JP3577723B2

JP3577723B2 - Display panel

Info

Publication number: JP3577723B2
Application number: JP18288593A
Authority: JP
Inventors: 輝彦岩瀬
Original assignee: Denso Corp
Current assignee: Denso Corp
Priority date: 1993-07-23
Filing date: 1993-07-23
Publication date: 2004-10-13
Anticipated expiration: 2019-10-13
Also published as: JPH0736400A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、内照式透過型表示盤に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
近年、情報の多様化およびファッション化に伴いインフォーメーションツールとして内照式表示盤（ディスプレイ）と呼ばれる表示盤の裏面に光源をもつ透過型表示盤が普及している。
従来、この種の表示盤の製造方法としては、▲１▼カラーコルトンと呼ばれる写真拡大によるもの、▲２▼スクリーン印刷またはオフセット印刷等によりイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの４色を網点状に積層しその混色によりカラーを表現するもの等がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の前記表示盤の製造方法はそれぞれ次の様な問題を有している。
▲１▼のカラーコルトンによる表示盤の製造は、写真原理に基づくため、基本的に原稿ポジの色味を忠実に再現するが、拡大率が大きいと画像が荒れる、また▲２▼の印刷による網点合成のものと違い、色の強弱ずけおよび色味のコントロールは困難である。
【０００４】
▲２▼の印刷による表示盤の製造は、スクリーン印刷は透過画像に適する濃い色が表現できるが細かい網点の再現が難しく、近くで見ると網点が見える問題がある。また、オフセット印刷は細かい網点の形成が可能であるが、インク厚が薄いため薄い色しか表現できず、バックライトの光が透過する時の表現濃度域が非常に狭いものとなる。
【０００５】
そこで、一般的には、片面または透面なシート上に画像を重ね刷りすることによりこのような問題を解決することが考えられる。ところが、この方法を採用する場合、網点どうしの規則的な重なりによるモアレと呼ばれる光の干渉縞が発生することがあるため、印刷時に中間に白シートを挟み、両面から網点を刷り合わせなければならないという制約条件が生じる。モアレの発生しないものも製造できるが、製造歩留りが非常に悪いため画像を重刷りする方法は実用的ではない。さらに、画像構成が薄厚のインキのみであるため、色の混色に自由度が少なく、透過画像としての色の深みが乏しく、視野角による色の微妙な変化等は付与困難であった。
【０００６】
以上の様に、色の強弱ずけおよび色味のコントロールが可能であるとともに、透過画像としてのバックライトによる色の混色自由度を持つ美観に優れた透過型表示盤は存在しなかった。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、例えば、色濃度表現域や網点連続性等の深味を画像に付加するとともに、見る側の視野角等により色味の微妙な変化を持たせることの可能な高画質で製造の簡単な透過型の表示盤を低コストで提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明の請求項１記載の表示盤は、
着色された網点画像層を少なくとも２色以上積層してカラー画像を表現する表示盤において、
前記網点画像層のうち少なくとも１色の網点画像層は、複数の同色の網点画像層を有し、
これら複数の同色の網点画像層は、同一画像表現域内において異なる積層位置の画像の平面座標位置をずらして配置され、かつ、これら複数の同色の網点画像層の間に違う色の層もしくは透明層が形成されていることを特徴とする。
【０００８】
【実施例】
本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
本発明の一実施例による表示盤を図１〜３に示す。
表示盤１０は、透明層１５を挟み、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色に対応する網点画像層１１、１２、１３および１４が視認側に、網点画像層２１、２２、２３および２４が光源３０側にそれぞれ積層されている。
【０００９】
同色の網点画像層１１および２１、網点画像層１２および２２、網点画像層１３および２３、網点画像層１４および２４の網点角度はそれぞれ、ブラック：７５°、シアン：１５°、マゼンタ：４５°、イエロー：０°に固定し、同一画像の形成面積は等しくなっている。一方、表示有効範囲は、縦および横の少なくともいずれか一方向に視認側または光源３０側の網点画像層の表示有効範囲をずらし、画像表現域を位置合わせして積層している。例として、以下に、マゼンタの網点画像層の積層手順を図３に基づいて説明する。
【００１０】
図３（Ａ）は写真原稿を色分解して得られたマゼンタのネガマスクを用いて形成した網点画像である。図３（Ｂ）は、図３（Ａ）の網点画像５０の有効表示範囲５０ａを網点角度は４５°のまま、トリミング範囲の平面座標をずらして色分解したネガマスクを用いて形成した網点画像５１を示す。従って、図３（Ａ）の有効表示範囲５０ａは図３（Ｂ）において有効表示範囲５１ａに相当する。そして、平面座標をずらした結果、本来同一画像である表示有効範囲５０ａおよび５１ａが違う位置に網点形成されることになる。その結果、有効表示範囲５０ａおよび５１ａを位置合わせして積層すると、図３（Ｃ）に示されるように、網点をより連続化した表現で有効表示範囲５２ａを形成することができる。ただし、同一色のみの場合、直接網点画像を積層すると、単に網点比率を多くしたことと同じ効果になり目指す効果は得られなず、同時にモアレも発生しやすい。積層間に違う色の層もしくは透明層を形成し、直接接触する状態を避けることが好ましい。マゼンタ以外のイエロー、シアンおよびブラックについてもマゼンタと同様に有効表示範囲をずらして積層することができる。
【００１１】
