JP3559631B2 - 半導体メモリ及びデータ処理装置 - Google Patents

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  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体メモリ、さらにはキャッシュ技術に関し、例えばマイクロプロセッシングユニットなどのデータ処理装置に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
マイクロプロセッサ(単にプロセッサとも称する)の動作周波数は年々向上しており、メインメモリのアクセスタイムとの差はますます大きくなっている。このギャップを埋めるため、メインメモリの情報を一部キャッシュメモリに共有させてメインメモリを階層化させることにより、プロセッサによるメモリアクセス時間を短縮するようにしている。すなわち、プロセッサからの要求に応じてメインメモリから取出してキャッシュメモリに記憶されたデータはその後もしばらくはアクセスされる可能性が高く、従ってメインメモリのデータが一旦キャッシュメモリに記憶されると、キャッシュメモリの高速メモリとしての機能が発揮され、これによりプロセッサのメモリアクセス待ち時間が大幅に削減される。
【0003】
一般に、プロセッサからのメモリアクセスに対し、キャッシュメモリ内にそのアクセス領域のデータが存在する確率はヒット率で示され、データが存在する場合はキャッシュ・ヒット、データが存在しない場合はキャッシュ・ミスとされる。キャッシュ・ミスの場合には、プロセッサからの要求アドレスのワードを含むデータの固まり(データ群)がメインメモリからキャッシュメモリへ取込まれ、次回からのアクセスに備えられる。
【0004】
高速なメモリでも、プロセッサと同じサイクルでデータをアクセスすることはできないので、高速なプロセッサでは、同一チップ内にキャッシュメモリを実装することが多い。そのようなオンチップのキャッシュメモリ、又はトランスファルックアサイドバッファ(TLB)は、エントリ数が少ない場合にはCAM(連想メモリ)を用いてフルアソシアティブ方式とすることが多いが、エントリ数が多い場合にはメモリセルが大きいため、不向きとなる。そのような場合には、通常のRAMとゲートで構成された比較器(スタティック回路)を組合わせて、セットアソシアティブ方式(2セット〜4セット)のキャッシュメモリを構成することが多い。
【0005】
尚、キャッシュメモリについて記載された文献の例としては、「1チップキャッシュメモリμpD43608Rの概要と活用法(インタフェースAug 1987)」がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
セットアソシアティブ方式の場合、リードアクセスにおいて、タグアレイ部の読出しを行って、どの面がヒットしたかを判断し、ヒットした面のデータをデータアレイ部から読出さなければならない。これではデータが出力されるまでに時間がかかるので、タグアレイ部とデータアレイ部とを同時に読出して、ヒット信号により、データアレイ部の出力データの選択を行うことが多い。しかしながら、この方式では、データアレイ部の全ての面のデータを読出さなければならないため、センスアンプの数が多くなり、また、これとタグアレイ部とが同時にアクセスされるため、急峻な電流変化により、ノイズが大きくなる。
【0007】
本発明の目的は、キャッシュメモリを含む半導体メモリの高速化、及び消費電力の低減を図ることにある。
【0008】
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
【0010】
すなわち、複数のタグアレイ(520,521)に対応して配置され、それぞれ対応するタグアレイの出力信号を増幅する第1センスアンプ(54,55)と、この第1センスアンプの出力データ確定に呼応して生成された制御信号により、入力アドレスと上記第1センスアンプ出力との比較動作を開始するコンパレータ(57,58)とを設け、さらに上記複数のタグアレイに対応して配置された複数のデータアレイ(530,531)を含み、上記コンパレータの比較結果をアドレスの一部として取込むことにより、有効なデータアレイの選択を可能とするデータアレイ部(53)を設け、そして複数のデータアレイによって共有される第2センスアンプ(56)を設ける。
