JP3576031B2 - Bin setting processing device, bin setting processing method, and aircraft monitoring system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はビン設定処理装置、方法及び航空機監視システム、特に移動体の移動状態に適切なビンの形状、サイズの決定に関する。
【0002】
【従来の技術】
管制塔などに設置される航空機監視システムでは、レーダを所定の時間間隔でスキャンさせることによって航空機の飛行位置を検出し、その検出位置を表示板に表示することによって航空機の飛行状況を常時監視している。そして、いずれかの航空機が飛行禁止区域に入った場合は警報を発している。従来では、この警報処理を追尾処理に連動させて行っている。
【0003】
一般に、航空機監視システムに搭載されている追尾処理装置は、レーダにより検出された飛行位置を航空機毎につなげることで航跡を得る。ただ、実際には、完全に除去しきれない測定誤差等が検出値には含まれるので、検出値による航跡を平滑化する必要がある。この平滑化を行うための一手法として最小二乗法を用いている。最小二乗法では、過去数回分の航空機の検出した飛行位置に基づいて航跡を求めている。そして、次のスキャン時には、求めた航跡の線上に航空機が現れるものと予測することができる。よって、飛行位置の予測精度を向上させることは、航跡の精度を向上させることと同義であるといえる。飛行速度等を参照することで一応ピンポイントで1スキャン先における時点での飛行位置を予測することができる。ただ、実際には、測定誤差やドリフトの発生等飛行状態の突然の変化が発生したときでも航空機の追尾ができるようにピンポイントで求めた予測飛行位置を基準に、ある程度の出現範囲を設定する。この出現範囲を「ビン」と呼んでいる。追尾では、航空機を確実に検出しなければならないため測定誤差等を考慮するとビンのサイズを必要以上に小さくすることはできない。従来における追尾処理装置では、直進か旋回かでビンのサイズを決めていたり、飛行性能に応じてビンの形状を設定している。なお、追尾処理では、次のスキャン時における飛行位置を検出するためにビンを設定し、そのビンの領域内に現れた航空機を航跡を求めている対象の航空機であると認定している。
【0004】
次のスキャン時におけるビンが設定されると、そのビンと飛行禁止区域との重なりを調べる。飛行禁止区域というのは、実際には飛行可能でも規約等により飛行してはいけないとされる侵入禁止領域と、他の航空機のビンと重なった区域との総称である。航空機監視システムは、各航空機に設定したビンが飛行禁止区域と重なっている場合には、侵入禁止領域に侵入するおそれがある旨又は航空機同士が衝突するおそれがある旨の警報を発する。
【0005】
ところで、航空機の飛行を監視するうえでは、1スキャン先という短時間先のみならず数スキャン先という長時間先の飛行位置の予測が精度よく行えるようになることが望まれる。長時間先の飛行位置の予測は、単純に1スキャン先の予測を連ねることによって可能なようにも思われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、1スキャン先の航跡の予測誤差が大きいと結果的に大きいビンを設定しなければならないため、次のスキャンでは更に大きなビンを設定しなければならなくなる。このように先に行くに連れてビンサイズが累積的に大きくなってしまうと、ビンと飛行禁止区域とが重なる可能性が高くなり、誤警報を出す回数が多くなってしまう。追尾では、1スキャン(短時間)先の飛行位置を検出できればよいので、多少の誤差を見越したやや広めのビンのサイズや形状を設定しても差し支えない。しかし、数スキャン(長時間)先における飛行位置を予測し、その予測飛行位置に基づきビンを設定し、ビンの重なり具合によって警報を出すような監視を行う場合に、この追尾の航跡予測に関する技術をそのまま利用していたのでは、上記の通りビンサイズが必要以上に大きくなってしまい、誤警報が発せられる可能性が高くなり、実質的に無意味となってしまう。
【0007】
本発明は以上のような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、移動体の移動状態に応じて適切なビンを設定することのできるビン設定処理装置及びその方法を提供することにある。
【0008】
また、移動体が航空機である場合に、飛行状態に応じて適切なビン形状を設定することによって誤警報の回数を減らすことのできる航空機監視システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、本発明に係るビン設定処理装置は、レーダを所定の時間間隔でスキャンさせることによって移動体の移動位置を検出する機能を有するシステムにおいて、検出した移動位置情報に基づいて予測を行うスキャン時における移動体の移動位置を算出する移動位置予測処理手段と、予測を行うより前のスキャン時における移動体の予測移動位置と当該スキャン時において検出した当該移動体の検出移動位置とを比較することによって誤差の評価を行い、その評価の結果と前記移動位置予測処理手段が予測した移動位置に基づき予測を行うスキャン時における移動体の出現範囲であるビンを決定するビン決定処理手段とを有し、前記ビン決定処理手段は、前記予測移動位置と前記検出移動位置との誤差の種類及び大きさに応じてビンの形状及び大きさを決定するものである。
【0010】
また、前記ビン決定処理手段は、評価の対象として、前記レーダの測定誤差、移動体の検出移動位置、移動体の予測移動位置の精度、針路誤差及び速度誤差の少なくともいずれかの情報を用いるものである。
【0011】
また、前記ビン決定処理手段は、予測した進行方向に対して、評価の結果に基づき認識される予測移動位置から針路がずれる可能性が高くなる側の領域が大きくなるようにビンを設定するものである。
【0012】
更に、前記移動体は、航空機であるものとする。
【0013】
また、本発明に係るビン設定処理方法は、レーダを所定の時間間隔でスキャンさせることによって移動体の移動位置を検出する機能を有するシステムにおいて、検出した移動位置情報に基づいて予測を行うスキャン時における移動体の移動位置を算出する移動位置予測処理ステップと、予測を行うより前のスキャン時における移動体の予測移動位置と当該スキャン時において検出した当該移動体の検出移動位置とを比較することによって誤差の評価を行い、その評価の結果と前記移動位置予測処理ステップにおいて予測した移動位置に基づき予測を行うスキャン時における移動体の出現範囲であるビンを決定するビン決定処理ステップとを有し、前記ビン決定処理ステップは、前記予測移動位置と前記検出移動位置との誤差の種類及び大きさに応じてビンの形状及び大きさを決定するものである。
【0014】
また、前記ビン決定処理ステップは、評価の対象として、前記レーダの測定誤差、移動体の検出移動位置、移動体の予測移動位置の精度、針路誤差及び速度誤差の少なくともいずれかの情報を用いるものである。
【0015】
また、前記ビン決定処理ステップは、予測した進行方向に対して、評価の結果に基づき認識される予測移動位置から針路がずれる可能性が高くなる側の領域が大きくなるようにビンを設定するものである。
【0016】
更に、前記移動体は、航空機であるものとする。
【0017】
また、本発明に係る航空機監視システムは、レーダを所定の時間間隔でスキャンさせることによって航空機の飛行位置を検出し、その飛行位置を画面上に表示することによって航空機の飛行状況の監視を行う航空機監視システムにおいて、検出した移動位置情報に基づいて予測を行うスキャン時における移動体の移動位置を算出する移動位置予測処理手段と、予測を行うより前のスキャン時における移動体の予測移動位置と当該スキャン時において検出した当該移動体の検出移動位置とを比較することによって誤差の評価を行い、その評価の結果と前記移動位置予測処理手段が予測した移動位置に基づき予測を行うスキャン時における移動体の出現範囲であるビンを決定するビン決定処理手段と、前記ビン設定処理手段が設定したビンと航空機が飛行してはならない飛行禁止区域とを比較し、航空機が飛行禁止区域に侵入するおそれがあるときには警報情報を生成する監視処理手段と、前記監視処理手段が生成した警報情報に基づいて警報を発する警報処理手段とを有し、前記ビン決定処理手段は、前記予測移動位置と前記検出移動位置との誤差の種類及び大きさに応じてビンの形状及び大きさを決定するものである。
【0018】
また、前記監視処理手段は、前記ビン設定処理手段が設定したビンが侵入禁止領域と重なる場合には侵入警報情報を生成し、前記ビン設定処理手段が設定したビンが同一スキャン時における他の航空機のために前記ビン設定処理手段が設定したビンと重なる場合には衝突警報情報を生成するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
【0020】
