JP3549181B2 - Mechanism clock - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、所定の時刻になると扉が閉じて、装飾体を出現させるからくり時計に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、正時やモニタースイッチを押圧したときなどの所定の時刻になると文字板を開いて人形などの装飾体を出現させ、音楽に合わせてこの装飾体を動作させ、所定時間後に文字板が閉まり、装飾体を収納するからくり時計が提案されている(例えば、特開平4−259889号、特開平8−129077号)。
【0003】
また、アナログ表示式の時計においても、デジタル時計と同様に、水晶発振器を用いた基準信号発生回路から出力される基準パルス信号に基づいて、パルスモータを駆動制御し、このパルスモータにより指針を駆動するようにしたものが知られている。さらに、アナログ時計の多機能化に伴い、分針を駆動するパルスモータとは、別個に指針を駆動するパルスモータを設け、分針及び時針を別個のパルスモータにより駆動する時計もある。この指針駆動用パルスモータとして、正転及び逆転可能なモータを用いて、このモータをマイコン制御することにより、時刻修正や指針自体にからくり動作等を行わせるものもある(例えば、特開平5−93784号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のからくり時計にあっては、文字板が反転して、その文字板の背面側に配置された装飾体が時計正面側に出現する際、見る者に文字板が反転させていく状態をみせているので、装飾体がどのように時計正面側に出現させるのかが、容易に理解されてしまう。従って、見る者に驚きや意外性を与えることに欠けていた。
【0005】
そこで本発明はかかる従来の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、扉により、いかにも幕の開閉を連想させ、該扉の開閉により場面が一変した状態を見せることにより舞台を見ているような雰囲気を作りだし、見る物に驚きや意外性を与えるからくり時計を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、文字板を移動することにより時計正面に装飾体が出現するからくり時計であって、文字板の前方に配置され、文字板が時計正面側より視認可能になるように開いた状態、及び、文字板が時計正面側より視認不可能になるように閉じた状態となる扉を有し、正時になると扉を閉じた後、文字板を移動させて装飾体を出現させ、その後、扉を開く制御回路を設けた。
【0007】
即ち、かかる構成により、正時になると、一旦扉が閉じるので、文字板を時計正面側から見ることができなくなる。扉を閉じた状態で文字板を移動させて装飾体を出現させた後、扉を開けば、見る者には情景が一変しているので、いかにも舞台を見ているような感じを提供することができ、見る者に驚きや意外性を与えることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に本発明のからくり時計に関し、扉の開閉構造の具体例を図1ないし図3に基づいて説明する。本具体例のからくり時計100は、時計本体ケース60と、このケースの略中央に配設された複数の分割文字板3,4,5から構成された文字板6と、これらの分割文字板3,4,5の背面に設けられ、からくり演技動作を行う人形等の装飾体7aを有するからくり装置7と、各文字板3,4,5を反転動作させる反転ギア機構8と、この文字板6全体の中心から突設された時計軸9に固定され前記時計軸9の回転動作により現在の時刻を表示する時計針10と、この文字板6すなわち分割文字板3の背面に設けられ前記時計軸9を駆動するリアック・ムーブメント11と、このリアック・ムーブメント11による時刻表示動作や反転ギア機構8、前記文字板6の前方に設けられ時計本体ケース60に対して左右に開閉動作が可能な一対の分割文字板1,2と、その分割文字板を駆動する駆動装置20と、前記装飾体のからくり動作、前記文字板6及び前記一対の分割扉を所定の手順に従い動作を制御する図示を省略した制御回路とにより構成されている。
【0009】
