で色指定するスポットカラーで指定してもよい。CMM種は60と同様各コマンド列ごとに指定可能である。したがって各コマンド列に応じて最適なCMMを指定することができる。
【0021】
例えば図8を用いて前述したように、イメージデータは図8の(b)に示す色空間圧縮による方法(以後CMM)が適しており、スポットカラーには図8の(c)に示す方法(以後CMM2)が適しており、CGには図8の(d)の方法(以後CMM3)が適している。
続いてステップS21において、解析部12によって該入力データを解析し、頁単位の中間形式データを形成する。中間形式データの例を図7に示す。中間形式データは展開部13がビットマップ形式の出力データを形成する際の元となるデータであり、前記入力コマンド列毎にレコード化される。すなわち70〜73はそれぞれテキスト、スポットカラーによるテキスト、イメージデータ、CGデータを示すレコードの例である。
【0022】
レコードを構成するエントリは、レコード種によって異なるが、図7に示すように通常は頁内におけるXY座標、オブジェクト種、CMM種、指定色、データサイズ、文字コード、文字種、データ格納領域のアドレスポインタ等の情報から構成される。
次にステップS22において解析部12によって入力データが1頁分終了したか否かの判定を行う。これは通常改ページコマンド「FF」の受信が行われたか否かで行う。入力データが1頁分終了していない場合はステップS20へ戻り、引き続き入力と解析を行って中間形式データを作成する。
【0023】
ステップS22において、入力データが1頁分終了したと判断された場合はステップS23に進み、展開・色処理が行われる。これは前記中間形式データに基づいて展開部13、色処理部14によって行われる。すなわち展開部13では図7の各レコードを1つづつビットマップメモリ上に展開していく。例えばイメージデータ用レコード72の場合はビットマップ上のXY座標(40,30)をイメージデータの左上の点として、イメージ格納領域アドレスポインタに基づいてイメージデータを読込み、(500×800)のサイズでビットマップ上に貼り付ける。同様に全てのレコードに関してビットマップメモリ上に展開を行う。
【0024】
色処理部14は、ステップS23で該レコード内に格納されたCMM種、および色情報を元に各オブジェクト毎に色処理を行う。この時の色処理部14における処理の流れ図を図3に示す。
図3において、まずステップS30において処理対象となるレコード内の色情報を読み込む。この場合の該色情報は前述の通りRGB表記である場合とスポットカラーによる番号による色指定の場合がある。次にステップS31においてレコード内のCMM種情報を得る。次に該CMM情報に従って選択部15によってカレントのCMMの選択を行う。
【0025】
すなわちステップS32においてまず該CMM情報がCMM1であるかの判定を行い、CMM1である場合はステップS36においてカレントCMMにCMM1をセットする。同様にステップS33、ステップS35においてCMM2の判定を行い、何れにも該当しない場合はステップS34においてCMM3カレントCMMに設定する。各CMMは色処理法格納部16に格納されており、必要に応じて選択部15によって逐次カレントCMMに設定される。
【0026】
次にステップS37においてカレントCMMによる色処理を行う。色処理は色処理部14によって入力値であるモニタのRGB表記の入力データや、スポットカラーによって指定された色データがプリンタの出力用色信号であるCMYK表記のデータに変換される。またその際に生じる前述したモニタとプリンタの色再現範囲の差異を補うための色空間圧縮処理も含まれる。
【0027】
該色処理部14における色処理の方法は、選択されたCMMの方式に依存するが、あらかじめ色変換用のテーブルを作成しておき入力値に応じて該テーブルを参照して出力値を得るテーブルルックアップ方式や、入力値に行列演算等の変換式による演算を施し、出力値を算出する方法等が考えられる。
展開部13は指定されたCMM別に色処理部14によって得た出力値に基づいてCMYKの4種のビットマップメモリ内のデータを形成する。すなわち色処理部14は展開部13の中においてはブラックボックスになっており、入力値と指定CMMによって最適の出力値を出力するものである。
【0028】
CMYK4種のビットマップデータの作成が終わるとステップS23の処理を終了し、次にステップS24において作成データの出力を行う。出力は以下の手順で行われる。すなわちステップS23で作成されたビットマップデータは出力部17によってBJヘッドが印刷を行う上で適した形態に変換される。ここでいう適した形態とは、BJヘッドの形状に依存するものであり、例えばBJヘッドが縦64ノズルからなる場合は上記CMYK4種のビットマップデータは上から64ラスタずつのブロックに分割される。
【0029】
