JP3551709B2 - Form processing equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フォームという定型文書によりユーザからの指示を受け付け、入力されたフォームに対応する処理プログラムを起動して、ユーザの要求する処理を実行するフォーム処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、フォームという入力媒体を用いて指示やデータを入力する情報処理装置として、フォーム処理装置を提案している(例えば特開平7−114610号公報、特願平8−123396号などを参照)。
【0003】
フォームとは、フォーム処理装置に対してサービスを依頼するために用いる定型文書であり、各種サービスに対応してそれぞれフォームが用意される。フォームには、例えば、データベースへの情報の登録のためのフォームや、データベースからの情報の取り出しのためのフォーム等がある。フォームは、対応するサービスの内容に応じてデザインされ、データや指示内容等を記入するための記入欄を含むこともできる。フォームは、例えば紙に印刷された形でユーザに配布される。ユーザは、所望のサービスに対応するフォームを入手し、これに対してデータや指示内容を記入してフォーム処理装置に入力することにより、フォーム処理装置にて所望のサービスを受けることができる。
【0004】
フォーム処理装置は、各フォームごとに、そのフォームに対応するサービス、すなわち情報処理の内容を記述する処理プログラムを有している。フォーム処理装置は、上記のようにして入力されたフォームのデータを解析し、そのフォームの種類やユーザの記入内容を認識し、処理を行う。この場合、フォーム処理装置は、入力されたフォームのデータからそのフォームに埋め込まれたフォーム識別子を認識することにより、そのフォームの種類を認識し、そのフォームに対応する処理プログラムを起動する。このプログラムの実行により、フォームによって指示された処理が行われる。このようなフォーム処理においては、ユーザに対してその処理結果を出力する場合があり、その処理結果は例えばフォームの形式で紙に印刷されて出力される。
【0005】
フォーム処理装置に対してフォームを入力する方法は、複数提供されている。例えば、フォーム処理装置に付属したイメージスキャナにフォームを読み取らせる方法や、遠隔のFAX(ファクシミリ)装置にフォームを読み取らせ、その読み取り結果を通信回線を介してフォーム処理装置に送信するという方法などである。フォーム処理結果の出力もこれと同様であり、フォームに付属したプリンタや遠隔のFAX装置などから出力することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
フォーム処理装置においては、その処理(サービス)に対して料金が設定される場合や、そのサービスにより提供される情報に対して料金が設定される場合がある。
【0007】
フォーム処理装置を複数のユーザで共用する場合、このようなフォーム処理にかかる料金の負担配分が問題となる。このため、フォーム処理装置の共用を円滑に実現するために、フォーム処理に伴う料金を各ユーザに対し使用量に応じて公平に課金することができる装置が要望されている。
【0008】
共用装置における課金技術として、例えばコピー機などでは、利用の際に付属のカードリーダにIDカードを読み込ませるなどの方法で装置に課金先を入力することにより、適切な課金先に課金を行う方式が知られている。ところが、フォーム処理装置では、遠隔地からFAXなどでフォームが入力される場合があるので、そのような方法をフォーム処理装置に適用したとしても、FAXで入力されたフォームについては課金先を特定することができないため不都合が生じる。
【0009】
また、本出願人はFAX、コピー、プリンタ等の機能を併せ持ついわゆる複合機における課金管理の技術を提案している(特開平6−197209号公報参照)。この技術は、複合機を共用する複数の部門に対してFAX着信時の画像形成に要する費用を配分するためのものであり、予め登録された特定の発信元FAX番号からの着信についてはその発信元FAX番号から課金先部門を特定して課金を行い、発信元FAX番号から課金先部門を特定できない場合には予め定められた課金付け替え比率に応じて各部門に課金を配分するというものである。
【0010】
この技術をフォーム処理装置に応用することも可能であるが、フォーム処理装置の場合、FAX装置等を利用してどこからでも必要なサービスや情報を受けることができることが重要な利点であり、登録されていないFAX装置等からフォーム処理装置にアクセスされることが多いので、付け替え比率に応じて課金配分されるケースが多くなる。ところが、付け替え比率による課金配分は、公平な付け替え比率の決定が困難であり、また組織変更などの度に付け替え比率の変更を行わなければならない。
【0011】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、フォーム処理に伴う料金を、簡単な機構で各ユーザに適切に配分して課金することができる装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本出願人は、フォーム処理技術の特徴であるフォーム識別子を利用した従来にない斬新な課金管理の手法を提案する。すなわち、本発明は、フォーム処理装置では各フォームがそれぞれ固有のフォーム識別子により管理され、ユーザに提供されるフォームには必ずそのフォームに固有のフォーム識別子が埋め込まれているというフォーム処理技術固有の特徴を利用して、そのフォーム識別子に対して課金先を対応づけておくことにより課金管理を行うものである。
【0013】
本発明に係るフォーム処理装置は、フォームとこれに対応する処理プログラムとを互いに対応づけて管理し、作成したフォームに対してフォーム識別子を埋め込んで出力し、フォームが入力された場合はこの入力フォームからフォーム識別子を検出し、このフォーム識別子に基づき当該入力フォームに対応する処理プログラムを検索して処理を実行するフォーム処理装置において、作成したフォームに対して課金先識別子を付与する課金先付与手段と、付与した課金先識別子を当該フォームのフォーム識別子と対応づけて管理する課金先管理手段と、入力されたフォームから検出したフォーム識別子に対応する課金先識別子を前記課金先管理手段を参照して求め、求めた課金先識別子に基づき、その入力フォームに対応して行った処理についての課金先を特定する課金先特定手段とを有することを特徴とする。
【0014】
この構成では、ユーザが用いるフォームには必ずフォーム識別子が埋め込まれており、フォーム処理装置は、フォームが入力された場合、フォームに対応する処理プログラムを起動するためにそのフォームに埋め込まれたフォーム識別子を検出する。したがって、各フォームの課金先をフォーム識別子に対応づけて管理し、入力されたフォームのフォーム識別子からそのフォームに対応する課金先を特定することにより、そのフォームの処理についての料金を予め定められた適切な課金先に対して課金することができる。
