JP3556387B2 - Thermal storage system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水蓄熱槽等を用いた蓄熱システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ピーク負荷を安価な夜間電力で補う蓄熱式空調システムの採用が増大している。特に、通常は建物の二重スラブを利用して構築され、建物の基礎部における地中梁、杭柱等を利用した蓄熱システムで、建物のデッドスペースを有効に利用する水蓄熱槽が広く用いられている。
【0003】
図3に、一般的な延長蓄熱運転型の蓄熱パターンを示す。同図において、Hsは、必要蓄熱量を示し、Cは熱源容量、Qは負荷を示す。この図に示す方式は、夜間に必要な蓄熱を行い、昼間の負荷をその蓄熱で補完する方式である。この方式は、夜間電力利用による運転費の低減、熱源容量低減によるイニシャルコストの削減と共に、契約電力の低減効果が期待されていることから、広く普及している。
【0004】
図4に、従来の蓄熱システムの構成を示す。同図において、蓄熱槽1は、冷水の蓄熱槽であり、低温槽2と高温槽3とからなる。これら低温槽2及び高温槽3の間には、ポンプCP−1及び冷凍機R−1が1次側配管4により接続されていると共に、ポンプCP−2,CP−3及び熱交換器等の熱交換手段である負荷5が2次側配管6により接続されている。ここで、蓄熱槽1及び負荷5側間の実揚程は25mHであり、蓄熱槽1及び冷凍機R−1間の実揚程は4mHであるものとする。また、2次側配管6の高温槽3近傍には、自力式圧力調整弁7が設けられている。
【0005】
図4に示すように、高温槽3内の水は、冷凍機R−1によって冷却されて低温槽2に送水され、低温槽2の冷却水は、負荷5側にて利用された後、高温槽3に送水される。また、1次側配管4の冷凍機R−1の入口側と低温槽2との間には、三方弁8を有するバイパス管9が接続されている。すなわち、冷凍機R−1によって冷却される前の水と低温槽2の冷却水とを混合させるミキシング手段が構成されている。これにより、冷凍機R−1への送水温度が一定値以上となる場合には、三方弁8により冷凍機R−1によって冷却された冷却水を高温槽3からの水と混合して、冷凍機R−1への送水温度を設定値に保持するようにしている。
【0006】
例えば、負荷5側へ供給する冷却水の温度が6〜7℃であり、負荷5側から戻される水の温度が12℃であるものとする。このとき、高温槽3からの水が、低温槽2からの冷却水と混合されて10℃の水となり、冷凍機R−1に供給される。そして、冷凍機R−1において5℃に冷却され、低温槽2に送水される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、表1に、従来の蓄熱システムにおける各ポンプCP−1,CP−2,CP−3の容量及び全揚程を示す。
【表1】
【0008】
ここで、全揚程は、配管必要揚程と実揚程とを加算したものである。例えば、ポンプCP−1の場合、配管必要揚程が10mHであり実揚程が4mHであるため、全揚程は14mHとなる。また、容量は、最大負荷を100%とした場合の割合である。ポンプCP−2とCP−3とは、双方の容量を加算して100%となっている。
【0009】
ところで、このような蓄熱システムにおいては、図4に示すように、全てのポンプCP−1,CP−2,CP−3が直接蓄熱槽1に接続されている。すなわち、冷凍機R−1から送水される冷却水、及び、負荷5側から戻される水共に、蓄熱槽1に直接落下する構成となっている。そのため、表1に示すように、各ポンプCP−1,CP−2,CP−3の動力が、実揚程分だけ上昇するという問題があった。
【0010】
また、低温槽2と高温槽3とは、その構造上、冷却水の混合を完全に避けることができない。蓄熱槽の構造には、多層連結型、もしくは温度成層型等があるが、いずれも冷却水の混合を完全に防止することはできない。このような構造において、冷凍機R−1によって冷却された冷却水は、一旦低温槽2に送水され、その後ポンプCP−2,CP−3によって負荷5側へ供給されるようになっている。従って、上記のように冷却水が混合することにより、低温槽2内の冷却水の水温が上昇する。すなわち、冷凍機R−1から送水される冷却水の温度は5℃であるにも拘らず、低温槽2を経て負荷5側へ供給される冷却水の温度は6〜7℃となる。従って、負荷5側へ供給する冷却水の温度を低下させるために、冷凍機R−1の出口の温度を低くしなければならず、負荷側の必要冷却水温度に対して常に冷凍機効率を低下させた状態で運転しなければならないという問題があった。
