JP3555880B2

JP3555880B2 - Knitted fabric adhesive tape

Info

Publication number: JP3555880B2
Application number: JP2001101031A
Authority: JP
Inventors: 健男川口; 幹郎細井; 龍雄青山
Original assignee: Teraoka Seisakusho Co Ltd
Current assignee: Teraoka Seisakusho Co Ltd
Priority date: 2001-03-30
Filing date: 2001-03-30
Publication date: 2004-08-18
Anticipated expiration: 2021-03-30
Also published as: JP2002294189A

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
本発明は、梱包用資材、養生用資材として好適に使用される粘着テープに関するものであり、特に、タテ、ヨコ方向への手切れ性が良くて引き裂き方向が斜行しにくく、かつ破断面の毛羽立ちが少ない樹脂ラミネート編布基材を有する粘着テープに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
農業、土木、建築、運搬などの広い分野における資材の固定用、結束用、或いは塗装マスキング用として、高粘着力タイプの粘着テープが広く使われてきており、そのような粘着テープには、その作業上の利便性から適度な基材強度や手切れ性を備えることが求められている。
【０００３】
従来、このような目的に用いられる粘着テープ用基材には、その手切れ性の良さと基材強度から、経緯糸にスフ糸、綿糸、スフ・ポリエステル交撚糸などを使用した平織布の表面にポリエチレンをラミネート加工し、更に粘着加工した粘着テープが使用されていた。
【０００４】
又、最近は、その経済性、作業性、外観及び粘着テープ特性より、特公平１−４１１８９号公報、実公平６−４６９９６号公報、特開平７−３３１２００号公報に示されるような、経緯糸ともに熱可塑性樹脂を主材としたフラットヤーンを用いた平織布も基材として広く用いられるようになってきている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
最近、養生用途に粘着テープが広く使われているが、養生シートなどの仮止めをする際は、テープをタテ方向に引き裂いて細長い形状として使用する場合がある。
しかしながら、前記のフラットヤーンを用いた平織布基材を有する粘着テープは、ヨコ方向への手切れ性には優れるが、タテ方向に切ることが出来ないという欠点を有していた。
【０００６】
又、このフラットヤーンからなる基材を使用した粘着テープは、ヨコ方向に手で切った時の直線性には優れるが、切り口のタテ糸が毛羽として出やすく、貼着時の美観が損なわれ、塗装時の見切り性に支障が出る欠点も有していた。
【０００７】
更には、斜めの応力を受けたときにこれらの平織布は容易に斜行して、その結果正確な手切れ時の直線性が保てない場合があった。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明者らは、先に、たて編地で形成された基布を提案しているが（特開２０００−３１４０６２号公報）、この編布の特徴を更に活かす方法について鋭意研究を行った結果、該編布の片面もしくは表裏に物理的、化学的アンカー処理（ＡＣ処理）を施した後に、熱可塑性樹脂を一定範囲の樹脂温度と樹脂量でラミネート加工し、更に、その少なくとも一面に粘着加工して形成した粘着テープが、タテ、ヨコ方向への手切れ性が良く、破断面の毛羽立ちが少なく、しかも斜行しにくくなる結果、農業、土木、建築、運搬などの広い分野における資材の固定用、結束用或いは塗装マスキング用として有用であることを見出し、本発明を完成した。本発明は、以下の各発明を包含する。
【０００９】
（１）マルチフィラメントを独立編みしたタテ糸に、融点が６５〜２５０℃の熱可塑性樹脂を主材とするフラットヤーンをヨコ糸として挿入して形成した編布の片面又は表裏面に化学的又は物理的なアンカー処理層が形成され、該アンカー処理層上に融点が６５〜３５０℃の熱可塑性樹脂が溶融状態で片面もしくは両面に、片面当たりの付着量が５〜２５０ｇ／ｍ ^２の層としてラミネートされている編布基材の片面又は両面に感圧性粘着剤が塗布されている粘着テープであり、タテ・ヨコ方向引張り強度が各々５〜２０００Ｎ／２５ｍｍ幅、好ましくは１０〜５００Ｎ／２５ｍｍ幅で、タテ・ヨコ方向の引き裂き強度が各々０．１〜２５Ｎ、好ましくは０．１〜１０Ｎで、タテ方向の伸びが５〜７５％、好ましくは１０〜３０％の範囲であり、タテ・ヨコ方向に直線的な手切れ性を有していて斜め方向の応力を受けても基材の引き裂き方向が斜行することがなく、又、切口が毛羽立ちすることのない編布粘着テープ。