尚、図1では、説明しやすいように、分割扉1,2を駆動する駆動装置20の前方に配置された飾り板を取った状態を示しており、ケースの内部に収納されている駆動装置20が表れているが、本来は飾り板によって駆動装置20は隠蔽されている。
【0010】
本具体例の扉は、時計本体ケース60内に、分割扉2枚を連結したものを左右に一対設け、これら一対の分割扉を中央から左右に分かれて移動する形式の扉開閉構造を備えている。即ち、一方は、中央側の1枚目の分割扉1とこれに連結する2枚目の分割扉2であり、他方は、同じく中央側の1枚目の分割扉1とこれに連結する2枚目の分割扉2である。そして、これら左右一対の分割扉1,2は、駆動装置20の駆動により、後述する規制溝に案内されて、左右に開閉移動する。なお、前記分割扉2枚を連結したものを左右に一対、つまり合計4枚の分割文字板1,2の表面には、図示しない絵柄片が描かれており、即ち、4枚の分割文字板1,2で1つの絵柄を構成している。
【0011】
図3に示すように、1枚目の分割扉1,1の走行を案内する左右方向の第1規制溝30,30と、2枚目の分割扉2,2の走行を案内する第2規制溝40,40を備えている。第1規制溝30,30は、通常の扉が左右方向に開閉する場合に案内される溝と同様に、ケース100の前部に設けられている。
【0012】
第2規制溝40,40は、湾曲状に形成され、その湾曲状態を第1規制溝から離れる方向に形成されている。本例では、これらの第1規制溝30,30及び第2規制溝40,40を分割扉の上下に対称的に設置している。
【0013】
分割扉1,2は、互いに隣接する端部の背面に、蝶番状の連結具50を固着して回動可能に連結して設けられている。
【0014】
更に、1枚目の分割扉1,1は、第1規制溝30,30に係合する係合部を備え、また、2枚目の分割扉は、第2規制溝40,40に係合する係合部を備えている。本例では、開口部の上部に設けた第1規制溝30,30と第2規制溝40,40は、各分割扉を上吊りする所謂案内レールを構成しており、これに対応して、分割扉1,1及び分割扉2,2の上部の係合部は、案内レールに係合する回転懸垂体1a,2aにより構成されている。
【0015】
一方、開口部の下部に設けた第1規制溝30,30と第2規制溝40,40は、開口部の水平板に形成されており、これに対応して、分割扉1,1及び分割扉2,2の下部の係合部は、当該溝に係合する突起体1b,2bにより構成されている。
【0016】
この分割扉を駆動する駆動装置20は、本例の場合、図1に示すように、モータとラック及びピニオンによって分割扉を開閉駆動するもので、ケースの下方に収納されている。モータ21は水平板の下方の略中央に設置され、その上方に輪列22,22を介してピニオン23が設けられている。このピニオン23の前後には、左右方向に長いラック24,25が該ピニオン23を挟持するように配置されており、一方のラック24は固定具24aを介して図中右側の分割扉の突起体1bに連係され、また、他方のラック25は固定具25aを介して図中左側の分割扉の突起体1bに連係されている。
【0017】
前記モータ21が回転すると、輪列22,22を介してピニオン23が回転し、これに噛合するラック24,25がそれぞれ左右方向に駆動させられる。即ち、一方のラック24は右方向に移動し、従って該ラック24に連係した1枚目の分割扉1は右方向に移動し、該分割扉1に連結した2枚目の分割扉2も右方向に移動させられる。同様に、他方のラック25は左方向に移動し、該ラック25に連係した1枚目の分割扉1は左方向に移動し、該分割扉1に連結した2枚目の分割扉も左方向に移動させられる。
【0018】
分割扉1,1が動き始めると、分割扉1,1は、その係合部(回転懸垂体1a及び突起体1b)が第1規制溝30,30に規制されて左右に移動する。一方、2枚目の分割扉2,2は、その係合部(回転懸垂体2a及び突起体2b)が第2規制溝40,40に規制されて、連結具50,50を支点に回動を始める。更に、分割扉1,1及び分割扉2,2の移動が進むと、分割扉2,2の回動が進行し、図2の破線で示すように、分割扉の開放時に2枚目の分割扉2,2が1枚目の分割扉1,1に対し直角状にもたらされる。従って、分割扉2,2が単純に開閉される場合と比べて、左右方向の収納間隔が小さくてすむ。
【0019】
