JP3568915B2 - Helmet - Google Patents
Helmet Download PDFInfo
- Publication number
- JP3568915B2 JP3568915B2 JP2001121353A JP2001121353A JP3568915B2 JP 3568915 B2 JP3568915 B2 JP 3568915B2 JP 2001121353 A JP2001121353 A JP 2001121353A JP 2001121353 A JP2001121353 A JP 2001121353A JP 3568915 B2 JP3568915 B2 JP 3568915B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- occipital
- cord
- strap
- cap
- chin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Helmets And Other Head Coverings (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、頭部を保護するヘルメットに係り、特に頭部への装着を安定させる紐類を備えたヘルメットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図11は従来のヘルメットを示す側面図である。
図11に示すように、従来のヘルメットは、頭部を保護する帽体101と、この帽体101を頭部に装着させる紐体102とを有している。
【0003】
帽体101は、その周縁が、装着者Aの前頭部から側頭部である耳A2上を介して後頭部に渡って頭部を被覆する。
【0004】
紐体102は、主に耳紐103と、顎紐104とを備えている。
耳紐103は、略U字状にしてなり、その両端部103aを帽体101の両側部周縁にある固定部105,106に取り付けて耳を囲むようにして設けられている。顎紐104は、その両端部104aを各耳紐103の中途部分に対して摺動可能となるようにして取り付けられている。そして、ヘルメットを使用する際には、顎紐104を顔の前で通すようにして帽体101を被り、耳紐103を耳の周囲に位置させて、顎に顎紐104を掛ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のヘルメットでは、実質的に帽体101を頭部に支持しているのは、耳紐103を固定する固定部105,106と、顎紐104が顎にかかる部分である。このため、顎紐104と固定部105との間に支持力が生じた場合には、固定部105が下側に引かれて帽体101が前方にずれやすく、顎紐104と固定部106との間に支持力が生じた場合には、固定部106が下側に引かれて帽体101が後方にずれやすくなってしまう。帽体101が前方にずれると視界を遮るとともに後頭部の保護ができなくなり、帽体101が後方にずれると前頭部の保護ができなくなる。このように、従来のヘルメットでは、帽体101を安定して装着することができなかった。
【0006】
また、図11に破線で示すように、各耳紐103の間で後頭部を通る位置において、その両端部を各耳紐103に対して連結した補助紐107を設け、帽体101の前方へのずれの防止を期待した構成がある。しかしながら、補助紐107を設けても、後方へのずれを防止することができない。また、上記補助紐107は、様々な頭部(後頭部)の形状に対応することが難しく上下方向に動いてしまう。ゆえに、補助紐107を設けても帽体を安定して装着することができない。
【0007】
さらに、上記補助紐107は、帽体101を被る際に頭を通すべき部位を小さくし、且つ、他の紐体103,104と混在して頭を通すべき部位を確認しにくくするため、帽体101の装着が容易でない。
【0008】
そこで本発明は、上記課題を解消するために、ずれなく安定して装着することができ、さらに、装着し易いヘルメットを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明による請求項1に記載のヘルメットは、耳を表出させるようにして頭部を覆うべき帽体(1)と、該帽体(1)の対向する両側部周縁の前側方にそれぞれ端部を取り付け、前記両側部周縁から各耳の前側および各耳の下側を通過して後頭部にかけて連続する後頭部掛け紐(13)と、該後頭部掛け紐(13)の耳近傍の部位にそれぞれ端部が支持され、顎にかけて連続する顎掛け紐(12)と、前記後頭部掛け紐(13)の後頭部部位と前記帽体(1)の後頭部周縁との間に介在し、前記後頭部掛け紐(13)を支持する支持紐(14)と、を備え、前記後頭部掛け紐(13)が、後頭部部位にて一方および他方に分割され、該分割された各端部にそれぞれ二つの環状穴を有した止め具(18),(18)を取り付けるとともに、一方の端部の前記止め具(18)の各環状穴に他方の中途部を通し、且つ、他方の端部の前記止め具(18)の各環状穴に一方の中途部を通して長さ調整可能に構成され、前記支持紐(14)が、前記帽体(1)の後頭部周縁に両端部を取り付けて略V字状をなし、環状穴を有する掛止具(26)が挿通された略V字状の下端部(14b)に前記後頭部掛け紐(13)の分割された一方あるいは他方の中途部が挿通されていることを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載のヘルメットは、請求項1の記載において、前記顎掛け紐(12)が長さ調整可能に構成されていることを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載のヘルメットは、請求項1又は2の記載において、前記顎掛け紐(12)の中途部分に介在され、前記顎掛け紐(12)を分離可能とする連結部材(17)を備えたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の参考例に係る第一実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。
このヘルメットは、頭部を保護する帽体と、この帽体を頭部に装着させる紐体とを有している。
【0013】