【0015】
本発明の好適な態様では、課金先付与手段は、入力フォームの処理の結果作成したフォームに対して前記入力フォームの課金先識別子と同じ課金先識別子を付与する手段を有する。
【0016】
この態様によれば、入力フォームの処理の結果作成された新規のフォームには、その入力フォームの課金先識別子が自動的に対応づけられるので、その新規フォームに対してユーザが課金先指定の操作を行わなくても自動的に課金先を登録することができる。フォーム処理の結果作成された新規フォームは、作成の原因となったフォームのユーザ(部門)と同じユーザが使う場合が多いと考えられるので、このように自動的に課金先が登録できることにより、ユーザの操作負担は軽減される。
【0017】
また、課金先付与手段が、作成した新規フォームが別のフォームの処理の結果によるものでないときは、ユーザに対してその新規フォームに対する課金先識別子の入力を求め、ユーザから入力された課金先識別子をその新規フォームのフォーム識別子と対応づけて管理するようにすれば、新規に作成されたフォームが別のフォームの処理の結果作成されたものでない場合でも、必ず対応する課金先がフォーム作成時に設定される。したがって、その新規フォームがフォーム処理装置に入力された場合には、対応する課金先が必ず存在するので、課金先が決定できなくなることがない。
【0018】
また、本発明の好適な態様では、フォーム処理装置は、フォーム識別子以外の情報に基づき課金先を特定する第2の課金先特定手段と、この手段で特定される課金先と前記課金先特定手段で特定される課金先のいずれを優先するかを設定する優先課金先設定手段とを有し、前記優先課金先設定手段の設定に従って課金先を決定する。
【0019】
この構成では、フォーム処理装置は、フォーム識別子に基づく課金先特定手段と、ユーザ入力又はフォーム送信元のアドレスなどフォーム識別子以外の情報に基づく第2の課金先特定手段を有しており、どちらの手段による課金先を優先するかを優先課金先設定手段で設定できる。したがって、この構成によれば、各フォームの性質や個々の事情に応じて、適切な課金先の決定を行うことができる。
【0020】
また、本発明に係るフォーム処理装置は、フォームとこれに対応する処理プログラムとを互いに対応づけて管理し、作成したフォームに対してフォーム識別子を埋め込んで出力し、フォームが入力された場合はこの入力フォームからフォーム識別子を検出し、このフォーム識別子に基づき当該入力フォームに対応する処理プログラムを検索して処理を実行するフォーム処理装置において、フォームに対応するデフォルト課金先を当該フォームのフォーム識別子に対応づけて管理する手段と、フォームを処理したときに、そのフォーム処理についての課金先をユーザ入力又はそのフォームの送信元アドレスから特定して課金するとともに、課金先を特定できない場合は、そのフォームのフォーム識別子に基づき対応するデフォルト課金先を検索して課金する手段とを有することを特徴とする。
【0021】
この装置によれば、フォームごとにそのデフォルト課金先(すなわち、他の方法で課金先が特定できなかったときに用いる課金先)をそのフォーム識別子に対応づけて管理するので、入力されたフォームについての課金先がユーザ入力やフォーム送信元のアドレス(FAX番号)などから特定できなかった場合でも、フォーム識別子に基づきデフォルト課金先を検索し課金することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0023】
[実施形態1]
図1は、本発明に係るフォーム処理装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
【0024】
図1において、フォーム入力部10は、外部からのフォームのデータの入力を受け付けるユニットである。フォーム入力部10は、例えばFAXモデム、イメージスキャナ、ネットワーク入力装置などの総称である。例えば、フォームをイメージスキャナに読み取らせれば、フォーム処理装置内にフォームの画像データが入力される。また、遠隔地のFAX装置にフォームを読み取らせてフォーム処理装置に送信すれば、フォーム入力部10としてのFAXモデムを介してそのフォームの画像データがフォーム処理装置に取り込まれる。また、フォームは、LANなどのネットワークを介して、電子データの形で他の端末からフォーム処理装置に送信することもできる。フォーム認識部12は、入力されたフォームのデータから、そのフォームの識別子であるフォームIDを認識する。例えば、図11に示すフォームの一例を参照すると、フォーム100には、必ず所定の位置に、そのフォームIDを所定のコード表現で表したフォームIDコード102が表示されており、フォーム認識部12は、フォーム入力部10から入力されたフォームの画像データからこのフォームIDコード102を抽出し、画像認識してフォームIDを認識する。なお、フォーム処理装置は、FAX、コピー、印刷などの機能を持ついわゆる複合機をベースに構築することが好適であり、このような場合において、フォーム入力部10から入力された画像データがフォームでないと判定した場合は、フォーム処理装置は一般のFAXやコピー機として機能する。
【0025】
フォームDB(データベース)14には、各フォームごとに、フォームIDとそのフォームに対応する処理プログラムとが対応づけて登録されている。例えば、図11に例示したフォームは、文書検索サービスを受けるためのフォームである。このフォームにおいて、列挙された検索キーワードのチェックボックス104にチェックを記入してフォーム処理装置に入力すると、例えばフォーム処理装置は、そのフォームからチェックの記入を認識し、図示しない付属の文書データベースからチェックされたキーワードに該当する文書を検索し、それら文書の文書名のリストを出力する。フォームDB14には、このようなチェックの認識処理やその認識結果に基づき行う検索処理、及び検索結果の出力処理などの一連のフォーム処理の内容を記述した処理プログラムが記憶されており、図11のフォームのフォームIDはこの処理プログラムに対応づけられている。
【0026】
フォーム認識部12で認識されたフォームIDは、フォームDB14に送られる。これに応じ、フォームDB14は、入力されたフォームを処理するための処理プログラムをフォーム処理部16に渡す。また、フォーム認識部12は、フォーム入力部10に入力されたフォームのデータ(例えば画像データ)をフォーム処理部16に渡す。フォーム処理部16は、フォームDB14から受け取った処理プログラムを実行して入力されたフォームのデータを処理することにより、その入力フォームに対応するフォーム処理を実行する。この処理の結果生じた出力データは、フォーム出力部18を介してフォームを入力したユーザのもとに送られる。フォーム出力部18は、例えばプリンタ、FAXモデム、ネットワーク出力装置などである。