図1は、本発明に係る航空機監視システムの一実施の形態を示した全体構成図である。この航空機監視システムは、一般に航空管制で使用されるシステムである。図1には、レーダセンサ1、目標検出装置2、追尾処理装置3、表示装置4、ビン設定処理装置5、監視処理装置6及び警報処理装置7が示されている。このうちレーダセンサ1、目標検出装置2、追尾処理装置3及び表示装置4は、追尾を行うために従来から設けられている装置である。航空機の追尾は、レーダにより航空機の飛行位置を検出し、検出した航空機の便を判別し、飛行位置を表示することで行う。レーダが所定の時間間隔、例えば4秒単位で1回転することでスキャンを行う場合、各航空機の飛行位置は4秒毎に更新されることになる。そして、レーダが次のスキャンを行う4秒の間にビンを設定して追尾の準備をする。レーダセンサ1及び目標検出装置2は、追尾する際に航空機の飛行位置を検出するために用いられる。追尾処理装置3には、追尾処理部8、相関処理部9及び表示処理部10が設けられている。追尾処理部8は、時系列に取り込まれる検出された航空機の飛行位置に基づき各航空機の軌跡を求める。相関処理部9は、フライトスケジュールに関するデータベースを参照することによって検出した航空機の種別(便名)を判別する。表示処理部10は、各航空機の飛行位置を表示するための表示データを生成する。表示装置4は、表示処理部10が生成した表示用データに基づき航空機の飛行位置を所定の表示装置に表示する。
【0021】
本実施の形態における航空機監視システムは、ビン設定処理装置5、監視処理装置6及び警報処理装置7を新たに設けたことを特徴としている。本実施の形態では、追尾のためでなく航跡の予測に基づきビンを設定し、その設定したビンの位置によって航空機の飛行状況を監視し、事故の発生等を未然に防ぐためにこれらの装置を設けた。
【0022】
ビン設定処理装置5は、数スキャン先の時間までの航跡の予測を行い、予測した各スキャン時におけるビンを設定するための手段であり、検出した航空機の飛行位置情報に基づいて例えば最小二乗法などにより計算で航跡を予測し、そして飛行位置を予測する飛行位置予測処理部11と、飛行位置予測処理部11が生成した予測飛行位置等を含む航跡予測情報及び測定誤差等の誤差情報に基づいて予測を行うスキャン時におけるビンを設定するビン決定処理部12と、航跡予測情報を含むビン設定情報を格納するビン設定情報データベース13とを有している。
【0023】
監視処理装置6は、ビン設定処理装置5が生成したビン設定情報に基づき各航空機の飛行状況を監視する。そして、航空機の侵入禁止領域への侵入及び航空機同士の衝突の事故等を未然に回避するために各航空機に設定されたビンと飛行禁止区域との重なりの有無を判定し、重なりがあると判定したときには警報情報を生成する。警報処理装置7は、監視処理装置6が生成した警報情報に従い警報を発する。なお、各航空機の検出した飛行位置に基づき各航空機の飛行状況を監視し、必要に応じて警報を出す監視処理は従来から行っているが、本実施の形態における監視処理装置6及び警報処理装置7は、本実施の形態において特徴的な構成要素であるビン設定処理装置5が予測設定したビンの重なり具合に基づき警報情報を生成し出力するという特徴的な処理を行うので、本実施の形態ではこの特徴的な処理のみを説明し、従来からある監視処理については説明をしない。
【0024】
ところで、航跡を正確に予測するための一つの要因として、航空機の飛行位置を正確に検出することがあげられるが、実際には、測定誤差等の誤差を完全に取り除くことはできない。過去の検出において誤差が大きければ、従来の追尾の技術と同様にある程度の大きさを持つビンを設定しなければならない。しかし、誤差が小さければ、飛行位置の予測を高精度に行うことができていると判断できるのでビンを小さくすることが可能となる。また、過去の検出実績を分析することによって、予測飛行位置に対する実際に検出した飛行位置との誤差の現れる方向がある程度決まってくると考えられる。例えば、過去の実績から航空機が右旋回中であると判断した場合、次のスキャン時において航空機はそのまま右旋回を続け、あるいは針路を直進に変更して飛行をすると想定でき、いきなり左旋回を始めるとは考えられない。従って、予測したピンポイントの飛行位置に対して進行方向を中心とした線対称ではなく誤差が生じる方向、すなわち実際の検出飛行位置のずれる可能性が高くなる側(この場合右旋回側)の領域が大きくなるようにビンを設定することが適切であると考えられる。
【0025】
そこで、本実施の形態では、航空機の飛行状態や過去の検出飛行位置情報に基づき飛行位置の検出の度に誤差の評価を行い、その誤差の種類や各誤差の大きさに応じてビンの設定を行うようにしたことを特徴としている。これにより、検出した飛行状態に適切なビンを設定することができる。つまり、例えば誤差の値が小さいときには小さいサイズのビンを設定できるようになり、また、飛行状態に応じたビン形状を設定することができるので、長時間先の飛行位置を予測する場合でもその長時間先におけるビンサイズが無用に大きくなることを防止することができる。このため、誤警報の発生回数を削減することができる。
【0026】
ここで、本実施の形態において設定するビンの形状について説明する。本実施の形態では、誤差の種類や値によって設定するビン形状を、矢じり形状、2レンジ2アジマス形状、円形状及び矩形形状の4種類用意した。もちろん、設定するビン形状はこれに限定されるものではない。
【0027】
図2は、矢じり形状のビンの例を示した図である。図2において、Xi(i=m−3〜m)は、検出した飛行位置、Qは予測する1スキャン先の飛行位置である。矢じり形状のビンは、予測位置Qを基準に進行方向に対する加速レンジ範囲RAと減速レンジ範囲RD、更に予測対象とするスキャン直前のスキャン時における検出位置Xmを中心としたアジマス範囲AL,ARで作られる4点を結ぶことで生成される。この形状内において1スキャン先における実際の飛行位置を捉えることになる。各範囲RA,RD,AL,ARは、速度変化、針路変化、予測位置と検出位置との誤差及び過去数スキャンの検出位置の標準誤差を判定して決定される。矢じり形状のビンは、検出位置Xの信頼性が高く、針路誤差と速度誤差のいずれかが大きいときに有効となる。なお、針路誤差は、座標データで表される各飛行位置における針路の標準偏差をサンプリング数の二乗根で除算することによって得られる標準誤差であり、最新のスキャン時における飛行位置に対するその他の各飛行位置における針路変化の標準誤差ということができる。針路誤差は旋回中を示し、値が大きければより針路の変化が大きい、すなわちより大きな旋回をしていることになる。また、速度誤差は、直前の飛行位置との距離を時間間隔で除算して求めた各飛行位置における速度の標準偏差をサンプリング数の二乗根で除算することによって得られる標準誤差であり、最新のスキャン時における飛行位置に対するその他の各飛行位置における速度変化の標準誤差ということができる。速度誤差は加速中又は減速中を示し、値が大きければその程度(速度の変化)がきついことを示すことになる。なお、この図2で用いた記号は、他のビン形状を説明する他の図においても同様に用いている。
【0028】
図3は、2レンジ2アジマス形状のビンの例を示した図である。2レンジ2アジマス形状のビンは、予測位置Qを包含するように予測対象とするスキャン直前のスキャン時における検出位置Xmを中心にした加速レンジ範囲RAと減速レンジ範囲RD、アジマス範囲AL,ARの2レンジ2アジマス形状で生成される。この形状内において1スキャン先における実際の飛行位置を捉えることになる。各範囲RA,RD,AL,ARは、速度変化、針路変化、予測位置と検出位置との誤差及び過去数スキャンの検出位置の標準誤差を判定して決定される。2レンジ2アジマス形状のビンは、検出位置Xの信頼性が高く、検出位置の針路誤差と速度誤差が共に大きいときに有効となる。
【0029】
図4は、円形状のビンの例を示した図である。円形状のビンは、予測位置Qを中心とした半径Lの円で生成される。この形状内において1スキャン先における実際の飛行位置を捉えることになる。半径Lは、予測位置と検出位置との誤差及び過去数スキャンの検出位置の標準誤差を判定して決定される。円形状のビンは、検出位置Xの信頼性が低く、誤差の分布が決まらない、すなわち予測飛行位置に対して誤差が現れるであろう方向が全方位に及ぶと想定される場合に有効となる。
【0030】
図5は、矩形形状のビンの例を示した図である。矩形形状のビンは、予測位置Qを基準に進行方向に対して縦Vと横Hの矩形形状で生成される。この形状内において1スキャン先における実際の飛行位置を捉えることになる。縦Vと横Hは、予測位置と検出位置との誤差及び過去数スキャンの検出位置の標準誤差を判定して決定される。矩形形状のビンは、検出位置Xの信頼性の高低に関係なく測定誤差が大きい場合に有効となる。測定誤差というのは、レーダによる測定誤差のことをいい、アジマス誤差及びレンジ誤差により表される。アジマス誤差はレーダのアジマス方向に対する誤差であり、レンジ誤差はレーダのレンジ方向の誤差である。測定誤差が大きくなるのは、検出位置が周期的に変動(ジグザグ変動)しているときであり、例えば航空機がレーダに向かって飛行している場合に矩形形状のビンが有効となる。
【0031】
例えば、2レンジ2アジマス形状のビンの場合、レンジ範囲RAとRD、アジマス範囲ALとARの各値は、誤差の評価を行った結果に基づきそれぞれ算出されるので、RAとRDの値,ALとARの値は、それぞれ同値となるとは限らず、加速中であればRA≧RD、右旋回中であればAL≦ARと算出されることになる。
