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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機に代表される弾球遊技機の技術分野に属し、詳しくは弾球遊技機に装備される入賞装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機等の弾球遊技機には入賞困難な状態と入賞容易な状態とに変化する可変入賞装置が装備されることが多い。そうした可変入賞装置の一種にアタッカーと呼ばれる形態のものがある。このアタッカーは、起立位置と倒伏位置とに往復変位可能な開閉板と、開閉板が起立位置にあるときに閉鎖され倒伏位置にあるときは開放され、開放時には倒伏している開閉板上を通過してきた遊技球を流入させる入賞開口とを備えており、いわゆる大当たり時に開放される大入賞口として使用されることが多い。
【0003】
大入賞口として使用する場合、その内部に特別領域と非特別領域とを設定しておき、入賞した遊技球が特別領域を通過すれば大入賞口を継続開放させる遊技形態がある。この場合、継続開放するかしないかの不確実性が要求されることから、大入賞口の1回の開放期間における入賞球が特別領域を通過する確率をある程度に抑えている。現状では、この確率はほぼ1/3と規定されており、大入賞口の1回の開放期間での入賞球数は約10球であるから、その中の3球程度が特別領域を通過する計算となる。
【0004】
一方、遊技者にとっては、入賞球が特別領域を通過する確率が高ければ高いほど好ましいわけで、事実上100%となることを望んでいる。そのため、かつては入賞球のほとんどを特別領域に誘導するような構造としたり、また見かけ上の確率を低くするために特別領域に1球流入するとその入口を閉鎖したり、特別領域の入口に1球目を滞留させて後続が特別領域に流入するのを阻んでいた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、入賞球のほとんどを特別領域に誘導するような構造では特別領域と非特別領域とを設定する意味が無くなり、特別領域への流入を阻止するのは入球不可能な入口を設けたのと同等になり弾球遊技の本質から外れるおそれがあった。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
請求項1記載の入賞装置は、背面を遊技盤の表面に接触させて遊技盤に固定される取付板と、前記取付板の軸受溝に挿入された一対の軸を中心にして起立位置と倒伏位置とに往復変位可能な開閉板と、該開閉板が前記起立位置にあるときに閉鎖され前記倒伏位置にあるときは開放され、該開放時には前記倒伏している開閉板上を通過してきた遊技球を流入させる入賞開口と、該入賞開口を通過した遊技球をいずれかに流入させるべく配された第1及び第2の内部領域とを備える入賞装置において、周囲を取り囲むフランジ部の表面よりも遊技者側に突出し前記入賞開口が開設された突出部が設けられた前記取付板と、前記軸の軸芯を前記フランジ部の表面よりも遊技者側にした前記開閉板と、前記入賞開口と第1及び第2の内部領域との間に介在し、前記入賞開口から第1及び第2の内部領域に至る経路を横切る方向に沿って第1位置と第2位置とに往復移動し、前記第1位置では前記入賞開口を通過した遊技球を前記第2の内部領域に流入し難くし、前記第2位置では前記入賞開口を通過した遊技球を前記第1の内部領域に流入し難くする移動体と、該移動体を往復駆動する駆動手段とを備えたので、移動体を第1位置と第2位置に変位させることにより、第2の内部領域に流入し難くしたり第1の内部領域に流入し難くしたりできる。逆に言えば、入賞球を第1の内部領域に誘導したり第2の内部領域に誘導したりできる。
【0007】
例えば第1の内部領域を上述の特定領域、第2の内部領域を上述の非特定領域とした場合、特定領域に1球以上の入賞球が流入するまでは移動体を第1位置(非特定領域には流入しにくい状態)とし、特定領域に入賞球が流入した後に移動体を第2位置(特定領域には流入しにくい状態)とすればよい。こうすると、入賞開口の開放初期に入賞した遊技球は主に特定領域に向かうことになるので、いずれか1球が特定領域に流入する可能性は高い。よって、継続開放の可能性が高まるから遊技者の要望に応じることができる。その後に移動体を第2位置(特定領域には流入しにくい状態)にすればよい。
【0008】
ただし、移動体を第1位置にした場合には非特定領域(第2の内部領域)に流入しにくくなり、第2位置にした場合には特定領域(第1の内部領域)に流入しにくくなるだけで、いずれの場合も非特定領域(第2の内部領域)または特定領域(第1の内部領域)を閉鎖する(遊技球が流入不可能にする)わけではないから、特別領域と非特別領域とを設定する意味が無くなることもないし、入球不可能な入口をつくって弾球遊技の本質を外すおそれもない。
【0009】
なお、移動体を第1位置にしたときには、第1の内部領域に流入する球数:第2の内部領域に流入する球数=ほぼ8:2、第2位置にしたときには、第1の内部領域に流入する球数:第2の内部領域に流入する球数=ほぼ2:8となるように設定するとよい。こうすると、入賞開口を通過した入賞球の中の1球目か2球目あたりで特定領域に流入するものが出ると想定でき、残りの8〜9球の内の2球程度が特定領域に流入すると想定できる。つまり、10球中3球程度が特定領域に流入することになり、ほぼ1/3という確率を実現できる。
【0010】
請求項3記載のように、第1の内部領域と第2の内部領域とを遊技球の直径の2倍を超える軸間距離で入賞開口側から見て左右に並べて配置して、移動体は、内部領域同士の軸間距離と同間隔で配される一対の邪魔板を有しており、第1位置では入賞開口と第2の内部領域との間に邪魔板の一方を割り込ませて該第2の内部領域の前方のみを全面的に遮り、第2位置では入賞開口と第1の内部領域との間に邪魔板の他方を割り込ませて該第1の内部領域の前方のみを全面的に遮る構成は、上記した内部領域に流入する球数の比(8:2、2:8)の実現に適している。
【0011】
