JP3580055B2 - Toilet paper holder - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はトイレ等に設置されるトイレットペーパーホルダに関するものであり、詳しくは、ペ−パ−ロ−ルを回動自在に支持する心棒を片持ち状態にして、この心棒の自由端側から、上記ペ−パ−ロ−ルの着脱がなされるトイレットぺ−パ−ホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トイレ等に設置されるトイレットペーパーホルダでは、心棒にペーパーロールを回動自在に支持させ、このペーパーロールの回動によって繰り出されるペーパーをカッター部でカットすることにより、ペーパーの使用がなされる。このような、トイレットペーパーホルダでは、ペーパーロールの装着が、ホルダ本体から心棒を取り外して、この心棒をペーパーロールの芯管や心孔に差し込んだ後、この心棒をペーパーロールごとホルダ本体に取り付けることによってなされるものも多い。
【0003】
ところが、このようなトイレットペーパーホルダでは、心棒がホルダ本体から取り外されるため、心棒を紛失してしまったり、ペーパーロールの装着中に心棒を落下させてしまうという問題がある。また、このようなトイレットペーパーホルダでは、ペーパーロールを保持する心棒の両端をホルダ本体に取り付けねばならず、ホルダ本体に対する心棒の取り付けが容易でないという問題もある。
【0004】
このため、心棒をホルダ本体から取り外さず、例えば、心棒の一端側を、他端側を中心に回動させて、片持ち状態となった心棒の自由端側からペーパーロールの着脱ができるようにしたトイレットペーパーホルダも種々提案されている(特開平1ー207022号公報、実開平6ー26686号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、心棒の自由端側からペーパーロールの着脱ができるようにしたトイレットペーパーホルダでは、ペーパーロールの着脱時等に、心棒に下向き力が作用し易く、この心棒の支持端側に大きなモーメント力が作用し易いという問題があった。このため、このようなトイレットペーパーホルダでは、心棒の支持端側に破損や変形が生じ易いという問題があった。
【0006】
この発明は、以上の点に鑑み、ペーパーロールの着脱が片持ち状態にした心棒の自由端側からなされる場合でも、心棒の支持端側に大きなモーメント力を作用させてしまうことのないトイレットペーパーホルダを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1記載の発明は、ペ−パ−ロ−ルを回動自在に支持する心棒を片持ち状態にして、この心棒の自由端側から、ペ−パ−ロ−ルの着脱がなされるトイレットぺ−パ−ホルダにおいて、片持ち状態となった心棒の支持端側に、下向き力に基づいて、一定値以上のモ−メント力が作用した場合に、この心棒又はこの心棒を支持する支持部材を屈曲させることにより、この心棒の自由端側を下向きに回動させて、この心棒に対するモ−メント力の作用を回避させるとともに、上向き力の作用によって、心棒を元の状態に復帰させる安全機構を有していることである。
【0008】
この発明では、ペ−パ−ロ−ルの着脱時等に、片持ち状態に置かれた心棒に、何らかの形で下向き力が作用し、この心棒の支持端側に一定値以上のモ−メント力が作用した場合、この心棒等を屈曲させて、その自由端側を下向きに回動させることにより、この心棒に上記モ−メント力が作用するのを回避している。この場合、心棒に所定の上向き力を作用させることにより、この心棒はペ−パ−ロ−ルを支持できる元の状態に復帰する。
【0009】
この発明の請求項2記載の発明は、ペ−パ−ロ−ルを回動自在に支持する心棒を片持ち状態にして、この心棒の自由端側から、ペ−パ−ロ−ルの着脱がなされるトイレットぺ−パ−ホルダにおいて、ペーパーロールの両側に支持部が形成されたホルダ本体と、端部が一方側の支持部の孔部に差し込まれて、ホルダ本体に着脱可能に取り付けられるとともに、心棒の一端側を回動自在に支持して、この心棒の他端側を水平方向に回動させる心棒受けと、端部が他方側の支持部の孔部に差し込まれて、ホルダ本体に着脱可能に取り付けられるとともに、ペ−パ−ロ−ルの使用に当り、心棒の他端側を位置決めする心棒ガイドと、片持ち状態となった心棒の支持端側に、下向き力に基づいて、一定値以上のモ−メント力が作用した場合に、この心棒を屈曲させることにより、この心棒の自由端側を下向きに回動させて、この心棒に対するモ−メント力の作用を回避させるとともに、上向き力の作用によって、心棒を元の状態に復帰させる安全機構とを有していることである。
【0010】
この発明は、トイレットペーパーホルダの具体的構成を示したものであり、安全機構が心棒側に設けられたものである。この発明では、ペーパーロールを支持する心棒の他端側が心棒ガイド側に位置決めされた状態で、ペーパーロールの使用ができ、かつ、心棒を心棒受け側を中心に回動させて、片持ち状態にすることにより、ペーパーロールの着脱ができる。この場合、心棒を回動自在に支持する心棒受けや心棒の端部を位置決めする心棒ガイドを、ホルダ本体から取り外すことができるので、心棒等の交換も容易に行なうことができる。
【0011】
この発明の請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明の場合において、ペ−パ−ロ−ルの着脱位置側にある心棒を、このペ−パ−ロ−ルの使用位置側に復帰させるように加圧する弾性手段を有していることである。
【0012】
この発明では、心棒をペ−パ−ロ−ルの着脱位置側に回動等させた場合、この心棒には、弾性手段によって、これをペ−パ−ロ−ルの使用位置側に復帰させようとする力が作用する。このため、心棒が外方に突出した状態でペ−パ−ロ−ルの着脱位置側に放置されてしまうことはなく、トイレ等の使用者が、この心棒を引っ掛けてしまうことはない。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1はこの発明の一実施の形態に係るトイレットペーパーホルダの外観斜視図である。
【0017】
図1において、トイレットペーパーホルダHは、2個の芯なしペーパーロールR(図6参照)を装着できる2連式のものであり、ホルダ本体1と、棚板2と、仮止めブロック3(図2参照)と、カッター4と、心棒受け5と、心棒ガイド6と、心棒7と、弾性手段としての捩りコイルバネ8(図2参照)と、安全機構9とから構成されている。
