JP3557047B2

JP3557047B2 - Floor cleaning sheet

Info

Publication number: JP3557047B2
Application number: JP16868296A
Authority: JP
Inventors: 和三寺尾
Original assignee: 金星製紙株式会社
Priority date: 1996-06-10
Filing date: 1996-06-10
Publication date: 2004-08-25
Anticipated expiration: 2016-06-10
Also published as: JPH09324354A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フローリング用あるいはその他の清掃用に用いられる床面掃除用シートに関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、乳幼児がいたり、アレルギーあるいは花粉症で悩んでいる人、高齢の人や夜しか掃除ができないような人など、音や埃が出たり、重くて取り扱い難い電気掃除機のようなものをかけられない家のため、不織布からなる掃除用シートが提案されている（特開平４−３１２４３０号公報、特開平４−９６７２４号公報）。
【０００３】
このようなフローリング用あるいはその他の掃除用シートとしては、例えばポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）／レーヨン、ポリプロピレンン（ＰＰ）／レーヨン、ＰＥＴ／ＰＰ、アクリル／ＰＥＴ、あるいはアクリル１００％の繊維から構成される交絡不織布、交絡不織布（ＰＰ１００％）にピンポイント加工したもの、乾式不織布（ＰＥ／ＰＰ）あるいは乾式不織布（ＰＥＴ／ＰＰ）にヒートエンボスしたものなどがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
これらの掃除用シートは、いずれの場合も繊維間にゴミが入り微細なゴミを捕獲するが、比較的大きなゴミの捕獲は十分ではない。このため、ＰＥＴ／ＰＰの混合繊維をＰＰネツトの両側にスパンレース法により交絡させ、乾燥工程によりＰＥＴ／ＰＰの混合繊維とサンドイッチされたネットの熱収縮差から大きなウエーブ状の凹凸を形成させることで、比較的おおきなゴミを取りやすくしているものがあるが、かかる掃除用シートは床面に押しつけられると効果が減少し、またネットを有するため構成が複雑で加工も難しくコストが高くなるという問題がある。
【０００５】
本発明は、このような従来の掃除用シートの問題点を解決し、微細なゴミから比較的大きなゴミまで、雑多なゴミの捕獲が大幅に向上し、またゴミの量が多い場合にも十分対応に可能な床面掃除用シート（以下、単に掃除用シートともいう）を提供するものである。
【０００６】
本発明は、単糸デニールが１〜２デニールのポリエチレンテレフタレート細繊維と、単糸デニールが２デニールを超え３．５デニール以下のポリエチレンテレフタレート太繊維とが混在して交絡し、両繊維の単糸デニールの差が１デニール以上、かつ両繊維の割合（重量比）が８０／２０〜２０／８０である、スパンレース方式により得られた交絡不織布であって、穴あけ加工された不織布を含んで構成され、その開口数が３０〜３００個／ｉｎ ² で、かつ開口率が５〜５０％である交絡不織布、および／または凹部が形成された不織布を含んで構成され、その凹部の数が３０〜３００個／ｉｎ ² であり、かつ凹部の密度が凹部でない密度の５０％以下の交絡不織布からなることを特徴とする床面掃除用シートである。
【０００７】
【発明の実施の形態】
本発明は、かかる構成とすることにより、ゴミの捕獲の機能と保持の機能とを十分に兼ね備えたもので、微細なゴミから比較的大きなゴミまで、雑多なゴミの捕獲が大幅に向上し、またゴミの量が多い場合にも十分対応に可能であり、かつ拭き取り性能もきわめて良好である。なわち、不織布を特定範囲の異径繊維から構成することで、繊維空間が多くなり、このためゴミ捕獲性および保持性が従来品と比べて向上し、また比較的小さなゴミの捕獲も可能となる。
【０００８】
また、ゴミを捕獲するためには床などの掃除対象面に器具などにより押しつけた際に、既存の掃除用シートでは掃除対象面に比較的フラットに接触するため、獲得する効果が低いが、掃除用シートに穴を開け、あるいは凹凸を付与することで捕獲性が大幅に向上する。同時に捕獲したゴミは穴や凹部に入り込み保持されるため、ゴミの量が多い場合でも容易に対応できる。また、穴や凹凸により拭き取り性も一段と向上する。また、掃除用シートに穴を開けるととともに凹凸を付与し、また特定範囲の異径繊維から構成する不織布にこのような穴あるいは凹凸を付与することで、さらに効果的な掃除用シートを形成している。
【０００９】
