JP3559867B2 - Combustion device for ramjet engine - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はラムジェット・エンジン用燃焼装置およびその燃焼制御方法に関する。さらに詳しくは、広い飛行マッハ数において安定して保炎するとともに燃焼効率が高く、しかも窒素酸化物の排出が少ないラムジェット・エンジン用燃焼装置およびその燃焼制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ジェット旅客機の輸送力増強のために、高度25,000mを飛行マッハ数5程度の巡航速度で飛行する超音速旅客機の開発がなされている。この超音速旅客機のエンジンとしては、速度が飛行マッハ数2.5を超えているところから、ラム圧を利用するだけで充分な圧縮圧力が得られるので、ラムジェット・エンジンの採用が検討されている。
【0003】
このラムジェット・エンジンは現在のところは、ミサイルや無人標的機のエンジンとして利用されている。しかしながら、これらは主として軍事用に用いられるために、オフデザインの低当量比時に燃焼効率が悪く、その上、汚染物質の排出抑制手段、とりわけ窒素酸化物の排出抑制手段を備えていないために、定格出力時に非常に高いレベルで窒素酸化物の排出がなされる。そのため、オゾン層の破壊等の大気汚染が重要な問題となる高度を飛行する超音速旅客機のエンジンとして、従来のラムジェット・エンジンをそのまま採用することができない。
【0004】
かかる現在用いられているラムジェット・エンジンの問題点を解決し、低汚染性の燃焼炉を有するラムジェット・エンジンを提供することを目的として、特開平5ー187321号公報には、
a)燃料霧化手段が、ガス流チャネル内に配置されかつガスの進路に垂直な面内に等間隔で配置された複数の噴射モジュールに設けられており、
b)前記モジュールが、ガス流方向に口が広がりかつ第1の助燃剤流の入口オリフィスをその上流部に備えるカバーを各々含み、第2の助燃剤流が循環するスペースを該カバー間に形成するように配置されており、
c)燃料霧化手段は、第1の燃焼を受ける非常に高濃度の混合物を、前記カバーにより画成される容積内に形成するように第1の助燃剤流内に燃料を噴射し、
d)前記カバーは、前記モジュールの下流に燃焼済みの低濃度混合物を形成するように、前記カバーの出口の近傍で第1の燃焼からのガスを第2の助燃剤流内で迅速に希釈することが可能な外形を有する
ことを特徴とするラムジェット・エンジンが提案され、またその好ましい態様として各噴射モジュールが、近傍のモジュールに向かって火炎を伝播させる手段と、ガス流壁の熱保護手段と、ガス流壁の冷却手段とを備えてなるラムジェット・エンジンが提案されている。
【0005】
しかしながら、前記提案によるラムジェット・エンジンでは、その主要部を構成しているモジュールの形状が複雑であるので、その構造が複雑となり、その結果、製造コストおよび工程の増大を招いているという別の問題が生じている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる従来技術の問題点に鑑みなされたものであって、広い飛行マッハ数の範囲において燃焼効率がよく、しかも窒素酸化物の排出が低減されてなるラムジェット・エンジンに用いられる簡易な構成の燃焼装置およびその燃焼制御方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のラムジェット・エンジン用燃焼装置は、少なくとも内側燃焼装置と外側燃焼装置とを備え、前記内側燃焼装置と外側燃焼装置とはインナーライナーにより隔絶され、前記インナーライナーは、後端部にガス混合手段を有し、前記内側燃焼装置は、前記インナーライナーにより形成される空間の前端部近傍に燃料噴射部と該燃料噴射部の後方所定位置に配置された保炎器とを有し、前記外側燃焼装置は、前記インナーライナーと燃焼ダクトとにより形成される空間の前記ガス混合手段の近傍に燃料噴射部を有してなることを特徴とする。
【0008】
本発明のラムジェット・エンジン用燃焼装置においては、前記ガス混合手段が、外側包絡面がダイバージェントノズル状に形成され、内側包絡面がコンバージェントノズル状に形成されてなる波形板を有するミキサーであるのが好ましい。
【0011】
【作用】