【0032】
なお、ビンサイズを決定するための算出式を各図に示したが、この算出式はこの例に限られたものではない。また、算出式に示した各種パラメータ値は、加減速、直進、旋回等の飛行状態や飛行位置(空港近傍、海上等)、飛行速度、レーダ種別等の各種条件を考慮して設定する。また、各種パラメータ値は、固定値というわけではなく前述した条件や予測対象とする時間先(nスキャン先)によって変動する。
【0033】
次に、本実施の形態におけるビン設定処理装置5が行うビン設定処理について図6に示したフローチャートを用いて説明する。
【0034】
本実施の形態では、nスキャン(長時間)先のビンを設定しようとする場合、1スキャン先,2スキャン先,・・・と、現在の航空機の検出位置から順次時間を延ばしながら目的とするnスキャン先のビンを設定することになる。本実施の形態では、n=3の場合を例にして説明するが、この場合でもn=1のビンから順次設定することになる。
【0035】
まず、スキャン先nを1とする(ステップ101)。飛行位置予測処理部11は、実際に検出した飛行位置と当該スキャン時における予測飛行位置とを比較するなどして航跡を予測し、飛行速度等を参考に1スキャン先における予測飛行位置を算出する(ステップ102)。本実施の形態における飛行位置予測処理部11は、検出飛行位置と予測飛行位置との比較を行うなど過去の検出実績に基づく誤差の評価を行い、その誤差の大きさに応じて航跡予測のための最小二乗法による計算に用いるサンプリング数が適切な値となるように設定するので、より飛行位置の予測の精度を向上することができる。ここで算出した飛行位置は、図2乃至図5に示した予測位置Qに相当する。
【0036】
次に、ビン決定処理部12は、測定誤差が所定の基準値1より大きければ、矩形形状のビンに決定する(ステップ103,104)。測定誤差は、レーダの特性により特定されるので、測定誤差と比較する基準値1は、飛行位置を検出するのに現在用いているレーダに応じた閾値を設定する。矩形形状のビンと決定すれば、図5に示した算出式に基づいてビンサイズを決定する(ステップ105)。
【0037】
測定誤差が基準値1より小さいとき、検出誤差を算出する(ステップ106)。検出誤差は、次のようにして求める。まず、1スキャン先のビン設定の場合、ビン決定処理部12は、実際に飛行位置を検出したことにより得られた飛行位置情報のうち最新のスキャン時において検出した飛行位置と、そのスキャン時における予測飛行位置との誤差Edを算出する。計算に必要なデータは、追尾処理装置3から適宜取り出す。各飛行位置は、座標データで表されているので、各飛行位置の距離を求めることで誤差を得ることができる。図7(a)には、直前のスキャン時における予測した飛行位置B1に対して検出した飛行位置A1が多少ずれている例が示されている。続いて、過去数スキャンの検出位置の標準誤差Esを求める。過去数スキャンというのは、標準誤差Esの算出に用いる検出した飛行位置のサンプリング数であり、これは、システム固有の値を設定してもよいし、航跡の予測に用いたサンプリング数と同じ値を設定してもよい。本実施の形態では後者の方法を採用している。
【0038】
例えば、サンプリング数が3と設定されていた場合、直前のスキャンで検出した飛行位置から3つ前までのスキャンで検出した飛行位置、つまり飛行位置A1,A2,A3の各飛行位置情報を用いて標準偏差を求め、それをサンプリング数の2乗根で除算することで標準誤差を求める。この値に対して直前のスキャン時における飛行位置A1に対する他の飛行位置A2,A3の相対的な誤差とみなすような補正をし、更に飛行速度等の成分を考慮した補正を行うことで標準誤差Esを求める。なお、上記誤差Edと標準誤差Esを求める処理は、どちらを先に行ってもよいし、同時並行して行ってもよい。
【0039】
そして、上記各処理で求めた誤差Edに差分誤差パラメータaを、標準誤差Esに標準誤差パラメータbをそれぞれ乗算した後に加算して総括誤差Eを算出する。各誤差パラメータa,bによって各誤差Ed,Esのバランス調整を行う。この総括誤差が検出誤差に相当する。なお、総括誤差の算出方法及び算出した総括誤差に基づきサンプリング数を調整する方法、更には前述した航跡を予測する方法に関しては、同一出願人により同日に出願された発明(発明の名称「航跡予測処理装置、航跡予測処理方法及び航空機監視システム」)に記載した方法を利用することが効果的である。
【0040】
検出誤差が大きいということは、実際の航空機の検出された飛行位置が過去の航跡予測処理において予測した航跡から大きく外れているということなので、過去の予測の精度が高くなかったと判断することができる。つまり、1スキャン先の予測時においても予測した飛行位置に航空機が飛行している確率も比較的低いということである。従って、算出した検出誤差が所定の基準値2より大きければ、飛行位置の予測精度が低いと判断して円形状のビンに決定する(ステップ107,108)。検出誤差と比較する基準値2は、使用しているレーダの測定精度などの要因を考慮して適宜変更しながら設定する。円形状のビンと決定すれば、図4に示した算出式に基づいてビンサイズを決定する(ステップ109)。
【0041】
検出誤差が基準値2より小さいとき、針路誤差と速度誤差を算出する(ステップ110)。針路誤差と速度誤差の求め方は、図2に示した矢じり形状のビンの説明時において説明済みである。ここで、針路誤差が所定の基準値3より大きく、かつ速度誤差が所定の基準値4より大きければ、2レンジ2アジマス形状のビンに決定する(ステップ111,112)。各基準値3,4は、加減速、直進、旋回等の飛行状態や飛行位置(空港近傍、海上等)、飛行速度、レーダ種別等の各種条件を考慮して設定する。2レンジ2アジマス形状のビンと決定すれば、図3に示した算出式に基づいてビンサイズを決定する(ステップ113)。
【0042】
一方、針路誤差と速度誤差の少なくとも一方が所定の基準値3又は4より大きくなければ、矢じり形状のビンに決定する(ステップ111,114)。矢じり形状のビンと決定すれば、図2に示した算出式に基づいてビンサイズを決定する(ステップ115)。
【0043】
以上のようにして、1スキャン先におけるビンを設定すると、ビンの形状、ビンサイズ、ビンサイズの算出に用いた各種パラメータ値など上記ビン設定の際に得られた各種データをビン設定情報としてビン設定情報データベース13に格納する(ステップ116)。この際、ステップ102において飛行位置を予測する際に得た航跡に関する航跡予測情報をビン設定情報に含める。
【0044】
本実施の形態では、3スキャン先の飛行位置まで予測することになっているので、次に2スキャン先におけるビンの設定を行う処理に移る(ステップ117,118)。
【0045】
ステップ102に戻り、飛行位置予測処理部11は、2スキャン先における予測飛行位置を算出する(ステップ102)。予測飛行位置を算出するには、直前のスキャンの飛行位置情報を参考にするので、2スキャン先の飛行位置を予測する場合には、1スキャン先の飛行位置情報を用いることになる。但し、1スキャン先の飛行位置は実際にはまだ検出されていない。このように、将来における飛行位置情報を用いる必要がある場合、将来のスキャン時における各予測飛行位置を検出飛行位置とみなして2以降先のスキャン時における飛行位置を予測することになる。
【0046】
長時間先の航跡を予測する場合、予測する時間が先に延びるほど航跡の予測精度は低下すると考えられるが、本実施の形態における飛行位置予測処理部11は、予測する先の時間を延ばすに連れて航跡予測の計算に用いるサンプリング数を増やすようにしたので、予測精度の低下を極力抑えることができる。このサンプリング数を1スキャン先に延ばす度に1ずつ増やす例の概念図を図8に示す。
【0047】
次に、ビン決定処理部12は、測定誤差が所定の基準値1より大きければ、矩形形状のビンに決定し(ステップ103,104)、図5に示した算出式に基づいてビンサイズを決定する(ステップ105)。測定誤差が基準値1より小さいとき、検出誤差を算出する(ステップ106)。検出誤差の算出方法は、1スキャン先のビン設定時と同様の方法でよい。但し、予測対象が2以降先のスキャンの場合、直前のスキャン時における検出飛行位置データは存在しないので、飛行位置の予測処理と同様に、1スキャン時のステップ102で求めた予測飛行位置を検出飛行位置とみなして検出誤差を求める。例えば、サンプリング数が3の場合、図7(b)に示したように、直前の予測飛行位置Q1と検出した飛行位置A1,A2を用いることになる。
【0048】
以降の各処理(ステップ107〜116)については、1スキャン先のビン設定処理と同じなので説明を省略する。次に、3スキャン先の飛行位置の予測を行うが、この処理は2スキャン先におけるビン設定処理と同じなので説明を省略する。
【0049】