図1はこのヘルメットにおける帽体の一例を示す側断面図、図2は同帽体を示す底面図である。図1および図2に示すように、帽体1は、外帽部材2と、緩衝部材3と、内帽部材4とを有している。
【0014】
外帽部材2は、帽体1の外形をなすものである。この外帽部材2は、例えば硬質で軽量の合成樹脂材からなり、所定の厚さを有して略半球状に形成されている。外帽部材2の内周縁には、後述の内帽部材4や紐体を係止するピン5が設けられている。ピン5は、細径部分の先端に大径部分を有して、外帽部材2の左右対称位置となる、前方に二箇所(5a)、前側方に二箇所(5b)、後側方に二箇所(5c)、後方に二箇所(5d)の計八箇所に設けられている。
【0015】
緩衝部材3は、前記外帽部材2の内壁に沿って配されるものである。この緩衝部材3は、例えば発泡樹脂などからなり、所定の厚さを有し、外帽部材2の内壁面に沿うように略半球状に形成されている。
【0016】
内帽部材4は、前記外帽部材2の内側に配されるものである。この内帽部材4は、外帽部材2側に取り付けられる四つの支持アーム6を有している。各支持アーム6は、略逆Y字状に形成され、二股状とされた各下端部6aが、外帽部材2に設けられた上記各ピン5に係止される。支持アーム6の下端部6aには、逆ダルマ型の係止穴7が形成され、この係止穴7をピン5の大径部分に挿通し、上方にスライドさせてピン5の小径部分に挿通して大径部分にて抜け止めされる。また、四つの支持アーム6のうちの二つは、各下端部6aが、ピン5aとピン5bに係止され、残りの二つは、各下端部6aがピン5cとピン5dに係止される。ゆえに、各支持アーム6は、図2に示すように、略逆Y字状の上端部6bが帽体1の略対角線上で対向する。そして、それぞれ対向する各支持アーム6の上端部6bは、支持ベルト8にて連結されている。各支持ベルト8は、外帽部材2の内部上方にてX字状に交差する。
【0017】
また、内帽部材4は、図1および図2にて一点鎖線で示される頭周支持部9を有している。頭周支持部9は、外帽部材2の内周に沿った環状の帯体として形成されている。この頭周支持部9は、各支持アーム6の各下端部6a間にて延出されたそれぞれの取付片6cに対して取り付けられている。取付片6cへの頭周支持部9の取り付けは、図示しないが、例えば取付片6c側に穴が設けられ、この穴に係止する係止爪が頭周支持部9側に設けられていればよい。なお、頭周支持部9の環状の大きさは、適宜可変できるように構成されている。
【0018】
このように構成された帽体1は、図1にて二点鎖線で示す装着者Aの頭部に装着される。この状態にて、各支持アーム6を連結してX字状に交差した支持ベルト8が、装着者Aの頭頂A1に当接するとともに、頭周支持部9が、装着者Aの頭周りに沿って当接する。これにより、外帽部材2および緩衝部材3は、内帽部材4の構成によって装着者Aの頭部に直接接触することなく浮き上がるようにして装着される。
【0019】
図3は本発明の参考例に係るヘルメットにおける紐体の第一の例を示す側面図、図4は図3における背面図である。
図3および図4に示すように、紐体11は、顎掛け紐12と、後頭部掛け紐13と、支持紐14とを有している。
【0020】
顎掛け紐12は、長手状の帯紐からなり、帽体1の対向する両側部周縁にそれぞれ端部12aが取り付けられる。具体的には、顎掛け紐12の端部12aは、帽体1の外帽部材2に設けられているピン5のうちの前側方のピン5bに対し、取付部材16を介して取り付けられている。取付部材16は、板片状に形成され、ピン5bに係止されるダルマ型の係止穴16aと、顎掛け紐12を通す通し穴16bとが設けられている。この取付部材16は、図1および図2に示すように、ピン5bに対し、支持アーム6を係止する前に係止される。即ち、取付部材16は、ピン5bに係止され、且つ、支持アーム6によってピン5bから容易に外れないようになっている。また、顎掛け紐12の端部12aは、取付部材16の通し穴16bに通されて折り返し状にして縫着されている。このようにして、帽体1に取り付けられた顎掛け紐12は、図3に示すように、帽体1の両側部周縁から略垂下して装着者Aの耳A2の前側から顎A3にかけて連続する。
【0021】
また、顎掛け紐12は、その中途部分において、着脱可能な連結部材17が設けられている。これにより、顎掛け紐12は、連結部材17を介して分離可能とされている。さらに、顎掛け紐12は、その長さが調整可能に構成されている。具体的には、顎掛け紐12を分離する連結部材17の一方に、顎掛け紐12の中途部分の端部を折り返し状にして二重にし、この二重とした部分を、二つの環状穴を有した止め具18に通して止めている。これにより、二重とした部分の輪の大きさを変えることで顎掛け紐12の長さが調整できる。
【0022】
後頭部掛け紐13は、長手状の帯紐からなり、上記顎掛け紐12の耳近傍の部位に端部13aが固定(縫着)されている。この後頭部掛け紐13は、図3および図4に示すように、顎掛け紐12に対して略鉛直にして固定され、装着者Aの各耳A2の下側を略水平に通過して後頭部にかけて連続するように設けられている。
【0023】
また、後頭部掛け紐13は、その長さが調整可能に構成されている。具体的には、後頭部掛け紐13の中途部分を分割し、分割した一方の端部を、二つの環状穴を有した止め具18の中央の棒体に対して固定し、分割した他方の端部を上記止め具18に通して止める。これにより、他方の端部の止め具18への通し位置を変えることで後頭部掛け紐13の長さが調整できる。
【0024】
支持紐14は、後頭部掛け紐13において、装着者Aの後頭部A4の部位と、帽体1の後頭部周縁との間に介在されている。支持紐14は、長手状の帯紐からなり、各端部14aが帽体1の後頭部周縁に取り付けられる。具体的には、支持紐14の端部14aは、帽体1の外帽部材2に設けられているピン5のうちの後方のピン5dに対し、上述した取付部材16を介して取り付けられている。
【0025】
このように、帽体1に取り付けた支持紐14の中央部を下方に引いて略V字状とした支持紐14の下端部14bは、後頭部掛け紐13の後頭部部位に取り付けられた掛止具19を介して掛け止められている。掛止具19は、スリット状の挿通穴19aを有し、この挿通穴19aと、後頭部掛け紐13の後頭部部位とに環状とした帯紐20をともに掛け回して取り付けられている。支持紐14は、この掛止具19の挿通穴19aに通して掛け止められる。
