JP3555769B2

JP3555769B2 - Structure of peeling part and adhesive tape used for it

Info

Publication number: JP3555769B2
Application number: JP08340292A
Authority: JP
Inventors: 正章荒川
Original assignee: Nitto Denko Corp
Current assignee: Nitto Denko Corp
Priority date: 1992-03-04
Filing date: 1992-03-04
Publication date: 2004-08-18
Anticipated expiration: 2019-08-18
Also published as: JPH05247419A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、剥離音を軽減した剥離部の構造及びそれに用いる粘着テープに関し、その用途は何ら限定されないが、主として紙オムツ用粘着テープの剥離部に利用され、補強フィルムおよびリリーステープの背面にファスナーテープを剥離自在に接着固定する剥離部を提供することを目的とする。さらに、生理用ナプキンなど他の使い捨て吸収物品に利用される剥離部の構造としても、又、医療用テープ、包装用テープ、生活関連用品などにおける剥離部の構造としても好適に用いられるものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般にオムツ用テープ、例えばファスナーテープが固定されたオムツの剥離部の構造は、オムツの装着時の洩れやズレの防止上、固定時にファスナーテープが外れにくいことが必要であり、他方、オムツの装着、脱着を容易にするためには、ファスナーテープがオムツから剥がし易いことが必要である。
【０００３】
このため、従来からオムツのファスナー部においては、ファスナーテープの接着剤として容易に高接着が得られる接着剤が使用されたり、剥離を容易にするためにオムツのフロント部に補強フィルムが設けられ、この補強フィルムの面上にファスナーテープの固定時に該テープが外れない高保持性を有する長鎖アルキル系の剥離処理剤が塗布されていた。
【０００４】
この長鎖アルキル系剥離処理剤は上記の要望に応えるための優れた剥離処理剤としての長所を発揮するが、他方、母親がファスナーテープを補強フィルムより剥そうとする時に「バリバリ」と大きな音を立てて剥がれるという欠点があった。
このような剥離音は睡眠中の赤ちゃんを起こしたり、あるいは寝ている周囲の人を起こしたりする等問題となっており、この改良が要望されていた。
【０００５】
一方、接着テープなどに使用する剥離処理剤として一般に汎用されているシリコーン系剥離処理剤を用いると、剥離に際してこのような音をたてることはない。
しかし、シリコーン系剥離処理剤を用いると、テープの接着剤層との剪断接着力が極度に低下するため、オムツのファスナー部などに使用した場合にテープが外れ易いという欠点があり、かかる固定用途では余り使用されないのが現状である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、先に特願平２−２７８０２５号（平成２年１０月１６日出願）で提案したように、上記シリコーン系剥離処理剤に３次元化オルガノポリシロキサンを含有させて、重剥離化することで消音性と高保持性を両立させた。
しかし、この方法では、消音効果とともに現行の長鎖アルキル系剥離処理剤の高保持性を追求するあまり、重剥離化が進みすぎ（いきおい、シリコーン系による背面剥離力のみを重視し、結果として、剥離力の高レベルを維持せざるを得なくなり）、消音剥離が可能な剥離力の領域がせまく、例えば５００ｇ／２５ｍｍの高剥離力では十分な消音効果が得られないという問題があった。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明者は上述の問題点に鑑み、従来の消音剥離性をさらに向上すべく検討した結果、感圧性接着剤層として特定の低い弾性率を有する粘着剤組成物を選定することにより、その感圧性接着剤層と特定の剥離処理層との組み合わせで構成される剥離部の構造においてその目的を達成しうることを見出し、本発明を完成させたものである。
【０００８】
即ち、本発明は、その境界面が感圧性接着剤層と剥離処理層とから構成される剥離部において、前記接着剤層がゴム系又はアクリル系粘着剤組成物であり、下記条件の引張試験で測定した１００％モジュラスが、ゴム系粘着剤組成物の場合、１．５ｋｇ／ｃｍ^２以下、アクリル系粘着剤組成物の場合、１．０ｋｇ／ｃｍ^２以下であり、前記剥離処理層が、シリコーン系又は長鎖アルキル系剥離処理層であることを特徴とする剥離部の構造、及びそれに用いる粘着テープを提供する。
（１）試験片
厚さ２００±１０
断面積１ｍｍ^２
つかみ間隔１０ｍｍ
（２）測定条件
温度２０℃
引張速度５０ｍｍ／ｍｉｎ
【０００９】
