JP3547123B2 - 飲食店における商品ラップ方法およびその装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品皿に商品を載置して提供する飲食店または回転飲食台を設置した飲食店において、商品の鮮度劣化を防止することができる商品ラップ方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、商品皿に商品を載置して提供する飲食店、例えば回転飲食台を設置した飲食店において、回転飲食台上を巡回搬送させる商品皿上の商品である寿司の鮮度は、長時間客に食されることなく巡回搬送され続けると、著しく劣化することが知られている。
【0003】
このため、商品である寿司の鮮度劣化を防止するため、商品を載置した商品皿上に、反復使用可能な樹脂素材により成形された、透明または半透明の蓋体を、被着させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来は前記の通り、商品の鮮度劣化を防止するために使用されてきた蓋体は、反復使用可能な樹脂素材により成形されていたため、使用後直ちに洗浄する必要があり、その作業が面倒であり、蓋体の使用個数が多い場合には特に顕著に現われることが問題となっていた。
【0005】
また、蓋体は商品皿の使用個数に応じて多数使用されるため、常時蓋体を多数常備する必要があり、そのためコストが高騰することが問題となっていた。
【0006】
また、飲食店内に客が入店する毎に、商品を載置した商品皿から蓋体を取外す作業が必要となり、従業者が蓋体を取る作業が客にとって目障りとなるばかりか、蓋体が被着されていた商品皿の商品は、長時間巡回搬送された鮮度が劣化した商品と判断され易く、店の商品提供に対する信用、信頼を著しく低下させる要因となっていた。
【0007】
また、蓋体が半透明である場合には、中の商品が見難く、商品選定がし難いことが問題となっていた。
【0008】
また、蓋体を洗浄して反復使用する都合上、洗浄が不十分である場合には、衛生的でないことが問題となっていた。
【0009】
本発明は、取扱い易く、衛生的で、商品の鮮度劣化を防止することができる飲食店における商品ラップ方法および装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、商品皿に商品を載置して提供する飲食店において、長尺のラップ材を巻回させた巻ラップ材から、ラップ材を引出す引出機構により引出されたラップ材を、カッターにより所定形状に裁断し、この裁断されたラップ材を、下部に装着させた弾性体を介して下方に向けて押出す押出機構により、商品皿の商品上に、押下、掛装させ、商品を被覆することを特徴とするもの、または商品を載置した商品皿の有無を検知する検知バーの商品皿検出により、引出機構によるラップ材の引出し、カッターによるラップ材の所定形状裁断、押出機構によるラップ材の商品皿の商品への押下、掛装、を連動させ、商品を被覆することを特徴とするもの、または基台の上方に商品を載置した商品皿を巡回搬送させるクレセントチェーンが配設された回転飲食台を設置した飲食店において、巻ラップ材からラップ材を引出す引出機構と、引出機構により引出されたラップ材を所定形状に裁断するカッターと、カッターにより裁断されたラップ材を下部に装着させた弾性体を介して下方に向けて押出す押出機構と、からなるラップ装置を、クレセントチェーン上に、配設させると共に、商品皿の商品上にラップ材が被覆されてないことを感知するセンサーをクレセントチェーンに近接させて配設させ、このセンサーの商品皿の商品上にラップ材が被覆されてないことの感知により、ラップ材が被覆されてない商品皿の商品上に、ラップ装置によりラップ材を押下、掛装させ、商品を被覆することを特徴とするもの、またはクレセントチェーンに商品を載置した商品皿を供給する供給コンベアを連結させ、供給コンベア上にラップ装置を配設させ、クレセントチェーン上の商品皿がない個所を検知する検知センサーをクレセントチェーンに近接させて配設させ、検知センサーのクレセントチェーン上の商品皿がない個所の検知により、供給コンベア上の商品皿の商品上にラップ装置を介してラップ材を押下、掛装させ、商品を被覆し、クレセントチェーン上の商品皿がない個所へ供給することを特徴とするもの、または押出機構が、エアを下方に噴射するエアノズルであることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明に係る飲食店における商品ラップ装置は、図1〜図4に示すように、以下の構成からなるものである。
【0012】
本例の飲食店は、基台12の上方で商品14である寿司を載置した商品皿16を巡回搬送させるクレセントチェーン18が配設された回転飲食台を設置した飲食店(図5および図6参照)である。
【0013】
長尺のラップ材20を巻回させた巻ラップ材22を軸支させた支持ドラム24が装置本体26の上方に配設されている。
【0014】
本例において、ラップ材20は透明なセロハンであり、支持ドラム24は被動軸28に軸支させてある。
【0015】
支持ドラム24に軸支させた巻ラップ材22からラップ材20を引出す引出機構30が、装置本体26内部の支持ドラム24より下方に配設されている。
【0016】
本例において、引出機構30は駆動軸(図示略)に軸支された上下一対の引出ローラである。
【0017】
引出機構30により引出されたラップ材20を所定形状に裁断するカッター32が、装置本体26内部の、引出機構30により引出されたラップ材20の上部に、配設されている。
【0018】