【0018】
ホルダ本体1は、樹脂材によって一体的に形成されたものであり、図2で示されるように、直交するように配置される上板部11と奥板部12の中間部に、L形の仕切部13が設けられているとともに、左右両側にL形の側部14が設けられており、仕切部13を中心として左右対称に形成されている。上板部11は、側部14や仕切部13の前端までを覆う矩形状のものであり、側部14や仕切部13に沿った位置に、棚板2の固定孔11aが多数形成されている。奥板部12は、下端が短辺となった台形状をしており、これには、このホルダ本体1をトイレ等の側壁に取り付けるための取付孔12a,12bが形成されている。
【0019】
仕切部13は、上部が開放された中空状のものであり、図2で示されるように、水平部13Aの前端に、支持部となる下方に垂れた垂下部13Bが形成されている。水平部13Aの左右の両側壁には、後部にカッター4の支持孔13aが形成され、前部に仮止めブロック3用の突き出し孔13bが形成されている。垂下部13Bの下端面S1には、心棒受け5用の支持孔13cが左右に形成され、この支持孔13c内を通って、下方に突出するように、案内部13dが形成されている。この案内部13dは、円柱部の左右両側に板部を突出させた形状のものである。また、垂下部13Bの下端面S1には、断面が略H形をした心棒受け5の位置決め部13eが下方に突出するように形成されている。この位置決め部13eは、一対の支持孔13cを左右に分けるように形成されているとともに、下端面S1の前部側と後部側の一部を囲むように形成されている。
【0020】
側部14は、左右幅が仕切部13の略1/2の大きさの、上部が開放された中空状のものであり、図2で示されるように、水平部14Aの前端に、支持部となる下方に垂れた垂下部14Bが形成されたものである。水平部14Aの仕切部13側の側壁には、仕切部13の支持孔13aと突き出し孔13bに対向するように、カッター4の支持孔14aと仮止めブロック3用の突き出し孔14bが形成されている。垂下部14Bは、断面が略長円状に形成され、下端面S2に、支持孔13cと同一サイズの、心棒ガイド6用の支持孔14cが形成されている。そして、この支持孔14c内には、案内部13dと同一形状の案内部14dが下方に突出するように形成されている。
【0021】
棚板2は、樹脂材等によって一体的に形成されたものであり、ホルダ本体1の上板部11上を覆って、このトイレットペーパーホルダHの上部側の外観をよくするとともに、上面にトイレ内の小物(例えば、消臭器や生理用品収納箱)を置くためのものである。この棚板2は、図1及び図2で示されるように、ホルダ本体1の上板部11よりやや大きく形成され、下面側のリブ21等には位置決め用の段部Dが形成されているとともに、所定のリブ21には、ホルダ本体1の固定孔11aに差し込まれる引掛け部22が下方に突出するように形成されている。
【0022】
仮止めブロック3は、カッター4を仮保持して、ペーパーロールRの着脱の容易化等を図るためのものであり、一対ずつ計4個のものが、ホルダ本体1の側部14と仕切部13内に取り付けられる。この仮止めブロック3は、図2で示されるように、樹脂製の小ピース等を複数組み合わせたものであり、先端が半球状の係止ピン30が、ホルダ本体1の突き出し孔13b,14bを通って、ホルダ本体1内に突出するように位置決めされる。この係止ピン30は、内部に組み込まれたバネ部材の作用によって、左右方向に出没自在となっている。
【0023】
カッター4は、ペーパーロールRから繰り出されたペーパーをカットするためのものであり、図2で示されるように、後部側に左右に突出するように形成された支持部40,41を、ホルダ本体1の支持孔13a,14aに差し込むことにより、このホルダ本体1に回動自在に取り付けられる。このカッター4は、前部側にカット部42が形成されているとともに、側端の下面側に、仮止めブロック3の係止ピン30用凹溝43が形成されている。なお、仕切部13内には、支持孔13a側の支持部41が上下に移動しないように、上下動防止具(図示せず)が取り付けられる。
【0024】
心棒受け5は、ホルダ本体1の垂下部13Bの下端側に取り付けられて、心棒7の一端側を水平回動自在に支持するものである。この心棒受け5は、樹脂材によって一体的に形成されたものであり、図2で示されるように、底板部50上に、一対の円筒状の支持部51が上方に突出するように形成され、かつ、この支持部51上に、板状をした一対の固定部52が対向するように形成されている。底板部50には、図3で示されるように、ホルダ本体1の位置決め部13eの下端が突き当てられるとともに、この位置決め部13eの下端凹部Tに嵌め込まれる、凸部50a(図3参照)が形成されている。
【0025】
支持部51は、ホルダ本体1の支持孔13c内に差し込まれるが、案内部13dが内方を通過できるように、固定部52がそれぞれ分配された2つの半円筒部に分けられている。固定部52の上端側には、くさび状の突起52aが形成されており、案内部14dにガイドさせつつ支持部51を支持孔13c内に差し込んだ場合、図3で示されるように、この突起52aが、仕切部13中の係止部13fに係合して、この心棒受け5をホルダ本体1側に位置決め固定している。
【0026】
心棒ガイド6は、ホルダ本体1の垂下部14Bの下端側に取り付けられて、心棒7の他端側を位置決めするものである。この心棒ガイド6は、樹脂材によって一体的に形成されたものであり、図2で示されるように、垂下部14Bと同一断面形状に形成された本体部60中に、仕切部13の支持部51や固定部52と同一断面形状の、支持部61と固定部62とが形成されたものである。本体部60の内側壁面には、心棒7の位置決め部60aが形成されている。この位置決め部60aは、前面側から後方に向かって形成された案内凹部E1と、この案内凹部E1の後端に、これより深く形成された位置決め凹部E2とにより構成されている。なお、ホルダ本体1の垂下部14内にも、固定部62の突起部62aと係合する係止部(図示せず)が形成されているものとする。
【0027】
心棒7は、ペーパーロールRを回動自在に支持するものであり、摩擦抵抗の小さい樹脂材によって形成されている。この心棒7は、図2で示されるように、一端側の上下向き筒部70の下部側から、細長い支持竿71が水平に延びたものである。なお、この支持竿71には、筒部70周りに大きなモーメント力が作用するのを防止する安全機構9が設けられている。
【0028】
