JP3559082B2

JP3559082B2 - Disinfection container

Info

Publication number: JP3559082B2
Application number: JP32169394A
Authority: JP
Inventors: 新太郎三上; 洋一仲田
Original assignee: Pigeon Corp
Current assignee: Pigeon Corp
Priority date: 1994-11-30
Filing date: 1994-11-30
Publication date: 2004-08-25
Anticipated expiration: 2019-08-25
Also published as: JPH08150193A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、消毒容器に係り、特に、消毒液に哺乳瓶等を浸して消毒する消毒容器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
図１８は、従来の哺乳瓶の消毒容器を示す断面図である。この従来の消毒容器１は、容器本体２に規定量の消毒液３が収容された後、消毒対象である哺乳瓶やこの哺乳瓶に使用される乳首等がこの容器本体２に収容される。
そして、消毒容器１には、哺乳瓶や乳首等の上から落とし蓋４が被せられ、この落とし蓋４により、消毒液の液面から浮き上がる乳首等が完全に消毒液３に浸されるようになっている。
【０００３】
すなわち、この種の哺乳瓶の消毒容器においては、哺乳瓶、乳首を消毒液に浸して一定時間放置することにより、これらの哺乳瓶や乳首の消毒を行う。このためこの種の消毒容器１は、消毒を完全なものとするために、上蓋５とは別に上記のような落とし蓋４を設け、この落とし蓋４により消毒液の液面から浮上する乳首等を完全に消毒液３に浸すようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の消毒容器１では、消毒の完了した哺乳瓶等を取り出す場合、矢印ａで示すように、始めに上蓋５を取り外した後、続いて矢印ｂで示すように、落とし蓋４を取り出し、その後消毒の完了した哺乳瓶、乳首を取り出すことになる。
【０００５】
この上蓋５を取り外した後、続いて落とし蓋４を取り出す作業は、二つの動作を必要とし、めんどうであるだけでなく、とり外した落とし蓋４は消毒液で濡れているために置き場所に困るという問題があった。
【０００６】
本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、消毒の完了した哺乳瓶、乳首を簡単に取り出すことができる消毒容器を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本発明にあっては、消毒液を収容すると共に、消毒対象を入れる開口が上端部に形成された容器本体と、前記容器本体の上端部に装着され、前記開口を覆う上蓋と、この上蓋に対して一定の範囲で移動可能に取付けられた中蓋とを有し、この中蓋は、前記消毒対象が前記消毒液内に浸漬されるように前記消毒対象を抑える構成とした、消毒容器により、達成される。
【０００８】
本発明にあっては、前記中蓋は、前記上蓋の裏面に対して係合される係合手段を有し、前記上蓋は、中蓋の係合手段が係合された状態にてこの中蓋を一定範囲で移動させる手段を有するようにしてもよい。
【０００９】
前記中蓋の板状の蓋本体には、容器本体内にて消毒液を上下方向に通過させるための貫通穴が設けられていてもよい。
また、前記中蓋の蓋本体は、格子状のリブ構造としてもよい。
【００１０】
前記中蓋の蓋本体の裏面には、消毒対象としての瓶体の開口に受容させて、この瓶体を固定するための固定手段が設けられていてもよい。
【００１１】
【作用】
消毒液から浮上しようとする消毒対象を消毒液中に沈めるように抑える中蓋を上蓋に取付けているから、上蓋を着脱するだけで、中蓋及び上蓋を片手で、一度に操作することができる。
【００１２】
【実施例】
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【００１３】
（第１の実施例）
図２は、本発明に係る消毒容器を示す斜視図であり、図１は、この図２に示す消毒容器のＡ−Ａ断面図である。この消毒容器１０は、容器本体１１に消毒液を満たして消毒対象を入れた後、上蓋１２を閉じて使用される。
【００１４】
容器本体１１は、耐薬品性の樹脂材料を射出成形等により形成した半透明のケースでなり、哺乳瓶Ｈを立てた状態で並べて４本、乳首等一緒に収納できるように、底面がほぼ四角形形状に形成された有底筒体でなっている。
【００１５】
また、容器本体１１は、図示されているように、底面から上端に向かって緩やかに広がるように形成されている。容器本体１１の側面のうちの対向する２つの側面には、下端から上端に縦方向に沿って、容器内側に突出する全体として溝状の凹部Ｍが設けられている。
この凹部Ｍは、図３に示すように、容器本体１１内に収容される哺乳瓶Ｈ，Ｈの間に位置するようになっている。これにより凹部Ｍは容器本体１１内で哺乳瓶Ｈの位置決めを行うと共に、この消毒容器１０では、凹部Ｍが容器の内側に突出している分、通常の消毒容器に比して少ない消毒液量で哺乳瓶等を完全に消毒液内に浸漬させることができる。したがって、従来より消毒液の使用量を低減できるようになっている。
【００１６】
さらにこの容器本体１１は、上端近傍において、凹部Ｍを含む側面がほぼ直角に外側に広がった後、ほぼ垂直に立ち上るように全体としてフランジ状に形成される。これにより、容器本体１１では、液面上昇に対応する断面積が容器上部で増加するようになっている。
特に、本実施例の消毒容器において、哺乳瓶等を消毒する場合に、容器本体１１に哺乳瓶を投入したときには、これが消毒液内に沈み込むときに、その外形による体積分の消毒液を一時的に押しのけるため、液面水位は瞬間的に上昇する。次いで、哺乳瓶等の中に消毒液が入り込むことによって、上記液面水位は直ぐに下がる。このように、内部空間を有した容器状の消毒対象を消毒する際に、このような容器本体１１の形状は特に適している。
また、図４に示すように、本実施例の消毒容器１０では、この凹部Ｍに指を引っ掛けて、簡単に運搬できるようになっている。
【００１７】
さらにこの容器本体１１は、消毒対象を収容していない状態で、消毒液を規定量注入すると、このように側面が一旦外側に広がることにより容器本体１１の外側に表れる水平のラインＬよりも僅かに下方に設けた目盛り（図示せず）と、必要量の消毒液の液面とが一致するように、全体の大きさが選定されている。