【００１０】
（２）前記タテ糸が、スフ糸、綿糸、スフ・ポリエステル交撚糸及び綿・ポリエステル交撚糸からなる番手が１０〜１０００デニール、好ましくは２０〜５００デニールの範囲の糸、ポリエステルフィラメント、ポリアクリルフィラメント、ナイロンフィラメント及びポリプロピレンフィラメントからなる番手が１０〜１０００デニール、好ましくは２０〜５００デニールの範囲のマルチフィラメント、及び熱可塑性樹脂を主材とする５０〜１０００デニール、好ましくは５０〜３００デニールの範囲のフラットヤーンからなる群から選ばれる１種もしくは複数種であることを特徴とする（１）項記載の編布粘着テープ。
【００１１】
（３）前記ヨコ糸が、５０〜１０００デニール、好ましくは１００〜５００デニールの太さの範囲で、その融点が６５〜２５０℃の範囲である熱可塑性樹脂からなるフラットヤーンであることを特徴とする（１）又は（２）項に記載の編布粘着テープ。
【００１２】
（４）前記アンカー処理層が、コロナ処理、ＵＶ処理及びスパッタリング処理から選ばれる物理的処理層であるか、又は有機チタン系樹脂、イソシアネート系樹脂、ポリエチレンイミン系樹脂及びポリブタジエン系樹脂から選ばれる樹脂を塗布することによる化学的処理層であることを特徴とする（１）項〜（３）項のいずれか１項に記載の編布粘着テープ。
【００１３】
（５）前記ラミネート樹脂層は、融点６５〜３５０℃の樹脂からなり、その付着量が少なくとも片面に５〜２５０ｇ／ｍ^２、好ましくは１０〜１００ｇ／ｍ^２の範囲の層であることを特徴とする（１）項〜（４）項のいずれか１項に記載の編布粘着テープ。
【００１４】
（６）前記感圧性粘着剤は、ゴム系、アクリル系、シリコン系、ポリウレタン系及びエポキシ系から選ばれるガラス転移点が１０℃以下の粘着剤よりなり、前記基材の片面又は両面のそれぞれに厚さ５〜２００μｍ、好ましくは１０〜１００μｍの範囲で塗布されていることを特徴とする（１）項〜（５）項のいずれか１項に記載の編布粘着テープ。
【００１５】
【作用】
本発明の粘着テープは、基材が編布のためタテ糸が強固に固定されており、結果としてヨコ糸の固定も強固となっていることから引き裂き方向が斜行しにくく、経緯糸の繊度及び加工条件をコントロールしているのに加え、アンカー処理によりラミネート樹脂の密着性が向上しているために、タテ・ヨコ方向ともに適度な手切れ性が付与されており、更に、従来品と比べて、手で切った際の破断面の外観が極めて良好である。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
図１は、本発明の粘着テープにおける基材の編布の平面図で、単独編みした経糸１に緯糸２をヨコ入れ挿入した編布３の構成を示している。
【００１７】
図２は、本発明の粘着テープで片面に感圧性粘着剤６を塗布したテープの断面図で、編布３の上下にアンカー処理層（ＡＣ処理層）４が、その上に熱溶融性樹脂のラミネート層５及び感圧性粘着剤層６が設けられている。
【００１８】
図３は、本発明の粘着テープで両面に感圧性粘着剤６−１、６−２を塗布した両面テープの断面図で、編布３の上下にＡＣ層４が形成され、その上にラミネート層５が形成されている。感圧性粘着剤層６−１、６−２は同種又は異種の粘着剤であってもよい。
【００１９】
本発明の粘着テープは、タテ・ヨコ方向引張り強度が各々５〜２０００Ｎ／２５ｍｍ幅、好ましくは１０〜５００Ｎ／２５ｍｍ幅で、タテ・ヨコ方向の引き裂き強度が各々０．１〜２５Ｎ、好ましくは０．１〜１０Ｎで、タテ方向の伸びが５〜７５％、好ましくは１０〜３０％の範囲であり、タテ・ヨコ方向に直線的な手切れ性を有していて斜め方向の応力を受けても基材の引き裂き方向が斜行することがなく、又、切口が毛羽立ちすることのない編布粘着テープである。
タテ・ヨコ方向の引張強度が５Ｎ／２５ｍｍ未満のときは結束強度が乏しいため実用的でなく、逆に５００Ｎ／２５ｍｍを超えると強度が強すぎるため好適な手切れ性が発現しない。
タテ・ヨコ方向の引き裂き強さが０．１Ｎ未満のときは衝撃により簡単に切れてしまうため実用的でなく、逆に２５Ｎを超えると好適な手切れ性が発現しない。
タテ方向の伸びが５％未満のときは被着体への追従性が悪いため曲面に貼り付けにくく、また耐衝撃性も低い。逆に７５％を超えると伸びが大きすぎるため好適な手切れ性が得られない。
【００２０】
本発明の粘着テープにおける基材に使用される編布は、経糸にスフ糸、綿糸、スフ・ポリエステル交撚糸、綿・ポリエステル交撚糸、又はポリエステルフィラメント、ポリアクリルフィラメント、ナイロンフィラメント、ポリプロピレンフィラメントなどによるマルチフィラメントなどが使用されるが、それら繊度は１０〜１０００デニール、好ましくは２０〜５００デニールのものが基材強度、手切れ性、伸びのバランスが良好である。
【００２１】
経糸の繊度が１０デニール未満の時は、梱包用、養生用粘着テープとして必要な基材強度が得られず、逆に１０００デニールを超えると強度、伸びが大きくなりすぎるため適度な手切れ性を得られなくなる。