本例において、カッター32は下端に刃を備え、昇降自在とし、下降時に引出されたラップ材20をその幅方向に裁断後、再び上昇して元の位置に戻る構造である。
【0019】
カッター32により裁断されたラップ材20を下方に向けて押出す押出機構34が、装置本体26内部の、カッター32の前方( 図2 において左側) に、配設されている。
【0020】
本例において、押出機構34は下部に、スポンジ等の弾性体36を装着させ、駆動軸38を介して弾性体36を上下動自在とし、この弾性体36の下降時にラップ材20を下方に押出す構造である。
【0021】
この弾性体36の商品14である寿司の上面への押下時、ラップ材20と弾性体36とが確実に密着状態となり、空調設備により発生する風により、ラップ材20が外部に飛ばされることがなく、また商品14上面への当接時、弾性体36の弾性変形により、ラップ材20を商品14上に確実に掛装させることができる。
【0022】
装置本体26の下部に、外方に開放させて商品皿16の挿入スペース40が形成されている。
【0023】
商品14を載置した商品皿16の有無を検知する検知バー42が、装置本体26の挿入スペース40の奥側壁に配設されている。
【0024】
本例において、検知バー42は、リミットスイッチであり、外方に向けて出没自在構造とし、検知バー42に商品皿16の周縁が当接した際に内方に埋没し、商品皿16を検出する。
【0025】
この検知バー42と、引出機構30、カッター32および押出機構34と、を連動させてある。
【0026】
なお、図中44はガイドローラー、46はラップ材20を水平に案内させるためのガイドを示す。
【0027】
本装置を使用して、回転飲食台を設置した飲食店において、商品14の鮮度劣化防止のために商品14を被覆する方法を以下に詳述する。
【0028】
まず、商品14を載置した商品皿16を、装置本体26の挿入スペース40に挿入、設置する(図1、図2および図3左側部分参照)。
【0029】
次に、商品皿16の挿入スペース40への挿入、設置により、挿入スペース40の奥側壁の検知バー42が内方に埋没し、検知バー42が商品皿16を検出する。
【0030】
この検知バー42の商品皿検出により、引出機構30により引出されたラップ材20を、カッター32により裁断し、この裁断されたラップ材20を、押出機構34により挿入スペース40に挿入、設置した商品皿16の商品14上に、押下、掛装し、商品14を被覆する(図3右側部分参照)。
【0031】
この際、押出機構34の下部の弾性体36を介して商品14である寿司の上面へラップ材20を押下させるため、ラップ材20と弾性体36とが確実に密着状態となり、空調設備により発生する風により、ラップ材20が外部に飛ばされることがなく、商品14上面への当接時、弾性体36の弾性変形により、ラップ材20を商品14上に掛装させ、商品14を確実に被覆することができる。
【0032】
また、引出機構30による巻ラップ材22からのラップ材20の引出しは、検知バー42の商品皿検出後に行うようにしてもよく、あるいはカッター32によるラップ材20の裁断後に行うようにしてもよい。
【0033】
また、ラップ材20による商品14の被覆後、押出機構34は上昇し、元の位置に戻る(図3左側参照)。
【0034】
その後、装置本体26の挿入スペース40からラップ材20により商品14が被覆された商品皿16を取出し、回転飲食台上に供給し、客に提供する。
【0035】
この際、商品14はラップ材20により被覆されているため、商品14の鮮度劣化を防止し、ゴミ、ホコリ等の付着防止、またハエ等の害虫および客の手等が直接商品14に触れることを防止することができ、極めて衛生的である。
【0036】
また、ラップ材20は透明なセロハンであるため、ラップ材20により商品14を被覆しても、外部からラップ材20により被覆された中の商品14を確認することができ、商品選定がし易い。
【0037】
また、客はラップ材20により被覆された商品14が載置された商品皿16をそのままの状態で取り、ラップ材20を剥離して商品14を飲食する。
【0038】
その後、剥離されたラップ材20は廃棄すればよく、従来のような反復使用可能な蓋体を使用後洗浄する作業が皆無となり、またラップ材20は商品被覆時に常時新らしく使用されるため、衛生的である。
【0039】
また、巻ラップ材22に巻回されたラップ材20がなくなった場合には、ラップ材20が十分巻回された新しい巻ラップ材22と取替えて使用する。
【0040】
また、図5に本発明に係る商品ラップ装置の別の例が示してある。
【0041】
本例は、前例同様、回転飲食台を設置した飲食店において、前例と略同一構造のラップ装置をクレセントチェーン18上に配設させると共に、商品皿16の商品14上にラップ材20が被覆されてないことを感知するセンサー48をクレセントチェーン18に近接させて配設させてなるものである。
【0042】
本例のラップ装置は、前例装置の挿入スペース40を省略して装置を小型化し、クレセントチェーン18上に位置させたものであり、他の構成要素は全て前例装置と同一であるため、説明は省略する。
【0043】
なお、図中50はカウンター、52は給湯茶カランを示す。
【0044】
本例の使用方法を以下に説明する。
【0045】
まず、作業者が回転飲食台のクレセントチェーン18上へ商品14である寿司を載置した商品皿16を適宜供給する。
【0046】
次に、センサー48が、商品皿16の商品14上にラップ材20が被覆されてないことを感知し、ラップ装置を作動させる。
【0047】
次に、ラップ装置の作動により、ラップ材20により被覆されてない商品皿16の商品14上に、ラップ材20を押下、掛装させ、商品14を被覆する。
【0048】