一対の邪魔板の一方を入賞開口と第2の内部領域との間に割り込ませることで第2の内部領域へ流入しにくくし(このとき他方の邪魔板は入賞開口から第1の内部領域へ向かう球の移動を邪魔しない位置とし)、他方の邪魔板を入賞開口と第1の内部領域との間に割り込ませることで第1の内部領域へ流入しにくくする(このとき一方の邪魔板は入賞開口から第2の内部領域へ向かう球の移動を邪魔しない位置とする)ので、簡単な構成である。
【0012】
また請求項1記載の入賞装置は、開閉板の軸芯をフランジ部の表面よりも遊技者側にしたので、軸芯からガラス板までの距離を小さくできる。これに応じて軸芯から開閉板の先端までの寸法を小さくできるから、開閉板の該寸法に対応する入賞開口の開口高さを小さくできる。この結果、入賞開口が設けられている部分の上下寸法も小さくできる。
【0013】
軸受溝は請求項2のように突出部の背面側に設けるとよい。
また、請求項3記載のように、請求項1又は2の入賞装置において、前記第1の内部領域と前記第2の内部領域とを遊技球の直径の2倍を超える軸間距離で前記入賞開口側から見て左右に並べて配置し、前記移動体は、前記内部領域同士の軸間距離と同間隔で配される一対の邪魔板を有しており、前記第1位置では前記入賞開口と前記第2の内部領域との間に前記邪魔板の一方を割り込ませて該第2の内部領域の前方のみを全面的に遮り、前記第2位置では前記入賞開口と前記第1の内部領域との間に前記邪魔板の他方を割り込ませて該第1の内部領域の前方のみを全面的に遮ることにより、前記第1位置では前記入賞開口を通過した遊技球を前記第2の内部領域に流入し難くし、前記第2位置では前記入賞開口を通過した遊技球を前記第1の内部領域に流入し難くする構成とするのは、上記した内部領域に流入する球数の比(8:2、2:8)の実現に適している。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例により発明の実施の形態を説明する。
【0015】
【実施例1】
入賞装置に該当するアタッカー10は、アタッカー10を遊技盤(図示しない)に固定するための部材であり、またアタッカー10を構成する各部を支持する部材でもあるベース板11を備えている。
【0016】
ベース板11には大入賞口となる入賞開口12が設けられ、その左右には普通入賞口用の穴12a、12bが設けられている。これらの穴12a、12bの前面には、それぞれ外体13a、14aと内体13b、14bからなる球受13、14が取り付けられている(図示は片側のみ)。
【0017】
入賞開口12には、開閉板に該当するシャッター15が背面側から差し込まれている。シャッター15はの軸16は軸受溝17に挿入され、その軸受溝17に内部体25の突起24が嵌合して軸16の脱落が防止されている。シャッター15は軸16を中心にして起立位置と倒伏位置とに往復変位可能で、起立位置では入賞開口12を閉鎖し、倒伏位置では開放する。また、倒伏位置では入賞開口12の前方に突出するので、上方から落下してくる遊技球を受け止めて、これを入賞開口12に導き入れる働きをする。シャッター15には梃子受18が備わっており、この梃子受18を介して作用する力により起立位置と倒伏位置とに往復駆動される(その駆動機構については後述)。
【0018】
シャッター15の背後側にはステージ20が配される。ステージ20の前面側には段差21が設けられており、この段差21にシャッター15の後縁を受容している。つまり、シャッター15の脱落を防止するとともに揺動変位の軸がずれるのを防止している。ステージ20の中央部22は手前(入賞開口12側)が高く奥が低い傾斜となり、その左右部分23はそれぞれ中央部22側を低くする傾斜となっている。ステージ20は、その背後の内部体25によって保持されている。
【0019】
内部体25には入賞開口12に対面する位置に受入室26が設けられ、ステージ20はこの受入室26に収容されている。受入室26の奥には内壁27に開口された門部27aにて連通する振分室28が設けられている。振分室28の内部は、仕切29によって左右に分割されており、その床部30にはそれぞれU字状の切欠である落下口31、32が設けられている。また仕切29の両サイドにはセンサ保持溝33、34が設けられている。仕切29の背後部分は、門部27aの左右及び門部27aの上側の3箇所で内壁27の背面に連接され、また落下口31、32の間で床部30の後縁に連接されている十字部35にて支持されている。
【0020】
内壁27の背面からは床部に平行にセンサロック37、38が延出されている。センサロック37、38と床部30との距離はセンサ保持溝33、34の幅とほぼ等しく、センサ保持溝33、センサロック37及び床部30にてVスイッチ39を保持し、センサ保持溝34、センサロック38及び床部30にてカウントスイッチ40を保持している。センサロック37、38はスイッチ39、40の装着に際しては弾性変形し、装着後は先端のフックにてスイッチ39、40の脱落を防止する。Vスイッチ39及びカウントスイッチ40を装着した状態では、スイッチ39、40の上面は仕切29の上面よりもわずかに低い位置になり、また仕切29の上面はステージ20の上面よりもわずかに低い位置になっている。
【0021】
したがって、入賞開口12を通過してステージ20上に流入した遊技球は、ステージ20から直接または仕切29上を通ってスイッチ39、40の上面に転動してくる。そして、スイッチ39、40の上面から通過口39a、40aを通り、落下口31、32から落下する。遊技球は通過口39a、40aを通過する際にスイッチ39、40を作動させることで検出される。これら通過口39a、40aがそれぞれ第1の内部領域と第2の内部領域に該当する。
【0022】
内部体25の背後の正面から見て右側になる部分にはシャッター15を駆動するための梃子部材42、その支持ピン43、それらをカバーする梃子カバー44が取り付けられている。また、梃子カバー44の背後にはサポート45を介して背後体46に支持される開閉ソレノイド47が、駆動方向(プランジャの移動方向)を垂直方向にして配されている。そして、嵌合部48aを開閉ソレノイド47のプランジャヘッド47aに嵌合させた中継部材48のピン部48bが梃子カバー44を貫通して梃子部材42に接続されている。これにより開閉ソレノイド47のオン、オフに応じてシャッター15を開閉(オンでシャッター15を倒しオフで起立させることが)できる。
【0023】