経糸の打込み本数は、適度な基材強度と手切れ性を得るため、１０〜４０本／インチの範囲とすることが好ましい。
経糸の打ち込み本数が１０本／インチ未満のときは、基材強度が低く実用的ではない。また経糸の間隔が広すぎるため、手切れ時に切断面の直線性がでなくなってしまう。逆に４０本／インチを超えると経緯方向の強度バランスが崩れてしまい鈎裂けしやすく、コスト面においても不利である。
【００２２】
緯糸のフラットヤーンはポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂をＴ型ダイスや円形ダイスから溶融押出ししたフィルムを細幅に加工したもので、そのフィルムへのフィラーなどの改質剤添加については特に制限されるものではない。又、その繊度はタテ方向への手切れ性、及びラミネート時の熱劣化とのバランスから５０〜１０００デニールのものが好ましく、より好ましくは１００〜５００デニールである。緯糸の繊度が５０デニール未満のときは、ラミネート加工時の熱劣化の影響を受けて、手で切ったときに鉤裂けしやすくなってしまう不利があり、１０００デニールを超えるとタテ方向に手で切ることが出来なくなってしまう不利がある。
【００２３】
本発明の粘着テープにおける基材として使用される上記のような緯糸を有する編布には、物理的又は化学的なアンカー処理（ＡＣ処理）が施される。物理的処理としては、コロナ処理、ＵＶ処理、スパッタリング処理などが挙げられ、化学的処理としては有機チタン系、イソシアネート系、ポリエチレンイミン系、ポリブタジエン系などから選んだ樹脂を塗布する処理が挙げられる。これらのＡＣ処理が無い場合は、編布面とラミネート層との密着性が不十分となり、形成された粘着テープを手で切った時に直線性が不足するとともに、破断面にタテ糸が毛羽として出やすくなり、外観が損なわれる不利が出る。
【００２４】
前記ＡＣ処理が施された編布の両面にラミネートする熱可塑性樹脂は、融点が６５〜３５０℃の範囲の樹脂であり、２００〜５００℃のラミネート温度で５〜２５０ｇ／ｍ^２、好ましくは１０〜１００ｇ／ｍ^２の付着量の範囲でラミネートされる。これらの熱可塑性樹脂は、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、直鎖状ポリエチレン、分岐状ポリエチレンなどから選ばれる。
付着量が５ｇ／ｍ^２未満のときは編布との密着性が十分でないため、ラミネート層の剥がれ、糸ほつれが発生してしまい好適な手切れ性が得られない。逆に２５０ｇ／ｍ^２を超えると緯糸が溶融してしまい、手切れ時のヨコ方向への直線性が得られなくなってしまう。
【００２５】
上記ラミネート基材の少なくとも片面に粘着加工するために使用される感圧性粘着剤は、ゴム系、アクリル系、シリコン系、ウレタン系及びポリウレタン系の感圧性粘着剤から用途に応じて選ばれ、５〜２００μｍ、好ましくは１０〜１００μｍ、の範囲の厚さでラミネート基材面に塗布される。
感圧性粘着剤層の厚さが５μｍ未満のときには、初期粘着性が十分でなく、粗面への接着や冬場の接着に支障が出るし、２００μｍを超えると、巻き戻しが異常に重くなるとともに、巻物の側面から粘着剤がはみ出し、異物が付着するなどの欠点が発生する。
【００２６】
【実施例】
以下、本発明を実施例で更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によってなんら限定されるものではない。尚、実施例中において表現する「部」は重量部を示すものである。
【００２７】
実施例１
３０デニールのポリエステルマルチフィラメント（強度１．３Ｎ伸度２８．５％）を２４本／インチの打込み本数で独立編みした経糸に、３００デニールの高密度ポリエチレンフラットヤーン（強度１４．３Ｎ伸度２８．４％）の緯糸を１７本／インチの打込み本数でヨコ入れ挿入した編布を基布とした。上記基布の表裏に０．２ｇ／ｍ^２の付着量となるよう有機チタネート（商品名「ＴＢＴ」三菱瓦斯化学社製）で化学的ＡＣ処理を施した後、ポリエチレン樹脂（ＭＦＲ＝５．０）を３００℃で押出し、第一面に３５ｇ／ｍ^２、第二面に３５ｇ／ｍ^２となるようラミネート加工を施し、第一面にはシリコーン離型剤（商品名「ＳＲＸ２１１」東レ・ダウコーニングシリコーン社製）による離型処理を施し、第二面にはコロナ放電処理（１５ｋｗ／ｍ^２）を施した後、その第二面に４５μｍとなるようにブチルアクリレートを主成分とするアクリル系感圧性粘着剤を塗布して編布粘着テープを作成した。
この編布粘着テープは、手切れ性はタテ・ヨコ方向とも直線的に容易に切れるとともに、切り口は毛羽立ちすることなくきれいで且つ斜め方向に引っ張っても編布目が斜行することがなかった。
【００２８】
実施例２
実施例１の経糸に、５０デニールのポリエステルマルチフィラメント（強度２．２Ｎ伸度３３．０％）を使用した以外は実施例１と同様にして編布粘着テープを作成した。