次に、前記分割扉1,2の後方に配置される一対の分割文字板について説明する。図4に示すように、ケースの凹部2a内には、前面が平坦に形成された文字板6が配設され、この文字板6の前面には、円周上に数字の指標が設けられている。また、この文字板6は、対辺を結ぶ互いに平行な垂直方向の直線により、複数の分割文字板3,4,5に分割され、これらの分割文字板3,4,5の上下端が、ケース60側に軸支されている。即ち、この文字板6は、長板状に形成された、時計軸10を中央に位置させた第1分割文字板3と、この左右側に、第1分割文字板3よりも左右幅が狭い第2分割文字板4と、第1分割文字板3と同じ左右幅に設定された第3分割文字板5とから構成されている。
【0020】
このように分割された第1,2,3分割文字板3,4,5の背面には、図5に示すように、それぞれ、からくり装置7の人形等の装飾体7aを載置するステージが設けられ、この装飾体7aは、内蔵モータにより所定のからくり動作を行い、このモータは制御回路により動作が制御されている。
【0021】
また、図6に示すように、これらの分割文字板3,4,5の中間の各上下端には、上下方向に沿った回転軸3a,4a,5aが固着され、これらの回転軸3a,4a,5aは、ケース側に回転可能に軸支され、上側の回転軸3a,4a,5aは、反転ギア機構8に接続されている。この反転ギア機構8は、各分割文字板3,4,5の回転軸3a,4a,5aに固定された、各分割文字板3,4,5を反転駆動する各駆動歯車13,14,15と、これらの中間に設けられた中間歯車8aとから構成されている。また、これらの歯車は、同一な歯車が用いられ、文字板の反転駆動時には同一方向に、且つ、同一回転速度により、各分割文字板3,4,5を回転駆動するようにしている。また、この反転ギア機構8は、正逆回転可能な駆動モータ8bに接続され、この駆動モータ8bは制御回路に接続され、この制御回路により駆動モータ8bの正逆回転動作が所要に制御されている。尚、18は、図中右側の第3分割文字板5の過回転を防止するストッパ部材であり、角棒形状に形成され、ケースの凹部端縁に固定されている。
【0022】
また、これらの各分割文字板3,4,5の軸支位置は、図7に示すように、からくり時計100の背面側に、偏心させて設定されている。即ち、図8に示すように、第1分割文字板3を保持する回転軸3aは、背面側に距離L分だけ移動され、この回転軸3aを中心として描かれる第1分割文字板3の外縁軌跡A1は、同図中に仮想線により示される第1分割文字板3中央に回転軸3cを設けた場合の外縁軌跡B1に比べて、一点鎖線により示されるように、時計背面側に移動した軌跡となる。この結果、この第1分割文字板3の反転時には、通常の時刻表示状態の文字板表面から時計前面側への突出する量が、同図中のB2からA2に減少することになる。このように文字板の回転軸を偏心させることにより、隣接した分割文字板同士の外縁軌跡が、互いに重なった場合にも、同一方向に同一回転速度によって反転動作させることにより、互いに干渉せずに反転動作を行うことができる。
【0023】
時計軸9は、図示を省略した時針用軸と、この時針軸の外周を囲む円筒状の分針用軸とから構成され、この時計軸9は、文字板6の指標の中心に、即ち、第1分割文字板3の略中央に配設されている。また、この時計軸9の時針用軸/分針用軸は、第1分割文字板の背面に固着されたリアック・ムーブメント11から文字板3を貫通して前面に突設され、先端には、それぞれ、時計針10の分針10aと時針10bが装着されている。そして、この時計軸9は、リアック・ムーブメント11により所定に回転駆動され、時針10b及び分針10aを駆動して現在時刻を表示するようにしている。
【0024】
このリアック・ムーブメント11には、図示を省略した時針10b及び分針10aを個別に駆動する時針駆動用パルスモータ及び分針駆動用パルスモータが収納されており、これらのパルスモータは、制御回路からの制御パルス信号により駆動が制御されている。即ち、このリアック・ムーブメント11の分針駆動用パルスモータは、1パルスの入力により180度回転した場合に、分針軸が1度だけ回転するように構成された輪列により減速され、同様に指針駆動用パルスモータは、1パルスの入力により180度回転した場合に時針軸が1度だけ回転するような輪列により減速している。従って、各パルスモータに出力したパルス数をカウントすることにより、確実に各指針の表示位置を把握しながら駆動制御することができ、制御回路により各パルスモータを制御して、からくり動作時の各分割文字板3,4,5が反転する際に、時針10b及び分針10aが第3分割文字板5上に一時的に移動して退避し、復帰する動作を行っている。