ここで、本発明に係る不織布は、単糸デニールが１〜２デニールの細繊維と、単糸デニールが２デニールを超え３．５デニール以下の太繊維を使用し、両繊維の単糸デニールの差が１デニール以上、かつ両繊維の割合（重量比）が８０／２０〜２０／８０であることが必要であり、これらの範囲を外れると本発明の機能を十分に発揮するのが困難となる。すなわち、例えばフローリングを対象とした場合、大きなゴミでは人毛、土、パン粉、小さいゴミは小麦粉、ベビーパウダーなどであり、繊維の大きさが一様ではゴミの捕獲や保持が十分でなく、また単糸デニールが３．５デニールを超えると繊維間の間隙が大きくなり過ぎ間隙に捕獲したゴミを保持し難く、逆に１デニール未満のものでは間隙が小さくなり過ぎて捕獲、保持ともに困難となる。この場合、両繊維の単糸デニール差を１デニール以上で両繊維の割合（重量比）を８０／２０〜２０／８０とすることによって、両繊維の配置を不規則に効果的に配することができる。すなわち、形成された間隙の大きさが不規則となり、大きなゴミから小さなゴミまで確実に捕獲することが容易となるが、この範囲を外れると繊維配置の不規則性が不十分で大小のゴミを捕獲することが難しくなる。
【００１０】
以下、図面に基づいて本発明を説明する。図１は本発明の実施の形態を示す不織布からなる掃除用シートの模式図で、（ａ）は平面図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ断面図である。図において、符号１は、穴あき加工により多数の開口２を設けた掃除用シート（実施例２）である。この掃除用シート１は、１．４デニール×繊維長３８ｍｍのＰＥＴと３．０デニール×繊維長５１ｍｍのＰＥＴを５０／５０の重量比で混在した繊維ウエブ３を、スパンレース法により、交絡処理して不織布を形成し、さらに同法により１００個／ｉｎ^２、各開口２の大きさ丸相当で１．５φ、開口率２７％の穴あき加工を施したものであり、開口部を含めた平均秤量は５０ｇ／ｍ^２である。なお、繊維長は２５〜６５ｍｍの間で調整するのが好ましい。
【００１１】
この場合、開口２の数は３０〜３００個／ｉｎ²、開口率は５〜５０％にする。開口数が３０個／ｉｎ²未満であると、スパンレース法のネットの特徴から、穴の大きさが大きくなる傾向にあり、小さなゴミの捕獲、保持が悪くなり、一方３００個／ｉｎ²より多いと、逆の理由で穴の大きさが小さくなって、大きなゴミの捕獲率が悪化する。また、開口率が５％未満では、ゴミを捕獲するための空間が少なくなってゴミの捕獲率が悪く、一方５０％を超えると、空間が多すぎて小さいゴミの捕獲、保持性が悪化して好ましくない。また、シート自体の強度も弱くなり、器具に取り付けて床面などを清掃する際に縒れやすい。なお、開口２は、図に示すようなパターンに限定されるものではなく、この他の任意のパターンを適用することができ、またパターンの規則性についても特に規制されるものではなく、平方ｉｎ当たりア５０％程度のばらつきがあってもよい。
【００１２】
次に、図２は、他の実施の形態を示す不織布からなる掃除用シートの模式図で、（ａ）は平面図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ断面図である。図において、符号１１は、他の部分より密度の低い、多数の凹部１２を設けた掃除用シート（実施例３）である。この掃除用シート１１は、１．４デニールラ繊維長３８ｍｍのＰＥＴと３．０デニールラ繊維長５１ｍｍのＰＥＴを５０／５０の重量比で混在したウエブ１３を、スパンレース法により、交絡処理して不織布を形成し、さらに同法により１００個／ｉｎ²の凹部を形成するとともに、各凹部１２の秤量が１０ｇ／ｍ²以下で凹部を含めた平均秤量を５０ｇ／ｍ²となるようにした。この場合、凹口１２の数は３０〜３００個／ｉｎ²とする必要があり、凹部数が３０個／ｉｎ²未満であると凹部の大きさが大きくなり、小さなゴミの捕獲、保持が悪くなり、一方３００個／ｉｎ²より多いと凹部の大きさが小さくなって大きなゴミの捕獲率が悪化する。また、凹部はその密度を凹部でない部分の密度の５０％以下にする必要があり、これが５０％を超えると、凹凸の区別が十分につき難く、ゴミの捕獲や保存の有効性が悪くなって好ましくない。この密度比は必ずしも一様な値である必要はなく、５０％以下であれば任意の範囲にすることができる。なお、０％の場合は、穴を形成していることになる。
【００１３】
図３は、スパンレース法による掃除用シートの製造工程を示す模式図である。図において、符号２１は、目の細かいエンドレスネットコンベアーであり、その中間部に加圧水の噴射ノズル２２が設けられるとともに、ネットコンベアー２１の下流位置に、さらに目の粗いエンドレスネットコンベアー２３と加圧水の噴射ノズル２４が設けられており、細繊維と太繊維とが不規則に混在されたウエブ２５が、ネットコンベアー２１に送られ、噴射ノズル２２の位置で噴出される加圧水により交絡処理され交絡不織布２６を形成する。この交絡不織布２６を引き続いてネットコンベアー２３に送り、噴射ノズル２４で加圧水を噴出して穴あけ加工（スパンレース法）が行われる。また、この場合、穴あけを起こさないように噴射ノズル２４における水圧を弱めたり、水の流量を少なくするこることで（スパンレース法）、密度の低い部分のパターンを付与することによって凹凸を形成した交絡不織布を得ることができる。このとき、水圧が高い場合や水の流量が多いと穴部が形成されるが、水圧は比較的低いため穴部に相当する部分に繊維毛羽により凹部が形成される。
【００１４】
本発明に係る繊維は、前記のＰＥＴ／ＰＥＴの組み合わせで用いられる。スパンレース法において、乾燥工程が、繊維が熱溶着するほどの乾燥温度であるときは、熱溶融性バインダー繊維が含まれていると乾燥工程で繊維が熱溶着し繊維間の間隙がなくなるため、熱溶融性バインダー繊維との組み合わせは避けた方が好ましい。交絡処理あるいは穴あけや凹部形成は、ネットコンベアーまたはネットを被覆した有孔ドラム式コンベアー上で高圧水を噴射する方式（スパンレース法）で行う。スパンレース法により、加工の際に発生する不織布表面の毛羽によりゴミの捕獲性に優れる。
