JP3567111B2 - Butterfly valve seat ring - Google Patents

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幸一 久田
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、0〜2MPaの水、空気、蒸気などの流体を完全に閉止するため、配管フランジに取り付けて使用する工業用バタフライバルブであって、バルブ本体の内面、及びフランジ接続面がゴムで覆われており、そのゴムはフランジシール、弁座シールをかねたシール用のシートリングを装着したバタフライ弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記した従来のバタフライ弁は、回転する円盤状の弁体が、ゴムシートに食い込んでシールする構造であるので、全閉付近では弁体がゴムに食い込みながら回転移動するため、ゴムの摩耗や弁体の回転を阻止する力が働く。
【0003】
上記の現象を緩和するために、先に本出願人によって開発された実公昭52−30600号公報に記載された考案は、図2に示すように、本体(弁本体)1の内面に装着されたシートリング2の内径側にふくらんだ半径rの山を持ったシートリングを考案した。これは弁体3が接触しシールする部分のみをふくらまし、弁体3が開くと急速に離脱してトルクを下げると同時に耐久性を向上させるようにしたものである。
【0004】
ここで、内径φD0、山半径r、山高さe、ふもとの平坦部内径φD1は常に一定である。このため金型加工は汎用旋盤でも可能であり、加工性は良いが山高さeが一定であり、ゴム剛性も同一であるため、弁体とシートリングの接触面積が大きく、摩擦力も増える弁棒(弁棒孔5)付近では、ゴムが移動しやすくなるため、この部分でシール性が低くなるという問題点があった。
【0005】
なお、同図(a)は、上記の正面図であり、弁体は省略してある。内径φD0、φD1はともに真円形状であることを示している。
同図(b)は、弁翼付近の断面図である。この付近では、弁体の回転半径が最大であり、モーメントが長いため、シートリングと弁体の摩擦が弁棒トルクに最も大きく影響する。(弁棒トルク=シートリングと弁体の摩擦力×回転半径) 同図(c)は、図(b)より弁棒に近い付近での断面図である。この付近では、図(b)と比較して、弁体の回転半径が小さいことを示している。
同図(d)は、円環状のシートリングを直線上に展開した図である。
【0006】
同じく、本出願人の発明に係る特公昭58−25911号公報に記載されたものでは、上記特徴をさらに進めて、図3に示すように、山のR(丸み)を順次変化させることで、弁体3との接触、離脱を全周に亙って同時に発生させて、トルク、耐久性を向上させようとしたものである。
【0007】
ここで、内径側にふくらむ山を持っているが、その山の半径rが変化し、弁棒に近いほど、山の半径rを小さくしている。この結果、弁体とシートリングとの接触が、弁棒付近も周方向も同時に起こることをねらっているが、山半径rをゼロにすることはできないので、弁棒付近では同時接触を実現できない部位も存在する。
【0008】
山半径rが変化するため、シートリングの金型加工は汎用旋盤、数値制御の旋盤でも不可能であり、手作業を要求するため、精度維持が困難である上、加工コストも高くなる。
【0009】
また山高さeが一定であり、ゴム剛性も同一であるため、弁体3とシートリング2の接触面積が大きく、摩擦力も増える弁棒付近では、ゴムが移動しやすくなり、この部分でシール性が低くなるという問題点があった。
【0010】
なお、同図(a)は、上記の正面図であり、弁体は省略してある。内径φD0、φD1ともに真円形状であることを示している。
同図(b)は、弁翼付近の断面図である。この付近では、弁体の回転半径が最大であり、モーメントが長いため、シートリングと弁体の摩擦が弁棒トルクに最も大きく影響する。(弁棒トルク=シートリングと弁体の摩擦力×回転半径) 同図(c)は、図(b)より弁棒に近い付近での断面図である。この付近では、図(b)と比較して、弁体の回転半径が小さいことを示している。
また図(b)と比較して山半径rは小さく、高さeは同じであるため、弁体回転に伴うゴムの移動に対する剛性は、より小さくなってしまっている。
同図(d)は、円環状のシートリングを直線上に展開した図である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のもの(図2、図3)は、トルクの低減と耐久性の向上をもたらし、バタフライ弁を広く産業界で使用されるに至ったが、高圧化、より長い耐久性、といったニーズ(要求)の変化に伴い、以下の欠点が問題となるようになった。
【0012】
1)弁体は全閉時にシールするため、シートリングにこすれながら動作するが、ゴムなどの弾性体で作られたシートリングは、弁体の移動に伴いゴムの移動が発生する。
【0013】
2)ゴムの移動は、トルクを抑制するためには必要であるが、シール性を低下させるため、移動量は一定量に押さえる必要がある。
【0014】
3)また弁体との接触は、弁棒付近のそれと、弁棒から最も離れた弁翼部分のそれと比較すると、弁翼部分は弁体の周速度は速いものの、接触面積は少ない(全閉から3〜10度開まで接触、また弁体のエッジは狭い)が、弁棒付近に近づくにつれて、周速度は低く接触面積は大きくなり、弁棒近傍では、弁体とシートが開度に拘わらず常に接触している。
【0015】