次に、網点を形成する着色層の色濃度は、光源３０の透過光量にも影響されるため限定はできないが、色濃度が低い場合、４色積層時に表現可能な領域が狭くなるため多数回の積層が必要となる。この場合、画像全体の厚みが増化し、網点画像層の積層時の位置合わせが難しくなる。従って、４色の網点画像層を積層する場合、コスト、工数、歩留り等から判断して、網点画像層の２層化が最も好ましい。２層化により、透過画像として十分な濃度表現を実施するためには、各色の網点の色濃度が０．５以上が望ましく、好適には０．８以上が望ましい。なお、この時の色濃度は大日本スクリーン社製ＤＭ−５００透過濃度計にて各色補色フィルタを挿入して測定した。
【００１２】
網点の厚みが薄い場合、顔料含有率に限界があり、前述した色濃度を付与することが困難である。また、厚すぎる場合、十分な色の混色を妨げることとなる。以上の観点から、網点の厚みは１〜１５μｍ、さらに好適には２〜５μｍが望ましい。
網点による画像形成は、具体的には、スクリーン印刷やＤｕｐｏｎｔ社のクロマリン等が広く使用されているが、網点のシャープ性、網点の層厚の均一性、位置合わせの容易さ、後述する透明層１５の形成の容易さ等の観点から、インキを用いる印刷よりシート材料を用いるカラープルーフィング法の応用がより好適である。
【００１３】
透明層１５は、同色の網点が同一平面上にあると認識することがないように、少なくとも使用した網点画像層の厚み以上が必要である。しかし、透明層１５の厚みを大きくし過ぎると、網点画像層間のクリアランスが大きくなり過ぎ画像の輪郭がシャープにでない。さらに、透過光による１層目と２層目との十分な混色が妨げられ良好な発色表現ができにくくなるという問題が生じるので、透明層１５の厚みの上限としては、画像全体の大きさ等により表示適正距離が変わるため積層が視認される上限は変化するが、１００〜５００μｍ程度が好適である。
【００１４】
透明層は単一層である必要はなく、多層化または強調したい網点画像層に近接して分割挿入してもよい。また、透明層は、透明体であれば効果を示すが空気層より透明樹脂層を形成した方が光の透過性および位置合わせ等の点から良好である。
光源３０を点灯しない場合、視認者側から入射する光線の反射によってのみ表示盤１０の画像が認識される。光源３０が点灯されると、光源３０から照射した光線は網点画像層２４、２３、２３、２１、１４、１３、１２、１１を通過し、この通過光線により表示盤１０の画像が認識される。
【００１５】
同色の同一表現域の網点において平面座標での網点位置がずれるように積層されているため、本実施例では、４色の網点画像層を積層したものまたは座標をずらさずに網点画像層を２回積層したものに比べ、網点の配列が連続調になり写真に近い滑らかな表現が可能となる。また、異なる色の網点どうしが通過光線によって混色するため、任意の色調の画像を構成することができる。さらに、積層する各色の網点の大きさに変化を加えることで混色の度合いを調節することができる。
【００１６】
また、１層目と２層目との網点画像層間に所定の厚みの透明層１５を設けているため、遠近感があり奥行きのある画像が実現できる。さらに、図１に示すように、視認する位置を変えると、視野角１０１と視野角１０２とでは網点の重なるバランスが変化するため画像の色味が変化する。例えば、正面からみた画像に対し３０°斜視した場合マゼンタを強く発色させたり、４５°斜視した場合シアンを強く発色させたりすることができる。
【００１７】
効果的にバランスを変えるためには、網点の混色バランスを適度に変えることが必要であるが、画像のなかで色の濃い部分、例えば、シアン１００％、マゼンタ１００％の部分などは点ではなくベタ面であるため、視野角による混色のバランス変化がつきにくい。そこで原稿を電子スキャナーにて色分解する際に、強制的に各色成分の網点比率１００％の表現領域を使用しないようにする。好適には最大網点比率９５％以下程度で分解し画像形成に用いることがポイントとなる。
【００１８】
一方、画像に、イエロー、マゼンタ、シアン、の３色にて表現される部分をブラックに置き換えるＵｎｄｅｒＣｏｌｏｒＲｅｍｏｖａｌ（以下、ｕｎｄｅｒｃｏｌｏｒｒｅｍｏｖａｌをＵＣＲという）処理を施し、色相を支配する３成分の相対比率を減らすことで色相のバランスを変化させることも可能である。
本実施例では、透明層１５を１層目および２層目の網点画像層間に挿入して画像の奥行きを実現したが、本発明では透明層を挿入しないでもある程度の画像の奥行き感を得ることは可能である。
【００１９】
画像層を構成する方法としては、レンチキュラーレンズを画像表面に積層し、レンズ角度に合わせて多種の色を画像中に組込む方法等も可能であるが、製造コストが高くかつ製法も複雑であり、本発明により同等の効果がより低コストで実現可能である。
以下、表示盤を視認したときの色濃度、連続長、色変わりについて表示盤の構成を変え実験を行った。各実施例および比較例の構成または製造過程を以下に説明する。
【００２０】
実施例１
各網点画像層を形成する感光性フィルムの透過濃度は、イエローの網点画像層１１および２１が０．９、マゼンタの網点画像層１２および２２が１．２、シアンの網点画像層１３および２３が１．４、ブラックの網点画像層１４および２４が１．４である。網点厚は約４μｍ、受画像シートとして１００μｍポリエチレンテレフタレートシート上に約５０μｍの透明画像転写層を有する。
【００２１】
画像を形成する原稿としてポジフィルムを富士写真フィルム製のＬｕｘｓｃａｎ電子カラースキャナーにて有効表示範囲出力Ａ２サイズに設定し、トリミング範囲をずらして網線密度１７５線／ｉｎｃｈの標準条件で色分解をかけ、ネガマスクを２種作成する。その後、所定の４色感光性フィルムにネガマスクを介し、紫外線露光、現像、転写の処理を行ない、２種のマスクに対応した４色網点の積層画像をそれぞれ形成する。１００μｍポリエチレンテレフタレートを支持体とし、熱融着層を有するシート両面に各画像の有効表示範囲を位置合わせしラミネートし透過型表示盤を形成した。
【００２２】
実施例２
実施例１において、色分解条件を網点比率０〜９０％の表現領域に設定して網点がベタ面にならないようにするとともに、２種のネガマスクのうち一方のネガマスクにＵＣＲを施して色分解を行なう。その他の工程は実施例１と同一とし、２種の画像をＵＣＲ処理したものを表示側とし透過型表示盤を形成した。
【００２３】
比較例
実施例１に示す色分解ネガマスクのみを使用し、同一の分解条件の積層画像を２枚形成し、以下実施例１同様透明支持体にラミネートし透過型表示盤を形成した。
実施例１および２と比較例の表示盤における表示特性の実験結果を表１に示す。
【００２４】
【表１】