【0026】
このように構成されたヘルメットを装着する際には、連結部材17により顎掛け紐12を分離し、後頭部掛け紐13を後頭部A4から耳A2の下側を回すようにしながら帽体1を被り、その後顎掛け紐12を顎A3に掛けて連結部材17を連結させる。そして、顎掛け紐12および後頭部掛け紐13が緩む場合には、それぞれの長さを調整して、顎掛け紐12および後頭部掛け紐13を顎および頭部に密着させる。その後、同ヘルメットを同装着者Aが装着する場合には、顎掛け紐12および後頭部掛け紐13の長さを調整する必要はない。
【0027】
上述の如く装着されたヘルメットでは、実質的に帽体1を頭部に支持しているのは、顎掛け紐12となる。これにより、帽体1は、図3にて矢印で示すように、顎掛け紐12に沿って帽体1の前側方から真下の顎に向かう支持力にて支持されることとなる。ゆえに、帽体1は、頭部に支持される支点が前側寄りとなるため後方へずれが防止される。また、帽体1は、後頭部掛け紐13によって、前方へのズレが防止される。この後頭部掛け紐13は、支持紐14によって帽体1の後頭部側に吊り下げ支持されているため、上下方向に動くことがない。また、支持紐14が略V字状とされており、後頭部掛け紐13を三点支持により安定して支持する。このように、上述したヘルメットによれば、帽体1を頭部に安定して装着させることが可能となる。
【0028】
また、顎掛け紐12には、その中途部分を分離可能とする連結部材17を備えているため、ヘルメットを装着する際に、頭を通すべき間口を十分に得ることができるので、容易に装着することが可能である。
【0029】
以下、紐体にかかる本発明の参考例に係る第二実施の形態を説明する。
なお、以下に説明する第二実施の形態において、上述した第一実施の形態と同一あるいは同等部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0030】
この第二実施の形態では、略V字状とした支持紐14の下端部14bを、後頭部掛け紐13の後頭部部位に取り付けるための構成が異なる。
図5はこのヘルメットにおける紐体の第二の例を示す側面図、図6は図5における背面図である。
【0031】
図5および図6に示すように、略V字状とした支持紐14の下端部14bは、後頭部掛け紐13の後頭部部位に対し、掛止具21を介して取り付けられている。この掛止具21は、略垂直に平行する二つの長穴からなる挿通穴21aと、挿通穴21aの上側にて略水平に配された長穴からなる挿通穴21bとを有して、いわゆる三叉の挿通穴21a,21bをなしている。
【0032】
後頭部掛け紐13は、後頭部部位となる略中央部分で分割されている。この分割された側の後頭部掛け紐13の端部13bは、掛止具21の各挿通穴21aにそれぞれ掛け止められている。
【0033】
分割された後頭部掛け紐13は、それぞれ長さが調整可能に構成されている。具体的には、分割された各後頭部掛け紐13が、二つの環状穴を有した止め具18に通して止められるとともに、分割された各後頭部掛け紐13の端部が、掛止具21の挿通穴21aを介して折り返し状にして止め具18の中央の棒体に固定されている。これにより、止め具18と掛止具21の間の各後頭部掛け紐13がなす輪の大きさを変えることで各後頭部掛け紐13の長さが調整できる。
【0034】
また、支持紐14は、略V字状とした下端部14bは、掛止具21の挿通穴21bに掛け止められている。
【0035】
このように構成されたヘルメットを装着する際には、連結部材17により顎掛け紐12を分離し、後頭部掛け紐13を後頭部A4から耳A2の下側を回すようにしながら帽体1を被り、その後顎掛け紐12を顎A3に掛けて連結部材17を連結させる。そして、顎掛け紐12および後頭部掛け紐13が緩む場合には、それぞれの長さを調整して、顎掛け紐12および後頭部掛け紐13を顎および頭部に密着させる。その後、同ヘルメットを同装着者Aが装着する場合には、顎掛け紐12および後頭部掛け紐13の長さを調整する必要はない。
【0036】
上述の如く装着された第二実施の形態におけるヘルメットでは、実質的に帽体1を頭部に支持しているのは、顎掛け紐12となる。これにより、帽体1は、図5にて矢印で示すように、顎掛け紐12に沿って帽体1の前側方から真下の顎に向かう支持力にて支持されることとなる。ゆえに、帽体1は、頭部に支持される支点が前側寄りとなるため後方へずれが防止される。また、帽体1は、後頭部掛け紐13によって、前方へのズレが防止される。この後頭部掛け紐13は、支持紐14によって帽体1の後頭部側に吊り下げ支持されているため、上下方向に動くことがない。また、支持紐14が略V字状とされており、後頭部掛け紐13を三点支持により安定して支持する。このように、上述したヘルメットによれば、帽体1を頭部に安定して装着させることが可能となる。
【0037】
また、顎掛け紐12には、その中途部分を分離可能とする連結部材17を備えているため、ヘルメットを装着する際に、頭を通すべき間口を十分に得ることができるので、容易に装着することが可能である。
【0038】
以下、紐体にかかる本発明の参考例に係る第三実施の形態を説明する。
なお、以下に説明する第三実施の形態において、上述した第一実施の形態と同一あるいは同等部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0039】
この第三実施の形態では、略V字状とした支持紐14の下端部14bを、後頭部掛け紐13の後頭部部位に取り付けるための構成が異なる。
図7は本発明のヘルメットにおける紐体の第三の例を示す側面図、図8は図7における背面図である。
【0040】
図7および図8に示すように、略V字状とした支持紐14の下端部14bは、後頭部掛け紐13の後頭部部位に対し、掛止具22を介して取り付けられている。この掛止具22は、逆ハ字状に配された二重の平行な長穴からなる挿通穴22aと、挿通穴22aの上側にて略水平に配された二重の平行な長穴からなる挿通穴22bとを有して、いわゆる三叉の挿通穴22a,22bをなしている。
【0041】