出力部17はデータの変換後、印刷用紙の給紙を行い、前記CMYKのデータブロックを順次BJヘッドに対して送信し、かつBJヘッドを駆動させて印刷用紙に出力を行う。出力部17はこの後ヘッド高さ分(この場合64ドット)の紙送りを行う。これら一連の動作(すなわちデータブロック転送、出力、紙送り)を一頁分繰り返した後、出力部14は排紙を行い、一頁分の印刷を終える。
【0030】
以上説明した様に本実施例によれば、出力装置内で入力画像データに応じて色空間圧縮方法を使い分けることが可能となるため、ホストコンピュータの負担を伴うことなく最適な色再現が可能となる。
[第2実施例]
次に前述した第1の実施例に基づいた第2の実施例について以下に説明する。該第2の実施例では、上述した第1の実施例がホストコンピュータからのコマンドによるCMM種の指定を行うのに対して、該コマンドにおけるオブジェクト指定から出力装置側で自動的に最適のCMMを選択する様に構成している。すなわち図6の(b)に示すようにコマンド列からCMM種の指定を省くことが可能となる。
【0031】
この第2の実施例においても基本的な構成は上述した第1の実施例と同様であり、その制御が異なる。以下、上述した実施例と異なる部分を説明する。
第2実施例における色処理の流れを図4に示す。図4において、まずステップS40において第1の実施例と同様処理対象となるレコード内の色情報を読み込む。この場合の該色情報は、前述の通りRGB表記である場合といわゆるパレットカラー或いはスポットカラーによる番号による色指定の場合がある。
【0032】
次にステップS41においてレコード内のオブジェクト種情報を得る。第2実施例の場合、レコード内にはCMM種情報のエントリは存在しない。次に該オブジェクト種情報に従って選択部15によってカレントのCMMの選択を行う。すなわちステップS42においてまず該オブジェクト種情報がイメージデータであるか否かの判定を行い、イメージである場合はステップS46においてカレントCMMにイメージに最も適した色空間圧縮法であるCMM1をセットする。同様にステップS43において前記色情報がスポットカラーであるか否かの判定を行い、スポットカラーである場合はステップS45においてカレントCMMにCMM2を設定する。何れにも該当しない場合はステップS44においてCMM3をカレントCMMに設定する。
、次に第1の実施例と同様ステップS47においてカレントCMMによる色処理を行う。それ以外の処理は第1の実施例で示したものと同様である。
【0033】
以上説明した様に第2実施例によれば、上述した第1実施例の効果に加え、ホストコンピュータからのコマンドにおけるオブジェクト指定から出力装置側で自動的に最適のCMMを選択する様に構成しているため、コマンド列からCMM種の指定を省くことが可能となる。
尚、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても1つの機器から成る装置に適用しても良い。
【0034】
また、本発明は、システム或は装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることはいうまでもない。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、外部装置から複数のオブジェクトを含む入力画像データを入力したとき、各オブジェクトを示すコマンドデータによって判定されるオブジェクト種に応じて、異なる複数の色空間圧縮方法を使い分けることが可能となるため、ホストコンピュータの負担を伴うことなく最適な色再現が可能となり、理想的な出力を得ることができると共に、簡単な構成、制御で確実に最適な色空間圧縮法による色空間圧縮が実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の出力処置における制御回路の一例を示すブロック図である。
【図2】本実施例における一頁分の出力処理を示すフローチャートである。
【図3】本実施例における色処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る第2の実施例における色処理を示すフローチャートである。
【図5】本実施例における処理対象となる画像の一例を示す図である。
【図6】本実施例における入力コマンド列の一例を示す図である。
【図7】本実施例における中間形式データの一例を示す図である。
【図8】色再現範囲と色空間圧縮を説明する概念図である。
【符号の説明】
1 出力装置
2 ホストコンピュータ
11 入力部
12 解析部
13 展開部
14 色処理部
15 選択部
16 色処理法格納部
17 出力部
[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to an image processing method and an image processing apparatus for outputting information.
