JP3577602B2

JP3577602B2 - Automatic winding machine

Info

Publication number: JP3577602B2
Application number: JP27427793A
Authority: JP
Inventors: 雅彦白石; 光哉佐藤
Original assignee: NEC Tokin Corp
Current assignee: Tokin Corp
Priority date: 1993-11-02
Filing date: 1993-11-02
Publication date: 2004-10-13
Anticipated expiration: 2019-10-13
Also published as: JPH07130570A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、チョークコイル等のコイルボビンに巻線し、且つ巻線後、巻始め線端を端子にからげるための自動巻線機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種のコイルボビンへの巻線は、既存の自動巻線機に若干の改造を加えることによりおこなわれているのが大半である。例えば、コイルボビンと組合せた鉄心と端子台とを空間的に固定し、コイルボビンの外周に形成された歯車と噛み合う駆動歯車でコイルボビンを回転駆動するように構成し、巻線ノズルにて線材をコイルボビンの切欠きに引っかけた後、カットホールド側の線材をカッターにて切断し、そのまま駆動歯車にてコイルボビンを回転させて巻線を行う。この際カッターにて切断した巻始め線端は、コイルボビンの外側にある鉄心や端子台の内面によって巻回時に円弧状に曲げられ貯線溝に収まる。
【０００３】
しかし、この従来の自動巻線機では、巻始め線端を端子に自動的にからげることができないため、一旦自動巻線機で巻線した後、改めて人手により線端を端子にからげ直す作業が必要となっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
この端子自動からげを実現する手段として、特願平３−１２２０３１号が提案されているが、この手段は、巻始め線端の捕捉に爪を用いているため、巻線、巻始め線端引き起こし、及びからげに広い作業スペースが必要であり適用できるコイルボビンの範囲が狭い。
【０００５】
本発明はかかる点に鑑み、巻線後コイルを自動巻線機から外すことなく、巻始め線端のからげまでを自動で行うことができる自動巻線機を提案することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、線材の巻始め線端を収納する貯線溝及び歯車を有し、コアに回転自在に取り付けられたコイルボビンに前記線材を供給する巻線ノズルと、該巻線ノズルから供給された前記線材の巻始め線端を固定するカットホールドと、該カットホールドに固定された前記巻始め線端を切断するカッターと、前記コイルボビンの歯車と噛み合って該コイルボビンを回転駆動する駆動歯車とを含む自動巻線機において、前記駆動歯車で前記コイルボビンを巻回方向と逆方向に回転させることによって、前記コイルボビンの貯線溝から押し出された前記巻始め線端を収納する空ノズルが設けられ、該空ノズルは、３方向に移動自在に設けられ、前記コア及び前記コイルボビンが組合された端子台の端子に前記巻始め線端をからげるものであることを特徴とする自動巻線機が得られる。
【０００７】
また、本発明によれば、線材の巻始め線端を収納する貯線溝及び歯車を有し、コアに回転自在に取り付けられたコイルボビンに前記線材を供給する巻線ノズルと、該巻線ノズルから供給された前記線材の巻始め線端を固定するカットホールドと、該カットホールドに固定された前記巻始め線端を切断するカッターと、前記コイルボビンの歯車と噛み合って該コイルボビンを回転駆動する駆動歯車とを含む自動巻線機において、前記駆動歯車で前記コイルボビンを巻回方向と逆方向に回転させることによって、前記コイルボビンの貯線溝から押し出された前記巻始め線端を保持する爪部を備えた線端ハンドが設けられ、該線端ハンドは、３方向に移動自在に設けられ、前記コア及び前記コイルボビンが組合された端子台の端子に前記巻始め線端をからげるものであることを特徴とする自動巻線機が得られる。
【０００８】
【実施例】