【0011】
タグアレイ部に設けられたダミービットと、複数のタグアレイに対応して配置され、それぞれ対応するタグアレイの出力信号を増幅する第1センスアンプと、上記ダミービットからの読出しデータに基づいて生成された制御信号により、上記入力アドレスと上記第1センスアンプ出力との比較動作を開始するコンパレータとを設け、さらに上記複数のタグアレイに対応して配置された複数のデータアレイを含み、上記コンパレータの比較結果をアドレスの一部として取込むことにより、有効なデータアレイ選択を可能とするデータアレイ部を設け、そして、上記複数のデータアレイによって共有される第2センスアンプとを設ける。
【0012】
このとき、上記コンパレータの比較結果に基づいて上記第2センスアンプの動作を制御する制御論理(59,60)を設けることができる。
【0013】
上記した手段によれば、複数のデータアレイによって第2センスアンプが共有されることは、センスアンプでの消費電力を低減する。そして、第1センスアンプの出力データ確定に呼応して生成された制御信号により、コンパレータでの比較動作を開始させ、このコンパレータの比較結果をアドレスの一部として、有効なデータアレイの選択を行うことにより、動作の高速化を達成する。
【0014】
また、上記ダミービットからの読出しデータに基づいて生成された制御信号により、コンパレータでの比較動作を開始させ、このコンパレータの比較結果をアドレスの一部として、有効なデータアレイの選択を行うことにより、動作の高速化を達成する。
【0015】
【発明の実施の形態】
図2には本発明にかかるデータ処理装置の一実施例である汎用MPU(マイクロプロセッシングユニット)が示される。同図に示されるMPU41は、特に制限されないが、公知の半導体集積回路製造技術により、単結晶シリコン基板などの一つの半導体基板に形成されている。
【0016】
図2に示されるMPU41は、演算処理のための中央処理装置(CPU)42、論理アドレスと物理アドレスとの間でアドレス変換を行うためのメモリマネージメントユニット(MMU)43、上記CPU42によるデータアクセスの高速化を図るためのデータキャッシュ46,47、及び上記CPU42による命令フェッチの高速化を図るための命令キャッシュ48,49を含む。上記MMU43は、アドレス変換用のバッファとして、TLB44,45を含む。TLB44,45はそれぞれデータ用、命令用とされる。データキャッシュ46,47、及び命令キャッシュ48,49の連想方式は、説明の便宜上、2セットアソシアティブとしている。データキャッシュ46,47は、それぞれデータ部、タグ部とされ、入力アドレスとタグ部47の記憶アドレスとの比較により、キャッシュヒットした場合にデータ部46の記憶データがCPU42に転送される。また、命令キャッシュ48,49は、それぞれタグ部、データ部とされ、入力アドレスとタグ部48の記憶アドレスとの比較によりキャッシュヒットした場合にデータ部49の記憶命令がCPU42に転送される。
【0017】
データキャッシュ40,47や命令キャッシュ48,49は、容量が16Kバイト、データ幅が64ビット(ただし、バイトパリティ用ビットを加えると72ビット)、ラインサイズが256ビット、アドレスバスのデータ幅が32ビットであるため、タグアドレスは、16ビットとなる。タグアレイのフィールドは、図3(a)に示されるように、0〜15ビット目がタグアドレス、16ビット目がダーティビット(D)、17ビット目がインバリッドビット(I)、18ビット目がパリティビット(P)とされる。ここで、ダーティビット(D)は、キャッシュをライトバックモードにしたときにそのデータを書換えたことを示すビットとされ、インバリッドビット(I)は、フールドが無効であることを示すビットとされ、パリティビット(P)は、メモリのビットエラーを検出するためのビットとされる。尚、図示されていないが、上記の他にデータアレイの0面、1面に共通にRAビットを有する。このビットは、キャッシュ・ミスの場合に、新たなデータによって、0面、1面のいずれを更新するかを示すビットとされる。
【0018】
図1には、上記データキャッシュ46,47や、命令キャッシュ48,49に適用されるキャッシュメモリの構成が示される。
【0019】