ビン設定処理において1スキャン先のときと2以降先のときとで異なるのは、前述した予測飛行位置を検出飛行位置とみなす点と、ビン形状の決定やビンサイズの算出に用いる基準値と各種パラメータ値が異なる程度である。基準値等が異なってくるのは、2以降先のスキャン時においては、予測飛行位置を検出飛行位置とみなして計算を行うからである。すなわち、予測による不確かなデータ(予測飛行位置情報)に基づきビンの設定を行うので、誤差が多少増えることを想定しなければならない。従って、この誤差を見越した基準値等を設定することになる。誤差が大きくなることにより、結果として予測する時間が1スキャン先から先に延びるに連れてビンサイズが順次大きくなると考えられる。しかし、本実施の形態においては、将来における飛行位置を精度よく予測することができるので、初期(1スキャン先)のビンサイズを従来に比べて小さく設定することができ、そのビンから更に先の時間において設定するビンも従来と比べると相対的に小さくすることができる。以上のようにして設定した2レンジ2アジマス形状のビンの例を図9に示す。なお、本実施の形態においては、各スキャン先において最適と思われるビンの形状及びサイズが設定されるので、ある航空機の各スキャン先において設定されるビン形状が常に同一となるとは限らないことは、上記処理の説明からも明らかである。
【0050】
以上のようにして将来における各スキャン時のビンの設定を行うと、監視処理装置6は、ビン設定処理装置5によって各航空機のビンが設定されると、各スキャン時における各航空機のビンと飛行禁止区域に基づいて衝突の回避等のために必要に応じて警報情報を生成する処理を行う。この監視処理を図10に示したフローチャートを用いて説明する。
【0051】
監視処理装置6は、ビン設定処理装置5から送られてくるビン設定情報を受け取る(ステップ201)。なお、図10における「予測位置」というのは、各航空機の飛行位置(ピンポイント)ではなくビンの設定範囲のことをいう。
【0052】
以降の処理において警報情報の生成を行う。まず、各航空機に対して予測した各スキャン時における予測位置が侵入禁止領域と重なっていないかを判断する(ステップ202)。比較する各情報は、座標データとして表すことができるので、重なっているか否かの判断を容易に行うことができる。追って行う重なっているか否かの判断処理においても同様である。ここで、重なっていると判断した場合は、該当するスキャン時において該当する航空機が侵入禁止領域に侵入するおそれがあると判断することができるので、監視処理装置6はその旨を表す侵入警報を設定し、侵入警報情報を生成する(ステップ203)。侵入警報情報には、どの航空機(便)がいつ侵入禁止領域のどの位置に侵入するおそれがあるかについての情報が設定される。また、全予測位置とも侵入禁止領域に侵入するおそれがないときには、侵入警報が設定されていればそれを解除する(ステップ204,205)。このようにして、侵入禁止領域への侵入監視処理を行う。
【0053】
続いて、監視処理装置6は、各航空機において予測した各スキャン時における予測位置が同一スキャン時において重なっていないかを判断する(ステップ206)。航空機同士の同一スキャン時における予測位置が重なっているときには、当該スキャン時において衝突するおそれがあると判断することができるので、監視処理装置6はその旨を表す衝突警報を設定し、衝突警報情報を生成する(ステップ207)。衝突警報情報には、どの航空機(便)がいつどこで衝突するおそれがあるかについての情報が設定される。また、衝突するおそれがないときには、衝突警報が設定されていればそれを解除する(ステップ208,209)。このようにして、衝突監視処理を行う。
【0054】
なお、本実施の形態では、特徴的な長時間(nスキャン)先のビンの設定を説明するために、ビン設定処理装置5がnスキャン先までのビンを設定した後に監視処理装置6が監視処理を行うような説明としたが、リアルタイム性を追求するためにビン設定処理装置5が1スキャン分のビンを設定する度に監視処理装置6が監視処理を行うようにしてもよい。
【0055】
警報処理装置7が行う警報処理は、図11のフローチャートに示したように、監視処理装置6によって侵入警報が設定されていれば、侵入警報を出力し(ステップ301,302)、設定されていた侵入警報が解除されれば、侵入警報の出力を停止する(ステップ303,304)。また、監視処理装置6によって衝突警報が設定されていれば、衝突警報を出力し(ステップ305,306)、設定されていた衝突警報が解除されれば、衝突警報の出力を停止する(ステップ307,308)。
【0056】
本実施の形態によれば、航空機の飛行状態に基づく誤差を評価して、その評価の結果に基づきビンの形状及び大きさを決定するようにしたので、飛行状態に応じた適切な形状及び大きさのビンを設定することができる。つまり、将来において予測するビンサイズを極力小さくすることができる。本実施の形態では、1スキャン先のために設定したビンに基づき2スキャン先、3スキャン先と長時間先におけるビンを設定するが、短時間(1スキャン)先におけるビンを可能な限り小さくできるようにしたので、短時間先の予測の積み重ねにより得られる長時間(nスキャン)先におけるビンのサイズが無用に大きくなることから防止することができる。これにより、設定したビンが飛行禁止区域と不当に重なる率が抑えられるので、誤警報の回数を減らすことができる。
【0057】
このように、長時間先のビンを精度よく設定することが可能になると次のような効果がある。通常、衝突の回避等をするための処理の流れとして、飛行位置を予測し、ビンの重なりを調べ、衝突する可能性がある場合には該当する航空機に連絡する。航空機の操縦士は、その連絡に応じて衝突を回避するよう航路の変更を行う。例えば、この一連の処理に12秒かかるとすると、予測を行う間隔(1スキャン)を4秒とした場合、1スキャン先のみを精度よく予測してもこの衝突を回避することはできない。つまり、3スキャン先のビンを精度よく設定する必要がある。本実施の形態によれば、長時間先のビンを適切な形状及び大きさで高精度の設定することができるので、前述したように誤警報の回数を減らすことができる。
【0058】
なお、本実施の形態は、将来の各スキャン時における航跡の予測を行い、ビンを設定することを特徴としており、追尾に対しては言及していない。ただ、本実施の形態における1スキャン先のビン設定処理に着目すれば、本実施の形態における特徴的なビン設定処理を追尾処理にも応用することができ、これにより、追尾処理においてもビンを適切な形状及びサイズに設定できるという効果を奏することができる。
【0059】
また、本実施の形態では、移動体として航空機を想定した航空機監視システムを例にして説明したが、本実施の形態におけるビン設定処理装置5は、他の移動体、例えば鳥や船舶などの移動位置を予測するシステムにも適用することができる。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、航空機の加減速、直進、旋回等の移動状態、移動位置などの情報に基づき誤差の評価を行い、その評価の結果を分析することで適切な形状及び大きさのビンを設定することができる。
【0061】
また、予測した進行方向に対して予測移動位置から針路がずれる可能性が高くなる側の領域を大きくとるようにビンを設定するようにした。すなわち、移動体の移動方向とその誤差を評価して、予測移動位置に対して適切な位置にビンを設定するようにしたので、小さなビンを設定した場合でも移動体を確実に捉えることができる。
【0062】
また、最適な形状及びサイズのビンを設定することができるので、誤警報の発生回数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る航空機監視システムの一実施の形態を示した全体構成図である。
【図2】本実施の形態において設定する矢じり形状のビンとその大きさの算出方法を示した図である。
【図3】本実施の形態において設定する2レンジ2アジマス形状のビンとその大きさの算出方法を示した図である。
【図4】本実施の形態において設定する円形状のビンとその大きさの算出方法を示した図である。
【図5】本実施の形態において設定する矩形形状のビンとその大きさの算出方法を示した図である。
【図6】本実施の形態におけるビン設定処理を示したフローチャートである。
【図7】本実施の形態において予測した飛行位置と検出した飛行位置との位置関係を示した概念図である。
【図8】本実施の形態におけるサンプリング数の調整方法について説明するための図である。
【図9】本実施の形態において3スキャン先まで設定したビンの例を示した図である。
【図10】本実施の形態における監視処理を示したフローチャートである。
【図11】本実施の形態における警報処理を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 レーダセンサ、2 目標検出装置、3 追尾処理装置、4 表示装置、5ビン設定処理装置、6 監視処理装置、7 警報処理装置、8 追尾処理部、9 相関処理部、10 表示処理部、11 飛行位置予測処理部、12 ビン決定処理部、13 ビン設定情報データベース。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a bin setting processing apparatus, method, and aircraft monitoring system, and particularly to determination of a bin shape and size appropriate for a moving state of a moving object.