本発明においては、燃焼装置が少なくとも内側燃焼装置と外側燃焼装置とにより構成されている。それにより、低飛行マッハ数時は、内側燃焼装置のみにより燃焼を行うので、燃料の絶対量が少ないにもかかわらず理論混合比あるいはそれに近い混合比で燃焼させることができ、さらに燃焼反応時間も長くすることができる。そのため、燃焼も安定する。また、高飛行マッハ数時は、内側燃焼装置および外側燃焼装置により燃焼を行うので、燃料の絶対量が増加するにもかわらず希薄混合燃焼させて、窒素酸化物の生成を抑制することができる。
【0012】
本発明の好ましい態様においては、内側燃焼装置が燃焼ガス排出端部に外側燃焼装置からのガスとのガス混合手段を有しているので、ラムジェット・エンジンからの排出ガス温度分布が均一化される。そのため、排ガス温度分布がばらつくことにより生ずる排気騒音が低減される。
【0013】
また、本発明の別の好ましい態様においては、外側燃焼装置の燃料噴射部が、前記ガス混合手段の近傍に配設されているので、燃焼ガスの対流時間が短くなる。そのため、窒素酸化物の発生がより一層抑制される。
【0014】
【実施例】
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【0015】
本発明のラムジェット・エンジン用燃焼装置(以下、単に燃焼装置という)の一実施例を図1に示し、同燃焼装置Aは、内側燃焼装置1と外側燃焼装置2とを主要構成要素としてなる。この内側燃焼装置1と外側燃焼装置2とは、内側燃焼装置1を構成しているインナーライナー11により隔絶されている。そのため、内側燃焼装置1と外側燃焼装置2の空気流路および燃焼排ガス流路は相互に独立している。ここで、内側燃焼装置の設計点は、飛行マッハ数が3程度とされ、そのときの燃料と空気との混合比は1.0程度とされ、また外側燃焼装置の設計点は、飛行マッハ数が5程度とされ、そのときの燃料と空気との混合比は0.4程度とされている。
【0016】
この場合、内側燃焼装置1のみが起動されているときは、内側燃焼装置1からの排ガスと、外側燃焼装置2を単に通過してきた空気とでは温度差を有するため、そのまま排出させると、温度分布の差による、いわゆるジェット騒音が発生するので、本実施例では、内側燃焼装置1のインナーライナー11の後端部にガス混合手段12を形成するミキサーが配設されている。このミキサー12としては、例えば、図2および図3に示すように、波形板をその外側包絡面12aをダイバージェントノズル状に形成し、その内側包絡面12bをコンバージェントノズル状に形成したものが用いられる。ただし、これに限定されるものではない。
【0017】
内側燃焼装置2は、インナーライナー11により形成される空間13内部に燃料噴射部14と保炎器15を有している。この燃料噴射部14は、インナーライナー11の前端部近傍に設けられ、また保炎器15はこの燃料噴射部14の後方の所定位置に所定配列で配設されている。ここで、燃料噴射部14は、例えば多数の燃料噴射孔14aが下流側を向けて形成されているリング状の燃料噴射管や棒状の燃料噴射管により構成される。この燃料噴射管に形成される燃料噴射孔14aのサイズおよび個数は、所望出力に応じ適宜調整され、その一例をあげれば、リング状の噴射管の場合、孔径1mm、ピッチ10mmで、82個とされる。また、保炎器15としては、例えばVガッタ保炎器が用いられる。この保炎器15の形状は、例えばリング条の燃料噴射管が用いられるときは、それに対応させてリング状とされ、棒状の燃料噴射管が用いられるときは、それに対応させて棚状とされる。
【0018】
外側燃焼装置2は、インナーライナー11とその外側に設けられている燃焼ダクト3とにより形成される空間21内部に燃料噴射部22を有している。燃焼ガスの滞留時間が長くなると、図4に示すように、窒素酸化物の生成される割合が多くなるので、この燃料噴射部22は、前記ミキサー12の近傍に配設されている。なお、この燃料噴射部22も、内側燃焼装置1の燃料噴射部14同様に、リング状あるいは棒状の燃料噴射管により構成される。この燃料噴射管の燃料噴射孔22aのサイズおよび個数も所望出力応じて適宜選定され、その一例をあげれば、棒状の燃料噴射管では、孔径1mm、個数6個の噴射孔を有する棒状燃料噴射管が、燃焼器周上16本均等に配列されたものとされる。
【0019】
次に、このように構成されたラムジェット・エンジン用燃焼装置における燃焼について、図5および図6を参照しながら説明する。
【0020】
▲1▼保炎器15に設けられているパイロット燃料噴射ノズル(図示せず)からパイロット燃料が噴射される。
【0021】
▲2▼パイロット燃料が点火栓(図示せず)により着火されて、火種が形成される。
【0022】
▲3▼火種が安定した時点で、内側燃焼装置2の燃料噴射部からの燃料噴射が開始される(図5参照)。
【0023】