内部体25の背後の正面から見て左側になる部分にはサポート49を介して切換ソレノイド50が取り付けられている。切換ソレノイド50の駆動方向(プランジャの移動方向)は水平方向であり、開閉ソレノイド47の駆動方向とは90度ずれている。
【0024】
切換ソレノイド50のプランジャヘッド50aにはL字状の中継部材51の嵌合部51aが嵌合されている。この中継部材51のピン穴51bを第1梃子53の主軸53cが貫通しており、主軸53cから延出されたピン部53aは移動体54の第1梃子穴54aに挿入されている。また、第1梃子53の軸穴53bは内部体25の背面に立設された第1軸ピン55に外嵌されており、第1梃子53は第1軸ピン55を中心にして回動自在である。
【0025】
また、第1軸ピン55と対照位置に立設された第2軸ピン56が、第1梃子53と対をなす第2梃子57の軸穴57bに挿通されており、第2梃子57は第2軸ピン56を中心にして回動自在である。そして、第2梃子57のピン部57aは、移動体54の第2梃子穴54bに挿入されている。
【0026】
移動体54は第1梃子穴54a及び第2梃子穴54bが連設されているスライド板58を水平方向に沿わせる姿勢で配され、その前方側(入賞開口12側)の縁からは一対の邪魔板59、60が垂下されている。邪魔板59、60同士の間隔は、スイッチ39、40の通過口39a、40aの軸間距離とほぼ等しく、また遊技球の直径の2倍を越えている。邪魔板59、60の横断面の形状はくさび状であり、前面(入賞開口12側の面)は、そこに衝突した遊技球を邪魔板59、60同士の間隔側へ導くテーパ面59a、60aとなっている。
【0027】
移動体54はスライド板58を背後体46の庇部61a、61bに載せる状態で支持され、庇部61a、61bの上面に沿って(摺動するわけではない)左右に移動できる。また、庇部61a、61bの間隔は十字部35の縦部35aの幅をわずかに上回り、ここに縦部35aを挿通させ、自身は縦部35aと左右の腕部35b、35cとの間に入り込んだ状態となっている。つまり、腕部35b、35c、庇部61a、61b及び縦部35aにて、Vスイッチ39及びカウントスイッチ40の上方をドーム状に覆っている。
【0028】
図5,6に示すように、切換ソレノイド50がオフのとき(プランジャヘッド50aが突き出し位置のとき)には移動体54は図において左側(通過口40a側)とされ、邪魔板59がステージ20から通過口39aに至る経路を遮る位置になるので、入賞開口12からステージ20上に流入した遊技球は通過口40a方向に導かれる。しかし、邪魔板59は通過口39aの前方のみを遮り仕切29の前方は遮っていないから、ステージ20から仕切29上を通って通過口39aに流入できる。本実施例で実験したところ、邪魔板59が図5,6の位置にある場合には、入賞開口12から流入した遊技球の内ほぼ80%が通過口40aに流入しほぼ20%が通過口39aに流入した。
【0029】
一方、図7,8に示すように、切換ソレノイド50がオンのとき(プランジャが引き込まれたとき)には邪魔板60がステージ20から通過口40aに至る経路を遮る位置になるので、入賞開口12からステージ20上に流入した遊技球は通過口39a方向に導かれる。しかし、邪魔板60は通過口40aの前方のみを遮り仕切29の前方は遮っていないから、ステージ20から仕切29上を通って通過口40aに流入できる。本実施例で実験したところ、邪魔板60が図7,8の位置にある場合には、入賞開口12から流入した遊技球の内ほぼ80%が通過口39aに流入しほぼ20%が通過口40aに流入した。
【0030】
いずれの場合も、邪魔板59、60のテーパ面59a、60aが遊技球を邪魔板59、60の間に効率よく誘導した。
以上のように、このアタッカー10は、移動体54を左右に移動させることにより、入賞開口12から流入した遊技球すなわち入賞球を通過口39aまたは通過口40aに優先的に誘導できる。
【0031】
このため、アタッカー10の開放初期から特定領域(通過口39a)に1球以上の入賞球が流入するまでは移動体54を図7,8に示す位置(通過口40aには流入しにくい状態)とし、通過口39aに入賞球が流入した後に移動体54を図5,6に示す位置(通過口39aには流入しにくい状態)とすれば、入賞開口12の開放初期に入賞した遊技球は主に特定領域とされている通過口39aに向かうことになるので、いずれか1球が特定領域に流入する可能性は高い。よって、継続開放の可能性が高まるから遊技者の要望に応じることができる。その後に移動体54の位置を変えて特定領域とされる通過口39aには流入しにくい状態にすればよい。
【0032】
このアタッカー10は、一対の邪魔板60を入賞開口12と通過口40aとの間に割り込ませることで通過口40aへ流入しにくくし(このとき他方の邪魔板59は入賞開口12から通過口39aへ向かう球の移動を邪魔しない位置になっている。)、他方の邪魔板59を入賞開口12と通過口39aとの間に割り込ませることで通過口39aへ流入しにくくする(このとき邪魔板60は入賞開口12から通過口40aへ向かう球の移動を邪魔しない位置となっている。)ので、簡単な構成で済む。
【0033】
移動体54を駆動する切換ソレノイド50の駆動力を伝達する中継部材51が第1梃子53の主軸53cに連結されているので、切換ソレノイド50のプランジャの変位を第1梃子53にて増幅できるから、切換ソレノイド50のストロークが小さくて済む。つまり小型化できる。
【0034】
また、邪魔板59、60の入賞開口12側の面は、この面に衝突した遊技球を邪魔板59、60同士の間隔側へ導くテーパ面59a、60aとされているので、入賞開口12を通過した遊技球が邪魔板59、60の入賞開口12側に停滞するおそれはない。
【0035】
しかも、邪魔板59、60同士の間隔は2個の遊技球が同時に通過可能な間隔であるから、邪魔板59、60同士の間隔で遊技球が詰まるおそれもない。
【0036】
【実施例2】
入賞装置に該当するアタッカー110は、アタッカー110を遊技盤(図示しない)に固定するための部材であり、またアタッカー110を構成する各部を支持する部材でもある取付板111を備えている。
【0037】
取付板111には大入賞口となる入賞開口112が開設されている突出部111aと突出部111aを取り囲むフランジ部111bとが設けられており、図14に示すように突出部111aはフランジ部111bの表面よりも遊技者側に突出している。