[0002]
[Prior art]
An aircraft monitoring system installed in a control tower or the like detects the flight position of the aircraft by scanning the radar at predetermined time intervals, and constantly monitors the flight status of the aircraft by displaying the detected position on the display board. ing. If any of the aircraft enters the no-fly zone, a warning is issued. Conventionally, this alarm processing is performed in conjunction with the tracking processing.
[0003]
Generally, a tracking processing device mounted on an aircraft monitoring system obtains a wake by connecting flight positions detected by radar for each aircraft. However, actually, since the detected value includes a measurement error or the like that cannot be completely removed, it is necessary to smooth the wake by the detected value. The least-squares method is used as one method for performing this smoothing. In the least-squares method, a wake is obtained based on flight positions detected by aircraft in the past several times. Then, at the time of the next scan, it can be predicted that the aircraft will appear on the line of the obtained wake. Therefore, it can be said that improving the accuracy of the prediction of the flight position is equivalent to improving the accuracy of the wake. By referring to the flight speed and the like, it is possible to predict the flight position at a point one scan ahead at a pinpoint. However, actually, a certain degree of appearance range is set based on the predicted flight position obtained by pinpointing so that the aircraft can be tracked even when a sudden change in the flight state such as measurement error or drift occurs. . This range of appearance is called a “bin”. In tracking, the aircraft must be reliably detected, so that the size of the bin cannot be made smaller than necessary in consideration of measurement errors and the like. In the conventional tracking processing device, the size of the bin is determined by going straight or turning, or the shape of the bin is set according to the flight performance. In the tracking processing, a bin is set to detect a flight position at the time of the next scan, and an aircraft appearing in the area of the bin is identified as an aircraft to be tracked.
[0004]
When a bin is set for the next scan, an overlap between the bin and the no-fly zone is checked. The no-fly zone is a general term for an intrusion-prohibited area that is actually allowed to fly but must not fly according to regulations, etc., and an area that overlaps the bin of another aircraft. When the bin set for each aircraft overlaps the no-fly zone, the aircraft monitoring system issues a warning that there is a risk that the aircraft may enter the no-fly zone or that aircraft may collide with each other.
[0005]
By the way, in monitoring the flight of an aircraft, it is desired to be able to accurately predict the flight position not only in a short time of one scan but also in a long time of several scans. It seems that the prediction of the flight position ahead of a long time is possible by simply linking the prediction one scan ahead.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, if the prediction error of the wake of one scan is large, a large bin must be set as a result, so that a larger bin must be set in the next scan. If the bin size is cumulatively increased as it goes ahead in this way, the possibility that the bin and the no-fly zone overlap will increase, and the number of false alarms will increase. In tracking, it is only necessary to detect the flight position one scan (for a short time) ahead, so that a slightly larger bin size and shape may be set in anticipation of some errors. However, in the case of predicting the flight position several scans (long time) ahead, setting a bin based on the predicted flight position, and performing monitoring such as issuing an alarm according to the degree of overlap of the bins, this tracking trajectory prediction technology is used. If is used as it is, as described above, the bin size becomes unnecessarily large, and the possibility that a false alarm is issued increases, which is practically meaningless.
[0007]
The present invention has been made to solve the above problems, and an object of the present invention is to provide a bin setting processing device and a bin setting processing device capable of setting an appropriate bin according to the moving state of a moving object. It is in.
[0008]
Another object of the present invention is to provide an aircraft monitoring system capable of reducing the number of false alarms by setting an appropriate bin shape according to a flight state when a moving object is an aircraft.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a bin setting processing device according to the present invention includes a system having a function of detecting a moving position of a moving object by scanning a radar at predetermined time intervals. Moving position prediction processing means for calculating a moving position of the moving object at the time of scanning for performing prediction based on information; a predicted moving position of the moving object at the time of scanning before performing the prediction; and the moving object detected at the time of the scanning An error is evaluated by comparing the detected moving position with the detected moving position, and a bin, which is an appearance range of the moving body at the time of scanning, is determined based on the evaluation result and the moving position predicted by the moving position prediction processing means. Bin determination processing means, wherein the bin determination processing means determines the type of error between the predicted movement position and the detected movement position and It is to determine the shape and size of the bottle according to of come.
[0010]
Further, the bin determination processing means uses, as an evaluation target, information on at least one of the measurement error of the radar, the detected movement position of the moving body, the accuracy of the predicted movement position of the moving body, a course error, and a speed error. It is.
[0011]
Further, the bin determination processing means sets the bin so that an area on the side where the possibility of deviation of the course from the predicted movement position recognized based on the evaluation result is increased with respect to the predicted traveling direction is increased. It is.
[0012]
Further, the moving object is an aircraft.
[0013]
Further, the bin setting processing method according to the present invention, in a system having a function of detecting a moving position of a moving object by scanning a radar at a predetermined time interval, in a scan for performing prediction based on detected moving position information A moving position prediction processing step of calculating a moving position of the moving object in the step (c), and comparing the predicted moving position of the moving object during the scan before performing the prediction with the detected moving position of the moving object detected during the scan And a bin determination processing step of determining a bin that is an appearance range of the moving body at the time of scanning for performing prediction based on the evaluation result and the movement position predicted in the movement position prediction processing step. , The bin determination processing step includes determining a type and a magnitude of an error between the predicted movement position and the detected movement position. It is to determine the shape and size of the bottle according.
[0014]
Further, the bin determination processing step uses information of at least one of a measurement error of the radar, a detected moving position of the moving object, accuracy of a predicted moving position of the moving object, a course error, and a speed error as an evaluation target. It is.
[0015]
Further, the bin determination processing step sets the bin so that an area on the side where the possibility that the course deviates from the predicted movement position recognized based on the evaluation result with respect to the predicted traveling direction becomes large is increased. It is.
[0016]
Further, the moving object is an aircraft.
[0017]
Further, the aircraft monitoring system according to the present invention detects the flight position of the aircraft by scanning the radar at predetermined time intervals, and monitors the flight status of the aircraft by displaying the flight position on the screen. In the monitoring system, a moving position prediction processing means for calculating a moving position of the moving object at the time of scanning for performing prediction based on the detected moving position information, and a predicted moving position of the moving object at the time of scanning before performing the prediction. An error is evaluated by comparing the detected moving position of the moving object detected at the time of scanning, and the moving object at the time of scanning performing prediction based on the result of the evaluation and the moving position predicted by the moving position prediction processing means. Bin determination processing means for determining a bin which is an appearance range of the bin, and the bin set by the bin setting processing means Comparing the no-fly zone with which the aircraft should not fly, and when there is a risk that the aircraft may enter the no-fly zone, monitoring processing means for generating alarm information; and issuing an alarm based on the alarm information generated by the monitoring processing means. Alarm processing means for issuing a warning, wherein the bin determination processing means determines the shape and size of the bin according to the type and size of the error between the predicted movement position and the detected movement position.
