JP3556801B2 - Mechanical shift lock device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の変速機を操作するシフトレバー等のシフト操作を制限する機械式シフトロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動変速機を採用した車両では、自動変速機を操作するためのシフトレバーをパーキングレンジ位置等の特定の位置で機械的にロック状態とするシフトロック機構を備えており、このシフトロック機構は、ブレーキペダルの踏み込み動作等に機械的に連動してケーブル等を操作しロック状態を解除するシフトロック装置を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなシフトロック装置は、ブレーキペダルの踏み込み動作に連動するため、ブレーキペダルの極近傍に設けることが好ましいが、ブレーキベダルの近傍はスペースが狭く、しかも、ブレーキランプのスイッチも設けられている。このため、シフトロック装置の設置スペースの確保が困難であった。
【0004】
本発明は、上記事実を考慮して、ブレーキペダルの近傍の狭い範囲に設置できる機械式シフトロック装置を得ることが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の機械式シフトロック装置は、車両制動操作及び制動解除操作によって変位する制動手段に隣接して設けられたハウジングと、前記ハウジングの内部に設けられると共に、所定のシフト操作によって車両の変速機のシフトレンジを変更するシフト操作手段へ接続され、前記変速機の所定のシフトレンジに対応するシフト位置からの前記シフト操作手段のシフト操作に連動して変位するシフト操作手段連動部材と、前記ハウジングの内部に設けられ、前記制動操作及び制動解除操作による前記制動手段の変位に連動して変位し、前記変速機の所定のシフトレンジに対応するシフト位置に前記シフト操作手段が位置した状態で前記制動手段が制動解除された場合には、前記シフト操作手段連動部材に係合して前記シフト操作手段連動部材の変位を制限するロック手段と、前記ロック手段によって移動すると共に、前記ハウジングへ着脱可能で装着状態では前記ロック手段へ連結される移動体と、前記制動手段の制動操作状態で作動するブレーキランプの回路等の他の電気回路へ電気的に接続されると共に、前記制動操作時での前記ロック手段の変位に連動した前記移動体の接近移動を検知してON状態となり、且つ前記ハウジングの外周部へ着脱可能に設けられた移動体検出手段と、を備えている。
【0006】
上記構成の機械式シフトロック装置では、制動手段を制動操作或いは制動解除操作すると、これらの操作に連動してロック手段が変位する。ここで、シフト操作手段が車両の変速機の所定のシフトレンジ(例えば、パーキングレンジ)に対応するシフト位置に位置した状態で、制動手段が制動解除操作されて制動解除状態となると、制動手段の制動解除操作に連動して変位したロック手段がシフト操作手段連動部材に係合してシフト操作手段連動部材の変位を制限する。これにより、所定のシフトレンジに対応したシフト位置からのシフト操作手段のシフト操作が制限され、所謂シフトロック状態とされる。
【0007】
また、制動手段を制動操作してロック手段が変位して移動体が移動体検手段へ接近移動すると、移動体の接近移動を移動体検出手段が検出してON状態となり、これによって、他の電気回路が閉じられる。このため、例えば、この電気回路がブレーキランプの回路の場合には、ブレーキランプが点灯して制動手段が制動操作されたことが車外へ警告される。
【0008】
このように、本機械式シフトロック装置では、移動体と移動体検出手段がハウジングと一体であるため、従来のシフトロック装置のように、ブレーキランプスイッチ等の他の回路のスイッチとは別の箇所に装置の設置スペースを確保する必要がない。したがって、ブレーキペダル(制動手段)の近傍のように、狭いスペースでも装置を設置できる。
【0009】
また、本機械式シフトロック装置では、移動体検出手段がハウジングへ着脱可能とされており、したがって、例えば、ブレーキランプの回路等の他の電気回路へ接続された装置のメンテナンスに際して移動体検出手段の交換等を行う場合には、ハウジングの外側から移動体検出手段が取り外されて代わりに別の移動体検出手段が装着される。したがって、このような交換作業の場合には、ハウジングが所定の設置位置(すなわち、制動手段近傍の設置位置)から外されることはなく、作業後のハウジングの位置決め等の煩雑な作業が不要で作業性が向上する。
【0010】
さらに、本機械式シフトロック装置では、移動体がハウジングへ着脱可能とされており、例えば、ブレーキランプの回路等の他の電気回路へ接続された装置のメンテナンスに際して移動体の交換等を行う場合には、ハウジングの外周部から移動体が取り外されて代わりに別の移動体が装着される。このような作業の場合でもハウジングが所定の設置位置(すなわち、制動手段近傍の設置位置)から外されることはなく、この意味でも作業後のハウジングの位置決め等の煩雑な作業が不要で作業性が向上する。
【0012】
請求項2記載の機械式シフトロック装置は、請求項1記載の機械式シフトロック装置において、前記移動体検出手段及び移動体が収用されると共に前記ハウジングへ着脱可能なスイッチハウジングを備えることを特徴としている。
【0013】
上記構成の機械式シフトロック装置では、請求項1記載の機械式シフトロック装置の作用を有するのみならず、移動体検出手段と移動体とがスイッチハウジングへ収用されており、これにより、移動体が移動体検出手段と一体的にハウジングへ着脱可能とされる。したがって、例えば、ブレーキランプのメンテナンスに際して移動体検出手段或いは移動体の修理や交換等を行う場合には、ハウジングの外周部から移動体が移動体検出手段と共に取り外された状態で移動体や移動体検出手段の修理や交換される。したがって、例えば、制動手段がブレーキペダルの場合で、ブレーキペダル近傍の狭い箇所に機械式シフトロック装置が設置されるような場合には、移動体に対する移動体検出手段の位置決め等の微調整をブレーキペダル近傍のような狭い場所ではなく、別の広い場所で行うことができ、作業効率を向上できる。
【0014】
請求項3記載の機械式シフトロック装置は、請求項2記載の機械式シフトロック装置において、前記スイッチハウジングには前記ロック手段が収用され、前記移動体検出手段及び移動体と共に前記ロック手段を前記ハウジングへ着脱可能としたことを特徴としている。
【0015】
上記構成の機械式シフトロック装置では、請求項2記載の機械式シフトロック装置の作用を有するのみならず、ロック手段がスイッチハウジングへ収用されているため、ロック手段が移動体検出手段及び移動体と共に着脱される。したがって、例えば、ブレーキランプ回路等の他の電気回路へ接続された装置のメンテナンスに際して移動体の修理や交換等を行う場合には、ハウジングの外周部から移動体がロック手段と共に取り外されて、さらに、この状態でロック手段から移動体が取り外された状態で移動体が修理され、或いは交換される。したがって、例えば、移動体のロック手段への連結作業や位置決め作業等を広い場所で行うことができ、作業効率を向上できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1には本発明の第1の実施の形態に係る機械式シフトロック装置10の外観が斜視図によって示されており、図2には機械式シフトロック装置10の内部構成が断面図によって示されている。なお、各図において矢印Xは機械式シフトロック装置10が車両(図示省略)の所定の位置に設置された場合の車両右方を示し、矢印Yは車両前方を示し、矢印Yは車両上方を示す。また、以下の説明において、前後、左右、上下の各方向については全て機械式シフトロック装置10が車両の所定の位置に設置された状態を基準とする。
【0017】
図1に示されるように、機械式シフトロック装置10は略ボックス形状のハウジング12を備えている。図2に示されるように、ハウジング12は制動手段としてのブレーキペダル14の後方(図2の矢印Y方向とは反対方向側)に配置されており、ハウジング12の内部には、上下方向(図2の矢印Z方向及びその反対方向)へ向けて長手方向とされ、ハウジング12の下端部で開口したのガイド溝20が形成されている。このガイド溝20の内部には、シフト操作手段連動部材としての円柱形状のスライダ22がガイド溝20に沿って上下方向へ移動可能に配置されている。このスライダ22の下端部にはワイヤ26の一端が係止されており、スライダ22がスライド移動することにより、ワイヤ26が変位するようになっている。
【0018】
このワイヤ26の他端側は、図5に示されるように、車室側に設けられたシフトレバー装置30へ接続されている。
【0019】
図5に示されるように、シフトレバー装置30は、上下方向へ向けて長手方向とされ、シャフト32周りに前後方向(図5の矢印Y方向及びその反対方向)へ向けて回動(シフト操作)可能に軸支されたシフト操作手段としてのシフトレバー34を備えており、このシフトレバー34の側方(図5の紙面手前側)には、ディテント溝36が形成されたディテントプレート38が設けられている。
【0020】
このディテントプレート38のディテント溝36へは、シフトレバー34から延出され、シフトレバー34に沿って上下方向へ移動可能なグルーブドピン40が入り込んでいる。このグルーブドピン40は、シフトレバー34に設けられたスプリング(図示省略)によって、常に上方へ付勢されており、シフトレバー34の回動に伴ってディテント溝36の上部端縁に沿って移動する。但し、このディテント溝36は部分的に下方へ向けて凸状の制限部42が形成されており、この部分では、単にシフトレバー34を回動させるとグルーブドピン40が制限部42へ当接するため、シフトレバー34の回動が制限され(シフトロック状態)、この制限部42を乗り越えられる位置までグルーブドピン40を下降させなければ回動制限が解除されない。
【0021】
