JP3559162B2 - Driving method of backlight lamp - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はバックライト用ランプの駆動方法に係わり、特に、車載用LCD表示装置のバックライト用ランプを加熱するヒータを設け、自動車ドアが開いたことによりヒータを通電してランプを加熱すると共に、バッテリー電源より生成した電圧をランプに印加して駆動するバックライト用ランプの駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
周囲照度に応じて液晶表示器のバックライト輝度(LCD輝度)を所定の値に制御する自動調光装置が知られている。かかる自動調光装置では、ある周囲照度に対して最適のLCD輝度を予め決めておき、該周囲照度において該LCD輝度となるようにPWM(Pulse Width Modulation)値をリアルタイムに決定し、該 PWM値に基づいてバックライト発生部を構成するCCFL(Cold Cathode
Fluorescent Lamp)の駆動電圧を制御する。
図6は従来の自動調光装置の構成図であり、1はLCD(液晶)で構成されたLCDスクリーン、2は液晶表示装置のバックライトを発生するCCFL(ColdCathode Fluorescent Lamp)で印加電圧が大きいほど明るくなる。従って、CCFL駆動電圧をPWM制御することによりバックライト輝度(LCD輝度)を制御することができる。また、CCFLの輝度は周囲温度により変化し、100C以下の低温時に輝度が極端に低下する。3はCCFLの管に巻き回わされたヒータ、4はドア開によりオンするスイッチ、5はドアの開閉を検出するドアセンサー、6は周囲照度とLCD輝度の関係を示す輝度変化曲線を記憶する不揮発性メモリで、例えばE2PROMである。図7は輝度変化曲線の例であり、横軸は周囲照度A(LUX)、縦軸はLCD輝度である。
【0003】
7は操作部、8は周囲照度を検出する第1のフォトセンサ、9はフォトセンサー出力をAD変換するADコンバータ、10はCCFLの輝度(LCD輝度)を検出する第2のフォトセンサー、11はフォトセンサー出力をAD変換するADコンバータ、12は周囲照度に応じたLCD輝度となるように制御するマイコンである。13はPWM値をデューティ0〜100(%)に変換するもの、14はデューティに基づいてオン/オフするスイッチ、15,15′は自動車のバッテリー電源、16はエンジン回転数により変動するバッテリー電圧を一定の安定したDC電圧にするDC−DCコンバータ、17はDC電圧をスイッチ14によりチョッピングして前記デューティを有する矩形波信号(AC電圧)を発生するDC−ACコンバータ(いわゆるインバータ)、18はDC−ACコンバータから出力するAC電圧を数百ボルト程度まで昇圧してCCFL2に印加するトランスである。
【0004】
車載用LCD表示装置のバックライト発生用ランプとして用いられる、CCFL2の輝度は低温時に極端に低い。このため、冬の朝などの画像表示時においてスクリーンの絵は暗い。そこで、自動車ドアを開けただけでCCFLバックライトを点灯し、同時にランプヒータ3を通電してCCFL2を暖め、明るい画像表示ができるようになっている。図8はドア開による従来のウォーミングアップ制御のフローである。自動車ドアが開くと、マイコン12はドアセンサー5よりドア開を検出し(ステップ101)、スイッチ4をオンする。これにより、CCFLの管に巻き回されたヒータ3が通電する。又、マイコン12は最大のPWM値(=PWMmax)を出力し、CCFL2に最大の電圧を印加する(ステップ102)。以上のウォーミングアップ制御により、CCFL2は約10秒程度で暖まり、LCDスクリーン1に明るい絵を表示できるようになる。マイコン12は図示しない映像ユニットからLCDスクリーン1に表示すべき画像が入力されたかチェックし(ステップ103)、入力されていなければステップ102以降の処理を継続する。一方、表示すべき画像が入力されると、マイコン12は周囲照度に応じたPWM値を出力し、バックライト輝度(LCD輝度)を制御する。
【0005】
