JP3555281B2 - Revolving combustion device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、旋回式燃焼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば廃棄物焼却炉などの燃焼装置は、一般に、燃焼室へ都市ゴミその他の廃棄物を投入して燃焼させるものであり、燃焼室の内部では、廃棄物の熱分解と、熱分解によって発生された可燃ガスの燃焼という2つの過程を経て、廃棄物が焼却処理されるようになっている。
【0003】
ところが、従来の燃焼装置では、廃棄物の熱分解と可燃ガスの燃焼という二種類の反応を一つの燃焼室内で同時に行わせていたので、廃棄物の熱分解も、可燃ガスの燃焼も共に十分に行われない傾向にあった。
【0004】
例えば、廃棄物の熱分解過程にあっては、可燃ガスの燃焼の影響による温度変化を受けて、熱分解速度を一定に保てなくなり易かった。
【0005】
又、可燃ガスの燃焼過程にあっては、燃焼室内で空気の十分な混合が得られず、可燃ガスが不完全燃焼を起こして有害物質が発生され易く、有害物質がそのまま大気へ排出されてしまうおそれがあった。
【0006】
そこで近年、既存の燃焼室を一次燃焼室とし、これに二次燃焼室を付設して、一次燃焼室で廃棄物の熱分解を専用に行わせ、熱分解によって発生した可燃ガスを二次燃焼室へ導いて、二次燃焼室で可燃ガスの完全燃焼を専用に行わせるようにした燃焼装置が提案されている。
【0007】
図5は、現在提案されている二次燃焼室(旋回式燃焼装置本体)を有する燃焼装置を示すものである。
【0008】
図中、1は上部に廃棄物供給口2を形成され下部にホッパ部3を形成された一次燃焼室、4は一次燃焼室1のホッパ部3の上部に間隔をおいて配置された水平な複数本の散気管、5は流動砂などの流動媒体で形成されて、散気管4から噴出される一次空気によって流動される流動層、6は一次燃焼室1の中間部に流動層5へ向けて取付けられたバーナである。
【0009】
7はホッパ部3の下端に設けられた流動媒体出口、8は一次燃焼室1の中間部に形成された流動媒体入口、9は流動媒体出口7と流動媒体入口8との間を接続するバケットコンベヤなどの流動媒体循環路、10は流動媒体循環路9の入側に設けられた流動媒体コンベヤ、11は流動媒体コンベヤ10出側に設けられた篩装置である。
【0010】
又、12は一次燃焼室1の上方に配設されて、上端に燃焼ガス排出口13を有し、下端にホッパ部14を有し上下方向へ延びるほぼ円筒形の二次燃焼室、15は一次燃焼室1で発生された、固形未燃分16を含む可燃ガス、17はホッパ部14下端に形成された灰出口である。
【0011】
そして、18は一次燃焼室1からの可燃ガス15を二次燃焼室12へ送るための搾流通路、19は二次燃焼室12の側壁下部に対し接線方向へ向けて接続された接線方向接続部である。
【0012】
20は外部の通風機21に接続された空気供給路、22は空気供給路20から分岐され散気管4へ一次空気を供給する一次空気供給路、23,24は前記空気供給路20から分岐され接線方向接続部19の数箇所の位置へ二次空気を供給し得るようにした二次空気供給路、25,26,27はそれぞれ一次空気供給路22及び二次空気供給路23,24の途中に設けられた弁である。
【0013】
そして、通風機21を作動して、空気供給路20及び一次空気供給路22を介し、一次燃焼室1の散気管4へ一次空気を供給することにより、流動層5を流動させると共に、バーナ6によって一次燃焼室1内の流動層5を予熱し、この状態で、廃棄物供給口2から一次燃焼室1内へ廃棄物を投入する。
【0014】
すると、一次燃焼室1内へ投入された廃棄物は、予熱された流動層5内で熱分解され、熱分解により可燃ガス15やチャー(炭)などの固形未燃分16などが発生される。
【0015】
そして、散気管4から一次燃焼室1へ供給された一次空気によってチャーなどの固形未燃分16が燃焼され、この燃焼熱によって廃棄物の熱分解が促進される。
【0016】
廃棄物の熱分解によって発生された可燃ガス15は上昇し、搾流通路18及び接線方向接続部19を通して、二次燃焼室12へ逃されるので、一次燃焼室1では可燃ガス15の燃焼の影響を受けずに廃棄物を一定の速度で熱分解させることができる。
【0017】
一方、搾流通路18及び接線方向接続部19を通って、二次燃焼室12へと送られる可燃ガス15と一部の固形未燃分16は、途中、搾流通路18で絞られ、接線方向接続部19で二次空気供給路23,24からの二次空気を供給されてある程度混合された後、ほぼ円筒形の二次燃焼室12へ接線方向に導入される。
【0018】
すると、二次燃焼室12内では、二次空気を混合された可燃ガス15による旋回上昇流が形成され、該旋回上昇流によって可燃ガス15と二次空気との混合が更に促進される。加えて、旋回により二次燃焼室12内部における可燃ガス15の燃焼に必要な炉内滞留時間が確保されることとなるので、その間に可燃ガス15の燃焼性が向上され、不完全燃焼による有害物質の発生などが抑制される。
【0019】
そして、燃焼により生成された燃焼ガスは、二次燃焼室12上端の燃焼ガス排出口13から排出される。