4)ここで、図2のような山高構造の場合、接触量の少ない弁翼部でトルクとシート性のバランスがとれるように設計すると、接触量の多い弁棒付近では接触面積の増大が摩擦の増加をもたらすため、移動量が大きくなりシール性を損なう危険性がある。
【0016】
5)また図3では、弁体とシートリングとの接触開始開度を、周方向と弁棒方向で同時に発生させることをねらっており、接触量は全周にわたって同じとなるはずであるが、真に同時接触を実現するには、弁棒付近では山の幅がゼロに近くなるものの、これは実現できないので、ある程度の山の幅を保っている。このため、ある部分では同時接触が実現できておらず、やはり接触量の多い部分が発生する。さらに弁棒に近づくほど山の幅が狭くなる(山半径rが小さくなる)ので、ゴムの移動が発生しやすい状況を生みだしてしまう。
【0017】
つまり、いずれも弁棒付近(図2(c)、図3(c))では、ゴムの移動が大きくなり、この部分で高圧時に漏れやすいという欠点があった。またこの欠点を補うためにはこの部分をつぶし量を増加させねばならず、耐久性を低下させる原因になっていた。
【0018】
また図3の構造は、山の半径rがコサイン曲線に沿って連続で変化するため、汎用の加工機械では金型加工ができず、手作業となるため、金型加工コストが非常に高いものとなってしまっている。
【0019】
本発明は、上記した従来技術の課題をふまえ、以下の点を改善することを、本発明の課題としている。
【0020】
1)離脱が早く、トルク抑制と耐久性向上に効果のある山高構造とする。
【0021】
2)かつ弁棒付近の山高部を低くし、ゴムの剛性を高くすることによって、ゴムの移動量を弁翼部より少なくして、シール能力低下を防ぐ。
【0022】
3)弁体とシートリングの食い込み量は、全周にわたって最適量とし、上記1)、2)の構造を与えるための急激な形状変化や、食い込み量の変化は伴わないシンプルな構造とし、部分的に無理な応力がかからない構造とする。
【0023】
4)かつ、製作コストが最低限で実現できる手段、例えば、内径を一定にする、山の半径rを一定にする、などシートリングの金型加工が、汎用の加工機械で可能な設計とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の採った手段は、中心型バタフライ弁において、本体接液部とフランジ接続部をすべてゴムで覆うシートリングを持つ構造をなし、該シートリングを半径方向に切断した断面が、内径側にふくらむ山形状をもち、かつその山高さが弁棒に近づくにつれて低くなり、且つ、シートリングを半径方向に切断した断面が内径側にふくらんだ山高形状は、そのふもとに円筒形の平坦部をもち、その平坦部の円筒形が弁棒方向に短く、弁棒直交方向に長い径を持った楕円形状をなしていることを特徴としてしる。
【0026】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に記載した実施例を用いて説明する。
図1は、本発明のバタフライ弁のシートリングの一実施形態を示すもので、(a)は、正面図であり、弁体は省略してある。内径φD0は真円、φD1は楕円形状であることを示している。(b)は、弁翼付近の断面図である。この付近では、弁体の回転半径が最大であり、モーメントが長いため、シートリングと弁体の摩擦が弁棒トルクに最も大きく影響する。(弁棒トルク=シートリングと弁体の摩擦力×回転半径)。また(c)は、図(b)より弁棒に近い付近での断面図である。この付近では、図(b)と比較して、弁体の回転半径が小さいことを示している。また図(b)と比較しても、山rは同等で、高さeは低くなることを示している。また(d)は、円環状のシートリングを直線上に展開した図である。
【0027】
図1において、シートリング12の断面A(図1(b))に示すように、シートリング12は内径側にふくらむ半径rの円弧山高を持っており、山高頂部が形成する内径φD0は、常に弁体3の外径より一定量小さい内径を持っていて、全周にわたって適正なシールのためのつぶし量(変形量)を確保している。ここで半径rは全周にわたって一定とすることも可能である。
【0028】
また、山のふもとを形成する平坦部(内径φD1)は、図(a)の方向からみて楕円形状となっている。このため弁翼方向の断面Aでは山の高さeは高いが、断面Bのように弁棒に近づくにつれて高さeは低くなり、弁体とシートリングが面で接触する弁棒付近においては山の高さeはゼロになるように構成されている。
【0029】
この結果、山の半径rや内径φD0を一定に保ったとしても、山の高さeは断面Aの弁翼方向で高く、弁棒に近づくにつれて低くすることが可能であるので、弁体回転半径が大きくてシートリングとの接触面積が小さい、断面A部分においては、適切にシートリングのゴムが移動し、トルク低下効果を果たすことができる。また弁体回転半径が小さくトルクに影響の少ない弁棒付近(断面B)においては、接触面積が大きく、ゴムがずれやすいので、山高さeを低くすることによってゴムの移動を少なくし、シール性の低下を防ぐことが可能になるのである。
【0030】
図1は典型的な実施例であって、ここでは内径φD0と、山半径rは、どの部分をとっても一定に構成している。
【0031】