後頭部掛け紐13は、後頭部部位となる略中央部分で分割されている。この分割された側の後頭部掛け紐13の端部13bは、掛止具22の二重の挿通穴22aにそれぞれ掛け止められている。
【0042】
分割された後頭部掛け紐13は、それぞれ長さが調整可能に構成されている。具体的には、分割された各後頭部掛け紐13が、二つの環状穴を有した止め具18に通して止められるとともに、分割された各後頭部掛け紐13の端部が、掛止具21の挿通穴21aを介して折り返し状にして止め具18の中央の棒体に固定されている。これにより、止め具18と掛止具21の間の各後頭部掛け紐13がなす輪の大きさを変えることで各後頭部掛け紐13の長さが調整できる。
【0043】
また、支持紐14は、略V字状とした下端部14bは、掛止具22の二重の挿通穴22bに掛け止められている。
【0044】
このように構成されたヘルメットを装着する際には、連結部材17により顎掛け紐12を分離し、後頭部掛け紐13を後頭部A4から耳A2の下側を回すようにしながら帽体1を被り、その後顎掛け紐12を顎A3に掛けて連結部材17を連結させる。そして、顎掛け紐12および後頭部掛け紐13が緩む場合には、それぞれの長さを調整して、顎掛け紐12および後頭部掛け紐13を顎および頭部に密着させる。その後、同ヘルメットを同装着者Aが装着する場合には、顎掛け紐12および後頭部掛け紐13の長さを調整する必要はない。
【0045】
上述の如く装着された第三実施の形態におけるヘルメットでは、実質的に帽体1を頭部に支持しているのは、顎掛け紐12となる。これにより、帽体1は、図5にて矢印で示すように、顎掛け紐12に沿って帽体1の前側方から真下の顎に向かう支持力にて支持されることとなる。ゆえに、帽体1は、頭部に支持される支点が前側寄りとなるため後方へずれが防止される。また、帽体1は、後頭部掛け紐13によって、前方へのズレが防止される。この後頭部掛け紐13は、支持紐14によって帽体1の後頭部側に吊り下げ支持されているため、上下方向に動くことがない。また、支持紐14が略V字状とされており、後頭部掛け紐13を三点支持により安定して支持する。このように、上述したヘルメットによれば、帽体1を頭部に安定して装着させることが可能となる。
【0046】
また、後頭部掛け紐13と支持紐14とを共に掛け止める掛止具22は、分割された後頭部掛け紐13の各端部13bを逆ハ字状の挿通穴22aにて掛け止めている。これにより、顎掛け紐12から略水平にして耳A2の下側を通過した後頭部掛け紐13は、端部13b近傍にて後頭部A4に沿って湾曲して上方に向く。したがって、後頭部掛け紐13が、耳A2の下側から後頭部A4に掛けて頭部の形状に沿うので、帽体1を頭部にさらに安定して装着されることが可能となる。なお、各挿通穴22a,22bは、二重に平行する長穴からなるため、挿通した各掛け紐13,14を遊動させることなく掛止することができる。
【0047】
また、顎掛け紐12には、その中途部分を分離可能とする連結部材17を備えているため、ヘルメットを装着する際に、頭を通すべき間口を十分に得ることができるので、容易に装着することが可能である。
【0048】
以下、紐体にかかる本発明の実施の形態に係る第四実施の形態を説明する。
なお、以下に説明する第四実施の形態において、上述した第一実施の形態と同一あるいは同等部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0049】
図9は本発明のヘルメットにおける紐体の第四の例を示す側面図、図10は図9における背面図である。
図9および図10に示すように、紐体11は、顎掛け紐12と、後頭部掛け紐13と、支持紐14とを有している。
【0050】
後頭部掛け紐13は、長手状の帯紐からなり、帽体1の対向する両側部周縁にそれぞれ端部13aが取り付けられる。具体的には、後頭部掛け紐13の端部13aは、帽体1の外帽部材2に設けられているピン5のうちの前側方のピン5bに対し、取付部材16を介して取り付けられている。取付部材16は、板片状に形成され、ピン5bに係止されるダルマ型の係止穴16aと、後頭部掛け紐13を通す通し穴16bとが設けられている。この取付部材16は、図1および図2に示すように、ピン5bに対し、支持アーム6を係止する前に係止される。即ち、取付部材16は、ピン5bに係止され、且つ、支持アーム6によってピン5bから容易に外れないようになっている。また、後頭部掛け紐13の端部13aは、取付部材16の通し穴16bに通されて折り返し状にして縫着されている。このようにして、帽体1に取り付けられた後頭部掛け紐13は、図9に示すように、装着者Aの耳A2の前側および耳A2の下側を通過して後頭部にかけて連続する。
【0051】
また、後頭部掛け紐13は、その長さが調整可能に構成されている。具体的には、後頭部掛け紐13を後頭部部位にて分割し、分割した一方の端部および他方の端部に、二つの環状穴を有した止め具18をそれぞれ取り付ける。そして、一方の端部の止め具18の各環状穴に、分割した後頭部掛け紐13の他方の中途部を通し、且つ、他方の端部の止め具18の各環状穴に、分割した後頭部掛け紐13の一方の中途部を通して、一方と他方を重ねるようにしている。これにより、後頭部掛け紐13に張力が生じている時には止め具18によって長さが維持され、張力をなくして各止め具18同士を近接あるいは離間させることにより長さが容易に調整できる。
【0052】
顎掛け紐12は、長手状の帯紐からなり、上記後頭部掛け紐13の耳近傍の部位に端部12aが支持されて顎A3にかけて連続するように設けられている。なお、顎掛け紐12の端部12aの支持は、例えば、端部12aを後頭部掛け紐13に対して折り返し状に掛けてホック25で留められている。即ち、顎掛け紐12は、端部12aが後頭部掛け紐13に沿って移動可能に支持されている。
【0053】
また、顎掛け紐12は、その中途部分において、着脱可能な連結部材17が設けられている。これにより、顎掛け紐12は、連結部材17を介して分離可能とされている。さらに、顎掛け紐12は、その長さが調整可能に構成されている。具体的には、顎掛け紐12を分離する連結部材17の一方に、顎掛け紐12の中途部分の端部を折り返し状にして二重にし、この二重とした部分を、二つの環状穴を有した止め具18に通して止めている。これにより、二重とした部分の輪の大きさを変えることで顎掛け紐12の長さが調整できる。