【0025】
また、このリアック・ムーブメント11は、前記退避した状態から現時刻表示位置へ移動させ、通常の時刻表示に復帰することも可能になっている。
このようなリアック・ムーブメント11の具体的な構成については、特開平5−93784号公報、又は,特開平8−129077号公報に開示されている事項なので、説明を省略する。
【0026】
次に、前記装飾体7aのからくり動作、前記文字板6(分割文字板3,4,5)、及び、前記一対の分割扉1,2を所定の手順に従い動作を制御する図示を省略した制御回路について、図9に基づいて説明する。
【0027】
正時以外の時間帯又はモニタースイッチを押していないとき、からくり時計100は図1に示すように、扉6は開いており、扉6の分割扉1,2はケース60の内部に収納され、該扉6の後方に配設された分割文字板3,4,5は文字板面を時計正面側に向けてある。即ち、通常の状態(時間帯又はモニタースイッチを押していないとき)は、時計正面側から現時刻を認知できるようになっている。
【0028】
通常の状態から、図示しない制御回路に、正時信号又はモニタースイッチの押圧によるモニタースイッチ信号が入力されると、図2に示すように時計正面側から分割文字板3,4,5が見えなくなるように、扉6が凹部2aを塞ぐように閉じる。従って、ケース内部に収納されていた分割扉1,2が時計正面側に出現するので、該分割扉1,2の表面に描かれた絵柄をみることができる(手順1)。
【0029】
分割扉1,2が時計正面側に出現し終えた後に、前記時針駆動用パルスモータ及び分針駆動用パルスモータを駆動して時針10b及び分針10aを前記第1分割文字板3上に一時的に移動して退避させる(手順2)。尚、このとき分割扉1,2は閉じているので、退避させる様子を時計正面側からみることはできない。
【0030】
時針10b及び分針10aを前記第1分割文字板3上に一時的に移動して退避させた後に、図7に示すように、反転ギア機構8を駆動して分割文字板3,4,5を反転させ、時計正面側に装飾体7aを出現させる(手順3)。尚、このとき分割扉1,2は閉じているので、装飾体7aが出現する様子を時計正面側よりみることはできない。
【0031】
装飾体7aを出現させた後に、扉6を開いて分割扉1,2をケース60内に収納する(手順4)。このとき、時計正面側から装飾体7aをみることができる。尚、見ている人には分割文字板の移動を見せていないので、扉6が開いたときには情景が大きく変わっており、いかにも舞台を見ているような、驚きや意外性を与えることができる。
【0032】
扉6を開いた後に、からくり装置7の図示しない内蔵モータを駆動して、装飾体7aにからくり動作をさせる(手順5)。
【0033】
からくり動作を終えてから、再び扉6を閉じる(手順6)。
【0034】
再び扉6を閉じた後、図7に示すように、反転ギア機構8を駆動して分割文字板3,4,5を反転させ、時計正面側に文字板面が出現させる(手順7)。尚、このとき分割扉1,2は閉じているので、文字板面が出現する様子を時計正面側よりみることはできない。
【0035】
文字板面が出現させた後に、前記時針駆動用パルスモータ及び及び分針駆動用パルスモータを駆動して、時針10b及び分針10aを現時刻になるように復帰させる。(手順8)。尚、このとき分割扉1,2は閉じているので、復帰させる様子を時計正面側からみることはできない。
【0036】
時針10b及び分針10aを復帰させた後に、再び分割扉1,2を開く(手順9)。このとき、時計正面側から分割文字板3,4,5の文字板面をみることができる。尚、見ている人には分割文字板の移動を見せていないので、どの様なからくりで分割文字板を出現させたのかが悟られず、情景変化を提供することができ、驚きや意外性を与えることができる。尚、図1に示すような状態で、次の正時信号が入力されるか、又はモニタースイッチ信号が入力されるかするまで待機するものである。待機している間は扉6は開いているので時刻の認知は可能となる。