この編布粘着テープは、手切れ性はタテ・ヨコ方向とも直線的に容易に切れるとともに、切り口は毛羽立ちすることなくきれいで且つ斜め方向に引っ張っても編布目が斜行することはなく、このテープの諸特性は表１に示す通りであった。
【００２９】
実施例３
実施例１の基材の第一面に第二面と同様のコロナ放電処理（１５ｋｗ／ｍ^２）を施した後、その第一面及び第二面に各々４５μｍとなるように実施例１と同じアクリル系感圧性粘着剤を塗布し、第一面側にセパレータを配置して編布粘着テープを作成した。
この編布粘着テープは、手切れ性はタテ・ヨコ方向とも直線的に容易に切れるとともに、切り口は毛羽立ちすることなくきれいで且つ斜め方向に引っ張っても編布目が斜行することはなく、このテープの諸特性は表１に示す通りであった。
【００３０】
比較例１
実施例１の編布基材を平織織布とした以外は実施例１と同様にして布粘着テープを作成した。
この織布粘着テープは、タテ・ヨコ方向とも容易に切れるが、切り口は不規則で、毛羽立ちが目立ち、商品価値の乏しいものであった。
【００３１】
比較例２
実施例１において、基材の表裏面に化学的ＡＣ処理を行わない以外は、実施例１と同様にしてラミネート加工を行い、編布粘着シートを作成した。
これらのＡＣ処理が無い基材を用いて作成した編布粘着シートは、編布面とラミネート層との密着性が不十分となり、形成された粘着テープを手で切った時に直線性が不足するとともに、破断面にタテ糸が毛羽として出やすくなり、外観が損なわれるものであった。
【００３２】
表１に、以上の実施例１〜３及び比較例１〜２の結果をまとめて示す。尚、物性評価はＪＩＳＺ０１３７及びＪＩＳＰ８１６６に準じて行った。
【００３３】
【表１】

【００３４】
【発明の効果】
以上のように本発明の編布粘着テープは、梱包用途や養生用途における要求特性を十分に満たす優れた性能を備えるものである。また、幅広、高速での生産が可能な編布を基材とすることから、安価な粘着テープを提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明で使用する編布の平面図である。
【図２】本発明で使用する片面粘着テープの断面図である。
【図３】本発明両面粘着テープの断面図である。
【符号の説明】
１：経糸
２：緯糸
３：編布
４：ＡＣ処理層
５：ラミネート層
６：感圧性粘着剤層[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a packing material, a pressure-sensitive adhesive tape suitably used as a curing material, particularly vertical, good tearability in the horizontal direction, the tearing direction is difficult to skew, and the fracture surface The present invention relates to a pressure-sensitive adhesive tape having a resin-laminated knitted fabric substrate with less fuzz.
[0002]
[Prior art]
High-strength adhesive tapes have been widely used for fixing, bundling, or painting masking in a wide range of fields such as agriculture, civil engineering, construction, and transportation. It is required to have appropriate substrate strength and hand-cutting properties from the convenience of work.
[0003]
Conventionally, the base material for adhesive tapes used for such purposes includes plain woven fabrics that use warp yarns, cotton yarns, and woolen polyester twist yarns because of their good hand-cutting properties and substrate strength. A pressure-sensitive adhesive tape obtained by laminating polyethylene on the surface and further performing pressure-sensitive adhesive processing has been used.