なお、本発明の掃除用シートには、その両面あるいは片面に、鉱物油系油剤、流動パラフィン、抗菌剤、抗カビ剤、着塵剤およびシリコーンの群から選ばれた少なくとも１種の機能性付与剤を、０．３〜１０ｇ／ｍ²塗布してものであってもよい。
【００１５】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【００１６】
実施例１〜３、比較例１〜２
図１に示す穴あき加工により多数の開口２を設けた掃除用シート（実施例２）、図２に示す他の部分より密度の低い、多数の凹部１２を設けた掃除用シート（実施例３）、および実施例２において開口２を設けていない掃除用シート（実施例１）と、図４（ａ）、（ｂ）に示す従来の掃除用シートである市販品Ａ（比較例１）並びに市販品Ｂ（比較例２）について、次のような比較テストを行ってゴミの付着と吸着効果を調べた。その結果を、それぞれ表１（付着量）と表２（吸着量）に示す。なお、市販品Ａは寒冷紗３１を挟んでその両面に秤量６０ｇ／ｍ^２のＰＥＴ／レーヨン構成からなる交絡不織布３２を配し、その表面に鉱物系油材と抗菌抗カビ剤を塗布したものである。また、市販品Ｂは秤量４５ｇ／ｍ^２のＰＥＴ／アクリル構成からなる交絡不織布３３で一層構造にしたものである。
【００１７】
テストは一定量のゴミを試験面に散布しワイパー器具で拭き取ることで行った。ワイパー器具は、拭き取り面サイズ１０ｃｍ×２５．５ｃｍの一般的なワイパー器具により、拭き取り試験面寸法は３０ｃｍ×６０ｃｍの白木（松、集成材）を使用した。
【００１８】
使用するゴミおよび量は、以下のとおりである。
人毛（髪の毛長さ約１０ｃｍ）；１０本
土（花壇の土を２０メッシュの網で漉したもの）；１ｇ
繊維くず（レーヨン３デニール×５ｍｍ）；１ｇ
砂糖〔上白糖、（株）竹村商店〕；１ｇ
塩〔精製塩、日本たばこ産業（株）製〕；１ｇ
インスタントコーヒー〔ネスカフェエクセラ、
（株）ネッスル日本製〕；１ｇ
小麦粉〔薄力小麦粉、日本製粉（株）製〕；１ｇ
ベビーパウダー〔ジョンソンズベビー、ジョンソン・
エンド・ジョンソン（株）製〕；１ｇ
パン粉〔パン粉ソフト、雪印食品（株）製〕；１ｇ
【００１９】
テスト方法
▲１▼試験面にゴミを一定量散布する。
▲２▼試料の掃除用シートをワイパー器具にセットする。
▲３▼拭き取り圧力が変わらないようワイパー器具の先端を持ち、器具の重さだけが試料にかかる状態で５往復拭き取る（ゴミが端によってしまうときはワイパーを持ち上げゴミの上に置き直す）。
▲４▼試料を取り外し、ゴミの重量を測定する（付着量）。
▲５▼付着量の弱いゴミを脱落させるため、試料の一隅を持ち軽く２回払い落としてゴミの重量を測定する（吸着量）。
髪の毛の場合は本数を目視にて数え割合とした（１０本中何本取れたかを割合で示す）。
▲６▼付着量、吸着量をそれぞれ合計し順位をつける。
【００２０】
【表１】

【００２１】
【表２】

【００２２】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明によれば、従来の掃除用シートに比較して格段に向上し、微細なゴミから比較的大きなゴミまで確実かつ容易に除去でき、大小の様々な雑多なゴミの捕獲性および保持性に著しく優れているという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態を示す模式図で、（ａ）は平面図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ断面図である。
【図２】本発明の他の実施形態を示す模式図で、（ａ）は平面図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ断面図である。
【図３】本発明の製造工程を示す模式図である。
【図４】従来の市販品の形態を示す断面模式図で、（ａ）は市販品Ａ、（ｂ）は市販品Ｂである。
【符号の説明】
１掃除用シート
２開口
３ウエブ
１１掃除用シート
１２凹部
１３ウエブ
２１ネットコンベアー
２２噴射ノズル
２３ネットコンベアー
２４噴射ノズル
２５ウエブ
２６交絡不織布
３１寒冷紗
３２交絡不織布
３３交絡不織布[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a floor cleaning sheet used for flooring or other cleaning.
[0002]
[Prior art]
In recent years, people with infants, people suffering from allergies or hay fever, elderly people and people who can only clean at night, etc. For houses that cannot be used, cleaning sheets made of nonwoven fabric have been proposed (Japanese Patent Application Laid-Open Nos. 4-324430 and 4-96824).