これにより消毒容器１０では、この容器本体１１の外側に表れる水平のラインＬを基準にして消毒液量を規定量だけ確実に注入できるようになっている。
【００１８】
さらにこの側面の外側への広がりによるフランジ部は、図５に示すように、消毒液を注入した後、消毒対象を入れたとき、また上蓋１２をセットしたとき、この消毒液の液面の１４の上昇を十分に低減できるように、また上述したように凹部Ｍに指を引っ掛けることができるように、実用上十分な広がりに選定されている。
これにより消毒容器１０では、消毒対象を入れたとき等における消毒液の液面水位の上昇によるオーバーフローを有効に回避すると共に、全体として消毒容器１０の高さが低減できる。
【００１９】
上蓋１２は、中蓋１５を装着するようになっている。
ここで上蓋１２は、ほぼ矩形形状の板体にて形成され、上面の中央部分に、凹部１６及び１７が形成される（図２）。これにより消毒容器１０では、この凹部１６及び１７に指を引っ掛けて、片手で簡単に上蓋１２を取り外すことができるようになっている。
【００２０】
さらに上蓋１２は、容器本体１１側の裏面に、容器本体１１の内壁面に沿って延びる壁１８が形成され、これにより消毒容器１０では、この壁１８を容器本体１１に差し込んで上蓋１２を容器本体１１に簡単にセットできるようになっている。また、消毒後、上蓋１２を取り外した際に、この上蓋１２を裏返して載置することにより、この壁面１８によって上蓋１２の内側に付着した水滴の散乱等を有効に回避するようになっている。
【００２１】
図７に示すように、上蓋１２は、容器本体１１側の裏面、中央部分において、円筒形状に立ち上がる壁１９が形成されている。この壁１９によって中蓋１５が装着される。すなわち、この壁１９には、上下方向に延びる矩形形状の２つの貫通孔２０及び２１が、１８０度の角間隔で対向するように形成されている。
【００２２】
さらに上蓋１２の壁１９には、貫通孔２０及び２１に隣接して、貫通孔２０及び２１の幅と同じ程度の幅で、切り込み２８及び２９が形成されている。これら切り込み２８及び２９は、貫通孔２０及び２１と、それぞれ細長い溝で連結されるようになっている。これら切り込み２８及び２９と貫通孔２０及び２１を連結する溝は、切り込み２８及び２９側において、幅が狭くなるようにして、突起３０、３１が壁１９に形成されるようになっている。
【００２３】
中蓋１５は、板状に本体２３が形成され、この本体２３の上蓋１２側の面の中央部分に、円筒形状の壁２４が形成されている。この中蓋１５の壁２４は、上蓋１２の壁１９内に緊密に挿入され、上下に移動できるように直径が選定されている。さらに中蓋１５の壁２４は、上蓋１２の壁１９に形成された矩形形状の貫通孔２０及び２１に対応するように、外側に向かって矩形形状の突起２５及び２６が形成されている。
【００２４】
この突起２５及び２６は、矢印ｄで示すように、中蓋１５を上蓋１２側に持ち来たして、壁２４を上蓋１２の壁１９に差し込むと、切り込み２８及び２９に突起２５及び２６を押し込むことができるように、切り込み２８及び２９に対して僅かに小さく形成されている。またこの突起２５及び２６は、切り込み２８及び２９に押し込んだ状態で、矢印ｅで示すように、中蓋１５を回転されると、切り込み２８及び２９と貫通孔２０及び２１を連結する溝を押し開くように移動し、貫通孔２０及び２１内に入るように形成されている。
【００２５】
これにより、上蓋１２は、中蓋１５の突起２５及び２６を貫通孔２０及び２１に挿通することによって、矢印ｃで示すように（図１）、上下に移動できるように中蓋１５を保持するようになっている。
【００２６】
さらに、図８に示すように、突起２５及び２６と貫通孔２０及び２１は、この消毒容器１０の上下方向に、中蓋１５が十分な距離Ｔ１だけ上下できるように、上下方向の寸法が選定されている。これにより、図９に示すように、消毒液を容器本体１１に満たして消毒対象を入れた後、上蓋１２をセットしたとき、中蓋１５は、従来の落とし蓋のように、消毒液の液面の変化に追従して中蓋１５が上下方向に移動する。これによって、消毒液から浮上してくる乳首等を、この中蓋１５で抑え、消毒液内に完全に浸すことができる。
【００２７】
本実施例は以上のように構成されており、図１０に示すように、消毒容器１０では、従来の落とし蓋と同様に、中蓋１５が、消毒液の液面に追従して上下し、かつ消毒対象を消毒液に浸すことができる。そしてこの中蓋１５は、一旦上蓋１２に中蓋１５を装着した後においては、突起３０及び３１により、上蓋１２から脱落することがない。このため、矢印ｆで示すように上蓋１２と共に一体に外すことができ、その分使い勝手を向上することができる。また、中蓋１５は、必要に応じて装着時とは逆向きに操作して、上蓋１２から中蓋１５を簡単に取り外すことができ、これにより上蓋１２及び中蓋１５をそれぞれ別体に分解して清掃することもできる。
【００２８】
さらにこの実施例において、中蓋１５は、本体２３に複数の貫通孔３３が形成され、この貫通孔３３により、本体２３の下側の消毒液を上側に逃がすようになっている。
これにより消毒容器１０では、中蓋１５の下面側に、気泡等が止まることが無いように、上蓋１２をセットする際に下面から上面に向かっての消毒液の流れを形成し、消毒対象を確実に消毒液に浸すようになっている。
【００２９】
したがって、容器本体１１は、側面に形成された凹部Ｍにより、従来に比して少ない液量で、規定ラインＬにまで消毒液が入れられ、その後消毒対象である哺乳瓶、乳首等が収容され、上蓋１２がセットされる。
この上蓋１２がセットされる際、この上蓋１２の貫通孔２０及び２１に挿通した中蓋１５の突起２５、２６により、上下に移動できるように中蓋１５が上蓋１２に一体に保持されていることにより、同時に中蓋１５もセットされる。
【００３０】
さらにこのセットされた中蓋１５が、上下に移動できるように上蓋１２に保持されていることにより、従来の落とし蓋のように、液面に追従して上下して、消毒液の液面より浮上する乳首等を完全に消毒液に浸すことができる。
【００３１】
このようにして上蓋１２をセットした後、消毒容器１０は、容器本体１１の側面に形成された凹部Ｍとフランジ部に手をかけることにより、簡単に移動できる。消毒後は上蓋１２と共に中蓋１５を取り外して、消毒の完了した哺乳瓶等を取り出すことができる。このとき貫通孔２０及び２１に挿通した突起２５、２６によって、中蓋１５は、上蓋１２に保持されているので、この中蓋１５を上蓋１２と一緒に取り外すことができる。
【００３２】
（第２の実施例）
図１１は、第２の実施例に係る消毒容器の上蓋４２及び中蓋４４を示す分解斜視図である。この実施例では上述した第１の実施例の容器本体１１と、この上蓋４２及び中蓋４４とにより消毒容器が形成される。なおこの実施例において、上述した第１の実施例と同一の構成は、同一の符号を付して示し、重複した説明を省略する。
【００３３】
図１１において、上蓋４２には、円筒形状の壁１９が形成され、この壁１９に、上下方向に延びる矩形形状の貫通孔２０及び２１が、１８０度の角間隔で対向するように形成されている。
【００３４】
これに対して中蓋４４は、板状の本体２３に、円筒形状の壁２４が形成されている。この壁２４には、上蓋４２の貫通孔２０及び２１に対応して、突起４５及び４６が形成されている。ここでこの突起４５及び４６は、根元部分が断面矩形形状に形成され、先端に向かって尖るようにテーパ状に形成されている。
【００３５】
さらに中蓋４４は、この突起４５及び４６の両側に、スリットが形成され、このスリットにより連続する壁面から突起４５及び４６のある壁面が可動片として切り離されている。これにより中蓋４４は、矢印ｄで示すように、上蓋４２に持ち来たして、押し付けると、突起４５及び４６のある可動片としての壁面が内側に撓むことにより、突起４５及び４６が内側に変位し、上蓋４２に差し込まれる。その後貫通孔２０、２１の位置にて、内側に撓んだ壁面が元の状態に復帰して突起４５及び４６が貫通孔２０、２１に挿通された状態に保持され、これにより中蓋４４は、上蓋４２に装着され、かつ上下に移動可能な状態に保持される。
【００３６】
また、中蓋４４には、突起４５及び４６の根元部分、本体２３に、大きな貫通孔４８が形成されている。これによりこの貫通孔４８から指を差し込んで突起４５及び４６を手指により押圧すると、この突起４５及び４６を、内側に変位させることができ、上蓋４２から中蓋４４を取り外すことができるようになっている。
【００３７】
かくして、図１１に示すように、本実施例においても、第１の実施例と同様の効果を得ることができる。
【００３８】
（第３の実施例）
図１２及び図１３は、この第３の実施例に係る消毒容器の中蓋５０を示す斜視図であり、この実施例では上述した第１の実施例の容器本体１１、上蓋１２、この中蓋５０により消毒容器が形成される。なお、この実施例において、上述した第１の実施例と同一の構成は、同一の符号を付して示し、重複した説明を省略する。
【００３９】
ここで中蓋５０は、周囲がほぼ矩形形状になるように、本体５１が形成され、この本体５１の裏面には、図示するような格子状のリブが表れている。また、中蓋の本体５１の上面側には、図１２に示す中央部分に円筒形状の壁２４が形成されている。
これにより、この格子状に形成された本体５１により、乳首等、液面から浮上する消毒対象を消毒液に完全に浸すようになっている。この場合この中蓋５０では、格子状に本体を形成したことにより、上述した実施例において、本体２３に貫通孔３３を形成する場合に比して、さらに確実に消毒対象を消毒液に完全に浸すことができるようになっている。
【００４０】
さらに中蓋５０は、その裏面側に図１３に示すように、本体の格子から延びる半円，もしくは半楕円形状の固定手段としての突起５３が、格子の交点を中心にして起立するように形成されている。従ってこの実施例では、中蓋５０を上蓋１２と共に取り外し、上蓋１２を裏返して載置したとき、図３に示すように、上方にこの突起５３が突出するように配置される。これにより図１４に示すように、この消毒容器では、中蓋５０の裏面の突起５３に哺乳瓶Ｈの口を差し込んで固定できる。
【００４１】
この状態で中蓋５０は消毒液中で各哺乳ビンはが浮かないように抑えることができる。
この状態にて哺乳瓶Ｈを容器内に収容して消毒を行い、上蓋１２およびこれに装着されている中蓋５０を外して、消毒液から取り出した哺乳瓶Ｈを、この上方に突出する突起５３に差し込んだまま保持でき、これによりこの上蓋１２、中蓋５０を水切りとして利用できるようになっている。
また、中蓋５０の本体を格子状に形成したので全体として簡単な形状で実用上十分な強度を確保することができる。
【００４２】
この第３の実施例によれば、第１の実施例の効果に加えて、この突起５３を利用して水切りとして利用することができ、その分使い勝手を向上することができる。
【００４３】
（第４の実施例）
図１５は、第４の実施例に係る消毒容器を示す断面図である。この消毒容器６０では、円筒形状の容器本体６１に消毒液を入れた後、略半円球状の上蓋６２をセットして使用される。ここでこの上蓋６２は、中央に貫通孔６３が形成され、この貫通孔６３の内側に雌ネジが形成されている。
【００４４】
これに対して中蓋６４は、蓋本体６５の中央部分に丸棒６６が垂直に植設されている。この丸棒６６は貫通孔６３に挿通されるとともに、丸棒６６の先端に球状の把手６７が固定されている。
これにより、この消毒容器６０では、上下に移動可能な状態で、中蓋６４を上蓋６２に一体に保持するようになっている。これにより中蓋６４を、液面の上下に追従して上下させることができ、液面から浮き上がる乳首等を消毒液に完全に浸すようになっている。
【００４５】
特に、丸棒６６は、把手６７の根元部分に雄ねじ６８が形成され、この雄ねじ６８が貫通孔６３の内側に形成された雌ねじとかみ合うことができるようになっている。これにより中蓋６４は、把手６７を押し下げた状態で、矢印ｈで示すようにこの把手６７を回転させて、雄ねじ６８を上蓋６２にねじ込むことができ、またねじ込んだ雄ねじ６８を上蓋６２から取り外すことができるようになっている。
【００４６】
これにより、この消毒容器６０では、上蓋６２をセットする際、さらには上蓋６２を容器本体６１から取り外す際、上蓋６２に中蓋６４を固定できるようになされ、またセット後は、上下に移動可能な状態に保持できるようになっている。したがって、第４の実施例も、第１の実施例と同様の効果を得ることができる。
【００４７】
（第５の実施例）
図１６は、第５の実施例に係る消毒容器について、その上蓋７０の詳細な構成を示す断面図である。この消毒容器では、第４の実施例による上蓋６２に代えてこの上蓋７０が適用される。
すなわちこの上蓋７０においては、略半円球状に形成され、中央に貫通孔６３が形成されている。さらに上蓋７０は、断面円弧形状の突起７２が、この貫通孔６３の内側にリング状に一体に形成されている。
【００４８】
中蓋は、第４の実施例の場合と同様に、丸棒６６に本体（図示せず）を固定し、この丸棒６６が貫通孔６３に挿通され、球状の把手６７が固定されるようになっている。これによりこの消毒容器６０においても、第４の実施例と同様に、上下に移動可能な状態で、中蓋を上蓋６２に保持するようになっている。
【００４９】
さらにこの丸棒６６は、把手６７の根元部分に、断面円弧形状の膨らみ７４が形成され、これにより矢印ｉで示すように、力を込めて把手６７を押し下げるとこの膨らみ７４が突起７２の部分を押し広げて下方に移動し、丸棒６６の先端に固定された中蓋を固定できるようになっている。さらにこの状態で、これとは逆に力を込めて把手６７を引き上げると、この膨らみ７４が突起７２の部分を押し広げて上方に移動し、丸棒６６の先端に固定された中蓋を上下に移動可能な状態に設定できるようになっている。
【００５０】
この第５の実施例によれば、第４の実施例に比してさらに簡単な構成で、単に把手を上下させるだけで、中蓋を上下に移動可能な状態に設定し、また固定でき、さらに使い勝手を向上することができる。
【００５１】
（第６の実施例）
図１７は、第６の実施例に係る消毒容器を示す断面図である。この消毒容器８０では、第４の実施例による上蓋６２に代えて、上面が平坦に形成された上蓋８１が適用される。ここでこの上蓋８１においては、略円筒形状に形成され、中央内側にチャンバー８２が形成されている。このチャンバー８２は、上蓋８１の平坦な下面から円筒形状に壁面を形成し、その底面を塞ぐように形成されている。これにより上蓋８１の下面に規定の高さＴ１の空間を形成するようになっている。上蓋８１では、このチャンバー８２の底面中央に雌ねじが形成されている。
【００５２】
中蓋８３は、円盤状の本体８４が丸棒６６の一端に固定され、この丸棒６６の他端に雄ねじ６８が形成されている。この雄ねじ６８は、上蓋８１の雌ねじとかみ合うように形成され、これによりこの実施例では、矢印ｊで示すように、中蓋８３を上蓋８１にねじ込んで一体に保持し、また中蓋８３を上蓋８１から取り外すことができるようになっている。
【００５３】
このようにして中蓋８３を上蓋８１にねじ込む場合において、雌ねじ側に規定の高さＴ１の空間が形成されていることにより、ねじ込み量が小さいと、中蓋８３が上蓋８１に固定されて保持されることになる。これに対してねじ込み量が大きいと、中蓋８３の雄ねじ６８が上蓋８１の雌ねじを通り過ぎ、先の空間に突き出てしまい、これによりこの空間の高さＴ１の分、上下に移動可能な状態で、中蓋８３が上蓋８１に一体に保持されることになる。
【００５４】
第６の実施例によれば、上蓋に形成した空間を利用して、上下に移動可能な状態で、中蓋８３を上蓋８１に一体に保持するようにしても、上述した実施例と同様の効果を得ることができる。
【００５５】
なお上述の実施例においては、上蓋の裏側に形成した円筒形状の壁面により、又は上蓋に形成した貫通孔等により、中蓋を上下に移動可能な状態で保持する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、中蓋を上下に移動可能な状態で上蓋と一体に保持すればよく、種々の保持手段を広く適用することができる。
【００５６】
また上述の実施例においては、哺乳瓶等の消毒容器に本発明を適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、哺乳瓶に使用される乳首だけを消毒する専用の消毒容器に、さらにはこれら哺乳瓶、乳首等に限らず、種々の消毒対象を消毒する場合に広く適用することができる。
【００５７】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、消毒液から浮上する消毒対象を消毒液中に沈める中蓋を、上下に移動可能な状態で、上蓋に装着することにより、中蓋及び上蓋を同時に取り扱うことができる。これにより簡単な操作で消毒の完了した哺乳瓶、乳首を取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施例による消毒容器を示す断面図である。
【図２】図１の消毒容器の斜視図である。
【図３】図１の消毒容器の容器本体を示す斜視図である。
【図４】図１の消毒容器の持ち運ぶ際の説明図である。
【図５】図１の消毒容器の液面の変化を示す断面図である。
【図６】図１の消毒容器の上蓋及び中蓋を示す斜視図である。
【図７】図６の上蓋及び中蓋を示す分解斜視図である。
【図８】図１の消毒容器の中蓋の要部断面図である。
【図９】図８に対応して液面との関係を示す断面図である。
【図１０】図１の消毒容器の使用状態の正面図である。
【図１１】第２の実施例に係る消毒容器の上蓋及び中蓋を示す分解斜視図である。
【図１２】第３の実施例に係る消毒容器の中蓋を示す斜視図である。
【図１３】図１２の中蓋の逆側の面を示す斜視図である。
【図１４】第３の実施例に係る消毒容器の使用状態の正面図である。
【図１５】第４の実施例に係る消毒容器を示す断面図である。
【図１６】第５の実施例に係る消毒容器の上蓋の詳細を示す断面図である。
【図１７】第６の実施例に係る消毒容器を示す断面図である。
【図１８】従来の消毒容器の使用状態の断面図である。
【符号の説明】
１消毒容器
１０消毒容器
６０消毒容器
８０消毒容器
２容器本体
１１容器本体
６１容器本体
５上蓋
１２上蓋
６２上蓋
７０上蓋
８１上蓋
１５中蓋
４４中蓋
５０中蓋
６４中蓋
８３中蓋
１８壁
１９壁
２４壁[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a disinfecting container, and more particularly, to a disinfecting container for disinfecting a baby bottle or the like by disinfecting the same.
[0002]
[Prior art]
FIG. 18 is a sectional view showing a conventional disinfection container for a baby bottle. In this conventional disinfecting container 1, after a prescribed amount of the disinfecting solution 3 is stored in the container main body 2, a baby bottle to be disinfected, a nipple used for the baby bottle, and the like are stored in the container main body 2.
Then, the disinfecting container 1 is covered with a dropping lid 4 from above a baby bottle, a nipple or the like so that the dropping lid 4 completely immerses the nipple or the like rising from the liquid level of the disinfecting liquid in the disinfecting liquid 3. Has become.
[0003]
That is, in a disinfecting container for a baby bottle of this type, the baby bottle and the nipple are immersed in a disinfecting solution and left for a certain period of time to disinfect the baby bottle and the nipple. Therefore, this type of disinfecting container 1 is provided with the above-mentioned dropping lid 4 separately from the upper lid 5 in order to complete the disinfection, and the dropping lid 4 causes the nipple or the like to float from the level of the disinfecting liquid. Is completely immersed in the disinfecting solution 3.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional disinfecting container 1, when removing the disinfected baby bottle or the like, first remove the upper lid 5 as shown by the arrow a, and then remove the drop lid 4 as shown by the arrow b. Then, the baby bottle and nipple that have been disinfected will be taken out.
[0005]
After the upper lid 5 is removed, the operation of subsequently taking out the dropping lid 4 requires two operations, which is not only troublesome, but also requires removing the dropped lid 4 because it is wet with the disinfectant. There was a problem to be troubled.
[0006]
The present invention has been made in view of the above points, and it is an object of the present invention to provide a disinfecting container from which a disinfected baby bottle and nipple can be easily taken out.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The object is, in the present invention, for storing a disinfecting solution, a container body having an opening for receiving a disinfectant formed at an upper end portion, and an upper lid attached to the upper end portion of the container body and covering the opening. An inner lid movably attached to the upper lid in a certain range, the inner lid being configured to suppress the disinfecting target so that the disinfecting target is immersed in the disinfecting solution. Achieved by a disinfecting container.
[0008]
In the present invention, the inner lid has an engagement means engaged with the back surface of the upper lid, and the upper lid is provided with the engagement means of the inner lid engaged. A means for moving the lid within a certain range may be provided.
[0009]
The plate-shaped lid body of the inner lid may be provided with a through hole for allowing the disinfecting liquid to pass vertically in the container body.
Further, the lid body of the inner lid may have a lattice-like rib structure.
[0010]
On the back surface of the lid body of the inner lid, fixing means for receiving the opening of the bottle as a disinfection target and fixing the bottle may be provided.
[0011]
[Action]
The inner lid is attached to the upper lid so that the target to be disinfected is submerged in the disinfectant. The inner lid and the upper lid can be operated with one hand only by attaching and detaching the upper lid. .
[0012]
【Example】
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
In addition, since the Examples described below are preferred specific examples of the present invention, various technically preferable limitations are added, but the scope of the present invention particularly limits the present invention in the following description. The embodiments are not limited to these embodiments unless otherwise described.
[0013]
(First embodiment)
FIG. 2 is a perspective view showing the disinfecting container according to the present invention, and FIG. 1 is a cross-sectional view of the disinfecting container shown in FIG. The disinfecting container 10 is used after the container main body 11 is filled with a disinfecting solution and a disinfecting object is put in, and then the upper lid 12 is closed.
[0014]
The container body 11 is a translucent case made of a resin material having chemical resistance by injection molding or the like, and has a substantially square bottom surface so that four baby bottles H can be arranged in an upright state and nipples can be stored together. It is a bottomed cylindrical body formed in a shape.
[0015]
Further, as shown, the container body 11 is formed so as to gradually spread from the bottom surface toward the upper end. On the two opposing side surfaces of the side surface of the container body 11, a groove-shaped concave portion M as a whole protruding inside the container is provided from the lower end to the upper end in the vertical direction.
As shown in FIG. 3, the recess M is located between the baby bottles H housed in the container body 11. Thereby, the concave portion M positions the baby bottle H in the container main body 11, and the disinfecting container 10 requires a smaller amount of disinfecting liquid than a normal disinfecting container because the concave portion M protrudes inside the container. A baby bottle or the like can be completely immersed in the disinfecting solution. Therefore, the amount of disinfectant used can be reduced as compared with the related art.
[0016]
Further, in the vicinity of the upper end, the side surface including the concave portion M extends outward at a substantially right angle, and is formed in a flange shape as a whole so as to rise almost vertically. Thereby, in the container main body 11, the cross-sectional area corresponding to the rise in the liquid level increases in the upper part of the container.
In particular, in the disinfecting container of the present embodiment, when disinfecting a baby bottle or the like, when the baby bottle is put into the container main body 11, when this sinks into the disinfecting solution, the disinfecting solution corresponding to the volume due to the outer shape is temporarily used. The liquid level rises instantaneously because it is pushed away. Next, when the disinfecting liquid enters into a baby bottle or the like, the liquid level immediately drops. As described above, when disinfecting a container-shaped disinfection target having an internal space, such a shape of the container main body 11 is particularly suitable.
Further, as shown in FIG. 4, in the disinfecting container 10 of the present embodiment, a finger is hooked on the concave portion M so that the container can be easily transported.
[0017]
Further, when a predetermined amount of the disinfecting solution is injected into the container body 11 in a state where the disinfecting object is not accommodated, the side surface once spreads outward so that the horizontal line L slightly appears outside the container body 11. The overall size is selected so that the scale (not shown) provided below the nozzle and the level of the required amount of the disinfecting solution coincide.
Thereby, in the disinfecting container 10, the specified amount of the disinfecting solution can be reliably injected with reference to the horizontal line L appearing outside the container main body 11.
[0018]
Further, as shown in FIG. 5, when the disinfectant is poured, the disinfectant is put in, and when the upper lid 12 is set, the flange portion due to the outward spread of the side surface has a level of 14 μm. Is selected so as to be sufficiently wide for practical use so that the rise in the height can be sufficiently reduced and the finger can be hooked on the concave portion M as described above.
Thus, in the disinfecting container 10, it is possible to effectively avoid overflow due to a rise in the liquid level of the disinfecting liquid when a disinfecting object is placed, and to reduce the height of the disinfecting container 10 as a whole.
[0019]
The upper lid 12 is configured to mount the inner lid 15.
Here, the upper lid 12 is formed of a substantially rectangular plate, and recesses 16 and 17 are formed in the center of the upper surface (FIG. 2). Thus, in the disinfecting container 10, a finger can be hooked on the concave portions 16 and 17, and the upper lid 12 can be easily removed with one hand.
[0020]
Further, the upper lid 12 is formed with a wall 18 extending along the inner wall surface of the container main body 11 on the back surface on the container main body 11 side, so that in the disinfecting container 10, the wall 18 is inserted into the container main body 11 and the upper lid 12 is attached to the container main body 11. It can be easily set on the main body 11. Further, when the upper lid 12 is removed after disinfection, the upper lid 12 is turned upside down and placed, so that scattering of water droplets adhered to the inside of the upper lid 12 by the wall surface 18 is effectively avoided. .
[0021]
As shown in FIG. 7, the upper lid 12 has a wall 19 that rises in a cylindrical shape on the back surface and the central portion on the container body 11 side. The inner lid 15 is attached by the wall 19. That is, two rectangular through-holes 20 and 21 extending in the vertical direction are formed in the wall 19 so as to face each other at an angular interval of 180 degrees.
[0022]
Further, cuts 28 and 29 are formed in the wall 19 of the upper lid 12 adjacent to the through holes 20 and 21 with the same width as the width of the through holes 20 and 21. These cuts 28 and 29 are connected to the through holes 20 and 21 by elongated grooves, respectively. The grooves connecting the cuts 28 and 29 to the through holes 20 and 21 have narrower widths on the cuts 28 and 29 side so that the projections 30 and 31 are formed on the wall 19.
[0023]
The inner lid 15 has a main body 23 formed in a plate shape, and a cylindrical wall 24 is formed in a central portion of the upper lid 12 side surface of the main body 23. The wall 24 of the inner lid 15 is tightly inserted into the wall 19 of the upper lid 12 and has a diameter selected so that it can move up and down. Further, rectangular projections 25 and 26 are formed outward on the wall 24 of the inner lid 15 so as to correspond to the rectangular through holes 20 and 21 formed in the wall 19 of the upper lid 12.
[0024]
When the inner lid 15 is brought to the upper lid 12 side and the wall 24 is inserted into the wall 19 of the upper lid 12 as shown by the arrow d, the projections 25 and 26 push the projections 25 and 26 into the cuts 28 and 29. Are formed slightly smaller with respect to the cuts 28 and 29 so that When the inner lid 15 is rotated as shown by an arrow e in a state where the projections 25 and 26 are pushed into the cuts 28 and 29, they push the grooves connecting the cuts 28 and 29 and the through holes 20 and 21. It is formed so as to move to open and enter through holes 20 and 21.
[0025]
Thereby, the upper lid 12 holds the inner lid 15 so as to be able to move up and down as shown by the arrow c (FIG. 1) by inserting the projections 25 and 26 of the inner lid 15 into the through holes 20 and 21. It has become.
[0026]
Further, as shown in FIG. 8, the vertical dimensions of the protrusions 25 and 26 and the through holes 20 and 21 are selected so that the inner lid 15 can move up and down a sufficient distance T1 in the vertical direction of the disinfecting container 10. Have been. Thereby, as shown in FIG. 9, when the container body 11 is filled with the disinfecting solution and the disinfecting object is placed, and then the upper lid 12 is set, the inner lid 15 is dispensed with the disinfecting solution like a conventional dropping lid. The inner lid 15 moves up and down following the change in the surface. As a result, the nipple or the like floating from the disinfecting solution can be suppressed by the inner lid 15 and completely immersed in the disinfecting solution.
[0027]
The present embodiment is configured as described above, and as shown in FIG. 10, in the disinfecting container 10, the inner lid 15 moves up and down following the liquid level of the disinfecting solution, as in the case of the conventional drop lid. Further, the object to be disinfected can be immersed in the disinfecting solution. After the inner lid 15 is once attached to the upper lid 12, the inner lid 15 does not fall off the upper lid 12 due to the projections 30 and 31. For this reason, as shown by the arrow f, it can be removed integrally with the upper lid 12, and the usability can be improved accordingly. In addition, the inner lid 15 can be easily removed from the upper lid 12 by operating the inner lid 15 in the opposite direction as necessary, thereby disassembling the upper lid 12 and the inner lid 15 separately. It can also be cleaned.
[0028]
Further, in this embodiment, the inner lid 15 has a plurality of through holes 33 formed in the main body 23 so that the disinfecting liquid on the lower side of the main body 23 can escape upward through the through holes 33.
Thereby, in the disinfecting container 10, a flow of the disinfecting liquid is formed from the lower surface to the upper surface when the upper lid 12 is set so that air bubbles and the like do not stop on the lower surface side of the inner lid 15, and the disinfecting target is formed. It is soaked in the disinfectant solution.
[0029]
Therefore, the container main body 11 is filled with the disinfecting solution up to the prescribed line L with a smaller amount of liquid than before by the concave portion M formed on the side surface, and then accommodates a baby bottle, a nipple and the like to be disinfected. , The upper lid 12 is set.
When the upper lid 12 is set, the inner lid 15 is integrally held by the upper lid 12 so as to be able to move up and down by the projections 25 and 26 of the inner lid 15 inserted into the through holes 20 and 21 of the upper lid 12. Accordingly, the inner lid 15 is set at the same time.
[0030]
Further, since the set inner lid 15 is held by the upper lid 12 so as to be able to move up and down, the inner lid 15 moves up and down following the liquid level like a conventional drop lid, so that the liquid level of the disinfecting liquid becomes higher. The floating nipples can be completely immersed in the disinfectant.
[0031]
After the upper lid 12 is set in this manner, the disinfecting container 10 can be easily moved by putting a hand on the concave portion M and the flange portion formed on the side surface of the container main body 11. After disinfection, the inner lid 15 is removed together with the upper lid 12, and the disinfected baby bottle or the like can be taken out. At this time, since the inner lid 15 is held by the upper lid 12 by the projections 25 and 26 inserted into the through holes 20 and 21, the inner lid 15 can be removed together with the upper lid 12.
[0032]
(Second embodiment)
FIG. 11 is an exploded perspective view showing the upper lid 42 and the inner lid 44 of the disinfecting container according to the second embodiment. In this embodiment, a disinfecting container is formed by the container main body 11 of the first embodiment described above, and the upper lid 42 and the inner lid 44. In this embodiment, the same components as those in the above-described first embodiment are denoted by the same reference numerals, and duplicate description will be omitted.
[0033]
In FIG. 11, a cylindrical wall 19 is formed in the upper lid 42, and rectangular through holes 20 and 21 extending in the vertical direction are formed on the wall 19 so as to face each other at an angular interval of 180 degrees. I have.
[0034]
On the other hand, the inner lid 44 has a cylindrical wall 24 formed on the plate-shaped main body 23. Projections 45 and 46 are formed on the wall 24 corresponding to the through holes 20 and 21 of the upper lid 42. Here, the protrusions 45 and 46 have a root portion formed in a rectangular cross section and a tapered shape so as to point toward the tip.
[0035]
Further, in the inner lid 44, slits are formed on both sides of the projections 45 and 46, and the wall surface with the projections 45 and 46 is separated from the continuous wall surface as a movable piece by the slit. As a result, when the inner lid 44 is brought to the upper lid 42 as shown by an arrow d and pressed, the wall as a movable piece having the projections 45 and 46 bends inward, so that the projections 45 and 46 move inward. It is displaced and inserted into the upper lid 42. Thereafter, at the positions of the through holes 20 and 21, the inwardly bent wall surface returns to the original state, and the projections 45 and 46 are held in a state of being inserted into the through holes 20 and 21, whereby the inner lid 44 is , Is mounted on the upper lid 42 and held in a state capable of moving up and down.
[0036]
Also, a large through hole 48 is formed in the inner lid 44 at the root portion of the projections 45 and 46 and in the main body 23. Accordingly, when a finger is inserted through the through hole 48 and the projections 45 and 46 are pressed by a finger, the projections 45 and 46 can be displaced inward, and the inner lid 44 can be removed from the upper lid 42. ing.
[0037]
Thus, as shown in FIG. 11, this embodiment can provide the same effects as those of the first embodiment.
[0038]
(Third embodiment)
FIGS. 12 and 13 are perspective views showing the inner lid 50 of the disinfecting container according to the third embodiment. In this embodiment, the container main body 11, the upper lid 12, and the inner lid of the first embodiment described above are used. The disinfection container is formed by 50. In this embodiment, the same components as those of the above-described first embodiment are denoted by the same reference numerals, and duplicate description will be omitted.
[0039]
Here, the main body 51 is formed so that the periphery of the inner lid 50 is substantially rectangular, and a lattice-shaped rib as shown in the figure appears on the back surface of the main body 51. In addition, a cylindrical wall 24 is formed on the upper surface side of the main body 51 of the inner lid at a central portion shown in FIG.
Thus, the main body 51 formed in a lattice shape allows a disinfection target such as a nipple floating from the liquid surface to be completely immersed in the disinfecting liquid. In this case, in the inner lid 50, the main body is formed in a lattice shape, so that the object to be disinfected is completely more completely disintegrated in the disinfecting liquid than in the above-described embodiment in which the through hole 33 is formed in the main body 23. It can be soaked.
[0040]
Further, as shown in FIG. 13, the inner lid 50 is formed such that a projection 53 as a semicircular or semi-elliptical fixing means extending from the lattice of the main body stands on the back side thereof around the intersection of the lattice. Have been. Therefore, in this embodiment, when the inner lid 50 is removed together with the upper lid 12 and the upper lid 12 is turned upside down, as shown in FIG. 3, the projections 53 are arranged so as to project upward. Thereby, as shown in FIG. 14, in this disinfecting container, the mouth of the baby bottle H can be inserted and fixed to the projection 53 on the back surface of the inner lid 50.
[0041]
In this state, the inner lid 50 can suppress each baby bottle from floating in the disinfecting solution.
In this state, the baby bottle H is accommodated in the container for disinfection, the upper lid 12 and the inner lid 50 attached thereto are removed, and the baby bottle H taken out of the disinfectant is projected upward. The upper lid 12 and the inner lid 50 can be used as drainers.
In addition, since the main body of the inner lid 50 is formed in a lattice shape, it is possible to secure practically sufficient strength with a simple shape as a whole.
[0042]
According to the third embodiment, in addition to the effects of the first embodiment, the protrusion 53 can be used as a drainer, and the usability can be improved accordingly.
[0043]
(Fourth embodiment)
FIG. 15 is a sectional view showing a disinfecting container according to the fourth embodiment. In this disinfecting container 60, after a disinfecting solution is put in a cylindrical container main body 61, a substantially semi-spherical upper lid 62 is set and used. Here, a through hole 63 is formed in the center of the upper lid 62, and a female screw is formed inside the through hole 63.
[0044]
On the other hand, in the inner lid 64, a round bar 66 is vertically implanted in a central portion of the lid main body 65. The round bar 66 is inserted into the through hole 63, and a spherical handle 67 is fixed to the tip of the round bar 66.
Thus, in the disinfecting container 60, the inner lid 64 is integrally held on the upper lid 62 in a vertically movable state. As a result, the inner lid 64 can be moved up and down following the liquid level, so that the nipple floating from the liquid level or the like is completely immersed in the disinfecting liquid.
[0045]
In particular, the round bar 66 has a male screw 68 formed at the base of the handle 67, and this male screw 68 can engage with a female screw formed inside the through hole 63. Thus, the inner cover 64 can rotate the handle 67 as shown by an arrow h while the handle 67 is pressed down, and screw the male screw 68 into the upper cover 62, and remove the screwed male screw 68 from the upper cover 62. You can do it.
[0046]
Thus, in the disinfecting container 60, when the upper lid 62 is set, and when the upper lid 62 is detached from the container main body 61, the inner lid 64 can be fixed to the upper lid 62, and can be moved up and down after setting. It can be maintained in a state. Therefore, the fourth embodiment can also obtain the same effects as those of the first embodiment.
[0047]
(Fifth embodiment)
FIG. 16 is a sectional view showing a detailed configuration of the upper lid 70 of the disinfecting container according to the fifth embodiment. In this disinfecting container, the upper lid 70 is applied instead of the upper lid 62 according to the fourth embodiment.
That is, the upper lid 70 is formed in a substantially semicircular shape, and the through hole 63 is formed in the center. Further, in the upper lid 70, a projection 72 having an arc-shaped cross section is integrally formed in a ring shape inside the through hole 63.
[0048]
The inner lid fixes the main body (not shown) to the round bar 66 as in the case of the fourth embodiment, and the round bar 66 is inserted into the through hole 63 to fix the spherical handle 67. It has become. Thus, in the disinfecting container 60 as well, the inner lid is held on the upper lid 62 in a state in which it can be moved up and down as in the fourth embodiment.