【0027】
また、フォーム処理装置には、一般の複合機と同様、操作指示を入力するための入力パネル(タッチパネルなど)や、ユーザのIDなどを記憶した管理カードを読み取るためのカードリーダなどの入力装置20が設けられており、この入力装置20からマニュアルで操作指示を入力することができる。制御部22は、フォーム処理装置の各部を制御するユニットであり、例えば入力装置20から入力された操作指示は、この制御部22で内容を解析され、各部に送られる。
【0028】
課金処理部24は、このフォーム装置におけるフォーム処理に対する課金処理を行うユニットであり、フォームID・課金ID対応表26及び課金管理表28を用いて処理を行う。課金処理部24は、フォーム処理部16で生成されたフォームに対して、そのフォームについての課金先(部門など)を示す課金IDを付与し、この課金IDをそのフォームのフォームIDに対応づけてフォームID・課金ID対応表26に登録する機能を有している。また、課金処理部24は、入力されたフォームに対して行った処理(すなわちフォーム処理装置が提供したサービス)についての料金の課金先を、所定の情報及び所定の規則に従って決定し、課金処理を行う。なお、課金処理部24が行う処理については、後で詳細に説明する。
【0029】
フォームID・課金ID対応表26には、図2に示すように、フォーム処理装置から出力した各フォームについて、そのフォームIDと課金IDとが互いに対応づけて登録される。また、課金管理表28には、図3に示すように、各課金先ごとに、課金の量を示す課金ポイントの累計値(累計課金ポイント)が、課金IDに対応づけて登録される。
【0030】
次に、このフォーム処理装置における課金に関する処理の詳細を説明する。
【0031】
図4は、この実施形態のフォーム処理装置における課金に関する処理の全体的な流れを示すフローチャートである。
【0032】
フォーム処理装置は、電源が投入されると、入力待ち状態となり、入力があるまで待機する(S10)。この例では、フォーム処理装置に対する入力としては、次の3種類を想定する。すなわち、入力装置20からの課金IDの登録操作、入力装置20からのフォーム作成コマンドの入力、及びフォーム入力部10からのフォームの入力である。なお、実際のフォーム処理装置には、単なるコピー原稿やFAX信号などの入力や、入力パネルからのコピーのモード操作などの入力などもあるが、これらはフォーム処理とは直接関係がないので、ここでは言及しない。
【0033】
入力があると(S12)、フォーム処理装置は、それが入力装置20における課金IDの登録操作かどうか判定し(S14)、課金IDの登録操作である場合は、制御部22からの指令により、課金処理部24が、入力装置20から入力された課金IDを課金管理表28に登録する(すなわち、その課金IDのエントリを課金管理表28に作成する)(S16)。なお、課金IDの入力は、入力パネルのボタン操作や、管理カードの入力などにより行うことができる。
【0034】
入力が課金IDの登録操作でない場合は、制御部22は、その入力が入力装置20からのフォーム作成コマンドの入力であるかどうかを判定する(S18)。フォーム処理装置は、例えば入力パネル等にフォームの一覧を表示し、ユーザからの所望のフォームの要求を受け付ける機能を有している。フォーム作成コマンドは、入力パネル等から入力されたこのようなフォームの要求指令を指す。S18において、入力がフォーム作成コマンドであった場合には、制御部22の指令により、フォーム処理部16がフォーム作成コマンド処理(S20)を実行する。フォーム作成コマンド処理(S20)の詳細な内容については、後に図5を参照して説明する。
【0035】
S18において、入力がフォーム処理コマンドでなかった場合は、その入力はフォームであり、その入力フォームについてフォーム処理部16等によってフォーム処理(S30)が実行される。そして、フォーム処理が終わると、課金処理部24がそのフォーム処理についての課金処理(S40)を実行する。なお、これらフォーム処理及び課金処理の手順については、後にフローチャートを用いて詳しく説明する。
【0036】
次に図5を参照して、フォーム作成コマンド処理(S20)の詳細な処理手順を説明する。
【0037】
フォーム作成コマンドが入力された場合、制御部22は、課金IDの指定が既に入力されているかどうかを判定する(S202)。例えば、ユーザがフォーム作成コマンドを入力したのが、管理カードを入力した後や入力パネルから課金ID(または、課金IDを特定することができる個人ID)などを入力した後である場合には、この判定の結果はYes(肯定)となる。課金ID等の入力を行う前にフォーム作成処理コマンドの入力が為された場合には、制御部22は、入力パネル等に課金IDの入力を促すメッセージを表示し、課金ID入力を要求する(S204)。この要求を行っても課金IDが入力されない場合は、フォーム処理装置はフォームの作成を行わない。なお、この課金IDに対してパスワードを設定しておき、課金IDとともにパスワードの入力を要求する構成とすれば、課金IDの不正使用の抑止に効果がある。
【0038】
課金IDが指定されると、制御部22は、その課金IDを課金処理部24に渡すと共に、フォーム処理部16に対して、ユーザが指定したフォームの種類の情報を渡しフォーム作成を指令する。フォーム処理部16は、この指令に応じて、新しく作成するフォームについて一意的なフォームIDを決定する(S206)。そして、フォーム処理部16は、指定されたフォームの種類に対応する処理プログラムをフォームDB14にて求め、決定したフォームIDをその処理プログラムと対応づけ、その対応関係の情報をフォームDB14に登録する(S206)。また、課金処理部24は、作成するフォームのフォームIDをフォーム処理部16から受け取り、このフォームIDと制御部22から受け取った課金IDとを対応づけてフォームID・課金ID対応表26に登録する(S208)。これにより、作成されるフォームが、特定の課金先(すなわち作成を要求したユーザ)に対応づけられることになる。そして、フォーム処理部16は、指定された種類のフォームの外観情報をフォームDB14から取得し、この情報に基づきフォームの画像を形成する(S210)。作成されたフォームの画像は、フォーム出力部18としてのプリンタにより、紙に印刷されて出力される(S210)。なお、S208とS210との順序は便宜的なものであり、両ステップは並列処理してもよい。
【0039】