【0038】
入賞開口112には、開閉板に該当するシャッター115が背面側から差し込まれている。シャッター115は、一対の軸116を取付板111の軸受溝117に挿入されており、その軸受溝117に内部体125の突起124が嵌合して軸116の脱落が防止されている。
【0039】
シャッター115は、両軸116を中心にして起立位置と倒伏位置とに往復揺動可能で、起立位置では入賞開口112を閉鎖し、倒伏位置では開放する。また、倒伏位置では入賞開口112の前方に突出するので、上方から落下してくる遊技球を受け止めて、これを入賞開口112に導き入れる働きをする。シャッター115には梃子受118が備わっており、この梃子受118を介して作用する力により起立位置と倒伏位置とに往復駆動される(駆動機構については後述)。
【0040】
軸116の軸芯Cは、図14に示すように取付板111の表面よりも手前(遊技者側)とされており、本実施例の場合取付板111のフランジ部111bの板厚T1が2mmであり軸芯Cは取付板111の背面(遊技盤の表面)から3mmの距離にある。なお、突出部111aの突出量は3mmで取付板111の背面から突出部111aの表面までの距離T2は5mmである。
【0041】
軸116の軸芯Cが取付板111の背面(すなわち遊技盤の表面)から3mm遊技者側にあるので、軸芯Cからガラス板までの距離を小さくできる。これに応じて軸芯Cからシャッター115の先端までの寸法を小さくできるから、シャッター115の該寸法に対応する入賞開口112の開口高さを小さくできる。本実施例の場合入賞開口112の開口高さは約18.4mmで、従来品(出願人の製品)と比較して約3mm小さくなっている。この結果、入賞開口112が設けられている部分の上下寸法も小さくできる。本実施例の場合、図13のD−D線による取付板111の断面の上下寸法は38mmであり、従来品よりも約3mm小さくなっている。
【0042】
また、シャッター115は起立して入賞開口112を閉鎖する状態では突出部の内部に収容され、その外面(倒伏させたときに下側になる面)は入賞開口112に露出されてはいるが突出部よりも突き出てはいない。
シャッター115の背後側にはステージ120が配される。ステージ120の前面側には段差121が設けられている。この段差121はシャッター115の後縁部(軸よりもステージ120側の部分)との干渉を避けるために設けられている。ステージ120の中央部122は手前(入賞開口112側)が高く奥が低い傾斜となり、その左右部分123はそれぞれ中央部122側を低くする傾斜となっている。ステージ120は、その背後の内部体125によって保持されている。
【0043】
内部体125には入賞開口112に対面する位置に受入室126が設けられ、ステージ120はこの受入室126に収容されている。受入室126の奥に配されている内壁127には門部127aが開口されており、その奥には門部127aにて受入室126と連通する振分部128が設けられている。
【0044】
振分部128は横仕切130にて上下に分割され、横仕切130の下側部分は縦仕切129によって左右に分割されている。横仕切130には落下口131、132が設けられ、縦仕切129の左右はそれぞれ切欠状になっている。また縦仕切129の両サイドにはセンサ保持溝133、134が設けられており、それぞれVスイッチ139、カウントスイッチ140を保持している。これらVスイッチ139及びカウントスイッチ140の通過口139a、140aはそれぞれ落下口131、132に対応した位置になり、遊技球が落下口131から通過口139aを通って、また落下口132から通過口140aを通って落下できる。遊技球は通過口139a、140aを通過する際にスイッチ139、140を作動させることで検出される。これら通過口139a、140aがそれぞれ第1の内部領域と第2の内部領域に該当する。
【0045】
内部体125の背後の正面側から見て右側になる部分にはシャッター115を駆動するための機構(開閉機構)が配されている。この開閉機構は、内部体125の背面に立設された支持ピン143、支持ピン143にて軸支される梃子部材142、これをカバーする梃子カバー144、駆動源となる開閉ソレノイド147、開閉ソレノイド147を支持するサポート145によって構成されている。
【0046】
梃子部材142は軸穴142a、C字状の保持部142b及びピン部142cを備えている。軸穴142aは支持ピン143に外嵌されており、梃子部材142は支持ピン143を中心にして回動自在である。保持部142bはシャッター115の梃子受118をくわえるようにして保持しており、ピン部142cは梃子カバー144の穴144aを貫通している。開閉ソレノイド147のプランジャヘッド147aにはL字状の中継部材148が取り付けられており、その長穴148aに梃子部材142のピン部142cが挿通されている。これにより、開閉ソレノイド147のオン、オフに応じてシャッター115を開閉(オンでシャッター115を倒しオフで起立させることが)できる。
【0047】
内壁127を挟んでこの開閉機構とは反対側になる位置には、横仕切130上に載置された移動体154を左右に往復駆動するための往復駆動機構が配されている。なお、移動体154の下面には4箇所の突起154aが設けられておりこれら突起154aのみが横仕切130に接触している。
【0048】
往復駆動機構は、内壁127の背面に立設された軸ピン155、軸ピン155に軸支されたスライド梃子153、駆動源となる切換ソレノイド150、切換ソレノイド150を支持するサポート149によって構成されている。
スライド梃子153は、軸穴153b、主軸153c及びピン部153aを備えている。軸穴153bは軸ピン155に外嵌されており、スライド梃子153は軸ピン155を中心にして回動自在である。
【0049】
切換ソレノイド150のプランジャヘッド150aにはL字状の中継部材151が取り付けられており、その長穴151aにスライド梃子153の主軸153cが挿通されている。そして、主軸153cから延出されたピン部153aが移動体154の上面に立設された梃子穴154bに挿通されている。