[0018]
Further, the monitoring processing means generates intrusion alarm information when the bin set by the bin setting processing means overlaps with the intrusion prohibition area, and when the bin set by the bin setting processing means is in another aircraft during the same scan. For this reason, collision warning information is generated when the bin overlaps the bin set by the bin setting processing means.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a preferred embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0020]
FIG. 1 is an overall configuration diagram showing an embodiment of an aircraft monitoring system according to the present invention. This aircraft monitoring system is a system generally used in air traffic control. FIG. 1 shows a
[0021]
The aircraft monitoring system according to the present embodiment is characterized in that a bin setting processing device 5, a monitoring processing device 6, and an alarm processing device 7 are newly provided. In the present embodiment, bins are set based on the prediction of the wake, not for tracking, the flight status of the aircraft is monitored based on the positions of the bins, and these devices are provided in order to prevent accidents and the like from occurring. Was.
[0022]
The bin setting processing device 5 is a means for predicting the wake up to several scan destinations and setting a bin at each predicted scan. For example, based on the detected flight position information of the aircraft, the least square method A flight position prediction processing unit 11 that predicts a wake by calculation and predicts a flight position, based on wake prediction information including a predicted flight position generated by the flight position prediction processing unit 11 and error information such as a measurement error. A bin
[0023]
The monitoring processing device 6 monitors the flight status of each aircraft based on the bin setting information generated by the bin setting processing device 5. Then, it is determined whether or not the bin set for each aircraft overlaps the no-fly zone in order to avoid the invasion of the aircraft into the no-go area and the collision of the aircraft beforehand, and determines that there is an overlap. When this is done, alarm information is generated. The alarm processing device 7 issues an alarm according to the alarm information generated by the monitoring processing device 6. The monitoring processing of monitoring the flight status of each aircraft based on the flight position detected by each aircraft and issuing an alarm as necessary has been conventionally performed. However, the monitoring processing device 6 and the alarm processing device in the present embodiment have been used. 7 performs the characteristic process of generating and outputting the alarm information based on the bin overlap predicted and set by the bin setting processing device 5 which is a characteristic component in the present embodiment. In the following, only the characteristic processing will be described, and the conventional monitoring processing will not be described.
[0024]
By the way, one of the factors for accurately predicting the wake is to accurately detect the flight position of the aircraft, but in reality, errors such as measurement errors cannot be completely removed. If the error is large in the past detection, a bin having a certain size must be set similarly to the conventional tracking technique. However, if the error is small, it can be determined that the prediction of the flight position has been performed with high accuracy, so that the bin can be reduced. By analyzing past detection results, it is considered that the direction in which an error between the predicted flight position and the actually detected flight position appears appears to some extent. For example, if it is determined from the past results that the aircraft is turning right, it can be assumed that the aircraft will continue turning right or change the course to straight ahead during the next scan, and suddenly turn left. I don't think it will start. Therefore, it is not a line symmetry centering on the traveling direction with respect to the predicted pinpoint flight position, but a direction in which an error occurs, that is, a side where the possibility of deviation of the actual detected flight position increases (in this case, a right turning side). It may be appropriate to set the bins so that the area is large.
[0025]
Therefore, in the present embodiment, an error is evaluated each time a flight position is detected based on the flight status of the aircraft and past detected flight position information, and bin setting is performed in accordance with the type of the error and the size of each error. Is performed. This makes it possible to set an appropriate bin for the detected flight state. In other words, for example, when the value of the error is small, a small-sized bin can be set, and a bin shape can be set according to the flight condition. It is possible to prevent the bin size at the time point from becoming unnecessarily large. For this reason, the number of occurrences of false alarms can be reduced.
[0026]
Here, the shape of the bin set in the present embodiment will be described. In the present embodiment, four types of bin shapes, which are set according to the type and value of the error, are prepared: arrowhead shape, two-range two-azimuth shape, circular shape, and rectangular shape. Of course, the bin shape to be set is not limited to this.
[0027]
FIG. 2 is a diagram illustrating an example of an arrowhead-shaped bin. In FIG. 2, Xi (i = m−3 to m) is a detected flight position, and Q is a predicted one-scanning flight position. The arrow-shaped bin is formed by an acceleration range range RA and a deceleration range range RD in the traveling direction based on the predicted position Q, and an azimuth range AL and AR around the detection position Xm at the time of the scan immediately before the scan to be predicted. It is generated by connecting the four points. In this shape, the actual flight position one scan ahead is captured. Each of the ranges RA, RD, AL, and AR is determined by determining a speed change, a course change, an error between a predicted position and a detected position, and a standard error of a detected position in past several scans. An arrowhead shaped bin is effective when the detection position X has high reliability and either the course error or the speed error is large. Note that the course error is a standard error obtained by dividing the standard deviation of the course at each flight position represented by the coordinate data by the square root of the sampling number. It can be called the standard error of course change in position. The course error indicates that the vehicle is turning, and a larger value indicates a larger change in the course, that is, a larger turn. The speed error is the standard error obtained by dividing the standard deviation of the speed at each flight position obtained by dividing the distance from the immediately preceding flight position by the time interval by the square root of the sampling number. It can be said that it is the standard error of the speed change at each of the other flight positions with respect to the flight position at the time of scanning. The speed error indicates that the vehicle is accelerating or decelerating, and a large value indicates that the degree (change in speed) is severe. The symbols used in FIG. 2 are similarly used in other drawings for explaining other bin shapes.
[0028]
FIG. 3 is a diagram illustrating an example of a bin having two azimuths and two ranges. The bins of the two ranges and two azimuth shapes are defined by an acceleration range RA, a deceleration range RD, and an azimuth range AL, AR centered on the detection position Xm at the time of the scan immediately before the scan to be predicted to include the predicted position Q. Generated in two ranges, two azimuths. In this shape, the actual flight position one scan ahead is captured. Each of the ranges RA, RD, AL, and AR is determined by determining a speed change, a course change, an error between a predicted position and a detected position, and a standard error of a detected position in past several scans. A bin having two ranges and two azimuth shapes is effective when the detection position X has high reliability and both the course error and the speed error of the detection position are large.
[0029]
FIG. 4 is a diagram illustrating an example of a circular bin. The circular bin is generated as a circle having a radius L centered on the predicted position Q. In this shape, the actual flight position one scan ahead is captured. The radius L is determined by determining the error between the predicted position and the detected position and the standard error of the detected positions in the past several scans. The circular bin is effective when the reliability of the detected position X is low and the distribution of the error is not determined, that is, when it is assumed that the direction in which the error appears with respect to the predicted flight position extends in all directions. .
[0030]
FIG. 5 is a diagram illustrating an example of a rectangular bin. The rectangular bins are generated in a rectangular shape of vertical V and horizontal H with respect to the traveling direction based on the predicted position Q. In this shape, the actual flight position one scan ahead is captured. The height V and the width H are determined by determining the error between the predicted position and the detected position and the standard error of the detected positions in the past several scans. The rectangular bin is effective when the measurement error is large regardless of the reliability of the detection position X. The measurement error refers to a measurement error by a radar, and is represented by an azimuth error and a range error. The azimuth error is an error in the azimuth direction of the radar, and the range error is an error in the range direction of the radar. The measurement error increases when the detection position periodically fluctuates (zigzag fluctuation). For example, when the aircraft is flying toward radar, a rectangular bin is effective.
[0031]
For example, in the case of a bin having two ranges and two azimuth shapes, the values of the range ranges RA and RD and the values of the azimuth ranges AL and AR are calculated based on the result of evaluating the error. The values of AR and AR are not necessarily equal to each other, and are calculated as RA ≧ RD during acceleration and AL ≦ AR during right turn.
[0032]
Although the calculation formula for determining the bin size is shown in each drawing, the calculation formula is not limited to this example. Various parameter values shown in the calculation formula are set in consideration of various conditions such as acceleration / deceleration, straight-ahead traveling, turning, and other flight conditions, flight position (near an airport, at sea, etc.), flight speed, radar type, and the like. Further, the values of various parameters are not fixed values but fluctuate depending on the conditions described above and the time to be predicted (n-scan destination).
[0033]
Next, a bin setting process performed by the bin setting processing device 5 according to the present embodiment will be described with reference to the flowchart shown in FIG.
[0034]
In this embodiment, when an n-scan (long-time) bin is to be set, the target is set to be one scan destination, two scan destinations,..., Sequentially extending the time from the current aircraft detection position. A bin for n scans is set. In the present embodiment, a case where n = 3 will be described as an example. However, in this case, bins are sequentially set from n = 1.