▲4▼内側燃焼装置1の燃料噴射部14からの燃料供給量が増加されて、飛行マッハ数が4程度に達すると、外側燃焼装置2の燃料噴射部22からも燃料の供給が開始される。
【0024】
▲5▼外側燃焼装置2の燃料噴射部22からの燃料供給量が増加され、その一方で内側燃焼装置2の燃料噴射部14からの燃料供給量が減少される(図6参照)。
【0025】
▲6▼高飛行マッハ数(設計巡航点)では、外側燃焼装置2の燃料噴射部22と内側燃焼装置1の燃料噴射部14から噴射する燃料量は、それぞれの燃焼装置内での混合比が、ほぼ同一になるように制御される。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のラムジェット・エンジン用燃焼装置によれば、独立したガス流路を有する少なくとも二つの燃焼装置によりラムジェット・エンジンを構成しているので、ラムジェット・エンジンの構成を簡素化できるとともに、低飛行マッハ数時においては、内側燃焼装置のみを作動させて理論混合比あるいはそれに近い混合比で燃料を燃焼させることができる。そのため、燃料の絶対量が少ない低飛行マッハ数時においても効率の良い燃焼がなされる。また、高飛行マッハ数時においては、外側燃焼装置における燃焼量を内側燃焼装置の燃焼量を多くする一方で、内側燃焼装置の燃焼量を低飛行マッハ数時よりも減少させているので、希薄混合燃焼となり窒素酸化物の生成を抑制することができるという優れた効果が得られる。また、内側燃焼装置と外側燃焼装置からの排ガスをガス混合手段により混合して排気しているので、排ガスの温度が均一化されてジェット騒音が低減されるという効果も得られる。
【0027】
外側燃焼装置の燃料噴射部がガス混合手段の近傍に配設されている本発明の好ましい態様によれば、燃焼ガスの滞留時間を短くでき窒素酸化物の生成をより一層抑制することができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラムジェット・エンジン用燃焼装置の概略図である。
【図2】ミキサーの端面図である。
【図3】ミキサーの長手方向断面図である。
【図4】滞留時間とNOの生成割合を示すグラフである。
【図5】低飛行マッハ数時に内側燃焼装置のみが起動されている状態の説明図である。
【図6】高飛行マッハ数時に内側燃焼装置および外側燃焼装置が起動されている状態の説明図である。
【符号の説明】
1 内側燃焼装置
11 インナーライナー
12 ガス混合手段(ミキサー)
13 インナーライナーにより形成される空間
14 燃料噴射部
15 保炎器
2 外側燃焼装置
21 インナーライナーと燃焼ダクトにより形成される空間
22 燃料噴射部
3 燃焼ダクト
A ラムジェット・エンジン用燃焼装置
[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a combustion device for a ramjet engine and a combustion control method thereof. More specifically, the present invention relates to a ramjet engine combustion device that stably maintains flame at a wide flight Mach number, has high combustion efficiency, and emits a small amount of nitrogen oxides, and a combustion control method therefor.
[0002]
[Prior art]
In order to increase the transport capacity of jet airliners, supersonic airliners that fly at an altitude of 25,000 m at a cruising speed of a flight Mach number of about 5 have been developed. As the engine of this supersonic airliner, where the speed exceeds the flight Mach number 2.5, sufficient compression pressure can be obtained only by using the ram pressure, the use of a ramjet engine has been studied. I have.