図１は請求項１記載の発明の一実施例に係る自動巻線機の要部の斜視図、図２は図１に示す自動巻線機の覆い周辺部の構成略図、図３は図１に示す自動巻線機の要部の構成略図、図４は図１に示す自動巻線機により巻線されるチョークコイルを示し、（ａ）はチョークコイルの正面を上に向けた状態の斜視図、（ｂ）はチョークコイルの背面を上に向けた状態の斜視図、図５は図４に示すチョークコイルの分解斜視図である。
【０００９】
先ず初めに、図４及び図５に基づいてチョークコイルについて説明する。
【００１０】
このチョークコイルは、円筒形のコイルボビン１と、鉄心（コア）６と、端子台９とから成る。コイルボビン１は、ボビン分割体１ａ，１ｂから成る。コイルボビン１の外周には線材を巻回するための巻線溝２、線の巻始めを引っ掛ける切欠３、引っ掛けた巻始め線端を巻回時に収納しておくための貯線溝４、及びコイルボビン１を外部より回転駆動するための歯車５が形成されている。鉄心６は略日の字状を呈し、その中央部に中心足部７を有している。端子台９は、プリント基盤への半田付け固定用端子（以下、単に端子という）８を有している。
【００１１】
このチョークコイルの組立ては、ボビン分割体１ａ，１ｂを、図５に示すように、鉄心６の中心足部７を挟み込むようにして係合し、更にその組立てたコイルボビン１を、鉄心６と共に、図４に示すように、端子台９に組み込むように成っている。
【００１２】
図１乃至図３に示す自動巻線機は、このようなチョークコイルに対して、線材の巻回後の端末を端子８へ自動からげを行う装置である。以下、この自動巻線機について説明する。
【００１３】
図１及び図２を参照して、コイルボビン１及び鉄心６と組合された端子台９は、従来の自動巻線機と同様に、治具（図示せず）により空間的に保持されるように成っている。コイルボビン１の外周に形成された歯車５と噛み合う駆動歯車１０は、サーボモータ２０により回転駆動されるように成っている。治具は、駆動歯車１０の軸心を回転中心として回転駆動可能に成っている。
【００１４】
また、コイルボビン１の貯線溝開口部を覆う覆い１６は、揺動中心を中心として揺動駆動可能に設置されている。また、覆い１６は、図２に示すように、コイルボビン１の前出時、コイルボビン１の外周部に接し、貯線溝開口部を覆うように構成されている。
【００１５】
一方、リード線供給側は、Ｚ軸プレート１８が各モータ１９ａ，１９ｂ，１９ｃによって、基台６１に対し、互いに直交するＸ軸、Ｙ軸、Ｚ軸の３方向に移動可能なように設けられ、このＺ軸プレート１８に巻線ノズル１１、カッター１４、空ノズル１７が設けられている。Ｚ軸プレート１８は、ボールネジや直線ガイドを介して３軸方向に移動可能に制御されている。このように、本実施例では、Ｚ軸プレート１８に、巻線ノズル１１、カッター１４、及び空ノズル１７がも設けられているが、これらは、別々に設けても構わない。
【００１６】
図３は巻線開始前の処理の状態を示している。コイルボビン１及び鉄心６を組込んだ端子台９を治具により空間的に保持し、コイルボビン１の外周に形成された歯車５と噛み合う駆動歯車１０でコイルボビン１を回転駆動し、サーボモータ等により３次元空間を自由に移動できるよう構成された巻線ノズル１１にて、線材１２をコイルボビン１の切欠３に引っ掛けた後、カットホールド１３側の線材１２をカッター１４にて切断し、そのまま駆動歯車１０にてコイルボビン１を回転させて巻線を行う。この場合、カッター１４で切断した巻始め線端１５は、コイルボビン１の外側にある端子台９の内面により規制され、巻回時に円弧状に曲げられ貯線溝４に収まる。
【００１７】
図６乃至図１２は本実施例の動作説明図である。図３に基づいて説明した前処理が終了した時点を図６で示している。その後、図７に示すように、コイルボビン１及び鉄心６が組込まれ、治具に保持された端子台９は、駆動歯車１０の軸心を中心として９０°回転する。この状態で、コイルボビン１は、図中矢印方向に駆動歯車１０によって回転駆動され、巻始め線端１５が端子台９の一面（前面）と接する位置で停止する。
【００１８】
この状態で空ノズル１７は、コイルボビン１の外周と端子台９に接する程度にＺ軸プレート１８にて移動されるが、この時、空ノズル１７の軸心とコイルボビン１の貯線溝４とを、コイルボビン１の軸方向で位置を合わせて置く。これにより空ノズル１７の口元に巻始め先端１５が挿入される。
【００１９】
この状態で、駆動歯車１０を巻回時と逆方向に回転させる。それに連れてコイルボビン１も回転して、図８に示すように巻始め線端１５が空ノズル１７の中に導かれる。更に同方向に回転を続けると、図９に示すように巻始め線端１５は途中で膨らむが、端子台９の内面に当たりそれ以上膨らまなくなるため、巻始め線端１５はコイルボビン１の回転にともなって空ノズル１７に挿入されていく。