本発明においては、感圧性接着剤層として特定の低い弾性率を有する粘着剤組成物を採用することにより、剥離力が増大し、この結果、剥離チャートパターンをさらにスムーズにでき（経時変化による剥離力のＭａｘ値とＭｉｎ値の差がほとんどない状態）、これによってテープの振動が少なくなり剥離音も軽減されると推定される。
【００１０】
ここで特定の低い弾性率とは、上記条件の引張試験で測定した１００％モジュラスが、ゴム系粘着剤組成物の場合は１．５ｋｇ／ｃｍ^２以下、好ましくは０．１〜０．５ｋｇ／ｃｍ^２、またアクリル系粘着剤組成物の場合は１．０ｋｇ／ｃｍ^２以下、好ましくは０．１〜０．３ｋｇ／ｃｍ^２である。１００％モジュラスがこれらの数値を超える場合は、粘着剤の弾性率が増し、剥離時に剥離チャートパターンがＭａｘ値とＭｉｎ値を交互に繰り返して音がするので好ましくない。また、弾性率が低すぎると、剪断接着力が低くなりテープが剥がれやすくなり、実用上好ましくない。
【００１１】
本発明で用いるゴム系又はアクリル系の感圧性接着剤層は、上記の特定の１００％モジュラスを有する限り、その組成などに何ら限定されるものではないが、ゴム系粘着剤組成物としては、例えば、天然ゴム、合成ゴムを主体としたものがいずれも使用され、特にホットメルト塗工による無公害化の点などからは、ＡＢＡ型又はＡＢ型ブロック共重合体（Ａは熱可塑性ブロック、Ｂはラバーブロックで、例えば、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体、スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体もしくはこれらの水素添加物等）を主体としたものが好ましい。
【００１２】
またアクリル系粘着剤組成物も架橋されたものであれば特に限定されず、例えば、アクリル系エマルジョン類、ポリアクリル酸エステル類（ＡＡ、ＢＡ、ＥＡ、２ＥＭＡ）などが用いられる。
【００１３】
上記の粘着剤組成物を例えばテープ支持体上に塗設することにより、本発明の剥離部の構造における感圧性接着剤層、もしくはその感圧性接着剤層を有する粘着テープが構成される。
【００１４】
上記感圧性接着剤層の厚さは、特に限定されないが、通常２０〜１００μｍが好適である。
【００１５】
本発明で剥離部を構成する剥離処理層は、シリコーン系又は長鎖アルキル系剥離処理剤にて形成した層である。かかるシリコーン系剥離処理剤としては、ジメチルポリシロキサンを主体とする通常用いられるシリコーン系剥離処理剤が使用可能である。本発明においては、特に、特願平２−２７８０２５号に提案したように、上記シリコーン系剥離処理剤に３次元化オルガノポリシロキサンを含有させたものが好ましい。また、長鎖アルキル系剥離処理剤としては、例えば、日東電工株式会社製ＢＰタイプ、アシオ産業株式会社製アシオレンジ、一方社油脂株式会社製ピーロイルなどを用いることができる。
【００１６】
上記剥離処理剤の塗布量は、通常、シリコーン系の場合、０．０１〜１０ｇ／ｍ^２、好ましくは０．１〜３ｇ／ｍ^２である。また長鎖アルキル系の場合、０．００５〜１０ｇ／ｍ^２、好ましくは０．０２〜０．３ｇ／ｍ^２であるが、感圧性接着剤層がアクリル系粘着剤組成物の場合は、塗布量を若干減少させることにより重剥離化して、保持性を満たすことが必要で、その塗布量は、０．０１〜０．１ｇ／ｍ^２が好ましい。
【００１７】
一方、上記の剥離処理剤は紙オムツのリリーステープ背面や補強フィルム背面に塗工される他、直接紙オムツのバックシートの面上に塗工して用いることができる。
【００１８】
また、基材としてのフィルムやテープは何ら限定されないが、例えば、特開昭６３−１１２７０４号公報に記載のポリプロピレン含有プラスチックや、ポリプロピレンとポリプロピレン含有プラスチックとの積層物、或いはポリエステルよりなるものが好適であり、その表面はフラット状でもマット状でもよい。さらに、発泡体や凹凸表面の基材も用いることができる。
また、この基材をオレフィン系、スチレン系、ウレタン系、ポリエステル系エラストマーを主成分としたフィルムとすることで良好なスリップ性を発現し、ソフトである点でも好ましい。
【００１９】
上記のフィルムやテープには、その表面に塗布する剥離処理剤の脱落を防止するために予めコロナ処理等の表面処理をすることは好ましく、処理強度の指標として少なくとも表面張力３８ｄｙｎｅ／ｃｍ^２以上が好ましい。
【００２０】
本発明の剥離部の構造を利用した用途例を添付図面に基づいて説明する。図１は紙オムツＡの各部位を示す説明図であって、Ｂはバックシート、Ｃはベルト部のトップシート、Ｄは補強フィルム、Ｅはリリーステープ、Ｆはファスナーテープである。
【００２１】
図２は、本発明の剥離部の構造を紙オムツＡのバックシートＢ上の補強フィルムＤとファスナーテープＦとの接合に用いた場合の構造例を示している。バックシートＢ上に接着剤３によって表面に前述の剥離処理層２を塗設したフィルム１が接合されている。一方、この補強フィルムＤの剥離処理層２上にはテープ支持体５上にゴム又はアクリルを主成分とする粘着剤組成物からなる感圧性接着剤層４を設けたファスナーテープＦが層４を介して剥離自在に接着固定され、層２と層４との境界面で本発明の剥離部が構成されている。
尚、上記の構成に代えて、表面に剥離処理層２を有するフィルム１を直接バックシートＢ上に熱接着する構成、或いは、本発明で用いる剥離処理剤を直接紙オムツＡのバックシートＢ上に塗工する構成としてもよい。