【0011】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、消費動力、消費電力量及び電力コストの低減を実現する蓄熱システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達するため、請求項1記載の発明による蓄熱システムは、蓄熱槽と、前記蓄熱槽からの送水の温度を所定の温度に変換する熱源機と、前記蓄熱槽と前記熱源機とを接続する第1の接続管と、前記接続管に取り付けられ、前記蓄熱槽及び前記熱源機間で水を循環させる第1のポンプと、前記蓄熱槽からの送水を利用する熱交換手段と、前記蓄熱槽と前記熱交換手段とを接続する第2の接続管と、前記第2の接続管に取り付けられ、前記蓄熱槽及び前記熱交換手段間で水を循環させる第2のポンプとを有する蓄熱システムにおいて、前記熱源機と前記熱交換手段とを接続する第3の接続管と、前記第3の接続管に取り付けられ、放熱時に、前記熱源機及び前記熱交換手段間で直接水を循環させる第3のポンプとを具備し、前記第3の接続管は、蓄熱時に閉となり放熱時に開となる第1の制御弁を有し、前記第1の接続管は、蓄熱時に開となり放熱時に閉となる第2の制御弁を有することを特徴としている。
【0013】
請求項1記載の発明によれば、放熱時に、第1の制御弁が開となることにより、第3の接続管を介して、熱源機によって所定の温度に変換された水が、蓄熱槽を経由することなく直接熱交換手段へ供給される。このとき、第2の制御弁は閉となっているため、熱源機及び蓄熱槽間の送水は行われない。
【0014】
従来は、第3の接続管を設けず、第3のポンプが第2のポンプと同様に蓄熱槽に直接接続されていたため、第1のポンプ及び第3のポンプの動力が実揚程分上昇していた。これに対し、本発明では、熱源機系統の水を循環させる第1のポンプと第3のポンプの合計揚程が、従来システムにおける第1のポンプと第3のポンプより実揚程分低いため、その分だけポンプの軸動力を低減することができる。これにより、システムの消費動力、消費電力量及び電力コストを低下させることができる。
【0015】
請求項2記載の発明による蓄熱システムは、請求項1記載の発明において、前記第2の接続管における前記熱交換手段と前記蓄熱槽との間に密閉型膨脹タンクが設けられたことを特徴としている。
【0016】
請求項2記載の発明によれば、第2のポンプが運転している際に、第1のポンプ→熱源機→熱交換手段→第1のポンプという閉サイクルにおいて発生する冷却水の余剰分を、蓄熱槽に戻すことができる。また、第1の制御弁が閉であるときの熱交換手段側の配管における液封を防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による蓄熱システムの実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。なお、上述した従来技術で説明した部材と同一の部材については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0018】
(1)構成
図1は、本実施の形態による蓄熱システムの構成を示す図である。同図において、従来の1次側のポンプCP−1に対応するポンプを、ポンプCP−1'とし、2次側のポンプCP−2,CP−3のそれぞれに対応するポンプを、ポンプCP−2',CP−3'とする。また、ポンプCP−1'は上述した第1のポンプであり、ポンプCP−2'は第3のポンプであり、ポンプCP−3'は第2のポンプであるものとする。
【0019】
本実施の形態においては、図1に示すように、上述した第1の接続手段もしくは第1の接続管である1次側配管4と、第2の接続手段もしくは第2の接続管である2次側配管6とが接続され、その間に制御弁10が設けられている。また、2次側配管6の冷凍機R−1の出口側と低温槽2との間には、制御弁11が設けられている。同時に、この2次側配管6は、制御弁12を介してポンプCP−2'に接続されている。
【0020】
上記制御弁10及び12は、蓄熱運転時、すなわち夜間には閉となり、放熱運転時、すなわち昼間には開となるようになっている。そして、その他の弁は、蓄熱運転時には開となり、放熱運転時には閉となる。そのため、放熱運転時において、制御弁10及び12が開となり三方弁8及び制御弁11が閉となると、ポンプCP−1'→冷凍機R−1→ポンプCP−2'→負荷5という流路17が形成される。すなわち、上述した第3の接続手段もしくは第3の接続管が形成される。また、この水量で負荷的に不足する分が、低温槽2→ポンプCP−3'→負荷5→高温槽3という流路を形成する。
【0021】
また、2次側配管6において、高温槽3への戻り配管側には、自力式圧力調整弁7が設けられている。この自力式圧力調整弁7は、ポンプCP−1'→冷凍機R−1→ポンプCP−2'→負荷5の閉サイクル時の落水を防止すると共に、負荷的にポンプCP−3'が必要となったときに、冷却水の増量分を高温槽3へ流入させるようになっている。更に、冷凍機R−1の入口側と出口側を接続するバイパス管14が接続されており、負荷5が小さくなったときにも冷凍機R−1の水量は一定となるように、自力式圧力調整弁15が設けられている。更に、2次側配管6には、気体封入式の密閉型膨脹タンク13が設置されている。
【0022】
(2)作用・効果
次に、本実施の形態による蓄熱システムの動作を説明する。まず、夜間の蓄熱時の動作について説明する。蓄熱時には、上述したように、制御弁10及び12が閉となり、その他の弁が開となる。そのため、高温槽3の水が冷凍機R−1によって冷却されて、低温槽2に送水される。ここで、例えば、夜間の蓄熱時は、冷凍機R−1の入口側の水の温度は10℃であり、出口側の水の温度は5℃であるものとする。このとき、制御弁10及び12は閉となっており、ポンプCP−2',CP−3'の動作は停止している。