表１の結果からも明らかなように、同一の分解条件の画像を積層するよりも、異なる分解条件の画像を積層する方が連続長および色変わりの点において良好な効果を発揮することが判明した。また、色分解条件は、網点比率０〜９０％の表現領域に設定する方が視野角による色変わりが良好であることが判明した。
【００２５】
【発明の効果】
以上説明した本発明の透過型の表示盤では、同一表現域内の同色の網点画像層の積層位置を変えたことにより、従来に無いリアリティな画像が実現可能となり、高級画像の表示盤に最適である。具体的には印刷原理を用いた網点画像でありながら網点を連続調に近く表現でき、さらには、色の混色原理を応用し視野角により表現色を微妙に変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の表示盤による一実施例を示す模式的断面図である。
【図２】本発明の表示盤による一実施例の網点画像を形成する各色の網点角度を表す説明図である。
【図３】本発明の表示盤による一実施例の網点画像の重なりを示す説明図である。
【符号の説明】
１０表示盤
１１、１２、１３、１４網点画像層
１５透明層
２１、２２、２３、２４網点画像層
３０光源[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to an internally illuminated transmissive display panel.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, with the diversification of information and fashion, a transmissive display panel having a light source on the back surface of a display panel called an internally illuminated display panel (display) has become widespread as an information tool.
Heretofore, this type of display panel has been produced by the following methods: (1) a method of enlarging a photograph called a color corton, and (2) four colors of yellow, magenta, cyan and black by screen printing or offset printing. There is a type in which colors are expressed by laminating and mixing the colors.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional display panel manufacturing methods have the following problems.
The production of the display panel using the color corton of (1) is based on the photographic principle, so that the color tone of the original document is basically faithfully reproduced. However, if the enlargement ratio is large, the image becomes rough. Unlike the halftone dot composition, it is difficult to control the color intensity and color.
[0004]
In the manufacture of a display panel by printing (2), screen printing can express a dark color suitable for a transmission image, but it is difficult to reproduce fine halftone dots, and there is a problem that halftone dots are visible when viewed from close. Also, offset printing can form fine halftone dots, but can express only a light color because the ink thickness is thin, and the expression density range when light from the backlight is transmitted becomes very narrow.
[0005]
Thus, in general, it is conceivable to solve such a problem by overprinting an image on a single-sided or transparent sheet. However, when this method is used, light interference fringes called moiré due to regular overlapping of halftone dots may occur, so that a white sheet is sandwiched in the middle during printing, and halftone dots must be printed from both sides. Must be enforced. Although it is possible to produce a product free from moiré, the production yield is extremely poor, so that a method of overprinting an image is not practical. Furthermore, since the image is composed of only a thin ink, the degree of freedom in color mixing is low, the depth of color as a transmission image is poor, and it is difficult to give subtle changes in color depending on the viewing angle.
[0006]
As described above, there has been no transmissive display panel which is capable of controlling the intensity of color and the color and controlling the color, and which has a degree of freedom of color mixing by a backlight as a transmissive image and which is excellent in appearance.
The present invention has been made in order to solve such a problem. For example, while adding a richness such as a color density expression area and halftone dot continuity to an image, the delicate color tone is determined by a viewing angle of a viewer. It is an object of the present invention to provide, at low cost, a transmissive display panel with high image quality that can have various changes and that can be easily manufactured.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The display panel according to claim 1 of the present invention for solving the above problems,
In a display panel that expresses a color image by laminating at least two colors of colored halftone image layers,
At least one halftone dot image layer among the halftone dot image layers has a plurality of halftone dot image layers of the same color,
The plurality of same- colored halftone image layers are arranged so that the plane coordinate positions of the images at different lamination positions are shifted from each other in the same image representation area, and a different color layer or It is characterized in that a transparent layer is formed .
[0008]
【Example】
Embodiments of the present invention will be specifically described with reference to the drawings.
A display panel according to an embodiment of the present invention is shown in FIGS.
The display panel 10 has the