32ビット構成のアドレスを保持するためのアドレスレジスタ51、タグ情報を記憶するためのタグアレイ部52、データを記憶するためのデータアレイ部53が設けられる。タグアレイ部52は、0面アレイ520、1面アレイ521を含み、それに対応して、ビット線データを増幅するためのセンスアンプ(SA)54,55が配置されている。また、センスアンプ54,55の後段には、センスアンプ54,55の出力アドレスと、上記アドレスレジスタ51を介して取込まれたアドレスとを比較するためのコンパレータ57,58が設けられている。コンパレータ57,58には、同期動作のためクロックCKが入力されるようになっている。また、図1では省略されているが、センスアンプ54,55には、コンパレータ57,58の動作を指示するためのコンパレータオン信号COMPON*(*はローアクティブ又は信号反転を意味する)の生成回路が設けられている。
【0020】
アドレスレジスタ51を介して取込まれたアドレスが、センスアンプ54の出力アドレスと一致した場合には、コンパレータ57から出力されるヒット信号HIT0がハイレベルにアサートされる。アドレスレジスタ51を介して取込まれたアドレスが、センスアンプ55の出力アドレスと一致した場合には、コンパレータ58から出力されるヒット信号HIT1がハイレベルにアサートされる。コンパレータ57,58の後段には、排他的論理和回路(EOR)59が設けられ、上記コンパレータ57,58の出力論理が異なる場合に、換言すればヒット信号HIT0,HIT1のいずれかがハイレベルにアサートされた場合に、後段のアンド回路60が活性化されて、センスアンプ56へのクロックCK供給が行われるようになっている。排他的論理和回路59,アンド回路60は、センスアンプ56の動作を制御するための制御論理とされる。
【0021】
データアレイ部53は、0面タグアレイ部520に対応する0面データアレイ部530と、1面タグアレイ部521に対応する1面データアレイ部531とを含む。0面データアレイ部530と1面データアレイ部531とは、互いに同一構成とされ、それぞれワード線とビット線との交差箇所にメモリセルが配置されて成る。図面上省略されているが、入力アドレスをデコードするデコーダが設けられており、ローアドレスに基づいてワード選択が行われ、カラムアドレスに基づいてビット線選択が行われるようになっている。入力アドレスは、データレジスタ51から伝達される11ビットに、コンパレータ58の出力であるヒット信号HIT1の1ビットが最下位ビットとして加えられて12ビットとされる。アドレス信号に含まれるヒット信号HIT1の1ビットによって、0面データアレイ部530、1面データアレイ部531の選択が行われる。つまり、ヒット信号HIT1がハイレベルにアサートされた場合には、データアレイ部53の入力アドレスの最下位ビットが論理“1”とされることにより、1面データアレイ部531が選択され、この1面データ531の記憶データがセンスアンプ56を介して出力される。それに対して、ヒット信号HIT1がローレベルにネゲートされた状態では、データアレイ部53の入力アドレスの最下位ビットが論理“0”とされることにより、0面データアレイ部530が選択され、この0面データ530の記憶データがセンスアンプ56を介して出力される。そんそような選択は、上記コンパレータ58の出力をカラム系アドレスの一部としてデコードし、それに基づいてデータアレイ部53のビット線選択を行うことで可能とされる。センスアンプ56の出力は、72ビット構成(そのうち8ビットはパリティビット)とされる。
【0022】
このように、ビット信号に応じて0面データアレイ530と1面データアレイ531とが選択的に有効とされることにより、0面データアレイ部530と1面データアレイ部531とでセンスアンプ56を共有することができる。つまり、0面データアレイ530と1面データアレイ531とから同時にデータ読出しが行われることはないので、個別的にセンスアンプを設ける必要が無い。そのため、0面データアレイ部530、及び1面データアレイ部531にそれぞれ専用のセンスアンプを設ける場合に比べて、消費電力の低減、及びチップ占有面積を図ることができる。
【0023】
図4にはコンパレータ57の構成例が示される。
【0024】