このため、作業者は前例のようにラップ装置の挿入スペース40に商品14を載置した商品皿16を挿入する作業を必要とせず、単に商品14を載置させた商品皿16をクレセントチェーン18上へ供給するだけで、この供給された商品皿16の商品14上に自動的にラップ材20が被覆されるので、作業者のラップ作業負担を皆無とすることができる。
【0049】
また、図6に本発明に係る商品ラップ装置のさらに別の例が示してある。
【0050】
本例は、回転飲食台を設置した飲食店において、クレセントチェーン18に、商品14を載置した商品皿16を供給する供給コンベア54を連結させ、この供給コンベア54上に、図5に示す例と同様のラップ装置を配設させ、クレセントチェーン18上の商品皿16がない個所を検知する検知センサー56をクレセントチェーン18に近接させて配設させてなるものである。
【0051】
なお、図中50はカウンター、52は給湯茶カラン、58は作業台を示す。
【0052】
本例の使用方法を以下に説明する。
【0053】
まず、作業者が供給コンベア54上に商品14を載置した商品皿16を供給する。
【0054】
次に、検知センサー56のクレセントチェーン18上の商品皿16がない個所の検知により、供給コンベア54上の商品皿16の商品14上にラップ装置によりラップ材20を押下、掛装させ、商品14を被覆し、この商品14をクレセントチェーン18上の商品皿16がない個所へ供給する。
【0055】
このため、クレセントチェーン18上の商品皿16がない個所へ自動的に、ラップ材20により商品14が被覆された商品皿16を供給することができ、商品提供効率を向上させることができる。
【0056】
また、図7に押出機構34の別の例が示してある。
【0057】
本例において、押出機構34は下部に、スポンジ等の弾性体36を装着させ、エアシリンダー60を介して弾性体36を上下動自在とし、この弾性体36の下降時にラップ材20を下方に押出す構造であり、作用、効果については図1〜図4に示す例と同様であるため、説明は省略する。
【0058】
また、図8に押出機構34のさらに別の例が示してある。
【0059】
本例の押出機構34は、エアを下方に噴射するエアノズルであり、カッター32により裁断されたラップ材20を、エアノズルのエア噴射により、下方にラップ材20を押下させるものであり、構造が簡易となり、メンテナンスがし易く、コスト削減を図ることができる。
【0060】
なお、全例において、ラップ材20は透明なセロハンであるが、透明なラップでもよく、また視認性は良くないが、その他の樹脂素材により成形された不透明なラップ材とすることは自由である。
【0061】
また、カッター32は下端に刃を備え、昇降自在の機構であるが、電熱手段を介してラップ材20を裁断する機構ものでもよく、ラップ材20を裁断できる他の機構を採用することは自由である。
【0062】
また、カッター32は、引出機構30により引出されたラップ材20を幅方向に裁断するものであるが、四角形状、円形に裁断するものでもよく、またその他の形状に裁断するものでもよい。
【0063】
また、検知バー42は外方へ出没自在のリミットスイッチであるが、商品皿16を検出できるセンサーでもよく、また商品皿16を検出できる他の機構を採用することは自由である。
【0064】
また、検知バー42と引出機構30、カッター32および押出機構34とを連動させてあるが、検知バー42を省略し、商品皿16の設置後、引出機構30、カッター32および押出機構34を手動スイッチにより作動させることは自由である。
【0065】
また、装置本体26は、支持ドラム24、引出機構30、カッター32、押出機構34等の機構が配設されているが、挿入スペース40を省略し、店内の壁面あるいは厨房器具の側面に装着させて使用することは自明である。
【0066】
また、本発明の方法および装置は、回転飲食台を設置した飲食店に限定して使用されるものではなく、商品を商品皿等の容器に載置あるいは収納して提供するその他の飲食店でも利用できることは自明である。
【0067】
【発明の効果】
本発明に係る飲食店における商品ラップ方法および装置によれば、ラップ材を巻回させた巻ラップ材から、引出機構により引出されたラップ材を、カッターにより所定形状に裁断し、この裁断されたラップ材を、押出機構の下部に装着させた弾性体により、商品皿に載置した商品上に、押下、掛装させることにより、商品を被覆するため、ラップ材と弾性体とが確実に密着状態となり、空調設備により発生する風により、ラップ材が外部に飛ばされることがなく、商品上面への当接時、弾性体の弾性変形により、ラップ材により商品を確実に被覆することができ、商品の鮮度劣化を防止し、ゴミ、ホコリ等の付着防止、またハエ等の害虫および客の手等が直接商品に触れることを防止することができ、極めて衛生的である。
【0068】
また、ラップ材により商品を被覆しても、外部からラップ材により被覆された商品を確認することができ、商品選定がし易い。
【0069】
また、使用後、ラップ材は廃棄すればよく、従来のような反復使用可能な蓋体を使用後洗浄する作業が皆無となり、またラップ材は商品被覆時に常時新らしく使用されるため、衛生的である。
【0070】
また、検知バーの商品皿検出により、引出機構により引出されたラップ材のカッターによる裁断、この裁断されたラップ材を押出機構により商品上へ押下、掛装して商品を被覆することにより、自動的に商品皿に載置させた商品をラップ材により被覆することができる。
【0071】