[0003]
The ramjet engine is currently used for missiles and unmanned target aircraft. However, since they are mainly used for military purposes, the combustion efficiency is low at the low equivalent ratio of off-design, and furthermore, since they do not have means for suppressing pollutant emission, especially nitrogen oxide emission, At rated output, very high levels of nitrogen oxide emissions are produced. Therefore, a conventional ramjet engine cannot be used as it is as an engine of a supersonic airliner flying at an altitude where air pollution such as destruction of the ozone layer is an important problem.
[0004]
For the purpose of solving the problems of the currently used ramjet engine and providing a ramjet engine having a low-pollution combustion furnace, Japanese Patent Application Laid-Open No. Hei 5-187321 discloses a ramjet engine.
a) fuel atomization means are provided in a plurality of injection modules arranged in the gas flow channel and equally spaced in a plane perpendicular to the path of the gas;
b) said modules each comprising a cover diverging in the direction of gas flow and having an inlet orifice for the first combustion aid stream upstream thereof, forming a space between said covers for the circulation of the second combustion aid stream; Are arranged so that
c) fuel atomization means injects fuel into the first co-fuel flow such that a very concentrated mixture undergoing the first combustion is formed in the volume defined by the cover;
d) the cover rapidly dilutes gas from a first combustion in a second co-firent stream near an outlet of the cover so as to form a burned lean mixture downstream of the module. A ramjet engine is proposed, characterized in that each injection module has a means for propagating a flame toward a nearby module and a means for thermal protection of the gas flow wall. And a ramjet engine comprising a gas flow wall cooling means.
[0005]
However, in the ramjet engine according to the above proposal, another problem is that the structure of the module constituting the main part is complicated, so that the structure is complicated, resulting in an increase in manufacturing cost and process. There is a problem.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the problems of the prior art, and has a simple combustion used in a ramjet engine having good combustion efficiency in a wide flight Mach number range and reduced nitrogen oxide emission. It is an object of the present invention to provide a combustion device having a configuration and a combustion control method therefor.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The combustion device for a ramjet engine according to the present invention includes at least an inner combustion device and an outer combustion device, wherein the inner combustion device and the outer combustion device are separated by an inner liner, and the inner liner has a gas at a rear end. Having a mixing means, the inner combustion device has a fuel injector near the front end of a space formed by the inner liner and a flame stabilizer arranged at a predetermined position behind the fuel injector, The outer combustion device has a fuel injection section in a space formed by the inner liner and the combustion duct near the gas mixing means .
[0008]
In the combustion device for a ramjet engine according to the present invention, the gas mixing means is a mixer having a corrugated plate in which an outer envelope surface is formed in a divergent nozzle shape and an inner envelope surface is formed in a convergent nozzle shape. the preferred there to have.
[0011]
[Action]
In the present invention, the combustion device includes at least an inner combustion device and an outer combustion device. Therefore, at low flight Mach number, combustion is performed only by the inner combustion device, so that combustion can be performed at a stoichiometric mixture ratio or a mixture ratio close to the stoichiometric ratio even though the absolute amount of fuel is small, and the combustion reaction time is also reduced. Can be longer. Therefore, combustion is stabilized. Further, at the time of high flight Mach number, combustion is performed by the inner combustion device and the outer combustion device, so that lean mixed combustion can be performed despite the increase in the absolute amount of fuel, and the generation of nitrogen oxides can be suppressed. .
[0012]
In a preferred embodiment of the present invention, the temperature distribution of the exhaust gas from the ramjet engine is made uniform because the inner combustion device has gas mixing means at the end of the combustion gas discharge with the gas from the outer combustion device. You. Therefore, exhaust noise caused by variation in the exhaust gas temperature distribution is reduced.
[0013]
Further, in another preferred aspect of the present invention, the convection time of the combustion gas is shortened because the fuel injection section of the outer combustion device is disposed near the gas mixing means. Therefore, generation of nitrogen oxides is further suppressed.
[0014]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described based on embodiments with reference to the accompanying drawings, but the present invention is not limited to only the embodiments.