[0002]
[Prior art]
Generally, in an output device that forms an image based on input color image data, a problem in performing color reproduction is a difference between a color reproduction range on an input side and a color reproduction range of an output device. A CRT monitor device or the like is a light-emitting device and performs color reproduction by adding and mixing light source colors RGB, while a printer device and the like is a device that performs color reproduction by subtracting and mixing YMCK ink. The color reproduction range of the monitor and the printer is different due to the difference in these color reproduction methods, and the color reproduction range of the normal monitor is larger.
[0003]
FIG. 8A shows a state where the color gamut is different. That is, 80 shown in FIG. 8A is a color space that can be logically considered according to the standard such as NTSC in the La * b * uniform color space, and is a color space that can be taken as input data from the host computer. 81 is the color reproduction range of the monitor, and 82 is the color reproduction range of the printer.
[0004]
When an input color image is output by an output device, it is necessary to associate colors outside the color reproduction range of the output device with appropriate colors within the reproduction range. This is generally called color space compression. In a conventional output device, only one type of color space compression method is mounted, or no color space compression method is mounted, and color space compression is performed on the host computer side.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In general, there are a plurality of color space compression methods, which are used depending on the purpose. FIG. 8 shows this state. Here, a case is considered in which the color gamut of the monitor reproduction range is compressed to that of the printer.
In (a), 83 and 84 are the brightest colors (white points) within the reproduction range of the monitor and the printer, respectively, and 85 and 86 are the darkest colors (black points).
[0006]
The first compression method maps a monitor white point and a black point to a printer white point and a black point, respectively, as indicated by a dotted line in (b), and correlates other colors with the white point and the black point. Is maintained so that is maintained. That is, the broken-line figure in FIG. 7B is converted to be similar to 81. This is suitable for processing image data such as photographs having many colors.
[0007]
In the second compression method, as shown in (c), mapping is performed on the outer edge of the reproduction range of the printer without changing L * (brightness). This is suitable for faithfully reproducing colors such as logo marks (spot colors).
In the third compression method, as shown in (d), compression is performed without changing the saturation as much as possible while sacrificing lightness. Suitable for Computer Graphics (CG).
[0008]
As described above, the optimal color space compression method differs depending on the type of image data such as image data, spot color, and CG. Therefore, it is desirable to use the appropriate compression method depending on the purpose.
However, in the above-described conventional example, only one color space compression method by the output device is prepared, and the above-described compression method cannot be properly used depending on the type of image data. Therefore, there is a drawback that optimal color reproduction is difficult.
[0009]
Further, when performing compression processing by separating the color space compression method on the host computer side, there is a disadvantage that the load on the host computer for the processing is large and the performance of the entire system is reduced.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made for the purpose of solving the above-described problems, and includes the following steps as one means for solving the above-mentioned problems. That is,
An input step of inputting an image composed of a plurality of objects from an external device,
A determination step of analyzing command data indicating the object and determining an image type of the object;
Color processing for selecting one of a plurality of different color space compression processing methods based on the determined image type, and performing color space compression processing on the color data of the object using the selected color space compression method Process and
An expansion processing step of performing expansion processing based on the color data of the object subjected to the color space compression processing;
An output step of outputting data for output expanded by the expansion step ,
The plurality of color space compression methods include at least a color space compression method for preserving saturation and a color space compression method for preserving lightness .