【００２０】
この時に巻始め線端１５の長さが長いと、図１０に示すようにコイルボビン１の空ノズル１７と反対側で線材１２が膨らんでしまい、空ノズル１７の中に充分巻始め線端１５が導かれない場合がある。このようなときは図１１に示すように、覆い１６をコイルボビン１の外周部に接する位置に移動させ、この状態でコイルボビン１を回転させることにより、線材１２は途中どこにも膨れること無く空ノズル１７内に導かれる。
【００２１】
その後、図１２に示すように、コイルボビン１及び鉄心６が組込まれ、治具に保持された端子台９は、駆動歯車１０の軸心を中心として先ほどと逆方向に９０°回転し、巻回時と同じ姿勢となる。この状態で空ノズル１７によって端子８に対してからげ動作を行う。端子８を中心に空ノズル１７を回転させるには、上述したようにモータ１９ｂ，１９ｃによるＺ軸プレート１８の円運動によって実現される。なお、空ノズル１７によって巻始め線端１５を必ずしも把持する必要はなく、線材１２にある程度のテンションが掛かればよく、空ノズル１７と巻始め線端１５との摩擦のみでも、からげるためのテンションを得ることができる。
【００２２】
尚、本実施例では治具に保持された端子台９を９０°揺動させることにより巻線作業面と反対側からの巻始め線端１５の引き出しを可能とさせたが、巻線ノズル１１及び空ノズル１７を各々９０°揺動可能にすることで同じことが可能だということは容易に類推できる。
【００２３】
図１３は請求項２記載の発明の一実施例に係る自動巻線機の要部の斜視図、図１４は図１３に示す自動巻線機の線端ハンドの斜視図である。
【００２４】
本実施例の自動巻線機は、図１に示す自動巻線機の空ノズル１７の代わりに線端ハンド３０を設けたものである。従って、本実施例の自動巻線機は、図１に示す自動巻線機と略同構成であるので、同じ構成部分については、図１に示す実施例と同じ参照番号を付し、その説明を省略する。
【００２５】
本実施例の自動巻線機に設けられた線端ハンド３０は、一対の爪部３１，３２を有している。この爪部３１，３２は、略樋状であり、一方の爪部３１は、移動自在に設けられており、これにより、一対の爪部３１，３２で巻始め線端１５を挟持する動作が可能と成っている。
【００２６】
図１５乃至図１９は本実施例の動作説明図である。図３に基づいて説明した前処理と同様にして前処理が終了した時点を図１５で示している。その後、図１６に示すように、コイルボビン１及び鉄心６が組込まれ、治具に保持された端子台９は、駆動歯車１０の軸心を中心として９０°回転する。この状態で、コイルボビン１は、図中矢印方向に駆動歯車１０によって回転駆動され、巻始め線端１５が端子台９の一面（前面）と接する位置で停止する。
【００２７】
この状態で爪部３１，３２を持った線端ハンド３０は、コイルボビン１の外周と端子台９に接する程度にＺ軸プレート１８にて移動されるが、この時、爪部３１，３２の軸心とコイルボビン１の貯線溝４とを、コイルボビン１の軸方向で位置を合わせて置く。
【００２８】
この状態で、図１７に示すように、線端ハンド３０で巻始め線端１５を把持し、駆動歯車１０を巻回時と逆方向に回転させながら、線端ハンド３０を後退させる。この時の後退速さは、駆動歯車１０の回転による巻始め線端１５の巻き解き速さと同期させている。回転を続け巻始め線端１５を完全に巻き解いた状態で一旦線端ハンド３０を開いて巻始め線端１５を離し、図１８に示すように、線端ハンド３０は、前進し、再度巻始め線端１５を先ほどよりも奥の部分で把持する。
【００２９】
その後、図１９に示すように、コイルボビン１及び鉄心６が組込まれ、治具に保持された端子台９は、駆動歯車１０の軸心を中心として先ほどと逆方向に９０°回転し、巻回時と同じ姿勢となる。この状態で線端ハンド３０によって端子８に対してからげ動作を行う。端子８を中心に線端ハンド３０を回転させるには、図１に示す実施例と同様にモータ１９ｂ，１９ｃによるＺ軸プレート１８の円運動によって実現される。
【００３０】
尚、本実施例の場合も、治具に保持された端子台９を９０°揺動させることにより巻線作業面と反対側からの巻始め線端１５の引き出しを可能とさせたが、巻線ノズル１１及び線端ハンド３０を各々９０°揺動可能にすることで同じことが可能だということは容易に類推できる。
【００３１】
【発明の効果】
本発明の自動巻線機は、巻線後、コイルを自動巻線機から外すことなく、巻始め線端のからげまでを自動で行うことができる。
【００３２】