【0020】
又、上記とは別に、一次燃焼室1では、流動層5を構成する流動媒体の一部が、ホッパ部3下端の流動媒体出口7から流動媒体コンベヤ10を介して篩装置11へと送られ、篩装置11で不燃物を除去された後に、流動媒体循環路9を介して流動媒体入口8から一次燃焼室1へと循環される。
【0021】
更に、可燃ガス15に同伴されて搾流通路18を上昇した固形未燃分16は、二次燃焼室12で旋回上昇流によって遠心分離され、灰分として二次燃焼室12のホッパ部14下端の灰出口17から排出される。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記燃焼装置における二次燃焼室には、以下のような問題があった。
【0023】
即ち、可燃ガス15の燃焼に必要な二次空気は、接線方向接続部19で、二次空気供給路23と24から分配供給されるようになっているが、例えば、二次空気供給路23のみから接線方向接続部19における可燃ガス15の流れ方向へ向けて、燃焼に必要な二次空気の全量を供給した場合、図6・図7に示すように、二次燃焼室12内における可燃ガス15の旋回上昇流が強くなり過ぎて火炎aが長くなると共に、旋回上昇流が燃焼ガス排出口13の外部へ吹き抜けてしまうため、可燃ガス15の炉内滞留時間が短くなる傾向にある。これによって、燃焼ガス排出口13から外部へ排出される一酸化炭素の量を低減させる効果があまり得られなくなってしまう。
【0024】
反対に、二次空気供給路24のみから接線方向接続部19における可燃ガス15の流れ方向と直角方向へ向けて、燃焼に必要な二次空気の全量を供給した場合、可燃ガス15に対する二次空気の混合性が向上すると共に、図8・図9に示すように、二次燃焼室12内における可燃ガス15の旋回上昇流が弱くなって火炎aが短くなるため、可燃ガス15の炉内滞留時間が長くなる傾向にある。このため、燃焼ガス排出口13から外部へ排出される一酸化炭素の量を低減させることができるようになるが、今度は、短い火炎aによって、二次燃焼室12内に局部的に温度の高い部分ができるため、窒素酸化物の発生量が多くなったり、二次燃焼室12内に燃焼灰が付着するという問題が発生してしまう。
【0025】
そこで、従来は、二次空気供給路23と24から分配供給される二次空気の配分を作業員が手作業で変更して、旋回上昇流の強さや火炎aの長さを調整するようにしていたが、廃棄物の組成によって上記二次空気の配分を変えなければならないため、調整作業が煩雑であった。
【0026】
本発明は、上述の実情に鑑み、燃焼に必要な空気の配分を自動的に制御し得るようにした旋回式燃焼装置を提供することを目的とするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ほぼ上下方向へ延びる円筒形の側壁を有する旋回式燃焼装置本体の中間部に、接線方向から可燃ガスを供給する接線方向接続部を接続し、該接線方向接続部に可燃ガスの流れ方向へ空気を供給する空気ノズルと、可燃ガスの流れ方向と直角方向へ空気を供給する空気ノズルを設けた旋回式燃焼装置において、旋回式燃焼装置本体の接線方向接続部の接続位置よりも上側の位置に、旋回式燃焼装置本体の周方向に間隔をおいて複数の火炎検出器を設け、火炎検出器からの火炎検出信号に基づき、前記各空気ノズルへ空気を分配する流量制御弁へ開度を制御するための制御信号を送る演算制御装置を設けたことを特徴とする旋回式燃焼装置にかかるものである。
【0028】
請求項2の発明は、ほぼ上下方向へ延びる円筒形の側壁を有する旋回式燃焼装置本体の中間部に、接線方向から可燃ガスを供給する接線方向接続部を接続し、該接線方向接続部に可燃ガスの流れ方向へ空気を供給する空気ノズルと、可燃ガスの流れ方向と直角方向へ空気を供給する空気ノズルを設けた旋回式燃焼装置において、旋回式燃焼装置本体の出側に一酸化炭素濃度検出器を設け、一酸化炭素濃度検出器で検出した一酸化炭素濃度検出信号と、一酸化炭素濃度設定器に設定された一酸化炭素濃度設定信号とを比較して、前記各空気ノズルへ空気を分配する流量制御弁へ開度を制御するための制御信号を送る演算制御装置を設けたことを特徴とする旋回式燃焼装置にかかるものである。
【0029】
請求項3の発明は、ほぼ上下方向へ延びる円筒形の側壁を有する旋回式燃焼装置本体の中間部に、接線方向から可燃ガスを供給する接線方向接続部を接続し、該接線方向接続部に可燃ガスの流れ方向へ空気を供給する空気ノズルと、可燃ガスの流れ方向と直角方向へ空気を供給する空気ノズルを設けた旋回式燃焼装置において、旋回式燃焼装置本体の出側に窒素酸化物濃度検出器を設け、窒素酸化物濃度検出器で検出した窒素酸化物濃度検出信号と、窒素酸化物濃度設定器に設定された窒素酸化物濃度設定信号とを比較して、前記各空気ノズルへ空気を分配する流量制御弁へ開度を制御するための制御信号を送る演算制御装置を設けたことを特徴とする旋回式燃焼装置にかかるものである。
【0030】
上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
【0031】
接線方向接続部から旋回式燃焼装置本体の中間部に可燃ガスを供給すると、旋回式燃焼装置本体の内部に可燃ガスの旋回流が形成される。