【００２２】
図３は、本発明の固定構造を生理用ナプキンに応用した実例を示している。ナプキンＮの一端側内面には粘着剤組成物からなる感圧性接着剤層４が設けられる一方、他端側内面には前記の剥離処理剤からなる剥離処理層２が塗設され、剥離処理層２の上面に感圧性接着剤層４が当接するようにナプキンＮが折り畳まれ、層２と層４との境界面で本発明の剥離部が構成されている。
【００２３】
図４は、本発明の固定構造をロール状テープＴに応用した実例を示している。即ち、テープＴの内面側には前記の感圧性接着剤層が設けられる一方、背面側には前記の剥離処理層が塗設され（図示省略）、こうしたロール状態においては、各巻層の境界面で感圧性接着剤層と剥離処理層とが当接する剥離部が構成される。
【００２４】
図５及び図６はロール状テープＴを医療用テープあるいは段ボール包装用テープとして使用する実例である。即ち、図５のようにテープＴをラップしつつ巻回すれば、ラップ部分で同様に本発明の剥離部の構造が構成され、図６のように予め段ボールの封止部に上記の剥離処理剤を塗設し、テープＴ（背面の剥離処理は省略可能である）を貼着封止することにより、同様に本発明の剥離部の構造が得られる。
【００２５】
【実施例】
以下、本発明を実施例により詳細に説明する。文中「％」は重量％、「部」は重量部を意味する。
〔被着体（補強フィルム）の作成〕
ポリエステル（ＰＥＴ）フィルム（厚さ１２μｍ）上に、シリコーン系剥離処理剤として、付加型シリコーン樹脂（信越化学株式会社製、Ｘ−６２−２３７８）のトルエン溶液（固形分３０％）に３次元化オルガノポリシロキサン（信越化学株式会社製、Ｘ−９２−１４０）のトルエン／キシレン溶液（固形分３０％）を、３次元化オルガノポリシロキサン含有量が３０％となるように混合した溶液を、０．３８ｇ／ｍ^２となるように塗布した後、１２０℃×１分間加熱処理して剥離処理層を形成した被着体１を得た。
【００２６】
また、配向ポリプロピレン（ＯＰＰ）フィルム（厚さ２５μｍ）上に、長鎖アルキル系剥離処理剤（一方社油脂株式会社製、ピーロイル１０１０）の２％トルエン溶液を、０．０２ｇ／ｍ^２となるように塗布し、８０℃×１分間加熱処理して剥離処理層層を形成した被着体２を得た。
【００２７】
〔粘着テープ（ファスナーテープ）の作成〕
厚さ１２０μｍの低密度ポリエチレンフイルムの片面に、以下に示す粘着剤組成物を各々５０μｍの厚みに塗布して感圧性接着剤層を形成して、粘着テープを得た。ここで、実施例１及び比較例１においては、トルエン４０％ベースで塗工、実施例２及び比較例２においては、ホットメルト塗工、実施例３及び比較例３においては、トルエン５０％ベースで塗工した。
【００２８】
〔粘着剤の配合〕
実施例１
天然ゴム（加商株式会社製、ＳＭＲ）１００部
石油系樹脂（日本ゼオン株式会社製、クレイトンＤ−１００）１５０部
軟化剤（日本石油株式会社製、ポリブランＨＶ−３００）５０部
老化防止剤（チバガイギー株式会社製、イルガノックス１０１０）２部
【００２９】
比較例１
天然ゴム（加商株式会社製、ＳＭＲ）１００部
石油系樹脂（日本ゼオン株式会社製、クレイトンＤ−１００）５０部
老化防止剤（チバガイギー株式会社製、イルガノックス１０１０）２部
【００３０】
実施例２
合成ゴムＳＩＳ（シェル社製、１１０７）１００部
石油系樹脂（エクソン社製、エスマレッツ５３００）６０部
軟化剤（パラフィンオイル）２０部
老化防止剤（チバガイギー株式会社製、イルガノックス１０１０）２部
【００３１】
比較例２
合成ゴムＳＩＳ（日本合成ゴム株式会社製、ＪＳＲ−５５００）１００部
石油系樹脂（日本合成ゴム株式会社製、クレイトンＮ−１８０）１５０部
軟化剤（パラフィンオイル）５０部
老化防止剤（チバガイギー株式会社製、イルガノックス１０１０）２部
【００３２】
実施例３
２エチルヘキシルアクリレートとアクリル酸との
共重合体（重量比１００対２）１００部
イソシアネート系架橋剤（日本ポリウレタン工業株式会社製、コロネートＬ）１部
【００３３】
比較例３
２エチルヘキシルアクリレートとエチルアクリレートと
アクリル酸との共重合体（重量比１００対４０対３）１００部
イソシアネート系架橋剤（日本ポリウレタン工業株式会社製、コロネートＬ）２部
【００３４】
これらの粘着剤の１００％モジュラスを、以下の方法で測定し、その結果を表１に示した。
【００３５】
また、上記粘着テープの試料片を前記被着体１及び２の剥離処理層に貼着して、本発明の剥離部の構造を得た。そして各々について接着力試験（剥離力及び保持力）、剥離の際の音圧レベル測定、及び実際に紙オムツに取り付けたモニターテストを行ない、その結果を表１に示した。尚、各々の試験方法は後述の通りである。
【００３６】
【表１】

【００３７】
〔１００％モジュラス〕
サンプルは、５０〜６０μｍの粘着剤を貼り合わせて、厚さ２００±１０μｍ、断面積１ｍｍ^２（厚さにより幅で調整）、つかみ間隔１０ｍｍとし、測定温度２０℃、引張速度５０ｍｍ／ｍｉｎで測定した。
【００３８】
〔剥離力〕
ステンレス板の上に固定させた各々の剥離処理層側の試料片の剥離処理層の面上に２ｋｇローラー１往復で粘着テープ側の試料片を貼着し、貼着後３分以内に３００ｍｍ／分で１８０°剥離接着力を測定した。