以後、通常の画像表示中、マイコン12は周囲の明るさに応じて、常時CCFLバックライトの明るさを制御する。すなわち、マイコン12は、フォトセンサー8により検出された周囲照度に応じたLCD輝度(目標輝度)をE2PROM6に記憶された輝度変化曲線より求めると共に、CCFL2の実際の輝度(LCD輝度)をフォトセンサー10よりADコンバータ11を介して取得する。ついで、マイコン12は目標輝度と実際のLCD輝度を比較し、該差が零となるようにPWM値を決定する。DC−ACコンバータ17はこのPWM値に応じたデューティでDC−AC変換するため、CCFL2へ印加する単位時間あたりの電圧がデューティすなわちPWM値に応じて変化し、実際のLCD輝度が目標輝度に近づく。以後、上記フィードバック制御が行われ、実際のLCD輝度と目標輝度が等しくなる。従って、周囲温度に関係なく、設定してある輝度変化曲線に応じたLCD輝度を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来のLCD表示装置においては自動車ドアを開けただけでCCFLバックライトをオンし、同時にランプヒータを通電してCCFLを暖めるため、低温時であっても明るい画像表示ができる。
しかし、次のような問題がある。第1の問題は、バッテリが弱っていてもCCFLバックライトをオンし、かつ、ヒータを通電するため、バッテリがさらに弱り、エンジン始動が困難になることである。CCFLバックライトをオンし、かつ、ヒータを通電すると数アンペアの電流が流れ、バッテリーの消耗が大きい。第2の問題は、周囲が10(LUX)以下の暗やみでCCFLバックライトをオンすると画像が黒でもLCDのコントラストが有限であるため、画面が灰色に光ってみえることである。このため、暗い中でドアを開けて、画面に何も映っていないのに、画面が灰色に光っており違和感を生じる。
【0007】
以上から、本発明の目的は、バッテリの消耗を防止でき、又、バッテリが弱っている時に大事なバッテリを更に弱めることがないバックライト用ランプの駆動方法を提供することである。
本発明の別の目的は、暗い中で画面が灰色に光るという違和感をなくすことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題は本発明によれば、バッテリー電源電圧が設定レベル以上であれば、自動車ドアが開いたことによりヒータを通電すると共に所定の電圧をランプに印加して駆動し、バッテリー電源電圧が設定レベル以下であれば、自動車ドアが開いてもヒータを通電せず、かつ、電圧をランプ入力しないことにより達成される。すなわち、バッテリーが弱っていないときにCCFLバックライトをオンし、かつ、ヒータを通電してCCFLを暖めるため、低温時であっても明るい画像表示ができ、また、バッテリーを極端に弱らすことがない。又、バッテリーが弱っているときにバックライトをオンせず、しかも、ヒータを通電しないため、バッテリーが更に弱ってエンジン始動が困難になることはない。また、ランプ周辺の温度が設定温度以上であればヒータを通電せず、かつ、バックライトをオンしないためバッテリーの消耗を防止することができる。
【0009】
又、上記目的は本発明によれば、周囲照度が設定レベル以上であれば、自動車ドアが開いたことにより所定の電圧をランプに印加してバックライトをオンし、周囲照度が設定レベル以下であれば、自動車ドアが開いてもバックライトをオンしないことにより達成される。すなわち、周囲照度が暗いときにはバックライトをオンしないから、暗い中で画面が灰色に光るという違和感をなくすことができる。また、ランプ周辺の温度が設定温度以上であれば、バックライトをオンしないから、バッテリーの消耗を防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
(a)構成
図1は本発明のLCD表示装置の構成図である。
図中、51はLCD表示装置、52は画像をLCD表示装置に入力して表示する映像ユニットである。
LCD表示装置51において、21はLCDスクリーン、22は液晶表示装置のバックライトを発生するCCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp)、23はCCFLの管に巻き回わされたヒータ、24はドア開によりオンするスイッチ、25はドアの開閉を検出するドアセンサー、26は周囲照度とLCD輝度の関係を示す輝度変化曲線(図7)を記憶するE2PROM、27は操作部、28は周囲照度を検出する第1のフォトセンサー、29はフォトセンサー出力をAD変換するADコンバータ、30はCCFLの輝度(LCD輝度)を検出する第2のフォトセンサー、31はフォトセンサー出力をAD変換するADコンバータ、32はCCFL2の近傍の温度を検出する温度センサー、33は温度センサー出力をAD変換するADコンバータ、34はバッテリー電圧EBを分圧して出力する電圧分割部、35はバッテリー電圧をAD変換してマイコンに入力するADコンバータ、36はマイコンであり、▲1▼CCFLのウォーミングアップ制御をすると共に、▲2▼実際のLCD輝度を周囲照度に応じたLCD輝度(目標輝度)と一致するように輝度制御する。