halftone image layers

11, 12, 13 and 14 corresponding to the respective colors of black, cyan, magenta and yellow on the viewing side and the

halftone image layers

21, 22, 23 and 24 sandwiching the transparent layer 15 therebetween. Are stacked on the light source 30 side.
[0009]
The halftone dot angles of the same color halftone image layers 11 and 21,

halftone image layers

12 and 22,

halftone image layers

13 and 23,

halftone image layers

14 and 24 are black: 75 °, cyan: 15 °, Magenta is fixed at 45 ° and yellow is fixed at 0 °, and the formation area of the same image is equal. On the other hand, the display effective range is such that the display effective range of the halftone image layer on the viewing side or the light source 30 side is shifted in at least one of the vertical and horizontal directions, and the image expression areas are aligned and laminated. As an example, a procedure for laminating a magenta halftone image layer will be described below with reference to FIG.
[0010]
FIG. 3A is a halftone image formed using a magenta negative mask obtained by color separation of a photographic original. FIG. 3B shows a halftone image formed by using a negative mask obtained by color-separating the effective display range 50a of the halftone image 50 of FIG. 5 shows a point image 51. Therefore, the effective display range 50a in FIG. 3A corresponds to the effective display range 51a in FIG. Then, as a result of shifting the plane coordinates, the display effective ranges 50a and 51a, which are essentially the same image, are formed at different positions. As a result, when the effective display ranges 50a and 51a are aligned and stacked, as shown in FIG. 3C, the effective display range 52a can be formed in a more continuous representation of halftone dots. However, in the case of only the same color, if the dot images are directly stacked, the same effect as simply increasing the dot ratio is not obtained, and the desired effect cannot be obtained. At the same time, moiré is likely to occur. It is preferable to form layers of different colors or transparent layers between the laminations to avoid direct contact. Yellow, cyan, and black other than magenta can be stacked with the effective display range shifted similarly to magenta.
[0011]
Next, the color density of the colored layer forming the halftone dot is not limited because it is also affected by the amount of transmitted light of the light source 30. It is necessary to stack the number of times. In this case, the thickness of the entire image is increased, and it is difficult to perform alignment when laminating the halftone dot image layers. Therefore, when laminating the four color halftone image layers, it is most preferable to form two halftone image layers in consideration of cost, man-hour, yield, and the like. In order to realize a sufficient density expression as a transmission image by the two-layer structure, it is desirable that the halftone dot of each color has a color density of 0.5 or more, and more preferably 0.8 or more. The color density at this time was measured using a DM-500 transmission densitometer manufactured by Dainippon Screen Inc. with each color complementary color filter inserted.
[0012]
When the thickness of the halftone dots is small, the pigment content is limited, and it is difficult to provide the above-mentioned color density. On the other hand, if it is too thick, it will prevent sufficient color mixing. From the above viewpoint, the thickness of the halftone dot is preferably 1 to 15 μm, more preferably 2 to 5 μm.
Specifically, screen printing and Dupont's Chromalin are widely used for image formation by halftone dots. However, sharpness of halftone dots, uniformity of layer thickness of halftone dots, ease of alignment, The application of the color proofing method using a sheet material is more preferable than the printing using ink from the viewpoint of the ease of forming the transparent layer 15 to be performed.
[0013]
The transparent layer 15 needs to have at least the thickness of the used halftone dot image layer so that halftone dots of the same color are not recognized as being on the same plane. However, if the thickness of the transparent layer 15 is too large, the clearance between the halftone dot image layers becomes too large, and the outline of the image is not sharp. Further, there is a problem that a sufficient color mixture between the first layer and the second layer due to the transmitted light is hindered, and it is difficult to perform good color expression. Therefore, the upper limit of the thickness of the transparent layer 15 is, for example, the size of the entire image. , The upper limit at which the stack is visually recognized changes, but is preferably about 100 to 500 μm.
[0014]
The transparent layer does not need to be a single layer, and may be divided and inserted in the vicinity of a halftone image layer to be multilayered or emphasized. The transparent layer is effective as long as it is a transparent body, but it is better to form a transparent resin layer than an air layer in terms of light transmittance and alignment.
When the light source 30 is not turned on, the image on the display panel 10 is recognized only by the reflection of the light beam incident from the viewer side. When the light source 30 is turned on, the light emitted from the light source 30 passes through the halftone image layers 24, 23, 23, 21, 14, 13, 12, and 11, and the image of the display panel 10 is recognized by the passed light. You.