[0011]
Further, the image processing apparatus of the present invention has the following configuration. That is,
Input means for inputting an image composed of a plurality of objects from an external device;
Determining means for analyzing command data indicating the object and determining an image type of the object;
Color processing for selecting one of a plurality of different color space compression processing methods based on the determined image type, and performing color space compression processing on the color data of the object using the selected color space compression method Means,
Expansion processing means for performing expansion processing based on the color data of the object subjected to the color space compression processing;
Output means for outputting data for output expanded by the expansion means ,
The plurality of color space compression methods include at least a color space compression method for preserving saturation and a color space compression method for preserving lightness .
[0012]
【Example】
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
In this embodiment, a bubble jet (BJ) type color printer is used as an example, but it goes without saying that the present invention can be similarly applied to other output devices such as a color printer of another type and a color monitor.
[0013]
In the present embodiment, input means for inputting image data such as command-format data and image data for output control transmitted from an external device, analysis means for analyzing the input data, and analysis results obtained by the analysis means Expansion means for expanding the input data into data for output, and color processing means constituting a part of expansion means for performing color processing such as color space compression on the input data at the time of expansion by the expansion means; Storing means for storing a plurality of the color processing methods, and selecting means for selecting one of the plurality of color processing methods stored in the storing means. When developing the data into the color processing method, the user can select one of the plurality of color processing methods stored in the color processing method storage means in accordance with the result of analyzing the input data input from the external device by the analysis means. Choose one by the color processing means performing color processing in accordance with the methods of the selected color processing. As a result, the color space compression method can be properly used in the output device according to the input image data, so that optimal color reproduction can be performed without burdening the host computer.
[0014]
Hereinafter, this specific example will be described.
FIG. 1 is a block diagram showing an example of a control circuit constituting a part of an output device according to one embodiment of the present invention. In FIG. 1, reference numeral 1 denotes an output device according to the present embodiment, and 2 denotes an external device such as a host computer or a terminal device.
In the output device 1, an input unit 11 forms an input unit for receiving data transferred from the host computer 2. Numeral 12 denotes an analyzing unit 12 which forms an analyzing means for analyzing the input data at the input unit 11 and forming data in an intermediate format used by the expanding unit 13 which will be described later. The data in the intermediate format will be described later.
[0015]
Reference numeral 13 denotes a developing unit that performs various processes in accordance with the intermediate format data created by the analysis unit 12 and forms a developing unit that converts the data into output data used when the output unit outputs the data. Reference numeral 14 denotes a color processing unit which forms color processing means for performing color processing in the developing unit. The term "color processing" used herein refers to, for example, a process of finally converting input data in RGB notation of a monitor, which is an input value, into data in CMYK notation, which is a color signal for output of a printer. And a color space compression process for compensating for the color reproduction range of the printer.
[0016]
Reference numeral 15 denotes a selection unit that forms selection means for selecting a color processing method when the color processing unit 14 performs color processing from a color processing method storage unit described later. Reference numeral 16 denotes a color processing method storage unit that forms storage means for storing a plurality of types of color processing methods when the color processing unit 14 performs color processing. Reference numeral 17 denotes an output unit which forms output means for forming an output image using output data from the developing unit 13. The output data is bitmap data for one page here, and is prepared for each of CMYK four colors. The output unit 17 sends the output data to the BJ head, and outputs the data to the printing paper using each of C (cyan), M (magenta), Y (yellow), and K (black) inks.
[0017]
The processing procedure of the control circuit according to the present embodiment having the above configuration will be described below with reference to the flowcharts shown in FIGS. FIG. 2 is a diagram showing a processing procedure when the output device 1 inputs data of one page from the host computer 2 and forms output data.
First, in step S20, one page of data is input from the host computer 2 through the input unit 11. FIG. 5 shows an example of a one-page image to be output in this process. In FIG. 5, reference numeral 50 denotes a text portion composed of a character string; 51, full-color image data obtained by scanning a photograph; 52, registration characters such as a logo mark, which are designated by a registration number, that is, a spot color; CG data such as a pie chart.