【0037】
本具体例では、動作をより早く行えるように正逆回転可能なモータで時計針10を退避・復帰させているが、時刻を記憶する計時カウンタ及び時計針の位置を記憶する指針位置カウンタを有する構成であれば個別のモータ及び正逆回転可能なモータでなくても退避・復帰は可能である。
【0038】
本具体例によれば、分割文字板を反転させたとき、分割文字板の前方に配置された扉は閉じているので、分割文字板が反転する際、該文字板の背面にある駆動装置等が時計正面側から見ることができない。従って、この扉は分割文字板の反転動作の視認、並びに、その動作に伴う文字板背後に位置する駆動装置等の視認の両方を不可能としている。
【0039】
本具体例によれば、扉6を左右にスライドする分割扉1,2としたが、左右にスライドする構造ではなく、例えば、特開平4−259889号に開示された開閉扉機構を用いて、開閉扉が開いているときは、花が咲いているような状態を表現したり、逆に、開閉扉が閉じているときは、つぼんでいる状態を表現してもよい。また、扉6を分割扉とする必要はなく、扉6を1枚の板状とすることもある。さらに、本具体例では、移動する文字板として、分割文字板3,4,5を反転させることにより、装飾体7aを時計正面側に出現させたが、特開平8−68870号に開示してあるような、分割文字板を上下又は左右に移動させることにより、分割文字板の背面側に配置された装飾体を出現させる構造でもよい。また、分割文字板3,4,5を分割する必要はなく、文字板を1個として移動可能にすることもある。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、文字板を移動することにより時計正面側に出現する装飾体を備えたからくり時計であって、文字板の前方に配置され、文字板が時計正面側より視認可能になるように開いた状態、及び、文字板が時計正面側より視認不可能になるように閉じた状態となる扉を有し、正時になると、扉を閉じた後、文字板を移動させて装飾体を出現させ、その後、扉を開く制御回路を設けたことを特徴とする。即ち、正時になると、一旦扉が閉じるので、文字板が時計正面側から見ることができなくなる。この状態で文字板を移動させて装飾体を出現させた後、扉を開けば、見る者には文字板の移動を見せておらず、どの様なからくりで装飾体を出現させたのかが悟られないと共に、情景が大きく変わっている場面を見せることになり、見る者に驚きや意外性を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のからくり時計の具体例に係り、通常の状態(正時以外の時間帯又はモニタースイッテを押圧しないとき)を示す正面図である。
【図2】本発明のからくり時計の具体例に係り、正時又はモニタースイッチを押圧したときを示し、扉が閉じた状態を示した正面図。
【図3】本発明のからくり時計の扉の構造に係り、扉の開閉時における正面図である。
【図4】本発明のからくり時計の分割文字板を示し、通常の状態を示す正面図。
【図5】本発明のからくり時計の分割文字板を示し、分割文字板が反転して装飾体が時計正面側に出現した状態を示す正面図。
【図6】本具体例の分割文字板の反転ギア機構を示す一部破断正面図。
【図7】本具体例の分割文字板が同一に反転動作する経過を示す動作説明図。
【図8】本具体例の分割文字板の軸支位置を説明する図。
【図9】
本具体例のからくり時計の動作を制御する制御回路の動作手順を示す図。
【符号の説明】
1 1枚目の分割扉
2 2枚目の分割扉
3 第1分割文字板
4 第2分割文字板
5 第3分割文字板
6 文字板
7 からくり装置
8 反転ギア機構
9 時計軸
10 時計針
11 リアック・ムーブメント
13 反転ギア機構の第1分割文字板の駆動歯車
14 反転ギア機構の第2分割文字板の駆動歯車
15 反転ギア機構の第3分割文字板の駆動歯車
16 反転ギアの中間歯車[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a mechanical timepiece that closes a door at a predetermined time to make a decorative body appear.