【００３９】
〔保持力〕
上記剥離力の試験で作成した試料を垂直方向に保持し、０．５ｋｇの荷重で吊るしたときに粘着テープ側の試料片が落下するまでの時間（分）を測定した。目標は３０分以上とした。
【００４０】
〔音圧レベルの測定法〕
サンプルとして、市販の紙オムツに前記被着体を貼付け、これに本発明の粘着テープを７００ｇローラーを１往復させて圧着して得た。圧着後３分以内に、この粘着テープを剥離速度１０〜５０ｍ／分、測定距離１００ｍｍとして、積分型精密騒音計を用いて、初期剥離時の剥離音を測定した。なお、その際の周囲のブランクのデシベルを測定したところ、５０ｄＢであることを確認した。
【００４１】
〔モニターテスト〕
上記の各試料片を実際に紙オムツのファスナー部に取り付けて、剥し易さ、外れにくさ、剥離時の音の静かさについて、２０人のモニターテストを行なった。その結果を以下の如く評価した。
１７〜２０人が良好とした。 ○
１３〜１６人が良好とした。 ○〜△
９〜１２人が良好とした。 △
５〜８人が良好とした。 ×
４人以下が良好とした。 ××
【００４２】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の剥離部の構造は固定時にテープ等の部材が外れにくい一方で、剥離時においては音を立てずに剥がし易いという特徴を有する。従って、紙オムツ等の剥離部の形成やその他の剥離固定を目的とした使い捨て吸収物品の剥離部の構造として、又、医療用テープ、包装用テープ、生活関連用品などの剥離部の構造として有用である。
【００４３】
特に、紙オムツ固定用として音のしないあるいは消音剥離できる本発明の構造は紙オムツの普及率が増加し、また１日当たりの使用量が多く、さらに深夜に使用頻度の高い今日においては消費者の要望に答えるものとしてその実用上の価値は大きい。
【００４４】
本発明により、音圧レベル測定の周囲のブランクの音圧よりも少なくとも１０ｄＢ以下、好ましくは３５ｄＢ以下とすることができる。例えば周囲の音圧レベルのブランクが５０ｄＢの場合、６０ｄＢ以下、好ましくは８５ｄＢ以下とすることができる。
【００４５】
以上、本発明においては主としてオムツの剥離部の構造として用いた場合について説明したが、本発明は生理用ナプキンなど他の使い捨て吸収物品の剥離部の構造としても用いられるほか、医療用テープを用いた剥離部の構造として病院で深夜に他の患者の睡眠を妨げることなく使用するのに適しており、また量的に多く用いられる包装用テープを用いた段ボール等の剥離部の構造や、その他種々の生活関連用品などにおける剥離部の構造としても、剥離音が軽減されることから有用である。
更に、一般にロール状態のテープにおいてもテープ巻層間で剥離部が構成されるが、これに本発明の剥離部の構造を適用すると、テープの巻戻し時の剥離音が軽減されるので、作業場での剥離音に伴う環境改善にも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図１】紙オムツの構成を示す説明図である。
【図２】紙オムツのファスナー部における本発明の実例を示す断面説明図である。
【図３】本発明の他の応用例を示す説明図である。
【図４】本発明の他の応用例を示す説明図である。
【図５】本発明の他の応用例を示す説明図である。
【図６】本発明の他の応用例を示す説明図である。
【符号の説明】
Ｄ被着体
１フィルム
２剥離処理層
３接着剤
Ｆ粘着テープ
４感圧性接着剤層
５基材[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a structure of a peeling portion that reduces peeling sound and an adhesive tape used for the same, and the use thereof is not limited at all, but it is mainly used for a peeling portion of a paper diaper adhesive tape, and a fastener is provided on the back surface of a reinforcing film and a release tape. It is an object of the present invention to provide a peeling section for adhesively fixing a tape in a peelable manner. Furthermore, the structure of the peeling portion used in other disposable absorbent articles such as sanitary napkins, and the structure of the peeling portion in medical tapes, packaging tapes, life-related products, and the like are also suitably used. .