【0054】
支持紐14は、後頭部掛け紐13において、装着者Aの後頭部A4の部位と、帽体1の後頭部周縁との間に介在されている。支持紐14は、長手状の帯紐からなり、各端部14aが帽体1の後頭部周縁に取り付けられる。具体的には、支持紐14の端部14aは、帽体1の外帽部材2に設けられているピン5のうちの後側方のピン5cに対し、上述した取付部材16を介して取り付けられている。
【0055】
このように、帽体1に取り付けた支持紐14の中央部を下方に引いて略V字状とした支持紐14の下端部14bには、後頭部掛け紐13の後頭部部位にて分割された一方あるいは他方の中途部が挿通される。本実施の形態では、図10に示すように、掛止具26に挿通された支持紐14の下端部14bに後頭部掛け紐13が挿通されている。掛止具26は、二つの環状穴を有し、各環状穴に支持紐14の下端部14bが挿通される。この掛止具26を用いることにより、支持紐14の略V字状の形状が安定して得られる。なお、掛止具26が、一つの環状穴を有した構成で、この環状穴に支持紐14の下端部14bを挿通するようにしてもよい。
【0056】
このように構成されたヘルメットを装着する際には、連結部材17により顎掛け紐12を分離し、後頭部掛け紐13を後頭部A4から耳A2の下側を回すようにしながら帽体1を被り、その後顎掛け紐12を顎A3に掛けて連結部材17を連結させる。そして、顎掛け紐12および後頭部掛け紐13が緩む場合には、それぞれの長さを調整して、顎掛け紐12および後頭部掛け紐13を顎および頭部に密着させる。その後、同ヘルメットを同装着者Aが装着する場合には、顎掛け紐12および後頭部掛け紐13の長さを調整する必要はない。
【0057】
上述の如く装着された第四実施の形態におけるヘルメットでは、実質的に帽体1を頭部に支持しているのは、帽体1の前側方に固定された後頭部掛け紐13の端部13から連なる顎掛け紐12となる。これにより、帽体1は、図9にて矢印で示すように、帽体1の前側方から真下の顎に向かう支持力にて支持されることとなる。ゆえに、帽体1は、頭部に支持される支点が前側寄りとなるため後方へずれが防止される。また、帽体1は、後頭部掛け紐13によって、前方へのズレが防止される。この後頭部掛け紐13は、支持紐14によって帽体1の後頭部側に吊り下げ支持されているため、上下方向に動くことがない。さらに、後頭部掛け紐13は、後頭部部位にて分割された一方あるいは他方が支持紐14に挿通されて支持紐14に引き上げられ、挿通されていない方が顎掛け紐12による引っ張りによって引き下げられて上下に分かれるので後頭部を広範囲で支持する。また、支持紐14が略V字状とされており、後頭部掛け紐13を三点支持により安定して支持する。このように、上述したヘルメットによれば、帽体1を頭部に安定して装着させることが可能となる。
【0058】
また、顎掛け紐12には、その中途部分を分離可能とする連結部材17を備えているため、ヘルメットを装着する際に、頭を通すべき間口を十分に得ることができるので、容易に装着することが可能である。
【0059】
なお、上述した第一乃至第三実施の形態は、顎掛け紐12の端部12aが帽体1に固定され、この顎掛け紐12に後頭部掛け紐13の端部13aが固定されている。これに限らず、上述した第四実施の形態のように後頭部掛け紐13の端部13aを帽体1に固定し、この後頭部掛け紐13に顎掛け紐12の端部12aを支持してもよい。逆に、第四の実施の形態の上記顎掛け紐12および後頭部掛け紐13の構成を第一乃至第三実施の形態のようにしてもよい。
【0060】
また、上述した第一乃至第三実施の形態では、支持紐14の端部14aが帽体1の後方のピン5dに取り付けられているが、上述した第四実施の形態のように後側方のピン5cに取り付けてもよい。逆に、第四の実施の形態の上記支持紐14の端部14aの取り付け位置を上述した第一乃至第三実施の形態のようにしてもよい。
【0061】
また、上述した全ての実施の形態において、支持紐14は略V字状とされた構成に限らず、後頭部掛け紐13の後頭部A4の部位と帽体1の後頭部周縁との間に介在し、後頭部掛け紐13を支持する構成であればよい。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によるヘルメットは、頭部を覆うべき帽体の両側部周縁の前側方から各耳の前側および各耳の下側を通過して後頭部にかけて連続する後頭部掛け紐と、後頭部掛け紐の耳近傍の部位から顎にかけて連続する顎掛け紐と、後頭部掛け紐を帽体の後頭部周縁との間に支持する支持紐とを備えた。これによれば、帽体を頭部に装着した際、帽体が後頭部掛け紐から連なる顎掛け紐に沿って前側方から下方の顎に向かう支持力にて支持され、頭部に支持される支点が前側寄りとなるため後方へのずれが防止される。また、帽体は、後頭部掛け紐によって、前方へのズレが防止される。後頭部掛け紐は、支持紐によって帽体の後頭部側に吊り下げ支持されているため、上下方向に動くことがない。このように、本発明のヘルメットは、帽体を頭部に安定して装着させることができる。
【0063】
また、前記支持紐は、帽体の後頭部周縁に両端部を取り付けて略V字状をなす下端部に後頭部掛け紐を取り付けて支持している。これにより、後頭部掛け紐を三点支持により、後頭部掛け紐をずれなく安定して支持することができる。
【0064】
また、後頭部掛け紐が、後頭部部位にて一方および他方に分割された端部にそれぞれ二つの環状穴を有した止め具を取り付けるとともに、一方の端部の止め具の各環状穴に他方の中途部を通し、且つ、他方の端部の止め具の各環状穴に一方の中途部を通して長さ調整可能に構成され、支持紐の下端部に、後頭部掛け紐の分割された一方あるいは他方の中途部が挿通されている構成としている。これにより、後頭部掛け紐に張力が生じている時には止め具によってその長さが維持され、張力をなくして各止め具同士を近接あるいは離間させることでその長さが容易に調整できる。また、後頭部掛け紐は、後頭部部位にて分割された一方あるいは他方が支持紐に挿通されて支持紐に引き上げられ、挿通されていない方が顎掛け紐による引っ張りによって引き下げられて上下に分かれるので後頭部を広範囲で支持することができる。
【0065】