また、ディテントプレート38の側方(図5の紙面手前側)にはディテントプレート38から延出されたピン44へピン44周りに回動可能に軸支されたカム46が設けられており、このカム46へワイヤ26の他端部が係止されている。このカム46には、後方(図5の矢印Y方向とは反対方向)へ向けて開口した細幅の切欠部48が形成されており、車両の自動変速機(図示省略)のパーキングレンジに対応してシフトレバー34が前方へ向けて最も回動した状態(図5図示状態)では、グルーブドピン40が切欠部48の内部へ入り込んでいる。このため、グルーブドピン40が切欠部48の内部へ入り込んだ状態でグルーブドピン40を下降させると、グルーブドピン40からの押圧力によりカム46が回転してワイヤ26を引っ張る。
【0022】
一方、図2に示されるように、ハウジング12の内部の上端側には、前後方向へ向けて長手方向とされたガイド溝52が形成されている。このガイド溝52は、長手方向中間部でガイド溝20と直交した状態で連通している。また、図3に示されるように、左方(図3の矢印X方向とは反対方向)をガイド溝20及びガイド溝52の深さ方向とするとガイド溝52がガイド溝20よりも深くなるように形成されている。
【0023】
また、このガイド溝52の内部には円柱形状のスライダ54がガイド溝52に沿って移動可能に収容されている。ここで図2に示されるように、スライダ54の直径寸法はガイド溝52の深さ寸法よりも小さく、ガイド溝20とガイド溝52が交差する部分ではガイド溝20の底部よりも深さ方向下方(すなわち、右側)をスライダ54が通過するようになっている。
【0024】
さらに、ガイド溝52の後端部にはガイド溝52の幅寸法よりも内径寸法が小さく、ハウジング12の後端部で開口した透孔56が形成されており、長手方向一端がスライダ54の端部に係止されたワイヤ58が貫通している。
【0025】
図6に示されるように、ワイヤ58の他端部は車両のキーシリンダ62へ接続されている。ここで、図6に示されるように、キーシリンダ62の内部には、キーシリンダ62へ挿入されたキー64が回動すると、キーシリンダ62内のピン66を介してキー64に連動して回動するカム68が収容されており、このカム68へワイヤ58の他端部が係止されている。したがって、キー64を回動させると、ピン66、カム68を介してワイヤ58を引っ張り、図2に示されるスライダ54をガイド溝52に沿って後方へスライド移動させることができる。
【0026】
ここで、図3に示されるように、スライダ54の外周部からは、左方へ突出したブロック状のロック部70が形成されており、また、スライダ22の外周部には、前方へ向けて凹形状で且つ幅寸法がスライダ54の幅寸法に略等しい凹部72が形成されている。このため、凹部72がガイド溝52と対向して連通する位置にスライダ22が位置している場合に、図6のキー64をLOCK位置からACC位置へ回動させてワイヤ58を引っ張ると、ロック部70が凹部72へ入り込み、スライダ22の下方への移動を制限するようになっている。
【0027】
また、図2に示されるように、ハウジング12の内部でガイド溝52の下側には前後方向へ向けて長手方向とされた(すなわち、ガイド溝52と平行な)ガイド溝82が形成されている。このガイド溝82は、ガイド溝52と同様に長手方向中間部でガイド溝20と直交してした状態で連通している。また、図4に示されるように、右方(図4の矢印X方向)をガイド溝20及びガイド溝82の深さ方向とするとガイド溝82がガイド溝20よりも深くなるように形成されている。
【0028】
また、このガイド溝82の内部には、ロック手段としての円柱形状のスライダ84がガイド溝82に沿って移動可能に収容されている。ここで図4に示されるように、スライダ84の後端側には、ガイド溝20の底部と略同一平面をとされた平面部85が形成されており、スライダ22がガイド溝20を下方へ移動することによりスライダ22が平面部85上に載置されるようになっている。
【0029】
さらに、図2及び図4に示されるように、ガイド溝82の前端部にはガイド溝82の幅寸法よりも内径寸法が小さくハウジング12の前端部で開口した透孔86が形成されており、スライダ84の前端部から突出形成されたピン88が貫通してハウジング12の外部へ突出している。このピン88はブレーキペダル14に形成された押圧部92と対向している。ここで、ブレーキペダル14はスプリング等の付勢手段(図示省略)の付勢力によって後方へ向けて付勢されており、このため、ブレーキペダル14の押圧部92によってピン88が後方へ常に押圧されている。また、スライダ84の前端部とガイド溝82の前端部との間には、付勢力がブレーキペダル14を付勢する付勢手段の付勢力よりも小さい圧縮コイルスプリング90が設けられており、圧縮コイルスプリング90の付勢力によってスライダ84が常に前方へ付勢されている。
【0030】
さらに、図2及び図4に示されるように、スライダ84の外周部からは、左方へ突出したブロック状のロック部96が形成されており、ピン88がブレーキペダル14に押圧され、スライダ84が所定ストローク後方へ移動した状態(図4図示状態)では、ロック部96がガイド溝20へ入り込む。このときに、スライダ22がガイド溝20の上端側に位置していると、ロック部96がスライダ22の下端部(すなわち、ワイヤ26が係止されている側の端部)へ当接してスライダ22の下方へのスライド移動を制限する。
【0031】
また、図4に示されるように、ロック部96には嵌合溝98が形成されており、ブレーキランプスイッチ100の移動体としての移動接点102の嵌め込みが可能とされている。
【0032】
ここで、図1に示されるように、ブレーキランプスイッチ100はボックス形状のスイッチハウジング104を備えており、ハウジング12の外周部に形成された枠状の保持壁106へ嵌め込み可能とされている。保持壁106の内周部には左右方向(すなわち、図1の矢印X方向及びその反対方向)へ向けて長手方向とされた複数本の係合突起108が形成されており、スイッチハウジング104が保持壁106へ嵌め込まれた状態では、保持壁106と対向するスイッチハウジング104の側壁104Aに形成された複数の係合溝110へ係合してスイッチハウジング104の前後方向(図1の矢印Y方向及びその反対方向)への変位を制限するようになっている。また、スイッチハウジング104の側壁104Aには三角柱形状のストッパ112が形成されており、スイッチハウジング104が保持壁106へ嵌め込まれた状態では、ストッパ112に対応して保持壁106の内周部に形成された溝部114へストッパ112が嵌め込まれ、これにより、スイッチハウジング104が保持壁106に保持されるようになっている。
【0033】
また、ハウジング12の外周部とは反対側のスイッチハウジング104の上壁104Bには枠状のコネクタ部116が形成されており、このコネクタ部116へ一端がブレーキランプへ接続されたケーブルの他端に形成された雄型のコネクタ(図示省略)を嵌め込むことができるようになっている。
【0034】
さらに、図4に示されるように、スイッチハウジング104の内部は中空とされており、スイッチハウジング104の底壁104Cにはハウジング12の外周部側へ向けて開口したガイド溝122が形成されており、移動接点102のスライダ124がガイド溝122に案内されて前後方向(図4の矢印Y方向及びその反対方向)へ向けてスライド移動可能に嵌め込まれている。このスライダ124にはハウジング12へ向けて突出したブロック状の突出部126が形成されており、ハウジング12の外周部に形成された矩形状の透孔128を貫通してハウジング12の内部へ入り込み、スライダ84の嵌合溝98へ嵌め込み可能とされている。したがって、突出部126が嵌合溝98へ嵌め込まれた状態でスライダ84がガイド溝82に沿って移動することにより、スライダ124が一体的にスライド移動するようになっている。
【0035】
また、スライダ124の突出部126とは反対側の端面には、金属片130が固着されている。この金属片130はスライダ124の前端側の後方で且つスイッチハウジング104の上壁104B側へ向けて屈曲されており、屈曲部分を中心として上壁104B側への付勢力を有している。
【0036】
一方、図1に示されるように、コネクタ部116の内側には移動体検出手段としての固定接点118を構成する一対の金属片120が設けられている。図4に示されるように、金属片120はスイッチハウジング104の上壁104B(すなわち、コネクタ部116の底部)を貫通して上壁104Bの裏面に沿って後方へ略直角に屈曲されおり、スライダ124が前方へ向けてスライド移動すると、金属片130の先端が各金属片120へ接触して導通し(すなわち、移動接点102が移動したことが金属片130検出され)、ブレーキランプを点灯させることができるようになっている。
【0037】
次いで、本実施の形態の作用について説明する。
本機械式シフトロック装置10では、車両の自動変速機をパーキングレンジから他のシフトレンジへ変更するために、図5に示されるシフトレバー装置30のシフトレバー34を、前方へ向けて最も回動した位置(図5図示状態)でグルーブドピン40を下降させると、カム46がピン44周りに回動してワイヤ26が引っ張られ、図2に示されるスライダ22がガイド溝20に沿って下方へスライド移動する。
【0038】
ここで、グルーブドピン40を下降させる際に、図6に示されるキーシリンダ62へキー64が差し込まれていない場合、或いは、キー64が差し込まれていてもキー64がLOCK位置に位置している場合には、ワイヤ58が引っ張られた状態となっており、このため、スライダ54のロック部70がスライダ22の凹部72へ入り込んでいる。このため、スライダ22がガイド溝20に沿って下方へスライド移動することができず、グルーブドピン40を下降させることができない。したがって、この状態では、グルーブドピン40がディテント溝36の制限部42を乗り越えることができず、シフトレバー34がロックされ、パーキングレンジから他のシフトレンジへ変更するためのシフトレバー34の回動操作ができない。
【0039】
この状態で、キーシリンダ62へキー64を差し込み、キー64をLOCK位置からACC位置へ回動させると、ピン44、カム46、及びワイヤ58を介してスライダ54が前方へ向けてガイド溝52に沿ってスライド移動し、これにより、スライダ54のロック部70がスライダ22の凹部72から外れ、ロック部70(スライダ54)によるスライダ22のロックが解除される。