[0015]
One embodiment of a combustion device for a ramjet engine (hereinafter simply referred to as a combustion device) according to the present invention is shown in FIG. 1, and the combustion device A includes an inner combustion device 1 and an outer combustion device 2 as main components. . The inner combustion device 1 and the outer combustion device 2 are separated from each other by an inner liner 11 constituting the inner combustion device 1. Therefore, the air passage and the flue gas passage of the inner combustion device 1 and the outer combustion device 2 are independent of each other. Here, the design point of the inner combustion device is that the flight Mach number is about 3, the mixing ratio of fuel and air at that time is about 1.0, and the design point of the outer combustion device is the flight Mach number. Is about 5, and the mixing ratio of fuel and air at that time is about 0.4.
[0016]
In this case, when only the inner combustion device 1 is activated, the exhaust gas from the inner combustion device 1 and the air that has just passed through the outer combustion device 2 have a temperature difference. In this embodiment, a mixer that forms the gas mixing means 12 is provided at the rear end of the inner liner 11 of the inner combustion device 1 because a so-called jet noise is generated due to the difference between the two. For example, as shown in FIGS. 2 and 3, the mixer 12 has a corrugated plate whose outer envelope surface 12a is formed in a divergent nozzle shape and whose inner envelope surface 12b is formed in a convergent nozzle shape. Used. However, it is not limited to this.
[0017]
The inner combustion device 2 has a fuel injection unit 14 and a flame stabilizer 15 inside a space 13 formed by the inner liner 11. The fuel injection section 14 is provided near the front end of the inner liner 11, and the flame stabilizer 15 is arranged at a predetermined position behind the fuel injection section 14 in a predetermined arrangement. Here, the fuel injection unit 14 is configured by, for example, a ring-shaped fuel injection pipe or a rod-shaped fuel injection pipe in which a large number of fuel injection holes 14a are formed toward the downstream side. The size and number of the fuel injection holes 14a formed in this fuel injection pipe are appropriately adjusted according to the desired output. For example, in the case of a ring-shaped injection pipe, the diameter is 1 mm, the pitch is 10 mm, and the number is 82. Is done. As the flame stabilizer 15, for example, a V-gutter flame stabilizer is used. For example, when a ring-shaped fuel injection tube is used, the shape of the flame stabilizer 15 is formed in a ring shape corresponding thereto, and when a rod-shaped fuel injection tube is used, the shape thereof is formed in a shelf shape corresponding thereto. You.
[0018]
The outer combustion device 2 has a fuel injection unit 22 inside a space 21 formed by the inner liner 11 and the combustion duct 3 provided outside the inner liner 11. As the residence time of the combustion gas becomes longer, as shown in FIG. 4, the rate of generation of nitrogen oxides increases. Therefore, the fuel injection section 22 is arranged near the mixer 12. The fuel injection section 22 is also formed of a ring-shaped or rod-shaped fuel injection pipe, like the fuel injection section 14 of the inner combustion device 1. The size and number of the fuel injection holes 22a of the fuel injection tube are also appropriately selected according to the desired output. For example, in the case of a rod-shaped fuel injection tube, a rod-shaped fuel injection tube having a hole diameter of 1 mm and six injection holes is provided. Are arranged uniformly on the circumference of the combustor.
[0019]
Next, combustion in the combustion device for a ramjet engine configured as described above will be described with reference to FIGS.
[0020]
(1) Pilot fuel is injected from a pilot fuel injection nozzle (not shown) provided in the flame stabilizer 15.
[0021]
(2) The pilot fuel is ignited by an ignition plug (not shown) to form a spark.
[0022]
{Circle over (3)} When the fire is stabilized, fuel injection from the fuel injection section of the inner combustion device 2 is started (see FIG. 5).
[0023]
{Circle over (4)} When the fuel supply amount from the fuel injection unit 14 of the inner combustion device 1 is increased and the flight Mach number reaches about 4, the supply of fuel from the fuel injection unit 22 of the outer combustion device 2 is also started. .