また、基台上方に商品を載置した商品皿を巡回搬送させるクレセントチェーンが配設された回転飲食台を設置した飲食店において、クレセントチェーン上にラップ装置を配設させると共に、商品皿の商品上にラップ材が被覆されてないことを感知するセンサーをクレセントチェーンに近接させて配設させ、このセンサーの商品皿の商品上にラップ材が被覆されてないことの感知により、ラップ材が被覆されてない商品皿の商品上に、ラップ装置によりラップ材を押下、掛装させ、商品を被覆することにより、作業者はラップ装置の挿入スペースに商品を載置させた商品皿を挿入する作業を必要とせず、単に商品を載置させた商品皿をクレセントチェーン上へ供給するだけで、この供給された商品皿の商品上に自動的にラップ材が被覆されるので、作業者のラップ作業負担を皆無とすることができる。
【0072】
また、クレセントチェーンに商品皿を供給する供給コンベアを連結させ、クレセントチェーン上の商品皿がない個所を検知する検知センサーをクレセントチェーンに近接させて配設させ、検知センサーのクレセントチェーン上の商品皿がない個所の検知により、供給コンベア上の商品皿の商品上にラップ装置を介してラップ材を押下、掛装させ、商品を被覆し、クレセントチェーン上の商品皿がない個所へ供給することにより、クレセントチェーン上の商品皿がない個所へ自動的に、ラップ材により商品が被覆された商品皿を供給することができ、商品提供効率を向上させることができる。
【0073】
また、押出機構を、エアを下方に噴射するエアノズルとすることにより、構造を極めて簡易とし、メンテナンスがし易く、コスト削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る飲食店における商品ラップ装置の斜視図。
【図2】同、内部機構を示す断面図。
【図3】同、ラップ材の被覆工程を示す断面図。
【図4】商品とラップ材を示す斜視図。
【図5】本発明に係る回転飲食台を設置した飲食店における商品ラップ装置の斜視図。
【図6】本発明に係る回転飲食台を設置した飲食店における商品ラップ装置の別の例を示す斜視図。
【図7】押出機構の別の例の使用状態を示す断面図。
【図8】押出機構のさらに別の例の使用状態を示す断面図。
【符号の説明】
12 基台
14 商品
16 商品皿
18 クレセントチェーン
20 ラップ材
22 巻ラップ材
24 支持ドラム
30 引出機構
32 カッター
34 押出機構
36 弾性体
42 検知バー
48 センサー
54 供給コンベア
56 検知センサー
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品皿に商品を載置して提供する飲食店または回転飲食台を設置した飲食店において、商品の鮮度劣化を防止することができる商品ラップ方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、商品皿に商品を載置して提供する飲食店、例えば回転飲食台を設置した飲食店において、回転飲食台上を巡回搬送させる商品皿上の商品である寿司の鮮度は、長時間客に食されることなく巡回搬送され続けると、著しく劣化することが知られている。
【0003】
このため、商品である寿司の鮮度劣化を防止するため、商品を載置した商品皿上に、反復使用可能な樹脂素材により成形された、透明または半透明の蓋体を、被着させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来は前記の通り、商品の鮮度劣化を防止するために使用されてきた蓋体は、反復使用可能な樹脂素材により成形されていたため、使用後直ちに洗浄する必要があり、その作業が面倒であり、蓋体の使用個数が多い場合には特に顕著に現われることが問題となっていた。
【0005】
また、蓋体は商品皿の使用個数に応じて多数使用されるため、常時蓋体を多数常備する必要があり、そのためコストが高騰することが問題となっていた。
【0006】
また、飲食店内に客が入店する毎に、商品を載置した商品皿から蓋体を取外す作業が必要となり、従業者が蓋体を取る作業が客にとって目障りとなるばかりか、蓋体が被着されていた商品皿の商品は、長時間巡回搬送された鮮度が劣化した商品と判断され易く、店の商品提供に対する信用、信頼を著しく低下させる要因となっていた。
【0007】
また、蓋体が半透明である場合には、中の商品が見難く、商品選定がし難いことが問題となっていた。
【0008】
また、蓋体を洗浄して反復使用する都合上、洗浄が不十分である場合には、衛生的でないことが問題となっていた。
【0009】
本発明は、取扱い易く、衛生的で、商品の鮮度劣化を防止することができる飲食店における商品ラップ方法および装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、商品皿に商品を載置して提供する飲食店において、長尺のラップ材を巻回させた巻ラップ材から、ラップ材を引出す引出機構により引出されたラップ材を、カッターにより所定形状に裁断し、この裁断されたラップ材を、下部に装着させた弾性体を介して下方に向けて押出す押出機構により、商品皿の商品上に、押下、掛装させ、商品を被覆することを特徴とするもの、または商品を載置した商品皿の有無を検知する検知バーの商品皿検出により、引出機構によるラップ材の引出し、カッターによるラップ材の所定形状裁断、押出機構によるラップ材の商品皿の商品への押下、掛装、を連動させ、商品を被覆することを特徴とするもの、または基台の上方に商品を載置した商品皿を巡回搬送させるクレセントチェーンが配設された回転飲食台を設置した飲食店において、巻ラップ材からラップ材を引出す引出機構と、引出機構により引出されたラップ材を所定形状に裁断するカッターと、カッターにより裁断されたラップ材を下部に装着させた弾性体を介して下方に向けて押出す押出機構と、からなるラップ装置を、