複数の排他的論理和回路71,72〜7nが設けられ、排他的論理和回路71により低電位側電源Vssとインバリッドビット(I)との排他的論理和が得られ、排他的論理和回路72〜7nによりセンスアンプ54からの出力アドレスA15〜A00とアドレスレジスタ51の出力アドレスB15〜B00との排他的論理和が得られるようになっている。排他的論理和回路71,72〜7nの出力端子は、対応するnチャンネル型MOSトランジスタ81〜8nのゲート電極に結合される。nチャンネル型MOSトランジスタ81〜8nのドレイン電極は、ノード101に共通接続され、また、このMOSトランジスタ81〜8nのソース電極は、対応するnチャンネル型MOSトランジスタ91〜9nを介して低電位側電源Vssに結合される。上記ノード101は、pチャンネル型MOSトランジスタ68を介して高電位側電源Vddに結合される。pチャンネル型MOSトランジスタ68のゲート電極にはクロックCKが入力されるようになっており、クロックCKに同期してpチャンネル型MOSトランジスタ68がオンされることにより、上記ノード101が高電位側電源Vddレベルにプリチャージされるようになっている。また、上記MOSトランジスタ91〜9nのゲート電極には、インバータ100を介してコンパレータオン信号COMPON*が取込まれるようになっている。コンパレータオン信号COMPON*がハイレベルにネゲートされた状態では、nチャンネル型MOSトランジスタ91〜9nがオフされることにより、MOSトランジスタ81〜8nのソース電極が低電位側電源Vssから電気的に切放され、コンパレータ57は非動作状態とされる。それに対して、コンパレータオン信号COMPON*がローレベルにアサートされた場合には、MOSトランジスタ91〜9nがオンされてMOSトランジスタ81〜8nのソース電極が低電位側電源Vssに結合されることによって、コンパレータ57の比較動作が開始される。すなわち、インバリッドビット(I)がハイレベルとされるか、あるいはセンスアンプ54からの出力アドレスA15〜A00とアドレスレジスタ51の出力アドレスB15〜B00が不一致の場合に、MOSトランジスタ81〜8nのいずれかがオンされて、ノード101の電荷が低電位側電源Vss側に引抜かれることにより、ノード101はローレベルとなる。それに対してインバリッドビット(I)がローレベルとされ、しかもセンスアンプ54からの出力アドレスA15〜A00とアドレスレジスタ51の出力アドレスB15〜B00とが一致した場合にはMOSトランジスタ81〜8nがオフ状態とされるから、ノード101はハイレベル状態とされる。ノード101の論理レベルは、クロックCKがハイレベルのときにクロックドインバータ67がオンされ、後段のインバータ63を介して出力される。ヒット信号HIT0の論理とノード101の論理とは同相であるから、インバリッドビット(I)がローレベルであり、センスアンプ54からの出力アドレスA15〜A00とアドレスレジスタ51の出力アドレスB15〜B00が一致した場合に、ノード101がハイレベルとされて、ヒット信号HIT0がハイレベルにアサートされる。クロックドインバータ67の出力論理は、クロックCKのローレベル期間において、インバータ64とクロックドインバータ65とによって形成されるラッチ回路で保持されるようになっている。このようにコンパレータ57はダイナミック形式とされ、コンパレータオン信号COMPON*がローレベルアサートされることによりタグ比較が開始されて、キャッシュ・ヒット、キャッシュ・ミスの判別が高速に行われる。
【0025】
尚、コンパレータ58も同一構成とされる。
【0026】
図5には、センスアンプ54の主要構成例が示される。
【0027】
クロックCKとチップセレクト信号CSとの論理積を得るためのアンド回路111が設けられ、それの後段には、ナンド回路113,114が結合されて成るSRフリップフロップFFが設けられる。フリップフロップFFのセット端子にはアンド回路111の出力信号が入力される。フリップフロップFFの出力信号と上記アンド回路111の出力信号とのナンド論理を得るナンド回路112が設けられている。ナンド回路112の後段には信号遅延のためにインバータ151〜15nが直列接続されている。代表的に示されるビット線b,b*にセンスアンプ単位回路160が結合されている。このセンスアンプ単位回路160は、極性の異なる差動回路160A,160Bが組合わされて成る。