[0004]
Recently, warp yarns as disclosed in Japanese Patent Publication No. 41189/1994, Japanese Patent Publication No. 6-46996, and Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-331200 have been used for their economical efficiency, workability, appearance and adhesive tape properties. Both plain woven fabrics using flat yarns mainly composed of a thermoplastic resin have been widely used as substrates.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Recently, pressure-sensitive adhesive tapes are widely used for curing applications. However, when temporarily fixing a curing sheet or the like, the tape may be torn in a vertical direction and used in an elongated shape.
However, the pressure-sensitive adhesive tape having a plain woven fabric base material using the flat yarn has an excellent hand-cutting property in the horizontal direction, but has a drawback that it cannot be cut in the vertical direction.
[0006]
An adhesive tape using a substrate made of this flat yarn is excellent in linearity when cut by hand in the horizontal direction, but the warp yarn of the cut easily comes out as fluff, and the aesthetic appearance at the time of sticking is impaired. However, there is also a drawback that the parting performance at the time of painting is hindered.
[0007]
Further, when subjected to oblique stress, these plain woven fabrics are easily skewed, and as a result, accurate straightness at the time of hand cutting may not be maintained.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present inventors have previously proposed a base fabric formed of a warp knitted fabric (Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-314062). As a result of intensive research on the method of utilizing, after one or both sides of the knitted fabric are subjected to a physical or chemical anchor treatment (AC treatment), the thermoplastic resin is laminated at a certain range of resin temperature and resin amount. In addition, the adhesive tape formed by adhesive processing on at least one surface thereof is good in vertical and horizontal hand-cutting properties, has less fuzz in the fractured surface, and is less likely to skew, resulting in agriculture, civil engineering, construction, The present invention was found to be useful for fixing, bundling or painting masking of materials in a wide field such as transportation, and completed the present invention. The present invention includes the following inventions.
[0009]
(1) One side or front and back of a knitted fabric formed by inserting a flat yarn mainly composed of a thermoplastic resin having a melting point of 65 to 250 ° C as a weft yarn into a warp yarn in which a multifilament is independently knitted, physical anchor treatment layer is formed on one surface or both surfaces melting point to the anchor treatment layer is the sixty-five to three hundred and fifty ° C. for the thermoplastic resin in a molten state, the layer deposition amount of 5 to 250 g / m ² per surface A pressure-sensitive adhesive having a pressure-sensitive adhesive applied to one or both sides of a knitted fabric substrate laminated as described above, and has a tensile strength in the vertical and horizontal directions of 5 to 2000 N / 25 mm each, preferably 10 to 500 N / 25 mm. In the width, the tear strength in the vertical and horizontal directions is 0.1 to 25N, preferably 0.1 to 10N, and the elongation in the vertical direction is 5 to 75%, preferably 10 to 30%. Knitted fabric adhesive that has a straight hand-cutting property in the vertical / horizontal direction, so that even when subjected to stress in an oblique direction, the tearing direction of the substrate does not skew and the cut does not fluff. tape.
[0010]
(2) The warp yarn is a yarn having a yarn count of 10 to 1000 deniers, preferably 20 to 500 deniers, a polyester filament, a polyacryl filament, which is composed of a staple yarn, a cotton yarn, a staple-polyester twisted yarn and a cotton-polyester twisted yarn. , A filament consisting of a nylon filament and a polypropylene filament is a multifilament having a denier of 10 to 1000 denier, preferably 20 to 500 denier, and a denier of 50 to 1000 denier mainly containing a thermoplastic resin, preferably 50 to 300 denier. The knitted fabric adhesive tape according to (1), wherein the tape is one or more kinds selected from the group consisting of flat yarns.
[0011]
(3) The weft yarn is a flat yarn made of a thermoplastic resin having a thickness of 50 to 1000 denier, preferably 100 to 500 denier, and a melting point of 65 to 250 ° C. The knitted fabric adhesive tape according to (1) or (2).
[0012]
(4) The anchor treatment layer is a physical treatment layer selected from a corona treatment, a UV treatment, and a sputtering treatment, or a resin selected from an organic titanium resin, an isocyanate resin, a polyethyleneimine resin, and a polybutadiene resin. The knitted fabric pressure-sensitive adhesive tape according to any one of the above items (1) to (3), which is a chemical treatment layer obtained by applying an adhesive.
[0013]
(5) The laminated resin layer is made of a resin having a melting point of 65 to 350 ° C., and has a coating amount of at least one side of 5 to 250 g / m ² , preferably 10 to 100 g / m ^2. The knitted fabric adhesive tape according to any one of the above items (1) to (4).