[0024]
(5) The fuel supply amount from the fuel injection unit 22 of the outer combustion device 2 is increased, while the fuel supply amount from the fuel injection unit 14 of the inner combustion device 2 is reduced (see FIG. 6).
[0025]
{Circle around (6)} At a high flight Mach number (design cruise point), the fuel amount injected from the fuel injection section 22 of the outer combustion apparatus 2 and the fuel injection section 14 of the inner combustion apparatus 1 has a mixing ratio in each combustion apparatus. , Are controlled to be substantially the same.
[0026]
【The invention's effect】
As described above, according to the ramjet engine combustion device of the present invention, the ramjet engine is configured by at least two combustion devices having independent gas flow paths. And at low flight Mach numbers, the fuel can be burned at the stoichiometric mixture ratio or a mixture ratio close to the stoichiometric mixture ratio by operating only the inner combustion device. Therefore, efficient combustion is performed even at a low flight Mach number where the absolute amount of fuel is small. In addition, at high flight Mach number, while the combustion amount in the outer combustion device is increased by the inner combustion device, the combustion amount in the inner combustion device is reduced from that at low flight Mach number, so An excellent effect that mixed combustion can be suppressed to suppress generation of nitrogen oxides can be obtained. Further, since the exhaust gas from the inner combustion device and the exhaust gas from the outer combustion device are mixed and exhausted by the gas mixing means, an effect that the temperature of the exhaust gas is made uniform and jet noise is reduced can be obtained.
[0027]
According to a preferred aspect of the present invention in which the fuel injection section of the outer combustion device is disposed near the gas mixing means, the residence time of the combustion gas can be shortened, and the generation of nitrogen oxides can be further suppressed. The effect is also obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view of a combustion device for a ramjet engine according to the present invention.
FIG. 2 is an end view of the mixer.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view of the mixer.
FIG. 4 is a graph showing a residence time and a NO generation ratio.
FIG. 5 is an explanatory diagram of a state in which only the inner combustion device is activated at a low flight Mach number.
FIG. 6 is an explanatory diagram of a state in which an inner combustion device and an outer combustion device are activated at a high flight Mach number.
[Explanation of symbols]
1 inner combustion device 11 inner liner 12 gas mixing means (mixer)
13 Space formed by inner liner 14 Fuel injection unit 15 Flame holder 2 Outer combustion device 21 Space formed by inner liner and combustion duct 22 Fuel injection unit 3 Combustion duct A Combustion device for ramjet engine

Claims (2)

少なくとも内側燃焼装置と外側燃焼装置とを備え、
前記内側燃焼装置と外側燃焼装置とはインナーライナーにより隔絶され、
前記インナーライナーは、後端部にガス混合手段を有し、
前記内側燃焼装置は、前記インナーライナーにより形成される空間の前端部近傍に燃料噴射部と該燃料噴射部の後方所定位置に配置された保炎器とを有し、
前記外側燃焼装置は、前記インナーライナーと燃焼ダクトとにより形成される空間の前記ガス混合手段の近傍に燃料噴射部を有してなる
ことを特徴とするラムジェット・エンジン用燃焼装置。
Comprising at least an inner combustion device and an outer combustion device,
The inner combustion device and the outer combustion device are separated by an inner liner,
The inner liner has a gas mixing means at a rear end,
The inner combustion device has a fuel injector near a front end of a space formed by the inner liner and a flame stabilizer arranged at a predetermined position behind the fuel injector.
The combustion device for a ramjet engine , wherein the outer combustion device has a fuel injection unit in a space formed by the inner liner and a combustion duct near the gas mixing unit .
ガス混合手段が、外側包絡面がダイバージェントノズル状に形成され、内側包絡面がコンバージェントノズル状に形成されてなる波形板を有するミキサーであることを特徴とする請求項1記載のラムジェット・エンジン用燃焼装置。 2. The ramjet according to claim 1 , wherein the gas mixing means is a mixer having a corrugated plate having an outer envelope formed in a divergent nozzle shape and an inner envelope surface formed in a convergent nozzle shape. Engine combustion device.
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KR101863445B1 (en) * 2016-08-17 2018-05-31 현대로템 주식회사 Dual Mode Ramjet Engine

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