差動回路160Aは、pチャンネル型MOSトランジスタ119120、nチャンネル型MOSトランジスタ121,122が結合されて成り、差動回路160Bはpチャンネル型MOSトランジスタ123,124、nチャンネル型MOSトランジスタ125,126が結合されて成る。差動回路160Aにおいて、pチャンネル型MOSトランジスタ119,120のゲート電極は、pチャンネル型MOSトランジスタ120のドレイン電極に共通接続されるのに対して、差動回路160Bにおいては、pチャンネル型MOSトランジスタ123,124のゲート電極がpチャンネル型MOSトランジスタ123のドレイン電極に共通接続されている。pチャンネル型MOSトランジスタ119,120,123,124のソース電極は高電位側電源Vddに共通接続される。また、nチャンネル型MOSトランジスタ121,122,125,126のソース電極は、電源スイッチとしてのnチャンネル型MOSトランジスタ128を介して低電位側電源Vssに結合される。このMOSトランジスタ128のゲート電極にはインバータ15nの出力信号が伝達され、それによってセンスアンプの動作制御が行われるよういにされているつまり、インバータ15nの出力がハイレベル場合に、nチャンネル型MOSトランジスタ128がオンされ、MOSトランジスタ121,122,125,129のソース電極が低電位側電源Vssに結合されることから、センスアンプが動作される。それに対して、インバータ15nの出力がローレベル場合には、nチャンネル型MOSトランジスタ128がオフされるため、センスアンプは動作される。ビット線bはMOSトランジスタ121,125のゲート電極に結合され、ビット線b*はnチャンネル型MOSトランジスタ122、126のゲート電極に結合される。クロックCKがローレベルのタイミングで、ビット線b,b*を高電位側電源Vddレベルにプリチャージするため、pチャンネル型MOSトランジスタ117,118が設けられて、また、クロックCKがローレベルのタイミングで、差動アンプの出力ノード171,172を高電位側電源Vddレベルにプリチャージするために、pチャンネル型MOSトランジスタ127,129が設けられている。差動アンプの出力ノード171,172の信号は、対応するインバータ130,131を介してコンパレータ57へ伝達される。さらに、上記インバータ130,131の出力信号はノア(NOR)回路132を介してフリップフロップFFのリセット端子(R)に供給されるとともに、後段のバッファ133を介することにより、コンパレータオン信号COMPON*としてコンパレータ57,58に供給される。図3(b)に示されるように、コンパレータオン信号COMPON*がアサートされている期間にコンパレータが動作されて、ヒット信号HIT0,HIT1の論理が決定される。
【0028】
このような構成において、ビット線情報が読出されてフリップフロップFFがリセットされて、MOSトランジスタ128がオフされることにより、このセンスアンプでの消費電力の低減が図られる。
【0029】
上記実施例によれば、以下の作用効果を得ることができる。
【0030】
(1)0面データアレイ530、及び1面データアレイ531によってセンスアンプ56が共有されるので、0面データアレイ部530、及び1面データアレイ部531にそれぞれ専用のセンスアンプを設ける場合に比べて、消費電力の低減、及びチップ占有面積を図ることができる。そして、センスアンプ54,55の出力データ確定に呼応して生成された制御信号により、コンパレータ57,58での比較動作を開始させ、このコンパレータ57,58の比較結果をアドレスの一部として、0面データアレイ部530、及び1面データアレイ部531の選択を行うことにより、動作の高速化を図ることができる。
【0031】
(2)ヒット判定が行われると、このヒット判定結果に基づいて0面データアレイ530,531の選択が行われ、そして、センスアンプ56が動作されるように、各部がシーケンシャルに動作されることにより、急峻な電流変化を抑えることができるので、ノイズの低減を図ることができる。
【0032】
(3)コンパレータ57,58の比較結果が得られた場合にのみ、アンド回路60が活性化され、クロックCLKがセンスアンプ56に伝達されるようになっているため、センスアンプ56の無駄な動作を抑えることができ、このことは、消費電力の低減を図る上で有効とされる。