[0014]
(6) The pressure-sensitive adhesive comprises a pressure-sensitive adhesive having a glass transition point of 10 ° C. or less selected from rubber, acrylic, silicone, polyurethane and epoxy, and is provided on one or both surfaces of the substrate. The knitted fabric adhesive tape according to any one of the above items (1) to (5), which is applied in a thickness of 5 to 200 µm, preferably 10 to 100 µm.
[0015]
[Action]
In the pressure-sensitive adhesive tape of the present invention, since the base material is a knitted fabric, the warp yarn is firmly fixed, and as a result, the weft yarn is also firmly fixed. In addition to controlling the processing conditions and the adhesion of the laminated resin has been improved by the anchor treatment, appropriate hand-cutting properties have been given in both the vertical and horizontal directions. The appearance of the fractured surface when cut by hand is extremely good.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a plan view of a knitted fabric as a base material of the pressure-sensitive adhesive tape of the present invention, and shows a configuration of a knitted fabric 3 in which a weft 2 is inserted into a warp 1 singly knitted.
[0017]
FIG. 2 is a sectional view of the pressure-sensitive adhesive 6 coated on one side with the pressure-sensitive adhesive tape of the present invention. An anchor treatment layer (AC treatment layer) 4 is formed on the upper and lower surfaces of the knitted fabric 3 and a heat-meltable resin is formed thereon. And a pressure-sensitive adhesive layer 6 are provided.
[0018]
FIG. 3 is a cross-sectional view of a double-sided tape coated with the pressure-sensitive adhesives 6-1 and 6-2 on both sides using the pressure-sensitive adhesive tape of the present invention. Layer 5 is formed. The pressure-sensitive adhesive layers 6-1 and 6-2 may be the same or different kinds of adhesives.
[0019]
The pressure-sensitive adhesive tape of the present invention has a vertical / horizontal direction tensile strength of 5 to 2000 N / 25 mm width, preferably 10 to 500 N / 25 mm width, and a vertical / horizontal tear strength of 0.1 to 25 N, preferably 0 to 25 N, respectively. .1 to 10 N, elongation in the vertical direction is in the range of 5 to 75%, preferably 10 to 30%. This is also a knitted cloth adhesive tape in which the direction of tearing of the substrate does not skew and the cut does not fluff.
If the tensile strength in the vertical / horizontal direction is less than 5 N / 25 mm, the binding strength is poor and thus impractical. If the tensile strength is more than 500 N / 25 mm, the strength is too strong and suitable hand-cutting properties are not exhibited.
When the tear strength in the vertical and horizontal directions is less than 0.1 N, the sheet is easily cut by impact and is not practical. Conversely, when it exceeds 25 N, suitable hand-cutting properties are not exhibited.
If the elongation in the vertical direction is less than 5%, it is difficult to adhere to a curved surface because of poor followability to an adherend, and the impact resistance is also low. On the other hand, if it exceeds 75%, the elongation is too large, so that a suitable hand cutting property cannot be obtained.
[0020]
The knitted fabric used as the base material in the pressure-sensitive adhesive tape of the present invention is a warp yarn, a woolen yarn, a cotton yarn, a staple polyester twisted yarn, a cotton-polyester twisted yarn, or a polyester filament, a polyacryl filament, a nylon filament, a polypropylene filament, or the like. Multifilaments and the like are used, and those having a fineness of 10 to 1000 denier, preferably 20 to 500 denier have a good balance of substrate strength, hand-cutting property and elongation.
[0021]
When the fineness of the warp is less than 10 denier, the base material strength required for the adhesive tape for packing and curing cannot be obtained. Conversely, when the denier exceeds 1000 denier, the strength and elongation become too large, so that appropriate hand-cutting property is obtained. No longer available.
The number of warp yarns is preferably in the range of 10 to 40 yarns / inch in order to obtain an appropriate substrate strength and hand-cutting property.
When the number of warp yarns is less than 10 yarns / inch, the strength of the base material is low and it is not practical. Further, since the interval between the warp yarns is too wide, the linearity of the cut surface is lost when the hand is cut. Conversely, if the number exceeds 40 pieces / inch, the strength balance in the weft direction is lost and the hook is easily torn, which is disadvantageous in cost.
[0022]
Flat yarn of weft is a thin film formed by melting and extruding a thermoplastic resin such as polypropylene or polyethylene from a T-die or a circular die, and the addition of modifiers such as fillers to the film is particularly limited. Not something. The fineness is preferably from 50 to 1000 denier, more preferably from 100 to 500 denier, in view of the balance between the hand-cutting property in the vertical direction and the thermal deterioration during lamination. When the fineness of the weft is less than 50 deniers, there is a disadvantage that it is easy to tear when cut by hand under the influence of thermal degradation during laminating, and when it exceeds 1000 deniers, the hand is moved in the vertical direction by hand. There is a disadvantage that it cannot be cut.