クレセントチェーン上に、配設させると共に、商品皿の商品上にラップ材が被覆されてないことを感知するセンサーをクレセントチェーンに近接させて配設させ、このセンサーの商品皿の商品上にラップ材が被覆されてないことの感知により、ラップ材が被覆されてない商品皿の商品上に、ラップ装置によりラップ材を押下、掛装させ、商品を被覆することを特徴とするもの、またはクレセントチェーンに商品を載置した商品皿を供給する供給コンベアを連結させ、供給コンベア上にラップ装置を配設させ、クレセントチェーン上の商品皿がない個所を検知する検知センサーをクレセントチェーンに近接させて配設させ、検知センサーのクレセントチェーン上の商品皿がない個所の検知により、供給コンベア上の商品皿の商品上にラップ装置を介してラップ材を押下、掛装させ、商品を被覆し、クレセントチェーン上の商品皿がない個所へ供給することを特徴とするもの、または押出機構が、エアを下方に噴射するエアノズルであることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明に係る飲食店における商品ラップ装置は、図1〜図4に示すように、以下の構成からなるものである。
【0012】
本例の飲食店は、基台12の上方で商品14である寿司を載置した商品皿16を巡回搬送させるクレセントチェーン18が配設された回転飲食台を設置した飲食店(図5および図6参照)である。
【0013】
長尺のラップ材20を巻回させた巻ラップ材22を軸支させた支持ドラム24が装置本体26の上方に配設されている。
【0014】
本例において、ラップ材20は透明なセロハンであり、支持ドラム24は被動軸28に軸支させてある。
【0015】
支持ドラム24に軸支させた巻ラップ材22からラップ材20を引出す引出機構30が、装置本体26内部の支持ドラム24より下方に配設されている。
【0016】
本例において、引出機構30は駆動軸(図示略)に軸支された上下一対の引出ローラである。
【0017】
引出機構30により引出されたラップ材20を所定形状に裁断するカッター32が、装置本体26内部の、引出機構30により引出されたラップ材20の上部に、配設されている。
【0018】
本例において、カッター32は下端に刃を備え、昇降自在とし、下降時に引出されたラップ材20をその幅方向に裁断後、再び上昇して元の位置に戻る構造である。
【0019】
カッター32により裁断されたラップ材20を下方に向けて押出す押出機構34が、装置本体26内部の、カッター32の前方( 図2 において左側) に、配設されている。
【0020】
本例において、押出機構34は下部に、スポンジ等の弾性体36を装着させ、駆動軸38を介して弾性体36を上下動自在とし、この弾性体36の下降時にラップ材20を下方に押出す構造である。
【0021】
この弾性体36の商品14である寿司の上面への押下時、ラップ材20と弾性体36とが確実に密着状態となり、空調設備により発生する風により、ラップ材20が外部に飛ばされることがなく、また商品14上面への当接時、弾性体36の弾性変形により、ラップ材20を商品14上に確実に掛装させることができる。
【0022】
装置本体26の下部に、外方に開放させて商品皿16の挿入スペース40が形成されている。
【0023】
商品14を載置した商品皿16の有無を検知する検知バー42が、装置本体26の挿入スペース40の奥側壁に配設されている。
【0024】
本例において、検知バー42は、リミットスイッチであり、外方に向けて出没自在構造とし、検知バー42に商品皿16の周縁が当接した際に内方に埋没し、商品皿16を検出する。
【0025】
この検知バー42と、引出機構30、カッター32および押出機構34と、を連動させてある。
【0026】
なお、図中44はガイドローラー、46はラップ材20を水平に案内させるためのガイドを示す。
【0027】
本装置を使用して、回転飲食台を設置した飲食店において、商品14の鮮度劣化防止のために商品14を被覆する方法を以下に詳述する。
【0028】
まず、商品14を載置した商品皿16を、装置本体26の挿入スペース40に挿入、設置する(図1、図2および図3左側部分参照)。
【0029】
次に、商品皿16の挿入スペース40への挿入、設置により、挿入スペース40の奥側壁の検知バー42が内方に埋没し、検知バー42が商品皿16を検出する。
【0030】
この検知バー42の商品皿検出により、引出機構30により引出されたラップ材20を、カッター32により裁断し、この裁断されたラップ材20を、押出機構34により挿入スペース40に挿入、設置した商品皿16の商品14上に、押下、掛装し、商品14を被覆する(図3右側部分参照)。
【0031】
この際、押出機構34の下部の弾性体36を介して商品14である寿司の上面へラップ材20を押下させるため、ラップ材20と弾性体36とが確実に密着状態となり、空調設備により発生する風により、ラップ材20が外部に飛ばされることがなく、商品14上面への当接時、弾性体36の弾性変形により、ラップ材20を商品14上に掛装させ、商品14を確実に被覆することができる。
【0032】
また、引出機構30による巻ラップ材22からのラップ材20の引出しは、検知バー42の商品皿検出後に行うようにしてもよく、あるいはカッター32によるラップ材20の裁断後に行うようにしてもよい。
【0033】
また、ラップ材20による商品14の被覆後、押出機構34は上昇し、元の位置に戻る(図3左側参照)。
【0034】
その後、装置本体26の挿入スペース40からラップ材20により商品14が被覆された商品皿16を取出し、回転飲食台上に供給し、客に提供する。
【0035】