【0011】
37はマイコンより出力するPWM値をデューティ0〜100(%)に変換する変換部である。マイコン36はPWM値としてデューティ(%)に比例する数値を用いる。このため、変換部37はPWM値をデューティ(%)に変換して出力する。尚、マイコン36はPWM値としてデューティ(%)を用いることもでき、かかる場合には変換部37が不要になる。
38はデューティに基づいてオン/オフするスイッチ、39,39′は自動車のバッテリー電源、40はエンジン回転数により変動するバッテリー電圧を一定の安定したDC電圧にするDC−DCコンバータ、41はDC電圧をスイッチ38によりチョッピングして前記デューティを有する矩形波信号(AC電圧)を発生するDC−ACコンバータ、42はDC−ACコンバータから出力するAC電圧を数百ボルト程度まで昇圧してCCFL22に印加するトランス、43は映像ユニット52から出力する1画面分の画像を記憶するビデオバッファ、44は映像ユニット52とマイコン36との間で通信を行うためのバスインタフェースである。
【0012】
(b)ウォーミングアップ制御
(b−1) ウォーミングアップ制御の概略
図2はウォーミングアップ制御の概略を説明する図表である。
▲1▼バッテリー電圧EB
バッテリが弱っているとき、すなわち、バッテリー電圧EBが11.5V以下の時(EB≦11.5V)、ドアをあけてもヒータの通電を行わず(ヒータOFF)、又、CCFLに電圧を印加せずバックライトをオンしない(CCFL OFF)。
一方、バッテリが弱っていないとき、すなわち、バッテリー電圧EBが11.5V以上の時(EB>11.5V)、ドア開によりヒータを通電し(ヒータON)、又、CCFLに電圧を印加してバックライトをオンする(CCFL ON)。
【0013】
▲2▼周囲照度A
周囲照度が暗いとき、すなわち、周囲照度Aが10(LUX)以下のときは(A≦10(LUX))、ドアをあけてもCCFLに電圧を印加せずバックライトをオンしない(CCFL OFF)。しかし、周囲照度が明るく、すなわち、周囲照度Aが10(LUX)以上のときは(A>10(LUX))、ドア開によりCCFLに電圧を印加してバックライトをオンする(CCFL ON)。
尚、ヒータのON/OFF制御は、バッテリー電圧EBが11.5V以上であるか、以下であるかにより行う。すなわち、EB>11.5VであればヒータON、EB≦11.5VであればヒータOFFする。
▲3▼温度T
温度Tが10(0C)以上の場合CCFLの輝度はそれほど低下せず、10(0C)以下の場合に輝度が極端に低下する。すなわち、温度Tが10(0C)以上の場合、CCFLを暖める必要はなく、10(0C)以下の場合にのみCCFLのウォーミングアップ制御を行う。ウォーミングアップ制御をする場合、ヒータのON/OFFはバッテリー電圧EBが11.5V以上であるか、以下であるかにより行い、バックライトのON/OFFは周囲照度が10(LUX)以上であるか、以下であるかにより行う。
【0014】
(b−2) 第1のウォーミングアップ制御
図3は本発明の第1のウォーミングアップ制御のフローであり、温度Tが10(0C)以上の場合CCFLのウォーミングアップ制御を行わず、10(0C)以下の場合にのみCCFLのウォーミングアップ制御を行い、この場合、ヒータのON/OFF制御及びCCFLバックライトのON/OFF制御をバッテリー電圧EBが11.5V以上であるか、以下であるかにより行うものである。
自動車のドアが開くと、マイコン36はドアセンサー25の出力によりドア開を検出する(ステップ201)。ドア開を検出すると、マイコン36は温度センサー32の出力より周囲温度Tを読み取り、該温度Tが設定温度(=10°C)より大きいかチェックし(ステップ202)、大きければ(T>10°C)、CCFL22のウォーミングアップはしない。一方、周囲温度Tが設定温度以下であれば(T≦100C)であれば、バッテリー電圧EBが11.5V以上であるか、以下であるかチェックする(ステップ203)。EB≦11.5Vであればヒータを通電せず、又、CCFLに電圧を印加せず(ヒータOFF及びCCFL OFF、ステップ204)、EB>11.5Vであればヒータを通電すると共にCCFLに電圧を印加して駆動する(ヒータON及びCCFL ON、ステップ205)。ヒータON及びCCFL ONにより、CCFL22は約10秒程度で暖まり、LCDスクリーン21に明るい絵を表示できるようになる。
【0015】