[0002]
[Prior art]
Generally, the structure of the diaper peeling part to which the diaper tape, for example, the fastener tape is fixed, is required to prevent the fastener tape from being easily detached when the diaper is fixed in order to prevent leakage and displacement when the diaper is mounted. In order to facilitate attachment and detachment, it is necessary that the fastener tape be easy to peel off from the diaper.
[0003]
For this reason, conventionally, in the diaper fastener portion, an adhesive that easily obtains high adhesiveness is used as an adhesive for the fastener tape, or a reinforcing film is provided on the front portion of the diaper to facilitate peeling, On the surface of the reinforcing film, a long-chain alkyl-based release treatment agent having a high retention property that does not come off when the fastener tape is fixed has been applied.
[0004]
This long-chain alkyl-based release agent has the advantage of being an excellent release agent to meet the above demands, but on the other hand, when the mother tries to peel off the fastener tape from the reinforcing film, a loud noise is generated. There was a drawback that it was peeled off by standing.
Such a peeling sound has caused problems such as waking up a sleeping baby or waking up around a sleeping person, and there has been a demand for improvement.
[0005]
On the other hand, when a silicone-based release agent that is generally used as a release agent used for an adhesive tape or the like is used, such a noise is not generated at the time of peeling.
However, when a silicone-based release agent is used, the shearing adhesive strength with the adhesive layer of the tape is extremely reduced, so that the tape is easily detached when used in a diaper fastener or the like. At present, it is not used much.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
As previously proposed in Japanese Patent Application No. 2-278025 (filed on Oct. 16, 1990), the present inventors included a three-dimensional organopolysiloxane in the silicone-based release treatment agent, By exfoliating, both the sound deadening property and the high retention property were achieved.
However, in this method, too much heavy release is pursued due to the pursuit of high retention properties of the current long-chain alkyl-based release treatment agent as well as the sound-muffling effect. A high level of peeling force must be maintained), and a region of peeling force where sound-absorbing peeling can be performed is narrowed. For example, a high peeling force of 500 g / 25 mm has a problem that a sufficient noise canceling effect cannot be obtained.
[0007]
SUMMARY OF THE INVENTION In view of the above problems, the present inventors have studied to further improve the conventional sound-absorbing release properties, and as a result, a pressure-sensitive adhesive composition having a specific low elastic modulus as a pressure-sensitive adhesive layer has been developed. By selecting an object, the inventors have found that the object can be achieved in the structure of a peeling portion composed of a combination of the pressure-sensitive adhesive layer and a specific peeling treatment layer, thereby completing the present invention. .
[0008]
That is, in the present invention, in the peeling section whose boundary surface is composed of a pressure-sensitive adhesive layer and a release treatment layer, the adhesive layer is a rubber-based or acrylic pressure-sensitive adhesive composition, and a tensile test under the following conditions: in the 100% modulus were measured in the case of rubber-based pressure-sensitive adhesive composition, 1.5 kg / cm ² or less, when the acrylic pressure-sensitive adhesive composition, 1.0 kg / cm ² Ri der hereinafter the release treatment layer , the structure of the releasing part, wherein the silicone or long-chain alkyl release treatment layer der Rukoto, and to provide a pressure-sensitive adhesive tape to be used therefor.
(1) Specimen thickness 200 ± 10
Cross section 1mm ²
10mm spacing
(2) Measurement condition temperature 20 ℃
Tensile speed 50mm / min
[0009]
In the present invention, by employing a pressure-sensitive adhesive composition having a specific low elastic modulus as the pressure-sensitive adhesive layer, the peeling force is increased, and as a result, the peeling chart pattern can be made even smoother (peeling over time). It is estimated that the vibration of the tape is reduced and the peeling sound is also reduced.
[0010]
Here, the specific low elastic modulus means that a rubber-based pressure-sensitive adhesive composition has a 100% modulus measured by a tensile test under the above conditions of 1.5 kg / cm ² or less, preferably 0.1 to 0.5 kg / cm ^2. cm ^2, also in the case of acrylic pressure-sensitive adhesive composition 1.0 kg / cm ² or less, preferably between 0.1 and 0.3 kg / cm ^2. If the 100% modulus exceeds these values, the modulus of elasticity of the pressure-sensitive adhesive increases, and the peeling chart pattern sounds repeatedly and alternately between the Max value and the Min value during peeling. On the other hand, if the elastic modulus is too low, the shear adhesive strength becomes low and the tape is liable to peel off, which is not practically preferable.
[0011]
The rubber-based or acrylic pressure-sensitive adhesive layer used in the present invention is not particularly limited in its composition and the like as long as it has the above-mentioned specific 100% modulus, but as a rubber-based pressure-sensitive adhesive composition, For example, natural rubbers and synthetic rubbers are mainly used. In particular, from the viewpoint of detoxification by hot melt coating, an ABA type or AB type block copolymer (A is a thermoplastic block, B is Is a rubber block, for example, styrene-isoprene-styrene copolymer, styrene-butadiene-styrene copolymer, styrene-ethylene-butadiene-styrene copolymer, styrene-butadiene copolymer or a hydrogenated product thereof. Is preferably used.