【0032】
この状態で、接線方向接続部に可燃ガスの流れ方向へ向けて空気ノズルから空気を供給すると、旋回流が強くなって、火炎が長くなると共に、外部へ排出される一酸化炭素の量が多くなる。
【0033】
反対に、接線方向接続部に可燃ガスの流れ方向と直角方向へ向けて空気ノズルから空気を供給すると、旋回流が弱くなって、火炎が短くなると共に、発生する窒素酸化物の量が多くなる。
【0034】
そこで、請求項1の発明では、旋回式燃焼装置本体の接線方向接続部の接続位置よりも上側の位置に、旋回式燃焼装置本体の周方向に間隔をおいて複数設けた火炎検出器からの火炎検出信号に基づき、演算制御装置が制御信号を送って、前記各空気ノズルへ空気を分配する流量制御弁の開度を制御することにより、空気を自動的に分配させている。
【0035】
又、請求項2の発明では、旋回式燃焼装置本体の出側に設けた一酸化炭素濃度検出器で検出した一酸化炭素濃度検出信号と、一酸化炭素濃度設定器に設定された一酸化炭素濃度設定信号とを演算制御装置が比較し、演算制御装置が制御信号を送って、前記各空気ノズルへ空気を分配する流量制御弁の開度を制御することにより、空気を自動的に分配させている。
【0036】
更に、請求項3の発明では、旋回式燃焼装置本体の出側に設けた窒素酸化物濃度検出器で検出した窒素酸化物濃度検出信号と、窒素酸化物濃度設定器に設定された窒素酸化物濃度設定信号とを演算制御装置が比較し、演算制御装置が制御信号を送って、前記各空気ノズルへ空気を分配する流量制御弁の開度を制御することにより、空気を自動的に分配させている。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
【0038】
図1・図2は、本発明の第一の実施の形態である。
【0039】
図中、28は上部に廃棄物供給口29を形成され下部にホッパ部30を形成された一次燃焼室、31は一次燃焼室28のホッパ部30の上部に間隔をおいて配置された水平な複数本の散気管、32は流動砂などの流動媒体で形成されて、散気管31から噴出される一次空気によって流動される流動層、33は一次燃焼室28の中間部に流動層32へ向けて取付けられたバーナである。
【0040】
34はホッパ部30の下端に設けられた流動媒体出口、35は一次燃焼室28の中間部に形成された流動媒体入口、36は流動媒体出口34と流動媒体入口35との間を接続するバケットコンベヤなどの流動媒体循環路、37は流動媒体循環路36の入側に設けられた流動媒体コンベヤ、38は流動媒体コンベヤ37出側に設けられた篩装置である。
【0041】
又、39は一次燃焼室28の上方に配設されて、上端に燃焼ガス排出口40を有し、下端にホッパ部41を有しほぼ上下方向へ延びるほぼ円筒形の二次燃焼室(旋回式燃焼装置本体)、42は一次燃焼室28で発生された、固形未燃分43を含む可燃ガス、44はホッパ部41下端に形成された灰出口である。
【0042】
そして、45は一次燃焼室28からの可燃ガス42を二次燃焼室39へ送るための搾流通路、46は二次燃焼室39の側壁下部に対し接線方向へ向けて接続された接線方向接続部である。
【0043】
47は外部の通風機48に接続された空気供給路、49は空気供給路47から分岐され散気管31へ一次空気を供給する一次空気供給路、50,51は前記空気供給路47から分岐され、接線方向接続部46に可燃ガス42の流れ方向へ向けて設けられた二次空気ノズル55と、接線方向接続部46に可燃ガス42の流れ方向と直角方向へ向けて設けられた二次空気ノズル56へ二次空気を供給し得るようにした二次空気供給路、52は一次空気供給路49の途中に設けられた弁、53,54はそれぞれ二次空気供給路50,51の途中に設けられた流量制御弁である。
【0044】
本実施の形態では、更に、二次燃焼室39の周面で且つ、接線方向接続部46の接続位置と同じ高さかそれよりも上側の位置に、周方向に間隔をおいて複数の火炎検出器57〜59を取付ける。尚、図面の関係上、火炎検出器57〜59は、3基が、周方向の位相を90度ずつずらせて配置されると共に、下流側程位置が高くなって行くように描かれているが、個数及び取付け位置共にこれに限定されるものではない。但し、実際に設ける場合は、最低、火炎66の長さの許容範囲の上限位置と下限位置にそれぞれ1基ずつ、合計で2基設けるようにすれば十分である。
【0045】
そして、火炎検出器57〜59からの火炎検出信号60〜62を入力して、火炎66の長さが適正となるように前記流量制御弁53,54へ制御信号63,64を送る演算制御装置65を設ける。
【0046】
次に、本実施の形態の作動について説明する。
【0047】
通風機48を作動して、空気供給路47及び一次空気供給路49を介し、一次燃焼室28の散気管31へ一次空気を供給することにより、流動層32を流動させると共に、バーナ33によって一次燃焼室28内の流動層32を予熱し、この状態で、廃棄物供給口29から一次燃焼室28内へ廃棄物を投入する。
【0048】
すると、一次燃焼室28内へ投入された廃棄物は、予熱された流動層32内で熱分解され、熱分解により可燃ガス42やチャー(炭)などの固形未燃分43などが発生される。
【0049】