これにより、切換ソレノイド150のオン、オフに応じて移動体154を左右にスライドさせることができる。
【0050】
移動体154には横長の通過穴158が設けられている。この通過穴158の短径は遊技球の直径を上回っており、遊技球が通過できる。長径はスイッチ139、140の通過口139a、140aの軸間距離よりも十分に長い。また、移動体154の前方側(入賞開口112側)の縁からは一対の邪魔板159、160が立設されている。邪魔板159、160同士の間隔は、スイッチ139、140の通過口139a、140aの軸間距離とほぼ等しく、また遊技球の直径の2倍を越えている。邪魔板159、160の横断面の形状はくさび状であり、前面(入賞開口112側の面)は、そこに衝突した遊技球を邪魔板159、160同士の間隔側へ導くテーパ面159a、160aとなっている。
【0051】
そして、移動体154を覆うようにして背後体146が配されている。背後体146には一対のスライドサポート161a、161bが備わっている。これらスライドサポート161a、161bは横仕切130とほぼ一連の面を形成し、左右にスライドした際に横仕切130からはみ出した移動体154を支える。また、背後体146とステージ120とで移動体154の前後方向の移動を規制している。
【0052】
移動体154は切換ソレノイド150のオン、オフに応じて左右にスライドさせられるが、その際に通過穴158はスイッチ139、140の通過口139a、140aの上方を移動する。
切換ソレノイド150がオンのとき(プランジャを引き込んでいるとき)には、邪魔板160がステージ120から通過口140aに至る経路を遮り、邪魔板159がステージ120から通過口139aに至る経路より退去した位置になる。このとき、通過穴158の邪魔板160側の端158cは通過口140aを移動体154に投影した領域とほぼ整合する位置にあり、通過穴158から通過口140aへの遊技球の移動を阻害しない。また、通過穴158の邪魔板159側の端158bは通過口139aを移動体154に投影した領域から十分に外れた位置にある。
【0053】
一方、切換ソレノイド150がオフのとき(プランジャが突き出されているとき)には、邪魔板159がステージ120から通過口139aに至る経路を遮り、邪魔板160がステージ120から通過口140aに至る経路より退去した位置になる。このとき、通過穴158の邪魔板159側の端158bは通過口139aを移動体154に投影した領域とほぼ整合する位置にあり、通過穴158から通過口139aへの遊技球の移動を阻害しない。また、通過穴158の邪魔板160側の端158cは通過口140aを移動体154に投影した領域から十分に外れた位置にある。
【0054】
こうした構成であるので、切換ソレノイド150がオンのときには入賞開口112からステージ120上に流入した遊技球は通過口139a方向に導かれる。しかし、邪魔板160は通過口140aの前方のみを遮り、縦仕切129の上方を遮るわけではないから、遊技球がステージ120から縦仕切129の上方を通って通過穴158から通過口140aに流入できる。本実施例で実験したところ、この状態では入賞開口112から流入した遊技球の内ほぼ80%が通過口139aに流入しほぼ20%が通過口140aに流入した。
【0055】
一方、切換ソレノイド150がオフのときには入賞開口112からステージ120上に流入した遊技球は通過口140a方向に導かれる。しかし、邪魔板159は通過口139aの前方のみを遮り、縦仕切129の上方を遮るわけではないから、遊技球がステージ120から縦仕切129の上方を通って通過穴158から通過口139aに流入できる。本実施例で実験したところ、この状態では入賞開口112から流入した遊技球の内ほぼ80%が通過口140aに流入しほぼ20%が通過口139aに流入した。
【0056】
いずれの場合も、邪魔板159、160のテーパ面159a、160aが遊技球を邪魔板159、160の間に効率よく誘導した。
以上のように、このアタッカー110は、移動体154を左右に移動させることにより、入賞開口112から流入した遊技球すなわち入賞球を通過口139aまたは通過口140aに優先的に誘導できる。
【0057】
このため、アタッカー110の開放初期から特定領域(通過口139a)に1球以上の入賞球が流入するまでは移動体154を図13(b)に示す位置(通過口140aには流入しにくい状態)とし、通過口139aに入賞球が流入した後に移動体154を図13(d)に示す位置(通過口139aには流入しにくい状態)とすれば、入賞開口112の開放初期に入賞した遊技球は主に特定領域とされている通過口139aに向かうことになるので、いずれか1球が特定領域に流入する可能性は高い。よって、継続開放の可能性が高まるから遊技者の要望に応じることができる。その後に移動体154の位置を変えて特定領域とされる通過口139aには流入しにくい状態にすればよい。
【0058】
このアタッカー110は、一対の邪魔板160を入賞開口112と通過口140aとの間に割り込ませることで通過口140aへ流入しにくくし(このとき他方の邪魔板159は入賞開口112から通過口139aへ向かう球の移動を邪魔しない位置になっている。)、他方の邪魔板159を入賞開口112と通過口139aとの間に割り込ませることで通過口139aへ流入しにくくする(このとき邪魔板160は入賞開口112から通過口140aへ向かう球の移動を邪魔しない位置となっている。)ので、簡単な構成で済む。
【0059】
また、邪魔板159、160の入賞開口112側の面は、この面に衝突した遊技球を邪魔板159、160同士の間隔側へ導くテーパ面159a、160aとされているので、入賞開口112を通過した遊技球が邪魔板159、160の入賞開口112側に停滞するおそれはない。
【0060】
しかも、邪魔板159、160同士の間隔は2個の遊技球が同時に通過可能な間隔であるから、邪魔板159、160同士の間隔で遊技球が詰まるおそれもない。
実施例にしたがって本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のアタッカーの正面側斜視図である。
【図2】図1の分解図である。
【図3】実施例1のアタッカーの背面側斜視図である。
【図4】図3の分解図である。