また、左右に分割された後頭部掛け紐の左右の部分が、左右の止め具18、18部分で左右各別に長さ調整自在であり、支持紐14の長さも掛止具26の位置を上下に調整させることにより調整自在であることから、様々な装着者の頭部の形状および大きさに対応して、帽体を安定して支持させることができる。
【0066】
また、顎掛け紐には、その中途部分を分離可能とする連結部材を備えているため、ヘルメットを装着する際に、頭を通すべき間口を十分に得ることができるので、容易に装着することができる。さらに、この連結部材を備えたことにより、、ヘルメットを装着する際に、顎掛け紐および後頭部掛け紐を一旦長くして緩めた状態で装着する必要がなくなるので、その後、同ヘルメットを同装着者が装着する場合に、容易な装着を可能にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例に係るヘルメットにおける帽体の一例を示す側断面図。
【図2】同帽体を示す底面図。
【図3】本発明の参考例に係るヘルメットにおける紐体の第一の例を示す側面図。
【図4】図3における背面図。
【図5】本発明の参考例にかかるヘルメットにおける紐体の第二の例を示す側面図。
【図6】図5における背面図。
【図7】本発明の参考例に係るヘルメットにおける紐体の第三の例を示す側面図。
【図8】図7における背面図。
【図9】本発明の実施例に係るヘルメットにおける紐体の第四の例を示す側面図。
【図10】図9における背面図。
【図11】従来のヘルメットを示す側面図。
【符号の説明】
1…帽体、12…顎掛け紐、12a…端部、13…後頭部掛け紐、13a…端部、14…支持紐、14a…端部、17…連結部材、18…止め具、19,21,22…掛止具、19a,21a,21b,22a,22b…挿通穴、26…掛止具、A2…耳、A3…顎、A4…後頭部。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a helmet for protecting a head, and more particularly, to a helmet provided with a string for stabilizing the wearing on the head.
[0002]
[Prior art]
FIG. 11 is a side view showing a conventional helmet.
As shown in FIG. 11, the conventional helmet has a
[0003]
The periphery of the
[0004]
The
The
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional helmet described above, the
[0006]
In addition, as shown by a broken line in FIG. 11, at a position passing through the back of the head between the
[0007]
Further, the
[0008]
Therefore, an object of the present invention is to provide a helmet that can be stably mounted without slippage and that can be easily mounted, in order to solve the above-mentioned problems.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a helmet according to
[0010]
The helmet according to claim 2 is the helmet according to
[0011]
The helmet according to claim 2 is a helmet according to claim 1Or the connection member (17) interposed in the middle part of the chin strap (12) and capable of separating the chin strap (12).
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a first embodiment according to a reference example of the present invention will be specifically described with reference to the drawings.
This helmet has a cap for protecting the head and a string for attaching the cap to the head.
[0013]
FIG. 1 is a side sectional view showing an example of a cap body of the helmet, and FIG. 2 is a bottom view showing the cap body. As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0014]
The outer cap member 2 forms the outer shape of the
[0015]
The buffer member 3 is disposed along the inner wall of the outer cap member 2. The cushioning member 3 is made of, for example, a foamed resin, has a predetermined thickness, and is formed in a substantially hemispherical shape along the inner wall surface of the outer cap member 2.