しかも本発明の自動巻線機は、巻始め線端の捕捉を確実に行うことができるので、巻始め線端引き起こし及びからげに広い作業スペースを必要とせず、適用できるコイルボビンの範囲が広い。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は請求項１記載の発明の一実施例に係る自動巻線機の要部の斜視図である。
【図２】図２は図１に示す自動巻線機の覆い周辺部の構成略図である。
【図３】図３は図１に示す自動巻線機の要部の構成略図である。
【図４】図４は図１に示す自動巻線機により巻線されるチョークコイルを示し、（ａ）はチョークコイルの正面を上に向けた状態の斜視図、（ｂ）はチョークコイルの背面を上に向けた状態の斜視図である。
【図５】図５は図４に示すチョークコイルの分解斜視図である。
【図６】図６は図１に示す実施例の動作説明図である。
【図７】図７は図１に示す実施例の動作説明図である。
【図８】図８は図１に示す実施例の動作説明図である。
【図９】図９は図１に示す実施例の動作説明図である。
【図１０】図１０は図１に示す実施例の動作説明図である。
【図１１】図１１は図１に示す実施例の動作説明図である。
【図１２】図１２は図１に示す実施例の動作説明図である。
【図１３】図１３は請求項２記載の発明の一実施例に係る自動巻線機の要部の斜視図である。
【図１４】図１４は図１３に示す自動巻線機の線端ハンドの斜視図である。
【図１５】１５は図１３に示す実施例の動作説明図である。
【図１６】１６は図１３に示す実施例の動作説明図である。
【図１７】１７は図１３に示す実施例の動作説明図である。
【図１８】１８は図１３に示す実施例の動作説明図である。
【図１９】１９は図１３に示す実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
１コイルボビン
２巻線溝
３切欠
４貯線溝
５歯車
６鉄心
７中心足部
８端子
９端子台
１０駆動歯車
１１巻線ノズル
１２線材
１３カットホールド
１４カッター
１５巻始め線端
１６覆い
１７空ノズル
１８Ｚ軸プレート
１９ａ，１９ｂ，１９ｃモータ
２０サーボモータ
３０線端ハンド
３１爪部
３２爪部[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to an automatic winding machine for winding a coil bobbin such as a choke coil and winding the winding end to a terminal after winding.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, winding of this type on a coil bobbin is mostly performed by adding a slight modification to an existing automatic winding machine. For example, an iron core combined with a coil bobbin and a terminal block are spatially fixed, the coil bobbin is configured to be rotationally driven by a driving gear meshing with a gear formed on the outer periphery of the coil bobbin, and the wire rod is wound by a winding nozzle to form a coil bobbin. After hooking on the notch, the wire material on the cut hold side is cut by a cutter, and the coil bobbin is rotated by a drive gear to perform winding. At this time, the end of the winding start wire cut by the cutter is bent into an arc shape at the time of winding by the iron core or the inner surface of the terminal block outside the coil bobbin, and fits in the wire storage groove.