この際、商品14はラップ材20により被覆されているため、商品14の鮮度劣化を防止し、ゴミ、ホコリ等の付着防止、またハエ等の害虫および客の手等が直接商品14に触れることを防止することができ、極めて衛生的である。
【0036】
また、ラップ材20は透明なセロハンであるため、ラップ材20により商品14を被覆しても、外部からラップ材20により被覆された中の商品14を確認することができ、商品選定がし易い。
【0037】
また、客はラップ材20により被覆された商品14が載置された商品皿16をそのままの状態で取り、ラップ材20を剥離して商品14を飲食する。
【0038】
その後、剥離されたラップ材20は廃棄すればよく、従来のような反復使用可能な蓋体を使用後洗浄する作業が皆無となり、またラップ材20は商品被覆時に常時新らしく使用されるため、衛生的である。
【0039】
また、巻ラップ材22に巻回されたラップ材20がなくなった場合には、ラップ材20が十分巻回された新しい巻ラップ材22と取替えて使用する。
【0040】
また、図5に本発明に係る商品ラップ装置の別の例が示してある。
【0041】
本例は、前例同様、回転飲食台を設置した飲食店において、前例と略同一構造のラップ装置をクレセントチェーン18上に配設させると共に、商品皿16の商品14上にラップ材20が被覆されてないことを感知するセンサー48をクレセントチェーン18に近接させて配設させてなるものである。
【0042】
本例のラップ装置は、前例装置の挿入スペース40を省略して装置を小型化し、クレセントチェーン18上に位置させたものであり、他の構成要素は全て前例装置と同一であるため、説明は省略する。
【0043】
なお、図中50はカウンター、52は給湯茶カランを示す。
【0044】
本例の使用方法を以下に説明する。
【0045】
まず、作業者が回転飲食台のクレセントチェーン18上へ商品14である寿司を載置した商品皿16を適宜供給する。
【0046】
次に、センサー48が、商品皿16の商品14上にラップ材20が被覆されてないことを感知し、ラップ装置を作動させる。
【0047】
次に、ラップ装置の作動により、ラップ材20により被覆されてない商品皿16の商品14上に、ラップ材20を押下、掛装させ、商品14を被覆する。
【0048】
このため、作業者は前例のようにラップ装置の挿入スペース40に商品14を載置した商品皿16を挿入する作業を必要とせず、単に商品14を載置させた商品皿16をクレセントチェーン18上へ供給するだけで、この供給された商品皿16の商品14上に自動的にラップ材20が被覆されるので、作業者のラップ作業負担を皆無とすることができる。
【0049】
また、図6に本発明に係る商品ラップ装置のさらに別の例が示してある。
【0050】
本例は、回転飲食台を設置した飲食店において、クレセントチェーン18に、商品14を載置した商品皿16を供給する供給コンベア54を連結させ、この供給コンベア54上に、図5に示す例と同様のラップ装置を配設させ、クレセントチェーン18上の商品皿16がない個所を検知する検知センサー56をクレセントチェーン18に近接させて配設させてなるものである。
【0051】
なお、図中50はカウンター、52は給湯茶カラン、58は作業台を示す。
【0052】
本例の使用方法を以下に説明する。
【0053】
まず、作業者が供給コンベア54上に商品14を載置した商品皿16を供給する。
【0054】
次に、検知センサー56のクレセントチェーン18上の商品皿16がない個所の検知により、供給コンベア54上の商品皿16の商品14上にラップ装置によりラップ材20を押下、掛装させ、商品14を被覆し、この商品14をクレセントチェーン18上の商品皿16がない個所へ供給する。
【0055】
このため、クレセントチェーン18上の商品皿16がない個所へ自動的に、ラップ材20により商品14が被覆された商品皿16を供給することができ、商品提供効率を向上させることができる。
【0056】
また、図7に押出機構34の別の例が示してある。
【0057】
本例において、押出機構34は下部に、スポンジ等の弾性体36を装着させ、エアシリンダー60を介して弾性体36を上下動自在とし、この弾性体36の下降時にラップ材20を下方に押出す構造であり、作用、効果については図1〜図4に示す例と同様であるため、説明は省略する。
【0058】
また、図8に押出機構34のさらに別の例が示してある。
【0059】
本例の押出機構34は、エアを下方に噴射するエアノズルであり、カッター32により裁断されたラップ材20を、エアノズルのエア噴射により、下方にラップ材20を押下させるものであり、構造が簡易となり、メンテナンスがし易く、コスト削減を図ることができる。
【0060】
なお、全例において、ラップ材20は透明なセロハンであるが、透明なラップでもよく、また視認性は良くないが、その他の樹脂素材により成形された不透明なラップ材とすることは自由である。
【0061】
また、カッター32は下端に刃を備え、昇降自在の機構であるが、電熱手段を介してラップ材20を裁断する機構ものでもよく、ラップ材20を裁断できる他の機構を採用することは自由である。
【0062】
また、カッター32は、引出機構30により引出されたラップ材20を幅方向に裁断するものであるが、四角形状、円形に裁断するものでもよく、またその他の形状に裁断するものでもよい。
【0063】
また、検知バー42は外方へ出没自在のリミットスイッチであるが、商品皿16を検出できるセンサーでもよく、また商品皿16を検出できる他の機構を採用することは自由である。
【0064】
また、検知バー42と引出機構30、カッター32および押出機構34とを連動させてあるが、検知バー42を省略し、商品皿16の設置後、引出機構30、カッター32および押出機構34を手動スイッチにより作動させることは自由である。