[0003]
Such flooring or other cleaning sheets include, for example, polyethylene terephthalate (PET) / rayon, polypropylene (PP) / rayon, PET / PP, acrylic / PET, or entangled fibers made of 100% acrylic. Non-woven fabrics, entangled non-woven fabrics (100% PP), pin-point processed, dry non-woven fabrics (PE / PP) or heat-embossed dry non-woven fabrics (PET / PP).
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In any of these cleaning sheets, dust enters between the fibers to capture fine dust, but relatively large dust is not captured sufficiently. Therefore, the PET / PP mixed fiber is entangled on both sides of the PP net by the spunlace method, and large wave-like irregularities are formed from the difference in heat shrinkage of the PET / PP mixed fiber and the sandwiched net by the drying process. There are some that make it relatively easy to remove large garbage, but such cleaning sheets reduce their effectiveness when pressed against the floor, and because they have a net, the structure is complicated, processing is difficult, and costs increase. There's a problem.
[0005]
The present invention solves such problems of the conventional cleaning sheet, greatly improves the capture of miscellaneous dust from fine dust to relatively large dust, and is sufficient even when the amount of dust is large. An object of the present invention is to provide a floor cleaning sheet ( hereinafter, simply referred to as a cleaning sheet ) that can be used .
[0006]
The present invention relates to a single-denier polyethylene terephthalate fine fiber having a denier of 1 to 2 denier and a thick polyethylene terephthalate fiber having a denier of more than 2 denier and not more than 3.5 denier mixedly entangled. A confounded nonwoven fabric obtained by a spunlace method in which the difference in denier is 1 denier or more and the ratio (weight ratio) of both fibers is 80/20 to 20/80, and is configured to include a perforated nonwoven fabric. And a entangled nonwoven fabric having a numerical aperture of 30 to 300 / in ² and an aperture ratio of 5 to 50%, and / or a nonwoven fabric having a concave portion formed therein. A floor cleaning sheet comprising 300 entangled nonwoven fabrics having a density of 300 pieces / in ² and a density of concave portions of 50% or less of the density of non-recessed portions .