[0003]
However, with this conventional automatic winding machine, the wire end cannot be automatically wrapped around the terminal at the beginning of winding.Therefore, once wound with the automatic winding machine, the wire end is manually wrapped around the terminal again. Fixing work is needed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Japanese Patent Application No. 3-122031 has been proposed as a means for realizing the terminal automatic barge. However, since this means uses a claw to catch the winding start wire end, the winding and the winding start wire end are used. A large work space is required for raising and lowering, and the range of applicable coil bobbins is narrow.
[0005]
In view of the above, an object of the present invention is to propose an automatic winding machine capable of automatically performing winding up to the winding end of the wire without removing the coil from the automatic winding machine after winding.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
Advantageous Effects of Invention According to the present invention, a winding nozzle for supplying a wire to a coil bobbin rotatably attached to a core, having a storage groove and a gear for accommodating a winding start wire end of the wire, and a supply from the winding nozzle A cut hold for fixing the winding start wire end of the wire material, a cutter for cutting the winding start wire end fixed to the cut hold, and a drive gear that meshes with the gear of the coil bobbin and rotationally drives the coil bobbin. In the automatic winding machine including, by rotating the coil bobbin in the direction opposite to the winding direction by the drive gear, an empty nozzle for storing the winding start wire end pushed out from the storage groove of the coil bobbin is provided. The empty nozzle is provided so as to be movable in three directions, and winds the winding start wire end to a terminal of a terminal block in which the core and the coil bobbin are combined. Automatic winding machine is obtained and said.
[0007]
Further, according to the present invention, there is provided a winding nozzle that has a storage groove and a gear for storing a winding start wire end of a wire, and supplies the wire to a coil bobbin rotatably mounted on a core, and a winding nozzle. And a cutter for fixing the winding start wire end of the wire supplied from the cutter, a cutter for cutting the winding start wire end fixed to the cut hold, and a drive for rotating the coil bobbin by meshing with a gear of the coil bobbin. In an automatic winding machine including a gear, by rotating the coil bobbin in a direction opposite to a winding direction with the drive gear, a claw portion holding the winding start wire end extruded from the wire storage groove of the coil bobbin is formed. A wire end hand is provided, the wire end hand is provided movably in three directions, and the winding start wire end is attached to a terminal of a terminal block in which the core and the coil bobbin are combined. Automatic winding machine is obtained which is characterized in that at Karageru ones.
[0008]
【Example】
FIG. 1 is a perspective view of a main part of an automatic winding machine according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is a schematic view of a structure around a cover of the automatic winding machine shown in FIG. 1, and FIG. FIG. 4 shows a choke coil wound by the automatic winding machine shown in FIG. 1, and FIG. 4A is a perspective view showing a state in which the front of the choke coil is directed upward. FIG. 5B is a perspective view showing a state in which the back surface of the choke coil faces upward, and FIG. 5 is an exploded perspective view of the choke coil shown in FIG.
[0009]
First, the choke coil will be described with reference to FIGS.
[0010]
The choke coil includes a cylindrical coil bobbin 1, an iron core (core) 6, and a terminal block 9. The coil bobbin 1 includes bobbin divisions 1a and 1b. A winding groove 2 for winding a wire rod, a notch 3 for hooking the start of wire winding, a storage groove 4 for accommodating the hooked wire start wire end at the time of winding, and a coil bobbin on the outer periphery of the coil bobbin 1. A gear 5 for rotating the gear 1 from outside is formed. The iron core 6 has a substantially sun-shaped shape, and has a central foot 7 at the center thereof. The terminal block 9 has terminals (hereinafter simply referred to as terminals) 8 for soldering and fixing to a printed board.
[0011]
As shown in FIG. 5, the assembly of the choke coil engages the bobbin divisions 1a and 1b so as to sandwich the center foot 7 of the iron core 6, and further combines the assembled coil bobbin 1 with the iron core 6. As shown in FIG. 4, the terminal block 9 is incorporated.
[0012]
The automatic winding machine shown in FIGS. 1 to 3 is an apparatus for automatically shaping a terminal after winding a wire on such a choke coil to the terminal 8. Hereinafter, this automatic winding machine will be described.