【0040】
また、グルーブドピン40を下降させる際に、スライダ84のロック部96がガイド溝20へ入り込んでいると、スライダ22の下端部がロック部96へ当接するためスライダ22がガイド溝20に沿って下方へスライド移動することができず、グルーブドピン40を下降させることができない。したがって、ロック部70(スライダ54)によるロック時と同様にシフトレバー34がロック状態となる。
【0041】
この状態で、ブレーキペダル14を踏み込んで、ブレーキペダル14を図2の一点鎖線状態まで前方へ変位させると、ブレーキペダル14の押圧部92がスライダ84のピン88を押圧する押圧力が解除され、圧縮コイルスプリング90の付勢力によってブレーキペダル14を踏み込み移動に伴ってスライダ84がガイド溝82に沿って前方へスライド移動する。これにより、スライダ84のロック部96がガイド溝20から離脱すると、ロック部96(スライダ84)によるスライダ22のロックが解除される。
【0042】
このように、ロック部70(スライダ54)によるロック、及びロック部96(スライダ84)によるロックの双方のロックが解除された状態では、ガイド溝20に沿ってスライダ22が下方へ向けてスライド移動することができ、グルーブドピン40を下降させてシフトレバー34を回動操作することができる。
【0043】
このため、ブレーキペダル14を踏み込まない状態、及びキー64をACC位置へ回動させない状態での自動変速機のパーキングレンジから他のシフトレンジへの変更操作を防止できる。
【0044】
また、シフトレバー34の回動操作をする場合、及びしない場合に限らず、ブレーキペダル14を踏み込んだ場合には、先にも述べたように、スライダ84のピン88からブレーキペダル14の押圧部92が受ける押圧力が解除され、圧縮コイルスプリング90の付勢力によってブレーキペダル14を踏み込み移動に伴ってスライダ84がガイド溝82に沿って前方へスライド移動すると、嵌合溝98、突出部126を介してスライダ84へ一体的に連結されているスライダ124がガイド溝122に沿って前方へスライド移動する。これにより、移動接点102の金属片130が固定接点118の各金属片120へ接触して導通される(すなわち、ブレーキランプスイッチ100がON状態とされる)。これによって、ブレーキランプが点灯し、ブレーキ操作されたことが後続の車両へ警告される。
【0045】
このように、本機械式シフトロック装置10では、ハウジング12へブレーキランプスイッチ100のスイッチハウジング104を装着することによりスイッチハウジング104がハウジング12と一体とされ、スライダ84のスライド移動によってブレーキランプスイッチ100がON/OFFされるため、従来のシフトロック装置のように、ブレーキランプを避けて装置の設置スペースを確保する必要がなく、ブレーキペダル14の近傍の狭いスペースに充分に設置できる。
【0046】
また、本機械式シフトロック装置10では、ハウジング12の外側から保持壁106へスイッチハウジング104を嵌め込むことにより、スライダ84の嵌合溝98へスライダ124の突出部126が嵌め込まれると共に、保持壁106にスイッチハウジング104が保持されてブレーキランプスイッチ100がハウジング12と一体となる。
【0047】
したがって、ブレーキランプのメンテナンス等でブレーキランプスイッチ100の交換を行う場合には、スイッチハウジング104(ブレーキランプスイッチ100)を保持壁106から外して別のスイッチハウジング104(ブレーキランプスイッチ100)を保持壁106へ嵌め込むことにより、ブレーキランプスイッチ100の交換が終了する。このように、簡単で素早くブレーキランプスイッチ100の交換ができるため、例えば、車両の使用者がブレーキランプスイッチ100の交換修理を依頼してきた場合であっても素早く対応できる。しかも、機械式シフトロック装置10のハウジング12内の構成部品はそのままで、ブレーキランプスイッチ100だけを交換すればよいため、交換コストが安価となる。
【0048】
また、交換ではなくブレーキランプスイッチ100を修理する際にも、スイッチハウジング104(ブレーキランプスイッチ100)を保持壁106から外すことにより、機械式シフトロック装置10が設けられているブレーキペダル14近傍の狭い場所で修理作業を行わずとも、別の広い作業場所で修理作業が行える。したがって、ブレーキランプスイッチ100の修理作業に要する工数の軽減を図ることができる。
【0049】
さらに、上述したような、ブレーキランプスイッチ100を交換或いは修理作業を行う場合に、ハウジング12をブレーキペダル14の近傍の設置箇所から取り外す必要がないため、交換、修理後にブレーキペダル14に対するハウジング12の位置決めを行う必要がない。したがって、この意味でも工数の軽減を図ることができる。
【0050】
(第2の実施の形態)
次に本発明の他の実施の形態について説明する。なお、前記第1の実施の形態と基本的に同一の部位に関しては、同一の符号を付与してその説明を省略する。
【0051】
図7には本発明の第2の実施の形態に係る機械式シフトロック装置160の要部の断面図が示されている。ここで、図7に示されるように、前記第1の実施の形態に係る機械式シフトロック装置10では、固定接点118の金属片120がスイッチハウジング104の上壁104Bの裏面に沿って屈曲され、更に、移動接点102の金属片130がスライダ124の突出部126とは反対側の端面に固着されていた。
【0052】
これに対して、本機械式シフトロック装置160では、固定接点118の金属片162がスイッチハウジング104の上壁104Bの裏面側でクランク形状に屈曲されており、その先端がハウジング12側へ向けられている。また、移動接点102の金属片164はスライダ124の前側(図7の矢印Y方向側)の端面に固着されており、金属片164のハウジング12側の端部からハウジング12とは反対側へ向けて屈曲され、前方で固定接点118の金属片162と対向し、スライダ124がガイド溝122に沿って前方へスライド移動することにより金属片164が金属片162へ接触し導通するようになっている。
【0053】
すなわち、本機械式シフトロック装置160は、固定接点118の金属片162の移動接点102の金属片164の形状が前記第1の実施の形態に係る機械式シフトロック装置10と異なるだけであり、機械式シフトロック装置10と全く同様の作用を有するものである。したがって、前記第1の実施の形態に係る機械式シフトロック装置10と同様の効果を得ることができる。
【0054】
なお、本実施の形態及び前記第1の実施の形態では、移動接点102がスイッチハウジング104へ取り付けられ、スイッチハウジング104を取り外す際に移動接点102を一緒に取り外す構成であったが、例えば、スライダ84とスライダ124を一体とし、スイッチハウジング104には固定接点118が設けられている構成としてもよく、また、移動接点102をスイッチハウジング104とは全く別体で構成してスイッチハウジング104と移動接点102を別々に着脱する構成としてもよい。
【0055】
(第3の実施の形態)
次に本発明の第3の実施の形態について説明する。
【0056】
図8には本実施の形態に係る機械式シフトロック装置180の斜視図が示されており、図9には本実施の形態に係る機械式シフトロック装置180の要部の断面図が示されている。
【0057】
これらの図に示されるように、本機械式シフトロック装置180は、前記第1の実施の形態に係る機械式シフトロック装置10及び第2の実施の形態に係る機械式シフトロック装置160とは異なり、ハウジング12の保持壁106が形成されておらず、代わりにハウジング12の後端部に、円孔182が形成されている。
【0058】
ここで、図9に示されるように、円孔182は、ハウジング12の内部でガイド溝82に連通しており、スライダ84の後端部から延出された円柱形状の押圧部184が円孔182の内部へ入り込むことができるようになっている。
【0059】
また、図8に示されるように、ハウジング12の外周部からは後方(図9の矢印Y方向とは反対方向側)へ向けて一対の保持壁186が延出されている。これらの保持壁186は円孔182の周端部に沿った円弧状とされており、各保持壁186の後端部は円孔182の半径方向内側へ向けて略直角に屈曲されている。
【0060】
さらに、上側(図8の矢印Z方向側)の保持壁186の左側(図8の矢印X方向とは反対側)の端部の近傍には、後方へ向けて開口した矩形状の孔188が形成されている。ここで図10及び図11に示されるように、この孔188の内周部には片持ち梁状の梁部190が延出され、更に、この梁部190の先端部には上方の保持壁186へ近づくにつれ漸次ハウジング12の後端部よりも後方へ突出するように傾斜した斜面部191を有するストッパ192が形成され、スナップフィット194を構成している。このスナップフィット194のストッパ192を後方から押圧すると梁部190が弾性変形し、ストッパ192が孔188の内部へ入り込み、また、この押圧力を解除すると梁部190の弾性によりストッパ192が再度孔188の外側へ突出するようになっている。
【0061】
また、図8に示されるように、上述した円孔182へはブレーキランプスイッチ200が取り付けられる。ブレーキランプスイッチ200は略円筒形状のスイッチハウジング202を備えている。このスイッチハウジング202の外周部からはスイッチハウジングを介して互いに対向する一対のフランジ部203が形成されており、円孔182へスイッチハウジング202を嵌め込んだ状態でスイッチハウジング202を軸周りに回転させると、各フランジ部203が保持壁186とハウジング12の後端壁との間に挟まれてスイッチハウジング202の抜けが防止される。また、円孔182へスイッチハウジング202を嵌め込んで回転させ際には、一方のフランジ部203がストッパ192の斜面部191を押圧してストッパ192を孔188の内側へ押し込むが、フランジ部203が完全に保持壁186とハウジング12の後端壁との間に挟まれた状態では、梁部190の弾性によりストッパ192が孔188の外側へ突出し、ストッパ192によってスイッチハウジング202の逆回転が防止される。
【0062】