[0023]
The knitted fabric having the above-mentioned weft used as a base material in the pressure-sensitive adhesive tape of the present invention is subjected to a physical or chemical anchor treatment (AC treatment). Examples of the physical treatment include a corona treatment, a UV treatment, and a sputtering treatment, and examples of the chemical treatment include a treatment of applying a resin selected from an organic titanium-based, isocyanate-based, polyethyleneimine-based, and polybutadiene-based resin. Without these AC treatments, the adhesion between the surface of the knitted fabric and the laminate layer becomes insufficient, the linearity becomes insufficient when the formed adhesive tape is cut by hand, and the warp yarn becomes fuzzed on the broken surface. It is easy to come out, and there is a disadvantage that the appearance is impaired.
[0024]
The thermoplastic resin to be laminated on both sides of the knitted fabric subjected to the AC treatment is a resin having a melting point in the range of 65 to 350 ° C., and a lamination temperature of 200 to 500 ° C. and 5 to 250 g / m ² , preferably 10 to 250 g / m ² . It is laminated in the range of an adhesion amount of １００100 g / m ² . These thermoplastic resins are selected from nylon, polyester, polypropylene, polyethylene, linear polyethylene, branched polyethylene and the like.
When the amount of adhesion is less than 5 g / m ² , the adhesiveness with the knitted fabric is not sufficient, so that the laminate layer peels off and the yarn is frayed, so that a suitable hand-cutting property cannot be obtained. Conversely, if it exceeds 250 g / m ² , the weft is melted, and it is no longer possible to obtain linearity in the weft direction when the hand is cut.
[0025]
The pressure-sensitive adhesive used for pressure-sensitive adhesive processing on at least one surface of the laminate substrate is selected from rubber-based, acrylic, silicone, urethane- and polyurethane-based pressure-sensitive adhesives depending on the application. It is applied to the laminate substrate surface with a thickness in a range of from 200 to 200 µm, preferably from 10 to 100 µm.
When the thickness of the pressure-sensitive adhesive layer is less than 5 μm, the initial adhesiveness is not sufficient, and adhesion to a rough surface or in winter is hindered. When the thickness exceeds 200 μm, unwinding becomes unusually heavy. However, the adhesive may protrude from the side surface of the scroll, causing a defect such as adhesion of foreign matter.
[0026]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to examples, but the present invention is not limited to these examples. In the examples, "parts" represent parts by weight.
[0027]
Example 1
A 30 denier polyester multifilament (strength 1.3N elongation 28.5%) is knitted independently at a driving number of 24 yarns / inch, and a 300 denier high-density polyethylene flat yarn (strength 14.3N elongation 28.%). 4%) was inserted into the knitted fabric at a driving number of 17 yarns / inch and used as a base fabric. After subjecting the front and back of the base cloth to a chemical AC treatment with an organic titanate (trade name “TBT” manufactured by Mitsubishi Gas Chemical Co., Ltd.) so as to have an adhesion amount of 0.2 g / m ² , a polyethylene resin (MFR = 5.0) ) Was extruded at 300 ° C., and the first surface was subjected to a laminating process to give 35 g / m ² and the second surface to 35 g / m ^2, and the first surface was provided with a silicone release agent (trade name “SRX211” Toray Dow). (Corning Silicone Co., Ltd.), a corona discharge treatment (15 kW / m ² ) on the second surface, and an acrylic resin containing butyl acrylate as a main component so that the second surface has a thickness of 45 μm. A pressure-sensitive adhesive was applied to prepare a knitted cloth adhesive tape.
This knitted fabric pressure-sensitive adhesive tape was easy to cut linearly in both the vertical and horizontal directions, and the cut edge was clean without fluff and the knitted fabric did not skew even when pulled in an oblique direction.
[0028]
Example 2
A knitted fabric adhesive tape was prepared in the same manner as in Example 1 except that a 50 denier polyester multifilament (strength 2.2 N, elongation: 33.0%) was used as the warp in Example 1.
This knitted fabric adhesive tape has a hand-cutting property that can be easily cut linearly in both the vertical and horizontal directions, and the cut edge is clean without fluff and the knitted fabric does not skew even when pulled in an oblique direction. The properties of the tape were as shown in Table 1.
[0029]
Example 3
After subjecting the first surface of the substrate of Example 1 to the same corona discharge treatment (15 kw / m ² ) as that of the second surface, the first and second surfaces were each made to have a thickness of 45 μm. The same acrylic pressure-sensitive adhesive was applied, and a separator was arranged on the first surface side to prepare a knitted fabric adhesive tape.