また山ふもとの平坦部の内径φD1は、シートリングセンターを中心に持った楕円形状であり、弁棒方向に短く、弁翼方向に長い径を持っている。この結果、山の高さeは断面A部分では最も高く、弁棒に近づくにつれて低くなり、弁棒部分ではe=0となる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、中心型バタフライ弁において、本体接液部とフランジ接続部をすべてゴムで覆うシートリングを持つ構造をなし、該シートリングを半径方向に切断した断面が、内径側にふくらむ山形状をもち、かつその山高さが弁棒に近づくにつれて低くなり、且つ、シートリングを半径方向に切断した断面が内径側にふくらんだ山形形状は、そのふもとに円筒形の平坦部をもち、その平坦部の円筒形が弁棒方向に短く、弁棒直交方向に長い径を持った楕円形状をなしているようにしたことにより、次のような効果を奏することができる。
【0033】
(i)接触量の多い弁棒付近で山高さを低くしゴム剛性を高めることで、ゴムの移動を抑制することが可能となる。その結果常時接触する弁棒付近における面圧(つぶし量)を弁翼方向と同等として、大きなつぶし量とすることなくシール性能を得ることができ、シール性と耐久性を同時に高めることが可能である。
つまり、シール性の低下しやすい弁棒付近での弁体回転に伴うゴムの移動に対するゴム剛性が高くなるように構成されるので、少ないつぶし量で高いシール性をもたらすことができる。
【0035】
ii 山の径rや内径φD0を一定に保ったとしても、山の高さeは断面Aの弁翼方向で高く、弁棒に近づくにつれて低くすることが可能であるので、弁体回転半径が大きくてシートリングとの接触面積が小さい、断面A部分においては、適切にシートリングのゴムが移動し、トルク低下効果を果たすことができる。また弁体回転半径が小さくトルクに影響の少ない弁棒付近(断面B)においては、接触面積が大きく、ゴムがずれやすいので、山高さeを低くすることによってゴムの移動を少なくし、シール性の低下を防ぐことが可能になるのである。
【0036】
iii また、内径や山の半径rは一定で、楕円内径は一定の関数値で求められるので、ゴム製シートリングの成型金型の加工は、一般の数値制御(NC)先晩などで可能であり、金型は低コストで高精度を得ることが可能である。
【0037】
iv さらに、シール、トルク性能を決定するのは、内径φD0と山半径rが最も重要であるが、この部分は真円形状、一定rであるので、汎用旋盤でも可能である。汎用旋盤では加工が困難なφD1の楕円形状精度は、シール、トルク性能にほとんど影響がないため、荒い精度で良く、加工工数を大きく損ねることはない。数値制御(NC)旋盤であれば加工は困難ではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバタフライ弁のシートリングの一実施形態を示すもので、(a)は正面図、(b)は弁翼付近の断面図(断面A)、(c)は弁棒に近い付近での断面図(断面B)、(d)は円環状のシートリングを直線上に展開した図である。
【図2】従来のシートリング構造の一例を示すもので、(a)は正面図、(b)は弁翼付近の断面図(断面A)、(c)は弁棒に近い付近での断面図(断面B)、(d)は円環状のシートリングを直線上に展開した図である。
【図3】従来のシートリング構造の他の例を示すもので、(a)は正面図、(b)は弁翼付近の断面図(断面A)、(c)は弁棒に近い付近での断面図(断面B)、(d)は円環状のシートリングを直線上に展開した図である。
【符号の説明】
1 本体(弁本体)
3 弁体
5 弁棒孔
12 シートリング
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention is an industrial butterfly valve used by being attached to a pipe flange for completely closing a fluid such as water, air and steam of 0 to 2 MPa, wherein the inner surface of the valve body and the flange connection surface are made of rubber. The rubber covered is a butterfly valve fitted with a sealing seat ring which also serves as a flange seal and a valve seat seal.
[0002]
[Prior art]
The conventional butterfly valve described above has a structure in which a rotating disk-shaped valve element cuts into a rubber sheet and seals the valve element. The force which stops the rotation of the body works.
[0003]
In order to mitigate the above-mentioned phenomenon, a device described in Japanese Utility Model Publication No. 52-30600 developed by the present applicant is mounted on the inner surface of a main body (valve main body) 1 as shown in FIG. A seat ring having a bulged peak with a radius r on the inner diameter side of the seat ring 2 was devised. This is to inflate only the portion where the valve element 3 comes into contact and seal, and when the valve element 3 is opened, it comes off quickly to reduce torque and at the same time improve durability.