【0065】
また、装置本体26は、支持ドラム24、引出機構30、カッター32、押出機構34等の機構が配設されているが、挿入スペース40を省略し、店内の壁面あるいは厨房器具の側面に装着させて使用することは自明である。
【0066】
また、本発明の方法および装置は、回転飲食台を設置した飲食店に限定して使用されるものではなく、商品を商品皿等の容器に載置あるいは収納して提供するその他の飲食店でも利用できることは自明である。
【0067】
【発明の効果】
本発明に係る飲食店における商品ラップ方法および装置によれば、ラップ材を巻回させた巻ラップ材から、引出機構により引出されたラップ材を、カッターにより所定形状に裁断し、この裁断されたラップ材を、押出機構の下部に装着させた弾性体により、商品皿に載置した商品上に、押下、掛装させることにより、商品を被覆するため、ラップ材と弾性体とが確実に密着状態となり、空調設備により発生する風により、ラップ材が外部に飛ばされることがなく、商品上面への当接時、弾性体の弾性変形により、ラップ材により商品を確実に被覆することができ、商品の鮮度劣化を防止し、ゴミ、ホコリ等の付着防止、またハエ等の害虫および客の手等が直接商品に触れることを防止することができ、極めて衛生的である。
【0068】
また、ラップ材により商品を被覆しても、外部からラップ材により被覆された商品を確認することができ、商品選定がし易い。
【0069】
また、使用後、ラップ材は廃棄すればよく、従来のような反復使用可能な蓋体を使用後洗浄する作業が皆無となり、またラップ材は商品被覆時に常時新らしく使用されるため、衛生的である。
【0070】
また、検知バーの商品皿検出により、引出機構により引出されたラップ材のカッターによる裁断、この裁断されたラップ材を押出機構により商品上へ押下、掛装して商品を被覆することにより、自動的に商品皿に載置させた商品をラップ材により被覆することができる。
【0071】
また、基台上方に商品を載置した商品皿を巡回搬送させるクレセントチェーンが配設された回転飲食台を設置した飲食店において、クレセントチェーン上にラップ装置を配設させると共に、商品皿の商品上にラップ材が被覆されてないことを感知するセンサーをクレセントチェーンに近接させて配設させ、このセンサーの商品皿の商品上にラップ材が被覆されてないことの感知により、ラップ材が被覆されてない商品皿の商品上に、ラップ装置によりラップ材を押下、掛装させ、商品を被覆することにより、作業者はラップ装置の挿入スペースに商品を載置させた商品皿を挿入する作業を必要とせず、単に商品を載置させた商品皿をクレセントチェーン上へ供給するだけで、この供給された商品皿の商品上に自動的にラップ材が被覆されるので、作業者のラップ作業負担を皆無とすることができる。
【0072】
また、クレセントチェーンに商品皿を供給する供給コンベアを連結させ、クレセントチェーン上の商品皿がない個所を検知する検知センサーをクレセントチェーンに近接させて配設させ、検知センサーのクレセントチェーン上の商品皿がない個所の検知により、供給コンベア上の商品皿の商品上にラップ装置を介してラップ材を押下、掛装させ、商品を被覆し、クレセントチェーン上の商品皿がない個所へ供給することにより、クレセントチェーン上の商品皿がない個所へ自動的に、ラップ材により商品が被覆された商品皿を供給することができ、商品提供効率を向上させることができる。
【0073】
また、押出機構を、エアを下方に噴射するエアノズルとすることにより、構造を極めて簡易とし、メンテナンスがし易く、コスト削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る飲食店における商品ラップ装置の斜視図。
【図2】同、内部機構を示す断面図。
【図3】同、ラップ材の被覆工程を示す断面図。
【図4】商品とラップ材を示す斜視図。
【図5】本発明に係る回転飲食台を設置した飲食店における商品ラップ装置の斜視図。
【図6】本発明に係る回転飲食台を設置した飲食店における商品ラップ装置の別の例を示す斜視図。
【図7】押出機構の別の例の使用状態を示す断面図。
【図8】押出機構のさらに別の例の使用状態を示す断面図。
【符号の説明】
12 基台
14 商品
16 商品皿
18 クレセントチェーン
20 ラップ材
22 巻ラップ材
24 支持ドラム
30 引出機構
32 カッター
34 押出機構
36 弾性体
42 検知バー
48 センサー
54 供給コンベア
56 検知センサー
Claims (10)
- 商品皿(16)に商品(14)を載置して提供する飲食店において、長尺のラップ材(20)を巻回させた巻ラップ材(22)から、ラップ材(20)を引出す引出機構(30)により引出されたラップ材(20)を、カッター(32)により所定形状に裁断し、この裁断されたラップ材(20)を、下部に装着させた弾性体(36)を介して下方に向けて押出す押出機構(34)により、商品皿(16)の商品(14)上に、押下、掛装させ、商品(14)を被覆することを特徴とする飲食店における商品ラップ方法。
- 商品(14)を載置した商品皿(16)の有無を検知する検知バー(42)の商品皿検出により、引出機構(30)によるラップ材(20)の引出し、カッター(32)によるラップ材(20)の所定形状裁断、押出機構(34)によるラップ材(20)の商品皿(16)の商品(14)への押下、掛装、を連動させ、商品(14)を被覆することを特徴とする請求項1記載の飲食店における商品ラップ方法。