また、図9に示されるように、スイッチハウジング202には前側(図9の矢印Y方向側)の端部で開口した円孔204が形成されており、内部には前端部で開口した孔216を有する有底円筒形状のスライダ206が円孔204に沿って前後方向(図9の矢印Y方向及びその反対方向)へ向けてスライド移動可能に収用されている。また、このスライダ206の内部には、先端側がスライダ206から突出してスライダ84の押圧部184へ当接したピン208が収用されている。このピン208には後端部で開口した円孔(図示省略)が形成されており、スライダ206の底部から開口端側へ向けて突出形成された支持軸214が挿入され、支持軸214に支持された状態で前後方向へ向けてスライド移動可能とされている。また、このピン208の軸方向中間部よりも後端側の外周部には、リング状の複数の係止溝210が形成されている。この係止溝210の何れか1か所には、スライダ206の内部の軸方向中間部に形成されたリング形状の係止凸部212が入り込むように係止しており、ピン208のスライド移動を制限している。 ここで、スライダ206の周壁内部(すなわち、係止凸部212と外周部の間)には、隙間218が形成されており、隙間218よりも半径方向内側の孔216の周壁はバネ力を有し、この周壁を半径方向外側へ向けて撓ませることができ、また、バネ力によって復元させることができる。したがって、所定の大きさ以上の力でピン208を孔216へ押し込み、或いは引き抜くと、係止溝210の斜面によって係止凸部212が半径方向外側へ向けて押圧され、これにより、孔216の周壁が撓み、また、隣接する別の係止溝210へ係止凸部212が入り込むと、孔216の周壁がバネ力によって復元する。
【0063】
また、スライダ206の外周部の軸方向中間部には、半径方向外側へ向けて延出されたフランジ部220が形成されており、スライダ206の内周部の軸方向中間部に形成されたリング状の溝222へ入り込んでいる。この溝222の幅寸法はフランジ部220の幅寸法よりも長く、したがって、溝222の内部でフランジ部220がスライダ206の軸方向へ移動できる範囲が、スイッチハウジング202に対するスライダ206のスライド移動の範囲とされる。
【0064】
さらに、フランジ部220の前端部には、スライダ206を介して互いに対向するようにして設けられ、電気的に互いに導通した移動体としての一対の移動接点224が固着されており、これらの移動接点224の前側には、各移動接点224と対向するようにして移動体検出手段としての一対の固定接点226が溝222へ固定されている。これらの固定接点226は、スイッチハウジング202の後端部に形成されたコネクタ部228の一対の金属片230へ電気的に接続されており、各固定接点226へ移動接点224が接触することによって固定接点226が移動接点224の接近移動を検知すると共に固定接点226が導通されるようになっている。
【0065】
また、スライダ206の底部とスイッチハウジング202の底部との間には圧縮コイルスプリング232が設けられており、スライダ206を前方へ向けて付勢している。ここで、圧縮コイルスプリング232の付勢力と圧縮コイルスプリング90の付勢力との和は、ブレーキペダル14を後方へ付勢する付勢手段(図示省略)の付勢力よりも小さい。したがって、スライダ84はブレーキペダル14からの押圧力によってガイド溝82の内側へ押し込まれており、スライダ206はスライダ84を介して受けたブレーキペダル14からの押圧力によってフランジ部220が溝222の固定接点226とは反対側の端部へ当接するまで円孔204の内側へ押し込まれている。また、ブレーキペダル14を付勢手段の付勢力に抗して踏み込むと、圧縮コイルスプリング90の付勢力によってブレーキペダル14を踏み込み移動に伴ってスライダ84がガイド溝82に沿って前方へスライド移動する。これにより、スライダ84のロック部96がスライダ22から離脱すると、ロック部96(スライダ84)によるスライダ22のロック状態が解除される。また、ブレーキペダル14を踏み込み移動に伴ってスライダ84がスライド移動すると、圧縮コイルスプリング232の付勢力によってスライダ206がスライダ84のスライド移動に伴って前方へスライド移動する。これにより、フランジ部220の移動接点224が溝222の固定接点226へ接触して移動接点224と固定接点226が導通され、ブレーキランプ(図示省略)が点灯する。
【0066】
ここで、本機械式シフトロック装置180では、ハウジング12の円孔182へスイッチハウジング202を差し込んだ状態でスイッチハウジング202を軸周りに回転させて各フランジ部203を各保持壁186へ保持させた状態でスナップフィット194(ストッパ192)によってロックすることにより、ブレーキランプスイッチ200がハウジング12へ装着されてハウジング12と一体となる。また、スナップフィット194によるロックを解除して装着時とは逆周りにスイッチハウジング202を回転させて円孔182からスイッチハウジング202を外すことによりブレーキランプスイッチ200がハウジング12から取り外される。
本機械式シフトロック装置180でも、前記第1の実施の形態に係る機械式シフトロック装置10や第2の実施の形態に係る機械式シフトロック装置160と同様に、ハウジング12へブレーキランプスイッチ200のスイッチハウジング202を装着することによりスイッチハウジング202がハウジング12と一体とされ、スライダ84のスライド移動によってブレーキランプスイッチ100がON/OFFされるため、従来のシフトロック装置のように、ブレーキランプを避けて装置の設置スペースを確保する必要がなく、ブレーキペダル14の近傍の狭いスペースに充分に設置できる。
【0067】
また、前記第1の実施の形態に係る機械式シフトロック装置10や第2の実施の形態に係る機械式シフトロック装置160と同様に、ブレーキランプのメンテナンスの際にブレーキランプスイッチ200の交換を行う場合には、スイッチハウジング202(ブレーキランプスイッチ200)を円孔182から外して別のスイッチハウジング202(ブレーキランプスイッチ200)を円孔182へ嵌め込むことによってブレーキランプスイッチ200の交換が終了する。このように、簡単で素早くブレーキランプスイッチ200の交換ができるため、例えば、車両の使用者がブレーキランプスイッチ200の交換修理を依頼してきた場合であっても素早く対応できる。しかも、機械式シフトロック装置180のハウジング12内の構成部品はそのままで、ブレーキランプスイッチ200だけを交換すればよいため、交換コストが安価となる。
【0068】
また、交換ではなくブレーキランプスイッチ200を修理する際にも、スイッチハウジング202(ブレーキランプスイッチ200)を円孔182から外すことにより、機械式シフトロック装置180が設けられているブレーキペダル14近傍の狭い場所で修理作業を行わずとも、別の広い作業場所で修理作業が行える。したがって、ブレーキランプスイッチ200の修理作業に要する工数の軽減を図ることができる。
【0069】
さらに、上述したような、ブレーキランプスイッチ200を交換或いは修理作業を行う場合に、ハウジング12をブレーキペダル14の近傍の設置箇所から取り外す必要がないため、交換、修理後にブレーキペダル14に対するハウジング12の位置決めを行う必要がなく、この意味でも工数の軽減を図ることができる。
【0070】
また、一般的に付勢手段によって付勢された状態(すなわち、後方のストロークエンド)でのブレーキペダル14の位置は、車両毎に多少異なるため、前記第1の実施の形態に係る機械式シフトロック装置10や第2の実施の形態に係る機械式シフトロック装置160の構成で、同一の踏み込み量でブレーキランプを点灯させるには、ブレーキランプスイッチ100をハウジング12へ装着する際、或いは装着後に、固定接点118の金属片120と移動接点102の金属片130の間の距離、すなわち、移動接点102の移動ストロークを微調整しなければならない。
【0071】
しかしながら、本実施の形態に係る機械式シフトロック装置180では、ブレーキランプスイッチ200をハウジング12へ装着した状態で一旦ブレーキペダル14を前端側のストロークエンドまで踏み込み、その状態で急激に踏み込みを解除することによって、ブレーキペダル14の押圧部92が勢いよくスライダ84のピン88へ当たって圧縮コイルスプリング90の付勢力に抗してスライダ84をガイド溝82の内部へ押し込み、更に、スライダ84(押圧部184)が圧縮コイルスプリング232の付勢力に抗してスライダ206をスイッチハウジング202の円孔204の内側へ押し込もうとする。
【0072】
ここで、フランジ部220が固定接点226とは反対側の溝222の端部に当接した状態となっても、ブレーキペダル14が後方でのストロークエンドに達しないでスライダ84がスライダ206を押し込もうとすると、ブレーキペダル14がストロークエンドに達するまでスライダ84(押圧部184)からの押圧力によってピン208がスライダ206の孔216の内側へ押し込まれる。これにより、係止溝210の斜面に沿って係止凸部212が半径方向外側へ移動してスイッチハウジング202の内周壁が撓み、係止凸部212が係止溝210から外れ、それまで入り込んでいた係止溝210よりも前端側でストロークエンドでのブレーキペダル14の位置に対応した係止溝210へ入り込んでピン208の移動を制限する。ここで、係止凸部212がどの係止溝210へ入り込んでいても、移動接点224が固定接点226へ接触するまでのスライダ206の移動ストロークは同じである。したがって、後方のストロークエンドでのブレーキペダル14の位置が車両毎に多少異なっていても、同一の踏み込み量で移動接点224と固定接点226を接触させて導通させることができ、しかも、同一の踏み込み量で移動接点224と固定接点226を接触させるために微調整作業をする必要がない。
【0073】
なお、本実施の形態では、上述したように、後方のストロークエンドでのブレーキペダル14の位置に応じた係止溝210へ係止凸部212が入り込むことにより、同一の踏み込み量で移動接点224と固定接点226を接触できるようにしたが、このような機構は必ずしも備える必要はなく、例えば、スライダ206とピン208が完全に一体とされた構成であってもよい。
【0074】