[0004]
Here, the inner diameter φD0, the peak radius r, the peak height e, and the flat portion inner diameter φD1 at the base are always constant. For this reason, die machining can be performed with a general-purpose lathe, and the workability is good, but the peak height e is constant and the rubber rigidity is the same, so the contact area between the valve element and the seat ring is large, and the valve stem that increases the friction force In the vicinity of the (valve stem hole 5), the rubber tends to move, so that there is a problem that the sealing performance is reduced in this portion.
[0005]
FIG. 3A is a front view of the above, and the valve element is omitted. Both of the inner diameters φD0 and φD1 indicate a perfect circular shape.
FIG. 2B is a cross-sectional view of the vicinity of the valve blade. In this vicinity, since the turning radius of the valve body is the largest and the moment is long, the friction between the seat ring and the valve body has the greatest influence on the valve stem torque. (Valve torque = frictional force between seat ring and valve body × rotation radius) FIG. 3C is a cross-sectional view nearer to the valve stem than FIG. In this vicinity, the radius of rotation of the valve element is smaller than that in FIG.
FIG. 4D is a diagram in which an annular seat ring is developed on a straight line.
[0006]
Similarly, in the invention described in Japanese Patent Publication No. 58-25911 according to the present applicant's invention, the above features are further advanced, and as shown in FIG. The contact and detachment with the valve body 3 are simultaneously generated over the entire circumference to improve torque and durability.
[0007]
Here, there is a bulge on the inner diameter side, and the radius r of the ridge changes, and the radius r of the ridge becomes smaller as the ridge is closer to the valve stem. As a result, the contact between the valve body and the seat ring is intended to occur simultaneously in the vicinity of the valve stem and in the circumferential direction, but since the peak radius r cannot be made zero, simultaneous contact cannot be realized in the vicinity of the valve stem. There are also sites.