[0015]
Since the halftone dots of the same color in the same expression area are stacked so that the halftone dot positions in plane coordinates are shifted, in the present embodiment, halftone image layers of four colors are stacked or halftone dots without shifting the coordinates. Compared to the case where the image layer is laminated twice, the arrangement of the halftone dots becomes continuous tone, enabling a smooth expression close to a photograph. Further, since halftone dots of different colors are mixed by passing light rays, an image of an arbitrary color tone can be formed. Furthermore, the degree of color mixing can be adjusted by changing the size of the halftone dots of each color to be stacked.
[0016]
Further, since the transparent layer 15 having a predetermined thickness is provided between the first and second halftone dot image layers, an image having a sense of perspective and a depth can be realized. Further, as shown in FIG. 1, when the viewing position is changed, the color balance of the image changes at the viewing angle 101 and the viewing angle 102 because the overlapping balance of the halftone dots changes. For example, magenta can be strongly colored when the image is viewed from the front by 30 °, and cyan can be strongly developed when the image is viewed by 45 °.
[0017]
In order to change the balance effectively, it is necessary to appropriately change the color mixture balance of the halftone dots. However, dark portions in the image, for example, portions of 100% cyan, 100% magenta, etc. are not represented by dots. Since it is a solid surface, it is difficult to change the balance of color mixture depending on the viewing angle. Therefore, when an original is subjected to color separation by an electronic scanner, an expression area having a dot ratio of 100% of each color component is forcibly not used. The point is that it is preferable to decompose the image at a maximum halftone dot ratio of about 95% or less and use it for image formation.
[0018]
On the other hand, the image is subjected to Under Color Removal (hereinafter referred to as UCR) processing for replacing a portion represented by three colors of yellow, magenta and cyan with black, and a relative ratio of three components that govern hue is performed. It is also possible to change the hue balance by reducing.
In the present embodiment, the depth of the image is realized by inserting the transparent layer 15 between the first and second halftone dot image layers. However, in the present invention, a certain degree of depth of the image is obtained without inserting the transparent layer. It is possible.
[0019]
As a method of forming the image layer, a method of laminating a lenticular lens on the image surface and incorporating various colors into the image according to the lens angle is also possible, but the manufacturing cost is high and the manufacturing method is complicated, According to the present invention, the same effect can be realized at lower cost.
In the following, experiments were conducted by changing the configuration of the display panel with respect to the color density, continuous length, and color change when the display panel was visually recognized. The configuration or manufacturing process of each example and comparative example will be described below.
[0020]
Example 1
The transmission densities of the photosensitive films forming the halftone dot image layers are 0.9 for the yellow dot image layers 11 and 21, 1.2 for the magenta dot image layers 12 and 22, and 1.2 for the cyan dot image layer. 13 and 23 are 1.4, and the black dot image layers 14 and 24 are 1.4. The halftone dot thickness is about 4 μm, and the image receiving sheet has a transparent image transfer layer of about 50 μm on a 100 μm polyethylene terephthalate sheet.
[0021]
A positive film as an original for forming an image is set to an effective display range output A2 size using a Luxscan electronic color scanner manufactured by Fuji Photo Film, and the color separation is performed under standard conditions of a net density of 175 lines / inch by shifting the trimming range. And two types of negative masks are created. After that, a predetermined four-color photosensitive film is subjected to ultraviolet exposure, development, and transfer processing through a negative mask to form a laminated image of four-color halftone dots corresponding to the two types of masks. Using a support of 100 μm polyethylene terephthalate, the effective display range of each image was aligned and laminated on both surfaces of the sheet having a heat-sealing layer to form a transmission type display panel.
[0022]
Example 2
In the first embodiment, the color separation condition is set to an expression area having a halftone dot ratio of 0 to 90% so that the halftone dots do not become a solid surface, and one of the two types of negative masks is subjected to UCR to color. Perform disassembly. The other steps were the same as in Example 1, and a transmissive display panel was formed by using the two images subjected to UCR processing as the display side.
[0023]
Comparative Example Two laminated images with the same separation conditions were formed using only the color separation negative mask shown in Example 1 and then laminated on a transparent support in the same manner as in Example 1 to form a transmission type display panel. .
Table 1 shows the experimental results of the display characteristics of the display panels of Examples 1 and 2 and Comparative Example.
[0024]
[Table 1]