また、本実施の形態では、ピン208の先端がスライダ84の押圧部184へ接触しているだけであったが、例えば、ピン208の先端部の外周部へ雄ねじを形成すると共に、押圧部184の後端部へピン208の雄ねじを螺合させることができる雌ねじを形成して、ハウジング12の円孔182へブレーキランプスイッチ200のスイッチハウジング202を嵌め込んで回転させることにより、ピン208の雄ねじと押圧部184の雌ねじが螺合してピン208と押圧部184が一体となる構成としてもよい。
【0075】
(第4の実施の形態)
次に本発明の第4の実施の形態について説明する。
【0076】
図12には本実施の形態に係る機械式シフトロック装置260の斜視図が示されており、図13には本実施の形態に係る機械式シフトロック装置260の要部の断面図が示されている。
【0077】
これらの図に示されるように、本機械式シフトロック装置260では、内部の構成が前記第3の実施の形態に係る機械式シフトロック装置180のブレーキランプスイッチ200と略同一で同様の作用、効果を有するブレーキランプスイッチ262のスイッチハウジング202の前端部に、外径寸法がスイッチハウジング202よりも小径で且つ外周部に雄ねじ264が形成され、更にストッパ用のナット272が螺合された小径筒部266が設けられており、ピン208が小径筒部266を貫通して突出している。
【0078】
また、ハウジング12の円孔182の外側には、前記第3の実施の形態に係る機械式シフトロック装置180ような保持壁186やスナップフィット194は形成されておらず、代わりに円孔182の内周部に小径筒部266の雄ねじ264に対応した雌ねじ268が形成されている。さらに、図12に示されるように、ハウジング12には左方(図12の矢印X方向とは反対方向側)へ向けて開口した矩形状の窓部270が形成されている。図13に示されるように、この窓部270を介してハウジング12の外側から押圧部184の後端部近傍が視認できるようになっている。
【0079】
したがって、本機械式シフトロック装置260においてブレーキランプスイッチ262をハウジング12へ装着する場合には、小径筒部266の雄ねじ264を円孔182の雌ねじ268へねじ込む。このとき、窓部270からスライダ84の後端部近傍が視認しながら雄ねじ264を雌ねじ268へねじ込むことにより、ピン208の先端が押圧部184の後端部へ接触したかどうかが確認できる。さらに、ピン208の先端が押圧部184の後端部へ接触した状態でナット272を小径筒部266周りに回転させてハウジング12の後端壁へ当接させると、ナット272がストッパとなり、スイッチハウジング202の自らの軸周りの回転が制限され、ピン208の先端がスライダ84の後端部へ接触した状態で保持される。
【0080】
また、この状態で、ナット272を小径筒部266周りに回転させてハウジング12の後端壁から離し、さらに、装着時とは逆方向へスイッチハウジング202(小径筒部266)を回転させることによってハウジング12からブレーキランプスイッチ262が取り外される。このように、本機械式シフトロック装置260では、円孔182の雌ねじ268へのねじ込みと円孔182の周囲に形成された保持壁186及びスナップフィット194による固定との差異はあるものの、円孔182へスイッチハウジング202を嵌め込み回転させてブレーキランプスイッチ262を固定し、逆回転させてブレーキランプスイッチ262を取り外すという点においては基本的に前記第3の実施の形態に係る機械式シフトロック装置180と同じであるため、基本的に前記第3の実施の形態に係る機械式シフトロック装置180と同様の効果を得ることができる。
【0081】
(第5の実施の形態)
次に本発明の第5の実施の形態について説明する。
【0082】
図14には本実施の形態に係る機械式シフトロック装置300の分解斜視図が示されている。
【0083】
この図に示されるように、本機械式シフトロック装置300は略ボックス形状のハウジング302を備えている。ここで図17及び図18の断面図に示されるように、ハウジング302の内部には、前記第1乃至第4の実施の形態に係る機械式シフトロック装置10、160、180、260のように、ガイド溝20、ガイド溝52が形成されており、ガイド溝20にはスライダ22がガイド溝20に沿って上下方向へ向けてスライド移動可能に配置され、ガイド溝52にはスライダ54がガイド溝52に沿って前後方向へ向けてスライド移動可能に配置されている。但し、図17に示されるように、本実施の形態では、前記第1乃至第4の実施の形態に係る機械式シフトロック装置10、160、180、260とは異なり、スライダ22の左方にガイド溝52が位置するようにガイド溝20及びガイド溝52が形成されている。したがって、本実施の形態では、スライダ54のロック部70がスライダ54から左方へ向けて突出形成されている。
【0084】
また、図15に示されるように、ハウジング302の右側(図15の矢印X方向側)端部の上下方向(図15の矢印Z方向及びその反対方向)中央部には前後方向(図15の矢印Y方向及びその反対方向)へ向けて長手方向とされたブロック状の突出部304が形成されている。この突出部304は、ブレーキペダル14(図2参照)の後方側の所定の位置へ固定されるブラケット306に形成された長孔308へ入り込み可能とされており、突出部304が長孔308へ入り込んだ状態では、ハウジング302が長孔308に沿ってブラケット306に対して前後方向へ所定範囲スライド移動可能である。
【0085】
さらに、ハウジング302の上下方向両端側には左右方向へ向けて貫通する一対の貫通孔310が形成されている。これらの貫通孔310は前後方向へ向けて長手方向とされた長孔状とされており、突出部304が長孔308に入り込んだ状態では、長孔308を介して互いに対向するようにブラケット306に形成された一対の長孔312と連通し、各貫通孔310、長孔312を貫通したボルト314へナット316を螺合させてハウジング302とブラケット306を締め付けることによりハウジング302がブラケット306へ固定される。また、この状態でボルト314とナット316による締め付けを緩めることにより、ハウジング302をブラケット306から外すことなくブラケット306に対して前後方向へ向けてスライド移動させることができる。
【0086】
また、図14に示されるように、ハウジング302にはハウジング302の前端部及び左側の端部で開口した矩形のスイッチ取付部318が形成されており、前後方向(図14の矢印Y方向及びその反対方向)及び左右方向(図14の矢印X方向及びその反対方向)の各寸法が、スイッチ取付部318以上とされたブレーキランプスイッチ330のスイッチハウジング332を嵌め込むことができるようになっている。また、図17に示されるように、ブレーキランプスイッチ330の内部には全体的に略円柱形状で、半球形状の先端部がスイッチハウジング332の前端部に形成された円孔336から突出したロック手段としてのスライダ334が、前後方向(図17の矢印Y方向及びその反対方向)へ移動可能に収用されている。
【0087】
このスライダ334の後端部からは、左方(図17の矢印X方向とは反対方向)へ向けてブロック状のロック部338が突出形成されており、スイッチハウジング332の左側の端部で開口した開口部340、及び開口部340に対応してスイッチ取付部318内のハウジング302の右側の端部で開口した開口部342を貫通してハウジング302の内部へ入り込んでいる。
【0088】
ここで、開口部340及び開口部342の前後方向の寸法は、ロック部338の前後方向の寸法よりも長く、したがって、開口部340及び開口部342内でロック部338が移動できる範囲内でスライダ334が前後方向へ向けてスライド移動できるようになっている。
【0089】
また、ロック部338が開口部340の後端部へ当接した状態(図17図示状態)では、ロック部338がガイド溝20内へ入り込むようになっており、ガイド溝20内へ入り込んでスライダ22の下端部へ当接すると、ロック部338がスライダ22の下方へのスライド移動を制限する。したがって、ブレーキペダル14の押圧部92(図2参照)が付勢手段の付勢力によってスライダ334をハウジング302の内側へ向けて押圧してスライダ334を後方へ向けてスライド移動させることにより、ロック部338でスライダ22のスライド移動を制限できる。すなわち、本機械式シフトロック装置300のスライダ334は、形態こそ異なるものの、基本的には前記第1の実施の形態に係る機械式シフトロック装置10のスライダ22と同様の作用を有している。
【0090】
さらに、スライダ334の後端部とハウジング302の後端壁の間には、付勢力がブレーキペダル14を後方へ付勢する付勢手段の付勢力よりも小さい圧縮コイルスプリング344が設けられており、スライダ334を前方へ向けて付勢している。このため、ブレーキペダル14を踏む込むと、圧縮コイルスプリング344の付勢力によりブレーキペダル14の踏み込み移動に伴ってスライダ334が前方へ移動する。
【0091】
また、スライダ334の後端側でスライダ334を介してロック部338の反対側には、移動体としての金属片346が設けられている。この金属片346は後端部がスライダ334へ固着されており、固着部分より前端側が右方(図17の矢印X方向)へ屈曲され、屈曲部分を左方へ向けて押圧した状態から押圧力を解除するとバネ力によって元の形状に復元する。
【0092】
一方、図14に示されるように、ハウジング302の左端部には全体的に凸字形状で左方へ向けて開口した枠状のコネクタ部348が形成されており、このコネクタ部348の内側には移動体検出手段としての一対の金属片350が設けられている。ここで、図17に示されるように、金属片350はクランク状に屈曲されており、その一端はハウジング302の左側の端壁を貫通して内部へ入り込み、更に、ハウジング302の内側でハウジング302の左側の端壁に沿って後方へ向けて屈曲している。この金属片350の一端部(すなわち、ハウジング302の内側へ入り込んだ側の端部)はスライダ334へ固定された金属片346に対応しており、スライダ334が前方へ所定ストローク移動すると金属片346が金属片350へ接触し、これにより、金属片346の接近移動が金属片350に検知されると共に金属片350が導通するようになっている。