[0008]
Since the peak radius r changes, die machining of the seat ring cannot be performed by a general-purpose lathe or a numerically controlled lathe. Since manual work is required, it is difficult to maintain accuracy and the processing cost is also increased.
[0009]
In addition, since the peak height e is constant and the rubber rigidity is the same, the contact area between the valve body 3 and the seat ring 2 is large, and the rubber is easily moved in the vicinity of the valve stem where the frictional force increases, and the sealing property is obtained in this portion. However, there is a problem in that
[0010]
FIG. 3A is a front view of the above, and the valve element is omitted. This shows that both the inner diameters φD0 and φD1 are perfectly circular.
FIG. 2B is a cross-sectional view of the vicinity of the valve blade. In this vicinity, since the turning radius of the valve body is the largest and the moment is long, the friction between the seat ring and the valve body has the greatest influence on the valve stem torque. (Valve torque = frictional force between seat ring and valve body × rotation radius) FIG. 3C is a cross-sectional view nearer to the valve stem than FIG. In this vicinity, the radius of rotation of the valve element is smaller than that in FIG.
Further, since the peak radius r is smaller and the height e is the same as in FIG. 6B, the rigidity against the movement of rubber due to the rotation of the valve body is smaller.
FIG. 4D is a diagram in which an annular seat ring is developed on a straight line.
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
The above-mentioned conventional ones (FIGS. 2 and 3) reduce the torque and improve the durability, and the butterfly valve has been widely used in the industrial world. With the change in (requirement), the following drawbacks have become problematic.
[0012]
1) Since the valve element seals when fully closed, the valve element operates while rubbing against the seat ring. However, the rubber movement of the seat ring made of an elastic body such as rubber occurs as the valve element moves.
[0013]
2) The movement of the rubber is necessary to suppress the torque, but it is necessary to suppress the movement amount to a certain amount in order to reduce the sealing performance.
[0014]
3) Also, when the contact with the valve body is close to the valve stem and that of the valve blade portion farthest from the valve stem, the valve blade portion has a higher peripheral speed of the valve body but a smaller contact area (fully closed). From 3 to 10 degrees open, and the edge of the valve element is narrow), but as it approaches the vicinity of the valve stem, the peripheral speed decreases and the contact area increases. Always in contact.
[0015]
4) Here, in the case of the mountain-height structure as shown in FIG. 2, if the torque and the seating property are designed to be balanced at the valve blade portion with a small contact amount, the increase in the contact area near the valve stem with the large contact amount causes friction. Therefore, there is a risk that the moving amount becomes large and the sealing performance is impaired.
[0016]
5) Also, in FIG. 3, the contact opening between the valve body and the seat ring is intended to be simultaneously generated in the circumferential direction and the valve stem direction, and the contact amount should be the same over the entire circumference. To achieve true simultaneous contact, the peak width near the valve stem is close to zero, but this cannot be achieved, so the peak width is maintained to some extent. For this reason, simultaneous contact cannot be realized in a certain portion, and a portion having a large amount of contact still occurs. Furthermore, the width of the mountain becomes narrower (the radius of the mountain r becomes smaller) as it approaches the valve stem, which creates a situation in which rubber movement is likely to occur.
[0017]
In other words, in each case, there is a disadvantage that the movement of the rubber is large in the vicinity of the valve stem (FIGS. 2 (c) and 3 (c)), and this portion tends to leak under high pressure. Further, in order to compensate for this defect, the amount of crushing of this portion must be increased, resulting in a decrease in durability.
[0018]
In the structure of FIG. 3, the radius r of the mountain continuously changes along the cosine curve, so that the die cannot be processed by a general-purpose processing machine, and manual processing is required. It has become.
[0019]
An object of the present invention is to improve the following points in view of the above-mentioned problems of the related art.
[0020]
1) A mountain height structure that is quickly separated and effective for suppressing torque and improving durability.
[0021]
2) In addition, the height of the rubber near the valve stem is lowered and the rigidity of the rubber is increased, so that the amount of movement of the rubber is made smaller than that of the valve blade, thereby preventing the sealing ability from being lowered.