[0013]
Referring to FIGS. 1 and 2, terminal block 9 combined with coil bobbin 1 and iron core 6 is spatially held by a jig (not shown) similarly to a conventional automatic winding machine. Made up of A drive gear 10 meshing with a gear 5 formed on the outer periphery of the coil bobbin 1 is driven to rotate by a servomotor 20. The jig is rotatable around the axis of the drive gear 10 as a center of rotation.
[0014]
Further, a cover 16 that covers the opening of the storage groove of the coil bobbin 1 is installed so as to be swingably driven about the swing center. As shown in FIG. 2, the cover 16 is configured to contact the outer peripheral portion of the coil bobbin 1 and cover the opening of the storage groove when the coil bobbin 1 moves forward.
[0015]
On the other hand, the lead wire supply side is provided such that the Z-axis plate 18 can be moved by the motors 19a, 19b, and 19c with respect to the base 61 in three directions of X axis, Y axis, and Z axis that are orthogonal to each other. The Z-axis plate 18 is provided with a winding nozzle 11, a cutter 14, and an empty nozzle 17. The Z-axis plate 18 is controlled to be movable in three axial directions via a ball screw or a linear guide. Thus, in the present embodiment, the winding nozzle 11, the cutter 14, and the empty nozzle 17 are also provided on the Z-axis plate 18, but they may be provided separately.
[0016]
FIG. 3 shows the state of the process before starting the winding. A terminal block 9 incorporating the coil bobbin 1 and the iron core 6 is spatially held by a jig, and the coil bobbin 1 is rotationally driven by a driving gear 10 meshing with a gear 5 formed on the outer periphery of the coil bobbin 1. After the wire 12 is hooked on the notch 3 of the coil bobbin 1 by the winding nozzle 11 configured to freely move in the three-dimensional space, the wire 12 on the cut hold 13 side is cut by the cutter 14, and the drive gear 10 The winding is performed by rotating the coil bobbin 1. In this case, the winding start wire end 15 cut by the cutter 14 is regulated by the inner surface of the terminal block 9 outside the coil bobbin 1, is bent in an arc shape at the time of winding, and fits in the wire storing groove 4.
[0017]
6 to 12 are explanatory diagrams of the operation of this embodiment. FIG. 6 shows a point in time when the pre-processing described based on FIG. 3 is completed. Thereafter, as shown in FIG. 7, the coil bobbin 1 and the iron core 6 are assembled, and the terminal block 9 held by the jig rotates 90 ° about the axis of the drive gear 10. In this state, the coil bobbin 1 is rotationally driven by the drive gear 10 in the direction of the arrow in the figure, and stops at a position where the winding start wire end 15 contacts one surface (front surface) of the terminal block 9.
[0018]
In this state, the empty nozzle 17 is moved by the Z-axis plate 18 to such an extent that the empty nozzle 17 comes into contact with the outer periphery of the coil bobbin 1 and the terminal block 9. At this time, the axial center of the empty nozzle 17 and the wire storage groove 4 of the coil bobbin 1 are moved. And the coil bobbin 1 is positioned in the axial direction. This causes the leading end 15 to be inserted into the mouth of the empty nozzle 17.
[0019]
In this state, the drive gear 10 is rotated in a direction opposite to the direction of winding. Accordingly, the coil bobbin 1 also rotates, and the winding start wire end 15 is guided into the empty nozzle 17 as shown in FIG. Further rotation in the same direction causes the winding start wire end 15 to swell in the middle as shown in FIG. 9, but does not swell further on the inner surface of the terminal block 9, so that the winding start wire end 15 rotates with the rotation of the coil bobbin 1. And is inserted into the empty nozzle 17.
[0020]
At this time, if the length of the winding start wire end 15 is long, the wire 12 swells on the side opposite to the empty nozzle 17 of the coil bobbin 1 as shown in FIG. May not be guided. In such a case, as shown in FIG. 11, the cover 16 is moved to a position in contact with the outer peripheral portion of the coil bobbin 1, and the coil 12 is rotated in this state. Guided inside.