[0035]
First, the scan destination n is set to 1 (step 101). The flight position prediction processing unit 11 predicts the wake by comparing the actually detected flight position with the predicted flight position at the time of the scan, and calculates the predicted flight position one scan ahead with reference to the flight speed and the like. (Step 102). The flight position prediction processing unit 11 in the present embodiment evaluates an error based on past detection results, such as comparing the detected flight position with the predicted flight position, and performs wake prediction in accordance with the magnitude of the error. Since the sampling number used for the calculation by the least square method is set to an appropriate value, the accuracy of the prediction of the flight position can be further improved. The flight position calculated here corresponds to the predicted position Q shown in FIGS.
[0036]
Next, if the measurement error is larger than the
[0037]
When the measurement error is smaller than the
[0038]
For example, when the sampling number is set to 3, the flight positions detected in the scans up to three before the flight position detected in the immediately preceding scan, that is, the flight position information of the flight positions A1, A2, and A3 are used. The standard error is obtained by dividing the standard deviation by the square root of the number of samples. This value is corrected to be regarded as a relative error between the other flight positions A2 and A3 with respect to the flight position A1 at the time of the immediately preceding scan, and is further corrected by taking into account components such as the flight speed. Find Es. Either of the processes for obtaining the error Ed and the standard error Es may be performed first, or the processes may be performed simultaneously and in parallel.
[0039]
Then, the error Ed obtained in each of the above processes is multiplied by the difference error parameter a, and the standard error Es is multiplied by the standard error parameter b, and then added to calculate the overall error E. The balance of the errors Ed and Es is adjusted by the error parameters a and b. This overall error corresponds to the detection error. The method of calculating the overall error, the method of adjusting the sampling number based on the calculated overall error, and the method of predicting the wake described above are described in the invention filed on the same day by the same applicant (the title of the invention, Processing apparatus, wake prediction processing method and aircraft monitoring system ").
[0040]
A large detection error means that the actual flight position of the aircraft is greatly deviated from the track predicted in the past track prediction processing, so it can be determined that the accuracy of the past prediction was not high. . That is, the probability that the aircraft is flying at the predicted flight position even at the time of the prediction of one scan destination is relatively low. Therefore, if the calculated detection error is larger than the
[0041]
When the detection error is smaller than the
[0042]
On the other hand, if at least one of the course error and the speed error is not larger than the
[0043]
As described above, when the bin at one scan destination is set, various data obtained at the time of the bin setting, such as the bin shape, the bin size, and various parameter values used for calculating the bin size, are set as bin setting information. It is stored in the setting information database 13 (step 116). At this time, the track setting information on the track obtained when the flight position is predicted in
[0044]
In the present embodiment, since the flight position is predicted up to three scan destinations, the process proceeds to the process of setting a bin at two scan destinations (steps 117 and 118).
[0045]
Returning to step 102, the flight position prediction processing unit 11 calculates a predicted flight position two scan ahead (step 102). When calculating the predicted flight position, the flight position information of the immediately preceding scan is referred to, so when predicting the flight position of two scan destinations, the flight position information of one scan destination is used. However, the flight position one scan ahead has not actually been detected yet. As described above, when it is necessary to use the flight position information in the future, each predicted flight position at the time of the future scan is regarded as the detected flight position, and the flight position at the time of the subsequent scan is predicted.
[0046]
When predicting the track ahead for a long time, the prediction accuracy of the track is considered to decrease as the prediction time increases, but the flight position prediction processing unit 11 in the present embodiment increases the time of the prediction. Accordingly, the number of samplings used for calculating the track prediction is increased, so that a decrease in prediction accuracy can be suppressed as much as possible. FIG. 8 shows a conceptual diagram of an example in which the number of samplings is increased by one each time the number of samplings is extended to one scan destination.
[0047]
Next, if the measurement error is larger than the
[0048]
Subsequent processes (
[0049]
The difference in the bin setting process between the one scan ahead and the second and subsequent scans is that the above-mentioned predicted flight position is regarded as the detected flight position, and the reference values used for determining the bin shape and calculating the bin size are various. The parameter values are different. The reason why the reference value and the like are different is that in the second and subsequent scans, the calculation is performed by regarding the predicted flight position as the detected flight position. That is, since the bin is set based on the uncertain data (predicted flight position information) obtained by the prediction, it is necessary to assume that the error slightly increases. Therefore, a reference value or the like that allows for this error is set. It is considered that as the error increases, the bin size sequentially increases as the time to be predicted increases from one scan destination to the next. However, in the present embodiment, since the flight position in the future can be accurately predicted, the initial (one scan destination) bin size can be set smaller than in the past, and the bin size further from that bin can be set. The bin set in time can also be made relatively small as compared with the conventional case. FIG. 9 shows an example of a bin having two ranges and two azimuths set as described above. In the present embodiment, since the shape and size of the bin that is considered to be optimal at each scan destination are set, the bin shape set at each scan destination of a certain aircraft is not always the same. It is clear from the description of the above processing.
[0050]
When bins are set for each scan in the future as described above, when the bins of each aircraft are set by the bin setting processing unit 5, the monitoring processing device 6 Based on the forbidden area, processing for generating alarm information is performed as necessary for avoiding a collision or the like. This monitoring process will be described with reference to the flowchart shown in FIG.
[0051]
The monitoring processing device 6 receives the bin setting information sent from the bin setting processing device 5 (Step 201). Note that the “predicted position” in FIG. 10 is not a flight position (pinpoint) of each aircraft but a set range of a bin.
[0052]
In the subsequent processing, alarm information is generated. First, it is determined whether or not the predicted position at the time of each scan predicted for each aircraft does not overlap with the intrusion prohibition area (step 202). Since each piece of information to be compared can be represented as coordinate data, it can be easily determined whether or not they overlap. The same applies to the processing for determining whether or not they overlap, which will be performed later. Here, when it is determined that they overlap, it is possible to determine that there is a risk that the corresponding aircraft may enter the intrusion prohibition area at the time of the corresponding scan, and the monitoring processing device 6 issues an intrusion alarm indicating that fact. Then, intrusion alarm information is generated (step 203). In the intrusion alarm information, information on which aircraft (flight) may enter at which position in the intrusion prohibited area at what time is set. If there is no possibility that all the predicted positions will enter the intrusion prohibited area, the intrusion alarm is canceled if it has been set (steps 204 and 205). In this way, the process of monitoring intrusion into the intrusion prohibited area is performed.
[0053]
Subsequently, the monitoring processing device 6 determines whether the predicted positions at the time of each scan predicted for each aircraft overlap each other at the same scan (step 206). When the predicted positions of the aircraft at the same scan overlap each other, it can be determined that there is a risk of collision at the time of the scan. Is generated (step 207). In the collision warning information, information about which aircraft (flight) is likely to collide when and where is set. When there is no possibility of collision, if a collision warning is set, it is canceled (
[0054]
In this embodiment, in order to explain the characteristic setting of a bin at a long time (n scans) ahead, the monitoring processing unit 6 monitors the bin after the bin setting processing unit 5 sets the bin up to the n scan destination. Although the process is described as being performed, the monitoring processing device 6 may perform the monitoring process every time the bin setting processing device 5 sets a bin for one scan in order to pursue real-time processing.
[0055]
As shown in the flowchart of FIG. 11, if the intrusion alarm is set by the monitoring processing device 6, the intrusion alarm is output (steps 301 and 302), and the alarm processing performed by the alarm processing device 7 is set. When the intrusion alarm is released, the output of the intrusion alarm is stopped (steps 303 and 304). If a collision warning has been set by the monitoring processor 6, a collision warning is output (
[0056]
According to the present embodiment, the error based on the flight condition of the aircraft is evaluated, and the shape and size of the bin are determined based on the evaluation result. The bin can be set. That is, the bin size predicted in the future can be minimized. In the present embodiment, bins in the second scan destination, the third scan destination, and the long time destination are set based on the bins set for the one scan destination, but the bins in the short time (one scan) destination can be made as small as possible. With this configuration, it is possible to prevent the bin size from becoming unnecessarily large in a long time (n scans) ahead obtained by stacking predictions in a short time ahead. As a result, the rate at which the set bins unduly overlap with the no-fly zone is suppressed, so that the number of false alarms can be reduced.