【0023】
表2に、蓄熱時の各ポンプCP−1',CP−2',CP−3'の容量及び全揚程を示す。
【表2】
ここで、上述したように、1次側のポンプCP−1'のみが作動し、2次側のポンプCP−2',CP−3'は停止している。
【0024】
次に、昼間の放熱時の動作について説明する。放熱時には、上述したように、制御弁10及び12が開となり、その他の弁が閉となる。この場合で、負荷5が冷凍機R−1の容量以下(図3に示すC以下)であるとき、冷却水がポンプCP−1'→冷凍機R−1→ポンプCP−2'を流れる。また、負荷5が冷凍機R−1の容量を越える(図3に示すCを越える)ときは、低温槽2の冷却水は、負荷5側にて利用された後、高温槽3に落水する。
【0025】
このように、放熱時に流路17という閉サイクルを設けることにより、蓄熱槽1内の水の混合を抑制することができる。また、負荷5側への送水温度を、低い温度、すなわち、冷凍機R−1の容量以下のときは冷凍機R−1の出口温度、また、冷凍機R−1の容量を越える場合でも冷凍機R−1の出口の温度に近い温度に、維持することができる。
【0026】
表3に、放熱時の各ポンプCP−1',CP−2',CP−3'の容量及び全揚程を示す。
【表3】
【0027】
ここで、表1に示す従来の蓄熱システムの場合と、表3の場合とを比較する。従来は、ポンプCP−2の全揚程は40mHであったのに対し、本実施の形態では、ポンプCP−1'とポンプCP−2'とが直列接続となり、また閉サイクル系となるため、実揚程は0となり、全揚程は配管揚程分の25mHとなる。すなわち、ポンプCP−1'の能力は14mHであるため、ポンプCP−2'の全揚程は25−14=11mHでよいこととなる。
【0028】
このように、2次側のポンプCP−2'を、従来のように低温槽2から冷却水を汲み上げる構成とは異なり、冷凍機R−1に接続し、1次側のポンプCP−1'と直列に接続したため、ポンプCP−2'の全揚程を短縮することができる。そのため、ポンプCP−2'の軸動力を低減することができる。
【0029】
また、密閉型膨脹タンク13を設けることにより、ポンプCP−3'運転時のポンプCP−1'→冷凍機R−1→ポンプCP−2'→負荷5→ポンプCP−1'の閉サイクルに対する冷却水の余剰分が、自力式圧力調整弁7と共にスムーズに高温槽3に戻される。また、密閉型膨脹タンク13は気体封入式であるため、クッション性に富み、カロリーメータの信号もしくはインバータによるポンプ回転の作動、もしくは負荷側制御弁の時間遅れ等のポンプ運転の遅れを吸収することができる。更に、制御弁10,12が閉のときの負荷5側配管の液封を防止することができる。
【0030】
なお、上記実施の形態においては、蓄熱槽1として冷水用の場合を示したが、温水用の場合でもよい。
【0031】
【実施例】
以下、具体的な実施例により、従来の蓄熱システムと本実施の形態による蓄熱システムとの動力を比較する。まず、システムの条件として、表4に示すように仮定する。
【表4】
【0032】
また、ポンプCP−2'及びポンプCP−3'については、2次側配管6において温度計T1 ,T2 及び流量計Mにより温度及び流量が測定され、カロリーメータによりインバータ制御が行われるものとする。また、負荷側に供給される冷却水の温度は7℃であり、この冷却水が負荷側を通過した後の温度は12℃となるものとする。更に、1日の負荷パターンを図2に示す。なお、この例の場合、夜間電力を最大限利用するため、蓄熱運転を行う時間は0時〜6時とする。
【0033】
更に、ポンプの運転動力を比較するために、軸動力Ps を以下のように表す。
【数1】
ここで、Qは吐出し量(l /min )であり、hは揚程(m)である。また、ηpはポンプ効率であり、ここでは0.6とする。
【0034】
上記式から、各ポンプの単位時間当たりの軸動力Ps は、以下のように求められる。まず、ポンプCP−1,CP−1'の軸動力Ps1,Ps1'は、
となる。また、ポンプCP−2,CP−3,CP−3'の駆動力Ps2,Ps3,Ps3'は、
となる。更に、ポンプCP−2'の軸動力Ps2'は、
となる。
【0035】
表5は、従来の蓄熱システムと本実施の形態による蓄熱システムとの、夏季1日当たりの電力量の比較を表したものである。
【表5】
【0036】
図2に示すように、夜間の運転時間は0時〜6時となっている。この間、ポンプCP−1,CP−1'のみ作動するため、表5に示すように、従来の蓄熱システム及び本実施の形態の蓄熱システム双方において、夜間の消費電力量は35kWhとなる。
【0037】
また、図2に示すように、昼間の運転時間は8時〜18時となっている。従来の蓄熱システムにおいて、ポンプCP−1は、図4に示すように、高温槽3の水を冷凍機R−1に供給する。一方、ポンプCP−2,CP−3は並列に配置されているため、吹き出し量が2倍となる。また、図2に示すように、時刻毎の負荷は70%,50%,60%,...となっているため、ポンプCP−2を優先運転とすると、ポンプCP−3の電力量Ws2,Ws3は以下の式で表される。
【0038】