そして、散気管31から一次燃焼室28へ供給された一次空気によってチャーなどの固形未燃分43が燃焼され、この燃焼熱によって廃棄物の熱分解が促進される。
【0050】
廃棄物の熱分解によって発生された可燃ガス42は上昇し、搾流通路45及び接線方向接続部46を通して、二次燃焼室39へ逃されるので、一次燃焼室28では可燃ガス42の燃焼の影響を受けずに廃棄物を一定の速度で熱分解させることができる。
【0051】
一方、搾流通路45及び接線方向接続部46を通って、二次燃焼室39へと送られる可燃ガス42と一部の固形未燃分43は、途中、搾流通路45で絞られ、接線方向接続部46で二次空気供給路50,51からの二次空気を供給されてある程度混合された後、ほぼ円筒形の二次燃焼室39へ接線方向に導入される。
【0052】
すると、二次燃焼室39内では、二次空気を混合された可燃ガス42による旋回上昇流が形成され、該旋回上昇流によって可燃ガス42と二次空気との混合が更に促進される。加えて、旋回により二次燃焼室39内部における可燃ガス42の燃焼に必要な炉内滞留時間が確保されることとなるので、その間に可燃ガス42が燃焼性が向上され、不完全燃焼による有害物質の発生などが抑制される。
【0053】
そして、燃焼により生成された燃焼ガスは、二次燃焼室39上端の燃焼ガス排出口40から排出される。
【0054】
又、上記とは別に、一次燃焼室28では、流動層32を構成する流動媒体の一部が、ホッパ部30下端の流動媒体出口34から流動媒体コンベヤ37を介して篩装置38へと送られ、篩装置38で不燃物を除去された後に、流動媒体循環路36を介して流動媒体入口35から一次燃焼室28へと循環される。
【0055】
更に、可燃ガス42に同伴されて搾流通路45を上昇した固形未燃分43は、二次燃焼室39で旋回上昇流によって遠心分離され、灰分として二次燃焼室39のホッパ部41下端の灰出口44から排出される。
【0056】
ところで、可燃ガス42の燃焼に必要な二次空気は、接線方向接続部46で、二次空気供給路50と51から分配供給されるようになっているが、例えば、二次空気供給路50のみから接線方向接続部46における可燃ガス42の流れ方向へ向けて、燃焼に必要な二次空気の全量を供給した場合、二次燃焼室39内における可燃ガス42の旋回上昇流が強くなり過ぎて火炎66が長くなると共に、旋回上昇流が燃焼ガス排出口40の外部へ吹き抜けてしまうため、可燃ガス42の炉内滞留時間が短くなる傾向にある。これによって、燃焼ガス排出口40から外部へ排出される一酸化炭素の量を低減させる効果があまり得られなくなってしまう。
【0057】
反対に、二次空気供給路51のみから接線方向接続部46における可燃ガス42の流れ方向と直角方向へ向けて、燃焼に必要な二次空気の全量を供給した場合、可燃ガス42に対する二次空気の混合性が向上すると共に、二次燃焼室39内における可燃ガス42の旋回上昇流が弱くなって火炎66が短くなるため、可燃ガス42の炉内滞留時間が長くなる傾向にある。このため、燃焼ガス排出口40から外部へ排出される一酸化炭素の量を低減させることができるようになるが、今度は、短い火炎66によって、二次燃焼室39内に局部的に温度の高い部分ができるため、窒素酸化物の発生量が多くなったり、二次燃焼室39内に燃焼灰が付着するという問題が発生してしまう。
【0058】
そこで、本実施の形態では、二次燃焼室39の周面で且つ、接線方向接続部46の接続位置と同じ高さかそれよりも上側の位置に、周方向に間隔をおいて複数の火炎検出器57〜59を取付けて、各火炎検出器57〜59により火炎66を検出させる。
【0059】
こうして、火炎検出器57〜59が検出器した火炎検出信号60〜62は、演算制御装置65へ入力され、演算制御装置65で、火炎66を検出した火炎検出器57〜59の数によって火炎66の長さが求められる。
【0060】
こうして、火炎66の長さが求められたら、演算制御装置65は、前記流量制御弁53,54へ制御信号63,64を送って流量制御弁53,54の開度を調整させることにより、二次空気供給路50と二次空気供給路51からの二次空気の配分を自動的に制御させ、火炎66の長さが適正となるようにする。
【0061】
これにより、火炎66が長い場合には、二次空気供給路50から接線方向接続部46へ可燃ガス42の流れ方向に供給される二次空気を絞って、二次空気供給路51からの流れ方向と直角に供給される二次空気を増やすことにより、二次燃焼室39内の旋回上昇流を弱めて火炎66を短くし、旋回上昇流が外部へ吹き抜けて外部へ排出される一酸化炭素の量を低減させることができる。
【0062】
反対に、火炎66が短い場合には、二次空気供給路50から接線方向接続部46へ可燃ガス42の流れ方向に供給される二次空気を増やして、二次空気供給路51からの流れ方向と直角に供給される二次空気を絞ることにより、二次燃焼室39内の旋回上昇流を強めて火炎66を長くし、二次燃焼室39内の温度が局部的に上昇して窒素酸化物の発生量が多くなったり、二次燃焼室39内に燃焼灰が付着したりすることを防止することができるようにすることができる。
【0063】
図3は、本発明の第二の実施の形態である。
【0064】