[0012]
The acrylic pressure-sensitive adhesive composition is not particularly limited as long as it is crosslinked, and examples thereof include acrylic emulsions and polyacrylates (AA, BA, EA, 2EMA).
[0013]
By applying the above-mentioned pressure-sensitive adhesive composition on, for example, a tape support, a pressure-sensitive adhesive layer having the structure of the peeling portion of the present invention or a pressure-sensitive adhesive tape having the pressure-sensitive adhesive layer is formed.
[0014]
The thickness of the pressure-sensitive adhesive layer is not particularly limited, but is usually preferably 20 to 100 μm.
[0015]
The release treatment layer constituting the release portion in the present invention is a layer formed of a silicone-based or long-chain alkyl-based release treatment agent. As the silicone-based release agent, a commonly used silicone-based release agent mainly composed of dimethylpolysiloxane can be used. In the present invention, it is particularly preferable that the silicone-based release agent contains a three-dimensional organopolysiloxane, as proposed in Japanese Patent Application No. 2-278025. As the long-chain alkyl-based release agent, for example, BP type manufactured by Nitto Denko Corporation, Ashi Orange manufactured by Asio Sangyo Co., Ltd., or Piroyl manufactured by Yushi Yushi Co., Ltd. can be used.
[0016]
The coating amount of the release agent is generally in the case of silicone, 0.01 to 10 g / ^{m 2,} preferably from 0.1 ~3g / ^{m 2.} In the case of a long-chain alkyl type, it is 0.005 to 10 g / m ² , preferably 0.02 to 0.3 g / m ² , but when the pressure-sensitive adhesive layer is an acrylic pressure-sensitive adhesive composition, It is necessary to perform heavy release by slightly reducing the amount of application to satisfy the retention property, and the amount of application is preferably 0.01 to 0.1 g / m ² .
[0017]
On the other hand, the above-mentioned release treating agent can be applied to the back surface of the release tape or the reinforcing film of the diaper, or directly applied to the back sheet surface of the diaper.
[0018]
Further, the film or tape as a substrate is not limited at all, for example, a polypropylene-containing plastic described in JP-A-63-112704, a laminate of polypropylene and polypropylene-containing plastic, or a film made of polyester is preferable And the surface may be flat or matte. Furthermore, a foam or a substrate having an uneven surface can also be used.
Further, it is preferable that the base material be a film containing an olefin-based, styrene-based, urethane-based, or polyester-based elastomer as a main component, whereby good slip properties are exhibited and the film is soft.
[0019]
It is preferable that the above-mentioned film or tape is subjected to a surface treatment such as a corona treatment in advance in order to prevent the release agent applied to the surface from falling off, and at least a surface tension of 38 dyne / cm ² or more as an index of the treatment strength. preferable.
[0020]
An application example using the structure of the peeling portion of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 is an explanatory view showing each part of the disposable diaper A, wherein B is a back sheet, C is a top sheet of a belt portion, D is a reinforcing film, E is a release tape, and F is a fastener tape.
[0021]
FIG. 2 shows a structural example in the case where the structure of the peeling portion of the present invention is used for bonding a reinforcing film D on a back sheet B of a disposable diaper A and a fastener tape F. The film 1 having the above-mentioned release treatment layer 2 applied on the surface thereof is bonded to the back sheet B with an adhesive 3. On the other hand, a fastener tape F having a pressure-sensitive adhesive layer 4 made of a pressure-sensitive adhesive composition containing rubber or acrylic as a main component is provided on a tape support 5 on the release treatment layer 2 of the reinforcing film D. The layer 2 and the layer 4 constitute a peeling portion of the present invention at the boundary surface between the layer 2 and the layer 4.
Instead of the above-described configuration, a configuration in which the film 1 having the release treatment layer 2 on the surface is directly thermally bonded to the back sheet B, or the release treatment agent used in the present invention is directly applied to the back sheet B of the disposable diaper A. May be applied.
[0022]
FIG. 3 shows an example in which the fixing structure of the present invention is applied to a sanitary napkin. A pressure-sensitive adhesive layer 4 made of a pressure-sensitive adhesive composition is provided on the inner surface on one end side of the napkin N, while a release-treated layer 2 made of the above-mentioned release agent is applied on the inner surface on the other end side. The napkin N is folded so that the pressure-sensitive adhesive layer 4 is in contact with the upper surface of the layer 2, and the peeling portion of the present invention is formed at the boundary between the layer 2 and the layer 4.
[0023]
FIG. 4 shows an example in which the fixing structure of the present invention is applied to a roll-shaped tape T. That is, the above-mentioned pressure-sensitive adhesive layer is provided on the inner surface side of the tape T, while the above-mentioned release treatment layer is applied on the back side (not shown). Constitutes a release portion where the pressure-sensitive adhesive layer and the release treatment layer are in contact with each other.
[0024]
5 and 6 show an example in which the roll-shaped tape T is used as a medical tape or a cardboard packaging tape. That is, if the tape T is wound while being wrapped as shown in FIG. 5, the structure of the peeling portion of the present invention is similarly formed at the wrapped portion, and as shown in FIG. The structure of the peeled portion of the present invention can be similarly obtained by applying an agent and attaching and sealing the tape T (the peeling treatment of the back surface can be omitted).