このポンプCP−2,CP−3の電力量に上記ポンプCP−1の電力量が加算され、従来の蓄熱システムにおける昼間の電力量は321kWhとなる。そして、夜間と合計して、1日当たりの電力量が356kWhとなる。
【0039】
一方、本実施の形態の蓄熱システムにおいて、昼間10時間の運転時は、ポンプCP−1',CP−2'の電力量Ws1',Ws2'は以下の式で表される。
【0040】
また、図2に示すように、ポンプCP−3'の時刻毎の負荷は全体の20%,0%,10%,...となっているため、ポンプCP−3'の電力量Ws3'は、以下の式で表される。
【0041】
上記ポンプCP−1',CP−2',CP−3'の電力量が加算され、本実施の形態の蓄熱システムにおける昼間の動力は201kWhとなる。そして、夜間と合計して、1日当たりの電力量が236kWhとなる。
【0042】
以上のことから、本実施の形態による蓄熱システムは、上述した従来の蓄熱システムと比較して、1日当りの電力量が120kWh、すなわち34%減少することが分かる。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、消費動力、消費電力量及び電力コストの低減を実現する蓄熱システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による蓄熱システムの構成を示す概略構成図
【図2】本発明の実施例における1日の負荷パターン例を示すグラフ
【図3】一般的な蓄熱システムにおける蓄熱パターンを示すグラフ
【図4】従来の蓄熱システムの構成を示す概略構成図
【符号の説明】
1...蓄熱槽
2...低温槽
3...高温槽
4...1次配管
5...負荷
6...2次配管
7,15...自力式圧力調整弁
8...三方弁
10,11,12...制御弁
13...密閉型膨脹タンク
17...流路
CP−1',CP−2',CP−3'...ポンプ
R−1...冷凍機[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a heat storage system using a water heat storage tank or the like.
[0002]
[Prior art]
In recent years, the use of regenerative air conditioning systems that compensate for peak loads with inexpensive nighttime power has been increasing. In particular, a water storage tank that is usually constructed using a double slab of a building and uses underground beams, pile columns, etc. in the foundation of the building, and a water storage tank that effectively uses the dead space of the building is widely used. Have been.
[0003]
FIG. 3 shows a general extended heat storage operation type heat storage pattern. In the figure, Hs indicates a required heat storage amount, C indicates a heat source capacity, and Q indicates a load. The system shown in this figure is a system in which necessary heat storage is performed at night, and daytime loads are complemented by the heat storage. This method is widely used because it is expected to reduce operating costs by using nighttime power, reduce initial costs by reducing the heat source capacity, and reduce the contracted power.
[0004]
FIG. 4 shows a configuration of a conventional heat storage system. In FIG. 1, a
[0005]
As shown in FIG. 4, the water in the high-
[0006]
For example, it is assumed that the temperature of the cooling water supplied to the
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