筒部70は、図3で示されるように、内孔70aに心棒受け5の支持部51が差し込まれた状態で、上端と下端とが仕切部13の下端面S1と心棒受け5の底板部50の上面との間に位置決めされ、この心棒受け5の支持部51周りに水平回動自在に支持される。この内孔70aの下部側は、捩りコイルバネ8を収容するために、やや大径に形成されたバネ収容部Vとなっており、このバネ収容部Vの上端段部に、捩りコイルバネ8の上端80が差し込まれる小孔が形成されている。なお、図3で示されるように、心棒受け5の底板部50側にも、捩りコイルバネ8の下端81を差し込む小孔が形成されている。
【0029】
支持竿71は筒部70と一体的に形成される円柱状のものであるが、安全機構9との関係で、筒部70側と一体となった基部71Aと、これにつづく回動部71Bとに分けられている。この回動部71Bの端部には、ホルダ本体1の位置決め部60aに係合する細長い突起部71aが形成されている。
【0030】
捩りコイルバネ8は、図1で示されるように、ペーパーロールRの着脱等のために、筒部70を中心に支持竿71側を前方に水平回動させた場合(以下心棒7のこの位置をペーパ着脱位置イという)に、この支持竿71側を突起部71aが心棒ガイド6の位置決め部60aに係合する位置(以下心棒7のこの位置をペーパ使用位置ロという)に復帰させるように、この心棒7に弾性力を与えるものである。この捩りコイルバネ8は、図3で示されるように、心棒受け5の支持部51周りに取り付けられるが、両端80,81が心棒受け5と心棒7とに係合し、心棒7がペーパ使用位置ロにある場合でも、支持竿71の突起部71aを心棒ガイド6側に加圧する働きを有している。
【0031】
安全機構9は、心棒7が片持ち状態(例えば、ペーパ着脱位置イにある状態)にある場合に、この心棒7の支持竿71に下向き荷重が作用して、心棒7の支持端側(筒部70側)に一定値以上のモーメント力が作用した場合に、支持竿71を屈曲して、自由端側の回動部71Bを下向きに回動させ、筒部70側に大きなモーメント力が作用するのを回避させるためのものである。この安全機構9は、図4及び図5で示されるように、一端が支持竿71の回動部71B側に固定され、他端が基部71Aの長孔71b内に差し込まれた連結手段としての連結棒90と、長孔71bを貫通するように基部71Aに差し込まれ、連結棒90の端部を上下方向に回動自在に支持する回動手段としての支持ピン91と、基部71Aの下部側に、長孔71bに臨むように設けられた溝92によって形成される弾性手段としての弾性片93とから構成されている。
【0032】
支持ピン91は、基部71A中の連結棒90の一端側孔部(図示せず)に差し込まれた状態で、両端がかしめられていて、この基部71Aからの抜け落ちが防止されている。連結棒90は、径サイズが基部71Aの長孔71bの径サイズより僅かに小さく形成されていて、一端側がこの長孔71b内に位置決めされている場合には、支持竿71の基部71Aと回動部71Bとを一直線状になるように位置決めする。溝92は、支持ピン91側が長孔71bの径と略同サイズに形成され、基部71Aの端面側が連結棒90の径より漸次小幅に形成されている。そして、連結棒90より小幅に形成された基部71Aの溝92周りが弾性片93となっている。
【0033】
この弾性片93は、支持竿71の回動部71B側に下向き荷重が作用し、筒部70側に一定値以上のモーメント力が作用すると、溝92を広げるように弾性変形して、連結棒90を下方に回動させるとともに、回動部71B側に一定の上向き荷重を作用させた場合にも、溝92を広げるように弾性変形して、連結棒90を基部71Aの長孔71b内に位置決めする働きを有している。なお、溝92は、連結棒90の上向き移動を容易にするため、対向する端面側が下方に広がるように、斜めに形成されている。
【0034】
つぎに、このトイレットペーパーホルダHの組み立て手順について説明する。まず、心棒ガイド6の支持部61と固定部62とを、ホルダ本体1の支持孔14c内に差し込み、突起62aをホルダ本体1の係止部に係合させて、一対の心棒ガイド6をホルダ本体1に取り付ける。つづいて、心棒7の筒部70内に捩りコイルバネ8をセットした後、この筒部70内に心棒受け5の支持部51を差し込み、捩りコイルバネ8の下端81を心棒受け5の凹部内に位置決めする。そして、この心棒受け5に2セットの心棒7と捩りコイルバネ8とをセットした状態で、この心棒受け5の一対の支持部51をホルダ本体1の支持孔13c内に差し込み、突起52aをホルダ本体1の係止部13fに係合させる。このことにより、心棒7は、支持竿71の突起部71a側が捩りコイルバネ8によって心棒ガイド6側に加圧された状態で心棒受け5の支持部51に回動自在に支持される。
【0035】
つぎに、カッター4の支持部40,41を、ホルダ本体1の支持孔13a,14a中に差し込んで、このカッター4の後部側をホルダ本体1に回動自在に支持させる。この場合、カッター4の支持部41がホルダ本体1の支持孔13aから抜け出ないように、この支持部41周りに上下動防止具を取り付ける。つづいて、仮止めブロック3を、係止ピン30が外方に突出するようにホルダ本体1に取り付けるとともに、棚板2の引掛け部22をホルダ本体1の固定孔11aに差し込んで、この棚板2をホルダ本体1の上板部11上に取り付ければ、トイレットペーパーホルダHの組み立て作業は終了する。そして、トイレ内の壁面等に、ホルダ本体1の取付孔12a,12bを介して、ビス等をねじ込めば、このトイレットペーパーホルダHをトイレ内に設置することができる。なお、ホルダ本体1を壁面等に取り付けた後、このホルダ本体1に対して棚板2を着脱することも可能である。
【0036】
つぎに、このトイレットペーパーホルダHにペーパーロールRを装着する手順について説明する。
まず、仮止めブロック3の係止ピン30を突き出し孔13b,14b内に押し込みつつ、カッター4の前部側を上方に押し上げた後、再びこの係止ピン30を凹溝43の下方に突き出させて、図1で示されるように、このカッター4をホルダ本体1の上部側に仮り止めする。つづいて、心棒7の支持竿71側を、筒部70側を中心として、捩りコイルバネ8の弾性力に抗しつつ前方のペーパ着脱位置イまで回動させた後、片持ち状態となったこの支持竿71の自由端側から、この心棒7に心孔R1を介して、ペーパーロールRを装着する。そして、支持竿71にペーパーロールRを充分に支持させた状態で、支持竿71から手を放すと、心棒7は、捩りコイルバネ8の弾性力によって、突起部71aが心棒ガイド6の位置決め部60aに突き当たるまで回動する。
【0037】