【0093】
また、図14に示されるように、本機械式シフトロック装置300はストッパ352を備えている。ストッパ352は略L字形状に屈曲した金属平板で、屈曲部を中心に一端側がハウジング302の左側の端壁に沿って配置され、他端側がハウジング302の前側の端壁に沿って配置される。ストッパ352の一端側には、コネクタ部348に対応した凸字形状の透孔358が形成されており、ストッパ352をハウジング302に沿って配置した状態では、コネクタ部348が透孔358を貫通して突出する。
【0094】
また、ストッパ352の一端側の透孔358を介してストッパ352の上下方向(図14の矢印Z方向及びその反対方向)両端側には、ハウジング302の貫通孔310に対応して前後方向へ向けて長手方向とされた長孔354が形成されており、ストッパ352をハウジング302に沿って配置した状態では各長孔354が貫通孔310と連通し、上述したボルト314が貫通してハウジング302へ一体的に固定される。さらに、ストッパ352の他端側には、スライダ334に対応して切欠356が形成されており、図17に示されるように、スイッチハウジング332から突出したスライダ334が切欠356を貫通して突出する。
【0095】
本機械式シフトロック装置300では、ハウジング302の外側からハウジング302のスイッチ取付部318へスイッチハウジング332を嵌め込み、更に、ストッパ352を取り付けてボルト314及びナット316によってハウジング302をブラケット306へ固定することにより機械式シフトロック装置300が取り付けられる。また、ボルト314とナット316によってハウジング302をブラケット306へ完全に固定する前に、ボルト314及びナット316を緩めた状態でハウジング302やストッパ352を前後方向(図14の矢印Y方向及びその反対方向)へ適宜スライド移動させることにより、ハウジング302やストッパ352の位置決めができる。
【0096】
このように、本機械式シフトロック装置300でも、ハウジング302のスイッチ取付部318へブレーキランプスイッチ330のスイッチハウジング332を装着することによりスイッチハウジング332がハウジング302と一体とされるため、従来のシフトロック装置のように、ブレーキランプを避けて装置の設置スペースを確保する必要がなく、ブレーキペダル14の近傍の狭いスペースに充分に設置できる。
【0097】
また、ブレーキランプのメンテナンスの際にブレーキランプスイッチ330の交換を行う場合には、ボルト314を外してスイッチハウジング332(ブレーキランプスイッチ330)をスイッチ取付部318から取り外し、別のスイッチハウジング332(ブレーキランプスイッチ330)をスイッチ取付部318へ嵌め込み、再度ボルト314とナット316によってハウジング302をブラケット306へ完全に固定することによりブレーキランプスイッチ330の交換が終了する。このように、ハウジング302を分解することなく簡単で素早くブレーキランプスイッチ330の交換ができるため、例えば、車両の使用者がブレーキランプスイッチ330の交換修理を依頼してきた場合であっても素早く対応できる。しかも、機械式シフトロック装置300のハウジング302内の構成部品はそのままで、ブレーキランプスイッチ330だけを交換すればよいため、交換コストが安価となる。
【0098】
また、交換ではなくブレーキランプスイッチ330を修理する際にも、スイッチハウジング332(ブレーキランプスイッチ330)をスイッチ取付部318から外すことにより、機械式シフトロック装置300が設けられているブレーキペダル14近傍の狭い場所で修理作業を行わずとも、別の広い作業場所で修理作業が行える。したがって、ブレーキランプスイッチ330の修理作業に要する工数の軽減を図ることができる。
【0099】
さらに、上述したような、ブレーキランプスイッチ330を交換或いは修理作業を行う場合に、ハウジング302をブレーキペダル14の近傍の設置箇所から取り外す必要がないため、交換、修理後にブレーキペダル14に対するハウジング302の位置決めを行う必要がないため、この意味でも工数の軽減を図ることができる。
【0100】
また、本機械式シフトロック装置300において、仮に、ブレーキペダル14(図2参照)の踏み込みを解除した場合にブレーキペダル14を後方へ付勢する付勢手段の付勢力によりブレーキペダル14が勢いよく戻ってきたとしても、スイッチハウジング332とブレーキペダル14の間にはストッパ352が介在しているため、ブレーキペダル14が直接スイッチハウジング332へ当たることがなく、スイッチハウジング332へ作用するブレーキペダル14からの荷重(運動エネルギー)がストッパ352によって和らげられる。このため、ブレーキランプスイッチ330の耐久性を向上させることができる。
【0101】
さらに、本機械式シフトロック装置300では、スイッチハウジング332へスライダ84が収用され、スイッチハウジング332を取り外す際にはスライダ84が共にハウジング302から取り外される。ここで、仮に、ブレーキペダル14との衝突等によりスライダ84が損耗しても、スイッチハウジング332と共にスライダ84を容易に交換できる。
【0102】
なお、上記各実施の形態に係る機械式シフトロック装置10、160、180、260、300では、ワイヤ58を介してキーシリンダ62のカム68へ接続されているスライダ54を有し、キーシリンダ62へキー64が差し込まれていない場合、或いは、キー64が差し込まれていてもキー64がLOCK位置に位置している場合には、シフトレバー34をロックする構成であったが、本発明においてスライダ54によるシフトレバー34のロック機構のない機械式シフトロック装置に本発明を適用しても構わない。
【0103】
また、上記各実施の形態では、シフトレバー34をシフト操作手段としたが、シフト操作手段の構成はこれに限るものではなく、例えば、回転操作することによってシフトレンジが変更されるダイヤル摘まみ式のシフトダイヤル等をシフト操作手段としてもよい。
【0104】
さらに、上記各実施の形態では、移動接点102、104や金属片346を移動体とし、固定接点118、226や金属片350を移動体検出としており、移動体が移動体検出手段へ接触することにより移動体の接近移動を移動体検出手段が検知して回路を閉塞する構成であったが、移動体が移動体検出手段へ接触せずに移動体の接近移動を検出する構成、すなわち、所謂近接スイッチの構成としてもよい。
【0105】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る機械式シフトロック装置では、ブレーキペダル(制動手段)の近傍のように、狭いスペースでも装置を設置できる。また、移動体検出手段等の交換、修理等の作業終了後にハウジングの位置決め等、他の電気回路に接続された装置の実質的なメンテナンス作業とは異なる作業が不要となり、作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る機械式シフトロック装置の斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る機械式シフトロック装置の内部構成を示す断面図である。
【図3】図2の3−3線に沿った位置での機械式シフトロック装置の断面図である。
【図4】ブレーキランプスイッチ取付け位置(図2の4−4線に沿った位置)での機械式シフトロック装置の断面図である。
【図5】シフトレバー装置の概略を示す側面図である。
【図6】キーシリンダの斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る機械式シフトロック装置の図4に対応した断面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る機械式シフトロック装置の斜視図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る機械式シフトロック装置の内部構成を示す断面図である。
【図10】スナップフィットの構成を示す図8の10−10線に沿った拡大断面図である。
【図11】スナップフィットの構成を示す図8の11−11線に沿った拡大断面図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態に係る機械式シフトロック装置の斜視図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態に係る機械式シフトロック装置の内部構成を示す断面図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態に係る機械式シフトロック装置の分解斜視図である。
【図15】図14とは反対側から見たハウジングの斜視図である。
【図16】図14とは反対側から見たブレーキランプスイッチの斜視図である。
【図17】ブレーキランプスイッチ取付け位置での機械式シフトロック装置の断面図である。
【図18】機械式シフトロック装置の上端側での断面図である。
【符号の説明】
10 機械式シフトロック装置
12 ハウジング
14 ブレーキペダル(制動手段)
22 スライダ(シフト操作手段連動部材)
34 シフトレバー
84 スライダ(ロック手段)
102 移動接点(移動体)
104 スイッチハウジング
118 固定接点(移動体検出手段)
160 機械式シフトロック装置
180 機械式シフトロック装置
202 スイッチハウジング
224 移動接点(移動体)
226 固定接点(移動体検出手段)
260 機械式シフトロック装置
300 機械式シフトロック装置
302 ハウジング
332 スイッチハウジング
334 スライダ(ロック手段)
346 金属片(移動体)
350 金属片(移動体検出手段)[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a mechanical shift lock device that limits a shift operation of a shift lever or the like that operates a transmission of a vehicle.