[0016]
The
[0017]
Further, the
[0018]
The thus configured
[0019]
FIG. 3 is a side view showing a first example of a cord body in a helmet according to a reference example of the present invention, and FIG. 4 is a rear view in FIG.
As shown in FIGS. 3 and 4, the
[0020]
The
[0021]
The
[0022]
The
[0023]
Further, the length of the
[0024]
The
[0025]
As described above, the
[0026]
When wearing the helmet configured as described above, the
[0027]
In the helmet mounted as described above, it is the
[0028]
In addition, since the
[0029]
Hereinafter, a second embodiment according to a reference example of the present invention relating to a cord will be described.
In the second embodiment described below, the same or equivalent parts as those in the above-described first embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
[0030]
In the second embodiment, the configuration for attaching the
FIG. 5 is a side view showing a second example of the cord body in this helmet, and FIG. 6 is a rear view in FIG.
[0031]
As shown in FIGS. 5 and 6, the
[0032]
The
[0033]
The length of each of the divided
[0034]
The
[0035]
When wearing the helmet configured in this manner, the
[0036]
In the helmet according to the second embodiment mounted as described above, it is the
[0037]
In addition, since the
[0038]
Hereinafter, a third embodiment according to a reference example of the present invention relating to a cord will be described.
Note that, in the third embodiment described below, the same or equivalent parts as those in the first embodiment described above are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
[0039]
In the third embodiment, the structure for attaching the
FIG. 7 is a side view showing a third example of the cord body in the helmet of the present invention, and FIG. 8 is a rear view in FIG.
[0040]
As shown in FIGS. 7 and 8, the
[0041]
The
[0042]
The length of each of the divided
[0043]
The
[0044]
When wearing the helmet configured in this manner, the
[0045]
In the helmet according to the third embodiment mounted as described above, it is the
[0046]
In addition, a
[0047]
In addition, since the
[0048]
Hereinafter, a fourth embodiment according to an embodiment of the present invention relating to a cord will be described.
In the fourth embodiment described below, the same reference numerals are given to the same or equivalent parts as those in the first embodiment described above, and the description will be omitted.
[0049]
FIG. 9 is a side view showing a fourth example of the cord body in the helmet of the present invention, and FIG. 10 is a rear view in FIG.
As shown in FIGS. 9 and 10, the
[0050]
The
[0051]
Further, the length of the
[0052]
The
[0053]
The
[0054]
The
[0055]
In this manner, the
[0056]
When wearing the helmet configured as described above, the
[0057]
In the helmet of the fourth embodiment mounted as described above, the
[0058]
In addition, since the
[0059]
In the first to third embodiments described above, the
[0060]
In the above-described first to third embodiments, the
[0061]
Further, in all of the above-described embodiments, the
[0062]
【The invention's effect】
As described above, the helmet according to the present invention includes an occipital strap, which extends from the front side of the peripheral edge of both sides of the cap to cover the head to the front of each ear and the lower side of each ear to the occiput, A chin strap was provided continuously from a portion near the ear of the lace to the chin, and a support strap for supporting the occipital strap between the rim of the back of the cap and the back of the cap was provided. According to this, when the cap body is mounted on the head, the cap body is supported by the support force from the front side toward the lower jaw along the chin strap connected from the back of the head strap, and is supported by the head. Since the fulcrum is closer to the front side, the rearward displacement is prevented. In addition, the cap body is prevented from being displaced forward by the back strap. The occipital cord is suspended from the occipital side of the cap by the support cord, and therefore does not move in the vertical direction. As described above, the helmet of the present invention allows the cap body to be stably mounted on the head.
[0063]
In addition, the support cord is attached and supported at the lower end of a substantially V-shape by attaching both ends to the periphery of the back of the cap. Thereby, the occipital cord can be stably supported without displacement by the three-point support of the occipital cord.
[0064]
In addition, the occipital cord is attached with a stopper having two annular holes at ends divided into one and the other at the occipital region, and each of the annular holes of the stopper at one end is connected to the other halfway. Part, and the length is adjustable through one intermediate part in each annular hole of the stopper at the other end, and the lower part of the support cord is divided into one or the other half of the occipital cord The part is inserted. Accordingly, when tension is generated in the occipital region, the length is maintained by the stopper, and the length can be easily adjusted by eliminating the tension and moving the respective stoppers closer to or away from each other. Also, the occipital cord is divided at the occipital region, one or the other is inserted into the support cord and pulled up by the support cord, and the non-inserted part is pulled down by the chin strap and splits up and down. Can be widely supported.
[0065]
Also, the left and right portions of the occipital cord, which are divided into right and left, can be adjusted in length separately for the left and right at the left and
[0066]
In addition, since the chin strap is provided with a connecting member capable of separating a halfway portion thereof, a sufficient frontage to pass through the head can be obtained when wearing the helmet, so that the chin strap can be easily attached. Can be. Further, by providing this connecting member, when the helmet is worn, it is not necessary to wear the chin strap and the occipital strap once longer and loosened. Can be easily mounted.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side sectional view showing an example of a cap body in a helmet according to a reference example of the present invention.
FIG. 2 is a bottom view showing the cap body.
FIG. 3 is a side view showing a first example of a cord body in the helmet according to the reference example of the present invention.
FIG. 4 is a rear view in FIG. 3;
FIG. 5 is a side view showing a second example of the cord body in the helmet according to the reference example of the present invention.
FIG. 6 is a rear view in FIG. 5;
FIG. 7 is a side view showing a third example of the cord body in the helmet according to the reference example of the present invention.