【0033】
(4)上記(1)乃至(3)の作用効果を有するキャッシュメモリを内蔵するMPU41においては、キャッシュメモリの高速動作により、データ処理の高速化を図ることができ、また、キャッシュメモリの低消費電力化により、MPU41全体の消費電力の低減を図ることができる。
【0034】
図6には上記MPU41を搭載したコンピュータシステムが示される。
【0035】
このコンピュータシステムは、システムバスBUSを介して、上記実施例に係るMPU41、SDRAM(シンクロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)、SRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)233、ROM(リード・オンリ・メモリ)234、周辺装置制御部235、表示制御部236などが、互いに信号のやり取り可能に結合され、予め定められたプログラムに従って所定のデータ処理を行う。上記MPU41は、本システムの論理的中核とされ、主として、アドレス指定、情報の読出しと書込み、データの演算、命令のシーケンス、割り込の受付け、記憶装置と入出力装置との情報交換の起動等の機能を有し、演算制御系や、バス制御系、メモリアクセス制御系などから構成される。上記SDRAM232や、SRAM233、及びROM234は内部記憶装置として位置付けられている。SDRAM232やROM234には、MPU41での計算や制御に必要なプログラム格納される。また、SRAM233は、メインメモリなどとして利用される。周辺装置制御部235によって、外部記憶装置238の動作制御や、キーボード239などからの情報入力制御が行われ、さらに、表示制御部236の制御によって、CRTディスプレイ240への情報表示が行われる。上記のようにMPU41が低消費電力で高速動作が可能、さらに低ノイズであるため、データ処理の高速化を図る上で、また、データ処理の信頼性の向上を図る上で、さらにはシステム全体の消費電力の低減を図る上で有効とされる。
【0036】
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
【0037】
例えば、上記実施例では、2セットアソシアティブとしたが、それに限定されるものではなく、4セットアソシアティブ、あるいは8セットアソシアティブにおいても本発明を適用することができる。また、上記実施例ではデータキャッシュ46,47、及び命令キャッシュ48,49について説明したが、TLB44,45においても同様に適用することができる。
【0038】
また、上記実施例ではセンスアンプ54においてコンパレータオン信号COMPON*を生成するようにしたが、それに限定されない。例えば、タグアレイ部52にダミービットを設け、このダミービットの出力データに基づいてコンパレータオン信号COMPON*を生成するようにしても良い。ダミービットは、アドレス比較のためのタグの記憶には関与されない。そして、ダミービットの読出しパスは、タグアレイ部52における他のビットと比較して最も遅延が大きくなるように設計される。ダミービットに対応するセンスアンプの出力ノードは、センスアンプの非動作時にプリチャージ又はディスチャージしておき、ダミービットからの読出しによって、センスアンプの出力ノードの論理が反転される。この論理反転に基づいて、コンパレータ57,58の動作を開始させるようにしても、上記実施例の場合と同様の作用効果を得ることができる。そしてその場合には、センスアンプ54においてコンパレータオン信号COMPON*を生成する必要が無いから、センスアンプ54の構成は、図5に比べて単純なものを適用することができる。
【0039】
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野である汎用MPU41に適用した場合について説明したが、例えば通信用プロトコルプロセッサ等のような専用プロセッサにも適用することができる。
【0040】
本発明は、少なくともタグ比較を行うことを条件に適用することができる。
【0041】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
【0042】