【図5】実施例1のアタッカーにおいて背後体を撤去して切換ソレノイドをオフにした状態の背面図である。
【図6】図5のA−A断面図である。
【図7】実施例1のアタッカーにおいて背後体を撤去して切換ソレノイドをオンにした状態の背面図である。
【図8】図7のA−A断面図である。
【図9】実施例2のアタッカーの正面側(a)及び背面側(b)の斜視図である。
【図10】図9(a)の分解図である。
【図11】図9(b)の分解図である。
【図12】図11の下面側からの斜視図である。
【図13】実施例2のアタッカーの開放時及び閉鎖時の説明図であり、図13(a)は開放時の正面図、図13(b)は開放時の背後体を撤去した状態の背面図、図13(c)は閉鎖時の正面図、図13(d)は閉鎖時の背後体を撤去した状態の背面図。
【図14】実施例2のアタッカーの縦断面図であり、図14(a)は図13(a)のD−D断面図、図14(b)は図13(c)のD−D断面図である。
【符号の説明】
10 アタッカー(入賞装置)
12 入賞開口
15 シャッター(開閉板)
20 ステージ
25 内部体
26 受入室
28 振分室
29 仕切
39 Vスイッチ
39a 通過口(第1の内部領域、特定領域)
40 カウントスイッチ
40a 通過口(第2の内部領域、非特定領域)
46 背後体
47 開閉ソレノイド
48 中継部材
50 切換ソレノイド(駆動手段)
51 中継部材(駆動手段)
53 第1梃子(駆動手段)
54 移動体
57 第2梃子(駆動手段)
58 スライド板
59、60 邪魔板
59a、60a テーパ面
110 アタッカー(入賞装置)
112 入賞開口
115 シャッター(開閉板)
120 ステージ
125 内部体
126 受入室
128 振分部
129 縦仕切
130 横仕切
139 Vスイッチ
139a 通過口(第1の内部領域、特定領域)
140 カウントスイッチ(第2の内部領域、非特定領域)
140a 通過口
146 背後体
147 開閉ソレノイド
148 中継部材
150 切換ソレノイド(駆動手段)
151 中継部材(駆動手段)
153 スライド梃子(駆動手段)
154 移動体
158 通過穴
159、160 邪魔板
159a、160a テーパ面[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention belongs to the technical field of a ball-and-ball game machine represented by a pachinko machine, and more particularly, to a winning device mounted on a ball and ball game machine.
[0002]
[Prior art]
Ball game machines such as pachinko machines are often equipped with a variable winning device that changes between a state where winning is difficult and a state where winning is easy. One type of such variable winning devices is a form called an attacker. This attacker has an opening / closing plate that can be reciprocated between a standing position and a falling position, a closing plate when the opening / closing plate is in the standing position, opening when the opening / closing plate is in the falling position, and passing over a falling opening / closing plate when open. It has a winning opening through which a game ball has flowed in, and is often used as a so-called big winning opening that is opened at the time of a so-called big hit.
[0003]
In the case of using as a special winning opening, there is a game mode in which a special region and a non-special region are set therein, and the special winning opening is continuously opened when a winning game ball passes through the special region. In this case, since there is a need for uncertainty as to whether or not to continue opening, the probability that a winning ball passes through the special area during one opening period of the special winning opening is suppressed to some extent. At present, this probability is defined as approximately 1/3, and the number of winning balls in one opening period of the special winning opening is about 10 balls, and about 3 balls among them pass through the special area. It is a calculation.