[0021]
Then, as shown in FIG. 12, the coil bobbin 1 and the iron core 6 are assembled, and the terminal block 9 held by the jig is rotated by 90 ° about the axis of the drive gear 10 in the opposite direction to the previous direction, and is wound. The posture will be the same as when. In this state, a blanking operation is performed on the terminal 8 by the empty nozzle 17. The rotation of the empty nozzle 17 around the terminal 8 is realized by the circular motion of the Z-axis plate 18 by the motors 19b and 19c as described above. Note that the winding start wire end 15 need not necessarily be gripped by the empty nozzle 17, and a certain amount of tension may be applied to the wire 12. You can get tension.
[0022]
In this embodiment, the terminal block 9 held by the jig is swung by 90 ° so that the winding start wire end 15 can be pulled out from the side opposite to the winding work surface. It can be easily analogized that the same can be achieved by making each of the empty nozzles 17 swingable by 90 °.
[0023]
FIG. 13 is a perspective view of a main part of an automatic winding machine according to an embodiment of the present invention, and FIG. 14 is a perspective view of a wire end hand of the automatic winding machine shown in FIG.
[0024]
The automatic winding machine of the present embodiment is provided with a wire end hand 30 instead of the empty nozzle 17 of the automatic winding machine shown in FIG. Therefore, the automatic winding machine of this embodiment has substantially the same configuration as the automatic winding machine shown in FIG. 1, and the same components are denoted by the same reference numerals as those of the embodiment shown in FIG. Is omitted.
[0025]
The wire end hand 30 provided in the automatic winding machine of the present embodiment has a pair of claws 31 and 32. The claw portions 31 and 32 are substantially gutter-shaped, and the one claw portion 31 is provided so as to be movable, so that the operation of clamping the winding start wire end 15 between the pair of claw portions 31 and 32 is performed. It is possible.
[0026]
15 to 19 are explanatory diagrams of the operation of this embodiment. FIG. 15 shows a point in time when the pre-processing is completed in the same manner as the pre-processing described with reference to FIG. Thereafter, as shown in FIG. 16, the coil bobbin 1 and the iron core 6 are assembled, and the terminal block 9 held by the jig rotates by 90 ° about the axis of the drive gear 10. In this state, the coil bobbin 1 is rotationally driven by the drive gear 10 in the direction of the arrow in the figure, and stops at a position where the winding start wire end 15 contacts one surface (front surface) of the terminal block 9.
[0027]
In this state, the wire end hand 30 having the claw portions 31 and 32 is moved by the Z-axis plate 18 to such an extent that it comes into contact with the outer periphery of the coil bobbin 1 and the terminal block 9. The core and the wire storing groove 4 of the coil bobbin 1 are aligned with each other in the axial direction of the coil bobbin 1.
[0028]
In this state, as shown in FIG. 17, the wire end hand 30 is gripped by the wire end hand 30 and the wire end hand 30 is retracted while rotating the drive gear 10 in the direction opposite to the winding direction. The retreat speed at this time is synchronized with the unwinding speed of the winding start wire end 15 due to the rotation of the drive gear 10. With the rotation continued and the winding start wire end 15 completely unwound, the wire end hand 30 is once opened and the winding start wire end 15 is released, and as shown in FIG. 18, the wire end hand 30 advances and rewinds. The start line end 15 is gripped by a portion deeper than the previous one.
[0029]
Thereafter, as shown in FIG. 19, the coil bobbin 1 and the iron core 6 are assembled, and the terminal block 9 held by the jig is rotated by 90 ° around the axis of the drive gear 10 in a direction opposite to the previous direction, and is wound. The posture will be the same as when. In this state, the wire end hand 30 performs the buckling operation on the terminal 8. The rotation of the wire end hand 30 about the terminal 8 is realized by the circular motion of the Z-axis plate 18 by the motors 19b and 19c as in the embodiment shown in FIG.
[0030]
In the case of this embodiment as well, the terminal block 9 held by the jig is swung by 90 ° so that the winding start wire end 15 can be pulled out from the side opposite to the winding work surface. It can be easily analogized that the same can be achieved by making each of the line nozzle 11 and the line end hand 30 swingable by 90 °.
[0031]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION The automatic winding machine of this invention can perform winding to the winding of the wire end automatically without removing a coil from an automatic winding machine after winding.