- 基台(12)の上方に商品(14)を載置した商品皿(16)を巡回搬送させるクレセントチェーン(18)が配設された回転飲食台を設置した飲食店において、長尺のラップ材(20)を巻回させた巻ラップ材(22)からラップ材(20)を引出す引出機構(30)と、引出機構(30)により引出されたラップ材(20)を所定形状に裁断するカッター(32)と、カッター(32)により裁断されたラップ材(20)を下部に装着させた弾性体(36)を介して下方に向けて押出す押出機構(34)と、からなるラップ装置を、クレセントチェーン(18)上に、配設させると共に、商品皿(16)の商品(14)上にラップ材(20)が被覆されてないことを感知するセンサー(48)をクレセントチェーン(18)に近接させて配設させ、
このセンサー(48)の商品皿(16)の商品(14)上にラップ材(20)が被覆されてないことの感知により、ラップ材(20)が被覆されてない商品皿(16)の商品(14)上に、ラップ装置によりラップ材(20)を押下、掛装させ、商品(14)を被覆することを特徴とする回転飲食台を設置した飲食店における商品ラップ方法。 - クレセントチェーン(18)に商品(14)を載置した商品皿(16)を供給する供給コンベア(54)を連結させ、供給コンベア(54)上にラップ装置を配設させ、クレセントチェーン(18)上の商品皿(16)がない個所を検知する検知センサー(56)をクレセントチェーン(18)に近接させて配設させ、
検知センサー(56)のクレセントチェーン(18)上の商品皿(16)がない個所の検知により、供給コンベア(54)上の商品皿(16)の商品(14)上にラップ装置を介してラップ材(20)を押下、掛装させ、商品(14)を被覆し、クレセントチェーン(18)上の商品皿(16)がない個所へ供給することを特徴とする請求項3記載の回転飲食台を設置した飲食店における商品ラップ方法。 - 押出機構(34)が、エアを下方に噴射するエアノズルであることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3または請求項4記載の飲食店または回転飲食台を設置した飲食店における商品ラップ方法。
- 商品皿(16)に商品(14)を載置して提供する飲食店において、長尺のラップ材(20)を巻回させた巻ラップ材(22)を軸支させた支持ドラム(24)と、
支持ドラム(24)に軸支させた巻ラップ材(22)からラップ材(20)を引出す引出機構(30)と、
引出機構(30)により引出されたラップ材(20)を所定形状に裁断するカッター(32)と、
カッター(32)により裁断されたラップ材(20)を、下部に装着させた弾性体(36)を介して下方に向けて押出す押出機構(34)と、
からなり、
引出機構(30)により巻ラップ材(22)から引出したラップ材(20)を、カッター(32)により所定形状に裁断し、この裁断されたラップ材(20)を、押出機構(34)の弾性体(36)を介して商品皿(16)の商品(14)上に、押下、掛装させることにより、商品(14)を被覆することを特徴とする飲食店における商品ラップ装置。 - 商品(14)を載置した商品皿(16)の有無を検知する検知バー(42)の商品皿検知により、引出機構(30)によるラップ材(20)の引出し、カッター(32)によるラップ材(20)の所定形状裁断、押出機構(34)によるラップ材(20)の商品皿(16)の商品(14)への押下、掛装、を連動させ、商品(14)を被覆することを特徴とする請求項6記載の飲食店における商品ラップ装置。
- 基台(12)の上方に商品(14)を載置した商品皿(16)を巡回搬送させるクレセントチェーン(18)が配設された回転飲食台を設置した飲食店において、長尺のラップ材(20)を巻回させた巻ラップ材(22)からラップ材(20)を引出す引出機構(30)と、引出機構(30)により引出されたラップ材(20)を所定形状に裁断するカッター(32)と、カッター(32)により裁断されたラップ材(20)を下部に装着させた弾性体(36)を介して下方に向けて押出す押出機構(34)と、からなるラップ装置を、クレセントチェーン(18)上に、配設させると共に、商品皿(16)の商品(14)上にラップ材(20)が被覆されてないことを感知するセンサー(48)をクレセントチェーン(18)に近接させて配設させ、
このセンサー(48)の商品皿(16)の商品(14)上にラップ材(20)が被覆されてないことの感知により、ラップ材(20)が被覆されてない商品皿(16)の商品(14)上に、ラップ装置によりラップ材(20)を押下、掛装させ、商品(14)を被覆することを特徴とする回転飲食台を設置した飲食店における商品ラップ装置。 - クレセントチェーン(18)に商品(14)を載置した商品皿(16)を供給する供給コンベア(54)を連結させ、供給コンベア(54)上にラップ装置を配設させ、クレセントチェーン(18)上の商品皿(16)がない個所を検知する検知センサー(56)をクレセントチェーン(18)に近接させて配設させ、
検知センサー(56)のクレセントチェーン(18)上の商品皿(16)がない個所の検知により、供給コンベア(54)上の商品皿(16)の商品(14)上にラップ装置を介してラップ材(20)を押下、掛装させ、商品(14)を被覆し、クレセントチェーン(18)上の商品皿(16)がない個所へ供給することを特徴とする請求項8記載の回転飲食台を設置した飲食店における商品ラップ装置。 - 押出機構(34)が、エアを下方に噴射するエアノズルであることを特徴とする請求項6、請求項7、請求項8または請求項9記載の飲食店または回転飲食台を設置した飲食店における商品ラップ装置。
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