[0004]
On the other hand, for the player, the higher the probability that the winning ball passes through the special area, the better, and it is desired that the winning ball be practically 100%. For this reason, in the past, a structure was adopted in which most of the winning prize balls were guided to the special area. Also, in order to reduce the apparent probability, when one ball entered the special area, the entrance was closed, or the entrance of the special area was closed. The ball was retained and prevented the following from flowing into the special area.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in a structure that guides most of the winning balls to the special area, there is no point in setting the special area and the non-special area, and an entrance that cannot enter the special area is provided to prevent the inflow to the special area. There was a risk that it would be out of the essence of ball game.
[0006]
Means for Solving the Problems and Effects of the Invention
The winning device according to
[0007]
For example, when the first internal area is the above-described specific area and the second internal area is the above-mentioned non-specific area, the moving object is moved to the first position (non-specific area) until one or more winning balls flow into the specific area. The moving body may be set to the second position (a state where it is difficult to flow into the specific area) after the winning ball has flowed into the specific area. In this case, since the game balls that have been won in the early stage of opening the winning opening mainly go to the specific area, there is a high possibility that any one ball will flow into the specific area. Therefore, the possibility of continuous opening is increased, so that it is possible to meet the player's request. Thereafter, the moving body may be set to the second position (a state where it is difficult to flow into the specific area).
[0008]
However, when the moving body is at the first position, it is difficult to flow into the non-specific area (second internal area), and when it is at the second position, it is difficult to flow into the specific area (first internal area). In any case, it does not mean that the non-specific area (second internal area) or the specific area (first internal area) is closed (making the game ball impossible to flow) in any case. There is no danger that there is no point in setting the special area, and there is no danger that the essence of the ball game will be removed by creating an entrance that cannot enter the ball.
[0009]
When the moving body is at the first position, the number of balls flowing into the first internal area: the number of balls flowing into the second internal area = approximately 8: 2. The number of spheres flowing into the region: the number of spheres flowing into the second internal region may be set to be approximately 2: 8. In this way, it can be assumed that some of the winning balls that have passed through the winning opening will enter the specific area around the first or second ball, and about two of the remaining 8 to 9 balls will be in the specific area. Can be assumed to flow. That is, about 3 out of 10 balls flow into the specific area, and a probability of approximately 1/3 can be realized.
[0010]
As described in claim 3,The first internal region and the second internal region are arranged side by side with respect to the winning opening side with an axial distance exceeding twice the diameter of the game ball, and the moving body is arranged between the internal regions. And a pair of baffles arranged at the same distance from each other. At the first position, one of the baffles is interrupted between the winning opening and the second internal region, and only the front of the second internal region is provided. In the second position, the other of the baffle plates is interrupted between the winning opening and the first internal region to completely block only the front of the first internal region. It is suitable for realizing the ratio (8: 2, 2: 8) of the number of spheres flowing into the region.
[0011]
By making one of the pair of baffles intervene between the winning opening and the second internal region, it is difficult to flow into the second internal region (at this time, the other baffle plate moves from the winning opening to the first internal region). A position where the movement of the ball is not obstructed), and the other baffle is interrupted between the winning opening and the first internal area to make it difficult to flow into the first internal area. (A position that does not obstruct the movement of the sphere from the winning opening toward the second internal area)Therefore, the configuration is simple.
[0012]
The winning device according to
[0013]
Bearing grooveClaim 2It may be provided on the back side of the protruding portion as shown in FIG.
Further, as described in claim 3, in the prize winning device of
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to examples of the present invention.
[0015]
The
[0016]
The
[0017]
A
[0018]
A
[0019]
A receiving
[0020]
From the back surface of the
[0021]
Therefore, the game balls that have flowed into the
[0022]
A lever member 42 for driving the
[0023]
A switching
[0024]
The
[0025]
A
[0026]
The moving
[0027]
The moving
[0028]
As shown in FIGS. 5 and 6, when the switching
[0029]
On the other hand, as shown in FIGS. 7 and 8, when the switching
[0030]
In each case, the
As described above, the
[0031]
For this reason, the moving
[0032]
In this
[0033]
Since the
[0034]
The surfaces of the
[0035]
Moreover, since the interval between the
[0036]
The
[0037]
The mounting
[0038]
A
[0039]
The
[0040]
As shown in FIG. 14, the axis C of the
[0041]
Since the axis C of the
[0042]
When the
A
[0043]
A receiving
[0044]
The
[0045]
A mechanism (opening / closing mechanism) for driving the
[0046]
The
[0047]
At a position opposite to the opening / closing mechanism with the
[0048]
The reciprocating drive mechanism includes a
The
[0049]
An L-shaped
Thereby, the moving
[0050]
The moving
[0051]
The
[0052]
The moving
When the switching
[0053]
On the other hand, when the switching
[0054]
With such a configuration, when the switching
[0055]
On the other hand, when the switching
[0056]
In each case, the
As described above, the
[0057]
For this reason, the moving
[0058]
In this
[0059]
The surfaces of the
[0060]
In addition, the interval between the
Although the embodiments of the present invention have been described according to the examples, the present invention is not limited to these examples.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front perspective view of an attacker according to a first embodiment.
FIG. 2 is an exploded view of FIG.
FIG. 3 is a rear perspective view of the attacker according to the first embodiment.
FIG. 4 is an exploded view of FIG.
FIG. 5 is a rear view of the attacker according to the first embodiment with the back body removed and the switching solenoid turned off.
FIG. 6 is a sectional view taken along line AA of FIG. 5;
FIG. 7 is a rear view of the attacker according to the first embodiment with the back body removed and the switching solenoid turned on.
FIG. 8 is a sectional view taken along the line AA of FIG. 7;
FIG. 9 is a perspective view of a front side (a) and a back side (b) of the attacker of the second embodiment.