[0057]
As described above, if it is possible to accurately set the bin ahead of a long time, the following effects can be obtained. Normally, as a flow of processing for avoiding a collision, a flight position is predicted, bin overlap is checked, and if there is a possibility of a collision, the aircraft is contacted. The pilot of the aircraft changes the route according to the notification to avoid collision. For example, if this series of processing takes 12 seconds, and if the interval (one scan) at which prediction is made is 4 seconds, this collision cannot be avoided even if only one scan destination is accurately predicted. In other words, it is necessary to accurately set the bins for three scans. According to the present embodiment, the bin ahead of a long time can be set with high accuracy with an appropriate shape and size, so that the number of false alarms can be reduced as described above.
[0058]
Note that the present embodiment is characterized in that a wake is predicted at each future scan and a bin is set, and no reference is made to tracking. However, if attention is paid to the one-scanning-destination bin setting process in the present embodiment, the characteristic bin setting process in the present embodiment can be applied to the tracking process. An effect that an appropriate shape and size can be set can be obtained.
[0059]
Further, in the present embodiment, an aircraft monitoring system assuming an aircraft as a moving object has been described as an example. However, the bin setting processing device 5 in the present embodiment is not limited to moving other objects such as birds and ships. The present invention can also be applied to a system for estimating a position.
[0060]
【The invention's effect】
According to the present invention, an error is evaluated based on information such as acceleration / deceleration of an aircraft, a traveling state such as going straight, turning, and a traveling position, and a bin having an appropriate shape and size is obtained by analyzing the result of the evaluation. Can be set.
[0061]
In addition, the bins are set so as to increase the area on the side where the possibility that the course deviates from the predicted movement position with respect to the predicted traveling direction is increased. That is, since the moving direction of the moving body and the error thereof are evaluated and the bin is set at an appropriate position with respect to the predicted moving position, the moving body can be reliably captured even when a small bin is set. .
[0062]
Further, since bins having an optimal shape and size can be set, the number of false alarm occurrences can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall configuration diagram showing an embodiment of an aircraft monitoring system according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing an arrowhead-shaped bin set in the present embodiment and a method of calculating the size of the bin.
FIG. 3 is a diagram illustrating a two-range two-azimuth bin set in the present embodiment and a method of calculating the size of the bin.
FIG. 4 is a diagram showing a circular bin set in the present embodiment and a method of calculating the size of the bin.
FIG. 5 is a diagram illustrating a rectangular bin set in the present embodiment and a method for calculating the size of the bin.
FIG. 6 is a flowchart showing a bin setting process according to the embodiment.
FIG. 7 is a conceptual diagram showing a positional relationship between a predicted flight position and a detected flight position in the present embodiment.
FIG. 8 is a diagram for explaining a method of adjusting the number of samplings in the present embodiment.
FIG. 9 is a diagram showing an example of bins set up to three scan destinations in the present embodiment.
FIG. 10 is a flowchart illustrating a monitoring process according to the present embodiment.
FIG. 11 is a flowchart showing an alarm process according to the present embodiment.
[Explanation of symbols]
Claims (10)
検出した移動位置情報に基づいて予測を行うスキャン時における移動体の移動位置を算出する移動位置予測処理手段と、
予測を行うより前のスキャン時における移動体の予測移動位置と当該スキャン時において検出した当該移動体の検出移動位置とを比較することによって誤差の評価を行い、その評価の結果と前記移動位置予測処理手段が予測した移動位置に基づき予測を行うスキャン時における移動体の出現範囲であるビンを決定するビン決定処理手段と、
を有し、
前記ビン決定処理手段は、前記予測移動位置と前記検出移動位置との誤差の種類及び大きさに応じてビンの形状及び大きさを決定することを特徴とするビン設定処理装置。In a system having a function of detecting a moving position of a moving object by scanning a radar at predetermined time intervals,
Moving position prediction processing means for calculating the moving position of the moving body at the time of scanning for performing prediction based on the detected moving position information,
An error is evaluated by comparing a predicted movement position of the moving body at the time of the scan before performing the prediction with a detected movement position of the moving body detected at the time of the scan, and a result of the evaluation and the movement position prediction are performed. Bin determination processing means for determining a bin which is an appearance range of a moving object at the time of scanning performing prediction based on a movement position predicted by the processing means,
Has,
The bin setting processing device, wherein the bin determination processing means determines the shape and size of a bin according to the type and size of an error between the predicted movement position and the detected movement position.
検出した移動位置情報に基づいて予測を行うスキャン時における移動体の移動位置を算出する移動位置予測処理ステップと、
予測を行うより前のスキャン時における移動体の予測移動位置と当該スキャン時において検出した当該移動体の検出移動位置とを比較することによって誤差の評価を行い、その評価の結果と前記移動位置予測処理ステップにおいて予測した移動位置に基づき予測を行うスキャン時における移動体の出現範囲であるビンを決定するビン決定処理ステップと、
を有し、
前記ビン決定処理ステップは、前記予測移動位置と前記検出移動位置との誤差の種類及び大きさに応じてビンの形状及び大きさを決定することを特徴とするビン設定処理方法。In a system having a function of detecting a moving position of a moving object by scanning a radar at predetermined time intervals,
A movement position prediction processing step of calculating a movement position of the moving body at the time of scanning for performing prediction based on the detected movement position information;
An error is evaluated by comparing a predicted movement position of the moving body at the time of the scan before performing the prediction with a detected movement position of the moving body detected at the time of the scan, and a result of the evaluation and the movement position prediction are performed. A bin determination processing step of determining a bin that is an appearance range of a moving object at the time of scanning performing prediction based on the movement position predicted in the processing step,
Has,
The bin setting processing method, wherein the bin determination processing step determines the shape and size of a bin according to the type and size of an error between the predicted movement position and the detected movement position.
検出した移動位置情報に基づいて予測を行うスキャン時における移動体の移動位置を算出する移動位置予測処理手段と、
予測を行うより前のスキャン時における移動体の予測移動位置と当該スキャン時において検出した当該移動体の検出移動位置とを比較することによって誤差の評価を行い、その評価の結果と前記移動位置予測処理手段が予測した移動位置に基づき予測を行うスキャン時における移動体の出現範囲であるビンを決定するビン決定処理手段と、
前記ビン設定処理手段が設定したビンと航空機が飛行してはならない飛行禁止区域とを比較し、航空機が飛行禁止区域に侵入するおそれがあるときには警報情報を生成する監視処理手段と、
前記監視処理手段が生成した警報情報に基づいて警報を発する警報処理手段と、
を有し、
前記ビン決定処理手段は、前記予測移動位置と前記検出移動位置との誤差の種類及び大きさに応じてビンの形状及び大きさを決定することを特徴とする航空機監視システム。An aircraft monitoring system that detects a flight position of an aircraft by scanning a radar at predetermined time intervals and monitors the flight status of the aircraft by displaying the flight position on a screen,
Moving position prediction processing means for calculating the moving position of the moving body at the time of scanning for performing prediction based on the detected moving position information,
An error is evaluated by comparing a predicted movement position of the moving body at the time of the scan before performing the prediction with a detected movement position of the moving body detected at the time of the scan, and a result of the evaluation and the movement position prediction are performed. Bin determination processing means for determining a bin which is an appearance range of a moving object at the time of scanning performing prediction based on a movement position predicted by the processing means,
Monitoring processing means for comparing the bin set by the bin setting processing means with the no-fly zone in which the aircraft should not fly, and generating alarm information when the aircraft may enter the no-fly zone,
Alarm processing means for issuing an alarm based on the alarm information generated by the monitoring processing means,
Has,
The aircraft surveillance system, wherein the bin determination processing means determines the shape and size of a bin according to the type and size of an error between the predicted movement position and the detected movement position.
前記ビン設定処理手段が設定したビンが侵入禁止領域と重なる場合には侵入警報情報を生成し、
前記ビン設定処理手段が設定したビンが同一スキャン時における他の航空機のために前記ビン設定処理手段が設定したビンと重なる場合には衝突警報情報を生成することを特徴とする請求項9記載の航空機監視システム。The monitoring processing means,
If the bin set by the bin setting processing means overlaps the intrusion prohibited area, generates intrusion alarm information,
10. The collision warning information according to claim 9, wherein when the bin set by the bin setting processing unit overlaps with the bin set by the bin setting processing unit for another aircraft during the same scan, collision warning information is generated. Aircraft monitoring system.
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