この状態で、心棒7の突起部71aを位置決め部60a側に押し込むと、突起部71aが僅かに湾曲しつつ、位置決め部60aの案内凹部E1を通って、位置決め凹部E2まで移動され、心棒7はペーパ使用位置ロに位置決めされる。つづいて、仮止めブロック3の係止ピン30を出没させつつ、カッター4の前部側を下方に押し下げ、このカッター4のカット部42をペーパーロールR上に支持させれば、ペーパーロールRの使用が可能となる。すなわち、ペーパーロールRの端部を下方に引いて、このペーパーロールRを心棒7回りに回動させれば、このペーパーロールRから所望の量のペーパーを繰り出させることができ、その後、このペーパーをカッター4でカットすることにより、繰り出されたペーパーの使用が可能となる。
【0038】
一方、ペーパーロールRの装着のために、心棒7をペーパー装着位置イまで回動させた場合に、心棒7の支持竿71側に、何らかの形で下向き荷重が作用すると、片持ち状態になった心棒7の支持端(筒部70)側には、大きなモーメント力が作用する。ところが、支持竿71には、大きなモーメント力を回避するための安全機構9が設けられているため、支持竿71に下向き荷重が作用しても、この安全機構9により、心棒7に一定値以上のモーメント力が作用することはない。
【0039】
すなわち、心棒7の支持端(筒部70)側に一定値以上のモーメント力が作用すると、安全機構9の弾性片93が両側に開くように弾性変形し、連結棒90が支持ピン91を中心に下向きに回動するため、支持竿71の回動部71Bが下方に移動する。このため、この支持竿71の回動部71B側に下向き力が作用することはなくなり、この力に基づいて心棒7等に一定値以上のモーメント力が作用することもない。そして、下向きに移動した支持竿71の回動部71Bを上方に押して、弾性片93側に一定値以上の上向き力を加えることにより、この弾性片93を両側に開くように弾性変形させれば、連結棒90が基部71Aの長孔70b内に移動して、回動部71BはペーパーロールRを支持できる水平な状態に復帰する。
【0040】
なお、以上の説明は、トイレットペーパーホルダHにペーパーロールRを装着する場合について説明したが、古いペーパーロールRを新しいペーパーロールRに交換する場合も同様である。
【0041】
以上のように、このトイレットペーパーホルダHでは、心棒7を片持ち状態にしてペーパーロールRの着脱を行なう場合等に、心棒7の支持端(筒部70)側に一定値以上のモーメント力が作用しても、安全機構9が作用して、心棒7等へのこのモーメント力の作用を回避できるため、支持竿71の筒部70への取り付け部周り等に、破損や変形が生じることはない。
【0042】
また、このトイレットペーパーホルダHでは、心棒7をペーパ着脱位置イまで回動させても、この心棒7が捩りコイルバネ8の作用により、ペーパ使用位置ロ側に復帰しようとするため、心棒7の支持竿71側が、トイレ内で使用者側に突出した状態のまま放置されることはない。このため、トイレ使用者の腕等がこの支持竿71に当たって怪我をしてしまうことがないとともに、この支持竿71に無用な力を加えて、心棒7を破損してしまうこともない。
【0043】
さらに、このトイレットペーパーホルダHでは、ホルダ本体1に対して、心棒受け5や心棒ガイド6を別体とし、これらをホルダ本体1に対して着脱可能としているため、心棒7に不都合が生じたり、心棒7が心棒ガイド6により充分に位置決めできなくなっても、簡単に心棒ガイド6や心棒7を取り替えることができる。なお、心棒受け5や心棒ガイド6の着脱は、ホルダ本体1を取り付け面から取り外すことなく行なうことができる。すなわち、棚板2を上方に押しあげるようにして取り外した後、ホルダ本体1の仕切部13内や側部14内に工具を入れ、この工具により心棒受け5の固定部52を中心に寄せるようにして下向きに押すことにより、係止部14fに対する突起52aの係合を解除し、その後、心棒受け5や心棒ガイド6を下方に引き抜けばよい。
【0044】
また、このトイレットペーパーホルダHでは、同時に2つのペーパーロールRを装着できる2連式のものであるので、ペーパーロールRを切らすことなく、ペ−パ−を使用することができる。もちろん、このトイレットペーパーホルダHは、ホルダ本体1に仕切部13を設けず、側部14の一方に心棒受け5を取り付けるようにした、1連式のものであってもよい。
【0045】
なお、このトイレットペーパーホルダHは、芯なしのペーパーロールRを装着するものであるが、心棒7の支持竿71側の径を大きくして、支持竿71を芯ありのペーパーロールに使用するようにしても、同様な効果を得ることができる。
【0046】
また、このトイレットペーパーホルダHでは、心棒7をペ−パ−使用位置ロ側に加圧する弾性手段として捩りコイルバネ8を用いたが、この弾性手段は板バネであってもよい。
【0047】
さらに、このトイレットペーパーホルダHでは、心棒7は水平な状態に保持されているが、斜めの状態に保持されるものであってもよい。また、心棒7は、一端側を中心に他端側が回動するものでなくてもよく、例えば、心棒7の支持部材が回動して、この心棒7をペ−ペ−着脱位置イとペ−パ−使用位置ロに位置決めするものであってもよい。
【0048】
さらに、このトイレットペーパーホルダHでは、安全機構9を心棒7側に設けて、心棒7の破損等の防止を図っているが、この安全機構9を心棒7の支持部材側に設けるようにしてもよい。図7は、このようなトイレットペーパーホルダH1の一例を示しており、心棒7を水平回動自在に支持するホルダ本体側の支持部16を基部15側と切り放して別体とし、この支持部16を、回動手段としてのヒンジ94と、連結手段としての突起95と、弾性手段としての弾性リンク96とからなる安全機構9により連結するようにしている。ペーパ着脱位置イ側に回動した心棒7に下向き力が作用し、この心棒7の支持端側に所定値以上のモーメント力が作用すると、弾性リンク96が広がるように弾性変形して、一端側が支持部16側に取り付けられた突起95がこの弾性リンク96から外れ、図8で示されるように、心棒7と支持部16とは、下向きに回動して、この心棒7にモーメント力が作用するのを回避する。
【0049】
また、心棒ガイド6の位置決め部60aには、図9で示されるように、種々の形状のものを使用できる。図9の(a)は、心棒7の突起部71aを通過させる大径孔F1の横に、突起部71aを位置決めする小径孔F2を設け、この大径孔F1と小径孔F2間に、弾性変形して心棒7の端部に係脱する絞り部F3を設けたものである。図9の(b)は、内方に弾性変形可能な切り込み部G1と、この切り込み部G1の対向部に突状のストッパーG2とを設け、内方に弾性変形した切り込み部G1とストッパーG2との間で心棒7の一端側を位置決めするようにしたものである。さらに、図9の(c)は、拡縮可能な弾性リングH1を設けて、これに心棒7の一端側を係脱させようとするものである。