本実施の形態では、二次燃焼室39に火炎検出器57〜59を設ける代りに、燃焼ガス排出口40に一酸化炭素濃度検出器67を設け、一酸化炭素濃度検出器67からの一酸化炭素濃度検出信号68を演算制御装置65へ入力して、演算制御装置65で一酸化炭素濃度設定器69からの一酸化炭素濃度設定信号70と比較して、火炎66の長さが適正となるように前記流量制御弁53,54へ制御信号63,64を送らせるようにしている。
【0065】
尚、一酸化炭素濃度設定器69は、最適値を1つのみ設定し得るようなものを用いても良いが、適正範囲の上限値と、下限値を設定し得るようなものを用いても良い。
【0066】
そして、燃焼ガス排出口40に設けた一酸化炭素濃度検出器67が、燃焼ガス排出口40から排出される一酸化炭素の濃度を検出して一酸化炭素濃度検出信号68を演算制御装置65へ送る。
【0067】
演算制御装置65では、一酸化炭素濃度検出器67からの一酸化炭素濃度検出信号68と、一酸化炭素濃度設定器69からの一酸化炭素濃度設定信号70とを比較して、前記流量制御弁53,54へ制御信号63,64を送って流量制御弁53,54の開度を調整させることにより、二次空気供給路50と二次空気供給路51からの二次空気の配分を自動的に制御させ、火炎66の長さが適正となるようにする。
【0068】
これにより、排出される一酸化炭素の量が一酸化炭素濃度設定信号70の値よりも多い場合には、旋回上昇流が強すぎることを示しているので、二次空気供給路50から接線方向接続部46へ可燃ガス42の流れ方向に供給される二次空気を絞って、二次空気供給路51からの流れ方向と直角に供給される二次空気を増やすことにより、二次燃焼室39内の旋回上昇流を弱めて火炎66を短くし、旋回上昇流が外部へ吹き抜けて外部へ排出される一酸化炭素の量を低減させるようにようにする。
【0069】
反対に、排出される一酸化炭素の量が一酸化炭素濃度設定信号70の値よりも少ない場合には、旋回上昇流が弱すぎることを示しているので、二次空気供給路50から接線方向接続部46へ可燃ガス42の流れ方向に供給される二次空気を増やして、二次空気供給路51からの流れ方向と直角に供給される二次空気を絞ることにより、二次燃焼室39内の旋回上昇流を強めて火炎66を長くし、二次燃焼室39内の温度が局部的に上昇して窒素酸化物の発生量が多くなったり、二次燃焼室39内に燃焼灰が付着したりすることを防止することができるようにする。
【0070】
又、上記以外については、前記実施の形態と同様の構成を備えており、同様の作用・効果を得ることができる。
【0071】
図4は、本発明の第三の実施の形態である。
【0072】
本実施の形態では、二次燃焼室39に火炎検出器57〜59を設ける代りに、燃焼ガス排出口40に窒素酸化物濃度検出器71を設け、窒素酸化物濃度検出器71からの窒素酸化物濃度検出信号72を演算制御装置65へ入力して、演算制御装置65で窒素酸化物濃度設定器73からの窒素酸化物濃度設定信号74と比較して、火炎66の長さが適正となるように前記流量制御弁53,54へ制御信号63,64を送らせるようにしている。
【0073】
尚、窒素酸化物濃度設定器73は、最適値を1つのみ設定し得るようなものを用いても良いが、適正範囲の上限値と、下限値を設定し得るようなものを用いても良い。
【0074】
そして、燃焼ガス排出口40に設けた窒素酸化物濃度検出器71が、燃焼ガス排出口40から排出される窒素酸化物の濃度を検出して窒素酸化物濃度検出信号72を演算制御装置65へ送る。
【0075】
演算制御装置65では、窒素酸化物濃度検出器71からの窒素酸化物濃度検出信号72と、窒素酸化物濃度設定器73からの窒素酸化物濃度設定信号74とを比較して、前記流量制御弁53,54へ制御信号63,64を送って流量制御弁53,54の開度を調整させることにより、二次空気供給路50と二次空気供給路51からの二次空気の配分を自動的に制御させ、火炎66の長さが適正となるようにする。
【0076】
これにより、排出される窒素酸化物の量が窒素酸化物濃度設定信号74の値よりも少ない場合には、旋回上昇流が強すぎることを示しているので、二次空気供給路50から接線方向接続部46へ可燃ガス42の流れ方向に供給される二次空気を絞って、二次空気供給路51からの流れ方向と直角に供給される二次空気を増やすことにより、二次燃焼室39内の旋回上昇流を弱めて火炎66を短くし、旋回上昇流が外部へ吹き抜けて外部へ排出される窒素酸化物の量を低減させるようにする。
【0077】
反対に、排出される窒素酸化物の量が窒素酸化物濃度設定信号74の値よりも多い場合には、旋回上昇流が弱すぎることを示しているので、二次空気供給路50から接線方向接続部46へ可燃ガス42の流れ方向に供給される二次空気を増やして、二次空気供給路51からの流れ方向と直角に供給される二次空気を絞ることにより、二次燃焼室39内の旋回上昇流を強めて火炎66を長くし、二次燃焼室39内の温度が局部的に上昇して窒素酸化物の発生量が多くなったり、二次燃焼室39内に燃焼灰が付着したりすることを防止することができるようにする。
【0078】
又、上記以外については、前記各実施の形態と同様の構成を備えており、同様の作用・効果を得ることができる。
【0079】