すなわち、複数のデータアレイによって第2センスアンプが共有されることにより、センスアンプでの消費電力を低減することができる。そして、第1センスアンプの出力データ確定に呼応して生成された制御信号により、コンパレータでの比較動作を開始させ、このコンパレータの比較結果をアドレスの一部として、有効なデータアレイの選択を行うことにより、動作の高速化を図ることができる。また、ダミービットからの読出しデータに基づいて生成された制御信号により、コンパレータでの比較動作を開始させ、このコンパレータの比較結果をアドレスの一部として、有効なデータアレイの選択を行うことにより、動作の高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である汎用MPUに内蔵されるキャッシュメモリの構成例ブロック図である。
【図2】上記MPUの全体的な構成例ブロック図である。
【図3】上記キャッシュメモリにおけるタグアレイのフィールド説明図、及び上記キャッシュメモリの動作タイミング図である。
【図4】上記キャッシュメモリにおけるコンパレータの構成例回路図である。
【図5】上記キャッシュメモリにおけるセンスアンプの主要部構成例回路図である。
【図6】上記MPUを搭載して成るコンピュータシステムのブロック図である。
【符号の説明】
41 MPU
42 CPU
43 MMU
44,45 TLB
46,47 データキャッシュ
48,49 命令キャッシュ
51 アドレスレジスタ
52 タグアレイ部
53 データアレイ部
54,55,56 センスアンプ
57,58 コンパレータ
59 排他的論理和回路
60 アンド回路
160 センスアンプ単位回路
160A,160B 差動回路
232 SDRAM
233 SRAM
234 ROM
235 周辺装置制御部
236 表示制御部
238 外部記憶装置
239 キーボード
240 CRTディスプレイ
520 0面タグアレイ
521 1面タグアレイ
530 0面データアレイ
531 1面データアレイ

Claims (4)

  1. タグ情報を記憶するための複数のタグアレイを含んで成るタグアレイ部を備え、入力アドレスと上記タグアレイ部の記憶情報とを比較して、ヒットしたか否かを判定するようにした半導体メモリにおいて、
    上記複数のタグアレイに対応して配置され、それぞれ対応するタグアレイの出力信号を増幅する第1センスアンプと、
    上記第1センスアンプの出力データ確定に呼応して生成された制御信号により、上記入力アドレスと上記第1センスアンプ出力との比較動作を開始するコンパレータと、
    上記複数のタグアレイに対応して配置された複数のデータアレイを有し、上記コンパレータの比較結果をアドレスの一部として取込むことにより、有効なデータアレイの選択を可能とするデータアレイ部と、
    上記複数のデータアレイによって共有される第2センスアンプとを含むことを特徴とする半導体メモリ。
  2. タグ情報を記憶可能な複数のタグアレイを含んで成るタグアレイ部を備え、入力アドレスと上記タグアレイ部の記憶情報とを比較して、ヒットしたか否かを判定するようにした半導体メモリにおいて、
    上記タグアレイ部に設けられたダミービットと、
    上記複数のタグアレイに対応して配置され、それぞれ対応するタグアレイの出力信号を増幅する第1センスアンプと、
    上記ダミービットからの読出しデータに基づいて生成された制御信号により、上記入力アドレスと上記第1センスアンプ出力との比較動作を開始するコンパレータと、
    上記複数のタグアレイに対応して配置された複数のデータアレイを有し、上記コンパレータの比較結果をアドレスの一部として取込むことにより、有効なデータアレイ選択を可能とするデータアレイ部と、
    上記複数のデータアレイによって共有される第2センスアンプとを含むことを特徴とする半導体メモリ。
  3. 上記コンパレータの比較結果に基づいて上記第2センスアンプの動作を制御する制御論理を含む請求項1又は2記載の半導体メモリ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載の半導体メモリと、それをアクセス可能な中央処理装置とが、一つの半導体基板に形成されたデータ処理装置。
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