【0050】
ところで、このトイレットペーパーホルダHでは、心棒受け5、心棒ガイド6及び心棒7を取り外すことができるため、部品の交換によって、このトイレットペーパーホルダHを、芯ありのペーパーロールをワンタッチで着脱できるワンタッチ式トイレットペーパーホルダH2に簡単に変えることができる。以下、このことについて、図10及び図11を参照しつつ説明する。
【0051】
図11において、符合100は、先端が逆向きに湾曲した2枚の板バネ101が、心棒受け5の一対の支持部51に左右に突出するように取り付けられた第1心棒受けである。また、符合110は、底板部111上に心棒ガイド6の支持部61が形成され、この支持部61に2枚の板バネ101が仕切部13側に突出するように取り付けられた第2心棒受けである。さらに、符合120は、第1及び第2心棒受け100,110に、板バネ101を覆った状態で水平回動自在に取り付けられる第2心棒である。
【0052】
この第2心棒120は、図11で示されるように、内孔121a中を、第1及び第2心棒受け100,110の支持部51,61が貫通する部分円筒部121と、この部分円筒部121の側方に形成された、断面が長円弧状の中空の突起部122とから形成されている。突起部122の下面側は板バネ101挿入用に開放されており、板バネ101の先端側がこの突起部122内に係合して、板バネ101と突起部122とにがたつきが生じないようになっている。
【0053】
したがって、第2心棒120の突起部122内に板バネ101を収納するようにして、この第2心棒120の内孔121aに第1及び第2心棒受け100,110の支持部51,61を通した後、この第1及び第2心棒受け100,110の、支持部51,61や固定部52,62を、ホルダ本体1の支持孔13c,14c内に差し込むことにより、第1及び第2心棒受け100,110及び第2心棒120は、突起52a等がホルダ本体1側の係止部13f等に係合して、ホルダ本体1側に取り付けられる。
【0054】
この場合、図10で示されるように、左側及び右側の一対ずつの第2心棒120は、互いに対向するように配置されるとともに、第1及び第2心棒受け100,110に回動自在に支持されるため、この第2心棒120の突起部122側は、板バネ101の弾性力に抗しつつ、前後に揺動可能な状態となる。このため、芯管Q1を有したペーパーロールQを前方から第2心棒120に突き当てるように押し込むと、突起部122が後方に回動して逃げ、芯管Q1の両端が突起部122の位置にきた状態で、この突起部122が板バネ101の作用により元の位置に復帰し、この第2心棒120によって、ペーパーロールQが回動自在に支持される。また、芯管Q1(又はペーパーロールQ)を第2心棒120から外すには、芯管Q1(又はペーパーロールQ)を前方に引けばよい。
【0055】
以上のように、このトイレットペーパーホルダHでは、部品を交換するだけで、これを、芯ありのペーパーロールQを使用できるワンタッチ式のトイレットペーパーホルダH2に変えることがき、このトイレットペーパーホルダHの利用範囲を広げることができる。この場合、主要部品であるホルダ本体1等を替えることがないため、コストの上昇は僅かであり、かつ、部品交換後の、製品の印象も元の場合とほとんど変わらない。また、部品の交換も、ホルダ本体1を取り付け壁から取り外すことなく、使用者によって簡単に行なうことができる。
【0056】
【発明の効果】
この発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
【0057】
この発明の請求項1記載の発明によれば、ペ−パ−ロ−ルを回動自在に支持する心棒を片持ち状態にして、この心棒の自由端側から、ペ−パ−ロ−ルの着脱がなされるトイレットぺ−パ−ホルダにおいて、片持ち状態となった心棒の支持端側に、下向き力に基づいて、一定値以上のモ−メント力が作用した場合に、この心棒又はこの心棒を支持する支持部材を屈曲させることにより、この心棒の自由端側を下向きに回動させて、この心棒に対するモ−メント力の作用を回避させるとともに、上向き力の作用によって、心棒を元の状態に復帰させる安全機構を有しているので、ペーパーロールの着脱が片持ち状態にした心棒の自由端側からなされる場合でも、心棒の支持端側に大きなモーメント力を作用させてしまうことはない。
【0058】
この発明の請求項2記載の発明によれば、ペ−パ−ロ−ルを回動自在に支持する心棒を片持ち状態にして、この心棒の自由端側から、ペ−パ−ロ−ルの着脱がなされるトイレットぺ−パ−ホルダにおいて、ペーパーロールの両側に支持部が形成されたホルダ本体と、端部が一方側の支持部の孔部に差し込まれて、ホルダ本体に着脱可能に取り付けられるとともに、心棒の一端側を回動自在に支持して、この心棒の他端側を水平方向に回動させる心棒受けと、端部が他方側の支持部の孔部に差し込まれて、ホルダ本体に着脱可能に取り付けられるとともに、ペ−パ−ロ−ルの使用に当り、心棒の他端側を位置決めする心棒ガイドと、片持ち状態となった心棒の支持端側に、下向き力に基づいて、一定値以上のモ−メント力が作用した場合に、この心棒を屈曲させることにより、この心棒の自由端側を下向きに回動させて、この心棒に対するモ−メント力の作用を回避させるとともに、上向き力の作用によって、心棒を元の状態に復帰させる安全機構とを有しているので、請求項1記載の発明と同様な効果を得ることができるとともに、心棒等の交換も容易になすことができる。
【0059】
この発明の請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明の場合において、ペ−パ−ロ−ルの着脱位置側にある心棒を、このペ−パ−ロ−ルの使用位置側に復帰させるように加圧する弾性手段を有しているので、トイレ等の使用者が、この心棒を引っ掛けてしまうことはなく、トイレ等の使用者に怪我を負わせてしまうことはないとともに、心棒の寿命も延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係るトイレットペーパーホルダの外観斜視図である。
【図2】図1で示されるトイレットペーパーホルダの分解斜視図である。
【図3】図1で示されるトイレットペーパーホルダの仕切部側の断面図である。