マイコン36は映像ユニット52からLCDスクリーン21に表示すべき画像が入力されたかチェックし(ステップ206)、入力されていなければステップ202以降の処理を継続する。一方、表示すべき画像が入力されると、マイコン36は後述する輝度制御により周囲照度に応じたPWM値を出力し、バックライト輝度(LCD輝度)を制御する(ステップ207)。
以上のウォーミングアップ制御により、バッテリーが弱っていないとき(EB>11.5V)、CCFLバックライトをオンし、かつ、ヒータを通電してCCFLを暖めるため、低温時であっても明るい画像表示ができ、また、バッテリーを弱めることがない。又、バッテリーが弱っているときに(EB≦11.5V)、バックライトをオンせず、しかも、ヒータを通電しないため、バッテリーが更に弱ってエンジン始動が困難になることはない。また、ランプ周辺の温度が設定温度以上であればヒータを通電せず、かつ、バックライトをオンしないためバッテリーの消耗を防止することができる。
【0016】
(b−3) 第2のウォーミングアップ制御
図4は本発明の第2のウォーミングアップ制御のフローであり、温度Tが10(0C)以上の場合CCFLのウォーミングアップ制御を行わず、10(0C)以下の場合にのみCCFLのウォーミングアップ制御を行い、この場合、CCFLのバックライトのON/OFF制御を周囲照度Aが10(LUX)以上であるか、以下であるかにより行うものである。
自動車のドアが開くと、マイコン36はドアセンサー25の出力によりドア開を検出する(ステップ301)。ドア開を検出すると、マイコン36は温度センサー32の出力より周囲温度Tを読み取り、該温度Tが設定温度(=100C)より大きいかチェックし(ステップ302)、大きければ(T>100C)、CCFL22のウォーミングアップはしない。一方、周囲温度Tが設定温度以下であれば(T≦100C)、周囲照度Aが10(LUX)以上であるか、以下であるかチェックする(ステップ303)。A≦10(LUX)であればCCFLに電圧を印加せずバックライトをオフし(CCFL OFF、ステップ304)、A>10(LUX)であればPWM値を最大にしてCCFLに最大電圧を印加してバックライトをオンする(CCFL ON、ステップ305)。CCFLONにより、CCFL22は暖まり、LCDスクリーン21に明るい絵を表示できるようになる。
【0017】
マイコン36は映像ユニット52からLCDスクリーン21に表示すべき画像が入力されたかチェックし(ステップ306)、入力されていなければステップ302以降の処理を継続する。一方、表示すべき画像が入力されると、マイコン36は後述する輝度制御により周囲照度に応じたPWM値を出力し、バックライト輝度(LCD輝度)を制御する(ステップ307)。
以上のウォーミングアップ制御により、周囲照度が暗いときバックライトをオンしないから、暗い中で画面が灰色に光るという違和感をなくすことができる。また、ランプ周辺の温度が設定温度以上であれば、バックライトをオンしないから、バッテリーの消耗を防止することができる。
【0018】
(b−3) 第3のウォーミングアップ制御
図5は本発明の第3のウォーミングアップ制御のフローであり、第1、第2のウォーミングアップ制御を同時に行う場合である。すなわち、温度Tが10(0C)以上の場合CCFLのウォーミングアップ制御を行わず、10(0C)以下の場合にのみCCFLのウォーミングアップ制御を行う。ウォーミングアップ制御を行う場合、(1) CCFLのバックライトのON/OFF制御を周囲照度Aが10(LUX)以上であるか、以下であるかにより行い、(2) ヒータのON/OFF制御をバッテリー電圧EBが11.5V以上であるか、以下であるかにより行うものである。
自動車のドアが開くと、マイコン36はドアセンサー25の出力によりドア開を検出する(ステップ401)。ドア開を検出すると、マイコン36は温度センサー32の出力より周囲温度Tを読み取り、該温度Tが設定温度(=100C)より大きいかチェックし(ステップ402)、大きければ(T>100C)、CCFL22のウォーミングアップはしない。一方、周囲温度Tが設定温度以下であれば(T≦100C)、周囲照度Aが10(LUX)以上であるか、以下であるかチェックする(ステップ403)。A≦10(LUX)であればCCFLに電圧を印加せずバックライトをオフし(CCFL OFF、ステップ404)、A>10(LUX)であればPWM値を最大にしてCCFLに最大電圧を印加してバックライトをオンする(CCFL ON、ステップ405)。
【0019】