[0007]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
By adopting such a configuration, the present invention sufficiently combines the function of capturing and holding the garbage, from fine garbage to relatively large garbage, greatly improving the capture of miscellaneous garbage, Further, it is possible to sufficiently cope with the case where the amount of dust is large, and the wiping performance is very good. In other words, by forming the non-woven fabric from a specific range of different-diameter fibers, the fiber space is increased, so that the dust collection and retention properties are improved compared to conventional products, and it is possible to capture relatively small dust. Become.
[0008]
In addition, the existing cleaning sheet makes relatively flat contact with the surface to be cleaned when pressed against the surface to be cleaned, such as the floor, by an instrument or the like in order to capture garbage. By forming a hole in the sheet for use or providing irregularities, the capturing property is greatly improved. At the same time, the captured dust enters the holes and recesses and is held, so that even when the amount of dust is large, it can be easily handled. In addition, the wiping properties are further improved by the holes and unevenness. In addition, by forming holes in the cleaning sheet and providing irregularities, and by providing such holes or irregularities in a nonwoven fabric made of a specific range of different diameter fibers, a more effective cleaning sheet is formed. ing.
[0009]
Here, the nonwoven fabric according to the present invention uses a fine fiber having a single yarn denier of 1 to 2 denier and a thick fiber having a single yarn denier of more than 2 denier and 3.5 denier or less. It is necessary that the difference is 1 denier or more, and the ratio (weight ratio) of both fibers is 80/20 to 20/80. If the difference is outside these ranges, it is difficult to sufficiently exert the function of the present invention. Become. That is, for example, in the case of flooring, large garbage is human hair, soil, bread crumbs, small garbage is flour, baby powder, and the like. If the single yarn denier exceeds 3.5 denier, the gap between the fibers becomes too large to hold the dust trapped in the gap. Conversely, if the denier is less than 1 denier, the gap becomes too small and both the capture and the holding become difficult. . In this case, the arrangement of the both fibers is irregularly and effectively arranged by setting the difference (density ratio) of the both fibers to 80/20 to 20/80 by making the single yarn denier difference between the two fibers 1 denier or more. Can be. That is, the size of the formed gap is irregular, and it is easy to reliably capture large to small dust. However, if it is out of this range, irregularity of the fiber arrangement is insufficient and large and small dust is removed. It becomes difficult to capture.
[0010]
Hereinafter, the present invention will be described with reference to the drawings. 1A and 1B are schematic views of a cleaning sheet made of a nonwoven fabric according to an embodiment of the present invention, wherein FIG. 1A is a plan view, and FIG. 1B is a cross-sectional view taken along line AA of FIG. In the figure, reference numeral 1 denotes a cleaning sheet provided with a large number of openings 2 by drilling (Example 2). This cleaning sheet 1 is a fiber web 3 in which a PET of 1.4 denier × 38 mm in fiber length and a PET of 3.0 denier × 51 mm in fiber length are mixed at a weight ratio of 50/50 by a confounding treatment by a spunlace method. A non-woven fabric was formed by the same method, and a hole was formed in the same manner as above at a rate of 100 pcs / in ² , a diameter of each opening 2 corresponding to a circle of 1.5φ, and an opening ratio of 27%. The average weight is 50 g / m ² . In addition, it is preferable to adjust the fiber length between 25 and 65 mm.
[0011]
In this case, the number of the openings 2 is 30 to 300 / in ² , and the opening ratio is 5 to 50% . When opening talkative is less than 30 / in ^2, the characteristics of the net spunlace, tend to hole size increases, the small dust capture, retention is poor, whereas from 300 / in ² If the number is large, the size of the hole becomes smaller for the opposite reason, and the capture rate of large garbage deteriorates. On the other hand, if the opening ratio is less than 5%, the space for capturing dust is reduced and the dust capture rate is poor. On the other hand, if the aperture ratio is more than 50%, the space is too large and the capture and retention of small dust deteriorate. Is not preferred. In addition, the strength of the sheet itself is weakened, and the sheet is easily twisted when it is attached to an appliance to clean a floor or the like. The opening 2 is not limited to the pattern shown in the figure, and any other pattern can be applied. The regularity of the pattern is not particularly limited, and the square in There may be a variation of about 50% per hit.