As is clear from the results in Table 1, it was found that laminating images under different decomposition conditions exhibited a better effect in terms of continuous length and color change than laminating images under the same decomposition conditions. . Further, it was found that the color change depending on the viewing angle was better when the color separation conditions were set in the expression area having a halftone dot ratio of 0 to 90%.
[0025]
【The invention's effect】
In the transmissive display panel of the present invention described above, by changing the stacking position of the same color halftone image layer in the same expression area, it is possible to realize an unprecedented reality image, which is optimal for a high-quality image display panel. It is. More specifically, halftone dots can be expressed in a continuous tone even though they are halftone images using the printing principle, and the expression color can be subtly changed depending on the viewing angle by applying the color mixing principle.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic sectional view showing one embodiment of a display panel according to the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram showing a halftone dot angle of each color forming a halftone image of an embodiment by the display panel of the present invention.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing overlapping of halftone images of an embodiment by the display panel of the present invention.
[Explanation of symbols]
Reference Signs List 10

Display panel

11, 12, 13, 14 Halftone image layer 15

Transparent layer

21, 22, 23, 24 Halftone image layer 30 Light source

Claims

In a display panel that expresses a color image by laminating at least two colors of colored halftone image layers,
At least one halftone dot image layer among the halftone dot image layers has a plurality of halftone dot image layers of the same color,
The plurality of same- colored halftone image layers are arranged so that the plane coordinate positions of the images at different lamination positions are shifted from each other in the same image representation area, and a different color layer or A display panel comprising a transparent layer .