このように、本実施形態では、入力装置20からのユーザのマニュアル操作に応じて作成・出力されたフォームには、そのユーザに対応する課金IDが対応づけられる。したがって、ユーザがこのフォームに対して記入等を行ってフォーム処理装置に入力すると、フォーム処理装置は、そのフォームのフォームIDから課金先(課金ID)を特定することができる。なお、本実施形態では、このようにしてフォームIDに対応づけた課金IDを、他の手段(例えば管理カードの入力など)により課金先が特定できない場合のデフォルト(あるいは暫定的な)課金先として位置づけている。後でも説明するが、管理カードなどによりそのフォームを入力したユーザが明確に特定できる場合は、そのユーザを課金先にするのが妥当だからである。そして、そのような手段で課金先が特定できない場合にのみ、フォームIDに対応する課金IDを課金先とする。フォーム処理装置から取り出されたフォームは、そのフォームを取り出したユーザ自身が使用する可能性は高いと考えられるので、フォーム作成コマンドを入力したユーザの課金IDをそのフォームの課金先と考えてもほとんどの場合は問題ないと考えられる。
【0040】
次に、図6を参照して、フォーム処理(S30)の詳細な処理手順を説明する。
【0041】
フォームが入力された場合、フォーム認識部12がそのフォームのデータからフォームIDを検出し(S302)、フォーム処理部16がフォームDB14からそのフォームIDに対応する処理プログラムを取得し実行する(S304)。これがフォーム処理であるが、このフォーム処理には、処理に伴って新たにフォームが作成される場合がある。前述した文書検索フォームが入力されときに、選択されたキーワードに関連する文書名リストをフォームの形で出力する場合などがその例である。本実施形態では、このようにフォーム処理の結果作成されるフォームにも、必ず課金IDを対応づける。このため、フォーム処理部16は、フォームを作成する場合には、課金処理部24にその旨を通知する。
【0042】
フォーム処理においてフォームが作成されない場合(S306)は、そこで処理が終了するが、フォームが作成される場合(S306)は、課金処理部24は、入力パネルからのボタン入力や管理カードの入力などにより課金IDが指定されていないかどうか判定する(S308)。ユーザが、例えば管理カードを入力してからフォームをスキャナに読み取らせた場合は、この判定の結果はYes(肯定)となる。本実施形態では、管理カードなどにより使用者(フォーム入力者)が明確な場合には、その使用者に対応する課金先(課金ID)を優先して新規作成フォームの暫定的な課金先に決定する。一方、フォームがFAXなどの通信手段を介して入力された場合は、管理カードなどにより課金IDの指定はできないので、課金処理部24は、フォーム処理部16が処理したフォーム(すなわち、作成するフォームの作成原因となったフォーム)の課金IDをフォームID・課金ID対応表から取得し(S310)、これを新たに作成するフォームの暫定的な課金先に決定する。このように、本実施形態では、フォームから別のフォームが派生する場合は、指定がない限り、後者は、前者の課金先の情報をその属性として継承することとなる。また、フォーム処理部16は、新たに作成するフォームのフォームIDを決定し、そのフォームIDを、新たに作成するフォームを処理するための処理プログラムに対応付け、その対応関係をフォームDB14に登録する(S312)。そして、課金処理部24は、管理カード等で指定された課金ID又はS310で求められた課金IDを、作成するフォームのフォームIDに対応づけてフォームID・課金ID対応表26に登録する(S314)。そして、フォーム処理部16は、新たなフォームの画像を形成し、この画像をフォーム出力部18を介して元のフォームを入力したユーザの元に出力する(S316)。
【0043】
なお、S306以降のステップの順序は便宜的なものであり、課金処理部24の処理(S308、S310、S314)とフォーム処理部16の処理(S312及びS316)とは並列して行うこともできる。
【0044】
このように、本実施形態では、フォームの処理の結果生成されるフォームについても、フォーム作成コマンドのときと同様、妥当なデフォルト課金先が対応づけられる。
【0045】
次に、このようなフォーム処理(S30)の後に行われる課金処理(S40)の詳細について説明する。図7は、本実施形態における課金処理の流れを示すフローチャートである。図7において、課金処理部24は、フォーム処理部16から処理終了時に信号を受け取り、この信号に基づきフォーム処理が正常終了したかどうかを判定する(S402)。正常終了でなかった場合は、そのフォーム処理については課金を行わない。正常終了の場合は、入力装置20から課金IDの指定がされているかどうかを調べる(S404)。ユーザが、管理カードを入力したり、入力パネルから課金IDを入力してからフォームをスキャナに読み取らせた場合、この判定の結果はYes(肯定)となる。このような指定がある場合は、その指定された課金IDを、フォーム処理についての料金の課金先に決定する(S406)。一方、S404において、課金IDの指定がなかった場合(例えばFAXから入力されたフォームがこれに該当する)は、課金処理部24は、処理したフォームのフォームIDに対応する課金IDをフォームID・課金ID対応表26から求め、この課金IDを課金先に決定する(S408)。このようにして、いずれの場合にも、フォーム処理の料金の課金先が決定される。そして、課金処理部24は、このようにして決定した課金IDに対してフォーム処理に伴う料金を課金する。すなわち、そのフォーム処理についての課金ポイントを、課金管理表28のその課金IDのエントリの累計課金ポイントに加算する(S410)。以上により、入力されたフォームを処理した際の課金処理が完了する。
【0046】
以上、本実施形態における課金に関する処理の流れを説明した。この説明から分かるように、本実施形態によれば、フォームが必ず有しているフォームIDに課金先の課金IDを対応づけることにより、入力されたフォームについてユーザからの課金先の指定等がない場合でも必ず課金先を特定することができる。また、フォームIDに対応づける課金IDは、そのフォームを作成したときにそのフォームの作成を要求したユーザに基づき決定されるので、妥当性の高いデフォルト課金先として利用することができる。
【0047】
[実施形態2]
この実施形態は、上記実施形態1に対して次の2つの特徴がある。一つは、FAX装置やネットワーク上の端末など、遠隔の装置から入力されるフォームについて、その送信元の装置のアドレス(FAX番号など)から課金先を特定する機能を追加した点である。また、もう一つは、、上記実施形態1では、フォームIDに対応づけられた課金IDは、ユーザによる課金指定がない場合のデフォルト課金先として利用したのに対し、この実施形態2ではそのフォームID対応の課金IDを優先して採用することができるようにした点である。
【0048】
本実施形態を実現するための装置構成は、図1のものと同様でよい。ただし、本実施形態では、フォーム処理装置は、課金IDとそれに対応するFAX装置や端末などのアドレス(送信元アドレス)を登録した課金・アドレス対応表(図8参照)を有している。また、フォーム処理装置は、図9に示すように、各フォームIDごとに、登録された課金IDを優先するか否かを示す優先モードのフラグが設定されたフォームID・課金ID対応表26を有している。優先モードのフラグが“On”のときは、フォーム処理装置は、管理カードの入力や送信元のFAX番号にかかわりなく、フォームID・課金ID対応表26から求められる課金IDを課金先に決定する。なお、優先モードの設定は、各フォームごとに行うことができるので、フォーム単位できめ細かく課金方式を定めることができる。優先モードの設定は、例えばフォーム作成時に行い、デフォルトは“Off”とする。