[0018]
That is, the host computer 2 converts images in various forms on the monitor as shown in FIG. 5 into input image data to be output by the output device 2, and transmits the input image data. The input data at this time is a command for designating a character code or a character font type, a command for full-color image data and its data portion, a command for CG including color designation, a command for spot color, and the like. , Various commands and data for forming output data.
[0019]
FIG. 6 shows examples of these commands. In FIG. 6, reference numeral 60 denotes an example of a command for image data. Here, the first one byte, “image command”, indicates the type of each command, and the next “CMM (color matching method)” specifies a color processing method (hereinafter CMM) when processing the command sequence. The byte "coordinate" is a byte (a plurality of bytes) for specifying a position in a page when the image is drawn. After that, the data of the image is transmitted last after the necessary byte sequence.
[0020]
Similarly, 61 and 62 show examples of a CG command and a character color designation command, respectively. Here, the “color designation” byte may be described in RGB notation, or may be designated by a spot color whose color is designated by a registration number. The CMM type can be specified for each command string as in the case of 60. Therefore, an optimum CMM can be designated according to each command sequence.
[0021]
For example, as described above with reference to FIG. 8, a method using color space compression (hereinafter referred to as CMM) shown in FIG. 8B is suitable for image data, and a method shown in FIG. Hereinafter, CMM2) is suitable, and the method of FIG. 8D (hereinafter CMM3) is suitable for CG.
Subsequently, in step S21, the input data is analyzed by the analysis unit 12 to form intermediate format data in page units. FIG. 7 shows an example of the intermediate format data. The intermediate format data is data that is used when the developing unit 13 forms output data in the bitmap format, and is recorded for each input command sequence. That is, 70 to 73 are examples of records indicating text, spot color text, image data, and CG data, respectively.
[0022]
The entries constituting the record differ depending on the record type. However, as shown in FIG. 7, the XY coordinates, the object type, the CMM type, the designated color, the data size, the character code, the character type, and the address pointer of the data storage area are usually shown in FIG. And so on.
Next, in step S22, the analysis unit 12 determines whether the input data has been completed for one page. This is usually performed based on whether or not the page break command “FF” has been received. If the input data has not been completed for one page, the process returns to step S20, where input and analysis are continuously performed to create intermediate format data.
[0023]
If it is determined in step S22 that the input data has been completed for one page, the process proceeds to step S23, where expansion / color processing is performed. This is performed by the developing unit 13 and the color processing unit 14 based on the intermediate format data. That is, the developing unit 13 develops each record of FIG. 7 one by one on the bit map memory. For example, in the case of the image data record 72, the image data is read based on the image storage area address pointer using the XY coordinates (40, 30) on the bit map as the upper left point of the image data, and the size is (500 × 800). Paste on the bitmap. Similarly, all records are expanded on the bitmap memory.
[0024]
The color processing unit 14 performs color processing for each object based on the CMM type and color information stored in the record in step S23. FIG. 3 shows a flowchart of the processing in the color processing unit 14 at this time.
In FIG. 3, first, in step S30, the color information in the record to be processed is read. In this case, the color information may be in RGB notation as described above, or may be color specified by a spot color number. Next, in step S31, CMM type information in the record is obtained. Next, the selection unit 15 selects the current CMM according to the CMM information.
[0025]
That is, it is first determined in step S32 whether the CMM information is CMM1, and if it is CMM1, in step S36, CMM1 is set as the current CMM. Similarly, the determination of CMM2 is performed in steps S33 and S35, and if none of the above applies, the current CMM is set to CMM3 in step S34. Each CMM is stored in the color processing method storage unit 16, and is sequentially set as a current CMM by the selection unit 15 as needed.