FIG. 10 is an exploded view of FIG. 9 (a).
FIG. 11 is an exploded view of FIG. 9 (b).
FIG. 12 is a perspective view from the lower surface side of FIG. 11;
13A and 13B are explanatory views of the attacker according to the second embodiment when the attacker is opened and closed, and FIG. 13A is a front view when the attacker is opened, and FIG. 13B is a rear view when the back body is removed when the attacker is opened. Fig. 13 (c) is a front view at the time of closing, and Fig. 13 (d) is a rear view of the state at the time of closing when the back body is removed.
14 is a longitudinal sectional view of the attacker according to the second embodiment, FIG. 14 (a) is a sectional view taken along line DD in FIG. 13 (a), and FIG. 14 (b) is a sectional view taken along line DD in FIG. 13 (c). FIG.
[Explanation of symbols]
10 Attacker (winning device)
12 Prize opening
15 Shutter (open / close plate)
20 stages
25 internal body
26 reception room
28 Sorting room
29 Partition
39 V switch
39a Passageway (first internal area, specific area)
40 count switch
40a Passageway (second internal area, non-specific area)
46 back body
47 Opening / closing solenoid
48 Relay member
50 Switching solenoid (drive means)
51 relay member (drive means)
53 1st lever (drive means)
54 Moving body
57 Second lever (drive means)
58 slide plate
59, 60 Baffle
59a, 60a Tapered surface
110 attacker (winning device)
112 Prize opening
115 Shutter (open / close plate)
120 stages
125 internal body
126 reception room
128 Distributor
129 Vertical divider
130 Horizontal Partition
139 V switch
139a Passageway (first internal area, specific area)
140 count switch (second internal area, non-specific area)
140a Passage
146 back body
147 Opening / closing solenoid
148 Relay member
150 Switching solenoid (drive means)
151 relay member (drive means)
153 Slide lever (drive means)
154 mobile
158 Passing hole
159, 160 Baffle
159a, 160a Tapered surface
Claims (3)
周囲を取り囲むフランジ部の表面よりも遊技者側に突出し前記入賞開口が開設された突出部が設けられた前記取付板と、
前記軸の軸芯を前記フランジ部の表面よりも遊技者側にした前記開閉板と、
前記入賞開口と第1及び第2の内部領域との間に介在し、前記入賞開口から第1及び第2の内部領域に至る経路を横切る方向に沿って第1位置と第2位置とに往復移動し、前記第1位置では前記入賞開口を通過した遊技球を前記第2の内部領域に流入し難くし、前記第2位置では前記入賞開口を通過した遊技球を前記第1の内部領域に流入し難くする移動体と、
該移動体を往復駆動する駆動手段と
を備えたことを特徴とする入賞装置。 A mounting plate that is fixed to the game board by bringing the back surface into contact with the surface of the game board, and an opening / closing plate that can reciprocate between a standing position and a falling position around a pair of shafts inserted into bearing grooves of the mounting plate. A prize opening for closing the opening / closing plate when in the upright position and opening when the opening / closing plate is in the lying position, and for allowing a game ball flowing through the falling opening / closing plate to flow in the open position; A prize device comprising: a first and a second inner region arranged to allow a game ball having passed through a prize opening to flow into any of the spheres.
The mounting plate provided with a protrusion that protrudes toward the player side from the surface of the flange surrounding the periphery and is provided with the winning opening,
The opening and closing plate, wherein the axis of the shaft is closer to the player than the surface of the flange portion,
Reciprocating between the first position and the second position along a direction interposed between the winning opening and the first and second internal regions and crossing a path from the winning opening to the first and second internal regions. Moves, in the first position, makes it difficult for the game balls that have passed through the prize opening to flow into the second internal area, and in the second position, places the game balls that have passed through the prize opening in the first internal area. A moving body that makes it difficult to flow in,
A prize-winning device comprising a driving means for reciprocatingly driving the moving body.
前記軸受溝は前記突出部の背面側に設けられていることを特徴とする入賞装置。 The winning device according to claim 1,
The winning device, wherein the bearing groove is provided on the back side of the projecting portion .
前記第1の内部領域と前記第2の内部領域とを遊技球の直径の2倍を超える軸間距離で前記入賞開口側から見て左右に並べて配置し、
前記移動体は、前記内部領域同士の軸間距離と同間隔で配される一対の邪魔板を有しており、前記第1位置では前記入賞開口と前記第2の内部領域との間に前記邪魔板の一方を割り込ませて該第2の内部領域の前方のみを全面的に遮り、前記第2位置では前記入賞開口と前記第1の内部領域との間に前記邪魔板の他方を割り込ませて該第1の内部領域の前方のみを全面的に遮ることにより、前記第1位置では前記入賞開口を通過した遊技球を前記第2の内部領域に流入し難くし、前記第2位置では前記入賞開口を通過した遊技球を前記第1の内部領域に流入し難くする
ことを特徴とする入賞装置。 The winning device according to claim 1 or 2,
The first inner region and the second inner region are arranged side by side with respect to the winning opening side at an inter-axis distance exceeding twice the diameter of the game ball,
The moving body has a pair of baffles arranged at the same distance as the axial distance between the internal regions, and the first position is between the winning opening and the second internal region at the first position. One of the baffles is interrupted to completely block only the front of the second internal area, and the other of the baffles is interposed between the winning opening and the first internal area at the second position. By completely blocking only the front of the first internal area, the game balls that have passed through the prize opening in the first position are less likely to flow into the second internal area, and the second position in the second position. A prize winning device, which makes it difficult for game balls that have passed through a prize opening to flow into the first internal region .
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