【0049】
図10は、本実施形態における課金処理の手順を示すフローチャートである。この手順は、図4の課金処理(S40)に対応する部分である。図4におけるその他のステップについては、本実施形態にもそのまま適用することができる。
【0050】
図10において、課金処理部24は、フォーム処理部16でのフォーム処理が終わると、その処理が正常終了であるか否かを判定し(S412)、正常終了でない場合は課金をせずに処理を終了する。正常終了である場合は、課金処理部24は、処理されたフォームのフォームIDを用いてフォームID・課金ID対応表(図9参照)を調べ、優先モードがOn,Offいずれであるかを判定する(S414)。優先モードがOnの場合は、フォームID・課金ID対応表から求められる課金IDを優先して、フォーム処理についての課金先に決定し(S428)、その処理についての課金ポイントを課金管理表28のその課金IDのエントリの累計課金ポイントに加算する(S430)。
【0051】
一方、優先モードがOffの場合は、実施形態1の場合と同様、フォームID対応の課金IDはデフォルトとして用いる。したがって、この場合は、実施形態1と同様、課金処理部24は、入力装置20からの課金IDの指定がないかを調べ(S416)、指定があった場合は、指定の課金IDをフォーム処理の課金先に決定し(S418)、課金管理表28のその課金IDのエントリに対して課金ポイントを加算する(S430)。
【0052】
S416において、課金IDの指定がなかった場合は、行ったフォーム処理が受信ジョブであるか、すなわち遠隔のFAX装置等から受信したフォームについてのものかどうかを判定する(S420)。受信ジョブの場合は、課金処理部24は、制御部22を介してフォーム入力部10(この場合はFAXモデム又はネットワーク入力装置)から送信元アドレスの情報を受け取り、この送信元アドレスに対応する課金IDを課金・アドレス対応表(図8参照)から検索する(S422)。送信元アドレスに対応する課金IDが検索できた場合は(S424)、その課金IDを課金先に決定し(S426)、課金を行う(S430)。送信元アドレスに対応する課金IDがなかった場合は、課金処理部24は、フォームID・課金ID対応表26から求められるフォームID対応の課金IDを課金先に決定し(S428)、課金を行う(S430)。
【0053】
なお、S420の判定で受信ジョブでなかった場合は、実施形態1の場合と同様、フォームIDに対応づけられたデフォルトの課金IDを課金先に決定し(S428)、その課金IDに課金する(S430)。
【0054】
以上説明したように、本実施形態では、フォームごとに優先モードを設定可能としたことにより、フォームの性質や個々の事情に応じて課金方式の柔軟に運用することが可能となる。
【0055】
以上、本発明の好適な実施形態を説明した。上記各実施形態では、フォームIDに対応づけた課金IDをデフォルトの課金先として利用する場合について説明したが、課金先をフォームIDに対応づけた課金IDのみにするようなシステム構成・運用ももちろん可能である。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、各フォームについて予定される課金先をそのフォームのフォーム識別子に対応づけて管理したことにより、フォーム処理についての料金を適切に課金することができる。また、この発明は、フォーム処理装置が本来持っているフォーム識別子の認識機能を利用して課金先を特定するので、課金先を特定するための情報を取得するための特別な機構(例えば管理カードを読み取るカードリーダなど)がないような実装においても、課金先の特定ができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフォーム処理装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図2】実施形態1におけるフォームID・課金ID対応表の一例を示す図である。
【図3】課金管理表の一例を示す図である。
【図4】フォーム処理装置における課金に関する処理の全体的な流れを示すフローチャートである。
【図5】フォーム作成コマンド処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】フォーム処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】実施形態1における課金処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】実施形態2におけるフォームID・課金ID対応表の一例を示す図である。
【図9】送信元アドレス・課金ID対応表の一例を示す図である。
【図10】実施形態2における課金処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】フォームの一例を示す図である。
【符号の説明】
10 フォーム入力部、12 フォーム認識部、14 フォームDB(データベース)、16 フォーム処理部、18 フォーム出力部、20 入力装置、22 制御部、24 課金処理部、26 フォームID・課金ID対応表、28 課金管理表。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a form processing apparatus that receives an instruction from a user using a fixed form document called a form, starts a processing program corresponding to the input form, and executes a process requested by the user.
[0002]
[Prior art]
The present applicant has proposed a form processing apparatus as an information processing apparatus for inputting instructions and data using an input medium called a form (for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-114610, Japanese Patent Application No. 8-123396, and the like). reference).