ついで、マイコン36はバッテリー電圧EBが11.5V以上であるか、以下であるかチェックする(ステップ406)。EB≦11.5Vであればヒータを通電せず(ヒータOFF、ステップ407)、EB>11.5Vであればヒータを通電する(ヒータON、ステップ408)。ヒータONにより、CCFL22は約10秒で暖まり、LCDスクリーン21に明るい絵を表示できるようになる。
マイコン36は映像ユニット52からLCDスクリーン21に表示すべき画像が入力されたかチェックし(ステップ409)、入力されていなければステップ402以降の処理を継続する。一方、表示すべき画像が入力されると、マイコン36は後述する輝度制御により周囲照度に応じたPWM値を出力し、バックライト輝度(LCD輝度)を制御する(ステップ410)。
【0020】
(c)輝度制御
マイコン36は、上記ウォーミングアップ制御後、バックライト輝度(LCD輝度)を周囲照度に応じた目標輝度と一致するようにフィードバック制御する。すなわち、マイコン36は、フォトセンサー28により検出された周囲照度に応じたLCD輝度(目標輝度)をE2PROM26に記憶された輝度変化曲線より求めると共に、CCFL22の実際の輝度(LCD輝度)をフォトセンサー30より取得する。ついで、マイコン36は目標輝度と実際のLCD輝度を比較し、差が零となるようにPWM値を決定する。DC−ACコンバータ41はこのPWM値に応じたデューティでDC−AC変換を行い、CCFL22へ印加する電圧を制御し、実際のLCD輝度を目標輝度に近づける。以後、上記フィードバック制御により実際のLCD輝度を目標輝度に等しくする。以上の制御により、輝度変化曲線に応じたLCD輝度を得ることができる。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々の変形が可能であり、本発明はこれらを排除するものではない。
【0021】
【発明の効果】
以上本発明によれば、バッテリーが弱っていないときにCCFLバックライトをオンし、かつ、ヒータを通電してCCFLを暖めるため、低温時であっても明るい画像表示ができ、また、バッテリーを極端に弱めることがない。又、本発明によれば、バッテリーが弱っているときにバックライトをオンせず、しかも、ヒータを通電しないため、バッテリーが更に弱ってエンジン始動が困難になることはない。また、本発明によれば、ランプ周辺の温度が設定温度以上であればヒータを通電せず、かつ、バックライトをオンしないためバッテリーの消耗を防止することができる。
又、本発明によれば、周囲照度が暗いときバックライトをオンしないから、暗い中で画面が灰色に光るという違和感をなくすことができる。また、ランプ周辺の温度が設定温度以上であれば、バックライトをオンしないから、バッテリーの消耗を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のLCD表示装置の構成図である。
【図2】本発明のウォーミングアップ制御の概略説明図表である。
【図3】本発明の第1のウォーミングアップ制御の流れ図である。
【図4】本発明の第2のウォーミングアップ制御の流れ図である。
【図5】本発明の第3のウォーミングアップ制御の流れ図である。
【図6】従来の自動調光装置の構成図である。
【図7】輝度変化特性図である。
【図8】ドア開による従来のウォーミングアップ制御の流れ図である。
【符号の説明】
21・・LCDスクリーン
22・・CCFL
25・・ドアセンサー
28,30・・フォトセンサー
32・・温度センサー
34・・バッテリー電圧分割部
36・・マイコン
41・・DC−ACコンバータ
51・・LCD表示装置
52・・映像ユニット[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for driving a backlight lamp, and more particularly, to provide a heater for heating the backlight lamp of an in-vehicle LCD display device, and to energize the heater when an automobile door is opened to heat the lamp, The present invention relates to a method for driving a backlight lamp that drives a lamp by applying a voltage generated from a battery power supply to the lamp.