[0022]
3) The amount of bite between the valve body and the seat ring is optimized over the entire circumference, and the structure is simple with no abrupt shape change or change in the amount of bite to provide the above-mentioned structures 1) and 2). The structure is such that excessive stress is not applied.
[0023]
4) In addition, the design is such that the processing of the seat ring can be performed by a general-purpose processing machine, such as means capable of realizing the manufacturing cost at a minimum, for example, to keep the inner diameter constant, to keep the radius r of the mountain constant, and the like. .
[0024]
[Means for Solving the Problems]
Means taken by the present invention to solve the above-mentioned problem is that the center type butterfly valve has a structure having a seat ring that covers all of the main body wetted portion and the flange connection portion with rubber, and the seat ring is radially moved. section cut in the has a mountain shape bulging to an inner diameter side, and Ri a lower as the peak height approaches the valve stem, and the cross section obtained by cutting the sheet ring radially swelled radially inward bowler shape, It is characterized in that it has a cylindrical flat portion at the base, and the cylindrical shape of the flat portion has an elliptical shape having a short diameter in the valve stem direction and a long diameter in the valve stem orthogonal direction.
[0026]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to examples shown in the drawings.
FIG. 1 shows an embodiment of a seat ring of a butterfly valve according to the present invention. FIG. 1 (a) is a front view and a valve body is omitted. Inner diameter φD0 indicates a perfect circle, and φD1 indicates an elliptical shape. (B) is a sectional view near the valve blade. In this vicinity, since the turning radius of the valve body is the largest and the moment is long, the friction between the seat ring and the valve body has the greatest influence on the valve stem torque. (Valve torque = frictional force between seat ring and valve x radius of rotation). (C) is a sectional view in the vicinity of the valve stem as compared with (b). In this vicinity, the radius of rotation of the valve element is smaller than that in FIG. Also, as compared with FIG. (B), the peak r is the same and the height e is lower. (D) is a view in which an annular seat ring is developed on a straight line.
[0027]
In FIG. 1, as shown in the cross section A (FIG. 1B) of the seat ring 12, the seat ring 12 has an arc peak height of a radius r bulging to the inner diameter side, and the inner diameter φD0 formed by the peak height is always The inner diameter of the valve body 3 is smaller than the outer diameter of the valve body 3 by a certain amount, and the crush amount (deformation amount) for proper sealing is secured over the entire circumference. Here, the radius r can be constant over the entire circumference.
[0028]
Further, the flat portion (inner diameter φD1) forming the foot of the mountain has an elliptical shape when viewed from the direction of FIG. For this reason, the height e of the peak is high in the section A in the valve blade direction, but the height e decreases as approaching the valve stem as in the section B, and in the vicinity of the valve stem where the valve element and the seat ring are in contact with each other in the surface, The height e of the peak is configured to be zero.
[0029]
As a result, even if the radius r of the peak and the inner diameter φD0 are kept constant, the height e of the peak can be increased in the direction of the valve blade of the cross section A, and can be decreased toward the valve stem. In the section A where the radius is large and the contact area with the seat ring is small, the rubber of the seat ring is appropriately moved, and a torque reduction effect can be achieved. Also, in the vicinity of the valve stem (section B) where the rotation radius of the valve body is small and the torque is little affected (cross section B), the contact area is large, and the rubber is likely to be displaced. Can be prevented from decreasing.
[0030]
FIG. 1 shows a typical embodiment, in which the inside diameter φD0 and the peak radius r are constant regardless of the portion.
[0031]
The inner diameter φD1 of the flat portion at the foot of the mountain is elliptical with the center of the seat ring center, and is shorter in the valve stem direction and longer in the valve blade direction. As a result, the peak height e is highest in the section A, becomes lower as approaching the valve stem, and e = 0 in the valve stem portion.
[0032]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, in the center type butterfly valve, a structure having a seat ring that entirely covers the main body liquid contact portion and the flange connection portion with rubber is provided, and a cross section obtained by cutting the seat ring in a radial direction is formed. , The peak shape that bulges to the inner diameter side, and the hill height decreases as it approaches the valve stem, and the cross-section obtained by cutting the seat ring in the radial direction bulges to the inner diameter side is a cylindrical shape at the base. Having the flat portion, the cylindrical shape of the flat portion is short in the valve stem direction and has an elliptical shape having a long diameter in the valve stem orthogonal direction, so that the following effects can be obtained. .