[0003]
The form is a fixed form document used to request a service from the form processing apparatus, and forms are prepared for various services. The form includes, for example, a form for registering information in a database, a form for extracting information from a database, and the like. The form is designed according to the content of the corresponding service, and may include an entry column for entering data, instruction content, and the like. The form is distributed to the user, for example, in a form printed on paper. The user obtains a form corresponding to a desired service, fills in data and instruction contents for the form, and inputs the form to the form processing apparatus, so that the form processing apparatus can receive the desired service.
[0004]
The form processing apparatus has, for each form, a service program corresponding to the form, that is, a processing program for describing the contents of information processing. The form processing apparatus analyzes the data of the form input as described above, recognizes the type of the form and the contents entered by the user, and performs processing. In this case, the form processing device recognizes the type of the form by recognizing the form identifier embedded in the form from the data of the input form, and activates a processing program corresponding to the form. By executing this program, the process specified by the form is performed. In such form processing, the processing result may be output to the user, and the processing result is output by being printed on paper in the form of a form, for example.
[0005]
A plurality of methods for inputting a form to the form processing apparatus are provided. For example, a method in which an image scanner attached to a form processing apparatus reads a form, a method in which a form is read by a remote facsimile (facsimile) apparatus, and the read result is transmitted to the form processing apparatus via a communication line. is there. The same applies to the output of the form processing result, which can be output from a printer attached to the form or a remote FAX device.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In the form processing apparatus, a fee may be set for the process (service), or a fee may be set for information provided by the service.
[0007]
When the form processing device is shared by a plurality of users, the burden distribution of such a form processing fee becomes a problem. For this reason, there is a demand for an apparatus that can charge a user for a form process fairly to each user in accordance with the usage amount in order to smoothly realize the sharing of the form processing apparatus.
[0008]
As a charging technique for a shared device, for example, in a copy machine, a method of charging an appropriate charging destination by inputting a charging destination to the device by, for example, reading an ID card into an attached card reader at the time of use. It has been known. However, in the form processing apparatus, a form may be input from a remote place by facsimile or the like. Therefore, even if such a method is applied to the form processing apparatus, a billing destination is specified for the form input by facsimile. Inability to do so causes inconvenience.
[0009]
Further, the present applicant has proposed a charging management technique in a so-called multifunction peripheral having functions such as FAX, copy, and printer (see Japanese Patent Application Laid-Open No. 6-197209). This technology is for allocating the cost required for image formation at the time of FAX reception to a plurality of departments sharing the multifunction peripheral. The billing department is specified based on the original FAX number and billing is performed. If the billing department cannot be identified based on the source FAX number, billing is distributed to each department according to a predetermined charging change ratio. .
[0010]
Although this technology can be applied to a form processing apparatus, it is an important advantage that a form processing apparatus can receive necessary services and information from anywhere using a facsimile apparatus. In many cases, the form processing apparatus is accessed from a fax machine or the like that has not been installed, so that the charge distribution is often performed in accordance with the replacement ratio. However, in the case of the charge distribution based on the replacement ratio, it is difficult to determine a fair replacement ratio, and the replacement ratio must be changed every time the organization is changed.
[0011]
The present invention has been made in order to solve the above problems, and has as its object to provide an apparatus capable of appropriately distributing and charging a fee for form processing to each user with a simple mechanism. I do.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The present applicant proposes a novel and novel charging management method using a form identifier which is a feature of the form processing technology. That is, the present invention is a unique feature of the form processing technology in that each form is managed by a unique form identifier in the form processing apparatus, and a form provided to a user always has a unique form identifier embedded in the form. The charge management is performed by associating a billing destination with the form identifier using the form identifier.
[0013]
A form processing apparatus according to the present invention manages a form and a corresponding processing program in association with each other, embeds a form identifier in a created form and outputs the form. A form identifier for detecting a form identifier from the form identifier, searching for a processing program corresponding to the input form based on the form identifier, and executing the processing. A charging destination management unit that manages the assigned charging destination identifier in association with the form identifier of the form; and obtains a charging destination identifier corresponding to the form identifier detected from the input form by referring to the charging destination management unit. , Based on the obtained billing destination identifier, And having a charging destination specifying means for specifying the charging destination.
[0014]
In this configuration, the form used by the user always has a form identifier embedded therein, and when a form is input, the form identifier is embedded in the form to activate a processing program corresponding to the form. Is detected. Therefore, by managing the billing destination of each form in association with the form identifier, and specifying the billing destination corresponding to the form from the form identifier of the input form, the fee for processing the form is determined in advance. Billing can be made to an appropriate billing destination.
[0015]
In a preferred aspect of the present invention, the billing destination assigning means has means for assigning the same billing destination identifier as the billing destination identifier of the input form to a form created as a result of processing the input form.
[0016]
According to this aspect, the billing destination identifier of the input form is automatically associated with the new form created as a result of the processing of the input form. The billing destination can be automatically registered without performing the above operation. It is considered that a new form created as a result of form processing is often used by the same user as the user (department) of the form that caused the creation, so that the billing destination can be automatically registered as described above, and the Operation burden is reduced.
[0017]
Also, the billing destination assigning means requests the user to input a billing destination identifier for the new form when the created new form is not the result of processing of another form, and the billing destination identifier input by the user. Is managed by associating it with the form identifier of the new form, even if the newly created form is not created as a result of processing another form, the corresponding billing destination is always set at the time of form creation Is done. Therefore, when the new form is input to the form processing device, there is always a corresponding billing destination, so that the billing destination cannot be determined.
[0018]
Further, in a preferred aspect of the present invention, the form processing device includes: a second billing destination specifying unit that specifies a billing destination based on information other than a form identifier; a billing destination specified by the unit; And a priority charging destination setting means for setting which of the charging destinations specified in (1) is prioritized, and determines a charging destination according to the setting of the priority charging destination setting means.