[0025]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to examples. In the description, "%" means% by weight, and "parts" means parts by weight.
[Preparation of adherend (reinforcing film)]
On a polyester (PET) film (thickness 12 μm), as a silicone-based release agent, a three-dimensional toluene solution (solid content 30%) of an addition-type silicone resin (X-62-2378 manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.) was formed. A solution obtained by mixing a toluene / xylene solution (solid content: 30%) of an organopolysiloxane (X-92-140, manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.) so that the three-dimensional organopolysiloxane content becomes 30% is defined as 0%. .38 g / m ^2, and then heat-treated at 120 ° C. for 1 minute to obtain an adherend 1 having a release-treated layer formed thereon.
[0026]
In addition, a 2% toluene solution of a long-chain alkyl-based release agent (Piroyl 1010 manufactured by YAS Co., Ltd.) on an oriented polypropylene (OPP) film (thickness: 25 μm) is 0.02 g / m ^2. Coating was performed as described above, and heat treatment was performed at 80 ° C. for 1 minute to obtain an adherend 2 on which a release treatment layer was formed.
[0027]
[Creating adhesive tape (zipper tape)]
The following pressure-sensitive adhesive composition was applied to one side of a low-density polyethylene film having a thickness of 120 μm to a thickness of 50 μm to form a pressure-sensitive adhesive layer, thereby obtaining a pressure-sensitive adhesive tape. Here, in Example 1 and Comparative Example 1, coating was performed on the basis of 40% toluene, in Example 2 and Comparative Example 2, hot melt coating was performed, and in Example 3 and Comparative Example 3, toluene was 50% based. Coated.
[0028]
(Blending of adhesive)
Example 1
Natural rubber (manufactured by Kasho Co., Ltd., SMR) 100 parts Petroleum resin (manufactured by Nippon Zeon Co., Ltd., Clayton D-100) 150 parts Softening agent (manufactured by Nippon Oil Co., Ltd., polybran HV-300) 50 parts Antiaging agent ( Ciba Geigy Co., Ltd., Irganox 1010) 2 parts
Comparative Example 1
Natural rubber (manufactured by Kasho Co., Ltd., SMR) 100 parts Petroleum resin (manufactured by Zeon Corporation, Clayton D-100) 50 parts Anti-aging agent (manufactured by Ciba Geigy Co., Ltd., Irganox 1010) 2 parts
Example 2
Synthetic rubber SIS (manufactured by Shell Co., 1107) 100 parts Petroleum resin (manufactured by Exxon, Esmarez 5300) 60 parts Softening agent (paraffin oil) 20 parts Antioxidant (manufactured by Ciba-Geigy Co., Ltd., Irganox 1010) 2 parts ]
Comparative Example 2
Synthetic rubber SIS (JSR-5500, manufactured by Japan Synthetic Rubber Co., Ltd.) 100 parts Petroleum resin (Clayton N-180, manufactured by Japan Synthetic Rubber Co., Ltd.) 150 parts Softener (paraffin oil) 50 parts Antiaging agent (Ciba Geigy Co., Ltd.) Manufactured by Irganox 1010) 2 parts
Example 3
100 parts of a copolymer of 2-ethylhexyl acrylate and acrylic acid (100 to 2 by weight) 1 part of an isocyanate-based crosslinking agent (Coronate L, manufactured by Nippon Polyurethane Industry Co., Ltd.)
Comparative Example 3
2 Copolymer of ethylhexyl acrylate, ethyl acrylate and acrylic acid (weight ratio: 100: 40: 3) 100 parts Isocyanate-based crosslinking agent (Coronate L, manufactured by Nippon Polyurethane Industry Co., Ltd.) 2 parts
The 100% modulus of these adhesives was measured by the following method, and the results are shown in Table 1.
[0035]
Further, a sample piece of the pressure-sensitive adhesive tape was adhered to the release treatment layer of the adherends 1 and 2 to obtain the structure of the release portion of the present invention. Then, an adhesive strength test (peeling force and holding force), a sound pressure level measurement at the time of peeling, and a monitor test actually attached to a disposable diaper were performed on each, and the results are shown in Table 1. In addition, each test method is as follows.
[0036]
[Table 1]

[0037]
[100% modulus]
The sample is bonded with an adhesive of 50-60 μm, thickness is 200 ± 10 μm, cross-sectional area is 1 mm ² (adjusted by width according to thickness), gripping interval is 10 mm, measurement temperature is 20 ° C., and pulling speed is 50 mm / min. did.
[0038]
(Peeling force)
The sample piece on the pressure-sensitive adhesive tape side was adhered to the surface of the release treatment layer of each release treatment layer side fixed on a stainless steel plate by one reciprocation of a 2 kg roller, and 300 mm / The 180 ° peel adhesion was measured in minutes.
[0039]
(Holding force)
The sample prepared in the above-mentioned peeling force test was held vertically, and the time (minute) until the sample piece on the adhesive tape dropped when suspended under a load of 0.5 kg was measured. The goal was 30 minutes or more.