[0032]
Moreover, since the automatic winding machine of the present invention can surely capture the end of the winding start wire, it does not require a large work space for raising and winding the end of the winding start wire and has a wide range of applicable coil bobbins.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a main part of an automatic winding machine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic diagram of a configuration around a cover of the automatic winding machine shown in FIG. 1;
FIG. 3 is a schematic diagram of a main part of the automatic winding machine shown in FIG. 1;
FIGS. 4A and 4B show a choke coil wound by the automatic winding machine shown in FIG. 1, wherein FIG. 4A is a perspective view of the choke coil with its front face up, and FIG. It is a perspective view in the state where the back face turned up.
FIG. 5 is an exploded perspective view of the choke coil shown in FIG.
FIG. 6 is an operation explanatory diagram of the embodiment shown in FIG. 1;
FIG. 7 is an operation explanatory diagram of the embodiment shown in FIG. 1;
FIG. 8 is an operation explanatory diagram of the embodiment shown in FIG. 1;
FIG. 9 is an operation explanatory view of the embodiment shown in FIG. 1;
FIG. 10 is an operation explanatory diagram of the embodiment shown in FIG. 1;
FIG. 11 is an operation explanatory diagram of the embodiment shown in FIG. 1;
FIG. 12 is an operation explanatory diagram of the embodiment shown in FIG. 1;
FIG. 13 is a perspective view of a main part of an automatic winding machine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a perspective view of a wire end hand of the automatic winding machine shown in FIG. 13;
FIG. 15 is an operation explanatory view of the embodiment shown in FIG. 13;
FIG. 16 is an operation explanatory view of the embodiment shown in FIG. 13;
17 is an operation explanatory view of the embodiment shown in FIG. 13;
FIG. 18 is an operation explanatory view of the embodiment shown in FIG. 13;
FIG. 19 is an explanatory diagram of the operation of the embodiment shown in FIG. 13;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Coil bobbin 2 Winding groove 3 Notch 4 Storage groove 5 Gear 6 Iron core 7 Center foot 8 Terminal 9 Terminal block 10 Drive gear 11 Winding nozzle 12 Wire rod 13 Cut hold 14 Cutter 15 Winding end wire end 16 Cover 17 Empty nozzle 18 Z-axis plates 19a, 19b, 19c Motor 20 Servo motor 30 Wire end hand 31 Claw 32 Claw

Claims

A winding nozzle for supplying the wire to a coil bobbin rotatably attached to a core, having a storage groove and a gear for storing a winding start wire end of the wire, and a winding of the wire supplied from the winding nozzle An automatic winding machine including a cut hold for fixing a start line end, a cutter fixed to the cut hold for cutting the winding start line end, and a drive gear that meshes with a gear of the coil bobbin to drive the coil bobbin to rotate. In the above, by rotating the coil bobbin in the direction opposite to the winding direction by the drive gear, an empty nozzle for storing the winding start wire end pushed out from the storage wire groove of the coil bobbin is provided, and the empty nozzle is The winding start wire end is wrapped around a terminal of a terminal block in which the core and the coil bobbin are combined so as to be movable in three directions. Winding machine.

By rotating the coil bobbin in the direction opposite to the winding direction with the driving gear, when pushing out the winding start wire end from the storage wire groove of the coil bobbin, the winding start wire end is other than a predetermined position of the storage wire groove. The automatic winding machine according to claim 1, further comprising a cover that prevents the protrusion from protruding from the portion.

A winding nozzle for supplying the wire to a coil bobbin rotatably attached to a core, having a storage groove and a gear for storing a winding start wire end of the wire, and a winding of the wire supplied from the winding nozzle An automatic winding machine including a cut hold for fixing a start line end, a cutter fixed to the cut hold for cutting the winding start line end, and a drive gear that meshes with a gear of the coil bobbin to drive the coil bobbin to rotate. In the above, a wire end hand provided with a claw portion for holding the winding start wire end extruded from the storage groove of the coil bobbin by rotating the coil bobbin in a direction opposite to the winding direction with the driving gear is provided. The wire end hand is provided so as to be movable in three directions, and winds the winding start wire end to a terminal of a terminal block in which the core and the coil bobbin are combined. Automatic winding machine according to claim.