【図4】図1で示されるトイレットペーパーホルダの心棒の支持竿側を下方から見た図である。
【図5】図1で示されるトイレットペーパーホルダの安全機構の作用説明図である。
【図6】図1で示されるトイレットペーパーホルダのカッタ−側の断面図である。
【図7】この発明の変更実施形態に係るトイレットペーパーホルダの部分的な外観斜視図である。
【図8】図7で示されるトイレットペーパーホルダの作用説明図である。
【図9】図1で示されるトイレットペーパーホルダの心棒ガイドに設けられた他の位置決め部を示す図である。
【図10】図1で示されるトイレットペーパーホルダから、部品の交換によって形成されるワンタッチ式のトイレットペーパーホルダの外観斜視図である。
【図11】図10で示されるトイレットペーパーホルダの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ホルダ本体
5 心棒受け
6 心棒ガイド
7 心棒
8 捩りコイルバネ(弾性手段)
9 安全機構
13B 垂下部(支持部)
13c 孔部
14B 垂下部(支持部)
14c 孔部
16 支持部(支持部材)
100 第1心棒受け
101 板バネ
110 第2心棒受け
120 第2心棒
H,H1,H2 トイレットペーパーホルダ
R ペーパーロール
イ ペ−パ−着脱位置(着脱位置)
ロ ペ−パ−使用位置(使用位置)[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a toilet paper holder installed in a toilet or the like. More specifically, a mandrel that rotatably supports a paper roll is placed in a cantilevered state, and a free end of the mandrel is provided from the free end side of the mandrel. The present invention relates to a toilet paper holder in which the paper roll can be attached and detached.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In a toilet paper holder installed in a toilet or the like, a paper roll is rotatably supported by a mandrel, and the paper fed by the rotation of the paper roll is cut by a cutter unit to use the paper. In such a toilet paper holder, the paper roll is attached by removing the mandrel from the holder body, inserting this mandrel into the core tube or mandrel of the paper roll, and then attaching this mandrel to the holder body together with the paper roll. Many are done by
[0003]
However, in such a toilet paper holder, since the mandrel is removed from the holder main body, there is a problem that the mandrel is lost or the mandrel is dropped while the paper roll is being mounted. Further, in such a toilet paper holder, both ends of the mandrel holding the paper roll must be attached to the holder main body, and there is a problem that the mandrel is not easily attached to the holder main body.
[0004]
For this reason, without removing the mandrel from the holder body, for example, one end of the mandrel is rotated around the other end so that the paper roll can be attached and detached from the free end of the mandrel in a cantilevered state. Various types of toilet paper holders have also been proposed (JP-A-1-207022, JP-A-6-26686).
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the toilet paper holder in which the paper roll can be attached / detached from the free end side of the mandrel, a downward force is easily applied to the mandrel when the paper roll is attached / detached, and a large moment force is applied to the support end side of the mandrel. There is a problem that it works easily. For this reason, in such a toilet paper holder, there was a problem that breakage and deformation were likely to occur on the support end side of the mandrel.