[0019]
In this configuration, the form processing apparatus has a billing destination specifying unit based on a form identifier and a second charging destination specifying unit based on information other than the form identifier such as a user input or an address of a form transmission source. The priority charging destination setting means can set whether to give priority to the charging destination by the means. Therefore, according to this configuration, it is possible to determine an appropriate billing destination in accordance with the properties of each form and individual circumstances.
[0020]
Further, the form processing apparatus according to the present invention manages the form and the corresponding processing program in association with each other, embeds the form identifier in the created form and outputs the form, and when the form is input, In a form processing apparatus that detects a form identifier from an input form, searches for a processing program corresponding to the input form based on the form identifier, and executes the processing, a default billing destination corresponding to the form corresponds to the form identifier of the form. In addition, when a form is processed, a billing destination for the form processing is specified by a user input or specified from a transmission source address of the form. Search for the corresponding default billing party based on the form identifier And having a means for charging Te.
[0021]
According to this device, the default billing destination (that is, the billing destination used when the billing destination cannot be specified by another method) is managed for each form in association with the form identifier. Even if the charging destination cannot be specified from the user input or the address (FAX number) of the form transmission source, the default charging destination can be searched and charged based on the form identifier.
[0022]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention (hereinafter, referred to as embodiments) will be described with reference to the drawings.
[0023]
[Embodiment 1]
FIG. 1 is a functional block diagram showing a schematic configuration of a form processing apparatus according to the present invention.
[0024]
In FIG. 1, a
[0025]
In the form DB (database) 14, a form ID and a processing program corresponding to the form are registered in association with each form. For example, the form illustrated in FIG. 11 is a form for receiving a document search service. In this form, when the check box 104 of the enumerated search keyword is checked and input to the form processing apparatus, for example, the form processing apparatus recognizes the entry of the check from the form and checks the check from the attached document database (not shown). Documents corresponding to the entered keywords are searched, and a list of the document names of those documents is output. The
[0026]
The form ID recognized by the
[0027]
The form processing apparatus includes an input panel (such as a touch panel) for inputting operation instructions and an
[0028]
The
[0029]
As shown in FIG. 2, in the form ID / charging ID correspondence table 26, for each form output from the form processing device, the form ID and the charging ID are registered in association with each other. In addition, as shown in FIG. 3, in the charging management table 28, for each charging destination, the total value of the charging points indicating the amount of charging (total charging points) is registered in association with the charging ID.
[0030]
Next, the details of the processing related to charging in the form processing apparatus will be described.
[0031]
FIG. 4 is a flowchart showing the overall flow of processing relating to charging in the form processing apparatus of this embodiment.
[0032]
When the power is turned on, the form processing apparatus enters an input waiting state and waits for an input (S10). In this example, the following three types are assumed as inputs to the form processing device. That is, the registration operation of the charging ID from the
[0033]
When there is an input (S12), the form processing apparatus determines whether or not this is a charging ID registration operation on the input device 20 (S14). The
[0034]
If the input is not a charging ID registration operation, the
[0035]
When the input is not a form processing command in S18, the input is a form, and the form processing (S30) is performed on the input form by the
[0036]
Next, a detailed processing procedure of the form creation command processing (S20) will be described with reference to FIG.
[0037]
When the form creation command has been input, the
[0038]
When the charging ID is specified, the
[0039]
As described above, in the present embodiment, the charging ID corresponding to the user is associated with the form created and output in response to the manual operation of the user from the
[0040]
Next, a detailed processing procedure of the form processing (S30) will be described with reference to FIG.
[0041]
When a form is input, the
[0042]
If a form is not created in the form processing (S306), the processing ends there. However, if a form is created (S306), the
[0043]
Note that the order of the steps after S306 is a matter of convenience, and the processing of the charging processing unit 24 (S308, S310, S314) and the processing of the form processing unit 16 (S312 and S316) can be performed in parallel. .
[0044]
As described above, in the present embodiment, a valid default accounting destination is also associated with a form generated as a result of processing the form, as in the case of the form creation command.
[0045]
Next, details of the billing process (S40) performed after such a form process (S30) will be described. FIG. 7 is a flowchart illustrating the flow of the charging process according to the present embodiment. In FIG. 7, the charging
[0046]
In the above, the flow of the process related to charging in the present embodiment has been described. As can be understood from this description, according to the present embodiment, by associating the billing ID of the billing party with the form ID that the form always has, there is no designation of the billing party from the user for the input form. Even in this case, the billing destination can always be specified. Further, since the charging ID associated with the form ID is determined based on the user who has requested the creation of the form when the form is created, it can be used as a highly appropriate default charging destination.
[0047]
[Embodiment 2]
This embodiment has the following two features with respect to the first embodiment. One is that, for a form input from a remote device such as a FAX device or a terminal on a network, a function for specifying a billing destination from the address (FAX number or the like) of the transmission source device has been added. The other is that, in the first embodiment, the charging ID associated with the form ID is used as a default charging destination when no charging is specified by the user. The point is that the charging ID corresponding to the ID can be preferentially adopted.
[0048]
An apparatus configuration for implementing the present embodiment may be the same as that of FIG. However, in the present embodiment, the form processing apparatus has a billing / address correspondence table (see FIG. 8) in which billing IDs and addresses (transmission source addresses) of the corresponding fax machines and terminals are registered. Further, as shown in FIG. 9, the form processing apparatus stores a form ID / charging ID correspondence table 26 in which a priority mode flag indicating whether or not the registered charging ID is prioritized is set for each form ID. Have. When the priority mode flag is “On”, the form processing apparatus determines the charging ID obtained from the form ID / charging ID correspondence table 26 as the charging destination regardless of the input of the management card or the FAX number of the transmission source. . Note that the setting of the priority mode can be performed for each form, so that the billing method can be finely defined for each form. The priority mode is set, for example, when a form is created, and the default is “Off”.
[0049]
FIG. 10 is a flowchart illustrating a procedure of a charging process according to the present embodiment. This procedure is a part corresponding to the charging process (S40) in FIG. The other steps in FIG. 4 can be applied to this embodiment as they are.