尚、本発明は、上述の実施の形態にのみ限定されるものではなく、上記した二次燃焼室を備えた廃棄物焼却炉などの燃焼装置に限らず、接線方向へ空気を供給して内部に旋回流を発生させるようにした旋回式燃焼装置一般に適用し得ること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の旋回式燃焼装置によれば、燃焼に必要な空気の配分を自動的に制御することができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一の形態の概略側断面図である。
【図2】図1のII方向矢視図である。
【図3】本発明の実施の第二の形態の概略側断面図である。
【図4】本発明の実施の第三の形態の概略側断面図である。
【図5】従来例の概略側断面図である。
【図6】図5の旋回上昇流が強い場合を示す部分拡大図である。
【図7】図6のVII−VII矢視図である。
【図8】図5の旋回上昇流が弱い場合を示す部分拡大図である。
【図9】図8のIX−IX矢視図である。
【符号の説明】
39 旋回式燃焼装置本体(二次燃焼室)
42 可燃ガス
46 接線方向接続部
53,54 流量制御弁
55,56 空気ノズル(二次空気ノズル)
57〜59 火炎検出器
60〜62 火炎検出信号
63,64 制御信号
65 演算制御装置
67 一酸化炭素濃度検出器
68 一酸化炭素濃度検出信号
69 一酸化炭素濃度設定器
70 一酸化炭素濃度設定信号
71 窒素酸化物濃度検出器
72 窒素酸化物濃度検出信号
73 窒素酸化物濃度設定器
74 窒素酸化物濃度設定信号[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a swirl type combustion device.
[0002]
[Prior art]
For example, a combustion device such as a waste incinerator generally throws municipal waste and other waste into a combustion chamber and burns the fuel. Inside the combustion chamber, the waste is thermally decomposed and generated by thermal decomposition. Waste is incinerated through two processes of combustible gas combustion.
[0003]
However, in the conventional combustion device, two types of reactions, that is, thermal decomposition of waste and combustion of combustible gas, were performed simultaneously in one combustion chamber, so both thermal decomposition of waste and combustion of combustible gas were sufficient. Did not tend to be done.
[0004]
For example, in the process of thermal decomposition of waste, it has been easy to maintain a constant thermal decomposition rate due to a temperature change caused by the combustion of combustible gas.
[0005]
In addition, in the combustion process of combustible gas, sufficient mixing of air cannot be obtained in the combustion chamber, the combustible gas causes incomplete combustion, and harmful substances are easily generated. There was a risk.
[0006]
Therefore, in recent years, the existing combustion chamber has been designated as a primary combustion chamber, and a secondary combustion chamber has been added to the primary combustion chamber. There has been proposed a combustion device that is guided to a chamber to perform exclusive combustion of combustible gas exclusively in a secondary combustion chamber.