[0002]
[Prior art]
A vehicle that employs an automatic transmission includes a shift lock mechanism that mechanically locks a shift lever for operating the automatic transmission at a specific position such as a parking range position. A shift lock device is provided which releases a locked state by operating a cable or the like in mechanical linkage with a stepping-on operation of a brake pedal or the like.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, such a shift lock device is preferably provided very close to the brake pedal because it is interlocked with the depressing operation of the brake pedal, but the space near the brake pedal is narrow, and a switch for a brake lamp is also provided. ing. For this reason, it was difficult to secure an installation space for the shift lock device.
[0004]
An object of the present invention is to provide a mechanical shift lock device that can be installed in a narrow range near a brake pedal in consideration of the above fact.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
A mechanical shift lock device according to claim 1, wherein a housing provided adjacent to a brake means displaced by a vehicle braking operation and a braking release operation, and a housing provided inside the housing and a predetermined shift operation of the vehicle. A shift operation means interlocking member connected to shift operation means for changing a shift range of the transmission, and displaced in conjunction with a shift operation of the shift operation means from a shift position corresponding to a predetermined shift range of the transmission; A state in which the shift operation means is provided inside the housing and is displaced in conjunction with the displacement of the braking means by the braking operation and the braking release operation, and is located at a shift position corresponding to a predetermined shift range of the transmission. When the braking means is released from the braking operation, the engaging means engages with the shift operation means interlocking member to interlock with the shift operation means. And locking means for limiting the displacement of the timber, it is moved by the locking meansAt the same time, it is detachable from the housing and is connected to the locking means when mounted.A moving body that is electrically connected to another electric circuit such as a circuit of a brake lamp that operates in a braking operation state of the braking means, and that is interlocked with a displacement of the locking means during the braking operation; And a movable body detecting means which is turned on upon detecting the approaching movement of the housing and which is detachably provided on the outer peripheral portion of the housing.
[0006]
In the mechanical shift lock device having the above-described configuration, when the braking means is operated for braking or releasing the braking means, the locking means is displaced in conjunction with these operations. Here, in a state where the shift operation means is located at a shift position corresponding to a predetermined shift range (for example, a parking range) of the transmission of the vehicle, when the brake release operation is performed by the brake release operation, the brake release of the brake means is performed. The lock means displaced in conjunction with the braking release operation is engaged with the shift operation means interlocking member to limit the displacement of the shift operation means interlocking member. Thereby, the shift operation of the shift operation means from the shift position corresponding to the predetermined shift range is restricted, and a so-called shift lock state is set.
[0007]
Further, when the locking means is displaced by the braking operation of the braking means and the moving body approaches the moving body detecting means, the moving body detecting means detects the approaching movement of the moving body and is turned on. The electric circuit is closed. Therefore, for example, when the electric circuit is a circuit of a brake lamp, the brake lamp is turned on to warn the outside of the vehicle that the braking means has been operated.
[0008]
As described above, in the present mechanical shift lock device, since the moving body and the moving body detecting means are integrated with the housing, it is different from a switch of another circuit such as a brake lamp switch as in the conventional shift lock device. It is not necessary to secure the installation space for the device at the location. Therefore, the device can be installed even in a narrow space, such as near the brake pedal (braking means).
[0009]
Further, in the present mechanical shift lock device, the moving body detecting means is detachable from the housing. Therefore, for example, the moving body detecting means is used for maintenance of a device connected to another electric circuit such as a brake lamp circuit. In the case of exchanging, for example, the moving body detecting means is detached from the outside of the housing, and another moving body detecting means is attached instead. Therefore, in the case of such replacement work, the housing is not removed from the predetermined installation position (that is, the installation position near the braking means), and a complicated operation such as positioning of the housing after the operation is unnecessary. Workability is improved.
[0010]
Further, in the present mechanical shift lock device, the moving body is detachable from the housing. For example, when the moving body is replaced or the like during maintenance of a device connected to another electric circuit such as a brake lamp circuit. , The moving body is detached from the outer periphery of the housing, and another moving body is attached instead. Even in such an operation, the housing is not removed from the predetermined installation position (that is, the installation position near the braking means), and in this sense, complicated work such as positioning of the housing after the operation is unnecessary, and workability is improved. Is improved.
[0012]
Claim2The mechanical shift lock device described in claim1The above-mentioned mechanical shift lock device is characterized in that the moving body detecting means and the moving body are included and a switch housing detachable from the housing is provided.
[0013]
In the mechanical shift lock device having the above structure,1In addition to having the function of the mechanical shift lock device described above, the moving body detection means and the moving body are included in the switch housing, so that the moving body can be integrally attached to and detached from the housing with the moving body detection means It is said. Therefore, for example, when performing repair or replacement of the moving body detecting means or the moving body during maintenance of the brake lamp, the moving body or the moving body is detached from the outer peripheral portion of the housing together with the moving body detecting means. Repair or replacement of the detection means. Therefore, for example, when the braking means is a brake pedal and a mechanical shift lock device is installed in a narrow place near the brake pedal, fine adjustment such as positioning of the moving body detection means with respect to the moving body is performed by the brake. It can be performed not in a narrow place such as near the pedal but in another wide place, and the work efficiency can be improved.
[0014]
Claim3The mechanical shift lock device described in claim2In the above-mentioned mechanical shift lock device, the switch housing includes the lock unit, and the lock unit is detachable from the housing together with the moving body detection unit and the moving body.
[0015]
In the mechanical shift lock device having the above structure,2In addition to having the function of the mechanical shift lock device described above, since the lock means is accommodated in the switch housing, the lock means is attached and detached together with the moving body detection means and the moving body. Therefore, for example, when repairing or replacing the moving body at the time of maintenance of a device connected to another electric circuit such as a brake lamp circuit, the moving body is detached from the outer peripheral portion of the housing together with the locking means, and further, In this state, the moving body is repaired or replaced with the moving body removed from the locking means. Therefore, for example, the work of connecting the moving body to the locking means, the work of positioning, and the like can be performed in a wide place, and the work efficiency can be improved.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(First Embodiment)
FIG. 1 is a perspective view showing the appearance of a mechanical
[0017]
As shown in FIG. 1, the mechanical
[0018]
As shown in FIG. 5, the other end of the
[0019]
As shown in FIG. 5, the shift lever device 30 has a longitudinal direction extending in the up-down direction, and rotates around the
[0020]
A
[0021]
A
[0022]
On the other hand, as shown in FIG. 2, a
[0023]
A
[0024]
Further, a through
[0025]
As shown in FIG. 6, the other end of the
[0026]
Here, as shown in FIG. 3, a block-shaped
[0027]
As shown in FIG. 2, a
[0028]
Further, inside the
[0029]
Further, as shown in FIGS. 2 and 4, a through
[0030]
Further, as shown in FIGS. 2 and 4, a block-shaped
[0031]
Further, as shown in FIG. 4, a
[0032]
Here, as shown in FIG. 1, the
[0033]
A frame-shaped
[0034]
Further, as shown in FIG. 4, the inside of the
[0035]
A
[0036]
On the other hand, as shown in FIG. 1, a pair of
[0037]
Next, the operation of the present embodiment will be described.