[0012]
Next, FIG. 2 is a schematic view of a cleaning sheet made of a nonwoven fabric according to another embodiment, in which (a) is a plan view and (b) is a cross-sectional view taken along line AA of (a). In the figure, reference numeral 11 denotes a cleaning sheet (Example 3) having a lower density than other portions and provided with a large number of concave portions 12. This cleaning sheet 11 is a nonwoven fabric obtained by entanglement processing of a web 13 in which a PET having 1.4 denier fiber length of 38 mm and a PET having 3.0 denier fiber length of 51 mm are mixed at a weight ratio of 50/50 by a spunlace method. Was formed, and 100 concaves / in ² were formed by the same method, and the weight of each concave 12 was 10 g / m ² or less, and the average weight including the concave was 50 g / m ² . In this case, the number of the recesses 12 needs to be 30 to 300 / in ^2, and if the number of the recesses is less than 30 / in ² , the size of the recesses becomes large, and the capture and holding of small dust are poor. On the other hand, if it is more than 300 pieces / in ² , the size of the concave portion becomes small, and the capture rate of large dust deteriorates. In addition, it is necessary to reduce the density of the concave portion to 50% or less of the density of the non-recessed portion. If the density exceeds 50%, it is difficult to distinguish the unevenness sufficiently, and the effectiveness of capturing and storing dust is deteriorated. Absent. This density ratio does not necessarily have to be a uniform value, and can be in any range as long as it is 50% or less. In the case of 0%, holes are formed.
[0013]
FIG. 3 is a schematic view showing a manufacturing process of a cleaning sheet by a spunlace method. In the figure, reference numeral 21 denotes a fine endless net conveyor, in which a pressurized water jet nozzle 22 is provided at an intermediate portion thereof, and a coarser endless net conveyor 23 and a pressurized water jet are provided at a downstream position of the net conveyor 21. A nozzle 24 is provided, and a web 25 in which fine fibers and thick fibers are irregularly mixed is sent to a net conveyor 21 and entangled by pressurized water ejected at the position of an ejection nozzle 22 to form an entangled nonwoven fabric 26. Form. The entangled nonwoven fabric 26 is subsequently sent to the net conveyor 23, and pressurized water is jetted out from the jet nozzle 24 to perform perforation processing (span lace method). In this case, the unevenness was formed by reducing the water pressure in the injection nozzle 24 or reducing the flow rate of the water (spun lace method) so as not to cause drilling, thereby giving a pattern of a low density portion. An entangled nonwoven fabric can be obtained. At this time, when the water pressure is high or the flow rate of the water is large, a hole is formed. However, since the water pressure is relatively low, a concave portion is formed by a fiber fuzz in a portion corresponding to the hole.
[0014]
The fiber according to the present invention is used in the combination of PET / PET described above . In the spunlace method, when the drying step is at a drying temperature at which the fibers are heat-welded, since the fibers are heat-welded in the drying step when the heat-fusible binder fibers are contained, the gap between the fibers disappears, It is preferable to avoid the combination with the heat-fusible binder fiber. The entanglement treatment or the formation of holes and recesses is performed by a method of injecting high-pressure water on a net conveyor or a perforated drum-type conveyor covering the net (spunlace method). Due to the spun lace method, fuzz on the surface of the non-woven fabric generated during processing is excellent in capturing dust .
The cleaning sheet of the present invention has at least one functional property selected from the group consisting of a mineral oil-based oil, a liquid paraffin, an antibacterial agent, an antifungal agent, a dusting agent, and a silicone on both or one side thereof. The agent may be applied at 0.3 to 10 g / m ² .
[0015]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to Examples, but the present invention is not limited to these Examples.
[0016]
Examples 1-3, Comparative Examples 1-2
A cleaning sheet provided with a large number of openings 2 by drilling shown in FIG. 1 (Example 2), and a cleaning sheet provided with a large number of recesses 12 having a lower density than other parts shown in FIG. 2 (Example 3) ), And a cleaning sheet without the opening 2 in Example 2 (Example 1), a commercial product A (Comparative Example 1) which is a conventional cleaning sheet shown in FIGS. 4A and 4B, and For the commercial product B (Comparative Example 2), the following comparative test was performed to examine the adhesion of dust and the adsorption effect. The results are shown in Table 1 (adhesion amount) and Table 2 (adsorption amount), respectively. In addition, the commercial product A is obtained by arranging a entangled nonwoven fabric 32 having a PET / rayon composition with a weighing of 60 g / m ^{2 on} both sides of a cold gauze 31 and applying a mineral oil material and an antibacterial and antifungal agent on the surface. is there. The commercial product B has a single-layer structure made of a nonwoven fabric 33 having a weight of 45 g / m ^{2 and having} a PET / acrylic composition.