[0006]
In view of the above, the present invention has been made in view of the above circumstances, and even when the paper roll is detached from the free end side of the cantilevered mandrel, the toilet paper does not exert a large moment force on the supporting end side of the mandrel. It is intended to provide a holder.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, the mandrel for rotatably supporting the paper roll is cantilevered, and the paper roll is attached and detached from the free end of the mandrel. When a momentum force equal to or more than a predetermined value acts on the supporting end of the mandrel in a cantilevered state on the supporting end side of the mandrel, the mandrel or the mandrel is placed in the toilet paper holder. By bending the supporting member to support, the free end side of the mandrel is rotated downward to avoid the action of the moment force on the mandrel, and the mandrel is returned to the original state by the action of the upward force. It has a safety mechanism for returning.
[0008]
According to the present invention, a downward force acts on the mandrel placed in a cantilever state in some form when the paper roll is attached or detached, and a moment greater than a predetermined value is applied to the supporting end of the mandrel. When a force is applied, the mandrel or the like is bent and its free end is rotated downward, thereby avoiding the moment force acting on the mandrel. In this case, by applying a predetermined upward force to the mandrel, the mandrel returns to the original state in which the mandrel can support the paper roll.
[0009]
According to a second aspect of the present invention, a mandrel for rotatably supporting a paper roll is provided in a cantilever state, and the paper roll is attached to and detached from the free end of the mandrel. In a toilet paper holder, a holder body having support portions formed on both sides of a paper roll and an end portion are inserted into holes of the support portion on one side and detachably attached to the holder body. A mandrel receiver rotatably supports one end of the mandrel and horizontally rotates the other end of the mandrel, and the end is inserted into the hole of the support part on the other side, and the holder body A mandrel guide for positioning the other end of the mandrel and a supporting end of the mandrel in a cantilever state based on a downward force. When a momentum force exceeding a certain value acts, this mandrel By bending the mandrel, the free end side of the mandrel is turned downward to avoid the action of the moment force on the mandrel, and a safety mechanism for returning the mandrel to the original state by the action of the upward force. That is, it has.
[0010]
The present invention shows a specific configuration of a toilet paper holder, in which a safety mechanism is provided on a mandrel side. In the present invention, the paper roll can be used in a state where the other end of the mandrel supporting the paper roll is positioned on the mandrel guide side, and the mandrel is rotated around the mandrel receiving side to be in a cantilevered state. By doing so, the paper roll can be attached and detached. In this case, since the mandrel receiver which supports the mandrel rotatably and the mandrel guide which positions the end of the mandrel can be removed from the holder main body, the mandrel and the like can be easily replaced.
[0011]
According to a third aspect of the present invention, in the case of the first or second aspect of the invention, the mandrel on the paper roll attaching / detaching position side is connected to the use position of the paper roll. That is, it has elastic means for applying pressure so as to return to the side.
[0012]
According to the present invention, when the mandrel is rotated to the paper roll attaching / detaching position side, the mandrel is returned to the paper roll using position side by elastic means. The force to act acts. Therefore, the mandrel is not left at the paper roll attaching / detaching position side with the mandrel protruding outward, and a user such as a toilet does not catch the mandrel.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
It will be described below with reference to the drawings, an embodiment of the present invention.
FIG. 1 is an external perspective view of a toilet paper holder according to one embodiment of the present invention.
[0017]
In FIG. 1, the toilet paper holder H is of a double type to which two coreless paper rolls R (see FIG. 6) can be attached, and includes a holder
[0018]
The
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
The
[0022]
The
[0023]
The cutter 4 is for cutting the paper fed from the paper roll R, and as shown in FIG. 2, supports the
[0024]
The
[0025]
The
[0026]
The
[0027]
The
[0028]
As shown in FIG. 3, the
[0029]
The
[0030]
As shown in FIG. 1, the
[0031]
When the
[0032]
The
[0033]
When a downward load acts on the
[0034]
Next, a procedure for assembling the toilet paper holder H will be described. First, the
[0035]
Next, the
[0036]
Next, a procedure for attaching the paper roll R to the toilet paper holder H will be described.
First, while pushing the locking
[0037]
In this state, when the
[0038]
On the other hand, when the
[0039]
That is, when a moment force of a predetermined value or more acts on the support end (cylinder portion 70) side of the
[0040]
In the above description, the case where the paper roll R is attached to the toilet paper holder H has been described, but the same applies to the case where the old paper roll R is replaced with the new paper roll R.
[0041]
As described above, in the toilet paper holder H, when the
[0042]
Further, in this toilet paper holder H, even if the
[0043]
Further, in the toilet paper holder H, since the
[0044]
Further, since the toilet paper holder H is of a double type in which two paper rolls R can be mounted at the same time, the paper can be used without cutting the paper rolls R. Of course, the toilet paper holder H may be a single-type toilet paper holder in which the
[0045]
In this toilet paper holder H, a paper roll R without a core is attached. However, the diameter of the
[0046]
Further, in the toilet paper holder H, the
[0047]
Further, in the toilet paper holder H, the
[0048]
Further, in the toilet paper holder H, the
[0049]
The
[0050]
By the way, in this toilet paper holder H, since the
[0051]
In FIG. 11,
[0052]
As shown in FIG. 11, the
[0053]
Therefore, the
[0054]
In this case, as shown in FIG. 10, the left and right pair of
[0055]
As described above, this toilet paper holder H can be changed to a one-touch toilet paper holder H2 that can use a paper roll Q with a core by simply exchanging parts. The range can be expanded. In this case, since there is no need to replace the
[0056]
【The invention's effect】
The present invention has the following effects.