[0002]
[Prior art]
Today, at a predetermined time, such as on the hour or when a monitor switch is pressed, the dial is opened and a decorative body such as a doll appears, and the decorative body is operated according to the music, and the dial closes after a predetermined time. In addition, there has been proposed a mechanical timepiece for storing a decorative body (for example, Japanese Patent Application Laid-Open Nos. 4-259889 and 8-129907).
[0003]
Also, in analog display type watches, similarly to digital watches, the pulse motor is driven and controlled based on a reference pulse signal output from a reference signal generation circuit using a crystal oscillator, and the hands are driven by this pulse motor. Known to do so. Further, with the multifunctionality of analog watches, there is a timepiece in which a pulse motor for driving hands is provided separately from a pulse motor for driving minute hands, and the minute and hour hands are driven by separate pulse motors. There is a pulse motor for driving the hands, which uses a motor capable of rotating forward and backward, and controls the motor by a microcomputer to perform time correction and a mechanism for making the hands themselves (see, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. H05-1993). No. 93784).
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-mentioned conventional mechanical timepiece, when the dial is inverted and the decorative body arranged on the back side of the dial appears on the front side of the watch, a state in which the dial is inverted by a viewer is shown. Because it is shown, it is easy to understand how the decorative body appears on the front side of the watch. Therefore, they lacked surprise and surprise to the viewer.
[0005]
Therefore, the present invention has been made in view of such a conventional problem, and its purpose is to associate the opening and closing of a curtain with a door, and to look at the stage by showing a completely changed state by opening and closing the door. The aim is to provide a mechanical clock that creates an atmosphere that is as if you are and gives surprises and surprises to the viewer.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, it is a mechanical timepiece in which a decorative body appears in front of the timepiece by moving the faceplate, and is arranged in front of the timepiece so that the faceplate is visible from the timepiece front side. It has a door that is in an open state and a closed state so that the dial is invisible from the front of the watch, and when the hour comes, after closing the door, the dial is moved to make the decorative body appear. Then, a control circuit for opening the door was provided.
[0007]
That is, with this configuration, the door closes once at the hour, so that the dial cannot be seen from the front side of the timepiece. Move the dial with the door closed and let the decorative body appear, and then open the door to give the viewer the feeling of watching the stage because the scene has changed completely. Can surprise and surprise the viewer.