[0017]
The test was performed by spraying a fixed amount of dust on the test surface and wiping it with a wiper device. The wiper device was a general wiper device having a wiping surface size of 10 cm × 25.5 cm, and a wiping test surface size of 30 cm × 60 cm was used for shiraki (pine, laminated wood).
[0018]
The garbage and amount used are as follows.
Human hair (hair length about 10 cm); 10 mainland (flower bed soil filtered with a 20 mesh net); 1 g
Fiber waste (rayon 3 denier × 5mm); 1g
Sugar [Kami-Shirato, Takemura Shoten]; 1g
Salt [purified salt, manufactured by Japan Tobacco Inc.]; 1 g
Instant coffee (Nescafe Excella,
Nestle Japan); 1g
Flour [soft flour, manufactured by Nippon Flour Milling Co., Ltd.]; 1 g
Baby Powder (Johnson's Baby, Johnson
End Johnson Co., Ltd.]; 1g
Bread crumb (bread crumb soft, manufactured by Snow Brand Foods Co., Ltd.); 1 g
[0019]
Test method (1) Spray a fixed amount of dust on the test surface.
(2) Set the sample cleaning sheet on the wiper device.
{Circle around (3)} Hold the tip of the wiper instrument so that the wiping pressure does not change, and wipe it back and forth five times while only the weight of the instrument is applied to the sample.
(4) The sample is removed, and the weight of the dust is measured (adhered amount).
{Circle around (5)} In order to remove dust with a small amount of adhesion, one corner of the sample is lightly wiped twice and the weight of the dust is measured (adsorption amount).
In the case of hair, the number of hairs was visually counted and indicated as a ratio (how many of the ten hairs were taken out is shown as a ratio).
{Circle around (6)} The amount of adhesion and the amount of adsorption are totaled and ranked.
[0020]
[Table 1]

[0021]
[Table 2]

[0022]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is significantly improved as compared with the conventional cleaning sheet, and it is possible to reliably and easily remove fine dust to relatively large dust, and to remove various large and small miscellaneous dust. It has a remarkable effect of being extremely excellent in capture and retention.
[Brief description of the drawings]
FIGS. 1A and 1B are schematic views showing an embodiment of the present invention, in which FIG. 1A is a plan view, and FIG. 1B is a sectional view taken along line AA of FIG.
FIGS. 2A and 2B are schematic views showing another embodiment of the present invention, wherein FIG. 2A is a plan view, and FIG. 2B is a sectional view taken along line AA of FIG.
FIG. 3 is a schematic view showing a manufacturing process of the present invention.
FIG. 4 is a schematic cross-sectional view showing the form of a conventional commercial product, where (a) is a commercial product A and (b) is a commercial product B.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Cleaning sheet 2 Opening 3 Web 11 Cleaning sheet 12 Depression 13 Web 21 Net conveyor 22 Injection nozzle 23 Net conveyor 24 Injection nozzle 25 Web 26 Entangled nonwoven fabric 31 Cold gauze 32 Entangled nonwoven fabric 33 Entangled nonwoven fabric

Claims

Polyethylene terephthalate fine fibers having a single yarn denier of 1 to 2 deniers and polyethylene terephthalate thick fibers having a single yarn denier of more than 2 deniers and 3.5 deniers or less are mixed and entangled, and the difference between the single yarn deniers of both fibers is 1 denier or more, and is both fibers a weight ratio of 80 / 20-20 / 80, a entangled nonwoven fabric obtained by spun lace method, is configured to include a drilling nonwoven, the opening It is configured to include an entangled nonwoven fabric having a number of 30 to 300 / in ² and an opening ratio of 5 to 50%, and / or a nonwoven fabric having a concave portion, and the number of concave portions is 30 to 300 / in. ^{2. A} sheet for cleaning a floor surface , wherein the sheet is made of an entangled nonwoven fabric having a density of 2 or less and 50% or less of a density of a non-recess .