[0050]
In FIG. 10, when the form processing in the
[0051]
On the other hand, when the priority mode is Off, the billing ID corresponding to the form ID is used as a default as in the first embodiment. Therefore, in this case, as in the first embodiment, the charging
[0052]
If no charging ID is specified in S416, it is determined whether the performed form processing is a received job, that is, whether the processing is for a form received from a remote FAX device or the like (S420). In the case of a reception job, the
[0053]
If the received job is not a received job in the determination of S420, the default billing ID associated with the form ID is determined as the billing destination (S428), and the billing ID is billed (S428). S430).
[0054]
As described above, in the present embodiment, the priority mode can be set for each form, so that the charging method can be flexibly operated according to the properties of the form and individual circumstances.
[0055]
The preferred embodiment of the present invention has been described above. In each of the above embodiments, the case where the charging ID associated with the form ID is used as the default charging destination has been described. It is possible.
[0056]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the charge for the form processing can be appropriately charged by managing the billing destination scheduled for each form in association with the form identifier of the form. According to the present invention, the billing destination is specified by using the form identifier recognition function inherent in the form processing apparatus. Therefore, a special mechanism (for example, a management card) for acquiring information for specifying the charging destination is used. However, there is an advantage that the billing destination can be specified even in an implementation in which there is no card reader for reading the information.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a functional block diagram showing a schematic configuration of a form processing apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram illustrating an example of a form ID / charging ID correspondence table according to the first embodiment.
FIG. 3 is a diagram illustrating an example of a charge management table.
FIG. 4 is a flowchart illustrating an overall flow of processing related to charging in the form processing apparatus.
FIG. 5 is a flowchart illustrating a flow of a form creation command process.
FIG. 6 is a flowchart illustrating a flow of a form process.
FIG. 7 is a flowchart illustrating a flow of a charging process according to the first embodiment.
FIG. 8 is a diagram illustrating an example of a form ID / charging ID correspondence table according to the second embodiment.
FIG. 9 is a diagram illustrating an example of a source address / charging ID correspondence table.
FIG. 10 is a flowchart illustrating a flow of a billing process according to the second embodiment.
FIG. 11 is a diagram showing an example of a form.
[Explanation of symbols]
10 form input section, 12 form recognition section, 14 form DB (database), 16 form processing section, 18 form output section, 20 input device, 22 control section, 24 charging processing section, 26 form ID / charging ID correspondence table, 28 Billing management table.
Claims (6)
作成したフォームに対して課金先識別子を付与する課金先付与手段と、
付与した課金先識別子を当該フォームのフォーム識別子と対応づけて管理する課金先管理手段と、
入力されたフォームから検出したフォーム識別子に対応する課金先識別子を前記課金先管理手段を参照して求め、求めた課金先識別子に基づき、その入力フォームに対応して行った処理についての課金先を特定する課金先特定手段と、
を有することを特徴とするフォーム処理装置。The form and the corresponding processing program are managed in association with each other, the form identifier is embedded in the created form and output, and when the form is input, the form identifier is detected from the input form, and the form is detected. In a form processing apparatus that searches for a processing program corresponding to the input form based on the identifier and executes the processing,
Billing destination assigning means for assigning a billing destination identifier to the created form;
Billing destination management means for managing the assigned billing destination identifier in association with the form identifier of the form,
A billing destination identifier corresponding to the form identifier detected from the input form is obtained by referring to the billing destination management means. Based on the obtained billing destination identifier, a billing destination for the processing performed in response to the input form is determined. Billing party identification means to identify,
A foam processing apparatus comprising:
前記課金先付与手段は、入力フォームの処理の結果作成したフォームに対して前記入力フォームの課金先識別子と同じ課金先識別子を付与する手段を有することを特徴とするフォーム処理装置。The form processing device according to claim 1,
The form processing apparatus, characterized in that the billing destination assigning means has means for assigning the same billing destination identifier as the billing destination identifier of the input form to a form created as a result of processing the input form.
フォーム識別子以外の情報に基づき課金先を特定する第2の課金先特定手段と、
この手段で特定される課金先と前記課金先特定手段で特定される課金先のいずれを優先するかを設定する優先課金先設定手段と
を有し、前記優先課金先設定手段の設定に従って課金先を決定することを特徴とするフォーム処理装置。A form processing apparatus according to any one of claims 1 to 3, wherein
Second billing destination specifying means for specifying a billing destination based on information other than the form identifier;
A priority charging destination setting unit for setting which of the charging destination specified by the means and the charging destination specified by the charging destination specifying unit is to be prioritized; A form processing apparatus characterized by determining the following.
フォームに対応するデフォルト課金先を当該フォームのフォーム識別子に対応づけて管理する手段と、
フォームを処理したときに、そのフォーム処理についての課金先をユーザ入力又はそのフォームの送信元アドレスから特定して課金するとともに、課金先を特定できない場合は、そのフォームのフォーム識別子に基づき対応するデフォルト課金先を検索して課金する手段とを有することを特徴とするフォーム処理装置。The form and the corresponding processing program are managed in association with each other, the form identifier is embedded in the created form and output, and when the form is input, the form identifier is detected from the input form, and the form is detected. In a form processing apparatus that searches for a processing program corresponding to the input form based on the identifier and executes the processing,
Means for managing a default billing destination corresponding to the form in association with the form identifier of the form;
When a form is processed, a billing destination for the form processing is specified by user input or specified from the transmission source address of the form, and if a charging destination cannot be specified, a default corresponding to the form identifier of the form is used. A means for searching for a billing destination and billing.
入力されたフォームからフォーム識別子を検出し、Detect the form identifier from the input form,
フォーム識別子と課金先識別子とを対応付けて管理する課金先管理手段を参照して、前記検出したフォーム識別子から課金識別子を求め、With reference to the billing destination management means that manages the form identifier and the billing destination identifier in association with each other, a charging identifier is obtained from the detected form identifier,
求めた課金先識別子に基づき、その入力フォームに対応して行った処理についての課金先を特定することを特徴とするフォーム処理方法。A form processing method characterized in that a billing destination for processing performed in response to the input form is specified based on the obtained billing destination identifier.
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