FIG. 8 is a rear view in FIG. 7;
FIG. 9 is a side view showing a fourth example of the cord body in the helmet according to the embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a rear view of FIG. 9;
FIG. 11 is a side view showing a conventional helmet.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
該帽体(1)の対向する両側部周縁の前側方にそれぞれ端部を取り付け、前記両側部周縁から各耳の前側および各耳の下側を通過して後頭部にかけて連続する後頭部掛け紐(13)と、
該後頭部掛け紐(13)の耳近傍の部位にそれぞれ端部が支持され、顎にかけて連続する顎掛け紐(12)と、
前記後頭部掛け紐(13)の後頭部部位と前記帽体(1)の後頭部周縁との間に介在し、前記後頭部掛け紐(13)を支持する支持紐(14)と、を備え、
前記後頭部掛け紐(13)が、後頭部部位にて一方および他方に分割され、該分割された各端部にそれぞれ二つの環状穴を有した止め具(18),(18)を取り付けるとともに、一方の端部の前記止め具(18)の各環状穴に他方の中途部を通し、且つ、他方の端部の前記止め具(18)の各環状穴に一方の中途部を通して長さ調整可能に構成され、
前記支持紐(14)が、前記帽体(1)の後頭部周縁に両端部を取り付けて略V字状をなし、環状穴を有する掛止具(26)が挿通された略V字状の下端部(14b)に前記後頭部掛け紐(13)の分割された一方あるいは他方の中途部が挿通されていることを特徴とするヘルメット。A cap body (1) that should cover the head so that the ears are exposed,
Ends are respectively attached to the front sides of the opposing side edges of the cap body (1), and the occipital cord (13) that passes from the side edges to the front side of each ear and the lower side of each ear to the back of the head is continuous. )When,
A chin strap (12), the end of which is supported at a site near the ear of the occipital strap (13) and is continuous over the chin;
A support cord (14) interposed between the occipital region of the occipital strap (13) and the rim of the occipital region of the cap (1), and supporting the occipital strap (13);
The occipital strap (13) is divided into one and the other at the occipital region, and each of the divided ends is provided with a stopper (18) or (18) having two annular holes. The other intermediate portion is passed through each annular hole of the stopper (18) at one end, and the length is adjustable through one intermediate portion through each annular hole of the stopper (18) at the other end. Composed,
The support cord (14) has a substantially V-shape by attaching both ends to the periphery of the back of the cap (1), and a substantially V-shaped lower end through which a hook (26) having an annular hole is inserted. A helmet characterized in that one or the other halfway portion of the occipital strap (13) is inserted through the portion (14b) .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001121353A JP3568915B2 (en) | 2000-07-19 | 2001-04-19 | Helmet |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000-219226 | 2000-07-19 | ||
JP2000219226 | 2000-07-19 | ||
JP2001121353A JP3568915B2 (en) | 2000-07-19 | 2001-04-19 | Helmet |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002105735A JP2002105735A (en) | 2002-04-10 |
JP3568915B2 true JP3568915B2 (en) | 2004-09-22 |
Family
ID=26596323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001121353A Expired - Fee Related JP3568915B2 (en) | 2000-07-19 | 2001-04-19 | Helmet |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3568915B2 (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200487276Y1 (en) * | 2017-09-06 | 2018-08-29 | 한충훈 | Chin Strap Assembly For Bullet-proof Helmet |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5145874B2 (en) * | 2007-11-05 | 2013-02-20 | Dicプラスチック株式会社 | helmet |
KR100993836B1 (en) | 2010-03-19 | 2010-11-12 | 주식회사 산청 | Protective helmet |
JP7250333B2 (en) * | 2019-07-29 | 2023-04-03 | 株式会社オージーケーカブト | Helmet |
-
2001
- 2001-04-19 JP JP2001121353A patent/JP3568915B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200487276Y1 (en) * | 2017-09-06 | 2018-08-29 | 한충훈 | Chin Strap Assembly For Bullet-proof Helmet |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002105735A (en) | 2002-04-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2022132284A (en) | Headgear for breathing mask | |
US4817596A (en) | Helmet for use with respirator mask | |
CA2977254C (en) | Headgear with self-adaptive, elastomeric nape belt | |
CN102551956A (en) | Head band | |
KR101457095B1 (en) | Neck fixed type multi functional mask | |
JP4110548B2 (en) | Swimming goggles | |
JP3568915B2 (en) | Helmet | |
US8584622B2 (en) | Safety belt for riding double on two-wheeled vehicle | |
US8201275B2 (en) | Goggle attachment system with a tail for a helmet | |
JP2019076629A (en) | Baby carrier | |
NZ233914A (en) | Safety helmet with sealed breathing chamber and single piece protective shell | |
JP3231255U (en) | Mask with neck strap | |
JP3231148U (en) | Adjustable mask | |
JP7414174B1 (en) | seat structure | |
JP2008272436A (en) | Brace for face wrinkle smoothing | |
JP3035623U (en) | Helmet | |
JPH10317221A (en) | Wig | |
JP2004187818A (en) | Earmuff | |
JP2021172940A (en) | apron | |
TWM619122U (en) | Bottom supporting type protective mask | |
JP6261344B2 (en) | Lullaby | |
JP3635297B1 (en) | Straps and hats to prevent head wear | |
JP2000119903A (en) | Apron for infant | |
JP2014005559A (en) | Hat interior attachment and hat | |
JP3035630U (en) | Bandana scarf |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040302 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040430 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040608 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040616 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |