JP3557184B2

JP3557184B2 - Container

Info

Publication number: JP3557184B2
Application number: JP2001272326A
Authority: JP
Inventors: 正雄五十嵐; 幸夫石井
Original assignee: Nihon Kim Co Ltd
Current assignee: Nihon Kim Co Ltd
Priority date: 2001-09-07
Filing date: 2001-09-07
Publication date: 2004-08-25
Anticipated expiration: 2021-09-07
Also published as: JP2003081288A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、調味料等の食品、或いはインク等の非食品（以下、収容物とも称する）が収容される収容体に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、上記したような収容物を収容する収容体として、柔軟な合成樹脂シート（以下、シート部材と称する）を重ね合わせ、その周囲を熱溶着することによって構成されたものが知られている。このような収容体は、安価に製造できることから、調味料等の食品を収容したり、インク等の非食品を収容する等、各種分野において用いられており、その熱溶着部の一部には、収容物を注出するための部材、いわゆるスパウトが取着されている。
【０００３】
このようなスパウトは、２枚のシート部材を重ね合わせて溶着する際に、その間に挟着されるものであり、具体的には、例えば、特許第２９２０１３６号や、特許第２９３４６１１号等に開示された構成が知られている。これらの公知のスパウトは、いずれも収容体が溶着される溶着部と、収容体の内部に突出する筒状口部とを備えており、この筒状口部を介して、収容物を注出するように構成されている。なお、後者の公知技術においては、筒状口部に傾斜部を形成し、その傾斜部を指で押圧操作することで、収容物の流出量を調整する技術が開示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した収容体に関しては、様々な使用態様が考えられ、その一つとして、収容体に半流動状の収容物を収容しておき、これを注出用のローラ対の間に送り込む（もしくはローラ対を収容体に対して移動させる）ことで、収容物を、スパウトを介して徐々に注出させる使用態様がある。
【０００５】
しかしながら、上記した従来のスパウト付き収容体では、ローラ対がスパウト近傍の位置まで移動した際、筒状口部の先端と収容体の上端部との間に収容物が残ってしまい、収容物を使い切ることができず、無駄が生じてしまう。また、そのような筒状口部が収容体内に突出していない構成のスパウトを取着した収容体であっても、最終的に収容体の上端部付近に収容物が残り易く、収容物を完全に使い切ることはできない。
【０００６】
すなわち、従来のスパウトが取着された収容体は、上記したような使用態様を考慮した構成になっておらず、収容物を全て注出することができずに無駄が生じてしまう。
【０００７】
本発明は、上記した問題に基づいて成されたものであり、ローラ対の間に収容体を移動させることで収容物を注出する使用態様において、その収容物を最後まで無駄なく注出することを可能にするスパウトが取着された収容体を提供することを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明に係る収容体は、重ねたシート部材間に、半流動状の収容物を取り出すためのスパウトを溶着し、注出装置による押し出し作用によって前記半流動状の収容物が注出される構成において、前記スパウトは、前記シート部材が溶着される溶着部と、収容体内に収容された収容物を取り出す連通孔を具備した注出口とを有しており、前記溶着部には、前記シート部材が未溶着となる未溶着部が形成されており、この未溶着部に前記連通孔が開口し、かつ前記未溶着部は、前記注出口側から収容体内部側に向けて、次第に広がると共にシート部材の内面から次第に離間する傾斜面によって形成されており、前記溶着部と未溶着部の比率が、３：７〜７：３の範囲となるように形成されていることを特徴とする。
【０００９】
上記した半流動物を収容した収容体を注出装置のローラ対のニップ部に案内すると、ローラ対の駆動に伴って収容物は押圧され、未溶着部に開口している連通孔を介して注出口から徐々に注出される。そして、ローラ対が、スパウトの近傍まで移動すると、収容体の上端領域に溜まった収容物は、未溶着部側に向けて押し出されて、ここに開口している連通孔を介して注出口から流出する。そして、さらに、ローラ対がスパウトの溶着部を挟持する位置まで駆動されると、その未溶着部分に残っている収容物も連通孔に押し出され、注出口から流出する。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図１及び図２は、本発明の第１の実施形態を示す図であり、図１（ａ）は、収容体の使用状態を模式的に示す斜視図、図１（ｂ）は、収容体のスパウトが取着された部分を示す図、図２（ａ）は、スパウト部分を上方から見た図、図２（ｂ）は、スパウト部分の側面図、図２（ｃ）は、スパウト部分を下側から見た図、そして、図２（ｄ）は、図２（ｂ）のＡ−Ａ線に沿った断面図である。
【００１１】
収容体１は、比較的安価な材料である柔軟な合成樹脂シート（シート部材）２を２枚対向するように重ね合わせ、その端部領域を熱溶着することで形成されている（図において、そのような溶着領域を斜線部で示してある）。この熱溶着に際しては、スパウト１０がシート部材間の溶着部分に介在され、後述するスパウトの溶着部に各シート部材が溶着されることで、スパウトが取着された収容体が作成される。
【００１２】
なお、収容体は、図に示すような、２枚の略同じ矩形形状のシート部材２を対面させて形成する以外にも、底面や上面を形成するためのシート部材を別途介在させて形成しても良い。また、シート部材２の形状は、矩形形状に限定されることは無く、例えば、上端の両角部１ａを斜めにカットすることで、収容物を取り出し易い形状にしておくのが好ましい。
【００１３】
上記した収容体１は、注出装置（図示せず）に設けられたローラ対１００との間で相対駆動され、図に示すように、ローラ対１００のニップ部に案内されることにより、その収容物が押し出され、以下に述べるスパウト１０の注出口１１から注出される。
【００１４】
スパウト１０は、連通孔１１ａを具備した略円筒形状の注出口１１と、この注出口１１の下部に形成され、注出口１１の軸方向と直交する方向に延出して前記シート部材２が溶着される溶着部１２とを備えて構成されている。前記連通孔１１ａは、溶着部１２に連通しており、注出口１１には、図示しないキャップが着脱可能に装着されるようになっている。この場合、キャップは、例えば、注出口１１に対して螺合されたり、ヒンジによって回動して被着される等の構成となっている。
【００１５】
本実施形態では、前記溶着部１２は、図に示すように、一側面が、平坦面１２ａ（屈曲部分や湾曲部分が無い平面）として形成されており、他側面が、中央が膨出する屈曲面１２ｂとして形成されており、全体として、断面三角形状（断面非対称）に形成されている。
【００１６】
また、上記した溶着部１２の他側面（屈曲面１２ｂ側）には、ここに溶着されるシート部材が部分的に未溶着となるように未溶着部１３が形成されている。この未溶着部１３は、本実施形態の場合、注出口側から収容体内部側に向けて、シート部材の内面から次第に離間する傾斜面によって形成されている。また、この未溶着部１３は、注出口側から収容体内部側に移行するに連れて、未溶着部分が次第に広がるように形成されている（図２（ｂ）に示すように、側面視で略三角形状を成している）。
【００１７】
そして、このように形成された未溶着部１３の略中央には、前記連通孔１１ａが開口しており、これにより、収容体１内に収容された収容物は、未溶着部１３に開口している連通孔１１ａを介して流出可能となっている。
【００１８】
次に、上記したような収容体１の作用について説明する。
収容体１には、例えば、収容物として半流動体状の調味料が収容されており、このような収容体が、図１（ａ）に示すように、ローラ対１００のニップ部に案内されると、ローラ対の駆動に伴い、収容物は押圧されて、未溶着部１３に開口している連通孔１１ａを介して注出口１１から徐々に注出される。そして、ローラ対１００が、スパウト１０の近傍まで移動すると、収容体１の上端領域に溜まった収容物は、未溶着部１３側に向けて押し出されて、ここに開口している連通孔１１ａを介して注出口１１から流出する。そして、さらに、ローラ対１００が、スパウト１０の溶着部１２を挟持する位置まで駆動されると、その未溶着部分に残っている収容物も連通孔１１ａに押し出され、注出口１１から流出する。
【００１９】
このように、スパウト１０の溶着部の一部を未溶着部としておき、ここに連通孔１１ａを開口したことで、収容体１内の収容物を無駄なく注出することができるようになる。また、上記した構成では、未溶着部１３を、傾斜面によって形成していることから、ローラ対１００が溶着部１２上をスムースに移行し易くなり、収容物を未溶着部から安定して押し出すことができると共に、注出口側から収容体内部側に移行するに連れて、未溶着部分が次第に広がるように形成されていることから、ローラ対１００の移動に伴って収容物がより集まり易く、効果的に連通孔１１ａ内に押し出すことが可能となる。
【００２０】
また、上記した構成では、溶着部１２の一側面を、ローラ対１００のニップ部に対して面接する平坦面１２ａとして形成したことから、押圧面が多くなって収容物が注出し易いと共に、収容体を台に載置した際の安定性が良くなる。
【００２１】
なお、上記したスパウトの溶着部の形状については、種々変形することが可能であり、例えば、図３（ａ）〜（ｃ）に示す形状とすることが可能である。これらの図は、いずれも、スパウトの溶着部を下方から見た図であり、図２（ｃ）に対応させた図である（同一の構成部分については、同一の参照符号が付してある）。
【００２２】
図３（ａ）に示すスパウト２０の溶着部１２は、一側面側が、上記のような平坦面ではなく、中央が軸芯側に向けて屈曲した屈曲面１２ｃとして形成されており、他側面側が、前記同様、屈曲面１２ｂとして形成されている。このような形状によれば、スパウト２０の溶着部の両側において、シート部材に対する溶着長さが略等しくなるため、溶着部分で皺等を生じ難くすることが可能となる。
【００２３】
図３（ｂ）に示すスパウト３０の溶着部１２は、一側面側が、前記同様、平坦面１２ａとして形成されており、他側面側が、屈曲面ではなく、中央が膨出する湾曲面１２ｄとして形成されている。このような形状によれば、前記同様、ローラ対１００のニップ部に対する押圧面が多くなって、収容物を注出し易くなると共に、収容体を台に載置した際の安定性が良くなる。また、湾曲面としたことから、シート部材を溶着した際の密着性の向上が図れる。
【００２４】
図３（ｃ）に示すスパウト４０の溶着部１２は、一側面側が、中央が軸芯側に向けて凹むように湾曲した腕曲面１２ｅとして形成されており、他側面側が、図３（ｂ）の構成と同様、中央が膨出する湾曲面１２ｄとして形成されている。このような形状によれば、シート部材を溶着した際の密着性の向上が図れると共に、溶着部分で皺等を生じ難くすることが可能となる。
【００２５】
図４は、本発明の第２の実施形態を示す図であり、図４（ａ）は、スパウト部分を上方から見た図、図４（ｂ）は、スパウト部分の側面図、図４（ｃ）は、スパウト部分を下側から見た図、そして、図４（ｄ）は、図４（ｂ）のＢ−Ｂ線に沿った断面図である。
【００２６】
本実施形態のスパウト５０は、連通孔５１ａを具備した略円筒形状の注出口５１と、この注出口５１の下部に形成され、注出口５１の軸方向と直交する方向に延出して図１に示したシート部材２が溶着される溶着部５２とを備えて構成されている。前記連通孔５１ａは、溶着部５２に連通しており、注出口５１には、前記同様、図示しないキャップが着脱可能に装着されるようになっている。
【００２７】
本実施形態では、溶着部５２は、両側面が、共に中央部分が膨出する屈曲面５２ａとして形成されており、全体として、断面菱形形状（断面対称）に形成されている。また、溶着部５２の両側面には、ここに溶着されるシート部材が部分的に未溶着となるように未溶着部５３が形成されている。この未溶着部５３は、本実施形態の場合、注出口側から収容体内部側に向けて、シート部材の内面から次第に離間する傾斜面によって形成されている。また、この未溶着部５３は、注出口側から収容体内部側に移行するに連れて、未溶着部分が次第に広がるように形成されている（図４（ｂ）に示すように、側面視で略三角形状を成している）。
【００２８】
そして、このように形成された両未溶着部５３には、下方から見てその中心部分に、前記した連通孔５１ａが開口しており、これにより、収容体１内に収容された収容物は、未溶着部５３の連通孔５１ａから流出可能となっている。
【００２９】
このような構成の収容体においても、上記した収容体と同様、収容体内の収容物を無駄なく注出することができると共に、溶着部の両面側から収容物の注出が成されるため、注出性の向上が図れる。また、溶着部の形状を対称としたことにより、シート部材との密着性の向上が図れる。なお、本実施形態においては、溶着部５２は、両側面とも中央部分が膨出する屈曲面５２ａとして形成したが、図３（ｂ）に示すような湾曲面によって形成しても良い。
【００３０】
上記したような溶着部の両側面側に未溶着部を形成する構成においても、溶着部の形状を種々変形することが可能であり、例えば、図５（ａ）〜（ｃ）に示すような形状とすることが可能である。これらの図は、いずれも、スパウトの溶着部を下方から見た図であり、図４（ｃ）に対応させた図である（同一の構成部分については、同一の参照符号が付してある）。
【００３１】
図５（ａ）に示すスパウト６０の溶着部５２は、一側面側が、断面台形形状を成した屈曲面５２ｂとして形成されており、他側面側が、中央が膨出する湾曲面５２ｃとして形成されている。また、図５（ｂ）に示すスパウト７０の溶着部５２は、一側面側が、断面略台形形状を成した屈曲面５２ｄとして形成されており、他側面側が、中央が膨出する湾曲面５２ｃとして形成されている。この場合、屈曲面５２ｄの両サイドの面は、全体として密着が良好に行なえるように、曲面として形成されている。また、図５（ｃ）に示すスパウト８０の溶着部５２は、一側面側が、断面台形形状を成した屈曲面５２ｂとして形成されており、他側面側が、中央が膨出する屈曲面５２ｅとして形成されている。
【００３２】
上記したスパウト６０，７０，８０は、いずれも溶着部５２の両面に未溶着部５３を形成したものであり、両面に形成された未溶着部５３の略中央に連通孔５１ａを開口させた構成となっている。
【００３３】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の収容体に取着されるスパウトの溶着部は、上記した実施形態以外にも、例えば、以下のように構成することができる。前記未溶着部については、シート部材が溶着される際に、収容体の内面と未溶着となって収容体の内部空間と連通し、かつ連通孔が開口した構成となっていれば良く、その形状は種々変形することができる。例えば、上記したような傾斜面ではなく、連通孔が開口した切欠部として形成しても良い。
【００３４】
なお、溶着部と未溶着部の比率については、３：７〜７：３の範囲となるように形成しておくことが好ましい。このような範囲とするのは、溶着部分が多くなくなり過ぎると、シート部材との間での溶着性の向上は図れるものの、収容物が注出し難くなると共に残量が生じやすくなるためであり、溶着部分が少なくなり過ぎると、収容物が注出しやすく残量がなくなりやすいものの、シート部材との間での溶着性が低下するためである。
【００３５】
また、収容体から収容物を注出する注出装置については、上述したローラ対によるもの以外にも、例えば、図６に示すような構成であっても良い。
【００３６】
図６（ａ）に示す注出装置は、載置台１１０上に収容体を載置しておき、載置台１１０上でローラ１１２を、図に示すようにスパウト側に向けて徐々に回転駆動することで、収容物を取り出すように構成したものである。このような構成では、収容体が平坦な載置台１１０に載置されることから、その載置状態が安定するように、スパウトの溶着部は、図２に示したように、一側面側が平坦面１２ａとして形成されたものを用いることが好ましい。
【００３７】
図６（ｂ）に示す注出装置は、基端部Ｐを中心として、所定角度で開閉する一対の弾性変形可能な回動板（注出板）１２０間に収容体を配置しておき、回動板１２０を、互いの先端が接近するようＷ方向に回動駆動することで、収容物を取り出すように構成したものである。このような構成では、最終的に回動板１２０が、点線で示すように相互に弾性変形してスパウトの溶着部を挟持できるように、スパウトは、図４に示したように、両側面側に傾斜した未溶着部５３が形成されたものを用いることが好ましい。
【００３８】
以上のように、収容体に取着されるスパウトの溶着部については、それが用いられる注出装置の構成に応じて、最適な形状のものを用いれば良い。
【００３９】
また、収容体の内部に収容される収容物は、上述したように粘性のあるもの（半流動体状）であっても良いし、液状のものであっても良い。
【００４０】
【発明の効果】
本発明によれば、ローラ対等、収容体を徐々に押圧することで、収容物を注出させるのに用いられる収容体において、その収容物を最後まで無駄なく注出することを可能にするスパウトが取着された収容体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】（ａ）は、本発明に係る収容体の使用状態を模式的に示す斜視図、（ｂ）は、収容体のスパウトが取着された部分を示す図。
【図２】（ａ）は、スパウト部分を上方から見た図、（ｂ）は、スパウト部分の側面図、（ｃ）は、スパウト部分を下側から見た図、（ｄ）は、図（ｂ）のＡ−Ａ線に沿った断面図。
【図３】（ａ）〜（ｃ）を含み、夫々図２に示すスパウトの溶着部の変形例を示す図。
【図４】本発明の第２の実施形態を示す図であり、（ａ）は、スパウト部分を上方から見た図、（ｂ）は、スパウト部分の側面図、（ｃ）は、スパウト部分を下側から見た図、そして、（ｄ）は、（ｂ）のＢ−Ｂ線に沿った断面図。
【図５】（ａ）〜（ｃ）を含み、夫々図４に示すスパウトの溶着部の変形例を示す図。
【図６】（ａ）及び（ｂ）を含み、夫々注出装置の構成例を示す図。
【符号の説明】
１収容体
２シート部材
１０，２０，３０，４０，５０，６０，７０，８０スパウト
１１，５１注出口
１１ａ，５１ａ連通孔
１２，５２溶着部
１３，５３未溶着部
１００，１１２ローラ
１２０注出板[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a container in which food such as a seasoning or non-food such as ink (hereinafter, also referred to as a container) is stored.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as a container for storing the above-described container, a container formed by laminating a flexible synthetic resin sheet (hereinafter, referred to as a sheet member) and heat-welding the periphery thereof is known. Since such a container can be manufactured at a low cost, it is used in various fields, such as storing foods such as seasonings, and storing non-foods such as ink, etc. A member for discharging the contents, a so-called spout, is attached.
[0003]
Such a spout is sandwiched between two sheet members when they are overlapped and welded, and specifically disclosed in, for example, Japanese Patent No. 292136 and Japanese Patent No. 2934611. A known configuration is known. Each of these known spouts has a welding portion to which the container is welded, and a cylindrical mouth projecting into the inside of the container, and discharges the contents through the cylindrical mouth. It is configured to Note that, in the latter known technique, a technique is disclosed in which an inclined portion is formed in a tubular mouth portion, and the inclined portion is pressed with a finger to adjust the outflow amount of the stored contents.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, various uses are conceivable for the above-mentioned container, and as one of them, a semi-fluid container is stored in the container, and this is sent between the pair of rollers for pouring ( Alternatively, there is a usage mode in which the stored object is gradually discharged through the spout by moving the roller pair with respect to the container.
[0005]
However, in the above-described conventional container with a spout, when the roller pair moves to a position near the spout, the container remains between the tip of the cylindrical mouth and the upper end of the container, and the container is removed. It cannot be used up, causing waste. Further, even in the case of a container to which a spout having such a cylindrical mouth portion that does not protrude into the container, the container tends to remain in the vicinity of the upper end of the container in the end, and the container is completely Can not be used up.
[0006]
That is, the conventional container to which the spout is attached is not configured in consideration of the above-described usage mode, and cannot discharge all the stored items, resulting in waste.
[0007]
The present invention has been made based on the above-described problem, and in a use mode in which a container is poured out by moving a container between a pair of rollers, the container is poured out to the end without waste. It is an object of the present invention to provide a container having a spout attached thereto.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problem, the container according to the present invention is configured such that a spout for taking out a semi-fluid container is welded between stacked sheet members, and the semi-fluid container is pushed out by a pouring device. In the configuration in which the contents are ejected , the spout has a welding portion to which the sheet member is welded, and a spout having a communication hole for taking out the contents housed in the housing, and In the portion, an unwelded portion where the sheet member is unwelded is formed, the communication hole is opened in the unwelded portion, and the unwelded portion is from the spout side to the inside of the container. Toward, it is formed by an inclined surface that gradually spreads and gradually separates from the inner surface of the sheet member, and is formed such that the ratio of the welded portion to the unwelded portion is in the range of 3: 7 to 7: 3. It is characterized by the following.
[0009]
When the container containing the above-mentioned semi-fluid is guided to the nip portion of the roller pair of the spouting device, the container is pressed with the driving of the roller pair, and through the communication hole opened to the unwelded portion. Dispensed gradually from the spout. Then, when the roller pair moves to the vicinity of the spout, the contents accumulated in the upper end region of the container are pushed out toward the unwelded portion side, and from the spout through the communication hole opened here. leak. When the roller pair is further driven to the position where the spout welded portion is sandwiched, the contents remaining in the unwelded portion are also pushed out through the communication hole and flow out of the spout.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described.
1 and 2 are views showing a first embodiment of the present invention. FIG. 1A is a perspective view schematically showing a use state of a container, and FIG. 1B is a container. 2 (a) is a view of the spout portion viewed from above, FIG. 2 (b) is a side view of the spout portion, and FIG. 2 (c) is a spout portion. FIG. 2D is a cross-sectional view taken along the line AA of FIG. 2B.
[0011]
The container 1 is formed by stacking two flexible synthetic resin sheets (sheet members) 2 which are relatively inexpensive materials so as to face each other, and heat-welding the end regions thereof (in FIG. Such a welded area is indicated by hatching). At the time of this thermal welding, the spout 10 is interposed in the welded portion between the sheet members, and the respective sheet members are welded to the welded portions of the spouts described later, whereby a container to which the spout is attached is created.
[0012]
The container is formed by interposing a sheet member for forming a bottom surface or an upper surface separately, in addition to forming two substantially identical rectangular sheet members 2 facing each other as shown in the drawing. May be. Further, the shape of the sheet member 2 is not limited to a rectangular shape. For example, it is preferable that the upper corners 1a at the upper end be cut obliquely to make the shape easy to take out the contents.
[0013]
The above-mentioned container 1 is relatively driven between a roller pair 100 provided in a pouring device (not shown), and is guided to a nip portion of the roller pair 100 as shown in FIG. The contents are extruded and discharged from a spout 10 of a spout 10 described below.
[0014]
The spout 10 has a substantially cylindrical spout 11 having a communication hole 11a, and is formed below the spout 11, and extends in a direction orthogonal to the axial direction of the spout 11 to which the sheet member 2 is welded. And a welding portion 12. The communication hole 11 a communicates with the welding portion 12, and a cap (not shown) is detachably attached to the spout 11. In this case, for example, the cap is configured to be screwed to the spout 11 or to be pivotally attached by a hinge.
[0015]
In the present embodiment, as shown in the drawing, one side surface of the welded portion 12 is formed as a flat surface 12a (a plane having no bent portion or curved portion), and the other side surface is formed as a bent portion whose center is bulged. It is formed as a surface 12b, and as a whole, is formed in a triangular cross section (asymmetric in cross section).
[0016]
An unwelded portion 13 is formed on the other side surface (the bent surface 12b side) of the welded portion 12 so that the sheet member to be welded here is partially unwelded. In the case of the present embodiment, the unwelded portion 13 is formed by an inclined surface that is gradually separated from the inner surface of the sheet member from the spout side toward the inside of the container. The unwelded portion 13 is formed so that the unwelded portion gradually widens as it moves from the spout side to the inside of the container (see side view as shown in FIG. 2B). Has a substantially triangular shape).
[0017]
The communication hole 11a is opened substantially at the center of the unwelded portion 13 thus formed, so that the stored object in the housing 1 is opened to the unwelded portion 13. It can flow out through the communication hole 11a.
[0018]
Next, the operation of the container 1 as described above will be described.
The container 1 contains, for example, a semi-liquid seasoning as a container, and such a container is guided to the nip portion of the roller pair 100 as shown in FIG. Then, with the driving of the roller pair, the contents are pressed and gradually discharged from the spout 11 through the communication holes 11 a opened in the unwelded portion 13. When the roller pair 100 moves to the vicinity of the spout 10, the stored material in the upper end region of the container 1 is pushed out toward the unwelded portion 13 side, and the communication hole 11a opened here is opened. It flows out of the spout 11 through the outlet. Then, when the roller pair 100 is further driven to a position where the welded portion 12 of the spout 10 is sandwiched, the contents remaining in the unwelded portion are also pushed out through the communication hole 11 a and flow out from the spout 11.
[0019]
In this way, a part of the welded portion of the spout 10 is set as an unwelded portion, and the communication hole 11a is opened here, so that the contents in the container 1 can be poured out without waste. Further, in the above-described configuration, since the unwelded portion 13 is formed by the inclined surface, the roller pair 100 can easily move on the welded portion 12 smoothly, and the stored material is stably pushed out from the unwelded portion. And the unwelded portion is formed so as to gradually widen as it moves from the spout side to the inside of the container, so that the contents are more easily collected with the movement of the roller pair 100, It can be effectively pushed into the communication hole 11a.
[0020]
Further, in the above-described configuration, since one side surface of the welded portion 12 is formed as the flat surface 12a that comes into contact with the nip portion of the roller pair 100, the pressing surface is increased, so that the stored material is easily ejected, and The stability when the body is placed on the table is improved.
[0021]
The shape of the above-mentioned spout welded portion can be variously modified, and for example, can be the shapes shown in FIGS. 3 (a) to 3 (c). Each of these figures is a view of the welded portion of the spout viewed from below, and is a view corresponding to FIG. 2C (the same components are denoted by the same reference numerals). ).
[0022]
The welded portion 12 of the spout 20 shown in FIG. 3A is formed such that the one side is not a flat surface as described above, but a bent surface 12c whose center is bent toward the axis, and the other side is a side. , As described above, is formed as a bent surface 12b. According to such a shape, the welded length of the spout 20 to the sheet member is substantially equal on both sides of the welded portion, so that wrinkles and the like can be hardly generated at the welded portion.
[0023]
The welded portion 12 of the spout 30 shown in FIG. 3B has one side surface formed as a flat surface 12a similarly to the above, and the other side formed not as a curved surface but as a curved surface 12d bulging at the center. Have been. According to such a shape, similarly to the above, the pressing surface of the roller pair 100 against the nip portion is increased, so that it is easy to pour out the contents, and the stability when the container is placed on the table is improved. In addition, the curved surface improves the adhesion when the sheet member is welded.
[0024]
The welded portion 12 of the spout 40 shown in FIG. 3 (c) is formed on one side as an arm curved surface 12e curved so that the center is depressed toward the axis, and the other side is shown in FIG. 3 (b). Similarly to the configuration described above, the center is formed as a curved surface 12d that swells. According to such a shape, it is possible to improve the adhesion when the sheet member is welded, and it is possible to make it difficult for wrinkles or the like to occur at the welded portion.
[0025]
4A and 4B are diagrams showing a second embodiment of the present invention. FIG. 4A is a view of the spout portion viewed from above, FIG. 4B is a side view of the spout portion, and FIG. (c) is a view of the spout portion viewed from below, and (d) of FIG. 4 is a cross-sectional view taken along line BB of (b) of FIG.
[0026]
The spout 50 of the present embodiment has a substantially cylindrical spout 51 having a communication hole 51a, and is formed below the spout 51, and extends in a direction orthogonal to the axial direction of the spout 51, as shown in FIG. And a welding portion 52 to which the sheet member 2 shown is welded. The communication hole 51a communicates with the welding portion 52, and a cap (not shown) is removably attached to the spout 51 similarly to the above.
[0027]
In the present embodiment, both sides of the welded portion 52 are formed as bent surfaces 52a whose central portions protrude, and are formed as a whole with a rhombic cross section (symmetric in cross section). Unwelded portions 53 are formed on both side surfaces of the welded portion 52 so that the sheet member to be welded here is partially unwelded. In the case of the present embodiment, the unwelded portion 53 is formed by an inclined surface that is gradually separated from the inner surface of the sheet member from the spout side toward the inside of the container. The unwelded portion 53 is formed so that the unwelded portion gradually widens as it moves from the spout side to the inside of the container (see side view as shown in FIG. 4B). Has a substantially triangular shape).
[0028]
The communication hole 51a is opened at the center of the unwelded portion 53 thus formed when viewed from below, so that the contents accommodated in the container 1 can be accommodated. , Can flow out from the communication hole 51 a of the unwelded portion 53.
[0029]
In the container having such a configuration, similarly to the above-described container, it is possible to pour out the contents in the container without waste, and to pour out the contents from both sides of the welded portion. Pouring performance can be improved. Further, by making the shape of the welded portion symmetrical, the adhesion to the sheet member can be improved. In the present embodiment, the welded portion 52 is formed as a bent surface 52a whose central portion protrudes from both side surfaces, but may be formed by a curved surface as shown in FIG.
[0030]
Even in the configuration in which the unwelded portions are formed on both side surfaces of the welded portion as described above, the shape of the welded portion can be variously modified. For example, as shown in FIGS. It can be shaped. Each of these figures is a view of the welded portion of the spout viewed from below, and is a view corresponding to FIG. 4C (the same components are denoted by the same reference numerals). ).
[0031]
The welded portion 52 of the spout 60 shown in FIG. 5A has one side surface formed as a bent surface 52b having a trapezoidal cross section, and the other side surface formed as a curved surface 52c whose center bulges. I have. Further, the welded portion 52 of the spout 70 shown in FIG. 5 (b) is formed on one side as a curved surface 52d having a substantially trapezoidal cross section, and on the other side as a curved surface 52c whose center bulges. Is formed. In this case, the surfaces on both sides of the curved surface 52d are formed as curved surfaces so that good adhesion can be achieved as a whole. Further, the welded portion 52 of the spout 80 shown in FIG. 5 (c) is formed on one side as a bent surface 52b having a trapezoidal cross section, and on the other side as a bent surface 52e bulging at the center. Have been.
[0032]
Each of the spouts 60, 70, and 80 has a non-welded portion 53 formed on both surfaces of a welded portion 52, and has a communication hole 51a opened substantially at the center of the unwelded portion 53 formed on both surfaces. It has become.
[0033]
As described above, the embodiment of the present invention has been described. However, the welded portion of the spout attached to the container of the present invention can be configured as follows, for example, in addition to the above-described embodiment. Regarding the unwelded portion, when the sheet member is welded, the inner surface of the container is unwelded and communicates with the internal space of the container, and the communication hole may have a configuration in which the communication hole is opened. The shape can be variously modified. For example, instead of the inclined surface as described above, the cutout may be formed with a communication hole opened.
[0034]
In addition, it is preferable that the ratio between the welded portion and the unwelded portion is formed in a range of 3: 7 to 7: 3. The reason for such a range is that if the number of welded portions is too small, the weldability with the sheet member can be improved, but it becomes difficult to pour out the stored contents and the remaining amount tends to be generated. This is because if the number of welded portions is too small, the contents can be easily poured out and the remaining amount is easily lost, but the weldability with the sheet member is reduced.
[0035]
Further, the dispensing device for dispensing the contents from the container may be configured as shown in FIG. 6, for example, in addition to the above-described roller pair.
[0036]
In the spouting device shown in FIG. 6A, the container is placed on the mounting table 110, and the roller 112 is gradually rotated on the mounting table 110 toward the spout side as shown in the figure. Thus, it is configured to take out the contents. In such a configuration, since the container is mounted on the flat mounting table 110, the welded portion of the spout is flat on one side as shown in FIG. 2 so that the mounting state is stabilized. It is preferable to use the one formed as the surface 12a.
[0037]
In the pouring device shown in FIG. 6B, the container is arranged between a pair of elastically deformable rotating plates (pouring plates) 120 that open and close at a predetermined angle around the base end P, The rotating plate 120 is configured to be rotated in the W direction so that the leading ends thereof approach each other, so that the contents are taken out. In such a configuration, as shown in FIG. 4, the spouts are placed on both side surfaces so that the rotating plates 120 can be elastically deformed to each other as shown by the dotted lines to sandwich the welded portions of the spouts. It is preferable to use one in which the non-welded portion 53 inclined at an angle is formed.
[0038]
As described above, the welded portion of the spout attached to the container may have an optimal shape according to the configuration of the pouring device in which the spout is used.
[0039]
Further, as described above, the storage object stored in the storage body may be viscous (semi-fluid) or liquid.
[0040]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the spout which makes it possible to pour out the stored material to the end in the container used for pouring out the stored material by gradually pressing the container, such as a roller pair, is used. Is obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a perspective view schematically showing a use state of a container according to the present invention, and FIG. 1B is a diagram showing a portion of the container to which a spout is attached.
2 (a) is a view of the spout portion viewed from above, FIG. 2 (b) is a side view of the spout portion, FIG. 2 (c) is a view of the spout portion viewed from below, and FIG. Sectional drawing along the AA line of (b).
3 includes (a) to (c), each showing a modification of the welded portion of the spout shown in FIG. 2;
FIGS. 4A and 4B are diagrams showing a second embodiment of the present invention, wherein FIG. 4A is a view of a spout portion viewed from above, FIG. 4B is a side view of the spout portion, and FIG. Is a view seen from below, and (d) is a cross-sectional view taken along line BB of (b).
5 includes (a) to (c), each showing a modification of the welded portion of the spout shown in FIG. 4.
FIG. 6 includes (a) and (b), each showing a configuration example of a pouring device.
[Explanation of symbols]
1 container 2 sheet member 10, 20, 30, 40, 50, 60, 70, 80 spout 11, 51 spout 11a, 51a communication hole 12, 52 welded portion 13, 53 unwelded portion 100, 112 roller 120 ejection Board

Claims

A spout for removing a semi-fluid container between the stacked sheet members, and a container in which the semi-fluid container is poured out by a pushing action by a pouring device,
The spout has a welding portion to which the sheet member is welded, and a spout having a communication hole for taking out a stored item stored in the container,
An unwelded portion where the sheet member is unwelded is formed in the welded portion, the communication hole is opened in the unwelded portion, and the unwelded portion is formed inside the container from the spout side. It is formed by an inclined surface that gradually spreads toward the side and gradually separates from the inner surface of the sheet member,
A container, wherein the ratio of the welded portion to the unwelded portion is formed in a range of 3: 7 to 7: 3 .

The container according to claim 1, wherein the unwelded portions are formed on both inner surfaces of the sheet members facing each other.

2. The container according to claim 1, wherein one side of the welded portion is formed as a flat surface to which a sheet member is welded over the entire surface. 3.