[0002]
[Prior art]
There is known an automatic light control device that controls a backlight luminance (LCD luminance) of a liquid crystal display to a predetermined value according to ambient illuminance. In such an automatic light control device, an optimal LCD luminance is determined in advance for a certain ambient illuminance, and a PWM (Pulse Width Modulation) value is determined in real time so as to have the LCD luminance at the ambient illuminance. (Cold Cathode) constituting a backlight generation unit based on the
The driving voltage of the Fluorescent Lamp is controlled.
FIG. 6 is a configuration diagram of a conventional automatic light control device.
[0003]
Reference numeral 7 denotes an operation unit, 8 denotes a first photosensor for detecting ambient illuminance, 9 denotes an AD converter for AD-converting the output of the photosensor, 10 denotes a second photosensor that detects luminance of the CCFL (LCD luminance), and 11 denotes a second photosensor. An
[0004]
The brightness of CCFL2, which is used as a backlight generating lamp for an in-vehicle LCD display device, is extremely low at low temperatures. For this reason, the picture on the screen is dark at the time of image display such as in the winter morning. Therefore, the CCFL backlight is turned on just by opening the car door, and at the same time, the
[0005]
Thereafter, during normal image display, the
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in the conventional LCD display device, the CCFL backlight is turned on just by opening the automobile door, and at the same time, the lamp heater is energized to warm the CCFL. Therefore, a bright image can be displayed even at a low temperature.
However, there are the following problems. The first problem is that, even if the battery is weak, the CCFL backlight is turned on and the heater is energized, so that the battery is further weakened and it becomes difficult to start the engine. When the CCFL backlight is turned on and the heater is energized, a current of several amps flows, and the battery is greatly consumed. The second problem is that when the CCFL backlight is turned on in a darkness of 10 (LUX) or less, the screen appears to glow gray because the LCD has a finite contrast even if the image is black. For this reason, when the door is opened in the dark and nothing is reflected on the screen, the screen shines in gray, giving a sense of discomfort.
[0007]
In view of the above, an object of the present invention is to provide a method of driving a backlight lamp that can prevent battery consumption and does not further weaken an important battery when the battery is weak.
Another object of the present invention is to eliminate the discomfort that the screen glows in gray in the dark.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, according to the present invention, if the battery power supply voltage is equal to or higher than a set level, the heater is turned on when the vehicle door is opened, and a predetermined voltage is applied to the lamp to drive the vehicle. The following is achieved by not energizing the heater even when the automobile door is opened and not inputting a voltage to the lamp. That is, when the battery is not weak, the CCFL backlight is turned on and the heater is energized to warm the CCFL, so that a bright image can be displayed even at a low temperature, and the battery is extremely weakened. There is no. In addition, since the backlight is not turned on when the battery is weak and the heater is not energized, the battery is not weakened and the engine is not difficult to start. If the temperature around the lamp is equal to or higher than the set temperature, the heater is not turned on and the backlight is not turned on, so that the consumption of the battery can be prevented.
[0009]
Further, according to the present invention, when the ambient illuminance is equal to or higher than a set level, the backlight is turned on by applying a predetermined voltage to the lamp when the vehicle door is opened, and when the ambient illuminance is equal to or lower than the set level. If so, this is achieved by not turning on the backlight when the car door opens. That is, since the backlight is not turned on when the ambient illuminance is dark, it is possible to eliminate the discomfort that the screen glows in gray in darkness. If the temperature around the lamp is equal to or higher than the set temperature, the backlight is not turned on, so that battery consumption can be prevented.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(A) Configuration FIG. 1 is a configuration diagram of an LCD display device of the present invention.
In the figure, 51 is an LCD display device, and 52 is a video unit for inputting and displaying an image on the LCD display device.
In the
[0011]
A
[0012]
(B) Warming-up control (b-1) Outline of warming-up control FIG. 2 is a chart for explaining an outline of the warming-up control.
▲ 1 ▼ battery voltage E B
When weak battery, i.e., when the battery voltage E B is less than 11.5V (E B ≦ 11.5V), also open the door without the energization of the heater (heater OFF), also the voltage to CCFL Is not applied and the backlight is not turned on (CCFL OFF).
On the other hand, applied when the battery is not weak, i.e., when the battery voltage E B is more than 11.5V (E B> 11.5V), and energizes the heater by the door opening (heater ON), also the voltage to the CCFL To turn on the backlight (CCFL ON).