[0040]
[Sound pressure level measurement method]
As a sample, the adherend was affixed to a commercially available paper diaper, and the pressure-sensitive adhesive tape of the present invention was pressure-bonded by reciprocating a 700 g roller to and from the diaper. Within 3 minutes after the pressure bonding, the peeling sound at the time of the initial peeling was measured using an integral type precision sound level meter with the peeling speed of the adhesive tape being 10 to 50 m / min and the measuring distance being 100 mm 2. When the decibel of the surrounding blank was measured, it was confirmed that the decibel was 50 dB.
[0041]
[Monitor test]
Each of the above-mentioned sample pieces was actually attached to a fastener portion of a disposable diaper, and a monitor test was performed by 20 persons on the ease of peeling, the difficulty of detachment, and the quietness of sound at the time of peeling. The results were evaluated as follows.
17 to 20 people were good. ○
13 to 16 people were good. ○ 〜 △
9 to 12 people were good. △
Five to eight people were good. ×
4 or less were good. Xx
[0042]
【The invention's effect】
As described above, the structure of the peeling portion of the present invention has a feature that a member such as a tape is not easily detached at the time of fixing, but is easily peeled off without making a sound at the time of peeling. Therefore, it is useful as a structure of a peeling part of a disposable absorbent article for the purpose of forming a peeling part such as a disposable diaper and other peeling and fixing, and as a structure of a peeling part of a medical tape, a packaging tape, a life-related article, and the like. It is.
[0043]
In particular, the structure of the present invention, which can be used for fixing a disposable diaper without sound or capable of sound-absorbing peeling, increases the dissemination rate of disposable diapers, uses a large amount per day, and is frequently used late at night. Its practical value is great in answering requests.
[0044]
According to the present invention, the sound pressure of the blank surrounding the sound pressure level measurement can be at least 10 dB or less, preferably 35 dB or less. For example, when the surrounding sound pressure level blank is 50 dB, it can be set to 60 dB or less, preferably 85 dB or less.
[0045]
As described above, in the present invention, the case where the diaper is used as the structure of the peeling portion is mainly described, but the present invention is also used as the structure of the peeling portion of another disposable absorbent article such as a sanitary napkin, and also uses a medical tape. It is suitable for use in hospitals at night without disturbing the sleep of other patients as the structure of the peeling part, and the structure of the peeling part such as corrugated cardboard using packaging tape, which is widely used, etc. The structure of the peeling portion in various life-related articles is also useful because the peeling sound is reduced.
Further, in general, a peeling portion is also formed between tape winding layers in a tape in a roll state, but when the structure of the peeling portion of the present invention is applied to this, the peeling sound at the time of rewinding the tape is reduced, so that it can be used in a workplace. It is also effective in improving the environment due to the sound of peeling.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram illustrating a configuration of a disposable diaper.
FIG. 2 is an explanatory sectional view showing an example of the present invention in a fastener portion of a paper diaper.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing another application example of the present invention.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing another application example of the present invention.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing another application example of the present invention.
FIG. 6 is an explanatory diagram showing another application example of the present invention.
[Explanation of symbols]
D adherend 1 film 2 release treatment layer 3 adhesive F adhesive tape 4 pressure-sensitive adhesive layer 5 base material

Claims

In the peeled part whose boundary surface is composed of a pressure-sensitive adhesive layer and a release-treated layer, the adhesive layer is a rubber-based or acrylic-based pressure-sensitive adhesive composition, and has a 100% modulus measured by a tensile test under the following conditions. but, in the case of rubber-based pressure-sensitive adhesive composition, 1.5 kg / cm ² or less, when the acrylic pressure-sensitive adhesive composition state, and are 1.0 kg / cm ² or less, the release treatment layer, a silicone-based or long chain structure of the release portion, wherein alkyl release treatment layer der Rukoto.
(1) Specimen thickness 200 ± 10μm
Cross section 1mm ²
10mm spacing
(2) Measurement condition temperature 20 ℃
Tensile speed 50mm / min

2. The structure of the diaper or napkin peeling part according to claim 1, wherein the surface on which the pressure-sensitive adhesive layer and the release treatment layer are formed is a diaper or napkin component.

A pressure-sensitive adhesive tape whose boundary surface is used in a peeling portion composed of a pressure-sensitive adhesive layer and a silicone-based or long-chain alkyl-based release-treated layer, wherein at least one surface of the base material is a rubber-based or acrylic-based pressure-sensitive adhesive. A pressure-sensitive adhesive layer made of the composition was provided, and a 100% modulus measured by a tensile test under the following conditions was 1.5 in the case of a rubber-based pressure-sensitive adhesive composition. kg / cm ^２2 Hereinafter, in the case of an acrylic pressure-sensitive adhesive composition, 1.0 kg / cm ^２2 An adhesive tape characterized by the following.
(1) Test piece
Thickness 200 ± 10μm
Cross section 1 mm ^２2
Grasping interval 10 mm
(2) Measurement conditions
Temperature 20 ℃
Tensile speed 50 mm / min