[0007]
FIG. 5 shows a combustion device having a secondary combustion chamber (swirl-type combustion device main body) that is currently proposed.
[0008]
In the figure,
[0009]
[0010]
[0011]
[0012]
20 is an air supply path connected to an
[0013]
By operating the
[0014]
Then, the waste put into the
[0015]
Then, the solid
[0016]
The
[0017]
On the other hand, the
[0018]
Then, in the
[0019]
Then, the combustion gas generated by the combustion is discharged from the
[0020]
Apart from the above, in the
[0021]
Further, the solid
[0022]
[Problems to be solved by the invention]
However, the secondary combustion chamber in the combustion device has the following problems.
[0023]
That is, the secondary air required for combustion of the
[0024]
Conversely, when the entire amount of the secondary air required for combustion is supplied only from the secondary
[0025]
Therefore, conventionally, the distribution of the secondary air distributed and supplied from the secondary
[0026]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above circumstances, and has as its object to provide a swirl type combustion apparatus capable of automatically controlling the distribution of air required for combustion.
[0027]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, a tangential connecting portion for supplying combustible gas from a tangential direction is connected to an intermediate portion of a revolving combustion device main body having a cylindrical side wall extending substantially vertically, and the tangential connecting portion is connected to the tangential connecting portion. Connection of the tangential connection part of the main body of the swirl type combustion device in the swirl type combustion device provided with an air nozzle for supplying air in the flow direction of the combustible gas and an air nozzle for supplying air in a direction perpendicular to the flow direction of the combustible gas At a position above the position, a plurality of flame detectors are provided at intervals in the circumferential direction of the swirl type combustion device main body, and based on a flame detection signal from the flame detector, a flow rate for distributing air to each of the air nozzles The present invention relates to a swirl type combustion apparatus characterized in that an arithmetic and control unit for sending a control signal for controlling an opening to a control valve is provided.
[0028]
According to a second aspect of the present invention, a tangential connection for supplying flammable gas from a tangential direction is connected to an intermediate portion of a revolving combustion device main body having a cylindrical side wall extending substantially vertically, and the tangential connection is connected to the tangential connection. In a swirl type combustion apparatus provided with an air nozzle for supplying air in the direction of flow of combustible gas and an air nozzle for supplying air in a direction perpendicular to the direction of flow of combustible gas, carbon monoxide is provided at the outlet side of the main body of the swirl type combustion apparatus. Providing a concentration detector, comparing the carbon monoxide concentration detection signal detected by the carbon monoxide concentration detector and the carbon monoxide concentration setting signal set in the carbon monoxide concentration setting device, to each of the air nozzles The invention relates to a swirl-type combustion device, which is provided with an arithmetic and control unit for sending a control signal for controlling an opening to a flow control valve for distributing air.
[0029]
According to a third aspect of the present invention, a tangential connecting portion for supplying combustible gas from a tangential direction is connected to an intermediate portion of a revolving combustion device main body having a cylindrical side wall extending substantially vertically, and the tangential connecting portion is connected to the tangential connecting portion. In a swirling type combustion apparatus provided with an air nozzle for supplying air in the direction of flow of combustible gas and an air nozzle for supplying air in a direction perpendicular to the direction of flow of combustible gas, nitrogen oxide is provided on the exit side of the main body of the swirling type combustion apparatus. Providing a concentration detector, comparing the nitrogen oxide concentration detection signal detected by the nitrogen oxide concentration detector and the nitrogen oxide concentration setting signal set in the nitrogen oxide concentration setting device, to each of the air nozzles The invention relates to a swirl-type combustion device, which is provided with an arithmetic and control unit for sending a control signal for controlling an opening to a flow control valve for distributing air.
[0030]
According to the above means, the following effects can be obtained.
[0031]
When the combustible gas is supplied from the tangential connection to the intermediate portion of the main body of the swirling type combustion device, a swirling flow of the combustible gas is formed inside the main body of the swirling type combustion device.
[0032]
In this state, if air is supplied from the air nozzle to the tangential connection in the flow direction of the combustible gas, the swirling flow becomes stronger, the flame becomes longer, and the amount of carbon monoxide discharged to the outside increases. Become.
[0033]
Conversely, when air is supplied from the air nozzle to the tangential connection in a direction perpendicular to the flow direction of the combustible gas, the swirling flow is weakened, the flame is shortened, and the amount of generated nitrogen oxides is increased. .
[0034]
Therefore, according to the first aspect of the present invention, a plurality of flame detectors are provided at a position above the connection position of the tangential connection portion of the swirl type combustion device main body at intervals in the circumferential direction of the swirl type combustion device main body. Based on the flame detection signal, the arithmetic and control unit sends a control signal to control the opening of a flow control valve that distributes the air to each of the air nozzles, thereby automatically distributing the air.