Here, Table 1 shows the capacities and total heads of the pumps CP-1, CP-2, and CP-3 in the conventional heat storage system.
[Table 1]
[0008]
Here, the total head is the sum of the pipe required head and the actual head. For example, in the case of the pump CP-1, the required head for piping is 10 mH and the actual head is 4 mH, so the total head is 14 mH. The capacity is a ratio when the maximum load is 100%. Pumps CP-2 and CP-3 add up to both capacities to be 100%.
[0009]
By the way, in such a heat storage system, all the pumps CP-1, CP-2, and CP-3 are directly connected to the
[0010]
In addition, due to the structure of the low-
[0011]
The present invention has been proposed to solve the above-described problems of the conventional technology, and an object of the present invention is to provide a heat storage system that realizes a reduction in power consumption, power consumption, and power cost. is there.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object , the heat storage system according to the first aspect of the present invention includes a heat storage tank, a heat source device that converts a temperature of water supplied from the heat storage tank to a predetermined temperature, and the heat storage tank and the heat source device. A first connection pipe to be connected, a first pump attached to the connection pipe, and circulating water between the heat storage tank and the heat source device; a heat exchange unit using water supply from the heat storage tank; Heat storage having a second connection pipe connecting the heat storage tank and the heat exchange means, and a second pump attached to the second connection pipe and circulating water between the heat storage tank and the heat exchange means In the system, a third connection pipe connecting the heat source unit and the heat exchange unit, and a third connection tube attached to the third connection tube to circulate water directly between the heat source unit and the heat exchange unit during heat radiation. And a third pump. The connecting pipe has a first control valve that is closed when storing heat and opens when releasing heat, and the first connecting pipe has a second control valve that opens when storing heat and closes when releasing heat. I have.