[0008]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
A specific example of a door opening / closing structure of a mechanical timepiece according to the present invention will be described below with reference to FIGS. The
[0009]
FIG. 1 shows a state in which a decorative plate arranged in front of a
[0010]
The door of this specific example is provided with a door opening / closing structure of a type in which two divided doors are provided in a pair on the left and right in a watch
[0011]
As shown in FIG. 3, first restriction grooves 30, 30 in the left-right direction for guiding the traveling of the first divided
[0012]
The second regulating
[0013]
The
[0014]
Further, the first divided
[0015]
On the other hand, the first restricting
[0016]
In the case of the present example, the
[0017]
When the
[0018]
When the divided
[0019]
Next, a pair of divided dials disposed behind the divided
[0020]
As shown in FIG. 5, a stage for mounting a
[0021]
As shown in FIG. 6, rotating
[0022]
Further, as shown in FIG. 7, the pivotal positions of the divided dials 3, 4, and 5 are set eccentrically on the rear side of the
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
In addition, the
The specific configuration of such a
[0026]
Next, a control (not shown) for controlling the operation of the
[0027]
At a time other than the hour or when the monitor switch is not pressed, as shown in FIG. 1, the
[0028]
When a normal time signal or a monitor switch signal is input by pressing the monitor switch from a normal state to a control circuit (not shown), the divided dials 3, 4, and 5 become invisible from the front side of the timepiece as shown in FIG. Thus, the
[0029]
After the divided
[0030]
After the hour hand 10b and the minute hand 10a are temporarily moved and retracted on the first divided
[0031]
After the
[0032]
After the
[0033]
After finishing the mechanism, the
[0034]
After closing the
[0035]
After the dial surface appears, the hour hand driving pulse motor and minute hand driving pulse motor are driven to return the hour hand 10b and the minute hand 10a to the current time. (Procedure 8). At this time, since the divided
[0036]
After returning the hour hand 10b and the minute hand 10a, the
[0037]
In this specific example, the
[0038]
According to this specific example, when the divided dial is inverted, the door disposed in front of the divided dial is closed, so that when the divided dial is inverted, a driving device or the like on the back of the dial is used. Cannot be seen from the front of the watch. Therefore, this door makes it impossible to both visually recognize the reversing operation of the divided dial and to visually recognize the driving device and the like located behind the dial accompanying the operation.
[0039]
According to this specific example, the
[0040]
【The invention's effect】
As described above, the present invention is a mechanical timepiece provided with a decorative body that appears on the front side of the timepiece by moving the faceplate, which is disposed in front of the timepiece and the faceplate is visible from the timepiece front side. Has a door that is in an open state, and is closed so that the dial is invisible from the front side of the watch.When the hour comes, close the door and move the dial. A decorative circuit is provided, and thereafter, a control circuit for opening the door is provided. That is, at the hour, since the door is closed once, the dial cannot be seen from the front side of the timepiece. After moving the dial in this state to make the decorative body appear, if you open the door, the viewer does not show the movement of the dial, and it is understood how the decorative body appeared with the mechanism. In addition to this, it is possible to show a scene in which the scene is greatly changed, which can surprise and surprise the viewer.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a normal state (a time zone other than the hour or when the monitor switch is not pressed) according to a specific example of a mechanical timepiece of the present invention.
FIG. 2 is a front view showing a state in which the door is closed, showing a state at an hour or when a monitor switch is pressed, according to a specific example of the mechanical timepiece of the present invention.
FIG. 3 is a front view of the mechanism of the mechanism watch according to the present invention when the door is opened and closed;
FIG. 4 is a front view showing a divided dial of the mechanical timepiece according to the present invention and showing a normal state.
FIG. 5 is a front view showing a divided dial of the mechanical timepiece according to the present invention, showing a state where the divided dial is inverted and a decorative body appears on the front side of the clock;
FIG. 6 is a partially cutaway front view showing a reversing gear mechanism of the divided dial according to this specific example.
FIG. 7 is an operation explanatory view showing a process in which the divided dials of the specific example perform the same reversing operation.
FIG. 8 is a view for explaining a pivotal support position of a divided dial according to this specific example.
FIG. 9
The figure which shows the operation | movement procedure of the control circuit which controls operation | movement of a mechanism clock of this example.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記文字板の前方に配置され、前記文字板が時計正面側より視認可能になるように開いた状態、及び、該文字板が時計正面側より視認不可能になるように閉じた状態となる扉を有し、正時になると前記扉を閉じた後に、前記文字板を移動させて前記装飾体を出現させ、その後、該扉を開く制御回路、
を設けたことを特徴とするからくり時計。A mechanical clock in which a decorative body appears in front of the clock by moving the dial,
A door which is arranged in front of the dial and is open so that the dial is visible from the front of the watch, and is a door which is closed so that the dial is not visible from the front of the watch. Having a control circuit that closes the door when it is the hour, moves the dial to make the decorative body appear, and then opens the door,
A mechanical clock characterized by the provision of a clock.
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