In this mechanical
[0038]
Here, when lowering the grooved
[0039]
In this state, when the key 64 is inserted into the key cylinder 62 and the key 64 is rotated from the LOCK position to the ACC position, the
[0040]
When the grooved
[0041]
In this state, when the
[0042]
As described above, in a state where both the lock by the lock portion 70 (slider 54) and the lock by the lock portion 96 (slider 84) are released, the
[0043]
For this reason, it is possible to prevent the automatic transmission from changing from the parking range to another shift range in a state where the
[0044]
In addition, when the
[0045]
As described above, in the present mechanical
[0046]
Further, in the present mechanical
[0047]
Therefore, when replacing the
[0048]
When the
[0049]
Further, when the
[0050]
(Second embodiment)
Next, another embodiment of the present invention will be described. The same parts as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
[0051]
FIG. 7 is a sectional view of a main part of a mechanical
[0052]
On the other hand, in the present mechanical
[0053]
That is, the present mechanical
[0054]
In the present embodiment and the first embodiment, the moving
[0055]
(Third embodiment)
Next, a third embodiment of the present invention will be described.
[0056]
FIG. 8 is a perspective view of a mechanical
[0057]
As shown in these figures, the present mechanical
[0058]
Here, as shown in FIG. 9, the
[0059]
As shown in FIG. 8, a pair of holding
[0060]
Further, a
[0061]
Also, as shown in FIG. 8, a
[0062]
As shown in FIG. 9, the
[0063]
Further, a
[0064]
Further, a pair of moving
[0065]
A
[0066]
Here, in the present mechanical
In this mechanical
[0067]
Further, like the mechanical
[0068]
When the
[0069]
Further, when replacing or repairing the
[0070]
In general, the position of the
[0071]
However, in the mechanical
[0072]
Here, even when the
[0073]
In the present embodiment, as described above, since the locking protrusion 212 enters the locking groove 210 corresponding to the position of the
[0074]
Further, in the present embodiment, the tip of the
[0075]
(Fourth embodiment)
Next, a fourth embodiment of the present invention will be described.
[0076]
FIG. 12 is a perspective view of a mechanical
[0077]
As shown in these figures, in the mechanical
[0078]
Further, outside the
[0079]
Therefore, when the
[0080]
In this state, the
[0081]
(Fifth embodiment)
Next, a fifth embodiment of the present invention will be described.
[0082]
FIG. 14 is an exploded perspective view of a mechanical
[0083]
As shown in the figure, the mechanical
[0084]
As shown in FIG. 15, the right and left ends of the housing 302 (in the direction of the arrow X in FIG. 15) are located at the center in the vertical direction (the direction of the arrow Z in FIG. 15 and the opposite direction). A block-shaped protruding
[0085]
Further, a pair of through-
[0086]
As shown in FIG. 14, the
[0087]
From the rear end of the
[0088]
Here, the size of the
[0089]
Further, when the
[0090]
Further, a compression coil spring 344 is provided between the rear end of the
[0091]
A
[0092]
On the other hand, as shown in FIG. 14, a frame-shaped
[0093]
As shown in FIG. 14, the mechanical
[0094]
In addition, through the through
[0095]
In the mechanical
[0096]
As described above, in the mechanical
[0097]
When replacing the
[0098]
Also, when the
[0099]
Further, when the
[0100]
Further, in the mechanical
[0101]
Further, in the mechanical
[0102]
The mechanical
[0103]
Further, in each of the above-described embodiments, the
[0104]
Further, in each of the above embodiments, the moving
[0105]
【The invention's effect】
As described above, in the mechanical shift lock device according to the present invention, the device can be installed even in a narrow space, such as near a brake pedal (braking means). In addition, it is not necessary to perform a work different from a substantial maintenance work of a device connected to another electric circuit, such as positioning of the housing, after completion of work such as replacement and repair of the moving body detection means, etc., thereby improving workability. Can be.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a mechanical shift lock device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a sectional view showing an internal configuration of the mechanical shift lock device according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a sectional view of the mechanical shift lock device at a position along line 3-3 in FIG. 2;
FIG. 4 is a cross-sectional view of the mechanical shift lock device at a brake lamp switch mounting position (a position along line 4-4 in FIG. 2).
FIG. 5 is a side view schematically showing a shift lever device.
FIG. 6 is a perspective view of a key cylinder.
FIG. 7 is a sectional view corresponding to FIG. 4 of a mechanical shift lock device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a perspective view of a mechanical shift lock device according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a sectional view showing an internal configuration of a mechanical shift lock device according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 10 is an enlarged sectional view taken along line 10-10 in FIG. 8 showing the configuration of the snap fit.
FIG. 11 is an enlarged sectional view taken along line 11-11 of FIG. 8 showing the configuration of the snap fit.
FIG. 12 is a perspective view of a mechanical shift lock device according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a sectional view showing an internal configuration of a mechanical shift lock device according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 14 is an exploded perspective view of a mechanical shift lock device according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 15 is a perspective view of the housing as viewed from the side opposite to FIG. 14;
FIG. 16 is a perspective view of the brake lamp switch viewed from a side opposite to FIG. 14;
FIG. 17 is a cross-sectional view of the mechanical shift lock device at a brake lamp switch mounting position.
FIG. 18 is a cross-sectional view of the mechanical shift lock device on the upper end side.
[Explanation of symbols]
10 Mechanical shift lock device
12 Housing
14. Brake pedal (braking means)
22 Slider (Shift operation means interlocking member)
34 shift lever
84 Slider (locking means)
102 Moving contact (moving body)
104 switch housing
118 Fixed contact (moving object detecting means)
160 Mechanical shift lock device
180 mechanical shift lock device
202 switch housing
224 Moving contact (moving body)
226 Fixed contact (moving object detecting means)
260 Mechanical shift lock device
300 Mechanical shift lock device
302 housing
332 switch housing
334 slider (locking means)
346 metal piece (moving body)
350 Metal piece (moving object detection means)
Claims (3)
前記ハウジングの内部に設けられると共に、所定のシフト操作によって車両の変速機のシフトレンジを変更するシフト操作手段へ接続され、前記変速機の所定のシフトレンジに対応するシフト位置からの前記シフト操作手段のシフト操作に連動して変位するシフト操作手段連動部材と、
前記ハウジングの内部に設けられ、前記制動操作及び制動解除操作による前記制動手段の変位に連動して変位し、前記変速機の所定のシフトレンジに対応するシフト位置に前記シフト操作手段が位置した状態で前記制動手段が制動解除された場合には、前記シフト操作手段連動部材に係合して前記シフト操作手段連動部材の変位を制限するロック手段と、
前記ロック手段によって移動すると共に、前記ハウジングへ着脱可能で装着状態では前記ロック手段へ連結される移動体と、
前記制動手段の制動操作状態で作動するブレーキランプの回路等の他の電気回路へ電気的に接続されると共に、前記制動操作時での前記ロック手段の変位に連動した前記移動体の接近移動を検知してON状態となり、且つ前記ハウジングの外周部へ着脱可能に設けられた移動体検出手段と、
を備える機械式シフトロック装置。A housing provided adjacent to braking means displaced by a vehicle braking operation and a braking release operation;
The shift operation means provided inside the housing and connected to shift operation means for changing a shift range of a transmission of a vehicle by a predetermined shift operation, from a shift position corresponding to the predetermined shift range of the transmission. A shift operation means interlocking member that is displaced in conjunction with the shift operation of
A state in which the shift operation means is provided in the housing and is displaced in conjunction with the displacement of the braking means by the braking operation and the braking release operation, and is located at a shift position corresponding to a predetermined shift range of the transmission; In the case where the braking means is released from braking, a locking means which engages with the shift operation means interlocking member to limit the displacement of the shift operation means interlocking member,
A moving body that is moved by the locking means, is detachable from the housing, and is connected to the locking means in a mounted state ;
The brake unit is electrically connected to another electric circuit such as a circuit of a brake lamp that operates in a braking operation state of the braking unit, and moves the moving body in proximity to the displacement of the locking unit during the braking operation. Moving body detecting means which is turned on upon detection, and is detachably provided on an outer peripheral portion of the housing;
A mechanical shift lock device comprising:
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