[0013]
According to the first aspect of the present invention, when the heat is released, the first control valve is opened, so that the water converted to the predetermined temperature by the heat source device through the third connection pipe flows through the heat storage tank. It is supplied directly to the heat exchange means without going through. At this time, since the second control valve is closed, water is not sent between the heat source unit and the heat storage tank.
[0014]
Conventionally, since the third pump was not directly provided and the third pump was directly connected to the heat storage tank like the second pump, the power of the first pump and the third pump increased by the actual head. I was On the other hand, in the present invention, since the total head of the first pump and the third pump for circulating the water of the heat source system is lower by the actual head than the first pump and the third pump in the conventional system, The shaft power of the pump can be reduced by the amount. Thereby, power consumption, power consumption, and power cost of the system can be reduced.
[0015]
A heat storage system according to a second aspect of the present invention is the heat storage system according to the first aspect, wherein a closed type expansion tank is provided between the heat exchange means and the heat storage tank in the second connection pipe. I have.
[0016]
According to the second aspect of the present invention, when the second pump is operating, the excess amount of the cooling water generated in the closed cycle of the first pump, the heat source device, the heat exchange means, and the first pump is determined. Can be returned to the heat storage tank. Further, it is possible to prevent liquid sealing in the pipe on the heat exchange means side when the first control valve is closed.
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of a heat storage system according to the present invention will be specifically described with reference to the drawings. Note that the same members as those described in the above-described related art are denoted by the same reference numerals and description thereof will be omitted.
[0018]
(1) Configuration FIG. 1 is a diagram showing a configuration of a heat storage system according to the present embodiment. In the figure, a pump corresponding to the conventional primary-side pump CP-1 is referred to as a pump CP-1 ′, and pumps corresponding to the respective secondary-side pumps CP-2 and CP-3 are referred to as a pump CP- 1. 2 ′, CP-3 ′. Further, it is assumed that the pump CP-1 ′ is the above-described first pump, the pump CP-2 ′ is a third pump, and the pump CP-3 ′ is a second pump.
[0019]
In the present embodiment, as shown in FIG. 1, the above-described
[0020]
The
[0021]
In the
[0022]
(2) Operation and Effect Next, the operation of the heat storage system according to the present embodiment will be described. First, the operation during nighttime heat storage will be described. During heat storage, as described above, the
[0023]
Table 2 shows the capacities and total heads of the pumps CP-1 ', CP-2', and CP-3 'during heat storage.
[Table 2]
Here, as described above, only the primary-side pump CP-1 ′ operates, and the secondary-side pumps CP-2 ′ and CP-3 ′ stop.
[0024]
Next, the operation at the time of heat radiation during the day will be described. At the time of heat radiation, as described above, the
[0025]
Thus, by providing the closed cycle of the
[0026]
Table 3 shows the capacities and total heads of the pumps CP-1 ', CP-2', and CP-3 'during heat radiation.
[Table 3]
[0027]
Here, the case of the conventional heat storage system shown in Table 1 and the case of Table 3 will be compared. Conventionally, the pump CP-2 had a total head of 40 mH, whereas in the present embodiment, the pump CP-1 ′ and the pump CP-2 ′ are connected in series and form a closed cycle system. The actual head is 0, and the total head is 25 mH for the pipe head. That is, since the capacity of the pump CP-1 'is 14 mH, the total head of the pump CP-2' may be 25-14 = 11 mH.
[0028]
As described above, unlike the conventional configuration in which the secondary pump CP-2 ′ is configured to pump the cooling water from the low-
[0029]
Further, by providing the closed
[0030]
In the above embodiment, the case where the
[0031]
【Example】
Hereinafter, the power of the conventional heat storage system and the power of the heat storage system according to the present embodiment will be compared with specific examples. First, the conditions of the system are assumed as shown in Table 4.
[Table 4]
[0032]
Further, the pump CP-2 'and the pump CP-3', in the
[0033]
Further, in order to compare the operating power of the pump, the shaft power Ps is expressed as follows.