[0026]
Next, in step S37, color processing by the current CMM is performed. In the color processing, input data in RGB notation of the monitor, which is an input value, and color data designated by a spot color are converted into data in CMYK notation, which is an output color signal of the printer, by the color processing unit 14. Also, a color space compression process for compensating for the difference in the color reproduction range between the monitor and the printer, which occurs at that time, is included.
[0027]
The color processing method in the color processing unit 14 depends on the selected CMM method, but a table for preparing a color conversion table in advance and obtaining an output value by referring to the table in accordance with an input value. A look-up method, a method of performing an operation by a conversion expression such as a matrix operation on an input value, and calculating an output value may be considered.
The developing unit 13 forms data in four types of CMYK bitmap memories based on output values obtained by the color processing unit 14 for each designated CMM. That is, the color processing unit 14 is a black box in the developing unit 13 and outputs an optimum output value according to the input value and the designated CMM.
[0028]
When the four types of CMYK bitmap data have been created, the process of step S23 ends, and then, in step S24, the created data is output. Output is performed in the following procedure. That is, the bitmap data created in step S23 is converted by the output unit 17 into a form suitable for the BJ head to perform printing. The suitable form here depends on the shape of the BJ head. For example, when the BJ head has 64 vertical nozzles, the four types of CMYK bitmap data are divided into blocks each having 64 rasters from the top. .
[0029]
After converting the data, the output unit 17 feeds the printing paper, sequentially transmits the CMYK data blocks to the BJ head, and drives the BJ head to output the printing paper. After that, the output unit 17 feeds the paper by the height of the head (in this case, 64 dots). After repeating these series of operations (ie, data block transfer, output, and paper feed) for one page, the output unit 14 discharges the paper and finishes printing for one page.
[0030]
As described above, according to the present embodiment, it is possible to selectively use the color space compression method according to the input image data in the output device, and thus it is possible to perform optimal color reproduction without burdening the host computer. Become.
[Second embodiment]
Next, a second embodiment based on the first embodiment described above will be described below. In the second embodiment, while the first embodiment specifies the CMM type by a command from the host computer, the output device automatically determines the optimal CMM from the object specification in the command. It is configured to select. That is, as shown in FIG. 6B, the designation of the CMM type can be omitted from the command sequence.
[0031]
The basic configuration of the second embodiment is the same as that of the first embodiment, and the control is different. Hereinafter, portions different from the above-described embodiment will be described.
FIG. 4 shows the flow of the color processing in the second embodiment. 4, first, in step S40, color information in a record to be processed is read in the same manner as in the first embodiment. In this case, the color information may be in RGB notation as described above, or may be color designated by a so-called palette color or spot color number.
[0032]
Next, in step S41, object type information in the record is obtained. In the case of the second embodiment, there is no entry of CMM type information in the record. Next, the selection unit 15 selects the current CMM according to the object type information. That is, it is first determined in step S42 whether or not the object type information is image data. If the object type information is an image, in step S46, CMM1 which is the most suitable color space compression method for the image is set in the current CMM. Similarly, in step S43, it is determined whether or not the color information is a spot color. If the color information is a spot color, CMM2 is set as the current CMM in step S45. If none of the above applies, in step S44, CMM3 is set as the current CMM.
Next, as in the first embodiment, in step S47, color processing by the current CMM is performed. Other processes are the same as those shown in the first embodiment.
[0033]
As described above, according to the second embodiment, in addition to the effects of the above-described first embodiment, the configuration is such that the optimum CMM is automatically selected on the output device side from the object designation in the command from the host computer. Therefore, designation of the CMM type can be omitted from the command sequence.
The present invention may be applied to a system including a plurality of devices or an apparatus including one device.
[0034]
Needless to say, the present invention can be applied to a case where the present invention is achieved by supplying a program to a system or an apparatus.
[0035]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, when input image data including a plurality of objects is input from an external device, a plurality of different color space compression methods are determined according to an object type determined by command data indicating each object. since it is possible to selectively use, it enables optimum color reproduction without the burden of the host computer, it is possible to obtain an ideal output, simple structure, reliable optimal color space compression process in the control Color space compression can be realized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram illustrating an example of a control circuit in an output procedure according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a flowchart illustrating an output process for one page in the embodiment.