[0033]
(I) It is possible to suppress the movement of rubber by lowering the peak height and increasing the rubber rigidity near the valve stem having a large contact amount. As a result, the surface pressure (crushing amount) in the vicinity of the valve stem that is in constant contact can be made equal to the direction of the valve blade, and the sealing performance can be obtained without a large amount of crushing, and the sealing performance and durability can be improved simultaneously. is there.
That is, since the rubber stiffness against the movement of the rubber accompanying the rotation of the valve body near the valve stem where the sealing property is apt to decrease is increased, a high sealing property can be obtained with a small crushing amount.
[0035]
( Ii ) Even if the diameter r of the peak and the inner diameter φD0 are kept constant, the height e of the peak is high in the direction of the valve blade of the section A and can be reduced as the position approaches the valve stem. In the section A where the radius is large and the contact area with the seat ring is small, the rubber of the seat ring is appropriately moved, and a torque reduction effect can be achieved. Also, in the vicinity of the valve stem (section B) where the rotation radius of the valve body is small and the torque is little affected (cross section B), the contact area is large, and the rubber is likely to be displaced. Can be prevented from decreasing.
[0036]
( Iii ) Further , since the inner diameter and the radius r of the peak are constant and the inner diameter of the ellipse is determined by a constant function value, the processing of the molding die for the rubber seat ring is performed by general numerical control (NC) last night or the like. It is possible, and the mold can obtain high precision at low cost.
[0037]
( Iv ) Further, the inner diameter φD0 and the peak radius r are the most important factors for determining the sealing and torque performance. However, since this portion has a perfect circular shape and a constant r, it can be performed by a general-purpose lathe. Since the precision of the elliptical shape of φD1, which is difficult to process with a general-purpose lathe, has almost no effect on the sealing and torque performance, rough precision is sufficient, and the processing man-hour is not significantly impaired. Machining is not difficult with a numerically controlled (NC) lathe.
[Brief description of the drawings]
1A and 1B show an embodiment of a seat ring of a butterfly valve according to the present invention, wherein FIG. 1A is a front view, FIG. 1B is a sectional view near a valve blade (section A), and FIG. Sectional views (cross section B) in the vicinity and (d) are views in which an annular seat ring is developed on a straight line.
2A and 2B show an example of a conventional seat ring structure, in which FIG. 2A is a front view, FIG. 2B is a sectional view near a valve blade (section A), and FIG. 2C is a section near a valve stem. Figures (section B) and (d) are views in which an annular seat ring is developed on a straight line.
3A and 3B show another example of a conventional seat ring structure, in which FIG. 3A is a front view, FIG. 3B is a sectional view near a valve blade (section A), and FIG. 3C is near a valve stem. Are cross-sectional views (cross-section B) and (d) of the annular seat ring developed on a straight line.
[Explanation of symbols]
1 body (valve body)
3 valve body 5 stem hole 12 seat ring

Claims (1)

中心型バタフライ弁において、本体接液部とフランジ接続部をすべてゴムで覆うシートリングを持つ構造をなし、該シートリングを半径方向に切断した断面が、内径側にふくらむ山形状をもち、かつその山高さが弁棒に近づくにつれて低くなり、且つ、シートリングを半径方向に切断した断面が内径側にふくらんだ山高形状は、そのふもとに円筒形の平坦部をもち、その平坦部の円筒形が弁棒方向に短く、弁棒直交方向に長い径を持った楕円形状をなしていることを特徴とするバタフライ弁のシートリング。In the center type butterfly valve, a structure having a seat ring that covers all the main body liquid contact portion and the flange connection portion with rubber is provided, and a cross-section obtained by cutting the seat ring in a radial direction has a mountain shape bulging toward the inside diameter, and mountain Ri height is lower toward the valve stem, and the cross section obtained by cutting the sheet ring radially swelled radially inward bowler shape has a flat portion of the cylindrical foot that, cylindrical its flat portion A butterfly ring having a diameter shorter in the valve stem direction and longer in a direction perpendicular to the valve stem .
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