[0013]
(2) Ambient illuminance A
When the ambient illuminance is dark, that is, when the ambient illuminance A is 10 (LUX) or less (A ≦ 10 (LUX)), no voltage is applied to the CCFL and the backlight is not turned on even when the door is opened (CCFL OFF). . However, when the ambient illuminance is bright, that is, when the ambient illuminance A is 10 (LUX) or more (A> 10 (LUX)), the backlight is turned on by applying a voltage to the CCFL by opening the door (CCFL ON).
Incidentally, ON / OFF control of the heater, if the battery voltage E B is equal to or higher than 11.5V, carried out by the either less. That is, the heater ON if E B> 11.5V, heaters OFF if E B ≦ 11.5V.
(3) Temperature T
When the temperature T is equal to or higher than 10 ( 0 C), the luminance of the CCFL does not decrease so much. When the temperature T is equal to or lower than 10 ( 0 C), the luminance extremely decreases. That is, when the temperature T is equal to or higher than 10 ( 0 C), it is not necessary to warm the CCFL, and the warm-up control of the CCFL is performed only when the temperature T is equal to or lower than 10 ( 0 C). If the warm-up control, whether ON / OFF of the heater or the battery voltage E B is equal to or higher than 11.5V, carried out by the either less, ON / OFF of the backlight is ambient illuminance is 10 (LUX) or , Depending on whether:
[0014]
(B-2) First Warm-up Control FIG. 3 is a flowchart of the first warm-up control according to the present invention. When the temperature T is 10 ( 0 C) or higher, the warm-up control of the CCFL is not performed and 10 ( 0 C) is not performed. a warm-up control of the CCFL only if the following, this case, either the oN / OFF control of the oN / OFF control and CCFL backlights heaters battery voltage E B is equal to or higher than 11.5V, the at either less Things.
When the door of the automobile is opened, the
[0015]
The
By the warming-up control described above, when the battery is not weak (E B > 11.5 V), the CCFL backlight is turned on, and the heater is energized to warm the CCFL. Yes, and does not weaken the battery. When the battery is weak (E B ≦ 11.5 V), the backlight is not turned on and the heater is not energized, so that the battery is further weakened and it becomes difficult to start the engine. If the temperature around the lamp is equal to or higher than the set temperature, the heater is not turned on and the backlight is not turned on, so that the consumption of the battery can be prevented.
[0016]
(B-3) Second Warming-up Control FIG. 4 is a flowchart of the second warming-up control of the present invention. When the temperature T is 10 ( 0 C) or higher, the warming-up control of the CCFL is not performed and 10 ( 0 C) is not performed. The warm-up control of the CCFL is performed only in the following cases. In this case, the ON / OFF control of the backlight of the CCFL is performed depending on whether the ambient illuminance A is 10 (LUX) or more.
When the door of the car is opened, the
[0017]
The
With the warm-up control described above, the backlight is not turned on when the ambient illuminance is dark, so that it is possible to eliminate the discomfort that the screen glows gray in darkness. If the temperature around the lamp is equal to or higher than the set temperature, the backlight is not turned on, so that battery consumption can be prevented.
[0018]
(B-3) Third Warm-up Control FIG. 5 is a flowchart of the third warm-up control of the present invention, in which the first and second warm-up controls are performed simultaneously. That is, the temperature T is without warm-up control when the CCFL 10 (0 C) or more, performs warm-up control of the CCFL only if 10 (0 C) or less. When performing the warm-up control, (1) the ON / OFF control of the backlight of the CCFL is performed depending on whether the ambient illuminance A is 10 (LUX) or more, and (2) the ON / OFF control of the heater is performed by the battery. whether the voltage E B is equal to or higher than 11.5V, it is performed by at either or less.
When the door of the car opens, the
[0019]
Then, the
The
[0020]
(C) After the warm-up control, the
As described above, the present invention has been described with reference to the embodiments. However, the present invention can be variously modified in accordance with the gist of the present invention described in the claims, and the present invention does not exclude these.
[0021]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the CCFL backlight is turned on when the battery is not weak, and the heater is energized to heat the CCFL. Never weaken. Further, according to the present invention, the backlight is not turned on when the battery is weak, and the heater is not energized, so that the battery is further weakened and it becomes difficult to start the engine. Further, according to the present invention, when the temperature around the lamp is equal to or higher than the set temperature, the heater is not energized and the backlight is not turned on, so that the consumption of the battery can be prevented.