FIG. 3 is a flowchart illustrating color processing according to the embodiment.
FIG. 4 is a flowchart showing color processing in a second embodiment according to the present invention.
FIG. 5 is a diagram illustrating an example of an image to be processed in the present embodiment.
FIG. 6 is a diagram illustrating an example of an input command sequence in the embodiment.
FIG. 7 is a diagram showing an example of intermediate format data in the embodiment.
FIG. 8 is a conceptual diagram illustrating a color reproduction range and color space compression.
[Explanation of symbols]
Reference Signs List 1 output device 2 host computer 11 input unit 12 analysis unit 13 expansion unit 14 color processing unit 15 selection unit 16 color processing method storage unit 17 output unit

Claims (4)

外部装置から複数のオブジェクトで構成される画像を入力する入力工程と、
前記オブジェクトを示すコマンドデータを解析し、前記オブジェクトの画像種類を判定する判定工程と、
判定された画像種類に基づき、異なる複数の色空間圧縮処理方法から1つを選択し、該選択された色空間圧縮方法を用いて前記オブジェクトの色データに対して色空間圧縮処理を行う色処理工程と、
前記色空間圧縮処理されたオブジェクトの色データに基づき展開処理を行う展開処理工程と、
前記展開工程により展開された出力用のデータを出力する出力工程とを備え、
前記複数の色空間圧縮方法は、少なくとも彩度を保存する色空間圧縮方法、明度を保存する色空間圧縮方法を含むことを特徴とする画像処理方法。
An input step of inputting an image composed of a plurality of objects from an external device,
A determination step of analyzing command data indicating the object and determining an image type of the object;
Color processing for selecting one of a plurality of different color space compression processing methods based on the determined image type, and performing color space compression processing on the color data of the object using the selected color space compression method Process and
An expansion processing step of performing expansion processing based on the color data of the object subjected to the color space compression processing;
An output step of outputting data for output expanded by the expansion step ,
The image processing method according to claim 1, wherein the plurality of color space compression methods include a color space compression method for storing at least saturation and a color space compression method for storing brightness .
前記画像種類には、テキスト、スポットカラーによるテキスト、イメージ、CGが含まれることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。The image processing method according to claim 1, wherein the image types include text, text by spot color, image, and CG. 外部装置から複数のオブジェクトで構成される画像を入力する入力手段と、
前記オブジェクトを示すコマンドデータを解析し、前記オブジェクトの画像種類を判定する判定手段と、
判定された画像種類に基づき、異なる複数の色空間圧縮処理方法から1つを選択し、該選択された色空間圧縮方法を用いて前記オブジェクトの色データに対して色空間圧縮処理を行う色処理手段と、
前記色空間圧縮処理されたオブジェクトの色データに基づき展開処理を行う展開処理手段と、
前記展開手段で展開された出力用のデータを出力する出力手段とを備え、
前記複数の色空間圧縮方法は、少なくとも彩度を保存する色空間圧縮方法、明度を保存する色空間圧縮方法を含むことを特徴とする画像処理装置。
Input means for inputting an image composed of a plurality of objects from an external device;
Determining means for analyzing command data indicating the object and determining an image type of the object;
Color processing for selecting one of a plurality of different color space compression processing methods based on the determined image type, and performing color space compression processing on the color data of the object using the selected color space compression method Means,
Expansion processing means for performing expansion processing based on the color data of the object subjected to the color space compression processing;
Output means for outputting data for output expanded by the expansion means ,
The image processing apparatus, wherein the plurality of color space compression methods include at least a color space compression method for storing saturation and a color space compression method for storing brightness .
前記画像種類には、テキスト、スポットカラーによるテキスト、イメージ、CGが含まれることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。The image processing apparatus according to claim 3, wherein the image types include text, text in a spot color, an image, and CG.
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