[0057]
According to the first aspect of the present invention, the mandrel for rotatably supporting the paper roll is cantilevered, and the paper roll is provided from the free end side of the mandrel. When a momentum force equal to or more than a certain value acts on the supporting end side of the mandrel in the cantilevered state on the supporting end side of the mandrel in the toilet paper-per holder to which the mandrel is attached or detached, the mandrel or the mandrel is removed. By bending the support member that supports the mandrel, the free end side of the mandrel is pivoted downward to avoid the action of the moment force on the mandrel and the action of the upward force causes the mandrel to return to its original position. Since the safety mechanism to return to the state is provided, even if the paper roll is attached or detached from the free end side of the cantilevered mandrel, a large moment force will not act on the support end side of the mandrel. Absent.
[0058]
According to the second aspect of the present invention, the mandrel for rotatably supporting the paper roll is in a cantilevered state, and from the free end side of the mandrel, the paper roll is provided. In the toilet paper holder where the attachment and detachment is performed, a holder body in which support portions are formed on both sides of a paper roll, and an end portion is inserted into a hole of the support portion on one side so that the holder can be detachably attached to the holder body. Attached, the one end of the mandrel is rotatably supported, and a mandrel receiver for horizontally rotating the other end of the mandrel, and the end is inserted into the hole of the other support, Attached to the holder body detachably, a mandrel guide that positions the other end of the mandrel and a cantilevered mandrel supporting end side are used to reduce downward force when using the paper roll. When a momentum force exceeding a certain value acts on the By bending the mandrel, the free end side of the mandrel is pivoted downward to avoid the action of the moment force on the mandrel, and to return the mandrel to its original state by the action of the upward force. Since it has a mechanism, the same effects as those of the first aspect can be obtained, and the replacement of the mandrel and the like can be easily performed.
[0059]
According to the invention of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external perspective view of a toilet paper holder according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an exploded perspective view of the toilet paper holder shown in FIG.
FIG. 3 is a sectional view of a toilet paper holder shown in FIG.
FIG. 4 is a view of the mandrel of the toilet paper holder shown in FIG.
5 is an operation explanatory view of the safety mechanism of the toilet paper holder shown in FIG. 1;
FIG. 6 is a sectional view of the toilet paper holder shown in FIG. 1 on the cutter side.
FIG. 7 is a partial external perspective view of a toilet paper holder according to a modified embodiment of the present invention.
FIG. 8 is an operation explanatory view of the toilet paper holder shown in FIG. 7;
FIG. 9 is a view showing another positioning portion provided on the mandrel guide of the toilet paper holder shown in FIG. 1;
FIG. 10 is an external perspective view of a one-touch toilet paper holder formed by exchanging parts from the toilet paper holder shown in FIG. 1;
11 is an exploded perspective view of the toilet paper holder shown in FIG.
[Explanation of symbols]
1 Holder body
5 Mandrel support
6 Mandrel guide
7 mandrel
8 torsion coil spring (elastic means)
9 Safety mechanism
13B Hanging part (supporting part)
13c hole
14B hanging part (supporting part)
14c hole
16 Supporting part (supporting member)
100 1st mandrel support
101 leaf spring
110 2nd mandrel receiver
120 2nd mandrel
H, H1, H2 Toilet paper holder
R paper roll
I-Paper attachment / detachment position (attachment / detachment position)
Lo-Paper use position (use position)
Claims (3)
片持ち状態となった上記心棒の支持端側に、下向き力に基づいて、一定値以上のモ−メント力が作用した場合に、この心棒又はこの心棒を支持する支持部材を屈曲させることにより、この心棒の自由端側を下向きに回動させて、この心棒に対する上記モ−メント力の作用を回避させるとともに、上向き力の作用によって、上記心棒を元の状態に復帰させる安全機構を有していることを特徴とするトイレットぺ−パ−ホルダ。In a toilet paper holder in which a mandrel for rotatably supporting a paper roll is cantilevered and the paper roll is attached and detached from the free end side of the mandrel. ,
When a momentum force equal to or more than a predetermined value acts on the supporting end side of the mandrel in the cantilever state based on the downward force, the mandrel or the supporting member supporting the mandrel is bent, A safety mechanism for rotating the free end side of the mandrel downward to avoid the action of the moment force on the mandrel and returning the mandrel to the original state by the action of the upward force is provided. A toilet paper-holder.
上記ペーパーロールの両側に支持部が形成されたホルダ本体と、
端部が一方側の上記支持部の孔部に差し込まれて、上記ホルダ本体に着脱可能に取り付けられるとともに、上記心棒の一端側を回動自在に支持して、この心棒の他端側を水平方向に回動させる心棒受けと、
端部が他方側の上記支持部の孔部に差し込まれて、上記ホルダ本体に着脱可能に取り付けられるとともに、上記ペ−パ−ロ−ルの使用に当り、上記心棒の他端側を位置決めする心棒ガイドと、
片持ち状態となった上記心棒の支持端側に、下向き力に基づいて、一定値以上のモ−メント力が作用した場合に、この心棒を屈曲させることにより、この心棒の自由端側を下向きに回動させて、この心棒に対する上記モ−メント力の作用を回避させるとともに、上向き力の作用によって、上記心棒を元の状態に復帰させる安全機構とを有していることを特徴とするトイレットぺ−パ−ホルダ。In a toilet paper holder in which a mandrel for rotatably supporting a paper roll is cantilevered and the paper roll is attached and detached from the free end side of the mandrel. ,
A holder body having support portions formed on both sides of the paper roll,
The end is inserted into the hole of the support portion on one side, is detachably attached to the holder body, and rotatably supports one end of the mandrel, and horizontally connects the other end of the mandrel. Mandrel receiver that rotates in the direction,
The end is inserted into the hole of the supporting portion on the other side, and is detachably attached to the holder body. In using the paper roll, the other end of the mandrel is positioned. A mandrel guide,
When a momentum of a predetermined value or more acts on the supporting end of the above-mentioned cantilevered mandrel based on a downward force, the mandrel is bent so that the free end side of the mandrel faces downward. And a safety mechanism for returning the mandrel to its original state by the action of an upward force while rotating the mandrel to avoid the action of the moment force on the mandrel. Paper holder.
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