Further, according to the present invention, since the backlight is not turned on when the ambient illuminance is dark, it is possible to eliminate the uncomfortable feeling that the screen glows gray in darkness. If the temperature around the lamp is equal to or higher than the set temperature, the backlight is not turned on, so that battery consumption can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of an LCD display device of the present invention.
FIG. 2 is a schematic explanatory diagram of warm-up control according to the present invention.
FIG. 3 is a flowchart of a first warm-up control of the present invention.
FIG. 4 is a flowchart of a second warm-up control of the present invention.
FIG. 5 is a flowchart of a third warming-up control of the present invention.
FIG. 6 is a configuration diagram of a conventional automatic light control device.
FIG. 7 is a luminance change characteristic diagram.
FIG. 8 is a flowchart of a conventional warm-up control by opening a door.
[Explanation of symbols]
21
25
Claims (4)
バッテリー電源電圧を検出し、
該電源電圧が設定レベル以上であれば、自動車ドアが開いたことに基づいてヒータを通電すると共に所定の電圧をランプに印加して駆動し、
バッテリー電源電圧が設定レベル以下であれば、自動車ドアが開いてもヒータを通電せず、かつ、電圧をランプ入力しないことを特徴とするバックライト用ランプの駆動方法。A heater for heating a backlight lamp of an in-vehicle LCD display device is provided. When the vehicle door is opened, the heater is energized to heat the lamp, and a voltage generated from a battery power supply is applied to the lamp to drive the lamp. In the driving method of the light lamp,
Detect battery power supply voltage,
If the power supply voltage is equal to or higher than the set level, the heater is energized based on the opening of the vehicle door and a predetermined voltage is applied to the lamp to drive the lamp,
A method of driving a backlight lamp, wherein if a battery power supply voltage is equal to or lower than a set level, a heater is not energized even when an automobile door is opened, and a voltage is not input to the lamp.
該温度が設定温度以上であれば、バッテリー電源電圧が設定レベル以上であり、しかも、自動車ドアが開になっても、ヒータを通電せず、かつ、電圧をランプ入力せず、
LCD表示装置へ画像が入力されたときにランプに周囲照度に応じた電圧を印加して所定のバックライト輝度を発生することを特徴とする請求項1記載のバックライト用ランプの駆動方法。Detects the temperature around the lamp,
If the temperature is equal to or higher than the set temperature, the battery power supply voltage is equal to or higher than the set level, and even when the vehicle door is opened, the heater is not energized, and the voltage is not input by a lamp,
2. The method of driving a backlight lamp according to claim 1, wherein a predetermined backlight luminance is generated by applying a voltage according to the ambient illuminance to the lamp when an image is input to the LCD display device.
周囲照度を検出し、
周囲照度が設定レベル以上であれば、自動車ドアが開いたことに基づいて所定の電圧をランプに印加して駆動し、
周囲照度が設定レベル以下であれば、自動車ドアが開いても電圧をランプ入力しないことを特徴とするバックライト用ランプの駆動方法。A heater for heating a backlight lamp of an in-vehicle LCD display device is provided. When the vehicle door is opened, the heater is energized to heat the lamp, and a voltage generated from a battery power supply is applied to the lamp to drive the lamp. In the driving method of the light lamp,
Detects ambient illumination,
If the ambient illuminance is equal to or higher than the set level, the lamp is driven by applying a predetermined voltage to the lamp based on the opening of the car door,
A method for driving a backlight lamp, wherein if the ambient illuminance is equal to or lower than a set level, no voltage is input to the lamp even when the vehicle door is opened.
該温度が設定温度以上であれば、周囲照度が設定レベル以上であり、しかも、自動車ドアが開になっても、電圧をランプに入力せず、
LCD表示装置へ画像が入力されたときにランプに周囲照度に応じた電圧を印加して所定のバックライト輝度を発生することを特徴とする請求項3記載のバックライト用ランプの駆動方法。Detects the temperature around the lamp,
If the temperature is equal to or higher than the set temperature, the ambient illuminance is equal to or higher than the set level, and even when the car door is opened, no voltage is input to the lamp,
4. The method of driving a backlight lamp according to claim 3, wherein a predetermined backlight luminance is generated by applying a voltage according to the ambient illuminance to the lamp when an image is input to the LCD display device.
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