(Equation 1)
Here, Q is the discharge rate (l / min), and h is the head (m). In addition, ηp is the pump efficiency, and here is set to 0.6.
[0034]
From the above equation, the shaft power Ps per unit time of each pump is obtained as follows. First, the shaft powers Ps1 and Ps1 'of the pumps CP-1 and CP-1' are
It becomes. The driving forces Ps2, Ps3, Ps3 'of the pumps CP-2, CP-3, CP-3' are:
It becomes. Further, the shaft power Ps2 'of the pump CP-2' is
It becomes.
[0035]
Table 5 shows a comparison of the amount of electric power per day in summer between the conventional heat storage system and the heat storage system according to the present embodiment.
[Table 5]
[0036]
As shown in FIG. 2, the nighttime operation time is from 0:00 to 6:00. During this time, since only the pumps CP-1 and CP-1 'operate, as shown in Table 5, both the conventional heat storage system and the heat storage system of the present embodiment consume 35 kWh of power at night.
[0037]
In addition, as shown in FIG. 2, the driving time in the daytime is from 8:00 to 18:00. In the conventional heat storage system, the pump CP-1 supplies the water in the high-
[0038]
The power amount of the pump CP-1 is added to the power amounts of the pumps CP-2 and CP-3, and the daytime power amount in the conventional heat storage system is 321 kWh. Then, the total power consumption per day is 356 kWh per night.
[0039]
On the other hand, in the heat storage system of the present embodiment, during operation for 10 hours in the daytime, electric power amounts Ws1 ′ and Ws2 ′ of pumps CP-1 ′ and CP-2 ′ are expressed by the following equations.
[0040]
Further, as shown in FIG. 2, the load of the pump CP-3 ′ at each time is 20%, 0%, 10%,... Of the whole, so that the electric energy Ws3 ′ of the pump CP-3 ′. Is represented by the following equation.
[0041]
The power amounts of the pumps CP-1 ′, CP-2 ′, and CP-3 ′ are added, and the daytime power in the heat storage system of the present embodiment is 201 kWh. Then, the total power consumption per day is 236 kWh per night.
[0042]
From the above, it can be seen that the heat storage system according to the present embodiment reduces the amount of power per day by 120 kWh, that is, 34%, as compared with the above-described conventional heat storage system.
[0043]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to provide a heat storage system that reduces power consumption, power consumption, and power cost.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing the configuration of a heat storage system according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a graph showing an example of a daily load pattern in an embodiment of the present invention. FIG. 4 is a schematic diagram showing a configuration of a conventional heat storage system.
1.
Claims (2)
前記熱源機と前記熱交換手段とを接続する第3の接続管と、
前記第3の接続管に取り付けられ、放熱時に、前記熱源機及び前記熱交換手段間で直接水を循環させる第3のポンプとを具備し、
前記第3の接続管は、蓄熱時に閉となり放熱時に開となる第1の制御弁を有し、
前記第1の接続管は、蓄熱時に開となり放熱時に閉となる第2の制御弁を有することを特徴とする蓄熱システム。A heat storage tank, a heat source device that converts a temperature of water supplied from the heat storage tank to a predetermined temperature, a first connection pipe that connects the heat storage tank and the heat source device, and a heat storage device that is attached to the connection pipe. A first pump that circulates water between a tank and the heat source unit, a heat exchange unit that uses water sent from the heat storage tank, a second connection pipe that connects the heat storage tank and the heat exchange unit, In a heat storage system having a second pump attached to the second connection pipe and circulating water between the heat storage tank and the heat exchange means,
A third connection pipe connecting the heat source device and the heat exchange means,
A third pump attached to the third connection pipe, which circulates water directly between the heat source device and the heat exchange means during heat radiation;
The third connection pipe has a first control valve that is closed when storing heat and is opened when releasing heat,
The heat storage system according to claim 1, wherein the first connection pipe has a second control valve that opens when storing heat and closes when releasing heat.
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