[0035]
Further, according to the invention of claim 2, the carbon monoxide concentration detection signal detected by the carbon monoxide concentration detector provided on the outlet side of the swirling type combustion device main body and the carbon monoxide concentration set by the carbon monoxide concentration setting device The arithmetic and control unit compares the concentration setting signal with the concentration control signal, and the arithmetic and control unit sends a control signal to control the opening degree of the flow control valve that distributes the air to each of the air nozzles, thereby automatically distributing the air. ing.
[0036]
Further, according to the third aspect of the present invention, the nitrogen oxide concentration detection signal detected by the nitrogen oxide concentration detector provided on the exit side of the swirl type combustion device main body, and the nitrogen oxide concentration set by the nitrogen oxide concentration setting device The arithmetic and control unit compares the concentration setting signal with the concentration control signal, and the arithmetic and control unit sends a control signal to control the opening degree of the flow control valve that distributes the air to each of the air nozzles, thereby automatically distributing the air. ing.
[0037]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0038]
1 and 2 show a first embodiment of the present invention.
[0039]
In the figure,
[0040]
34 is a fluid medium outlet provided at the lower end of the
[0041]
A substantially cylindrical
[0042]
[0043]
47 is an air supply path connected to an
[0044]
In the present embodiment, a plurality of flame detections are further provided on the peripheral surface of the
[0045]
The arithmetic and control unit receives the flame detection signals 60 to 62 from the
[0046]
Next, the operation of the present embodiment will be described.
[0047]
By operating the
[0048]
Then, the waste put into the
[0049]
Then, the solid
[0050]
The
[0051]
On the other hand, the
[0052]
Then, in the
[0053]
Then, the combustion gas generated by the combustion is discharged from the
[0054]
Apart from the above, in the
[0055]
Further, the solid
[0056]
By the way, the secondary air necessary for combustion of the
[0057]
Conversely, when the entire amount of secondary air required for combustion is supplied from only the secondary
[0058]
Accordingly, in the present embodiment, a plurality of flame detections are provided at circumferential positions on the circumferential surface of the
[0059]
Thus, the flame detection signals 60 to 62 detected by the
[0060]
When the length of the
[0061]
Thereby, when the
[0062]
Conversely, when the
[0063]
FIG. 3 shows a second embodiment of the present invention.
[0064]
In the present embodiment, instead of providing the
[0065]
Incidentally, the carbon monoxide
[0066]
Then, a carbon
[0067]
The arithmetic and
[0068]
Thus, if the amount of carbon monoxide to be discharged is larger than the value of the carbon monoxide
[0069]
Conversely, if the amount of carbon monoxide discharged is smaller than the value of the carbon monoxide
[0070]
Except for the above, the configuration is the same as that of the above-described embodiment, and the same operation and effect can be obtained.
[0071]
FIG. 4 shows a third embodiment of the present invention.
[0072]
In the present embodiment, instead of providing the
[0073]
Incidentally, the nitrogen oxide
[0074]
Then, a nitrogen
[0075]
The arithmetic and
[0076]
Accordingly, if the amount of the nitrogen oxide discharged is smaller than the value of the nitrogen oxide
[0077]
Conversely, if the amount of nitrogen oxide discharged is larger than the value of the nitrogen oxide
[0078]
Except for the above, the configuration is the same as that of each of the above embodiments, and the same operation and effect can be obtained.
[0079]
It should be noted that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and is not limited to a combustion device such as a waste incinerator provided with the above-described secondary combustion chamber, and may supply air in a tangential direction to supply the internal air. Of course, various changes can be made without departing from the scope of the present invention, in addition to the general application of a swirling combustion apparatus that generates a swirling flow.
[0080]
【The invention's effect】
As described above, according to the swirl type combustion apparatus of the present invention, an excellent effect that the distribution of air required for combustion can be automatically controlled can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic side sectional view of a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a view in the direction of arrow II in FIG. 1;
FIG. 3 is a schematic side sectional view of a second embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a schematic side sectional view of a third embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a schematic side sectional view of a conventional example.
FIG. 6 is a partially enlarged view showing a case where the swirling upward flow in FIG. 5 is strong.
FIG. 7 is a view taken along the line VII-VII in FIG. 6;
FIG. 8 is a partially enlarged view showing a case where the swirling upward flow of FIG. 5 is weak.
FIG. 9 is a view taken in the direction of arrows IX-IX in FIG. 8;
[Explanation of symbols]
39 Revolving combustion device main body (secondary combustion chamber)
42 flammable gas
46 Tangential connection
53, 54 Flow control valve
55,56 Air nozzle (secondary air nozzle)
57-59 Flame detector
60 to 62 Flame detection signal
63, 64 control signal
65 arithmetic and control unit
67 Carbon monoxide concentration detector
68 Carbon monoxide concentration detection signal
69 Carbon monoxide concentration setting device
70 Carbon monoxide concentration setting signal
71 Nitrogen oxide concentration detector
72 Nitrogen oxide concentration detection signal
73 Nitrogen oxide concentration setting device
74 Nitrogen oxide concentration setting signal
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