This knitted fabric adhesive tape has a hand-cutting property that can be easily cut linearly in both the vertical and horizontal directions, and the cut edge is clean without fluff and the knitted fabric does not skew even when pulled in an oblique direction. The properties of the tape were as shown in Table 1.
[0030]
Comparative Example 1
A cloth adhesive tape was prepared in the same manner as in Example 1 except that the knitted fabric substrate of Example 1 was a plain woven fabric.
This woven cloth adhesive tape was easily cut in both the vertical and horizontal directions, but the cut edge was irregular, the fluff was noticeable, and the commercial value was poor.
[0031]
Comparative Example 2
Laminating was performed in the same manner as in Example 1 except that the chemical AC treatment was not performed on the front and back surfaces of the base material to produce a knitted fabric pressure-sensitive adhesive sheet.
A knitted fabric pressure-sensitive adhesive sheet prepared using these base materials without AC treatment has insufficient adhesion between the knitted fabric surface and the laminate layer, and lacks linearity when the formed adhesive tape is cut by hand. At the same time, the warp yarn was liable to appear on the fractured surface as fluff, and the appearance was impaired.
[0032]
Table 1 shows the results of Examples 1 to 3 and Comparative Examples 1 and 2 collectively. In addition, physical property evaluation was performed according to JISZ0137 and JISP8166.
[0033]
[Table 1]

[0034]
【The invention's effect】
As described above, the knitted fabric pressure-sensitive adhesive tape of the present invention has excellent performance that sufficiently satisfies the required characteristics in packaging use and curing use. In addition, since the base material is a knitted fabric that can be produced at a wide speed and at a high speed, an inexpensive adhesive tape can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a knitted fabric used in the present invention.
FIG. 2 is a sectional view of a single-sided pressure-sensitive adhesive tape used in the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view of the double-sided pressure-sensitive adhesive tape of the present invention.
[Explanation of symbols]
1: warp 2: weft 3: knitted fabric 4: AC treatment layer 5: laminate layer 6: pressure-sensitive adhesive layer

Claims

Chemically or physically attached to one side or both sides of a knitted fabric formed by inserting a flat yarn mainly composed of a thermoplastic resin having a melting point of 65 to 250 ° C as a weft into a warp yarn in which a multifilament is independently knitted. anchor treatment layer is formed on both surfaces or one surface melting in the anchor treatment layer is the sixty-five to three hundred and fifty ° C. for the thermoplastic resin in a molten state, the amount of deposition per one side as a layer of 5 to 250 g / m ² a pressure-sensitive adhesive tape pressure sensitive slime adhesive is applied to one or both sides of the knitted fabric substrate is laminated, longitudinal and transverse direction tensile strength of each 5~2000N / 25mm width, the longitudinal and transverse tear strength Each is 0.1 to 25N, the elongation in the vertical direction is in the range of 5 to 75%, and it has a straight hand-cutting property in the vertical and horizontal directions, and tears the substrate even when subjected to stress in an oblique direction. Skew the direction Knitted fabric adhesive tape that does not have a cut and does not fluff.

The warp yarn, yarn count in the range of 10 to 1000 denier, which is composed of a suf yarn, a cotton yarn, a suf-polyester intertwist yarn and a cotton-polyester intertwist yarn, a yarn count of a polyester filament, a polyacryl filament, a nylon filament and a polypropylene filament. 2. A multifilament in the range of 10 to 1000 denier and one or a plurality of types selected from the group consisting of a flat yarn in the range of 50 to 1000 denier mainly composed of a thermoplastic resin. Knitted cloth adhesive tape.

3. The knitting fabric according to claim 1, wherein the weft is a flat yarn made of a thermoplastic resin having a thickness in a range of 50 to 1000 denier and a melting point in a range of 65 to 250 ° C. 4. Cloth adhesive tape.

The anchor treatment layer is a physical treatment layer selected from a corona treatment, a UV treatment, and a sputtering treatment, or a resin selected from an organic titanium-based resin, an isocyanate-based resin, a polyethyleneimine-based resin, and a polybutadiene-based resin is applied. The knitted fabric pressure-sensitive adhesive tape according to any one of claims 1 to 3, wherein the tape is a chemically treated layer.

The pressure-sensitive adhesive comprises a pressure-sensitive adhesive having a glass transition point of 10 ° C. or less selected from rubber, acrylic, silicone, polyurethane, and epoxy, and has a thickness of 5 on each of one or both surfaces of the base material. The pressure-sensitive adhesive tape according to any one of claims 1 to 4 , wherein the pressure-sensitive adhesive tape is applied in a range of from 200 to 200 m.