[0049]
Further, in the round bar 66, a bulge 74 having an arc-shaped cross section is formed at the base of the handle 67, and as shown by an arrow i, when the handle 67 is pressed down with force, the bulge 74 becomes a portion of the protrusion 72. Is spread out and moved downward, so that the inner lid fixed to the tip of the round bar 66 can be fixed. Further, in this state, when the handle 67 is pulled up with a reverse force, the bulge 74 pushes out the portion of the protrusion 72 and moves upward, and the inner lid fixed to the tip of the round bar 66 is moved up and down. It can be set to be movable.
[0050]
According to the fifth embodiment, the inner lid can be set in a vertically movable state and fixed by simply moving the handle up and down with a simpler configuration than the fourth embodiment, Further, usability can be improved.
[0051]
(Sixth embodiment)
FIG. 17 is a sectional view showing a disinfecting container according to the sixth embodiment. In this disinfecting container 80, an upper lid 81 having a flat upper surface is used instead of the upper lid 62 according to the fourth embodiment. Here, the upper lid 81 is formed in a substantially cylindrical shape, and a chamber 82 is formed inside the center. The chamber 82 is formed so as to form a cylindrical wall surface from the flat lower surface of the upper lid 81 and close the bottom surface. Thus, a space having a predetermined height T1 is formed on the lower surface of the upper lid 81. In the upper lid 81, a female screw is formed at the center of the bottom of the chamber.
[0052]
The inner lid 83 has a disk-shaped main body 84 fixed to one end of a round bar 66, and a male screw 68 formed at the other end of the round bar 66. The male screw 68 is formed so as to engage with the female screw of the upper lid 81. In this embodiment, as shown by an arrow j, the inner lid 83 is screwed into the upper lid 81 to hold it integrally. 81 can be removed.
[0053]
When the inner lid 83 is screwed into the upper lid 81 in this manner, since the space of the specified height T1 is formed on the female screw side, if the screwing amount is small, the inner lid 83 is fixed to the upper lid 81 and held. Will be done. On the other hand, if the screwing amount is large, the male screw 68 of the inner lid 83 passes through the female screw of the upper lid 81 and protrudes into the preceding space, so that it can move up and down by the height T1 of this space. , The inner lid 83 is integrally held by the upper lid 81.
[0054]
According to the sixth embodiment, even when the inner lid 83 is integrally held with the upper lid 81 in a vertically movable state by using the space formed in the upper lid, the same as in the above-described embodiment. The effect can be obtained.
[0055]
In the above-described embodiment, the case has been described in which the inner lid is held in a vertically movable state by a cylindrical wall surface formed on the back side of the upper lid or by a through hole formed in the upper lid. However, the present invention is not limited to this, and it is only necessary to hold the inner lid integrally with the upper lid so as to be movable up and down, and various holding means can be widely applied.
[0056]
Further, in the above-described embodiment, the case where the present invention is applied to a disinfecting container such as a baby bottle is described, but the present invention is not limited to this, and a special disinfecting container for disinfecting only a nipple used in a baby bottle is provided. Further, the present invention can be widely applied to disinfecting various disinfection targets, not limited to the baby bottles and nipples.
[0057]
【The invention's effect】
According to the present invention as described above, the inner lid and the upper lid can be handled at the same time by mounting the inner lid, which sinks the disinfection target floating from the disinfecting liquid, in the disinfecting liquid, in a vertically movable state, to the upper lid. Can be. Thus, the disinfected feeding bottle and nipple can be taken out with a simple operation.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view showing a disinfecting container according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of the disinfecting container of FIG.
FIG. 3 is a perspective view showing a container main body of the disinfecting container of FIG. 1;
FIG. 4 is an explanatory view when carrying the disinfecting container of FIG. 1;
FIG. 5 is a sectional view showing a change in the liquid level of the disinfecting container of FIG. 1;
FIG. 6 is a perspective view showing an upper lid and an inner lid of the disinfecting container of FIG. 1;
FIG. 7 is an exploded perspective view showing the upper lid and the inner lid of FIG.
FIG. 8 is a sectional view of a main part of the inner lid of the disinfecting container of FIG. 1;
FIG. 9 is a cross-sectional view corresponding to FIG. 8 and showing a relationship with a liquid level.
FIG. 10 is a front view of the disinfecting container of FIG. 1 in a used state.
FIG. 11 is an exploded perspective view showing an upper lid and an inner lid of a disinfecting container according to the second embodiment.
FIG. 12 is a perspective view showing an inner lid of a disinfecting container according to a third embodiment.
FIG. 13 is a perspective view showing the surface on the opposite side of the inner lid in FIG. 12;
FIG. 14 is a front view of the disinfecting container according to the third embodiment in a used state.
FIG. 15 is a sectional view showing a disinfecting container according to a fourth embodiment.
FIG. 16 is a sectional view showing details of an upper lid of a disinfecting container according to a fifth embodiment.
FIG. 17 is a sectional view showing a disinfecting container according to a sixth embodiment.
FIG. 18 is a cross-sectional view of a conventional disinfecting container in use.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Disinfection container 10 Disinfection container 60 Disinfection container 80 Disinfection container 2 Container main body 11 Container main body 61 Container main body 5 Upper lid 12 Upper lid 62 Upper lid 70 Upper lid 81 Upper lid 15 Middle lid 44 Middle lid 50 Middle lid 64 Middle lid 83 Middle lid 18 Wall 19 Wall 24 walls

Claims

A container body containing an antiseptic solution and having an opening formed at the upper end for receiving a disinfectant,
An upper lid attached to the upper end of the container body and covering the opening,
Having an inner lid movably attached to the upper lid in a certain range,
The disinfecting container, wherein the inner lid is configured to suppress the disinfecting target so that the disinfecting target is immersed in the disinfecting solution.

The inner lid has engaging means engaged with the back surface of the upper lid, and the upper lid moves the inner lid within a certain range in a state where the engaging means of the inner lid is engaged. The disinfecting container according to claim 1, further comprising means.

The disinfecting container according to claim 1, wherein the plate-shaped lid body of the inner lid is provided with a through hole for allowing a disinfecting solution to pass vertically in the container body.

The disinfection container according to claim 1, wherein the lid body of the inner lid has a lattice-like rib structure.

2. The fixing device according to claim 1, wherein a fixing means for receiving the opening of the bottle to be disinfected and fixing the bottle is provided on the back surface of the lid body of the inner lid. 3. Disinfection container.